JPH10513305A - 成形ケーブル、その製造のためのプリフォーム、および製造方法 - Google Patents

成形ケーブル、その製造のためのプリフォーム、および製造方法

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JPH10513305A
JPH10513305A JP8523782A JP52378296A JPH10513305A JP H10513305 A JPH10513305 A JP H10513305A JP 8523782 A JP8523782 A JP 8523782A JP 52378296 A JP52378296 A JP 52378296A JP H10513305 A JPH10513305 A JP H10513305A
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エスターライン・テクノロジーズ・コーポレイション
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    • H01B7/08Flat or ribbon cables
    • H01B7/0823Parallel wires, incorporated in a flat insulating profile

Abstract

(57)【要約】 成形ケーブルは、複数の導線(69)および網状の導線のハーネス(61)を含む。網状のハーネスは、交差するストランド(75)によって形成された開口部を有し、ストランドはその中を導線が通るチャネル(73)を含む。網状のハーネスは、導線と組合せて、またはチャネルを形成するためのプリフォームと組合せて、作られ得る。その後プリフォームは、導線に置換されて、成形ケーブルが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】 成形ケーブル、その製造のためのプリフォーム、および製造方法 発明の分野 この発明は、成形ケーブル、その製造方法、および成形ケーブルを製造する方 法において使用するためのプリフォームに関する。背景技術 電気ケーブルの形状、導線の種類、導線の本数、絶縁および構成は、多種多様 である。電気ケーブルは簡単なものでは、単一の絶縁体を外部に有する単一の導 線であるが、非常に複雑なものになると、異なる種類の異なるサイズからなる多 数の導線がその長さに沿って多様な終端または出口点を有する。このケーブルは また、その特定の用途によっては、導線の端部に種々の終端装置を有するかまた は端部が剥き出しのままであり得る。 電子回路または電子素子を組込む実質上すべての装置に、何らかの種類の電気 ケーブルが使用される。ケーブルは、電源を電子回路に結合して、他の電子素子 に、ゲージ、メータ、照明または他の視覚表示器に、電子信号を搬送かつ転送す るのに必要であって、これが装置間の通信および活動の調整を可能にする。いつ 、どんな種類の電子信号または電流を装置から装置に搬送または転送しなくては ならないときにも、電気ケーブルが一般に使用される。 最新の機器または機械における装置間で多数の信号または電流を伝送する際に は、通常、多数の導線および多数の終端を有する特定用途向け電気ケーブルが作 られる。自動車、トラック、飛行機、ジェット機、ロケット、他の種類の軍用機 器、コンピュータ、テレビジョン、ある種の電話、ステレオ、および、何らかの 種類の電子回路を用いることが考えられる実質上他のすべての装置に、特定用途 向けに製造された電気ケーブルが使用される。 過去において、電気ケーブルはいくつかの異なる構成および方法によって製造 されてきた。典型的に、多数の導線はシースまたは被覆内に収められる。このシ ースは、当該技術分野において公知のいくつかの異なる種類の方法によって包ま れるかまたは成形され得る。成形技術によって製造されるケーブルは、多数の導 線を何らかの種類の成形材料で取囲んだものである。このケーブルはいくつかの 異なる構成のうちの1つであり得る。ケーブルは平らなリボン状、または円筒形 であり得るが、円筒形が最も一般的な構成である。多数の導線のすべてが互いに 平行に延びることもあり、または、特定の用途および導線の種類によっては、多 数の導線が何らかの織りパターンで互いに巻付けられることもある。 先行技術の一例においては、電気導線はある特定のパターンに織られて、主要 な信号線のまわりに信号を搬送しない線が巻付けられて、他の信号による妨害か ら保護する役割を果たす。この信号を搬送しない線とは、電流を搬送する導線ま たは接地導線であり得る。織られた線はその後、ほとんどの場合、絶縁材料によ って取囲まれる。 特定用途向けのケーブルを有する特定の応用においては、しばしば、導線はい くつかの異なる場所でケーブルに進入およびケーブルから進出し、その各々が何 らかの種類の終端装置を有する。この種のケーブルはしばしば、特定の応用のた めに特に設計された何らかの種類の治具内に備えられる。線は、個別に、または 治具に沿って特定のグループで、設置される。線の各々またはグループは、特定 の場所でケーブルに付加されるが、その際終端装置を何らかの電気機器に接続す ることを可能にするように終端装置に対してケーブルから延びる十分な長さが残 される。すべての線が配置されると、ケーブルは絶縁材料で包まれるか、または 、成形プロセスにかけられて絶縁材料でカバーされる。後者においては絶縁材料 はしばしば線間のすべての空隙を完全に埋め、完全に線を取囲んで、ケーブルの まわりに外部絶縁材料を形成する。 先行技術のケーブルにはいくつかの欠点がある。一旦多数の導線がケーブル内 に含まれると、単一の導線を修繕することが非常に困難となる。典型的に、ケー ブルの外側の絶縁材料をかなりの長さにわたって取除き、問題を突き止めなくて はならず、その導線が置換されなくてはならない場合にはその絶縁材料のほとん どを端から端まで完全に取除かなくてはならない。導線が何らかの種類の織りパ ターン内に含まれている場合には、単一の導線を取除くかまたは修繕することは 一般に不可能である。導線がいずれかの種類の成形されたシース内に含まれてい る場合にも、ケーブルの完全性を損なうことなく単一の導線を取除くかまたは修 繕することは不可能であろう。 別の欠点として、ケーブルを製造する際に使用する絶縁材料の重量が挙げられ る。絶縁材料の重量は、場合によっては、ケーブル内の導線の重量を実際に上回 ることがある。これは電気ケーブルを使用するいくつかの用途において極めて問 題である。ケーブルを使用する機器が何らかの運動または移動を伴う場合におい て、このことは特に問題であり、数例を挙げると、自動車、航空機、宇宙航空機 、ならびに他の軍用および非軍用の用途がこれに該当する。 イズブランド(Ysbrand)への米国特許第5、331、115号に、上に述べ た欠点を克服する成形ケーブルおよびその製造方法が開示されている。この特許 において、成形された織りケーブルは、射出成形技術を使用して製造される。す なわち、複数の線または導線が金型内に配置され、射出成形のステップにかけら れて、導線および成形ケーブルのまわりにハーネスが形成される。このプロセス に伴う欠点の1つは、射出成形の間に使用される導線または線がその射出成形の ステップによって悪影響を受けるおそれがあることである。 以上により、この種の成形ケーブルを製造するための改良された成形技術を提 供する必要が生じている。この必要に応えるために、本発明はその1局面におい て、プリフォームを使用する新しくかつ改良された成形方法を提供する。このプ リフォームは、その後取除いて、所望の導線を挿入することが可能である。別の 局面においてこの発明は、成形ケーブルのための改良されたハーネス構造を提供 する。発明の概要 したがって、この発明の1つの目的は、先行技術のいくつかの欠点を克服する 電気ケーブルを製造するよう適用される、成形ケーブルおよびその製造方法を提 供することである。 この発明の別の目的は、当該技術分野において現時点で知られている同様のケ ーブルと比較して総重量が大いに減じられたケーブルを提供するよう構築される 、成形ケーブルを提供することである。 この発明のさらなる目的は、ケーブル内の単一の導線が全体のケーブルの完全 性を損なうことなく、容易に取除かれ、修繕されるかまたは置換され得る、成形 ケーブルを提供することである。 この発明のまた別の目的は、柔軟性を増した成形ケーブルを提供することであ る。 この発明のまたさらなる目的は、プリフォームを使用して成形ケーブルを製造 するための改良された方法を提供することである。 この発明のさらなる目的は、ケーブルのハーネスとしてダイヤモンド形の網目 を利用する成形ケーブルを提供することである。 この発明の他の目的および利点は、この説明を読み進めることで明らかになる であろう。 以上の目的および利点を満たすために、この発明は、互いに間隔をおかれて位 置付けられた複数の導線がケーブルを形成する、成形ケーブルを含む。これらの 導線は、網状に成形されたプラスチック様の成形材料によって取囲まれる。 代替案として、この網はその中に一連のチャネルを有するように製造されても よい。チャネルは、網の製造が完了した後に導線を受取るためのものである。 この網は好ましくは、対向する端部分および側部分を含み、それらの間に網部 分が延びる。網部分はさらに複数のストランドを含み、ストランドは対向する端 部分の間に延びて、互いに交差してダイヤモンド形の開口部を形成する。ストラ ンドの対の各交差点にはチャネルが設けられ、少なくとも1本の導線がこのチャ ネルを通ることが可能である。 この発明の別の局面において、成形ケーブルを形成する方法は、複数の導線を シミュレートするプリフォームを提供するステップと、そのプリフォームを受取 りかつ網パターンを形成するための成形表面を有する金型を提供するステップと を含む。この金型には成形材料が付与されて、プリフォームを取囲む成形ケーブ ルのハーネスが形成される。このプリフォームはその後成形ケーブルのハーネス から取除かれて、そのプリフォームを取除いた後に網内に長さ方向に並んだ一連 のチャネルが残り、その中に導線が挿入される。このプリフォームは好ましくは 、ケーブルのハーネスが成形される際に成形材料に接着することのない、種々の 硬さを有するポリウレタンまたはシリコン等の材料から作られる。 この発明のさらなる局面において、この発明の成形ケーブルを製造する際に使 用するためのプリフォームが開示される。このプリフォームは、複数のストラン ドを含み、各ストランドは特定の長さおよび直径を有する。ストランドコネクタ もまた提供されるが、このコネクタは好ましくは、ストランドの長手の配向を横 切るように取付けられ。一実施形態において、このストランドコネクタはストラ ンドを取囲むように成形され、ストランドの端部の近くに配される。使用の際、 プリフォームはケーブルのハーネスを射出成形する前に金型内に配置され、ケー ブルのハーネスはそのまわりに成形される。ケーブルのハーネスが硬化され、金 型が周囲温度にまで冷却されると、ケーブルのハーネス/プリフォームが金型か ら取除かれ、プリフォームが除去されて、そこに所望の導線を受取るための中空 のトンネルが残る。 この発明の前述および他の目的を達成するために、成形ケーブルおよびその製 造方法が提供されるが、より特定的には、個別の導線のまわりにプラスチック様 の材料が成形される、電気導線のためのケーブルおよびその製造方法が提供され る。 この発明の上述の目的および他の目的ならびに特徴は、例示の目的で選択され かつ添付の図面に示された、この発明の主な実施形態に関する後続の詳細な説明 からより深く理解されるであろう。図面の簡単な説明 ここでこの発明の図面を参照する。 図1は、導線のいく本かが異なる場所でケーブルから出る、複数の導線を示し た成形ケーブルの平面図である。 図2は、成形ケーブルの開始部の底面図である。 図3は、成形ケーブルの断面図である。 図4は、成形ケーブルを保持する金型を表わす図である。 図5は、この発明の成形ケーブルを製造するのに使用される金型を示した図で ある。 図6は、この発明の別の実施形態の、網パターンを利用する成形ケーブルを示 した斜視図である。 図7から図9は、図6の線VII−VII、VIII−VIII、およびIX−IXに沿った断面 図である。 図10は、この発明のプリフォームの一例の平面図である。 図11は、網パターンを使用する成形ケーブルの別の実施形態の平面図である 。 図12は、図6の成形ケーブルの一部分をより詳細に示すために拡大した斜視 図である。好ましい実施形態の説明 ここで図面を参照して、図1から図3は、この発明の成形ケーブルの原理であ る特徴を示す、好ましい一実施形態を示す。この発明の成形ケーブル10は通常 、複数の導線12を含み、これらは、織られたプラスチック様の材料28によっ て間隔をあけられて保持される。 この発明の成形ケーブルおよびその製造方法に関して考えられる好ましい実施 形態およびベストモードをここに説明するが、この後で説明するこの発明を実現 するためのベストモードは例示のために提示されるものであって、限定を意図す るものではないと理解されたい。この発明の主要な設計特徴を含むすべての修正 案は、この発明の範囲に含まれるものである。 この発明の成形された織りケーブル10は、最少で3本の導線から、ほとんど 無限の数の導線を含み得る。概して、含まれる導線の数が増すほど、織りパター ンはより複雑となり、複数の層が必要とされる場合には尚更である。導線12は 、一般に、第1の導線14、第2の導線16、およびこのように続けて最後の導 線18までと称され得る。導線12は、プラスチック様の材料24を織りパター ン30内で導線12と絡み合わせることにより、互いに間隔をおかれて保持され る。好ましくはこのプラスチック様の材料24は成形材料であり、溶融状態で使 用され得るかまたは、硬化剤とポリウレタンのような2液形の材料であり得る。 説明の目的で、このプラスチック様の材料の織りパターン30は、プラスチッ ク様の材料24の細幅の帯28として記載され得る。しかしながら、好ましい実 施形態においては、この細幅の帯28は実際には、織りパターン30を形成する 金型内に、その全長に沿ってほぼ同時に成形材料を射出することによって形成さ れる。まず、成形される織りケーブル10の開始端部20の近くの導線12の周 囲に、プラスチック様の材料24で開始ベース26が形成されて、導線12のす べての端部20が間隔をおいて固定される。ここで細幅の帯28が、第1の導線 14の上を、第2の導線16の下を、第3の導線の上を、以下最後の導線18が 含まれるまでこの織りパターンを続けて織り込まれる。細幅の帯28はその後最 後の導線18を回って、今度は反対の態様で、第1の導線14に戻るまで全体の 導線12にわたって織られて、これにより導線を互いに織込んで、それらを間隔 をおいて固定する。この織りパターンは、終了位置32まで繰返される。その後 細幅の帯28はすべての導線12のまわりに終了ベース34を形成し、導線は終 了位置32の近くで終端する。 開始ベース26および終了ベース34は、すべての導線を合わせて固定して、 成形ケーブル10の開始部および端部における導線の互いに間隔をおかれた関係 を維持する。ベース26および34がなければ、導線12はプラスチック様の材 料でできた第1の織られた帯の部分まで、横方向に自由に移動して、それらの位 置における成形ケーブルの構造を弱める結果となるであろう。 この発明の成形ケーブル10およびその製造方法を使用して、実質上無限の数 の構成を製造することが可能である。図1および図4に示されるように、この実 施形態には単一の開始部20および3つの別個の終了場所22があるが、ケーブ ルの明確な構成、開始部および終了部の数および場所、ならびに終端の種類は、 特定の用途に従って決定されるものであって、この説明および図面はこの発明の 範囲および応用を限定するものではない。用途によっては、多数の入口および多 数の出口を有することも可能である。加えて、1つの機器内にある多数のケーブ ルがすべて異なって構成されることもあり得る。 この発明の成形ケーブル10によって、非常に意義深い利点が達成される。そ のうち最も顕著なものだけでも、柔軟性が大いに増すこと、重量が減じられるこ と、およびケーブル内の導線が修繕可能となることが挙げられる。導線が固定さ れず、またシース内に完全に固定されず、包まれるかまたは成形されるだけであ るため、導線はより自由に動かせる。導線12は、織りパターン30内の細幅の 帯28の間で摺動が可能である。これにより、ケーブルには当該技術分野におい て公知である他の種類のケーブルよりも優れた柔軟性が与えられる。 プラスチック様の材料は導線12の外部表面のほぼ半分のみをカバーし、導線 間の空隙部分は埋められないので、僅か1/2またはそれ以下の材料しか必要と されない。半分の量の材料のみが使用されるために、その重量は大いに減じられ る。 成形ケーブル10内の導線12を修繕することも可能である。これは、ケーブ ル10内の導線12が織りパターン30内で自由にスライド可能であること、お よび導線12の外部表面の約半分が観察可能であるという事実に基づく。したが って、問題の領域は容易に認められかつ接触され得る。単一の導線または複数の 導線を織りパターン30から引抜くことが可能であり、ケーブルの完全性を損な うことなくその織り内に置換分を戻すことも可能である。このことは当該技術分 野で現時点で公知のケーブルにおいては一般には不可能である。現時点の技術に おいては典型的には、シース内に含まれる導線を観察しかつそれにアクセスする には、シースを取除くかまたは裂かなくてはならない。このため、ほとんどの場 合においては修繕ではなく、ケーブル全体を置換することになる。 上に述べたように、好ましい実施形態においてはプラスチック様の材料24と は成形材料である。図4に示されるように、好ましい実施形態においては、織り パターン30は射出成形プロセスによって形成されるが、他の好適な成形プロセ スが使用されてもよい。主要射出ポートが参照番号36で示される。成形材料は 主要射出ポート36内に射出されて、射出チャネル38を通って個々の射出ポー ト40に流れる。示されるような好ましい実施形態においては、各個別の射出ポ ート40はプラスチック様の材料の2本の細幅の帯28を形成する。設計では、 すべての個別の射出ポート40は織りパターン30内に成形材料を同時に射出す る。したがって、すべての細幅の帯28はほぼ同時に形成される。 余分な成形材料は、個別の射出ポート40から成形ケーブル10の反対側の出 口ポート42を通じて外に出る。成形ケーブル10は、すべての出口ポート42 から過剰分が出てきて初めて完成したものと考えられる。これは、金型50を取 外す前にすべての細幅の帯28の形成が確実に完了するようにするためである。 この発明の成形ケーブル10の製造における第1のステップは、金型50を作 成することである。これが図5に示される。金型50は、当該技術で公知の、い くつかの方法のいずれかを使って製造され得る。この金型50は、スロット52 、織りパターン30、射出ポート40および出口ポート42を有する。スロット 52は、導線12のサイズ、数および所望の構成、ならびに製造されるべき最終 のケーブル10に対応する。金型50はまた、成形材料を受取るための主要射出 ポート36を有する。好ましい実施形態においては、主要射出ポート36は射出 チャネル38に通じる。織りパターン30の長さに沿ったさまざまな点で、射出 チャネル38からの個別の射出ポート40が織りパターン30に材料を送り込む 。典型的には、これらの点は織りパターンの1つおきの織りに対応する。他にも 、開始ベース26のための切開区域44および終了ベース34のための切開区域 46が設けられる。 金型が完成すると、次のステップは、スロット52内に導線12を設置し、金 型50と導線12とのアセンブリを完成させて、そのアセンブリに成形材料を射 出する準備を整えるステップである。 ここで、当該技術において公知の射出プロセスのうちのいずれかを使用して、 成形材料か主要射出ポート36内に射出される。成形材料は射出チャネル38を 通って個別の射出ポート40内に、および織りパターン30内に送られる。織り パターン30が完全に満たされると、過剰な成形材料は出口ポート42から外に 出る。 その後、特定の成形材料に従って、硬化サイクルが開始され、成形材料が適切 に固められかつ硬化される。適切に硬化された後、金型50は取除かれて、成形 ケーブル10が残る。余分な材料およびバリは、完全な完成品を提供するために きれいに取除かれなくてはならない。 図6を参照して、この発明の成形ケーブルの別の実施形態が参照番号60を付 されて包括的に示される。これは、1または複数の導線を格納できるケーブルの ハーネスを含む。これについて以下に記載する。 ケーブルのハーネス61は、対向する端部分63および対向する側部分65を 有する。この端部分および側部分によって形成された周辺部内に配されるのが網 部分67である。ハーネス61はまた、ハーネスを所与の応用のために容易に装 着できるようにするタブ71を有してもよい。所望の最終使用に従って、他のタ ブ構成が使用されてもよく、またタブは、ハーネス上のどの部分にも位置付けら れ得る。 図6から図9を参照して、ハーネスの端部分63は間隔をおいて配されたチャ ネル73を含む。チャネル73は各チャネル内に1または複数の導線を受取るよ うサイズ決めされる。 ここで図6および図12を参照して、網部分67は、ハーネス61の周辺部内 に延びる一連のストランド75から作られる。各ストランド75は、一方の端部 分と一方の側部分との間に延びる。ストランド75は互いに対して、ならびに、 端部分63および側部分65に対して角度を有して、ダイヤモンド形の開口部7 7を形成する。ダイヤモンド形の開口部77の形成に関連して、ストランド75 は参照番号79で示される交差部分を形成し、これらの交差部分の各々にチャネ ル81が存在する。チャネル81は成形プロセス中に形成され、完成品である成 形ケーブルのための導線を受取るようサイズ決めされる。 ストランド75がダイヤモンド形の開口部77を形成するようある角度を有す るために、各ストランドは隣接する交差部分79またはハーネス61の端部分も しくは側部分のうちの1つの間に短い線分83を含む。図7から図9におけるこ の発明のハーネスの断面図は、線分83、チャネル81および交差部分79間の 関係を示す。この発明の範囲内で、開口部77はダイヤモンド形とは異なる形を とってもよく、たとえば楕円形、四角形、その他であってもよい。 交差部分79内のチャネル81および端部分63内のチャネル73は位置合わ せされて、1または複数の導線のためにハーネス61を通る長さ方向の通路85 を提供する。上述のように、ケーブルのハーネス61は導線を既に通路85内に 含んで製造されてもよく、または、代替案として、今後さらに詳細に説明するよ うに、プリフォームを用いて製造し、その後プリフォームを取除いて、そこに導 線を挿入することによって製造されてもよい。 図11は、参照番号60′で示される、成形ケーブルの別の構成を示す。この 構成は、所望の最終使用によっては、この発明の成形ケーブルに、異なる形状の もしくは異なる種類の端部分63′またはタブ71′を使用することが可能であ ることを示す。図11に示される成形ケーブル60′はまた、成形ケーブルの製 造中に使用される金型の表面の構成の例でもある。すなわち、この金型の表面は 、ほぼ円形の経路を辿って成形ケーブル60′を形成する。 導線を配置して成形ケーブル60を製造する際には、上述の織りケーブルを製 造するための成形プロセスが用いられ得る。すなわち、成形ケーブル60は、導 線を配置したまま形成される。 代替案として、ケーブルのハーネス61は、図10に示されるプリフォームを 使用して製造され得る。この方法においては、ケーブルのハーネス61がまずプ リフォームを用いて成形することによって形成される。その後プリフォームは取 除かれ、所望の数の導線と置換されて、成形ケーブルが形成される。 図10を参照して、プリフォームの一例が参照番号100を付されて包括的に 示される。これは、複数のプリフォームストランド101を含む。プリフォーム ストランドは長さ方向に位置合わせされて、ストランドコネクタ103によって 結合される。ストランドコネクタ103は好ましくは、プリフォームが製造され る際にプリフォームストランド101に直接射出成形される。プリフォーム10 0は好ましくは、たとえば異なる硬さのポリウレタンまたは異なる硬さのシリコ ンのようなプラスチック等の、成形材料から成形される。代替案として、プリフ ォーム100はステンレス鋼等の金属材料で形成されてもよく、ストランドコネ クタは金属または非金属であって、従来の手段を使用して取付けられ得る。同様 に、ストランドコネクタが金属でありかつストランドが非金属であってもよい。 ストランドコネクタ103は、その中に凹み105を含み得る。凹み105は 、プリフォームがケーブルのハーネス61を形成するのに使用される際、そのプ リフォームの位置付けを容易にする。 ストランドコネクタ103は、いかなる形状またはいかなる構成を取ってもよ く、ストランドの長さに沿ったいかなる点に位置付けられてもよいと理解された い。図10に示されるように、ストランドの長さを連続的に増すことも可能であ り、これにより、プリフォーム100が図11に示されるような金型内で使用さ れる際に、プリフォームストランドの端部107は成形ケーブル60′の端部分 とほぼ位置合わせされて終端することが可能となる。 プリフォーム100は好ましくは射出成形され、ストランドがすべて長さ方向 に位置合わせされるように、または代替案として、図11に示される構成のよう な円形に形成されるように、成形され得る。 ケーブルのハーネス61を形成する方法においては、プリフォーム100がま ず金型内に位置付けられる。好ましくは、この金型は2つの金型の半割を含み、 プリフォームは最初にその一方の金型の半割上に配される。この上に他方の金型 の半割が配置され、2つの半割が互いに締付けられて、ポリウレタン等の成形材 料で射出成形される。金型は満たされた後に高温のオーブン内に配置されて硬化 される。 硬化がなされて金型が周囲温度にまで冷却された後、その金型は開けられてケ ーブルのハーネスとプリフォームとの組合せが取除かれる。プリフォームはその 後ケーブルのハーネスから取除かれて、この取除くステップにおいて、ハーネス 61の網部分67内に中空のトンネルまたはチャネルが残る(図12参照)。 ここで所望の電気導線が中空のチャネル内に挿入されて、ケーブルのハーネス と電気導線との両方を含む成形ケーブルが作成される。導線はハーネス内にあっ てゼロ応力の位置に保たれ、また、金型の硬化ステップ中にはプリフォームが使 用されるので、導線はいかなる高温に晒されることもなく、したがって、線の寿 命が延びる。さらに、上に記載したように、線をケーブルのハーネスから取除い て、その後別の1または複数の線に置き換えることにより、どの線も完全に置換 可能である。 成形のプロセス中、必要であれば、分離用材料を利用することも可能である。 これは、製品を金型から除去した後、ケーブルのハーネスからプリフォームを確 実に分離するためである。ここで、成形プロセスにおいて形成される網パターン が種々の断面形状のストランドを有し得ることもまた理解されたい。たとえば、 ストランドはその形状が楕円形、円形または四角形でもよく、図12に示される ように長方形であってもよい。網パターンの寸法もまた、所望の最終使用に従っ て、および成形ケーブル内で利用される導線の種類によって、変更が可能である 。たとえば、直径の大きい導線は、その導線を受取るためのチャネルを形成する の に十分な寸法の網を必要とする。同様に、直径の小さい導線は、より小さい寸法 の網に収められ得る。加えて、いかなる数の導線も、この発明の成形ケーブルお よびその製造方法に利用され得る。プリフォームもまた、所与の応用のために所 望の導線の数と一致するよう、いかなる数のストランドをも含み得る。 図6から図12に示される実施形態は、図1から図5について上に述べた特徴 のいずれをも組込む。 以上のように、この発明がその好ましい実施形態に関して開示された。好まし い実施形態は、上に示したこの発明の各々かつすべての目的を満たし、新しくか つ改良された成形ケーブル、その製造方法、およびこの発明の方法で使用するた めのプリフォームを提供する。 もちろん、この発明の教示からさまざまな変更、修正および代替例が、この発 明の意図した精神および範囲から離れることなく当業者には思い付かれるであろ う。したがって、この発明は、添付の請求の範囲によってのみ限定されるものと する。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年3月26日 【補正内容】 請求の範囲 1.成形ケーブルであって、 前記ケーブルを形成する複数の導線を含み、前記導線は互いに間隔をおかれて 位置付けられ、さらに、 前記導線のまわりに網状に成形されたプラスチック様の成形材料を含む、成形 ケーブル。 2.前記成形材料はシリコンである、請求項1に記載の成形ケーブル。 3.前記成形材料はポリウレタンである、請求項1に記載の成形ケーブル。 4.前記網は、 a) 対向する端部分と、 b) 対向する側部分と、 c) 前記対向する端部分および側部分の間に延びかつ前記導線を取囲む網部 分とをさらに含む、請求項1に記載の成形ケーブル。 5.前記対向する端部分の各々は、前記導線の少なくとも1本がその中を通過す る孔を有する、請求項4に記載の成形ケーブル。 6.前記網部分は複数のストランドをさらに含み、前記ストランドは前記対向す る端部分および側部分の間に延びかつ互いに交差して開口部を形成し、前記スト ランドの対の各交差部は前記導線の少なくとも1本がその中を通るチャネルを含 む、請求項4に記載の成形ケーブル。 7.前記プラスチック様の成形材料はシリコンまたはポリウレタンである、請求 項4に記載の成形ケーブル。 8.成形ケーブルを製造する際に使用するためのプリフォームであって、 a) 複数のプリフォームストランドを含み、各プリフォームストランドは特 定の長さおよび直径を有し、さらに、 b) 前記複数のプリフォームストランドに取付けられてそれらを横切って取 囲むストランドコネクタを含み、前記ストランドコネクタは複数のプリフォーム ストランドの端部の近くに配され、 c) 前記複数のプリフォームストランドおよび前記ストランドコネクタは、 金属材料または非金属材料で作られる、プリフォーム。 9.前記複数のプリフォームストランドは、前記ストランドコネクタの幅にわた って長さが増す、請求項8に記載のプリフォーム。 10.前記ストランドコネクタは、前記成形ケーブルを製造するための金型を係 合するための手段を含む、請求項8に記載のプリフォーム。 11.前記係合するための手段は、前記ストランドコネクタ内に、前記金型の突 出部を受取るための少なくとも1つの凹みをさらに含む、請求項10に記載のプ リフォーム。 12.非金属材料で製造される、請求項8に記載のプリフォーム。 13.成形ケーブルを形成する方法であって、 a) 複数の導線をシミュレートするプリフォームを提供するステップと、 b) 前記プリフォームを受取るための第1の成形表面と、前記第1の成形表 面とともに網パターンを形成するための第2の成形表面とを有する、金型を提供 するステップと、 c) 前記金型に材料を付与して前記プリフォームを取囲む成形ケーブルのハ ーネスを形成するステップとを含み、 d) 前記プリフォームは前記成形ケーブルのハーネスから取除かれて、複数 の導線に置換されて、前記成形ケーブルを形成することが可能である、方法。 14.前記プリフォームを提供するステップは、以下のa)およびb)を有する プリフォームを提供するステップをさらに含み、すなわちプリフォームは、 a) 複数のプリフォームストランドを有し、各プリフォームストランドは特 定の長さおよび直径を有し、さらに、 b) 前記複数のプリフォームストランドに成形されたストランドコネクタを 有し、前記ストランドコネクタは複数のストランドの端部の近くに配され、 c) 前記複数のプリフォームストランドおよび前記ストランドコネクタは、 金属材料または非金属材料から作られる、請求項13に記載の方法。 15.前記材料を付与するステップは、射出成形するステップをさらに含む、請 求項13に記載の方法。 16.前記プリフォームは前記ハーネスから除去されて、前記成形ケーブルのハ ーネス内に前記導線を受取るための長さ方向に位置合わせされたチャネルが形成 される、請求項13に記載の方法。 17.前記チャネル内に導線が挿入されて前記成形ケーブルが形成される、請求 項16に記載の方法。 18.対向する端部分と、対向する側部分と、前記対向する端部分および前記対 向する側部分の間に延びる網部分とを有する網を含む成形ケーブルのハーネスで あって、前記網部分は、その中に導線を受取るための複数の長さ方向に位置合わ せされたチャネルを有し、前記網はプラスチック様の成形材料から作られる、成 形ケーブルのハーネス。 19.前記対向する端部分の各々は、前記導線の少なくとも1本がその中を通る 孔を有する、請求項18に記載の成形ケーブルのハーネス。 20.前記プラスチック様の成形材料はシリコンまたはポリウレタンである、請 求項18に記載の成形ケーブルのハーネス。 21.プリフォームをさらに含み、前記プリフォームの一部分は前記長さ方向に 位置合わせされたチャネル内に配される、請求項18に記載の成形ケーブルのハ ーネス。 22.前記プリフォームは、 a) 複数のプリフォームストランドをさらに含み、各プリフォームストラン ドは特定の長さおよび直径を有し、さらに、 b) 前記複数のプリフォームストランドに成形されたストランドコネクタを 含み、前記ストランドコネクタは複数のプリフォームストランドの端部の近くに 配され、 c) 前記複数のプリフォームストランドおよび前記ストランドコネクタは、 金属材料または非金属材料から作られ、かつ、前記プリフォームストランドの各 々は、前記長さ方向に位置合わせされたチャネルのうちのそれぞれ1つ内に位置 する、請求項21に記載の成形ケーブルのハーネス。 23.成形ケーブルの製造方法であって、 予め定められた構成における複数の導線に対応するスロットを有し、かつ前記 スロットに垂直の網パターンを有し、かつ前記網パターン内に成形材料を射出す るための複数の射出ポートを有する金型を作成するステップと、 前記金型内の前記スロット内に複数の導線を設置するステップとを含み、前記 導線は第1の導線、第2の導線、および最後の導線まで続く導線であって、さら に、 前記射出ポート内に成形材料を射出して、前記成形材料が前記金型内の前記網 パターン内に流れるようにするステップと、 成形材料が適切に硬化するようにするステップと、 前記成形材料と導線との組合せを前記金型から取除くステップとを含む、方法 。 24.前記網パターンは交差するストランド間にダイヤモンド形の開口部を提供 し、前記ストランドの交差部において前記網パターンの一部分が前記導線を取囲 む、請求項23に記載の方法。 25.プリフォームは金属材料からなる、請求項8に記載のプリフォーム。 26.前記金属材料はステンレス鋼であり、かつ、前記非金属材料はシリコンま たはポリウレタンである、請求項22に記載の成形ケーブルのハーネス。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.成形ケーブルであって、 前記ケーブルを形成する複数の導線を含み、前記導線は互いに間隔をおかれて 位置付けられ、さらに、 前記導線のまわりに網状に成形されたプラスチック様の成形材料を含む、成形 ケーブル。 2.前記成形材料はシリコンである、請求項1に記載の成形ケーブル。 3.前記成形材料はポリウレタンである、請求項1に記載の成形ケーブル。 4.前記網は、 a) 対向する端部分と、 b) 対向する側部分と、 c) 前記対向する端部分および側部分の間に延びかつ前記導線を取囲む網部 分とをさらに含む、請求項1に記載の成形ケーブル。 5.前記対向する端部分の各々は、前記導線の少なくとも1本がその中を通過す る孔を有する、請求項4に記載の成形ケーブル。 6.前記網部分は複数のストランドをさらに含み、前記ストランドは前記対向す る端部分および側部分の間に延びかつ互いに交差して開口部を形成し、ストラン ドの対の各交差部は前記導線の少なくとも1本がその中を通るチャネルを含む、 請求項4に記載の成形ケーブル。 7.前記プラスチック様の成形材料はシリコンまたはポリウレタンである、請求 項4に記載の成形ケーブル。 8.成形ケーブルを製造する際に使用するためのプリフォームであって、 a) 複数のプリフォームストランドを含み、各プリフォームストランドは特 定の長さおよび直径を有し、さらに、 b) 前記複数のプリフォームストランドに取付けられてそれらを横切って取 囲むストランドコネクタを含み、前記ストランドコネクタは複数のプリフォーム ストランドの端部の近くに配され、 c) 前記複数のプリフォームストランドおよび前記ストランドコネクタは、 金属材料または非金属材料で作られる、プリフォーム。 9.前記複数のプリフォームストランドは、前記ストランドコネクタの幅にわた って長さが増す、請求項8に記載のプリフォーム。 10.前記ストランドコネクタは、前記成形ケーブルを製造するための金型を係 合するための手段を含む、請求項8に記載のプリフォーム。 11.前記係合するための手段は、前記ストランドコネクタ内に、前記金型の突 出部を受取るための少なくとも1つの凹みをさらに含む、請求項10に記載のプ リフォーム。 12.非金属材料で製造される、請求項8に記載のプリフォーム。 13.成形ケーブルを形成する方法であって、 a) 複数の導線をシミュレートするプリフォームを提供するステップと、 b) 前記プリフォームを受取るための第1の成形表面と、前記第1の成形表 面とともに網パターンを形成するための第2の成形表面とを有する、金型を提供 するステップと、 c) 前記金型に材料を付与して前記プリフォームを取囲む成形ケーブルのハ ーネスを形成するステップとを含み、 d) 前記プリフォームは前記成形ケーブルのハーネスから取除かれて、複数 の導線に置換されて、前記成形ケーブルを形成することが可能である、方法。 14.前記プリフォームを提供するステップは、以下のa)およびb)を有する プリフォームを提供するステップをさらに含み、すなわちプリフォームは、 a) 複数のプリフォームストランドを有し、各プリフォームストランドは特 定の長さおよび直径を有し、さらに、 b) 前記複数のプリフォームストランドに成形されたストランドコネクタを 有し、前記ストランドコネクタは複数のストランドの端部の近くに配され、 c) 前記複数のプリフォームストランドおよび前記ストランドコネクタは、 金属材料または非金属材料から作られる、請求項13に記載の方法。 15.前記材料を付与するステップは、射出成形するステップをさらに含む、請 求項13に記載の方法。 16.前記プリフォームは前記ハーネスから除去されて、前記成形ケーブルのハ ーネス内に前記導線を受取るための長さ方向に位置合わせされたチャネルが形成 される、請求項13に記載の方法。 17.前記チャネル内に導線が挿入されて前記成形ケーブルが形成される、請求 項16に記載の方法。 18.対向する端部分と、対向する側部分と、前記対向する端部分および前記対 向する側部分の間に延びる網部分とを有する網を含む成形ケーブルのハーネスで あって、前記網部分は、その中に導線を受取るための複数の長さ方向に位置合わ せされたチャネルを有し、前記網はプラスチック様の成形材料から作られる、成 形ケーブルのハーネス。 19.前記対向する端部分の各々は、前記導線の少なくとも1本がその中を通る 孔を有する、請求項18に記載の成形ケーブルのハーネス。 20.前記プラスチック様の成形材料はシリコンまたはポリウレタンである、請 求項18に記載の成形ケーブルのハーネス。 21.プリフォームをさらに含み、前記プリフォームの一部分は前記長さ方向に 位置合わせされたチャネル内に配される、請求項18に記載の成形ケーブルのハ ーネス。 22.前記プリフォームは、 a) 複数のプリフォームストランドをさらに含み、各プリフォームストラン ドは特定の長さおよび直径を有し、さらに、 b) 前記複数のプリフォームストランドに成形されたストランドコネクタを 含み、前記ストランドコネクタは複数のプリフォームストランドの端部の近くに 配され、 c) 前記複数のプリフォームストランドおよび前記ストランドコネクタは、 金属材料または非金属材料から作られ、かつ、前記プリフォームストランドの各 々は、前記長さ方向に位置合わせされたそれぞれのチャネル内にある、請求項2 1に記載の成形ケーブルのハーネス。 23.成形ケーブルの製造方法であって、 予め定められた構成における複数の導線に対応するスロットを有し、かつ前記 スロットに垂直の網パターンを有し、かつ前記網パターン内に成形材料を射出す るための複数の射出ポートを有する金型を作成するステップと、 前記金型内の前記スロット内に複数の導線を設置するステップとを含み、前記 導線は第1の導線、第2の導線、および最後の導線まで続く導線であって、さら に、 前記射出ポート内に成形材料を射出して、前記成形材料が前記金型内の前記網 パターン内に流れるようにするステップと、 成形材料が適切に硬化するようにするステップと、 前記成形材料と導線との組合せを前記金型から取除くステップとを含む、方法 。 24.前記網パターンは交差するストランド間にダイヤモンド形の開口部を提供 し、前記ストランドの交差部において前記網パターンの一部分が前記導線を取囲 む、請求項23に記載の方法。 25.プリフォームは金属材料からなる、請求項8に記載のプリフォーム。 26.前記金属材料はステンレス鋼であり、かつ、前記非金属材料はシリコンま たはポリウレタンである、請求項22に記載の成形ケーブルのハーネス。
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