JPH10507790A - デンプンをカチオン性に変性する方法及びカチオン性に変性されたデンプンの使用 - Google Patents

デンプンをカチオン性に変性する方法及びカチオン性に変性されたデンプンの使用

Info

Publication number
JPH10507790A
JPH10507790A JP8514283A JP51428396A JPH10507790A JP H10507790 A JPH10507790 A JP H10507790A JP 8514283 A JP8514283 A JP 8514283A JP 51428396 A JP51428396 A JP 51428396A JP H10507790 A JPH10507790 A JP H10507790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starch
weight
polymer
vinyl
natural
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8514283A
Other languages
English (en)
Inventor
リンハルト フリードリッヒ
シュタンゲ アンドレアス
シューマッハー ルードルフ
ハルトマン ハインリッヒ
デンツィンガー ヴァルター
ニースナー マンフレート
ニルツ クラウディア
ロイター ヴォルフガング
マイクスナー フーベルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=6532022&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH10507790(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JPH10507790A publication Critical patent/JPH10507790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/02Polyamines
    • C08G73/0206Polyalkylene(poly)amines
    • C08G73/0213Preparatory process
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B31/00Preparation of derivatives of starch
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G81/00Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers in the absence of monomers, e.g. block polymers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/20Macromolecular organic compounds
    • D21H17/21Macromolecular organic compounds of natural origin; Derivatives thereof
    • D21H17/24Polysaccharides
    • D21H17/28Starch
    • D21H17/29Starch cationic
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/14Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties characterised by function or properties in or on the paper
    • D21H21/18Reinforcing agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 デンプンと、アミノ基及び/又はアンモニウム基含有ポリマーとを、水性媒体中、115〜180℃の温度で、高めた圧力下に、酸化剤、重合開始剤及びアルカリの不在下に反応させ、その際、反応を、デンプンの最高10重量%に、分子量低下が生ずるように実施する、デンプンをカチオン性に変性する方法及びこのように得られた反応生成物を、紙用乾燥強化剤として使用すること。

Description

【発明の詳細な説明】 デンプンをカチオン性に変性する方法及びカチオン性に変性されたデンプンの 使用 本発明は、デンプンと、アミノ基及び/又はアンモニウム基を含有するポリマ ーとを、水性媒体中で、デンプンの糊化温度を上回る温度で、酸化剤、重合開始 剤及びアルカリの不在下に反応させて、デンプンをカチオン性に変性する方法に 関する。 紙の乾燥強度を高めるために、例えば、Ullmanns Encyklopaedie der technis chen Chemie,第4版、Verlag Chemie,Weinheim‐New York,1979,第17巻、 581頁から、加熱により水溶性の形に移行する天然デンプンの水性懸濁液を、 製紙の際のパルプ添加物として使用することが公知である。しかし、水中に溶け たデンプンの紙料中の紙繊維への歩留まりは、低い。製紙の際の天然生成物のセ ルロース繊維への歩留まりの改善は、例えば、米国特許(US−A)第3734 820号明細書から公知である。この明細書中に、20000〜5000万の分 子量を有する天然に存在するポリマーであるデキストランを、カチオン性モノマ ー、例えば、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジアリルジメチルアンモ ニウムクロリド及びアクリルアミドからなる混合物又はアクリルアミド及び塩基 性メタクリレート、例えば、ジメチルアミノエチルメタクリレートからなる混合 物でグラフトすることにより製造されるグラフトコポリマーが記載されている。 このグラフト重合を、レドックス触媒の存在下に実施するのが有利である。 米国特許(US−A)第4097427号明細書から、デンプンのカチオン化 の1方法が公知であり、その際、デンプン沸騰を、アルカリ媒体中、水溶性4級 アンモニウムポリマー及び酸化剤の存在下に実施する。4級アンモニウムポリマ ーとしては、特に、4級化されたジアリルジアルキルアミノポリマー又は4級化 されたポリエチレンイミンも、これに該当する。酸化剤としては、例えば、過硫 酸アンモニウム、過酸化水素、次亜塩素酸ナトリウム、オゾン又はt−ブチルヒ ドロペルオキシドを使用する。この方法で製造された変性されたカチオンデンプ ンを、乾燥強化剤として、製紙の際に紙料に添加する。しかし、その排水は、非 常に高いCSB−値(化学的酸素要求量)で負荷されている。 米国特許(US−A)第4146515号明細書から、紙及び紙製品の表面サ イジング及び被覆のために使用されるカチオン性デンプンの1製法が公知である 。この方法では、酸化されたデンプンの水性懸濁液を、カチオン性ポリマーと一 緒に、連続ダイジェスター中で溶かす。カチオン性ポリマーとしては、エピクロ ルヒドリン及びジメチルアミンからなる縮合物、ジアリルジメチルアンモニウム クロリドのポリマー、塩化エチレン及びアンモニアの4級化された反応生成物、 4級化されたポリエチレンアミン並びに4級化されたポリエピクロルヒドリンが 、これに該当する。 米国特許(US−A)第3467608号明細書から、カチオン性デンプンの 1製法が公知であり、その際、水中のデンプン分散液を、少なくとも50000 の分子量を有するポリアルキレンイミン又はポリアルキレンポリアミンと一緒に 、約70〜110℃に、約0.5〜5時間加熱する。この混合物は、ポリアルキ レンイミン又はポリアルキレンポリアミン0.5〜40重量%及びデンプン99 .5〜60重量%を含有する。例1では、約200000の平均分子量を有する ポリエチレンイミンを、希釈水溶液で、馬鈴薯デンプンと共に、90℃の温度に 2時間加熱する。変性された馬鈴薯デンプンは、メタノール及びジエチルエーテ ルからなる混合物中で沈殿させることができる。米国特許(US−A)第346 7608号明細書中に記載のデンプン及びポリエチレンイミンもしくはポリアル キレンポリアミンからなる反応生成物は、凝集剤として使用される。 ヨーロッパ特許(EP−A)第0282761号明細書及びドイツ特許(DE −A)第3719480号明細書から、高い乾燥強度を有する紙、張り合わせ板 紙、カートンの製法が公知である。この方法では、天然馬鈴薯デンプンを、カチ オン性ポリマー、例えば、ビニルアミン単位、N−ビニルイミダゾリン単位又は ジアリルジメチルアンモニウム単位を含有するポリマーもしくはポリエチレンイ ミンと一緒に、水性媒体中で、デンプンの糊化温度を上回る温度で、酸化剤、重 合開始剤及びアルカリの不在下に加熱することにより得られる反応生成物を、乾 燥強化剤として使用する。 ヨーロッパ特許(EP−B)第0301372号明細書から、同様に変性され た、酵素により分解されるデンプンを使用する同様の方法が公知である。そこに 記載の天然デンプンの溶解(Aufschluss)条件下では、不完全な溶解(分光試験は 、不溶性の、部分的に膨潤するだけのデンプン粒子を示した)と並んで、比較的 大量の分解生成物(分解率>10%)が認められる。 米国特許(US−A)第4880497号明細書及び米国特許(US−A)第 4978427号明細書から、高い乾燥強度及び湿潤強度を有する紙の製法が公 知であり、その際、N−ビニルホルムアミド及びエチレン系不飽和モノマー、例 えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル又はアルキルビニルエーテルを共重合し 、かつアミノ基の形成下に、このコポリマーのホルミル基の30〜100モル% を加水分解することにより得られる加水分解されたコポリマーを、紙の表面上に 、又はシート形成前の紙料に、強化剤として添加する 。この加水分解されたコポリマーを、乾燥繊維に対して、0.1〜5重量%の量 で使用する。 ドイツ特許(DE−A)第4127733号明細書から、乾燥強化剤及び湿潤 強化剤として使用される、N−ビニルホルムアミド及び糖類構造を有する天然物 質の加水分解されたグラフトポリマーが公知である。しかし、酸性条件下でのこ のグラフトポリマーの加水分解は、糖類の著しい分子量低下をもたらす。 フランス特許(FR−A)第2054739号明細書から、少なくとも100 0の分子量を有するデンプンとポリアミンとを反応させる方法が公知である。こ の反応を、水性懸濁液中で、60〜121℃の温度で、1/4時間〜10時間以 内に実施する。 本発明の課題は、公知の方法に対して、より一層のデンプンのカチオン性変性 を達成することである。本発明のもう1つの課題は、従来技術に対して改善され た紙用乾燥強化剤及び湿潤強化剤を提供することである。 この課題は、本発明により、デンプンと、アミノ基及び/又はアンモニウム基 を含有するポリマーとを、水性媒体中で、デンプンの糊化温度を上回る温度で、 酸化剤、重合開始剤及びアルカリの不在下に反応させることにより、デンプンを カチオン性に変性する方法で、この反応を、115〜180℃の温度範囲、高め た圧力下に、使用デンプンの最低90重量%が溶解(a ufschliesst)し、かつ使用デンプン最高10重量%で、分子量低下が生ずるよう に実施する場合に、解決される。 本発明の方法では、全てのデンプン、例えば、トウモロコシデンプン、馬鈴薯 デンプン、小麦デンプン、コメデンプン、タピオカデンプン、サゴデンプン、モ ロコシ属デンプン、カッサバデンプン及びエンドウデンプンの群からの天然デン プン又は前記の天然デンプンの混合物を使用することができる。少なくとも95 重量%のアミロペクチン含有率を有するようなデンプンを使用するのが、特に有 利である。少なくとも99重量%のアミロペクチン含有率を有するデンプンが、 有利である。このようなデンプンは、例えば、慣用の天然デンプンのデンプン分 別により、又は実際に、純粋なアミロペクチンデンプンを産出するような植物の 栽培により得ることができる(Guenther Tegge,Staerke und Staerkederivate ,Hamburg,Bers-Verlag,1984,157-160参照)。最低95重量%、有利に最低 99重量%のアミロペクチン含有率を有するデンプンは、市販されている。これ らは、ロウ状トウモロコシデンプン、ロウ状馬鈴薯デンプン又はロウ状小麦デン プンとして供給されている。前記の天然ロウ状デンプンは、単独でも、又は混合 しても、本発明の方法に使用することができる。 本発明の方法には、アミノ基及び/又はアンモニウ ム基を含有する全てのポリマーが好適である。これらの化合物を、以下では、カ チオン性ポリマーと記載する。これらは、部分的に、従来技術に記載の文献から 公知である、例えば、ヨーロッパ特許(EP−B)第0282761号明細書、 ヨーロッパ特許(EP−B)第0301372号明細書及びヨーロッパ特許(E P−B)第0418343号明細書。 カチオン性ポリマーとしては、例えば、ビニルアミン単位を含有するホモポリ マー及びコポリマーが好適である。このようなポリマーを、公知の方法で、式: [式中、R、R1=H又はC1〜C6−アルキルを表す]のN−ビニルカルボン酸ア ミドを、単独で又はそれと共重合可能なその他のモノマーの存在下に重合させ、 かつ生じたポリマーを酸又は塩基を用いて、基: の離脱下に、かつ式: [式中、Rは、式(I)中に記載の意味を有する]の単位の形成下に加水分解する ことにより製造する。 式(I)の適当なモノマーは、例えば、N−ビニルホルムアミド、N−ビニル −N−メチルホルムアミド、N−ビニル−N−エチルホルムアミド、N−ビニル −N−プロピルホルムアミド、N−ビニル−N−イソプロピルホルムアミド、N −ビニル−N−ブチルホルムアミド、N−ビニル−N−s−ブチルホルムアミド 、N−ビニル−N−t−ブチルホルムアミド、N−ビニル−N−ペンチルホルム アミド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニル−N−エチルアセトアミド及びN −ビニル−N−メチルプロピオンアミドである。重合された式(III)の単位 を含有するポリマーを製造する際に、N−ビニルホルムアミドを使用するのが有 利である。 式(III)の単位を含有する加水分解されたポリマーは、H.Fikentscherに より、食塩5重量%水溶液中、pH7、温度25℃及びポリマー濃度0.5重量 %で測定して、15〜300、有利に30〜200のK−値を有する。モノマー (I)の加水分解されたコポリマーは、例えば、 1)式(I)のN−ビニルカルボン酸アミド 99〜1モル%及び 2)それと共重合可能なその他のモノエチレン系不 飽和モノマー 1〜99モル%、 例えば、1〜6個の炭素原子を有する飽和カルボン酸のビニルエステル、例えば 、ギ酸ビニル、酢酸ビニル 、プロピオン酸ビニル及び酪酸ビニルを含有する。不飽和C3〜C6−カルボン酸 、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、クロトン酸、イタコン酸及 びビニル酢酸並びにそれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、エステル、 アミド及びニトリル、例えば、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリ ル酸エチル及びメタクリルエチル又はエチレン系不飽和カルボン酸のグリコール エステルもしくはポリグリコールエステル(その際、それぞれ、グリコール及び ポリグリコールのOH−基1個だけが、エステル化されている)、例えばヒドロ キシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピ ルアクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリ レート、ヒドロキシブチルメタクリレート並びに1500〜10000の分子量 のポリアルキレングリコールのアクリル酸モノエステルも、好適である。更に、 エチレン系不飽和カルボン酸とアミノアルコールとのエステル、例えば、ジメチ ルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチル アミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルア ミノプロピルアクリレート、ジメチルアミノプロピルメタクリレート、ジエチル アミノプロピルアクリレート、ジエチルアミノプロピルメタクリレート、ジメチ ルアミノブチルアクリレート及びジエチルアミノブチ ルアクリレートが、好適である。塩基性のアクリレートを、遊離の塩基、鉱酸、 例えば、塩酸、硫酸及び硝酸との塩、有機酸、例えば、ギ酸又はベンゼンスルホ ン酸との塩の形で、又は4級化された形で使用する。適当な4級化剤は、例えば 、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、塩化メチル、塩化エチル又は塩化ベンジルであ る。 更に、コモノマー2)としては、不飽和アミド、例えば、アクリルアミド、メ タクリルアミド並びに1〜6個のC−原子のアルキル基を有するN−アルキルモ ノアミド及びN−アルキルジアミド、例えば、N−メチル−アクリルアミド、N ,N−ジメチルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチルアク リルアミド、N−プロピルアクリルアミド及びt−ブチルアクリルアミド並びに 塩基性(メタ)アクリルアミド、例えば、ジメチルアミノエチルアクリルアミド 、ジメチルアミノエチルメタクリルアミド、ジエチルアミノエチルアクリルアミ ド、ジエチルアミノエチルメタクリルアミド、ジメチルアミノプロピルアクリル アミド、ジエチルアミノプロピルアクリルアミド、ジメチルアミノプロピルメタ クリルアミド及びジエチルアミノプロピルメタクリルアミドが好適である。 更に、コモノマーとして、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム 、アクリルニトリル、メタクリルニトリル、N−ビニルイミダゾール並びに置換 されたN−ビニルイミダゾール、例えば、N−ビニル−2−メチルイミダゾール 、N−ビニル−4−メチルイミダゾール、N−ビニル−5−メチルイミダゾール 、N−ビニル−2−エチルイミダゾール及びN−ビニルイミダゾリン、例えば、 ビニルイミダゾリン、N−ビニル−2−メチルイミダゾリン及びN−ビニル−2 −エチルイミダゾリンが好適である。N−ビニルイミダゾール及びN−ビニルイ ミダゾリンを、遊離の塩基の形の他に、鉱酸又は有機酸で中和された形又は4級 化された形でも使用し、その際、4級化を、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、塩化 メチル又は塩化ベンジルを用いて行うのが有利である。 更に、コモノマー2)として、スルホ基含有モノマー例えば、ビニルスルホン 酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレンスルホン酸又はアクリル 酸−3−スルホプロピルエステルが、これに該当する。 塩基性コモノマー2)、例えば塩基性アクリルエステル及びアクリルアミドを 使用する場合には、しばしば、N−ビニルカルボン酸アミドの加水分解を放棄す ることができる。このコポリマーには、ターポリマー及び付加的に、重合導入さ れた少なくとも1種の他のモノマーを含有するようなポリマーが包含される。 1)N−ビニルホルムアミド及び 2)ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル 、アクリルニトリル及びN−ビニルピロリドン並びに2〜100、有利に30〜 95モル%の加水分解率を有するN−ビニルホルムアミドの加水分解されたホモ ポリマー からなる加水分解されたコポリマーが有利である。 重合導入されたビニルエステルを含有するコポリマーの場合には、N−ビニル ホルムアミド単位の加水分解の他に、エステル基の加水分解が、ビニルアルコー ル単位の形成下に生じる。重合導入されたアクリルニトリルも、同様に、加水分 解で化学的に変化し、その際、例えば、アミド基及び/又はカルボキシル基が生 ずる。 更に、カチオン性ポリマーとしては、重合導入されたエチレンイミン−単位を 含有する化合物が、これに該当する。この場合、有利には、エチレンイミンを、 酸性触媒、例えば、硫酸水素アンモニウム、塩酸又は塩素化された炭化水素、例 えば、塩化メチル、塩化エチレン、四塩化炭素又はクロロホルムの存在下に重合 させることにより得られるポリエチレンイミンが、これに該当する。このような ポリエチレンイミンは、例えば、50重量%水溶液中で、500〜33000、 有利に1000〜31000mPa・sの粘度を有する(ブルックフィールドに より、20℃及び20UPMで測定)。これらの群のポリマーには、エチレンイ ミンでグラフトされたポリアミドアミンも属し、これ は、場合により、更に、少なくとも二官能の架橋剤との反応により架橋すること ができる。この種の生成物を、例えば、ジカルボン酸、例えば、アジピン酸とポ リアルキレンポリアミン、例えば、ジエチレントリアミン又はトリエチレンテト ラミンとの縮合、エチレンイミンでのグラフト及び少なくとも2官能の架橋剤、 例えば、ポリアルキレングリコールのビスクロルヒドリンエーテルとの反応によ り製造する(米国特許(US−A)第4144123号明細書及び米国特許(U S−A)第3642572号明細書参照)。 更に、強度変性のために、特性モノマー単位として、ジアリルジメチルアンモ ニウムクロリドを含有するポリマーが、これに該当する。この種のポリマーは、 公知である。ジアリルジメチルアンモニウムクロリドのポリマーには、第一に、 ホモポリマー並びにアクリルアミド及び/又はメタクリルアミドとのコポリマー が、これに該当する。その際、共重合は、それぞれ任意のモノマー比で行うこと ができる。ジアリルジメチルアンモニウムクロリドのホモポリマー及びコポリマ ーのK−値は、最低30、有利に95〜180である。 カチオンポリマーとして、場合により置換されたN−ビニルイミダゾリンのホ モポリマー及びコポリマーも好適である。その場合にも、公知の物質が、これに 該当する。それらは、例えば、ドイツ特許(DE−B )第1182826号明細書の方法に従い、式: [式中、R1、R2=H、C1〜C18−アルキル、ベンジル、アリール、R3、R4= H、C1〜C4−アルキル、かつX-は、酸基を表す]の化合物を、場合により、ア クリルアミド及び/又はメタクリルアミドと一緒に、水性媒体中、pH−値0〜 8、有利に1.0〜6.8で、ラジカルに分解する重合開始剤の存在下に重合さ せることにより製造することができる。 重合の際に、式(V): [式中、R1、R2=H、CH3、C25、n−C37、i−C37、C65、かつ X-は、酸基である]の1−ビニル−2−イミダゾリン−塩を使用するのが有利で ある。X-は、Cl-、Br-、SO4 2-、CH3−O−SO3 -、R−COO-であり 、かつR2=H、C1〜C4−アルキル及びアリールであるのが有利である。 式(IV)及び(V)中の置換基X-は、原則的に、無機並びに有機酸の任意 の酸基のいずれであっても良い。遊離の塩基、即ち、1−ビニル−2−イミダゾ リンを、当量の酸で中和することにより、式(IV)のモノマーが得られる。ビ ニルイミダゾリンは、例えば、トリクロル酢酸、ベンゼンスルホン酸又はトルエ ンスルホン酸で中和することもできる。1−ビニル−2−イミダゾリンの塩の他 に、4級化された1−ビニル−2−イミダゾリンも、これに該当する。場合によ り、2−、4−及び5−位で置換されていて良い1−ビニル−2−イミダゾリン を、公知の4級化剤と反応させることにより、これらを製造する。4級化剤とし て、例えば、C1〜C18−アルキルクロリド又はC1〜C18−アルキルブロミド、 塩化ベンジル、臭化ベンジル、エピクロルヒドリン、ジメチルスルフェート及び ジエチルスルフェートが、これに該当する。エピクロルヒドリン、塩化ベンジル 、硫酸ジメチル及び塩化メチルを使用するのが有利である。 水溶性ホモポリマーの製造のために、式(IV)又は(V)の化合物を、有利 に水性媒体中で重合させる。 式(IV)の化合物は、比較的高価であるので、経済的な理由から、カチオン 性ポリマーとして、式(IV)の化合物とアクリルアミド及び/又はメタクリル アミドとのコポリマーを使用するのが有利である。これらのコポリマーは、式( IV)の化合物を、単に、作用量で、即ち、1〜50重量%、有利に10〜40 重量%の量で含有する。天然デンプンの変性のために 、アクリルアミド及び/又はメタクリルアミド60〜85重量%及びn−ビニル イミダゾリン又はN−ビニル−2−メチルイミダゾリン15〜40重量%からな るコポリマーが、特に好適である。更に、このコポリマーは、その他のモノマー 、例えば、スチレン、N−ビニルホルムアミド、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロ ピオン酸ビニル、C1〜C4−アルキルビニルエーテル、N−ビニルピリジン、N −ビニルピロリドン、N−ビニルイミダゾール、エチレン系不飽和C3〜C5−カ ルボン酸並びにそのエステル、アミド及びニトリル、ナトリウムビニルスルホネ ート、ビニルクロリド及びビニリデンクロリドを、25重量%までの量で重合導 入することにより、変性することができる。天然デンプンの変性のために、重合 導入された 1)アクリルアミド及び/又はメタクリルアミド 70〜97重量%、 2)N−ビニルイミダゾリン又はN−ビニル−2− メチルイミダゾリン 2〜20重量%及び 3)N−ビニルイミダゾール 1〜10重量% を含有するコポリマーが特に好適である。これらのポリマーを、モノマー1)、 2)及び3)を、公知の重合法によりラジカル共重合させることにより製造する 。これらは、80〜150の範囲のK−値を有する(H.Fikentscherにより、5 重量%食塩水中、25℃及びポリマー濃度0.5重量%で測定)。 更に、カチオンポリマーとしては、アクリルアミド及び/又はメタクリルアミ ド1〜99モル%、有利に30〜70モル%及びジアルキルアミノアルキルアク リレート及び/又はジアルキルアミノアルキルメタクリレート99〜1モル%、 有利に70〜30モル%からなるコポリマー、例えば、アクリルアミド及びN, N−ジメチルアミノエチルアクリレート又はN,N−ジエチルアミノエチルアク リレートからなるコポリマーが、これに該当する。塩基性アクリレートは、酸で 中和された形又は4級化された形で存在するのが有利である。4級化を、例えば 、塩化メチル又は硫酸ジメチルを用いて行うことができる。このカチオン系ポリ マーは、30〜300、有利に100〜180のK−値を有する(H.Fikentsche rにより、5重量%食塩水中、25℃及びポリマー濃度0.5重量%で測定)。 4.5のpH−値の場合には、それは、最低4mVal/高分子電解質gの電荷 密度を有する。 アクリルアミド及び/又はメタクリルアミド1〜99モル%、有利に30〜7 0モル%及びジアルキルアミノアルキルアクリルアミド及び/又はジアルキルア ミノアルキルメタクリルアミド99〜1モル%、有利に70〜30モル%からな るコポリマーも好適である。塩基性アクリルアミド及びメタクリルアミドも、酸 で中和された形で、又は4級化された形で存在するのが有利である。例としては 、N−トリメチルアンモニ ウムエチルアクリルアミドクロリド、N−トリメチルアンモニウムエチルメタク リルアミドクロリド、トリメチルアンモニウムエチルアクリルアミドメトスルフ ェート、トリメチルアンモニウムエチルメタクリルアミドメトスルフェート、N −エチルジメチルアンモニウムエチルアクリルアミドエトスルフェート、N−エ チルジメチルアンモニウムエチルメタクリルアミドエトスルフェート、トリメチ ルアンモニウムプロピルアクリルアミドクロリド、トリメチルアンモニウムプロ ピルメタクリルアミドクロリド、トリメチルアンモニウムプロピルアクリルアミ ドメトスルフェート、トリメチルアンモニウムプロピルメタクリルアミドメトス ルフェート及びN−エチルジメチルアンモニウムプロピルアクリルアミドエトス ルフェートを挙げることができる。トリメチルアンモニウムプロピルメタクリル アミドクロリドが、有利である。 カチオン性ポリマーとしては、ポリアリルアミンも、これに該当する。このよ うなポリマーは、有利に、酸で中和された形で、又は4級化された形でアリルア ミンを単独重合させるか、又はアリルアミンとその他のモノエチレン系不飽和モ ノマーとを共重合させる(前記のN−ビニルカルボン酸アミドとのコポリマーに 相応)ことにより得られる。ジアリルジメチルアンモニウムクロリドのホモポリ マー及びコポリマーが、有利である。 デンプンの本発明によるカチオン性変性のために、例えば、少なくとも1種の デンプン種の水性懸濁液を、1種又は数種のカチオン性ポリマーと115〜18 0℃、有利に120〜145℃の温度で、高めた圧力下で反応させ、その際、反 応を、デンプン多くても10重量%で、分子量低下が生ずるように導く。デンプ ンの水性分散液は、例えば、水100重量部に、デンプン0.1〜10、有利に 2〜6重量部を含有する。デンプン100重量部に対して、例えば、少なくとも 1種のカチオン性ポリマー0.1〜100、有利に1〜10重量部を使用するこ とができる。その際、カチオン性ポリマーとして、有利に、部分的に又は完全に 加水分解されたN−ビニルホルムアミド、ポリエチレンイミン及び/又はポリア リルアミンのホモポリマー又はコポリマーが、これに該当する。 カチオン性ポリマーの存在下に水性デンプン懸濁液を加熱すると、先ず、デン プンが溶解する。デンプン溶解下に、固体デンプン粒子が、水溶性の形に移行す るのが認められ、その際、デンプンを構成しているアミロース単位及び/又はア ミロペクチン単位が分解してオリゴ糖又はグルコースになることなく、超構造( らせん形成、分子内水素橋等)が解消される。溶解したカチオン性ポリマーを含 有する水性デンプン懸濁液を、反応の際に、デンプンの糊化温度を上回る温度に 高める。本発明の方法では、使用デンプンの最低90 、有利に>95重量%までが溶解し、カチオン性ポリマーで変性される。その際 、デンプンは、澄明に溶解する。有利に、デンプンの反応の後に、反応溶液から 、1.2μmの空孔直径を有するセルロースアセテート膜を使用して、もはや反 応しないデンプンを濾別することができる。 この反応を、高めた圧力で行う。この場合、通常、反応媒体が、115〜18 0℃の温度範囲で示す圧力が、これに該当する。それは、例えば、1〜10、有 利に1.2〜7.9バールである。反応の間、反応混合物を、せん断する。反応 を、撹拌オートクレーブ中で実施する場合には、反応混合物を、例えば、100 〜2000、有利に200〜1000回転/分で撹拌する。反応は、実際に、慣 用技術でデンプンをその中で溶解させる全ての装置、例えば、ジェットダイジェ スター中で実施することができる。本発明で適用されるべき115〜180℃の 温度での反応混合物の滞留時間は、例えば、0.1秒〜1時間であり、0.5秒 〜30分の範囲が、有利である。 この条件下で、確かに、使用デンプンの少なくとも90%が溶解かつ変性され るが、デンプンの分解率(分子量低下)は、従来技術に比べて、かなり少ない。 それは、多くても使用デンプンの10重量%である。デンプン5重量%未満の分 解が、本発明の反応では、有利である。デンプン溶解のゲル浸透クロマトグラフ ィー−分析により、デンプンの分解率の定量追跡が可能である。膨潤したデンプ ン粒子から完全に溶解したデンプンまでのデンプン溶解の度合いは、顕微鏡試験 及び電子顕微鏡試験で測定することができる。 天然デンプンタイプは、予備処理することもできる、例えば、酸化、加水分解 又は酵素により分解することができるか、又は化学的に変性することもできる。 この場合にも、ロウ状デンプン、例えば、ロウ状馬鈴薯デンプン及びロウ状トウ モロコシデンプンが、特に重要である。 本発明の方法で得られる反応生成物は、例えば、固体濃度3.5重量%で、ブ ルックフィールド粘度計で、20回転/分及び温度20℃で測定して、粘度50 〜10000、有利に80〜4000mPa・sを有する。反応混合物のpH− 値は、例えば、2.0〜9.0、有利に、2.5〜8の範囲である。 本発明の方法で得られた変性されたデンプンを、紙用の乾燥強化剤として使用 する。本発明でカチオン化されたデンプンを、有利に、紙料に、乾燥紙料に対し て0.5〜3.5、殊に、1.2〜2.5重量%の量で添加するか、又は既に形 成されたシートの表面上に施与する。本発明で製造された変性されたデンプンを 、紙料に添加するのが有利である。これは、紙料への良好な歩留まりを示し、か つ従来技術で公知の変性されたデンプンよりも、その使用の際の排水のCSB− 値(化学的酸素要求量)が、僅かであるという利点を有する。 本発明により乾燥強化剤として使用される、デンプン及びカチオン性ポリマー からなる反応生成物は、全ての公知の紙品種、張り合わせ板紙品種及びカートン 品種、例えば、書き物用紙、印刷用紙及び包装用紙の製造の際に使用することが できる。これらの紙は、数多くの異なる種類の繊維材料、例えば、漂白された、 又は未漂白の状態の亜硫酸セルロース又は硫酸塩セルロース、砕木パルプ、古紙 、サーモメカニカルパルプ(TMP)及びケミサーモメカニカルパルプ(CTM P)から製造することができる。パルプ分散液のpH−値は、例えば、4〜10 、有利に6〜8.5である。乾燥強化剤は、原紙の製造の際にも、僅かな面積重 量を有する紙(LWC−紙)にも、カールトンのためにも使用することができる 。紙の面積重量は、30〜200、有利に35〜150g/m2であり、一方、 カートンでは、それは、600g/m2までであってよい。本発明により製造さ れた紙製品は、同量の天然デンプンの存在下に製造されたような紙に比べて、明 らかに改善された強度を有し、それは、例えば、切れ長さ、破裂圧、CMT−値 及び引裂抵抗により、定量的に把握しうる。 例中に記載の部は、重量部であり、パーセント表示は、重量に関する。強化剤 の粘度を、水溶液中、固体 濃度3.5重量%及び温度20℃で、ブルックフィールド粘度計で、20Upm で測定した。 シートを、Rapid−Koethen−実験室用シート形成機で製造した。乾燥切れ長さ を、DIN53112、1頁により、かつ乾燥破裂圧を、Mullen、DIN531 41に従い測定した。 シートの試験を、それぞれ、24時間、温度23℃及び相対空気湿度50%の 気候にさらした後に、行った。 ポリマーのK−値を、H.Fikentscher,Cellulose-Chemie,第13巻、58〜 64頁及び71〜74頁、(1932)により、温度25℃、5%食塩水中及び ポリマー濃度0.5%で測定した。その際、K=kx103である。 例 ポリマー1 ホルミル基の95%が塩酸を用いての加水分解により離脱されている、K−値 85を有するN−ビニルホルムアミドからなるホモポリマー(pH−値5の12 %水溶液中)。 ポリマー2 粘度28000mPa・sを有する50%水溶液中の高分子量のポリエチレン イミン。 例1(強化剤1) 天然馬鈴薯デンプンの水中の3%懸濁液に、ポリマ ー1の50%水溶液を、生じた混合物が、使用天然デンプンに対してポリマー1 10重量%を含有するように添加する。この混合物を、撹拌下に、500Up m、温度130℃及び圧力2.7バールで20分加熱し、かつ温度25℃に冷却 した後に、本発明により、紙用乾燥強化剤として使用する。デンプンの分子量低 下は、<5%である。顕微鏡もしくは電子顕微鏡検査は、粗大な粒子状、もしく は膨張デンプン粒子が、もはや存在しない、即ち、デンプンは、完全に溶解した ことを示す。 例2(強化剤2) 強化剤1での記載と同様に、乾燥強化剤を、ポリマー1と天然トウモロコシデ ンプンとを反応させることにより製造した。デンプンの分子量低下は、4%未満 であった。デンプンは、実際に完全に溶解した。 例3(強化剤3) 強化剤1での記載と同様に、乾燥強化剤を、ポリマー1を天然トウモロコシデ ンプンと反応させることにより製造し、その際、デンプン97%が溶解し、かつ デンプン3%に、分子量低下が生じた。 例4(強化剤4) 強化剤1での記載と同様に、乾燥強化剤を、ポリマー1を天然ロウ状トウモロ コシデンプンと反応させることにより製造し、その際、デンプン2%が分解し、 かつデンプン98%が溶解した。 例5(強化剤5) 強化剤1での記載と同様に、乾燥強化剤を、ポリマー1を天然ロウ状馬鈴薯デ ンプンと反応させることにより製造し、その際、デンプン4%が分解し、かつデ ンプン96%が溶解した。 例6(強化剤6) 強化剤1での記載と同様に、乾燥強化剤を、そこに記載のポリマー1の代わり に、ここではポリマー2を天然ロウ状馬鈴薯デンプンと反応させることにより製 造し、その際、デンプン3%が分解し、かつデンプン97%が溶解した。 例7(強化剤7) 強化剤1での記載と同様に、乾燥強化剤を、ポリマー2と天然トウモロコシデ ンプンとを反応させて製造し、その際、デンプン2%が分解し、かつデンプン9 8%が溶解した。 例8(強化剤8) 強化剤1での記載と同様に、乾燥強化剤を、ポリマー2と天然コムギデンプン とを反応させて製造し、その際、デンプン1%が分解し、かつデンプン99%が 溶解した。 例9(強化剤9) 強化剤1での記載と同様に、乾燥強化剤を、ポリマー2と天然ロウ状トウモロ コシデンプンとを反応させて製造し、その際、デンプン2%が分解し、かつデン プン98%が溶解した。 例10(強化剤10) 強化剤1での記載と同様に、乾燥強化剤を、ポリマー2と天然ロウ状馬鈴薯デ ンプンとを反応させることにより製造し、その際、デンプン4%が分解し、かつ デンプン96%が溶解した。 強化剤11(比較) ヨーロッパ特許(EP−B)第0282761号明細書、例7に従い、乾燥強 化剤を、ポリマー1をそこに記載の方法で、天然馬鈴薯デンプンと反応させて製 造した。デンプンの分解率は、5%未満であり、デンプン65%のみが、溶解し た。 強化剤12(比較) ドイツ特許(DE−A)第3719480号明細書、例1に従い、乾燥強化剤 を、ポリマー2をそこに記載の方法で、天然馬鈴薯デンプンと反応させて製造し た。デンプンの分解率は、4%未満であり、デンプンの68%のみが溶解した。 例11 Rapid-Koethenシート形成機中で、面積重量120g/m3のシートを製造する 。紙料は、ショッパー−リーグラー50°まで叩解されている混合古紙80%及 び漂白ブナ亜硫酸パルプ20%からなり、それに、前記の強化剤1を、強化剤1 の固体含有率が、乾燥紙料に対して、2.2%である量で添加する。パルプ懸 濁液のpH−値を、7.5に調節する。このパルプモデルから製造されたシート を、空気調節し、その後、前記の方法で、乾燥時破壊長さ及び乾燥時破裂圧を測 定する。結果を、第1表中に記載した。 例12〜20 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の代わりに、第1表中に記載 の強化剤を使用した。こうして得られた結果を、第1表中に記載した。 例21 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の代わりに、順次、溶解され た天然トウモロコシデンプン3%及びポリマー1 0.3%を添加する。こうし て得られた結果を、第1表中に記載した。 例22 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の代わりに、順次、溶解され た天然ロウ状トウモロコシデンプン3%及びポリマー1 0.3%を添加する。 こうして得られた結果を、第1表中に記載した。 例23 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の代わりに、順次、溶解され た天然馬鈴薯デンプン3%及びポリマー2 0.3%を添加する。こうして得ら れた結果を、第1表中に記載した。 例24 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の 代わりに、順次、溶解された天然コムギデンプン3%及びポリマー2 0.3% を添加する。こうして得られた結果を、第1表中に記載した。 比較例1 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の代わりに、強化剤11を使 用する。こうして得られた結果を、第1表中に記載した。 比較例2 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の代わりに、強化剤12を使 用する。こうして得られた結果を、第1表中に記載した。 比較例3 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の代わりに、市販の慣用のカ チオン化されたデンプンHI−CAT(Roquette)を使用する。こうして得られた 結果を、第1表中に記載した。 比較例4 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の代わりに、乾燥繊維に対し て、天然馬鈴薯デンプン3%のみを使用する。こうして得られた結果を、第1表 中に記載した。 比較例5 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の代わりに、乾燥繊維に対し て、天然トウモロコシデンプン3%のみを使用する。こうして得られた結果を、 第1表中に記載した。 比較例6 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の代わりに、乾燥繊維に対し て、天然ロウ状トウモロコシデンプン3%のみを使用する。こうして得られた結 果を、第1表中に記載した。 比較例7 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の代わりに、天然コムギデン プン3%のみを使用する。こうして得られた結果を、第1表中に記載した。 比較例8 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の代わりに、ポリマー1 3 %のみを使用する。こうして得られた結果を、第1表中に記載した。 比較例9 例11を繰り返すが、但し、そこに記載の強化剤の代わりに、ポリマー2 3 %のみを使用する。こうして得られた結果を、第1表中に記載した。 比較例10 例11を繰り返すが、但し、強化剤を全く使用しない。こうして得られた結果 を、第1表中に記載した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルードルフ シューマッハー ドイツ連邦共和国 D−67459 ベール− イッゲルハイム レーマーシュトラーセ 7アー (72)発明者 ハインリッヒ ハルトマン ドイツ連邦共和国 D−67117 リンブル ガーホーフ ヴァインハイマー シュトラ ーセ 46 (72)発明者 ヴァルター デンツィンガー ドイツ連邦共和国 D−67346 シュパイ アー ヴォルムザー ラントシュトラーセ 65 (72)発明者 マンフレート ニースナー ドイツ連邦共和国 D−67105 シッファ ーシュタット ゴテンシュトラーセ 25 (72)発明者 クラウディア ニルツ ドイツ連邦共和国 D−67127 レーダー スハイム−グローナウ ガルテンシュトラ ーセ 29 (72)発明者 ヴォルフガング ロイター ドイツ連邦共和国 D−69118 ハイデル ベルク アム プフェルヒェルハング 16 (72)発明者 フーベルト マイクスナー ドイツ連邦共和国 D−67069 ルートヴ ィッヒスハーフェン エーディッヒハイマ ー シュトラーセ 45

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.デンプンと、アミノ基及び/又はアンモニウム基含有ポリマーとを、水性 媒体中、デンプンの糊化温度を上回る温度で、酸化剤、重合開始剤及びアルカリ の不在下に反応させることにより、デンプンをカチオン性に変性する方法におい て、この反応を、115〜180℃の温度範囲で、高めた圧力下に、使用デンプ ンの少なくとも90重量%が溶解し、かつデンプンの多くても10重量%に、分 子量低下が生ずるように実施することを特徴とする、デンプンをカチオン性に変 性する方法。 2.デンプンとして、群、トウモロコシデンプン、馬鈴薯デンプン、コムギデ ンプン、コメデンプン、タピオカデンプン、サゴデンプン、モロコシ属デンプン 、カッサバデンプン、エンドウデンプンからの天然デンプン又は前記の天然デン プンの混合物を使用する、請求項1に記載の方法。 3.少なくとも95重量%のアミロペクチン含有率を有するデンプンを使用す る、請求項1又は2に記載の方法。 4.デンプンとして、群、ロウ状トウモロコシデンプン、ロウ状馬鈴薯デンプ ン、ロウ状コムギデンプンからなる天然デンプン又は前記のデンプンの混合物を 使用する、請求項1から3のいずれかに記載の方法。 5.デンプン100重量部に対して、少なくとも1種のカチオン性ポリマー0 .1〜100重量部を使用する、請求項1から4のいずれかに記載の方法。 6.デンプン100重量部に対して、少なくとも1種のカチオン性ポリマー1 〜10重量部を使用する、請求項5に記載の方法。 7.カチオン性ポリマーとして、N−ビニルホルムアミド、ポリエチレンイミ ン及び/又はポリアルキレンアミンの部分的に又は完全に加水分解されたホモポ リマー又はコポリマーを使用する、請求項1から6のいずれかに記載の方法。 8.請求項1から7のいずれかに記載の方法により得られた変性されたデンプ ンを、紙用の乾燥強化剤として使用すること。
JP8514283A 1994-10-29 1995-10-17 デンプンをカチオン性に変性する方法及びカチオン性に変性されたデンプンの使用 Pending JPH10507790A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4438708.3 1994-10-29
DE4438708A DE4438708A1 (de) 1994-10-29 1994-10-29 Verfahren zur kationischen Modifizierung von Stärke und Verwendung der kationisch modifizierten Stärke
PCT/EP1995/004075 WO1996013525A1 (de) 1994-10-29 1995-10-17 Verfahren zur kationischen modifizierung von stärke und verwendung der kationisch modifizierten stärke

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10507790A true JPH10507790A (ja) 1998-07-28

Family

ID=6532022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8514283A Pending JPH10507790A (ja) 1994-10-29 1995-10-17 デンプンをカチオン性に変性する方法及びカチオン性に変性されたデンプンの使用

Country Status (11)

Country Link
US (1) US5851300A (ja)
EP (1) EP0788516B2 (ja)
JP (1) JPH10507790A (ja)
AT (1) ATE169032T1 (ja)
AU (1) AU690752B2 (ja)
DE (2) DE4438708A1 (ja)
DK (1) DK0788516T4 (ja)
ES (1) ES2119491T5 (ja)
FI (1) FI115634B (ja)
NZ (1) NZ294616A (ja)
WO (1) WO1996013525A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008545042A (ja) * 2005-07-01 2008-12-11 アクゾ ノーベル コーティングス インテルナショナール ベー.ファオ. 接着剤組成物及び方法
KR101467907B1 (ko) * 2013-05-24 2014-12-02 경희대학교 산학협력단 초고압을 이용한 양성 전분의 제조 방법

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19701523A1 (de) * 1997-01-17 1998-07-23 Basf Ag Polymermodifizierte anionische Stärke, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
DE19701524A1 (de) * 1997-01-17 1998-07-23 Basf Ag Polymermodifizierte Stärke, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
DE19713755A1 (de) * 1997-04-04 1998-10-08 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Papier, Pappe und Karton mit hoher Trockenfestigkeit
DE19729305C2 (de) * 1997-07-09 2000-07-06 Aventis Res & Tech Gmbh & Co Thermoplastische Mischung auf Basis von Stärke enthaltend mindestens eine kationische und mindestens eine anionische Stärke, Verfahren zu ihrer Herstellung sowie Verwendung
DE19832241A1 (de) * 1998-07-17 2000-01-27 Stockhausen Chem Fab Gmbh Verwendung von modifizierten Stärkeprodukten als Retentionsmittel bei der Papierherstellung
AU769074B2 (en) * 1999-04-01 2004-01-15 Basf Aktiengesellschaft Modifying starch with cationic polymers and use of the modified starches as dry-strength agent
AU1099901A (en) 1999-10-20 2001-04-30 Grain Processing Corporation Compositions including reduced malto-oligosaccharide preserving agents, and methods for preserving a material
US6375798B1 (en) * 2000-06-05 2002-04-23 Grain Processing Corporation Derivatized malto-oligosaccharides, methods for trash scavenging, and process for preparing a paper web
AU2003218571B2 (en) * 2002-04-09 2007-11-29 Fpinnovations Swollen starch-latex compositions for use in papermaking
US7090745B2 (en) * 2002-09-13 2006-08-15 University Of Pittsburgh Method for increasing the strength of a cellulosic product
US7494566B2 (en) * 2002-09-13 2009-02-24 University Of Pittsburgh - Of The Commonwealth System Of Higher Education Composition for increasing cellulosic product strength and method of increasing cellulosic product strength
US20050109476A1 (en) * 2003-07-21 2005-05-26 Muhle Runingen Gmbh & Co. Kg Medium for increasing the absorption capacity of paper pulp for starch
WO2005085361A2 (en) * 2004-02-27 2005-09-15 University Of Pittsburgh Networked polymeric gels and use of such polymeric gels in hydrocarbon recovery
CA2608824A1 (en) * 2006-10-31 2008-04-30 University Of New Brunswick Antimicrobial and bacteriostatic-modified polymers for cellulose fibres
PT2393982E (pt) * 2009-02-05 2012-12-06 Basf Se Processo para a produção de papel, cartão e papelão com alta resistência mecânica em seco
US11173106B2 (en) * 2009-10-07 2021-11-16 Johnson & Johnson Consumer Inc. Compositions comprising a superhydrophilic amphiphilic copolymer and a micellar thickener
US8258250B2 (en) 2009-10-07 2012-09-04 Johnson & Johnson Consumer Companies, Inc. Compositions comprising superhydrophilic amphiphilic copolymers and methods of use thereof
US8399590B2 (en) 2009-10-07 2013-03-19 Akzo Nobel Chemicals International B.V. Superhydrophilic amphiphilic copolymers and processes for making the same
JP6525896B2 (ja) * 2016-01-20 2019-06-05 三晶株式会社 紙力増強剤および紙の製造方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3467608A (en) * 1966-06-27 1969-09-16 Dow Chemical Co Cationic starch compositions and a method of preparation
GB1268118A (en) * 1969-06-24 1972-03-22 Dow Chemical Co Method of preparing cationic starch compositions
GB1259533A (ja) * 1969-07-15 1972-01-05
US3674725A (en) * 1970-12-18 1972-07-04 Nalco Chemical Co Cationization of starch for filler retention utilizing a cationic polyepihalohydrin-tertiary amine polymer
US3734820A (en) * 1971-09-22 1973-05-22 Calgon Corp Cationic dextran graft copolymers as dry strength additives for paper
US4097427A (en) * 1977-02-14 1978-06-27 Nalco Chemical Company Cationization of starch utilizing alkali metal hydroxide, cationic water-soluble polymer and oxidant for improved wet end strength
US4146515A (en) * 1977-09-12 1979-03-27 Nalco Chemical Company Making a lightly oxidized starch additive by adding a cationic polymer to starch slurry prior to heating the slurry
DE3534273A1 (de) * 1985-09-26 1987-04-02 Basf Ag Verfahren zur herstellung von vinylamin-einheiten enthaltenden wasserloeslichen copolymerisaten und deren verwendung als nass- und trockenverfestigungsmittel fuer papier
DE3719480A1 (de) * 1986-08-05 1988-02-18 Basf Ag Verfahren zur herstellung von papier, pappe und karton mit hoher trockenfestigkeit
DE3706525A1 (de) * 1987-02-28 1988-09-08 Basf Ag Verfahren zur herstellung von papier, pappe und karton mit hoher trockenfestigkeit
DE3724646A1 (de) * 1987-07-25 1989-02-02 Basf Ag Verfahren zur herstellung von papier, pappe und karton mit hoher trockenfestigkeit
DE3909004A1 (de) 1989-03-18 1990-09-27 Basf Ag Verwendung von nicht hydrolysierten n-vinylformamid-einheiten enthaltenden copolymerisaten bei der papierherstellung
DE4127733A1 (de) * 1991-08-22 1993-02-25 Basf Ag Pfropfpolymerisate aus saccharidstrukturen enthaltenden naturstoffen oder deren derivaten und ethylenisch ungesaettigten verbindungen und ihre verwendung
US5382324A (en) * 1993-05-27 1995-01-17 Henkel Corporation Method for enhancing paper strength

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008545042A (ja) * 2005-07-01 2008-12-11 アクゾ ノーベル コーティングス インテルナショナール ベー.ファオ. 接着剤組成物及び方法
KR101467907B1 (ko) * 2013-05-24 2014-12-02 경희대학교 산학협력단 초고압을 이용한 양성 전분의 제조 방법
US9035043B2 (en) 2013-05-24 2015-05-19 University-Industry Cooperation Group Of Kyung Hee University Method of preparing cationic starch using ultrahigh pressure

Also Published As

Publication number Publication date
ES2119491T5 (es) 2003-05-01
US5851300A (en) 1998-12-22
EP0788516A1 (de) 1997-08-13
ATE169032T1 (de) 1998-08-15
DE4438708A1 (de) 1996-05-02
DK0788516T4 (da) 2002-11-25
EP0788516B1 (de) 1998-07-29
FI971832A0 (fi) 1997-04-29
FI971832A (fi) 1997-06-24
EP0788516B2 (de) 2002-10-30
WO1996013525A1 (de) 1996-05-09
DK0788516T3 (da) 1999-02-01
AU690752B2 (en) 1998-04-30
AU3746495A (en) 1996-05-23
ES2119491T3 (es) 1998-10-01
FI115634B (fi) 2005-06-15
DE59503014D1 (de) 1998-09-03
NZ294616A (en) 1999-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6616807B1 (en) Method for producing high dry-strength paper, pulpboard and cardboard
JPH10507790A (ja) デンプンをカチオン性に変性する方法及びカチオン性に変性されたデンプンの使用
US6746542B1 (en) Modifying starch with cationic polymers and use of the modified starches as dry-strength agent
US6235835B1 (en) Polymer-modified anionic starch, method for its production, and its use
US8025767B2 (en) Wet strength enhancers for paper
EP2215130B1 (en) Glyoxalated poly(n-vinylamine)
TW444081B (en) Oxidized galactose type of alcohol configuration containing polymer in combination with cationic polymers for paper strength applications
CA2288109C (en) Method for producing paper, paperboard and cardboard
JP5130049B2 (ja) 高い填料含量および高い乾燥強度を有する紙
CN116323710A (zh) 耐油剂和耐油组合物
US6160050A (en) Polymer-modified starch, method for its production, and its use
CA2203931C (en) Cationic modification process for starch and use of cationically modified starch

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061107

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070202

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070502

A72 Notification of change in name of applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A721

Effective date: 20080220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080909

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080925

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20090312

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091014

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091026