JPH10510563A - 抗酸化組成物 - Google Patents

抗酸化組成物

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JPH10510563A
JPH10510563A JP8517434A JP51743495A JPH10510563A JP H10510563 A JPH10510563 A JP H10510563A JP 8517434 A JP8517434 A JP 8517434A JP 51743495 A JP51743495 A JP 51743495A JP H10510563 A JPH10510563 A JP H10510563A
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カービー,クリストファー,ジョン
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Abstract

(57)【要約】 一般的には溶解しない疎水性溶剤に可溶化される少なくとも一の抗酸化物質からなる抗酸化組成物を提供する。このような組成物の調製方法もまた提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 抗酸化組成物 本発明は、一般的には溶解しない疎水性溶剤に可溶化される抗酸化剤からなる 組成物に関するものである。特に、本発明は、一般的には溶解しない疎水性溶剤 に可溶化されるアスコルビン酸からなる組成物に関するものである。 製薬科学において、食品技術または化粧品工業において等、数多く用途につい て、例えば、活性成分または食品成分の酸化を制限するために抗酸化剤を用いる ことは望ましい(また、場合によっては、必須である)。 抗酸化剤は、機能により主に2つのグループに分けられ、遷移金属のキレート 剤等、プロオキシダントイオン(pro-oxidant ion)を封鎖する(sequester)するこ とによって作用するキレート剤、および第二のグループは酸化連鎖反応を遮断す る効果を有する遊離基掃去剤(scavenger)(鎖遮断剤(chain-breaker))である。 後者は、その溶解特性によって、親水性(一般的に、水性)または疎水性(例え ば、脂質)環境下で作用する。脂溶性の遊離基掃去剤(scavenger)の例としては 、α−トコフェロールやβ−カロチン等の天然の抗酸化剤、およびBHAやBH T等の合成の抗酸化剤が挙げられる。アスコルビン酸(ビタミンC)は水溶性の 遊離基掃去剤である(即ち、一般的に水相でのみこのように作用するであろう) が、キレート化抗酸化剤としての重要な役割をも有する。アスコルビン酸のさら なる非常に重要な抗酸化作用は、アスコルビン酸はα−トコフェロールと相乗的 に相互作用することにより、それぞれの抗酸化活性の合計を超えるほど抗酸化活 性は非常に増大できることである。 これに関連して、α−トコフェロールは、脂質の遊離基を回復して、それにより それ自身はその工程中で遊離基に変換されながら酸化連鎖反応を妨害することが できる一次抗酸化剤として機能する。また、アスコルビン酸はトコフェロキシル ラジカル(tocopheroxyl radical)を再発生することにより作用して、これにより 抗酸化機能を回復する。相乗的な関連はまた、他の抗酸化物質間でも起こること は知られているが、その適用される機構はしばしば異なる。 相互作用するためには、2種の物質は密接に接触され得なければならないこと が、アスコルビン酸/α−トコフェロールの相乗作用に関する必要条件である。 これは、アスコルビン酸は水溶性であるがα−トコフェロールは脂溶性であるた め困難である。トコフェロール類は一般的に水性の細胞質相と密接に接触する膜 内に存在するので、このような相互作用は生存細胞中では起こりうる。したがっ て、生物学的な膜の代わりにリポソームを用いることによりインビトロでこのよ うな相互作用をまねることは可能である。さらに利用できるストラテジーとして は、α−トコフェロールと相乗的に相互作用する、アスコルビン酸パルミテート 等のアスコルビン酸の脂溶性誘導体を用いることである。しかしながら、アスコ ルビン酸パルミテートはあまり可溶性でなく溶解するのには加熱を必要とするの で、例えば、多価不飽和物等の感受性の高い化合物の酸化感受性を逆に高めるた め、これらの化合物が、例えば、ある種の食品の調製における場合などで、保護 される必要がある状況での使用が抑制される。 例えば、ミクロエマルジョンや逆ミセルを用いた、他の方法も可能である。し かしながら、これらの方法は、依然として一般的に、アスコルビン酸を水に可溶 化される形態で使用するものである。事実、水が存在すると、分子状酸素、金属 イオン等、プロオキシダント(pro-oxidant) 活性を有する分散因子に対する媒質を提供することにより酸化が促進される。し たがって、可能であるならば、水のない環境でアスコルビン酸を供給することが 望ましい。今日まで、適当な方法またはアプローチは開示または示唆されていな かった。 UK特許出願番号9323588.5号には、親水性物質を一般的に溶解しな い疎水性溶剤中に可溶化できる方法が開示されている。上記方法は、親水性物質 をある条件下で両親媒性物質(amphiphile)と混合すると、得られる組成物は油等 の親油性溶剤中に容易に溶解するという驚くべき発見によるものである。 驚くべきことに、一般的に溶解しない疎水性溶剤に可溶化される抗酸化剤から なる組成物は抗酸化剤組成物として有効であることを発見した。驚くべきことに 、抗酸化物質は非水環境下でその抗酸化活性を維持することを発見した。 したがって、第一の概念によると、本発明は、一般的には溶解しない疎水性溶 剤に可溶化される少なくとも一の抗酸化物質からなる抗酸化組成物を提供するも のである。 通常、本発明の組成物は無水である。したがって、水を含まない抗酸化調製物 が提供される。 好ましくは、抗酸化物質は、アスコルビン酸、クエン酸、フィチン酸、ピロリ ン酸、EDTA、トランスフェリン、セルプラスミン(ceruplasmin)、メタロチ オネイン、アルブミン、ハプトグロビン、システイン、グルタチオン、抱合胆汁 色素(例えば、ビリルビンやビリベルジン)、尿酸、バニリン酸、バニリン、及 びトロロックス(Trolox)から選ばれる。 好ましい実施態様によると、抗酸化剤は、アスコルビン酸、システイン、グル タチオン、抱合胆汁色素及び尿酸から選ばれる。特に好ましい抗酸化剤はアスコ ルビン酸である。 本明細書において、「可溶化」は、抗酸化物質が水の不存在下で、即ち、水が 存在する必要なしに、疎水性溶剤中で維持されることを意味する。 したがって、本発明の組成物は、このような組成物が抗酸化剤が疎水性溶剤中 に可溶化されるにもかかわらず酸化に対する保護手段として有効であることを驚 くべきことに発見したので、材料を酸化から保護する非水形態の抗酸化剤を提供 するものである。 様々な抗酸化剤が適当に可溶化されて本発明による組成物を製造できる。特に 、本発明の組成物は、例えば、ビタミンE等の脂溶性の抗酸化剤を、ビタミンE と相乗的に作用するアスコルビン酸等の一以上の水溶性の抗酸化剤と組み合わせ て使用して、改善される抗酸化組成物を提供することが可能である点で有用であ る。 したがって、他の概念によると、本発明は、一以上の他の抗酸化物質が一般的 には溶解しない疎水性溶剤中に可溶化される、脂溶性の抗酸化物質および一以上 の他の抗酸化物質からなる抗酸化組成物を提供するものである。 脂溶性の抗酸化物質は、トコフェロール類(α−トコフェロール等)、β−カ ロチン、dβ−トコトリエノール、ケルセチン、アカセチン(acacetin)、BHA 、BHT、TBHQ、没食子酸プロピル及びプロブコールから選ばれる。好まし くは、脂溶性の抗酸化物質は、トコフェロール、特にα−トコフェロールであり 、他の抗酸化剤は、アスコルビン酸、システイン、グルタチオン、抱合胆汁色素 または尿酸などの、α−トコフェロールと相乗的に作用することにより、抗酸化 活性を促進できるものである。 好ましくは、本発明の組成物は、UK特許出願番号9323588.5号に記 載される方法を用いて調製できる。 したがって、さらなる概念によると、本発明は、以下よりなる、一般的には溶 解しない疎水性溶剤中に可溶化する少なくとも一の抗酸化物質からなる単相の疎 水性抗酸化調製物の調製方法を提供するものである: (i)液状媒質中で両親媒性物質と抗酸化物質との間で化学的な相互作用が生 じないように液状媒質中で抗酸化物質と両親媒性物質とを会合する(associate) ; (ii)液状媒質を除去し、親水性のヘッドグループ(head group)が抗酸化物 質の方に向いた両親媒性分子のアレイ(array)を残す;および必要であれば (iii)抗酸化物質/両親媒性物質のアレイの周りに疎水性溶剤を供給する 。 好ましくは、上記方法は段階(ii)の終了時に休止してもよく、得られた材 料は疎水性溶剤を供給することにより単相の調製物を得る必要が生じるまで適当 な条件下で貯蔵できる。 本発明の明細書において、「化学的な相互作用」という言葉は、共有結合また はイオン結合または水素結合等の相互作用に関するものであり、ファンデルワー ルスカまたはこのようなオーダーの大きさの他の相互作用を含むことを意図する ものではない。 本方法はまた、抗酸化活性を促進する、ビタミンEおよびビタミンEと相乗的 に作用し一般的には疎水性溶媒には溶解しない一以上の他の抗酸化剤からなる、 組成物を製造するのに使用できる。このような場合には、ビタミンEは、上記段 階(i)及び(iii)のいずれか一方でまたは両段階で添加してもよい。 本発明の組成物を調製するのに使用される両親媒性物質は数多く存在し、リン 脂質等の双性イオンの両親媒性物質は特に好ましいことが知られているものに含 まれる。ホスファチジルコリンのヘッドグループを有 するリン脂質は特に好ましく用いられ、このようなリン脂質の例としては、ホス ファチジルコリン(PC)それ自身、リゾ−ホスファチジルコリン(lyso− PC)、スフィンゴミエリン、ヘキサデシルホスホコリン等のこれらの誘導体ま たはホスホリルコリンを含む両親媒性ポリマー及びフッ素化(fluorinated)リン 脂質等のハロゲン化両親媒性物質が挙げられる。本願において、「ホスファチジ ルコリン(PC)」及び「レシチン」という言葉は交互に使用される。適当な天 然のレシチンは、例えば、卵、及び特に大豆等の既知の源由来であってもよい。 ほとんどの場合、使用する疎水性溶剤と化学的に類似の両親媒性物質を選ぶこと が好ましく、この件に関しては以下により詳細に説明する。 本発明者らがリン脂質等の双性イオンの両親媒性物質が本方法において特に好 ましく使用されることを発見したという事実は、本発明とオカハタ(Okahata)ら の方法の有意な差をさらに示すものである。さらに、従来の文献の著者等は、陰 イオンの及び双性イオンの脂質は著者等の方法に使用するには全く適当でないと 結論付けており、これらの脂質を用いると複合体の収率はゼロであったと述べて いた。 使用される疎水性溶剤は、組成物が使用される目的、可溶化される抗酸化物質 及び両親媒性物質によって異なる。適当な溶剤としては、鉱油、スクアラン及び スクアレン等の非極性油、長鎖の脂肪酸(オレイン酸やリノレン酸等の不飽和脂 肪酸が好ましい)、アルコール類、特にオクタノール等の中鎖のアルコール類や フィトール等の枝分れ長鎖アルコール類、ネロールやゲラニオール等のイソプレ ノイド類、t−ブタノール等の他のアルコール類、テルピネオール、グリセロー ルモノオレエート(GMO)等のモノグリセリド、酢酸エチル、酢酸アミルや酢 酸ボルニル等の他のエステル類、ジグリセリド及びトリグリセリド、特に中鎖の トリグリセリド及びこれらの混合物、長鎖フルオロカーボン等のハロゲ ン化油またはリピディオール(lipidiol)等のヨウ素化トリグリセリドなどの上記 いずれかのハロゲン化類似体が挙げられる。特に、多価不飽和油または飽和油が 好ましい。 最適な結果は、通常、疎水性溶剤及び両親媒性物質を適当に適合する際に得ら れる。例えば、オレイン酸等の溶剤には、lyso−PCがPCよりも好ましく 選ばれた両親媒性物質であり、疎水性溶剤がトリグリセリドである際には逆が好 ましい。 さらに、場合によっては、抗酸化物質/両親媒性物質のアレイと接触させる前 に大量の両親媒性物質を疎水性溶剤に添加することが好ましいことが分かった。 このことは、疎水性溶剤に対する両親媒性物質の高い親和性により、両親媒性分 子が抗酸化物質周辺の位置から離れさせなくする。 本発明の調製物は、肉眼では透明で、さらに、可視波長での濁度を測定するこ とにより、及び場合によってはある一定の期間沈降を調べることにより検出でき ることが非常に好ましい。 親水性のヘッドグループが抗酸化物質部分に面するアレイ中への両親媒性分子 の向きは多様に得られ、特に適当な方法の例は以下により詳細に記載する。 第一の方法によると、抗酸化物質を親水性溶剤における両親媒性物質の分散液 と混合することにより、両親媒性分子は親水性のヘッドグループが抗酸化物質を 含む親水性相に向かって外側に面する集合体を形成する。次に、親水性溶剤を除 去して、両親媒性分子の親水性のヘッドグループが抗酸化物質に向かう乾燥組成 物を残す。 第一の方法では、他の極性溶剤を使用してもよいが、親水性溶剤は水であるこ とが好ましい。 両親媒性物質の集合体によって取られる形態は、ミセル、単ラメラ小 胞、好ましくは約25nmの直径を有すると通常考えられる小さい単ラメラ小胞 、多重ラメラ小胞または管状構造物、例えば渦巻形のシリンダー、六角形相(hex agonal phase)、立方形相(cubic phase)またはミエリン型構造物(myelin type s tructure)がある。使用される形態は使用する両親媒性物質によって異なり、例 えば、ホスファチジルコリン(PC)等の両親媒性物質は小さい単ラメラ小胞を 形成する傾向にあるが、リゾ−ホスファチジルコリンはミセルを形成する。しか しながら、これらのすべての構造物において、両親媒性分子の疎水性のテールは 構造物の中心に向かって内側に面しているが、親水性のヘッドグループは抗酸化 物質が分散する溶剤に向かって外側に面している。 両親媒性物質:抗酸化物質の重量比は、通常、1:1〜100:1、好ましく は2:1〜20:1の範囲内であり、最も好ましくは、PCで約8:1であり、 lyso−PCでは4:1である。 これらの割合は好ましい割合であるのみであり、特に、上限は最小限の可能な 量の両親媒性物質を用いることが好ましいという経済的な考慮によって設定され ていることを指摘するべきである。より低い限度はより臨界的であり、2:1ま たはそれより低い割合のみが抗酸化物質がかなり疎水性部分を有するまたは非常 に大きい場合に用いられると考えられる。 溶剤を速やかに除去すると良好に実施でき、既知の溶剤の除去方法は凍結乾燥 法であるが、他の方法を用いてもよい。 ヘッドグループが抗酸化物質部分方向に向いている両親媒性物質のアレイを含 む組成物の第二の調製方法は、共有の溶剤に抗酸化物質及び両親媒性物質を一緒 に可溶化し(co-solubilise)た後溶剤を除去することである。 本発明の溶液は、単独で使用してもまたは水相と組み合わせて使用し て乳濁液または同様の2相組成物を形成してもよく、このことは本発明のさらな る概念を形成するものである。 本発明の上記概念によると、親水性相および疎水性相からなる2相組成物であ って、該疎水性相が上記したような抗酸化物質の調製物からなるものである2相 組成物を提供するものである。 一般的には、このようなタイプの組成物では、疎水性相は親水性相中に分散し ている。 2相組成物は、必要とされる目的によっては、一時的であるまたは安定である 乳濁液であってもよい。 乳濁液粒子の平均的な大きさは疎水性相および水相両方の性質によって異なる 。しかしながら、2μm程度の範囲内である。 水相における疎水性調製物の分散は、混合によって、例えば、約10〜60秒 、一般的には約15秒間等の短期間激しくボルテックスする(vortexing)、また は例えばオービタルシェーカー(orbital shaker)を用いて数時間緩やかに混合す ることによって、達成される。 本発明の疎水性調製物を含む乳濁液はマイクロカプセルの調製にも使用できる 。乳濁液をゼラチンを含む水相から形成する際には、ゼラチンは既知の方法によ るコアセルベート化(coacervation)によって溶液から沈殿でき、抗酸化物質含有 疎水性相の液滴の周辺に膜を形成する。親水性相を除くと、マイクロカプセルが 残る。この技術は公知であるが、本発明の調製物と組み合わせると特に有用であ ることが分かった。 他の概念によると、本発明は以下を提供するものである: (i)薬剤若しくは化粧品配合物または食品の調製における本発明の抗酸化組 成物の使用; (ii)本発明の抗酸化組成物を薬剤若しくは化粧品配合物または食品に添加 することからなる薬剤若しくは化粧品配合物または食品の酸化 を抑制する方法; (iii)抗酸化剤として使用される、一般的には溶解しない疎水性溶剤に可 溶化される少なくとも一の抗酸化物質からなる組成物;および (iv)抗酸化剤の調製における本発明の組成物の使用。 本発明を以下の実施例を参照しながらさらに説明する。実施例3は以下の図面 を参照する: 図1は、アスコルビン酸単独を含む及び含まないまたはα−トコフェロールと 組み合わせて含む調製物に関する酸化指数の比較(非酸化インターバルの標準物 質の量と比較した油中に残る非飽和(non-saturated)脂肪酸の割合)を示すもの である。 図2は、リノレン酸及びリノレン酸とSoy PCの存在下におけるアスコル ビン酸を含む及び含まない調製物に関する酸化指数の比較を示すものである。 図3は、アスコルビン酸単独を含む及び含まないおよびリノレン酸と組み合わ せて含む調製物に関する酸化指数の比較を示すものである。 実施例1 4本の小試験管2列を用意し、3.75、7.5、15及び30mMアスコル ビン酸溶液のアリコート0.2mlを、各列に沿って、それぞれ、1、2、3及 び4番目の試験管に添加した。実施例2と同様にして調製された、soy PC SUV 0.2mlを最前列の各試験管に加え、第二列の各試験管には蒸留水 0.2mlを加えた。試験管の内容物を液体窒素中でシェルフリーズし(shell-f reeze)、一晩凍結乾燥した。最前列の各凍結乾燥物には、200mgのミグリオ ール818(Miglyol 818)を添加し、第二列の各試験管には、ミグリオール81 8(Miglyol 818)における10%soy PCからなる溶液200mgを添加し た。すべての混合物をボルテックスし(vortex)、数時間放置して分散させた。 所定時間終了時に、最前列の試験管にはすべて透明な分散液が入っていたが、第 二列の試験管は最前列の相当する試験管と全く同じ成分を含んでいたにもかかわ らず濁っていた。 実施例2 250mgの大豆のホスファチジルコリンをすり合せ栓付きのガラス製の試験 管(boiling tube)において5mlのジエチルエーテルに溶解した。80mgのア スコルビン酸を1mlの蒸留水に溶解した。300μlのアスコルビン酸溶液を ホスファチジルコリンのエーテル溶液に加え、良く振盪し、栓をして、混合物を 2分間浴内で超音波処理することにより、ほとんど透明な油中水型乳濁液を得た 。次に、エーテルを若干真空させながら37℃でロータリーエバポレーター(rot ary evaporator)で除去し、残渣を窒素気流下で乾燥した後、一晩凍結乾燥機内 で室温で高真空下で乾燥した。翌日、3mlのオレイン酸を緩やかに混合しなが ら残渣に加えて、完全に透明な溶液を得た。油におけるアスコルビン酸の濃度は 8mg/mlであった。 実施例3 50mg/gの懸濁液を含む、大豆のホスファチジルコリン(soy PC) の水性分散液を調製し、窒素で完全にフラッシュし(flush)、3mlのアリコー トを8ミクロンのピーク間の幅で超音波処理した。各アリコートに、氷スラリー 浴中で30秒間冷却することによって30秒のパルスを挿入して、全4分間の超 音波処理を施した。次に、得られた小さい単ラメラ小胞(small unilamellar ves icle)(SUV)の乳白色の分散液をため、15分間遠心してチタン粒子を除去 した。 0.56gのSUVを0.372gの0.5%アスコルビン酸溶液と混合し、 シェルフリーズし(shell-freeze)、一晩凍結乾燥した。得られた凍結乾燥物に、 5重量%のリノレン酸を含む1.4gのトリリノレイ ン(trilinolein)を加え、混合物を窒素でフラッシュし(flush)、短時間ボルテッ クスし(vortex)、放置して透明な分散液を形成した。これを、「高アスコルビン 酸分散液」と称する。トリリノレイン(trilinolein)は多価不飽和トリグリセリ ドのモデルであり、リノレン酸は可溶化ファシリテイター(facilitator)である 。 アスコルビン酸を含まない以外は同様の組成を有するトリリノレイン(trilino lein)/リノレン酸/PC油相を、0.7gのSUVを凍結乾燥した後凍結乾燥 物を1.75gの同様のトリリノレイン(trilinolein)/リノレン酸溶液に溶解 することによって調製した。低アスコルビン酸分散液は、0.25gの高アスコ ルビン酸分散液を750mgの上記油相で希釈することによって調製した。3本 のガラス製の小バイアル瓶に、それぞれ、0.6、0.6及び0.5mgのα− トコフェロールのアリコートを添加した。正確を期すために、これは、0.6% エタノール溶液として添加し、エタノールをさらに窒素気流下で除去した。さら に、上記バイアル瓶に、600mgの高アスコルビン酸分散液、600mgの低 アスコルビン酸分散液及び500mgの上記アスコルビン酸を含まない油相を、 それぞれ、添加し、良く混合してα−トコフェロールを溶解した。けん縮可能な (crimpable)ガラス製のガスクロマトグラフィー用のバイアル瓶7列を備えた1 トレーを用意し、各列のバイアル瓶に、上記で調製した油相の一定の50mgの アリコートを、以下の計画に従って加えた。 列番号 各バイアル瓶の内容物 1 トリリノレイン/リノレン酸/PC油相 2 高アスコルビン酸油相 3 低アスコルビン酸油相 4 高アスコルビン酸油相+α−トコフェロール 5 低アスコルビン酸油相+α−トコフェロール 6 トリリノレイン/リノレン酸/PC油相+α-トコフェロール 7 トリリノレイン/リノレン酸溶液 各列の1本のバイアル瓶を0時間のコントロールとして維持し、残りを栓をせ ずに37℃のインキュベーターに移し、下記に示されるインキュベーション時間 後にサンプリングした。各サンプリング間隔時間に、0.01%BHTを含む0 .5mlのイソ−オクタンを添加してさらなる酸化的分解反応を抑制し、内容物 を混合、密閉してバイアル瓶を−20℃のフリーザーに移し、GC分析まで最大 2週間貯蔵した。サンプリング時に、イソ−オクタンにおける0.125%ヘプ タデカン酸(飽和非酸化(non-oxidisable)内部標準)溶液0.5mlを各バイア ル瓶に加えて混合した。次に、各バイアル瓶中の脂肪酸成分を標準的な方法によ ってメチルエステル誘導体に変換し、GCによって測定した。結果は、酸化指数 (Oxidation Index)で表した。この際、酸化指数は、本明細書中では17:0の 脂肪酸(ヘプタデカン酸)に対する残存する18:2の脂肪酸(トリリノレイン 及びリノレン酸由来)の割合(%)として定義される。 これらの結果を図1にプロットする。 実施例4 100mg soy PC/gを含む水性リン脂質分散液を、実施例3に記載 されたのと同様にして、調製し、SUVに変換した。適当量のSUVを1%アス コルビン酸水溶液と混合し、PC:アスコルビン酸の割合が13.33:1であ る混合物を得、この混合物をシェルフリーズし(shell-freeze)、凍結乾燥した。 得られた凍結乾燥物を2%(w/w)のリノレン酸(可溶化促進剤として)を含 む精製した魚油と混合して、1.5または3.0mgアスコルビン酸/g油相を 含む透明な分散液を得た。純粋な魚油、さらには2%(w/w)の溶解したso y P C(即ち、1.5mgアスコルビン酸/gを含む分散液の濃度と同じ濃度)の不 存在下で及び存在下で2%のリノレン酸を含む魚油からなるコントロールの油相 をまた調製した。 2種のアスコルビン酸含有分散液、さらには3種の油相のコントロールを、そ れぞれ、実施例3と同様にしてけん縮可能な(crimpable)ガラス製のクロマトグ ラフィー用のバイアル瓶中に50mgのアリコートとして分布させ、栓をせずに 37℃のインキュベーター中に、即ち、脂質の酸化を促進させる条件下で、再貯 蔵した。適当な間隔で、サンプルをインキュベーターから抜き、200mlのイ ソ−オクタンにおける10mgのBHT及び625mgのヘプタデカン酸を含む 溶液1mlを添加した(解釈として実施例3を参照)。バイアル瓶を密閉、振盪 し、残存する脂肪酸のGC分析まではフリーザーに貯蔵した。脂質の酸化を22 :6の多価不飽和脂肪酸の消失率に従ってモニターした。結果を図2に示し、残 存する飽和(非酸化)C17:0の脂肪酸(ヘプタデカン酸)に対する残存する 22:6の脂肪酸の割合(%)である酸化指数として再度プロットした。純粋な 魚油の酸化のタイムコースは、魚油+リノレン酸のものと有効に一致した(プロ ットせず)。soy PC含有コントロール油相の遅延した酸化は、(魚油中の ものに加えて)soy PC中に存在する追加されたトコフェロールによるもの であったことが良好に示される。 実施例5 soy PC及びアスコルビン酸の凍結乾燥物を実施例4に記載されるのと同 様にして調製した後、2%(w/w)の添加されるリノレン酸を含むヒマワリ油 と今蔵して、1.5mgアスコルビン酸/g油相を含む透明な分散液を形成した 。純粋なヒマワリ油、さらには、2%(w/w)のsoy PCの不存在下でま たは存在下で2%のリノレンを含む ヒマワリ油からなる油相のコントロールを調製した。アスコルビン酸分散液、さ らには3種の油相のコントロールの50mgのアリコートを、実施例4に記載さ れるのと同様にして脂質の酸化を促進させる条件下で、インキュベートし、定期 的にサンプリングし、同様にして分析した。しかしながら、本実施例では、18 :2の脂肪酸(リノレン酸)含量をモニターした。結果を図3にプロットする。 soy PC含有コントロール油相の酸化のタイムコースは、PCを含まない等 価のコントロールと有効に一致した(プロットせず)。内在するリノレン酸が抱 合した形態を有する純粋なヒマワリ油と比べて、遊離リノレン酸を含む油コント ロールの酸化が促進される理由は明らかではない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年2月24日 【補正内容】 請求の範囲 1.疎水性溶剤に可溶性でありかつ疎水性溶剤に一般的には溶解しない抗酸化物 質及び両親媒性物質の親水性のヘッドグループが抗酸化物質の方に配向する両親 媒性物質からなる乾燥固体抗酸化組成物。 2.疎水性溶剤に可溶性でありかつ以下の段階からなる方法によって調製できる 乾燥固体抗酸化組成物: (a)両親媒性分子がその親水性のヘッドグループが抗酸化物質を含む親水性 相に向かって外側に面する集合体を形成するように抗酸化物質を親水性溶剤にお ける両親媒性物質の分散液と混合する;および (b)該親水性溶剤を除去し、両親媒性分子の親水性のヘッドグループが抗酸 化物質の方に配向する乾燥組成物を残す。 3.該抗酸化物質がアスコルビン酸、フィチン酸、ピロリン酸、EDTA、トラ ンスフェリン、セルプラスミン、メタロチオネイン、アルブミン、ハプトグロビ ン、システイン、グルタチオン、抱合胆汁色素、尿酸、バニリン酸、バニリンま たはトロロックスである、請求の範囲第1項または第2項に記載の組成物。 4.該抗酸化物質がアスコルビン酸、システイン、グルタチオン、抱合胆汁色素 または尿酸である、請求の範囲第3項に記載の組成物。 5.該親水性溶剤が水である、請求の範囲第1項から第4項のいずれかに記載の 組成物。 6.両親媒性物質の集合体がミセル、単ラメラ小胞、多重ラメラ小胞、渦巻形の シリンダー、六角形相、立方形相またはミエリン型構造物からなる、請求の範囲 第1項から第5項のいずれかに記載の組成物。 7.該親水性溶剤は凍結乾燥によって除去される、請求の範囲第1項から第6項 のいずれかに記載の組成物。 8.該両親媒性物質がリン脂質である、請求の範囲第1項から第7項のいずれか に記載の組成物。 9.該リン脂質がホスファチジルコリンのヘッドグループを有する、請求の範囲 第8項に記載の組成物。 10.該リン脂質がホスファチジルコリン(PC)、リゾ−ホスファチジルコリ ン(lyso−PC)、スフィンゴミエリン、ヘキサデシルホスホコリン等の上 記いずれかの誘導体またはホスホリルコリンを含む両親媒性ポリマーである、請 求の範囲第9項に記載の組成物。 11.疎水性溶剤に可溶化される、請求の範囲第1項から第10項のいずれかに 記載の抗酸化組成物。 12.無水である、請求の範囲第11項に記載の組成物。 13.該疎水性溶剤が長鎖の脂肪酸、中鎖のアルコール、枝分れ長鎖アルコール 、モノグリセリド、ジグリセリド、中鎖のトリグリセリドまたは長鎖のトリグリ セリドからなる、請求の範囲第12項に記載の組成物。 14.該両親媒性物質がPCからなりかつ該疎水性溶剤がトリグリセリドである または該両親媒性物質がlyso−PCからなり該疎水性溶剤がオレイン酸であ る、請求の範囲第13項に記載の組成物。 15.さらに脂溶性の抗酸化物質からなる、請求の範囲第10項から第14項の いずれかに記載の抗酸化組成物。 16.該脂溶性の抗酸化物質がビタミンEでありかつ該可溶化される抗酸化物質 がビタミンEと相乗的に作用することにより抗酸化活性を促進させるものである 、請求の範囲第15項に記載の組成物。 17.該可溶化される抗酸化物質がアスコルビン酸、システイン、グルタチオン 、抱合胆汁色素または尿酸である、請求の範囲第16項に記載の組成物。 18.連続した親水性相中に分散される、請求の範囲第11項から第1 7項のいずれかに記載の組成物。 19.以下の段階からなる、疎水性溶剤に可溶性でありかつ疎水性溶剤に一般的 には溶解しない抗酸化物質からなる乾燥固体抗酸化組成物の調製方法: (a)両親媒性分子がその親水性のヘッドグループが抗酸化物質を含む親水性 相に向かって外側に面する集合体を形成するように抗酸化物質を親水性溶剤にお ける両親媒性物質の分散液と混合する;および (b)該親水性溶剤を除去し、両親媒性分子の親水性のヘッドグループが抗酸 化物質の方に配向する乾燥固体組成物を残す。 20.該抗酸化物質がアスコルビン酸、フィチン酸、ピロリン酸、EDTA、ト ランスフェリン、セルプラスミン、メタロチオネイン、アルブミン、ハプトグロ ビン、システイン、グルタチオン、抱合胆汁色素、尿酸、バニリン酸、バニリン またはトロロックスである、請求の範囲第19項に記載の方法。 21.該抗酸化物質がアスコルビン酸、システイン、グルタチオン、抱合胆汁色 素または尿酸である、請求の範囲第20項に記載の方法。 22.該親水性溶剤が水である、請求の範囲第19項から第21項のいずれかに 記載の方法。 23.両親媒性物質の集合体がミセル、単ラメラ小胞、多重ラメラ小胞、渦巻形 のシリンダー、六角形相、立方形相またはミエリン型構造物からなる、請求の範 囲第19項から第22項のいずれかに記載の方法。 24.該親水性溶剤は凍結乾燥によって除去される、請求の範囲第19項から第 23項のいずれかに記載の方法。 25.該両親媒性物質がリン脂質である、請求の範囲第19項から第24項のい ずれかに記載の方法。 26.該リン脂質がホスファチジルコリンのヘッドグループを有する、 請求の範囲第25項に記載の方法。 27.該リン脂質がホスファチジルコリン(PC)、リゾ−ホスファチジルコリ ン(lyso−PC)、スフィンゴミエリン、ヘキサデシルホスホコリン等の上 記いずれかの誘導体またはホスホリルコリンを含む両親媒性ポリマーである、請 求の範囲第26項に記載の方法。 28.該組成物を疎水性溶剤中に可溶化する段階からさらになる、請求の範囲第 19項から第27項のいずれかに記載の方法。 29.該溶解する段階の前および/または後に疎水性溶剤にビタミンEを添加す る段階からさらになる、請求の範囲第19項から第28項のいずれかに記載の方 法。 30.該疎水性溶剤が長鎖の脂肪酸、中鎖のアルコール、枝分れ長鎖アルコール 、モノグリセリド、ジグリセリド、中鎖のトリグリセリドまたは長鎖のトリグリ セリドからなる、請求の範囲第28項または第29項に記載の方法。 31.該両親媒性物質がPCからなりかつ該疎水性溶剤がトリグリセリドである または該両親媒性物質がlyso−PCからなり該疎水性溶剤がオレイン酸であ る、請求の範囲第30項に記載の方法。 32.疎水性の溶液を連続した親水性相中に分散する段階からさらになる、請求 の範囲第28項から第31項のいずれかに記載の方法。 33.薬剤若しくは化粧品配合物のまたは食品の調製における請求の範囲第1項 から第18項のいずれかに記載の抗酸化組成物の使用。 34.薬剤若しくは化粧品配合物にまたは食品に請求の範囲第1項から第18項 のいずれかに記載の抗酸化組成物を添加する段階からなる薬剤若しくは化粧品配 合物のまたは食品の酸化の抑制方法。 35.抗酸化剤の調製における請求の範囲第1項から第18項のいずれかに記載 の抗酸化組成物の使用。 36.抗酸化剤として使用される請求の範囲第1項から第18項のいずれかに記 載の抗酸化組成物。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一般的には溶解しない疎水性溶剤に可溶化される少なくとも一の抗酸化物質 からなる抗酸化組成物。 2.無水である、請求の範囲第1項に記載の組成物。 3.該抗酸化物質が疎水性溶剤中に可溶化されて単相を形成する、請求の範囲第 1項または第2項に記載の組成物。 4.該抗酸化物質がアスコルビン酸、フィチン酸、ピロリン酸、EDTA、トラ ンスフェリン、セルプラスミン、メタロチオネイン、アルブミン、ハプトグロビ ン、システイン、グルタチオン、抱合胆汁色素、尿酸、バニリン酸、バニリンま たはトロロックスである、請求の範囲第1項から第3項のいずれかに記載の組成 物。 5.該抗酸化物質がアスコルビン酸、システイン、グルタチオン、抱合胆汁色素 または尿酸である、請求の範囲第4項に記載の組成物。 6.一以上の他の抗酸化物質が一般的には溶解しない疎水性溶剤中に可溶化され る、脂溶性の抗酸化物質および一以上の他の抗酸化物質からなる抗酸化組成物。 7.該脂溶性の抗酸化物質がビタミンEでありかつ該他の抗酸化物質がビタミン Eと相乗的に作用することにより抗酸化活性を促進させるものである、請求の範 囲第6項に記載の組成物。 8.該他の抗酸化物質がアスコルビン酸、システイン、グルタチオン、抱合胆汁 色素または尿酸である、請求の範囲第6項に記載の組成物。 9.無水である、請求の範囲第6項から第8項のいずれかに記載の組成物。 10.以下よりなる、一般的には溶解しない疎水性溶剤中に可溶化する少なくと も一の抗酸化物質からなる単相の疎水性抗酸化調製物の調製方 法: (i)液状媒質中で両親媒性物質と抗酸化物質との間で化学的な相互作用が生 じないように液状媒質中で抗酸化物質を両親媒性物質と会合する; (ii)液状媒質を除去し、ヘッドグループが抗酸化物質の方に向いた両親媒 性物質のアレイを残す;および必要であれば (iii)抗酸化物質/両親媒性物質のアレイの周りに疎水性溶剤を供給する 。 11.該抗酸化物質がアスコルビン酸、フィチン酸、ピロリン酸、EDTA、ト ランスフェリン、セルプラスミン、メタロチオネイン、アルブミン、ハプトグロ ビン、システイン、グルタチオン、抱合胆汁色素、尿酸、バニリン酸、バニリン またはトロロックスである、請求の範囲第10項に記載の方法。 12.該抗酸化物質がアスコルビン酸、システイン、グルタチオン、抱合胆汁色 素または尿酸である、請求の範囲第11項に記載の方法。 13.ビタミンEが調製物中にも存在する、請求の範囲第10項から第12項の いずれかに記載の方法。 14.該ビタミンEが該段階(i)及び(iii)のいずれか一方でまたは両段 階で添加される、請求の範囲第13項に記載の方法。 15.該両親媒性物質がリン脂質である、請求の範囲第10項から第14項のい ずれかに記載の方法。 16.該リン脂質がホスファチジルコリンのヘッドグループを有する、請求の範 囲第15項に記載の方法。 17.該リン脂質がホスファチジルコリン(PC)、リゾーホスファチジルコリ ン(lyso−PC)、スフィンゴミエリン、ヘキサデシルホスホコリン等の上 記いずれかの誘導体またはホスホリルコリンを含む両 親媒性ポリマーである、請求の範囲第16項に記載の方法。 18.該疎水性溶剤が長鎖の脂肪酸、中鎖のアルコール、枝分れ長鎖アルコール 、モノグリセリド、ジグリセリド、中鎖のトリグリセリドまたは長鎖のトリグリ セリドからなる、請求の範囲第10項から第17項のいずれかに記載の方法。 19.該両親媒性物質がPCからなりかつ該疎水性溶剤がトリグリセリドである または該両親媒性物質がlyso−PCからなり該疎水性溶剤がオレイン酸であ る、請求の範囲第10項から第18項のいずれかに記載の方法。 20.該抗酸化物質/両親媒性物質のアレイが、抗酸化物質を親水性溶剤におけ る両親媒性物質の分散液と混合し、親水性溶剤を除去することによって形成され る、請求の範囲第10項から第18項のいずれかに記載の方法。 21.該親水性溶剤が水である、請求の範囲第20項に記載の方法。 22.両親媒性物質の集合体がミセル、単ラメラ小胞、多重ラメラ小胞または渦 巻形のシリンダー等の管状構造物、六角形相、立方形相またはミエリン型構造物 からなる、請求の範囲第20項または第21項に記載の方法。 23.該親水性溶剤は凍結乾燥によって除去される、請求の範囲第20項から第 22項のいずれかに記載の方法。 24.抗酸化物質/両親媒性物質のアレイが、共通の溶剤に抗酸化物質及び両親 媒性物質を一緒に可溶化し、さらに該共通の溶剤を除去することによって形成さ れる、請求の範囲第10項から第20項のいずれかに記載の方法。 25.親水性抗酸化物質/両親媒性物質のアレイが、疎水性溶剤における両親媒 性物質の溶液を親水性溶剤における抗酸化物質の溶液と共に乳 化して乳濁液を得、さらに該疎水性溶剤を除去することによって形成される、請 求の範囲第10項から第19項のいずれかに記載の方法。 26.親水性物質に対する両親媒性物質の重量比が約1:1〜50:1である、 請求の範囲第24項または第25項に記載の方法。 27.該乳濁液が油中水型乳濁液である、請求の範囲第26項に記載の方法。 28.該疎水性溶剤がジエチルエーテル等の低沸点の有機溶剤である、請求の範 囲第26項または第27項に記載の方法。 29.請求の範囲第10項から第28項のいずれかに記載の方法によって得られ る、疎水性溶剤における抗酸化物質の単相の疎水性調製物。 30.無水である、請求の範囲第29項に記載の単相の疎水性調製物。 31.凍結乾燥形態を有する抗酸化物質に向かって配向する両親媒性のヘッドグ ループのアレイ。 32.請求の範囲第10項から第28項のいずれかに記載の方法によって得られ る、請求の範囲第30項に記載の凍結乾燥アレイ。 33.該抗酸化物質がアスコルビン酸、システイン、グルタチオン、抱合胆汁色 素または尿酸である、請求の範囲第30項または第31項に記載の凍結乾燥アレ イ。 34.該抗酸化物質がアスコルビン酸である、請求の範囲第33項に記載の凍結 乾燥アレイ。 35.疎水性相が請求の範囲第1項から第8項のいずれかに記載の組成物または 請求の範囲第29項に記載の調製物からなる、親水性相及び疎水性相らなる2相 組成物。 36.該疎水性相が連続した親水性相中に分散される、請求の範囲第35項に記 載の組成物。 37.乳濁液である、請求の範囲第35項または第36項に記載の組成 物。 38.薬剤若しくは化粧品配合物または食品の調製における請求の範囲第1項か ら第8項のいずれかに記載の抗酸化組成物の、請求の範囲第31項から第34項 のいずれかに記載の凍結乾燥アレイのまたは請求の範囲第35項から第37項の いずれかに記載の2相組成物の使用。 39.薬剤若しくは化粧品配合物にまたは食品に請求の範囲第1項から第8項の いずれかに記載の抗酸化組成物、請求の範囲第31項から第34項のいずれかに 記載の凍結乾燥アレイまたは請求の範囲第35項から第37項のいずれかに記載 の2相組成物を添加する段階からなる薬剤若しくは化粧品配合物のまたは食品の 酸化の抑制方法。 40.抗酸化剤の調製における請求の範囲第1項から第8項のいずれかに記載の 抗酸化組成物の、請求の範囲第31項から第34項のいずれかに記載の凍結乾燥 アレイのまたは請求の範囲第35項から第37項のいずれかに記載の2相組成物 の使用。 41.抗酸化剤として使用される請求の範囲第1項から第8項のいずれかに記載 の抗酸化組成物、請求の範囲第31項から第34項のいずれかに記載の凍結乾燥 アレイまたは請求の範囲第35項から第37項のいずれかに記載の2相組成物。
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