JPH10510810A - 遠心分離試薬搬送システム - Google Patents

遠心分離試薬搬送システム

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JPH10510810A
JPH10510810A JP51910896A JP51910896A JPH10510810A JP H10510810 A JPH10510810 A JP H10510810A JP 51910896 A JP51910896 A JP 51910896A JP 51910896 A JP51910896 A JP 51910896A JP H10510810 A JPH10510810 A JP H10510810A
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ホルム,ニルス・エリック
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ブリストル−マイヤーズ・スクイブ・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 中央軸を中心とした遠心分離によって、フィブリンモノマー等の成分を血液から分離するための装置である。この装置は、円筒形状の外壁(72)と円筒形状の内壁(71)と、上壁(73)と底壁(74)とで構成した第1環状室(70)を備えている。外壁と内壁とは、回転軸を中心として同心円上に設けられている。底壁は、第1室内で変位自在なピストン(55)によって形成している。装置は、第1室の下方に配置し、かつ、第1導管(4)を通じて第1室と連通する第2室(75)を備えている。第2室は、円筒形状の外壁(72)と、第1室の底壁(74)と、他の底壁(76)とによって構成している。装置は、また、第2室へ収容されるとともに分離を促進する複合物質を各々受け入れるための複数のコンパートメントを有するカプセルを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 遠心分離試薬搬送システム 技術分野 本願発明は、たとえば、プラスマからフィブリンモノマー等の成分を分離する ための遠心分離装置(遠心分離機)に関し、この方法は、プラスマ(血漿)を1 つ以上の試薬(reagents)で処理し、該試薬が新規な試薬搬送システム によって該プラスマを収容する適切な反応室に案内されるようにする方法に関す る。背景技術 欧州特許第592,242号公報(EP−PSNo.592,242)には、 フィブリンモノマーを含有する組成剤(配合剤、コンパウンド)を含む所定箇所 に接して当該ステップと同時にこのモノマーをフィブリンポリマーに変換させる 全く新規なフィブリンシーラント用の方法及び組成剤が記載されている。この「 フィブリン」という用語は、フィブリンIや、フィブリンIIとして、及び/又 は、デス(des)ββフィブリンとして定義される。 さらに、欧州特許第0654669号明細書から、たとえば、血液からフィブ リンモノマー等のコンポーネントを分離するための方法が知られている。種々の 特定の重量(重要性、gravities)を有する幾つかのコンポーネントを 含む液体の当該コンポーネントを分離するためのこの方法は、血液を装置の第1 室(第1チャンバ)内に集めるステップを有している。当該第1室は、実質的に 軸対称な外壁と内壁とによって形成されている。装置は当該チャンバの対称軸を 中心として回転せしめられ、これによって、その血液は遠心分離作用を受ける。 これにより、血液のコンポーネント(成分)とコンポーネントとの間に、同心の 界面(インターフェース)が形成される。プラスマ等の血液のコンポーネントの 少なくとも1つは、続いて、装置内の第2室(第2チャンバ)に移動(流動)せ しめられる。この移動は、好ましくは、装置の遠心分離が継続している間に、第 1室の容積を減じることによって行われる。この実質的に軸対称になっている内 壁は、第1室内に設けられており、これにより、すべての血液がその分離に必要 な遠心分離の回転(の影響)が確実に受けられるようになっている。この内壁の 半径は、所望の回転速度に対応するように構成されている。 第2室において、架橋していないフィブリンポリマーを含む部分は、適切な酵 素の手段によってプラスマから分離され、続いて、フィブリンモノマーに再分解 (redissolved)され、そして、第2室の容積を減じることにより、 フィルターを通してシリンジへ移動(流動)せしめられる。 しかしながら、上記タイプの装置における濾過(filtration)の方 法のみによっては、たとえば、血液からフィブリンモノマーを分離する等のコン ポーネントの分離において満足のいく結果が得られない、ということが判明した 。これは、主として、第2室内においてフィブリンモノマーを含んでいる部分に ついて満足のいく分離を保証することが困難であるという事実に基づいている。 従って、液体(流体)の部分が、方法の連続ステップ時に第2室から第1室に続 いて流動せしめられている間に、フィブリンの比較的大きい血中含有量が失われ ることになる。 また、初期のフィブリンモノマーの方法において、適切な酵素を含んでいるプ ラスマ内のフィブリノーゲンの上記処理により、架橋していないフィブリンポリ マーが形成された。このフィブリンポリマーは、第2室の底に厚いゲルの塊の形 態をなしている。所望のファブリンモノマー溶液を形成するために、実質的な撹 拌剤(アジテーション、agitation)と結合した有意な量の再溶解緩衝 剤(再分解緩衝剤、redissolving buffer)が必要とされた 。この結果、幾つかの欠点(障害)が生じた。第1に、たとえば欧州特許第59 2,242号公報に記載されているようなフィブリンシーラントとして用いられ るための、好ましいフィブリンモノマーの方法は、濃縮されたフィブリンモノマ ー溶液と、そのゲル塊を分解(溶解)させるために必要とされる多量の再溶解緩 衝剤つまり溶剤(溶媒)とを必要とし、これにより、同じように機能しない希釈 溶液が形成された。さらに、このゲル塊をフィブリンモノマー溶液内に溶解させ るのに必要とされる実質的な撹拌剤(アジテーション、agitation)は 、装置及びフィブリンそのものに損傷を生じさせる可能性がある。 名称が「フィブリンI等のコンポーネントを血液疾患から分離するための方法 及び装置」である本願との同時継続出願には、円筒形状のチャンバ(室、部屋) 内で、遠心分離装置にかけられている間に、架橋していないフィブリンポリマー をプラスマの部分から分離するための方法を含む発明が開示されている。上記方 法において、架橋していないフィブリンポリマーは、チャンバの外壁状に沈殿( 沈積、沈着、deposit)せしめられるようになっており、その後、チャン バ内に集められた残りの液体部分が、そのチャンバから取り除かれるようになっ ている。そして、その室内に残っておりその壁に実質的に沈積している、架橋し ていないフィブリンポリマーを有するその部分は、溶剤(溶媒)を添加すること によって、また、遠心分離によって、溶解せしめられるようになっている。 酵素を含むプラスマの処理は、遠心分離が継続している間に実行されるため、 結果的に形成される架橋していないフィブリンポリマーに作用する遠心分離力に より、チャンバの周方向壁に実質的に粘着する薄いゲルフィルムとして堆積(沈 積、precipitated)する。その残りのプラスマ流体は、遠心分離が 停止せしめられたときにチャンバの底に沈殿し、あらゆる便利な手段によって取 り除かれることができる。所望のフィブリンモノマー溶液は、その後、適切な再 溶解緩衝剤溶液をチャンバ内に案内しゲルでコーティングされたチャンバ内の緩 衝剤を遠心分離することによって形成される。この方法は、従来の方法に対して 利点を有する。第1に、架橋していないゲルを緩衝剤溶液によって再溶解(re dissolving)することは、従来の方法で用いられていたフィブリンゲ ル塊に比較して同一容積のフィブリンゲルの表面積が大きいために、きわめて効 果的である。従って、そのゲルは、少量の再溶解緩衝剤(redissolvi ng buffer)をもって溶解せしめられることができ、この結果、所望の 濃縮されたフィブリンモノマー溶液が形成される。さらに、ゲルがコーティング されたチャンバ内に収容された緩衝剤溶液に作用する遠心分離作用は、装置や、 フィブリンモノマー製品(fibrin monomer product)に 損傷を与えない、比較的に適当な方法である。結果として形成された高濃度フィ ブリンモノマー溶液は、溶液mlにつき10〜30mgの範囲のフィブリンモノ マーを含んでいて、約25mg/mlであるのが好ましい。 上記同時継続出願の発明(copending invention)は、ま た、装置の第1環状室に対する、好ましくは抗凝血剤の存在における血液の供給 に関連する方法を含んでいる。そこでは、この環状室は、円筒形状の外壁と、円 筒形状の内壁とによって形成されており、該両壁は、上壁と底壁と同様に、共通 軸を中心として同軸的に延在している。そこでは、上壁又は底壁は、第1室内で 変位可能なピストン本体によって形成されている。この方法は、さらに、上記共 通軸を中心として遠心分離させて、血液を実質的に細胞部分(cell fra ction)と、プラスマ部分とに分離させ、外円筒壁により形成された第2室 に対してピストンを移動させている間に該プラスマ部分が流動せしめられるよう にすることを含む。そこでは、この外円筒壁は、上記共通軸に対して同軸的に延 在している。これによって、架橋していないフィブリンポリマーを含む部分は、 適切な酵素が添加されている間に第2室内で分離せしめられる。この方法は、遠 心分離中に、フィブリノーゲンを含有するプラスマが酵素の影響を受けるように したことを特徴としている。この結果、架橋していないフィブリンポリマーは、 第2室の円筒形状の外壁上に沈殿(沈積、deposited)する。この後、 第2室の底に溜まったその液状部分は、第1室に対するピストン本体により移動 せしめられ、流動(移動、transfer)せしめられる。第2室内に残って おり実質的に円筒壁に沈積しているところの架橋していないフィブリンポリマー を含む部分は、溶剤(溶媒)の添加(追加)及び遠心分離動作(centrif ugal agitation)により溶解する。この後、必要時には、酵素が 取り除かれることができ、そのようにして形成されたフィブリンモノマー溶液は 、あらゆる所望の受け容器に流動せしめられる。 従って、上記溶液を収集するに当たっての無菌状態(aseptic con dition)は、容易に維持される。上記フィブリンモノマーが溶解せしめら れた後、それは、従来技術に記載されている如くさらなる使用のためにシリンジ 等の受け容器に案内される。その案内前に、酵素は、あらゆる便利な手段によっ て取り除かれることができる。 上記同時継続出願は、さらに、回転の中心軸を中心とする遠心分離によって、 コンポーネントを液体から分離するための装置を開示している。これは、円筒形 状の外壁と、円筒形状の内壁とにより形成された第1環状室を備えている。該壁 部は、上壁と底壁と同様に、上記回転軸を中心として同軸的に設けられている。 底壁は、第1室内で変位可能なピストン本体により形成されている。この装置は 、さらに、第1導管を通して第1室と連絡する第2室を備えている。この第2室 は、上記回転軸を中心として設けられたた円筒形状の外壁と、上記ピストン本体 と、底壁とにより形成されている。上記第2室は、遠心分離時に、第1室の下に 位置するように構成されている。この装置は、また、血液を第1室に供給するた めの血液供給手段と、少なくとも1つの液体収容容器の接続用受け手段(収容手 段)と同様に、その分離を促進する成分を供給するための配合剤供給手段(組成 剤供給手段、コンパウンド供給手段、composition feeding means)とを備えている。その収容手段は、第2導管を通して、第2室と 連絡している。好ましい実施形態において、そのピストンロッドは、第2室の内 壁をなしている。 上記同時継続出願に係る方法を実施するためのこの進歩性を有する装置は、第 1導管が、第1室の上壁に設けられた開口と、第2室の底壁に設けられた開口と の間に延在する少なくとも1つの溝を有することを特徴とする。 結果として、比較的簡単であり、しかも、ピストンの位置からは独立した(ピ ストンの位置には影響を受けない)装置が提供される。これにより、一方のチャ ンバから他方のチャンバへ問題となっている(液体、液状)部分の容易かつ速や かな流動、及び、特に、フィブリンIを含有する部分が分離された後の第2チャ ンバから第1チャンバへの液状部分の容易かつ速やかな流動、が保証される。後 者は、特に、その遠心分離が停止せしめられたときに、液体が第2チャンバの底 で自動的に濃縮されるという事実に基づいている。そこでは、それは、第1チャ ンバに、移動するピストンによって、容易に流動(tranfer)せしめられ ることができる。 上記同時継続出願の発明によれば、上記少なくとも1つの溝が、第1室及び第 2室における上記円筒状外壁の内部を通って延在することが特に好ましい。この 結果、装置は、特に、簡単になり、しかも製造が容易になる。 さらに、第2室の底壁に設けられた溝の開口が、当該底壁によって形成されて いる凹部に関連して、チャンバの中央に設けられることが可能である。結果的に 、問題となっている液状部分(液体部分、fluid fraction)は、 上記溝の入り口開口に直接的に容易かつ速やかに案内される。あるいは、各溝は 、ピストン本体を通して直線的に延在する筒(パイプ)であって第1室の上壁及 び第2室の底壁における端部に夫々固定された筒(パイプ)により形成されるこ とができる。これにより、それは、各チャンバに端部を有する溝部分に連絡する 。 加えて、第1室及び第2室は、特に単純な方法で、共通の円筒形状の外壁を備 えることができる。この共通の円筒形状の外壁は、相互に密閉状態で適合(フィ ット)すると共にその間に軸方向に延在する溝を形成する外円筒と内円筒とによ り形成される。当該円筒の一端は、ピストン本体に接続するピストン・ロッドの 通過を許容する開口を有する末端壁により構成されることできる。このピストン 本体は、第1室の底壁をなし、そして、該ピストン本体により、第1室は第2室 から分離される。そこでは、上記溝は、ピストン・ロッドに隣接する開口に対す る円筒の端部壁間に延在する。 そのような装置と方法とを使用するに当たって、血液のプラスマ内に含まれて いる所望の成分(コンポーネント)を分離したり処理(処置)するための適切な 試薬(reagents)が、第2室内に予め案内(preloaded)され ていた。たとえば、欧州特許第592,242号公報には、ビオチンアビジン捕 捉システム(biotin−avidin capture system)が 開示されている。このシステムは、所望の溶液からバトロクソビン(batro xobin)を取り除くために、便利に用いられることができる。そのビオチン バトロクソビン(batroxobin)は、プラスマに含まれるフィブリノー ゲンと反応させて、それを(直ちにフィブリンポリマーに変化するところの)フ ィブリンモノマーに変換するために、第2室内に収容されていることが要求され る。その後、ビオチンアビジンシステムを用いてビオチン化バドロクソビン(b at roxobin)を捕捉するために、たとえばアガロースに結合するアビジンが 、第2室内になければならない。閉鎖式自動遠心分離装置(closed au tomated centrifuge device)において、これらの薬 剤は、血液が処理(processing)される前に装置内に収容されている 必要がある。ビオチン化バドロクソビン(batroxobin)や、アビジン アガロースを、同一のチャンバ内に予め収容することは、困難である。なぜなら 、アビジンのビオチンに対する高い親和力(親和性、affinity)により 、十分な量の酵素が、必要とされるフィブリノーゲンと先ず反応することが防止 されるからである。ビオチンは、酵素の捕捉に必要なものである。発明の要旨 本発明の目的は、反応室に1つ以上の試薬を容易に配置するとともに、その試 薬を所望の順序で解放できるようにした装置を提供することである。好ましくは 、上記同時係属出願の明細書に記載したタイプの装置に使用されるとき、酵素及 び酵素を捕捉する複合物質のような試薬は、必要に応じて解放することができる 。前記目的を達成するために、本発明によれば以下の特徴を有する装置が提供さ れる。カプセルは、第2室に収納され、かつ、分離を促進する各々の複合物質を 収容するための複数の仕切り部(コンパートメント)を備えている。また、カプ セルは、仕切り部を閉じる閉鎖手段を備えている。閉鎖手段は、ピストンの影響 を受けて順に開き、仕切り部の中身を解放するようにしている。 このようなカプセルは、フィブリン・モノマーを分離するのに必要な物質を、 単純かつ容易に供給するのを可能にしている。カプセルは、それらの物質を前以 て充填しているのが好ましい。さらに、仕切り部を備えることによって、当該所 定量に均一に配分することができる。バトロクソビンは、好ましくは、バトロク ソビン酵素がアビジンによって使用後に容易に捕捉可能である場合、ビオチンと 化学的に結合して1つのコンパートメントに配置される。したがって、アビジン は、比較的大きい分子形態を有したアガロースと化学的に結合し、第2コンパー トメントに配置される。ビオチンはアビジンに対して高い親和性を有しているた め、ビオチン化バトロクソビン/アビジン・アガロース分子複合体が、次いで、 フィブリン・モノマー溶液から、濾過によって容易に分離される。各々のコンパ ートメントに2つの物質を配置することによって、また、ピストンの作動により 所望の時期に容易に物質を調合することが可能である。上記物質又は複合物質、 夫々ビオチン−バトロクソビン、とアビジン−アガロースは、いかなる適切な形 態で使用することもでき、例えば、凍結乾燥した粉末状でもよい。 本発明によれば、カプセルは、第2室の内部に同軸上に設けられた中央ハブで あって互いに間隔をおいて設けた3つの径方向のディスクを支持する中央ハブを 備えているのが特に好ましい。ディスクは、コンパートメントのパーテーション をなし、かつ、実質的に同一の外周形状を有している。閉鎖手段は、変位自在の スリーブ形状のボデーによって形成され、ボデーは径方向のディスクの周囲を密 閉している。 変位自在なスリーブ形状のボデーを作動させるために、本発明によれば、ピス トンは、スリーブ形状のボデーを段階的に変位させるようにカプセルのスリーブ 形状のボデーと協働する下方スカートを備えているのが好都合である。これによ り、上記ボデーは順に開き、カプセル内の上記コンパートメントの内容物を解放 するようにしている。 本発明によれば、カプセルは、隣接する第3室への軸方向通路に関連して備え られるのがよい。カプセルのスリーブ形状のボデーの外側は、少なくともボデー を最初に変位させたときに、軸方向通路の側壁と密閉状態で接している。一方、 ピストンによりスリーブ形状のボデーを最終的に変位させて該ボデーをカプセル の最も下のパーテーションの外周との係合から解放したときに該パーテーション によって第2室から第3室へ流体が自由に流動できるようにする。このように、 カプセルは、好都合な方法で、装置のさらに他の部分を形成するとともに、フィ ブリンモノマーを分離する間の装置のさらなる作動を容易にする。後者の目的の ために、第3室は、環状の内側コンパートメントと、環状の外側コンパートメン トとを備えているのが好都合である。両コンパートメントは、回転軸を中心とし て同軸上に延在している。環状の内側コンパートメントと環状の外側コンパート メントとは、上記酵素を含有する流体の通過を防止するための環状フィルタを備 えた、径方向に延在する周囲通路を介して接続されているのがよい。 さらに本装置の一体部分を形成するために、カプセルのハブは、本発明によれ ば、軸方向に貫通した通路を備え、かつ、下方の第3室の底部中央に設けられた 上方への突出部に確保されているのがよい。底部の上記貫通路は、第3室の環状 の外側コンパートメントとチャネル・システムを介して流動可能に連通している 。また、ハブの上端は、ピストンボデーに設けられた軸方向の通路に密閉状態で 接続されるように構成され、これにより、ハブの上端は、ピストンボデーに固定 可能な流体受け容器に接続されるようにしている。 本発明の方法は、個々の血液成分(コンポーネント)や、そのような成分を含 む溶液を分離したり隔離したりするための改良型プロセスに関する。しかしなが ら、この方法は、円筒形状の遠心分離装置に適用可能なあらゆる処理(処置)に ふさわしい。そこにおいて、第1溶液は、遠心分離時に、1つ又はそれ以上の触 媒、或いは試薬、をもって取り扱われる。他の血液処理(処置、procedu re)は、そのような方法から利益を受けることが可能であるが、当該血液処理 は、多血小板プラスマや、血小板濃縮物、クリオプレシピテートフィブリノーゲ ン(cryoprecipitated fibrinogen)や、トロンビ ン等のプラスマ内に含まれる他のタンパク質や、フィブロネクチン等のいずれか の血液成分の分離に限定されるものではない。好ましくは、その血液は、単一の 供血者(ドナー)からのものであり、最も好ましくは、その血液は、その血液成 分(コンポーネント)が施されるであろう同一の者からのものである。 この方法は、これ以降、フィブリンモノマー溶液の形成について記載され、一 方、本発明の視野は、当該技術に精通した者には理解されるであろうように、そ れに限定されるべきものではない。 ここに用いられるように、「遠心分離動作(遠心分離による撹拌、centr ifugal agitation)」という用語は、本装置の動作について言 及される。この装置において、再溶解緩衝剤溶液(再分解緩衝剤溶液、redi ssolving buffer solution)は、架橋していないフィ ブリンポリマーゲル等の中間生成物(intermediate produc t)を再溶解(再分解)するために、上記外チャンバ壁から案内される。そのよ うな動作や、遠心分離動作は、ゲルのすべての露出面積が上記再溶解する溶液に 影響されるようにすることを保証するべく遠心分離を含むことができ、また、好 ましくは、同一方向に停止したり開始したりする回転を伴ったり、そして/ある いは、逆方向に停止したり開始したりする回転を伴ったりするような遠心分離を 含む。典型的な遠心分離動作は、これに限定されるものではないが、あらゆる所 望の時間長さ、繰り返される正逆サイクルで2000〜5000RPMで、5〜 30秒間回転させること、好ましくは、5〜10秒間回転させることを含む。こ の方法において、1〜2分間、繰り返される正逆サイクルで約3000RPMで 、5〜10秒間回転させることが好ましい。上記の如く、これは、その溶剤を初 期に分配するために、たとえば、20秒間、又はそれ以上の間、やや、より長い 回転に先立たれることができる。 ここで用いている「フィブリン」いう用語は、フィブリンI、フィブリンII や、デス(des)ββフィブリンに言及したものである。 ここに開示したところの試薬搬送システムを用いる本装置により、遠心分離装 置の反応室へ1つ又はそれ以上の試薬を搬送するための効率的(効果的、能率的 )で正確な方法が提供される。これは、2つ又はそれ以上の試薬が順次反応室内 に案内される必要がある血液分離技術に用いられる独立閉鎖式自動遠心分離装置 (closed,self−contained,automated cen trifuges)において、特に極めて重要なことである。たとえば、新規な フィブリンシーラントに用いるべく、フィブリンモノマーを含有する溶液を形成 するためのここに記載した好ましい方法及び装置において、アビジンアガロース に従われるビオチン化バトロクソビン(batroxobin)がプラスマを収 容しているチャンバ内に順次案内されることによって、そのような溶液を準備す る極めて洗練された方法が提供される。 好ましい実施形態中、搬送カプセルは、また、以下に詳細に記載しかつ図面に 示した遠心分離装置の第1室と第2室及び第2室と第3室の間の流体の流動を制 御する。図面の簡単な説明 本願装置及び本願方法の好ましい実施形態を、図面を参照しながら記載する。 図1は、本願発明の好ましい第1実施形態の軸方向断面図である。 図2は、本願発明の好ましい第2実施形態の軸方向断面図である。 図3は、本発明に係る装置の第3実施形態を示している。 本発明は、血液全体を所望の血液成分、好ましくは、例えばフィブリン・シー ラントとして役立つ自系成分(autologous components) に変えることができる独立閉鎖式自動装置である。 この装置は、適宜、装置を固定して整列させることができ、軸を中心として装 置を要求に応じて回転させ、かつ、ピストンと押しロッドを作動させる駆動ユニ ット内で使用される。この駆動ユニットは、以下の説明から、ピストン等の移動 を容易にすることが理解されるであろう。本願発明の好ましい実施形態の記載 好ましくは、この試薬搬送システムは、上記参照した出願に記載の装置と共に 用いられる。それは、従って、そのような装置と共に用いられるものとして、以 下に記載される。しかし、それは、1つ又はそれ以上の試薬の搬送を必要とする あらゆる反応室装置で用いられることができるものであることが理解されるべき である。 本願発明の図1の装置は、実質的に回転対称である部分から構成されており、 当該部分は、この装置が中心軸1を中心として遠心分離されるようにそれ自体は 周知の容易な方法で、遠心分離装置内に設けられることができることを示してい る。この図1において、好ましい実施形態の装置は、外容器2と内容器3とが互 いに完全にフィット(適合)すると共に軸方向に延在する中間溝4が形成されて いる部分を除くあらゆる箇所において互いに密に接するような状態で外容器2と 内容器3とを備えている。この溝4は、内容器3に構成されている溝により形成 されている。この2つの容器2,3は、夫々、上部分5,6を備えている。当該 上部分5,6は、ピストン・ロッド8を通過させることができる中央開口7を有 している。この中央開口7の周囲に、当該2つの容器は、軸方向に延在する部分 9,10を夫々備えている。当該部分9,10は、中空になっているピストン・ ロッド8に近接して、容器の内側から離れる方向に延在している。上記外容器2 は、径方向に短く突出しているフランジ11に沿って、この中空ピストン・ロッ ドに接している。この径方向突出フランジ11は、シール・リング13を受け入 れる凹部12を備えている。 図1に示すように、上記溝4は、内容器と外容器の円筒壁から上記上部分5, 6及び上記軸方向延在部分9,10を通って開口7の上記シール・リング13の すぐ下に位置する開口に至るように、内容器と外容器との間に延在している。上 記内容器3の軸部分10は、開口7に接している。当該軸部分10は、上記中空 のピストン・ロッド8を中心とする狭くはあるが動きに制約のない通路が容器2 ,3の内側に延在するように寸法構成されている。 この外容器2は、直径が同一である円筒部を備えている(図1を参照)。この 部分は、この図の下方向に示されるように、切頭円錐形(frusto−con ical)の内面16をなしている変形部15を通して直径が僅かに大きくなっ ている円筒部に続いている。この内容器3の端部は、外容器2の上記変形部15 の直径が大きくなっている上記円筒部14に続く位置に位置している。内容器3 の下側端部は、切頭円錐形の外面17を備えている。この切頭円錐形は、外容器 2の内側に位置している切頭円錐形の内面16の形状に適合(マッチング)して いる。外環状ディスク19と内環状ディスク20が、夫々、内容器3の底端部の 直下に設けられている。この内容器3の底端部は、径方向面(半径面、放射面、 radial surface)18を有している。これらのディスクは、互い に近接して接している。しかし、当該ディスクは、それらの間に溝21を形成し ている。この溝21は、中央開口22から軸方向面(の方向)に延在すると共に 、外容器2の内側まで延在している。溝21は、軸方向延在部23を通って、外 容器2と内容器3との間に位置している上記溝4に連絡している。溝21と軸方 向溝部23とは、外ディスク19に対向する内ディスク20の側に形成された溝 手段によって適切に形成されている。これらの2つのディスク19,20は、図 1に示す如く、これらが実質的に切頭円錐形内面及び切頭円錐形外面をなすよう な 傾斜をもって形成されている。これらの2つのディスク19,20は、上記中央 開口22に向かう下方向に傾斜している。図1は、また、内ディスク20が、内 容器3の隣接する径方向面18に接する径方向面(半径面、放射面、radia l surface)24を備えていることを示している。この内ディスク20 の径方向面24は、シール・リング26を受け入れるための凹部25を有して形 成されている。 上記2つのディスク19,20は、下方向で外容器を閉じるカバー27の手段 により、内容器3の上記径方向面18に当接する位置に保持されている。このカ バー27は、周方向に延在し外容器2の内側に密に接するスリーブ形状部28を 備えている。このカバー27は、この外容器2の内側に対して、スリーブ28の 外側に設けた周方向リブ29と、これに対応するところの外容器2の内側に設け た周方向溝30とを互いに係合させるべくスナップ作用等の適切な手段をもって 確実に保持されている。接続(箇所)の密閉は、外ディスク19の外周に位置し 周方向凹部32に設けられたシール・リング31の手段により保証されている。 上記カバー27は、さらに、比較的薄く形成された薄壁32を備えている。この 薄壁32は、図1に示す如く位置に装置下部の底をなすように構成されている。 この壁32は、実質的に、外ディスク19と内ディスク20とに対して平行に延 在している。この壁32は、ディスク19とディスク20とに隣接しているスリ ーブ28の部分の内側から、外容器2の下リム部33と実質的に面一となる部分 に向かう下方向に延在している。この比較的薄い壁32を補強するために、径方 向補強リブ(reinforcing radial rib)34が一定の間 隔をおいて設けられている。これらのリブの内のただ1つが、図1に示されてい る。このリブ34は、図1に示すように、壁32の外側に設けられた部分と部分 的に形成されると共に、壁32の内側に設けられた部分と部分的に形成されてい る。この後者の部分は、参照符号35で示されている。この後者の部分は、外デ ィスク19の下側に当接するように形成されており、これにより、ディスク19 とディスク20が信頼できる位置に保持されるようになっている。 外ディスク19とカバー27との間で、仕切り手段36が押圧されるようにな っ ている。この仕切り手段36は、中央に細長の筒(筒状長手部)37を有する。 この筒状長手部37は、軸方向内側に突出しかつカバー27の壁32と一体的に 形成されたピン38上に設けられている。この筒状長手部37は、周方向壁ディ スク部39と一体的に形成されている。この周方向壁ディスク部39は、上記筒 状長手部37から外側に延在している。この周方向壁ディスク部39は、先ず、 カバー27の壁32の方向に僅かに下降し、軸方向沿いに短距離延在し、カバー の壁32に実質的に平行に延在するように続いている。この壁ディスク部39の 端部は、カバー27上のリブ部35のショルダ41上に位置する短い径方向突出 縁部40をもって形成されている。壁ディスク部39の外縁部40と、外ディス ク19の下側部との間で、環状のフィルタ・ユニット42が押圧されている。こ の環状のフィルタ・ユニット42は、実質的に、外ディスク19に隣接する外側 に設けられた径方向形成面43に接している。このような環状フィルタを使用す る装置及び方法は、「環状フィルタを備えた遠心分離装置(遠心分離機)」とい う名称でこれと共に同時になされた出願の主題になっている。 上記仕切り手段36における安定性を確保するために、筒状長手部37と壁デ ィスク部39との間には、さらに、参照番号44で示す補強用径方向リブが備え られている。 本願発明の試薬搬送システム(reagent delivery syst em)は、参照符号45で大略示すカプセルを備えている。このカプセルは、仕 切り手段36の筒状長手部37に関してカバー27の反対側の端部に確実に保持 されている。このようなカプセルは、物質(agents)を第2室75に選択 的に解放するのに適切である。このカプセルは、径方向リング47と一体的に形 成されかつ2つの付加的な径方向リング48,49を支持する細長の筒状長手部 46を備えている。これらの径方向リング48,49は、上記固定されているリ ング47のそれらの各側において干渉適合(interference fit )の方法により確保されている。これらの固定されていないリング(loose rings)48,49は、夫々、上記固定リング47から夫々の間隔をおい て、筒状長手部46に対して周方向ショルダ50,51の手段により設けられて いる。 当該3つのディスク47,48及び49は、すべて同一の外径を有しており、こ れらのディスクは、該ディスクの各縁部沿いに、周方向に位置し変位可能に設け られたスリーブ52を支持している。 図に示すように、下部ディスク49は、仕切り手段36の筒状長手部37の上 端に接している。これにより、カプセル45の軸方向の位置が決められる。この 位置は、さらに、変位可能(移動可能)なスリーブ52が当該軸方向に変位(移 動)せしめられたときに、カプセルの該スリーブ52が図に示す如くその下端に よって外ディスク19が有し中央開口22内に位置する最も内側のエッジ53と 密閉状態に係合するように、構成されている。スリーブ52のこの位置において 、スリーブ52を取り囲む内ディスク20内のスペースと、外ディスク19と内 ディスク20との間に形成されている溝21に対する入り口開口とが連絡する。 この変位可能なスリーブ52の軸方向長さは、外ディスク20との係合が、図に 示す如く、スリーブ52の軸方向下方への変位(移動)時にスリーブ52の上端 が上記固定リング47との係合から解放される前に生じるように、構成されてい る。スリーブ52の内径は、また、仕切り手段36の壁ディスク部39の軸方向 延在部の外径に対して、スリーブ52のカバー27方向下方への連続的な変位に よって一旦それが外ディスク19との係合から解放されたときにスリーブ52が 仕切り手段36と固定状態に係合せしめられるように構成されている。仕切り手 段36の軸部分の長さは、また、最も低い位置に位置しているスリーブ52が仕 切り手段36によって実質的に完全に受け入れられるように、スリーブ52の軸 長さに対応している。 図に示すように、中空のピストン・ロッド8は、外容器2及び内容器3内に周 方向ピストン55を備えている。このピストン55は、シール・リング56を介 して内容器3の内側と密閉状態で係合している。 ルアー・カプリング(Luer−coupling)57が、周知のシリンジ 58を受け入れるべく、上記中空ピストン・ロッド8内に構成されている。この 周知のシリンジ58は、該シリンジ58の内容物に作用させるためのピストン作 用プラグ59を備えている。このカプリング57は、実質的に、切頭円錐形状6 0を介して、ピストン55における中央開口61と連絡する長手方向筒として形 成されている。この長手方向筒57は、径方向内側に延在するウェブ62を備え ている。このウェブ62により、シリンジ58を出た液体は、軸方向経路から逸 れる方向に案内され、これにより、該液体は、その下に位置する細長の筒46の 周囲に対応するカプセル45の内側に案内される。筒46の後者の長さは、ピス トン55がカバー27に近接する最も下方に位置するときに、それが中空ピスト ンロッド8内の長手筒57と密閉状態で係合可能な長さに寸法構成されている。 この接続が密閉状態でよりよく行われるように、筒57の長さ方向の内側は、ピ ストン55に隣接する端部で直径が徐々に減じられるように形成されている。 軸突出スカート63が、ピストン55の中央開口61を中心として、該ピスト ン55と一体的に形成されている。このスカート63は、ピストン55の適切な 変位によってカプセル45の上記変位可能なスリーブ52の上記位置への上記変 位(移動)を生じさせることができるような直径及び長さをもって形成されてい る。当該変位において、それは、2つのディスク19,20を貫通する中央開口 22の内リム53と係合せしめられ、これに続いて、仕切り手段36と係合せし められることになる。 弾性を有する環状リップ密閉手段64が、図1に示すように、容器2,3の内 側上部における中空ピストンの周囲に保持されている。このリップ密閉手段64 は、液体が容器2,3の内側から溝4方向に不用意に流出することを防止するた めに構成されているものである。しかし、このリップ密閉手段64は、ピストン 55を介して力が作用せしめられたときに、液体の通過を許容する。 図1の上部に示すように、外容器2及び内容器3には、開口66に連通するホ ース5に対する接続部が夫々備えられている。この接続部は周知のものであり、 従って、詳細には示していない。しかし、これは、所望時に、ホースへ接続され ないようにすることも可能である。加えて、適切なフィルターを備えた空気抜き 取り用開口が、周知の方法で備えられている。従って、この開口も、また、詳細 には図示及び記載していない。 通路69が、仕切り手段36とカバー27との間に位置する領域から、仕切り 手段36の長手方向筒の内側及びカプセル45の長手方向筒の内側を通して、上 方に向けて形成されている。この通路により、筒46の後者の長さがピストンロ ッド8の内側に位置している長手方向筒57に接続されたとき、液体は、上記領 域からシリンジ58へ移動できるようになっている。カバー27内において、ピ ン38の最も下に位置する部分には、平面状の軸方向面をもって形成されている 該ピン38によって、通路66が形成されている。このピン38は、実質的に円 形の断面を有している。結果的に、該ピンと、長手方向筒37の内側の隣接部分 との間にスペースが形成されている。ピン38の真上には、領域67が設けられ ている。当該領域67において、上記仕切り手段36の内径は僅かに小さくなっ ている。これにより、図1に示す如く、該領域の真上に小さいフィルタ68を配 置することが可能になっている。この構成により、液体は、カプセル45の長手 方向筒46内に流動する前に、当該フィルタを通過することになる。 上記装置は、第1環状室70(分離室と呼ばれることもある。)を備えている 。この第1環状室70は、円筒状内壁71をなす中空ピストン8により内側が形 成されており、外容器2及び内容器3によって形成されている円筒状外壁27に より外側が形成されている。図1に示す如く、周知の使用位置に位置していると き、上記環状室70は、外容器2及び内容器5の各底部5及び6により形成され た上壁73によって上方が形成されている。環状室70は、ピストン55によっ て形成されている底部壁74によって下方が形成されている。第2室75(反応 室と呼ばれることもある。)は、ピストン55の下に形成されている。該第2室 は、第1室70と同様に、同一の円筒状外壁72によって外側が形成されている 。この第2室75は、外ディスク19及び内ディスク20により形成されている 第2底壁76によって下方が形成されている。カプセル45は、この第2室内部 の中央に備えられている。第2底壁76の下には、第3室77が設けられている 。この第3室77は、仕切り手段36と、環状フィルタ・ユニット42とにより 形成されている。加えて、この第3室77(濾過室と呼ばれることもある。)は 、外ディスク19及び内ディスク20の中央開口22により形成されている通路 を通して、第2室75と連絡している。上記仕切り手段36の下には、第4室7 8が 形成されている。この第4室78(回収室と呼ばれることもある。)は、カバー 27の壁部32によって下方が形成されると共に、該カバー27のスリーブ28 の部分及び外ディスク19の下側によって形成されている。 上記の如く、上記装置は、主として、たとえば、血液からフィブリンモノマー 等の成分を分離するのに相応しいものであり、この目的のために、第2室75、 そして、好ましくは、カプセル45の上部室80は、バトロクソビン(batr oxobin)等の適切な酵素により前以て充填される。欧州特許第592,2 42号公報から理解されるように、トロンビンのようなすべての酵素が用いられ ることができる。このような酵素は、トロンビンそのものや、同様の活性を有す る他のあらゆる物質を含んでいる。この後者の物質としては、たとえば、アンク ロドや、アクチソ(Acutin)や、ベニム(Venyyme)や、アスペラ ーゼ(Asperase)や、バトロパーゼ(Batropase)や、クロタ バーゼ(Crotabase)や、フラホルソビン(Flavorxobin) や、ガボナーゼ(Gabonase)や、好ましいバトロクソビン(Batro xobin)が挙げられる。バトロクソビン(Batroxobin)は、ビオ チンに化学的に結合することができ、これは、バトロクソビン(batroxo bin)が周知の方法によりアビジン−アガロース(avidin−agaro se)複合物(コンポジション)に含まれているアビジンの手段により捕らえら れることを可能にする合成物質である。従って、アビジン−アガロースは、カプ セルの最も下のチャンバ81内に見いだされる。ビオチン−バトロクソビン(b iotin−batroxobin)複合物と、アビジン−アガロース複合物は 、カプセルが装置内に配置される前に、カプセル45内の各チャンバ80,81 に比較的容易に充填される。 最後に、シリンジ58は、酢酸で希釈したアセテートから準備されフィブリン Iを受け取るのに好適なpH−4の緩衝剤を含むように設定される。 他の周知の緩衝剤もまた使用可能である。その再度溶解(redissolv ing)する緩衝剤は、あらゆる酸緩衝剤溶液であることができる。当該溶液は 、好ましくは、1〜5の間のpHを有する。適切な例として、酢酸、コハク酸、 グ ルクロン酸、システイン酸、クロトン酸、イタコン酸、グルトニック(glut onic)酸、ギ酸、アスパラギン酸、アジピン酸、そして、これらの何れかの 塩が挙げられる。コハク酸、アスパラギン酸、アジピン酸、そして、たとえば酢 酸ナトリウム等の酢酸塩が好ましい。また、可溶化(solubilizati on)は、カオトロピック薬剤(chaotropic agent)の手段に より、pHがニュートラルである状態で行われることが可能である。適切な薬剤 には、尿素、臭化ナトリウム(sodium bromide)、グアニジン塩 酸塩、KCNS、沃化カリウム、そして臭化カリウム(potassium b romide)が含まれる。これらの酸緩衝剤や、これらのカオトロピック薬剤 の濃度や容量は、欧州特許第592,242号公報に記載されている。 血液の供給時において、或いは、血液の供給直後、ピストン・ロッド8は、装 置の内側に押し込まれ、これにより、カプセル45の変位可能なスリーブ52は 下方に移動せしめられ、底壁76を通って貫通路内に密閉状態で係合せしめられ 、て第2室77方向へ移動する。この結果、カプセルの最も上に位置する部屋8 0の内側に収容されているビオチン−バトロクソビン(biotin−batr oxobin)複合物(composition)へのアクセスが同時に可能に なる。 装置が使用準備完了状態にあるとき、血液サンプルが、不図示の針とホース6 5を通して、周知の方法で、第1室内に供給される。この血液サンプルは、好ま しくは、また周知の方法で、抗凝血剤と混合される。血液をホース65及び開口 66を通して第1室70の内部に供給するとき、空気は、周知の方法によって該 室から取り除かれる。血液の供給後、ホース65は取り外される。そして、開口 66が閉じられて密閉される。次いで、この血液を収容した本装置は、とりわけ 、種々の部分を密閉状態で圧縮するのを補助する遠心分離装置(遠心分離機)内 に配置される。この遠心分離装置により、本装置は、回転軸1を中心として回転 せしめられる。遠心分離の結果、血液は、第1室70内で、プラスマの部分に分 離される。このプラスマの部分は、血液の他の部分よりも径方向内側に溜まる。 該他の部分は赤血球や白血球を含んでいる。欧州特許第592,242号公報に 記 載されているように、所望時には遠心の速度や時間を変化させることによって、 どちらの部分にも、血小板が含まれるようにすることができる。本装置を使用し た遠心の速度は、通常、毎分2,000〜10,000回の範囲であって、プロ セス中の異なるポイントで要求されるように、また、本明細書中および欧州特許 第654669号公報に記載されるように、変化してよい。 血液の上記プラスマと上記他の部分との間の境界(interface)が安 定したとき、つまり、分離が完全に行われたとき、第1室70の容積は、ピスト ン・ロッド8により、つまりピストン55が引き抜かれることにより、減じられ る。その結果として、先ず、存在している可能性がある空気の内層が溝4,21 を通って第2室75内に案内される。そして、さらに、ピストン55を移動させ ることにより、プラスマもまた第2室75内に案内されることを示唆している。 このピストン55の移動は、プラスマの全体的な層が強制的に第2室75内に案 内されたときに、つまり血液のプラスマの部分と他の部分との境界が第1室70 の内壁71に達したときに、停止される。 第2室75内において、プラスマの部分は、架橋していないフィブリン・モノ マーに直ちに重合するところのバトロクソビン(batroxobin)酵素に 接し、この結果、フィブリンモノマーは、プラスマの部分から解放される。この プロセスは、本装置が連続的に遠心作用を受けている間行われ、この結果、フィ ブリンポリマーは、プラスマ部分の残りの部分から効果的に分離される。このフ ィブリンポリマーは、ビオチン−バトロクソビン(biotin−batrox obin)複合物の反応によって形成され、円筒状外壁72沿いに粘着層として 形成(沈殿、settling)される。この分離が完了したとき、遠心分離は 停止せしめられ、プラスマ部分の他の比較的(流動する)液状部分は、第1室7 0から第2室75に空気を移動させるべく持ち上げられた後に押し下げられるピ ストン55によって、第1室70に容易に押し戻されることができる。フィブリ ンポリマーは、外壁に残留するか、あるいは滑り落ち始めてもよいが、その場合 、ポリマーは、過剰の流体と比較して非常に遅い速度で滑り落ちていく。この流 体の移動は、フィブリンポリマーを含む粘着層が溝21に達する前に、比較的に 容 易にかつ速やかになされることができる。この粘着層が溝21の入り口に極めて 早く達することを防止するために、上方に突出するリング状歯82を形成する等 のさらなる手段を任意に有することができる。この歯82は、底76に点線で示 している。この遠心分離/廃液処理(処置)は、所望時には、フィブリンポリマ ーから可能な限り多くのプラスマ流体を得るために、2回以上実行されることが できる。 一旦プラスマ部分の残りの部分が第2室75から駆逐されたとき、カプセル4 5の変位自在のスリーブ52は、さらに、下方向へ移動せしめられ、最も下に位 置する室81へのアクセスが可能になる。同時に、或いは、スリーブの後者の( 上記した)変位に関連して、シリンジ58のプラグ49は、外部からのスピンド ル作用(spindle action)によって、完全に下方向へ押圧される 。これにより、pH−4の緩衝剤は、第2室75に移動せしめられる。これは、 遠心動作が開始される間に行われる。このpH−4の緩衝剤が加えられることに より、フィブリンポリマーはそこで溶解せしめられる。そして、カプセル45内 においてより下に位置する部屋81内のアビジンーアガロース複合物の存在によ り、ビオチン−バトロクソビン(biotin−batroxobin)複合物 は、周知の方法で、アジピンにより結合される。ピストン55が連続的に変位す ることにより、カプセル45の変位可能なスリーブ52は、仕切り手段36と係 合せしめられ、底壁76との係合が解かれる。この結果、第3室77に対してア クセスが自由になる。結果として、第2室75の内容物は、自由に下方向に流動 して第3室内に流れることができる。好ましくは、遠心分離中に、再溶解(re dissolving)が行われる。この遠心分離動作は、遠心分離や、正転や 逆転動作に関する一連の停止及び開始動作を含む。 遠心分離が連続的に行われることにより、フィブリンモノマー溶液は、アガロ ースや、ビオチン−アビジン捕捉システム(biotin−avidin ca pture system)を介してそれに結合されるバトロクソビン(bat roxobin)の比較的大きな粒子を保持する環状フィルターユニット42を 介して第3室内で分離されることができる。フィブリンモノマー溶液が、上記遠 心分離の結果、最も下に位置する第4室78内を通過したとき、遠心分離動作は 中止され、そして、フィブリン−I溶液はプラグ59を新たに退避させる(引っ 込める)ことによりシリンジ58に容易に流動せしめられる。カプセル45の筒 状長手部46の上端は、シリンジ58との接続をなす細長の筒47と係合してい る。 遠心分離が連続的に実行されている間にフィブリンポリマーが第2室75内で プラスマ部分から分離されるとき、また、フィブリンモノマー溶液が遠心分離に よって第3室77内で分離されるとき、問題となっている血液サンプルから得ら れるフィブリンモノマーの量は比較的多い可能性がある。 本発明は、好ましい実施形態を参照して説明してきた。しかしながら、本発明 の視野から離れることなく、多数の変形形態を構成することが可能である。 図2は、そのような変形形態の例を示している。図2は、図1に示した本発明 の実施形態に多かれ少なかれ対応している本発明の第2実施形態を示している。 図2の実施形態は、第1室90と、ピストン92によって隔てられた第2室91 とを備えている。このピストン92は、内側に上記第1室を形成する中空ピスト ン・ロッド93を備えている。外側には、2つの室(チャンバ)が、当該2つの 室90,91を形成するために、実質的に管状である部材94の部分と、外側円 筒壁95とによって形成されている。上方には、第1室90が、上壁85によっ て形成されている。この上壁85は、管状部材94にねじ込まれているリング9 6の手段によって、上記管状部材94に固定された上カバーによって形成されて いる。この上壁85には、中空ピストン・ロッド93を通過させるための貫通穴 が形成されている。下方には、第2室91が底壁96によって形成されている。 この底壁96は、管状部材94内に位置し周囲方向に延在する内フランジによっ て形成されている。第2室91に隣接する位置において、上記管状部材94は、 切頭円錐形状面97を備えている。この切頭円錐形状面97は、第2室91の中 央に向けてピストン92から離れる方向に傾斜している。この底壁96には、中 央貫通路98が第3室99方向に形成されている。この第3室99は、仕切り手 段100と、環状フィルター・ユニット101とによって形成されている。この 環状フィルター・ユニット101は、底壁96と仕切り手段100との間に挿入 されており、第4環状室102方向に案内している。この第4室102は、スレ ッドによって上記管状部材94に固定されたカップ形状のカバー103との間に 形成されている。このカバー103は、中間リブ103によって、仕切り手段1 00を管状部材94の中央所定位置に保持すると共に、上記環状フィルター・ユ ニット101を押圧している。 カプセル105は、中央に位置すると共に上方に突出するピン104上に取り 付けられている。このピン104は、仕切り手段100上に設けられている。こ のカプセル105は、ディスク形状のリング107,108を有する環状部10 6を備えている。このディスク形状のリング107,108は、環状部106に ルース(loosely)に取り付けられている。このリング107,108に よって、変位可能に構成されたスリーブの手段により、参照符号AA及びBBで 夫々示される酵素を収容するための室(チャンバ)が形成されている。このディ スク形状のリングは、管状部材106の外周によりその上に形成されたショルダ の手段によって、細長の筒106上に相互に所定間隔をおいて取り付けられてい る。該管状部材の直径は、下から上へ向けて減じている。 第1室90の上から第2室91の底方向に、貫通溝115,116が形成され ている。これらの溝は、夫々に固定された細長の筒117,118の手段によっ て形成されている。これらの細長の筒117,118は、装置の回転軸に平行に 延在しており、上壁95及び底壁に形成された開口に関連する端部に固定されて いる。これらの細長の筒とチャンバとの間の溝接続は、夫々、適切なボアとその 中に固定されたプラグとによってなされている。細長のパイプ117,118は 、ピストン92内のそれらの各開口を通して延在している。漏れを防止するよう に、密閉リングが至る所に設けられている。 ピストン92の内側中央には、中空ピストン・ロッド93内のシリンジ121 と、カプセル105の筒長さ106の端部とに接続されるためのカプリング12 0が固定されている。このカプリング120は、第2室91内に突出しカプセル 105上に設けられた変位可能なスリーブ110に影響を与えるスカート122 を支持している。図示するように、このスリーブ110の外径は、第3室99に 至る下方向に延在する貫通路98の直径に対応して構成されている。これにより 、スリーブ110は、底壁96によって、あらゆる位置、従って、また最も低い 位置、に案内されかつ保持される。この最も低い位置において、スリーブ105 は、カプセル内で最も低い位置にあるディスク形状のリング109には係合しな いようになっている。これにより、液体が、第2室91から下方向の第3室99 内に流動可能となっている。溝123は、第4室102から延在しており、仕切 り手段100上に設けられているピン104を貫通するように中央上方に形成さ れている。さらに、この溝123は、カプセル105の管状部材106を貫通す るように上方に形成されている。これにより、流体は、そこから、シリンジ12 1内に流入することができるようになっている。 図2の装置は、図1の装置と全く同様な方法で使用される。ここにおいて、勿 論、血液を供給するためにホースをそれに接続するための手段がまた備えられて いる。 図1および図2と同様の基本的要素を多数有する他の実施形態を図3に示す。 液体流動溝4は、一方が他方に収められる内側容器3又は外側容器2のいずれか に形成されたスロットによって形成されるとよい。図3に示すように、溝4は、 各上側部分5と6との間で上方に延在し、図1に示す如くショルダエリア300 内に開口しており、軸方向に延在する部材9と10との間には達していない。弾 性リップシーリング手段64は、ショルダエリア300に直接隣接しており、リ ップシーリング手段64を通過して流動する所望の液体(例えばプラスマ)は、 ポーションシャフト8と軸方向に延在する内側部材10との間を流動することな く、上部5と6との間で、溝4の開口へと直接流動することが可能である。 図3に示した他の変形形態では、図1に示した歯82は「フィブリンフィルタ 」310に代えられている。このフィブリンフィルタ310は、カプセル45の 周囲で、第2室75の底部に近接して、(例えば枠あるいは円形リング上で)環 状に配置された1組の歯である。フィルタ310は1つ以上の部位において底壁 76に接続されているが、実質的には、余剰分の液体がより効率的に排出される こ とができるように、底壁76の近くで開口している。図1の装置を用いる場合、 フィブリンポリマーは歯82によって所望の通りに保持されるが、余剰分の液体 がフィブリンポリマーの後方に入り込む(trap)可能性がある。しかし、上 記構成はその緩和を促進する。 さらなる実施形態を図3に示す。特にシリンジ58については、シリンジ58 の回りを実質的に取り巻く保護ホルダ320が示されている。ホルダ320は、 円筒形、すなわちシリンジ58の形状に大略対応する形状であるとよい。ホルダ の上部に、ホルダの蓋322がシリンジ58に対して取り外し可能に取り付けら れており、この蓋は、所望の製品(例えばフィブリンモノマー溶液)を得るため のシリンジ内における工程が完了した後、シリンジ58およびホルダ320を装 置から簡便に取り外すためのハンドルをなす。ホルダ320は、処理の間、シリ ンジ58を保護できるように、プラスチック又はポリマー材より製作されている 。さらに、シリンジに作業者が直接触れることはないので、シリンジをより遠く の使用ステーションに移動する際に汚すことがない。本願装置のキットの一構成 要素として、ホルダ320を有すると共に必要な酸緩衝剤溶液を収容する、予め 殺菌されたシリンジ58が備えられている場合には、特に、取り外し可能に底部 に位置する蓋(図示せず)を、ホルダ320用として利用してもよい。図3中に は、また、シリンジカプラー324が示されている。シリンジカプラー324は 、例えば、上下に移動するロッド(図示せず)の作動によって、蓋322内を軸 方向にスライド自在である。ロッドは、装置の駆動ユニットの一部であってよい 。プラグ59は、カプラー324を、ロック及び非ロックの両状態で受け入れる ように構成している。これは、例えば、プラグ59の内側の水平方向の受け部3 28を越えた位置に凹部326を設けると同時に、この凹部に対応する隆起部3 30をカプラー324のシャフトに設けることによって実施可能である。これら の部材の寸法と形状は、カプラー324を最小限の力で下方へ押すことによって プラグ59を下方へ移動させることができ、このとき、隆起部330が押されて 水平部328を越えてしまうことのないように選択される。このようにして、カ プラー324は、プラグ59の位置を変えずに上方へ戻ることができる。カプラ ー3 24がプラグ59に係合している際にカプラー324に僅かに大きい下方への圧 力が加わると、プラグ59がカプラー324と共に所定位置に移動する場合には 、隆起部330は、凹部326にロックされることになる。 図3にはまた、軸方向に突出しているスカート63が、ピストン55の底部内 に確実に適合(フィット)している別部材として示されている。 種々の装置の部分をなす上記部材は、適切なプラスチック部材から射出成型に より容易に製造される。問題となっている装置は、従って、また、比較的安価で あり、使い捨て装置として使用されるに相応しい。 したがって、所望の材料であればどのような材料を使用してもよい。好ましく は、医療装置産業で知られているような照射安定型ポリマーを使用する。好まし い実施形態において、外側の容器とピストンはポリカーボネートで形成し、シリ ンジホルダと蓋とプランジャーはポリプロピレン、フィルタはポリエチレン、シ リンジはガラス、O型リングはシリコン、また、他の部分はスチレンアクリロニ トリルで形成している。 本発明は、装置の好ましい実施形態を参照しながら記載した。しかしながら、 本発明に係る方法は、蓋によって閉じられることができるカップの手段によって 、無菌状態の実験室内において容易に実施されることが可能である。プラスマ及 び酵素は、カップ内に充填され、撹拌され、続く遠心分離によって、結合してい ないフィブリン・ポリマーが、上記の如くカップの底又は壁上に分離される。残 りのプラスマの部分が取り除かれた後、その結合していないフィブリン・ポリマ ーは、溶剤(溶媒、solvent)の追加によって、また、上記同様の遠心分 離によって、再溶解(redissolved)せしめられる。 実例 140mlの血液と、20mlの硝酸ナトリウムの抗凝血剤(USP)とが、 上記装置の第1室70内に案内された。この組み合わせ(コンビネーション)は 、プラスマと血球とを分離するために、約6000RPMで約2分間、遠心分離 装置にかけられた。その分離を維持するために遠心分離を継続している間、最も 内側の相つまりプラスマを第2室75に流動させるように、ピストンを持ち上げ た。 約60mlのプラスマが流動した。これは、上記の如くカプセル45の上側のチ ャンバ80を通して第2室75内に案内された30ユニットのビオチン化バトロ クソビン(biotenylated batroxobin)をもって処理さ れた。このプラスマとアブロクソビン(abroxobin)とは、たとえば、 約2000〜3000RPM等の低速度で混合された後に、9000RPMで9 分間遠心分離された。 上記架橋していないフィブリンポリマーゲルは、円筒壁上に薄いゲル層として 沈殿(precipitated)した。そして、回転は停止せしめられた。残 りの(他の)プラスマ流体(リンパ液、serum)は、次いで、第1室70内 に戻された。これに次いで、9000RPMで1分間遠心分離することを2度行 い、これにより、ゲル内のリンパ液を可能な限り取り除いた。このような各1分 間の遠心分離に続いて、余分なリンパ液は、第1室70に流動せしめられた。 この後、24mMの塩化カルシウムを含む0.2Mの酢酸ナトリウム(pH4 .0)3.5mlを含む緩衝剤溶液は、シリンジ58から第2室75内に案内さ れた。このとき、フィブリンポリマーゲルを溶解させてフィブリンモノマーを含 む溶液を形成するために、正転及び反転サイクルを繰り返すように夫々約300 0RPMで5〜10秒間、遠心分離が2分間実行された。このようにして準備さ れた溶液に対して、カプセル45のより低い位置にあるチャンバ81を介して、 アビジンーアガロースが添加された。次いで、正転及び反転サイクルを繰り返す ように夫々約3000RPMで5〜10秒間、遠心分離が5分間実行された。こ の結果得られた溶液は、フィブリンモノマーと、アビジンーアガロース:ビオチ ン−バトロクソビンの複合体(a complex of avidin−ag arose:biotin−batroxobin)を含んでいた。 この溶液は、第3室77内に流動せしめられ、遠心分離により、9000RP Mで1分間、20μmの環状ポレックス・フィルタ(Porex filter )を通して濾過された。この結果得られたフィブリンモノマー溶液は、前記した ように、シリンジ58内に収容され、約25mg/mlのフィブリンモノマーを 含んでいた。 このようにして形成されたフィブリンモノマー溶液(このケースにおいては、 フィブリンI)は、フィブリンIと緩衝剤との比率が5:1である0.75Mの 炭酸ナトリウム緩衝剤/重炭酸ナトリウム緩衝剤を含むそのようなシーラント( 密閉剤、密閉物質)を必要とする箇所に投与(co−administrati on)することにより再重合されてフィブリンシーラントが形成された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. プラスマから成分を分離するプロセスであって、 外壁と上壁と底壁とを備えた密閉された反応室へプラスマを供給するステップ と、 上記反応室をその長手軸を中心として回転させるステップと、 回転が継続している間に、上記反応室内に前以て充填した試薬搬送カプセルを 開くことによって、1つ以上の前以て充填した物質を解放し、前以て充填した上 記試薬は、所望時に選択的に解放され、上記プラスマから上記成分を分離できる ようにしたステップとを備えたプロセス。 2. 上記残留しているプラスマは、上記成分を回収する前に、上記反応室から 取り除かれるようにした請求の範囲第1項記載のプロセス。 3. 上記成分はフィブリンであって、上記試薬の少なくとも1つは、上記プラ スマ内のフィブリノーゲンを、架橋していないフィブリンポリマーに変えること ができる物質である請求の範囲第1項記載のプロセス。 4. フィブリノーゲンを転化させることができる上記試薬は、回転中にかつ上 記反応室へプラスマを供給する前に解放されるようにした請求の範囲第3項記載 のプロセス。 5. フィブリノーゲンを転化させることができる上記試薬は、回転中にかつ上 記反応室へプラスマを供給した後に解放されるようにした請求の範囲第3項記載 のプロセス。 6. 上記試薬はトロンビン又はトロンビンのような酵素である請求の範囲第3 項記載のプロセス。 7. 上記回転により生じる遠心力によって上記カプセルから上記1つ以上の試 薬が解放されるまで上記回転が継続し、その後、該回転が停止して、上記試薬と 上記プラスマとが反応できるようにした請求の範囲第1項記載のプロセス。 8. 上記回転は、1つ以上の試薬がプラスマと反応している間継続し、上記外 壁に上記成分を沈積させるようにした請求の範囲第1項記載のプロセス。 9. 上記反応後に、上記反応室に溶剤が加えられ、これにより、上記成分を分 離かつ沈積し、上記成分の溶液が形成されるようにした請求の範囲第8項記載の プロセス。 10. 第2の試薬は、第1の試薬とプラスマとが反応した後に、上記試薬搬送 カプセルから選択的に解放される請求の範囲第1項記載のプロセス。 11. 上記第2の試薬は、上記第1の試薬に対して親和性を有し、該第1の試 薬に結合するとともに該第1の試薬を捕捉し、上記所望の成分から上記第1の試 薬を容易に取り除くようにした請求の範囲第10項記載のプロセス。 12. 上記第1の試薬は、フィブリノーゲンを、架橋していないフィブリンポ リマーに転化できるビオチン化生体分子であり、 上記第2試薬は、ビオチンに対して親和性を有している物質である請求の範囲 第11項記載のプロセス。 13. 上記生体分子は、トロンビン又はトロンビンのような酵素である請求の 範囲第12項記載のプロセス。 14. 上記第2の試薬は、不活性支持物質に結合したアビジンの形態を有して いる請求の範囲第12項記載のプロセス。 15. 上記反応室と流動可能に連通している分離室で、血液全体はプラスマ部 分とセル部分とに分離され、その後、該プラスマ部分は上記反応室へ供給される 請求の範囲第1項記載のプロセス。 16. 上記1つ以上の試薬は、上記成分の上記溶液から取り除かれるようにし た請求の範囲第2又は9項記載のプロセス。 17. 上記1つ以上の試薬を含んだ上記成分の上記溶液は、上記反応室から濾 過室へ流動せしめられ、上記1つ以上の試薬を上記溶液から容易に取り除くよう にした請求の範囲第16項記載のプロセス。 18. 上記試薬を含んだ上記成分の上記溶液は、濾過前に、上記試薬に結合可 能な第2の試薬を加えることにより、上記濾過を促進するようにした請求の範囲 第17項記載のプロセス。 19. 上記試薬搬送カプセルは、スライド自在のスリーブによって包囲された 2つの試薬室を有し、 (a) 第1位置において、上記スリーブは、上記試薬室全体を包囲し、 (b) 第2位置において、上記スリーブは、下方へスライドせしめられて第 1試薬室が開かれており、これにより、上記第1の試薬を上記反応室へ解放する 一方、さらに、上記スリーブにより、上記反応室と上記濾過室との間の上記流動 可能な連通部は閉じられており、 (c) 第3位置において、上記スリーブは、さらに下方へスライドせしめら れて第2試薬室が開かれており、これにより、上記第2試薬を解放する一方、引 き続き、反応室と濾過室との間の上記流動可能な連通部は閉じられており、そし て、 (d) 第4位置において、上記スリーブは、さらに下方へスライドせしめら れて反応室と濾過室との間の上記流動可能な連通部が開かれるようにした請求の 範囲第18項記載のプロセス。 20. 血液やプラスマを処理する装置の密閉された反応室に組み込まれるよう に構成することが可能な試薬搬送システムであって、 所望の試薬をそれぞれ収容する1つ以上の試薬搬送室を備え、 各室は、該室をディスク間に設けるように軸方向のハブに間隔をおいて取り付 けたディスクで形成した上壁と底壁とによって構成されるとともに、さらに、上 記ディスクの周囲にスライド自在に適合する包囲スリーブからなる外壁によって 構成した試薬搬送システム。 21. プラスマから成分を分離するための装置であって、 反応室にプラスマを供給するための手段と、 上壁と底壁と外壁とによって構成する密閉された円筒形状の反応室と、 該反応室へ1つ以上の試薬を選択的に搬送するための手段と、 上記反応室をその軸を中心として回転させる手段とを備え、 上記搬送手段は、上記密閉された反応室内に、前以て充填され密閉されている 選択的に開口可能な試薬搬送カプセルを備え、該カプセルは、上記反応室がその 軸を中心として回転している間、上記反応室の外側から作動させることが可能で ある装置。 22. 上記選択的な搬送手段は、所望の試薬をそれぞれ収容した1つ以上の試 薬搬送室を備え、 各室は、該室をディスク間に設けるように軸方向のハブに間隔をおいて取り付 けたディスクで形成した上壁と底壁とによって構成されるとともに、さらに、上 記ディスクの周囲にスライド自在に適合する包囲スリーブからなる外壁によって 構成した請求の範囲第21項記載の装置。 23. 上記カプセルは、上記反応室の底部中央に設けられるとともに、該カプ セルは、上記反応室の上記上壁を貫通して上記反応室内へ延在するかあるいは該 上壁から上記反応室内へ延在するロッドであって、上記包囲スリーブに係合して 該包囲スリーブを下方へスライドさせることによって上記1つ以上の試薬室を開 くロッドを介して作動せしめられることが可能である請求の範囲第22項記載の 装置。 24.さらに、上記反応室と共通軸上に整列する円筒形状の分離室を備え、 該分離室は、上壁と、上記反応室の上記外壁と共通であることができる外壁と 、移動自在のピストンとを備え、 該ピストンは、上記分離室の底壁として、また、上記反応室の上壁として、同 時に機能し、ピストンは、さらに、上記分離室と該分離室の上記上壁とを貫通し て上方へ突出するシャフトを備えるとともに、上記反応室内へ下方へ延在する延 長部を備え、 該延長部は、上記包囲スリーブに係合して上記試薬カプセル上でスライドさせ るようにした請求の範囲第23項記載の装置。 25. さらに、上記反応室の底部から、該反応室の上記外壁を通って、上記分 離室内へ延在する少なくとも1つの流体流動チャネルを備えている請求の範囲第 24項記載の装置。 26. 上記流動チャネルは、さらに、上記分離室の外壁を通って該分離室の上 部へ延在している請求の範囲第25項記載の装置。 27. さらに、上記反応室と流動可能に連通した濾過室を備えている請求の範 囲第23又は24項記載の装置。 28. 上記濾過室は、上記反応室の下方に位置しており、 上記流体連通部は、上記反応室の底壁に位置する開口を備え、 該開口は、上記包囲スリーブの断面の形状及び寸法に実質的に一致し、上記ス リーブが下方へスライドすることによって、上記流体連通部を閉鎖できるように した請求の範囲第27項記載の装置。 29. 上記スリーブが最も下方の位置にスライドしたとき、上記濾過室は、上 記スリーブ全体を受け入れるように構成されており、上記反応室と上記濾過室と の間の上記流体連通部が開くようにした請求の範囲第28項記載の装置。 30. 回転の中心軸を中心とした遠心分離によって、流体と異なる比重を有す る成分を分離するための装置であって、 円筒形状の外壁と、円筒形状の内壁と、上壁と底壁とで構成した第1環状室を 備え、上記外壁と内壁とは、回転軸を中心として同心円上に設けられ、上記上壁 又は底壁は、第1室内で変位自在なピストンボデーによって形成され、 上記装置は、さらに、第1導管を通じて上記第1室と連通する第2室を備え、 該第2室は、回転軸を中心として同心円上に設けた円筒形状の外壁と、第1室 の上記底壁と、他の底壁とによって構成し、第2室は、遠心分離中に第1室の下 方に配置され、 上記装置は、また、流体を第1室へ供給するための流体供給手段と、1つ以上 の試薬を第2室へ供給するための試薬供給手段とを備え、 該試薬供給手段は、第2室に収容されるとともに分離を促進する各配合剤を夫 々受け入れるための複数のコンパートメントを有するカプセルを備え、 該カプセルは、上記コンパートメントを閉じるための閉鎖手段を備え、 該閉鎖手段は、ピストンの影響を順に受けて開き、コンパートメントの内容物 を解放するようにした装置。 31. 上記カプセルは、上記第2室の内部に同軸上に設けられた中央ハブであ って互いに間隔をおいて設けた3つの径方向のディスクを支持する中央ハブを備 え、上記ディスクは、コンパートメントのパーテーションをなし、かつ、実質的 に同一の外周形状を有し、 上記閉鎖手段は、変位自在のスリーブ形状のボデーによって形成され、 該ボデーは径方向のディスクの周囲を密閉することを特徴とする請求の範囲第 30項記載の装置。 32. 上記ピストンは、上記スリーブ形状のボデーを段階的に変位させるよう に上記カプセルのスリーブ形状のボデーと協働する下方スカートを備え、これに より、上記ボデーは順に開き、上記カプセル内の上記コンパートメントの内容物 を解放するようにしたことを特徴とする請求の範囲第31項記載の装置。 33. 上記カプセルは、隣接する第3室への軸方向通路に関連して備えられ、 上記カプセルのスリーブ形状のボデーの外側は、少なくともボデーを最初に変位 させたときに、軸方向通路の側壁と密閉状態で接し、上記ピストンによりスリー ブ形状のボデーを最終的に変位させて該ボデーをカプセルの最も下のパーテーシ ョンの外周との係合から解放したときに該パーテーションによって上記第2室か ら上記第3室へ流体が自由に流動できるようにしたことを特徴とする請求の範囲 第31項記載の装置。 34. 上記第3室は、環状の内側コンパートメントと、環状の外側コンパート メントとを備え、 両コンパートメントは、回転軸を中心として同軸上に延在し、 環状の内側コンパートメントと環状の外側コンパートメントとは、上記酵素を 含有する流体の通過を防止するための環状フィルタを備えた径方向に延在する周 囲通路を介して接続されていることを特徴とする請求の範囲第33項記載の装置 。 35. 上記カプセルのハブは、軸方向に貫通した通路を備え、かつ、上記下方 の第3室の底部中央に設けられた上方への突出部に確保され、 底部の上記貫通路は、第3室の環状の外側コンパートメントとチャネル・シス テムを介して流動可能に連通し、 上記ハブの上端は、上記ピストンボデーに設けられた軸方向の通路に密閉状態 で接続されるように構成され、これにより、上記ハブの上端は、ピストンボデー に固定可能な流体受け容器に接続されるようにしたことを特徴とする請求の範囲 第34項記載の装置。
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