JPH10513148A - 粒状農薬システム - Google Patents
粒状農薬システムInfo
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- JPH10513148A JPH10513148A JP8523671A JP52367196A JPH10513148A JP H10513148 A JPH10513148 A JP H10513148A JP 8523671 A JP8523671 A JP 8523671A JP 52367196 A JP52367196 A JP 52367196A JP H10513148 A JPH10513148 A JP H10513148A
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Abstract
(57)【要約】
乾式接着された農薬/粒状界面活性剤/肥料デリバリーシステムの製造方法であって、約1〜約99重量%の乾燥水溶性窒素含有肥料粒子、好ましくは硫酸二アンモニウムを界面活性剤組成物により噴霧被覆し;農薬を混合し;そして最終デリバリーシステムを造粒することを含んで成る方法;および前記方法により製造された粒剤に関する。
Description
【発明の詳細な説明】
粒状農薬システム
発明の分野
本発明は、急速に溶解又は分散する肥料及び界面活性剤組成物を含む農薬粒剤
に関する。より詳しくは、前記肥料は水溶性窒素含有肥料であり、そして前記界
面活性剤組成物は固形の非イオン性界面活性剤を含んで成る。
発明の背景
水と容易に混合することができ、そして保護しようとする場所に噴霧装置によ
り散布することができる水溶解性又は水分散性組成物として活性農薬を配合でき
ることが最終使用者にとって好都合であることは、農業産業界により十分に認識
されている。
さらに、多くの農薬、たとえば殺カビ剤、植物成長抑制剤、除草剤及び浸透性
殺虫剤又は、実際には、耐雨性又は付随する土壌もしくは表面湿潤/浸透性を必
要とするいずれの農薬でも、効果的な最終使用用途のために界面活性剤補助剤の
存在を必要とする。これは、ある種の非イオン性界面活性剤と共に施用すると大
幅に増強された出芽後雑草防除を実現する除草剤に特に当てはまる。たとえば、
“Surfactant Structure and Concentration Strongly Affect Rimsulfuron Act
ivity”Green他、Weed Technology 第7巻:633-640(1993)のような研究は、ス
ルホニル尿素除草剤活性が適切な非アニオン性界面活性剤補助剤の選択により10
倍高められ得ることを示唆している。その技術はまた、2種の補助剤性質の特定
の重要性も認識している。それらは、第1には、親水性−疎水性比(HLB)、及び
第2には、初期表面付着物の物理的形態、理想的には、湿ったゲルである。適切
なHLB範囲の界面活性剤とは、その界面活性剤が水に除草剤を溶解するのに十分
な位親水性であり、且つ葉のクチクラ層に貫入するのに十分な位親油性であると
理論上想定されている。湿ったゲルにおいては、界面活性剤は、親油性部分がワ
ックスに沿って並びそして親水性部分が表面の欠陥たとえば亀裂、破裂及び穴を
通して“親水性チャネル”を形成することにより葉面上に単層を形成すると仮定
される。それらのチャネルは水を吸収し、そしてクチクラを通って細胞壁の中に
除草剤を拡散させるためにわずかに突き出ている。
当業界において好まれ、そして水性媒体中で農薬と混合すると上記性質を実現
することができる界面活性剤は、非イオン性のものである。最も好ましくは、最
終使用者、通常農業者により、農薬の噴霧タンク混合物を調製する場合、取扱い
の容易さのために固形の非イオン性界面活性剤が所望される。液体界面活性剤濃
縮物を農業者に運ぶために通常使われる液体界面活性剤容器、たとえば2.5ガロ
ンの水差しの3回のすすぎの必要性を排除し、そして付随するその水差しの廃棄
問題を回避するためにも固形の非イオン性界面活性剤が好ましい。しかしながら
、固形非イオン性界面活性剤は、かなりゆっくりと溶解する傾向があり;従って
、最終使用者は、適切な農薬:界面活性剤の割合が所定の場所に送出され、そし
て/又は連行する不溶性粒子が、たとえば噴霧ノズルをふさぐことによって、送
出作業を中断しないよう、その界面活性剤の完全な溶解を確保することに特に注
意を払わなければならない。
しばしば、乾燥水溶性窒素肥料、たとえば尿素、エチル尿素、リン酸一及び二
アンモニウム;硫酸一及び二アンモニウム及びそれらの混合物は、農薬、特に除
草剤の効能を増強することができる。こ
の窒素肥料の存在下での除草剤殺草性の有意な増加は、特に硫酸二アンモニウム
補助剤の使用により観察されている。硫酸二アンモニウムをメチル化種子油、す
なわち既知のクチクラ“軟化剤”と組み合わせて補助剤として使用した時、除草
力の大幅な増加が報告されている(Adjuvants and Agrochemicals,第II巻、Chap
ter 34)。世界中で最も頻繁に使用されている除草剤の1種であるグリホセート
(Glyphosate)は、通常、その除草力を高めるためにその噴霧タンク溶液に硫酸
二アンモニウムが添加される。別として、硫酸二アンモニウムは、グリホセート
に組合されると少なくとも2種の作用形態、すなわち第1には、グリホセートの
殺草性を直接的に高めることによる作用形態、及び第2には、ある種のカチオン
からの拮抗性を克服することによる作用形態を有すると思われる。硫酸イオンは
、低水溶性を有する硫酸カルシウム及び硫酸ナトリウムを形成することによりカ
ルシウム及びナトリウムイオンを沈殿せしめると理論づけられている。アンモニ
ウムイオンは、より毒性のグリホセート−アンモニウム複合体を形成し、そして
液体粒子乾燥の間、低殺草性のグリホセート−ナトリウム複合体の形成を妨げる
。
しかしながら、農薬、前記固形の非イオン性界面活性剤組成物及び乾燥水溶性
肥料成分を個々に、現場ブレンディング又はタンク混合のために取引先に配送す
る場合、しばしば噴霧タンク中に挿入される農薬、界面活性剤組成物及び肥料の
量が正しいか;それらの材料が相溶性であり且つ適切に分散されるか;例えば1
又は複数の前記成分が微粉化される場合、正しい安全性の用心に従うか;そして
不相溶性又は他の問題、たとえば過剰発泡又は沈殿に関する問題が生じた場合、
必要な追加の補助剤が即座に入手できるかということを保証しなければならない
ために取引先にとって望ましくない状況をもたらす。すべての成分が固体として
配送されたとしても、粉末
として供給される成分のこぼれ屑が清浄するのにきわめて困難となり得る。
上記の観点から、農業市場への供給者は、最終使用者の農業者への援助として
個々の肥料、界面活性剤及び他の補助剤成分を予備ブレンドしようと試みた。し
かしながら、個々の成分間での粒度の実質的な差異が、輸送及び/又は貯蔵の間
に分離をもたらし得る。さらに、摩耗から発生する固有の粘着性又は微粒子が、
顧客がその製品ブレンドを用いる前に圧縮及び/又はケーキングを引き起こし得
る。固体非イオン性界面活性剤の多くにより示される遅い水溶解速度の観点から
、最終使用者の最終液体媒体中に固体界面活性剤が溶解する速度を速めることも
望ましいだろう。これまで、固体界面活性剤の溶解時間を調節する試みは、種々
の形、たとえば組込型結合剤の使用、押出造粒、膜封入又は成形、すなわち界面
活性剤含有組成物の圧縮(それらのすべては、付随する欠点を有する)の使用と
いう形を取って来た。たとえば、封入は、封入材料の性質に大きく依存し、そし
て別々の包装材料において組成物を放出させることができる。圧縮工程は、界面
活性剤物質の放出を調節するためには、非常に困難な手段である。何故なら、組
成物の性質、たとえば粘着性、粒度などのわずかな変動が、固定された均等な圧
縮圧力下でさえ、溶解速度に対して劇的な影響力を有し得るからである。
農薬、結合剤及び希釈剤が一緒に押出される、ヨーロッパ特許第501,798 A1号
に教示されるような、溶融混合粒剤を調製するための押出加工は、すべての成分
を常に均質に混合するという欠点を有し、従ってそのような工程に使用できる個
々の成分に本質的に制限を加えるという欠点を有する。たとえば、多くの状況に
おいて、使用を求める個々の成分は均質接触において不相溶性である。さらに、
押出粒剤では、材料成分のすべてが水性媒体に同時に暴露され、す
なわち異なった溶解速度を計画することができない。
しかしながら、上記に示したように、粒状生成物、すなわち多成分粒子は、多
くの最終使用用途において、たとえば、それらが貯蔵及び輸送の間、乾燥した個
々の成分の単なる物理的混合物よりも一層安定であり、そして取扱いの容易性を
提供するためにそれらが農薬タンク混合物に使用される時に望ましい。
従来技術の上記問題を回避するために;単一粒子農薬−肥料−非イオン性界面
活性剤キャリヤーを提供するために;及び非イオン性固体界面活性剤が水性媒体
に溶解する速度を速めるだけでなく、また、i)不相溶性成分の単一粒子中への
組込みを可能にし、そしてii)水性媒体への選択された成分の優先的又は連続的
暴露を可能にするために、わずかな工程または生成物の変動に対して比較的鈍感
なプロセス手段が利用できるならば有利だろう。
上記すべての理由のために、上記で詳細に説明したようなこれまでの従来技術
のブレンド試行に関連する望ましくない特性を示さない、水分散性農薬、水溶性
固形肥料及び固形非イオン性界面活性剤組成物を含んで成る乾燥固形粒状生成物
を提供することが非常に望ましい。
発明の要約
固形非イオン性界面活性剤組成物により被覆され、そして粒剤に付着される農
薬と共に造粒された乾燥水溶性窒素肥料を含んで成る農薬粒剤の調製方法、及び
その結果得られる粒剤を実現することが本発明の目的である。これは、約1〜約
99重量%(乾燥結合された補助剤粒剤の最終重量に基づいて)の乾燥水溶性窒素
含有肥料、好ましくは硫酸二アンモニウム結晶上に溶融された界面活性剤組成物
を噴霧被覆し、そして農薬の存在下で前記組成物を造粒してそれを
粒剤中に組み込むことによって達成される。
発明の詳細な記載
乾燥水溶性窒素含有肥料は、好ましくは硫酸二アンモニウムが、溶融界面活性
剤組成物を約1〜約99重量%(乾燥結合された総粒子重量に基づく)の肥料上に
噴霧被覆することによって前記界面活性剤組成物を乾燥結合させた時、一定の固
形非イオン性界面活性剤のための卓越した基質を提供し、そしてそれらの粒子が
農薬のための卓越したキャリヤーシステムを提供することが発見された。固形非
イオン性界面活性剤組成物の完全な水中溶解のための時間がしばしば有意に減じ
られ得る。それらの被覆された農薬−肥料キャリヤーシステムはまた、従来技術
でのそれらの材料の同様なブレンドよりも多くの追加の利点を実現する。最初に
、硬質被覆された粒状生成物であるため、本発明の農薬−肥料キャリヤーシステ
ムは貯蔵及び輸送の間、特別に安定しており且つ摩耗に対して比較的影響されな
い。それらのユニークな送達システムは、農薬及び/又は窒素含有肥料と通常不
相溶性である成分を粒剤中に物理的に組込むことを可能にする。たとえば、補助
剤が肥料と不相溶性である場合、それを粒剤に付着せしめることができ;農薬と
不相溶性である場合、噴霧被覆前にそれを添加する、即ち基質の一部にすること
ができる。粒剤の本質的部分としての最適効率のために一定の水性媒体への長い
暴露時間を必要とする補助剤、例えば、追加の水和時間を必要とするグアー(gu
ar)粒子;pH緩衝剤、等を有することが所望される場合、従来技術の加工法を用
いて生じるような粒子全体に補助剤を均質に組込ませるよりもむしろ、粒剤の外
側の界面活性剤被膜に補助剤を付着せしめることによって、それらの補助剤を選
択的に又は連続的に放出させることができる。
“噴霧被覆(溶射被覆)される”とは、固形界面活性剤が溶融され、そしてそ
の溶融状態のまま、肥料を含んで成る基質の上に被覆されることを意味する。こ
れは、被覆ブレンダーの中で、基質、最も好ましくは硫酸二アンモニウム粒子上
に溶融界面活性剤を噴霧することによって行なわれる。基質粒子の完全な被覆は
、必ずしも必要ではなく、むしろ、被覆の完全性の程度は特定の必要条件、たと
えば他の添加された不相溶性補助剤から肥料を単離する必要性によってしばしば
決定される。次に、噴霧された材料は、粘着性状態のまま、連続的に混転されて
個々の粒子を部分的に凝集させ又は造粒せしめ、この間に好ましくは、農薬が添
加され接着されて、乾式接着された流動性の粒剤が生成される。
本発明の方法に使用できる固形非イオン性界面活性剤は、室温で固形であり、
又は硬質の非粘着性ロウ稠度のものである、当業界において既知のものである。
好ましい非イオン性界面活性剤の中には、次のものが存在する:
A)アミド、たとえば
i)下記式で表わされるアルカノールアミド:
(式中、R′及びR″はそれぞれ、−H、−CH2CH2OH、又は
ii)下記式で表わされるエトキシル化アルカノールアミド:
iii)下記式で表わされるエチレンビスアミド:
B)エステル、たとえば
i)下記式で表わされる脂肪酸エステル:
ii)下記式で表わされるグリセロールエステル:
iii)下記式で表わされるエトキシル化脂肪酸グリコール及びポリエチレング
リコールのエステル:
iv)下記式で表わされるソルビタンエステル:
v)下記式で表わされるエトキシル化ソルビタンエステル:
C)エトキシレート、たとえば
i)下記式で表わされるアルキルフェノールエトキシレート:
ii)下記式で表わされるアルコールエトキシレート:
iii)下記式で表わされるトリスチリルフェノールエトキシレート:
iv)下記式で表わされるメルカプタンエトキシレート:
D)末端キャップされたEO/POブロックコポリマー、たとえば
i)下記式で表わされるアルコールアルコキシレート:
ii)下記式で表わされるエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポ
リマー:
iii)下記式で表わされる逆コポリマー:
iv)下記式で表わされる塩素キャップされたエトキシレート:
v)下記式で表わされる四官能価ブロックコポリマー:
又は
〔上式中、Rは脂肪アルキル基、好ましくはC6−C22脂肪アルキル基、最も好
ましくはC8−C18脂肪アルキル基であり;
R1は−H又は脂肪アルキル基、好ましくは−H又はC6−C22脂肪アルキル基
、最も好ましくは−H又はC9−C18脂肪アルキル基であり;
x,x′,y,y′及びnはそれぞれ独立に、エチレンオキシドモル数、好ま
しくは1〜300;最も好ましくは1〜150であり;そして
m,m′,l及びl′はそれぞれ独立に、プロピレンオキシドモル数、好まし
くは1〜300;最も好ましくは1〜150であり;
但し、脂肪アルキル基、及び/又はエチレンオキシド及び/又はプロピレンオ
キシド単位の数もしくは配置は、界面活性剤組成物が室温(24℃)で固体であり
、好ましくは50℃で固体であるようなものであることを前提とする〕。
上記界面活性剤の混合物も許容でき、そして実際、単独で室温で
も液体である他の非イオン性界面活性剤と上記界面活性剤との混合物も許容でき
るだろう。但し、前記液体界面活性剤の量又は性質はその最終粒状生成物が室温
で粘着性を示さないようなものであるという条件を有する。好ましくは、粘着性
は50℃でさえも示されない。
より好ましい固形非イオン性界面活性剤は、前述のアルキルアルコールエトキ
シレート及びアルキルフェノールエトキシレートである。
本発明の粒剤の固形非イオン性界面活性剤組成物は、粒剤配合物総重量に基づ
いて、約1〜約99重量%、好ましくは約3〜約95重量%であるべきである。
最も好ましい固形非イオン性界面活性剤は、ジノニルフェノールエトキシレー
ト(>100EO)である。というのは、この化合物は高い融点と共に卓越した湿潤特
性を提供する能力を有することが発見されたからである。さらに、この物質は、
ゲル相の形成を伴わないで水性媒体に溶解する能力を示す。
固形非イオン性組成物により噴霧被覆される乾燥水溶性窒素含有肥料の量は、
最終の噴霧被覆される組成物の総重量に基づいて約1〜約99重量%、好ましくは
約1〜約95重量%であることができる。
本発明の粒剤への使用が期待される農薬は、農業にとって価値あるものとして
周知である活性成分であり、そして通常、水性噴霧手段により所定の場所に分配
されるもの、たとえば除草剤、殺カビ剤、殺菌剤、殺虫剤、昆虫摂食阻害剤、殺
ダニ剤、殺線虫剤、及び植物成長抑制剤である。好ましい農薬は、除草活性スル
ホニル尿素、イミダゾリン及びグリホセートから成る群より選択された除草剤で
ある。活性成分は、粒剤中に、農薬として効果的な量、好ましくは、粒剤配合物
総重量に基づいて、約0.01〜約90重量%、最も好まし
くは約0.03〜約80重量%で存在すべきである。
本発明の好ましい態様の本質は、固形非イオン性界面活性剤組成物が乾燥水溶
性窒素含有肥料、たとえば硫酸二アンモニウム上に噴霧被覆されるならば、水溶
液中への乾燥界面活性剤粒状組成物の溶解速度が大きく増加され得るという発見
にある。固形非イオン性界面活性剤組成物の溶解速度に対する肥料自体の作用の
他に、被覆/造粒工程が被覆された粒剤の内部に空気を閉じ込める傾向があり、
それにより、溶解速度を速める水性媒体に最終的に暴露される表面積を増大させ
る(空気を圧縮する傾向がある圧縮及び押出工程とは対照的に)。また、閉じ込
められた空気のポケットは、被覆された粒剤を沈降しないように維持するのを助
ける浮遊助剤として機能する。
本発明の噴霧被覆の好ましい方法は、次の段階:
a)乾燥水溶性窒素含有肥料、好ましくは硫酸二アンモニウムをブレンダーチ
ャンバー中に添加し;
b)均質分布を確保するために前記肥料を混合し;
c)当初は固形である非イオン性界面活性剤組成物を、好ましくは約65℃〜約
95℃(149〜203°F)の温度で溶融し;
d)前記溶融された界面活性剤組成物を前記ブレンダーチャンバー中の肥料粒
子の上に噴霧し;
e)前記肥料粒子の均等な被覆及び造粒をもたらすために連続してブレンドし
;
f)前記界面活性剤組成物がまだ粘着性である間に、農薬粒子を添加し;そし
て
g)前記農薬含有粒剤を、好ましくは50℃(122°F)以下に冷却する;
を含んで成る。
好ましくは、肥料粒子は、初期結晶又は粒子の大きさがバッチ全体に均等に分
布されるようにするために、噴霧段階の前に少なくとも10分間、まず初めにブレ
ンドされる。好ましい噴霧ブレンダーミキサーは、Continental Rolloにより製
造されるMark VIデザイン又は同等のものである。
同じく好ましくは、均等な造粒を助けるために、噴霧が停止した後、さらに少
なくとも3分間、混合物をブレンドし続けるべきである。被覆された粒剤の表面
に何らかの追加の成分を付着せしめることが所望される場合、たとえば追加の添
加剤が微粉であり、そして最終生成物におけるダスチングを減らすことが望まれ
る場合、被覆された粒剤がまだ粘着性である間に前記成分を添加することもでき
、すなわち、粒剤が完全に冷却される前に前記成分を添加することができる。そ
のような任意の追加の成分の例としては、消泡剤、流動剤、凝結防止剤、安定剤
、不活性充填剤、発泡剤、顔料、及び/又は得られる生成物の特定の最終使用用
途に特有の任意の補助剤が挙げられる。任意の補助剤は粒状組成物の約0〜約20
重量%で添加することができる。不活性成分は約80重量%まで添加することがで
きる。
完全に正確に計量され、最適化され、且つ相溶性である農薬配合物を単一粒剤
において最終使用者に供給できることの他に、本発明の噴霧被覆粒剤、すなわち
多層粒剤の明確な利点の1つは、それが多成分システム製造業者に対して通常強
制される多くの制限から調製者を解放することである。たとえば、肥料、特に硫
酸二アンモニウムと通常は不相溶性である追加の補助剤成分を、農薬造粒工程が
本質的に完結した後にただし該補助剤が外面に付着できるように多層材料がまだ
粘着性である間に前記成分を導入することにより、被覆された粒剤の一部にする
ことができ、すなわち、前記成分は農薬
及び非イオン性組成物層と単に接触しているだけであろう。
この付着接触法により実現されるもう1つの利点は、農薬に加えて、噴霧被覆
された粒剤の外側に他の材料を置けるようにし、従って、付着材料に水性媒体へ
の優先的又は進歩的暴露を付与することである。従って、粒剤中の一定の成分の
暴露時間を選択的に配列することもできる。
本発明の方法の肥料は、好ましくは粗グレードのものであり;最も好ましくは
、その材料の95重量%が直径約200〜約600ミクロンの平均粒度を有すべきであ
り、すなわちその95重量%が30メッシュ(U.S.標準規格)の濾網を通過すべきで
あり且つ70メッシュ(U.S.標準規格)の濾網を通過すべきでない。被覆工程の間
の肥料粒子の圧縮又は凝集を最少にするために微粉の排除が好ましい。
粒剤は、そのまま使用するか又は好ましくは、所望の粒度に篩分けすることが
できる。
次の具体例は本発明を更に例示するものであって、本発明を限定するものでは
ない。種々の成分の量はすべて、特にことわらない限り、重量又は重量%による
ものである。
次の例のすべてにおいて、溶解速度は次のようにして決定した:
界面活性剤重量が2.0グラムであるような計算量の生成物を、フルスケールの
約30〜50%の速度に設定された磁気撹拌機により撹拌しながら、室温で、98mlの
脱イオン水の入った250mlのビーカーに添加し、そしてストップウォッチをスタ
ートさせる。完全な溶解が観察され、すなわち、その溶液が完全に透明になった
時、その時間を記録する。
実施例I〜II
フレーク状ジノニルフェノールエトキシレート(>100EO)(商品名Igepal DM
-970 FLKとしてRhone-Poulencから市販されている)
を、十分な量の液体イソデシルアルコールエトキシレート(4 EO)(商品名Rhod
asurf DA-530としてRhone-Poulencから市販されている)と共にブレンドし、85
:15の各重量比を有する非粘着性固体混合物である界面活性剤組成物Aを製造す
る(前記ブレンドはまた、
イソデシルアルコールエトキシレートは固体のジノニルフェノールエトキシル化
界面活性剤の融点に対して悪影響を及ぼすけれども、それが与える改良された湿
潤性、すなわち、それの組込みの結果として最終水溶液において実現される低い
表面張力のために、イソデシルアルコールエトキシレートの存在は有用である。
乾燥硫酸二アンモニウムを、Sigma Blade Mixer中の上記で調製した乾燥組成
物Aに、室温において、硫酸塩:界面活性剤の重量比が約85:15になるように添
加する。それらの材料が一緒に圧縮し、そしてケークになるので、ブレンディン
グは実施できない。
組成物Aの代わりに、フレーク状のジノニルフェノールエトキシレート(>100
EO)、すなわちIgepal DM-970 FLKのみを用いて前記試験を再び行なう。再び、室
温でも界面活性剤と硫酸二アンモニウムが圧縮してケークを形成するので、ブレ
ンディングは不成功に終わる。
実施例III
硫酸二アンモニウムをContinental Rolloミキサー Mark VIブレンダー中に充
填する。前記硫酸塩を約10分間回転ブレンドする。それぞれ、重量比85:15のジ
ノニルフェノールエトキシレート(>100EO)(Igepal DM 970)とイソデシルアルコ
ールエトキシレート(4 EO)(Igepal DA 530)を含んで成る固形非イオン性界
面活性剤組成
420としてRhone-Poulencから市販されている)を、該界面活性剤
組成物が溶融されるまで、約85℃の温度で加熱する。次に、溶融界面活性剤を、
細かなサイズの8008Eスプレー先端を通して回転中の硫酸二アンモニウム上に噴
霧する。その混合物をさらに3分間連続してブレンドし、均質な造粒を確保する
。次いでその混合物を約45℃に冷却し、この時点で、消泡剤を前記混合物中に3
分間ブレンドする(そして指摘される場合には、続いてクエン酸及び流動助剤を
ブレンドする)。被覆された粒状生成物を、#8(U.S.標準規格)メッシュの濾
網を通して集める。これらの及び下記実施例においては、表示される重量%は最
終粒剤配合物の総重量に基づいたものである。
固形非イオン性界面活性剤組成物の得られた溶解時間は、本発明により、すな
わち溶融された非イオン性界面活性剤組成物による硫酸二アンモニウムの噴霧被
覆により思いがけなく実現することがで
きる有意に増強された溶解速度を示す。
実施例IV
硫酸二アンモニウム84.05重量%をContinental Rolloミキサー Mark VIブレン
ダー中に充填する。前記硫酸塩を約10分間回転ブレンドする。それぞれ、重量比
85:15のジノニルフェノールエトキシレート(>100EO)(Igepal DM 970)とイソデ
シルアルコールエトキシレート(4 EO)(Igepal DA 530)を含んで成る固形非
イオン性界面活性剤組成物15重量%(前記非イオン性界面活性剤組成物ブレン
)を、該界面活性剤組成物が溶融されるまで、約85℃の温度で加熱する。次いで
溶融界面活性剤を、細かなサイズの8008Eスプレー先端を通して回転中の硫酸二
アンモニウム上に噴霧する。その混合物をさらに3分間連続してブレンドし、均
質な造粒を確保する。次いでその混合物を約45℃に冷却し、この時点で、0.2重
量%の消泡剤Rhodorsil Silicone EP 6703を前記混合物中に3分間ブレンドする
。最後に、0.75重量%の凝結防止剤又は易流動助剤(Tixosil 38 AB)を添加して
数分間ブレンドする。被覆された粒状生成物を、#8メッシュ濾網を通して集め
る。
得られた被覆粒剤の溶解時間は、固形非イオン性界面活性剤組成物のみの溶解
時間の半分以下である。
実施例V
実施例IVの方法に従う。但し、硫酸アンモニウム−93.15重量%
及びTixosil 38 AB−0.75重量%を用いる。
実施例IVと同様に、得られた被覆粒剤の溶解時間は固形非イオン性界面活性剤
組成物のみの溶解時間の半分以下である。
潜在的に増加された界面活性剤溶解速度、及び固形界面活性剤と
硫酸二アンモニウムを均等に混合する本発明の試みに関連する圧縮問題の回避と
いう上記利点の他に、本発明の噴霧混合組成物は、同じ材料の単純な固形ブレン
ドにより起こり得る粒子分離に悩まなくて済む。
上記の増強された溶解;不相溶性の回避;及び選択的な溶解という利点の他に
、本発明の被覆生成物は、卓越した耐摩耗性と共に非常に均等な粒度も実現する
。さらに、本発明の方法は、他の溶融−混合法、たとえば従来技術の押出法より
もかなり低いエネルギー集中及びより大きな資本経費効率である。
実施例VI〜XV
Continental RolloミキサーVIブレンダー中に93.15重量%の硫酸二アンモニウ
ムを充填することによって11.34kg(25ポンド)の補助剤Aを調製する。この硫
酸塩を約10分間ブレンドする。それぞれ重量比85:15のジノニルフェノールエト
キシレート(>100EO)(Igepal DM 970)とイソデシルアルコールエトキシレート(
4 EO)(Igepal DA 530)を含んで成る固形非イオン性界面活性剤組成物6.0
DS 420としてRhone-Poulencから市販されている)を、該界面活性剤組成物が溶
融されるまで、約85℃の温度で加熱する。次いで溶融界面活性剤を、細かなサイ
ズの8008Eスプレー先端を通して回転中の硫酸二アンモニウム上に噴霧する。そ
の混合物をさらに2分間連続してブレンドし、均質な造粒を確保し、この時点で
、指摘の除草剤を下記に列挙される量で添加する。前記材料をさらに3分間タン
ブルブレンドし、粒状農薬を粒剤に付着せしめてそれらを組込む。次に、その混
合物を約45℃に冷却し、この時点で、22.68g(0.8オンス)の消泡剤Rhodorsil Si
licone EP 6703を前記混合物中に3分間ブレンドする。最後に、170.097g(6.0
オンス)の凝結防止剤又
は流動助剤(Tixosil 38 AB)を1分間ブレンドする。農薬が付着された粒剤を冷
却し、そして濾網を通して集める。
次の表は、標準の液体補助剤−農薬ブレンドにより実現された殺草性に比較し
た、上記のようにして調製した本発明の乾燥結合された農薬−補助剤システムの
使用により実現された増強された殺草性を示す。表IIに列挙される組成物のため
のキャリヤーは、1エーカー(約4047m2)当たり10ガロン(約37.85l)の水であ
る。
Kinetic(Helena Chemical Co.の商標)は、ポリオルガノシリコーン及びエチ
レンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマーを含んで成る、有標の液
体界面活性剤補助剤システムである。Dynamic(Helena Chemical Co.の商標)は
、メチル化種子油(MSO)及びポリオルガノシリコーンを含んで成る、有標の液体
補助剤システムである。C.O.C.は、通常、約83重量%のパラフィン系作物油と17
重量%の乳化剤から成る作物油濃縮物である。
Beacon:スルホニル尿素配合物についてのCiba Geigyの商標。
Accent,Classic及びPinnacle:スルホニル尿素配合物についてのDuPontの商
標。
Pursuit:イミダゾリン配合物についてのAmerican Cyanamidの商標。
Poast Plus:有標シクロヘキサンジオン配合物についてのBASFの商標。
Butyrac 200:Rhone-Poulenc Inc.により市販されている2,4−DB配合物に
ついての商標。
上記結果は、標準の液体補助剤システムが使用される時の活性レベルを上回る
、本発明の乾式接着された農薬−補助剤粒剤の使用によって実現化され得る有意
に増強された除草活性を例証する。
実施例XVI〜XVII
次の例は、実施例VI〜XVに記載のようにして調製した本発明の界面活性剤−
肥料キャリヤーシステムの粒状生成物中に組込まれたグリホセート除草剤の使用
により実現される増強された殺草性を例証する。但し、農薬粒状組成物に次の変
更を行なう:84.05重量%
オンス)のRhodorsil Silicone EP 6703;及び170.097g(6.0オンス)のTixosil
38 AB。使用される除草剤は、グリホセート除草剤配合物についてMonsantoの商
標であるRoundupである。Questは、Helena Chemical Co.の有標アンモニア系水
質調節剤である。前記組成物のためのキャリヤーは同じく1エーカー(約4047m2
)当たり10ガロン(約 37.85l)の水である。
上記結果は、農薬がグリホセート除草剤である時、本発明の乾式接着された農
薬−補助剤粒剤の使用によって達成された大幅に増強された除草活性を例証する
。それらの乾式接着された粒剤の目立った活性は、高い界面活性剤添加量;高い
アンモニウムイオンレベル;及び迅速な水性分散の総合性質の結果である。それ
らの要因は、1)HLBが約16であり、すなわち12〜17の当業界で認識される好ま
しい範囲内であり;そして2)組成物が葉の表面上で最初は湿ったゲルに乾燥す
る(農薬の葉浸透性の増加のために前述したような理想的な状態)という事実と
共に、共同して農薬の最終使用者のためにそれらの乾式接着粒剤を強力な生成物
にする。最終粒状生成物は、それがほとんど発泡せず;ダストレベル及び臭気が
低く;非圧縮性であり;そしてこぼれ屑が容易に一掃されることを特徴とする。
本発明の乾式接着された粒状農薬送達システムは、急速に分散し、完全に最適化
され、且つバランスが取れた農薬−補助剤−肥料組成物の調製を可能にし、従っ
て、単一の粒状製品において効能、便利性及び最終使用者に対する安全性を兼ね
備え、すなわち理想的な情況を付与する。
本発明を今まで記載しそして特定例を参照しながら例示してきたが、組成物及
び手順の修正及び変更が請求の範囲内で行なわれるこ
とは理解されよう。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
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,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U
G),AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C
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G,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO
,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,
TT,UA,UG,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.乾式接着された粒状農薬システムの製造方法であって、約1〜約99重量% の乾燥水溶性窒素含有肥料を、約1〜約99重量%の固形非イオン性界面活性剤組 成物により噴霧被覆し、そして前記界面活性剤組成物がまだ粘着性である間に約 0.01〜約90重量%の農薬を混合することを含んで成り、ここで前記重量%は前記 噴霧被覆された組成物の総重量に基づいたものである方法。 2.前記肥料が、前記噴霧被覆された粒状組成物の約1〜約95重量%で存在す る、請求の範囲第1項記載の方法。 3.前記肥料が硫酸二アンモニウムである、請求の範囲第1項記載の方法。 4.前記肥料が硫酸二アンモニウムである、請求の範囲第2項記載の方法。 5.乾式接着された粒状農薬システムの製造方法であって、 約1〜約99重量%の乾燥水溶性窒素含有肥料を、下記化合物から成る群より選 択された約1〜約99重量%の固形非イオン性界面活性剤組成物により噴霧被覆し : i)下記式で表わされるアルカノールアミド: (式中、R′及びR″はそれぞれ、−H、−CH2CH2OH、又は ii)下記式で表わされるエトキシル化アルカノールアミド: iii)下記式で表わされるエチレンビスアミド: iv)下記式で表わされる脂肪酸エステル: v)下記式で表わされるグリセロールエステル: vi)下記式で表わされるエトキシル化脂肪酸グリコール及びポリエチレングリ コールのエステル: vii)下記式で表わされるソルビタンエステル: viii)下記式で表わされるエトキシル化ソルビタンエステル: ix)下記式で表わされるアルキルフェノールエトキシレート: x)下記式で表わされるアルコールエトキシレート: xi)下記式で表わされるトリスチリルフェノールエトキシレート: xii)下記式で表わされるメルカプタンエトキシレート: xiii)下記式で表わされるアルコールアルコキシレート: xiv)下記式で表わされるエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコ ポリマー: xv)下記式で表わされる逆コポリマー: xvi)下記式で表わされる塩素キャップされたエトキシレート: xvii)下記式で表わされる四官能価ブロックコポリマー: 又は xviii)それらの混合物 〔上式中、 Rは脂肪アルキル基であり; R1は−H又は脂肪アルキル基であり; x,x′,y,y′及びnはそれぞれ独立に、エチレンオキシドのモル数であ り; m,m′,l及びl′はそれぞれ独立に、プロピレンオキシドのモル数であり ; 但し、脂肪アルキル基、及び/又はエチレンオキシド及び/又はプロピレンオ キシド単位の数もしくは配置は、界面活性剤組成物が24℃で固体であるようなも のであることを前提とする〕;そして 前記界面活性剤組成物がまだ粘着性状態である間に、約0.01〜約 90重量%の農薬を混合することを含んで成り、ここで前記すべての重量%は前記 噴霧被覆された粒状組成物の総重量に基づいたものである方法。 6.RがC6〜C22脂肪アルキル基であり; R1がH又はC6〜C22の脂肪アルキル基であり; x,x′,y,y′及びnがそれぞれ独立に1〜300であり;そして m,m′,l、及びl′がそれぞれ独立に1〜300である、 請求の範囲第5項記載の方法。 7.RがC8〜C18アルキルであり; R1がH又はC8〜C18アルキルであり; x,x′,y,y′及びnがそれぞれ独立に1〜200であり; m,m′,l、及びl′がそれぞれ独立に1〜200である、 請求の範囲第6項記載の方法。 8.乾式接着された粒状農薬システムの製造方法であって、 a)ブレンディングチャンバー中で乾燥水溶性窒素含有肥料粒子を混合し; b)固形非イオン性界面活性剤組成物を溶融し; c)前記溶融された界面活性剤組成物を前記肥料の上に噴霧し; d)前記肥料粒子の均等な被覆及び造粒を達成するために連続的にブレンドし ; e)前記界面活性剤組成物がまだ粘着性である間に、農薬粒子を混合し;そし て f)前記農薬含有粒剤を冷却することを含んで成り、 ここで前記肥料が前記粒剤組成物の約1〜約99重量%を含み;前記非イオン性界 面活性剤が約1〜約99重量%を含み;そして前記農薬が約0.01〜約90重量%を含 み、前記すべての重量%は噴霧被覆され た粒状組成物の総重量に基づいたものである方法。 9.前記肥料が前記被覆された組成物の約1〜約95重量%で存在する、請求の 範囲第8項記載の方法。 10.前記肥料が硫酸二アンモニウムである、請求の範囲第8項記載の方法。 11.前記肥料が硫酸二アンモニウムである、請求の範囲第9項記載の方法。 12.乾式接着された粒状農薬システムの製造方法であって、 a)ブレンディングチャンバー中で乾燥水溶性窒素含有肥料粒子を混合し; b)下記化合物から成る群より選択された固形非イオン性界面活性剤を溶融し : i)下記式で表わされるアルカノールアミド: (式中、R′及びR″はそれぞれ、−H、−CH2CH2OH、又は ii)下記式で表わされるエトキシル化アルカノールアミド: iii)下記式で表わされるエチレンビスアミド: iv)下記式で表わされる脂肪酸エステル: v)下記式で表わされるグリセロールエステル: vi)下記式で表わされるエトキシル化脂肪酸グリコール及びポリエチレングリ コールのエステル: vii)下記式で表わされるソルビタンエステル: viii)下記式で表わされるエトキシル化ソルビタンエステル: ix)下記式で表わされるアルキルフェノールエトキシレート: x)下記式で表わされるアルコールエトキシレート: xi)下記式で表わされるトリスチリルフェノールエトキシレート: xii)下記式で表わされるメルカプタンエトキシレート: xiii)下記式で表わされるアルコールアルコキシレート: xiv)下記式で表わされるエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコ ポリマー: xv)下記式で表わされる逆コポリマー: xvi)下記式で表わされる塩素キャップされたエトキシレート: xvii)下記式で表わされる四官能価ブロックコポリマー: 又は xviii)それらの混合物 〔上式中、 Rは脂肪アルキル基であり; R1は−H又は脂肪アルキル基であり; x,x′,y,y′及びnはそれぞれ独立に、エチレンオキシドのモル数であ り; m,m′,l及びl′はそれぞれ独立にプロピレンオキシドのモル数であり; 但し、脂肪アルキル基、及び/又はエチレンオキシド及び/又はプロピレンオ キシド単位の数もしくは配置は、界面活性剤組成物が24℃で固形であるようなも のであることを前提とする〕; c)前記溶融された界面活性剤を前記肥料の上に噴霧し; d)前記肥料粒子の均等な被覆及び造粒を達成するために連続的にブレンドし ; e)前記界面活性剤組成物がまだ粘着性である間に農薬粒子を混合し、そして f)前記農薬含有粒剤を冷却することを含んで成り、 ここで前記肥料が前記粒状組成物の約1〜約99重量%を含み;前記非イオン性界 面活性剤が約1〜約99重量%を含み;そして前記農薬が約0.01〜約90重量%を含 み、ここで前記重量%は全て噴霧被覆された粒状組成物の総重量に基づいたもの である方法。 13.前記肥料が前記被覆された組成物に基づいて約1〜約95重量%で存在する 、請求の範囲第12項記載の方法。 14.RがC6〜C22脂肪アルキル基であり; R1が−H又はC6〜C22の脂肪アルキル基であり; x,x′,y,y′及びnがそれぞれ独立に1〜300であり;そして m,m′,l、及びl′がそれぞれ独立に1〜300である、請求の範囲第12項 記載の方法。 15.RがC8〜C18アルキルであり; R1が−H又はC8〜C18アルキルであり; x,x′,y,y′及びnがそれぞれ独立に1〜200であり;そして m,m′,l、及びl′がそれぞれ独立に1〜200である、 請求の範囲第14項記載の方法。 16.i)前記非イオン性界面活性剤が約65℃〜約95℃で溶融され;そして ii)前記農薬粒剤粒子が約50℃以下に冷却される、請求の範囲第8項記載の方 法。 17.i)前記非イオン性界面活性剤が約65℃〜約95℃で溶融され;そして ii)前記農薬粒剤粒子が約50℃以下に冷却される請求の範囲第12項記載の方法 。 18.請求の範囲第1項記載の方法により製造される乾式接着され た農薬粒剤。 19.請求の範囲第3項記載の方法により製造される乾式接着された農薬粒剤。 20.請求の範囲第5項記載の方法により製造される乾式接着された農薬粒剤。 21.請求の範囲第8項記載の方法により製造される乾式接着された農薬粒剤。 22.請求の範囲第10項記載の方法により製造される乾式接着された農薬粒剤。 23.請求の範囲第12項記載の方法により製造される乾式接着された農薬粒剤。
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