JPH105242A - 内視鏡用高周波切除具 - Google Patents
内視鏡用高周波切除具Info
- Publication number
- JPH105242A JPH105242A JP8162794A JP16279496A JPH105242A JP H105242 A JPH105242 A JP H105242A JP 8162794 A JP8162794 A JP 8162794A JP 16279496 A JP16279496 A JP 16279496A JP H105242 A JPH105242 A JP H105242A
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- tube
- wire
- flexible tube
- pipe
- endoscope
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スネアワイヤーでポリープ等の切除対象物を容
易かつ確実に緊縛することができるようにして、その後
の切除を正しくスピーディーに行うことができる内視鏡
用高周波切除具を提供すること。 【解決手段】先端にスネアワイヤー5が連結された操作
ワイヤー33に対して軸線方向に移動しないように設け
られた外套管31を、スネアワイヤー5のループを開閉
させるための可撓管32に対して軸線方向に相対的に進
退自在に可撓管32の外周を囲むように配置した。
易かつ確実に緊縛することができるようにして、その後
の切除を正しくスピーディーに行うことができる内視鏡
用高周波切除具を提供すること。 【解決手段】先端にスネアワイヤー5が連結された操作
ワイヤー33に対して軸線方向に移動しないように設け
られた外套管31を、スネアワイヤー5のループを開閉
させるための可撓管32に対して軸線方向に相対的に進
退自在に可撓管32の外周を囲むように配置した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡を介して
体腔内のポリープ等を切除するために用いられる内視鏡
用高周波切除具に関する。
体腔内のポリープ等を切除するために用いられる内視鏡
用高周波切除具に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡用高周波切除具は一般に、可撓管
内に通された操作ワイヤーの先端にスネアワイヤーを取
り付け、スネアワイヤーが、可撓管の先端内に引き込ま
れた状態から先側へ押し出されると、自己の弾性によっ
て膨らんでループを形成し、その状態から操作ワイヤー
を手元側に引っ張れば、スネアワイヤーが可撓管の先端
内に引き込まれてループが縮小するようになっている。
内に通された操作ワイヤーの先端にスネアワイヤーを取
り付け、スネアワイヤーが、可撓管の先端内に引き込ま
れた状態から先側へ押し出されると、自己の弾性によっ
て膨らんでループを形成し、その状態から操作ワイヤー
を手元側に引っ張れば、スネアワイヤーが可撓管の先端
内に引き込まれてループが縮小するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の内
視鏡用高周波切除具でポリープを切除する場合、まず図
9に示されるように、内視鏡100の先端から少し突き
出した高周波切除具200の可撓管201の先端からス
ネアワイヤー203を押し出して、スネアワイヤー20
3のループがポリープ300を囲むようにする。そして
次に、操作ワイヤー202を可撓管に対して相対的に手
元側に引っ張る。
視鏡用高周波切除具でポリープを切除する場合、まず図
9に示されるように、内視鏡100の先端から少し突き
出した高周波切除具200の可撓管201の先端からス
ネアワイヤー203を押し出して、スネアワイヤー20
3のループがポリープ300を囲むようにする。そして
次に、操作ワイヤー202を可撓管に対して相対的に手
元側に引っ張る。
【0004】このとき、外面に露出する可撓管201
は、手元側が内視鏡の鉗子栓や処置具起上台等で押さえ
られるので、ほとんど動かない。したがって、操作ワイ
ヤー202だけが手元側に移動する。
は、手元側が内視鏡の鉗子栓や処置具起上台等で押さえ
られるので、ほとんど動かない。したがって、操作ワイ
ヤー202だけが手元側に移動する。
【0005】その結果、図10に示されるように、スネ
アワイヤー202のループがポリープ300の茎部を締
めつける程度まで縮む前に、スネアワイヤー202がポ
リープ300のある位置からずれてしまうので、ポリー
プをなかなかうまく緊縛することができない。
アワイヤー202のループがポリープ300の茎部を締
めつける程度まで縮む前に、スネアワイヤー202がポ
リープ300のある位置からずれてしまうので、ポリー
プをなかなかうまく緊縛することができない。
【0006】そこで本発明は、スネアワイヤーでポリー
プ等の切除対象物を容易かつ確実に緊縛することができ
るようにして、その後の切除を正しくスピーディーに行
うことができる内視鏡用高周波切除具を提供することを
目的とする。
プ等の切除対象物を容易かつ確実に緊縛することができ
るようにして、その後の切除を正しくスピーディーに行
うことができる内視鏡用高周波切除具を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用高周波切除具は、自然状態におい
て自己の弾性によりループを形成するように形成された
スネアワイヤーを、可撓管内に軸線方向に進退自在に挿
通された操作ワイヤーの先端に連結して、上記操作ワイ
ヤーを手元側からの遠隔操作によって上記可撓管に対し
て軸線方向に相対的に進退させることにより、上記スネ
アワイヤーを上記可撓管の先端から出し入れして膨縮さ
せるようにした内視鏡用高周波切除具において、上記操
作ワイヤーに対して軸線方向に移動しないように設けた
外套管を、上記可撓管に対して軸線方向に相対的に進退
自在に上記可撓管の外周を囲むように配置したことを特
徴とする。
め、本発明の内視鏡用高周波切除具は、自然状態におい
て自己の弾性によりループを形成するように形成された
スネアワイヤーを、可撓管内に軸線方向に進退自在に挿
通された操作ワイヤーの先端に連結して、上記操作ワイ
ヤーを手元側からの遠隔操作によって上記可撓管に対し
て軸線方向に相対的に進退させることにより、上記スネ
アワイヤーを上記可撓管の先端から出し入れして膨縮さ
せるようにした内視鏡用高周波切除具において、上記操
作ワイヤーに対して軸線方向に移動しないように設けた
外套管を、上記可撓管に対して軸線方向に相対的に進退
自在に上記可撓管の外周を囲むように配置したことを特
徴とする。
【0008】なお、上記操作ワイヤーの基端と上記外套
管の基端とが共に手元側操作部の本体に対して連結固定
され、上記可撓管の基端が上記手元側操作部において上
記本体に対して可動の部材に連結固定されていてもよ
い。
管の基端とが共に手元側操作部の本体に対して連結固定
され、上記可撓管の基端が上記手元側操作部において上
記本体に対して可動の部材に連結固定されていてもよ
い。
【0009】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の内
視鏡用高周波切除具の全体構成を示しており、操作部本
体10は、前後方向に細長いスリット13が形成された
本体部材11の手元側に、操作者の手の第1指を通して
係合させるための親指かけ12が取り付けられて構成さ
れている。
態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態の内
視鏡用高周波切除具の全体構成を示しており、操作部本
体10は、前後方向に細長いスリット13が形成された
本体部材11の手元側に、操作者の手の第1指を通して
係合させるための親指かけ12が取り付けられて構成さ
れている。
【0010】操作部本体10に対してスライドできるよ
うに設けられたスライダー20は、前後方向に移動自在
にスリット13内に配置されたスライド片21のスリッ
ト13からの突出部分に、筒状のスライド筒22が固定
的に連結されて構成されている。
うに設けられたスライダー20は、前後方向に移動自在
にスリット13内に配置されたスライド片21のスリッ
ト13からの突出部分に、筒状のスライド筒22が固定
的に連結されて構成されている。
【0011】そして、スライド筒22の外周面に間隔を
あけて突設された一対の鍔23の間の部分が、操作者の
手の第2指と第3指を係合させるための指かけ24にな
っている。
あけて突設された一対の鍔23の間の部分が、操作者の
手の第2指と第3指を係合させるための指かけ24にな
っている。
【0012】図示されていない内視鏡の処置具挿通チャ
ンネルに通される挿入部30の最外層は、例えば四フッ
化エチレン製の可撓性チューブによって形成された外套
管31であり、スライド筒22の前端部に螺合する固定
ナット2によって基端部がスライド筒22に連結固定さ
れている。
ンネルに通される挿入部30の最外層は、例えば四フッ
化エチレン製の可撓性チューブによって形成された外套
管31であり、スライド筒22の前端部に螺合する固定
ナット2によって基端部がスライド筒22に連結固定さ
れている。
【0013】外套管31の内側には、外径が外套管31
の内径より細い可撓性チューブからなる内管32が、外
套管31に対して相対的に軸線方向に移動自在に外套管
31と同軸に配置されている。
の内径より細い可撓性チューブからなる内管32が、外
套管31に対して相対的に軸線方向に移動自在に外套管
31と同軸に配置されている。
【0014】この内管32の基端は、本体部材11の先
端に連結固定されている。そして内管32の先端は、外
套管31の先端の近傍に位置していて、図1に示される
ように操作部本体10に対してスライダー20が先側に
寄せられた状態では、内管32の先端が外套管31の先
端内に退避している。
端に連結固定されている。そして内管32の先端は、外
套管31の先端の近傍に位置していて、図1に示される
ように操作部本体10に対してスライダー20が先側に
寄せられた状態では、内管32の先端が外套管31の先
端内に退避している。
【0015】また、図3に示されるように、操作部本体
10に対してスライダー20が後側(手元側)に寄せら
れた状態では、内管32の先端が外套管31の先端から
突出するようになっている。
10に対してスライダー20が後側(手元側)に寄せら
れた状態では、内管32の先端が外套管31の先端から
突出するようになっている。
【0016】内管32内の軸線位置には、可撓性のある
操作ワイヤー33が軸線方向に進退自在に挿通配置され
ており、図2にII−II断面が拡大して示されるように、
操作ワイヤー33の基端にロー付け固着された固定駒3
がスライド片21に埋め込まれている。このように、外
套管31と操作ワイヤー33は、共に基端側がスライド
筒22に連結されており、相対的に軸線方向に移動しな
い。
操作ワイヤー33が軸線方向に進退自在に挿通配置され
ており、図2にII−II断面が拡大して示されるように、
操作ワイヤー33の基端にロー付け固着された固定駒3
がスライド片21に埋め込まれている。このように、外
套管31と操作ワイヤー33は、共に基端側がスライド
筒22に連結されており、相対的に軸線方向に移動しな
い。
【0017】操作ワイヤー33の基端部分には高周波接
続プラグ(図示せず)が接続されていて、外部に配置さ
れた高周波電源からスネアワイヤー5に操作ワイヤー3
3を介して処置用の高周波電流を流すことができる。
続プラグ(図示せず)が接続されていて、外部に配置さ
れた高周波電源からスネアワイヤー5に操作ワイヤー3
3を介して処置用の高周波電流を流すことができる。
【0018】操作ワイヤー33の先端には、スネアワイ
ヤー5の基端部が接続管6を介して接続固定されてい
る。スネアワイヤー5は2本の例えばステンレス鋼線製
の撚り線であり、先端が先端チップ51によって結束さ
れて、自然状態において自己の弾性によって膨らんでル
ープを形成するように形成されている。
ヤー5の基端部が接続管6を介して接続固定されてい
る。スネアワイヤー5は2本の例えばステンレス鋼線製
の撚り線であり、先端が先端チップ51によって結束さ
れて、自然状態において自己の弾性によって膨らんでル
ープを形成するように形成されている。
【0019】このように構成された内視鏡用高周波切除
具は、図3に示されるように、指かけ24を親指かけ1
2に近づける方向に操作すると、内管32の先端部分が
外套管31の先端から突出して、スネアワイヤー5を後
方外側から押圧して閉じさせる。図3には、内管23が
先側へいっぱいに突き出されて、スネアワイヤー5が内
管32内に完全に収納された状態が示されている。
具は、図3に示されるように、指かけ24を親指かけ1
2に近づける方向に操作すると、内管32の先端部分が
外套管31の先端から突出して、スネアワイヤー5を後
方外側から押圧して閉じさせる。図3には、内管23が
先側へいっぱいに突き出されて、スネアワイヤー5が内
管32内に完全に収納された状態が示されている。
【0020】そして、図1に示されるように、指かけ2
4を親指かけ12から遠ざける方向に操作すると、内管
32の先端部分が外套管31の先端内に退避して、スネ
アワイヤー5が自己の弾力性によって広がってループを
形成する。
4を親指かけ12から遠ざける方向に操作すると、内管
32の先端部分が外套管31の先端内に退避して、スネ
アワイヤー5が自己の弾力性によって広がってループを
形成する。
【0021】このとき、外套管31が内視鏡との接触等
によって動きにくくなっているので、操作部本体10に
連結された内管32だけが移動し、スネアワイヤー5は
前後方向には動かない。
によって動きにくくなっているので、操作部本体10に
連結された内管32だけが移動し、スネアワイヤー5は
前後方向には動かない。
【0022】したがって、体腔内にある異物を回収する
場合には、図3に示されるように内管32を突き出して
スネアワイヤー5を閉じた状態にし、高周波切除具を内
視鏡の処置具挿通チャンネルに通した後、高周波切除具
の先端を内視鏡の先端から突出させ、内管32を操作ワ
イヤー33内に引っ込めてスネアワイヤー5をループ状
に膨らませる。
場合には、図3に示されるように内管32を突き出して
スネアワイヤー5を閉じた状態にし、高周波切除具を内
視鏡の処置具挿通チャンネルに通した後、高周波切除具
の先端を内視鏡の先端から突出させ、内管32を操作ワ
イヤー33内に引っ込めてスネアワイヤー5をループ状
に膨らませる。
【0023】そして、図4に示されるように、内視鏡1
00からさらに外套管31を突き出し、スネアワイヤー
5がポリープ300を囲むようにセットしてから、図5
に示されるように、内管32を押し出してスネアワイヤ
ー5を後方から絞り、スネアワイヤー5のループを小さ
くする。
00からさらに外套管31を突き出し、スネアワイヤー
5がポリープ300を囲むようにセットしてから、図5
に示されるように、内管32を押し出してスネアワイヤ
ー5を後方から絞り、スネアワイヤー5のループを小さ
くする。
【0024】すると、スネアワイヤー5が前後方向に移
動することなくそのループを小さくすることができるの
で、ポリープ300を手前へ引っ張ることなくスネアワ
イヤー5でしっかりと緊縛することができ、その状態で
スネアワイヤー5に高周波電流を通じることによってポ
リープ300を切除することができる。
動することなくそのループを小さくすることができるの
で、ポリープ300を手前へ引っ張ることなくスネアワ
イヤー5でしっかりと緊縛することができ、その状態で
スネアワイヤー5に高周波電流を通じることによってポ
リープ300を切除することができる。
【0025】図6は、本発明の第2の実施の形態の内視
鏡用高周波切除具の全体構成を示しており、挿入部30
は第1の実施の形態と同じである。外套管31の手元側
端部は、操作部本体210に螺合する固定ナット202
によって操作部本体210に押さえつけられて固定され
ている。そして操作部本体210からは、一本の連結棒
201が内管32と平行に手元側に向かって真っ直ぐに
突設されている。
鏡用高周波切除具の全体構成を示しており、挿入部30
は第1の実施の形態と同じである。外套管31の手元側
端部は、操作部本体210に螺合する固定ナット202
によって操作部本体210に押さえつけられて固定され
ている。そして操作部本体210からは、一本の連結棒
201が内管32と平行に手元側に向かって真っ直ぐに
突設されている。
【0026】連結棒201は、先端側が操作部本体21
0に穿設された孔に嵌め込まれ、さらにその先端に形成
されたネジ部が操作部本体210に螺合している。そし
て、連結棒201の手元側端部には、操作者の第1指を
係合させるための親指かけ212が取り付けられてい
る。
0に穿設された孔に嵌め込まれ、さらにその先端に形成
されたネジ部が操作部本体210に螺合している。そし
て、連結棒201の手元側端部には、操作者の第1指を
係合させるための親指かけ212が取り付けられてい
る。
【0027】連結棒201の手元側端部は、親指かけ2
12に穿設された孔に嵌め込まれ、その側方から親指か
け212にねじ込まれた固定ネジ213によって親指か
け212に固定されている。固定ねじ213が少し緩ん
でも両部品が離れないように、固定ねじ213の先端が
当接する部分には連結棒201に周状に溝が形成されて
いる。
12に穿設された孔に嵌め込まれ、その側方から親指か
け212にねじ込まれた固定ネジ213によって親指か
け212に固定されている。固定ねじ213が少し緩ん
でも両部品が離れないように、固定ねじ213の先端が
当接する部分には連結棒201に周状に溝が形成されて
いる。
【0028】したがって、親指かけ212は連結棒20
1によって操作部本体210に固定的に連結された状態
にあり、固定ねじ213を緩めればその連結状態が解除
される。また、操作部本体210に対する連結棒201
の先端の螺合を解くことも可能である。
1によって操作部本体210に固定的に連結された状態
にあり、固定ねじ213を緩めればその連結状態が解除
される。また、操作部本体210に対する連結棒201
の先端の螺合を解くことも可能である。
【0029】操作ワイヤー33の手元側端部部分は、内
管32内から延び出して、操作部本体210と親指かけ
212との間において真っ直ぐに連結棒201と平行に
配置されていて、端部に固着された抜け止め管203の
部分が親指かけ212に埋め込まれている。
管32内から延び出して、操作部本体210と親指かけ
212との間において真っ直ぐに連結棒201と平行に
配置されていて、端部に固着された抜け止め管203の
部分が親指かけ212に埋め込まれている。
【0030】また、ステンレス鋼製の座屈防止用パイプ
207が、固定ナット202の固定部まで操作ワイヤー
33に被覆されている。このような構造により、操作部
本体210に連結された外套管31と親指かけ212に
連結された操作ワイヤー33は、相対的に動かないよう
に固定された状態にある。
207が、固定ナット202の固定部まで操作ワイヤー
33に被覆されている。このような構造により、操作部
本体210に連結された外套管31と親指かけ212に
連結された操作ワイヤー33は、相対的に動かないよう
に固定された状態にある。
【0031】操作部本体210と親指かけ212との間
には空間があるが、連結棒201に沿って一定範囲で前
後方向にスライド可能なスライダー220がそこに配置
されている。そして、スライダー220の外周面に間隔
をあけて突設された一対の鍔223の間の部分が、操作
者の手の第2指と第3指を係合させるための指かけ22
4になっている。
には空間があるが、連結棒201に沿って一定範囲で前
後方向にスライド可能なスライダー220がそこに配置
されている。そして、スライダー220の外周面に間隔
をあけて突設された一対の鍔223の間の部分が、操作
者の手の第2指と第3指を係合させるための指かけ22
4になっている。
【0032】スライダー220には、操作ワイヤー33
等の軸線方向に二つの貫通孔が形成されていて、その一
方には操作ワイヤー33が緩く通され、もう一方には連
結棒201が摺動自在に通されている。
等の軸線方向に二つの貫通孔が形成されていて、その一
方には操作ワイヤー33が緩く通され、もう一方には連
結棒201が摺動自在に通されている。
【0033】そしてスライダー220には、内管32の
手元側端部が連結されて接合固定されている。204
は、内管32の端部が広がらないように押さえるための
押さえ管である。
手元側端部が連結されて接合固定されている。204
は、内管32の端部が広がらないように押さえるための
押さえ管である。
【0034】このような構造により、内管32はスライ
ダー220と共に(したがって、指かけ224と共
に)、外套管31及び操作ワイヤー33に対して軸線方
向に移動可能になっている。
ダー220と共に(したがって、指かけ224と共
に)、外套管31及び操作ワイヤー33に対して軸線方
向に移動可能になっている。
【0035】内管32の先端は、外套管31の先端の近
傍に位置していて、図6に示されるように操作部本体2
10に対してスライダー220が手元側に寄せられた状
態では、内管32の先端が外套管31の先端内に退避し
ており、スネアワイヤー5の先側が自己の弾力性によっ
て開いてループを形成する。
傍に位置していて、図6に示されるように操作部本体2
10に対してスライダー220が手元側に寄せられた状
態では、内管32の先端が外套管31の先端内に退避し
ており、スネアワイヤー5の先側が自己の弾力性によっ
て開いてループを形成する。
【0036】図7に示されるように操作部本体210に
対してスライダー220が先側に寄せられた状態では、
内管32の先端が外套管31の先端から突出して、スネ
アワイヤー5がその中に収納される。
対してスライダー220が先側に寄せられた状態では、
内管32の先端が外套管31の先端から突出して、スネ
アワイヤー5がその中に収納される。
【0037】このように構成された内視鏡用高周波切除
具は、操作部本体210と親指かけ212とが、操作ワ
イヤー33からずらして操作ワイヤー33と平行に配置
された一本の連結棒201によって連結されていて、操
作ワイヤー33を囲むような構成ではないので、使用後
に比較的容易に操作ワイヤー33の周辺まで洗浄するこ
とができる。
具は、操作部本体210と親指かけ212とが、操作ワ
イヤー33からずらして操作ワイヤー33と平行に配置
された一本の連結棒201によって連結されていて、操
作ワイヤー33を囲むような構成ではないので、使用後
に比較的容易に操作ワイヤー33の周辺まで洗浄するこ
とができる。
【0038】そして、固定ねじ213を緩めて連結棒2
01と親指かけ212との連結を解除し、親指かけ21
2を手元側に引っ張れば、先端にスネアワイヤー5が付
いた操作ワイヤー33を内管32内から手元側に抜き出
すことができる。
01と親指かけ212との連結を解除し、親指かけ21
2を手元側に引っ張れば、先端にスネアワイヤー5が付
いた操作ワイヤー33を内管32内から手元側に抜き出
すことができる。
【0039】そのようにすれば、抜き出された操作ワイ
ヤー33等を充分に洗浄できるのはもちろん、さらにス
ライダー220を操作部本体210に対して手元側に引
っ張って、外套管31内から内管32を抜き出し、各部
を充分に洗浄することができる。
ヤー33等を充分に洗浄できるのはもちろん、さらにス
ライダー220を操作部本体210に対して手元側に引
っ張って、外套管31内から内管32を抜き出し、各部
を充分に洗浄することができる。
【0040】内管32内には、スライダー220側から
洗浄液を注入することができ、その注入口元221はテ
ーパー状に形成されている。同様にして、操作ワイヤー
33内には操作部本体210側から洗浄液を注入するこ
とができる。
洗浄液を注入することができ、その注入口元221はテ
ーパー状に形成されている。同様にして、操作ワイヤー
33内には操作部本体210側から洗浄液を注入するこ
とができる。
【0041】スネアワイヤー5が大きくて内管32内を
通過できないような構造の場合には、例えば図8に示さ
れるように、操作ワイヤー33の手元側端部に抜け止め
管203を取り付けずに、固定ネジ214によって親指
かけ212に固定する。
通過できないような構造の場合には、例えば図8に示さ
れるように、操作ワイヤー33の手元側端部に抜け止め
管203を取り付けずに、固定ネジ214によって親指
かけ212に固定する。
【0042】そのように構成すれば、固定ネジ214を
緩めることによって操作ワイヤー33と親指かけ212
との連結状態が解除されるので、スネアワイヤー5を前
方に引っ張ることによって、内管32内から前方に操作
ワイヤー33を抜き出すことができる。
緩めることによって操作ワイヤー33と親指かけ212
との連結状態が解除されるので、スネアワイヤー5を前
方に引っ張ることによって、内管32内から前方に操作
ワイヤー33を抜き出すことができる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、先端にスネアワイヤー
が連結された操作ワイヤーに対して軸線方向に移動しな
いように設けられた外套管を、スネアワイヤーのループ
を開閉させるための可撓管に対して軸線方向に相対的に
進退自在に可撓管の外周を囲むように配置したことによ
り、ポリープを緊縛できる位置に誘導されたスネアワイ
ヤーを前後方向に移動させることなく、可撓管を先側に
突出させることによってスネアワイヤーのループを閉じ
させてポリープを容易かつ確実に緊縛することができ、
その後のポリープ切除を正しくスピーディーに行うこと
ができる。
が連結された操作ワイヤーに対して軸線方向に移動しな
いように設けられた外套管を、スネアワイヤーのループ
を開閉させるための可撓管に対して軸線方向に相対的に
進退自在に可撓管の外周を囲むように配置したことによ
り、ポリープを緊縛できる位置に誘導されたスネアワイ
ヤーを前後方向に移動させることなく、可撓管を先側に
突出させることによってスネアワイヤーのループを閉じ
させてポリープを容易かつ確実に緊縛することができ、
その後のポリープ切除を正しくスピーディーに行うこと
ができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の高周波切除具の開
状態の側面断面図である。
状態の側面断面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の高周波切除具の閉
状態の側面断面図である。
状態の側面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の高周波切除具の使
用状態の先端部分の側面図である。
用状態の先端部分の側面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の高周波切除具の使
用状態の先端部分の側面図である。
用状態の先端部分の側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の高周波切除具の開
状態の側面断面図である。
状態の側面断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の高周波切除具の閉
状態の側面断面図である。
状態の側面断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の高周波切除具の操
作部の部分断面図である。
作部の部分断面図である。
【図9】従来の高周波切除具の使用状態の先端部分の側
面図である。
面図である。
【図10】従来の高周波切除具の使用状態の先端部分の
側面図である。
側面図である。
5 スネアワイヤー 10 操作部本体 20 スライダー 31 外套管 32 内管 33 操作ワイヤー
Claims (2)
- 【請求項1】自然状態において自己の弾性によりループ
を形成するように形成されたスネアワイヤーを、可撓管
内に軸線方向に進退自在に挿通された操作ワイヤーの先
端に連結して、上記操作ワイヤーを手元側からの遠隔操
作によって上記可撓管に対して軸線方向に相対的に進退
させることにより、上記スネアワイヤーを上記可撓管の
先端から出し入れして膨縮させるようにした内視鏡用高
周波切除具において、 上記操作ワイヤーに対して軸線方向に移動しないように
設けた外套管を、上記可撓管に対して軸線方向に相対的
に進退自在に上記可撓管の外周を囲むように配置したこ
とを特徴とする内視鏡用高周波切除具。 - 【請求項2】上記操作ワイヤーの基端と上記外套管の基
端とが共に手元側操作部の本体に対して連結固定され、
上記可撓管の基端が上記手元側操作部において上記本体
に対して可動の部材に連結固定されている請求項1記載
の内視鏡用バスケット型異物回収具。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8162794A JPH105242A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 内視鏡用高周波切除具 |
US08/872,169 US5993474A (en) | 1996-06-11 | 1997-06-10 | Treatment accessory for endoscope |
EP97109504A EP0813842A3 (en) | 1996-06-11 | 1997-06-11 | Treatment accessory for endoscope |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8162794A JPH105242A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 内視鏡用高周波切除具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH105242A true JPH105242A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15761342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8162794A Pending JPH105242A (ja) | 1996-06-11 | 1996-06-24 | 内視鏡用高周波切除具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH105242A (ja) |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP8162794A patent/JPH105242A/ja active Pending
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