JPH10509302A - 直線的組み合わせ押し出し式アイスクリーム・サンドイッチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、アイスクリーム・サンドイッチなどのサンドイッチ状食品を順次組み合わせるために、ほぼ水平のコンベア（１−４）、順次配置されたウエハー分与手段（２２）、および調節された量の食品材料を分与するための押し出しアセンブリー（３２）を有する装置に関する。ウエハー分与手段および押し出し手段は、垂直の壁上に片持ちばり状に取り付けられ、それによって修理、改変のための取り外し、および清掃が容易となる。さらに、押し出しノズルおよびウエハー・シュートは、個別に取り外し自在で、大きさおよび形状の異なるサンドイッチ状食品の調製に対応するために内径の異なる類似の構成部分と交換することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 直線的組み合わせ押し出し式アイスクリーム・サンドイッチ 発明の背景 本発明は、広くは食品を含んだサンドイッチ製品の調製用装置に関し、より詳 しくはアイスクリーム・サンドイッチの製造に利用できる装置に関する。 アイスクリーム・サンドイッチなどサンドイッチ状製品の製造は公知であり、 各種の製法およびそれらに対応する装置も入手可能である。通常、アイスクリー ム・サンドイッチ製造装置は、ラップのアメリカ合衆国特許第２７９４４０４号 に最もよく示される構造および操作方法を採用したものである。この構造では、 製品は、垂直方向下方へ移動する間に押し出されて組み合わされ、その後、水平 のコンベア上に置かれ、ここで、調製された個々のサンドイッチの包装などさら なる処理が行なわれる。この種の機器を示す特許としては、ピーターソンのアメ リカ合衆国特許第３３１６８６０号、ローエンＪｒのアメリカ合衆国第３１１９ ３５３号、アーミット等のアメリカ合衆国特許第３８３４１１９号などを挙げる ことができる。 さらに、サンドイッチ状食品型の製品の製造用としては他の装置も開示されて いる。例えば、モナコのアメリカ合衆国特許第２９２３２５７号は、押し出し式 サンドイッチ状食品型の製品の製造が直線軌道に添って行なわれる装置を開示し ている。この装置では、まず第一のウエハーがその内側を上に向けた状態で分与 され、前記ウエハーが押し出しステーションへ搬送されてその上に一定量の流動 性食品材料が塗布され、さらに該押し出しステーションから第二のウエハー分与 ステーションへ搬送され、そこでサンドイッチ製品を形成するウエハーがその上 に分与される。同様に、フェイのアメリカ合衆国特許第３１１９３５２号は、複 数のウエハー分与ステーションを有し、コンベア手段を組み合された個々のウエ ハー製品の移動に適合させる構成の同様な機械を開示している。上に述べた二つ の特許は、いずれも、この種のサンドイッチ状製品がほぼ水平方向で製造できる ようにしたものであるが、該装置およびその対応する製法がアイスクリーム・サ ンドイッチの製造に適用できることを明示したものではない。 さらに、サンドイッチ状食品の製造には、大きさの異なるサンドイッチ製品に 対応できるように機器を調節することができず、また、機械の使用中経済的に適 当な衛生状態を維持することができないという問題がともなう。とくに、アイス クリーム・サンドイッチ製品では、製品の寸法および形状がますます多様化して いるという問題がある。このような特性の個別化は、あるあたえられた機械を自 動運転して製品を製造することができないという結果につながる場合が多い。こ れは、多くのサンドイッチ機械では、ウエハーの大きさおよびその間に配置され る流動性食品材料の対応する大きさをあらかじめ定めておかなければならないた めである。これらの大きさをあらかじめ定めておくために、通常、押し出しダイ またはオリフィスをあらかじめきわめて細かく特定して形成するため、オリフィ スの大きさおよび形状の調節の自在性が失われることになる。ウエハー・トレー やシュートを含む機械の対応する構成部分は、サンドイッチ製品製造用ウエハー の送り出し速度および精度を最適化するための特定の大きさおよび形状に合致す るが、同様に、調節することができない。 その結果、寸法および形状の異なる製品に対する需要に対して営業的に効果的 に応えるためには、サンドイッチ製造業者がさまざまに異なる個別の機械を製造 し維持することが必要となる。そのため、あたえられた製品に対する特定の需要 が変動ししたがって手持ちの機器の能力の限界を越える場合には、しばしば問題 が生じることになる。今日までのところ、この種の機器で、製品の寸法および他 の特徴の多様性に対応するように迅速に改造できるものはない。 この問題に付随する問題として、効果的かつ迅速な保守が困難であるという大 多数のサンドイッチ製造機器に固有の問題がある。大多数のサンドイッチ製造機 器は、平行な支持部材を有しその間に機械の可動部分が配置される標準的なコン ベア式構造で製造される。同様に、チェーン・ドライブ、ノズル、および製造工 程に関係する他の操作部品などは、アクセスが困難でしたがって清掃がさらに困 難な位置に配置されている。このことは、あるあたえられた機器を周期的に検査 し、清掃あるいはオーバーホールする必要がある場合には、休止時間のために大 きな経費が生じることを意味する。 以上のことを考慮すれば、製造するサンドイッチ製品の寸法および他の特徴の 違いに迅速に対応するためにただちに改変が可能で、また、清掃および保守が容 易に行なえるように主要な構成部分へのアクセスが容易となるように製造された サンドイッチ製造機械の開発および使用に対するニーズは明らかに存在する。し たがって、本発明は、上に述べた目的を達成することである。 発明の概要 本発明にもとづけば、ほぼ水平なコンベア手段を有するサンドイッチ状食品の 製造装置が提供され、特定の一実施形態にあっては、該コンベア手段は、対の平 行なコンベアで構成される。該搬送手段は、入力端部および排出端部を有する。 該装置は、また、開いたウエハー面を垂直上方に向けて第一のウエハーを排出す るための第一のウエハー分与ステーション、異なる大きさおよび形状のオリフィ スを画定するために個々に除去および交換ができるように互いに並んで配置され た対の押し出しノズルを通して流動性食品をいっしょに送り出すための押し出し ステーションを有するウエハー分与手段を有する。該押し出しステーションは、 あらかじめ定められた高さである量の食品を画定するように押し出された食品材 料を押し出しダイから分離するための手段を含む。該分離手段は、ダイ・オリフ ィスの下縁部を横切って往復運動して分離を行なう加熱ワイヤ部材を含むものと することができる。特定の一実施形態にあっては、該加熱ワイヤ部材は、その移 動時にほぼ直角の軌跡を描く。 本発明の装置は、さらに、開いたウエハー面が押し出された食品材料の上端の 上に置かれるようにまたそれによって完成したウエハー製品が形成されるように 第二のウエハーを分与するために押し出しステーションの下流に配置された第二 のウエハー分与ステーションを有するものとすることができる。該第二嚢ｆ分与 手段のすぐ下流には、最後に当てられたウエハーを押し出された製品に固定する ための突き固め手段が配設される。製造されて該ウエハー突き固め手段から出る サンドイッチ製品は、装置の排出端部へ搬送され、包装および配送など他の処理 が行なわれる。 本発明の特定の一実施形態にあっては、複数のサンドイッチ製品を同時製造す るために、装置は、平行な軌道、および対応する複式のウエハー分与機、押し出 しヘッド、および突き固め手段を有する。本発明の一つの特徴は、そのモジュラ ー構造にあり、ウエハー分与シュートおよび押し出しノズルは、取り外し自在で 、 異なる大きさおよび形状の製品を画定するユニットと容易に交換することができ る。本発明の装置の特定の構造では、二本の平行な軌道あるいはラインの一方に 他方の軌道上に配設された機器によって画定される形状とは異なる特定の形状の 分与および押し出し用ハードウエアを取り付け、形状の異なる製品をいっしょに しかも容易に製造することができる。 コンベアおよびその構成部品も、同様に、製造される製品の大きさの差に対応 できるように調節自在である。この調節は、コンベアの移動とくに各コンベア・ ラインの対のレールの相互移動によって行なわれる。すなわち、大きさが異なる 製品を製造する場合には、コンベア・ラインの一方ではそのレールが好ましくは 共通の中心位置の周囲で互いに近づくように動かして調節し、他のコンベア・ラ インでは当初の間隔を保持するようにする。これは、本発明の装置の残りの部品 と同様にコンベアをほぼ水平のロッドまたはレールに添って配置し、該コンベア を該ロッドまたはレールに添って調節自在とすることによって可能となる。 モジュラー構成に加えて、本発明の他の一つの特徴は、コンベアを除いて、ウ エハー分与手段、および押し出し手段および切断手段を含む関連するすべての処 理手段が、垂直支持壁を有する基部上に取り付けられることである。すなわち、 本発明の装置の上に述べた構成部分は、垂直支持壁上に片持ちばり式に取り付け られ、そのため修理、改造、および使用時の清掃のために容易にアクセスして見 ることができる。 より具体的には、押し出しステーションまたはアセンブリーは、垂直支持壁か ら水平に伸びる平行な支持ロッド上に取り付けられ、また押し出しノズルは、該 支持ロッドに添って伸びる。この押し出しアセンブリーは、各々があらかじめ定 められた形状の押し出しノズルまたはダイを受けるように構成された平行なヘッ ドで終わるほぼＹ字形の押し出し導管を含む。該押し出しアセンブリー全体は、 垂直支持壁から離れてコンベアの先まで往復運動することができ、そのために押 し出しダイの清掃および交換を容易に行なうことができ、またコンベアの作業部 分内に食品材料をのぞまない程度まで過度に排出することなく装置の操作を開始 し進行させることができる。これらについては、以下に説明する。 加熱ワイヤを有する押し出し分離手段は、その操作速度を調節することができ 、 また、一実施形態にあっては、および生産中に起こる製品の大きさの違いや食品 のたまりに対応するために動作を遅らせることができる。本発明の装置は、アイ スクリーム・サンドイッチの製造の新しい発展を意味し、より広くは食品を含ん だサンドイッチ請求の範囲の製造に関する新しい発展および開発を意味する。製 品の差異に対応するために装置の一定の部品を交換することができ、また残る部 品を容易に調節することができる能力によって、先行技術では得られなかった多 様性が得られる。さらに、本発明の機械の片持ちばり式構成によって、改造が容 易であるばかりでなく、すべての主要な動作部品の可視性が改善され、それによ ってそれらの検査、修理、および清掃が迅速化されまた改善される。 したがって、本発明の主な目的は、ウエハーの上端への流動性食品の押し出し を含む順次式アセンブリーを利用する直線的なサンドイッチ状食品材料の製造装 置において、大きさの異なる食用サンドイッチ状製品の製造に対応するように調 節することが可能な装置を提供することである。 本発明の他の一つの目的は、上に述べた機械において、モジュラー構成で、調 製されるサンドイッチ製品の大きさおよび形状の違いに対応するためにその特定 の構成部分を容易に取り外して改造することのできる機かを提供することである 。 本発明のさらに他の一つの目的は、上に述べた機械において、修理、改造、お よび清掃の容易さを高めるように構成された機械を提供することである。 当業者には、実施例を示す図面を参照して行なう以下の説明から本発明の他の 目的および効果が明かとなろう。 図面の簡単な説明 第１図は、本発明の装置の前面図である。 第２図は、その側面図である。 第３図は、その上面図である。 第４図は、本発明の一実施形態にもとづくウエハー・シュートを示す側面図で ある。 第５図は、本発明の装置上に常駐する対応した支持プレート上に取り付けられ る複数のウエハー・シュートを示す一部を取り除いた前面図である。 第６図は、第５図の取り付けられたコンベア・シュートの一部を取り除いた上 面図である。 第７図は、本発明の装置の押し出しアセンブリーを示す一部を断 面にしまた一部を取り除いた側面図である。 第８図は、第７図の押し出し機アセンブリーの押し出しノズルを取り除いた状 態を示す下面図である。 第９図は、押し出し機アセンブリーと製品切断手段の相互作用を示す概略図で ある。 詳細な説明 本発明は、最も広くは、サンドイッチ状食品の調製のための装置において、コ ンベア手段の両側部を支持しまた垂直に伸びる支持壁を含む基部、入力端部およ び排出端部を有するほぼ水平なコンベア、開いた面を垂直上方に向けて第一のウ エハーを排出するためのシュートを画定する第一のウエハー分与ステーション、 前記開いたウエハー上にある量の食品材料を載置するための食品押し出し手段、 載置された食品を該押し出し手段から分離するための切断手段、前記食品の開い た面の上にウエハーを載置してそのサンドイッチを形成するための第二のウエハ ー分与ステーション、および前記食品上で第二のウエハーを所定の位置に固定す るための手段を有するウエハー分与手段を有し、ウエハー分与器および押し出し ノズルが片持ちばり式に垂直支持壁上に取り付けられて取り外しおよび交換可能 であり、コンベア手段を有する各コンベア・ラインが、対応する対のウエハー支 持レールを対称線あるいは中心線の周囲で互いに横方向に調節することによって 幅を調節できる装置に関する。本明細書で図示して説明するように、複数のウエ ハー分与器の使用も本発明の範囲に含まれる。 図面を参照して、図面中、同様な部品は同じ参照記号で示す。第１図を参照し て、装置１０は、垂直の基部または壁１２を有し、装置の一定の構成部分が直接 その上に片持ちばり式に取り付けられている。垂直壁１２上への前記構成部分の 取り付けは、第２図に最もよくわかるように示されており、同図から、本発明の 特定の構成部分がほぼ片持ちばり式に配置されていることが理解されよう。コン ベア手段１４は、第１図に示すように１５のところで二極式側部支えを構成する 垂直の脚部の間に懸架されている。 さらに第１および２図を参照して、コンベア手段１４は、該コンベア手段１４ の供給端部および排出端部の両方に配設されて対のスプロケット１６およびその 周囲を移動する対応する複数のチェーン１８を利用する軸３０を有する。図示の ように、チェーン２０に対して片持ちばり式にフィンガー２０が一定間隔で配設 されており、これらのフィンガーは、製造工程中製品を前方に付勢するように構 成され配置される。 再び第１図を参照して、装置１０は、ウエハー分与手段２２を含み、該ウエハ ー分与手段は、基部アセンブリー２６に取り外し自在に取り付けられる少なくと も一つのウエハー分与シュート２４を有する第一のウエハー分与ステーションを 含む。第２図にはこのようなウエハー分与シュート２４が二基示されている。こ れらのウエハー分与シュートの形状および基部アセンブリーとの関連は、第４− ６図に最もよく示されている。とくに第６図を参照して、ウエハー分与シュート ２４は、その最下端部分で、分与されるウエハーの形状に対応する開口を画定す る。これによって、ウエハーが一つづつ順次正確に排出され、また分与器または シュート内に装荷されるウエハーの詰まりが防止される。 本発明の一側面に合っては、ウエハー・シュート２４は取り外し自在で、通常 の形状と大きさを有するが内部の形状あるいは内径は意図するアイスクリーム製 品の形状に合致する対応するシュートと交換することができる。したがって、例 えば、第６図には正方形のものが図示されているが、他の対応する形状のものも 本発明の範囲ないで使用することができる。 さらに第６図を参照して、同図に概要が示されているが、ウエハー分与シュー ト２４は、同じく同図に概要を示すボルトなどで支持部２６に取り外し自在に取 り付けられるように構成された基部プレート２７で終わっている。第６図には、 上に述べた開口２９の概要が示されているが、該開口は、コンベア上に載置され るウエハーの外周あるいは形状に対応する。したがって、開口２９の正確な形状 がウエハーの形状に応じて変わることは理解されよう。 さらに第４図を参照して、同図には典型的なウエハー・シュート２４の側面図 が示されており、該ウエハー・シュートの具体的な形状は同図から理解されよう 。すなわち、シュートは、その上端部分が傾斜した延長部３３で終わる垂直な管 路３１を含む。ウエハー・シュート２４の構造は、ウエハーの内容物を検査し、 誤 って供給されたあるいは壊れたウエハーを探知しまたそれを除去するためのアク セスを容易にする開口３５を含むものとなっている。ただし、上に述べた構造は 、本発明の範囲内で開口３５をなくすように改変することも可能である。 以上の説明から、本発明の装置が片持ちばり式構成を有することおよびそれが 垂直の壁１２に支持されて操作されることから、装置の操作可能な構成部分が明 確で妨害物のない位置に配置され、取り外し、修理、および清掃のために容易に 見ることができる効果が得られることは理解されよう。さらに、コンベア自身の 調節自在性は、ウエハー・シュートおよび押し出しノズルの取り外し自在性およ びモジュラー構造とあいまって、あたえられた装置を特定のサンドイッチ状食品 に対する需要の変動に対応できるように改変することができ、したがって異なる 寸法の装置を多数設置する必要がないという効果をもたらす。 また、すでに述べたように、本発明では、複数のサンドイッチ製品を同時に調 製するために複数のコンベア軌道を配設される。したがって、第２、５、および ６図を参照すれば、特定の一実施形態にあっては、分与アセンブリー２２は、基 部アセンブリー２６に取り付けられた平行なウエハー・シュート２４を有し、基 部アセンブリー自身は、これらのシュートを互いに平行に並べて受けて固定でき る構成とすることができることが理解されよう。 とくに図示はしないが、本発明にあっては、異なるウエハー・シュートを互い に並べて配置して、形状・大きさ等の異なるサンドイッチ状食品の同時製造を容 易に行なうことができる。このような変更も、当然ながら本発明の精神および範 囲に含まれるものである。 再び第１図を参照して、コンベア１４上に載置されたウエハーは、押し出しア センブリー３２へ向かって前方へ移動し、該押し出しアセンブリーである量の流 動性食品が垂直下方にその上に分与される。押し出しアセンブリー３２は、図示 の形態では、ほぼ逆Ｕ字形のダクト３４を有し、該ダクトは、第８図に最もよく 示されるように対の平行な水平ロッド３８上にのるトロリー式機構の一部である 支持面プレート３６で終わっている。トロリー機構４０は、面プレート３６に連 結された支持ブロック４２を有し、該支持ブロックは、ジャーナルで支持されて ロッド３８に添って往復運動する。図示のように、トロリー４０は、壁１２に隣 接して配置されて操作される。ただし、トロリー４０は、図示しない範囲まで水 平外側に向けて壁１２から離れる方向に移動し、コンベア１４の先に常駐する構 成とすることもできる。後に説明するように、このような移動は、押し出しアセ ンブリーを清掃するときあるいは押し出しノズル４４を交換するときにのぞまし い。 本発明の一つの側面は、その構成部分のモジュラー性にある。押し出しアセン ブリー３２の場合には、図示のように押し出しノズル４４が交換自在であり、押 し出しによって製造されるのぞむ製品の形状の差違に対応する異なる内径および 形状のノズルと交換することができる。とくに説明はしないが、押し出しノズル ４４は、製造がのぞまれる具体的製品に応じて丸いすなわち円形、あるいは卵形 、あるいは方形すなわち直方形を画定するものにできることは理解されよう。各 押し出しノズル４４は、交換を容易にするために、端部プレート３６に取り外し 自在に取り付けを行なう同一の手段を有する。実際には、押し出しノズル４４の 取り外しおよび交換は、押し出しアセンブリー３２を壁１２から遠位方向へ動か し、ノズルを外し、つぎの製造作業用ののぞむノズルと交換して行なう。 製造のために押し出しアセンブリー３２を所定の位置に取り付けて固定する作 業は、第１図に全体を４６で示すロック装置を用いて行なわれる。ロック装置は 、端部プレート３６の全長に添って移動し支持ロッド３８に対して平行な回転ロ ッドを有する。このロッドの遠端にはハンドルが取り付けられており、一方その 近端にはフィンガーが取り付けられている。該ロッドは、スプリングで付勢され ており、概要が図示されているように垂直の壁１２に配置されまた接続されてい る止め金内に画定された対応する凹部内に押し嵌めされる構成となっている。実 際には、ハンドル部分４８を反時計回りに回転させると、ロック手段との係合が はずれ、押し出しアセンブリーを壁１２から離れる方向に動かすことができる。 当然のことながら、ロック・アセンブリーは、端部プレート３６の反対側に配置 することもでき、その場合には、係合および係合解除の方向が逆となる。したが って、本発明にあっては、このような変更もその精神および範囲に含まれる。 つぎに第１および９図を参照して、所定量の食品材料の押し出しが完了すると 、ワイヤ切断手段５０の往復運動によって該食品が押し出しノズルから分離され る。 ワイヤ切断手段５０は、背部の壁１２から水平に伸びる支持ロッドを有するほぼ Ｕ字形の部材で、第２図に最もよく示されるように、該支持ロッドは、対応する ワイヤ部材に通電するための電気接続部を内部に有する。より具体的には、切断 部材５０は、主支持スリーブ５２を有し、そこから図示のように平行なアーム５ ４が前方に伸びている。該アーム５４の遠端は、絶縁された尖端部５６で終わっ ており、該尖端部の間には加熱用ワイヤ５８が伸びている。第９図に示すように コイルスプリング６０を配置して、ワイヤ５８をぴんと直線に張られた状態に維 持することもできる。当然のことながら、当業者には公知の他のぴんと張るため の手段を利用することもでき、したがって、本発明を図示のコイルスプリングの 配設に限定して考えてはならない。 第９図は、切断手段５０の移動を具体的に示す。切断手段５０は、当初の引き 込められた位置では、押し出しノズルの開口を含む面の下方にそこから離れて配 置されている。切断手段５０を作動させると、該手段は、まず垂直上方へ移動し 、つぎに前方へ移動して押し出しノズル４４の縁部を通り過ぎ、押し出された食 品材料の分離を行なう。しかし、戻り行程では、切断手段５０は、つぎにくるウ エハーに食品材料がきちんと流れていくのが妨害される事態を避けるために、ま ず下方に移動し、つぎにこの低い位置に引き込められる。装置１０の運行速度が 、切断手段を迅速に往復運動させても、戻り行程でつぎにくるウエハー上への食 品材料の分与と衝突しないように設定されることは理解されよう。このようにワ イヤ・カッターを下げることによって、その後の押し出しの連続性および一体性 が乱される事態を避けることができると同時に、切断手段５０をその始動位置に 戻して反復動作を容易に行なうことが可能となる。 上に述べたように食品材料が押し出されて切断された後、該食品材料は、やは りウエハー・シュート６２および取り外し自在に取り付けるための対応する基部 ６４を有する第二のウエハー分与手段あるいはステーション６０に対して割り出 される。このステーションでは、第二のウエハーが開いた面を下に向けて載置さ れ、完全な食品サンドイッチが形成される。第１図に概要を示す突き固め手段６ ６は、主としてその重量および重力によって所定の位置に配置され、サンドイッ チ製品が第二の分与ステーションから出ていくときにその上方ウエハーを軽く 叩いて、形成されたサンドイッチ製品の一体性をさらに高める。つぎに、コンベ アが形成されたサンドイッチ製品をその排出端部まで移動させ、そこからさらに 包装ステーションおよび／またはその後の処理へ送り出す。 上に述べたように、本発明の装置は、主として単一の垂直の壁の周囲に建造さ れる。さらに、装置の一定の構成部分、とくに分与トレーまたはシュートおよび 押し出しノズルは、厚さが異なる製品の製造を容易にするために全体を取り外し して内部の形状の異なるノズルと交換できる。また、やはりすでに述べたように 、各コンベア・ラインのレール２８は、製品の大きさの差に対応するために互い に別々に横方向に調節できる。レール２８の調節についてはすでに述べたが、完 全に図示してはいないが対応するスプロケット１６を調節して該スプロケットが レール２８に関して説明したと同様にチェーン１８を内側または外側へ移動させ ることでのぞむ幅の調節を行なうことを含めて他の調節の形態も可能であること は理解されよう。スプロケット１６がこのように調節自在である場合には、該調 節は、軸３０上に図示しない一連のノッチまたは凹部を配置しまた図示しないが 軸３０に添って迅速かつ正確に横方向の調節を行なえるようにねじ式回転で該ノ ッチと係合しまた係合から外れる対応する枢動自在の回し金を配置することを含 む各種の手段によって行なうことができる。当然のことながら、他の調節の形態 および軸へのスプロケットの取り付けも可能であり、上の説明はあくまで例とし て示したものであって本発明の範囲を限定するものではない。 さらに第２および３図を参照して、同図には本発明の作動手段が示されている 。装置は、整合性のあるチェーン・ドライブによって接続された単一の電動モー ターの操作によって作動することができ、したがって、コンベアの移動、食品の 押し出し、および押し出し前および後のウエハーの順次載置は、中央制御するこ とができる。図示のワイヤ切断手段５０は、第３図に全体を７２で示す往復運動 自在のエア・シリンダーによって作動する。該エア・シリンダーの操作、したが って切断手段５０の往復運動は、遅滞または前進によってそのタイミングで制御 することができ、そのため、加熱したワイヤに添った食品の蓄積の変動、あるい は調節を必要とする他の事情に対応することができる。したがって、機械の特定 の機能のためにあらかじめ定められたプログラミングが必要な場合には、機械の す べての作動順序および機能の整合性を確保するために、例えば図示しないプログ ラマブルな論理制御装置などの装置への適当な電気的接続が行なわれることにな る。 以上、添付の図面を参照して具体的な好ましい実施形態を説明したが、本発明 がこれら特定の実施形態に限定されるものではなく、当業者が、添付の特許請求 の範囲によって定義される本発明の範囲または精神から逸脱することなく適当な 変更および改変を行なえることは理解されよう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＬ，ＡＭ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＮ，Ｃ Ｚ，ＥＥ，ＦＩ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ， ＭＫ，ＭＮ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｇ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．サンドイッチ状食品の調製のための装置において、 コンベア手段の両側部を支持しまた垂直に伸びる支持壁を含む基部、 入力端部および排出端部を有するほぼ水平なコンベア手段、 その上に順次サンドイッチ・ウエハーを分与するために前記コンベア手段上 方に取り付けられ、第一のウエハーの分与のために前記コンベア手段の入力端部 に隣接して配設される少なくとも一つのシュートを有する第一の分与ステーショ ン、および第二のウエハーを分与して前記サンドイッチ状食品の形成を完了する ために前記コンベア手段の排出端部に近接して配設される少なくとも一つのシュ ートを有する第二の分与ステーションを含むウエハー分与手段、 前記基部に取り付けられて前記コンベア手段の垂直方向上方の前記入力端部 と前記排出端部のほぼ中間に配置され、異なる個別の量の食品材料を同時に分与 するための複数の押し出しノズルを画定し、さらに前記押し出しノズルに隣接し て往復運動自在に取り付けられて前記押し出しノズルを横断しそれによって前記 食品材料を分離するように配置された食品分離手段を含む押し出し手段、を有し 、 前記分与シュートおよび前記押し出しノズルは、モジュラー構造であり、取 り外して大きさの異なるユニットと交換できるように構成され、 前記ウエハー分与手段および前記押し出し手段は、前記垂直の支持壁上に片 持ちばり状に取り付けられる、装置。 ２．前記コンベア手段は、複数のサンドイッチ状食品の同時調製を容易にするた めに並べて配置された複数のコンベアを有し、前記ウエハー分与手段は、対応し て対の第一および第二のウエハー・シュートを有し、前記ウエハー・シュートお よび前記押し出しノズルは、形状および大きさの異なるサンドイッチ状製品の同 時調製を容易にするために個別に交換自在である、請求の範囲１に記載の装置。 ３．前記押し出しアセンブリーは、前記基部上に往復運動自在に取り付けられ、 前記基部を含む面に垂直な面内で前記コンベア手段の軌道と一致する第一の位置 から前記コンベア手段の軌道から外れた第二の位置まで移動することができ る請求の範囲１に記載の装置。 ４．前記第二のウエハー・シュートは、前記シュートのすぐ下流に配置され、重 力によって、最終的に形成されたサンドイッチ状食品内で前記ウエハーを前記食 品材料と強固に係合させるように作動する突き固め手段を含む請求の範囲１に記 載の装置。 ５．前記コンベア手段は、個別にチェーンで駆動されるコンベアを有し、前記コ ンベアは、前記入力端部および前記排出端部に対応しまた使用時に回転自在に移 動するように構成された対のスプロケットを備えた対の無限チェーン、および前 記チェーンと連通しまたその回転軸から離れて上方へ伸び、順次ウエハーおよび 食品と係合してそれらを前記入力端部から前記排出端部へ搬送する一定間隔で配 設されたフィンガー部材を有する請求の範囲１または２に記載の装置。 ６．前記コンベア手段は、各々が第一の内向きのコンベア・チェーンと対応する 対のスプロケットおよび第二の外向きのコンベア・チェーンと対応する対のスプ ロケットを画定し、前記コンベア・アセンブリーは、前記外向きのチェーンとス プロケットを前記内向きのチェーンとスプロケットの近くへあるいは近くから移 動させることによってその幅を調節できる請求の範囲５に記載の装置。