JPH10504775A - 多重段ボール及びその成形方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 この発明は各種の包装に用いる段ボールに関し、特に、段ボールの上下の表面紙の間に位置する段ボール用なかしん紙を何枚か積層させ重畳するように構成することで、厚さが薄いながら箱の圧縮強度を高くし包装容積最小化し、包装物に加える外部よりの衝撃を効果的に吸収して包装された内容物をより安全に保存できる多重段ボール成形方法及びその装置に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 多重段ボール及びその成形方法と装置技術分野 この発明は各種の包装に用いる段ボールに関し、特に、段ボールの上下の表面 紙の間に位置する段ボール用なかしん紙を多層で積層させ重畳するように構成す ることで、厚さが薄いながらも箱の圧縮強度を高くし包装容積を最小化し、包装 物に加える外部よりの衝撃を効果的に吸収して包装された内容物をより安全に保 存できる多重段ボールの成形方法及びその装置に関する。背景技術 一般に化粧品などのように耐久性が割合に弱いガラス製品やＴＶ等耐衝撃に弱 い電子製品、そして、他に取り扱いに非常に注意が要求される品物を包装する為 には堅固な箱体と共に箱体の内に伝達される衝撃を吸収する為の補助緩衝材料の 使用が要求されてきた。 このように緩衝補助材料としては品物の形態に成形されたボリスチレンや一定 な形態で折ったり切ったりして品物が固定できるように構成した代紙などが主類 で、冷蔵庫のように重い物の場合には外部の衝撃に対する緩衝性と共にこの重さ を十分な力で支える耐久性が更に要求され、木材パレットが広く用いられている 。 ところが、ポリスチレンで製作された緩衝材の場合、成形が容易し大量生産が 可能する長点にもかかわらずその利用が段々減少しているが、これは、使用途中 に包装材料の一部が破損し安く、まわりを汚染する問題点と静電気を誘発し精密 度を維持しなければならない製品の包装に適切に利用できないことであり。つま り、このような材料は製品の寿命を顕著に短縮させる問題により限定された分野 で制限的に利用する程度に限られている。 また、紙を一定な形態で折って組立形成する緩衝材の場合には大量の生産が不 可能と共に耐久性が弱い、また、組立するとき多い量の紙粉が発生して製品の寿 命に大きい影響を与えるなどの不作用が生じる。 従って、最近はパルプモールドを用いて包装物のケースを形成させた包装材料 が開発され使用されているが、このようなモールドは少ない量を製作する場合に も個別金型が要求され慣れた技術を必要することで、これによる製作上の難しい ことと生産原価のねあがり を招来してしまうことである。 それだけではなく、近来には環境保存の重要性が認識されて使用が済んだ包装 材料の処理にも多い関心が集中されている、特に、ポリスチレンやプラスチック を利用した包装材の場合、再活用が不可能なことは勿論、その分離作業が面倒だ し、廃棄時の公害誘発と深刻な自然生態系の破壊を招来するので自然保存の必要 性が日々に高くなることに連れて、一部関心がある需要者らを重心として環境汚 染を誘発する材料でできた多い種類の包装材料などの需要がさらにだんだん減て いる実情である。発明の開示 この発明は、このような従来の問題点を解決する為に提案されたこととして、品 物の保存性と耐久性を同時に満足させる改選された構造の段ボールを提供するこ とに主な目的がある。 この発明は、特に、段ボールの上下表面紙の間に位置する段ボール用なかしん 紙をピッチと幅を異なりし、何枚か積層させることで、厚さが薄いながらも箱の 圧縮強度を高くし、包装容積の最小化を効果的に実現できる高い付加価値を持つ ２重段ボールを提供することにその目的がある。 この発明は、また、環境汚染の主犯になっている異種の材料を使用しないで、 緩衝部材全体を再生可能な紙で構成し、これを自動化で生産可能にすることで、 再活用が可能な多様な形態の緩衝シートを低コストで供給することにある。 一方、前記の目的を効果的に達成するためのこの発明の段ボールの成形方法は 、平滑な一枚の表面原紙の上の所定のピッチと溝の高さを連続的に成形した第１ の段ボール用なかしん紙と任意の溝の高さとピッチを保有する第２の段ボール用 なかしん紙連続に順番に積層させることで緩衝性の向上とともに垂直荷重に対す る圧縮強度が増大できるように構成することを特徴とする。 このようなこの発明の第１実施形態によると、平滑な一枚の表面原紙と少なく とも２以上の段ボール用なかしん紙を複数個の溝形成用ローラーが設置された片 面段ボール成形手段へ各々案内する段階と、前記案内される表面原紙を接着に必 要な温度で十分に予熱する段階と、個別供給される第１の段ボール用なかしん紙 を１次溝形成用ローラーに案内し、 所定のピッチと溝（ｆｌｕｔｅ）の高さを持ってるように成形してから、これを 加熱された表面原紙の上に接着する段階と、第１の段ボール用なかしん紙を接着 したままに２次溝成形用ローラーの上部に案内される片面段ボールの上に再び第 ２の段ボール用なかしん紙を接着する段階と、これら第１の段ボール用なかしん 紙及び第２の段ボール用なかしん紙の上部をプレスベルトで加圧し、片面２重段 ボールを成形する段階と、２重の段ボール用なかしん紙が順番に接着された前記 片面２重段ボールをペーパーガイドに案内してサクションブレーキで段ボールの 供給速度を制御する段階と、連続供給される前記片面２重段ボールが一定な張力 を維持すると同時に、これを予熱する段階と、ペーパーガイドを介し供給される 片面２重段ボールの下部にカバー紙を平行に供給する段階と、案内される片面２ 重段ボールの段ボール用なかしん紙及びカバー紙の表面に一定量の接着剤を連続 的に塗布する段階と、そして、接着剤が塗布された前記片面２重段ボール及びカ バー紙を熱板（ｈｅａｔｉｎｇ ｐｌａｔｅ）に案内し、熱板を通す間に一定圧 で加圧し、段ボールを接着する一連の段階が要求される。 この発明の他の実施形態によると、前記表面原紙の上に第１の段ボール用なか しん紙と第２の段ボール用なかしん紙を連続的に積層させた片面２重段ボールを 、同一方向、または、溝の位置が互いに面する状態で積層させ、成形する工程を 更に含めていることを特徴とする。 そして、前記工程を好ましく実施するための本発明は、ロール状態で巻き取り された表面原紙と２以上の段ボール用なかしん紙を連続的に供給する各巻取ロー ルと、これらの段ボール用なかしん紙の供給ロール及び表面原紙供給ロールより 供給される段ボール用なかしん紙と原紙を、各々供給を受けて表面原紙の上に互 いに異なるピッチと溝の高さで段ボール用なかしん紙を連続に積層し接着させる 隣接した２個以上の溝形成用ローラーを具備する片面段ボール成形手段と、そし て、２重以上の段ボール用なかしん紙が順番に接着された前記片面段ボールの供 給速度を制御するためのこれら片面段ボール成形手段の出力側に具備するペーパ ーガイドと、連続供給する前記段ボールに一定な張力を付与するように前記ペー パーガイドの出力側に設置するテンションロール及び予熱手段と、ペーパーガイ ドを介して供給される片面段ボールと平行にカバー紙を供給できるように予熱手 段の前 方に設置されるカバー紙供給ロールと、案内される片面段ボールの段ボール用な かしん紙及びカバー紙表面に一定量の接着剤を連続に塗布する塗布手段と、接着 剤が塗布された前記片面段ボール及びカバー紙を一定圧で加圧し、段ボールを接 合する熱板及び加圧ベルトで構成する。 前記片面段ボールの成形手段は、２以上の段ボール用なかしん紙を各々案内し 所定のウェーヴを形成できるように隣接に提供される１対をなす２以上の溝形成 ローラーのひとつの側に接着剤塗布用ローラーを付設し、前記溝形成ローラーの 上側にはまた、プレスベルト及びベルト駆動用多段ロールを設置し、このプレス ベルトが溝形成用上部ローラーの一部を囲む形態で設置することで、これは、２ 以上の段ボール用なかしん紙を各々案内し表面原紙の上に所望するウェーヴを順 番に積層させ、片面段ボールを構成する独立された成形装置で、隣接な位置に接 するように設置する第１及び第２の片面段ボール成形手段に分離することである 。つまり、前記片面段ボールの成形手段は、段ボール用なかしん紙の方向が下面 を向けるように片面段ボールを成形する第１の片面段ボール成形手段と、段ボー ル用なかしん紙の方向が上面を向けるように片面段ボールを成形する第２の片面 段ボールの成形手段でなされている。 一方、片面段ボールの供給速度を制御するために前記片面段ボールの成形手段 の出力側に具備されるペーパーガイドは、表面に複数個の吸入穴を穿設している サクションブレーキと、サクションブレーキの空気の吸入強度を制御するように 、サクションブレーキに連設する、サクションブローワを含め、前記、サクショ ンブレーキは上下片面段ボールの供給速度をセンシングする溝の位置感知用セン サーにより空気の吸入強度が制御され上下面する１対の溝の位置が正確に合える ように構成する。図面の簡単な説明 図１は、本発明の成形過程を説明する全体工程図。 図２は、本発明の成形装置の片面段ボールの成形機の詳細図。 図３は、本発明の成形装置の両面段ボールの成形機の詳細図。 図４は、ペーパーガイドの細部構造を示す斜視図。 図５は、本発明の成形方法により製造された紙シートの断面図であり、（Ａ） は、一 方法の段ボール用なかしん紙を具備する片面段ボールの構造図、（Ｂ）は、ピッ チは同じで高さが異なる２重段ボール用なかしん紙の構造図、（Ｃ）は、曲率を 異なっている２重段ボール用なかしん紙の構造図、（Ｄ）は、ピッチが互いに異 なっている２重段ボール用なかしん紙の構造図、（Ｅ）は、同一なピッチと同一 な高さを持つ２枚の段ボール用なかしん紙を２重で積層させて構成した段ボール 用なかしん紙の構造図。発明を実施する最良の様態 以下、この発明を添付した図の実施様態に基づいて詳細に説明する。 図１は、本発明の多重段ボール用なかしん紙の成形過程を説明する全体工程図 であり、図２は、本発明の成形装置において、片面段ボールを成形することに用 いる成形手段の詳細図であり、図３は、本発明の成型装置の出力側に提供するカ バー紙付着装置の詳細図であり、そして、図４は、ペーパーガイド内に設置され るサクションブレーキの細部構造を示す斜視図である。 このような本発明の多重段ボール用なかしん紙の成形装置は、ロール状態で巻 取された表面原紙１０１と２以上の段ボール用なかしん紙１０２，１０３を連続 的に供給する独立された各巻取ロール１１，１２，１３を具備する。 段ボール用なかしん紙の供給ロール１２，１３及び表面原紙供給ロール１１よ り供給される前記段ボール用なかしん紙１０２，１０３と表面原紙１０１は、表 面原紙１０１の上に互いに異なるピッチと溝の高さで段ボール用なかしん紙１０ ２，１０３を連続に積層接着させるために隣接な２個以上の溝形成用ローラー１ ４，１５，１４ａ，１５ａを具備する第１の片面段ボールの成形手段１０に案内 することで、前記第１の片面段ボール成形手段１０は、２以上の段ボール用なか しん紙１０２，１０３を各々案内し所定のウェーヴを形成させるように隣接に提 供する１対をなす第１次及び第２次の溝形成用ローラーと１４，１５，１４ａ， １５ａらと、上部溝形成用ローラー１４，１４ａの１側に付設して段ボール用な かしん紙１０２，１０３の表面に接着剤を一定に塗布する接着剤塗布用ローラー １６，１７らと、前記１次及び２次の溝形成用ローラー１４，１５，１４ａ，１ ５ａを通しながらウェーヴを形成した段ボール用なかしん紙１０２，１０３と他 の側より供給される表面原紙１０１を密着させるため前記第１次及び２次の溝形 成用ローラー１４，１５， １４ａ，１５ａの上側に設置するプレスベルト２０及びベルト駆動用ロール２１ 、そして、プレスベルトガイドロール２２で構成することで、このようなプレス ベルトが溝形成用上部ローラー１４，１４ａの一部を囲む形態で設置されること である。 前記対をなす第１次及び第２次の溝の形成ローラー１４，１５，１４ａ，１５ ａへ供給される前記段ボール用なかしん紙１０２，１０３は、また、ガイドテン ションロール２３，２４を各々通すように構成することである。 案内される段ボール用なかしん紙１０２，１０３の上に所定のウェーヴを形成 させるための前記第１次及び第２次の溝形成用ローラー１４，１５，１４ａ，１ ５ａらは、規則的なことと多様な曲率を連続的に形成させることができるように 配置する上下１対の構造でなされているし、上部の溝形成用ローラー１４，１４ ａの表面にはローラーの溝部を沿って複数個の吸着穴（図示しない）を設置する ことで、前記の表面原紙１０１と接合する段ボール用なかしん紙１０２，１０３ が第１次及び第２次の溝形成用ローラー１４，１５，１４ａ，１５ａの間を通す とき吸着穴を通じた強い吸着力により上部溝形成用ローラー１４，１４ａの屈曲 面と十分に密着された状態で望ましいウェーヴを維持するように構成することで ある。 つまり、このような吸着穴は、第１次及び第２次の溝形成用ローラー１４，１ ５，１４ａ，１５ａの間を通しながら望ましいウェーヴを構成する段ボール用な かしん紙１０２，１０３が表面原紙１０１と接合される瞬間まで溝の形態を損傷 することなく維持できるようにすることで、その吸着力は段ボール用なかしん紙 １０２，１０３が表面原紙１０１と接触する位置に着いた時に始めて除去される ことである。 段ボール用なかしん紙供給ロール１２，１３から供給される段ボール用なかし ん紙１０２，１０３を所定のピッチと高さで加工する前記第１次及び第２次の溝 形成用ローラー１４，１５，１４ａ，１５ａは、カトリッジタイップで交替可能 に設置するのが望ましいことだが、これは、段ボール成形手段１０の全体を交替 しなくても第１次及び第２次の溝形成用ローラー１４，１５，１４ａ，１５ａの みの簡単な交換を通じて図５で示したように溝の高さとピッチを互いに異なるよ うにする多様な形態の段ボール用なかしん紙を連続的に生産することができる。 一方、上部溝形成用ローラー１４，１４ａの１側に付設して段ボール用なかし ん紙１０２，１０３の表面に接着剤を一定に塗布する接着剤塗布用ローラー１６ ，１７は、図２に示したように接着剤貯蔵タンク１８内に前記段ボール用なかし ん紙１０２，１０３と隣接するように設置する転移ローラーの構造で、これを沈 積させることで貯蔵タンク１８内に詰めている接着剤が接着剤の塗布用転移ロー ラー１９を通じて段ボール用なかしん紙１０２，１０３に速く伝達できるように 構成することが好ましい。 しかし、前記接着剤の塗布手段を構成することにあって、複数個のノズルを一 列に配列するが、作業物の形態によってノズルの一部のみ限って選択的に開放さ せ塗布される接着剤の幅と範囲を任意に調節できるように構成するノズル付着形 の板状構造ですることと、あるいは、接着剤貯蔵タンク１８内に別の枕積ローラ ーを枕積させ、この枕積ローラーに隣接して接着剤塗布用転移ローラー１９を設 置して段ボール用なかしん紙１０２，１０３の表面に転移ローラーを通して供給 される接着剤が均一で、一定な厚さで構成することも可能である。 一方、前記ベルト駆動用ロール２１と第１次及び第２次の溝形成用ローラー１ ４，１５，１４ａ，１５ａは、回転の速度が同一なギヤで相互接続する。このよ うなギヤ接続は前記第１次及び第２次の溝形成用ローラー１４，１５，１４ａ， １５ａで案内される表面原紙１０１または、片面段ボール１０４の供給速度が常 に一定するように維持させるためである。 ところが、前記プレスベルト２０の滑り現状による誤差を考えると前記第１次 及び第２次の溝形成用ローラー１４，１５，１４ａ，１５ａのみをギヤで連結し 、左右１対に配置するベルト駆動用ロール２１は駆動モーターと連動するように 設置するが、前記駆動モーターは第１次及び第２次の溝形成用ローラー１４，１ ５，１４ａ，１５ａの回転速度にしたがって独立的に制御するように設置するこ とも好ましい。 このように、２重以上の段ボール用なかしん紙１０２，１０３が順番に接着さ れる上記片面２重段ボール１０５の供給速度を制御するために第１の片面段ボー ルの成形手段１０の出力側にペーパーガイド２５を設置する。 このように、第１の片面段ボール成形手段１０の前方には、予熱手段２６を設 置して供 給される表面原紙１０１が接着に必要な十分な温度で予熱できるように構成する 。そして、段ボール用なかしん紙ロール１２，１３及び表面原紙供給ロール１１ より段ボール用なかしん紙１０２，１０３と表面原紙１０１を各々供給させ表面 原紙１０１上の段ボール用なかしん紙１０２，１０３を順番に接着させる前記第 １の片面段ボール成形手段１０の出力側にはまた、前記第１の片面段ボール成形 手段１０と同一な構造になっている第２の片面段ボール成形手段１０ａを設置す る。 このように、第２の片面段ボール成形手段１０ａは、前記第１の片面段ボール 成形手段１０を通じて成形された片面２重段ボール１０５をブリッジ２７を通じ てペーパーガイド２５へ案内することと区分し、独者的の表面原紙の巻取ロール １１ａと段ボール用なかしん紙供給ロール１２ａ，１３ａを各々具備し、これを 通じて、また他の片面２重段ボール１０５ａを成形することである。 第２の片面段ボール成形手段１０ａへ案内される表面原紙１０１ａの上に段ボ ール用なかしん紙１０２ａ，１０３ａを接着した前記片面２重段ボール１０５ａ は、第１の片面段ボール成形手段１０に案内される表面原紙１０１と同じのよう に予熱手段２６を通すようにして、供給される片面２重段ボール１０５ａが接着 に必要な十分の温度で予熱するように構成する。 そして、この第１及び第２の片面段ボール成形手段１０，１０ａを介して成形 された各々の片面２重段ボール１０５，１０５ａらをペーパーガイド２５で供給 し、前記ペーパーガイド２５内に具備するサクションブレーキ２８により片面２ 重段ボール１０５，１０５ａらの供給速度が効果的に制御することである。 このように、サクションブレーキ２８は、第１及び第２の片面段ボール成形手 段１０，１０ａを介して成形した前記片面２重段ボール１０５，１０５ａらの溝 の位置後述する溝の位置感知用センサー２９により制御してから互いに向って接 着できるようにすることが非常に重要な役割をする。 言い換えば、溝の位置感知用センサー２９は段ボール用なかしん紙１０２，１ ０３を接着した片面２重段ボール１０５が塗布手段３１と加圧ベルト３５の間を 通す時、溝の位置を正確にセンシングしてサクションブレーキ２８を制御するこ とで、第１の片面段ボール の成形手段１０を通じて成形される上部の片面２重段ボール１０５の溝の位置と 第２の片面段ボールの成形手段１０ａを通じて成形する下部片面２重段ボール１ ０５ａの溝の位置が正確に合わせるようにすることである。 前記ペーパーガイド２５の出力側には更にテンションロール３１及び予熱手段 ３２が設置する。このように設置されるテンションロール３１及び予熱手段３２ は、前記第１及び第２の片面２重段ボール１０５，１０５ａと別のカバー紙供給 ロール３３から供給されるカバー紙１０６を全部十分に緊張させる訳であり、こ れらを接着剤塗布手段３０に案内して片面２重段ボール１０５，１０５ａ相互間 接合、または、片面２重段ボール用なかしん紙とカバー紙１０６の接着のために これらの表面に各々一定量の接着剤を連続して塗布してから、次に接着剤が塗布 された前記片面２重段ボール１０５，１０５ａとカバー紙１０６を熱板３４及び 加圧ベルト３５の間に供給して一定圧で加圧することで本発明が要求する良質の ２重段ボール用なかしん紙を成形することである。 このように構成するこの発明によると、まず、平滑な一枚の表面原紙１０１の 上に所定のピッチと溝の高さを連続的に成形した第１の段ボール用なかしん紙１ ０２と、任意の溝の高さとピッチを保有する第２の段ボール用なかしん紙１０３ を連続して順番に積層させることで、緩衝性の向上とともに垂直荷重に対する圧 縮強度が増大する片面２重段ボール１０５を得る。 そして、表面原紙１０１の上に第１の段ボール用なかしん紙１０２と第２の段 ボール用なかしん紙１０３を連続的に積層させた片面２重段ボール１０５を、同 一方向、または、溝の位置が互いに面する状態で積層させ、使用の目的に附合す る多様な種類の多重の段ボールを得る。 つまり、平滑な一枚の表面原紙１０１と少なくとも２以上の段ボール用なかし ん紙１０２，１０３を複数個の溝形成ローラー１４，１５，１４ａ，１５ａが設 置された片面段ボールの成形手段１０へ各々案内し、前記案内される表面原紙１ ０１を接着に必要な温度で十分に予熱してから、個別供給される第一の段ボール 用なかしん紙１０２を１次溝形成用ローラー１４，１５へ案内し、所定のピッチ と溝の高さを持つように成形した後、これを、加熱された表面原紙１０１の上に 接着することである。 第１の段ボール用なかしん紙１０２を接着したそのままに第２次の溝形成ロー ラー１４ａ，１５ａの上部へ案内される片面段ボール１０４の上にまた、第２の 段ボール用なかしん紙１０３を接着し、これらの第１の段ボール用なかしん紙１ ０２及び第２の段ボール用なかしん紙１０３の上部をプレスベルト２０で加圧し 片面２重段ボール１０５を成形する。 ２重の段ボール用なかしん紙１０２，１０３が順番に接着された上記の片面２ 重段ボール１０５を再びペーパーガイド２５へ案内してサクションブレーキ２８ で段ボールの供給の速度を制御し、次いで連続供給される前記片面２重段ボール １０５が一定な張力を維持するとともに、十分に予熱する。 このように、ペーパーガイド２５を介し供給される片面２重段ボール１０５の 下部にはカバー紙１０６を平行に供給することと、案内される片面２重段ボール １０５の段ボール用なかしん紙１０２，１０３及びカバー紙１０６表面に一定量 の接着剤を連続的に塗布する。 そして、接着剤が塗布された前記片面２重段ボール１０５及びカバー紙１０６ を熱板（ｈｅａｔｉｎｇ ｐｌａｔｅ）３４に案内し、熱板３４を通す間に一定 圧で加圧することで、所望する良質の多重段ボール用なかしん紙を得る。 ただ、段ボール用なかしん紙１０２，１０３を溝形成用ローラー１４，１５， １４ａ，１５ａへ案内し所定の溝の高さを持つようにウェーヴを成形する過程で は表面原紙１０１と接合する段ボール用なかしん紙１０２，１０３が第１次及び 第２次の溝形成用ローラー１４，１５，１４ａ，１５ａの間を通すとき吸着穴を 通じた強い吸着力により上部溝形成用ローラー１４，１４ａの屈曲面と十分に密 着された状態で望ましいウェーヴを維持するように構成することである。つまり 、このような吸着穴は、第１次及び第２次の溝形成用ローラー１４，１５，１４ ａ，１５ａの間を通しながら望ましいウェーヴを構成する段ボール用なかしん紙 １０２，１０３が表面原紙１０１と接合される瞬間まで溝の形態を損傷すること なく維持できるようにすることで、その吸着力は段ボール用なかしん紙１０２， １０３が表面原紙１０１と接触する位置に着いた時に始めて除去されることであ る。 一方、サクションブレーキ２８で片面２重段ボール１０５の供給速度を制御す ることに あっては溝の位置感知用センサー２９を利用し溝の位置をセンシングしてから対 応する下部の片面２重段ボールの溝と位置がずれる場合、サクションブレーキ２ ８の空気の吸入強度を制御し、上下の片面２重段ボール１０５，１０５ａの供給 速度を遅延させることで上下互いに面する１対の溝の位置が正確に合えるように する。 このように、最外側に設置する第１の片面段ボール成形手段１０を利用して段 ボール用なかしん紙ロール１２，１３と表面原紙供給ロール１１より段ボール用 なかしん紙１０２，１０３と表面原紙１０を各々供給を受け平滑な一枚の表面原 紙１０１の上に所定のピッチと溝の高さを連続的に成形した段ボール用なかしん 紙１０２，１０３を接着するが、これらをプレスベルト２０で加圧することで片 面２重段ボール１０５が堅固に結合状態を成る。 このようにプレスベルト２０は、左右二つで成る１対のベルト駆動用ロール２ １を囲む形で設けるし、ベルトの下部が溝形成用ローラー１４，１５，１４ａ， １５ａの上部面を加圧するので、成形される片面２重段ボール１０５の表面にプ レスロールのマークが生じることを効果的に防止することができる。 そして、段ボール用なかしん紙１０２，１０３が接着された前記片面２重段ボ ール１０５を再び別の第２片面段ボール成形手段１０ａを介して成形される下部 の片面２重段ボール１０５ａと重畳積層させると、上下両面が全部片面２重の段 ボール１０５，１０５ａでなされる緩衝性が優秀な多重段ボールを求められる。 このように、一連の過程を通じて成形されるこの発明の多重段ボールは、図５ に具体的に示しているように多様な形態と構造に提供される。 ただ、第１及び第２の片面段ボール成形手段１０，１０ａの溝形成用ローラー １４，１５，１４ａ，１５ａの寸法を決定することに、一番優先に考える事項は 、最終製品の２重段ボール用なかしん紙の緩衝性と耐久性の程度による下部の段 ボール用なかしん紙のピッチと上部の段ボール用なかしん紙のピッチの比率を挙 げられる。 つまり、第１の片面段ボール成形手段１０のみを駆動させ、さらに、溝形成用 ローラー１４，１５，１４ａ，１５ａの中でいずれかひとつのみを使用する場合 、図５（Ａ）に示したように表面原紙１０１の上に一枚の段ボール用なかしん紙 １０２が接着された通常の 片面段ボール１０４を求められ、第１の片面段ボール成形手段１０または、第２ の片面段ボール成形手段１０ａを全部使用するが、これらの溝形成用ローラー１ ４，１５の寸法を各各異なるようにする場合には、図５（Ｂ）乃至図５（Ｅ）に 示しているいくつの形態の多様な段ボール用なかしん紙を求めることができる。 つまり、図５（Ｂ）に示しているように下部の段ボール用なかしん紙のピッチ と上部の段ボール用なかしん紙のピッチが同一な２重段ボール用なかしん紙を求 めるならば、第１及び第２の片面段ボール成形手段１０，１０ａの各溝形成用ロ ーラー１４，１５，１４ａ，１５aの寸法を各々１：１の比率で構成し、表面原 紙１０１の上に段ボール用なかしん紙１０２，１０３を接着する前記第１及び第 ２の片面段ボール成形手段１０，１０ａの溝形成用ローラー１４，１５，１４ａ ，１５ａは、下部の段ボール用なかしん紙のピッチと同一し、高さを互いに異な るようにする上部の段ボール用なかしん紙を連続的に成形させることが要求され る。 この２重段ボール用なかしん紙は、外部からの衝撃が与えられた場合、上下の 段ボール用なかしん紙１０２，１０３の高さの差による空間部で１次に衝撃を吸 収し、衝撃の程度がある程度強い場合、下部の段ボール用なかしん紙１０２を通 じた２次衝撃の吸収が円滑に行い。 そして、図５（Ｃ）に示しているように下部溝のピッチと上部溝のピッチが同 一し、高さも同一な段ボール用なかしん紙を通じてこの発明が目的としている強 度と緩衝性を求めるならば、段ボール用なかしん紙１０２，１０３の曲率を表面 原紙１０１に接する部分と溝の先端部が互いに異なるようにすることで、重畳す る上下部の段ボール用なかしん紙の重ねる部位が連続的に成形できるよう構成し 、このように不規則な段ボール用なかしん部を維持することで積層される溝の形 態と溝の高さにより多様な緩衝効果が行なることも可能である。 また、図５（Ｄ）に示しているように下部溝のピッチの２倍に成る上部溝ピッ チ一つを連続的に成形する２重段ボール用なかしん紙を求めるならば、第１及び 第２の片面段ボール成形手段１０，１０ａの各溝形成用ローラー１４，１５，１ ４ａ，１５ａのピッチ寸法を別に構成し、下部段ボール用なかしん紙ピッチの２ 倍でなる上部段ボール用なかしん紙 のピッチ一つを連続的に成形することが要求される。 このように、２重段ボール用なかしん紙はピッチが大きい上部の段ボール用な かしん紙とピッチが小さい下部の段ボール用なかしん紙との組み合わせとして段 ボール用なかしん紙の外部から荷重を受けるとピッチが大きい上部の溝が、ピッ チが小さい下部の溝の間に押え込み、ピッチが小さい下部の溝二つがピッチが大 きい上部の溝の間に押え込んで、上下段ボール用なかしん紙１０２，１０３の弾 性限度の内で荷重を除去すると、上記した変形が完全になくなり初期の状態に復 元するので、２重段ボール用なかしん紙は持続的に緩衝力を保有することができ る。 そのほかにも、図５（Ｅ）に示したように同一なピッチと同一な高さを持つ２ 枚の段ボール用なかしん紙１０２，１０３を重畳し構成する場合には、上記した 緩衝の効果と共に軸の方向の荷重に対する圧縮強度の向上と撓み強性を増大させ るにも有用に利用できるし、このように数多くの構造の２重片面段ボールを同一 の方向に多数積層させるか、または、溝の方向が互いに面するように積層させる のも可能である。これらは、ただ、積層される溝の形態と溝の高さを別にする差 異による多様な緩衝効果が期待されるのは勿論である。このように、本発明の多 重段ボールは、いくつのものが接することで複数個の段ボール用なかしん紙が互 いに重なった状態、または、積層された状態で固定することで、このように、積 層構造で対面する２重の段ボール用なかしん紙のいずれの一つが外部からの衝撃 により損傷を受けても残っている段ボール用なかしん紙がまたほかの弾性と緩衝 性を保有するので紙材料自体が持っている耐衝撃吸収性と共に段ボール用なかし ん紙のウェーヴに提供される耐久性及び強性を全て持っているだけではなく、重 量面においては従来の木材、または合成樹脂パレットに比べて数等軽いので使用 上の便利性と共に取り扱いの不注意による安全事故の予防にも非常に好ましい。 また、この発明の実施例は、前記した実施様態と共に後述する特許請求の範囲 を外れない技術思想の限度内で、この発明の目的を達成できることに不足がない 多様な形態で表現できる。産業上の利用可能性 以上の実施例等を通じて具体的に見たように平滑な一枚の表面原紙の上に所定 のピッチ と溝の高さを連続的に成形した第１の段ボール用なかしん紙と、任意の溝の高さ とピッチを保有する第２の段ボール用なかしん紙を積層させることで緩衝性の向 上とともに垂直荷重に対する圧縮強度が増大できるように構成したこの発明によ ると、段ボールの上下表面紙の間に位置する段ボール用なかしん紙を数多く多重 交差、または重畳させることで、厚さが薄いながらも箱の圧縮強度を高くし包装 容積の最小化を効果的に実現できる高い付加価値を持つ紙シートを提供すること と、さらに、収去された各種の紙箱等を利用することで、高い付加価値を持つ包 装用緩衝材で再活用する方法を提供することで、包装材料の生産原価を顕著に節 減させるのは勿論、環境保護と資源の再活用に大きく寄与できると同時に、包装 物に加える外部からの衝撃をさらに効果的に吸収し、包装された内容物をより安 全に保存する等いろいろの利点を持つことに成る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)， ＡＭ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＮ，Ｃ Ｚ，ＥＥ，ＦＩ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ， ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＧ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．平滑な１枚の表面原紙の上の所定のピッチと溝の高さを連続的に成形した第 １の段ボール用なかしん紙と、任意の溝の高さとピッチを保有する第２の段ボー ル用なかしん紙を連続して順番に積層させることで、緩衝性の向上と共に垂直荷 重に対する圧縮強度が増大できるように一連の工程でなることを特徴とする多重 段ボールの成形方法。 ２．表面原紙の上に第１の段ボール用なかしん紙と第２の段ボール用なかしん紙 を連続的に積層させた片面２重段ボールを、同一方向、または、溝の位置が互い に面する状態で積層させ、成形する工程を更に含めていることを特徴とする請求 項１記載の多重段ボールの成形方法。 ３．平滑な一枚の表面原紙と、少なくとも２以上の段ボール用なかしん紙を複数 個の溝形成ローラーが設置された片面段ボール成形手段へ各々案内する段階と、 前記案内される表面原紙を接着に必要な温度で十分に予熱する段階と、 個別供給される第１の段ボール用なかしん紙を１次溝形成用ローラーに案内し 、所定のピッチと溝の高さを持ってるように成形してから、これを加熱された表 面原紙の上に接着する段階と、 第１の段ボール用なかしん紙を接着したままに２次溝成形用ローラーの上部に 案内される片面段ボールの上に再び第２の段ボール用なかしん紙を接着する段階 と、 これら第１の段ボール用なかしん紙及び第２の段ボール用なかしん紙の上部を プレスベルトで加圧し、片面２重段ボールを成形する段階と、 ２重の段ボール用なかしん紙が順番に接着された前記片面２重段ボールをペー パーガイドに案内してサクションブレーキで段ボールの供給速度を制御する段階 と、 連続供給される前記片面２重段ボールが一定な張力を維持すると同時に、これ を予熱する段階と、 ペーパーガイドを介し供給される片面２重段ボールの下部にカバー紙を平行に 供給する段階と、 案内される片面２重段ボールの段ボール用なかしん紙及びカバー紙表面に一定 量の接着剤を連続的に塗布する段階と、そして、接着剤が塗布された前記片面２ 重段ボール及びカ バー紙を熱板（ｈｅａｔｉｎｇ ｐｌａｔｅ）に案内し、熱板を通す間に一定圧 で加圧し、段ボールを接着する段階でなることを特徴とする多重段ボールの成形 方法。 ４．段ボール用なかしん紙を溝形成ローラーへ案内し所定の溝の高さを持つよう にウェーヴを成形する前記段ボール用なかしん紙の成形段階は、表面原紙と接合 する段ボール用なかしん紙が第１次及び第２次の溝形成用ローラーの間を通すと き吸着穴を通じた強い吸着力により上部溝形成用ローラーの屈曲面と十分に密着 された状態で望ましいウェーヴを維持することを特徴とする請求項３記載の多重 段ボールの成形方法。 ５．前記吸着穴は、溝形成用ローラーの間を通しながら所望するウェーヴを構成 する前記の段ボール用なかしん紙が表面原紙と接合される瞬間まで溝の形態を損 傷することなく維持し、この吸着力は前記段ボール用なかしん紙が表面原紙と接 触する位置に着いた時に始めて除去されることを特徴とする請求項４記載の多重 段ボールの成形方法。 ６．サクションブレーキで段ボールの供給速度を制御する前記段ボールの供給速 度の調節段階が、溝の位置感知用センサーを利用し、溝の位置をセンシングして から、対応する下部の段ボールの溝と位置がずれる場合、サクションブレーキの 空気の吸入強度を制御し、段ボールの供給速度を遅延させることで、上下互いに 面する１対の溝の位置が正確に合えるようにすることを特徴とする請求項３記載 の多重段ボールの成形方法。 ７．ロール状態で巻き取りされた表面原紙と２以上の段ボール用なかしん紙を連 続的に供給する各巻取ロールと、 この段ボール用なかしん紙の供給ロール及び表面原紙供給ロールより供給され る段ボール用なかしん紙と原紙を各々供給を受けて表面原紙の上に互いに異なる ピッチと所定の溝の高さで段ボール用なかしん紙を連続に積層し接着させる隣接 した２個以上の溝形成用ローラーを具備する片面段ボール成形手段と、 ２重以上の段ボール用なかしん紙が順番に接着された前記片面段ボールの供給 速度を制御するためのこれらの片面段ボール成形手段の出力側に具備するペーパ ーガイドと、 連続供給する前記段ボールに一定な張力を付与するように前記ペーパーガイド の出力側に設置するテンションロール及び予熱手段と、 ペーパーガイドを介して供給される片面段ボールと平行にカバー紙を供給する ように予 熱手段の前方に設置されるカバー紙供給ロールと、 案内される片面段ボールの段ボール用なかしん紙及びカバー紙表面に一定量の 接着剤を連続的に塗布する塗布手段と、 接着剤が塗布された前記片面段ボール及びカバー紙を一定圧で加圧し、段ボー ルを接合する熱板及び加圧ベルトで構成することを特徴とする多重段ボールの成 形装置。 ８．前記片面段ボールの成形手段は、２以上の段ボール用なかしん紙を各々案内 し所定のウェーヴを形成できるように隣接に提供される１対をなす２以上の溝形 成ローラーのひとつの側に接着剤塗布用ローラーを付設し、前記溝形成ローラー の上側には更にプレスベルト及びベルト駆動用多段ロールを設置し、このプレス ベルトが溝形成用上部ローラーの一部を囲む形態で設置することを特徴とする請 求項７記載の多重段ボールの成形装置。 ９．前記片面段ボールの成形手段は、２以上の段ボール用なかしん紙を各々案内 し表面原紙の上に所望するウェーヴを順番に積層させ、片面段ボールを構成する 独立された成形装置であって、これは、隣接な位置に接するように設置する第１ 及び第２の片面段ボール成形手段に分離することを特徴とする請求項７または請 求項８記載の多重段ボールの成形装置。 １０．前記片面段ボールの成形手段は、段ボール用なかしん紙の方向が下面を向 けるように片面段ボールを成形する第１の片面段ボール成形手段と、段ボール用 なかしん紙の方向が上面を向けるように片面段ボールを成形する第２の片面段ボ ールの成形手段でなされていることを特徴とする請求項９記載の多重段ボールの 成形装置。 １１．片面段ボールの供給速度を制御するために前記片面段ボールの成形手段の 出力側に具備されるペーパーガイドは、表面に複数個の吸入穴を穿設しているサ クションブレーキと、サクションブレーキの空気の吸入強度を制御するように、 サクションブレーキに連設されるサクションブローワを含め、前記サクションブ レーキは上下の片面段ボールの供給速度をセンシングする溝の位置感知用センサ ーにより空気の吸入強度が制御され、上下互いに面する１対の溝の位置が正確に 合えるように構成することを特徴とする請求項７記載の多重段ボールの成形装置 。 １２．ロール状態で巻取された２以上の段ボール用なかしん紙と表面原紙を連続 的に供給 する独立された各巻取ロールと、 前記２以上の段ボール用なかしん紙を各々案内し所定のウェーヴを形成させる ように隣接に提供する対をなす２以上の溝形成用ローラーらと、 上部溝形成用ローラーらの上部のローラーの１側に付設して段ボール用なかし ん紙の表面に接着剤を一定に塗布する接着剤塗布用ローラーらと、 前記の溝形成ローラーを通しながらウェーヴを形成した段ボール用なかしん紙 と他の側より供給される表面原紙を密着させるため前記の溝形成ローラーらの上 側の一部を囲む形態で設置するプレスベルト及びベルト駆動用ロール、そして、 プレスベルトガイドロールで構成することを特徴とする多重段ボールの成形装置 。 １３．案内される段ボール用なかしん紙の上に所定のウェーヴを連続的に形成さ せるため前記の溝形成用ローラーらは、溝形成用の上部ローラーの表面に複数個 の吸着穴を構成することで、前記の表面原紙と接合する段ボール用なかしん紙ら が上部溝形成用ローラーの屈曲面と十分に密着された状態で所望するウェーヴを 維持するように構成することを特徴とする請求項１２記載の多重段ボールの成形 装置。 １４．段ボール用なかしん紙の供給ロールから各々供給される２重以上の段ボー ル用なかしん紙を所定のピッチと高さで加工する前記の溝形成用ローラーらは、 カトリッジタイップで交替可能に設置することを特徴とする請求項１２または請 求項１３記載の多重段ボールの成形装置。 １５．１対の溝形成用ローラーへ供給される前記表面原紙と段ボール用なかしん 紙が、各々独立されたガイドテンションロールらを通しながら一定の張力を維持 するように構成することを特徴とする請求項１２または請求項１３記載の多重段 ボールの成形装置。 １６．前記溝形成用ローラーへ案内される表面原紙、または、片面段ボールの供 給速度が常に一定に維持し、溝のピッチが正確に接合されるように前記のベルト 駆動用ロールと溝成形用ローラーをギヤで接続することを特徴とする請求項１２ または請求項１３記載の多重段ボールの成形装置。 １７．前記プレスベルトの滑り現状による誤差を補償するように、左右１対で配 置されるベルト駆動用ロールを駆動モーターと連動するように設置するが、前記 駆動モーターは溝 形成ローラーの回転速度にしたがって独立的に制御するように設置することを特 徴とする請求項１２または請求項１３記載の多重団ボールの成形装置。