JPH10507110A - 眼内コンタクトレンズ及びその移植方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、眼に移植するための眼内コンタクトレンズ（１０，２０，３０，４０，５０，６０，７０，８０）である。眼内コンタクトレンズは、虹彩の背部を損傷または磨滅する可能性のあるエッジ部の形成を最小にする、レンズ部とレンズ本体部との移行部を備える。さらに、眼内コンタクトレンズは、種々の特徴を有することができ、眼内コンタクトレンズの前側表面に、眼内コンタクトレンズと虹彩の背部との間の潤滑を向上するための溝（Ｇ）や、上記眼内コンタクトレンズの前方表面と後方表面の圧力を等しくするための少なくとも空気通路（８６）や、移植手術の間に、取扱器具の先端が水晶体に接触することを防止しつつ、虹彩の下で眼内コンタクトレンズを取扱うための少なくとも一つの窪み（９２）を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 眼内コンタクトレンズ及びその移植方法 発明の分野 本発明は眼内コンタクトレンズ及び眼内コンタクトレンズを眼内に移植する方 法に関する。特に、本発明は人間の眼に外科移植するためのコンタクトレンズ、 及び眼内コンタクトレンズを人間の眼内に移植する方法に関する。 発明の背景 従来、コンタクトレンズは眼の外面で使用するために開発され、市場で売買の 対象とされた。当初、コンタクトレンズは、すべてガラスで製造されていたが、 ガラスは合成プラスチック材料、特に眼とのあらゆる反応を最小にする材料に実 質的に置き換えられるようになった。 １９８９年、シリコーン眼内コンタクトレンズがロシア人によって開示された 。図２６は、ロシア人による眼内コンタクトレンズが眼に装着された様子を示す 。この図は、眼内コンタクトレンズを眼に取り付ける方法を明らかにしている。 詳細には、眼内コンタクトレンズ２００は水晶体２０４と接触する湾曲したレン ズ本体２０２を含む。湾曲したレンズ本体２０２は、中央において突出部２０６ が延在し、突出部２０６は、湾曲したレンズ本体２０２とともに環状溝２０８を 画定する。突出部２０６は、虹彩２１０の内側環状端２１１が環状溝２０８内に 受け入れられるように虹彩２１０にはめ合わせられている。 １９９１年、ロシア人は再び新規なシリコーンの眼内レンズを開示した。図２ ７は、環状の突出部３０４を備えた湾曲した本体部３０２を有する眼内レンズの 横断面図を示す。環状突出部３０４は、かなり鋭い環状のエッジ３０６を定めて いる。この特殊なレンズは、使用の際に幾つかの困難に出くわす。すなわち、環 状のエッジ３０６がかなり鋭いため、虹彩の大きさが変化するたびに虹彩の内側 表面を繰り返し引っ掻き、虹彩から色素を掻き取る。 発明の概要 本発明の目的は、改良された眼内コンタクトレンズを提供することにある。 本発明の別の目的は、虹彩の背面の摩滅又は損傷を最小にする外側表面曲率を 有する眼内コンタクトレンズを提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、眼内コンタクトレンズの外側表面においてレンズ 本体部とレンズ部との間の滑らかな移り変わりを有する眼内コンタクトレンズを 提供することにある。 本発明のさらに別の目的は、少なくとの１つの環状溝、特に１つの環状溝を眼 内コンタクトレンズの外側表面に有する眼内コンタクトレンズを提供することに ある。 本発明のさらに別の目的は、眼内コンタクトレンズの後方表面及び前方表面に おける眼内圧力を等しくするための貫通孔又は通路を備えた眼内コンタクトレン ズを提供することにある。 本発明の目的は、眼内コンタクトレンズを移植するための改良された方法を提 供することにある。 本発明のこれらの目的及び他の目的は、従来の眼内コンタクトレンズに対して 構造及び配置を改良する様々な概念によって解決することができる。 本発明に従う眼内コンタクトレンズは、レンズ本体部からレンズ部に、又は、 レンズ部からレンズ本体部に、滑らかに変移する外側曲率半径を備える。詳細に は、レンズ本体部と中央レンズ部との間のレンズの外側曲率半径に変移部（移行 部）が存在する。この２つの部分又は領域の間の曲率半径の変移は、エッジを最 小に形成し、それによって虹彩の背面の損傷又は摩滅を防止するような変移であ ることが重要である。変移は、レンズ本体部と中央レンズ部との間の変移におい て、曲率半径の傾斜が極めて小さくなるように形成することができ、それによっ て変移を滑らかにする。このような構造は、眼内で良好に作用し、虹彩の背面の 損傷又は摩滅を発現させず、そして虹彩の背面の損傷及び摩滅を引き起こすロシ ア人の従来技術の眼内コンタクトレンズに対してかなりの改良をもたらす。 本発明に従う別の概念は、眼内コンタクトレンズの前面表面に少なくとも１つ の溝を設けることにある。溝は、単一の溝又は複数の溝のパターンにすることが できる。溝は環状、真っすぐな形、湾曲した形状又はそれらを組み台わせた形状 にすることができる。さらに溝の断面形状は、半円、四角、Ｖ型又は他の好適な 断面形状にすることができる。 溝は、レンズ本体部中に位置し、且つ、レンズ部を取り囲む環状溝の構造であ ることが好ましい。この環状溝は、眼液の良好な循環を可能にし、眼内コンタク トレンズと虹彩の背面との間の潤滑を促進する。他の溝構造を用いることができ るが、環状構造が極めて良好に動作するようである。 本発明に従うさらに別の概念は、眼内コンタクトレンズの後方表面と前方表面 との間で眼内コンタクトレンズを通る通路を提供することにある。該通路は、眼 内コンタクトレンズの後方表面と前方表面の眼内圧力を等しくし、前眼房と後眼 房の圧力を等しくすることができる。該通路は、種々の異なる形態でもたらすこ とができ、前方表面と後方表面を連結し連続空気通路を形成する通路、並びに、 １つ又はそれ以上の特定の場所において、眼内コンタクトレンズの厚みを通る孔 又は別のタイプの空気通路を含む。例えば、眼内コンタクトレンズの前方面及び 後方面の両方が、環状溝と該環状溝から半径方向外側に眼内コンタクトレンズの 端部まで延びる単一の半径方向外側延在溝とを、それぞれ、備えることができ、 ２つの半径方向外側延在溝は同じ外周位置で出合い、それによって環状溝を連結 する連続空気通路をもたらす。他の具体例において、少なくとも１つの孔を眼内 コンタクトレンズの外周近傍に設けることができる。さらに別の具体例において 、孔を、眼内コンタクトレンズの中心で、眼内コンタクトレンズの光軸に沿って 設けるのが一層好ましく、それは、眼内圧を等しくする最良の位置をもたらし、 且つ、眼内コンタクトレンズの光学特性に影響を与えない。 さらに別の本発明の概念は、眼内コンタクトレンズの前方表面に出口のない孔 を設けることであり、該孔は天然レンズ（水晶体）に触れることなく眼内コンタ クトレンズを虹彩の下に挿入し且つ位置づけるプロセスにおいて用いられる。 本発明に従う眼内コンタクトレンズを移植する方法は、眼内レンズを水晶体と 虹彩との間の後眼房中に置くことを含む。さらに、移植方法の重要な手順は、少 なくとも１つの貫通孔を虹彩に設け、前眼房と後眼房を流体連絡させて、それら の間の圧力を等しくさせることを含む。これは、眼内コンタクトレンズが吸引さ れて虹彩の背部にきつく接触し、虹彩の背部の著しい損傷及び摩滅を引き起こす ことを防止する。この悪影響は、後眼房と前眼房との間の圧力差に基づく。それ ゆえ、その少なくとも１つの貫通孔はこの状況を緩和する。 図面の簡単な説明 図１は、図３に示した本発明に従う凸型眼内コンタクトレンズの断面図である 。 図２は、図３に示した方向で切断した、図１における眼内レンズの断面図であ る。 図３は、図１及び図２に示した凸型眼内レンズの上面図である。 図４は、図６に示した本発明に従う凸型眼内コンタクトレンズの別の具体例で ある。 図５は、図６に示した方向で切断した、図４に示す凸型眼内コンタクトレンズ の断面図である。 図６は、図５及び図６に示した凸型眼内コンタクトレンズの上面図である。 図７は、図１−６に示した２つの具体例に関する凸型眼内コンタクトレンズの 実施例の表である。 図８は、図１０に示した本発明に従う凹型眼内コンタクトレンズの断面図であ る。 図９は、図１０に示した方向で切断した、図８に示す凹型眼内コンタクトレン ズの断面図である。 図１０は、図８及び図９に示した凹型眼内コンタクトレンズの上面図である。 図１１は、図１２に示した本発明に従う凹型眼内コンタクトレンズの別の具体 例である。 図１２は、図１３に示した方向で切断した、図１１に示す凹型眼内コンタクト レンズの断面図である。 図１３は、図１１及び図１２に示した凹型眼内コンタクトレンズの上面図であ る。 図１４は、図８−１３に示した２つの具体例に関する凹型眼内レンズの実施例 の表である。 図１５は、本発明に従う凸型眼内コンタクトレンズの別の具体例の上面図であ る。 図１６は、図１５に示した凸型眼内コンタクトレンズの断面図である。 図１７は、図１５及び図１６に示した凸型眼内コンタクトレンズの１部分の部 分詳細断面図であり、その曲率を例示する。 図１８は、図１５−１７に示した凸型眼内レンズの具体例の詳細な曲率を示し た表である。 図１９は、本発明に従う凹型眼内コンタクトレンズの別の具体例である。 図２０は、本発明に従うレンズ本体部に環状溝を有する、別の凹型眼内コンタ クトレンズの上面図である。 図２１は、図２０に示した凹型眼内コンタクトレンズの断面図である。 図２２は、レンズ光学中心に貫通孔が設けられた本発明に従う眼内コンタクト レンズの好ましい具体例である。 図２３は、図２０に示した眼内コンタクトレンズの断面図である。 図２４は、本発明に従う眼内コンタクトレンズが移植された眼の断面図である 。 図２５は、従来技術の眼内コンタクトレンズが移植された眼の断面図である。 図２６は、従来技術の眼内コンタクトレンズが移植された別の具体例の断面図 である。 好ましい具体例の詳細な説明 本発明に従う凸型眼内コンタクトレンズの具体例を図１−３に示す。 眼内コンタクトレンズ１０は、主軸径ＤＭ及び副軸径Ｄｍ並びに半径Ｒ２によ って画定される卵形レンズ本体部１２と、直径Ｄｏを有する環状レンズ部１４と によって画定される。 図１に示したように、レンズ部１４は厚さＴｃを有し、レンズ本体部１２はエ ッジ厚さＴｅを有する。さらに、レンズ部１４は曲率ＳＲｆｒを有し、レンズ本 体部１２は外側曲率ＳＲｏ及び内側曲率Ｓｒｉを有する。 本発明に従う凸型眼内コンタクトレンズの別の具体例を図４−６に示す。 眼内コンタクトレンズ２０は、主軸径ＤＭ及び副軸径Ｄｍ並びに半径Ｒ２によ って画定される卵形レンズ本体部２２と、直径Ｄｏを有する環状レンズ部２４と によって画定される。 図４に示したように、レンズ部２４は厚さＴｃを有し、レンズ本体部２２はエ ッジ厚さＴｅを有する。さらに、レンズ部２４は曲率ＳＲｆｒを有し、レンズ本 体部２２は外側曲率ＳＲｆｒ２（ＳＲｏ）及び内側曲率Ｓｒｉを有する。 凸型眼内コンタクトレンズの特定の例を図７の表に示す。これらの例において 、Ｔ＝０．０５±０．０２ｍｍ、Ｓｒｏ＝９．４±０．１、Ｓｒｉ＝９．８、Ｄ Ｍ＝１０．５±０．１ｍｍ、Ｄｍ＝６±０．３ｍｍ及びＲ２±０．１である。 本発明に従う凹型眼内コンタクトレンズの具体例を図８−１０に示す。 眼内コンタクトレンズ３０は、主軸径ＤＭ及び副軸径Ｄｍ並びに半径Ｒ２によ って画定される卵形レンズ本体部３２と、直径Ｄｏを有する環状レンズ部３４と によって画定される。 図８に示したように、レンズ部３４は厚さＴｃを有し、レンズ本体部３２はエ ッジ厚さＴｅを有する。さらに、レンズ部３４は曲率ＳＲｆｒを有し、レンズ本 体部３２は外側曲率ＳＲｏ及び内側曲率Ｓｒｉを有する。 本発明に従う凹型眼内コンタクトレンズの別の具体例を図１１−１３に示す。 眼内コンタクトレンズ４０は、主軸径ＤＭ及び副軸径Ｄｍ並びに半径Ｒ２によ って画定される卵形レンズ本体部４２と、直径Ｄｏを有する環状レンズ部４４と によって画定される。 図１１に示したように、レンズ部４４は厚さＴｃを有し、レンズ本体部４２は エッジ厚さＴｅを有する。さらに、レンズ部４４は曲率ＳＲｆｒを有し、レンズ 本体部４２は外側曲率ＳＲｆｒ２（ＳＲｏ）及び内側曲率Ｓｒｉを有する。 凸型眼内コンタクトレンズの特定の例を図１４の表に示す。これらの例におい て、Ｔ＝０．０５±０．０２ｍｍ、Ｓｒｏ＝９．４±０．1、Ｓｒｉ＝９．８、 ＤＭ＝１０．５±０．１ｍｍ、Ｄｍ＝６±０．３ｍｍ及びＲ２±０．１である。 本発明に従う凸型眼内コンタクトレンズ５０のさらに別の具体例を図１５−１ ７に示す。 眼内コンタクトレンズ５０は、主軸径ＤＭ及び副軸径Ｄｍ並びに半径Ｒ２によ って画定される卵形レンズ本体部５２と、直径Ｄｏを有する環状レンズ部５４と によって画定される。 図１６に示したように、レンズ部５４は厚さＴｃを有し、レンズ本体部５２は エッジ厚さＴｅを有する。 眼内コンタクトレンズの詳細な曲率を図１７に示す。この特定のレンズの例を 図１８の表に示す。符号Ｒ１−Ｒ８は、図１７の符号に対応する。 本発明に従う凹型眼内コンタクトレンズ６０のさらに別の具体例を図１９に示 す。この具体例は、眼内コンタクトレンズ中心と天然レンズとの間に小さなギャ ップが存在するという利点がある。その小さなギャップは体液の流通を可能とし 、眼の中で機械的損傷及び白濁を起こす可能性がある摩擦を最小にする。 凹型眼内コンタクトレンズ７０のまた別の具体例を図２０に示す。 眼内コンタクトレンズ７０は、主軸径ＤＭ及び副軸径Ｄｍによって画定される 卵形レンズ本体部７２と、直径Ｄｏを有する環状レンズ部７４とによって画定さ れる。図２１に示したように、レンズ部７４は厚さＴｃを有し、レンズ本体部７ ２はエッジ厚さＴｅを有する。 この具体例の重要な特徴は、環状溝Ｇがレンズ部７４を取り囲んでレンズ本体 部７２に設けられていることである。環状溝Ｇは、眼の内部の流体の循環を可能 にする。さらに、外科的処置の間に溝Ｇを用いてレンズを取り扱うことができる 。溝Ｇは眼内の圧力を均一にすることを促進する。 レンズ本体部８２及びレンズ部８４を有する眼内コンタクトレンズ８０の好ま しい具体例を図２２及び図２３に示す。この具体例において、空気通路８６（例 えば孔）がレンズ部８４の中心光軸に設けられており、空気通路８６は眼内コン タクトレンズ８０の前方表面８８と後方表面９０の圧力を等しくする。この空気 通路８６は前眼房と後眼房との間の圧力を等しくする。そうでなければ、眼内コ ンタクトレンズの前方面において、かなりの吸引又は負圧が発生することになり 、虹彩の背部を吸引し眼内コンタクトレンズの全面に接触させ、そして虹彩の損 傷又は摩滅を生じる。 眼内コンタクトレンズ８０は、図２２−２４に示したように一対の窪み９２を 備え、窪み９２は移植手術の間に眼内コンタクトレンズ８０を虹彩の下で操作す ることを可能とする。窪み９２は、操作の目的からすれば貫通孔よりもかなり良 好である。なぜなら、窪みの底部は操作器具がレンズを貫通させて天然レンズに 意図せずに接触することを防止するからである。操作器具が天然レンズに接触す ると、即座に天然レンズを白濁させるであろう。 図２５は、本発明に従う眼内コンタクトレンズが、眼の中に置かれた様子を示 す。 眼内コンタクトレンズ１００は、天然結晶レンズ（水晶体）１０２の上で且つ 虹彩１０４の下に位置される。眼内コンタクトレンズは、後眼房１０６に置かれ る。 眼内コンタクトレンズ中の前方表面と後方表面を通る空気通路を設ける代わり にあるいはそれに追加して、虹彩１０４中に貫通孔１０８を設けることができ、 貫通孔１０８は後眼房１０６と前眼房１１０をつなぐ管路となる。貫通孔１０８ は後眼房１０６と前眼房１１０との間の圧力を等しくし、それによって虹彩１０ ４は連続的に吸引されて眼内コンタクトレンズと接触することがなく、虹彩１０ ４の背部を損傷又は摩滅させることがない。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．中央レンズ部と、上記中央レンズ部を取り囲むレンズ本体部とを含む眼内コ ンタクトレンズであって、 上記中央レンズ部と上記レンズ本体部とが、上記中央レンズ部の外側表面と上 記レンズ本体部の外側表面との間の移行がなめらかである連続外側面を画成して いる眼内コンタクトレンズ。 ２．上記なめらかな移行が、上記中央レンズ部の外側表面と上記レンズ本体部の 外側表面との間の比較的小さな距離において外側表面の曲率を変化させる傾斜に よって定義される請求項１に従うレンズ。 ３．上記中央レンズ部と上記レンズ本体部との間の上記なめらかな移行の傾斜が 、２〜６ヂオプター度の範囲内である請求項２に従うレンズ。 ４．レンズの外側表面に設けられた少なくとも一つの溝を含む請求項１に従うレ ンズ。 ５．上記溝が環状の溝面である請求項４に従うレンズ。 ６．上記環状の溝が、上記レンズ本体部の外側表面に位置する請求項５に従うレ ンズ。 ７．上記溝が、真っ直ぐな溝である請求項４に従うレンズ。 ８．上記溝が、湾曲した形状の溝である請求項４に従うレンズ。 ９．上記眼内コンタクトレンズの前方表面と後方表面の圧力を等しくする少なく とも一つの通路を含む請求項１に従うレンズ。 １０．上記通路が、眼内コンタクトレンズの厚みを通過する孔である請求項９に 従うレンズ。 １１．上記孔が、上記中央レンズ部の中心に位置する請求項１０に従うレンズ。 １２．上記孔が、上記眼内コンタクトレンズの光軸の中心に位置する請求項１０ に従うレンズ。 １３．眼内コンタクトレンズであって、 中央レンズ部と、 上記中央レンズ部を取り囲むレンズ本体部と、 上記眼内コンタクトレンズの外側表面の少なくとも一つの溝とを含む上記眼内 コンタクトレンズ。 １４．上記少なくとも一つの溝が、眼液の循環を促進する環状溝である請求項１ ３に従うレンズ。 １５．上記環状溝が、上記レンズ本体部の外側表面に位置する請求項１３に従う レンズ。 １６．上記溝が、半円の断面形状を有する請求項１４に従うレンズ。 １７．上記中央レンズ部と上記レンズ本体部とが、上記中央レンズ部の外側表面 と上記レンズ本体部の外側表面との間の移行がなめらかである連続外側面を画成 している請求項１３に従うレンズ。 １８．上記眼内コンタクトレンズの前方表面と後方表面の圧力を等しくするため の少なくとも一つの通路を含む請求項１３に従うレンズ。 １９．上記眼内コンタクトレンズの前方表面と後方表面の圧力を等しくするため の少なくとも一つの通路を含む請求項１４に従うレンズ。 ２０．眼内コンタクトレンズであって、 中央レンズ部と、 上記中央レンズ部を取り囲むレンズ本体部と、 上記眼内コンタクトレンズの前方表面と後方表面の圧力を等しくするための少 なくとも一つの通路とを含む上記眼内コンタクトレンズ。 ２１．上記通路が、上記中央レンズ部の中心に位置する請求項２０に従うレンズ 。 ２２．上記眼内コンタクトレンズの前側表面に、眼液の循環を促進するための少 なくとも一つの溝を含む請求項２０に従うレンズ。 ２３．上記中央レンズ部及び上記レンズ本体部が、上記中央レンズ部の外側表面 と上記レンズ本体部の外側表面との間の移行がなめらかである連続外側面を画成 している請求項２０に従う眼内コンタクトレンズ。 ２４．上記中央レンズ部及び上記レンズ本体部が、上記中央レンズ部の外側表面 と上記レンズ本体部の外側表面との間の移行がなめらかである連続外側面を画成 している請求項２１に従う眼内コンタクトレンズ。 ２５．眼内コンタクトレンズを移植する方法であって、 眼に切り口を作る工程と、 眼内に眼内コンタクトレンズを挿入する工程と、 少なくとも一つの貫通孔を虹彩に形成して後眼房と前眼房とを流体連絡させる 工程と、 上記切り口を閉じる工程を含む上記眼内コンタクトレンズの移植方法。 ２６．上記コンタクトレンズが、上記中央レンズ部の外側表面と上記レンズ本体 部の外側表面との間になめらかな移行を有する請求項２５に従う眼内コンタクト レンズの移植方法。 ２７．上記眼内コンタクトレンズが、該レンズの外側表面に少なくとも一つの溝 を含む請求項２５に従う眼内コンタクトレンズの移植方法。