JPH0581105B2 - - Google Patents

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JPH0581105B2
JPH0581105B2 JP61274261A JP27426186A JPH0581105B2 JP H0581105 B2 JPH0581105 B2 JP H0581105B2 JP 61274261 A JP61274261 A JP 61274261A JP 27426186 A JP27426186 A JP 27426186A JP H0581105 B2 JPH0581105 B2 JP H0581105B2
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Rudorufu Myuuraa Yohan
Aroisu Zafuiropyuro Pitoro
Hyuugo Kurosu Fueritsukusu
Kurausu Byutsukusu Berunaa
Reerofu Uanasu Haruman
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    • H04L12/00Data switching networks
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/42Loop networks
    • H04L12/427Loop networks with decentralised control
    • H04L12/433Loop networks with decentralised control with asynchronous transmission, e.g. token ring, register insertion
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4637Interconnected ring systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 従来技術及び発明が解決しようとする問題点 C 問題点を解決するための手段 D 実施例 (1) システムの概要 (2) 同期情報伝送のためのフレームのフオーマツ
ト (3) PBXの構造 (4) SBMモジユールの詳細 (5) 交換バツフアの詳細 (i) アドレスによらない音声伝送 (ii) 接続識別子CIDによる音声伝送 (6) 音声ステーシヨンでの音声パケツト緩衝方式
と組立て/分解 (7) リング上の音声スロツトと音声フレーム長さ
の指定 (i) 固定スロツト割当て、スロツト再配列なし (ii) ギヤツプを避けるための音声スロツトの再
配列 (8) タイミングの例 (9) 別法、修正 (i) ステーシヨン・グループ用マルチプレクサ (ii) 全2重伝送 (iii) 異なる帯域幅の割当て E 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、トークン・リンク伝送媒体にもとづ
く、ローカル・エリア通信システム、具体的には
統合サービス用に、すなわちデータ・フアイルな
どの情報の非同期伝送用および音声や実時間デー
タの同期伝送用に設計された通信システムに関す
るものである。
B 従来技術及び発明が解決しようとする問題点 トークン機構を使つて伝送リングにアクセス
し、かつ情報の非同期伝送および同期伝送ができ
る、リング通信システムは、例えば下記の特許明
細書および刊行物から既に周知である。
“1方向伝送リングに接続されたステーシヨン
間で情報を伝送する方法(Method of
transmitting information between stations
attached to a unidirectional transmission
ring)”と題する米国特許第4429405号;“1方向
伝送リングに接続されたステーシヨン間で情報を
伝送する方法(Method of transmitting
information between stations attached to a
unidirectional transmission ring)”と題する
米国特許第4482999号;“相互接続されたリングの
通信ネツトワークにおける同期化
(Synchronization in a communication
network of interconnected rings)”と題する米
国特許第4539679号;“ローカル計算機ネツトワー
ク(Local Computer Networks)”、ノース・ホ
ーランド出版社(North Holland Publ Co.)、
1982年刊、69−82頁に所載のW.ブツクス(Bux)
等の論文“信頼できるトークン・リング・システ
ムにもとづくローカル・エリア・ネツトワーク
(A local area network based on a
reliable token‐ring system)”;“IBMジヤーナ
ル・オブ・リサーチ・アンド・デベロツプメント
(IBM Journal of Research and
Development)”、第27巻、第5号、1983年9月
刊、481−496頁に所載のN.C.ストロール
(Strole)著“相互接続されたトークン・アクセ
ス・リングにもとづくローカル通信ネツトワーク
自習書(A Local Communication network
based on interconnected token‐access
rings:A tutorial)” 上記に引用した特許および刊行物で開示された
システムでは、同期伝送サービスを必要とするか
かる情報を伝送するために優先トークンが規則的
間隔で出される。同期情報、たとえばデジタル音
声サンプルをブリツジで相互接続された異なるリ
ング間で、またはゲートウエイ装置を介してリン
グと別のネツトワークとの間で転送する場合、こ
れらのブリツジまたはゲートウエイ中で追加遅延
が生じることがある。この追加遅延は、この種の
情報にとつて好ましくない。
同期情報の伝送用としては、スロツトおよびフ
レームの固定時間ラスタを使用する、スロツト式
または時分割多重式といつた他のリング・システ
ムが知られている。かかるシステムの例は、下記
の特許明細書に挙げられている。“遠隔通信およ
びデータ・サービス用のループ・キヤリア・シス
テム(Loop carrier system for
telecommunications and data services)”と題
する米国特許第4154983号;”時分割多重操作用
の通信システム、とくに電話システム
(Communication system、particularly
telephone system、for time division
multiplex operation)”と題するスイス特許第
502043号。これらのシステムは、付加ステーシヨ
ン間での音声の伝送にはよく適しているものの、
固定時間ラスタないしTDM体系であるため、不
規則な長さのデータ・ブロツクやフアイルの伝送
にはそれほど有効でない。
多数のポート間で音声またはデータを時分割多
重交換するための、PBX型の交換システムは、
たとえば下記の特許明細書や刊行物で開示されて
いる。“時分割多重交換機(Time division
multiplex exchange)”と題する米国特許第
3856993号;“コンピユータ(Computer)”、1979
年6月刊、24−31頁に所載のJ.M.カツソン
(Kasson)の論文“ロルム・コンピユータ化構内
交換機―高度なデジタルPBX(The Rolm
computerized branch exchange:An
advanced digital PBX)”;“IEEE ジヤーナ
ル・オブ・セレクテツド・エリアズ・イン・コミ
ユニケーシヨンズ(IEEE Journal on Selected
Areas in Communications)”、SAC―3巻、第
4号、1985年7月刊、555−560頁に所載のJ.M.
カツソン等の論文“CBX交換アーキテクチヤ
(The CBX switching architecture)”。開示
されたどの交換システムでも、基本的に非同期な
操作によつてまたはトークン・アクセス機構を使
つてリング・ネツトワークに直接相互接続するこ
とは提供されない。
基本的伝送媒体としてトークン・リングを使つ
たローカル・エリア通信システムにおいて、かか
るリング間で同期情報の即時交換を可能にするこ
とが、本発明の主目的である。
本発明の第2の目的は、TDM交換操作へのト
ークン・アクセス機構の干渉なしに、PBX型の
TDM交換装置への複数のトークン・リングの接
続を可能にすることである。
本発明の第3の目的は、相互接続されたローカ
ル・エリア・トークン・リング・ネツトワーク間
での音声信号またはその他の同期情報の伝送をス
ピードアツプすることである。
本発明の第4の目的は、相互接続されたトーク
ン・リングのシステム中で、サービスの統合度の
改善が可能な、トークン・リングにもとづくロー
カル通信システムを提供することである。
本発明の第5の目的は、必要な同期フレームの
長さを最小限にすることによつて帯域幅の利用度
を改善するために、トークン・リング・システム
の同期フレーム中で音声スロツトを動的に再指定
する方法を提供することである。
C 問題点を解決するための手段 本発明は、同期情報を伝送するための優先トー
ンを出す同期帯域幅管理装置(SBM)を備えた
少くとも1つのトークン・リングを含む通信ネツ
トワークにおいて、各SBM装置によつて各リン
グに接続された時分割多重(TDM)交換機を提
供し、上記SBM装置は各優先フレームからすべ
ての情報ブロツクを抜き出して、それを上記
TDM交換機に転送し、また上記TDM交換機か
ら受け取つた情報ブロツクを、TDM交換機がリ
ング上で伝送する優先フレームに挿入し、各優先
フレームは情報ブロツク用の複数の時間スロツト
を備えており、同期情報転送に参加する各ステー
シヨンは、各優先フレームの予め定めた少くとも
1つの時間スロツトからかかる情報ブロツクを受
け取り、かかる時間スロツトにかかる情報ブロツ
クを送り出す手段を備えている。
特定の実施例では、本発明にもとづくシステム
は、非同期フレームから情報ユニツトを転送する
ためにバツクボーン・リングまたはパスによつて
ブリツジを介して相互接続された複数のトーク
ン・リングを備えており、一方やはりリングに相
互接続された共通TDM交換機は、優先フレーム
ないし同期フレームからの情報ユニツトだけを転
送する。
帯域幅の利用度を改善するため、本発明は、同
じ同期情報ユニツトを伝送するために過渡的時間
間隔の間に2つのスロツトが同時に使用されて、
一方のスロツトからもう一方のスロツトへの安全
な移行が可能な、動的スロツト再配列手順を提供
する。
D 実施例 (1) システムの概要 第1A図は、本発明を使用するリング通信シ
ステムの構造を示したものである。このシステ
ムは、いくつかの基本リング11(R1,R
2,R3)を含んでおり、それらのリングに分
配盤15(DP)を介してステーシヨン13が
接続されている。各ステーシヨンは、データ端
末装置、コンピユータ、電話設備、または類似
の装置である。各リングは、バツクボーン・リ
ング17(BB)によつて、ブリツジ19(B
1,B2,B3)を介して相互接続されてい
る。各リングに対するステーシヨンのアクセス
を調節するために、トークン機構が使用され
る。かかるシステムは既知のものでありすでに
上記に引用した刊行物および米国特許明細書に
記載されている。
本発明の特徴は、すべてのリングがPBX(構
内交換装置)21を介しても相互接続されてい
ることである。PBXシステムは、他のすべて
のステーシヨンと同様にやはり分配盤15と拡
張ローブ23によつて各リングに接続されてい
る。
第1A図に示したシステムでは、ブリツジ中
の中間記憶装置(バツフア)により、バツクボ
ーン・リングBBを経てリングR1……R3の
間で非同期データが転送される。もちろん、転
送元と宛先が同じリング上にあるデータは、ブ
リツジまたはバツクボーンを経て転送されるこ
とはない。しかし、同期情報(たとえば音声)
は、(同じリングに接続されたステーシヨン間
でのトラヒツクの場合でも)PBX装置を経て
伝送され、PBX装置によつて交換される。
トークン・リング・システムについて知られ
ているように、データを伝送するため、トーク
ンが非同期的にまたは不規則な間隔で出され
る。同期情報を伝送するための優先トークン
は、同期帯域幅管理装置(SBM)と呼ばれる
各リング中のステーシヨンによつて、規則的間
隔で出される。本発明のシステムでは、この各
リングのSBMは独立したステーシヨンではな
く、PBXに近接して付加された特殊装置であ
る。したがつて、これは第1A図に示してない
が、第1B図でのPBXのより詳しいブロツ
ク・ダイヤグラムと、第1C図および第1D図
のSBM装置自体のより詳しいブロツク・ダイ
ヤグラムに示してある。同期帯域幅管理装置の
基本的機能、すなわち同期情報の転送のため優
先トークンを規則的間隔で出すことは、これら
のPBXに付加されたSBMによつても実施され
る。
(2) 同期情報伝送のためのフレームのフオーマツ
ト 上記システムの同期情報フレームは、主とし
て電話局間での音声の伝送に使われるので、以
下の説明では、“音声フレーム”、“音声伝送”
などの言葉を使う。ただし、他のどんな種類の
同期情報、たとえば測定値や工程制御データ用
のフレームも使用できる。
リング上の非同期フレームのフオーマツト
は、たとえば規格IEEE802.5やECMA89から周
知である。このシステム中で使われる音声フレ
ームの主要フオーマツトを第2図に示す。基本
的にこれも上記の規格に合致している。このフ
オーマツトは、開始区切り文字SD、アクセス
制御フイールドC1、フレーム制御フイールド
C2、宛先アドレスDA、転送先アドレスSA、
情報フイールドINF、オプシヨンのフレーム検
査フイールドFCS、および終了区切り文字ED
を含んでいる。
アクセス制御フイールドC1は、内容
PPPTMRRR、すなわち3つの優先ビツト、
1つのトークン・ビツト、1つのモニタビツ
ト、3つの留保ビツトを含む通常の構造であ
る。SBM装置は、高位から2番目の優先順位
(110)をもち、各同期フレームは高位から3番
目の優先順位(110)をもつ。
アクセス制御フイールドC2も、内容
FFZZZZZZを含む通常の構造である。2つの
フオーマツト・ビツトFFは、次の意味を表す。
00=MACフレーム、01=LLCフレーム、10=
留保(同期データまたは信号データ)、11=音
声。最初のZビツト(Z1)は、拡張機能をも
つ。すなわちそれが1の場合、それに続く5の
Zビツト(Z2……Z6)は下記の意味をもち、
それが0の場合、後続の5つのZビツトは未定
義である。
Z2Z3Z4Z5Z6 1・・・・=アドレスによる 0・・・・=アドレスにらない ×1×××=全2重 ×1×××=半2重 ×10××=半2重、読取り ×11××=半2重、書込み すべての音声フレーム中の宛先アドレスは、
個別ステーシヨンのアドレスではなくて、非機
能グループのアドレスである。これは、たとえ
ば所与のクラスまたはあるマルチプレクサに接
続されている音声端末グループのすべての音声
端末を指定する。
すべての音声フレーム中の転送元アドレス
は、PBXにあるSBM装置のアドレスである。
それは、この装置がすべての音声(同期)フレ
ームを出し、またそれをリングから除去するた
めである。
各音声フレーム中の情報フイールドINFは、
特殊な構造である。これは、固定長たとえばそ
れぞれ32バイトの音声スロツトV1……Vnを可
変数個含んでいる。音声スロツトの数は、現在
アクテイブな同期接続の数によつて決まり、音
声フレームを出す各リングのSBM装置が決定
する。
デジタル音声サンプルは、リング上の音声フ
レーム(たとえば毎秒500)よりもずつと高速
(125マイクロ秒毎)で発生するので、各ステー
シヨンまたは各端末装置の音声サンプルが累積
されて、数バイトの音声パケツトを形成し、そ
れが次の音声フレーム中でリングを介して
(PBXに、またその逆方向に)伝送される。
優先フレーム中での音声伝送の異なる2つの
インプレメンテーシヨンを、上記のシステムで
考察する。最初のインプレメンテーシヨンで
は、音声パケツトは、アドレスまたは識別子を
もたず、各接続に特定の音声スロツト(番号)
が割り当てられ、この接続に対する音声パケツ
トは必ず各音声フレーム中の同じスロツト(番
号)に挿入される。第2のインプレメンテーシ
ヨンでは、各音声パケツトが接続識別子CID
(アドレスのようなもの)を搬送し、音声パケ
ツトはその識別子によつて認識できるので、音
声フレーム中のどのスロツトでもある接続に対
する音声パケツトが発生できる。
第2図のフレーム・フオーマツトは、1つの
音声スロツト(V2)について、第2のインプ
レメンテーシヨンによるその構造を示したもの
である。2バイトが識別子CID用に使われ、残
りの30バイトは、30個のサンプルを含む音声パ
ケツト用に使われる。(識別子CIDのない)第
1のインプレメンテーシヨンでは、各音声スロ
ツトの32バイトすべてが、音声サンプル用に使
用できる(すなわち、各音声パケツトは、32バ
イトを含むことができる)。必要な場合、各音
声フレーム中の情報フイールドの最初のスロツ
トV1を、共通制御情報用(たとえば信号用)
に使用できる。これらの数字は一例であり、も
ちろんシステム要件に応じて修正される。
(3) PBXの構造 本システムで使用されるPBX(構内交換)装
置の構造を、第1B図に示す。かかるPBX装
置の(もちろん、リング接続機構やSBMなし
のもの)より詳しい説明は、たとえば上記の
PBXシステムに関するJ.M.カツソンの出版物
に出ている。
PBXは、TDM交換制御装置31および、交
換制御装置31にいくつかの付加モジユールを
接続するためのTDMバス配置33を含んでい
る。バス配置は、モジユール中のバツフア間で
音声サンプル(個別バイト)を転送するための
TDMデータ・バス35、データ・バスへの音
声サンプルの読出しのためにモジユール中のバ
ツフアにアドレスするためのアドレス読出しエ
ネーブル・バス37、およびデータ・バスから
の音声サンプルの書込みのためにモジユール中
のバツフアにアドレスするためのアドレス書込
みエネーブル・バス39を含んでいる。さら
に、TDM交換制御装置と各種モジユールとの
間で信号および制御情報を交換するための信号
バス41が設けられている。
第1B図には、次のモジユールが示されてい
る。それぞれ所与の数の音声線45(電話加入
者回線)をPBXに接続するための2本の線モ
ジユール43。これらのモジユールは、入り音
声サンプルと出音声サンプルを緩衝し、付加ス
テーシヨンとPBXの間で必要な信号情報を転
送する。サービス・モジユール47は、サーバ
49の助けでPBX中で必要なサービス機能
(音声メツセージ、会議呼出し、経理など)を
提供する。別のモジユール51が、他のPBX
あるいは中継線53で図のPBXに接続されて
いるCBXへのゲートウエイとして設けられて
いる。もう一つのモジユール55は、保守およ
びネツトワーク管理タスク用に設けられてい
る。
本発明を実施するために、それぞれ分配盤1
5と拡張ローブ23を介してトークン・リング
11をPBXに接続するための複数のSBMモジ
ユール57が設けられている。分配盤15は、
もちろんPBXボツクスに格納することもでき
る。すなわち、SBXモジユールは通常のステ
ーシヨンなどのそのループと、他のモジユール
の1つなどのPBXバスに接続されている。
SBMモジユールの詳細については、第1C図
および第1D図に関して説明する。
PBXモジユール中のバツフア間での音声サ
ンプルの交換は、次のようにして行なわれる。
TDM交換制御装置は、既存のすべての接続用
のテーブルを備えており、そのテーブルには、
各接続毎に、入り音声サンプルをそこから読み
取り、出音声サンプルをそこに書き込むバツフ
アの識別子を含んでいる。適当な時間に、
TDM交換制御装置31は、アドレス・バス3
7上に、1つの音声サンプルを(任意の1つの
モジユール中のバツフアから)TDMデータ・
バス35上の特定の時間スロツトに読み出すた
めのアドレス読取りエネーブル・パルスを出
し、アドレス・バス39上に、その音声サンプ
ルをTDMデータ・バス35上の当該の音声ス
ロツトから、(任意の1つのモジユール中の)
受信側バツフアに転送するためのアドレス書込
みエネーブル・パルスを出す。
(4) SBMモジユールの詳細 トークン・リングをPBXに相互接続するた
めのSBMモジユール57の細部が、第1C図
のブロツク・ダイアグラムに示してある。
SBMモジユールの入力部で、リングの拡張ロ
ーブ23が前置回路構成(FE)61に接続さ
れている。この前置回路構成は、リング信号を
デコードし、クロツク抽出、記憶保護などをも
たらし、他のSBM回路構成をリング信号のタ
イミングに合わせる。前置回路構成には、プロ
トコル・ハンドラ(PH)63が接続されてい
る。プロトコル・ハンドラ63は、開始区切り
文字と終了区切り文字および受信したフレーム
の各部分を認識し、トークン(優先順位)など
を評価することによつてリングへのアクセスを
処理する。マイクロプロセツサ65が、SBM
バス67(DMAバス)を介してプロトコル・
ハンドラ63や他のSBM回路構成に接続され
ている。このプロセツサは、SBM中の各種装
置に必要なデータ処理操作を行なう。信号イン
ターフエース69は、非同期フレーム中でリン
グから受け取つた、接続を確立し、維持し、解
放するための信号情報を記憶して評価し、
PBX信号バス41に通じる出力線71上に信
号情報を供給する。他の信号情報は、信号イン
ターフエース69を介して(PBXからリング
上に)逆方向に転送される。
音声インターフエース73は、リングと
PBXの間で転送される音声パケツトを再フオ
ーマツト化し中間記憶するために設けられてい
る。これは、片側はSBMバス67に、もう片
側は音声パケツト・バツフア・アレイに、それ
ぞれ線79と81によつて接続されている。こ
れらのバツフア・アレイは、音声パケツトのリ
ングとの間での幾分不規則な(準同期)流れ
を、音声バイト(サンプル)のPBXとの間で
の厳密に同期的な流れに改変する。各アレイ
は、次節で説明するように、音声パケツトを受
諾して信号音声バイトを送り出し、またその逆
のことを行なうための多数のドリブル・ダウ
ン・バツフアまたはFIFOバツフアを含んでい
る。
リング側からのこれらのバツフアへのアクセ
スは、バツフア・アクセス制御機構83によつ
て制御される。このバツフア・アクセス制御機
構83は、バツフア・アレイ用に必要なアドレ
スおよびタイミング信号またはエネーブル信号
を生成する。このアクセス制御機構83は、ま
た(接続と指定バツフアの確立に関する情報を
受け取るため)信号インターフエース69の出
力線71に接続され、またリングとの間で供給
される音声パケツト・ストリームによつてバツ
フア・アクセスの適切な同期化を可能にするた
め、線85と89によつて、(リングバイト・
クロツクと受け取つた各音声情報フイールドの
開始をマークするパルスを受け取るための)バ
イト・クロツク抽出回路87に接続されてい
る。
PBX側からの入力バツフア75及び出力バ
ツフア77へのアクセスは、TDMアドレス・
バス37と39上に供給されるアドレツシング
信号およびエネーブル信号によつて制御され
る。バツフアのPBX側でのデータ入出力は、
もちろんPBXのTDMデータ・バスに接続され
ている。
FIFOバツフアは、様々な方法で実施できる。
1つの方法は、ドリブル・ダウン・バツフアを
使うことである。ドリブル・ダウン・バツフア
は、その中で無関係な別々のクロツクで書込み
と読取りが行なえ、ハードウエア・モジユール
として使用できる。もう1つの方法は、現書込
み場所と読出し場所を示す再循環ポインタを使
つて、ソフトウエアにより先入れ先出しバツフ
アとして機能するように編成されているランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)を使うことで
ある。
(5) 交換バツフアの詳細 第1D図は、SBMモジユールの交換バツフ
ア・アレイ・セクシヨンの細部をブロツク・ダ
イアグラムで示したものである。説明を簡単に
するため、入力バツフア(リングからPBXへ
の音声ストリーム)はTDMバス配置33の左
側に示してあり、出力バツフア(PBXからリ
ングへの音声ストリーム)は右側に示してあ
る。第1D図では、やや異なる2つのインプレ
メンテーシヨンを示してあることに注意するこ
と。上側は、アドレスなしの音声伝送用、下側
は接続識別子CIDつきの音声伝声用である。こ
の異なる2つの技術については、上記の第2節
で説明した。
(i) アドレスによらない音声伝送 FIFOバツフア・アレイ75Aは、音声イ
ンターフエース73から音声パケツトのスト
リームを受け取るため線79Aに接続されて
いる。書込みは、バツフア・アクセス制御機
構83Aの制御下で次のように行なわれる。
音声フイールド(音声フレーム中の音声パケ
ツト列)の開始後、アレイ75Aのバツフア
が上から下へ順にアドレスされ(図面では1
つだけ強調してある)何れかのバツフアがア
ドレスされる間に、N個のエネーブル・パル
スE1の列が与えられる。すなわち、連続し
たN個の音声バイト、すなわち1つの音声パ
ケツトが、各FIFOバツフアに書き込まれる。
バツフア・アレイ77Aの出力側でも同じこ
とが同様のやり方で行なわれ、線81Aに音
声パケツト(それぞれ連続したN個の音声バ
イト)が読み出されて、音声インターフエー
ス73に連続した音声パケツト・ストリーム
が転送される。
アレイ75A中の選択されたバツフアから
TDMデータ・バスへの線91A上での個々
のバイトの読出しと、TDMデータ・バスか
らアレイ77Aの選択されたバツフアへの線
93A上での書込みは、上記に説明したよう
に、TDM交換制御機構31から供給される
エネーブル・パルスとアドレスによつて制御
される。個々のバツフアのアドレツシング
は、TDM交換制御機構のスロツト割当てに
もとづいて、ランダム順序で行なわれる。
(ii) 接続識別子CIDによる音声伝送 音声インターフエース73から音声パケツ
ト・ストリームを受け取るため、FIFOバツ
フア75Bとデコード・テーブル95が線7
9Bに接続されている。バツフア・アドレス
制御機構83Bの制御下で、音声情報フイー
ルド(音声スロツトの列)の開始後、各スロ
ツトの最初の2バイト、すなわち接続識別子
CIDが2つのエネーブル・パルスE2の助け
でデコード・テーブル95に転送され、そこ
でCIDが割り当てられたバツフア・アドレス
に変換され、そのアドレスを使つてアレイ7
5B中の1つのバツフアにアドレスする。こ
のアドレスは、次の(N―2)回のバイト時
間の間維持される。N―2個のエネーブル・
パルスE3の列がアレイ75Bの入力線に供
給されて、連続したN―2個の音声バイト
(1つのパケツト)をアドレスされたバツフ
アに書き込ませる。こうして、リング上の1
つの音声フレームのパケツト(すなわち、音
声の列)がアレイ中の各バツフアに(CIDと
バツフアの間の割り当てにもとづいて)ラン
ダム順序で配布される。
バツフア・アレイ77Bからの読出しは、
次のようにして行なわれる。バツフア・アク
セス制御機構83Bは、バツフアのアドレス
を順に、すなわち(カウンタと同様に)0か
らK−1に出す。各アドレスは、Nバイト時
間中維持され、またデコード・テーブル97
に供給される。最初の2バイト時間の間、2
つのエネーブル・パルスE2がデコード・テ
ーブル97に供給され、そこで所与のアドレ
スが2バイトの接続識別子CIDに変換され
る。このCIDが線81Bに転送される。その
後連続する(N−2)個のエネーブル・パル
スE3がバツフア・アレイ77Bのアクセス
機構に供給されて、連続したN−2個の音声
バイト、すなわち1個の音声パケツトがアド
レスされたバツフアから線81Bに読み出さ
れる。こうして、それぞれ前に当該の呼出し
識別子のついたK個の音声パケツトのストリ
ームが、線81B上を音声インターフエース
73に転送される。
バツフア・アレイ75BからTDMデー
タ・バスへ、およびこのバスからバツフア・
アレイ77Bへの個々の音声バイトの転送
は、ケース(i)について上記に説明したのと同
じやり方で行なわれる。
デコード・テーブル95と97は、独立し
たユニツトとして設ける必要はなく、バツフ
ア・アクセス制御機構83Bに、さらには信
号のインターフエース(SIF)69に組み込
むこともできる。
第3A図には、各種の入出力線を固定す
る、バツフア・アクセス制御機構83のブロ
ツク・ダイアグラムが示してある。その機能
は、上記の説明からわかるはずである。この
装置は、本来1音声スロツト当りのバイト数
(N)を記憶している。1音声フレーム当りの現
在のスロツト数(K)が、線71上で信号インタ
ーフエースからバツフア・アクセス制御機構
に転送される。この数は、フレーム毎に変わ
ることがある。
第3B図は、パルス信号E1,E2,E3
と、バツフア・アクセス制御装置83から供
給されるアドレスの相互関係を示したもので
ある。
(6) 音声ステーシヨンでの音声パケツト緩衝方式
と組立て/分解 前記のように、各音声ステーシヨンは、デジ
タル音声サンプル(個別バイト)を収集して、
リング上で転送するための、それぞれ32(また
は30)バイトの音声パケツトを形成する。逆
に、リングから受け取つた音声パケツトは、音
声ステーシヨンで分解され、抽出速度で個々の
バイトとして解放される。
音声ステーシヨンに必要な緩衝構造を、第4
図にブロツク・ダイアグラムとして示す。音声
ステーシヨンは、少くとも、リング・アダプタ
装置101、および通常のステーシヨンと同様
のプロセツサ、インターフエース、記憶装置
(図示せず)を含むステーシヨン装置103、
さらに音声パケツト送信バツフア105と受信
バツフア107、それにある種の特殊音声制御
機構109を含んでいる。音声制御機構109
については、緩衝方式に関係する機能のみにつ
いて説明する。ステーシヨンは、さらにデジタ
ル電話端末111を含んでいる。この電話端末
は、線113上で毎秒8Kビツトの抽出速度で
音声サンプル(バイト)を供給し、線115上
で音声サンプルを受諾する。抽出に必要なクロ
ツク信号は、クロツク線117上で使用可能と
なる。
音声パケツトの組立てと分解用に、2つの
FIFOバツフア119と121が設けられてい
る。組立てバツフア119は、線113上で音
声サンプルのストリームを受け取る。これらの
音声サンプルは、抽出クロツク信号の制御下で
連続的にバツフアに書き込まれる。分解バツフ
ア121は線115上で個々の音声バイトのス
トリームを供給し、それが音声抽出クロツクの
制御下で読み出される。これらの組立て/分解
バツフアは、(SBM装置中の交換バツフアにつ
いて前述したように)ドリブル・ダウン・バツ
フアまたはポインタ・アドレス式メモリとして
実施できる。
音声パケツト送信バツフア105と受信バツ
フア107は、シフト・レジスタとして実施さ
れており、リング・アダプタとの間でバース
ト・モードで音声パケツトを送信または受信す
る。たとえば32個の音声サンプルを含む1つの
音声パケツトを4ミリ秒毎に(毎秒250回)リ
ングに送り、リングから受け取らなければなら
ない。
パケツト組立てバツフアは、ゲート123に
よつてパケツト送信バツフア105に接続され
ている。このゲート123は、1つの音声パケ
ツトをバースト転送するため、4ミリ秒毎に開
く。組立てバツフアからの読出しと送信バツフ
アへの書込みは、音声制御機構109から線1
25上に供給される、たとえば抽出クロツク周
波数の8倍、すなわち64KHzの転送クロツク・
パルスの列によつて制御される。クロツク・パ
ルス列、および転送バーストの持続時間は500
マイクロ秒(32パルス)である。同じ持続時間
の送信エネーブル信号ETが線127上でゲー
ト123に供給される。
パケツト分解バツフア121は、ゲート12
9によつてパケツト受信バツフア107に接続
されている。ゲート129も、1つの音声パケ
ツトをバースト転送するため4ミリ秒毎に開
く、逆方向へのパケツト伝送について上記に説
明したのと類似のやり方で、これは、線131
上のクロツク・パルスと線133上の受信転送
エネーブル・パルスERの制御下で行なわれる。
バースト転送の持続時間と速度は、もちろん
別の値を選択することもできる。転送は、送信
バツフア105または受信バツフア107とリ
ングとの間でのパケツトの転送と衝突しないよ
うにタイミング調整しなければならない。1パ
ケツト当りの音声サンプル数が異なる場合(た
とえばアドレスされたパケツトに対して30)、
もちろんパケツト伝送速度も(音声抽出速度に
合わせて)異なる値を選択しなければならな
い。パケツト組立てバツフア119およびパケ
ツト分解バツフア121が適正な動作できるよ
うにするには、リング上での音声フレームの伝
送の不規則性を補償するため、バツフアの容量
が適当な値、たとえば96バイトまたはパケツト
3個でなければならない。操作開始時に、この
2つのバツフアは、それぞれ約半分充填されて
いなければならない。このことは、バツフア操
作の標準的手法なので、ここで詳しく述べる必
要はない。
(7) リング上の音声スロツト音声フレーム長さの
指定 上記第2節に説明したように、異なる2つの
音声パケツト伝送のインプレメンテーシヨンが
サポートされる。
−アドレスまたは識別子なし:スロツト割当て
が音声ステーシヨンに知られており、ステー
シヨンは割り当てられたスロツトを見つけな
ければならない。
−接続識別子による:スロツトの割り当てをラ
ンダムにすることができる。ステーシヨン
は、スロツトではなくパケツトを認識する。
後者の(識別子による)インプレメンテーシ
ヨンの場合、接続が存在し、音声パケツトが伝
送されるとき、各音声フレームは、常に厳密な
同数のスロツトを含む。ギヤツプが生じること
はない。したがつてここではこれ以上説明しな
い。
前者の(識別子またはアドレスのない)イン
プレメンテーシヨンの場合、接続の解放(終
了)後にギヤツプまたは空のスロツトの生じる
可能性がある。本システムについて、かかるギ
ヤツプを充填する2種の方法が考えられてお
り、次にそれらについて説明する。
(i) 固定スロツト割当て、スロツト再配列なし この方法は、第1D図に関して説明した例
で使つた。接続が確立されると、特定のスロ
ツト(番号)がそれに割り当てられ、接続全
体の間変化しない。SBM中の交換バツフア
(PBXモジユール)も始めに接続に割り当て
られ、(PBX交換操作はこのバツフア割り当
てに依存するので)この割当ては接続全体の
間変化しない。
ギヤツプの充填は、次のようにして行なわ
れる。新しい接続を確立しようとし、(以前
にある接続が解放されたために)現在の音声
フレーム中に1つまたは複数のギヤツプ(自
由スロツト)が存在するとき、新しい接続に
番号が最小の(最も早く発生した)自由スロ
ツトから順に自由スロツトが割り当てられ
る。音声フレームの最後のスロツトを占めて
いた接続が解放された場合、このスロツトは
将来の音声フレームから取り消され、すなわ
ち、出される音声フレームの長さが減る。新
しい接続を確立しようとし、ギヤツプ(自由
スロツト)が存在しない場合、将来の音声フ
レームの情報フイールドに追加音声スロツト
が付加され、したがつて自由スロツトが使用
可能でない場合にのみ、音声フレームの長さ
が増大する。
この方法では、接続中に音声スロツト割当
ての再配列は不要である。ただし、音声フレ
ームが暫らくの間空のスロツトを含むことが
ある。しかし、接続数が減少する間、使用中
のスロツトはフレームの始めに向つて“伝
播”し、空のスロツトが終りに除去され、音
声フレームは短くなる。
(ii) ギヤツプを避けるための音声スロツトの再
配列 この方法によれば、音声スロツトが空にな
るとき、新たにこのスロツトを現在各音声フ
レームの最後のスロツトを使用中の接続に割
り当てることによつて、再配列が行なわれ
る。次にこの最後のスロツトを除去すること
ができ、将来の音声フレームは1音声スロツ
トだけ短くなる。
ここで、自由になつた音声スロツトがスロ
ツト番号3であると仮定する。変更しようと
するスロツトは、スロツト番号nで呼ばれる
(これは各フレームの最後のスロツトであつ
た)。
基本的に、その手順は次のようなものであ
る。移行期間中、各接続に対する音声パケツ
トが1フレーム当り2つのスロツト中ですな
わち以前に割り当てられたスロツト(Sn)
と新しく割り当てられるスロツト(S3)中
で、重複して転送される。新しいスロツト中
での伝送が正しく行われていることを検出し
た後、切り換えが行なわれ、もはや古いスロ
ツト(Sn)は使われなくなる。
第5図に関連して、実際の手順について説
明する。この図は、スロツト再配列手段の5
つの段階を概略的に示したものである。各部
分図の左右の2重矢印つきのスロツト番号
(Si)は、現在どのスロツトが(SBMと当該
ステーシヨンによつて)音声パケツト転送用
に使われているかを示す。各部分図の真中の
曲つた矢印のスロツト番号は、どのスロツト
中で音声パケツトが転送されるかを示す(2
つのスロツト番号を示してある場合、両方の
スロツトの内容は同じ)。各部分図の右端に、
各段階でこの接続に使用される、SBM中の
交換テーブルの項目が示してある。左の欄
は、各スロツトが現われるときテーブルにア
ドレスするのに使われるスロツト番号を示
す。右の欄は、各接続に対する音声パケツト
がそれとの間で書き込まれ読み出される交換
バツフアのバツフア・アドレス(Bi)を示
す。
各段階で、次のことが行なわれる。
段階A:バツフアBYが割り当てられた、
解放された接続に使用されたスロツトS3が
自由になつた。再配列される接続は、現在の
スロツトSnとバツフアBXを使つている(バ
ツフアの割当ては変更されない)。SBMは、
信号メツセージによつて、関係するステーシ
ヨンに再配列手順が開始したことおよびスロ
ツトS3が変更の対象であることを通知する。
SBMは、次にS3項目に記憶されたバツフ
ア・アドレスをBXに置き換え、(次の段階
に備えて)バツフアBXが2つのスロツト時
間S3とSn中でアクセスされる。
段階B:このときSBMは、(テーブル内容
のため)等しい音声パケツトをS3およびSn
中で伝送する。スロツトS3からバツフアBX
への音声パケツトの受け取りは、この段階中
に(後で示すような)禁止ゲートによつて防
止される。ステーシヨンは、両方のスロツト
中で等しい音声パケツトを受け取つて比較す
るが、実際にはスロツトSnからのパケツト
だけを使用する。ステーシヨン自体は、スロ
ツトSn中でしか伝送しない。予め定めた回
数の間(たとえば3回)、ステーシヨンでの
比較が肯定的であると、ステーシヨンは新し
いスロツトS3のみの内容を(次の段階で)
使うよう切り換わり、スロツトS3とSn中で
等しい音声パケツトの伝送を開始する。
段階C:SBMは、(やはりスロツトS3中で
音声パケツトを受け取ることによつて)ステ
ーシヨンが切り換わつたことを認識した後、
両方のスロツト中で等しい音声パケツトを受
け取つて比較するが、古いスロツトSnから
のものだけを使用する。予め定めた回数だけ
比較に成功した後、SBMは次のことによつ
て切り換わる。すなわちSnに対する変換テ
ーブルの項目をゼロに変え、S3に対するテ
ーブル項目BXを音声パケツトの送信だけで
なく音声パケツトの受信にも有効にする。
段階D:この段階中、SBMはS3のみを使
用する。空のスロツトSnは、SBMから伝送
される。ステーシヨンは、Snの内容を監視
し、空のスロツトを受け取ることによつて、
SBM中で切換えが行なわれたことを認識す
る。次に、やはりこの段階の終りで重複伝送
を中止し、その結果空のスロツトSnがSBM
に戻される。
段階E:この最後の段階では、古いスロツ
トSnを監視しているSBMが、Snが空のまま
であることを認識する。また、切換えが完了
したことを認識して、(1音声スロツトだけ)
短くなつた音声フレームの送信を始める。
PBXのSBMモジユール中の交換バツフア
75と77は割り当てし直されていないこと
に注意すべきである。(PBX交換操作がそれ
に依存するため)これらのバツフアは接続の
持続時間中ずつと同じままである。切換え
は、むしろ交換バツフアにアドレスするため
の接続データ(変換テーブル)の内容を変更
することによつて行なわれる。切換え前の古
いスロツト番号と、切換え直後の新しいスロ
ツト番号に同じバツフア番号が使われる。
このスロツト再配列手順を実施するため、
交換バツフア用のアクセス手段を第6図に示
すように少し修正しなければならない。この
図は、第1D図の上側部分を修正したもので
あり、交換バツフア75Cと77CをPBX
データ・バス35およびそのアクセス制御回
路構成に関連して示す。リングからの線79
上に現われるデータ・パケツトは、カウンタ
141と交換テーブル143を含むアドレツ
シング回路構成83Cの制御下でアレイ75
Cのバツフア中に書き込まれる。カウンタ
は、線89上で“音声情報フイールド開始
(start of voice information field)信号を
受け取り、線85上でリング・バイト・クロ
ツクを受け取る。開始信号の後、アドレス列
0……K−1(Kは1フレーム当りの現在の
音声スロツト数)をNバイト・クロツク時間
(Nは1音声スロツト当りのバイト数)中に
1アドレスずつ供給する。
また、線147上に、第1D図に示すよう
にエネーブル・パルスE1を構成する、連続
したNXKバイトのクロツク・パルスの列を
供給する。このカウンタは、線71上で値K
を受け取る。交換テーブルは、音声フレー
ム・スロツト番号とバツフア番号の間の現在
の割当てを保持し、線145上で受け取つた
各カウント値毎に、線149上に関連するバ
ツフア番号をアドレスとして出す。変換テー
ブルは、線71′上で現在の割当てを受けと
る。
操作は次のように行なわれる。線79上で
1つの音声フレーム中のリングから受け取つ
た音声パケツトのストリームの間に、アドレ
スしているモジユールは、各パケツト毎に対
応するバツフアアドレスを順に(無順序で)
出し、バツフア・アレイ75Cは、各バツフ
アにアクセスする間、その中にNバイト(た
とえば32バイト)を、すなわち1つの音声パ
ケツトを挿入する。
次に、ある種の状況で音声パケツトのバツ
フアへの転送を抑制するために設けられた、
線79中のゲート回路151について説明す
る。
バツフア・アレイ77Cの出力セクシヨン
は、図面に示すように、スロツト再配置中に
1つのパケツトの2重読出しが可能になるよ
うに変更されている。アレイ77C中の交換
バツフア毎に1個ずつ、シフト・レジスタ1
53のアレイが設けられている。各シフト・
レジスタは、容量Nバイト(音声サンプル)、
すなわち音声パケツト1個分である。再循環
操作を実現するため、出力が入力に接続され
ている。すべてのシフト・レジスタの内容
は、シフト制御線155上のパルスによつて
同時にシフトされる。各シフト・レジスタの
出力は、出力マルチプレクサ157によつて
選択的に線81にゲートできる(リングに転
送)。アレイ153の各シフト・レジスタの
出力は、線149上に供給される選択アドレ
スによつて、個別に選択可能である。
シフト制御線155は、ORゲート159
を介して線147(E2)または線161
(E4)からシフト・パルスを受け取ること
ができる、アレイ77C中のすべてのバツフ
アの出力は、線163上の転送パルス
(TR)によつて共通に使用可能にできる。
パルス列E1とE4および転送パルスが第7
図に示してある。
操作は次のように行なわれる。各同期リン
グ動作サイクルで1度、2つの音声フレーム
間のギヤツプでアレイ77C中の各バツフア
からアレイ153中がそれに関連するシフ
ト・レジスタに1つの音声パケツトが並列転
送される。これは、線161上のN個のソフ
ト・パルスE4の列およびNバイト時間持続
する線163上の1つのパルスTRによつて
実現される(第7図参照)。音声フレームの
時間中、アレイ153中でシフト・レジスタ
内容を再循環させるため、線147上にパル
スE1が現われる。各スロツト時間中に、線
149上に1つのアドレスが現われて、マル
チプレクサ157中の当該ゲートを開かせ、
その結果関連するシフト・レジスタ153の
内容が線81に転送される。こうして、リン
グに出力するための音声パケツトの連続スト
リームが形成される。
PBXTDMバス35を介したTDM交換の
ためのアドレツシングおよびデータ転送は、
第1D図に示したものと同じなので、ここで
はそれ以上説明しない。
このスロツト再指定手順で必要な、同じ音
声フレームの別の2つのスロツト中で等しい
パケツトを受け取り、異なる2つのスロツト
中で受け取つたパケツトを比較できるように
するため、第6図の上部に示した別の回路構
成が必要である。
2つのシフト・レジスタSR1とSR2(1
69と171)が設けられ、リングから音声
パケツトを受け取るため、その入力部が線7
9に接続されている。音声パケツトの選択的
書込みのため、線147上で使用可能なバイ
ト・クロツク・パルスE1の制御下で、ゲー
ト173と175が設けられている。ゲート
173は、自由スロツト(S3)のスロツト
時間中に線177上で“スロツトAエネーブ
ル(enable slot A)”信号を受け取る。こ
の自由スロツトは、そこへ接続がシフトされ
て、このスロツトの内容がSR1に転送され
るようになつている。同時に、この信号は
(インバータ179とゲート151を介した)
交換バツフアへの音声パケツトの書込みを禁
止する。ゲート175は、最後のスロツト
(Sn)のスロツト時間中に線181上で“ス
ロツトBエネーブル(enable slot B)”信
号を受け取る。その結果このスロツトの内容
がSR2に転送される。両方のシフト・レジ
スタの内容を比較して、線185上に突合せ
信号を出すために、比較回路183が設けら
れている。この比較回路は、線187上の
“音声情報フイールドの終り(end of voice
information field)”信号によつてエネーブ
ルされる。
“スロツトAエネーブル”信号は、スロツ
ト再配列操作に関係する2つの音声スロツト
(この例ではスロツト3=Aおよびスロツト
n=B)の間隔中に、SBM制御回路構成に
よつて提供される。第7図を参照のこと。
ここで示し説明した回路構成を使うと、最
後のフレーム・スロツトから自由スロツト
(ギヤツプ)に1つの音声接続をシフトする
ことができる。シフト(スロツト再配列)
は、数同期サイクルかかるので、各フレーム
の終りに複数の接続をスロツトから、接続解
放によつて空いた以前のスロツトにシフトす
ることが望ましいこともある。かかる多重ス
ロツト・シフト(再配列)操作を可能にする
ため、第6図の左上に示した音声パケツトの
比較のための回路構成をm重に設けなければ
ならず(m個の同時スロツト・シフト手順
中)異なるm対の“スロツトA/Bエネーブ
ル(enabli slot A/B)”信号を供給しな
ければならない。
各音声ステーシヨンで、同じフレームの異
なる2つのスロツトから2つの音声パケツト
を受け取つて比較できるようにするため、第
6図の左上部分に示したものと類似する回路
構成が設けられている。
(8) タイミングの例 デジタル伝送のための音声信号の抽出は、
125マイクロ秒(8KHz)毎に行なわれる。ここ
で説明する実施例では、アドレスによらない伝
送中の音声パケツトは、32のバイトまたは音声
サンプルを含んでいる。したがつて、各音声接
続毎に、4ミリ秒毎に1つのパケツト、すなわ
ち1秒間に250のパケツトを伝送しなければな
らない。
音声フレームの持続時間。各音声フレームが
30個のスロツトを含む(すなわち1音声フレー
ム当り30個の音声パケツトが伝送される)と仮
定すると、フレーム全体で30×32の音声バイト
に約20バイトのオーバーヘツド(制御フイール
ド、フレームの見出しと後書き中のアドレスな
ど)を含むことになり、1音声フレーム当り約
1000バイトないし約8000ビツトとなる。さら
に、リング上での伝送速度が毎秒4Mビツトで
あると仮定すると、各音声フレームは、約2ミ
リ秒かかる。
音声フレームの反復速度が4ミリ秒当り1
個、音声フレームの持続時間が2ミリ秒の場
合、音声フレームは、リング上の伝送時間の半
分を占め、全伝送時間の残りの半分は、(信号
情報を含めて)データの非同期伝送に利用でき
る。
(9) 別法、修正 (i) ステーシヨン・グループ用マルチプレクサ ここに示した例では、各ステーシヨンは、
それ自身のリング・アダプタによつて、個別
にリングに接続されていた。もちろん、多数
の(たとえば8個の)音声ステーシヨンをマ
ルチプレクサに接続し、今度はこのマルチプ
レクサをリング・アダプタによつてリングに
接続することも可能である。この場合、スロ
ツト認識などは、ステーシヨンではなくマル
チプレクサによつて行なわれる。マルチプレ
クサは、必要なバツフアとアクセス・テーブ
ルを備えており、したがつて各ステーシヨン
はマルチプレクサに連続した音声バイトのス
トリームを提供し、かかるストリームをマル
チプレクサから受け取るだけでよい。
(i) 全2重伝送 ここに示した例では、音声フレーム中の同
じ音声スロツトを使つてまずSRMからステ
ーシヨンに音声データを伝送し、その後ステ
ーシヨンからSBMに別の音声データを転送
するという点で全2重伝送が実現された。修
正されたプロトコルでは、各音声接続毎に2
重スロツトを設けることができた。最初の部
分は、常に外向きの(SBMからステーシヨ
ンへの)伝送に使われ、第2の部分は内向き
の(ステーシヨンからSBMへの)伝送に使
われる。このプロトコルでは、各音声パケツ
トは、目的検査のため(リング上の)その起
点に戻る。
(ii) 異なる帯域幅の割当て 上記の例では、同期フレームはすべて音声
フレームとして使われ、すべての接続に同じ
帯域幅が割り当てられていたため、1接続当
り1つの音声スロツトが設けられた。もちろ
ん、たとえば高品質の音声や音楽などを伝送
するため、異なるステーシヨンに異なる帯域
幅を割り当てることも可能である。これは、
本発明に関して、1つの接続に複数の音声ス
ロツトを割り当てることによつて容易に実現
できる。この場合、1つのステーシヨンは、
各音声フレーム中で2つ(以上)の連続する
音声スロツトを使用することができた。かか
る選択的帯域幅割当ては、もちろん厳密に音
声フレームとしては使用されずむしろ(工程
制御適用業務中などで)実時間データ用に使
用される同期フレームの場合にも可能(ある
いは必須)である。
E 発明の効果 本発明に従うと、音声サンプルのパケツトなど
の同期情報ユニツトを、ステーシヨン間で迅速に
伝送して、著しい遅延を避け、デジタル時分割多
重交換機の利点を活用することができる。特別の
スロツト再配列手段を使うと、優先情報フレーム
または同期情報フレームをギヤツプが避けられ、
使用するTDM交換機中でのバツフアの再指定や
接続テーブルの変更の必要なく、これらのフレー
ムをできるだけ短く保つことができる。
このように、本発明は、通信システムにおい
て、トークン・リング・アクセス媒体を
TDMPBX交換機と組み合せて、多数のステーシ
ヨンを相互接続し様々なタイプのサービスを統合
するための、融通性のあるローカル・エリア・ネ
ツトワークを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、本発明を使用する相互接続PBX
装置を備えた、複数トークン・リング・ローカ
ル・エリア通信ネツトワークの構造を示したもの
である。第1B図は、第1A図のシステムで使用
される、構内交換(PBX)装置の基本構造を示
したものある。第1C図は、第1A図のシステム
中でトークン・リングを共通PBX装置に相互接
続するための同期帯域幅管理(SBM)装置のブ
ロツク・ダイアグラムである。第1D図は、第1
C図のSBM装置に含まれる交換バツフア・アレ
イとそれのアクセス制御回路構成のブロツク・ダ
イアグラムである。第2図は、第1A図に示した
ようなシステム中の、本発明にもとづく、音声ま
たは同期情報を伝送すつための典型的なフレーム
のフオーマツトを示したものである。第3A図お
よび第3B図は、第1D図のブロツク・アレイに
対するアクセスを制御するために使われる制御回
路図、および信号のタイミング図である。第4図
は、トークン・リングに提供されたステーシヨン
中の、音声または同期情報用のバツフア配置のブ
ロツク・ダイアグラムである。第5図は、ステー
シヨンとSBM装置の間のリング上で音声を伝送
する際の、新奇な動的スロツト再配置手順の概略
図である。第6図は、アクセス制御が第5図に示
したスロツト再配置手順を可能にする、第1C図
のSBM装置中の修正されたバツフア・アレイ・
セクシヨンのブロツク・ダイアグラムである。第
7図は、第6図の修正されたバツフア・アレイ・
セクシヨンでの音声パケツトの読出し、書込み、
および転送に使われる信号のタイミング図であ
る。 11……基本リング(R1,R2,R3)、1
3……ステーシヨン、15……分配蓋、17……
バツクボーン・リング(BB)、19……ブリツ
ジ(B1,B2,B3)、21……PBX(構内交
換装置)、23……拡張ローブ、31……交換制
御装置、33……TDMバス配置、57……SBM
装置、61……前置回路構成(FE)、63……プ
ロトコル・ハンドラ(PH)、69……信号イン
ターフエース、73……音声インターフエース、
75……入力バツフア、77……出力バツフア、
83……バツフア・アクセス制御機構。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 データが非同期循環フレーム中で伝送され、
    各伝送リングに対するアクセスがトークンによつ
    て調節される、複数の伝送リングを備えたリング
    通信システムにおいて、 該伝送リング間で同期転送を必要とする情報ブ
    ロツクを転送し且つ交換するための共通の時分割
    多重(TDM)交換装置が、各リングに対して提
    供される同期帯域幅管理(SBM)装置57を介
    して、各リングに接続されており、 上記各SBM装置が、優先フレームをマークす
    るための優先トークンを準規則的間隔で開放する
    とともに、各優先フレームから全ての上記情報ブ
    ロツクを抜き出して上記TDM交換装置で読み取
    り可能なバツフア75に挿入し、かつ上記TDM
    交換装置より書き込み可能なバツフア77から上
    記情報ブロツクを抜き出して該TDM交換装置に
    関連するリング上で伝送される優先フレームに挿
    入するための手段(61……73、79……89)を含ん
    でおり、 上記の各優先フレームが、上記情報ブロツク用
    の複数の時間スロツト(V1……Vn)を備えてお
    り、 同期転送を必要とする情報ブロツクの交換に参
    加する上記伝送リング上の各ステーシヨンが、上
    記の各優先フレームの予め定めた少なくとも1つ
    のスロツトから該情報ブロツクを受け取り、該ス
    ロツトに該情報ブロツクを送り出すための手段
    (101……109)を備えている、 リング通信システム。
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