JPH1051692A - 固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置の駆動方法

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JPH1051692A
JPH1051692A JP8198617A JP19861796A JPH1051692A JP H1051692 A JPH1051692 A JP H1051692A JP 8198617 A JP8198617 A JP 8198617A JP 19861796 A JP19861796 A JP 19861796A JP H1051692 A JPH1051692 A JP H1051692A
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JP8198617A
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Inventor
Takaaki Kagawa
能明 賀川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固体撮像装置で撮影された静止画の画質を滑
らかにするには、画像メモリに記憶された画像情報から
その補間情報を形成する回路が必要であった。 【解決手段】 固体撮像素子31と固体撮像素子31か
ら読み出された信号電荷を画像情報として記憶する画像
メモリ35とを有する固体撮像装置3の駆動方法でり、
固体撮像素子31からフレーム読み出しによって読み出
した信号電荷11を第1の画像情報21として画像メモ
リ35に記憶する。また、固体撮像素子35からフィー
ルド読み出しによって読み出した信号電荷12を第2の
画像情報22として画像メモリ35に記憶する。次に、
画像メモリ35に記憶された第1の画像情報21及び第
2の画像情報22を用いて1枚の静止画を形成する。こ
れによって、第1の画像情報21において固体撮像素子
31の垂直転送方向に配置される各画素間に対応する部
分を第2の画像情報22で補間する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置の駆
動方法に関し、特には電荷転送型の固体撮像素子を備え
た固体撮像装置の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CCDエリアセンサのような電荷転送型
の固体撮像素子を備えた固体撮像装置を駆動させる場合
には、以下のようにする。先ず、上記固体撮像素子の各
画素に、光電変換によって発生した信号電荷を蓄積させ
る。次に、フレーム読み出しまたはフィールド読み出し
によって、上記の各画素から電荷転送部に上記信号電荷
を読み出す。そして、上記電荷転送部に読み出された信
号電荷を、画像情報として順次画像メモリの各アドレス
に記憶させる。そして、上記画像メモリから読み出した
画像情報を用いて画像を形成する。
【0003】ところで、上記固体撮像装置は、書画カメ
ラとして静止した対象物の撮影に用いられる場合もあ
る。しかし、上記撮影によって形成される静止画は、動
画と比較して画像の粗さが目に付き易い。そこで、上記
固体撮像装置によって撮影された静止画の画像をより滑
らかにするために、上記画像メモリに記憶された画像情
報を後段の信号処理回路で信号処理することによって、
各画素間に対応する部分の画像情報を補間する方法が行
われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
信号処理によって画像情報の補間を行うには、補間を行
うための特別な回路を上記信号処理回路に設ける必要が
ある。そして、この回路を持たない固体撮像装置では、
静止画の画像を滑らかにすることはできなかった。
【0005】そこで本発明は、静止した対象物を撮影し
て静止画の画像を得る際、特別な回路を用いることなく
画素間の信号の補間を行うことできる固体撮像装置の駆
動方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、固体撮像素子と当該固体撮像素子から読み
出された信号電荷を画像情報として記憶する画像メモリ
とを有する固体撮像装置の駆動方法である。そして、第
1の方法は以下のように行う。上記固体撮像素子からフ
レーム読み出しによって読み出した信号電荷を第1の画
像情報とし、フィールド読み出しによって読み出した信
号電荷を第2の画像情報とし、それぞれを画像メモリに
記憶する。次に、これらの画像情報を用いて1枚の静止
画を形成する。
【0007】上記第1の方法では、フレーム読み出しに
よって得られる第1の画像情報とフィールド読み出しに
よって得られる第2の画像情報とで1枚の静止画が形成
される。このことから、当該静止画は、第1の画像情報
において固体撮像素子の垂直転送方向に配置される画素
間に対応する部分を第2の画像情報で補間したものにな
る。
【0008】また、第2の方法は、フレーム読み出しに
よって読み出した信号電荷を第1の画像情報として上記
画像メモリに記憶する。また、各画素に1フィールド期
間蓄積した信号電荷をフレーム読み出しによって読み出
し、隣り合って水平転送される2つの信号電荷を混合し
て得られる第2の画像情報を上記画像メモリに記憶す
る。そして、第1の画像情報及び第2の画像情報を用い
て1枚の静止画を形成する。
【0009】上記第2の方法では、フレーム読み出しに
よって読み出され隣り合って水平転送される2つの信号
電荷を混合して第2の画像情報が得られることから、こ
の第2の画像情報は、フレーム読み出しによって読み出
され隣り合って水平転送される2つの信号電荷間を補間
する画像情報になる。そして、フレーム読み出しによっ
て得られる第1の画像情報と、当該第2の画像情報とで
一枚の静止画が形成されることから、当該静止画は、第
1の画像情報における水平転送方向の画像情報間を第2
の画像情報で補間したものになる。さらに、第2の画像
情報は、各画素に1フィールド期間蓄積された2つの信
号電荷を混合したものであり、第2の画像情報を構成す
る信号電荷の蓄積時間は第1の画像情報を構成する信号
電荷の蓄積時間と等しくなる。
【0010】さらに、第3の方法は、フィールド読み出
しによって読み出した信号電荷を第1の画像情報として
画像メモリに記憶する。また、各画素に1/2フィール
ド期間蓄積した信号電荷をフィールド読み出しによって
読み出し、隣り合って水平転送される2つの信号電荷を
混合して得られる第2の画像情報を画像メモリに記憶す
る。次に、第1の画像情報及び第2の画像情報を用いて
1枚の静止画を形成する。
【0011】上記第3の方法では、フィールド読み出し
よって読み出され隣り合って水平転送される2つの信号
電荷を混合して第2の画像情報が得られることから、こ
の第2の画像情報は、フィールド読み出しによって読み
出され隣り合って水平転送される2つの信号電荷間を補
間する画像情報になる。そして、フィールド読み出しに
よって得られる第1の画像情報と、当該第2の画像情報
とで一枚の静止画が形成されることから、当該静止画
は、第1の画像情報における水平転送方向の画像情報間
を第2の画像情報で補間したものになる。さらに、第2
の画像情報は、各画素に1/2フィールド期間蓄積され
た2つの信号電荷を混合したものであり、第2の画像情
報を構成する信号電荷の蓄積時間は第1の画像情報を構
成する信号電荷の蓄積時間と等しくなる。
【0012】さらにまた、第4の方法は、フレーム読み
出しによって読み出した信号電荷を第1の画像情報とし
て上記画像メモリに記憶する。また、各画素に1/2フ
ィールド期間蓄積した信号電荷をフィールド読み出しに
よって読み出し、水平転送部内で隣り合って転送される
2つの信号電荷を混合して得られる第2の画像情報を画
像メモリに記憶する。次に、第1の画像情報及び第2の
画像情報を用いて1枚の静止画を形成する。
【0013】上記第4の方法では、フィールド読み出し
よって読み出された信号電荷によって第2の画像情報が
得られることから、この第2の画像情報はフレーム読み
出しによって読み出され隣り合って垂直転送される2つ
の信号間を補間する画像情報になる。さらに、第2の画
像情報は、隣り合って水平転送される2つの信号電荷を
混合して得られることから、この第2の画像情報は、フ
ィールド読み出しによって読み出され隣り合って水平転
送される2つの信号電荷間を補間する画像情報になる。
そして、フレーム読み出しによって得られる第1の画像
情報と、当該第2の画像情報とで一枚の静止画が形成さ
れることから、当該静止画は、第1の画像情報における
水平転送方向及び垂直転送方向の画像情報間、すなわ
ち、固体撮像素子の水平転送方向および垂直転送方向に
隣り合って配置される4画素の間に対応する部分を第2
の画像情報で補間したものになる。さらに、第2の画像
情報は、各画素に1/2フィールド期間蓄積された2つ
の信号電荷を混合したものであり、第2の画像情報を構
成する信号電荷の蓄積時間は第1の画像情報を構成する
信号電荷の蓄積時間と等しくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。ここでは先ず、本発明の固体撮像装
置の駆動方法に用いる固体撮像装置の構成を図3を用い
て簡単に説明する。この固体撮像装置3は、固体撮像素
子31と、この固体撮像素子31に接続されたタイミン
グジェネレータ32及びA/Dコンバータ33と、この
タイミングジェネレータ32及びA/Dコンバータ33
に接続された演算部(CPU)34と、演算部34に接
続された画像メモリ35とで構成されたものである。
【0015】上記固体撮像素子31は、例えばCCD固
体撮像素子のような電荷転送型の素子である。また、タ
イミングジェネレータ32は、固体撮像素子31の駆動
に用いる読み出しパルス,垂直転送パルス,水平転送パ
ルスH1,H2及びリセットパルスRG等を発生し、こ
れを当該固体撮像素子31の垂直転送部31a,水平転
送部31b及びフローティングディフュージョン(以
下、FDと記す)31c等に印加するものである。ま
た、A/Dコンバータ33は、固体撮像素子31から入
力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するもので
ある。
【0016】そして、演算部34は、タイミングジェネ
レータ32における読み出しパルス,垂直転送パルス,
水平転送パルスH1,H2及びリセットパルスRGの発
生タイミングを制御する機能や、固体撮像素子31の各
画素S1,S2…,R1,R2…から読み出された信号
電荷を画像情報として画像メモリ35に記憶させる機能
や、画像メモリ35から読み出した画像情報を所定状態
で外部の出力モニタに出力させる機能を有するものであ
る。
【0017】そして本実施形態では、静止した対象物を
撮影し、さらに撮影した対象物の画像を静止画として形
成する場合における、上記固体撮像装置3の駆動方法を
説明する。 (第1実施形態)図1は、第1実施形態の固体撮像装置
の駆動方法を示す図である。この図において、−aは固
体撮像素子31の各画素S1,S2…,R1,R2…か
らの信号電荷の読み出しを示し、−bは画像メモリ35
への画像情報の記憶状態を示す。
【0018】先ず、図1(1)−a及び図1(2)−a
に示すように、固体撮像素子31の各画素S1,S2
…,R1,R2…に1フレーム期間蓄積させた信号電荷
11を、通常のフレーム読み出しによって読み出す。そ
して、読み出した信号電荷11を垂直転送及び水平転送
しさらに電荷電圧変換した後、図1(1)−b及び図1
(2)−bに示すように、順次第1の画像情報21とし
て画像メモリ35に記憶させる。この際、画像メモリ3
5内においては、上記固体撮像素子31の各画素S1,
S2…,R1,R2…に対応する各アドレスに、第1の
画像情報21を記憶させる。
【0019】次に、図1(3)−a及び図1(4)−a
に示すように、固体撮像素子の各画素S1,S2…,R
1,R2…に1フィールド期間蓄積させた信号電荷12
を、通常のフィールド読み出しによって読み出す。この
フィールド読み出しでは、垂直転送方向において隣合う
2画ぞの信号電荷が垂直転送部31a内で混合される。
そして、読み出した信号電荷12を垂直転送及び水平転
送しさらに電荷電圧変換した後、図1(3)−b及び図
1(4)−bに示すように、順次第2の画像情報22と
して画像メモリ35に記憶させる。この際、画像メモリ
35内においては、上記固体撮像素子31の各画素S
1,S2…,R1,R2…に対応する各アドレスに、第
2の画像情報22を記憶させる。各アドレスは、上記第
1の画像情報21が記憶されている領域と同一領域内の
アドレスでも良い。
【0020】次に、図2に示すように、固体撮像装置
(3)の演算部(34)から画像メモリ(35)に記憶
された第1の画像情報21及び第2の画像情報22を順
次読み出して1枚の静止画2を形成する。この際、固体
撮像素子(31)の各画素(S1,S2…,R1,R2
…)に対応する各アドレス位置に第1の画像情報21及
び第2の画像情報22をそれぞれ配置させる。
【0021】上記第1実施形態の駆動方法によって得ら
れる静止画2は、第1の画像情報21において固体撮像
素子(31)の垂直転送方向に配置される画素間に対応
する部分を第2の画像情報22で補間したものになる。
【0022】(第2実施形態)図4は、第2実施形態の
固体撮像装置の駆動方法を示す図である。この図におい
て、−aは固体撮像素子31の各画素S1,S2…,R
1,R2…からの信号電荷の読み出しを示し、−bは画
像メモリ35への画像情報の記憶状態を示す。ここで
は、この図4と上記図1とを用いて第2実施形態を説明
する。
【0023】先ず、上記第1実施形態で図1(1)−a
及び図1(2)−aを用いて説明したと同様に、通常の
フレーム読み出しによって読み出した信号電荷11を、
図1(1)−b及び図1(2)−bを用いて説明したと
同様に第1の画像情報21として画像メモリ35に記憶
させる。
【0024】次に、図4(1)−a及び図4(2)−a
に示すように、電荷の蓄積時間を1フィールド期間に短
縮したフレーム読み出しを行う。この際、電子シャッタ
を用いて上記蓄積時間を短縮し、固体撮像素子31の各
画素S1,S2…,R1,R2…に1フィールド期間蓄
積させた信号電荷41を、フレーム読み出しによって読
み出す。そして、固体撮像素子31の垂直転送部31a
に読み出され、さらに水平転送部31bに転送された信
号電荷41のうち、水平転送方向で隣り合って転送され
る2つの信号電荷41,41を混合する。
【0025】上記のように2つの信号電荷41,41を
混合する場合の一例を説明する。図5は、水平転送部
(31b)の各転送電極に印加する水平転送パルスH
1,H2と、FD(31c)に印加するリセットパルス
RGとのタイミングチャートである。そして、上記のよ
うに信号電荷を混合する場合には、この図に示すよう
に、FD(31c)に印加するリセットパルスRGを一
つ置きに間引く。これによって、FD(31c)におい
て、連続して転送されてきた2つの信号電荷(41,4
1)が混合される。混合された信号電荷(41+41)
は、水平方向に隣り合う2画素に蓄積された信号電荷
(41,41)を混合したものになる。
【0026】次に、上記のようにして混合された信号電
荷41+41を電荷電圧変換した後、図4(1)−b及
び図4(2)−bに示すように、順次第2の画像情報5
1として画像メモリ35に記憶させる。この際、画像メ
モリ35内においては、固体撮像素子31の各画素S
1,S2…,R1,R2…に対応する各アドレスに、上
記第2の画像情報51を記憶させる。各アドレスは、上
記第1の画像情報(21)が記憶されている領域と同一
領域内のアドレスでも良い。
【0027】そして、図4(3)−a及び図4(4)−
aに示すように、電荷の蓄積時間を1フィールド期間に
短縮したフレーム読み出しをもう一度繰り返して行う。
そして、固体撮像素子31の垂直転送部31aに読み出
され、さらに水平転送部31bに読みだされた信号電荷
41のうち、水平転送方向で隣り合って転送される2つ
の信号電荷41,41を混合する。但し、この際、図4
(1),(2)を用いて説明した工程に対して、混合す
る信号電荷41,41の組み合わせを変えることとす
る。この場合、上記図5を用いて説明した信号電荷の混
合方法において、上記で間引いたリセット電圧を印加
し、上記で印加したリセット電圧を間引くようにする。
【0028】これによって、混合された信号電荷41+
41は、上記図4(1)−a及び図4(2)−aの工程
で混合された信号電荷41+41に対して、水平転送方
向で隣合う2画素の組み合わせを変えた2画素に蓄積さ
れた信号電荷を混合したものになる。
【0029】次に、上記のようにして混合された信号電
荷41+41を電荷電圧変化した後、図4(3)−b及
び図4(4)−bに示すように、順次第2の画像情報5
1として画像メモリ35に記憶させる。この際、画像メ
モリ35内においては、上記固体撮像素子31の各画素
S1,S2…,R1,R2…に対応する各アドレスに、
上記第2の画像情報51を記憶させる。これは、図4
(1)−b及び図4(2)−bを用いて説明したと同様
に行う。
【0030】その後、図6に示すように、演算部(3
4)から画像メモリ(35)に記憶された第1の画像情
報21及び第2の画像情報51を順次読み出して1枚の
静止画6を形成する。この際、固体撮像素子(31)の
各画素S1,S2…,R1,R2…に対応する各アドレ
ス位置に第1の画像情報21及び第2の画像情報51を
それぞれ配置させる。
【0031】上記第2実施形態の駆動方法によって得ら
れる静止画6は、第1の画像情報21において固体撮像
素子(31)の水平転送方向に配置される画素間に対応
する部分を第2の画像情報51で補間したものになる。
さらに、第1の画像情報21は、通常のフレーム読み出
しによって読み出された信号電荷(11)で構成された
ものであるのに対して、第2の画像情報51は、各画素
に1フィールド期間蓄積された2つの信号電荷(41,
41)を混合したものである。したがって、静止画6を
構成する第1の画像情報21と第2の画像情報51とは
露光時間が揃えられたものになる。
【0032】(第3実施形態)図7は、第3実施形態の
固体撮像装置の駆動方法を示す図である。この図におい
て、−aは固体撮像素子31の各画素S1,S2…,R
1,R2…からの信号電荷の読み出しを示し、−bは画
像メモリ35への画像情報の記憶状態を示す。ここで
は、この図7と上記図1とを用いて第3実施形態を説明
する。
【0033】ここでは、先ず、上記第1実施形態で図1
(3)−a及び図1(4)−aを用いて説明したと同様
に、通常のフィールド読み出しによって読み出した信号
電荷12を、図1(3)−b及び図1(4)−bを用い
て説明したと同様に画像情報22として画像メモリ35
に記憶させる。ただし、この画像情報22は、第1の画
像情報22になる。
【0034】次に、図7(1)−a及び図7(2)−a
に示すように、電荷の蓄積時間を1/2フィールド期間
に短縮したフィールド読み出しを行う。この際、電子シ
ャッタを用いて上記蓄積時間を短縮し、固体撮像素子3
1の各画素S1,S2…,R1,R2…に1/2フィー
ルド期間蓄積させた信号電荷71を、フィールド読み出
しによって読み出すこととする。そして、固体撮像素子
31の垂直転送部31aに読み出され、さらに水平転送
部31bに読みだされた信号電荷71のうち、水平転送
方向で隣り合って転送される2つの信号電荷71,71
を混合する。信号電荷の混合方法は、上記第2実施形態
で図5を用いて説明したと同様に行う。
【0035】これによって、混合された信号電荷71+
71は、垂直転送方向に隣合う2画素に蓄積された信号
電荷を混合した状態で垂直転送部31aに読み出したも
のを、さらに水平転送方向で隣り合う4画素分混合した
ものになる。
【0036】そして、上記のようにして混合された信号
電荷71+71を電荷電圧変化した後、図7(1)−b
及び図7(2)−bに示すように、順次第2の画像情報
81として画像メモリ35に記憶させる。この際、画像
メモリ35内においては、固体撮像素子31の各画素S
1,S2…,R1,R2…に対応する各アドレスに、第
2の画像情報81を記憶させる。各アドレスは、上記第
1の画像情報(22)が記憶されている領域と同一領域
内のアドレスでも良い。
【0037】次に、図7(3)−a及び図7(4)−a
に示すように、電荷の蓄積時間を1/2フィールド期間
に短縮したフィールド読み出しをもう一度繰り返して行
う。そして、固体撮像素子31の垂直転送部31aに読
み出され、さらに水平転送部に読みだされた信号電荷7
1のうち、水平転送方向で隣り合って転送される2つの
信号電荷71,71を混合する。但し、この際、上記第
2実施形態と同様に、混合する信号電荷71,71の組
み合わせを変えることとする。
【0038】これによって、混合された信号電荷71+
71は、上記図7(1)−a及び図7(2)−aの工程
で混合された信号電荷41+41に対して、4画素の組
み合わせを水平転送方向で変えた4画素に蓄積された信
号電荷を混合したものになる。
【0039】次に、上記のようにして混合された信号電
荷71+71を電荷電圧変換し、図7(3)−b及び図
7(4)−bに示すように、順次第2の画像情報81と
して画像メモリ35に記憶させる。これは、図7(1)
−b及び図7(2)−bを用いて説明したと同様に行
う。
【0040】その後、図8に示すように、演算部(3
4)から画像メモリ(35)に記憶された第1の画像情
報22及び第2の画像情報81を順次読み出して1枚の
静止画8を形成する。この際、固体撮像素子(31)の
各画素S1,S2…,R1,R2…に対応する各アドレ
ス位置に第1の画像情報22及び第2の画像情報81を
それぞれ配置させる。
【0041】上記第3実施形態の駆動方法によって得ら
れる静止画8は、第1の画像情報22における水平転送
方向の画像情報間を第2の画像情報81で補間したもの
になる。さらに、第1の画像情報22は、通常のフィー
ルド読み出しによって読み出された信号電荷(11)で
構成されたものであるのに対して、第2の画像情報51
は、各画素に1/2フィールド期間蓄積されフィールド
読み出しによって読み出された2つの信号電荷(71,
71)混合したものである。したがって、静止画8を構
成する第1の画像情報22と第2の画像情報81とは露
光時間が揃えられたものになる。
【0042】(第4実施形態)第4実施形態の固体撮像
装置の駆動方法は、以下のように行う。先ず、上記第1
実施形態で図1(1)−a及び図1(2)−aを用いて
説明したと同様に、通常のフレーム読み出しによって読
み出した信号電荷11を、図1(1)−b及び図1
(2)−bを用いて説明したと同様に第1の画像情報2
1として画像メモリ35に記憶させる。
【0043】次に、上記第3実施形態で図7(1)−a
〜図7(4)−aを用いて説明したと同様に、電荷の蓄
積時間を1/2フィールド期間に短縮したフィールド読
み出によって信号電荷71を読み出し、水平転送方向で
隣り合って転送される2つの信号電荷71,71を混合
する。
【0044】そして、上記のようにして混合された信号
電荷71+71を電荷電圧変換し、図7(1)−b及び
図7(4)−bに示すように、順次第2の画像情報81
として画像メモリ35に記憶させる。
【0045】その後、図9に示すように、演算部(3
4)から画像メモリ(35)に記憶された第1の画像情
報21及び第2の画像情報81を順次読み出して1枚の
静止画9を形成する。この際、固体撮像素子(31)の
各画素S1,S2…,R1,R2…に対応する各アドレ
ス位置に第1の画像情報21及び第2の画像情報81を
それぞれ配置させる。
【0046】上記第4実施形態の駆動方法によって得ら
れる静止画9は、第1の画像情報21において、固体撮
像素子(31)の水平転送方向および垂直転送方向に隣
り合って配置される4画素の間に対応する部分を第2の
画像情報81で補間したものになる。このため、第1の
画像情報21と第2の画像情報81とによって、市松模
様が形成される。さらに、第1の画像情報21は、通常
のフレーム読み出しによって読み出された信号電荷(1
1)で構成されたものであるのに対して、第2の画像情
報81は、各画素に1/2フィールド期間蓄積されフィ
ールド読み出しによって読み出された2つの信号電荷
(71,71)混合したものである。したがって、静止
画9を構成する第1の画像情報21と第2の画像情報8
1とは露光時間が揃えられたものになる。
【0047】以上説明した各実施形態は、さらにそれぞ
れ組み合わせることによって、それぞれの画像情報にお
いて複数の方向に形成される画像情報間を補間すること
ができる。この際、各画像情報の露光時間が揃えられる
ように、電子シャッタを用いて信号電荷の蓄積時間を調
節することとする。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の撮像素子
の駆動方法によれば、固体撮像素子による画像入力によ
って得られる第1の画像情報と、固体撮像素子による画
像入力によって得られかつ上記第1の画像情報を構成す
る信号電荷の間を補間する状態の信号電荷によって構成
される第2の画像情報とを用いて1枚の静止画を形成す
ることで、演算部に補間のための特別な回路を設けるこ
となく滑らかな画像の静止画を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の固体撮像装置の駆動方法を説明する
図である。
【図2】第1実施形態の方法によって形成される静止画
である。
【図3】固体撮像装置の構成図である。
【図4】第2実施形態の固体撮像装置の駆動方法を説明
する図である。
【図5】水平転送電圧とリセット電圧とのタイミングチ
ャートである。
【図6】第2実施形態の方法によって形成される静止画
である。
【図7】第3実施形態の固体撮像装置の駆動方法を説明
する図である。
【図8】第3実施形態の方法によって形成される静止画
である。
【図9】第4実施形態の方法によって形成される静止画
である。
【符号の説明】
2,6,8,9 静止画 3 固体撮像装置 11,12,41,71 信号電荷 21,22 第
1の画像情報 22,51,81 第2の画像情報 31 固体撮像
素子 35 画像メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子と当該固体撮像素子から読
    み出された信号電荷を画像情報として記憶する画像メモ
    リとを有する固体撮像装置の駆動方法であって、 前記固体撮像素子からフレーム読み出しによって読み出
    した信号電荷を第1の画像情報として前記画像メモリに
    記憶し、 前記固体撮像素子からフィールド読み出しによって読み
    出した信号電荷を第2の画像情報として前記画像メモリ
    に記憶し、 前記画像メモリに記憶された第1の画像情報及び前記第
    2の画像情報を用いて1枚の静止画を形成すること、 を特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 固体撮像素子と当該固体撮像素子から読
    み出された信号電荷を画像情報として記憶する画像メモ
    リとを有する固体撮像装置の駆動方法であって、 前記固体撮像素子からフレーム読み出しによって読み出
    した信号電荷を第1の画像情報として前記画像メモリに
    記憶し、 前記固体撮像素子の各画素に1フィールド期間蓄積した
    信号電荷をフレーム読み出しによって読み出し、隣り合
    って水平転送される2つの信号電荷を混合して得られる
    第2の画像情報を前記画像メモリに記憶し、 前記画像メモリに記憶された第1の画像情報及び前記第
    2の画像情報を用いて1枚の静止画を形成すること、 を特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 固体撮像素子と当該固体撮像素子から読
    み出された信号電荷を画像情報として記憶する画像メモ
    リとを有する固体撮像装置の駆動方法であって、 前記固体撮像素子からフィールド読み出しによって読み
    出した信号電荷を第1の画像情報として画像メモリに記
    憶し、 前記固体撮像素子の各画素に1/2フィールド期間蓄積
    した信号電荷をフィールド読み出しによって読み出し、
    隣り合って水平転送される2つの信号電荷を混合して得
    られる第2の画像情報を画像メモリに記憶し、 前記画像メモリに記憶された第1の画像情報及び前記第
    2の画像情報を用いて1枚の静止画を形成すること、 を特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 固体撮像素子と当該固体撮像素子から読
    み出された信号電荷を画像情報として記憶する画像メモ
    リとを有する固体撮像装置の駆動方法であって、 前記固体撮像素子からフレーム読み出しによって読み出
    した信号電荷を第1の画像情報として前記画像メモリに
    記憶し、 前記固体撮像素子の各画素に1/2フィールド期間蓄積
    した信号電荷をフィールド読み出しによって読み出し、
    隣り合って水平転送される2つの信号電荷を混合して得
    られる第2の画像情報を画像メモリに記憶し、 前記画像メモリに記憶された第1の画像情報及び前記第
    2の画像情報を用いて1枚の静止画を形成すること、 を特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004045205A1 (ja) * 2002-11-12 2004-05-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 固体撮像素子およびこれを備えたカメラ

Cited By (2)

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