JPH10509389A - コンクリート注型装置並びにコンクリート注型システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ５面で、一体的で、シームレスのコンクリート製造品（２２）を注型するための金型システム（２０）は、外部ジャケット（２８）と、ベース（２４）と組合わされた内部金型コア（２６）と、ストリップのための可動パレット（３２）とを具備する。外部ジャケット（２８）は、２つのＬ型パネル部材（３６）を有し、これらは、各パネル部材（３６）の頂点（３８）に、固定されたベースから延びている一対のベース支持コーナアクチュエータ（４０）により解放位置と密閉位置との間の移動のために支持されている。これらパネル部材（３６）は、ジャケットの近接した２つのコーナの夫々に沿ってアクチュエータ（５０）により互いにリンク接続されている。内部コア（２６）は、４つの内部コーナ型（６４）によってリンク結合された４つの内部パネル（６２）を備えている。２つの直列アクチュエータ（１４８）の最小は、また、内部コア（２６）の中間部を広げ、また、内部コーナ型（６４）内のアクチュエータ（６６）と関連して、全内部コア（２６）の伸縮を果たす。ベースに支持されたアクチュエータ（１５０）は、内部コア（２６）に取着され、また、夫々は、外部パネル部材（３６）をパレット（３２）に対して調節して、内部コア（２６）と外部パネル部材（３６）との間にシステムを補強するようにさらなる圧力を供給する調節可能な接続ロッド（１５４）を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 コンクリート注型システム 産業上の利用分野 本発明は、一体コンクリート構造を一体注型する装置に関し、特に、５面構造 を成形するために構成された自動化装置に関する。 背景技術 従来、箱型モジュールコンクリート装置は、注入時に組み立てられ型を注型品 から外す際に解体される取り外し自在の型を用いた手動式システムおよび半自動 化システムを用いてきた。 システムの中には、型を手動で組み立てるものもある。手動システムの一例は 、Ｃｕｌｌによって米国特許3,841,596 号に開示されている。Ｃｕｌｌによる特 許は、吊り棒および吊りボルトによって接続されている内部コアおよび外部型を 示す。ねじジャッキは、内部パネルとベースとの間で調節自在な補剛支柱として 用いられる。 他のシステムでは、型およびパネルは、油圧ピストンおよびねじジャッキを含 む種々の自動装置および手動装置によって移動される。以下の特許は、モジュー ルコンクリート装置を注型する先行技術のシステムを例示する。 Ｋｅｓｔｉｎｇによる米国特許3,680,824 号は、内部型および外部型を含む注 型システムを開示している。外部型は、ブラケットに装着されたガイド結合装置 を回転させて足場に取り付けられた外部パネルによって形成されている。同様に 、内部型は、複数の回転結合装置によって内部骨組に装着されたパネルを含む。 油圧シリンダは、外部パネルおよび内部パネルを注型位置と開放位置との間で移 動させるために備わっている。 Ｓｈｅｌｌｅｙによる米国特許3,822,853 号は、内部コアを伸縮させるための いくつかの実施の形態から構成されているが、外部型のために簡易なトラス部材 を用いる。内部コアの変形の多くは、ねじジャッキまたは油圧ピストンの動作に よって移動する折畳み式Ｌ型部材に特徴づけられる。さらに、Ｓｈｅｌｌｅｙに よる特許は、ねじジャッキによって作動されることによって内部パネルとともに 移動するコーナ型を開示している。外部型は、ベースに沿って容易に巻ける。 Ｄｅｌｍｏｎｔｅによる米国特許3,853,452 号は、上部構造が、内外壁を形成 する複数のパネルおよび互いに連動するコーナパネルを支持する機械を開示して いる。上部構造に取り付けられた内部油圧シリンダおよび外部油圧シリンダは、 お互いに対して、内部パネルおよび外部パネルを近づけたり遠ざけたりする。 先行技術のシステムは、形成要素がコンクリート構造に凹凸のある見苦しい継 目を形成することを確実に防ぐように十分に構造結合する効果的かつ信頼性の高 い注型システムを提供していない。さらに、先行技術では、グラウト（過剰な水 、部材、砂等を接合するための流動性材料）が、型部分の中に漏れたり型部分の 上に型が生じてしまい、それによって、注型品の取り外しを妨害してしまう傾向 がある。明らかなように、型における構造結合の欠如は、特に、大型の一体コン クリート製造品の注型の場合、厄介な問題であった。先行技術のシステムは、特 大のコンクリート製造品の注型に関連する高圧に十分耐えることができなかった 。 発明の概要 本発明は、内部キャビティを備える継目のない一体のコンクリート製造品を注 型するためのシステムに関する。本システムは、それぞれが開放位置と密封位置 との間で移動可能な外部ジャケットおよび内部金型コアを備える。 本発明によれば、複数のベース結合作動器は、ジャケットと金型コアとの間で 相互接続され、金型を締結するとともに、金型の低部領域に沿って液漏れを軽減 する。この作動器は、コアパネルとともに外部ジャケットに近づいたり遠ざかる ために、内部コアに固定されるのが好ましい。ベース結合作動器は、金型を締結 したり弛緩するための外部パネル部材に選択的に噛合する。作動器は、それぞれ 、外部パネルに固定されたブラケットを把持したりまたは（および）接触するた めの回転フックコネクタを含む。 さらに、本発明によれば、本システムは、ジャケットパネル部材のコーナに沿 って形成されている接続部にまたがり、外部ジャケットの構造結合を高めるコー ナ結合作動器を含む。好適な構成では、コーナ結合作動器は、外部パネル部材と ともに移動するためパネル部材の１つに取り付けられているとともに、隣接する パネルに選択的に接続されている。 さらに、本発明によれば、本システムは、５面構造の注型を行うため、蓋を備 える。この構成では、本システムは、さらに、注型品を支持するための下部パレ ットを備える。パレットは、ベースに取り付けられた作動器によって、注型位置 と開放位置との間を垂直方向に移動することができる。注型品が凝固した後、パ レットを持ち上げると、製造品が蓋から取り外される。 さらに、本発明によれば、本システムは一連の液体シリンダを備え、液体シリ ンダは互いに協動して駆動し、金型の種々の構成要素を効果的で信頼性が高く強 度の大きい注型モードに出し入れし、望ましくない漏れの問題を軽減する。本シ ステムは、手動操作への依存を少なくするために用いられる。 本発明の上記かつ他の目的、利点および特徴は、本明細書および添付図面を参 照すると、より完全に理解され明らかになる。 図面の簡単な説明 図１は、構成部品が密封注型位置の状態の本発明の金型システムの平面図であ り、蓋は図示されていない。 図２は、図１に類似の平面図であるが、構成部品が開放位置の状態を示し、蓋 は図示されていない。 図３は、拡大位置に示される図１の内部コーナ型構成部品の詳細な内部斜視図 である。 図４は、形成パネル、蓋およびベースのみを示す図１の線４−４に沿ったシス テムの断面図である。 図５は、図１の線５−５に沿ったシステムの断面図である。 図６は、図１のシステムのベースのコーナジャケットシリンダの部分断面平面 図である。 図７は、図６のコーナジャケットシリンダの部分断面側面図である。 図８は、締結位置に示される図５のフロップゲートコネクタの詳細図である。 図９は、取り外し位置に示される図８に類似のフロップゲートコネクタの詳細 図である。 図１０は、図１のシステムのためのパレットの平面図である。 図１１は、密封注型位置に示される図１の線１１−１１に沿ったシステムの切 り欠き断面図である。 図１２は、図１１に類似の切り欠き断面図であるが、開放位置の状態が示され ている。 図１３ａは、図３の内部コーナ型の選択された構成部品とともに示されている 蓋ラグ機構の詳細平面図である。 図１３ｂは、図１３ａの蓋ラグ機構の正面図である。 図１３ｃは、図１３ａの蓋ラグ機構の側面図である。 実施の形態 好適な実施の形態において、一体コンクリート製造品２２を注型するための金 型システム２０は、ベース２４、内部金型コア２６、外部ジャケット２８および パレット３２によって形成される。ベース２４は、機械の内部コアを支持する固 体基礎を供給する。確実に水平注型を行うため、ベース２４は、ねじ切りされた 整順ねじ３０を含む。本システムは、特に、４面または５面の製造品の注型のた めに設計されいる。製造品は、４面の矩形の側壁２３および１面の上面または５ 面を有するように注型されるが、システムの構成部品にともなう調整によって、 いかなる所望の形状も製造できることが理解できる。 密閉注型位置および開放位置に関する説明をする。密閉注型位置は、コンクリ ートが注入される金型キャビティ３４を形成するため、すべての構成部品を移動 した場合のシステムの構成を示す（図１、４、５および１１参照）。開放位置は 、パネルを剥ぎ取るとともに製造品を金型システムから取り外すため、構成部品 を注型品から離した場合のシステムの構成を示す（図２および１２参照）。 外部ジャケット２８は、矩形に構成されている２つのＬ型パネル部材３６を備 えることが好ましい。パネル部材３６の頂点３８は、外部ジャケット２８の対角 線上に対向しているコーナに設けられている。パネル部材３６は、開放位置と密 封位置との間で支持材３９に沿って移動するローラ（図示されていない）で支持 されている。一対のベースシリンダ４０（油圧式が好ましい）は、固定ベース２ ４から各パネル部材３６の頂点３８に延在している。コーナのベースシリンダ４ ０は、図１および図２の想像線で示され、図６および図７によく示されている。 コーナのベースシリンダ４０は、それぞれ、ベース２４およびブレース４２のコ ーナに対して対角線上に固定されているのが好ましい。シリンダ４０は、頂点３ ８でパネル部材３６に固定されているブラケット４６に装着されているピストン ロッド４４を備える。各パネル部材３６は開放位置から密封位置に移動し、ピス トンロッド４４を往復移動させることによって後退する。 外部ジャケット２８の対角線上に対向する残りの２つのコーナは、整順ねじ３ ０の対面部によって形成されている（図１および図２参照）。対面部は、垂直方 向に離れた油圧式の連続コーナ結合シリンダ５０によって、選択的に接続されて いる。コーナ結合シリンダ５０（油圧式が好ましい）は、パネル部材３６の１つ に取り付けられ、ラッチ４８によって他方のパネル部材に選択的に固定されてい る。ラッチ４８は、パネル部材３６を容易に分離したり結合するためのクレビス およびクレビスピンで構成されていることが好ましい。しかしながら、他の型の ラッチを用いることもできる。コーナ結合シリンダ５０のコーナプルアップロッ ド５２は、それぞれ、ラッチ４８に装着するため、自由端にブラケットを備える 。いったん、コーナベースシリンダ４０がジャケット２８のパネル部材３６を密 封位置に引き込むと、各ブラケットは、クレビスピンを挿入することによって締 結され、それによって、パネル部材３６とともに締結される。コーナ結合シリン ダ５０が作動され、コーナを互いに対して固定する。コーナ結合シリンダの作動 によるパネル部材の移動はわずかで、好適な実施の形態によれば、１／４〜３／ ８インチの範囲である。この配置によって、外部コーナからの好ましくないグラ ウト漏れを効果的に防ぐ。 外部ジャケット２８の構成（図５参照）は、形成パネル５６および外部骨組５ ７を備える。骨組５７は、連続的に垂直方向に離れた外部ウェーラ５４および外 部支柱５８を備え、両者ともＩビームが好ましい。外部ウェーラ５４は、外部形 成パネル５６と支柱５８との間に位置する。ベース近傍で、外部ブレース６０は 、 外部支柱５８の底部を外部形成パネル５６の底部に接続させる。 内部コア２６は、４つの内部コーナ型６４によって結合されている複数の内部 パネル６２を備え、その構造の詳細は、米国特許5、230、907 号に開示され、すべ ての内容がこの引例に含まれている。図３を参照すると、１つの内部コーナ型６ ４が詳細に示されいてる。コーナ型６４は、それぞれ、複数のスライドプレート ６８、７０およびＶ型のコーナスキンプレート７２からなる。すべてのプレート ６８、７０、７２は、コーナ型６４の高さだけ延在するとともに、協同相互作用 し、内部コア２６のコーナで内壁面を形成している。コーナスキンプレート７２ は、外面７４および内面７６を有するＶ型部材である。異なる内部コーナの形状 が所望であれば、スキンプレート７２は他の構成でもよい。いずれにしても、コ ーナスキンプレート７２は、縁端７７に沿って、間隔をおいて一点に集中してい る一対のスライドプレート６８に固定されている。 スライドプレート６８は、それぞれ、内壁７８、外壁８０、上縁８２および前 壁８４を形成する。前壁８４は、およそ２５°の角度で内壁７８に向いているの が好ましい。さらに、前壁８４には段差が設けられ、くぼみ部８６、肩８８およ び成形面９０を形成する。くぼみ部８６を用いて、スキンプレート７２の縁端７ ７を受容する。肩８８は、スキンプレート７２の厚さとほぼ同じ寸法に形成され ているので、スキンプレート７２の外面７４は、成形面９０とほぼ一直線に並び 、コンクリート注型のために比較的滑らかで凹凸のない内壁面を形成する。コー ナスキンプレート７２は、前壁８４のくぼみ部８６に対して適所内に溶接されて いるのが好ましい。外部スライドプレート７０は、それぞれ、内壁９２、外壁９ ４および前壁９６を形成する。前壁９６には段差が設けられ、くぼみ部９８、肩 １００および成形面１０２を含む。くぼみ部９８および肩１００を用いて、側面 スキンプレート１０４の縁端を受容している。なお、スキンプレート１０４は、 適所に溶接されているのが好ましい。 図３は、拡張位置、すなわち、密封注型位置における内部コーナ型６４を示す 。コーナスキンプレート７２の外面７４、スライドプレート６８の成形面９０、 スライドプレート７０の成形面１０２および側面スキンプレート１０４はすべて 、比較的滑らかで凹凸のないコンクリートの壁面が形成できるように、ほぼ一直 線 に配置されている。さらに、側面スキンプレート１０４は、隣接する内部パネル ６２とほぼ一直線に配置されいてる。内部コーナ型６４の必要な伸縮動作を簡単 にするため、内部スライドプレート６８および外部スライドプレート７０は、相 互に滑動するように構成されている。外部スライドプレート７０の内壁９２は、 内部スライドプレート６８の外壁８０と隣接する位置関係にある。互いに噛合さ れたスライドプレート６８、７０は、スライドプレート６８、７０内のスロット （図示されていない）に受容されている矩形のスライドラグによって結合され、 スライドラグは、確実にプレート部材を配列させるとともに、２枚のプレート間 の相対的な滑動を制限する。 少なくとも１つの駆動組み立て部品１０８が備えられ、スライドプレート６８ 、７０の動きを制御し、作動させる。一連の駆動組み立て部品は、プレート６８ 、７０の頂部近傍に取り付けられた駆動組み立て部品によってスライドプレート ６８、７０の各々に固定されている。駆動組み立て部品の１つは、必要な数の組 み立て部品が中に挟まれている状態で、スライドプレート６８、７０の底部近傍 に位置している。駆動組み立て部品は、それぞれ、直角アーム１１０、一対のブ ラケット１１２、（スライドプレート６８、７０間で用いられるスライドラグと 同様の）一対のスライドラグ１１４および作動器またはコーナ形成シリンダ６６ を備える。直角アーム１１０は、一対の直交脚１１６、１１８からなるほぼＬ型 の部材である。２つの部分１１８、１２０を備えるアームを有するほぼＬ型のブ ラケット１１２は、脚１１６のそれぞれの末端に接続されている。第１の部分１ １８は、直角アーム１１０の脚１１６の１つの上に重なり、第２の部分１２０は 、末端点（図示されていない）に近づくにつれて先細りになっている。ブラケッ ト１１２の外縁１２２は、側面スキンプレート１０４を適所に溶接することによ って、取り付けられ固定されているのが好ましい。ブラケット１１２の第２のア ーム１２０の内部テーパ縁（図示されていない）は、溶接によって、外部スライ ドプレート６８の外壁９４に固定されているのが好ましい。先行技術で知られて いるように、ブラケット１１２は、内部パネル６２の補助固定プレート（図示さ れていない）に締結されている補助プレート１４０に固定されている。ブラケッ ト１１２と直角アーム１１０との重なり部分、すなわち、直角アーム１１０の第 １ の部分１１８および脚１１６の末端部は、一対のそれに対応するスロット（図示 されていない）を備える。上記スライドプレート６８、７０と同様に、スロット およびそれに対応するスライドラグ１１４は、相対的な移動を制限し、ブラケッ ト１１２で直角アーム１１０の適当な方向を確実に決定する。 内部コーナ型６４は、コーナ形成シリンダ６６（油圧式が好ましい）によって 、伸縮される。ピストンロッド１２４の末端は、直角アーム１１０のベース１２ ８を一対の対向する部材１３０の間に受容するクレビス１２６を備える。くぼみ １３２は、直角アーム１１０に設けられ、クレビス１２６の位置を容易にするこ とが好ましい。ピボットピン１３４ａは、クレビス１２６を直角アーム１１０に 結合する整合穴に受容される。同様の配置において、さらに、コーナ形成シリン ダ６６は、前部ガセット材１３８を受容するクレビス１３６を備える。ガセット 材１３８は、略三角形で、コーナスキンプレート７２の内面に溶接されている。 ピボットピン１３４ｂは、ガセット材１３８およびコーナスキンプレート７２を コーナ形成シリンダ６６に結合する整合穴に受容される。コーナ型６４の動作に おいて、ロッド１２４が往復運動すると、スライドラグが両方のスライドプレー ト、直角アームおよびブラケットのそれぞれのスロット内部で相対的に移動し、 コーナスキンプレート７２は、密封注型位置（すなわち、完全に拡張した状態） から開放位置（すなわち、完全に収縮した状態）に前後移動する。 内部コア２６の残りの構成は、内部形成パネル６２および内部支柱１４２を備 える（図５、１１および１２参照）。形成パネルは、コーナの間に延在している ４面の壁を形成する。一連の垂直方向に離れている内部ウェーラ１４４は、内部 パネル６２と支柱１４２とに挟まれている。Ｉビームは、内部ウェーラ１４４お よび支柱１４２のために用いられるのが好ましい。外部ジャケットと同様に、ベ ース近傍で、内部ブレース１４６は、内部形成パネル６２を内部支柱１４２に接 続させる。このような補強構成によって、確実に金型システム全体を結合する。 ２つの一連の中間シリンダ１４８（油圧式が好ましい）は、内部コア２６の中 間部にまたがっている（図１、２、５、１１および１２参照）。中間シリンダ１ ４８およびそのロッドは、対向する内部支柱１４２に取り付けられているので、 中間シリンダの往復運動によって、対向する支柱および内部パネルが前後に移動 する。コーナ型６４内のシリンダ６６に接続された中間シリンダ１４８は、内部 コア２６を開放位置と密封注型位置との間で伸縮させる。好適な実施の形態にお いて、対向する各内部パネルの移動は、およそ１３／１６インチである。コーナ 結合シリンダ５０と同様に、一連の中間シリンダ１４８は、内部コア２６の中間 部で垂直方向に離れて配置されている（図５、１１、１２参照）。また、コーナ 結合シリンダ５０と同様に、一連の中間シリンダ１４８の数は変わってもよい。 ベースに支持されている複数の結合シリンダ１５０（油圧式が好ましい）は、 金型システム２０のベースに沿って離れて配置されている。ベース結合シリンダ １５０は、ブラケット１５２によって、内部支柱１４２の底部に固定されている ので、結合シリンダ１５０は、内部コアの伸縮にともなって移動する。ベース結 合シリンダ１５０は、ベースの適当な骨組によって、移動自在に支持されている 。ベース結合シリンダ１５０のロッド１５４は、それぞれ、自由端にフロップゲ ートコネクタ１５６を設け、ジャケットブラケット１５８を選択的に取り付ける のが好ましいが、他の調整自在なコネクタを用いてもよい。各ジャケットブラケ ット１５８は、外部形成パネル５６の底部から下方に延在している。 図８および図９は、取り付けられた位置と取り外された位置にあるフロップゲ ートコネクタ１５６およびジャケットブラケット１５８を示す。各フロップゲー トコネクタ１５６は、ジャケットブラケット１５８から水平方向に延在するピン １６０を噛合するフック１５６ａを有するのが好ましい。金型システム２０を密 封注型位置に設定するため、フロップゲートコネクタ１５６は、フック１５６ａ がピン１６０に噛合するように回転する。いったん接続されると、ロッド１５４ は、ベース結合シリンダ１５０によって収縮され、締結力または絞り力を外部ジ ャケット２８と内部金型コア２６との間に供給する。一連のベース結合シリンダ １５０が、それぞれに対応するフロップゲートコネクタ１５６およびジャケット ブラケット１５８とともに、金型システム２０の周囲に設けられている場合、さ らに、締結力または型締力が改良された構造結合を提供し、それによって、好ま しくないグラウト漏れの問題を軽減できる。このように、外部ジャケットを内部 金型コアとともに締結または絞ることによって、構造は互いに対して大幅にずれ ることなく、組み立て部品の強度を高める。金型キャビティ３４は、ベース結合 シリンダ１５０の作用によって補強され、確実に、外部形成パネル５６および内 部形成パネル６２は、注入されたコンクリートの圧力に耐えることができる。金 型システム２０で用いられるベース結合シリンダ１５０の数は、注型品の寸法お よび他の要因によって、変化する。 ４面の壁に加えて、金型システム２０は、上壁または第５の面（ここで、符号 １６６で示される）を一体注型することができる。金型システム２０は、内部パ ネル６２に支持された蓋１６８およびローラ１７４、１７８に設けられた蓋支持 ビーム１７０を含む（図５、１１および１２参照）。中間シリンダ１４８と協動 する対向内部支柱１４２は、ローラ１７４が設けられている上端にころ軸受１７ ２を備える。さらに、対応する内部パネル６２は、ローラ１７８を有する片持こ ろ軸受１７６を備える。多数の蓋支持ビーム１７０は、内部パネル６２間の空間 にまたがり、各々は、ころ軸受およびローラ構成によって支持されている。蓋１ ６８は、縁の周囲に面１８０（４５°で面取りされているのが好ましい）を設け る。 内部コア２６の種々の構成部品、特に、内部コーナ型６４の動きに関わらず、 蓋１６８を確実に静止させた状態にするには、蓋ラグ機構１８１は、内部コア２ ６の各コーナに設けられている（図１３ａ〜図１３ｃ参照）。蓋ラグ機構１８１ は、図３、図１１および図１２を参照すると、よく理解できる。説明を簡略化す るため、図１３ａ〜図１３ｃは、コーナ型６４の構成部品から比較的離した蓋ラ グ機構１８１を示す。各機構１８１は、ガセット材１８３およびトラス状ブレー ス１８５によって、コーナスキンプレート７２および内部スライドプレート６８ に取り付けられている。蓋ラグ中央寄せスライドガイド１８７は、スライドガイ ド内にスライドラグを案内するチャネル１８９を備える。コーナ型６４が収縮す るにつれて、スライドラグ１１４は、チャネル１８９の内側に滑動し、さらに蓋 １６８の下方に滑動する。当然、蓋１６８は、スライドラグ１１４と協動するた め、下面（図示されていない）に対応するトラックまたはガイドを含む。さらに 、各蓋ラグ機構１８１は、スライドラグ１１４の移動範囲を制限する停止機構を 備える。蓋ラグ機構１８１が各コーナに設けられている場合、内部コーナ型６４ は、所望の地点まで拡張することができ、次の動作で、正確な拡張範囲が繰り返 され る。 ある考えでは、上面または上面の周辺部の周囲に設けられた第５の面１６６に チャネル状の足形１８２を注型することが好ましい。注型品において、上に重ね られた同様の注型品の側壁２３を受容するために、足形１８２を用いる。また、 他の構造的な特徴としては、製造品を容易に積み重ねたり、積み上げることがで きる。特に注型作業中に完成品の足形の寸法は確認されるべきなので、足形１８ ２は、絶対寸法および直角ゲージとしても用いられる。足形１８２を形成するた め、下方に延在する足形成形ビーム１８６を有するビームアレー１８４は、注入 されたコンクリートの上に重ねられ、成形ビームは、注型品の周辺部に合致する 。このようなビームアレー１８４および成形ビームの一部は、図５、図１１およ び図１２に示されいる。コンクリートが注入されると、ビームアレー１８４は成 形組み立て部品上に降下し、適当な方法（ボルトを用いるのが好ましい）で支柱 ５８に装着する。ビームアレー１８４の幅および長さは、外部支柱５８によって 形成される空間より小さい寸法で、３／１６〜１／４インチが好ましい。このよ うに、ボルトが締結されると、外部支柱５８は、若干内側に引っ張られる。製造 品が凝固すると、ボルトを弛緩させることによって、ビームアレー１８４は支柱 ５８から離れる。ボルトが弛緩されると、外部支柱は、再び、下げ振り位置に戻 る。ビームアレーは、注型品の足形１８２の後ろに残る組み立て部品から持ち上 げられるか、または取り外される。 ロッド１６４が自由端でパレット３２に装着されるように、パレットシリンダ １６２（油圧式が好ましい）はベースに取り付けられている。パレットシリンダ の一例は、図４によく示されている。パレット３２は、注入されたコンクリート を受容するためのベースを形成する。パレット３２が注型するためにベースの位 置まで降下されると、パレットシリンダロッド１６４は、パレットシリンダ１６ ２内部に引っ張られ、底部に達するのが好ましい。設定工程および注型工程の間 、パレットシリンダは、底部にとどまっている。システムが注型位置に移動する ために作動されると、外部パネルおよび内部パネルは、パレットの側面を押圧す る。注型品が凝固し、外部パネルおよび内部パネルが引っ張られると、パレット シリンダが作動し、注型品を持ち上げ、上面または第５の面１６６を蓋１６８か ら剥 がす。 注型用の金型システムを設定するため、ベース２４は、調整整順ねじ３０によ って固定され、水平に配置される。パレット３２は、パレットシリンダロッド１ ６４をパレットシリンダ１６２に引っ張ることによって、ベースの位置まで下が る。中間シリンダ１４８およびコーナ形成シリンダ６６が同時に拡張することに よって、内部コア２６は完全に広がり、内部コーナ型６４の内部パネル６２およ びコーナプレート７２は、パレット３２の内面に隣接する。蓋ラグ機構１８１に よって、蓋１６８が制止した状態のままで、内部コーナ型は正確な地点まで伸縮 することができる。このように、内部コーナ型の正確な移動は、次の動作で繰り 返される。内部コアシリンダが全開した状態は、密封注型位置に一致するのが好 ましい。内部コア２６が密封注型位置に位置するとき、蓋１６８の縁は、内部パ ネル６２と一直線に並んでいる。内部コア２６が拡張するのと同時に、コーナベ ースシリンダ４０の収縮によってパネル部材３６が内側に移動し、それによって 、外部ジャケット２８は閉じられる。外部形成パネル５６がパレット３２の外面 に接するまで、パネル部材３６はともに移動する。シリンダ４８、５８、６６は すべて同じ供給源から圧媒液を供給され、同時に圧媒液は最小の抵抗の地点に送 られることが好ましい。コーナラッチ４８が締結され、コーナ結合シリンダ５０ が収縮し、パネル部材を締結する。ベース結合シリンダ１５０は、ジャケットブ ラケット１５８と噛合して配置される。いったん接続されると、結合シリンダ１ ５０は収縮し、内部コア２６は外部ジャケット２８に締結される。結合シリンダ ５０、１５０の収縮によってわずかに移動するが、結合シリンダの絞り力はシス テム全体の結合を高めるとともに、グラウト漏れを軽減する。金型キャビティ３ ４は、外部パネル５６と内部パネル６２との間に形成され、注入されたコンクリ ートを受容する。 コンクリートは、金型キャビティ３４に注入される。４面だけ成形したい場合 は、パネル６２の頂部に達する前に、コンクリートの注入を停止する。５面の製 造品を成形したい場合は、コンクリートを蓋１６８より上に注入する。コンクリ ートが金型キャビティ３４に注入またはポンプで注入された後、後で注型品２２ を金型システムから取り外すために、従来の手段によって、フックを上面または 第５の面１６６に追加してもよい。必要に応じて、上面または第５の面１６６に 足形１８２を形成するために設けられた成形ビーム１８６を用いて、上面ビーム アレー１８４を適所に持ち上げる。ビームアレーは外部支柱５８に接続され、コ ンクリートを凝固させる。 上記動作の逆を行うことによって、注型品２２は金型システム２０から剥がさ れる。本発明の利点は、注型品を金型システムから剥がす間のフロップゲートコ ネクタの機能に関する。注型が完了すると、結合シリンダロッド１５４をわずか に開くだけで、各フロップゲートコネクタ１５６は、それぞれのジャケットブラ ケット１５８から外される。コーナベースシリンダ４０を拡張して、パネル部材 ３６を外側に移動させたとき、ジャケットブラケット１５８との接触を避けるよ うに、フロップゲートコネクタを回転させることができる。本発明の別の利点は 、上面または第５の面１６６を蓋１６８から剥がすことに関する。ビームアレー １８４が取り外され、金型システム２０の構成部品が開放位置にあるとき、コー ナベースシリンダ４０は、ジャケット５４を外側に押圧するように開かれる。パ レット３２がシリンダ１６２によって上方に移動されることによって、注型品２ ２は、上面または第５の面１６６の下面を蓋１６８から取り外す。注型品をケー ブルまたは挿入フックのような従来の装置を用いて持ち上げることによって、注 型品は金型システム２０から取り外される。金型システムは容易に設定でき、再 び動作を行うことができる。 好適な実施の形態におけるすべてのシリンダは、１つの圧媒液供給源に結合さ れ、４部筒状弁を用いて公知の方法で制御される。コーナベースシリンダ４０、 コーナ形成シリンダ６６および中間シリンダ１４８を駆動させるために１つの電 源が用いられるので、成形型を伸縮させるとき、圧媒液は抵抗が最小の場所に流 れる。この構成は、相互作用しているシリンダの動作を制限する問題を防ぐ。複 数の電源およびそれに対応する制御システムを用いてもよいことは予期できる。 さらに、すべてのシリンダは、伸縮に確実に一致するため、ストロークのどちら かで「底部に達する」ように設計または調整されてもよい。 上記説明は、本発明の好適な実施の形態の説明である。本発明の精神およびよ り広義の側面から逸脱することなく、以下の請求の範囲で種々の変形および変更 を行うことができる。

【手続補正書】 【提出日】１９９７年７月２２日 【補正内容】 １．発明の名称を「コンクリート注型装置並びにコンクリート注型システム」 と訂正する。 ２．請求の範囲を別紙の通り訂正する。 請求の範囲 １． 複数の側壁および端壁を有する５面の一体注入されたコンクリートモ ジュールを一体注型する装置において： 側壁の断面形状を総合的に形成するパレット部材を含み、前記パレット部材の それぞれの厚さがコンクリートモジュールの側壁の厚さに相当するパレットと、 側壁の内面を成形するため複数の内部パネルおよびコーナ型を備える前記パレ ットの内部に設けられた内部金型コアと、 前記内部金型コアが前記パレットに接触する密封注型位置と開放位置との間で 、前記内部パネルおよび前記コーナ型を移動させる手段と、 前記パレットおよび内部金型コアを全体的に囲んで協動するように配置される とともに、壁の外面を成形するための外部パネルからなる２つのＬ型パネル部材 を備える前記パレットの外部に設けられた外部ジャケットと、 前記Ｌ型パネルを密封注型位置と開放位置との間で移動させる手段とを備え、 前記外部ジャケットは、密封注型位置でパレットに接触し、前記内部金型コアお よび前記外部ジャケットは、密封注型位置でコンクリートを受容するための金型 キャビティを両者の間に形成し、 前記端壁の側壁の内面を成形するための前記内部金型コアの上に被さる蓋と、 前記金型キャビティを形成する前記内部パネルおよび前記外部パネルを補強す るため、前記内部金型コアを前記外部ジャケットに結合させるとともに、注型の 間に型締力を増大させる手段とを備えることを特徴とする注型装置。 ２． さらに、前記蓋を支持するための前記内部金型コアの上部に設けられ た複数のローラを含み、前記蓋は、前記内部パネルが移動するとき、前記ローラ を案内する手段を含み、前記案内手段は、前記蓋が確実に適所に位置づけられる ため、停止装置を含むことを特徴とする請求項１記載の注型装置。 ３． さらに、固定ベースを含み、前記外部パネルを移動させる前記手段は 、固定ベースおよび前記Ｌ型パネル部材のそれぞれの頂点に固定されたコーナベ ース液体シリンダを備えることを特徴とする請求項１記載の注型装置。 ４． 前記外部ジャケットは、さらに、コーナ結合液体シリンダと、それに 協動するコーナラッチとを備え、前記コーナ結合シリンダおよび前記コーナラッ チは、前記Ｌ型パネル部材の隣接する端部と結合し、前記コーナ結合シリンダは 、対角線上に対向する前記コーナで前記外部ジャケットを固定するとともに補強 するように作動し、確実に漏れを防ぐことを特徴とする請求項１記載の注型装置 。 ５． 前記内部コーナ型は、それぞれ、製造品の内部コーナを形成し形づく るための中央コーナ部材を備え、前記内部パネルを移動させる前記手段は、前記 内部パネルの対向するパネルの間に設けられた液体中間シリンダを備え、前記中 間シリンダの往復運動によって、前記内部パネルの対向するパネルを移動させ、 前記内部コーナ型を移動させる前記手段は、前記中央コーナ部材を拡張注型位 置と収縮開放位置との間で往復移動させるため、前記中央コーナ部材に結合され た内部コーナシリンダを備え、前記中間シリンダおよび前記内部コーナシリンダ は協動して密封注型位置に拡張し、前記中間シリンダおよび内部コーナシリンダ は協動して開放位置に収縮することを特徴とする請求項１記載の注型装置。 ６． 前記内部金型コアと前記外部ジャケットとを結合させる前記手段は、 前記内部金型コアに沿って、間隔をおいて固定されるとともに配置されている一 連の液体ベース結合シリンダと、前記外部ジャケットに沿って、対応する間隔を おいて固定されるとともに配置されている一連のジャケットブラケットとを備え 、前記ベース結合シリンダは、前記ジャケットブラケットの１つを選択的に噛合 するための調整自在なコネクタを有し、前記内部金型コアおよび前記外部ジャケ ットが密封注型位置にあるとき、前記コネクタは、それぞれ、前記ジャケットブ ラケットの対応する１つに噛合し、前記ベース結合シリンダは、注型の間に増大 された型締力を供給するため作動することを特徴とする請求項１記載の注型装置 。 ７． さらに、注型する前に前記パレットをベースの位置まで降下させると ともに、モジュールの上壁を前記蓋から解放するために前記パレットを上昇させ るため、ベース内部に液体パレットシリンダを備えることを特徴とする請求項１ 記載の注型装置。 ８． 複数の壁および１つの内部キャビティを有する一体コンクリート製造 品を一体注型する成形システムにおいて： コンクリートを受容するための金型キャビティを間に形成する金型コアおよび ジャケットとを備え、前記金型コアは、コンクリート製造品の壁の内面を成形す るための複数の内部パネルを含み、前記ジャケットは、壁の外面を成形するため の複数の外部パネルを含み、 前記金型コアの内部パネルを密封注型位置と開放位置との間で噛合させるとと もに移動させる内部作動器と、 前記ジャケットの外部パネルを密封注型位置と開放位置との間で噛合させると ともに移動させる外部作動器と、 前記金型キャビティにまたがり、前記金型コアおよび前記ジャケットを噛合さ せ、注型の間、増大された型締力を供給し、前記金型キャビティの前記内部パネ ルおよび前記外部パネルを補強する結合作動器とを備えることを特徴とする成形 システム。 ９． 前記結合作動器は、ともに移動するために前記金型コアおよび前記ジ ャケットの一方に固定され、前記金型コアおよび前記ジャケットの他方に選択的 に噛合されていることを特徴とする請求項８記載の成形システム。 １０． 前記ジャケットは、略矩形状に構成された２つのＬ型パネル部材と 、前記金型キャビティの対角線上に対向するコーナで前記パネル部材を接続する コーナラッチ組み立て部品とを備えることを特徴とする請求項８記載の成形シス テム。 １１． さらに、固定ベースを備え、前記外部作動器は、固定ベースおよび 前記Ｌ型パネル部材のそれぞれの頂点に固定されているので、前記外部作動器の 動作によって、前記外部パネル部材が移動することを特徴とする請求項１０記載 の成形システム。 １２． 前記ジャケットコーナラッチ組み立て部品は、前記対角線上に対向 するコーナで前記ジャケットを固定し補強するため、コーナ作動器を備え、それ によって、グラウト漏れを軽減することを特徴とする請求項１０記載の成形シス テム成形システム。 １３． 前記金型コアは、さらに、内部パネルを相互接続する複数の内部コ ーナ型を含み、前記内部コーナ型は、製造品の内部コーナを形成し形づくるため のコーナ部材と、前記コーナ部材を拡張注型位置と収縮開放位置との間で往復移 動させるため、前記コーナ部材に結合されている作動器とを備え、前記内部作動 器および前記コーナ型作動器は協動して、前記金型コアを密封注型位置に拡張す るとともに、前記金型コアを開放位置に収縮させることを特徴とする請求項８記 載の成形システム。 １４． 前記内部作動器および前記コーナ型作動器は、液体シリンダである ことを特徴とする請求項１３記載の成形システム。 １５． 前記ジャケットは複数のブラケットを含み、前記結合作動器は、前 記内部パネルおよび外部パネルを互いに締結するため、前記ブラケットの対応す る１つに選択的に噛合する調整自在なコネクタを含むことを特徴とする請求項８ 記載の成形システム。 １６． さらに、注型品の端壁内面を成形するための蓋を含むことを特徴と する請求項８記載の成形システム。 １７． さらに、前記内部パネルと外部パネルとの間に配置されているとと もに金型キャビティのためのベースを形成するパレットを備え、パレット作動器 が前記パレットに噛合し、前記パレットを持ち上げることによって、注型品を前 記蓋から取り外すことを特徴とする請求項１６記載の成形システム。 １８． 前記蓋を支持するように前記内部金型コアの頂部に配置された複数 のローラと、蓋が適当に位置付けられるのを確実にするように内部パネルが移動 されたときに、これらローラを向けるガイドとをさらに具備する請求項１６記載 の成形システム。 １９． 前記内部作動器および前記結合作動器は、液体シリンダであること を特徴とする請求項８記載の成形システム。 ２０． 前記内部作動器と外部作動器との間に配置され、金型キャビティを 規定するベースをさらに具備する請求項８記載の成形システム。 ２１． 複数の側壁、端壁および１つの内部キャビティを有する一体コンク リート製造品を一体注型する成形システムにおいて： コンクリートを受容するための金型キャビティを間に形成する金型コアおよび ジャケットとを備え、前記金型コアは、コンクリート製造品の側壁の内面を成形 するための複数の内部パネルを含み、前記ジャケットは、側壁の外面を成形する ための複数の外部パネルを含み、 前記金型コアの内部パネルを密封注型位置と開放位置との間で噛合させるとと もに移動させる内部作動器と、 前記ジャケットの外部パネルを密封注型位置と開放位置との間で噛合させると ともに移動させる外部作動器と、 注型品の第５の側壁の内面を成形する蓋と、 前記内部パネルと前記外部パネルとの間に位置し、金型キャビティのためのベ ースを形成するパレットと、 前記パレットに噛合し、前記パレットを持ち上げることによって、注型品を前 記蓋から取り外すパレット作動器とを備えることを特徴とする成形システム。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，Ｕ Ｇ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，Ｂ Ｙ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ， ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，Ｌ Ｖ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ， ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 シェラー・ジュニア、アーサー アメリカ合衆国、フロリダ州 32082、ポ ンテ・ベドラ・ビーチ、トゥエルブ・オー クス・レーン 100 (72)発明者 マーフィー、ロバート・エル アメリカ合衆国、フロリダ州 32216、ジ ャクソンビル、サウス・コンパス・ロー ズ・ドライブ 8379 【要約の続き】 ６）に取着され、また、夫々は、外部パネル部材（３ ６）をパレット（３２）に対して調節して、内部コア （２６）と外部パネル部材（３６）との間にシステムを 補強するようにさらなる圧力を供給する調節可能な接続 ロッド（１５４）を有している。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ４面の側壁および第５の側壁を有する５面の一体注入されたコンクリ ートモジュールを一体注型する装置において： 側壁の断面形状を総合的に形成するパレット部材を含み、前記パレット部材の それぞれの厚さがコンクリートモジュールの側壁の厚さに相当するパレットと、 側壁の内面を成形するため複数の内部パネルおよびコーナ型を備える前記パレ ットの内部に設けられた内部金型コアと、 前記内部金型コアが前記パレットに接触する密封注型位置と開放位置との間で 、前記内部パネルおよび前記コーナ型を移動させる手段と、 前記パレットおよび内部金型コアを全体的に囲んで協動するように配置される とともに、壁の外面を成形するための外部パネルからなる２つのＬ型パネル部材 を備える前記パレットの外部に設けられた外部ジャケットと、 前記Ｌ型パネルを密封注型位置と開放位置との間で移動させる手段とを備え、 前記外部ジャケットは、密封注型位置でパレットに接触し、前記内部金型コアお よび前記外部ジャケットは、密封注型位置でコンクリートを受容するための金型 キャビティを両者の間に形成し、 第５の側壁の内面を成形するための前記内部金型コアの上に被さる蓋と、 前記金型キャビティを形成する前記内部パネルおよび前記外部パネルを補強す るため、前記内部金型コアを前記外部ジャケットに結合させるとともに、注型の 間に型締力を増大させる手段とを備えることを特徴とする注型装置。 ２． 請求項１記載の装置おいて： さらに、前記蓋を支持するための前記内部金型コアの上部に設けられた複数の ローラを含み、前記蓋は、前記内部パネルが移動するとき、前記ローラを案内す る手段を含み、前記案内手段は、前記蓋が確実に適所に位置づけられるため、停 止装置を含むことを特徴とする注型装置。 ３． 請求項１記載の装置おいて： さらに、固定ベースを含み、前記外部パネルを移動させる前記手段は、固定ベ ースおよび前記Ｌ型パネル部材のそれぞれの頂点に固定されたコーナベース液体 シリンダを備えることを特徴とする注型装置。 ４． 請求項１記載の装置おいて： 前記外部ジャケットは、さらに、コーナ結合液体シリンダと、それに協動する コーナラッチとを備え、前記コーナ結合シリンダおよび前記コーナラッチは、前 記Ｌ型パネル部材の隣接する端部と結合し、前記コーナ結合シリンダは、対角線 上に対向する前記コーナで前記外部ジャケットを固定するとともに補強するよう に作動し、確実に漏れを防ぐことを特徴とする注型装置。 ５． 請求項１記載の装置おいて： 前記内部コーナ型は、それぞれ、製造品の内部コーナを形成し形づくるための 中央コーナ部材を備え、前記内部パネルを移動させる前記手段は、前記内部パネ ルの対向するパネルの間に設けられた液体中間シリンダを備え、前記中間シリン ダの往復運動によって、前記内部パネルの対向するパネルを移動させ、 前記内部コーナ型を移動させる前記手段は、前記中央コーナ部材を拡張注型位 置と収縮開放位置との間で往復移動させるため、前記中央コーナ部材に結合され た内部コーナシリンダを備え、前記中間シリンダおよび前記内部コーナシリンダ は協動して密封注型位置に拡張し、前記中間シリンダおよび内部コーナシリンダ は協動して開放位置に収縮することを特徴とする注型装置。 ６． 請求項１記載の装置おいて： 前記内部金型コアと前記外部ジャケットとを結合させる前記手段は、前記内部 金型コアに沿って、間隔をおいて固定されるとともに配置されている一連の液体 ベース結合シリンダと、前記外部ジャケットに沿って、対応する間隔をおいて固 定されるとともに配置されている一連のジャケットブラケットとを備え、前記ベ ース結合シリンダは、前記ジャケットブラケットの１つを選択的に噛合するため の調整自在なコネクタを有し、前記内部金型コアおよび前記外部ジャケットが密 封注型位置にあるとき、前記コネクタは、それぞれ、前記ジャケットブラケット の対応する１つに噛合し、前記ベース結合シリンダは、注型の間に増大された型 締力を供給するため作動することを特徴とする注型装置。 ７． 請求項１記載の装置おいて： さらに、注型する前に前記パレットをベースの位置まで降下させるとともに、 モジュールの上壁を前記蓋から解放するために前記パレットを上昇させるため、 ベース内部に液体パレットシリンダを備えることを特徴とする注型装置。 ８． 複数の壁および１つの内部キャビティを有する一体コンクリート製造 品を一体注型する成形システムにおいて： コンクリートを受容するための金型キャビティを間に形成する金型コアおよび ジャケットとを備え、前記金型コアは、コンクリート製造品の壁の内面を成形す るための複数の内部パネルを含み、前記ジャケットは、壁の外面を成形するため の複数の外部パネルを含み、 前記金型コアの内部パネルを密封注型位置と開放位置との間で噛合させるとと もに移動させる内部作動器と、 前記ジャケットの外部パネルを密封注型位置と開放位置との間で噛合させると ともに移動させる外部作動器と、 前記金型キャビティにまたがり、前記金型コアおよび前記ジャケットを噛合さ せ、注型の間、増大された型締力を供給し、前記金型キャビティの前記内部パネ ルおよび前記外部パネルを補強する結合作動器とを備えることを特徴とする成形 システム。 ９． 請求項８記載の成形システムおいて： 前記結合作動器は、ともに移動するために前記金型コアおよび前記ジャケット の一方に固定され、前記金型コアおよび前記ジャケットの他方に選択的に噛合さ れていることを特徴とする成形システム。 １０． 請求項８記載の成形システムおいて： 前記ジャケットは、略矩形状に構成された２つのＬ型パネル部材と、前記金型 キャビティの対角線上に対向するコーナで前記パネル部材を接続するコーナラッ チ組み立て部品とを備えることを特徴とする成形システム。 １１． 請求項１０記載の成形システムおいて： さらに、固定ベースを備え、前記外部作動器は、固定ベースおよび前記Ｌ型パ ネル部材のそれぞれの頂点に固定されているので、前記外部作動器の動作によっ て、前記外部パネル部材が移動することを特徴とする成形システム。 １２． 請求項１０記載の成形システムおいて： 前記ジャケットコーナラッチ組み立て部品は、前記対角線上に対向するコーナ で前記外部ジャケットを固定し補強するため、コーナ作動器を備え、それによっ て、グラウト漏れを軽減することを特徴とする成形システム。 １３． 請求項８記載の成形システムおいて： 前記金型コアは、さらに、内部パネルを相互接続する複数の内部コーナ型を含 み、前記内部コーナ型は、製造品の内部コーナを形成し形づくるためのコーナ部 材と、前記コーナ部材を拡張注型位置と収縮開放位置との間で往復移動させるた め、前記コーナ部材に結合されている作動器とを備え、前記内部作動器および前 記コーナ型作動器は協動して、前記金型コアを密封注型位置に拡張するとともに 、前記金型コアを開放位置に収縮させることを特徴とする成形システム。 １４． 請求項１３記載の成形システムおいて： 前記内部作動器および前記コーナ型作動器は、液体シリンダであることを特徴 とする成形システム。 １５． 請求項８記載の成形システムおいて： 前記ジャケットは複数のブラケットを含み、前記結合作動器は、前記内部パネ ルおよび外部パネルを互いに締結するため、前記ブラケットの対応する１つに選 択的に噛合する調整自在なコネクタを含むことを特徴とする成形システム。 １６． 請求項８記載の成形システムおいて： さらに、注型品の第５の面の内面を成形するための蓋を含むことを特徴とする 成形システム。 １７． 請求項１６記載の成形システムおいて： さらに、前記内部パネルと外部パネルとの間に配置されているとともに金型キ ャビティのためのベースを形成するパレットを備え、パレット作動器が前記パレ ットに噛合し、前記パレットを持ち上げることによって、注型品を前記蓋から取 り外すことを特徴とする成形システム。 １８． 請求項８記載の成形システムおいて： 前記外部作動器および前記結合作動器は、液体シリンダであることを特徴とす る成形システム。 １９． 複数の側壁、第５の側壁および１つの内部キャビティを有する一体 コンクリート製造品を一体注型する成形システムにおいて： コンクリートを受容するための金型キャビティを間に形成する金型コアおよび ジャケットとを備え、前記金型コアは、コンクリート製造品の壁の内面を成形す るための複数の内部パネルを含み、前記ジャケットは、壁の外面を成形するため の複数の外部パネルを含み、 前記金型コアの内部パネルを密封注型位置と開放位置との間で噛合させるとと もに移動させる内部作動器と、 前記ジャケットの外部パネルを密封注型位置と開放位置との間で噛合させると ともに移動させる外部作動器と、 注型品の第５の側壁の内面を成形する蓋と、 前記内部パネルと前記外部パネルとの間に位置し、金型キャビティのためのベ ースを形成するパレットと、 前記パレットに噛合し、前記パレットを持ち上げることによって、注型品を前 記蓋から取り外すパレット作動器とを備えることを特徴とする成形システム。 ２０． 一体コンクリートモジュールを一体注型する方法において： パレットをピストン運動させ、 パレットをパレットに接触する複数の外部パネルで囲み、複数の内部パネルお よびパレット内部でパレットに接触する複数の内部コーナ型を移動させることに よって、金型キャビティを準備し、 内部パネルに沿って間隔をおいて設けられた一連のベース結合作動器を介して 、外部パネルと内部パネルとを結合し、ベース結合作動器は、それぞれ、選択的 に噛合自在なコネクタを有し、一連のジャケットブラケットは、外部パネルに沿 って対応する間隔おいて設けられているので、前記コネクタは、それぞれ、前記 ブラケットの対応する１つに噛合し、外部パネルと内部パネルとを結合し、 ベース結合作動器を作動させて、増大された型締力を外部パネルと内部パネル との間に印加し、確実に液漏れを防ぎ、 コンクリートを準備された金型キャビティにポンプで注入することによって、 コンクリート製造品を注型し、 注入されたコンクリートを凝固させ、 コンクリート製造品を金型キャビティから取り外すことを特徴とする注型方法 。 ２１． 請求項２０記載の方法において： パネルを複数の外部パネルで囲む前記工程は、それぞれがラッチ組み立て部品 を有する一連のコーナ結合作動器を介して、外部パネルの隣接するパネルを結合 するので、外部パネルの隣接するパネルはともに締結され、前記方法は、さらに 、コーナ結合作動器を作動させる工程を含み、外部パネルの隣接するパネルの接 続を締結するとともに補強し、それによって、液漏れを防ぐことを特徴とする注 型方法。 ２２． 請求項２０記載の方法において： さらに、モジュールの上面または第５の面を一体注型する工程は、前記金型キ ャビティ準備工程の前に、蓋を内部パネルの上面に配置することを含むことを特 徴とする注型方法。 ２３． 請求項２２記載の方法において： 前記取り外し工程は、 外部パネル、内部パネルおよび内部コーナ型をコンクリートモジュールから剥 がし、 上面または第５の面を蓋から離すため、パレットを持ち上げることによって、 上面または第５の面を蓋から剥がすことを特徴とする注型方法。