JPH1054113A - 屋根板材 - Google Patents

屋根板材

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Publication number
JPH1054113A
JPH1054113A JP21269196A JP21269196A JPH1054113A JP H1054113 A JPH1054113 A JP H1054113A JP 21269196 A JP21269196 A JP 21269196A JP 21269196 A JP21269196 A JP 21269196A JP H1054113 A JPH1054113 A JP H1054113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
piece
ridge
eaves
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP21269196A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Nawate
哲 名和手
Shigeya Sonobe
滋也 園部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Sheet Corp
Original Assignee
Daido Steel Sheet Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Sheet Corp filed Critical Daido Steel Sheet Corp
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Publication of JPH1054113A publication Critical patent/JPH1054113A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被係合部を変形しにくくしてへこみが生じな
いようにすることで屋根の外観を損なわないようにする
ことができる屋根板材を提供する。 【解決手段】 屋根板材本体2aの軒側端部を略コ字状
に折り曲げて係合部8を設けると共に屋根板材本体2a
の棟側端部を略逆U字状に折り曲げて隣接する屋根板材
2の係合部8と係合する被係合部3を形成する。被係合
部3の軒側の縦片23を屋根下地6に対して略直交する
ようにする。屋根下地6に略垂直にかかる荷重に対して
縦片23を曲がりにくくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根下地に吊子等
で取り付けて固定される屋根板材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】野地板等の屋根下地に鋼板等で形成され
る屋根板材を吊子等で取り付けて固定して屋根が形成さ
れているが、屋根板材2としては例えば図4に示すよう
な、略平板状の屋根板材本体2aの軒側端部を下面側に
略コ字状に折り返すことによって下方に突出する係合部
8を設けると共に屋根板材本体2aの棟側端部を上面側
に略ロ字状に折り曲げることによって上方に突出する被
係合部3を設けて形成されるものが用いられている。
【0003】屋根板材2の係合部8は、屋根板材本体2
aの軒側端部の突片26と、突片26の端部に下方に突
出させて設けた折曲片27と、折曲片27の下端に棟側
に突出させて設けた弾接片28と、弾接片28の先端に
軒側に折り曲げて形成される折り返し片30とで構成さ
れている。屋根板材2の被係合部3は、屋根板材本体2
aの棟側端部の基部片20と、基部片20の棟側端部に
上側に突出させて設けた突出片21と、突出片21の上
端に軒側に突出させて設けた延設片22と、延設片22
の端部に下側に突出させて設けた縦片23と、縦片23
の下端に棟側に突出させて設けた延出片24とで形成さ
れている。
【0004】この屋根板材2を用いて屋根を形成するに
あたっては、まず被係合部3に吊子9を嵌合すると共に
吊子9を屋根下地6に固定して屋根板材2を屋根下地6
に取り付けて固定する。次に上記のように屋根下地6に
固定された屋根板材2の被係合部3に隣接する他の屋根
板材2の係合部8を嵌め込んで屋根板材2を軒棟方向に
接続する。次に棟側の他の屋根板材2を上記と同様にし
て吊子9で屋根下地6に取り付けて固定する。このよう
にして複数枚の屋根板材2を軒棟方向に接続しながら屋
根下地6に葺設することによって、図4に示すような屋
根が形成されるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例の屋
根板材2の縦片23の上下方向は屋根下地6の上面に対
して軒側に傾斜しているので、踏み荷重のような屋根下
地6に略垂直(直交する方向)にかかる荷重に対して縦
片23が曲がり易く、この荷重で被係合部3が変形し、
その結果屋根板材にへこみが生じて屋根の外観を損なう
という問題があった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、被係合部を変形しにくくすることができ、屋根の
外観を損なわないようにすることができる屋根板材を提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、屋根板材本体2aの軒側端部を略コ字状に折
り曲げて係合部8を設けると共に屋根板材本体2aの棟
側端部を略逆U字状に折り曲げて隣接する屋根板材2の
係合部8と係合する被係合部3を形成し、被係合部3の
軒側の縦片23を屋根下地6に対して略直交するように
して成ることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。屋根板材2は耐食性のある鋼板などで形成される
屋根板材本体2aを折り曲げ加工して作成されるもので
あり、屋根板材2の下面(裏面)には略全面に亘ってウ
レタンホームやグラスウールで形成される断熱材1が裏
打ちされている。また図1に示すように屋根板材2の軒
側端部(屋根下地6に敷設した際に屋根の軒側に向く方
の端部)には下方に向けて略コ字状の係合部8が屋根板
材2の幅方向(軒棟方向と直交する方向で、例えば妻方
向)の略全長に亘って形成されていると共に屋根板材2
の棟側端部(屋根下地6に敷設した際に屋根の棟側に向
く方の端部)には上方に向けて略U字状の被係合部3が
屋根板材2の幅方向(軒棟方向と直交する方向で、例え
ば妻方向)の略全長に亘って形成されている。
【0009】屋根板材2の係合部8は、屋根板材本体2
aの軒側端部の突片26と、突片26の端部に下方に突
出させて設けた折曲片27と、折曲片27の下端に棟側
に突出させて設けた弾接片28と、弾接片28の先端に
軒側に折り曲げて形成される折り返し片30とで構成さ
れている。上記弾接片28は、屋根板材2を屋根下地6
に葺設した際に、水平よりも棟側に下り傾斜するように
形成されている。
【0010】屋根板材2の被係合部3は、屋根板材本体
2aの棟側端部の基部片20と、基部片20の棟側端部
に上側に突出させて設けた突出片21と、突出片21の
上端に軒側に突出させて設けた延設片22と、延設片2
2の端部に下側に突出させて設けた縦片23とで略U字
状に形成され、縦片23の下端に棟側に突出させて延出
片24が設けられている。上記縦片23の上下方向は、
屋根板材2を屋根下地6に葺設した際に、屋根板材2の
基部片20付近の上面及び屋根下地6の上面の傾斜に対
して略直交する方向となるように形成されており、また
上記延出片24は屋根板材2の基部片20付近の上面及
び屋根下地6の上面の傾斜とほぼ平行となっている。
【0011】上記屋根板材2は吊子9により屋根下地6
に固定されて葺設されるものであるが、吊子9は耐食性
のある鋼板等を折り曲げ加工して形成されるものであ
る。吊子9は、上側略半分の部分を上記被係合部3の突
出片21の傾きとほぼ同じ傾きとなるように軒側に傾斜
させた傾斜部39を有する吊子本体7と、その下端に棟
側(屋根下地6に取り付けた際に屋根の棟側に向く方)
に突出するように設けられた固定片33と、傾斜部39
の上端に軒側に突出するように形成された上片4と、上
片4の先端に下方に折り曲げられて設けられた係合突片
34とで形成されており、上記傾斜部39と上片4と係
合突片34で囲まれて嵌合部40が形成されている。さ
らに吊子9には上片4と吊子本体7と固定片33に亘っ
て一対のリブ部45が上方に突出させて設けてあり、リ
ブ部45によって曲げ強度が高められている。また固定
片33の略中央及び各リブ部45にはその上下面に開口
する取付孔35が穿設されている。
【0012】この吊子9の嵌合部40を、被係合部3が
棟側に係合部8が軒側にそれぞれ向くようにして野地板
等の屋根下地6に載置された屋根板材2の被係合部3に
上方から嵌め込んで吊子9の上片4の下面を被係合部3
の延設片22の上面に当接させ、突出片21の棟側の面
に吊子本体7の傾斜部39の軒側の面を当接させること
によって屋根板材2の被係合部3に吊子9を被嵌すると
共に、屋根板材2よりも棟側の部分において屋根下地6
に吊子9の取付孔35を通してドリルビスや釘等の固定
具41を打ち込むことによって吊子9の固定片33を屋
根下地6に固定して屋根板材2を屋根下地6に取り付け
る。
【0013】このようにして複数個の吊子9を用いて屋
根下地6に固定された屋根板材2の棟側に他の屋根板材
2が接続される。つまり棟側の屋根板材2に形成された
係合部8を軒側の屋根板材2の被係合部3に嵌め込み、
棟側の屋根板材2の係合部8の折曲片27の棟側の面を
上記吊子9の係合突片34の軒側の面に当接させると共
に、棟側の屋根板材2の係合部8の弾接片28を軒側の
屋根板材2の基部片20と延出片24の間から被係合部
3内に差し込んで棟側の屋根板材2の弾接突部29の上
面を延出片24の下面に弾接係止させることによって、
棟側の屋根板材2の係合部8を軒側の屋根板材2の被係
合部3に係合させて、図2に示すように屋根板材2を軒
棟方向に接続するのである。
【0014】この場合屋根板材2の弾接片28を水平よ
りも棟側に下り傾斜するように形成したので、施工した
際に屋根板材2の接続部分から屋根板材2の下側に侵入
した雨水等を弾接片28から屋根板材2の上面に排水す
ることができ、屋根板材2の接続部分の防水性を高める
ことができるものである。また屋根板材2の縦片23の
上下方向が屋根板材2の基部片20付近の上面及び屋根
下地6の上面の傾斜に対して直交する方向とほぼ平行に
なるように縦片23を形成することによって、屋根下地
6に対して略垂直にかかる荷重に対して縦片23を曲が
りにくくすることができ、被係合部3の強度が高まって
被係合部3の変形を防止することができるものである。
また延出片24によって縦片23を補強することがで
き、被係合部3の変形をさらに防止することができるも
のである。
【0015】図3には屋根板材2の幅方向(例えば妻方
向)の接続が示されている。屋根板材2の側端部は連結
部41として形成してあり、屋根板材2の連結部41の
下側には耐食性のある鋼板等で形成される捨て板49が
配設される。捨て板49は隣接する屋根板材2の側端部
間に跨がらせて配置されると共に捨て板49は屋根板材
2の軒棟方向の略全長に亘って配置される。また捨て板
49には軒棟方向に複数本の水止め突条42が形成され
ており、水止め突条42で隣接する屋根板材2の側端部
間から浸入した雨水が屋根板材2の中央部の方に入らな
いように防水している。
【0016】さらに隣接する屋根板材2の各連結部41
の先端には断面略U字形の差し込み片44がそれぞれ嵌
着されると共に差し込み片44の上側にはカバー45が
軒棟方向の屋根板材2の略全長に亘って配設される。カ
バー45は耐食性のある鋼板等で形成されるものであっ
て、カバー45を隣接する屋根板材2の側端部間に跨が
らせて取り付けることによって、隣接する屋根板材の側
端部間の隙間をカバー45で覆って防水性を高くするこ
とができるものである。
【0017】尚、上記では屋根板材2に薄い断熱材1を
裏打ちした実施の形態を説明したが、これに限定され
ず、例えば屋根下地6に葺設された厚い断熱材1の上
に、断熱材が裏打ちされていない屋根板材2を載設して
屋根を形成するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に記載の
発明は、屋根板材本体の軒側端部を略コ字状に折り曲げ
て係合部を設けると共に屋根板材本体の棟側端部を略逆
U字状に折り曲げて隣接する屋根板材の係合部と係合す
る被係合部を形成し、被係合部の軒側の縦片を屋根下地
に対して略直交するようにするので、踏み荷重のように
屋根下地に略垂直にかかる荷重に対して縦片を曲がりに
くくすることができ、被係合部の強度を高めて変形しに
くくして屋根面にへこみが生じないようにして屋根の外
観を損なわないようにすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す側面図であ
る。
【図2】同上の使用状態を示す一部の断面図である。
【図3】同上の幅方向の接続方法を示す斜視図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 屋根板材 2a 屋根板材本体 3 被係合部 6 屋根下地 8 係合部 23 縦片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根板材本体の軒側端部を略コ字状に折
    り曲げて係合部を設けると共に屋根板材本体の棟側端部
    を略逆U字状に折り曲げて隣接する屋根板材の係合部と
    係合する被係合部を形成し、被係合部の軒側の縦片を屋
    根下地に対して略直交するようにして成ることを特徴と
    する屋根板材。
JP21269196A 1996-08-12 1996-08-12 屋根板材 Pending JPH1054113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21269196A JPH1054113A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 屋根板材

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JP21269196A JPH1054113A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 屋根板材

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JPH1054113A true JPH1054113A (ja) 1998-02-24

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JP21269196A Pending JPH1054113A (ja) 1996-08-12 1996-08-12 屋根板材

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010424