JPH1052731A - 中子および成形型、それらの製造方法および中子および成形型を用いた鋳造方法 - Google Patents

中子および成形型、それらの製造方法および中子および成形型を用いた鋳造方法

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JPH1052731A
JPH1052731A JP20617896A JP20617896A JPH1052731A JP H1052731 A JPH1052731 A JP H1052731A JP 20617896 A JP20617896 A JP 20617896A JP 20617896 A JP20617896 A JP 20617896A JP H1052731 A JPH1052731 A JP H1052731A
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core
casting
molding die
mold
particles
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Shozo Iwai
井 省 三 岩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体として引けや熱変形の少ない鋳造品を得
ることができる中子を提供する。 【解決手段】 中子10は、ポリカーボネート製の中子
本体11を備えている。中子本体11の両端部に、嵌込
部13,14が嵌込まれている。嵌込部13は銅粒子を
ポリカーボネートで練り固めてなり、嵌込部14はアル
ミニウム粒子をポリカーボネートで練り固めてなってい
る。熱伝導性の低いポリカーボネート製中子本体11
は、鋳造品20のうち薄肉の本体部分21に対応し、熱
伝導性の良好な嵌込部13,14は、厚肉のフランジ部
22,23に対応している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中子および成形
型、それらの製造方法および中子および成形型を用いた
鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にダイカスト鋳造法等を用いてアル
ミニウム鋳造品を製造する際、金型内に溶融アルミニウ
ムを注入しているが、この場合、直抜きや変形抜きがで
きるもの以外には使用できず、使用範囲は特定形状に制
限されているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ダイカスト
鋳造法を用いてアルミニウム鋳造品を製造するために、
合成樹脂製中子を用いることも考えられている。アルミ
ニウム鋳造品は一般に厚肉部と薄肉部とを有している
が、従来の合成樹脂製中子はこのような鋳造品の肉厚の
相違について充分考慮されていないのが実情である。ま
たアルミニウム鋳造品の外面を成形するため合成樹脂製
成形型が用いられているが、この成形型についても鋳造
品の肉厚の相違について充分考慮されていない。
【0004】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、鋳造品の肉厚の相違に対し十分対応するこ
とができる中子および成形型、それらの製造方法および
合成樹脂製中子および成形型を用いた鋳造方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
鋳造品の内面を成形する中子において、中子は略中空体
となっており、中子は鋳造品の肉厚に対応して複数部分
に区画され、鋳造品の厚肉部に対応する中子の部分は、
薄肉部に対応する中子の部分に比較して良好な熱伝導性
を有していることを特徴とする中子である。
【0006】請求項10記載の発明は、鋳造品の内面を
成形する中子において、略中空状の合成樹脂製中子本体
と、中子本体の両端部に設けられ、中子本体を密閉する
蓋板と、中子本体内に充てんされた金属粒子と、を備え
たことを特徴とする中子である。
【0007】請求項12記載の発明は、鋳造品の外面を
成形する成形型において、成形型は鋳造品の肉厚に対応
して複数部分に区画され、鋳造品の厚肉部に対応する成
形型の部分は、薄肉部に対応する成形型の部分に比較し
て良好な熱伝導性を有していることを特徴とする成形型
である。
【0008】請求項21記載の発明は、樹脂金型内に合
成樹脂を射出する工程と、樹脂金型の合成樹脂に対して
不活性ガスを注入して中空状中子本体を形成する工程
と、を備えたことを特徴とする鋳造品の内面を形成する
中子の製造方法である。
【0009】請求項25記載の発明は、鋳造金型のキャ
ビティ内に請求項1乃至7記載の中子を装着する工程
と、鋳造金型内に溶融金属を注入して鋳造品を成形する
工程と、金型から鋳造品と中子とを取り出す工程と、を
備えたことを特徴とする中子を用いた鋳造方法である。
【0010】請求項32記載の発明は、鋳造金型のキャ
ビティ内に請求項8乃至14記載の成形型を装着する工
程と、鋳造金型内に溶融金属を注入して鋳造品を成形す
る工程と、金型から鋳造品と成形型とを取り出す工程
と、を備えたことを特徴とする成形型を用いた鋳造方法
である。
【0011】本発明によれば、中子または成形型のうち
鋳造品の厚肉部に対応する中子または成形型の部分は、
薄肉部に対応する中子または成形型の部分に比較して良
好な熱伝導性を有するので、この中子または成形型を用
いて鋳造品を製造する際、鋳造品の各部の冷却終了時を
バラツクことなく略一致させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図13は本発明の
一実施の形態を示す図である。
【0013】まず図1および図2により、本発明による
中子10について説明する。中子10はアルミニウム鋳
造品20の内面を成形するものであり、この中子10は
L字状に形成された中空状中子本体11と、中空状中子
本体11の両端に嵌込まれた中空状嵌込部13,14
と、中空状嵌入部13,14に各々組込まれるとともに
外方へ露出する銅製の金属体12a,12bとを備えて
いる。
【0014】このうち、中子本体11は黒鉛を含む合成
樹脂製、例えばポリカーボネート製となっており、この
中子本体11はアルミニウム鋳造品20のうち、比較的
肉厚の薄い本体部分21(薄肉部分)に対応する部分で
ある。金属体12a,12bは各々銅製の差込ピン1
7,18を有し、この差込ピン17,18によって嵌込
部13,14に組込まれている。また金属体12a,1
2bは、銅製からなっているためポリカーボネート製の
中子本体11に比較して良好な熱伝導性を有しており、
アルミニウム鋳造品20のうち、比較的肉厚の厚いフラ
ンジ部(厚肉部分)22,23に対応して配置されてい
る。
【0015】同様に嵌込部13,14は、アルミニウム
鋳造品20のフランジ部(厚肉部分)22,23に対応
する部分である。このうち嵌込部13は銅粒子および黒
鉛を例えばポリカーボネートのような粘着性有機物で練
り固めて構成されている。このように嵌込部13は熱伝
導性の良好な銅粒子を含んでいるので、全体としての熱
伝導性は良好になっている。また嵌込部14はアルミニ
ウム粒子および黒鉛をポリカーボネートで練り固めて構
成されており、嵌込部14もアルミニウム粒子を含んで
いるので熱伝導性が良好になっている。
【0016】なお、嵌込部13,14として、例えばア
ルミナ粒子(セラミックス粒子)のような耐熱性無機物
粒子と黒鉛とをポリカーボネートのような粘着性有機物
で練り固めることにより構成してもよい。
【0017】次に図3乃至図8により中子10の製造方
法について説明する。まず図3に示すように排気口35
aを有する樹脂金型35を準備する。次に樹脂金型35
の射出ノズル38から黒鉛を含むポリカーボネート25
が樹脂金型35内に射出される。
【0018】ポリカーボネート25が射出された後、2
〜3秒後に断熱材37aを有するガスノズル37から不
活性ガス、例えば窒素ガス27が樹脂金型35内に注入
される(図4)。この場合、窒素ガス27は熱交換器3
9において、予め熱媒により加熱されており、この窒素
ガス27によって固化していないポリカーボネート25
内に中空部が形成される。
【0019】その後、図5に示すように、樹脂金型35
内においてポリカーボネート25が進行し、同時にポリ
カーボネート25内を窒素ガス27が前進する。
【0020】次に図6に示すように、ポリカーボネート
25が樹脂金型35内の端部まで達し、続いて窒素ガス
27が樹脂金型35内の端部まで達する。その後窒素ガ
ス27が排気口35aから外方へ排出される。
【0021】このようにして中空状のポリカーボネート
製中子本体11が得られ(図7)、その後中子本体11
の端部の不要部分11aが除去される。さらに、図8に
示すように、中子本体11の端部11b,11cが所定
形状となるよう切削除去される。なお樹脂金型35にポ
リカーボネート25を射出する際、予め樹脂金型35内
に金属体を挿着しておき、この金属体を鋳造品20の厚
肉部に対応させてもよい。
【0022】次に図2(a)−(e)に示すように、予
め銅粒子とポリカーボネートと黒鉛とを含むペレット1
3aを高温で混練し(図2(d))、その後この混練物
を冷却して固化することにより中空状嵌込部13が作製
される。同様に、予めアルミニウム粒子とポリカーボネ
ートと黒鉛とを含むペレット14aを高温で混練し(図
2(e))、その後この混練物を冷却して固化すること
により中空状嵌込部14が作製される。
【0023】次にポリカーボネート製の中空状中子本体
11の両端部11b,11cに、中空状嵌込部13,1
4が嵌込まれ、その後嵌込部13,14に金属体12
a,12bが組込まれる。このようにして中子本体11
と嵌込部13,14とを有する中空状中子10が得られ
る(図2(a)−(e))。ここで図2(a)は中空状
中子10の側断面図であり、図2(b)は嵌込部13に
組込まれる金属体12aを示す図であり、図2(c)は
嵌込部14に組込まれる金属体12bを示す図である。
【0024】なお、嵌込部13を銅粒子とポリカーボネ
ートと黒鉛とを含むペレット13aにより作製し、嵌込
部14をアルミニウム粒子とポリカーボネートと黒鉛と
を含むペレット14aにより作製した例を示したが、こ
れに限らず嵌込部13,14をいずれも銅粒子とポリカ
ーボネートと黒鉛とを含むペレット13aにより作製し
てもよい。
【0025】ここで、各材料の熱伝導率を以下のように
示す。
【表1】 上記のように熱伝導率は、銅、アルミニウム、ポリカー
ボネートの順で大きくなっているが、例えば、銅粒子と
ポリカーボネートと黒鉛とを含むペレット13aを複数
種類準備しておき、各種類毎のペレット中の銅粒子の体
積を種々変化させておく。この場合、例えば銅粒子を5
%体積含有したペレットA、銅粒子を7%体積含有した
ペレットB、銅粒子を10%体積含有したペレットC、
銅粒子を15%体積含有したペレットDを準備してお
き、必要に応じて任意のペレットを選択して嵌込部1
3,14を作製する。
【0026】ここで銅粒子を5%体積含有したペレット
Aおよび銅粒子を7%体積含有したペレットBを図15
(a)(b)に各々示す。図15(a)(b)におい
て、ペレットAを図15(a)に示し、ペレットBを図
15(b)に示す。
【0027】図15(a)(b)に示すように、ペレッ
トAおよびペレットBは、いずれもポリカーボネート7
1と、銅粒子72と、黒鉛73とを有しており、ペレッ
トAに比べてペレットBは銅粒子72を多量に含んでお
り、同時にペレットBは、ペレットAに比べ黒鉛を多量
に含んでいる。
【0028】同様にして、ペレットBに比べてペレット
Cは銅粒子72および黒鉛73をいずれも多量に含んで
おり、ペレットCに比べてペレットDは銅粒子72およ
び黒鉛をいずれも多量に含んでいる。
【0029】一般に黒鉛を増加させると、ペレットの耐
熱性および機械的強度が増大し、粘性が低下する。また
黒鉛が減少すると、ペレットの耐熱性および機械的強度
が低下し、粘性が増大する。
【0030】また銅粒子を増加させると、ペレットの熱
伝導性が増大し、耐熱性が低下する。これとは逆に銅粒
子を減少させると、ペレットの熱伝導性が低下し、耐熱
性が増大する。
【0031】このため、上記のようにペレットA,B,
C,Dの順に銅粒子を増加させると、これに伴ってペレ
ットの熱伝導性が増加するがペレットの耐熱性が低下
し、ポリカーボネートが劣化してしまう。このようなペ
レットの耐熱性低下を防ぐため、ペレットA,B,C,
Dの順に黒鉛を増加させている。
【0032】本発明においては、アルミニウム鋳造品2
0のうち、フランジ部22の方がフランジ部23より肉
厚が厚いので、フランジ部22に対応する嵌込部13の
熱伝導性をフランジ部23に対応する嵌込部14より大
きくする必要がある。このため嵌込部13については、
銅粒子および黒鉛の含有体積が大きいペレットCまたは
ペレットDを用い、熱伝導性を増加させると同時に、耐
熱性の劣化を防ぐ。嵌込部14については銅粒子の含有
体積の小さなペレットAまたはペレットBを用い、熱伝
導性をやや増加させると同時に、耐熱性の劣化を防いで
いる。
【0033】同様にして、異なる体積のアルミニウム粒
子とポリカーボネートと黒鉛とを含むペレット14aを
複数種類準備し、この複数種類のペレット14aを用い
て嵌込部13,14を作製してもよい。また同様にして
異なる体積のアルミナ粒子とポリカーボネートと黒鉛と
を含むペレットを複数種類準備し、この複数種類のペレ
ットを用いて嵌入部を作成してもよい。
【0034】次に中空状の中子10を用いた鋳造方法に
ついて説明する。まず図1に示すように、鋳造金型30
のキャビティ30a内に、中空状の中子10およびボル
ト穴用中子39,40が装着される。次に鋳造金型30
のダイカストノズル31から溶融アルミニウムが鋳造金
型30のキャビティ30a内に注入され、同時にエアー
抜32からエアーが抜き出される。このようにして本体
部分21と、フランジ部22,23とからなるアルミニ
ウム鋳造品20が得られる(図13)。この場合、フラ
ンジ部22,23には各々ボルト穴22a,22bが形
成される。
【0035】この場合、中子10の中子本体11は、ア
ルミニウム鋳造品20のうち比較的肉厚の薄い本体部分
21に対応しており、また嵌込部13,14はアルミニ
ウム鋳造品20のうち、比較的肉厚の厚いフランジ部2
2,23に対応している。
【0036】また中子10の熱伝導性は上述のように、
金属体12a,12b>嵌込部13>嵌込部14>中子
本体11となっている。
【0037】他方、アルミニウム鋳造品20の肉厚は、
フランジ部22(嵌込部13に対応)>フランジ部23
(嵌込部14に対応)>本体部分21(中子本体に対
応)となっている。
【0038】従って、中子本体11、嵌込部14および
嵌込部13の熱伝導性を適宜定めることにより、アルミ
ニウム鋳造品20のうちこれらに各々対応する本体部分
21、フランジ部23およびフランジ部22の冷却終了
時を略同時に定めることができる。このためアルミニウ
ム鋳造品20を全体として、引けや熱変形の少ない鋳造
品に仕上げることができる。なお、中子10の両端に位
置する金属体12a,12bは比較的厚肉のフランジ部
22,23に対応して設けられ、フランジ部22,23
から熱を迅速に放出するとともに、中子10の両端部の
補強する機能を有する。
【0039】次にこのようにして得られたアルミニウム
鋳造品20は中子10とともに鋳造金型30から取り出
される。その後、中子10のうち両端の金属体12a,
12bが取外されたあと、図9に示すように、アルミニ
ウム鋳造品20および中子10が、槽50a内に収納さ
れた溶融塩50中で塩浴処理される。そしてこの溶融塩
50中での塩浴処理によって、中子10のうち、ポリカ
ーボネート部分が分解される。
【0040】溶融塩50としては、例えば米国コリーン
(KOLENE)社のアルカリ系ソルト(商品名DGS、N
o.4、No.5、またはNo.10)が用いられる。
【0041】このようなアルカリ系ソルトは、所定温度
まで加熱されて液状となる。そして液状のアルカリ系ソ
ルト中での塩浴処理によって、中子10のうちポリカー
ボネート部分が酸化作用を受け、炭酸ガスと、Na2
3 を主成分とするスラッジとなる。このうち炭酸ガス
は溶融塩50から外方に放出され、スラッジは槽50a
の底に沈澱する。槽50aの底に沈澱したスラッジは、
必要に応じて除去される。
【0042】塩浴処理の加熱条件および処理時間は、ア
ルカリ系ソルトの種類によって異なるが、加熱温度が3
80℃〜460℃で処理時間は十数分間であることが好
ましい。
【0043】このような溶融塩50における塩浴処理に
よって、アルミニウム鋳造品20から中子10が除去さ
れ、その後アルミニウム鋳造品20は槽50aから引上
げられる。
【0044】この場合、中子10は中空体となっている
ので、溶融塩50における塩浴処理中、溶融塩50が容
易に中子10内部に浸入することができ、溶融塩50に
よる中子10の除去を容易に行うことができる。
【0045】次に、アルミニウム鋳造品20は、槽51
a内に収納された希硝酸51(濃度1%)中で後処理さ
れる。溶融塩50中の塩浴処理によってアルミニウム鋳
造品20表面に酸化被覆が生じるが、希硝酸51中での
処理によりアルミニウム鋳造品20表面の酸化被膜が除
去され、同時にアルミニウム鋳造品20の表面が中和さ
れる。
【0046】その後、アルミニウム鋳造品20は、槽5
2a内に収納された高温水52(80℃程度)によって
洗浄され、このようにして中子10が完全に除去された
アルミニウム鋳造品20が得られる(図13参照)。
【0047】ところで、図9において、中子10のポリ
カーボネート部分を塩浴処理して分解する例を示した
が、図10に示すように、鋳造品20と中子10をアル
ミナ微粒子(または砂微粒子)からなる流動層55中で
加熱処理してもよい。すなわち図10において、ケーシ
ング53内に流動層55を形成する槽58が配設され、
槽58の外方にヒータ57が設けられている。
【0048】槽58内にはアルミナ微粒子(または砂微
粒子)が収納され、槽58の下方からノズル56によっ
て気体を槽58内に吹き込むことにより、槽58内にア
ルミナ微粒子(または砂微粒子)からなる流動層55が
形成される。この流動層55はヒータ57により800
℃〜900℃まで加熱され、このように加熱された流動
層55中に鋳造品20と中子10とを挿入することによ
り、中子10のポリカーボネート部分をガス分解するこ
とができる。
【0049】また、図11に示すように、鋳造品20と
中子10を容器41a内に収納された溶剤41中に浸し
て、中子10を溶融除去してもよい。図11に示すよう
に溶剤41中にアルミニウム鋳造品20と中子10を浸
すことにより、中子10のポリカーボネート部分を溶剤
41により溶解除去することができる。また、容器41
a内の溶剤41中に超音波発生装置(図示せず)を配置
することにより、溶剤41中に超音波を発生させること
ができ、このことにより中子10をより迅速に溶解除去
することができる。
【0050】中子10を溶解除去する溶剤としては、以
下のような炭化水素系溶剤が用いられる。
【0051】メチレンクロライド(ジクロロメタンまた
は塩化メチレン)、NMP(N−メチル−2−オレフィ
ン)、DMP(NN−ジメチルホルムアミド)、MFK
(メチルエチルケトン)、酢酸エチル(エステル)。
【0052】さらにまた、図12に示すようにヒータ4
3を有する炉43内に鋳造品20と中子10を配置し、
この炉43内で鋳造品20と中子10を加熱して中子1
0のポリカーボネート部分を溶融除去してもよい。
【0053】また鋳造品20と中子10を図示しない加
熱手段で加熱するとともに、中子10を半溶融状態とし
て鋳造品20内から引き抜いてもよい。
【0054】上述のように、図9乃至図12においてア
ルミニウム鋳造品20から中子10を除去する方法を種
々説明したが、図9乃至図12に示す方法を適宜組合せ
ることによって鋳造品20から中子10を除去すること
ができる。また中子10を取除いた後に鋳造品20に付
着する付着中子10は、溶剤またはショットブラストに
より完全に除去することができる。
【0055】例えば図9に示すように、塩浴処理によっ
て鋳造品20から中子10を除去した後に、図13に示
すようにショットブラスト装置80からショット81を
鋳造品20に噴射して鋳造品20から付着中子を除去す
ることができる。
【0056】また、図10に示すように流動層の加熱処
理によって鋳造品20から中子10を除去した後に、図
13に示すようにショットブラスト装置80からショッ
ト81を鋳造品20に噴射して鋳造品20から付着中子
を除去することができる。
【0057】さらに、図11に示すように、溶剤によっ
て鋳造品20から中子10を除去した後に、図13に示
すようにショットブラスト装置80からショット81を
鋳造品20に噴射して鋳造品20から付着中子を除去す
ることができる。
【0058】また図12に示すように、炉中で鋳造品2
0から中子10を除去した後に、図13に示すようにシ
ョットブラスト装置80からショット81を鋳造品20
に噴射して鋳造品20から付着中子を除去することがで
きる。
【0059】次に本発明の実施の形態の変形例について
図14により説明する。図14に示す変形例は、中子1
0の代わりにアルミニウム鋳造品20の外面を成形する
成形型60を鋳造金型30のキャビティ30a内に装着
したものであり、他は図1乃至図13に示す実施の形態
と略同一である。
【0060】図14に示すように、鋳造品20は一端が
開口した容器状のものであり、鋳造品20の開口部分2
5が厚肉部となっており、密閉部分26が薄肉部となっ
ている。また成形型60は、鋳造品20の開口部分25
に対応する部分61と、鋳造品20の密閉部分26に対
応する部分62と、部分61の端部に設けられた銅製金
属体63とからなっている。
【0061】このうち部分61は、厚肉の開口部分25
に対応しているので、例えば銅粒子とポリカーボネート
と黒鉛とを含有した前述のペレットA−Dのうち、銅粒
子の含有体積の大きなペレットCまたはペレットDによ
り作製することができる。また部分62は薄肉の密閉部
分26に対応しているので、銅粒子の含有体積の小さな
ペレットAまたはペレットBにより作製することができ
る。また金属体63は成形型60の補2を行う部分であ
る。
【0062】図14において、金属中子65を有する鋳
造金型30のキャビティ30a内に成形型60が装着さ
れ、鋳造金型30のキャビティ30a内にダイカストノ
ズル31から溶融アルミニウムが注入される。このよう
にして、開口部分25,密閉部分26からなるアルミニ
ウム鋳造品20が得られる。
【0063】次にアルミニウム鋳造品20は、成形型6
0とともに鋳造金型30から取り出される。その後成形
型60から金属体63が取外され後、図9乃至図12に
示す方法と同様の方法によってアルミニウム鋳造品20
から成形型60が除去される。
【0064】なお、図14において鋳造金型30の金属
中子65の代わりに、前述した中空状の中子10を用い
てもよい。この場合は、図14に示す鋳造金型30のキ
ャビティ30a内に、中空状の中子10と、成形型60
とが装着される。
【0065】次に図16および図17により本発明の実
施の形態の他の変形例について説明する。図16および
図17に示す他の変形例は、中空状の中子10内に金属
粒子85を充てんしたものであり、他は図1乃至図13
に示す実施の形態と略同一である。
【0066】図16および図17において、図1乃至図
13に示す実施の形態と同一部分には同一符号を付して
詳細な説明は省略する。
【0067】図16および図17に示すように、中子1
0はL字状に形成された中空状中子本体11と、中空状
中子本体11の両端に嵌込まれた中空状嵌入部13,1
4と、中空状嵌入部13,14に各々組込まれるととも
に外方へ露出する銅製の金属体12a,12bとを備え
ている。このうち銅製の金属体12a,12bは、中子
10の両端部分に位置するとともに、中子10内を密閉
する役割を果す。また中子本体11内には、アルミ粒子
または銅粒子からなる金属粒子85が充てんされてい
る。なお、金属体12a,12bは必ずしも中子本体1
1の両端部に設ける必要はなく、中子本体11の一端部
に金属体12aを設け、中子本体11の他端部は中子本
体11と同一材料で予め密閉しておいてもよい。
【0068】次に図16および図17に示す中子10を
用いた鋳造方法について説明する。まず図16に示すよ
うに、鋳造金型30のキャビティ30a内に、中子10
およびボルト穴用中子39,40が装着される。次に鋳
造金型30のダイカストノズル31から溶融アルミニウ
ムが鋳造金型30のキャビティ30a内に注入され、同
時にエアー抜32からエアーが抜き出される。このよう
にして本体部分21と、フランジ部22,23とからな
るアルミニウム鋳造品20が得られる。(図13)。
【0069】この場合、中子10の中子本体11内には
熱伝導性の良好な金属粒子85が充てんされているの
で、アルミニウム鋳造品20を中子10の金属粒子85
によって確実に冷却することができる。次にこのように
して得られたアルミニウム鋳造品20は、中子とともに
鋳造金型30から取り出される。その後中子10から金
属体12a,12bのうちの一方が取出され、次に中子
本体11内から金属粒子85が排出される。
【0070】次に中子10から金属体12a,12bの
うちの他方が取外される。その後、アルミニウム鋳造品
20および中子10は、図9乃至図13に示されるよう
な処理を受け、アルミニウム鋳造品20から中子10が
完全に除去される。
【0071】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、中子また
は成形型を用いて鋳造品を製造する際、鋳造品の各部の
冷却終了時を略一致させることができ、これによって鋳
造品を全体として引けや熱変形の少ない鋳造品に仕上げ
ることができる。また中子は中空体となっているので、
鋳造品から中子を容易に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による中子と鋳造品を示す断面図。
【図2】中子を示す図。
【図3】中子の製造工程を示す図。
【図4】中子の製造工程を示す図。
【図5】中子の製造工程を示す図。
【図6】中子の製造工程を示す図。
【図7】中子の製造工程を示す図。
【図8】中子の製造工程を示す図。
【図9】溶融塩中で中子を除去する工程を示す図。
【図10】流動層中で中子を除去する工程を示す図。
【図11】溶剤中で中子を除去する工程を示す図。
【図12】炉中で中子を除去する工程を示す図。
【図13】本発明による鋳造方法によって得られた鋳造
品を示す図。
【図14】本発明による成形型と鋳造品の変形例を示す
図。
【図15】銅粒子とポリカーボネートと黒鉛とを含むペ
レットを示す図。
【図16】本発明による中子と鋳造品の変形例を示す
図。
【図17】中子の変形例を示す図。
【符号の説明】
10 中子 11 中子本体 12a,12b 金属体 13 嵌込部 14 嵌込部 20 鋳造品 21 本体部分 22 フランジ部 23 フランジ部 25 開口部分 26 密閉部分 30 鋳造金型 35 樹脂金型 60 成形型 61,62 部分 63 金属体 80 ショットブラスト装置 85 金属粒子

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳造品の内面を成形する中子において、 中子は略中空体となっており、 中子は鋳造品の肉厚に対応して複数部分に区画され、鋳
    造品の厚肉部に対応する中子の部分は、薄肉部に対応す
    る中子の部分に比較して良好な熱伝導性を有しているこ
    とを特徴とする中子。
  2. 【請求項2】中子の部分は、金属体を有することを特徴
    とする請求項1記載の中子。
  3. 【請求項3】中子の部分は、耐熱性無機物粒子を粘着性
    有機物で練り固めて形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の中子。
  4. 【請求項4】耐熱性無機物粒子はセラミックスからな
    り、粘着性有機物は合成樹脂であることを特徴とする請
    求項3記載の中子。
  5. 【請求項5】中子の部分は、更に黒鉛を含むことを特徴
    とする請求項3記載の中子。
  6. 【請求項6】中子の部分は、金属粒子を粘着性有機物で
    練り固めて形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の中子。
  7. 【請求項7】金属粒子はアルミ粒子または銅粒子であ
    り、粘着性有機物は合成樹脂であることを特徴する請求
    項6記載の中子。
  8. 【請求項8】各中子の部分は同一種類の金属粒子を有す
    るとともに、厚肉の程度に応じて中子の部分内の金属粒
    子の含有体積を変化させたことを特徴とする請求項6ま
    たは7のいずれか記載の中子。
  9. 【請求項9】各中子の部分は黒鉛を含み、黒鉛の含有体
    積は金属粒子の含有体積の増加に対応して増加すること
    を特徴とする請求項8記載の中子。
  10. 【請求項10】鋳造品の内面を成形する中子において、 略中空状の合成樹脂製中子本体と、 中子本体の少なくとも一端部に設けられ、中子本体を密
    閉する蓋板と、 中子本体内に充てんされた金属粒子と、を備えたことを
    特徴とする中子。
  11. 【請求項11】金属粒子はアルミ粒子または銅粒子であ
    ることを特徴とする請求項10記載の中子。
  12. 【請求項12】鋳造品の外面を成形する成形型におい
    て、 成形型は鋳造品の肉厚に対応して複数部分に区画され、
    鋳造品の厚肉部に対応する成形型の部分は、薄肉部に対
    応する成形型の部分に比較して良好な熱伝導性を有して
    いることを特徴とする成形型。
  13. 【請求項13】成形型の部分は、金属体を有することを
    特徴とする請求項12記載の成形型。
  14. 【請求項14】成形型の部分は、耐熱性無機物粒子を粘
    着性有機物で練り固めて形成されていることを特徴とす
    る請求項12記載の成形型。
  15. 【請求項15】耐熱性無機物粒子はセラミックスからな
    り、粘着性有機物は合成樹脂であることを特徴とする請
    求項14記載の成形型。
  16. 【請求項16】成形型の部分は、更に黒鉛を含むことを
    特徴とする請求項14記載の成形型。
  17. 【請求項17】成形型の部分は、金属粒子を粘着性有機
    物で練り固めて形成されていることを特徴とする請求項
    12記載の成形型。
  18. 【請求項18】金属粒子はアルミ粒子または銅粒子であ
    り、粘着性有機物は合成樹脂であることを特徴する請求
    項17記載の成形型。
  19. 【請求項19】各成形型の部分は同一種類の金属粒子を
    有するとともに、厚肉の程度に応じて成形型内の金属粒
    子の含有体積を変化させたことを特徴とする請求項17
    または18のいずれか記載の成形型。
  20. 【請求項20】各成形型の部分は黒鉛を含み、黒鉛の含
    有体積は金属粒子の含有体積の増加に対応して増加する
    ことを特徴とする請求項19記載の成形型。
  21. 【請求項21】樹脂金型内に合成樹脂を射出する工程
    と、 樹脂金型の合成樹脂に対して不活性ガスを注入して中空
    状中子本体を形成する工程と、 を備えたことを特徴とする鋳造品の内面を形成する中子
    の製造方法。
  22. 【請求項22】合成樹脂を射出する前に、鋳造品の厚肉
    部に対応する部分に予め金属体を挿着する工程を更に備
    えたことを特徴とする請求項21記載の中子の製造方
    法。
  23. 【請求項23】耐熱性無機物粒子を粘着性有機物で練り
    固めて中子の部分を形成する工程と、 この中子の部分を中空状中子本体に嵌込む工程と、を更
    に備えたことを特徴とする請求項21記載の中子の製造
    方法。
  24. 【請求項24】金属粒子を粘着性有機物で練り固めて中
    子の部分を形成する工程と、 この中子の部分を中空状中子に嵌込む工程と、を更に備
    えたことを特徴とする請求項21記載の中子の製造方
    法。
  25. 【請求項25】鋳造金型のキャビティ内に請求項1記載
    の中子を装着する工程と、 鋳造金型内に溶融金属を注入して鋳造品を成形する工程
    と、 金型から鋳造品と中子とを取り出す工程と、 を備えたことを特徴とする中子を用いた鋳造方法。
  26. 【請求項26】鋳造金型のキャビティ内に請求項10記
    載の中子を装着する工程と、 鋳造金属内に溶融金属を注入して鋳造品を成形する工程
    と、 金型から鋳造品と中子とを取り出す工程と、 蓋体を中子本体から取外して中子本体内の金属粒子を排
    出する工程と、 を備えたことを特徴とする中子を用いた鋳造方法。
  27. 【請求項27】鋳造品と中子を加熱して、中子を半溶融
    状態として鋳造品から引き抜く工程を更に備えたことを
    特徴とする請求項25または26のいずれか記載の中子
    を用いた鋳造方法。
  28. 【請求項28】鋳造品と中子を加熱して、中子を鋳造品
    から溶融除去する工程を更に備えたことを特徴とする請
    求項25または26のいずれか記載の中子を用いた鋳造
    方法。
  29. 【請求項29】鋳造品と中子を溶剤に浸して、中子を鋳
    造品から溶融除去する工程を更に備えたことを特徴とす
    る請求項25または26のいずれか記載の中子を用いた
    鋳造方法。
  30. 【請求項30】鋳造品と中子を溶融塩中で塩浴除去し
    て、中子をスラッジ状無機物とガスとに分解する工程を
    更に備えたことを特徴とする請求項25または26のい
    ずれか記載の中子を用いた鋳造方法。
  31. 【請求項31】鋳造品と中子を高温に加熱されたアルミ
    ナ微粒子または砂微粒子からなる流動層中で加熱処理し
    て中子をスラッジ状無機物とガスとに分解する工程を更
    に備えたことを特徴とする請求項25または26のいず
    れか記載の中子を用いた鋳造方法。
  32. 【請求項32】鋳造金型のキャビティ内に請求項12記
    載の成形型を装着する工程と、 鋳造金型内に溶融金属を注入して鋳造品を成形する工程
    と、 金型から鋳造品と成形型とを取り出す工程と、 を備えたことを特徴とする成形型を用いた鋳造方法。
  33. 【請求項33】鋳造品と成形型を加熱して、成形型を鋳
    造品から溶融除去する工程を更に備えたことを特徴とす
    る請求項32記載の成形型を用いた鋳造方法。
  34. 【請求項34】鋳造品と成形型を溶剤に浸して、成形型
    を鋳造品から溶融除去する工程を更に備えたことを特徴
    とする請求項32記載の成形型を用いた鋳造方法。
  35. 【請求項35】鋳造品と成形型を溶融塩中で塩浴除去し
    て、成形型をスラッジ状無機物とガスとに分解する工程
    を更に備えたことを特徴とする請求項32記載の成形型
    を用いた鋳造方法。
  36. 【請求項36】鋳造品と成形型を高温に加熱されたアル
    ミナ微粒子または砂微粒子からなる流動層中で加熱処理
    して成形型をスラッジ状無機物とガスとに分解する工程
    を更に備えたことを特徴とする請求項32記載の成形型
    を用いた鋳造方法。
  37. 【請求項37】各々が同一種類の金属粒子と同一種類の
    粘着性有機物とを有する複数種類のペレットを備え、各
    種類のペレット中の金属粒子の体積は、各種類のペレッ
    ト毎に変化していることを特徴とするペレットの組合
    体。
  38. 【請求項38】各種類のペレットは黒鉛を更に有し、各
    種類のペレットの黒鉛の含有体積は金属粒子の含有体積
    の増加に対応して増加することを特徴とする請求項37
    記載のペレットの組合体。
  39. 【請求項39】各々が同一種類の耐熱性無機物粒子と同
    一種類の粘着性有機物とからなるペレットを備え、各種
    類のペレット中の耐熱性無機物粒子の体積は、各種類の
    ペレット毎に変化していることを特徴とするペレットの
    組合体。
  40. 【請求項40】各種類のペレットは黒鉛を更に有し、各
    種類のペレットの黒鉛の含有体積は耐熱性無機物粒子の
    含有体積の増加に対応して増加することを特徴とする請
    求項39記載のペレットの組合体。
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