JPH10506242A - 回路エミュレートされたatmスイッチにおけるstmセルをスイッチングする方法及びスイッチ・ノード - Google Patents

回路エミュレートされたatmスイッチにおけるstmセルをスイッチングする方法及びスイッチ・ノード

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JPH10506242A JP8502005A JP50200596A JPH10506242A JP H10506242 A JPH10506242 A JP H10506242A JP 8502005 A JP8502005 A JP 8502005A JP 50200596 A JP50200596 A JP 50200596A JP H10506242 A JPH10506242 A JP H10506242A
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Abstract

(57)【要約】 層プロトコル・モデルを用いて回路エミュレーテッドATMスイッチにおける同期転送モード・セルをスイッチングする方法。各セルはフレーム指向ベースにより回路エミュレーテッドATMスイッチに送出され、かつ前記各セルはヘッダ及びペイロードを備えている。前記ヘッダはセルについての詳細を記憶するフィールドを備えている。前記ペイロードはユーザ・データを搬送する複数のタイム・スロットを備えている。前記ATMスイッチは所定数のタイム・スロットを物理媒体を介して転送されるセルに割り付ける手段を備えている。前記セルは、PR−PDUセルと呼ばれ、(4、8、12、16、20、56及び60)オクテットを範囲とする多数のサイズのうちのいずれかを有する。これはセルのパケット化時間を短縮させる。

Description

【発明の詳細な説明】 回路エミュレートされたATMスイッチにおけるSTMセル をスイッチングする方法及びスイッチ・ノード 技術分野 本発明は可変長のマイクロ・セルに分割されたメッセージをスイッチングする 、従って容易にする方法に関する。 背景技術 EP−Al−528 085は標準ATMセルと共に、情報の送信用に非標準 の短いセルを用いたATM及びSTM組み合わせネットワークに関する。短いセ ルは、パケット化時間と共にデパケット化時間を短縮するために用いられる。ル ープ遅延は、パケット化時間及びデパケット化時間を短縮することにより、短縮 され、これによってエコー・キャンセラーの必要性をなくしている。53オクテ ットを備えた標準ATMセルは、標準ATM送信プロトコルを用い、中間ATM スイッチを介してSTMスイッチからATMスイッチへの接続が設定されるとき に常に用いられる。標準ATMセルのオクテット数の一部分、約1/3を含む短 いセルは、後者の中間ATMスイッチ内の情報セルのパケット化時間及びデパケ ット化時間を短縮するように、ATMスイッチを介してATMスイッチと他のS TMスイッチとの間に接続が設定されるときに常に用いられる。 この公知システムでは、送信容量、即ち帯域幅効率、即ちセルのヘッダのオク テット数とセルのペイロードのオクテット数との間の係数は、約25%であり、 これは情報転送にペイロードの全オクテットを用いる限り妥当と言ってよい。例 えば、オクテットの半分が空であれば、パケット化時間及びデパケット化時間は 同じとなり、帯域効率も同じであるが、しかしパケット化の程度、即ちヘッダの オクテット数とロードされた情報数との商は小さくなる。もし少量の情報を不規 則な間隔で送出すると、又は大量の情報を不規則な間隔で送出すると、この公知 装置は低度のパケット化をするものとなり、このことは基本的に既存の帯域幅の 利用が不十分であることを意味する。 本発明の目的 本発明の目的は、送出すべき情報の型式に適合させた柔軟性のあるセル・サイ ズを有する電気通信ネットワーク及びネットワーク・エンティティを提供すると 同時に、パケット化遅延及びデパケット化遅延が小さく、帯域幅効率が高く、か つパケット化度が最適なものを提供することにある。 従って、本発明の他の目的は、実行時間中にセル・サイズを変更できる電気通 信及びシステム・エンティティを提供することにある。 更に、本発明の他の目的は、物理ルート層 PR層)、仮想パス層(VP層) 、及び回路接続層(CC層)を含む新しい階層のプロトコル層を提供することで ある。プロトコル・モデルにおける物理ルート層を使用すると、物理ルート層で 空間ATMスイッチングの使用を可能にする。 更に、本発明の他の目的は、多数のVC−PDUセルを大きなPR−PDUセ ルのVP−PDUに配置する新しい方法を提供することにより、セルのジッタを 減少させることにある。前記VC−PDUセルは同一の仮想パスVRを有するか 、又はATMセルを切り換える場合に同一の仮想パス及び同一の仮想接続かを有 する。 更に、本発明の他の目的は、本発明によりプロトコルをサポートする複数のス イッチ及び複数のマッピング装置を使用して、電気通信システム及びシステム・ エンティティーを提供することにある。 本発明のこれらの目的及び他の目的は、添付する図面に関連して以下詳細に説 明する。 図面の簡単な説明 第1図は、混合したATM及びSTM電気通信ネットワークの概略図である。 第2図は、第1図の混合ネットワークにおけるATMノードを示すブロック図 である。 第3図は、回路エミュレーションの原理を示す簡単なタイミング図である。 第4図は、第1図のATMスイッチ・ノードを示すブロック図である。 第5図は、マイクロ・セル・アッセンブリを説明するために用いられると共に 種々の波形及び時間軸を示す。 第6図は、本発明による第1の型式のマイクロ・セルを示す。 第7図は、本発明による第2の型式のマイクロ・セルを示す。 第8図は、フレーム指向方法におけるマイクロ・セルを示すタイミング図であ る。 第9図は、本発明による層プロトコル・モデル(layered proto col model)を示す図である。 第10図は、第11図に示すセルの識別子割り付けを示すテーブルである。 第11図は、第4図に示す種々のネットワーク・エンティティーにおいて本発 明によるマイクロ・セルを示すタイミング図である。 第12図は、第4図に示すスイッチ・エンティティーにおけるマイクロ・セル のジッタ(jitter)を説明する際に用いるタイミング図である。 第13図は、どのようにして本発明により第12図のジッタを減少させるかを 示すタイミング図である。 第14A図は、物理ルート層(PR層)におけるPR−PDUマイクロ・セル の概要構造を示す。 第14B図は、第14A図におけるPR−PDUセルの更なる実施例を示す。 第14C図は、標準ATMセルをそのペイロードに備えたPR−PDUセルを 示す。 第15図は、仮想パス層(VP層)におけるVP−PDUセルを示す。 第16図は、仮想チャネル層(VC層)におけるVP−PDUセルを示す。 第17図は、本発明によるアクセス装置を示すブロック図である。 第18図は、どのようにしてフレーム指向ベースによりタイム・スロットを発 生させるのかを示すために使用されるブロック図及び時間軸である。 第19図は、第17図の接続データ・レコード及び制御モジュールを示すブロ ック図である。 第20図は、タイム・スロット・ストア、接続データ・レコード及び制御モジ ュール、並びにセル・ヘッダ及びセル・ペイロード部を相互に多重化する第19 図のマルチプレクサを示す図である。 第21図は、PR層におけるマイクロ・セルを示す。 第22図は、VP層における第21図のマイクロ・セルを示す。 第23図は、VC層における第21図のマイクロ・セルを示す。 第24A図は、PR−PDUセルに配置された多数のVC−PDUを示す。 第24B図は、多数のVC−PDUをそのユーザ・データ部に配置し、前記A TMセルが本発明によるPR−PDUセルの一部を形成するATMセルを示す。 第25図は、仮想パス層における第24A図の大きいセルを示す。 第26図は、VC層における第25図のセルを示す。 第27図は、第4図の中央スイッチ、特に空間スイッチをサポートするために 必要とする手段の簡単なブロック図である。 第28図は、第4図の各ネットワーク・エンティティーにおいて用いられるア ドレス空間の構造を示す図である。 第29図は、第4図のマッパ(mapper)装置MU1を示す図である。 第30図〜第32図は、第29図のマッパ装置の動作を示すフローチャートで ある。 第33図は、第4図のマッパ装置MU4の図である。 第34図は、第4図のスイッチAS4をアクセスするために接続されたアクセ ス・ユニットAU1の受信部を示す図である。 第35図、第36図は、第34図のアクセス装置の動作を示すフローチャート である。 発明の好ましい実施例の説明 標準TDM(時分割多重)交換は、タイム・スロットによりタイミング情報を 潜在的に搬送することが必要である。特に、フレームのタイム・スロット位置は タイム・スロットが関連されるタイミング情報、即ち接続を提供する。TDM技 術は、遅延に敏感な情報、例えば64kbs(キロビット/秒)のディジタル音 声を搬送するために使用される。64kbs接続のときは、タイム・スロットが 125μs毎に1回伝送される。125μsの時間間隔はフレームと呼ばれる。 電気通信ネットワークを介して情報を搬送する新しい技術は、ATM(非同期 転送モード)技術を使用することである。ATM技術は、度を超えてかつダイナ ミックに使用されていない帯域幅をデータ通信のように遅延に敏感でないアプリ ケーションに使用させることにより、ネットワーク資源を効率的に利用する可能 性を有する。ATMの他の重要な利点は、複数のSTM(同期転送モード)スイ ッチに必要とされるハードウエアの少部分にコンパクトかつ効率的な複数のスイ ッチを構築可能にさせることである。以下の説明において、用語STMはTDM と同等であり、従ってこれを利用することにする。更に、ATM技術は、タイミ ング情報を必要としないので、簡単である。 現在のATM基準は、48オクテットまでユーザ・データを含むセルに配置さ せることを必要とする。ATMセルは、時間に敏感なアプリケーション、例えば 音声を搬送するために使用されてもよい。この技術はATM上の回路エミュレー ションと呼ばれる。ATM上の回路エミュレーションは、ATMネットワーク端 においてSTMタイミング情報を再現することを必要とする。 標準的なサービス・サポート回路のエミュレーションは、CCITTによりA AL1と呼ばれている。AAL1基準は、48オクテットを含む1セルの47オ クテットのペイロードが複数のタイム・スロットのために用いられることを定め ている。64kbp接続のタイム・スロットを搬送するためにAAL1を使用す ると、約6ms(47・125μs)のパケット化遅延を発生させる。これは、 12msのループ遅延を付加することになる。従って、パケット化遅延はエコー ・キャンセラーの使用を必要とすることにもなり得る。混合ATM及びSTMネ ットワークでは、音声接続と共に、エコー・キャンセラーが確実に必要とされる 。ATMからSTMへ、また逆にSTMからATMへ遷移する度に、付加的な遅 延を伴う付加的なアンパッキング及びパッキングを発生させる。 既存の電気通信ネットワークの発展的な変化がほぼ確実に起きると思われる。 ATMに向かう今日のネットワークの急激な変化による変革は、既存のSTM技 術において既になされた巨大な投資のために、恐らくないと思われる。 反復するパッキング及びアンパッキングを伴う混合ATM及びSTMネットワ ークにおいて64kbp用のATM回路エミュレーションに存在するループ遅延 は、品質の観点から受け入れ難い遅延を発生させる可能性が最も高い。 第1図には、多数のATMノード2及び多数のSTMノード3を備えた混合A TM及びSTM電気通信ネットワーク1が示されている。各ノード2はATMス イッチを備え、また各ノード3はSTMスイッチを備えている。ノード2、3は 図の実線による表された中継線により相互接続されている。ノード2、3のそれ ぞれに対して多数のユーザが接続されている。第1図において、電話機4及びデ ータ端末5を有するユーザAは、左へATMノード2においてネットワーク1に 対するアクセスを有し、一方電話を配置している第2のユーザBは左端のATM ノード2においてこのネットワークに対するアクセスを有する。各ATM〜ST M遷移におけるパケット化又はデパケット化により発生した6msの遅延は、S TMノード3の上側に示されている。ユーザAが電話を介してユーザBと通話し ているときは、ユーザAの音声は24ms遅延されることになる。大きなネット ワークでは、複数の遷移が発生して許容できない長い遅延に至る可能性がある。 第2図はユーザAを接続している第1図のATMノード2を示すブロック図で ある。参照点「a」は、それぞれ125μsにより、即ちフレーム・ベースによ り周期的に反復される多数のタイム・スロットを受信するSTM入力ポートであ る。参照点「d」はフレーム・ベースにより同一タイム・スロットを送信するS TM出力ポートである。参照点「a」及び「d」は第1図にも示されている。第 2図におけるATMノードはスイッチ7、セル・アッセンブリ装置8及びタイム ・スロット再生装置9を備えている。 次に、回路エミュレーションの原理を第2図及び第3図を参照して説明する。 ユーザA及びBは相互に接続されているものとする。第3図は、第2図に関連し て回路エミュレーションの原理を示す簡単なタイミング図である。第1の時間軸 10は参照点「a」におけるクロックを示し、時間軸11は参照点「d」におけ るクロックを示している。「a」におけるクロックは「b」におけるクロックと 同期していない。しかし、「a」におけるタイム・スロットのタイミングは、第 2図に破線により示された矢印12により、また第3図に時間軸10、11によ り表されているように参照点「d」において再現される。時間軸10、11にお ける各期間T0、T1、T2....は125μsを表す。このような各期間中 に、所定数のタイム・スロットが発生する。この所定数は各フレームについて同 一である。このような各タイム・スロットは小さな垂直方向の印により表されて いる。タイム・スロットは連続して番号付けされ、かつフレーム・ベースにより 反復される。参照点「a」におけるタイム・スロット2と参照点「d」における タイム・スロット5との間に回路が確立される。この回路は第2図に点線の双方 向矢印13により表されている。「a」における各タイム・スロット番号2は、 仮想チャネル番号を含むSTMセルに配置される。仮想チャネルは第2図に双方 向矢印14により表されている。これはセル・アッセンブリ・ユニット8におい て実行される。STMセルは、入力ラインが開放されているときに参照点「b」 においてスイッチ機構7に送出される。入力ラインは他の行き先を有する他のセ ルにより占有されることがある。STMセルは第3図における参照点「b」に1 5により示されている。スイッチ機構7において、仮想チャネル・ルートが回路 確立の際に設定される。次いで、スイッチ機構ユニット7はSTMセル15を参 照点「c」へ送出する。全てのルーティング情報は仮想チャネル番号によってS TMセルに含まれている。 スイッチ機構7内ではSTMセルが非同期的に伝送される。これは、セルがス イッチ機構を通過するのに要する時間がスイッチ機構の内部速度、スイッチ機構 のトラヒック負荷ような種々のパラメータに依存していることを意味する。ST Mセル15は参照点「c」においてスイッチ機構7を抜け出す。参照点「b」か ら「c」への伝送時間は、以上で指摘したパラメータのために同一接続に属する セル毎に異なり得る。 STMセル15はスイッチ領域を参照点「c」で通過し、タイム・スロット再 生装置9において用いられているクロックによってタイム・スロットのタイミン グ情報が再生される。タイム・スロット番号2は、参照点「d」においてタイム ・スロット番号5の位置のタイム・スロット・ストリームに挿入される。仮想チ ャネルは図示していないチャネル回路変換テーブルにおいてタイム・スロット5 に関連される。 STMセル伝送時間は変化し得るので、タイム・スロット再生装置9はジッタ とも呼ばれている遅延のばらつきに適応するように十分な大きさのタイム・スロ ット・バッファを有する必要がある。そうしないときは、タイム・スロットの喪 失が考えられる。更に、セルの遅延は、スイッチ機構7の入出力ポートにおいて も、即ち参照点「b」及び「c」においてもそれぞれ発生する。タイム・スロッ ト再生装置9において独立したクロックは、「d」においてタイム・スロットを 再生するために必要とされる。しかし、セルにおけるフレーム同期情報を搬送す る必要はない。このクロックは、タイム・スロットを喪失しないようにタイム・ スロットの同期を得るときに必要とされるだけである。セルは、参照点「b」と 参照点「c」との間において、フレームに対するタイミングと無関係に非同期的 に伝送されることに注意すべきである。しかし、複数のセルは複数のタイム・ス ロットを備えており、各タイム・スロットは1オクテットである。 第3図において、セル15を構築して送出するために要する時間は、パケット 化時間と呼ばれ、第1のフレームT0〜T1では双方向矢印16により、第1の フレームT1〜T2では双方向矢印17により、第3のフレームT2〜T3では 双方向矢印18により表されている。スイッチ機構7はATM型式のスイッチで あるから、セルはスイッチ機構を非同期的に伝搬して、参照点「c」に規則的に 到達するわけではない。その代わり、セル15は、双方向矢印19、20及び2 1によりそれぞれ概要的に示すように、種々の度合いの遅延、ジッタにより参照 点「c」に到達する。 セルがタイム・スロット再生装置9に到達する、時間に関する順序を保持する ために、タイム・スロット再生装置9に十分なバッファリング機能を備えること は重要なことである。連続したフレームからのセルを分解した後は、前のフレー ムからのセルを複数のタイム・スロットに絶対に分解してはならない。 従って、独立したフレーム間の時間関係は絶対に逆転されてはならない。この ことは、いずれを後にアドレス指定すべきかの問題を発生させる。 第4図にはATMスイッチ・ノード2のトポロジーが示されている。このノー ドは、AS1〜AS4とラベルを付けた4つのアクセス・スイッチと、中央スイ ッチCS1とを備えている。アクセス・スイッチAS1〜AS4と中央スイッチ CS1との間の相互接続は、マッパ装置MU1〜MU4により処理される。各ア クセス・スイッチは5つのアクセス・スイッチAU1〜AU5を備えている。各 アクセス装置に対して、電話機T1〜Tn(n=整数である。)が接続される。 例えば、アクセス・スイッチAS1は分譲アパートを有する建物にサービスをす る内線モジュールATMスイッチである。アクセス装置の数(図示の例では5) は単なる例であって、アクセス・スイッチ毎に異なり得る。アクセス装置に接続 された電話機の数は、典型的には、24であってもよい。中央スイッチに接続さ れたアクセス・スイッチの数(図示の例では4)は単なる例であって、異なって いてもよい。中央スイッチCS1は、好ましくは、1993年1月29日に出願 された米国特許出願第08/011378号に説明されている型式のものである 。中央コントローラ500は、ノードにおけるトラヒックを管理し、かつ2つの ユーザ間の接続を設定する制御信号装置を設定、又は制御するために、信号送出 を実行し、ノードにおけるトラヒックを管理し、かつ実行時間ベースに基づき、 個個の接続に用いるセル型式及びセル・サイズを決定し、この決定がトラヒック 解析、ユーザの要求、又はATMモードにおけるスイッチ装置の地理的な位置の ような他の基準に基づいている。 第4図において、AS1のAU3における電話機T5は、AS4におけるアク セス装置AU1に電話機T4に対する回路を既に確立している。回路は「フック ・オフ」の電話シンボルにより表されている。この回路を T5×AU3×AS1−T4×AU1×AS4 により定義することができる。 更に、アクセス・スイッチAS1のAU4における電話機6は、アクセス・ス イッチAS4のアクセス・スイッチAU1における電話機T8に対して回路を既 に確立している。この回路は灰色にした「フック・オフ」の電話シンボルにより 表されている。この回路を T6×AU4×AS1−T8×AU1×AS4 により定義することができる。 ノード・トポロジー・モデルを見ると、2つの回路は部分的に同一距離を通る ことが明らかである。 各アクセス装置はnタイム・スロット/フレームを発生し、1タイム・スロッ トを各電話機T1〜Tnに割り付けている。多分、異なる4つの電話機が同時に ビジーとなっている。各電話機における音声信号は8000回/秒でサンプリン グされる。量子化歪みが各サンプルを8ビット内に収めることを必要としている ときは、ビット速度は64kbpsでなければならない。標準的なTDMスイッ チングによれば、1サンプルは各125μsで送信される。従って、各サンプル がタイム・スロットに記憶され、かつタイム・スロットが8ビット、いわゆる1 オクテットを備えている。音声を転送する場合に、ビット速度は64kbpsで ある。データ伝送のような他のアプリケーションにおいては、他のより高いビッ ト・ストリームが用いられる。どのビット・ストリームを用いるのかとは無関係 に、125μsの期間はフレームと呼ばれる。 第4図のATMスイッチ・ノード例では、各アクセス装置がnタイム・スロッ ト/フレームを発生する。タイム・スロットを順に番号付けすることにより、タ イム・スロットT1は電話機T1に、タイム・スロットT2は電話機T2に、以 下同様に割り付けられる。 スイッチ機構7が標準ATMスイッチ機構を有するときは、ATMセルのペイ ロードは48サンプルを備えている。1電話機のみがビジーであり、かつ音声信 号を125μs毎にサンプリングするものと仮定する。そこで、ATMセルを満 たすためには、即ちパケット化するためには、48×125μs要することにな る。前述のように、混合ATM及びSTMネットワークではこのように長いパケ ット化時間を許容することができない。更に、標準ATMセルを用い、かつアク セス装置において1電話機のみがビジーであると仮定すると、パケット化時間を 短くする一つの方法は、一つのサンプルを取り込むと直ちにATMセルを送出す ることであり、従って次の47サンプルを満たすのを無視することである。しか し、提案されたこの解決方法は、この場合のビット速度が64kbps×53= 約3.4Mbps(125μs毎に53タイム・スロットを送出するものとする )となるので、帯域幅を無駄する点から受け入れられない。 従って、帯域幅の無駄を避けると同時に、可能な限りパケット化時間を短く保 つ必要性がある。パケット化時間が短縮されれば、帯域幅の無駄が増加し、他方 、パケット化時間が短ければ帯域幅は最大限に使用される。本発明によれば、タ イム・スロット数/セルは、標準ATMセルの53タイム・スロットから次のサ イズ:4、8、12、16及び20オクテットのいずれかに短縮されるべきこと が 示唆される。このような短いセルはマイクロ・セルと呼ばれる。本発明によれば 、かつ第12図及び第13図に関連して説明されている理由のために、より大き なセル・サイズ、好ましくは、下記セル・サイズ:56及び60オクテットのう ちのいずれかが使用されてもよい。このように大きなセルはマイクロ・セルと呼 ぶことはできない。一般的な名称として、列挙したサイズ(4、8、12、20 、56及び60オクテット)のいずれかを有するセルは、PR−PDUセルと呼 ばれる。これらサイズのうちのいずれか、又はこれらの組み合わせによるPR− PDUセルは、同一のATM−ノード2を介して同時にスイッチングされてもよ い。本発明によれば、セル・サイズは、中央コントローラ500によりアクセス 装置に設定され、かつ低パケット化時間と効率的な帯域幅利用との間における前 述した妥協に従うように、マッピング装置において変更されてもよい。 第5図には、本発明によるマイクロ・セルCが示されている。セルのヘッダは 4オクテットを備え、またセルのペイロードPは8オクテットのマイクロ・セル ・サイズを与える4タイム・スロットを備えている。時間軸においてそれぞれ長 いまばらな垂直方向の印はフレームを表し、またそれぞれ短い細かな線の垂直方 向の印はマイクロ・セルを表している。同一のアクセス装置に全て属する電話機 T1、T3、T5及びT7における音声波形は、図の上部に示されている。波形 上の丸点は音声のサンプルを取り込む異なった時間を表している。図示の例では 、125μs毎に4つのマイクロ・セルが送出されている。これらのマイクロ・ セルは1、2、3及び4により番号付けされている。セルNo.1は電話機T1 、セルNo.2は電話機T2、セルNo.3は電話機T5及びセルNo.4は電 話機T7に属する。このような各マイクロ・セルのペイロードは4タイム・スロ ットを備えているので、セルNo.1を満たすためには4×125μsを要する 。従って、パケット化時間は0.5msである。更に、セルNo.2、セル、N o.3及びセルNo.4を満たすときにも0.5msを要する。この場合に、S TMに比較して付加されるループ遅延は、ATMに対する12msに代わって、 1msとなる。セルNo.1の構造を第6図に示す。このセルはヘッダH及び4 サンプルを格納する4タイム・スロットを有する。これらのサンプルは同一の電 話機T1に属している。従って、1セルは1接続を搬送する。従って、セルが満 たさ れるまで、4フレームを取る。第7図に示す本発明の他の実施例によれば、電話 機T1はセルNo.1におけるタイム・スロット1に割り付けられ、電話機T3 は前記セルNo.1におけるタイム・スロット2に割り付けられ、電話機T5は 前記セルNo.1におけるタイム・スロットT3に割り付けられ、電話機T7は 前記セルNo.1におけるタイム・スロット4に割り付けられる。第8図に示す 次のフレームにおけるセルNo.1において、依然として電話機T1はタイム・ スロットT1に割り付けられ、電話機T3はタイム・スロット2、電話機T5は タイム・スロット3、かつ電話機T7はタイム・スロット4に割り付けられる。 タイム・スロットの順序はフレーム間で同一に保持される。この場合に、異なっ た4ユーザが同一セルを共用している。これは第6図に示す実施例に比較してパ ケット化時間を1/4に短縮している。従って、ループ遅延は1/4に短縮され る、即ち250μsである。 第6図におけるマイクロ・セルNo.1のパケット化時間を短縮するために 、4フレームを取ってマイクロ・セルを満たすものとすると、第1のサンプルを 受信すると直ちにマイクロ・セルを送信し、かつ残りのタイム・スロットを空に させることが可能である。これを第8図に示す。これはパケット化密度を低下さ せるものであって、帯域幅の無駄を増加させる。 以上から、マイクロ・セルのサイズが小さければ、それだけパケット化時間が 短くなることが明らかである。しかし、セルのサイズが小さければ、それだけヘ ッダの長さに関してセルの有用な利用が低下することが明らかである。ペイロー ドが4倍のタイム・スロット(4オクテット)を有し、かつヘッダが4オクテッ トであれば、セルの50%のみが効果的に使用されるに過ぎない。第8図に示す 実施例では、セルの約12%のみが効果的に使用されるに過ぎない。これは、約 90%を効果的使用する標準ATMセルと比較されるべきである。従って、パケ ット化時間を短縮するために、大きなセルを有することは価値があると同時に、 ペイロードのサイズを小さく保持することにも価値がある。これは、本発明によ って、ATMノード2の異なる部分になぜ異なるセル・サイズを使用するかの理 由である。ATMノードに対するアクセス点で小さなセル・サイズを使用し、一 方中央ATMノードに大きなセル・サイズを使用することは好ましいことである 。 どのサイズを使用すべきかは、中央コントローラ500が決定する。 以上のことを考慮して、許容し得る帯域幅の無駄、セルの効果的な利用、及び 許容し得るパケット化遅延の間にトレードオフが存在する。本発明によるPR− PDUセルが用いる前述のセル長は、適正な妥協点を表している。 ジッタにより発生する遅延を減少させるために、層と同列間の通信との間のイ ンタフェースに関するCCITT−OSIモデルと同一の原理に基づく新しいプ ロトコルが本発明により提供される。用語CCITT−OSIは、本発明による プロトコルを説明するために用いられている。始めに、第9図に示したスイッチ ・ノードでは4つの個別的な層が識別される。即ち、 1.物理ルート層(PR層) 2.仮想パス層(VP層) 3.仮想チャネル層(VC層) 4.ユーザ・アプリケーションに対してインタフェースをする回路接続層。 第9図は電話機に関連して説明されているが、移動電話、コンピュータ間のデ ータ伝送、ビデオ・ネットワーク等のように電話以外のアプリケーションが考え られることは明らかである。従って、以下では電話機の代わりに、より一般的な 用語のユーザが使用されている。 この層モデルによる効果は、下位層(PR層及びVP層)をほぼ半永久的に設 定することができることである。この原理をその最大限まで利用すれば、一つの 回路を、ネットワークの縁でのみ動作させることにより、設定することができる 。従って、管理の観点から回路を確立するために必要とする時間は大幅に短縮さ れる。 全ての層を通して確立された回路は、回路コネクタ24と定義される。 以上の層アーキテクチャを適用し、かつあらゆる層にプロトコル・データ・ユ ニットDPUの良く確立された定義を導入すると、これはSTMセルが: 1.先に定義したSTMセルと同様であるPR−PDU。 注:STMセルは再定義され、ここでは組み立てられたセルに対する総称 的な用語である。 2.PR−PDUのユーザ・データであるVP−PDU 3.VP−PDUのユーザ・データであるVC−PDU 4.VP−PDU又はVC−PDUのユーザ・データであるCC−PDU を備えていることを意味する。 CC−PDUはタイム・スロット又は複数のタイム・スロットを含む。 PR層、VP層及びCC層はスイッチ・ノード内でのみ有効である。CC層は ノードのユーザからのユーザ・データである。ユーザ・データはノードを介して 搬送される。 スイッチ制御のPDUはプロトコル制御情報PCI及びユーザ・データを有す る。PCIは本質的にプロトコルの組み立て及び分解を可能にさせる識別子を備 えている。種々のプロトコル層におけるマイクロ・セルは第21図〜第26図に 詳細に説明されている。 次に、以上のプロトコル・モデルに従ってどのようにして電話機T5からのタ イム・スロットが電話機T4に対するATMノード2を通過するのかを説明する 。この接続は第4図に示したものと同一である。 第4図における電話機T5から来るタイム・スロットは、アクセス装置AU3 に与えられる。第9図におけるプロトコル・スタックの最上部には回路接続層2 2がある。ユーザは、第9図における点線により示す回路接続24を指定するイ ンタフェース制御情報と共に、VC層23にSDUサービス・データ装置として のタイム・スロットを送出する。この特定の場合において、前記情報はフレーム におけるタイム・スロット番号、即ちタイム・スロット2である。 VC層23はこの特定の場合に用いられておらず、従ってVP層への近道であ る。このVC層の表示はVP層に暗黙的に存在している。VP層はそれに代わっ てPCIプロトコル制御情報としてVPIを付加し、かつVP−SDUを介して PR層に物理ルートを表明するインタフェース制御情報と共に渡される。 PR層において、AU3は物理ルート識別子PCIを付加して、プロトコル・ データ・ユニット(セル)をASIにおける同位エンティティに転送する。AS Iはセルを物理ルート識別子PRIにより表された物理ルートへ橋渡しする。更 に、物理ルート識別子は試行終了シンク識別子から試行終了発生源識別子へも変 更される。 マッパ装置MU1における同列エンティティでは、手順がアクセス装置AU3 と逆の順序により反復される。VP層において、橋渡しはVC層側の送信に対し て行われる。このVP−VC橋渡しは第9図において線セグメント31により示 されている。VC層はVCIをセル・ヘッダに添付して新たに作成されたVC− PDUをVP−SDUとしてVP層に渡す。アクセス装置AU3と同一の手順が 反復される。即ち、VC−PDUはVP層においてカプセルに入れられ、またV P−PDUはPR層においてカプセルに入れられ、現在ではPR−PDUセルで あるセルがここで中央スイッチCS1に送出される。 中央スイッチCS1において、アクセス・スイッチAS1におけるものと同一 の手順が実行される。 マッパ装置MU4において行われる唯一のものは、VP層における橋渡しであ る。着信するVP1及びPR1は新しい物理ルートを固有に定義する。通常、V P1は、変更されるが、しかしこの場合では同一のVP1に留まる。 受信アクセス装置AU1では、タイム・スロットのみが残っているユーザに達 する全ての層を通過する。このタイム・スロットは電話機T4に送出される。 第4図に示す他の回路接続T6〜T8はマッパ装置MU1とアクセス装置AU 1との間で同一のVP−PDUを共有する。これらの回路接続は同一の仮想パス VPを共有するので、このようなことが可能となる。 第9図に示すように、いくつかのシステム・エンティティはデータを橋渡しす るだけである。SDUが橋渡し点から隣接の高い層へ又はから転送される終結点 を区別するために、用語「トレール(trail)」及び「リンク」接続(LC )を用いる。これらの用語はCCITT G803に定義されている。 トレールは2つの終結点、発生源とシンクとの間に設定される。トレールは1 又は1より多くのリンク接続からなる。 複数の識別子はリンク接続を通過するPDUに割り付けられる。これらの識別 子はPDUをそれぞれのトレールに関連させることができる。 第10図には、図に示す2つの接続のために第4図におけるノードを通過する セルに割り付けられている複数の識別子を含むテーブルが示されている。第10 図に示すテーブルは、マッピング装置MU1〜MU4により用いられて着信セル のヘッダに表示されるPRI、VPI及びVCIを特定のマッパ装置における送 出セルのヘッダに配置される新しいPRI、VPI及びVCI識別子に変換する 。第10図の識別子割り付けテーブルは一般的に知られている原理に従い、中央 コントローラ500により設定される。この例では、AU3〜MU1及びAU4 〜MU1接続に対してVC−PDUを用いる。VC層を省略し、代わってPR層 及びVP層を使用することができるので、このようにすることがプロトコル・モ デルによって可能である。しかし、関連するVCIによりVC−PDUを割り付 けることが可能であったことに注意すべきである。 テーブルのVPI列から、同一のVPI、即ちVPI=2が2つのリンク接続 T5〜T4及びT6〜T8に対して用いられることは、明らかである。他の接続 修飾子VPI及びPRIは異なっているので、このようにすることが可能となる 。全く同じように、2つの接続に対して異なるVPIを割り付けると共に、物理 ルート識別子PRIを使用しないようにすることもできた。しかし、仮想パス識 別子VPI及び仮想接続識別子VCIは、識別の一部として物理ルート識別子P RIを用いることにより、物理ルートと同一の範囲による局部的な管理をするこ とができる。このような局部的な管理手段は、マッパ装置において、第10図に 示す変換テーブルの複数部分のみを用いる必要があることを意味する。従って、 各マッパ装置が中央コントローラ500により設定される全接続の完全なマッピ ング・テーブルを備える必要はない。これを第28図、第29図及び第33図を 参照して更に詳細に説明する。 しかし、高位層において接続又はトレールを識別するためには、常に重要な1 識別子又は重要な識別子の組み合わせが存在しなければならない。説明例におけ るテーブルでは、重要な識別子が太字によりマークされている。 勿論、第4図及び第10図に示した例は2接続を単に参照するだけである。こ れら2つの接続を単に考慮するだけでは、本発明による効果を理解することは困 難かも知れない。しかし、このような数千の接続が同時にビジーであることを考 慮すると、各リンク接続に対する識別子の固有の組み合わせを容易に見出せるこ とが容易に理解される。 第11図には、第4図に示す2接続を形成する複数のPR−PDUセルが、第 4図のATMノードをこれら発生源のアクセス装置AU3及びAU4からこれら の共通終端アクセス装置AU1へ通過させる時について、示されている。第11 図には、3つの時間軸25、26及び27が示されている。時間軸25はアクセ ス装置AU3における時間を表し、時間軸26はアクセス装置AU4において時 間を表し、時間軸27はアクセス装置AU1における時間を表す。垂直方向のマ ークT0、T1、T3....は125μsにより区切られた時間を表す。第1 1図はかなり複雑であるが、しかしSTMスイッチング原理の本質を説明しよう とするものである。第9図に24により表すCC−トレールT5〜T4用のタイ ム・スロットTS#5は、アクセス装置AU3において発生するフレーム毎に小 さなPR−PDUセルに配置される。小さなこれらのPR−PDUセルは、28 /1、28/2、28/3...により表されており、第1、第2及び第3のフ レーム期間でそれぞれ発生される。PR−PDUセル28/1は、AU3からA S1へ移動するときに、PRI及びVPIにより示される識別子PRI#1及び VPI#1を有する。マッパ装置MU1は、小さなPR−PDUセル28/1が ASIを出発する時に、PRI#を1から2に変化させる。VPIは変化しない ままである。同じようにして、タイム・スロットTS#6は、アクセス装置AU 3において発生する各フレームにおけるPR−PDUセル29/1、29/2、 29/3...に詰め込まれる。小さなPR−PDUセルは、AU3からAS1 へ進行し、この移動中に1に等しいPRI、及び1に等しいVPIを有する。P RIは、到達によりAS1をアクセスするときは、PR−PDUセル29’/1 、29’/2に示すように1から3へ変更される。 マッパ装置MU1において、VC−PCUはタイム・スロットTS#5に対し て作成され、また他のVC−PCUはタイム・スロットTS#6に対して作成さ れる。2つのVC−PDUは、VP−PDUセルのユーザ・データに共に配置さ れ、この例に従って、2つのVC結合に共通するVPトレールを有する。2つの VC−PDUを有するVP−PDUセルは、代わって、新しい大きなPR−PD Uセル30/1に配置される。従って、VC−PDUは各タイム・スロットに設 定される。この特定の場合に、VCI#1はタイム・スロットTS#5に割り付 けられ、かつVC#2はタイム・スロットTS#6に割り付けられる。このVC −PDUのパッキング手順は、PR−PDUセル30/2及び30/3に示すよ うに、各フレーム間隔で反復される。 第9図におけるMU1に示すプロトコル層から、VC−PDUをPR層及びV P層に付加すべきことは明らかである。これは、第9図にVP層及びVC層を橋 渡しするライン・セグメント31により表されている。本発明によれば、VC− PDUは、そのペイロード33を除き、PR−PDUセル30のヘッダ32に設 定されることはない。このようにすることは、VCIが搬送しているタイム・ス ロットを識別しているので、可能である。PR−PDUセル30/1、30/2 ...において、タイム・スロットTS#5及びTS#6は逆の順序により現れ る。これはタイム・スロットTS#6がタイム・スロットTS#5より先にマッ パ装置MU1に到達することによっている。セルの到達時間はATMノードにお ける他のトラヒックに従って変化し得る。このように変化する到達時間は、非同 期ATMスイッチでの特徴である。MU1における2つのタイム・スロットに対 する遅延は、PR−PDUを発生することにより、及びそれぞれのタイム・スロ ットTS#6及びTS#5がMU1に到達する時に直ちにPR−PDUセルに配 置されるVC−PDUにVC−PDUを配置することにより、以下で説明するよ うに、短縮される。以下においては、ユーザ・データに2又は2より多くのVC −PDUを配置するために、共通な一つのPR−PDUセルのVP−PDUを2 又はこれより多いPR−PDU接続と呼ぶ。 PR−PDUセル30/1は、僅かな再マッピングのみによりマッパ装置MU 1から遠端のAU4へ伝搬する。特に、PR−PDUセル30は中央スイッチC S1に到達し、ここでPRIはPRI=1からPRI=2に変更される。これは 、PR−PDUセル30’/1に対して第11図に太字により示されている。ダ ッシュ符号は、そのPDUセルがPR−PDUセル30と同一であることを表す 。PR−PDUセル30’はマッパ装置MU4をマッピングするように伝搬し、 MU4においてPRIは、仮想パス識別子の局部的な割り付けを得るために、P RI=2からPRI=1に変更される。ここで、PR−PDUセルは第11図に おいて30’’/1により表されている。PR−PDUセル30’’/1がその ルートを介して終端アクセス装置AU1へアクセス・スイッチAS4を抜け出す と、 物理ルート識別子はPRI=1からPRI=2に変更される。30’’’により 表されているPR−PDUセルがAU1に到達すると、そのPRIはPRI=1 からPRI=2に変更される。アクセス装置AU1において、PR−PDUセル 30’’’は分解され、かつ個々のタイム・スロットTS#6及びTS#5はア クセス装置AU1において発生したフレーム指向のビット・ストリームに配置さ れる。特に、タイム・スロットTS#6はCCトレールを設定する際に一致する タイム・スロットに配置される。従って、30’’’においてタイム・スロット TS#5は電話機T4に割り付けられたタイム・スロットに配置され、かつタイ ム・スロットTS#4は、矢印34及び35によりそれぞれ示すように、電話機 T8に割り付けられたタイム・スロットに配置される。この手順はアクセス装置 AU1においてフレーム・ベースにより周期的に反復される。 第11図は、PR−PDUセル28及び29がペイロードにおける1タイム・ スロットのみを含むように示されている点で、いくらか簡単にされている。この セルはそのタイム・スロットがユーザ・データにより満たされると直ちに送出さ れる。セルのペイロードのサイズは、第5図に関連して説明したように、呼の設 定時に中央コントローラ500により決定される。中央コントローラ500は、 各アクセス装置におけるトラヒック解析に基づき、第7図のように同一セルによ りいくつかの接続を搬送すべきことを見出してもよく、そこで、コントローラは 正しいセル型式及びセル・サイズを選択する。これをどのように行うかについて は、第19図に関連して説明される。いずれにしろ、第11図は異なるセル・サ イズのPR−PDUセルを用いること、特に、PR−PDUセル28及び29は 1セル・サイズを有し、一方PR−PDUセル30は、他の大きなセル・サイズ 、この特定の場合では、セル29及び30のVC−PDUのサイズの総和を有す ることを示している。 更に、第11図は本発明の重要な特徴、即ちVC−PDUをVP−PDUセル のユーザ・データにおけるVP−PDUユーザ・データとして使用することも示 している。通常、VC−PDUは、仮想接続識別子VCI及びユーザ・データを 備えている。この特定のアプリケーションにおけるユーザ・データは、予め配列 し、かつ予め決定した順序により1又はこれより多くのタイム・スロットを備え ている。 VC−PDUは、第9図に関連して説明したように、ATMノード2内に作成 される、又は現在の状況に従ってアクセス・ノードにおいて作成されてもよい。 不必要なVC−PDUを作成すれば付加的な帯域幅が必要となる。 VC−PDUを用いると非同期マッピングを実行するツールとなる。非同期マ ッピングはセルの伝搬遅延を減少させるために行われる。2つのマッピング方法 、一方は非同期VC−PDUを用い、他方はVC−PDUを用いない方法を適用 することもできる。2つのマッピング方法の間にはトレードオフが存在する。V C−PDUなしのマッピングは、帯域幅の無駄を最小化するが、しかし遅延を増 加させる。一方、VC−PDUを使用することによるマッピングは遅延を減少さ せるが、しかし帯域幅の要求を増大させる。 双方の方法に対して、以下の共通の前提条件が適用される。即ち、マッパ装置 、例えば、MU1において、多数の仮想パスVPが終結される。仮想パスVPに 属する着信PR−PDUは、1タイム・スロットを確保する。それぞれ個別的な 仮想パスVPに属するPR−PDUは、時間的には、マッパ装置にランダムに到 達する。従って、全てのPR−PDUセルは1フレーム・インターバル内に到達 するが、しかしPR−PDUセルが到達する順序はフレーム・インターバル毎に 変化し得る。 ノードは、内部的には、非同期であるから、フレームは実質的な意味を有する ものではないことに注意すべきである。このフレームは、ATMノード周辺では タイム・スロットの規則性を表し、かつ発生源のアクセス装置ではPR−PDU セルを送出する規則性を表示するためだけに使用される。 第4図の例では、異なる仮想パスに属する全てのタイム・スロットが単一の出 仮想パスに経路指示されるものであって、同一のセクションを次のVP−VC終 結エンティティAUZへ通過させる。この仮想パスを用いる理由は、オーバヘッ ド(セルの管理に関連するデータ)を減少させることと共に、短い遅延を確保す ることである。即ち、多くのタイム・スロット、例えば2タイム・スロット用に 共通のPR−PDUセル・ヘッダ32が用いられる。 VC−PDUを用いるとき:PR−PDUのVC−PDUユーザ・データは正 確なタイム・スロットを含み、かつこれらは所定の順序で配列される。タイム・ スロットを配列している順序が逆である、変更されている又はそうではなく混乱 しているときは、各タイム・スロットの本源を喪失する。本源を喪失すると、送 出したユーザをその正しい終端ユーザに接続することが不可能になる。ペイロー ドはタイム・スロットを備えているだけなので、PR−PDUセルを形成してい る全てのタイム・スロットが到達するまでは、そのセルを送出することができな い。第11図におけるPR−PDUセルのように、PR−PDUセルが2又は2 より多くの小さなPR−PDUセルからなるときは、最後の小さなPR−PDU セル、例えば1又は1より多くのタイム・スロットを含むPR−PDUセル28 ’が到達するまでは、大きなPR−PDUセル30を送出することができない。 小さなPR−PDUセルは、スイッチの非同期特性のため及びスイッチの挙動の ために、ランダムに到達するので、大きなPR−PDUセルに対する待機時間は 不定であるが、しかしフレーム間隔よりは少なくとも短くなる。他方、組み合わ せの大きなPR−PDUセルのペイロードは完全に利用される。 VC−PDUを用いないとき:この場合には、仮想接続識別子VCIは着信V P−PDUのタイム・スロットに添付され、従ってVC−PDUを形成する。V CI及びタイム・スロット又はこれに添付された複数のタイム・スロットは、大 きなPR−PDUセルのペイロードに配置され、更にはATMセルのペイロード に配置される。ここで、以下のVCI及びこれに添付された1タイム・スロット 又は複数のタイム・スロットは、VC−PDUと呼ばれ、ここで、このVC−P DUは送出PR−PDUセル内のどこかに配置し得る独立ユニットとなる。送出 する大きなPR−PDUセルが満たされると直ちに、又はある所定の時間量が経 過すると直ちに、これを送出することができる。このような送出が行われた後に 、同一の仮想パスに属する新しいPR−PDUセルは、新しいVC−PDUセッ トに対して準備完了状態となる。このようにして、PR−PDUセルは、これら のセルが満たされると直ちに送出される、又はそのペイロードを満たしているレ ベルに関係なく、規則的な時間間隔で送出される。PR−PDUセルが規則的な 時間間隔で送出されると、送出する時点でセルのサイズを決定することができる 。他方、PR−PDUセルが満たされたときにのみPR−PDUセルを送出する の であれば、所定のセル・サイズを選択することができる。ペイロードにおけるV C−PDUによる当該の方法は、待機時間、従って遅延を減少させる。着信タイ ム・スロットの数が送出PR−PDUセルにおけるVC−PDUの数より大きい 又は遥かに大きいときは、56又は60オクテットを備えている大きなPR−P DUセルを用いるのが好ましい。 以上説明した2つの方法を第12図及び第13図に示す。マッパ装置、例えば MU1に到達する着信PR−PDUセル・ストリームを第12図では36により 、また第13図では37により示す。両ストリームにおいて、異なる仮想パスか らのPR−PDUセルは、図示のビット・ストリームを形成している。マッパ装 置では、個々のPR−PDUセルが大きなPR−PDUセル又はATMセル、換 言すれば適当なサイズのPR−PDUセルであり得る送出セルに編成される必要 がある。このPR−PDUセルは、第12図では38’、38’’により、また 第13図では39’、39’’により示されている。PR−PDUセル36のペ イロードにおいてVC−PDUを使用しないときは、仮想パスからセルのペイロ ードを所定の順序によりPR−PDUセル38’に収集することが必要である。 このような収集には時間が掛かる。これらのタイム・スロットはマッパ装置にラ ンダムな順序で到達する。これらは、待機中の送出PR−PDUセルを所定の順 序で配置させる必要がある。換言すれば、タイム・スロットは待機中の送出PR −PDUセルを所定の位置へソーティングさせる必要がある。全てのタイム・ス ロットがそれぞれの位置に配置されるまでは、待機中のセルを送出できない。加 えて、このような収集時間は第1の待機中セルと次の待機中セルとでは異なって いる。従って、送出PR−PDUセルは不規則に送出される。これをジッタと呼 ぶ。PR−PDUセル38’が満たされたときはこれらを送出し、また手順を反 復させる。即ち、仮想パスからのセルにおけるペイロード(=複数のタイム・ス ロット)は同一のPR−PDUセルに収集され、これが満たされれば、送出され る。従って、各PR−PDUセル38’、38’’...は、2つの双方向矢印 40及び41によりそれぞれ示す不定の遅延をもって送出される。マッパ装置に おけるPR−PDUセル38の待機時間は、PR−PDUセル38のサイズから 独立した原理で存在する。 第13図はPR−PDUセル37のペイロードがVC−PDUを備えている場 合を示す。VC−PDUは、VCI及びCCユーザ・データ(複数のタイム・ス ロット)を備えている。この場合に、マッパ装置は着信PR−PDUセルのペイ ロードを送出PR−PDUセルにおいて所定の順序にソーティングする必要はな い。その代わりに、マッパ装置は各着信PR−PDUセルのヘッダにおける仮想 パスを読み取り、仮想パス識別子により指示された行き先を読み取り、かつ大き なPR−PDUセル39’への行き先と同一の仮想パスをそれぞれ有する全ての セルのペイロードを収集する。大きなPR−PDUセル39’が満たされると、 これを送出する。この場合に、マッパ装置は、直ちに着信PR−PDUセルのV C−PDUを待機PR−PDUセル39’にマッピングさせる。従って、遅延は かなり減少される。この場合に、待機時間の遅延は、PR−PDUセルのサイズ による。PR−PDUセルのサイズが小さければ、遅延も短くなる。 第14A図は本発明によるPR−PDUセルのヘッダにおけるPR−PDUを 示す。PR−PDUは、PR−PCI部と、PRユーザ・データ部PR−SDU とに分割される。PR−PCI部は下記のフィールド:物理ルート識別子PRI を備えた第1フィールド42、セル・フォーマット・インジケータCFIを備え た第2フィールド43、及び優先順位ビットを備えた第3フィールドを含む。 セル・フォーマット・インジケータ(CFI)43は、0及び1の値を取り得 る。フォーマット・インジケータの0は、3オクテットを備えたペイロードを表 す(複数のタイム・スロット)。フォーマット・インジケータの1は、次に来る オクテット(第14A図におけるオクテット2)がセル・ヘッダに属し、かつ第 14B図に示す4つのフィールドM、CTF、FREE及びSBPを備えている ことを表す。 第14B図において、フィールドMは1ビットを取り、これを用いてPR−P DUセルのマルチキャスティングが完了したか又はしていないかを表す。フィー ルドCFTは4ビットを取り、これを用いて下記の符号(10進)によりセルの ペイロードのサイズを表す。即ち、 第14B図のSBPビットはパリティ・ビットである。FREEフィールドに おけるビットは、異なる目的、例えばATMセルがスイッチされている場合にサ ービス・クラスを表示するために用いられてもよい。 第14C図において、PR−PDUの概要的なレイアウトはそのペイロードに 標準ATMセルを備えており、またこのATMセルは通常の53オクテットを備 えている。ATMセルを含むセルは大きなセルなので、マイクロ・セルとは呼ば ない。代わって、これはPR−PDUセルと呼ばれる。先に説明したように、用 語PR−PDUセルはPR層に複数のマイクロ・セルも備えている。 第15図に本発明によったVP層におけるセルのVP−PDUの構造を示す。 このVP−PDUは、VP−PDU部と、ユーザ・データ部VP−SDUとに分 割される。VP−PCIは、下記のフィールド:仮想パス識別子を含む第1フィ ールド46と、VPIフィールド46に関連するパリティ・ビットを備えた第2 フィールド47とを備えている。第1フィールド46は7ビットを備えている。 第1フィールド46及び第2フィールド47は互いにオクテットを形成している 。48とラベル付けしたVP−SDU部には、2、5、9、又は17オクテット を備えているユーザ・データが記憶される。このサイズはPR−SDUサイズに より必然的に決定される。従って、VP−PDUサイズは3、6、10、14及 び18となる。 フィールド46における仮想パス識別子(VPI)は0〜127の間で変動す る。VPIは低い値から逐次的な順序により割り付けられる。下記のVPI範囲 マップが適用される。即ち: 0〜1 管理用に予約 2〜127 有効ユーザ番号 に適用することができる。 フィールド49における仮想接続識別子VCIは0〜127の間で変動する。 VCIは低い値から逐次的な順序により割り付けられる。以下のVPI範囲間p pが適用される。即ち: 0〜1 管理用に予約 2〜126 有効ユーザ番号 127 ダミーVC−PDUを表示し、有用なペイロードを含まず。 第16図にVC−PDUセルの構造を示す。VC−PPCI部は、VC−PC I部と、VC−SDU部とに分割される。VC−PCI部は、仮想接続識別子( VCI)を含む第1フィールド49と、VCIに関連するパリティ・ビットを備 えた第2フィールド50とを備えている。第1のフィールド49及び第2のフィ ールド50は互いに1つのオクテットを形成している。51によりラベル付けさ れたVC−SDUには、1、4、8、12又は16オクテットを備えたユーザ・ データが記憶される。このユーザ・データは、PR−PDUセルに適合し得る限 り、どのようなサイズのものでもよい。定義したPR−PDUセルにおいて、下 記のユーザ・データ・サイズ、即ち:1、4、8、12及び16バイトが定義さ れる。このサイズは、PR−PDUセルと、割り付けられたVP接続とにおける PRIサイズにより必然的に決定される。 VC−PDUはその全体をVC−PDUユーザ・データ又は他のVC−PDU と共にATMセル・ペイロードに配置することができる。後者の場合に、VC− PDUは適当なサイズのものでよい。 第17図は、第4図に示すアクセス装置、例えばアクセス装置AU1のブロッ ク図である。このアクセス装置は、A/D変換器54、タイム・スロット・カウ ンタ55、タイム・スロット・ストア56、接続及び制御モジュール57、並び にセル・アッセンブリ・マルチプレクサ58を備えている。このアクセス装置は 前述の回路エミュレーション原理に従ってPR−PDUセルにおける複数のタイ ム・スロットをカプセルに入れる。着信タイム・スロットは、任意の組み合わせ によりPR−PDUセルにVP−PDUユーザ・データとして記憶されてもよい 。グループのタイム・スロット又は単一タイム・スロットは、PR−PDUセル に配置されてもよい。そのセル・サイズはPR−PDUセルのペイロードに配置 されるべきタイム・スロット数に従って選択される。これは中央コントローラ5 0 0により行われる。更に、ユーザ・データは第16図に示すように、VC−PD Uと混合されてもよい。 第18図は第17図におけるA/D変換器を示す詳細なブロック図である。そ れぞれ加入者T1〜Tnに接続されている加入者回線58は、音声をディジタル 形式に変換するそれぞれのアナログ/ディジタル変換器に接続されている。A/ D変換器59はそれぞれ125μsの音声信号の1サンプルを取り込み、そのサ ンプルをレジスタ60に記憶する。サンプルのディジタル値は並直レジスタ61 に転送される。各125μsの期間において、8ビットを備えた1サンプルがそ れぞれの並直レジスタ61に存在する。各レジスタ61はマルチプレクサ62に 接続された出力を有し、このマルチプレクサ62はアナログ/ディジタル変換器 54からのn音声信号を厳格に同期された順序により出力回線63に多重化する 。マルチプレクサ62は、概念的には、レジスタ61からの各出力を走査する回 転アーム64を備えているものと考えてよい。1サンプルが8ビットを備えた1 オクテットに含まれていると仮定し、かつ1サンプルが各125μsを取ると仮 定すると、アーム64は512KHzの速度で回転して64kbpsのタイム・ スロット・ストリームを出力する。レジスタ61の出力を走査する順序が変更さ れることは絶対にない。電話機T1のディジタル・サンプルはタイム・スロット TS#1に配置され、電話機T2からのサンプルはタイム・スロットTS#2に 配置され、電話機T3からのサンプルはタイム・スロットTS#3に配置され、 以下タイム・スロットTS#nに配置される電話機Tnの最終サンプルまで同様 となる。この手順は第18図の下部に示す次の125μs期間中で反復される。 従って、第18図に示す各タイム・スロットはnビットを表す。第18図におけ る矢印65は、各レジスタ60がそのサンプルを取り込む時間のトラッキングを 保持するクロック信号を表している。電話機T1は、このタイミングが連続する 各125μs間隔内の同一タイミングで発生する。第18図に示すように、電話 機T1ではこれがタイム・スロットTS#1で発生し、電話機T2ではタイム・ スロットTS#2で発生し、以下同様となる。A/D変換器からのタイム・スロ ット・ストリームはタイム・スロット・メモリ56に記憶される。各タイム・ス ロットTS#1、TS#2...TS#nはフレームにおける番号に対応した位 置に記憶される。タイム・スロットにおける位置は書き込みがタイム・スロット ・カウンタ55によりアドレス指定され、このタイム・スロット・カウンタ55 は新しいタイム・スロット毎に1ステップ増加する。このタイム・スロット・カ ウンタは、新しいフレームが開始すると0から開始する。1フレームより多いタ イム・スロットをセルに配置するときは(第7図を参照)、マルチ・フレーム・ カウンタを用いる。タイム・スロット・カウンタ及びタイム・スロット・ストア のサイズは、着信タイム・スロット・ストリームにおけるタイム・スロット数に 等しい。 タイム・スロット・ストア56は、それぞれセル修飾子66及びインデックス ・アドレス67と関連される多数の位置を備えている。これは第19図に示され ている。接続及び制御モジュール57はPR−PDUセルの記述を保持する。こ のセルの記述はセル・ヘッダ68及び読み出しアドレス69を備えている。この 読み出しアドレスは、VP−PDUユーザ・データに配置されるタイム・スロッ トをフェッチしなければならない、タイム・スロット・ストア56におけるアド レスを表す。ユーザ・データがVP−PDUを含むときは、仮想接続識別子VC Iは接続及び制御モジュールにおいても見出される。セル修飾子66は、タイム ・スロットをVP−PDUセルのユーザ・データ部に配置すべきか否かを表して いる。第4図の例の場合では、電話機T5及びT6に属するタイム・スロットを VP−PDUセルのユーザ・データに配置する必要があり、一方図示する残りの 電話機に属するタイム・スロットは挿入のために修飾する必要はない。 接続及び制御モジュール57は、PR−PDUセルとタイム・スロットとの間 の関係を確立するために、タイム・スロット・カウンタ55によりアドレス指定 される。接続及び制御モジュール57はPR−PDUセルを組み立てるセル・ア ッセンブリ・マルチプレクサ58を制御する。このセル・アッセンブリ・マルチ プレクサ58は、パリティ3と、VP−PCIにおけるビット・インタリーブド ・パリティとを発生する手段を備えている。VP−PCIにおけるパリティ1及 びパリティ2は予め計算されて直接、接続データ・レコードに記憶される。 第19図に接続及び制御モジュール57が示されている。接続データ・レコー ド70はインデックス・テーブル71及びセル記述子テーブル72を備えており 、 セル記述子テーブル72は更に位置数73を備えており、その1つを第19図に 示す。更に、接続及び制御モジュール54は着信インデックス・アドレスをキュ ーに登録するキュー手段74、セル・アドレス・カウンタ75、及びシーケンス 更新手段76とを備えている。更に、マルチプレクサ78の動作を制御する修飾 子デコーダ77も存在する。 次に、接続及び制御モジュール57の動作を第20図を参照して説明する。A /D変換器54により発生したタイム・スロットは、マイクロ・セルに組み立て られることが必要である。複数のタイム・スロットはタイム・スロット・カウン タ55の制御によりタイム・スロット・ストア56に記憶される。セル修飾子が 0に等しいときは、これは、PR−PDUセルを送出する前に更に多くのタイム ・スロットを記憶する必要があることを表している。セル修飾子66が1に等し いときは、PR−PDUセルが満たされており、送出に対して準備完了状態にあ ることが表されている。PR−PDUセルが丁度1タイム・スロットを備えてい るのであれば、タイム・スロット・ストアに1タイム・スロットを記憶すると速 やかに、このタイム・スロットを備えているPR−PDUセルを送出する必要が ある。PR−PDUセルが1より多くのタイム・スロットを備えているのであれ ば、PR−PDUセルの最後のタイム・スロットをタイム・ストア55に書き込 んだときに、セル修飾子66を用いて表示をする。更に、タイム・スロット・ス トア56は多数の位置を備えたインデックス・アドレス・テーブル67も備えて おり、各位置がそれぞれのタイム・スロットに対応している。PR−PDUセル の最後のタイム・スロットに対応するインデックス・アドレス位置は、インデッ クス・テーブル71にインデックス・アドレスを備えており、そのアドレスには 、セル記述子テーブル72におけるセル開始アドレスに対するポインタが記憶さ れている。セル記述子テーブル72には、セル記述子73に対するポインタが記 憶される。セル記述子の数はアクセス装置により支持されている仮想パスの数に 等しい。セル記述子73はPR−PDUセルのサイズと同一サイズを有する。セ ル記述子73はセル・ヘッダ68及びVP−PDUユーザ・データに対するメモ リ位置を有するPR−PDUセルそれ自身のイメージである。しかし、ユーザ・ データはセル記述子73に含まれていない。その代わりに、このようなユーザ・ デ ータを形成しているタイム・スロットに対するポインタがこれに記憶される。こ れらのポインタはタイム・スロット・ストアにおけるアドレスを指示しており、 このタイム・スロット・ストアには個々のタイム・スロットを形成しているディ ジタル値が記憶されている。このように、セル記述子は、連続するフレームによ り送出された全てのPR−PDUセルに共通するものである。しかし、セル記述 子はPR−PDUセルのサイズが異なれば異なる。図示の例では、セル記述子7 3は、セル・ヘッダ68及び4つのポインタを備えており、そのうちのポインタ *TS1はタイム・スロット56におけるTS#1の位置を指示し、ポインタ* TS2はタイム・スロット56におけるTS#2のアドレスを指示し、以下同様 である。4つの仮想ポインタが考えられるので、このようなセル記述子73が示 されており、このような各記述子はそれぞれ仮想パスに関連されている。セル記 述子は、セル記述子のデータがセル・ヘッダに関連するのか、又はペイロードに 関連するのかを表す制御修飾子79を備えている。前者の場合は制御修飾子が1 に等しく、後者の場合は制御修飾子が0に等しい。この情報は修飾子デコーダ7 7によりデコードされてマルチプレクサ78を制御する。 通常、セルの組み立て処理は次のステップが続く。即ち、PR−PDUセルの 最後のタイム・スロットを満たすまで、連続するフレームからのサンプルをタイ ム・スロット・ストア56に記憶する。最後のタイム・スロットが満たされると 、このことをセル修飾子66を1にセットすることにより表示する。タイム・ス ロット・ストア56におけるインデックス・アドレスを用いて対応するセル記述 子73を取り込む。ここで、PR−PDUセルを送出する時間となる。送出はセ ル組み立てマルチプレクサ58により制御され、セル組み立てマルチプレクサ5 8は制御修飾子79により制御される。制御修飾子79が1に等しい限り、マル チプレクサのアーム80は第17図及び第20図において上部位置に示されてお り、セル・ヘッダ68は送出セル・ストリーム81に配置される。制御修飾子7 9が0に切り換えられると、セル記述子ポインタ69の内容は対応するタイム・ スロット・ストアの値の内容と交換され、従って対応するタイム・スロットをヘ ッダの直後のセル・ストリーム81に出力する。このように、セルは内部クロッ ク信号により制御された周波数で発生される。インデックス・テーブル71は、 セル 記述子を編成するために用いられて、送出すべきセルを見出す手段となる。第2 0n図により表すように、それぞれの仮想パスに対応する異なるセルが考えられ る。インデックス・テーブルは送出すべきセルのアドレスを含む。セル送出は非 同期である。PR−PDUセルが送出されている最中であり、従って多数のタイ ム・スロットを出力しなければならないものと仮定する。これが行われている間 に、次のセルの第1のタイム・スロットがタイム・スロット・ストアに書き込ま れる。ここで、このセルのインデックス・アドレスはキュー手段74(ファース ト・イン・ファースト・アウト型式のメモリ)によりキューにされる。従って、 次のセルは、前のセルの最後のタイム・スロットを送出し終えるまで待機しなけ ればならない。前のセルの最後のセルを送出し終えるまでは、セル組み立てマル チプレクサ58のアーム80はその上側位置に戻されて、キュー手段に記憶され たインデックス・アドレスにより指示された次のセルのセル・ヘッダは送出され ない。 セル・アドレス・カウンタ75はセル・ヘッダの開始アドレスでカウントを開 始させる。前記カウント・アドレスはセル記述子テーブル72に示されているも のである。次いで、セルをセル・ストリームに出力している間に、セル・アドレ ス・カウンタは記述子の各位置をカウントしている。このカウントを実行してい る間に、セル・アドレス・カウンタ75はセル修飾子66を監視する。セル修飾 子66が1に等しいときは、セル・アドレス・カウンタ75はカウントを停止し 、次のセルのインデックス・アドレスをフェッチするためにキュー手段74に戻 る。従って、セルのサイズはセル・カウンタ75に記憶されない。更に、セル組 み立てを制御するために、セル記述子73における制御修飾子79は下記の機能 を有する。即ち、 1.セル組み立てマルチプレクサ58に対するセル・ヘッダ・オクテット#1 。セル・アドレス・カウンタ75を増加させる。 2.セル組み立てマルチプレクサ58に対するセル・ヘッダ・オクテット#2 。更新したシーケンス番号を書き戻す。セル・アドレス・カウンタを増加させる 。 3.セル組み立てマルチプレクサ58に対するセル・ヘッダ・オクテット#3 。発生したパリティ3を挿入する。セル・アドレス・カウンタ75を増加させる 。 4.セル組み立てマルチプレクサ58に対する仮想チャネル及びシーケンス番 号。更新したシーケンス番号を書き戻す。セル・アドレス・カウンタ75を増加 させる。 5.ユーザ・データ。タイム・スロット・ストア56に読み出しアドレスを発 行する。セル・アドレス・カウンタ75を増加させる。 6.最後のユーザ・データ。タイム・スロット・ストア56に読み出しアドレ スを発行する。セル・アドレス・カウンタ75を増加させる。キュー手段74に 次のインデックス・アドレスをフェッチし、かつセル開始インデックスを読み出 す。 7.セルの終わり。ビット・インタリーブド・パリティをセル・ストリームに 配置すべきことを表す。次のセルのために前に検索したセル開始インデックスに より、セル・カウンタをロードする。 以上で列挙した修飾子機能は、サポート機能と共にセル組み立て処理を駆動す るのに十分なものである。 セル・ヘッダ・データはセル・ストリームに配置される。VP−PDUユーザ ・データ部に書き込まれると、データはタイム・スロット・ストアに対するポイ ンタか、又はシーケンス番号を有する仮想接続識別子であり得る。2つの可能性 のうちのいずれかは修飾子により通告される。これがタイム・スロット・ストア に対するポインタであるときは、選択したタイム・スロットは検索されて、PR −PDUセルにVP−PDUユーザ・データとして配置される。これが仮想接続 識別子VCIであるときは、識別子そのものがVP−PDUユーザ・データとし て配置される。以上は、VP−PDUユーザ・データの終了に及び達するまで、 バイト毎に反復される。 配置するユーザ・データが得られないときは、セル・ストリームを維持するた めに、アイドル・セルを送出するようにセル手段を備えなければならない。 ハードウエアの観点から、タイム・スロット・ストア56、インデックス・テ ーブル71、セル記述子テーブル72及びセル記述子73は同一のメモリを使用 している。しかし、前記メモリは、何らかの理由により必要ならば、例えば十分 なデータ速度を保持するために、物理的に分離されてもよい。 第20図において、タイム・スロット・ストア56は、アクセス装置AU3に 接続された複数の電話装置が存在するだけの位置を有する。典型的には32電話 装置がアクセス装置に接続されており、従ってタイム・スロット・ストア56は 各タイム・スロットにつき一つとする32位置を備えている。 第21図にPR層におけるPR−PDUセルの構造を示す。セル・ヘッダは、 PRI識別子、VPI識別子及びVCI識別子を備えており、またペイロードは 多数のタイム・スロットTS1、...TSnを備えている。第21図にPR− PDU、PR−PCI及びPR−SDUを示した。 第21図におけるセルがPR層からVP層へ橋渡しされるときは、そのPR− PCIが除去され、以下、セルは第22図に示す構造を有するものとなる。第2 2図において、セルのヘッダはVPI識別子及びVCI識別子を備えており、ま たペイロードは第21図と同一である。第22図にVP−PDU、VP−PCI 及びVP−SDUを示す。第21図において、セルのユーザ・データはPR−S DUであり、一方第22図においてセルのユーザ・データはVP−SDUである 。 第22図に示すセルがVC層に橋渡しされるときは、そのVPIを取り除き、 セル構造は第23図に示すものとなる。VC−PDU、VC−PCI及びVC− SDUの定義が示されている。セルのVC−SDU部はセルのユーザ・データで ある。第21図、第23図において、タイム・スロットTS1〜TSnは異なる 接続に属する。しかし、これらは第6図に説明されたように同一接続に属する。 更に、2つの代替間で混在も存在し得る。即ち、タイム・スロットのうちのいく つかは第1の接続に属してもよく、一方、その他は第2の接続、更には第3の接 続にも属してもよい。いずれに該当しているのかは、中央コントローラ500に より判断される。 第24A図に多数のVC−PDUを備えているPR−PDUセルを示す。この 型式のPR−PDUセルは2又は2より多くのVC−PDUを備えることもでき る。第24図にこのような3つのVC−PDUを示す。各VC−PDU84は、 VC−PDUセル、即ち全てのVP−PDUセルに共通するPRI識別子及びV PI識別子を設けているPR−PDUセル85に配置されたVC層のマイクロ・ セルを表す。このPR−PDUセル85は依然としてマイクロ・セルと呼ばれる 。 第24図における各VC−PDUセル84は、PRI値及びVPI値により表さ れた行き先に向けられる。この行き先は、VC−PDUセル84が共通するルー ト上の最終点である。第4図に示す例において、この点はアクセス・スイッチA S4におけるアクセス装置AU1に対応する。VC−PDUセル84の個々のV CI値はVPIPR−PDUセル85内においてVC−PDU毎に異なり得る。 第24A図に示すVCI識別子は、VP−PDUセル85のヘッダに属しないが 、しかしそのユーザ・データの一部を形成する。これは本発明の重要な特徴であ る。いくつかのVC−PDU84をPR−PDUセル85にスタッフィングする ことにより、複数のセルをそれらの送出源からそれらの行き先へ転送する際の遅 延が減少する。これを下記の比喩により明確にすることができる。即ち、PR− PDUセル85がニューヨーク(VC−PDU84が共通に移動する最終点に対 応する)行きの列車であると仮定する。個々のVC−PDU84はニューヨーク から離れた異なる都市に向けられる。VC−PDUがPR−PDUセル85を満 たすと直ちに、PR−PDUセル、即ちニューヨークへの列車を出発させる。ニ ューヨークでは、VC−PDU84がニューヨークの列車を降り、それぞれの都 市への個別的な列車に乗る。従って、出発駅における待ち時間は、ニューヨーク 行きの列車(ニューヨーク行きの列車を形成しているVC−PDU84の数)を 満たすために費やされる時間に短縮されることになり、この時間は、各行き先都 市用の列車である別個の列車84(PR−PDUセル)を利用するために掛かる 時間に比較して短い。このような別個の列車がその元の駅を出発できるようにな るまでには、この列車は特定の都市行きの乗客により完全に満たされる必要があ る。 第25図はVP層において移動しているときの第24A図のVPIPR−PD Uセル85を開示している。第26A図において、PR−PDUセル85の個々 のVC−PDUがVC層において移動しているときのように見える形式で示され ている。 第24A図に示すVPIPR−PDUセル85の例では、3つのVC−PCI のみが示されているが、点線により関連付けたように更に多くのこのようなVC −PDUを含めてもよい。 第26A図に53バイト・サイズの標準ATMセルを備えているPR−PDU セルを示す。このPR−PDUセルは56バイトである。ATMセルのユーザ・ データは多数のVC−PDUセルにより満たされている。 第27図は本発明の特定の機能をサポートする手段を備えたスイッチの簡単な ブロック図である。図示のスイッチは第4図におけるスイッチAS1〜AS4又 はCS1のうちのいずれかである。通常のクロス・バーATMスイッチ86は多 数の入力線87−1...87−n及び多数の出力線88−1...88−nを 有する。本発明の好ましい実施例において、この型式のATMスイッチ86が1 993年1月29日に出願された本発明者の米国特許出願第08/011378 号に示されており、ここでは引用によって関連させる。各入力線87はそれぞれ のアクセス装置AUに接続されている。各入力線に対してセル・サイズ及びルー ティング手段89が接続されている。セル・サイズ及びルーティング手段89− 1は入力線87−1に接続され、以下入力線87−nに接続されているセル・サ イズ及びルーティング手段89まで同様に接続されている。例えば、入力線87 −1はAU3に接続され、また入力線87−nはAU4に接続されている。各出 力線88−1...88−nには、それぞれのセル・サイズ・デコード手段90 −1...90−mが接続されている。セル・サイズ及びルーティング定手段8 9は同一であるので、セル・サイズ及びルーティング手段89−1のみを説明す る。これは、マルチプレクサ91、制御手段92、PRI変換手段93及びセル ・サイズ・カウンタ94を備えている。マルチプレクサ91は2つの入力線を有 し、その一方はセル・ストリーム用の入力線81であり、他方はPRI変換テー ブル93からの97により表されている。マルチプレクサ98は2つの入力線8 1、97間で可動アーム98を有し、クロス・バー・スイッチ86の入力線87 −1に接続されている。セル・サイズ及びルーティング手段89の主要機能は、 着信セルがどのサイズを有するのかを確立すること、そのPRIに従って着信セ ルを経路指定すること、及び着信セルのPRI値をセルの発生源を表す新しいP RI値に変更することである。この経路指定は通常の方法によりPRI変換テー ブル93を用いて行われる。セル・サイズ・デコーダ95によって、着信セル・ ストリーム81からサイズ・コードを含むフィールド、例えばフォーマット・イ ンジケータ及びCTF−フィールドがデコードされて、セル・サイズ・カウンタ 94にロードされる。セル・サイズ・カウンタ及び制御手段92は、各着信セル のトラッキングを保持するために、着信セル・ストリームを解析し、セルを識別 すると直ちにそのPRI値を取り出す。取り出したPRI値を用いてPRI変換 テーブル93をアドレス指定する。着信セルのPRI値はセルの行き先か、又は PRトレール・シンクを表している。この値は、PRトレールの発生源、この場 合には電話装置T5を表す、PRI変換テーブルから取り出された新しいPRI 値に切り換えられる。このようにして、終端シンクは、PRI値を解析したとき に、送出者は誰かについての情報を得ることになる。セル・ヘッダが識別される と、アーム98が入力線97へ移動して新しいPRI値、即ち発信源装置のPR I値がセル・ヘッダに挿入され、その後、アーム98が入力線81に戻り、セル が入力線87−1に送出される。説明していなかったが、クロス・バー・スイッ チ86は、入力バッファ及びクロス・バーの各交差点における複数バッファと共 に複数の出力キュー・バッファを備えている。 各出力線には図示していない複数の走査装置が存在しており、これらの走査装 置は、それぞれの出力線を走査して、その出力線に行く入力線87−1...8 7−nのいずれかにセルが存在するか否かを調べる。もしそうであれば、対応す る走査装置は、ここに示されているが、しかし通常のセル抽出装置を活性にして 、このセル抽出装置はセルを抽出する。各セル・サイズ・デコード手段90は同 一であるので、セル・サイズ・デコード手段90−1のみを説明する。各セル・ サイズ・デコード手段90の主要な機能は、セルのフレーミングを維持するため に、種々のPR−PDUサイズのトラッキングを保持すること、即ちセル・サイ ズを知ること、及びクロス・バー・スイッチを介していくつのオクテットを転送 すべきかを知ることである。セル・サイズ・デコード手段は、入力におけるもの と同一のセル・サイズ・デコーダ95、及びセル・サイズ・カウンタを備えてい る。 第28図にATMノード2の各装置に用いられているアドレス構造を示す。従 って、アドレス構造は、アクセス装置、アクセス・スイッチA1、マッパ装置M U、及び中央スイッチCSにおいて用いられる。多数のエントリ0〜23を有す る物理ルート・テーブル(PRテーブル)140が存在する。仮想パス・テーブ ル141が各エントリと関連されている。各VPテーブルは多数のエントリ0〜 255を有する。このような各VPテーブル・エントリには、それぞれの仮想接 続テーブル(VCテーブル)142が関連される。各VCテーブルは更に多数の エントリ0〜255を有する。PRテーブル140における各エントリは物理ル ートに対応する。PRテーブル140には、24エントリが存在するので、24 VPテーブル141が存在する。各VPテーブル141には24組のVCテーブ ル142が関連され、各組は256VCテーブル142を備えている。PRI識 別子、即ちPRテーブル140のエントリにおけるポインタは、用いるべきVP テーブルを指示する。VPI識別子、即ちVPテーブルのエントリにおけるポイ ンタは、256VCテーブルのうちのいずれを用いるべきかを指示する。VCI ポインタは更に用いるVCテーブルにおける位置を指示する。従って、アドレス 指定可能とされる1・24・256・256アドレスが存在する。即ち、24・ 64kアドレスが利用可能である。第8図に示す方法により種々のテーブルにお けるアドレスをグループ化する代わりに、24・64kアドレスを含む長い線形 のアレーを用いることが可能である。他のアドレス構成も可能である。 次に、第29図を参照してマッパ装置MU1〜MU4を説明する。これらの装 置は同一であるので、MU1のみを説明する。マッパ装置MU1は、PRレベル でセルを処理する手段100、VPレベルで処理する手段101、及びVCレベ ルとしてセルを処理する手段102を備えている。VCレベルでセルを処理する 手段102は、PR−PDUセルにおけるVC−PDUを配置すると共に、セル を分解するものとなる。更に、マッパ装置は入力FIFO103及び出力FIF O104を有する。FIFOとは、セルの各オクテットのビットを順次的に記憶 するファースト・イン・ファースト・アウト型式のレジスタである。セル処理手 段100は、PRテーブル105と、2つの入力線107、108、可動アーム 109及び出力線110を有するマルチプレクサ106とを備えている。PRテ ーブル105は複数の水平線により示された多数のエントリを備えている。各エ ントリはVPポインタか、又は新しいPRI値を記憶する。各エントリには修飾 子Q1が関連される。修飾子Q1はその関連するエントリに記憶した値の内容を 識別するために用いられる。例えば、Q1=1のときは、エントリに記憶された 値は新しいPRI値である。Q1=0のときは、関連するエントリに記憶された 値は、特定のエントリに用いられるべきVPテーブルを指示するVPポインタで ある。 セル処理手段101は、多数のVPテーブル110と、入力線112、入力線 113、可動アーム114及び出力線115を有するマルチプレクサ114とを 備えている。各VPテーブル110は多数のエントリを備えている。各エントリ には、VPポインタか、又は新しいVPIか、又はセルのサイズかを記憶がされ る。各エントリには修飾子Q2が関連される。Q2は、その関連するエントリに 記憶した情報がVC−ポインタであるか、新しいVPI値であるか、又はセル・ サイズであるかを表す。例えば、Q2=0ときは、対応するエントリに記憶され た値は新しいPRI値及び新しいVPI値である。Q2=1のときは、その関連 するエントリはVCポインタ、即ち特定のVPテーブル・エントリに関連したV Cテーブルに対するポインタを記憶する。セル処理手段102は多数のVCテー ブル116と、2つの入力線118、119、可動アーム120及び出力線12 1を有するマルチプレクサ117とを備えている。各VCテーブルは多数のエン トリを備えている。各エントリには修飾子Q3が関連されている。VCテーブル における特定のエントリに記憶された情報は、新しいVPI値、PRI値及びV CI値か、又は2若しくは2より多くのVC−PDUセルをPR−PDUセルに 配置する命令、若しくはマッパ装置における回路を終端させる命令である。エン トリに記憶された情報の内容は、Q3により判断される。例えば、Q3=00の ときは、新しいVPI値、PRI値及びVCI値が存在し、Q3=01のときは 、エントリに記憶された情報が多数のVC−PDUセルをPR−PDUセルに配 置する命令であり、またQ3=11のときは、エントリに記憶された情報がマッ パ装置における回路を終端する命令である。更に、セル処理手段102は多数の VC−PDU FIFO121−1...122−nも備えている。ただし、n はPR−PDUセルに配置し得る最大数のVC−PDUを表す。マルチプレクサ 123は、出力線121に接続される可動アーム124を有する。マルチプレク サ123は、総体的に125により示す多数の出力線を有する。各出力線125 はそれぞれのVC−PDU FIFO122に接続されている。更に、セル処理 手段102は、多数の入力線127、可動アーム128及び出力線129を有す る マルチプレクサ126も備えている。各入力線127はそれぞれのVC−PDU 122と接続されている。 更に、マッパ装置は、4入力を有するマルチプレクサ130、可動アーム13 1及び出力線132も備えている。出力線110、129、115及び121に は入力がそれぞれ接続されており、出力線132は出力FIFO104に接続さ れている。更に、マッパ装置は、セル・サイズ・カウンタ133と、セル・ヘッ ダをセル・ペイロードから識別するため、及びPR−PDUセルの種々のVC− PDUをPR−PDUセル・ヘッダから識別するために相互的に動作するVC− PDUサイズ・カウンタ134とを備えている。 次に、第30図、第31図及び第32図に示すフローチャートに関連させてマ ッパ装置の動作を説明する。セルはランダムに入力バッファ103に到達し、こ れに一時的に記憶される。入力バッファ103におけるセルのPRI値は、解析 される(ブロック140)。次にこのPRI値に対応するエントリは、PRテー ブル105に書き込まれる(ブロック141)。第129図において、これは矢 印137により示されている。次に、前述のエントリにおける修飾子を解析する (ブロック142)。Q1=0のときは、セルはマッパ装置により橋渡しされる 必要がある。即ち、古いPRI値は除去され、新しいPRI値と置換される必要 がある。Q=1のときは、PR層において橋渡しをする必用はなく、セルは更に 処理される必用がある。Q1=0のときは、判断ブロック143において逆に「 イエス」であり、マルチプレクサ106のアーム109は示された位置に移動し 、エントリから新しいPRI値がフェッチされ、かつ出力線110から、セレク タ制御135により示された位置に設定されているメイン・マルチプレクサ13 0を介して出力FIFO104に転送される。この手順はブロック144に示さ れている。次に、入力FIFO103におけるセルのPR−SDUは、入力FI FOから、入力線108及び出力線110、132を介して出力FIFO104 へ転送される必要があり、出力FIFO104においてこれに記憶している新し いPRI値に加算される。比較ボックス145。ここで、出力FIFO104に おけるセルが送出され(ブロック146)、入力FIFO103が空にされる。 新しいセルがマッパ装置に到達すると直ちに、入力FIFO103に記憶される 。 修飾子Q=1のときは、対応するエントリに記憶されていた値は、ポインタ、 特に、用いられべきVPテーブル110のうちの特定のVPテーブルを指示して いるVPポインタを表す。これは、矢印138により示され、また第30図にお いてブロック147により表されている。次に、VPIは入力FIFO103に おけるセルからフェッチされる。これは第29図において矢印139により表さ れ、また第30図においてブロック148により表されている。このVCIは選 択されたVCテーブルにおいて用いられるべきエントリを表している(ブロック 149)。次に、VCIにより指定されたエントリに記憶された情報の内容を見 出すために、修飾子Q2を調べた。入力FIFOにおけるセルをVP層で橋渡し するべきか、又はプロトコルがより高い層で更に処理する必要があるか。この判 断は第31図における判断ブロック150において実行される。ここで、前述の ような同一の手順が実行される。修飾子Q2=0のときは、橋渡しを実行する必 要がある。即ち、セルを入力FIFO103から出力FIFO105へ転送する 必要があり、その古いPRI値及びVPI値を除去し、かつ矢印139により指 示されたエントリに記憶している新しいPRI値及びVPI値により、置換する 必要がある。これは、マルチプレクサ111により行われる。そのアーム114 は第29図に示す位置を取り、新しいVPI値はエントリからフェッチされ、か つ出力線115を介して転送される。メイン・マルチプレクサ130は、その出 力線115が接続されている入力に設定され、かつ新しいVPI値が出力FIF O104に記憶される。これはブロック151により表されている。次に、アー ム114は入力線113に設定され、かつ入力FIFO103に含まれ、記憶さ れていた残りのデータ、VCIは出力FIFO104に転送される。これはブロ ック152に表されている。次いで、アーム114は第29図に示す位置に戻る 。前述のように、アーム114及び131の移動は、セレクタ制御135により 制御されている。矢印139により指示されたエントリには、出力されるべきセ ルのサイズに関連して得られる情報も存在する。入力FIFO103におけるセ ルのサイズは、セル・サイズ・カウンタによりフェッチされ、このセル・サイズ ・カウンタは入力FIFOにおけるセルのPSCフィールドを読み出す。セル・ サイズ・カウンタ133によりフェッチされたサイズがVPテーブルにおいてエ ン トリに記憶されたサイズ値に等しいときは、出力FIFOにおけるセルがここで 終了したので、入力FIFO103からこれ以上オクテットが読み出す必要はな い。セレクタ制御135は、アーム114の移動を制御するために、このことを 用いている。ここで、出力FIFOにおけるセルは終了したので、セルが送出さ れる(ブロック153)。 選択したVPテーブルに矢印139により指示したエントリにおいてQ2の解 析がQ2=1であることを示しているときは、このエントリに記憶した値がポイ ンタ、特に、入力FIFO103における特定のセルに用いるべきVCテーブル 116のうちでVCポインタを意味することを示している。これは、第29図に おいて矢印160により、また第31図においてブロック154により表されて いる。次に、入力FIFOにおけるセルのVCIをフェッチしなければならない 。これをブロック155により表す。このVCI値は選択したVC−テーブルに 用いられるエントリの番号でもある。これを第29図における矢印161により 、また第31図におけるブロック156により表す。エントリを選択すると、こ のエントリと関連する修飾子Q3を調べる(ブロック157)。 Q3の修飾子は、入力FIFO103におけるセルのVP−PDUユーザ・デ ータ内容を処理する必要がある3つの処理のうちの一つを開始することができる 。これらの処理は、一方のVPトレールから他方のVC−PDU終端を橋渡しす ることか、又はPR−PDUセルにVC−PDUを満たすことである。VC−P DUの橋渡しはQ3=00のときに実行される。この処理は第9図のプロトコル ・スタックに示したVC−PDUの点線に対応する。Q3が橋渡しを行うべきこ とを示しているのであれば、対応するエントリには入力FIFOにおけるセルの VC−PDUに添付する必要のある新しいVPI値、PRI値及びPCI値が含 まれる。この新しい値は選択したVCテーブルにおける矢印161により指示さ れたエントリからフェッチされて、マルチプレクサ117に対する入力線118 に現れ、そのアーム120をセレクタ制御135により示す位置に設定している 。これらの新しい値は出力線121からメイン・マルチプレクサ130の対応す る入力ヘ転送され、そのアーム131をセレクタ制御135により入力線171 に対応する位置に設定している。新しいVPI値、PRI値及びPCI値は出力 F IFO104に記憶される。これを第32図にブロック159により示す。次に 、アーム120を線119に対応する位置に移動して、入力FIFO103にお けるセルの残りのデータを入力線119、入力線121、アーム131及び出力 線132を介して出力FIFO104に転送する。次いで、アーム120は第2 9図に示す位置に戻る。これを第32図にブロック160により示す。ここで、 出力FIFO104におけるPR−PDUセルが完成して、送出される(ブロッ ク161)。 いくつかのVC−PDUを第25図に示す型式のPR−PDUセルのVP−P DU部に配置するときは、これを修飾子Q3により表す。この場合に橋渡しを行 わず、代わって入力FIFO103に記憶したPR−PDUセルのPRI値及び VPI値を解析する必要がある(ブロック162)。各VC−PDUFIFO1 22−1...122−nは送出VP−トレールと関連される。VPI値の解析 に基づいて対応するVC−PDUFIFO122がセレクタ制御135により選 択され、セレクタ制御135はマルチプレクサ123のアーム124を選択した VC−PDUFIFOに移動させる。各VC−PDUFIFOは、VC−PDU により満たされたときに完全セルを送出できるように、新しいPRI値及び新し いVPI値を予め記憶している。VC−PDUを対応するFIFO122に記憶 したときは、VC−PDUがこれに存在しており、前記新しいPRI値及びVP I値により示された行き先と同一の行き先に向けられた他のVC−PDUについ て待機する。入力FIFO103は空にされており、かつ新しい着信セルを受け 取る準備完了状態にある。これをブロック164に示す。第30図、第31図及 び第32図に関連して前述した処理は反復される。各VC−PDU FIFOの 状態を監視し、FIFOがフルとなると直ちに、PR−PDUセルを送出する。 これは、満たされたVC−PDU FIFO122に関連した入力線127にマ ルチプレクサ126のアーム128を移動させることにより、達成される。PR −PDUセルは出力線129上をメイン・マルチプレクサ130に送出され、そ のアームはセレクタ制御135により対応する入力線129に移動されている。 PR−PDUセルは、出力FIFO104において遅延が付加されることなく、 直ちに送出される。PR−PDUセルは比較的に長いので、これを完全に送出す るのにある程度の時間が掛かり、その間、セル処理手段100、101及び10 2はアイドル状態となる。一方、新しいセルは入力FIFO103に記憶される 。図に示されていないVC−PDU監視手段は、更に、VC−PDUを各VC− PDU FIFO122に記憶する時間も監視している。この時間が所定の時間 (タイムアウト限界と呼ぶ)を超えると、FIFOに記憶しているVC−PDU を送出する。VP−SDUの残りの部分はダミーVC−PDUにより満たされる 。ダミーVC−PDUはVCI−127をセットすることにより表示される。従 って、VC−PDUを送出する際の時間遅延が制御されている。VC−PDUが 「忘れられてしまう」ことはない。即ち、VC−PDUがマッパ装置に送出され ずに残されることはない。第4図に示す例を参照すると共に第10図を参照する と、第11図のPR−PDUセル28’/1及び29’/1が第29図の左に示 され、またPR−PDUセル30−/1が第29図の右に示されている。PR− PDUセル29’/1は入力FIFO103に到達する第1のものである。その PRIはPR−テーブルのエントリ番号3を指示し、また修飾子Q1はVPテー ブルを指示し、またセルのVPI値は選択したVPテーブルにおけるエントリ番 号2を指示している。このエントリにおける修飾子Q2は、VC−PDUをPR −PDUセルに配置すべきことと、タイム・スロット#6及びそのVCI値をV PI#2と関連するVPトレールに対応したVC−PDU FIFOにVC−P DUとして記憶することとを表している。このFIFOには、1のPRI値及び 2のVPI値が予め記憶される。ここで、入力FIFO103は空であり、次の セル、セル29’/1を受け取り、これが同じようにして解析される。そのタイ ム・スロットTS#6は、2のVCI値と共に、前述のTS#5と同一のFIF Oに記憶される。ここで、VC−PDUサイズ・カウンタは2つのVC−PDU をカウントしており、またVC−PDUFIFOはここで新しい大きなPR−P DUセルとして、その内容を送出する準備完了状態となり、このPR−PDUセ ルはそのヘッダにおいてPRI#1、VPI#2を備え、またそのペイロードに おいて2つのVC−PDU84を備えている。MU1において実行されるVC− PDUフィリング処理は、第9図のプロトコル・スタックにおける線31により 表されている。 どのようにして2つのセルのVC−PDUをマッパ装置MU1における他のセ ルのVP−PDUに配置するのかを説明したので、次に第33図に関連させてこ のセルをマッパ装置MU4により処理する方法を説明する。短縮されたセル30 ’/1は、入力FIFO103に一時記憶される。PRテーブル105の第2の エントリにおける修飾子Q1はVPテーブルを選択すべきことを表し、また選択 したVPテーブルの第2のエントリにおける修飾子Q2はVP橋渡しを実行すべ きことを表している。PRI値及びVPI値はこのエントリからフェッチされて 、出力FIFO104に記憶される。古いPRI値及びVPI値は廃棄される。 入力FIFO103における残りのセルは、マルチプレクサ115を介して出力 FIFOに転送され、この出力FIFOからセル130’/1が送出させる。V C−PDUを備えたセルのVC部が活性化されることは決してない。 第34図にアクセス装置の受信部を示す。受信装置は全てのアクセス装置にお いて同一であるので、第4図にAS4に接続されたアクセス装置AU1のものに ついてのみ説明する。受信アクセス装置では、分解処理が実行されている。セル の分解を概要的に説明すると共に、特にPR−PDUセル30’’’について説 明する。第34図において、アクセス装置の受信部は物理ルートPRテーブル1 05、多数のVPテーブル110、タイム・スロット・ストア175、タイム・ スロット・カウンタ176、及びセル・サイズ・カウンタ133、VC−PDU サイズ・カウンタ134及び制御装置136を備えている。第29図に関連して 説明した要素と同一のものは、同一の参照番号を有する。しかし、これらの要素 は、異なる装置に設けられているので、物理的には異なったものである。アクセ ス装置の受信部において、ATMノード2を通過した個々のタイム・スロット間 における時間関係については、記憶する必要がある。即ち、フレームにおける個 個のタイム・スロットの部分については、記憶する必要がある。このために、タ イム・スロット・メモリ175及びタイム・スロット・カウンタ178が存在す る。このタイム・スロット・カウンタはアクセス装置の図示していないローカル ・クロックからフレーム同期信号を受け取っている。このクロックはSTMノー ド3のクロックと同期される必要はない。各VCテーブル116は多数のエント リを有する。その数はフレームのタイム・スロット数に等しい。タイム・スロッ ト・ストア175は多数の位置を備えており、前記数はアクセス装置AU1を通 過するタイム・スロット・ストリームのフレームにおけるタイム・スロット数に も対応している。この場合に、送出タイム・スロット・ストリームは電話装置T 1〜Tnを接続している市内回線により搬送される。 次に受信部の動作を第34図及び第35図に関連して説明する。着信PR−P DUセルは入力FIFO103に記憶される。次に、入力FIFOにおけるPR −PDUセルのPRI値をフェッチする(ブロック190)。PRI値はこの特 定のセルと共に用いられるべきPRテーブル105のエントリを表す。これをブ ロック191に表す。このエントリは、VPテーブル110から選択されるべき VPテーブルに対するポインタを含む。この選択を第34図において矢印138 により、また第35図においてブロック192により示す。次に入力FIFO1 03におけるPR−PDUセルのVCI値をフェッチする。VCI値は選択した VPテーブルにおいて用いられるエントリを表す。これを第34図において矢印 137により、及び第35図においてブロック193により表す。以上説明した ように、各エントリは修飾子に関連される。この特定の場合に、Q4によりラベ ル付けした修飾子は、セルが単一のマイクロ・セルであるか、又は多数のVC− PDUを含むセルであるかを表す。これが単一のマイクロ・セルであれば、Q4 は、選択したエントリに記憶した値が書き込みアドレスであることを表しており 、その位置で着信PR−PDUセルのタイム・スロットをタイム・スロット・ス トア175に記憶すべきことを表している。これを第35図にブロック195に より示す。入力FIFO103におけるPR−PDUセルはいくつかのタイム・ スロットを含み得るので、即ちセルは第6図及び第7図に示すいずれの型式も含 み得るので、VPテーブルはいくつかの付加的なアドレスを含み、このような各 アドレスがタイム・スロット・ストア175に関連するタイム・スロットを記憶 しなければならないアドレスを表している。従って、選択したVPテーブルにお けるエントリに付加的な書き込みアドレスが存在するか否かについて解析を行う 。この解析を判断ブロック196により表す。このような各付加的なアドレスは タイム・スロット・ストア175に記憶される。この処理は入力FIFO103 にこれ以上タイム・スロットが残っていない状態となるまで反復される。最後に 、 タイム・スロット・ストア175に記憶したタイム・スロットは、タイム・スロ ット・カウンタにより読み出される。このタイム・スロット・カウンタは送出S TMタイム・スロット・ストリームの125μsフレーム毎に0から開始する。 カウンタ176はフレームに含まれるタイム・スロット数をカウントし、これを フレーム毎に周期的に実行する。タイム・スロット・カウンタ176のカウント 毎に、タイム・スロット・ストアにおける対応する位置でタイム・スロットに含 まれるデータがフェッチされる。例えば、フレームが24タイム・スロットを含 むときは、タイム・スロット・ストアにおける位置1がフレームにおけるタイム ・スロット番号1に対応し、フレームにおける位置2がタイム・スロット番号2 に対応し、以下フレームにおけるタイム・スロット24に対応するタイム・スロ ット・ストアにおける位置番号24まで同様となる。フレームにおけるタイム・ スロット1は電話装置1に割り付けられ、タイム・スロット2は電話装置2に割 り付けられ、以下同様に割り付けられる。タイム・スロット・ストア175に記 憶されたタイム・スロットの読み出しを、第35図のブロック197に示す。 修飾子Q4=1であれば、選択したVPテーブルのエントリに記憶した値の内 容は、入力FIFO103における特定のマイクロ・セルにより用いられるVC テーブル116を指示するポインタである。従って、VC−テーブルが選択され る。これを第34図において矢印170により、また第35図においてブロック 198により示す。選択したVC−テーブルは、入力FIFO103におけるP R−PDUセルにタイム・スロットが存在すると同数の書き込みアドレスを含む 。次に、入力FIFOにおけるPR−PDUセルのVCI値をフェッチする。こ れを第34図において矢印177により、また第35図においてブロック199 により表す。フェッチされたVCI値は選択したVC−テーブルに用いるべきエ ントリを指示している。これをブロック200により示す。このエントリには、 ポインタ、特にタイム・スロット・ストア175における位置に対するポインタ が記憶され、この位置に入力FIFO103におけるセルのタイム・スロットを 記憶する必要がある。従って、VCテーブルにおけるポインタは、タイム・スロ ット・ストアにおける位置を指示する書き込みアドレスであって、このアドレス に入力FIFO103におけるセルのタイム・スロットを記憶する必要がある。 こ の書き込みアドレス及びこれが指す位置は第34図において矢印178により示 されている。この書き込みアドレスに対して入力FIFOにおけるセルのタイム ・スロットを転送ことは、第34図において矢印179により示されている。第 35図のブロック201に最後の2つの手順を示す。 入力FIFO103におけるVC−PDUを備えているセルが1以上のVC− PCIを備えているときは、全てのVC−PDUを処理するまで、以上の段落で 述べた処理を反復させる。タイム・スロット・カウンタ176は連続的に動作し ており、タイム・スロット・メモリは各125μsで空にされる。 第34図におけるPRテーブルは、エントリに関連される修飾子が存在しない 点で、前述したPRテーブルと異なる。これは、アクセス装置で終端されるまで アクセス装置の受信部に全てのPR−PDUセルが到達するために、そのように なる。 以上の手順を第34図の左上に示すセル30’’’に適用すると、2のPRI 値は、PRテーブル105の第2のエントリがセル30’’’と関連されること を表している。このセルとの関連により確定したVPテーブルは、この第2のエ ントリにおいて指示する必要がある。次に、VPI値をフェッチして、その値が 選択したVP−テーブルの第2のエントリをアドレス指定すべきことを意味した 2である。この第2のエントリにおいて修飾子が解析され、この特定の場合にお いてQ4=1は、入力FIFO103におけるセルはVC−PDUを含むという ことを意味していることが判る。従って、VPテーブルに記憶された値は特定の VCテーブルを意味している。このVCテーブルは選択されて、入力FIFO1 03にセルの第1のVCIがフェッチされる。このVCIは3に等しく、従って 選択したVCテーブルの第3のエントリがアドレス指定される。この第3のエン トリに記憶された値は4である。従って、タイム・スロット・カウンタにおいて 選択されるべき位置は、タイム・スロットTS#6を記憶している位置番号4で ある。VCテーブルは再度解析され、入力FIFOにおけるセルに第2のVCI が存在すること、即ちこの第2のVCI値が2に等しいすることが判る。従って 、選択した第2のVC−テーブルにおける第2のエントリがアドレス指定される 。この第2のエントリには書き込みアドレス「8」が記憶される。従って、タイ ム ・スロット・ストアにおける位置番号8がアドレス指定される必要があり、TS #5が矢印179により示す線を介して第8の位置に転送される。これを矢印1 78により示す。選択したVCテーブルにはこれ以上VCIが見出されず、従っ て入力FIFOは空である。タイム・スロット・カウンタが新しいステップを開 始し、タイム・スロット・メモリにおける位置毎にステップすると、位置番号4 においてタイム・スロットTS#5を取り込み、このTS#5を送出セル・スト リームにおけるタイム・スロット番号4に配置する。次に、タイム・スロット・ カウンタが位置番号5に達し、何も見出さず、位置6にステップして何も見出さ ず、以下同様となり、最後に位置8において、取り込み、かつ送出タイム・スロ ット・ストリームにおけるタイム・スロット番号8に配置することになるタイム ・スロットTS#6を見出す。このようにして電話機T4はAU3における電話 機T5と接続することになり、また電話装置T8はAU4における電話装置T6 と接続することになる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年7月11日 【補正内容】 請求の範囲 1.層プロトコル・モデルを用いて回路エミュレーテッド・ATMスイッチに おける複数の同期転送モード・セルをスイッチングする方法であって、前記各セ ルをフレーム指向ベースに基づいて前記回路エミュレーテッドATMスイッチに 最低の層から最高の層へ順に、仮想パス層(VP層)、仮想チャネル層(VC層 )及び回路接続層(CC層)を送出し、かつ前記各セルがそれぞれの層にヘッダ 及びペイロードを備え、前記ヘッダが前記セルについての詳細を記憶する複数の ビットから形成された複数のフィールドを備え、前記ペイロードがそれぞれ1オ クテットを備えてユーザ・データを搬送する複数のタイム・スロットを備えてい る前記方法において、 最低の層としての前記プロトコル・モデルは、前記スイッチを介して、及びセ ル転送に用いられる電気通信ネットワークを介して複数のセルのスイッチングを (i)種々のトラヒック型式の種々の遅延感度に対して、及び(ii)電気通信 ネットワークの固有特性に対して適応させるように、前記スイッチが各プロトコ ル・レベル(PRレベル、VPレベル及びVCレベル)上の複数のセルに対して 所定組の番号のうちから選択された所定数のタイム・スロットをダイナミックに 割り付けるように構成された物理層(PR層、 を備えていることを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッチにおける複 数の同期転送モード・セルをスイッチングする方法。 2.請求項1記載の方法において、前記PR層におけるセルは PR−プロトコル制御情報(PR−PCI、PCIと略記する。)及びユーザ・ データ部に更に分割されるPRプロトコル・データ・ユニット(PR−PDU) を備え、 前記VP層におけるセルはVP−プロトコル制御情報部(VP−PCI、VP Iと略記する。)及びユーザ・データ部に更に分割されるVP−プロトコル・デ ータ・ユニット(VP−PDU)を備え、 前記VC層におけるセルはVC−プロトコル制御情報部(VC−PCI、VC Iと略記する。)及びユーザ・データ部に更に分割されるVC−プロトコル・デ ータ・ユニット(VC−PDU)を備え、 前記VP−PDUはPR層における前記ユーザ・データ部であり、 前記VC−PDUは前記VP層における前記ユーザ・データ部であり、 前記CC層におけるセルはVP層におけるユーザ・データ部を形成する前記複 数のタイム・スロットを備え、 前記セルは前記PR層、VP層及び前記VC層のそれぞれに形成された仮想パ スに沿って転送される ことを特徴とする請求項1記載の方法。 3.請求項3記載の方法において、前記PR−PDUのサイズは4、8、12 、16、20、56及び60オクテットを備えた組から選択されることを特徴と する方法。 4.請求項3記載の方法において、前記VP−PDUのサイズは3、6、10 、14及び18オクテットを備えた組から選択されることを特徴とする方法。 5.請求項4記載の方法において、前記VP−PDUのサイズは2、5、13 及び17オクテットを備えた組から選択されることを特徴とする方法。 6.請求項5記載の方法において、前記CC−PDUのサイズは1、4、8、 12及び16オクテットを備えた組から選択されることを特徴とする方法。 7.請求項6記載の方法において、VP層に同一のパスを共有する少なくとも 2つのセルの前記VC−PDUは、VP−PDUセルにユーザ・データとして記 憶されることを特徴とする方法。 8.請求項7記載の方法において、前記VP−PDUセルのユーザ・データは 、サイズ4、8、12、16及び20オクテットのいずれかを有するPR−PD Uセルにおけるユーザ・データとして記憶されることを特徴とする方法。 9.請求項8記載の方法において、同一の仮想パスVP、又は同一のATM− 接続用のVP/VCを共有する少なくとも2つのセルの前記VC−PDUは、A TMセルの48オクテット・ペイロードに記憶されることを特徴とする方法。 10.請求項9記載の方法において、VC−PDUを記憶した前記ATMセルは 、56又は60オクテットのサイズを有するPR−PDUセルにおけるユーザ・ データとして順次記憶されることを特徴とする請求項9記載の方法。 11.請求項5記載の方法において、前記VC−PDUは、前記共通のVP層パ スの遠方端において、前記複数のタイム・スロットから取り出され、かつそれぞ れの行き先に再び導かれることを特徴とする方法。 12.請求項1に記載の方法を実行する回路エミュレーティングATMスイッチ ・ノードであって、前記スイッチ・ノードは、入力ポート及び出力ポートを有す る中央スイッチ(CS1)と、複数のローカル・アクセス・スイッチ(AS1, AS2,AS3,AS4)と、前記複数のローカル・アクセス・スイッチに接続 されたローカル・アクセス装置(AU1〜AU5)と、フレーム指向のタイム・ スロット・バスにより前記各ローカル・アクセス装置に接続された複数のユーザ (T1〜Tn)とを備え、各ユーザは連続するフレームに所定の位置を有するタ イム・スロット(T)と関連され、前記アクセス装置は回路エミュレーションに 関する基本原理によりセルにおいて接続されたそのユーザから複数の着信タイム ・スロットをカプセルに入れるセル組み立て手段(54)と、着信セルの複数の タイム・スロットを分解して前記複数のタイム・スロットの時間関係を再確立す るセル分解手段とを備えた前記回路エミュレーティングATMスイッチ・ノード において、 前記中央スイッチとアクセス・スイッチとの間に接続された複数のマッピング装 置であって、前記各マッピング装置(MU1〜MU4)が、 −着信セルから(a)複数のタイム・スロット及び(b)個々のセルの複数のタ イム・スロットに関連され、かつ関連されたその複数のタイム・スロットの送出 源を識別する識別子を取り出す手段(89−1,89−2,...89−n)と 、−関連されたそれらの識別子と共に取り出された複数のタイム・スロットを各 着信セルよりも大きな新しいセルの複数のタイム・スロットに配置する手段(1 01,102,100)と、 −前記大きなセルを送出する手段(104)と を備えていることを特徴とするスイッチ・ノード。 13.前記セル組み立て装置は、タイム・スロット・カウンタ(95,94)と 、1フレームにおけるタイム・スロットが存在すると同一位置を備えたタイム・ スロット・ストア(105,110,116)と、接続データ・レコード及び制 御 モジュール(92,94)と、ヘッダを有した複数の着信タイム・スロットを送 出セルに組み立てるマルチプレクサ(91)と備えた請求項12記載の回路エミ ュレーテッドATMスイッチにおいて、 前記タイム・スロット・ストアの各位置は、ユーザ・データをタイム・スロッ トに配置するのか否か、及び制御モジュールを呼び出すべきか否かを表示する修 飾子(Q1,Q2,Q3)を備え、 前記接続データ・レコード及び制御モジュール(92,94)は前記セルの記 述子を備え、前記記述子はセルのサイズと、前記タイム・スロット・ストアの読 み出しアドレスと、前記セル・ヘッダとを少なくとも表示する ことを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッチ。 14.請求項13記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記接 続データ・レコード及び制御モジュール(92,94)は多数の位置を有するセ ル記述子テーブルを備え、各位置は組み立てるべきセルと同一サイズを有し、2 つのメイン部分を備え、前記第1の部分はセル・ヘッダ・データと、複数の仮想 パス層プロトコル・データ・ユニットとを含み、前記第2の部分は前記複数のタ イム・スロットに配置すべきユーザ・データ用のパターンと、その意味が関連す る修飾子により判断される値とを含むことを特徴とする回路エミュレーテッドA TMスイッチ。 15.請求項14記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記記 セル記述子テーブルにおける前記位置のユーザ・データ部に記憶された値の内容 は、前記ユーザ・データを記憶すべきタイム・スロット・ストアにおけるアドレ スに対するポインタか、又はそのユーザ・データ部が前記VC−PDUを含む各 セルのユーザ・データのサイズより大きい一つのPR−PDUセルに2若しくは これより多くのセルを配置する場合での仮想チャネル識別子(VC−PCI)で あることを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッチ。 16.前記中央スイッチが空間スイッチである請求項12記載の回路エミュレー テッドATMスイッチにおいて、前記PR−PCI部に含まれるそれらの物理ル ート識別子PRIにより着信セルを経路指定する手段と、異なるセル・サイズ間 を判別する手段と、前記物理ルート識別子PRIを、送出セルの行き先を表す新 しいものに変更する手段とにより特徴付けられた空間スイッチであることを特徴 とする回路エミュレーテッドATMスイッチ。 17.請求項16記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、それら の物理ルート識別子により着信セルを経路指定する前記手段は、前記中央スイッ チの各入出力ポートに設けられ、着信セルを経路指定する前記手段は、セル・サ イズ・カウンタと、物理ルート変換テーブルと、制御手段と、マルチプレクサと 、前記スイッチの各出力ポートにおいてセル・サイズ・デコーダとセル・サイズ ・カウンタとを備えていることを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッ チ。 18.請求項17記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、異なる セル・サイズ間を識別する前記手段は、前記着信セルのヘッダからセル・サイズ を読み取るセル・サイズ・カウンタを備えていることを特徴とする回路エミュレ ーテッドATMスイッチ。 19.請求項18記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記物 理ルート識別子を送出セルの行き先を表す新しいものに変更する前記手段は、着 信セルの前記物理ルート識別子を送出セルの行き先を表す新しい物理ルート識別 子へ変換する変換テーブルを備えていることを特徴とする回路エミュレーテッド ATMスイッチ。 20.請求項12記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、各マッ パ装置は、 −そのヘッダを解析している間に入力セルを一時記憶する入力バッファ手段と 、 前記PR層に着信セルを橋渡しする手段と、 前記VP層に着信セルを橋渡しする手段と、 前記VC層に着信セルを橋渡しする手段と、 前記VP層からVC層まで橋渡しする手段と、 メイン・マルチプレクサ手段と、 マルチプレクサ・セレクタ制御手段と、 新しいセルを送出するまで、該新しいセルを一時記憶する出力バッファ手段と を備え、前記新しいセルは少なくとも前記入力バッファ手段におけるセルのユー ザ・データを備えていることを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッチ 。 21.請求項20記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記P R層における着信セルを橋渡しする前記手段は、PRテーブル手段と、PR層マ ルチプレクサ手段とを備え、前記PRテーブル手段は複数の値を記憶する多数の 位置を備え、各位置はその関連する値の内容を表示する修飾子に関連され、前記 値は前記PR層における橋渡しを表す新しいPRI値か、又は高いプロトコル層 における前記着信セルの更なる処理を表すVPポインタであることを特徴とする 回路エミュレーテッドATMスイッチ。 22.請求項21記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記V P層における着信セルを橋渡しする前記手段は、VPテーブル手段と、VP層マ ルチプレクサ手段とを備え、前記VPテーブル手段は複数の値を記憶する多数の 位置を備え、各位置はその関連する値の内容を表示する修飾子に関連され、前記 値は前記VP層における橋渡しを表す新しいVPI値か、又はVC層における前 記着信セルの更なる処理を表すVPポインタであることを特徴とする回路エミュ レーテッドATMスイッチ。 23.請求項22記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記V C層における着信セルを橋渡しする前記手段、及び前記VP層から前記VC層ま で橋渡しする前記手段は、 −多数のVC−PDUを保持し得る多数のFIFOであって、各FIFOが前 記VP層におけるそれぞれの送出仮想パスに関連されている前記多数のFIFO と、 −VC層マルチプレクサ手段と、 −複数の値を記憶する多数の位置を備えたVC−テーブルと を備え、各位置がその関連する値の意味を表す修飾子に関連され、前記値が前記 VC層における橋渡しを表す新しいPRI−値、VPI−値及びVCI−値か、 又は前記着信セルのPRI−値及びVPI−値に関連された前記セル収集FIF Oに対するポインタであり、同一のVPI−値を有する所定の組の多数のVC− PDUが前記FIFOに既に記憶されたか、又は前記入力FIFOに対して後の 時間に到達するかを表すことを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッチ 。 24.請求項23記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記マ ッピング装置は、 前記着信セルのヘッダ及びそのユーザ・データ部のトラッキングを保持するよ うに、かつ前記PR層、VP層及びVC層における前記マルチプレクサ手段と共 に、前記メイン・マルチプレクサ手段を制御する前記セレクタ制御に対する制御 情報を提供するように、前記入力バッファ手段に一時的に記憶した着信セルの前 記ヘッダから、前記着信セルを形成しているオクテット数を読み出し、かつ前記 入力バッファ手段から前記出力バッファ手段へ転送されたオクテット数をカウン トするセル・サイズ・カウンタと、 VP−PDUセルの数をカウントするVC−PDUカウンタと を備えていることを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッチ。 25.各ローカル・アクセス装置は、セルのPRI−値、VPI−値及びVCI −値を引き離し、そのそれぞれの行き先ユーザに対して着信セルのタイム・スロ ットに含まれているユーザ・データを手渡し、かつフレーム指向ベースによりタ イム・スロット・シーケンスを再確立させるセル分解装置を備えていることを特 徴とする回路エミュレーテッドATMスイッチ。 26.請求項25記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記セ ル分解装置は、 −PR−テーブル手段と、 −VP−テーブル手段と、 −VC−テーブル手段と、 −前記アクセス装置に接続されているユーザの数に対応した位置の数を備えて いるタイム・スロット・ストア手段と、 −タイム・スロット・カウンタ手段と を備え、前記PR−テーブル手段は複数の位置を備え、前記各位置は前記位置と 関連された前記VP−テーブル手段に対するポインタを記憶し、前記VP−テー ブル手段はある値を記憶する複数の位置を備え、前記各位置はその関連する位置 に記憶した値の意味を識別する修飾子と関連されており、前記値は、前記入力バ ッファ手段における前記セルがVC層ユーザ・データを含む場合に前記タイム・ スロット・ストアに対して少なくとも一つの読み出しアドレスを表すか、又は前 記入力バッファ手段における前記セルがVC−PDUセルを備える場合に前記V P−テーブル位置に関連された前記VC−テーブル手段に対するポインタを表し 、前記指示されたVC−テーブル手段は複数の位置を含み、その各位置に、前記 入力バッファ手段におけるセルのタイム・スロット・ユーザ・データを記憶すべ き前記タイム・スロット・ストアに対する書き込みアドレスを記憶し、前記タイ ム・スロット・カウンタは前記タイム・スロット・メモリ位置に記憶したユーザ ・データを読み出してフレーム指向ベースにより配置させることを特徴とする回 路エミュレーテッドATMスイッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.層プロトコル・モデルを用いて回路エミュレーテッドATMスイッチにお ける複数の同期転送モード・セルをスイッチングする方法であって、フレーム指 向ベースに基づいて前記回路エミュレーテッドATMスイッチに前記各セルを送 出し、かつ前記各セルがヘッダ及びペイロードを備え、前記ヘッダが前記セルに ついての詳細を記憶する複数のビットから形成された複数のフィールドを備え、 前記ペイロードがそれぞれ1オクテットを備えてユーザ・データを搬送する複数 のタイム・スロットを備えた前記方法において、前記スイッチは物理媒体を介し て転送されるセルに所定数のタイム・スロットを割り付け、前記セルがPR−P DUセルと参照され、前記所定数がセルのパケット化時間を短縮するように、一 組の数から選択されることを特徴とする方法。 2.請求項1記載の方法において、前記複数のセルは、最低の層から最高の層 への順に、物理ルート層(PR層)、仮想チャネル層(VC層)及び回路接続層 (CC層)を備えた層プロトコル・モデルを用いて、それらの送出源からそれら の行き先へ転送され、 前記PR層におけるセルはPR−プロトコル制御情報(PR−PCI、PCI と略記する。)及びユーザ・データ部に更に分割されるPR−プロトコル・デー タ・ユニット(PR−PDU)を備え、 前記VP層におけるセルはVP−プロトコル制御情報部(VP−PCI、VP Iと略記する。)及びユーザ・データ部に更に分割されるVP−プロトコル・デ ータ・ユニット(VP−PDU)を備え、 前記VC層におけるセルはVC−プロトコル制御情報部(VC−PCI、VC Iと略記する。)及びユーザ・データ部に更に分割されるVC−プロトコル・デ ータ・ユニット(VC−PDU)を備え、 前記VP−PDUはPR層における前記ユーザ・データ部であり、 前記VC−PDUは前記VP層における前記ユーザ・データ部であり、 前記CC層におけるセルはVP層におけるユーザ・データ部を形成する前記複 数のタイム・スロットを備え、 前記セルは前記PR層、VP層及び前記VC層のそれぞれに形成された仮想パ スに沿って転送される ことを特徴とする方法。 3.請求項3記載の方法において、前記PR−PDUのサイズは4、8、12 、16、20、56及び60オクテットを備えた組から選択されることを特徴と する方法。 4.請求項3記載の方法において、前記VP−PDUのサイズは3、6、10 、14及び18オクテットを備えた組から選択されることを特徴とする方法。 5.請求項4記載の方法において、前記VP−PDUのサイズは2、5、13 及び17オクテットを備えた組から選択されることを特徴とする方法。 6.請求項5記載の方法において、前記CC−PDUのサイズは1、4、8、 12及び16オクテットを備えた組から選択されることを特徴とする方法。 7.請求項6記載の方法において、VP層に同一のパスを共有する少なくとも 2つのセルの前記VC−PDUは、VP−PDUセルにユーザ・データとして記 憶されることを特徴とする方法。 8.請求項7記載の方法において、前記VP−PDUセルのユーザ・データは 、サイズ4、8、12、16及び20オクテットのいずれかを有するPR−PD Uセルにおけるユーザ・データとして記憶されることを特徴とする方法。 9.請求項8記載の方法において、同一の仮想パスVP、又は同一のATM− 接続用のVP/VCを共有する少なくとも2つのセルの前記VC−PDUは、A TMセルの48オクテット・ペイロードに記憶されることを特徴とする方法。 10.請求項9記載の方法において、VC−PDUを記憶した前記ATMセルは 、56又は60オクテットのサイズを有するPR−PDUセルにおけるユーザ・ データとして順次記憶されることを特徴とする方法。 11.請求項5記載の方法において、前記VC−PDUは、前記共通のVP層パ スの遠方端において、前記複数のタイム・スロットから取り出され、かつそれぞ れの行き先に再び導かれることを特徴とする方法。 12.請求項1に記載の方法を実行する回路エミュレーティングATMスイッチ ・ノードであって、前記スイッチ・ノードは、入力ポート及び出力ポートを有す る中央スイッチと、複数のローカル・アクセス・スイッチと、前記複数のローカ ル・アクセス・スイッチに接続されたローカル・アクセス装置と、フレーム指向 のタイム・スロット・バスにより前記各ローカル・アクセス装置に接続された複 数のユーザとを備え、各ユーザは連続するフレームに所定の位置を有するタイム ・スロットと関連され、前記アクセス装置は回路エミュレーションに関する基本 原理によりセルにおいて接続されたそのユーザから複数の着信タイム・スロット をカプセルに入れるセル組み立て手段と、着信セルの複数のタイム・スロットを 分解して前記複数のタイム・スロットの時間関係を再確立するセル分解手段とを 備えた前記回路エミュレーティングATMスイッチ・ノードにおいて、 前記中央スイッチとアクセス・スイッチとの間に接続された複数のマッピング 装置であって、前記各マッピング装置が、 −着信セルから(a)複数のタイム・スロット及び(b)個々のセルの複数のタ イム・スロットに関連され、かつ関連されたその複数のタイム・スロットの送出 源を識別する識別子を取り出す手段と、 −関連されたそれらの識別子と共に取り出された複数のタイム・スロットを各着 信セルよりも大きな新しいセルの複数のタイム・スロットに配置する手段と、 −前記大きなセルを送出する手段と を備えていることを特徴とするスイッチ・ノード。 13.前記セル組み立て装置がタイム・スロット・カウンタと、1フレームにお けるタイム・スロットが存在すると同一位置を備えたタイム・スロット・ストア と、接続データ・レコード及び制御モジュールと、ヘッダを有した複数の着信タ イム・スロットを送出セルに組み立てるマルチプレクサと備えた請求項12記載 の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、 前記タイム・スロット・ストアの各位置は、ユーザ・データをタイム・スロッ トに配置するか否か、及び制御モジュールを呼び出すべきか否かを表示する修飾 子を備え、 前記接続データ・レコード及び制御モジュールは前記セルの記述子を備え、前 記記述子はセルのサイズと、前記タイム・スロット・ストアの読み出しアドレス と、前記セル・ヘッダとを少なくとも表示する ことを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッチ。 14.請求項13記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記接 続データ・レコード及び制御モジュールは多数の位置を有するセル記述子テーブ ルを備え、各位置は組み立てるべきセルと同一サイズを有し、2つのメイン部分 を備え、前記第1の部分はセル・ヘッダ・データと、複数の仮想パス層プロトコ ル・データ・ユニットとを含み、前記第2の部分は前記複数のタイム・スロット に配置すべきユーザ・データ用のパターンと、その意味が関連する修飾子により 判断される値とを含むことを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッチ。 15.請求項14記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記セ ル記述子テーブルにおける前記位置のユーザ・データ部に記憶された値の内容は 、前記ユーザ・データを記憶すべきタイム・スロット・ストアにおけるアドレス に対するポインタか、又はそのユーザ・データ部が前記VC−PDUを含む各セ ルのユーザ・データのサイズより大きい一つのPR−PDUセルに2若しくはこ れより多くのセルを配置する場合での仮想チャネル識別子(VC−PCI)であ ることを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッチ。 16.前記中央スイッチが空間スイッチである請求項12記載の回路エミュレー テッドATMスイッチにおいて、前記PR−PCI部に含まれるそれらの物理ル ート識別子PRIにより着信セルを経路指定する手段と、異なるセル・サイズ間 を判別する手段と、前記物理ルート識別子PRIを、送出セルの行き先を表す新 しいものに変更する手段とにより特徴付けられた空間スイッチであることを特徴 とする回路エミュレーテッドATMスイッチ。 17.請求項16記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、それら の物理ルート識別子により着信セルを経路指定する前記手段は、前記中央スイッ チの各入出力ポートに設けられ、着信セルを経路指定する前記手段は、セル・サ イズ・カウンタと、物理ルート変換テーブルと、制御手段と、マルチプレクサと 、前記スイッチの各出力ポートにおいてセル・サイズ・デコーダとセル・サイズ ・カウンタとを備えていることを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッ チ。 18.請求項17記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、異なる セル・サイズ間を識別する前記手段は、前記着信セルのヘッダからセル・サイズ を読み取るセル・サイズ・カウンタを備えていることを特徴とする回路エミュレ ーテッドATMスイッチ。 19.請求項18記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記物 理ルート識別子を送出セルの行き先を表す新しいものに変更する前記手段は、着 信セルの前記物理ルート識別子を送出セルの行き先を表す新しい物理ルート識別 子へ変換する変換テーブルを備えていることを特徴とする回路エミュレーテッド ATMスイッチ。 20.請求項12記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、各マッ パ装置は、 −そのヘッダを解析している間に入力セルを一時記憶する入力バッファ手段と 、 前記PR層に着信セルを橋渡しする手段と、 前記VP層に着信セルを橋渡しする手段と、 前記VC層に着信セルを橋渡しする手段と、 前記VP層からVC層まで橋渡しする手段と、 メイン・マルチプレクサ手段と、 マルチプレクサ・セレクタ制御手段と、 新しいセルを送出するまで、該新しいセルを一時記憶する出力バッファ手段と を備え、前記新しいセルは少なくとも前記入力バッファ手段におけるセルのユー ザ・データを備えていることを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッチ 。 21.請求項20記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記P R層に着信セルを橋渡しする前記手段は、PRテーブル手段と、PR層マルチプ レクサ手段とを備え、前記PRテーブル手段は複数の値を記憶する多数の位置を 備え、各位置はその関連する値の内容を表示する修飾子に関連され、前記値は前 記PR層における橋渡しを表す新しいPRI値か、又は高いプロトコル層におけ る前記着信セルの更なる処理を表すVPポインタであることを特徴とする回路エ ミュレーテッドATMスイッチ。 22.請求項21記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記V P層における着信セルを橋渡しする前記手段は、VPテーブル手段と、VP層マ ルチプレクサ手段とを備え、前記VPテーブル手段は複数の値を記憶する多数の 位置を備え、各位置はその関連する値の内容を表示する修飾子に関連され、前記 値は前記VP層における橋渡しを表す新しいVPI値か、又はVC層における前 記着信セルの更なる処理を表すVPポインタであることを特徴とする回路エミュ レーテッドATMスイッチ。 23.請求項22記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記V C層における着信セルを橋渡しする前記手段、及び前記VP層から前記VC層ま で橋渡しする前記手段は、 −多数のVC−PDUを保持し得る多数のFIFOであって、各FIFOが前 記VP層におけるそれぞれの送出仮想パスに関連されている前記多数のFIFO と、 −VC層マルチプレクサ手段と、 −複数の値を記憶する多数の位置を備えたVCテーブルと を備え、各位置がその関連する値の内容を表す修飾子に関連され、前記値が前記 VC層における橋渡しを表す新しいPRI値、VPI値及びVCI値か、又は前 記着信セルのPRI値及びVPI値に関連された前記セル収集FIFOに対する ポインタであり、同一のVPI値を有する所定の組の多数のVC−PDUが前記 FIFOに既に記憶されているか、又は後の時間に前記入力FIFOに到達する かを表すことを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッチ。 24.請求項23記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記マ ッピング装置は、 前記着信セルのヘッダ及びそのユーザ・データ部のトラッキングを保持するよ うに、かつ前記PR層、VP層及びVC層における前記マルチプレクサ手段と共 に、前記メイン・マルチプレクサ手段を制御する前記セレクタ制御に対する制御 情報を提供するように、前記入力バッファ手段に一時記憶した着信セルの前記ヘ ッダから、前記着信セルを形成しているオクテット数を読み出し、かつ前記入力 バッファ手段から前記出力バッファ手段へ転送されたオクテット数をカウントす るセル・サイズ・カウンタと、 VP−PDUセルの数をカウントするVC−PDUカウンタと を備えていることを特徴とする回路エミュレーテッドATMスイッチ。 25.各ローカル・アクセス装置は、セルのPRI値、VPI値及びVCI値を 引き離して、そのそれぞれの行き先ユーザに着信セルのタイム・スロットに含ま れているユーザ・データを手渡し、かつフレーム指向ベースによりタイム・スロ ット・シーケンスを再確立させるセル分解装置を備えていることを特徴とする回 路エミュレーテッドATMスイッチ。 26.請求項25記載の回路エミュレーテッドATMスイッチにおいて、前記セ ル分解装置は、 −PR−テーブル手段と、 −VP−テーブル手段と、 −VC−テーブル手段と、 −前記アクセス装置に接続されているユーザの数に対応した位置の数を備えて いるタイム・スロット・ストア手段と、 −タイム・スロット・カウンタ手段と を備え、前記PRテーブル手段は複数の位置を備え、前記各位置は前記位置と関 連された前記VPテーブル手段に対するポインタを記憶し、前記VPテーブル手 段はある値を記憶する複数の位置を備え、前記各位置はその関連する位置に記憶 した値の内容を識別する修飾子と関連されており、前記値は、前記入力バッファ 手段における前記セルがVC層ユーザ・データを含む場合に前記タイム・スロッ ト・ストアに対する少なくとも一つの読み出しアドレスを表すか、又は前記入力 バッファ手段における前記セルがVC−PDUセルを備える場合に前記VPテー ブル位置に関連された前記VCテーブル手段に対するポインタを表し、前記指示 されたVCテーブル手段は複数の位置を含み、その各位置に、前記入力バッファ 手段におけるセルのタイム・スロット・ユーザ・データを記憶すべき前記タイム ・スロット・ストアに対する書き込みアドレスを記憶し、前記タイム・スロット ・カウンタは前記タイム・スロット・メモリ位置に記憶したユーザ・データを読 み出してフレーム指向ベースにより配置させることを特徴とする回路エミュレー テッドATMスイッチ。
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