JPH1052398A - 内視鏡用逆止弁 - Google Patents

内視鏡用逆止弁

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JPH1052398A
JPH1052398A JP8227798A JP22779896A JPH1052398A JP H1052398 A JPH1052398 A JP H1052398A JP 8227798 A JP8227798 A JP 8227798A JP 22779896 A JP22779896 A JP 22779896A JP H1052398 A JPH1052398 A JP H1052398A
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JP
Japan
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valve
valve body
pipe
hole
valve element
Prior art date
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Pending
Application number
JP8227798A
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English (en)
Inventor
Shuji Komi
修二 小見
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体圧力を弁体に良好に作用させて弁体の屈
曲動作を確実に行わせ、また弁体の密着度を向上させて
高い逆流防止効果が得られるようにする。 【解決手段】 第1支持筒21と第2支持筒22を結合
させ、これら支持筒内の空間に、弁部24と円板状の補
助部材25を嵌合しバネ30を介して配置する。この弁
部24には、屈曲する弁体24Aが設けられるが、補助
部材25には管路の中心軸から径方向へずらした位置に
管出口部として貫通孔27を形成し、この弁部24と補
助部材25の回転方向の位置決めを、突起26及び位置
決め孔28により行う。これにより、上記貫通孔27は
弁体24Aの先端側に配置され、弁体24Aの屈曲動作
が良好に行われる。また、別体となる上記補助部材25
はその当り面を高い面精度で加工できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡用逆止弁、特
に内視鏡において各種目的のために送気或いは送水する
流体管で用いられる逆流防止弁の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡では、先端部の送気/送水ノズル
から観察窓等へ向けて空気を送給するための送気管、同
ノズルから水(生理食塩水等)を送給するための送水
管、被観察体内へ水を供給するためのウォータージェッ
ト管、先端部のレンズ面を洗浄するためのレンズ面フラ
ッシュ管等が配置されており、これらの管には逆止弁が
配置される。
【0003】図3には、上記送気/送水管のバルブ装置
及び逆止弁の構成が示されている。図示されるように、
内視鏡の操作部1にバルブ装置のシリンダ部2が取り付
けられ、このシリンダ部2にピストン部3が配置され
る。このシリンダ部2には、送気管4A,4B、送水管
5A,5Bが接続されている。
【0004】一方、上記ピストン部3では、押し釦6を
有するピストン軸7がバネ8を介して取り付けられ、こ
のピストン軸7には、中心軸に沿って貫通する流路E1
、外周部に形成した環状の流路E2 が設けられる。従
って、このバルブ装置によれば、図の状態で押し釦6
(ピストン軸7)の流路E1 の上部開口を塞ぐことによ
り送気状態となり、空気は送気管4Aから4Bへ流れて
先端部の送気/送水ノズルまで供給される。また、上記
押し釦6を押し込むと、流路E2 により送水状態とな
り、水は送水管5Aから流路E2 を介して送水管5Bへ
流れ、同様に送気/送水ノズルまで送られる。そして、
当該例では上記の送気管4Bの途中に逆止弁10が配置
される。
【0005】図4には、上記逆止弁10の構成が示され
ており、この逆止弁10は、内部に円柱状空間を備えた
第1支持筒(配管具)11と同様の第2支持筒12を螺
合結合する構成とされる。そして、上記第1支持筒11
の内部空間に、舌状の弁体14Aを有する弁部14が配
置され、この弁部14はバネ15で第1支持筒11側の
管出口部11Aの当り面に押圧される。
【0006】このような逆止弁10によれば、第1支持
筒11の管路へ空気が流入すると、弁体14Aが弁部1
4の基線G[図(B)]を支点として第2支持筒12側
へ曲がり、空気は第2支持筒12の管路を通って先端側
へ送られる。一方、第1支持筒11の管路内への空気の
流入が停止されると、上記弁体14Aは垂直状態に復帰
して、出口部11Aを塞ぐことになる。従って、第2支
持筒12側の管路から逆流圧力が加わった場合でも、上
記弁体14Aから第1支持筒11側へ空気等が逆流する
ことはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の逆止弁10では、弁体14Aの屈曲動作の支点とな
る基線Gと第1支持筒11の管路の中心軸位置との間の
距離tが約1mm程度となっており、この距離tが弁体
14Aの長さに対して比較的短いことから、弁体14A
が曲がり難く開かない場合があった。即ち、この弁体1
4Aを屈曲させる流体圧力がその根元側部分へ与えられ
るので、弁体14Aの開作用を効率的に行うことができ
ない。従って、例えば長期間使用しなかったとき、体液
や汚物等が弁部14に溜まったようなときには、通常の
場合よりも高い圧力で弁体14Aを押してやる必要があ
ることから、弁体14Aがスムーズに開かないことにな
る。
【0008】一方、上記の距離tを長くするためには、
上記基線Gの位置を下側へ移動させることが考えられる
が、この場合には、弁部14全体を大きくしなければな
らず、この結果内視鏡の操作部1等の径も大きくなり、
操作性が悪くなるという問題がある。
【0009】また、上記逆止弁10の逆流防止は、上記
弁体14Aの表面と第1支持筒11の管出口部11Aの
当り面(壁面)との密着度が高い程、その効果が高くな
る。従って、逆流防止の効果を上げるためには、上記当
り面の面精度を高くする必要があるが、この当り面は、
第1支持筒11の円筒空間の奥の方の壁面であるから、
面精度の高い加工が困難であるという問題があった。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、流体圧力を弁体に良好に作用させ
ることにより、弁体の屈曲動作を確実に行わせ、また弁
体とその当り面の密着度を向上させることにより、高い
逆流防止効果が得られる内視鏡用逆止弁を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1請求項記載の発明は、流通管の出口部を弁体で
塞いで逆流を防止し、流体圧力により弁体を屈曲させて
開状態となる内視鏡用逆止弁において、上記管出口部を
管の中心軸から径方向へずらした位置に形成し、この管
出口部が上記弁体の先端側に配置されるようにしたこと
を特徴とする。第2請求項記載の発明は、円筒状の支持
筒と、この支持筒内に配置され、弁体を屈曲自在に支持
する弁部と、上記管出口部となる貫通孔を形成した板状
部材からなり、この貫通孔が上記弁体の先端側へ配置さ
れる位置関係で、上記支持筒内へ取り付けられる補助部
材と、を含んで構成したことを特徴とする。
【0012】上記の第1請求項記載の構成によれば、管
出口部からの流体圧力が従来に比べて弁体の先端側、即
ち屈曲の支点から離れた位置へ与えられることになるの
で、弁体の開作用が確実かつスムーズとなる。
【0013】また、第2請求項記載の構成によれば、管
出口部を設けた板状の補助部材は、円筒状の支持筒と別
体となるので、この補助部材における弁体の当り面(当
接面)を高い面精度に加工できることになる。従って、
従来に比較して、弁体と補助部材の密着度を容易に向上
でき、逆流防止が確実に行われる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施形態の一
例である内視鏡用逆止弁の構成が示され、図2には、逆
止弁の一部の分解図が示されている。この逆止弁は、図
3で示した送気/送水バルブ装置の近くの送水管に配置
されるものである。図1(A)において、逆止弁20
は、円柱状空間及び管路F1 を有する第1支持筒(ステ
ンレス製の配管具)21と同様に円柱状空間及び管路F
2 を有する第2支持筒(配管具)22を備え、第1支持
筒21の雌ネジ部と第2支持筒22の雄ネジ部の螺合に
より両者が結合するようになっている。
【0015】そして、上記第1支持筒21の内部に、弁
部24と補助部材25が嵌合配置されることになる。即
ち、上記弁部24はシリコンゴム等を材料とし、図1
(B)に示されるように、基線Gの部分を残して舌状に
切り抜かれ、かつ外周部よりも薄くされた弁体24Aを
有しており、この弁体24Aが上記基線Gを支点として
折り曲がるように構成されている。また、この弁体24
Aの下側で弁部24の第1支持筒21側の面には、ピン
状突起26が一体に形成される。
【0016】一方、上記補助部材25はテフロン等の合
成樹脂性材料で円板状に形成され、この補助部材25
に、管出口部となる貫通孔27が設けられ、この貫通孔
27は、図示されるように、補助部材25の円中心から
径方向にずらした位置に設けられる。また、この補助部
材25には、上記弁部24のピン状突起26を差し込む
位置決め孔(貫通孔)28が上記貫通孔27の下側に形
成されており、この位置決め孔28とピン状突起26の
嵌合により、弁体24と補助部材25の互いの回転方向
の位置関係を一定に保ち、上記貫通孔27を上記弁体2
4Aの先端側へ位置決めできるようになっている。
【0017】更に、図1(A)に示されるように、第1
支持筒21の内部は、上記弁体24の外径と補助部材2
5の外径に合せて、その内径を2段に異ならせた円柱状
空間とされ、この空間に弁部24と補助部材25が嵌合
配置される。また、管路F1と上記空間との間に、管路
F1 の径よりも大きい連結路F2 が形成され、この連結
路F2 が上記補助部材25の貫通孔27に連通する(回
転位置に拘らず)ように構成される。そして、上記弁部
24及び補助部材25を上記連結路F2 の壁面に押圧す
るためのバネ30が配置され、このバネ30により弁体
24Aは補助部材25の当り面に密着する。
【0018】上記の構成によれば、補助部材25の位置
決め孔28に弁部24の突起26を嵌合し、両者を合体
させた状態で第1支持筒21内に挿入・嵌合し、この支
持筒21に、バネ30を装着した第2支持筒22を螺合
結合させると、図1(A)の状態となる。そうすると、
上記突起26と位置決め孔28の嵌合による回転方向の
位置決めにより、図1(B)に示されるように、補助部
材25の貫通孔27が弁体24Aの先端側に配置され
る。即ち、この貫通孔27の中心軸と弁体24Aの基線
Gとの距離Tは、従来の図4の距離tよりも大きくなり
(T>t)、弁体24Aの屈曲動作を小さな流体圧力で
円滑に行わせることができる。
【0019】従って、内視鏡を長期間使用しなかった場
合、体液や汚物等が弁部24に溜まってしまった場合で
も、弁体24Aの屈曲動作をスムーズに行わせることが
できる。即ち、第1支持筒21の流路F1 に導かれる流
体により、補助部材25の貫通孔27から弁体24Aに
圧力が加えられると、弁体24Aは垂直位置から流通方
向へ屈曲し、弁が開状態となって、流体は内視鏡先端側
へ送られる。一方、流体の供給を停止したときには、弁
体24Aは垂直位置に復帰し、補助部材25の当り面に
密着して管出口部である貫通孔27を塞ぎ、これによっ
て流体の逆流が防止される。
【0020】また、このような逆流防止機能において
も、実施形態例では、別体の補助部材25を設けたこと
により、良好な逆流防止効果を得ることができる。即
ち、この補助部材25は、第1支持筒21から取り外し
た状態で、その当り面を高精度に仕上げることができ、
これによって当り面と上記弁体24Aとの密着度が向上
し、逆流防止効果を高くすることになる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、第1請求項記載の
発明によれば、管出口部を管の中心軸から径方向へずら
した位置に設け、この管出口部が屈曲動作する弁体の先
端側に配置されるようにしたので、流体圧力を弁体に良
好に作用させ、弁体の屈曲動作を確実に行わせることが
できる。従って、長期間の不使用、汚物の貯留等の事情
で弁が開かなくなるという不都合が解消される。
【0022】第2請求項記載の発明によれば、上記管出
口部となる貫通孔を別体の円板状の補助部材に形成した
ので、この補助部材の当り面を高精度に加工して、この
当り面と弁体との密着度を容易に向上させることがで
き、高い逆流防止効果を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る内視鏡用逆止弁の構
成を示し、図(A)は側断面図、図(B)は図(A)の
II−II線で切断した断面図である。
【図2】図1の支持筒、弁部及び補助部材の構成を示す
分解斜視図である。
【図3】従来の内視鏡における送気/送水バルブ装置及
び逆止弁を示す断面図である。
【図4】図3の逆止弁の構成を示し、図(A)は側断面
図、図(B)は図(A)のI−I線で切断した断面図で
ある。
【符号の説明】
10,20 … 逆止弁、 11,21 … 第1支持筒、 12,22 … 第2支持筒、 14,24 … 弁部、 14A,24A … 弁体、 25 … 補助部材、 26 … ピン状突起、 27 … 管出口部である貫通孔、 28 … 位置決め孔、 G … 基線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流通管の出口部を弁体で塞いで逆流を防
    止し、流体圧力により弁体を屈曲させて開状態となる逆
    止弁において、 上記管出口部を管の中心軸から径方向へずらした位置に
    形成し、この管出口部が上記弁体の先端側に配置される
    ようにしたことを特徴とする内視鏡用逆止弁。
  2. 【請求項2】 円筒状の支持筒と、 この支持筒内に配置され、弁体を屈曲自在に支持する弁
    部と、 上記管出口部となる貫通孔を形成した板状部材からな
    り、この貫通孔が上記弁体の先端側へ配置される位置関
    係で、上記支持筒内へ取り付けられる補助部材と、を含
    んで構成したことを特徴とする上記第1請求項記載の内
    視鏡用逆止弁。
JP8227798A 1996-08-09 1996-08-09 内視鏡用逆止弁 Pending JPH1052398A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9161680B2 (en) 2013-11-26 2015-10-20 Bracco Diagnostics Inc. Disposable air/water valve for an endoscopic device
CN107242849A (zh) * 2017-04-27 2017-10-13 重庆金山医疗器械有限公司 内窥镜灌流器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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