JPH1050687A - 薄膜形成装置および薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成装置および薄膜形成方法

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JPH1050687A
JPH1050687A JP20365096A JP20365096A JPH1050687A JP H1050687 A JPH1050687 A JP H1050687A JP 20365096 A JP20365096 A JP 20365096A JP 20365096 A JP20365096 A JP 20365096A JP H1050687 A JPH1050687 A JP H1050687A
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JP
Japan
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gas
oxygen
substrate
thin film
plasma
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Application number
JP20365096A
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English (en)
Inventor
Arichika Ishida
有親 石田
Shigeki Ozeki
茂樹 大関
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大面積に均一な膜厚で、高品質でかつ界面特性
の良好な薄膜を形成可能な薄膜形成装置を提供するこ
と。 【構成】混合することによって自発的に反応する複数の
ガスを真空容器 1の同一空間に導入する独立した複数の
導入口 6,7と、気体の導入時に真空容器の圧力を10P
a以下に保つ機構と、気体を電磁波による放電または光
によって励起する機構 5と、真空容器に設定以上の流量
の気体が導入されることを防止する機構10〜12, 10' 〜
12' を具備する。また、気体を励起する手段として電磁
波による放電を用いる場合、基板にバイアスをかける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子や半
導体集積回路等のデバイス製造に用いる薄膜形成装置に
かかわり、特にシリコン含有ガスと酸素含有ガスの反応
を用いて基板上に二酸化シリコンを形成するための薄膜
形成装置および薄膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示素子として、高移動度の
多結晶シリコン薄膜を活性層とする薄膜トランジスタで
構成してなる駆動回路を、液晶表示素子の画素表示部の
周辺に配してなる駆動回路一体型の液晶表示素子が注目
されている。そして、このような駆動回路一体型の液晶
表示素子の一つとして、基板に高融点材料である石英を
用い、プロセス最高温度900〜1000[゜C]程度
の高温プロセスでこの石英基板上に薄膜トランジスタで
構成してなる駆動回路を作成した小型の液晶表示素子が
実用化されている。
【0003】一方、世の中は液晶表示素子に対しても大
画面のものを強く求めている。しかしながら、石英基板
は非常に高価であるために、大面積の駆動回路一体型液
晶表示素子を安価に製造することはできない。すなわ
ち、大面積の駆動回路一体型液晶表示素子を安価に製造
するためには、耐熱性の劣るガラス基板を用いることが
必要であり、ガラス基板にそりや縮みなどの変形を起こ
さないような低温プロセスを開発することが必須であ
る。
【0004】一方、薄膜トランジスタはMOS型トラン
ジスタの一種であるため、素子の性能および信頼性には
ゲート絶縁膜として用いられるシリコン酸化膜の膜質が
大きく寄与する。つまり、MOS型トランジスタである
MOS型電界効果トランジスタ(MOSFET)は、二
酸化シリコン薄膜をゲート絶縁膜や層間絶縁膜等に用い
ている。そして、MOSFETではゲート絶縁膜の膜質
や、ゲート絶縁膜とチャネル半導体層との界面特性が、
MOSFET自体の特性や信頼性に大きな影響を及ぼす
ことが知られている。
【0005】このため、低温プロセスが適用可能でしか
も、高品質なシリコン酸化膜を形成できる薄膜形成装置
が強く求められる。低温で高品質なシリコン酸化膜を形
成することが可能な薄膜形成装置としては、ECRプラ
ズマCVD装置があげられる。
【0006】図8に示すものは、ECRプラズマCVD
装置の一例である。図において101は真空容器であ
り、例えば、円柱状の中空容器である。102はプラズ
マ生成室であり、真空容器101の上面における中心位
置に形成されており、筒状である。プラズマ生成室10
2の外周にはリング状の電磁石105が当該プラズマ生
成室102と同心的に配置され、プラズマ生成室102
内に直流磁場を形成する。
【0007】プラズマ生成室102における真空容器1
01に接していない側の開口は、マイクロ波導入窓10
3となっており、ここにはマイクロ波導入管104が接
続されている。マイクロ波導入管104には図示しない
がマイクロ波発生源が接続されており、このマイクロ波
発生源から発生されたマイクロ波がこのマイクロ波導入
管104を通してマイクロ波導入窓103よりプラズマ
生成室102内に導入される仕組みである。
【0008】106は酸素導入口、107はシラン導入
口であり、いずれもパイプを円形リング状に形成したも
ので、酸素導入口106はプラズマ生成室102内にお
けるマイクロ波導入窓103部分近傍に当該プラズマ生
成室102と同心的に、また、シラン導入口107は真
空容器101内におけるプラズマ生成室102の連絡口
近傍にそれぞれ配される。
【0009】そして、酸素導入口106は外部より酸素
系のガス(OまたはO系(例えば、N2 Oなど))を供
給するためのパイプが接続されていて、このパイプを通
して酸素導入口106には酸素系のガスが供給され、リ
ング状の酸素導入口106に例えば、等間隔で設けた複
数の孔を介してプラズマ生成室102内へとこの酸素系
のガスが供給される仕組みである。当該酸素導入口10
6に接続される当該パイプには、ガス流量を調整するマ
スフローコントローラ111が接続されており、マスフ
ローコントローラ111の前後段には管路開閉用のバル
ブ112,110が接続されている。
【0010】また、シラン導入口107は外部よりシラ
ン系のガス(SiH4 やSi2など))を供給する
ためのパイプが接続されていて、このパイプを通してシ
ラン導入口107にはシラン系のガスが供給され、リン
グ状のシラン導入口107に例えば、等間隔で設けた複
数の孔を介して真空容器101内へとこのシラン系のガ
スが供給される仕組みである。当該シラン導入口107
に接続される当該パイプには、ガス流量を調整するマス
フローコントローラ111´が接続されており、マスフ
ローコントローラ111´の前後段には管路開閉用のバ
ルブ112´,110´が接続されている。
【0011】また、真空容器101にはその側周面の一
部に排気口101aが形成されており、排気ポンプによ
りこの真空容器101内のガスは排気される。108は
真空容器101内に配された基板ホルダ、109は基板
で、基板ホルダ108により支持されている。
【0012】このような構成の装置は、真空容器101
内のガスが排気口101aを介して排気され、また、シ
ラン導入口107よりシラン系のガスが、また、酸素導
入口106より酸素系のガスが供給される。また、マイ
クロ波導入管104を通してマイクロ波導入窓103よ
りプラズマ生成室102内にマイクロ波が導入される。
【0013】酸素導入口106より供給された酸素系の
ガスはプラズマ室102を満たし、導入窓103から導
入されたマイクロ波は、電磁石105で発生させた磁界
により酸素に共鳴吸収されることにより、プラズマ室1
02には酸素プラズマが生成される。そして、プラズマ
により励起された酸素はイオン化して、磁界中を真空容
器101方向へと流れていき、真空容器101中でシラ
ンガスと反応することにより、真空容器101内に配置
された基板109の外表面には薄膜が形成されることに
なる。
【0014】このようなECRプラズマCVD装置を用
いることによって、基板109の表面には高品質な酸化
膜を形成することができる。しかしながら、このような
ECRプラズマCVD装置においては、基板面内で膜厚
が不均一になるという問題点がある。それは、シラン導
入口107から導入されるシランガスの流れを均一にす
ることが非常に困難であるためである。
【0015】特に基板面積を大きくした場合、リング状
のシラン導入口107ではリングの外径が大きくなるの
で、基板109の中心部付近にシランガスを供給するこ
とは構造上、困難であり、基板109の中心付近での膜
厚が薄くなってしまうことが避けられない。
【0016】基板109の中心近傍にシランガスを供給
できるようにするためには、基板の中心付近にシランガ
スの吹き出し口を設ければよい。しかしながら、そのた
めには、基板109の中心近傍にも分布するようにシラ
ン導入口107を配置する必要がある。
【0017】しかし、ECRプラズマCVDの場合、プ
ラズマ室102からのイオン流が方向性を持っているた
めに、このようにすると、シラン導入口107がイオン
流の本流部分に鎮座する形になって、このシラン導入口
107によってプラズマ室102からの酸素イオンの供
給が遮られる部分が生じることになり、その結果、局部
的に膜質の著しく劣る部分ができてしまうことになる。
従って、従来のものは構造上、大面積の基板を処理する
には不向きである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】MOS型電界効果トラ
ンジスタ(MOSFET)は、アクティブマトリックス
型液晶表示装置の画素スイッチング素子としての薄膜ト
ランジスタ(FFT)や半導体集積回路等に用いられて
おり、このMOSFETにおいては、ゲート絶縁膜や層
間絶縁膜等に二酸化シリコン薄膜を用いている。
【0019】そして、MOSFETではゲート絶縁膜の
膜質や、ゲート絶縁膜とチャネル半導体層との界面特性
が、MOSFET自体の特性や信頼性に大きな影響を及
ぼすことが知られている。
【0020】従来、MOSFETの基板として用いられ
てきたものは、少量の不純物が添加された単結晶シリコ
ンや、石英基板のような高融点材料であり、その際のゲ
ート酸化膜としては900[゜C]以上の熱工程を必要
とする熱酸化膜が用いられてきた。しかしながら、近
年、TFTでは液晶表示装置の大画面化、コスト削減の
ため、また、半導体集積回路ではコスト削減のため、ま
たはそれ以外の種々の理由により、基板の大面積化が取
り沙汰されている。
【0021】しかし、基板の大面積化を図るためには、
従来のような900[゜C]以上の高温プロセスの下で
は、問題が多い。すなわち、高温プロセスの下では、基
板の大面積化は基板のそり、縮み、不純物脱離等の諸問
題を生じさせる。
【0022】そのため、基板の大面積化を図るにはプロ
セス温度の低温化が不可欠である。しかしながら、従来
の薄膜形成装置においては、その構造上、大面積の基板
に均−に高品質の薄膜を形成することは困難であるとい
う問題点がある。
【0023】そこで、この発明の目的とするところは、
大面積の基板に対して、均一に高品質なかつ良好な界面
特性を持った薄膜を形成することができるようにした薄
膜形成装置および薄膜形成方法を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、第1に
は、薄膜形成装置に、混合することによって自発的に反
応する複数のガス、たとえばモノシランまたはジシラン
またはトリシランおよびその希釈ガスと、酸素もしくは
その希釈ガスを真空容器の同一空間に導入する独立した
複数の導入口と、気体の導入時に真空容器の圧力を10
[Pa]以下に保つ機構と、気体を電磁波による放電ま
たは光によって励起する励起機構とを具備し、さらに真
空容器に設定以上の流量の気体が導入されることを防止
する機構を具備するものである。
【0025】また、気体を励起する手段として電磁波に
よる放電を用いる場合、放電している気体プラズマのフ
ローティング電位より薄膜を形成する基板の電位を低く
保つ機構を具備する。
【0026】本発明によれば、互いに反応する気体を同
一空間に導入することで、気体が均一に供給され、膜厚
が均一になる。また、互いに反応する気体を独立した導
入口から導入し、さらにガス導入中に真空容器の圧力を
10[Pa]以下に保つことにより、励起されていない
気体分子同士が反応することが防止され、膜質の低下を
招くこともない。さらに、気体の導入を開始する際に、
設定流量以上の気体が導入されることを防止することに
より、界面特性が劣化することもない。また、気体の分
子を励起する手段として電磁波による放電を使用した場
合、基板にバイアスを印加する事により、さらに膜質を
向上させることができる。
【0027】また、第2には本発明は、CVD法を用い
て、シリコン含有ガスと酸素含有ガスとの反応により例
えば二酸化シリコンを形成する際、反応装置内におい
て、酸素含有ガスをプラズマ状態とした後に、引き続い
て酸素含有ガスのプラズマ中に、シリコン含有ガスを導
入することにより、例えば二酸化シリコンを形成する。
【0028】この方法によれば、CVD法を用いて、シ
リコン含有ガスと酸素含有ガスとの反応により二酸化シ
リコンを形成する際、反応装置内において、酸素含有ガ
スをプラズマ状態とした後に、引き続いて酸素含有ガス
のプラズマ中に、シリコン含有ガスを導入することか
ら、これにより、成膜初期においてもシリコンの比率が
高いような組成ずれ(Si0x:x<2)が極めて少な
い高品質な二酸化シリコンを形成させることができる。
特に、本方法を用いて形成した二酸化シリコンをゲート
上置き型MOSFETのゲート酸化膜として用いる場
合、チャネル半導体層との界面近傍での二酸化シリコン
膜中において正電荷として作用し、MOSFETのしき
い値電圧を負方向へシフトさせるような組成ずれを極め
て少なくできるため、MOSFETの特性を向上させる
ことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の具体例を図面を参照して
説明する。 (具体例1)図1において1は真空容器、2はプラズマ
生成室、3はマイクロ波導入窓、4はマイクロ波導入
管、5は電磁石、6は酸素導入口、7はシラン導入口、
8は基板ホルダ、9は基板、10、10´はバルブ、1
1,11´はマスフローコントローラ、12,12´は
バルブ、13はAC電源である。
【0030】上記の真空容器1は、例えば、円柱状の中
空容器であり、プラズマ生成室2はこの真空容器1の上
面における中心位置に形成されていて筒状である。電磁
石5はリング状であり、プラズマ生成室2の外周に、こ
のリング状の電磁石5は該プラズマ生成室2と同心的に
配置され、プラズマ生成室2内に直流磁場を形成する。
【0031】プラズマ生成室2における真空容器1に接
していない側の開口は、マイクロ波導入窓3となってお
り、ここにはマイクロ波導入管4が接続されている。マ
イクロ波導入管4には図示しないがマイクロ波発生源が
接続されており、このマイクロ波発生源から発生された
マイクロ波がこのマイクロ波導入管4を通してマイクロ
波導入窓3よりプラズマ生成室2内に導入される仕組み
である。
【0032】酸素導入口6、シラン導入口7は、いずれ
もパイプを円形リング状に形成したもので、酸素導入口
6とシラン導入口7はプラズマ生成室2内におけるマイ
クロ波導入窓3部分近傍に当該プラズマ生成室2と同心
的に配置される。
【0033】但し、この例では酸素導入口6の方がシラ
ン導入口7よりマイクロ波導入窓3に近い方に配置され
ている。そして、酸素導入口106は外部より酸素系の
ガス(OまたはO系(例えば、N Oなど))を供給
するためのパイプが接続されていて、このパイプを通し
て酸素導入口6には酸素系のガスが供給され、リング状
の酸素導入口6に例えば、等間隔で設けた複数の孔を介
してプラズマ生成室2内へとこの酸素系のガスが供給さ
れる仕組みである。当該酸素導入口6に接続される当該
パイプには、ガス流量を調整するマスフローコントロー
ラ11が接続されており、マスフローコントローラ11
の前後段には管路開閉用のバルブ12,10が接続され
ている。
【0034】また、シラン導入口7は外部よりシラン系
のガス(SiH4 やSi26 など))を供給するため
のパイプが接続されていて、このパイプを通してシラン
導入口7にはシラン系のガスが供給され、リング状のシ
ラン導入口7に例えば、等間隔で設けた複数の孔を介し
て真空容器1内へとこのシラン系のガスが供給される仕
組みである。当該シラン導入口7に接続される当該パイ
プには、ガス流量を調整するマスフローコントローラ1
1´が接続されており、マスフローコントローラ11´
の前後段には管路開閉用のバルブ12´,10´が接続
されている。
【0035】また、真空容器1にはその側周面の一部に
排気口1aが形成されており、図示しないがこの排気口
1aは排気ポンプに接続されていて、この排気ポンプに
よりこの真空容器1内のガスは排気され、内部が低圧、
例えば、10[Pa]以下程度の低圧に保たれる構成と
してある。
【0036】基板ホルダ8は真空容器1内に配され、膜
形成対象となる基板9は、この基板ホルダ8により支持
される。このような構成の本装置は、酸素導入口6とシ
ラン導入口7がともにプラズマ室2内に配置されてお
り、しかも、これらはマイクロ波導入窓3近傍に配置さ
れている。そして、酸素導入口6からは酸素ガスが、ま
た、シラン導入口7からはシランガスがそれぞれ供給さ
れる。従って、本装置の場合、シランガスと酸素ガス
は、酸素導入口6およびシラン導入口7から、プラズマ
室2の中に同時に導入されることになる。
【0037】またマイクロ波導入窓3からはマイクロ波
が導入され、この導入されたマイクロ波は、電磁石5で
発生させた直流磁界によリ、シランおよび酸素に共鳴吸
収される結果、プラズマ室2内ではシランと酸素の混合
ガスのプラズマが生成され、図2に示すように、この生
成された混合ガスのプラズマPは、プラズマ流となっ
て、基板9へ到来することになる。
【0038】一般に、このように、シランと酸素を同一
の空間で混合させて成膜を行うと、膜質の劣る膜が形成
されると考えられていた。しかし、本発明者の研究によ
れば、励起されていない酸素(すなわち、イオン化され
ていない酸素)とシランの混合を避けることで、シラン
と酸素を同一の空間で混合しても高品質の膜が形成され
ることが明らかになった。
【0039】励起されていない気体同士の反応の阻止
は、図1に示す如く、気体を励起する空間以外での配管
中での混合を避け、また、気体を励起する空間の圧力を
10[Pa]以下に保つことで実現することができる。
【0040】圧力10[Pa]以下では、気体の平均自
由工程は数10[cm]程度になり、気体分子同士が衝
突する確率は非常に低く、従って、この状態ではほとん
ど反応は進まない。そして、プラズマ生成室2内でマイ
クロ波が吸収されることにより励起された気体分子が、
真空容器1内の基板9の表面で反応する表面反応のみに
よって成膜が進行することとなる。この特徴はガスの種
類によらない。
【0041】たとえば、図1の構成の本発明装置と図8
の従来例の装置について性能を比較してみると、本発明
装置の酸素導入口6、そして、従来例の装置の酸素導入
口106からそれぞれ毎分10[cm3 ]の酸素ガス
を、そして、本発明装置のシラン導入口7,従来例の装
置のシラン導入口107から毎分2[cm3 ]のシラン
ガスを導入し、基板加熱を行わないでシリコン酸化膜の
成膜を行った場合、基板における中心と周辺での膜厚の
差は、図8の従来例で20%程度であったのに対し、図
1の本発明によれば、2%程度まで向上した。
【0042】このとき、ガス毎に供給エリアを独立した
構成とした従来例の装置で成膜されたシリコン酸化膜
は、膜の抵抗率が1016[Ωcm]であったのに対し、
従来装置でプラズマ室101への導入前に両ガスを混合
するようにしたところ、形成されたシリコン酸化膜は抵
抗率が1014[Ωcm]まで劣化した。
【0043】特に薄膜トランジスタのゲート絶縁膜への
応用を考えた場合、活性層である多結晶シリコンとの界
面である、成膜初期の膜質がトランジスタ特性を決定す
る。真空容器101の圧力をl0[Pa]以下に保つた
めには、導入されるガスの流量は、排気系の性能に依存
するが、一般的には毎分、数cm3 以下の微量である。
【0044】(具体例2)図8、図1に示したような通
常のガス導入系を用いると、バルブ110を開くとき、
マスフローコントローラ111とバルブ110の間に残
留したガスが、一気にプラズマ室102に導入される。
【0045】通常の圧力の10[Pa]以上で行う成膜
では、この程度の流量の超過は問題にならないが、本発
明において成膜初期の膜質を良好に保つためにはこの流
量超過が問題となる。
【0046】この場合には図3のような構成とすると良
い。図3は基本構成は図1の装置と同じであり、さらに
次のような構成を付加する。すなわち、酸素導入口6の
管路におけるバルブ12、マスフローコントローラ1
1、バルブ10からなる流路制御系において、例えば酸
素導入口6に最も近い位置に配置されるバルブ10は入
口1つと出口2つを持ち、かつ2つの出口のいずれか1
つを選択するように切り替えることができる三方バルブ
10aを用い、また、シラン導入口7の管路におけるバ
ルブ12´、マスフローコントローラ11´、バルブ1
0´からなる流路制御系において、例えばシラン導入口
7に最も近い位置に配置されるバルブ10´も上述のよ
うな三方バルブ10a´を用いるようにし、これら三方
バルブは2つある出口の一つは上記の管路に、もう一つ
はそれぞれ排気ポンプ14に接続するような構成とした
流量超過の防止機構を設ける。
【0047】このような構成において、はじめに三方バ
ルブ10a,10a´を排気ポンプ14側に切り替え、
バルブ12,12´を開けてガスを流す。流量が一定の
状態で三方バルブ10a,10a´をプラズマ室2側に
切り替える。このようにすると、流量を設定値から超過
することなくプラズマ室2にガスを導入することができ
るようになる。
【0048】基板9として単結晶シリコン基板を用い、
この単結晶シリコン基板上にシリコン酸化膜を形成した
場合、通常のガス導入系を用いると、界面順位密度は7
×1010[cm-2eV-1]であったのに対し、本発明の
ようなガス導入系を設けることで界面順位密度は2×1
10[cm-2eV-1]まで向上した。
【0049】また、図03に示すように図02の構成に
さらにAC電源(交流電源)13を付加し、この電源1
3の電位を基板ホルダ8に与えるようにして、基板ホル
ダ8上の基板9の電位を気体プラズマのフローティング
ポテンシャルよりも低く保つようにする。こ基板ホルダ
のようにすることで、さらに膜質を向上させることがで
きた。
【0050】(具体例3)図5に示すものは、本発明の
他の例である具体例3である。この例は、先の例が縦型
であったのに対して、横型にしたものであり、また、プ
ラズマ励起をマイクロ波では無く、光励起としたもので
ある。図5において、15は紫外線ランプ、16は紫外
光透過窓であり、その他の符号は図1と同様のものは同
一の符号を付してある。
【0051】紫外線ランプ15としては低圧水銀ランプ
や、真空紫外光源を用いる。ガスとしては、酸素と、励
起光源波長に合わせてジシランや、トリシラン、また
は、シランガスに微量の水銀を添加したものが用いられ
る。
【0052】紫外線ランプ15は真空容器1内に設けら
れたランプハウス15a内に配され、ランプハウス15
aに設けた紫外光透過窓16を通して真空容器1内に照
射される。真空容器1内には紫外光透過窓16に対向す
る位置に基板ホルダ8が配され、基板ホルダ8上に保持
された基板9に紫外線ランプ15からの紫外線が照射さ
れる構成である。
【0053】酸素とシランは横方向から真空容器1内に
導入され、紫外光透過窓16と基板ホルダ8との空間を
通って排気側へと排気される。その際に、紫外光透過窓
16と基板ホルダ8との空間で紫外線を受けて励起さ
れ、反応して基板9上にシリコン酸化膜を形成する。
【0054】本具体例によつても高品質のシリコン酸化
膜が得られる。 (具体例4)図6は本発明の別の具体例である。図6
(a)は上面図、図6(b)は正面断面図であり、図に
おいて17は永久磁石、他の符号は図1、図3、図4と
同じである。本具体例では、永久磁石17により発生さ
せた直流磁界によって、ガスにマイクロ波を共鳴吸収さ
せ、プラズマを発生させる。永久磁石17はリング状で
あり、径の異なるものを複数個、用意する。そして、そ
れを図6の(a)に示すように同心的に配置し、円筒形
の真空容器1の上部に配置する。隣接する永久磁石17
はそれぞれ極性が異なるようにする。マイクロ波導入管
4は永久磁石17の下面側に配置される。
【0055】マイクロ波導入管4は断面矩形のダクト型
であり、円筒形の真空容器1をその中心線位置を通って
横断するように配される。マイクロ波導入管4にはその
下面に開口4aを配してあり、ここより真空容器1内に
マイクロ波が導入される。
【0056】このような構成において、磁界は永久磁石
17により発生させ、酸素およびシランのガスは真空容
器1内に配置した酸素導入口6、シラン導入口7より供
給する。本装置では基板9を配置する真空容器1内がプ
ラズマ生成室ともなる。従って、専用のプラズマ生成室
は設けてはいない。そして、この装置では永久磁石17
により発生させた直流磁界によって、酸素およびシラン
のガスにマイクロ波を共鳴吸収させ、プラズマを発生さ
せる。そして、これにより酸素およびシランのガスを反
応させ基板9の表面にシリコン酸化膜を成膜する。
【0057】本具体例で成膜したシリコン酸化膜の抵抗
率は、基板にACバイアスをかけない状態で膜の抵抗率
は1015[Ωcm]であった。また、基板にACバイア
スをかけた状態で抵抗率は1016[Ωcm]まで上昇さ
せることができた。
【0058】なお、上述した具体例では、いずれもシラ
ン系のガスと酸素を用いたシリコン酸化膜の形成につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、混合す
ることによって自発的に反応するガス同士であれば本発
明を適用して変わらない効果を得ることができる。ま
た、形成する薄膜の種類としては、シリコン窒化膜や、
他の膜でも自発的に反応を開始する複数のガスを用いる
成膜であれば、効果は同じである。
【0059】以上は、シランガスと酸素とをプラズマ生
成室内に同時に導入して両ガスを励起し、真空容器内に
導いて反応させ基板上に二酸化シリコン膜を形成する技
術であったが、従来構成の装置を用いても、シーケンス
の工夫により良好な膜形成が可能になる。その例を次に
具体例5として説明する。
【0060】(具体例5)MOSFETは、アクティブ
マトリックス型液晶表示装置の画素スイッチング素子と
しての薄膜トランジスタ(FFT)や半導体集積回路等
に用いられており、このMOSFETにおいては、ゲー
ト絶縁膜や層間絶縁膜等に二酸化シリコン薄膜が用いら
れる。
【0061】高温プロセスの下での二酸化シリコン薄膜
の形成には、基板のそり、縮み、不純物脱離等の諸問題
を生じさせる。そのため、基板の大面積化を図るにはプ
ロセス温度の低温化が不可欠である。
【0062】シリコン含有ガスと酸素含有ガスとを反応
させる成膜方法は、低温で二酸化シリコンを成膜する方
法の一つであるが、モノシランのようなSi‐H結合を
持つシリコン含有ガスは反応性が高く、常温でも酸素と
気相反応を起こして二酸化シリコン形成する。しかしな
がら、酸素ガス自体の反応性はモノシランガス自体の反
応性より劣っており、このような反応性の異なる複数の
ガスの反応においては、反応生成物に組成ずれが生じる
ことが知られている。
【0063】常温における、励起状態にない酸素とモノ
シランとの気相反応によって形成される二酸化シリコン
では、シリコンの比率が高いような組成ずれ(SiO
x:x<2)が生じる。例えば、ECRプラズマCVD
法を用いて、シリコン含有ガスと酸素含有ガスとの反応
により二酸化シリコンを形成する場合、酸素含有ガスの
ECRプラズマ生成室導入と、シリコン含有ガスの反応
室導入を同時に行うと、酸素プラズマによって励起され
るシリコン含有ガスは、成膜の初期においては充分に励
起されていないまま酸素含有ガスと反応することにな
り、基板との界面には上記の理由により、組成ずれが生
じた二酸化シリコンが堆積する。
【0064】この二酸化シリコンをゲート上置き型MO
SFETのゲート酸化膜に用いた場合、チャネル半導体
層との界面近傍の二酸化シリコン膜中におけるシリコン
の比率が高いような組成ずれ(SlOx:x<2)が、
正電荷として作用することにより、MOSFETの閾値
電圧を負方向ヘシフトさせる原因となる。
【0065】このようにCVD法を用いて、シリコン含
有ガスと酸素含有ガスとの反応により二酸化シリコンを
形成する際、充分に励起されていないシリコン含有ガス
が酸素含有ガスと反応すると、シリコンの比率が高いよ
うな組成ずれ(SiOx:x<2)を生じた二酸化シリ
コンが形成されるため、MOSFETの閾値電圧を負方
向ヘシフトさせるという問題がある。
【0066】そこで、成膜の初期段階においても組成ず
れの極めて少ない、高品質の二酸化シリコン形成を可能
にする必要があるが、そのためには、次のようにすると
良い。
【0067】シリコン含有ガスと酸素含有ガスを用いた
二酸化シリコンの成膜方法の例をECRプラズマCVD
法を用いて行うものとし、シリコン含有ガスにはモノシ
ラン、酸素含有ガスには酸素を使用するものとする。
【0068】使用する装置の構造は図8に示す如きの従
来のECRプラズマCVD装置であり、連通するプラズ
マ生成室102および反応容器101内は、本具体例の
場合、排気系により1×10-6[Pa]の真空度まで排
気されている(図8で排気系は省略)。
【0069】基板109は基板ホルダ108上に置か
れ、本具体例の場合、基板温度は150[゜C]に保た
れている。そして、本具体例の場合、成膜に際し、まず
ガス導入口106から流量14.6[sccm]の酸素
ガスをプラズマ生成室102に導入し、また、図7に示
すように、マイクロ波導入口であるマイクロ波導入窓3
から周波数2.45[GHz]のマイクロ波(マイクロ
波出力300[W])を導入する。
【0070】そして、酸素ガスをこのプラズマ生成室1
02に導入されたマイクロ波と、電磁石5より発生して
このプラズマ生成室102に作用する直流磁場との相互
作用によってこのプラズマ生成室102においてエネル
ギ的に励起されたプラズマ状態にする(図7における
P)。
【0071】この酸素プラズマPは電磁石105によっ
て作り出されている発散磁界Hにより、反応室である真
空容器1内の基板109表面へと移動する。その後、引
き続いてプラズマの生成を中断することなくシラン導入
口107から流量7.3[sccm]のモノシランガス
を反応室に導入すると、既に反応室(真空容器1)内に
存在する酸素プラズマPによって、この導入されたモノ
シランガスはエネルギ的に励起されたプラズマ状態とな
る。
【0072】そして、充分に励起され、反応性が等しく
なった酸素プラズマとモノシランプラズマは基板109
の表面に到達し、基板109の表面で表面反応を起こ
し、二酸化シリコンを形成する。
【0073】本具体例では、このようなガスシーケンス
適用することにより、二酸化シリコン堆積の初期段階に
おいても、組成ずれを極めて少なくできるため、特に、
本発明による方法によって形成された二酸化シリコンを
ゲート上置き型MOSFETに用いると、チャネル半導
体層との界面近傍での二酸化シリコン膜中において、正
電荷として作用させるような組成ずれを極めて少なくで
きる。そして、このことにより、MOSFETの閾値電
圧の負方向へのシフト抑制が可能となる。
【0074】上記方法を用い、二酸化シリコンを多結晶
シリコン上に形成し、チャネル半導体層が多結晶シリコ
ンであるゲート上置き型pチャネルMOSFETを作製
した場合、MOSFETの閾値電圧は−7[V]であっ
た。
【0075】一方、ECRプラズマCVD法による二酸
化シリコンの成膜に際し、酸素のECR生成室導入とモ
ノシランの反応室導入を同時に行い、引き続いて放電を
開始して成膜を行い、同様にゲート上置き型pチャネル
MOSFETを作製するようにした場合には、MOSF
ETの閾値電圧は−7.5[V]となり、本発明方法を
用いた時よりMOSFETの閾値電圧より0.5[V]
の負方向へのシフトがみられた。
【0076】この閾値電圧の負方向シフトの原因は、チ
ャネル半導体層との界面近傍における二酸化シリコン膜
中でのシリコンの比率が高いような組成ずれ(SiO
x:x<2)が、正電荷として作用したことによるもの
と考えられる。
【0077】本発明による二酸化シリコンの形成は、他
にリモートプラズマCVD、へリコンプラズマCVD、
ICP−CVD等のような、プラズマを用い、かつ、2
種類のガスを用いてその反応を利用する方法であれば、
同様の効果が得られる。
【0078】このように、具体例5によればCVD法を
用いて、シリコン含有ガスと酸素含有ガスとの反応によ
り二酸化シリコンを形成する際、成膜初期段階において
も、組成ずれが極めて少なく、緻密で高品質な二酸化シ
リコンを形成させることができる。特に、本発明による
方法を用いて形成した二酸化シリコンをゲート上置き型
MOSFETのゲート酸化膜として用いる場合、チャネ
ル半導体層との界面近傍での二酸化シリコン膜中におい
て、正電荷として作用し、MOSFETのしきい値電圧
を変化させるような組成ずれを極めて少なくできるた
め、MOSFETの特性を向上させることができる。
【0079】従来、CVD法を用いて、シリコン含有ガ
スと酸素含有ガスとの反応により二酸化シリコンを形成
する際、充分に励起されていないシリコン含有ガスが酸
素含有ガスと反応すると、シリコンの比率が高いような
組成ずれを生じた二酸化シリコンが形成されるため、高
品質な二酸化シリコンを成膜することが不可能となり、
特に、二酸化シリコンをグート上置き型MOSFETの
ゲート酸化膜として用いる場合、チャネル半導体層との
界面近傍での二酸化シリコン膜中におけるシリコンの比
率が高いような組成ずれ(Si0x:x<2)が、正電
荷として作用することにより、MOSFETのしきい値
電圧を負方向へシフトさせるという問題があっが、本発
明によればこのような従来技術の欠点を除去し、成膜の
初期段階においても組成ずれの極めて少ない、高品質な
二酸化シリコンの形成が可能になる。
【0080】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、大面積の
基板表面に均−な膜厚で、良好な界面特性を持った高品
質な薄膜を形成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための図であって、本発明の
具体例1の構成例を示す概略図。
【図2】本発明を説明するための図であって、本発明の
具体例1の作用を説明するための図。
【図3】本発明を説明するための図であって、本発明の
具体例2の構成例を示す概略図。
【図4】本発明を説明するための図であって、本発明の
具体例3の構成例を示す概略図。
【図5】本発明を説明するための図であって、本発明の
具体例3の構成例について、さらに改良を加えた別の構
成例を示す概略図。
【図6】本発明を説明するための図であって、本発明の
具体例4の構成例を示す概略図。
【図7】本発明を説明するための図であって、本発明の
具体例5の作用を説明するための図。
【図8】従来例を説明するための図であって、従来の薄
膜形成装置の概略的な構成を示す図。
【符号の説明】
11,109…真空容器 2,102…プラズマ生成室 3,103…マイクロ波導入窓 4,104…マイクロ波導波管 5,105…電磁石 6,106…第1のガス導入口(酸素系のガスを導入す
る酸素導入口) 7,107…第2のガス導入口(シラン系のガスを導入
するシラン導入口) 8,108…基板ホルダ 9,109…基板 10,10´…バルブ 10a,10a´…三方バルブ 11,11´…マスフローコントローラ 12,12´…バルブ 13…AC電源 14…排気ポンプ 15…紫外光源 16…紫外線透過窓 17…永久磁石

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空容器と、 この真空容器の同一空間に、混合することによって自発
    的に反応する気体を独立してそれぞれ導入するための複
    数の気体導入手段と、 前記気体の導入時に前記真空容器の圧力を10Pa以下
    に保つ機構と、 前記気体を電磁波による放電または光によって励起する
    手段と、を具備することを特徴とする薄膜形成装置。
  2. 【請求項2】 前記真空容器に気体の導入を開始する際
    に、設定以上の流量の気体が導入されることを防止する
    手段を具備することを特徴とする請求項1記載の薄膜形
    成装置。
  3. 【請求項3】 基板の電位を調整する電位調整手段を設
    けると共に、前記気体を励起する手段として電磁波によ
    る放電を用い、また、前記電位調整手段は放電している
    気体プラズマのフローティング電位より薄膜を形成する
    基板の電位が低く保たれるべく、電位を調整することを
    特徴とする請求項1または2いずれか記載の薄膜形成装
    置。
  4. 【請求項4】 シリコン含有ガスと酸素含有ガスの反応
    を用いてシリコン含有酸化膜を形成するに際し、反応装
    置内において、酸素含有ガスをプラズマ状態とした後
    に、引き続いて酸素含有ガスのプラズマ中に、シリコン
    含有ガスを導入することを特徴とする薄膜形成方法。
JP20365096A 1996-08-01 1996-08-01 薄膜形成装置および薄膜形成方法 Pending JPH1050687A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001267315A (ja) * 1999-12-23 2001-09-28 Applied Materials Inc 高密度プラズマリアクタにおける窒化ケイ素のインサイチュ(insitu)堆積及び集積化

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001267315A (ja) * 1999-12-23 2001-09-28 Applied Materials Inc 高密度プラズマリアクタにおける窒化ケイ素のインサイチュ(insitu)堆積及び集積化

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