JPH1052215A - 菓子等の粉粒体まぶし装置および方法 - Google Patents
菓子等の粉粒体まぶし装置および方法Info
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- JPH1052215A JPH1052215A JP26665796A JP26665796A JPH1052215A JP H1052215 A JPH1052215 A JP H1052215A JP 26665796 A JP26665796 A JP 26665796A JP 26665796 A JP26665796 A JP 26665796A JP H1052215 A JPH1052215 A JP H1052215A
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Abstract
まぶす。 [解決手段] 粉粒体を収容する回転ドラムの内面に、
係止部材を立設し、回転ドラムの側面開口部に菓子製品
の搬入部と搬出部を設ける。
Description
ば草餅、団子、おはぎ等の朝生製品又はおにぎり等)に
黄粉、ごま、上南粉、青海苔等の粉粒体を均一にまぶす
方法及び装置に関するものである。
装置を設け、コンベア上を搬送する菓子の上面や側面に
粉粒体を散粉するものが提供されているが、この場合に
は菓子製品の底面には粉粒体を付着させることができな
いので、例えば特許公告昭和62年46149号に示さ
れるように、所定形状に成形した食品と穀粉とを連続搬
送してまぶせ部のドラム内に供給し、該まぶせ部にて粉
付けする連続粉付け方法において、該まぶせ部のバッフ
ル棒にて成形した素材食品と殻粉を共に回転させて、粉
付けするものが記載されている。
まぶし装置にあっては、殻粉と素材食品とを共に回転さ
せてまぶし、さらに余剰の殻粉を回収して有効利用でき
るものであるが、素材食品に殻粉を付着するためのドラ
ムの十分な距離が必要となり、専用のスペースを確保し
なければならなかった。さらに、回転するドラムを傾斜
させて入口よりも低い位置にあるドラムの出口から排出
しなければならないので、入口と出口との間に高低差が
生じて、人手による補助作業をおこなう場合において
は、出口は低位置での作業となり長時間の作業環境とし
ては良好なものとはいえない。また、まぶす必要のない
製品を生産する場合においては、このまぶし装置を取り
除かなければならない余計な作業が生じていた。
型化することができ、また人手による補助作業を行う場
合においても作業しやすい高さで行うことが可能であ
り、更には、まぶす必要のない製品を生産する場合にお
いても、まぶし装置を除去する必要のない装置を提供す
ることを目的とするものである。
に、本発明のまぶし装置においては、粉粒体を収容する
回転ドラムの内面にドラム内の菓子製品を係止する係止
部材を設け、この回転ドラムの側面に設けた開口部に菓
子製品等の搬入部と搬出部を設けたものである。
ドラム内面に円周を等分割して立設し、その形状は櫛状
のものや、金網状のものが効果的である。
の搬出部は前記開口部の上方位置で前記回転ドラム内に
設けることが好ましい。
おり、複数の紐状のベルトを掛け渡したコンベアベルト
として構成とすることが好ましい。
ぞれの端部は同一水平面においてお互いに近接可能とす
ることが好ましい。
製品等が投入されると、粉粒体を収容する回転ドラム内
で菓子製品が回転移動する過程で菓子製品に粉粒体がか
けられ、まぶされた製品が係止部材で掬い上げられて搬
出部に転載されるものである。この搬出部は開口部より
回転ドラム内部に挿入された位置に搬出部があり、複数
の紐状のベルトを掛け渡したコンベアベルトとしている
ので、搬出部に転載された菓子製品の余剰な粉粒体は紐
状のベルトの間から下方に落下し、回転ドラムの底部に
溜められ循環する。
示される第1実施の形態例に基づいて説明すると、図1
は第1本発明実施の形態例のまぶし装置の全体側面図で
あり、図2は一部断面で示た正面図、図3は断面で示す
装置の一部側面図である。本実施の形態例のまぶし装置
は、菓子等の製品1をまぶすための回転ドラム2と、こ
の回転ドラム2を支持しかつ回転駆動を伝達する駆動ベ
ース4より構成される。更に詳しく説明すると、図3に
示されるように、回転ドラム2の内面には櫛状の係止部
材3が取り付けられている。この係止部材3は回転ドラ
ム2の内周に等分割した位置に櫛状のものをドラムの中
心方向に向けて立設している。回転ドラム2を支持する
駆動ベース4について説明すると、駆動ベース4の側面
上部に駆動ローラー5二本を水平に設けている。したが
って回転ドラム2は駆動ローラー5の上にセットされて
支持される。駆動ローラー5がモーターによって回転す
ると、回転ドラム2に駆動を伝達させる。
口部6が設けられている。この開口部6の片面に菓子製
品の搬入部となる搬入コンベヤ7の先端を近接して設け
ている。さらに開口部6の他面から菓子製品の搬出部と
なる搬出コンベア8の先端を回転ドラム内に挿入して設
けている。搬出コンベア8は開口部6内の上方部に位置
しており、また搬入コンベア7は開口部6の下方部に位
置させている。
能な装置(図示せず)を設けて、搬入コンベア7の先端
部と近接可能にしている。
の形態の特徴部分を説明する。第1実施の形態例に示す
装置は、粉粒体9が各粒子間で付着性の少ない例えば、
ごま、青海苔等である場合には後述する作用効果を発揮
することができるが、粉粒体が、湿気、油等を含み押圧
力を受けると塊状になりやすいものを使う場合には期待
する作用効果を得ることが出来ない場合がある。すなわ
ち上記した塊状になりやすい粉粒体は、係止部材3をド
ラム2の内周面に略垂直に立設すると、粉粒体9は櫛状
の係止部材3に付着し易い性質であるうえに、係止部材
3と垂直に当たるために係止部材3からの押圧力や粉粒
体9の流動による反作用による抵抗等を受けて塊状とな
り櫛状の隙間を通過できずに、ドラム2の回転によって
係止部材3を越えてドラム2の底部に送られることとな
る。この場合の問題点としては粉粒体9が係止部材3に
規制されるために、ドラム2の底部に粉粒体9が無い時
間が発生し、その間に次の製品1がドラム2内に供給さ
れると製品1がドラム2の内周に付着してしまうという
不具合が発生し、かといって製品1の大きさの関係から
余り係止部材3の櫛状隙間を大きく空けることもできな
い。そこで第2の実施の形態は、上記した問題の発生す
る材料に対応可能となる本発明の実施の形態例を説明す
る。
明した回転ドラム2内に立設する係止部材の形態を異に
するものであるので、その回転ドラム2内に立設する係
止部材の特徴を中心に説明し、第1の実施の形態と同一
構成部分については同一符号により示し説明を省略す
る。ドラム2内に立設する係止部材3Bは、ドラム2内
周に等分割した位置に櫛状のものをドラムの中心方向か
ら約45°回転方向の後方に向けて傾斜して立設し、更
にその先端には略直角に回転方向に向けて折り返し10
を設けている。
入され先端が上方に位置しスロープ状にドラム2の外に
延びるように設けている。搬出部8Bは複数の細いシャ
フトにより構成し、その幅方向に湾曲している。搬出部
8Bの終端には、まぶし後の製品を受けるターンテーブ
ル11を設けている。ターンテーブル11は、縁の付い
た円形プレートであり下方のモータ12によって回転す
る。
態例においては、回転ドラム2内には粉粒体9が収容さ
れており、粉粒体9は回転ドラム2が回転すると同時に
回転方向に持ち上げられ、崩れ落ちる作用を繰り返す
が、この中に搬入コンベヤ7より菓子製品1が投入され
ると、製品1は粉粒体9の中に落下し、回転ドラム2の
回転と粉粒体9の流動作用により、粉粒体9上を転が
り、製品1表面には粉粒体9が付着することとなる。さ
らに回転が進むと製品1は係止部材3に係止されて上方
に掬い上げられる。この時の粉粒体9は係止部材3の隙
間から下方に落下し、製品1のみが回転ドラム2の回転
によって回転ドラム2の上方に運搬されていくものであ
る。上方に運搬された製品1は係止部材3の斜度が徐々
に増すので、係止部材3から転がり落下して、搬出コン
ベア8の上に転載されることになり、下流に搬出されて
菓子製品へのまぶしが完了する。
本設けて回転ドラムを支持しているが駆動系のローラー
は1つあれば十分であり、その他のローラーは従動側と
してもよい。また、回転ドラムの支持と駆動とを兼用
し、外周に駆動ローラーを当接して駆動伝達している実
施の形態例で示しているが、支持部と駆動部を別途に設
けてももちろんよいものである。
ているが特にこれに限定されるものではなく、別の位置
に設けてもよいものである。
される角度は、係止部材が回転ドラムの上方に位置した
ときに、製品を搬出コンベアに転載させるタイミングに
関係があるので、その転載タイミングを考慮して任意に
設定、調整することができるものである。
てもよいが、係止部材が一枚板状のような場合には、搬
出部に落下する粉粒体が多いので、紐状の丸ベルト等を
使用して粉粒体を篩いやすくすることができる。
ドラム2の両側面部に設けた例を示したが、設置スペー
ス等が限られたり又まぶし装置としてのみ使用する場合
(渡りコンベアとして使用しない場合)等では、開口部
を一方の側面にのみ設け、搬入コンベアと搬出コンベア
を同一の開口部に設けることでも同様の作用効果を得る
ことができる設計変更の範囲内である。
態例ではドラム2内に立設する係止部材3Bを、ドラム
2内周に等分割した位置に中心方向から約45°回転方
向の後方に向けて傾斜して立設したことにより、係止部
材3Bに当たる粉粒体はドラム2の中心方向に反射、拡
散しやすくなり、ブリッジを防止し粉粒体9が櫛状の係
止部材3Bに詰まるのを防ぐことができる。また上記構
成により粉粒体9の通過する係止部材3Bの隙間の全体
面積が大きく設けることができる。従ってドラム2内の
黄粉等の塊状になりやすい粉粒体9に係わらず、櫛状の
係止部材3Bの隙間を粉粒体9が容易に通過し、粉粒体
9が常にドラム2の底部に滞留するので、製品1がドラ
ム2の内周面に付着することがなくなり、連続してまぶ
しを行うことができた。また更にその先端には略直角に
回転方向に向けて折り返し10を設けているので、製品
1が係止部材から転げ落ちるのを防ぎ、確実に搬出コン
ベアに製品を受け渡すことができる。尚、係止部材3B
の傾斜角度は、粉粒体9の性質や製品1を搬出コンベア
の位置等を考慮し適時選択することが望ましい。
から解き放たれた製品は、搬送路8Bに受け止められ、
その湾曲した搬送路8Bにより確実に下方に転がり落ち
て、ターンテーブル11に載置される。
櫛状のもので説明しているが、製品1を係止可能なもの
あれば良く、それに限定されるものではない。たとえ
ば、ネット状のものや板状のものでも良い。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ム内の菓子製品を係止する係止部材を設け、この回転ド
ラムの側面に設けた開口部に菓子製品等の搬入部と搬出
部を設け、搬入部と搬出部とを上下に立体スペースを活
用して設けたものであるから、従来のまぶし装置に比べ
て小型化することが可能となった。
を循環利用することが出来るばかりでなく、回転ドラム
の内面に設けた係止部材は回転ドラム内面に円周を等分
割して立設し、その形状は櫛状のものや金網状のものを
使用することにより、回転するドラム内で菓子製品を掬
い上げても、粉粒体は篩われてドラムの底部に滞留して
いるので、粉粒体を大量に使用する必要がない。
おり、複数の紐状のベルトを掛け渡したコンベアベルト
としているので、余剰の粉粒体を搬出することがなく循
環利用することができる。
ぞれの端部は同一水平面においてお互いに近接可能なの
で、まぶしが不要な製品を生産する場合でも本発明装置
を除去する必要がなく、余計な作業が無くなった。
が回転ドラム内に供給する投入タイミングと回転ドラム
の回転ピッチとを同期させることにより、菓子製品を一
定間隔で回転ドラムから搬出させることができるので、
下流の生産工程での整列作業や箱詰め作業が容易であ
る。
能となっているので、種類の異なる粉粒体を複数用意し
た回転ドラムにそれぞれ貯蔵しておけば、多種類のまぶ
し製品を回転ドラムを交換するだけで容易に生産するこ
とができる。
とんど搬出されない循環型なので大量の余剰粉及びその
回収が不要となり、さらに雑菌の混入等を防いで衛生的
なまぶし作業を自動化したものである。
を示す一部断面図。
図。
図。
Claims (7)
- 【請求項1】粉粒体を収容する回転ドラムの内面にドラ
ム内で転がる菓子等を係止する係止部材を立設し、この
回転ドラムの側面の開口部に菓子等の搬入部と搬出部を
設けたことを特徴とする菓子等の粉粒体まぶし装置。 - 【請求項2】回転ドラムの内面に設けた係止部材を、回
転ドラム円周に等間隔に立設したことを特徴とする請求
項1記載の菓子等の粉粒体まぶし装置。 - 【請求項3】回転ドラムの内面に立設した係止部材が櫛
状であることを特徴とする請求項1または2記載の菓子
等の粉粒体まぶし装置。 - 【請求項4】菓子製品等の搬出部を回転ドラムの開口部
に挿入し、回転ドラム内の上方に位置させたことを特徴
とする請求項1、2又は3のいずれかに記載の菓子等の
粉粒体まぶし装置。 - 【請求項5】菓子製品の搬出部は複数の紐状のベルトを
掛け渡したコンベアベルトであることを特徴とする請求
項1、2、3又は4いずれかに記載の菓子等の粉粒体ま
ぶし装置。 - 【請求項6】搬入部と搬出部とをそれぞれの端部が同一
水平面においてお互いに近接可能としたことを特徴とす
る請求項1、2、3、4又は5のいずれかに記載の菓子
等の粉粒体まぶし装置。 - 【請求項7】粉粒体を収容する回転ドラムの内面にドラ
ム内で転がる菓子等の製品を係止する係止部材を回転ド
ラム円周を等分割して立設し、この回転ドラムの側面の
開口部に菓子製品の搬入部と搬出部を設けたまぶし装置
において、搬入部より供給される菓子製品の供給タイミ
ングと回転ドラムの回転とを同期させて行うことを特徴
とするの菓子等の粉粒体まぶし方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26665796A JP3320620B2 (ja) | 1996-06-06 | 1996-09-17 | 菓子の粉粒体まぶし装置及び方法 |
EP97307185A EP0830815B1 (en) | 1996-09-17 | 1997-09-16 | Apparatus and method for sprinkling food products with powder material |
ES97307185T ES2194159T3 (es) | 1996-09-17 | 1997-09-16 | Aparato y metodo para pulverizar productos alimenticios con material en polvo. |
AT97307185T ATE233486T1 (de) | 1996-09-17 | 1997-09-16 | Vorrichtung zum auftragen von pulver auf nahrungsmittelprodukten |
DE69719426T DE69719426T2 (de) | 1996-09-17 | 1997-09-16 | Vorrichtung zum Auftragen von Pulver auf Nahrungsmittelprodukten |
US08/932,325 US6058877A (en) | 1996-09-17 | 1997-09-17 | Apparatus for sprinkling food pieces with powder material |
US09/261,085 US6113960A (en) | 1996-09-17 | 1999-03-02 | Method for coating food pieces with powder material |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16824896 | 1996-06-06 | ||
JP8-168248 | 1996-06-06 | ||
JP26665796A JP3320620B2 (ja) | 1996-06-06 | 1996-09-17 | 菓子の粉粒体まぶし装置及び方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1052215A true JPH1052215A (ja) | 1998-02-24 |
JP3320620B2 JP3320620B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=26492021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26665796A Expired - Fee Related JP3320620B2 (ja) | 1996-06-06 | 1996-09-17 | 菓子の粉粒体まぶし装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3320620B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015050984A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | テーブルマーク株式会社 | 団子の製造方法及び団子の製造装置 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP26665796A patent/JP3320620B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015050984A (ja) * | 2013-09-09 | 2015-03-19 | テーブルマーク株式会社 | 団子の製造方法及び団子の製造装置 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3320620B2 (ja) | 2002-09-03 |
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CZ7690U1 (cs) | Pražící zařízení |
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