JPH1054358A - 圧縮機のマフラ構造 - Google Patents

圧縮機のマフラ構造

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JPH1054358A
JPH1054358A JP8212388A JP21238896A JPH1054358A JP H1054358 A JPH1054358 A JP H1054358A JP 8212388 A JP8212388 A JP 8212388A JP 21238896 A JP21238896 A JP 21238896A JP H1054358 A JPH1054358 A JP H1054358A
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勇人 池田
Koichi Ito
浩一 伊藤
Satoru Kuramoto
覚 藏本
Tomoji Kitahama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マフラ部の接合面を封止するマフラ部用ガス
ケットのずれを防止することが可能な圧縮機のマフラ構
造を提供すること。 【解決手段】 マフラ部41A,41Bの接合面を封止
するマフラ封止部52は、両シリンダブロック11A,
11Bの接合面を封止するガスケット51から一体的に
延設されている。アーム部53A,53Bは、マフラ空
間42を横切るようにしてマフラ封止部52に一体的に
延設されており、同アーム部53A,53Bによってマ
フラ封止部52の内周縁部52aが橋絡されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両空調
システムに適用される圧縮機に関し、特に同圧縮機のマ
フラ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧縮機としては、例えば、次の
ような構成のものが存在する。すなわち、圧縮機構を収
容するハウジングは、複数のハウジング構成体を通しボ
ルトにより一体に接合固定することで構成されている。
マフラ部は、隣接するハウジング構成体の外郭部に互い
の開口が対向するようにそれぞれ一体形成されている。
従って、両マフラ部の内空間がハウジング構成体の接合
と同時に一体化され、両マフラ部間にマフラ空間が形成
されている。ガスケットは前記マフラ部間に介在されて
その接合面を封止する。そして、圧縮機構により吸入さ
れる冷媒ガス或いは同圧縮機構により吐出された冷媒ガ
スは、同マフラ空間内を通過されることでその圧力脈動
が減衰される。従って、同冷媒ガスの圧力脈動に起因し
た振動や騒音が低減される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記圧縮機
は、圧縮機構の動作や外的要因により振動される。ま
た、前記マフラ空間の内部は、大気圧より高圧な吸入ガ
ス或いは吐出ガスの導入により高圧雰囲気となる。前記
ガスケットは薄板状で引っ張り強度が低く、前述した振
動に起因するハウジング構成体の接合部分における微妙
なずれ動きや、マフラ空間内の高圧により応力が作用す
ると変形し、所定の位置からずれて封止機能が持続され
なくなるおそれがあった。
【0004】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、マフラ
部の接合面を封止するマフラ部用ガスケットのずれを防
止することが可能な圧縮機のマフラ構造を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、隣接するハウジング構成体の外
郭部に互いの開口が対向するようにマフラ部を設けるこ
とで、両マフラ部間にマフラ空間を形成するとともに、
同マフラ部の接合面を封止するマフラ部用ガスケットを
設け、マフラ空間内を横切るように同ガスケットの内周
縁部をアーム部により橋絡して接続させ、前記通しボル
トを同ガスケットにおいてアーム部の基部付近に貫通さ
せたマフラ構造である。
【0006】請求項2の発明では、前記マフラ部用ガス
ケットはアーム部を複数備えている。請求項3の発明で
は、前記アーム部により区画された開口領域を閉塞する
ことで、マフラ空間を部分的に仕切る仕切り部をマフラ
部用ガスケットに設けたものである。
【0007】請求項4の発明では、前記マフラ部用ガス
ケットは、ハウジング構成体の接合面を封止するハウジ
ング用ガスケットから一体的に延設されている。請求項
5の発明では、前記仕切り部をマフラ空間の入口に対向
する位置に設けたものである。
【0008】請求項6の発明では、前記仕切り部をマフ
ラ空間の入口に対向する位置を避けて設けたものであ
る。請求項7の発明では、前記圧縮機構は、ハウジング
構成体であるシリンダブロックに形成されたシリンダボ
アと、同シリンダボア内に収容されて往復動される両頭
型のピストンとを備え、一方のピストン端面とシリンダ
ボアとにより囲まれて形成された圧縮室から吐出される
吐出ガスと、他方のピストン端面とシリンダボアとによ
り囲まれて形成された圧縮室から吐出される吐出ガスと
が、前記マフラ空間内において合流するように構成さ
れ、一方の圧縮室側からの吐出ガスの入口と他方の圧縮
室側からの吐出ガスの入口とは、マフラ空間内において
対向するように配置されている。
【0009】(作用)上記構成の請求項1の発明におい
ては、圧縮機構の動作により、冷媒ガス等の吸入、圧縮
及び吐出のサイクルが行われる。同圧縮機構により吸入
された冷媒ガス及び/又は同圧縮機構から吐出された冷
媒ガスは、マフラ空間内を通過される。従って、同ガス
の圧力脈動は減衰されて、それに起因した振動や騒音が
抑制される。
【0010】ここで、前記圧縮機は、圧縮機構の動作や
外的要因により振動される。また、前記マフラ空間の内
部は、大気圧より高圧な吸入ガス或いは吐出ガスの導入
により高圧雰囲気となる。しかし、マフラ部用ガスケッ
トの内周縁部は、マフラ空間内を横切るようにアーム部
により橋絡して接続されており、引っ張り強度が高めら
れている。また、ハウジング構成体を接合固定する通し
ボルトは、アーム部の基部付近を貫通されて同アーム部
を直接的に支持している。従って、同マフラ部用ガスケ
ットは、前述した振動やマフラ空間内の高圧に起因した
応力が作用してもその変形量は少なく、所定の封止位置
からのずれが極力抑えられる。
【0011】また、前記マフラ空間内に流入された冷媒
ガスは、その一部がアーム部に衝突されることで流れが
乱れ、圧力脈動の減衰効果が高められる。請求項2の発
明において前記マフラ部用ガスケットは、アーム部を複
数備えることにより、引っ張り強度がさらに高められて
いる。
【0012】請求項3の発明においては、マフラ空間内
部が仕切り部により部分的に区画されてその形状が複雑
になっており、冷媒ガスの圧力脈動がさらに効果的に減
衰される。
【0013】請求項4の発明においては、マフラ部用ガ
スケットは、ハウジング構成体の接合面を封止するハウ
ジング用ガスケットから一体的に延設されている。従っ
て、両者を別個に設けることと比較して、部品点数を低
減できる。
【0014】請求項5の発明においては、マフラ空間に
流入された冷媒ガスが仕切り部に対して直接的に衝突さ
れ、同冷媒ガスの圧力脈動がさらに効果的に減衰され
る。請求項6の発明において前記仕切り部は、マフラ空
間の入口に対向する位置を避けて設けられており、特
に、請求項7の発明においては、一方の圧縮室から吐出
された吐出ガスと、他方の圧縮室から吐出された吐出ガ
スとが直接的にぶつかり合う。従って、同吐出ガスの圧
力脈動は効果的に減衰される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1及
び第2実施形態について説明する。 (第1実施形態)本実施形態においては、両頭ピストン
式圧縮機の吐出マフラ構造において具体化されている。
すなわち、図1〜図3に示すように、一対のシリンダブ
ロック11A,11Bは、対向端縁において互いに接合
されている。ハウジング用ガスケット(以下、単にガス
ケットとする)51は、両シリンダブロック11A,1
1B間に介在され、その接合面を封止している。詳述し
ないが同ガスケット51は、例えば、合成ゴム等のシー
ル部材を、金属製の薄板に被覆することで構成されてい
る。フロントハウジング12は、フロント側シリンダブ
ロック11Aの前端面にフロント側弁形成体13を介し
て接合されている。リヤハウジング14は、リヤ側シリ
ンダブロック11Bの後端面にリヤ側弁形成体15を介
して接合されている。前記各弁形成体13,15は、フ
ロントハウジング12とフロント側シリンダブロック1
1A、或いはリヤ側シリンダブロック11Bとリヤハウ
ジング13の接合面を封止するための機能を有する。本
実施形態においては、前記シリンダブロック11A,1
1B、フロントハウジング12及びリヤハウジング14
が、それぞれハウジング構成体をなしている。
【0016】複数の第1ボルト挿通孔16は、フロント
ハウジング12からフロント側弁形成体13、フロント
側シリンダブロック11A、ガスケット51、リヤ側シ
リンダブロック11B及びリヤ側弁形成体15を貫通し
てリヤハウジング14に穿設されている。同数の第1通
しボルト17は、同第1ボルト挿通孔16に対してフロ
ントハウジング12側より挿入され、その先端部に形成
されたネジ部17aを以て、リヤハウジング14の第1
ボルト挿通孔16が構成するネジ孔16aに螺合されて
いる。前記フロントハウジング12及びリヤハウジング
14は、同第1通しボルト17により、対応するシリン
ダブロック11A,11Bの端面に締結固定されてい
る。
【0017】駆動軸18は、前記シリンダブロック11
A,11B及びフロントハウジング12の中央に、一対
のラジアルベアリング19を介して回転可能に支持され
ている。リップシール20は、駆動軸18の前端外周と
フロントハウジング12との間に介装されている。そし
て、同駆動軸18は、図示しないクラッチ機構を介して
車両エンジン等の外部駆動源に作動連結され、クラッチ
機構の接続時に外部駆動源の駆動力が伝達されて回転駆
動される。
【0018】複数のシリンダボア21は、前記駆動軸1
8と平行に延びるように、各シリンダブロック11A,
11Bの両端部間に同一円周上で所定間隔おきに貫通形
成されている。同数の両頭型のピストン22は各シリン
ダボア21内に往復動可能に嵌挿支持され、それらの両
端面と弁形成体13,15との間において各シリンダボ
ア21内には、圧縮室23(フロント側),24(リヤ
側)が複数形成されている。
【0019】クランク室25は、前記両シリンダブロッ
ク11A,11Bの中間内部に区画形成されている。斜
板26は、クランク室25内において駆動軸18に嵌合
固定され、その外周部がシュー27を介してピストン2
2の中間部に係留されている。そして、同ピストン22
は、駆動軸18の回転により斜板26を介して往復動さ
れる。一対のスラストベアリング28は、斜板26の両
端面と各シリンダブロック11A,11Bの内端面との
間に介装され、このスラストベアリング28を介して斜
板26が両シリンダブロック11A,11B間に挟着保
持されている。前記クランク室25は、吸入口50を介
して図示しない外部冷媒回路に接続されており、吸入圧
領域を構成している。
【0020】フロント側吸入室29及びリヤ側吸入室3
0は、前記フロントハウジング12及びリヤハウジング
14内の中心部に区画形成されている。吸入通路31は
両シリンダブロック11A,11B及び弁形成体13,
15にそれぞれ貫設され、前記フロント側吸入室29及
びリヤ側吸入室30をクランク室25に接続している。
フロント側吐出室32及びリヤ側吐出室33は、フロン
トハウジング12及びリヤハウジング14内の外周部に
おいて環状に区画形成されている。
【0021】複数の吸入孔34は、各シリンダボア21
に対応して前記各弁形成体13,15に貫設されてい
る。吸入弁35は各弁形成体13,15に形成され、各
吸入孔34を開閉する。そして、ピストン22の上死点
位置から下死点位置への移動に伴って吸入弁35が開放
され、両吸入室29,30から各圧縮室23,24内に
冷媒ガスが吸入される。
【0022】複数の吐出孔36は各シリンダボア21に
対応して、前記各弁形成体13,15に貫設されてい
る。吐出弁37は各弁形成体13,15に形成され、各
吐出孔36を開閉する。そして、ピストン22の下死点
位置から上死点位置への移動に伴って、前記吐出弁37
の作用により各圧縮室23,24内の冷媒ガスが所定の
圧力にまで圧縮されて両吐出室32,33に吐出され
る。なお、同吐出弁37の開度は、各弁形成体13,1
5が備えるリテーナ38によって規定される。
【0023】次に、上記構成の両頭ピストン式圧縮機の
マフラ構造について説明する。図1〜図3に示すように
フロント側マフラ部41Aは、フロント側シリンダブロ
ック11Aの外郭部に、リヤ側マフラ部41Bはリヤ側
シリンダブロック11Bの外郭部にそれぞれ一体形成さ
れている。両マフラ部41A,41Bの内空間は、互い
に対向されるマフラ部41B,41Aに向かって開口さ
れている。両マフラ部41A,41Bの内空間は、両シ
リンダブロック11B,11Aの接合により一体化さ
れ、両マフラ部41A,41Bに跨ったマフラ空間42
が形成される。なお、前記マフラ部41A,41Bは、
マフラ空間42の所定の容積を稼ぐためにシリンダブロ
ック11A,11Bの周方向に延在されており、なるべ
く同シリンダブロック11A,11B外方への突出度合
いを小さくするようにしている。また、マフラ空間42
を両マフラ部41A,41Bに跨がって形成してその容
積を稼ぐことも、同マフラ部41A,41Bのシリンダ
ブロック11A,11Bからの突出度合いを小さくする
ことに貢献する。
【0024】複数(2つ)の第2ボルト挿通孔43は、
フロント側マフラ部41Aの外周側肉部を縦貫してリヤ
側マフラ部41Bの外周側肉部に穿設されている。通し
ボルトとしての同数(2つ)の第2通しボルト44は、
第2ボルト挿通孔43に対してフロント側マフラ部41
Aより挿入され、その先端部に形成されたネジ部44a
を以て、リヤ側マフラ部41Bの第2ボルト挿通孔43
の一部に形成されたネジ孔43aに螺合されている。前
記両シリンダブロック11A,11Bは、第2通しボル
ト44の存在により、マフラ部41A,41B間の接合
をより確実なものとしている。
【0025】前記両吐出室32,33は、各弁形成体1
3,15からシリンダブロック11A,11Bにかけて
それぞれ貫設された連通路46,47を介して、前記マ
フラ空間42に連通されている。両連通路46,47
は、マフラ空間42への入口46a,47aが、同マフ
ラ空間42内において互いに対向されるように配置され
ている。マフラ空間42の出口としての吐出口48は、
リヤ側マフラ部41Bに穿設されており、前記マフラ空
間42は同吐出口48を介して外部冷媒回路に連通され
ている。従って、前記入口46aから吐出口48までの
直線距離と、入口47aから吐出口48までの直線距離
とは不等長となっている(入口46aから吐出口48ま
での直線距離の方が長い)。
【0026】マフラ部用ガスケットとしてのマフラ封止
部52は、前記ガスケット51の一部をマフラ空間42
側に一体的に延設することで構成されている。前記マフ
ラ部41A,41Bの接合面は、同マフラ封止部52の
介在により封止されている。同マフラ封止部52の内周
縁部52aは、マフラ空間42の内周面に略沿った環状
をなして同マフラ空間42を取り囲んでいる。そして、
本実施形態においては、2つのアーム部53A,53B
が、それぞれマフラ空間42を横切るようにしてマフラ
封止部52に一体的に延設されており、同アーム部53
A,53Bによってマフラ封止部52の内周縁部52a
が橋絡して接続されている。従って、マフラ封止部52
において、その内周縁部52aにより囲まれた開口領域
54は、両アーム部53A,53Bにより複数(3つ)
の開口領域54a〜54cに区画されている。なお、マ
フラ空間42への入口46a,47aの対向線上には、
開口領域54aが存在する。
【0027】前記両第2通しボルト44は、同マフラ封
止部52においてそれぞれ対応するアーム部53A,5
3Bの基部付近を貫通されている。言い換えれば、前記
ガスケット51のマフラ封止部52は、その内周縁部5
2aを橋絡させるアーム部53A,53Bの基部付近
に、それぞれ第2通しボルト44の通過を許容する透孔
52bを備える。
【0028】次に、前記構成の両頭ピストン式圧縮機の
作用について説明する。さて、クラッチ機構の接続によ
り、車両エンジン等の外部駆動源から駆動軸18に駆動
力が伝達されると、斜板26の回転に連動してピストン
22の往復動が開始される。ピストン22の往復動が開
始されると、各圧縮室23,24では、同ピストン22
の往復動に伴って、冷媒ガスの吸入室29,30からの
吸入、圧縮室23,24内での圧縮、及び吐出室32,
33への吐出のサイクルが開始される。
【0029】フロント側及びリヤ側吐出室32,33に
吐出された吐出ガスは、それぞれ連通路46,47を介
してマフラ空間42内に流入される。同マフラ空間42
内に流入された吐出ガスは、吐出口48を介して外部冷
媒回路に向けて排出される。同吐出ガスがマフラ空間4
2を通過されることにより、その圧力脈動成分が同マフ
ラ空間42内において反射・干渉され、外部冷媒回路に
向けて排出される吐出ガスの圧力脈動は、減衰されて小
さいものとなる。
【0030】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)マフラ封止部52の内周縁部52aは、マフラ空
間42内を横切るようにして設けられたアーム部53
A,53Bにより橋絡されることで、引っ張り強度が高
められている。また、第2通しボルト44は、アーム部
53A,53Bの基部付近を貫通されて同アーム部44
を直接的に支持している。従って、同マフラ封止部52
は、シリンダブロック11A,11Bのずれ動きやマフ
ラ空間42内の高圧により応力が作用しても変形し難
く、マフラ部41A,41Bの接合面を確実に封止でき
る。
【0031】また、前記マフラ空間42内に流入された
吐出ガスは、その一部がアーム部53A,53Bに衝突
されることで流れが乱れ、圧力脈動の減衰効果が高めら
れる。
【0032】(2)前記マフラ封止部52は、アーム部
53A,53Bを複数備える。従って、同マフラ封止部
52の引っ張り強度がさらに高められる。また、マフラ
空間42内での吐出ガスの流れがさらに乱れる。従っ
て、前述した効果(1)がさらに効果的に奏される。
【0033】(3)マフラ封止部52は、ハウジング用
ガスケット51に一体形成されている。従って、両者5
1,52を別個に設けることと比較して、部品点数を低
減できる。その結果、圧縮機の組み付け工程数を減らし
て、製造コストを低減できる。
【0034】(4)フロント側吐出室32からマフラ空
間42への吐出ガスの入口46aと、リヤ側吐出室33
からの入口47aとは、マフラ封止部52の開口領域5
4aを介して直接対向されている。従って、フロント側
吐出室32からマフラ空間42へ流入された吐出ガス
と、リヤ側吐出室33から流入された吐出ガスとが同マ
フラ空間42内において直接的にぶつかり合う。その結
果、互いの圧力脈動成分が干渉され、また、マフラ空間
42内での流速が弱められ、吐出口48から外部冷媒回
路に向けて排出される吐出ガスの圧力脈動が効果的に減
衰される。
【0035】(5)入口46aから吐出口48までの直
線距離と、入口47aから吐出口48までの直線距離と
は不等長となっている。このように、マフラ空間42内
において一方の側からの吐出ガスの通路長さと、他方の
側からの吐出ガスの通路長さとを異ならせることによ
り、同マフラ空間42内における両吐出ガスの圧力脈動
成分の反射・干渉が効果的になされる。その結果、同マ
フラ空間42から外部冷媒回路に向けて排出される吐出
ガスの圧力脈動が効果的に減衰される。
【0036】(第2実施形態)本実施形態においては、
片頭ピストン式可変容量型圧縮機の吐出マフラ構造にお
いて具体化されている。同圧縮機と上記第1実施形態の
圧縮機との相違点は、吐出容量を変更可能なことであ
る。なお、冷媒ガスの圧縮機構については、ピストンに
片頭ピストン59が用いられ、冷媒ガスの吸入、圧縮及
び吐出がハウジング11,12,14のリヤ側でのみ行
われる点以外は同様な構成であるため、相当部材には同
じ番号を付してその説明を省略する。
【0037】前記吐出容量を変更するための構成につい
て説明する。図4に示すように、クランク室60は、フ
ロントハウジング12とシリンダブロック11との間で
区画形成されている。回転支持体61は、同クランク室
60内において駆動軸18に止着されている。斜板62
は、駆動軸18に対して同駆動軸18の軸線L方向へス
ライド可能かつ傾動可能に支持されている。ヒンジ機構
を構成する支持アーム63は、回転支持体61の裏面外
周部に突設されている。同じくヒンジ機構を構成するガ
イドピン64は、斜板62の前面側に突設されている。
そして、各ガイドピン64の先端部に設けられた球状部
64aが、各支持アーム63に設けられたガイド孔63
aにスライド移動可能に嵌入されている。
【0038】前記斜板62は、支持アーム63とガイド
ピン64との連係により、駆動軸18の軸線L方向へ傾
動可能かつ同駆動軸18と一体的に回転可能となってい
る。同斜板62の傾動は、ガイド孔63aと球状部64
aとの間のスライドガイド関係、駆動軸18のスライド
支持作用により案内される。斜板62の半径中心部がシ
リンダブロック11側に移動されると、同斜板62の傾
角が減少される。
【0039】リング状をなすストッパ65は、回転支持
体61とシリンダブロック11との間において駆動軸1
8に外嵌固定されている。前記斜板62が同ストッパ6
5に当接されることで、同斜板62の最小傾角が規定さ
れる。傾角規制突部66は、斜板62の前面側に一体形
成されている。前記斜板62の最大傾角は、同傾角規制
突部66が回転支持体61の裏面側に当接することで規
定される。
【0040】放圧通路67は、クランク室60と吸入室
30とを接続している。圧力供給通路68は吐出室33
とクランク室60とを接続し、同通路68上には容量制
御弁69が介在されている。感圧通路70は、吸入室3
0と同容量制御弁69とを接続している。同容量制御弁
69はダイヤフラム71を備え、同ダイヤフラム71は
感圧通路70を介して導入される吸入ガスの圧力の高低
により動作される。同ダイヤフラム71の動作により、
弁体72が圧力供給通路68の開度を調節する。その結
果、クランク室60内の圧力が変更され、前記ピストン
59の前後に作用するクランク室60内の圧力とシリン
ダボア21内の圧力との差が調整される。従って、斜板
62の傾斜角が変更されて、ピストン59のストローク
が変更され、吐出容量が調整される。つまり、容量制御
弁69は、設定された吸入圧を維持するように、圧縮機
の吐出容量を変更する。
【0041】本実施形態においては、フロント側マフラ
部41Aがフロントハウジング12に、リヤ側マフラ部
41Bがシリンダブロック11にそれぞれ設けられてい
る。リヤハウジング14にのみ設けられた吐出室33
は、連通路47を介してマフラ空間42に連通されてい
る。ガスケット73は、シリンダブロック11とフロン
トハウジング12との接合面を封止している。
【0042】図5及び図6に示すように、前記ガスケッ
ト73と上記第1実施形態のガスケット51との相違点
は、アーム部53A,53Bによって区画されたマフラ
封止部52の二つの開口領域54a,54cが、同マフ
ラ封止部52(アーム部53A,53B)から一体的に
延設された仕切り部75A,75Bによって閉塞されて
いることである。前記マフラ空間42の内部は、同仕切
り部75A,75Bによって部分的に仕切られている。
従って、同マフラ空間42内には、前記連通路47及び
吐出口48が開口される通路空間76と、同通路空間7
6にマフラ封止部52の開口領域54bを介して連通さ
れる共鳴マフラ空間77とが形成されている。なお、仕
切り部75Aは、連通路47の入口47aに対向して配
置されている。
【0043】さて、吐出室33に吐出された吐出ガス
は、連通路47を介して通路空間76内に流入される。
同通路空間76内に流入された吐出ガスの一部は、開口
領域54bを介して共鳴マフラ空間77に出入りされ
る。マフラ空間42内の吐出ガスは、この共鳴マフラ空
間77内への出入りによって圧力脈動成分が共鳴して減
衰され、吐出口48を介して排出される吐出ガスの圧力
脈動は小さいものとなる。
【0044】本実施形態においては、上記第1実施形態
の効果(1)〜(3)と同様な効果を奏する他、次のよ
うな効果も奏する。 (1)マフラ空間42は、仕切り部75A,75Bによ
って部分的に仕切られている。従って、同マフラ空間4
2の内部形状が複雑となり、特に、本実施形態において
は、共鳴マフラ空間77と頸部であるマフラ封止部52
の開口領域54bとにより共鳴器が構成されている。そ
の結果、吐出ガスの圧力脈動の減衰が効果的になされ
る。
【0045】(2)マフラ封止部52は、仕切り部75
A,75Bを設けることでさらに引っ張り強度が高めら
れ、上述した変形を抑制するにさらに効果的となる。 (3)仕切り部75Aは、連通路47の入口47aに対
向して配置されている。従って、マフラ空間42内に流
入される吐出ガスは、仕切り部75Aに直接的に衝突さ
れて流速が弱められ、圧力脈動の減衰効果が高められ
る。
【0046】(4)仕切り部75A,75Bは、マフラ
封止部52(ガスケット73)に一体形成されている。
従って、開口領域54a〜54cを、例えば、マフラ封
止部52と別体の板材により封止する場合と比較して、
圧縮機を構成する部品点数を低減できる。
【0047】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲
で、例えば、以下の態様でも実施できる。 (1)上記実施形態においては、吐出ガスの圧力脈動を
低減する吐出マフラ構造に具体化されていたが、これに
限定されるものではなく、吸入ガスの圧力脈動を低減す
る吸入マフラ構造に具体化しても良い。また、吸入マフ
ラ及び吐出マフラの両構造を備えたものに具体化しても
良い。このようにすれば、吸入ガスの圧力脈動を減衰で
き、同圧力脈動に起因した振動や騒音を低減できる。
【0048】(2)上記第1実施形態において、フロン
トハウジング12とフロント側シリンダブロック11A
との間、或いはリヤ側シリンダブロック11Bとリヤハ
ウジング14との間でマフラ空間42を形成すること。
この場合、マフラ封止部52は、例えば、フロント側弁
形成体13(前者)、或いはリヤ側弁形成体15(後
者)が備えるガスケットから延設される。
【0049】(3)上記第1実施形態において、フロン
トハウジング12からリヤ側シリンダブロック11Bに
跨がって、或いはフロント側シリンダブロック11Aか
らリヤハウジング14に跨がってマフラ空間42を形成
すること。この場合、マフラ封止部52は、例えば、ガ
スケット51及び弁形成体13、15が備えるガスケッ
トからそれぞれ延設される。
【0050】(4)上記第1実施形態において、フロン
トハウジング12からリヤハウジング14に跨がってマ
フラ空間42を形成すること。この場合、マフラ封止部
52は、例えば、ガスケット51及び弁形成体13,1
5が備えるガスケットからそれぞれ延設される。
【0051】(5)上記第2実施形態において、シリン
ダブロック11とリヤハウジング14との間においてマ
フラ空間42を形成すること。この場合、マフラ封止部
52は、例えば、弁形成体15が備えるガスケットから
延設される。
【0052】(6)上記第2実施形態において、フロン
トハウジング12からリヤハウジング14に跨ってマフ
ラ空間42を形成すること。この場合、マフラ封止部5
2は、例えば、ガスケット73及び弁形成体15が備え
るガスケットからそれぞれ延設される。
【0053】(7)マフラ封止部52をガスケット5
1,73と別体に構成すること。 (8)仕切り部75A,75Bを、マフラ封止部52と
別体の板材等により構成すること。
【0054】(9)他のピストン式圧縮機として、例え
ば、斜板に代えてウエーブカムを備えたウエーブカム式
圧縮機等において、そのマフラ構造に具体化すること。
吐出ガスの圧力脈動が大きいピストン式圧縮機のマフラ
構造に具体化することで、振動や騒音の低減効果が有効
に奏される。なお、ピストン式圧縮機に限定されるもの
ではなく、ロータリ式圧縮機として、例えば、ベーン式
圧縮機やスクロール型圧縮機等においてそのマフラ構造
に具体化しても良い。
【0055】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載する。 (1)前記圧縮機構は、ハウジング構成体であるシリン
ダブロック11A,11Bに形成されたシリンダボア2
1と、同シリンダボア21内に収容されて往復動される
両頭型のピストン22とを備え、一方のピストン22端
面とシリンダボア21とにより囲まれて形成された圧縮
室23から吐出される吐出ガスと、他方のピストン22
端面とシリンダボア21とにより囲まれて形成された圧
縮室24から吐出される吐出ガスとが、前記マフラ空間
42内において合流するように構成され、一方の圧縮室
23側からの吐出ガスの入口46aと、他方の圧縮室2
4側からの吐出ガスの入口47aとは、マフラ空間42
の出口48までの距離が不等長となるように配置された
請求項1〜7のいずれかに記載のマフラ構造。
【0056】このようにすれば、吐出ガスの圧力脈動が
効果的に減衰される。 (2)前記仕切り部75A,75Bはマフラ封止用ガス
ケット52から一体的に延設されている請求項3〜7の
いずれかに記載のマフラ構造。
【0057】このようにすれば、圧縮機を構成する部品
点数を低減できる。
【0058】
【発明の効果】上記構成の請求項1の発明によれば、マ
フラ部用ガスケットは、マフラ空間内を横切るようにし
て設けられたアーム部により橋絡されており、その引っ
張り強度が高められている。また、ハウジング構成体を
接合固定する通しボルトは、アーム部の基部付近を貫通
されて同アーム部を直接的に支持している。従って、同
マフラ部用ガスケットに対して、前述した振動やマフラ
空間内の高圧に起因した応力が作用してもその変形は少
なく、所定の封止位置からのずれを極力抑え得る。その
結果、同マフラ部用ガスケットによる所定の封止機能を
持続し得る。
【0059】また、前記マフラ空間内に流入された冷媒
ガスは、その一部がアーム部に衝突されることで流れが
乱れ、圧力脈動の減衰効果が高められる。請求項2の発
明によれば、アーム部を複数備えることにより、マフラ
部用ガスケットの引っ張り強度がさらに高められる。従
って、請求項1の効果がより有効に奏される。
【0060】請求項3の発明によれば、仕切り部により
マフラ空間内部を複雑な形状にでき、冷媒ガスの圧力脈
動をさらに効果的に減衰し得る。請求項4の発明によれ
ば、マフラ部用ガスケットをハウジング用ガスケットと
一体形成することで、圧縮機の部品点数を低減できる。
【0061】請求項5の発明によれば、マフラ空間に流
入された冷媒ガスが仕切り部に対して直接的に衝突され
る。従って、同冷媒ガスの圧力脈動がさらに効果的に減
衰される。
【0062】請求項6の発明によれば、マフラ空間に流
入された冷媒ガスが仕切り部に対して直接的に衝突され
ることはなく、特に、請求項7の発明によれば、一方の
圧縮室から吐出された吐出ガスと、他方の圧縮室から吐
出された吐出ガスとが直接的にぶつかり合う。従って、
同吐出ガスの圧力脈動が効果的に減衰される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 両頭ピストン式圧縮機の縦断面図。
【図2】 図1のA−A線に対応する断面図。
【図3】 図2のB−B線に対応する断面図。
【図4】 第2実施形態の片頭ピストン式可変容量型圧
縮機の縦断面図。
【図5】 図4のC−C線に対応する断面図。
【図6】 図5のD−D線に対応する断面図。
【符号の説明】
11A,11B…ハウジング構成体としてのシリンダブ
ロック、12…同じくフロントハウジング、14…同じ
くリヤハウジング、41A,41B…マフラ部、42…
マフラ空間、44…通しボルトとしての第2通しボル
ト、52…マフラ部用ガスケットとしてのマフラ封止
部、52a…内周縁部、53A,53B…アーム部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項6の発明では、前記アーム部により
区画された開口領域をマフラ空間の入口に対向する位置
に設けたものである。請求項7の発明では、前記圧縮機
構は、ハウジング構成体であるシリンダブロックに形成
されたシリンダボアと、同シリンダボア内に収容されて
往復動される両頭型のピストンとを備え、一方のピスト
ン端面とシリンダボアとにより囲まれて形成された圧縮
室から吐出される吐出ガスと、他方のピストン端面とシ
リンダボアとにより囲まれて形成された圧縮室から吐出
される吐出ガスとが、前記マフラ空間内において合流す
るように構成され、一方の圧縮室側からの吐出ガスの入
口と他方の圧縮室側からの吐出ガスの入口とは、マフラ
空間内において対向するように配置されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項5の発明においては、マフラ空間に
流入された冷媒ガスが仕切り部に対して直接的に衝突さ
れ、同冷媒ガスの圧力脈動がさらに効果的に減衰され
る。請求項6においては、アーム部により区画された開
口領域がマフラ空間の入口に対向する位置に設けられて
おり、特に、請求項7の発明においては、一方の圧縮室
から吐出された吐出ガスと、他方の圧縮室から吐出され
た吐出ガスとが開口領域を介して直接的にぶつかり合
う。従って、同吐出ガスの圧力脈動は効果的に減衰され
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】請求項6の発明によれば、開口領域がマフ
ラ空間の入口に対向されており、特に、請求項7の発明
によれば、一方の圧縮室から吐出された吐出ガスと、他
方の圧縮室から吐出された吐出ガスとが開口領域を介し
て直接的にぶつかり合う。従って、同吐出ガスの圧力脈
動が低減される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北浜 智司 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のハウジング構成体が通しボルトに
    より接合固定されてなるハウジング内に圧縮機構が収容
    され、同圧縮機構の動作により冷媒ガス等を吸入して圧
    縮し吐出する構成の圧縮機において、 隣接するハウジング構成体の外郭部に互いの開口が対向
    するようにマフラ部を設けることで、両マフラ部間にマ
    フラ空間を形成するとともに、同マフラ部の接合面を封
    止するマフラ部用ガスケットを設け、マフラ空間内を横
    切るように同ガスケットの内周縁部をアーム部により橋
    絡して接続させ、前記通しボルトを同ガスケットにおい
    てアーム部の基部付近に貫通させたマフラ構造。
  2. 【請求項2】 前記マフラ部用ガスケットはアーム部を
    複数備える請求項1に記載のマフラ構造。
  3. 【請求項3】 前記アーム部により区画された開口領域
    を閉塞することで、マフラ空間を部分的に仕切る仕切り
    部をマフラ部用ガスケットに設けた請求項1又は2に記
    載のマフラ構造。
  4. 【請求項4】 前記マフラ部用ガスケットは、ハウジン
    グ構成体の接合面を封止するハウジング用ガスケットか
    ら一体的に延設されている請求項1〜3のいずれかに記
    載のマフラ構造。
  5. 【請求項5】 前記仕切り部をマフラ空間の入口に対向
    する位置に設けた請求項3又は4に記載のマフラ構造。
  6. 【請求項6】 前記仕切り部をマフラ空間の入口に対向
    する位置を避けて設けた請求項3又は4に記載のマフラ
    構造。
  7. 【請求項7】 前記圧縮機構は、ハウジング構成体であ
    るシリンダブロックに形成されたシリンダボアと、同シ
    リンダボア内に収容されて往復動される両頭型のピスト
    ンとを備え、一方のピストン端面とシリンダボアとによ
    り囲まれて形成された圧縮室から吐出される吐出ガス
    と、他方のピストン端面とシリンダボアとにより囲まれ
    て形成された圧縮室から吐出される吐出ガスとが、前記
    マフラ空間内において合流するように構成され、一方の
    圧縮室側からの吐出ガスの入口と他方の圧縮室側からの
    吐出ガスの入口とは、マフラ空間内において対向するよ
    うに配置された請求項6に記載のマフラ構造。
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