JPH1051368A - マイクロ波の回線ルート表示装置 - Google Patents

マイクロ波の回線ルート表示装置

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JPH1051368A
JPH1051368A JP8215979A JP21597996A JPH1051368A JP H1051368 A JPH1051368 A JP H1051368A JP 8215979 A JP8215979 A JP 8215979A JP 21597996 A JP21597996 A JP 21597996A JP H1051368 A JPH1051368 A JP H1051368A
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泰雄 井上
Akira Sano
明 佐野
Takaya Seki
孝也 関
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2地点間のマイクロ回線ルートの確立の有無
の判断ができ、かつ回線ルートに見通しが無い場合に、
その対策方法を表示するマイクロ波の回線ルート表示装
置の提供にある。 【解決手段】 所定の範囲内の地図を表示する地図表示
部10と、前記地図表示部内に表示された地図上の任意
の2地点を設定する位置設定部8,9と、前記位置設定
部により設定された2地点間の地形プロフィールライン
を、高度データを基に生成する地形ライン生成部3と、
前記2地点間の設定回線ラインを生成する設定回線ライ
ン生成部4と、前記地形プロフィールラインを基に、前
記2地点間での見通しが立つ見通し回線ラインを生成す
る見通し回線ライン生成部5と、前記地形ライン、前記
設定回線ライン、前記見通し回線ラインを表示するライ
ン表示部11と、前記地形ラインを生成するための高度
データが格納された高度データファイル7とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン放送
などの移動中継伝送システム内に設置され、移動中継地
点と他の中継地点との回線ルートを表示するマイクロ波
の回線ルート表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送の移動中継伝送システ
ムでは、いくつかのめぼしい高所にFPU(Field Pick
Up)受信基地局を設置しておき、このFPU受信基地
と放送局とを専用回線で結んでおく。そして、取材のた
めに出動させた移動中継車と最寄りのFPU受信基地局
との間をマイクロ回線で接続し、このマイクロ回線を介
してFPU受信基地局に取材テレビジョン画面を送り、
FPU受信基地局から放送局へと転送する方式が採用さ
れている。
【0003】このFPU受信基地局と、移動中継車間の
マイクロ回線の確立をおこなうのであるが、FPU受信
基地局は、一般に、無人で運転され、そのアンテナを移
動中継車の方向に向けるプリセット方向調整は放送局側
に設置されている遠方監視制御装置から専用回線を介し
ておこなわれている。
【0004】ところが、このプリセット方向調整のため
の角度のなど算出は地図を参照しながら手作業でおこな
われていたので、FPU受信基地局と移動中継車のある
地点との角度を地図に基づき正確に算出する作業には時
間がかる。
【0005】また、FPU受信基地局と中継予定地点と
のマイクロ回線の見通しの有無については遠方監視制御
装置では不明であり、移動中継車が現場に到着してみて
初めてわかるものであった。現場に到着して、マイクロ
回線の見通しが無いとわかった場合には、見通しを確保
するために、移動中継地点の変更をする必要があるが、
その場合、FPU受信基地局のプリセット方向の調整も
やり直す必要があり、時間がかかり、中継のタイミング
を失う恐れも生じていた。
【0006】そこで、この問題を解決するための技術
が、特公平7−97759号公報に示されている。こ
の、FPU受信基地局の遠方監視制御装置は、地図面表
示部と、この地図面上の任意の箇所を所望の中継地点と
して指定する位置指定部と、この指定された中継地点の
位置を検出して位置情報を生成する位置検出部と、この
位置情報に基づき中継地点の方位角と距離とを算出する
算出部とを備える。さらに、算出された方位角及び距離
に基づき中継地点への俯仰角を算出する俯仰角算出部
と、この俯仰角算出部に必要な距離と方位角ごとの俯仰
角・高度データが格納される俯仰角・高度データファイ
ルとを備える。
【0007】この結果、地図面表示部に表示中の地図の
任意の中継候補地点についてFPU受信基地局からの方
位角と俯仰角が直ちに算出でき、初めての移動中継地点
であっても直ちにマイクロルートの確定が可能としてい
る。
【0008】また、このFPU受信基地局の遠方監視制
御装置は、さらに、中継地点へのマイクロ回線上の地形
の高度から地形起伏パターンを生成する地形起伏パター
ン生成部と、この生成された地形起伏パターンとマイク
ロルートとの関係を表示するマイクロルート見通し判定
表示部とを備える。
【0009】これにより、設定予定のマイクロルートの
見通しの有無を遠方監視制御装置において判明でき、移
動中継車の到着を待つことなく中継用のマイクとルート
を確定できるとしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
遠方監視制御装置の場合、FPU受信基地局と一旦設定
した中継予定地点との見通しが無い場合には、遠方監視
制御装置で新たに地図面上の任意の箇所を中継地点とし
て指定し、その位置が見通しに有るか否かを調べなけれ
ばならず、見通しが確立するまで位置指定を繰り返すこ
とになり、緊急を伴う報道中継などの場合に支障とな
る。
【0011】また、この装置は放送局側に設けられてい
て、FPU受信基地局のアンテナの方向を制御するため
のものであるが、実際に現場にいる移動中継地点側か
ら、どのFPU受信基地局を利用するか、さらにそのF
PU受信基地局に対するマイクロ回線ルートの設定がお
こなえるか否かを即座に判断できるようにした方がよ
い。
【0012】本発明の課題は、2地点間のマイクロ回線
ルートの確立の有無の判断ができ、かつ回線ルートに見
通しが無い場合に、その対策方法を表示するマイクロ波
の回線ルート表示装置の提供にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述課題を解決するため
に、本発明は、次のような手段を採用した。請求項1に
記載のマイクロ波の回線ルート表示装置は、所定の範囲
内の地図を表示する地図表示部と、前記地図表示部内に
表示された地図上の任意の2地点を設定する位置設定部
と、前記位置設定部により設定された2地点間の地形プ
ロフィールラインを、高度データを基に生成する地形ラ
イン生成部と、前記2地点間の設定回線ラインを生成す
る設定回線ライン生成部と、前記地形プロフィールライ
ンを基に、前記2地点間での見通しが立つ見通し回線ラ
インを生成する見通し回線ライン生成部と、前記地形ラ
イン、前記設定回線ライン、前記見通し回線ラインを表
示するライン表示部と、前記地形ラインを生成するため
の高度データが格納された高度データファイルと、を備
えたことを特徴としている。
【0014】このように構成されているので、先ず地図
表示部に表示された地図を見て、位置設定部により任意
の2地点を設定する。通常、一方はFPU受信基地局
で、他方は移動中継車の位置である。FPU受信基地局
は位置が予め決まっているので、その位置を指定し、移
動中継車の位置は、地図等で判断して設定する。する
と、高度データが格納されたファイルのデータに基づ
き、地形ライン生成部によって、2地点間の地形プロフ
ィールラインが生成されライン表示部に表示される。
【0015】また、回線ライン生成部によって、2地点
間の設定回線ラインが生成され、地形プロフィールライ
ンが表示されたライン表示部に地形プロフィールライン
と一緒に表示される。また、見通し回線ライン生成部に
よって、2地点間での見通しの立つ見通し回線ラインが
生成され、同様にライン表示部に表示される。この見通
し回線ラインを見ることにより、2地点間に見通しに自
然物の障害となる部分がある場合、移動中継車側でどの
ような対策をおこなえば良いかが判明する。
【0016】請求項2に記載のマイクロ波の回線ルート
表示装置は、請求項1の発明において、2地点のうちの
1地点が移動する場合に、その地点の設定がリアルタイ
ムでおこなわれるように構成するとともに、これに伴い
前記地図表示部と前記ライン表示部の情報表示もリアル
タイムでおこなわれるようにしたことを特徴としてい
る。
【0017】このように構成すると、移動しながら現在
の地点から中継する他の地点への回線見通しラインの有
無を判断することができ、迅速に回線ルートを設定する
ことができる。
【0018】請求項3に記載のマイクロ波の回線ルート
表示装置は、請求項1又は2の発明において、2地点の
うち、少なくとも一方の設定はGPS受信機のデータよ
り得ておこなわれるようにしたことを特徴としている。
【0019】このように構成すると、所定の範囲内の任
意の2地点を設定するさいに、そのうちの少なくとも1
地点が移動するとすれば、その地点の位置をGPS衛星
を利用したGPS受信機からのデータより受けるので、
容易にその位置をリアルタイムで設定することができる
ことになる。
【0020】請求項4に記載のマイクロ波の回線ルート
表示装置は、請求項1又は2の発明において、見通し回
線ラインを表示するときに、見通し回線ラインを形成す
る際の2地点が必要とする高度情報を表示させるように
したことを特徴としている。
【0021】このように構成すると、2地点の設定回線
ラインの見通しが無いときに、その地点で、どちらがど
の程度の高度を取れば、回線ラインの見通しが可能にな
るかがわかる。例えば、必要な高度が中継車のアンテナ
の上昇限度範囲に入っていれば、アンテナを上昇させる
ことによって回線ラインの見通しが可能なり、移動しな
いでも済むことになり、迅速な対応ができる。
【0022】請求項5に記載のマイクロ波の回線ルート
表示装置は、請求項1又は2の発明において、2地点の
うち、一方の受信側における予想入力電界強度を表示さ
せるようにしたことを特徴としている。
【0023】このように構成すると、送信側の送信出力
等のデータを入力しておくことで、受信側における予想
入力電界強度が表示され、受信点の受信レベルの妥当性
を判断することができ、適切な送受信点の設定をおこな
うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係るマ
イクロ波の回線ルート表示装置の一実施形態をブロック
図で示したものである。
【0025】マイクロ波の回線ルート表示装置1は、図
に示すように、基本的にパーソナルコンピュータ2とし
て構成されており、内部に地形ライン生成部3、設定回
線ライン生成部4、見通し回線ライン生成部5等が格納
されている。また、マイクロ波の回線ルートを設定する
範囲の地図をデータ化している地図データファイル6
と、同じく所定範囲の地図の高度をデータ化している高
度データファイル7も格納されている。
【0026】また、このマイクロ波の回線ルート表示装
置1は、キーボード8とマウス9を備えているととも
に、地図表示部10、ライン表示部11、その他の情報
を表示するディスプレイ12を備えていて、さらにスキ
ャナ13を接続できるように構成されている。
【0027】なお、通常、地形ライン生成部3、設定回
線ライン生成部4、見通し回線ライン生成部5等は、ア
プリケーションソフトとしてハードディスクHDDに格
納されており、地図データファイル6と高度データファ
イル7は予めハードディスクHDDに格納しておいても
よいし、あるいはCD−ROMドライブからその都度読
み込むようにしてもよい。また、地図データファイル6
に代わって、スキャナ13から地図を読み込み、データ
変換部14で地図データに変換するようにしてもよい。
【0028】この装置1の使用方法は、先ず、マイクロ
波の回線ルートを設定しようとする範囲が包含される地
図を地図表示部10に表示させる。これは、キーボード
8やマウス9を操作して、地図データファイル6内から
所望の範囲の地図を地図表示部10に表示させるか、あ
るいは所望の範囲の地図をスキャナ14で読みとって地
図表示部10に表示させる。地図表示部10に表示され
た地図は、拡大縮小及びスクロールが可能である。ま
た、広域をスキャナ13で読みとり、拡大部分を地図デ
ータファイル6から読み込むようにしてもよい。なお、
地図表示部10は、具体的には図2に示すディスプレイ
12の左側に表示される。
【0029】次に、マイクロ波の回線ルートを設定しよ
うとする2地点(A地点とB地点)を、キーボード8あ
るいはマウス9を操作して入力する。キーボード8から
入力する場合は、その地点の経度緯度を数値で入力し、
マウスの場合はポイントをクリックすることになる。通
常、2地点のうちの一方はFPU受信基地局で、他方は
移動中継車の位置である。FPU受信基地局は、複数あ
っても既にその位置は決まっており、利用するFPU受
信基地局の位置を入力するか、あるいは予め登録してお
いて、その表示をマウスでクリックすることになる。
【0030】実際には、図2に示すように、ディスプレ
イ12の右側に表示された受送信点選択ボタンをクリッ
クすると、このボタンが赤色表示になり、受信側入力モ
ードとなって、例えば基地局Aをクリックし、最下部に
ある登録ボタンをクリックすれば、利用するFPU受信
基地局が決まる。
【0031】一方、移動中継車側は、地図上で位置判断
をして入力する。なお、実際には、図2に示すように、
ディスプレイ12の右側最上部に表示された送受信点選
択ボタンをクリックすると、このボタンが青色表示にな
り、送信側入力モードとなって、地図面の任意の希望地
点をマウスでクリックすることにより登録される。な
お、地名から登録できる用にしてもよい。2地点が設定
されると、図2に示すように、地図表示部10に表示さ
れている地図に、その2地点が表示されて、さらにその
間にラインが引かれる。
【0032】2地点が設定されると、次に地形ライン生
成部3によって、高度データが格納された高度データフ
ァイルのデータに基づき、2地点間の地形プロフィール
ラインが生成され、図3に示すように、ディスプレイ1
2の左側のライン表示部11に表示される。なお、高度
データファイルに格納されている高度データは、国土地
理院発行の50mメッシュデータである。
【0033】また、2地点が設定されると、設定回線ラ
イン生成部4によって、2地点間の設定回線ラインが生
成され、地形プロフィールラインが表示されたライン表
示部11に地形プロフィールラインと一緒に表示され
る。さらに、見通し回線ライン生成部5によって、2地
点間での見通しの立つ見通し回線ラインが生成され、同
様にライン表示部11に表示される。
【0034】そして、ライン表示部11の右側には、設
定された2地点間の距離がkm単位で表示されるととも
に、2地点間に見通しに障害となるC地点がある場合、
このc地点をクリアするためのA地点又はB地点が必要
とする見通し高度がm単位で表示される。
【0035】例えば、A地点又はB地点のアンテナを何
メートル高くすると、見通しができるようになるかを表
示する。これにより、通常、移動中継車側でどのような
対策をおこなえば良いかが判明する。すなわち、必要な
高度が中継車のアンテナの上昇限度範囲に入っていれ
ば、アンテナを上昇させることによって回線ラインの見
通しが可能なり、移動しないでも済むことになる。な
お、2地点間の距離や必要見通し高度の算出は、2点間
の位置及び俯仰角等によりおこなわれるが、移動中継車
側が必要とする高度は、2地点間にある樹木の高度を最
高20mと見て、その分を加算して算出する。
【0036】さらにまた、ライン表示部11の右側に
は、使用周波数GHz、送信出力Pt(dBm)、送信
空中線利得Gt(dBi)、受信空中線利得Gr(dB
i)、送信給電線損失Lft(dB)、受信給電線損失
Lfr(dB)を入力する部分があり、その部分にマウ
スポインタを合わせてキーボードから数値を入力する
か、予めデータとして入れておいたものを選択する。数
値を入力すると、受信側の予想入力電界強度Pr(−d
Bm)が表示され、これにより良好な通信が可能か否か
が判明する。
【0037】なお、この場合の、受信側の予想入力電界
強度Prは、 Pr=Pt−Lft+Gt−Γ+Gr−Lfr・・・・・・・・ から算出される。式中のΓは自由空間損失を表し、 Γ(dB)=122+20log10D(km)−20log10λ(cm)・・ ・・ で計算される。ただし、Dは伝送距離、λは波長であ
る。
【0038】なお、地図表示部10とライン表示部11
とを、図2、図3で別々に表しているが、同一ディスプ
レイ面に並べて表示できることは明白なことである。
【0039】次に、本発明の他の実施形態例について説
明する。図4は、他の実施形態であるマイクロ波の回線
ルート表示装置1をブロック図で示したものである。マ
イクロ波の回線ルートを確立するために設定する2地点
のうち1地点として、移動中継車等を使用した場合、移
動中継車の現在の位置を正確に地図上に示すことは困難
を伴う。そこで、図に示すように、GPS(Global Pos
itioning System)受信機15を利用して、航法衛星か
らGPSアンテナ16を介して電波を受け、現在位置の
緯度経度を求めて、その数値をマイクロ波の回線ルート
表示装置1にキーボード8で入力するようにしてもよい
し、あるいはGPS受信機15をインターフェースを介
して装置1に接続して、現在位置の緯度経度をリアルタ
イムで入力させるようにしてもよい。
【0040】リアルタイムで移動中継車の位置を入力さ
せるようにすれば、現在の地点と中継するFPU基地局
との回線ルートの見通しの有無を移動しながら判断する
ことができ、迅速に回線ルートを設定することができる
ことになる。
【0041】なお、FPU基地局と移動中継車間のマイ
クロ波の回線ルートを確立するためには、両者のアンテ
ナ間に鋭い指向性を必要とする。この方位角や俯仰角の
決定には、前述した特公平7−97759号公報に記載
の技術を用いてもよいし、またナビゲーションシステ
ム、衛星補足システム、マイクロ波空中線制御システム
等のように、衛星の位置を基準として算出してもよい。
【0042】あるいは、本出願人が特願平7−1353
30号で、既に提案している方法で算出してもよい。こ
の方法は、先ず方位角は、航法衛星からの電波を受信
し、互いに指向させる2つのアンテナの緯度、経度を検
出し、検出された双方のアンテナの緯度、経度及びその
地表面上における曲率半径に基づいて、双方アンテナ間
の距離を算出し、双方のアンテナの位置における緯度線
及び経度線によって囲まれた地表面上の矩形の各辺の距
離を、双方のアンテナの緯度、経度及び曲率半径に基づ
いて算出し、算出された矩形の各辺及び2点間距離に基
づいて矩形の内角を算出し、演算された該矩形の内角に
基づいて、互いに指向させる双方アンテナの方位角を演
算するようにしたものである。
【0043】また、俯仰角の算出は、航法衛星から受信
した電波に基づいて、互いに指向させる2つのアンテナ
地表面上からの高度を検出し、双方アンテナの高度差及
び双方アンテナ間の距離に基づいて、一方のアンテナの
高度を基準として、該アンテナをもう一方のアンテナに
指向させるときの俯仰角を演算するようにしたものであ
る。
【0044】この方法によると、アンテナの方位角と俯
仰角とを高精度に演算することができ、かつマイクロ波
の回線ルート表示装置1に利用することで、リアルタイ
ムの表示が可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、設定した2地点間の地形プロフィールラインが
ライン表示部に表示されるとともに、2地点間の設定回
線ラインが地形プロフィールラインと一緒に表示され、
さらに2地点間での見通しの立つ見通し回線ラインが生
成されて表示される。この見通し回線ラインを見ること
により、2地点間に見通しに障害となる部分がある場
合、移動中継車側でどのような対策をおこなえば良いか
が判明するので、迅速に回線ルートの設定が可能とな
る。
【0046】また、請求項2の発明によると、2地点の
うちの1地点が移動する場合に、その地点の設定がリア
ルタイムでおこなわれ、これに伴い地図表示部とライン
表示部の情報表示もリアルタイムでおこなわれるように
したので、移動しながら現在の地点から中継する他の地
点への回線見通しラインの有無を即座に判断することが
でき、迅速に回線ルートを設定することができる。
【0047】請求項3の発明によると、設定する2地点
のうち、少なくとも一方の設定はGPS受信機のデータ
より得ておこなわれるようにしたので、容易にその位置
をリアルタイムで設定することができる。
【0048】請求項4の発明によると、見通し回線ライ
ンを表示するときに、見通し回線ラインを形成する際の
2地点が必要とする高度情報を表示させるようにしたの
で、その地点で、どちらがどの程度の高度を取れば、回
線ラインの見通しが可能になるかがわかり、迅速な対応
ができる。
【0049】請求項5の発明によると、設定した2地点
のうち、一方の受信側における予想入力電界強度を表示
させるようにしたので、受信点の受信レベルの妥当性を
判断することができ、適切な送受信点の設定をおこなう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロ波の回線ルート表示装置
の一実施形態例のブロック図である。
【図2】上記マイクロ波の回線ルート表示装置のディス
プレイで地図表示部等を示している。
【図3】上記マイクロ波の回線ルート表示装置のディス
プレイでライン表示部等を示している。
【図4】本発明に係るマイクロ波の回線ルート表示装置
の他の実施形態例のブロック図である。
【符号の説明】
1 マイクロ波の回線ルート表示装置 2 パーソナルコンピュータ 3 地形ライン生成部 4 設定回線ライン生成部 5 見通し回線ライン生成部 6 地図データファイル6 7 高度データファイル 8 キーボード 9 マウス 10 地図表示部 11 ライン表示部 12 ディスプレイ 13 スキャナ 14 データ変換部 15 GPS受信機 16 GPSアンテナ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の範囲内の地図を表示する地図表示
    部と、 前記地図表示部内に表示された地図上の任意の2地点を
    設定する位置設定部と、 前記位置設定部により設定された2地点間の地形プロフ
    ィールラインを、高度データを基に生成する地形ライン
    生成部と、 前記2地点間の設定回線ラインを生成する設定回線ライ
    ン生成部と、 前記地形プロフィールラインを基に、前記2地点間での
    見通しが立つ見通し回線ラインを生成する見通し回線ラ
    イン生成部と、 前記地形ライン、前記設定回線ライン、前記見通し回線
    ラインを表示するライン表示部と、 前記地形ラインを生成するための高度データが格納され
    た高度データファイルと、 を備えたマイクロ波の回線ルート表示装置。
  2. 【請求項2】 前記2地点のうちの1地点が移動する場
    合に、その地点の設定がリアルタイムでおこなわれるよ
    うに構成するとともに、これに伴い前記地図表示部と前
    記ライン表示部の情報表示もリアルタイムでおこなわれ
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のマイク
    ロ波の回線ルート表示装置。
  3. 【請求項3】 前記2地点のうち、少なくとも一方の設
    定はGPS受信機のデータより得ておこなわれるように
    したことを特徴とする請求項1又は2に記載のマイクロ
    波の回線ルート表示装置。
  4. 【請求項4】 前記見通し回線ラインを表示するとき
    に、見通し回線ラインを形成する際の前記2地点が必要
    とする高度情報を表示させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のマイクロ波の回線ルート表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記2地点のうち、一方の受信側におけ
    る予想入力電界強度を表示させるようにしたことを特徴
    とする請求項1又は2に記載のマイクロ波の回線ルート
    表示装置。
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