JPH10512849A - アミノ硼化水素アルカリ及びアミノ硼化水素アルカリ錯体の調製方法 - Google Patents

アミノ硼化水素アルカリ及びアミノ硼化水素アルカリ錯体の調製方法

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JPH10512849A JP8516540A JP51654096A JPH10512849A JP H10512849 A JPH10512849 A JP H10512849A JP 8516540 A JP8516540 A JP 8516540A JP 51654096 A JP51654096 A JP 51654096A JP H10512849 A JPH10512849 A JP H10512849A
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メタルゲゼルシャフト・アクチエンゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 アミノ硼化水素アルカリ及びアミノ硼化水素アルカリ錯体の調製方法が記載される。これらの化合物は、R12NH・BH3を溶媒中のアルカリ金属又はアルカリアミドと反応を通して得られる。但し、溶媒として、非極性脂肪族又は芳香族溶媒及び/又は双極性中性溶媒が使用される。残基R1及びR2は、水素、脂肪族、脂環式又は芳香族残基でよい。この方法で得られた最終生成物は、次の一般式を持っている。M(R12N・BH3)又はM(R12N・BH3).xL、但し、Lが双極性中性溶媒、xが0.1〜5の値であり、Mがアルカリ金属である。

Description

【発明の詳細な説明】 アミノ硼化水素アルカリ及びアミノ硼化水素アルカリ錯体の調製方法 この発明は、アミノ硼化水素アルカリ及びアミノ硼化水素アルカリ錯体の調製 方法に関する。 米国特許第2,999,864号からの硼化水素添加物の金属誘導体が知られ ている。これらの化合物の調製は、水素化金属を硼化水素添加物と反応させるこ とによって実行される。例えば、ジメチルアミノ硼化水素リチウムは、乾燥エチ レングリコールジメチルエーテル中のジメチルアミノボランとの対応の水素化ア ルカリの直接反応を通したジメチルアミノ硼化水素ナトリウムと同じ方法でアク セスするべきである。確かに、Keller氏による文献「Inorganic Chemistry」( 1975年)、14巻(2)、140頁には、室温でのジエチルエーテル中のジ メチルアミノボラン二量体との水素化リチウム反応が数カ月の反応時間の後にの みジメチルアミノ硼化水素リチウムに至ることが開示されている。一方、Hutchi ns氏等の試験「Journal of Organic Chemistry」(1984年)、49巻、24 38頁では、ジメチルアミノ硼化水素ナトリウムを形成するためのテトラヒドロ フラン中のジメチルアミノボランとの水素化ナトリウムの円滑な反応を確認した 。Singaram氏等の「Tetrahedron Letters」(1992)、33巻、4533頁 は、アミノ硼化水素リチウムがアミノボラン添加物とのn−ブチルリチウムの反 応を通して調製することができることを示した。Singaram氏等で提案された方法 は、アルキルリチウム化合物のみが安定し市販されているので、事実上アミノ硼 化水素リチウムの調製に制限される。 アミノ硼化水素アルカリの調製に関する従来技術が首尾一貫せず部分的に矛盾 した記述であるので、アミノ硼化水素アルカリ及びこれらの錯体化合物の調製方 法を安価な原料から提供して、同族化合物の多種の調製に好適でかつ短い反応時 間内で高い生成物収率を形成することが本発明の目的である。 本発明の目的は、以下の調製方法を通して達成される。 次の一般式のアミノボランを R12NH・BH3 非極性脂肪族又は芳香族溶媒中のアルカリ金属又はアルカリアミドと反応させ ることによって 次の一般式のアミノ硼化水素アルカリを調製し、 M(R12N・BH3) 但し、Mは、Li、Na、K、Rb又はCsであり、 R1は、H、脂肪族C1〜C5−残基、芳香族残基又は脂環式残基であり、 R2は、H、脂肪族C1〜C5−残基、芳香族残基又は脂環式残基であり、 R1及びR2は、共有の環式化合物残基である。 アルカリアミドとしては、化合物MNR34が使用され、但し、R3及びR4が H又は有機残基又はトリメチルシリル残基である。 0〜100℃で実施された本発明に従う方法は、硼化水素及びアミンからなる 添加物を、無色の非晶又は結晶質の沈殿物として得られるような非極性溶媒に一 般に殆ど溶解しないアルカリ金属又は確かなアルカリ化合物と反応させて、アミ ノ硼化水素アルカリを回収する。反応混合物からは、最終生成物が固液分離又は 溶媒の蒸発を通して得ることができる。生成物は、取扱い容易で、特に空気及び /又は水との接触で自己起動しない。反応は、一般にアミノ硼化水素アルカリの 高い収率で実行される。 本発明の目的は、以下の調製方法を通して達成される。 次の一般式のアミノボランをアルカリ金属又はアルカリアミドと反応させて R12NH・BH3 次の一般式のアミノ硼化水素アルカリ錯体を調製し、 M(R12N・BH3)・xL 但し、非極性脂肪族又は芳香族溶媒は、全部又は一部が双極性中性溶媒と置換 され、 但し、Mは、Li、Na、K、Rb又はCsであり、 R1は、H、脂肪族C1〜C5−残基、芳香族残基又は脂環式残基であり、 R2は、H、脂肪族C1〜C5−残基、芳香族残基又は脂環式残基であり、 R1及びR2は、共有の環式化合物残基であり、 Lが双極性中性溶媒であり、 xが0.1〜5の値である。 アルカリアミドとして、化合物MNR34が使用され、但し、R3及びR4は、 H又は有機残基又はトリメチルシリル残基である。 反応は、0及び100℃間の温度好ましくは20〜60℃間で実施された。双 極性中性溶媒において、アミノ硼化水素アルカリは、固体に摘出された形態又は 直接溶解された形態の何れかが有機合成用に使用することができる定義された錯 体を生成する。幾つかの場合において、溶媒として非錯化(ヘキサン、トルエン )及び錯化(ジオキサン、テトラヒドロフラン)化合物からの混合物を使用して 、均質相で操作し高価な錯化化合物の比率を減少させることが適切である。 本発明に従って、アルカリ金属との反応が陽子受容体の存在下で実施され、但 し、陽子受容体が触媒として作用し、反応中に形成された水素を追加することが 幾つかの場合に特に有利である。 陽子受容体としてスチレンを使用することが特に有利である。アルカリ金属と のアミノ硼化水素添加物の反応中に形成される水素は、収率の増加に至るスチレ ンの側鎖に追加される。また、陽子受容体としては、ブタジエン、イソプレン又 は類似のジエン又はポリエンを使用することができる。 本発明に従って、ヘキサン又はトルエンを非極性溶媒として使用することが更 に有利である。これらの溶媒において、アミノ硼化水素アルカリが大いに不溶性 である。 更に、本発明に従って、双極性中性溶媒としては、エーテル及び/又は第3ア ミン、好ましくはテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、テトラメチルエチレ ンジアミン又はジオキサンが使用されることが有利である。これらの溶媒は、か なり安定で取扱容易な錯体の形成に至る。 本発明に従う方法は、α、β−未飽和アルコールへのα、β−未飽和カルボニ ル化合物の立体選択的還元又は脂肪族又は芳香族アミドから対応のアルコール又 はアミンへの反応用の有機合成に使用できるジメチルアミノ硼化水素リチウム及 びこれらの化合物の錯体の調製に特に好適である。更に、エステル、ラクトン、 無水物、エポキシ化合物、オキシム、酸塩化物、ハロゲン化物及びニトリルは、 ジメチルアミノ硼化水素リチウム及びそれらの錯体を減少させることができる。 以下に、本発明の主題を幾つかの実施例を参照して説明する。 実施例1 2リットルの2重壁反応器に、29.5g(0.50モル)のジメチルアミノ ボランおよび12.0g(0.52モル)のナトリウム錠剤があって、約250 ml(ミリリットル)のテトラヒドロフラン(THF)が加えられる。約40℃ の内部温度で26.1g(0.25モル)のスチレンが約1.5時間かけて点滴 された。反応は、スチレンの最初の添加後の約5分以内に始まり、弱い発熱反応 であった。添加の終了時に、混合物が0.5時間環流し、冷却後僅かに濁った溶 液が濾過される。0.4gの未反応ナトリウムが回収される。37.0gのジメ チルアミノ硼化水素ナトリウムの含量即ち92%の収率に相当する4.79ミリ モル/gの水素化物水素含量の溶液294.5gが得られる。ジメチルアミノ硼 化水素ナトリウムは、THF錯体として溶液に存在する。 実施例2 1.9g(48.6ミリモル)のカリウムが150mlのTHFにあって、2 .86g(48.6ミリモル)のジメチルアミノボランが撹拌しながら加えられ る。水素がゆっくりと放出されるにつれて、カリウムが溶解した。約18時間後 に反応が停止された。濁った溶液からカリウム金属の残渣0.1gが除去された 。NMR分光試験は、ジメチルアミノボランが完全に反応したことを示した。飽 和テトラヒドロフラン溶液は、THF錯体の形態の0.36ミリモル/mlのカ リウムジメチルアミノ硼化水素を含む。 実施例3 150mlのトルエン中に1.9g(48ミリモル)のカリウムが存在して、 2.86g(49ミリモル)のジメチルアミノボランが加えられる。同時にガス がゆっくりと発生し、無色の沈殿物が形成された。約12時間後にカリウムが完 全に反応した。沈殿物が遠心分離及びデカンタを通して分離され、真空乾燥され た。3.8gのカリウムジメチルアミノ硼化水素が得られて、81%の収率に相 当する。 実施例4 2.85g(73ミリモル)のカリウムが150mlのヘキサン中の8.4g のジイソプロピルアミノボランの溶液に存在する。即刻のガス生成が注目され、 無色の生成物が沈殿された。1時間の自動運転において触媒反応に入り、この反 応が約3時間後に終了した。溶媒が真空で廃棄される。ジイソプロピルアミノ硼 化水素カリウムからなる無色の粉末が残された。 収率:10.5g(94%) 実施例5 250mlのフラスコには、150mlのトルエン中に2.1g(54ミリモ ル)のカリウムがあって、5.3g(54ミリモル)のピペリジンボランが加え られる。ガスの適度な発生が観察され、無色の生成物が沈殿された。約4日後に カリウムが完全に溶解した。沈殿物は、遠心分離され、上澄液が廃棄された。ト ルエン中の事実上完全な不溶性の生成物が200mlのトルエンで洗浄され、真 空乾燥された。それはピペリジン硼化水素カリウム、即ちK[(CH25N・B H3]・Fp.(引火点)245℃からなる。 収率:3.6g(49%) 実施例6 氷で冷却したフラスコには、3.2g(140ミリモル)のリチウムアミドが 撹拌下で40mlのTHF中の8.2g(140ミリモル)のジメチルアミノボ ラン溶液に加えられる。溶液は、LiNH2の添加直後にガス(NH3)を放出し 始める。無色の生成物が沈殿された。その後、室温で12時間撹拌を続ける。濾 過特性を改善するためには、溶液が約24時間放置され、その後濾過されて、 2.3gの灰色の不溶性の残渣が得られる。濾液は、乾燥するまで蒸発される。 0.5モルのTHFを有する錯体として識別される無色の粉末が得られる。96 %の収率に相当する13.5gのLi(Me2N・BH3)・0.5THFが摘出 される。 実施例7 10.61g(180ミリモル)のジメチルアミノボランが150ミリリット ルのTHFに溶解している。1.25gのリチウム金属粉末(180ミリモル) が加えられる。もし反応が自発的に始動しないならば、(ガスの発生で認識され る)、混合物は短期間約55℃に加熱される。溶液は、0.5時間後泡立ち、ガ スが激しく放出され始める。次の1時間後にリチウムが完全に溶解される。無色 から薄茶の間の溶液は、不溶性物が遊離される。濾液は、溶媒の抽出を通して無 色の粉末に遷移され、原料生成物収率が14g(77%)である。生成物は、2 00mlの短期間茹でたトルエンで溶解することができる。溶液から不溶性物が 遊離された後に、化合物は、室温で2週間以内に無色のブロックの形態に結晶化 される。 実施例8 260gのTHF中の21.22g(360ミリモル)のジメチルアミノボラ ン溶液には、2.56g(369ミリモル)のリチウム金属が加えられる。この 内側には19.15g(184ミリモル)のスチレンが点滴で45分間加えられ る。反応が発熱反応である。Liが完全に溶解し、僅かに濁った溶液が生成され ることが観察される。NMR分光によって、THF錯体として存在するリチウム ジメチルアミノ硼化水素への完全な反応が証明される。濾過された溶液は、次の 分析結果を持っている。 Li:1.08ミリモル/g、 B:1.10ミリモル/g、 H:3.07ミリモル/g、 収率81%(水素化物水素に基づく) 実施例9 実施例1に従って調製されたジメチルアミノ硼化水素ナトリウムの約12.9 室温で67gのTHF中の19.1g(127ミリモル)の安息香酸エチルエス テル溶液と混合された。混合物は、完全に添加時に1時間環流し、その後6nの 塩酸で加水分解される。反応及び加水分解期間には、130ミリモルの水素化物 に相当するガス容量が発生する。有機相が分離されて、水溶性相が再び50ml のEt2O(エーテル2O)で4回振盪抽出される。合同されたエーテル相は、N aHCO3で中和後、MgSO4で乾燥され、ジエチルエーテルが真空で抽出され る。 収率:12.3g(81%) 原料生成物溶液には、どんなエステルも検出されない(NMR、GC)。 実施例10 1.23gの結晶質のLi(Me2N・BH3)・0.5THF(実施例7から の12.18ミリモル)が100mlのフラスコにあって、40mlのトルエン が加えられる。その後1.65mlの安息香酸エチルエステル(16.45ミリ モル)が点滴で追加される。溶液は同時に薄黄色を呈する。この溶液(懸濁液で ない)は0.5時間環流される。その後、溶液が20mlの6nのHClで加水 分解される。200mlのH2(8.92ミリモル)が放出される。生成物とし て、1.4g(82%)ベンジルアルコールが形成される。 実施例11 リチウムジメチルアミノ硼化水素のTHF錯体の1.13モル溶液の20ml (実施例8からの22.6ミリモル)が50mlのフラスコにあって、2.26 ml(22.5ミリモル)の安息香酸エチルエステルが加えられる。溶液は、同 時に瞬時に黄色になる。その後0.5時間環流する。フラスコの量は、分離ファ ンネルに移動され、40mlの6nのHClで加水分解される。その後溶液がア ルカリ性になるのに十分な量のNaOHが加えられる。水溶性溶液が40mlの ジエチルエーテルで振盪抽出され、エーテル相が分離される。この処理は、20 mlのエーテルで2回繰り返される。エーテル相は、夜間中MgSO4上で乾燥 される。乾燥された溶液は、フラスコに移動され、エーテルが真空で抽出される 。生成物として、C65CH2OHが得られる。 収率:2.16g(89%)
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年9月9日 【補正内容】 室温で67gのTHF中の19.1g(127ミリモル)の安息香酸エチルエス テル溶液と混合された。混合物は、完全に添加時に1時間環流し、その後6Nの 塩酸で加水分解される。反応及び加水分解期間には、130ミリモルの水素化物 に相当するガス容量が発生する。有機相が分離されて、水溶性相が再び50ml のEt2O(エーテル2O)で4回振盪抽出される。合同されたエーテル相は、N aHCO3で中和後、MgSO4で乾燥され、ジエチルエーテルが真空で抽出され る。 収率:12.3g(81%) 原料生成物溶液には、どんなエステルも検出されない(NMR、GC)。 実施例10 1.23gの結晶質のLi(Me2N・BH3)・0.5THF(実施例7から の12.18ミリモル)が100mlのフラスコにあって、40mlのトルエン が加えられる。その後1.65mlの安息香酸エチルエステル(16.45ミリ モル)が点滴で追加される。溶液は同時に薄黄色を呈する。この溶液(懸濁液で ない)は0.5時間環流される。その後、溶液が20mlの6nのHClで加水 分解される。200mlのH2(8.92ミリモル)が放出される。生成物とし て、1.4g(82%)ベンジルアルコールが形成される。 実施例11 リチウムジメチルアミノ硼化水素のTHF錯体の1.13モル溶液の20ml (実施例8からの22.6ミリモル)が50mlのフラスコにあって、2.26 ml(22.5ミリモル)の安息香酸エチルエステルが加えられる。溶液は、同 時に瞬時に黄色になる。その後0.5時間環流する。フラスコの量は、分離ファ ンネルに移動され、40mlの6nのHClで加水分解される。その後溶液がア ルカリ性になるのに十分な量のNaOHが加えられる。水溶性溶液が40mlの ジエチルエーテルで振盪抽出され、エーテル相が分離される。この処理は、20 mlのエーテルで2回繰り返される。エーテル相は、夜間中MgSO4上で乾燥 4.陽子受容体としてスチレンが使用される請求項1〜3のいずれかに記載の 方法。 5.前記非極性溶媒としてヘキサン又はトルエンが使用される請求項1〜4の いずれかに記載の方法。 6.双極性中性溶媒として、エーテル及び/又は第3アミン、好ましくはテト ラヒドロフラン、ジエチルエーテル、テトラメチルエチレンジアミン又はジオキ サンが使用される請求項2〜5のいずれかに記載の方法。 7.リチウムジメチルアミノ硼化水素及びリチウムジメチルアミノ硼化水素錯 体を調製するための請求項1〜6のいずれかに記載の方法の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リットマイヤー,ペーター ドイツ連邦共和国65843ズルツバッハ・イ ム・ハインデル12 (72)発明者 ヴィーテルマン,ウルリッヒ ドイツ連邦共和国61381フリードリッヒシ ュドルフ・ロッドハイマー・シュトラーセ 19

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次の一般式のアミノボランを R12NH・BH3 非極性脂肪族又は芳香族溶媒中のアルカリ金属又はアルカリアミドと反応させ ることによって 次の一般式のアミノ硼化水素アルカリを調製し、 M(R12N・BH3) 但し、Mは、Li、Na、K、Rb又はCsであり、 R1は、H、脂肪族C1〜C5−残基、芳香族残基又は脂環式残基であり、 R2は、H、脂肪族C1〜C5−残基、芳香族残基又は脂環式残基であり、 R1及びR2は、共有の環式化合物残基である調製方法。 2.次の一般式のアミノボランをアルカリ金属又はアルカリアミドと反応させ ることによって R12NH・BH3 次の一般式のアミノ硼化水素アルカリ錯体を調製し、 M(R12N・BH3)・xL 但し、非極性脂肪族又は芳香族溶媒は全部又は一部が双極性中性溶媒と置換さ れ、 但し、Mは、Li、Na、K、Rb又はCsであり、 R1は、H、脂肪族C1〜C5−残基、芳香族残基又は脂環式残基であり、 R2は、H、脂肪族C1〜C5−残基、芳香族残基又は脂環式残基及び R1及びR2は、共有の環式化合物残基であり、 Lが双極性中性溶媒であり、 xが0.1〜5の値である請求項1の調製方法。 3.アルカリ金属との反応が陽子受容体の存在下で実施された請求項1〜2の いずれかに記載の方法。 4.陽子受容体としてスチレンが使用される請求項1〜3のいずれかに記載の 方法。 5.前記非極性溶媒としてヘキサン又はトルエンが使用される請求項1〜4の いずれかに記載の方法。 6.双極性中性溶媒として、エーテル及び/又は第3アミン、好ましくはテト ラヒドロフラン、ジエチルエーテル、テトラメチルエチレンジアミン又はジオキ サンが使用される請求項1〜5のいずれかに記載の方法。 7.リチウムジメチルアミノ硼化水素及びリチウムジメチルアミノ硼化水素錯 体を調製するための請求項1〜6のいずれかに記載の方法の使用。
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