JPH10504743A - 調整自在の外科用開創器 - Google Patents
調整自在の外科用開創器Info
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- JPH10504743A JPH10504743A JP8508291A JP50829196A JPH10504743A JP H10504743 A JPH10504743 A JP H10504743A JP 8508291 A JP8508291 A JP 8508291A JP 50829196 A JP50829196 A JP 50829196A JP H10504743 A JPH10504743 A JP H10504743A
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Abstract
(57)【要約】
小さな外科的切開部又は穿刺部での使用に適し、切開部又は穿刺部を1種以上の拡張した断面積まで拡張することができ、切開部又は穿刺部の端縁を保護する設計の自己保持型外科用開創器(10)が開示される。外科用開創器(10)は、基端部(30)に操作部(60)を有する半径方向拡張自在の管状体(20)から成る。プルワイヤ(100)は、操作部(60)に加えられた力が軸方向圧縮力として管状体(20)に伝わるように操作部(60)を管状体(20)に結合する。
Description
【発明の詳細な説明】
調整自在の外科用開創器
発明の分野
本発明は生体組織に施した切開部の端縁を後方に牽引する装置、更に詳しくは
外科的処置の間に皮膚に施した切開部の断面積を拡大する装置に関する。
背景技術
外科的処置には普通、皮膚又はその他の生体組織に施す切開又は穿刺が含まれ
る。皮膚に外科的切開を施すと、この組織の自然弾性によって傷口は閉じようと
する。従って、下部構造を視覚的に観察し、下部構造へアクセスするために切開
部の端縁を後方に牽引する必要がある。
こうした目的のために、各種の開創器がこれまでに開発されている。多くの開
創器は、蝶番接続をした二本のアームの端部に配した平坦なプレート又は組織グ
リップ(捕捉)構造体を有する。平坦プレート又は組織グリップ構造体を切開部
に挿入し、蝶番を操作し、このプレート又はグリップ構造体を分離することによ
って切開部の端縁を引き離している。
多くの既存開創器の抱える1つの問題は、切開部から内部へ器具を進めること
により生じる外傷から切開部の端縁を完全に保護することができない点にある。
切開部の端縁に対する外傷は、クリーンな状態で切開した生体組織の自然的な耐
感染機能を損ない傷口感染を引き起こすに要する汚染量を低減させる。
更に、多くの開創器は、切開部から組織を摘出する際に癌細胞及び感染性因子
への露出から切開部の端縁を保護することができない。この保護し得ぬことが切
開路に於ける癌と傷口感染の両方の発生率を増大させる。
更に、近年、腹腔鏡的処置と内視鏡的処置が従来の開放性外科処置にとって替
わる傾向がみられる。こうした侵襲を最小限にした処置には大抵直径が約5cm
以下の小さな切開が必要とされる。胸部及び他の組織の生検の場合にも小さな切
開が必要になる。
小さな腹腔鏡的切開部端縁の後方牽引は往々にして切開部にカニューレを挿入
することによって行われる。切開部の拡幅には挿入したカニューレを断面積が連
続して拡大するカニューレに差し替えるステップが含まれる。このステップは費
やす時間が大きく、処置経費を増すことになる。
従って、小さな切開部に使用することができ、切開部端縁を調節自在に拡大さ
せることができ、器具の内部導入による外傷と、組織の摘出時に発生する外傷か
ら切開部端縁を保護することとができる自己保持型開創器の必要が生じる。本発
明は、小さな外科的切開部への使用に適し、切開部を複数の断面積に亘り拡張す
ることができ、切開部端縁に対する保護を増強することによって従来技術に固有
の問題を克服する設計の切開部開創器に存する。本発明は、外科的処置、特に小
さな切開を伴う外科的処置を実行する際の容易性を増し、外科手術後の平穏な治
癒の可能性を増すことを意図するものである。
図面の簡単な説明
図1は半径方向未拡大の状態にある本発明の一実施例の側面図である。
図2は図1の線2−2に沿った断面図である。
図3は線3−3に沿った切取断面図である。
図4は本発明の一実施例の透視的分解図である。
図5は半径方向に拡大した状態にある本発明の一実施例の側面図である。
図6は図5の線6−6に沿った断面図である。
図7は図5の線7−7に沿った切取断面図である。
図8は半径方向に拡大した状態にある本発明の別の実施例の側面図である。
図9は図8の線9−9に沿った切取断面図である。
発明の概要
本発明の1つの態様によれば、生体組織の切開部を第1断面積から、これより
大きな第2断面積まで可逆的に拡張することができる外科用開創器が提供される
。一実施態様では、外科用開創器は、内部を貫通する軸方向管腔と軸方向管腔を
取り囲む管状壁とを有する半径方向拡張自在の管状体からなる。管状壁には軸方
向管腔に隣接する内表面と、管状壁の半径方向外側の外表面とがある。内表面と
外表面相互間が壁厚である。管状体は、一方が基端部であり、他方が無外傷性先
端を備えた先端部である相対する軸端を有する。基端部と先端部との間が軸長さ
で
ある。管状体には更に、少なくとも1つが基端部に隣接する基端セグメントであ
り、少なくとももう1つのセグメントが先端部に隣接する先端セグメントである
複数のセグメントがある。外科用開創器は更に、管状体に軸方向圧縮力を加え、
これにより管状体の少なくとも1つのセグメントを可逆的に第1断面積から、こ
れより大きな少なくとも1つの第2断面積に拡張させ、同時に管状体の軸長さを
第1軸長さから、これより短い少なくとも1つの第2軸長さまで短縮させる操作
部を有する。操作部は基端セグメントに接続している。
本発明の他態様によれば、本発明の一実施例による外科用開創器を用意し、生
体組織の切開部に外科用開創器を挿入し、操作部を操作して管状体を第1断面積
から、これより大きな第2断面積まで拡張し、同時に管状体の軸長さを短縮する
ことによって、生体組織に於ける切開部又は穿刺部を第1断面積から、これより
大きな第2断面積に拡張する方法が提供される。管状体断面積を拡張させると切
開部はこの拡張に対応して拡張される。
本発明の他の態様によれば、本発明の一実施例による外科用開創器を用意し、
生体組織の切開部に外科用開創器を挿入し、操作部を操作し管状体を第1断面積
から、これより大きな第2断面積まで半径方向に拡張し、同時に管状体の軸長さ
を短縮させることによって、哺乳動物を処置する方法が提供される。管状体断面
積を拡張すると切開部はこの拡張に対応して拡張される。次いで、処置を実施す
るための器具を軸方向の管腔に挿入し、そして、この管腔から取り去る。次いで
、操作部を操作し管状体を大きな第2断面積から小さな第1断面積まで収縮させ
、同時に管状体の軸長さを短縮させ、それによって開口をこれに対応させて収縮
させる。最後に、外科用開創器を切開部から取り出す。
本発明の他の態様によれば、調整自在の穿刺部拡張器が提供される。調整自在
の穿刺部拡張器は、基端部と先端部を有する半径方向拡張自在の管状体を有し、
それを軸方向に圧縮させると第1断面積から、これより大きな第2断面積まで拡
張することができる。調整自在の穿刺部拡張器は更に、管状体の基端部に配した
操作部と、操作部から管状体への取り付け点まで先端方向に伸びる少なくとも2
本のプル(引っ張り)ワイヤを含む。操作部の操作によってプルワイヤが軸基端
部方向に前進し、管状体を軸方向に圧縮させ、管状体の少なくとも一セグメント
を第1断面積から、これより大きな第2断面積まで半径方向に拡張させる。管状
体は拡張自在の管状メッシュで構成することができる。調整自在の穿刺部拡張器
のプルワイヤの内の少なくとも一本は、操作部からメッシュの内部をメッシュに
沿い先端方向に伸ばし、次いで、メッシュに沿い基端方向に操作部へ戻すことが
できる。更に、調整自在の穿刺部拡張器は、管状メッシュを取り囲む管状弾性ス
リーブを有してもよい。
好ましい実施態様の詳細な説明
一実施態様では、本発明は、小さな外科的切開部又は穿刺部での使用に適し、
切開部を複数の断面積に拡張することができ、切開部又は穿刺部の端縁に対する
保護を増強させることによって従来技術に固有の問題を克服する設計の改良した
自己保持型外科用開創器を提供する。外科用開創器は基端部に操作部を設けた半
径方向拡張自在の管状体を有する。操作部はプルワイヤによって管状体に接続さ
れ、操作部に加えられた力は軸方向圧縮力として管状体に伝達される。
本明細書に使用されている「切開部」及び「穿刺部」の用語は相互交換可能に
用いられ、自然発生的なものである又は人為的に形成したものであるとに関わら
ず生体組織に於ける開口部を指す。図に記載する寸法の相対比は説明に限ったも
ので、必ずしも縮尺に合わせて作図したものではない。
図1、図3を参照すると、半径方向未拡張の状態にある本発明の一実施例によ
る外科用開創器が記載されている。図1は実施例の側面図である。図3は図1の
線3−3に沿った実施例の矢状切取断面図である。
図1、図3に示すように、外科用開創器10は半径方向拡張自在の管状体20
と、管状体20に軸方向圧縮力を加える操作部60とを有する。管状体には少な
くとも基端セグメント24及び先端セグメント28を含む複数のセグメントと、
基端部22と先端部30から成る相対する端部とがある。
基端セグメント24は基端部22に隣接して配され、軸長さ34を有する。先
端セグメント28は先端部30に隣接して配され、軸長さ38を有する。1つの
特に好ましい実施態様では、先端部30は切断面というよりはむしろ非鋭利形状
であるため、先端部30は無外傷的に生体組織に接触する。
管状体20の付加的なセグメントを基端セグメント24と先端セグメント28
に加えて設けることができる。例えば、図3に示すように、軸長さ36を有する
中央セグメント26のような付加的セグメント、又は、それぞれ軸長さを有する
他の複数のセグメントを基端セグメントと先端セグメントとの間に配することが
できる。管状体20を形成する複数セグメントの軸長さの総和は管状体40の軸
長さとなる。
図2を参照すると、図1の線2−2に沿った管状体20の横断面が記載されて
いる。図から分かるように、管状体20には内部を貫通する軸方向管腔42があ
り、管状壁44を有する。この実施例では、管状壁44は軸方向管腔42を完全
に取り囲んでいる。本明細書に於ける「完全に取り囲む」という表現は、管状体
20には基端部22又は先端部30から対抗端に向かって伸びる軸方向スリット
がないことを意味する。
管状壁44は軸方向管腔42に隣接する内表面46と、管状壁44の外部上に
ある外表面48とを有する。管状体20の壁厚50は内表面46から外表面48
までの距離である。
軸方向管腔42は図2では実質的に円形として示されている。しかし、当該技
術に精通した者が理解するように、軸方向管腔42は楕円形、卵形、あるいは意
図する目的に適合する他の形にすることができる。また、軸方向管腔42の形状
は管状体20の全長に亘り変えることができる。軸方向管腔42は断面積52を
有する。
管状体20には軸方向圧縮力が印加されないときの第1断面積と、軸方向圧縮
力を加えたときの、これよりも大きく、さらに圧縮力を印加しても断面積がこれ
以上拡張しない最大断面積にまで及ぶ第2断面積がある。第1断面積を有する管
状体に軸方向圧縮力を印加すると、これと同時に、軸長さ40は第1軸長さから
、これより短く、さらに力を印加しても軸長さがこれ以上収縮しない最小軸長さ
にまで及ぶ第2軸長さに収縮する。
1つの好ましい実施態様では、管状体20はメッシュ58から成る。メッシュ
はこれに軸方向圧縮力が加わると軸方向の力に平行な方向に収縮し、軸方向の力
に垂直な方向に沿い拡張するような構造に編織加工した各種の弾性材料又は非弾
性材料のいずれかで構成することができる。
特に好ましい実施態様では、管状体20はポリプロピレン又はナイロンのよう
な重合体線状素材から成るメッシュ、あるいはステンレス・スプリング・スチー
ルのような金属ワイヤから成るメッシュで構成する。メッシュはその特定の材料
に適合する織り加工、熱成形加工又は打ち抜き加工によって形成することができ
る。他の適した材料と構造は当該技術に詳しいものにとっては公知なものである
。更に、適合するメッシュはウエスト バビロン、ニューヨーク州のコレフレッ
クス社(West Babylon,NY,Coleflex)を含む様々な供給者から商業的に購入す
ることができる。
1つの好ましい実施態様では、管状壁44は、メッシュ58を取り囲み、一般
に無外傷的な組織接触面を形成する外部被覆54を有する。外部被覆は、ラテッ
クス又はシリコーンなどの弾性的な生体適応材料、あるいは当該技術に精通した
者にとっては公知の他の適した材料で形成することができる。外部被覆54の塗
布は当該技術に公知な各種方法のいずれかに従い実行することができる。例えば
、被覆先駆物質の粘度に従いスプレー、浸漬又は塗装の操作を採用することがで
きる。これとは別に、被覆54はメッシュが第1の低減断面構造にある間にメッ
シュ58上、軸方向に設けた管状スリーブの形態で提供することができる。
1つの特に好ましい実施態様では、外部被覆54は非導電性である。更に、外
部被覆54には、止血剤、治癒促進剤、抗生物質のような機能的な物質を含侵さ
せることができる。
管状壁44にはメッシュ58と軸方向管腔42を分離する内部被覆56が任意
的に設けられる。内部被覆は、ラテックス又はシリコーンなどの弾性的な生体適
応材料、あるいは当該技術に精通した者にとっては公知の他の適した材料で形成
することができる。1つの特に好ましい実施態様では、内部被覆は非導電性であ
る。特に好ましい実施態様では、管状壁44は外部被覆54と内部被覆56の双
方を有する。
外部被覆54と内部被覆56は、同一あるいは異なる管状体セグメントに亘り
、厚さを変化させ、又は、層を形成する材料の種類を変化させた同一又は異なる
材料の複数層で構成することができる。本明細書に用いた「被覆」は前述の例示
と、
それらの組み合わせの総てを包含する。
外部被覆と内部被覆は生体組織に隣接するスムーズな無外傷的な面を形成する
のに有利に機能する。更に、これらの被膜は軸方向管腔から内部に導入したり、
引き出したりする器具や物質のような軸方向管腔42の内容物を外科用開創器1
0を取り囲む生体組織から分離するのに有利に機能する。
図4は図1〜図3に記載する本発明の実施例の透視的分解図である。図1、図
3、図4を参照すると、管状体20に軸方向圧縮力を印加する操作部60は基端
セグメント24に接続されている。図1、図3、図4に記載する操作部は説明の
ために限ったものである。本明細書に於ける開示内容に関し当該技術に詳しい者
であれば理解されるように、管状体20への軸方向圧縮力の印加に適した様々な
種類の操作部のいずれをも利用することができる。
図1、図3、図4に記載する実施例では、操作部60は実質的に円筒形をした
側壁72と、基端部プレート64と、基端部末端66とを有するキャップ62を
含む。操作部の基端部プレート64には内部を通して軸方向管腔42にアクセス
するためのポート68がある。
1つの好ましい実施態様では、ポート68の断面積は最大の軸方向圧縮力を印
加したときに形成される軸方向管腔の最大の断面積52と少なくとも同程度であ
る。この構造のために、軸方向管腔の最大の断面積52と事実上同一な面積を有
する軸方向管腔42から器具を内部に挿入したり、物質を摘出することができる
ようになる。
操作部60のキャップ62は更に、その側壁に沿ったスリット70を有する。
操作部60の他の要素と比較したスリット70の相対的長さは説明のために限っ
たものである。以下に説明するように、スリット長さは管状体20の軸長さ40
の望ましい収縮合計量に関係する。
スリット70には少なくとも1つの窪み又は他のストップ74が設けられてい
る。好ましくは、スリット70には複数の窪みを設ける。小突起76はキャップ
62の内部からスリット70を介し外側に伸びている。好ましくは、小突起76
と窪み74は前者を後者から係合解除するのに十分な人力が小突起76に印加さ
れるまで小突起76が窪み74の内部に収まり続けるような互いに対応する形状
である。
一般に、小突起76と窪み4の協同的な機能によって以下に説明するキャプス
タン90とキャップ62の相対的な回転位置の指標付けの方法が得られる。この
回転運動は更に以下に解説する複数のプルワイヤ100の使用を介し管状体20
に印加される軸方向圧縮力に変換される。当該技術に通常の精通度を有する者に
とっては明らかであろうと思われるが、操作部の相対的な回転、すなわち管状体
20の相対的な拡張に関するユーザへの聴覚的なフィードバック又は触質的なフ
ィードバックをするための広範な種類の指標付け構造のいずれでも容易に適応さ
せることができる。
図3、図4を参照すると、操作部60は更に管状体20の基端セグメント24
に接続したハウジング80を含む。ハウジング80は実質的に円筒形をした側壁
82と、先端部プレート84を含む。実質的に円筒形をした側壁82には図3に
示すように、その側壁がキャップ62の内部に嵌合するような断面積と形状を有
する。管状体20の基端セグメント24は少なくとも一部がハウジング80の内
部に伸び、図3の陰影線で示すように、ハウジング80とポート68を開口した
キャップ62とを完全に貫通して伸ばすことができる。
ハイジング80の内部には、実質的に円筒形をした壁部92と、1つの軸端に
於いて壁部92に接続した先端フランジセグメント96を有するキャプスタン9
0が配されている。図4から分かるように、小突起76はキャプスタン90の基
端部フランジセグメント94の拡張部である。基端部フランジセグメント94は
反対側の軸端に於いて壁部92に任意的に接続することができる。
キャプスタン90の実質的に円筒形をした壁部92には、管状体20の基端セ
グメント24が実質的に円筒形をした壁部92の内部に嵌合するような断面積と
断面形状を有する軸方向管腔98がある。
キャプスタンがハウジング80の先端部プレート84上にセットされると、小
突起76がハウジング80の基端部縁上に突き出され、キャプスタン90が軸回
転すると小突起76はキャップ62のスリット70内で横に回転し得るようキャ
プスタン90の円筒形をした壁部92の軸長さを設定する。
操作部60の個別パーツ、即ちキャップ62、ハウジング80及びキャプスタ
ン90は本明細書に於ける開示内容に関し当該技術に詳しい者であれば理解され
るように、いずれかの適切な弾性材料で形成することができる。例えば、適切な
材料にはスチール、その他の金属及び使用前に消毒ができる熱可塑性の弾性材料
が含まれる。このようなプラスチックの例には体液と消毒剤のような医療溶液に
対し不活性である塩化ビニール重合体又はアクリル酸重合体/共重合体、及び、
ポリエチレン、ポリプロピレン、その共重合体が含まれる。
操作部は射出成形のような公知の各種熱可塑性製造技術のいずれかに従い作成
することができる。作成されると、操作部の個別要素と管状体は当該技術に詳し
い者にとって広く公知の技法に従い組み付けられる。例えば、操作部要素と管状
体は、使用材料に適切な接着剤、ファスナ、溶剤接着、あるいは溶接によって組
付けができる。
本発明の外科用開創器は、使用を1回限りにした使い捨てタイプ、あるいは複
数回又は無限回数に亘り再使用するタイプにすることができる。しかし、いずれ
の場合でも外科的な切開部に接触する材料は消毒できることが必要である。本発
明による再使用タイプの外科用開創器を形成する要素は繰り返し消毒ができるも
のでなければならない。使用材料に適し、当該技術に精通した者が理解するよう
な、材料に適した、ガス、熱、輻射線、化学的、その他の手段により消毒を実行
することができる。
図2〜図4を参照すると、1つの好ましい実施態様では、外科用開創器10は
更に、操作部60からのエネルギーを管状体20に伝え、それによって管状体2
0の軸長さを短縮しながら断面積を増大する手段としての複数のケーブル又はプ
ルワイヤ100を含む。四本のプルワイヤが図示されているが、外科用開創器1
0は好ましくは1本以上の任意数のプルワイヤを含む。1つの好ましい実施態様
では、外科用開創器10は三本から六本の範囲のプルワイヤを含む。1つの特に
好ましい実施態様では、外科用開創器10は正確には四本のプルワイヤを含む。
各プルワイヤは基端部102と、先端部104と、ボデー106とを有する。
各基端部102はキャプスタン90に固定し、各先端部104は管状体20の先
端セグメント28に固定するか、それを介し連結する。1つの好ましい実施態様
では、先端部104はメッシュ58に固定する。
特に好ましい実施態様では、各プルワイヤ100はキャプスタン90から先端
方向に、管状体20に沿い伸びている。管状体20に沿った相対的な先端点では
プルワイヤ100は管状体20のメッシュの内部を通り管状体の別な側に到る。
次いで、プルワイヤ100は基端部方向に折り返し、そこでプルワイヤはキャプ
スタン90又は操作部60上の他の適切な取り付け点に固定される。このように
して、先端結合部に於いてプルワイヤ100と管状体20相互間に生じる分離の
危険を最小にする。管状体20の内部にプルワイヤ100が通される点から管状
体20に沿い基端部方向に伸びるプルワイヤ100の2セグメントは、当該技術
に詳しい者に理解されるように、メッシュ58の半径方向外側面、あるいはメッ
シュ58の半径方向内側面上に、あるいは一セグメントのメッシュ58の各側で
伸ばすことができる。ループ(環状)構成のプルワイヤ100の1以上のセグメ
ントがメッシュ58の半径方向内側面に沿い軸方向に伸びるとき、内部被覆56
の使用が特に望ましい。これによって、軸方向管腔42内に伸びる医療器具がプ
ルワイヤ100に絡まる危険が最小になる。
プルワイヤ100は、それぞれの軸に沿い十分な引っ張り力を伝達でき、当該
技術に詳しい者に広く公知なもので、軸方向に比較的伸縮をしない数多くの材料
のいずれかで形成することができる。1つの好ましい実施態様では、プルワイヤ
100は、スチールもしくはチタンのワイヤ又はナイロンその他の合成繊維糸を
含む。当該技術精通した者が理解するように、ワイヤと糸は共に十分な強度を有
するよう、又は、横方向の柔軟性を改善するような他の理由に従い織り込んだ単
一撚り又は複数撚り構造にすることができる。
管状体20とキャプスタン90の双方にプルワイヤ100を固定する手段は、
プルワイヤ100、及び、管状体20とキャプスタン90に使用した材料に従っ
て決まる。当該技術に詳しい者が理解するように、各種の手段が利用できる。例
えば、総ての要素が適切な金属で形成されているとき、プルワイヤ100は管状
体20又はキャプスタン90にはんだ付けすることができる。これとは別様に、
フック、ノット(結節)又はこれに類似するもの(図示省略)によってプルワイ
ヤ100はキャプスタン90上の取り付け点に固定したり、メッシュ58に係合
するフックによって管状体メッシュ58に固定することができる。
操作部60を切開部の外側に維持しながら管状体の少なくとも一セグメントが
切開部又は生体開口部に挿入できるよう、管状体に軸方向に弛緩させた圧縮力が
印加された状態にあるとき、外皮に施した切開部のような外科的な切開部又は肛
門や鼻洞のような生体開口部に管状体20の先端部30を先す挿入することによ
って外科用開創器10の操作が実行される。切開部は器官又は他の生体組織にも
形成することができる。
1つの好ましい実施態様では、外科用開創器10の先端部30は生体組織と無
外傷的な接触をするようにしている。この無外傷的接触に対する適用性は管状体
20の先端部30と、管状体48の外表面とが実質的にスムーズであり、シリコ
ーンのような生体適応材料で成ることを確実にすることによって達成される。本
発明のこの特徴によって、開創器の先端部の切断面が下部組織を傷つけ患者に有
害なことが発生するの可能性のある状況下で外科用開創器を使用できるようにな
る。
例えば、癌であると疑われる部位の直接上部で、あるいは大きな血管の上部で
切開が行われる状況で、無外傷的先端部を備えることは腫瘍塊を破裂させ、その
細胞を周囲の組織に放出させたり、あるいは血管の穿刺事故が発生する危険を最
小限に抑えることになる。参照によって開示内容全体が本明細書に含められる同
時係属の米国出願第08/127,769号に開示された血管封鎖装置に組み合
わせるときにこの後者に対する利点に関し本発明は特別の有効性をもって適用が
できる。
管状体20の少なくとも一セグメントを切開部又は他の開口部へ挿入した後、
外科用開創器を操作する次のステップは、小突起76が最初の窪み74から回転
方向に離れた少なくとも1つの窪み74に係合するまで小突起76を最初の窪み
からスリット70の内部で反時計方向にマニュアル回転させることによって操作
部60を操作することである。従って、この操作は有利なことに他の開創器が必
要とするようなガスや液体の供給源は必要としない。
スリット70の内部で小突起76を移動させると、キャプスタン90は複数の
種々の回転角度の内の少なくとも1つの角度で反時計方向に回転し、プルワイヤ
100がキャプスタン90の周囲に巻き付けられ、こうして軸方向の圧縮力、あ
るいは付加的な軸方向圧縮力が管状体20に加えられる。当該技術に詳しい者が
理解するように、各プルワイヤはハウジング80又は管状体24の基端セグメン
トに回転自在に固定され、キャプスタン90に印加された力は管状体20に伝え
られる。管状体20に印加された軸方向圧縮力又は付加的軸方向圧縮力のために
管状体20の軸長さ40は第1軸長さから、これより短い第2軸長さに収縮し、
同時に管状体20の断面積52は小さな第1断面積から、これより大きな複数の
第2断面積の内の1つまで拡張される。管状体20の断面積52の増大によって
切開部の端縁が離れ、診断と治療的な処置のための下部組織の視覚的観察と、下
部組織へのアクセスとができるようになる。
当該技術に詳しい者であれば理解されるように、スリット70の円周長が大き
ければ大きいほど、小突起76の回転移動距離は大きくなる。従って、スリット
70の長さによってキャプスタン90にとって可能な回転量の合計値が決まる。
特定の直径を有するキャプスタン90の回転量によって更に、キャプスタン90
の周囲へのプルワイヤ100の巻き取り量が決まり、それによって、管状体20
の軸長さ40の収縮量が決まり、同時に管状体20の少なくとも1つのセグメン
トの断面積の増加量が決まる。従って、スリット70が長ければ長いほど、軸長
さの収縮可能量は大きくなり、管状体20の少なくとも一セグメントの可能な断
面積の同時増加量は大きくなる。
1つの好ましい実施態様では、スリット70の長さはキャップ62の円周の約
10%から80%の範囲内である。他の好ましい実施態様では、スリット70の
長さはキャップ62の円周の約25%から60%の範囲内である。1つの特に好
ましい実施態様では、スリット70の長さはキャップ62の円周の約50%であ
る。
更に、スリット70はキャップ62の内壁72に対し、図に記載はしていない
が螺旋状配置に構成し、特にキャップ62を巡る完全な1周以上の距離を回って
小突起76が軸方向に移動ができるようにすることができる。この実施態様は比
較的小さな直径のキャプスタン90を備えた実施態様に、あるいは軸長さ40を
希望量だけ短縮させることが別途必要とされるときに特に有用であると考えられ
る。螺旋状に配置したスリット70の内部で小突起が移動できるようにするため
の操作部60に対する必要な変更は当該技術に精通した者であれば理解される。
プルワイヤ100の可逆的な軸に沿った基端部方向の変位を達成するには上記
のものとは別様な各種構造のいずれかを採用することができる。例えば、プルワ
イヤ100の基端部は軸方向に伸びる回転自在のネジ切りシャフトにネジ係合す
るナットのようなネジ加工部材に接続することができる。シャフトの回転はプル
ワイヤ100を軸方向に変位させる。これとは別様に、当該技術に明るい者であ
れば容易に理解されるように、回転力又は圧縮力を軸方向変位に変換する各種の
ネジ加工をした構造及び/又は勾配をつけた構造のいずれでも利用することがで
きる。
切開部の端縁がひとたび分離し、下部組織の視覚的な観察と下部組織へのアク
セスができるようになると、診断又は処置が行われる。診断又は処置が完了する
と、小突起76がその回転原点に復帰するまで小突起76をスリット70の内部
で時計方向にマニュアル回転させることによって操作部60を操作する。小突起
76のこの移動によってキャプスタン90が複数個別の回転角度の内の少なくと
も1つの角度に亘り時計方向に回転し、プルワイヤ100はキャプスタン90か
ら巻き戻され、こうして管状体20の軸方向圧縮力又は付加的な軸方向圧縮力が
低減、あるいは排除される。管状体20に印加された軸方向圧縮力が減じられる
と、管状体20の軸長さ40が第1軸長さから、これより大きな第2軸長さに伸
長し、同時に管状体20の断面積52が大きな第1断面積から、それぞれこれよ
り小さな複数の第2断面積の内の少なくとも1つまで減少する。最後に、外科用
開創器を切開部から取り去る。
管状体20への軸方向圧縮力の印加は各図ではキャプスタン90を反時計方向
に回転させることとして示され、管状体20に加わる軸方向圧縮力の低減はキャ
プスタン90を時計方向に回転させることとして図に提示される。しかし、当該
技術に詳しい者であれば理解されると考えられるが、逆に方向設定した構造のキ
ャプスタンの時計方向運動は管状体20に軸方向の圧縮力を加えるためにも利用
することができ、逆に方向設定した構成のキャプスタンの反時計方向運動は管状
体20に印加された軸方向圧縮力の低減にも利用できる。
次いで、図5〜図7を参照すると、キャプスタン90の周囲にプルワイヤ10
0を巻き付けることによって管状体20に最大の軸方向圧縮力の印加が行われて
いる本発明による外科用開創器が示されている。図5は図1〜図3に記載する本
発明の実施例の側面図である。図6は図5の線6−6に沿った横断面図である。
図7は図5の線7−7に沿った矢状切取断面図である。
図5と図7から分かるように、管状体20に軸方向圧縮力を印加すると、管状
体20の軸長さ40は図1、図3に記載する管状体20の軸長さ40に比べ短く
なる。
図6から分かるように、管状体20に軸方向の圧縮力を印加すると、これと同
時に、図2に記載する管状管腔42の断面積52と比較し、管状管腔42の断面
積52は増大する。この実施例では、拡張された状態の管状体20は実質的に円
筒形をした輪郭を示す。本発明による切開部拡張器は以下に図8、図9に関し説
明することになるが、半径方向に拡張した形状において円筒形以外の輪郭が示さ
れるような構造に容易にすることができる。
図3、図7に見られるように、第1長さから第2長さに変化させる管状体20
の軸方向の圧縮によって、基端セグメント断面積、中央セグメント断面積及び先
端セグメント断面積相互間にはそれぞれ異なる半径方向の増加が生じる。
図2、図6に記載する1つの好ましい実施態様では、壁厚50は軸方向の圧縮
力が印加されたときでも実質的に変化しない。この特徴は、軸方向の圧縮力が加
えられたときに管状体20を最大の断面積にさせ、下部組織、下部構造の視覚的
な観察と、これへのアクセスが最大幅でできるよう寄与する点で有利である。
1つの特に好ましい実施態様では、本発明の機能を実行する上で必要な適正強
度と他の特性を維持しながら、最小の厚さを有する管状壁44の要素を含む材料
を選択することによって壁厚50は断面積42の最小百分比に維持される。
本発明の1つの態様による外科用開創器の適正な寸法と寸法相互の比率は例示
のみを目的に与えた数値で以下の通りである。半径方向に未拡張の状態にある管
状体の軸長さは約1cmから10cmの範囲にある。好ましい実施態様では、半
径方向に未拡張の状態にある管状体の軸長さは約3cmから7cmの範囲にある
。特に好ましい実施態様では、半径方向に未拡張の状態にある管状体の軸長さは
約5cmである。
半径方向最大に拡張した状態にある管状体の軸長さは約0.5cmから7cm
の範囲にある。好ましい実施態様では、半径方向に最大に拡張した状態にある管
状体の軸長さは約2cmから5cmの範囲にある。特に好ましい実施態様では、
半径方向最大に拡張した状態にある管状体の軸長さは約3cmである。
半径方向に未拡張の状態にある管状体の先端セグメントの断面積は約0.25
cm2から5cm2の範囲にある。好ましい実施態様では、半径方向に未拡張の状
態にある管状体の先端セグメントの断面積は約0.5cm2から3cm2の範囲に
ある。特の好ましい実施態様では、半径方向に未拡張の状態にある管状体の先端
セグメントの断面積は約1cm2である。
半径方向に最大に拡張した状態にある管状体の先端セグメントの断面積は0.
5cm2から10cm2の範囲にある。好ましい実施態様では、半径方向に未拡張
の状態にある管状体の先端セグメントの断面積は約1cm2から6cm2の範囲に
ある。特に好ましい実施態様では、半径方向に未拡張の状態にある管状体の先端
セグメントの断面積は約3cm2である。
管状体の壁厚は約0.1cmから0.5cmの範囲にある。好ましい実施態様
では、管状体の壁厚は約0.2cmから0.4cmの範囲にある。特に好ましい
実施態様では、管状体の壁厚は約0.3cmである。
操作部の寸法は外科用開創器の操作部をマニュアル操作し得るような適正値で
ある。例えば、操作部は軸方向高さが約1cmから5cmの範囲であり、断面積
が約3cm2から10cm2の範囲にある。好ましい実施態様では、操作部は軸方
向高さが約2cmから4cmの範囲にあり、断面積が約5cm2から7cm2の範
囲にある。特に好ましい実施態様では、操作部は軸方向高さが約3cmであり、
断面積が約6cm2である。以上のものより大きな、あるいは小さな寸法を有す
る又は他の相対的寸法比率の外科用開創器も本発明の範囲に含まれる。
次に図8及び図9を参照しながら説明すると、本発明のさらなる実施例に従っ
た外科用開創器200は、管状体220と操作部260とを備えている。図8は
実施例の斜視図であり、図9は図8の9−9線に沿った切取断面図である。図示
のように、管状体220を半径方向拡張状態にするため、キャプスタン290に
プルワイヤ300を巻くことによって管状体220に軸方向圧縮力が加えられて
いる。
管状体220は、先端部230の断面積がそれの中間部240よりも大きくな
るようにして半径方向に拡張していることに注意されたい。このような不均等な
半径方向拡張は、当業者には理解されるように管状体220の各セグメントを形
成するための層の材料、厚さまたは数を変えることによって行うことができる。
管状体220の先端部230の半径方向拡張を管状体220の中間部240より
大きくすることは、例えば同時係属中の米国出願第08/127,769号に開
示されている血管封鎖装置と共に使用する場合に好都合である。
要約すると、同時係属中の米国出願第08/127,769号に開示されてい
る穿孔血管壁の表面に組織接着剤を経皮的に送り込む装置は、操作基端部と送出
先端部とを備えた管状ハウジングを有している。管状ハウジングは、一定量の組
織接着剤を収容するタンクと、そのタンクと流体連通して組織接着剤を穿孔血管
壁の表面に塗布するように送出先端部に設けられたアプリケータとを備えている
。装置はさらに、接着剤をタンクからアプリケータへ送る操作部を備えている。
穿孔血管壁の表面に組織接着剤を経皮的に送り込む装置は、組織接着剤をタン
クからアプリケータへ送るためにタンク内に設けられたピストンと、組織接着剤
の所定の最大送出量を設定するためにピストンの行程を制限するストッパとを有
している。また、その装置にはさらに、組織接着剤をタンク内に密封保持するた
め、タンクと送出表面との間の流路内に弁を配置することができる。
組織接着剤を経皮的に送り込むための装置と共に使用する適当な組織接着剤と
して、メチル・シアノアクリレート、エチル・シアノアクリレート、n−プロピ
ル・シアノアクリレート、イソプロピル・シアノアクリレート、n−ブチル・シ
アノアクリレート、イソブチル・シアノアクリレート、n−アミル・シアノアク
リレート、イソアミル・シアノアクリレート、3−アセトキシプロピル・シアノ
アクリレート、2−メトキシプロピル・シアノアクリレート、3−クロロプロピ
ル・シアノアクリレート、ベンジル・シアノアクリレート、フェニル・シアノア
クリレート、アルケニル・シアノアクリレート、ブチル−2−シアノアクリレー
ト、アルコキシアルキル・2−シアノアクリレート、フッ化2−シアノアクリレ
ートまたはそれらの組み合わせがある。
穿孔血管壁の表面に組織接着剤を経皮的に送り込む装置は、例えば大腿動脈内
の冠状動脈カテーテル挿入部位からの出血を抑えるため、装置を挿入部位の皮膚
開口から穿孔血管壁を覆うように配置し、組織接着剤をタンクから流出させてか
ら、装置を取り除くことによって使用することができる。アプリケータは、その
部位に接触する先が丸いボール状先端を設けることによって、接着剤を血管の孔
から送り込むのではなく、それの開口の周囲に送る構造になっている。
本発明の上記開示の外科用開創器の実施例の説明に戻ると、管状体20が軸方
向管腔42を完全に包囲している。この構造には幾つかの利点がある。1つの利
点は、器具が切開部の側部に接触することなく軸方向管腔80を通過できること
である。従って、好都合なことに器具は、切開部または開口の側部の内側に沿っ
た脂肪や粘膜等の生体組織を傷つけることがないので、術後の傷感染の可能性を
増大させない。
さらに、軸方向管腔42を通して生体組織を引き出す場合も、切開部または開
口の側部に接触しない。これは、腹腔鏡検査において腹腔鏡切開部から腫瘍を切
除する時や、感染組織の排膿の際に考えられる問題である外科手術管を介した癌
または病原菌の拡散を防止するのに役立つ。
1つの好ましい実施態様では、図示しないストッパをポート68または基端部
22の軸方向管腔42にはめ込むように設けることができる。このストッパは、
本発明の1つの実施態様に従った開創器が到達した腔から軸方向管腔42を介し
て物質が出入りする望ましくない流れを防止するのに役立つであろう。例えば、
腹腔鏡検査中に開創器を挿入した時に腹部からガスが逃げるのを防止するために
ストッパを取り付けることができ、またストッパを取り外せば、軸方向管腔42
を通して腹部内へ器具を挿入することができる。
1つの好ましい実施態様では、図示しないフランジをキャップ62の先端部6
6またはハウジング80の先端エンドプレート84から延出させることができる
。フランジは、円周方向に連続したものでも、円周方向に不連続のものでもよい
。フランジは軸方向管腔にほぼ直交するように延出することが予想される。ある
いは、フランジを管状体の基端セグメント24に取り付けることもできる。
フランジは、当業者には理解される幾つかの目的のいずれを備えることもでき
る。例えば、それは、切開部の周囲の皮膚と接触する表面積を大きくすることが
できる。これは、切開部または開口の周囲の生体組織が罹患しているか、脆くな
っている場合に有効であり、組織に対する傷を防止できるであろう。そのフラン
ジはさらに、外科用開創器に加えられる外部圧力が外科用開創器を切開部から下
側の体腔内へ押し付けるのを防止することもできるであろう。例えば、腹腔鏡検
査の切開部を拡げるために外科用開創器を使用している場合、外科用開創器が腹
腔鏡検査切開部から腹腔内へ押し込まれる傾向がフランジによって軽減されるで
あろう。
1つの好ましい実施態様では、本発明の外科用開創器はさらに、管状体20を
包囲する管状外装体を備えている。管状外装体は、管状体20の実施態様のいず
れとも同じ内部構造を備えることができ、管状体20の基端セグメント24また
は先端セグメント26に接着剤、コネクタまたは溶接によって、あるいは当業者
には理解される材料に適した他の手段によって接続されている。管状外装体は、
例えば外側被膜54の代わりに、外科切開部または開口の側部からプルワイヤ1
00を隔離するために使用することができる。
以上に本発明の好ましい実施態様について説明してきたが、当業者には明らか
である他の実施態様も本発明の範囲に入る。従って、発明の範囲は、添付の請求
項のみによって定められるものである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB
,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR,
KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M
K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO
,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,
TT,UA,UG,UZ,VN
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.生体組織の切開部を第1断面積からそれより大きい第2断面積に可逆的に拡 張させることができる外科用開創器であって、 内部の半径方向に拡張可能な軸方向管腔と、前記軸方向管腔を取り囲む、前記 軸方向管腔に隣接する内表面及び前記管状壁の半径方向外側の外表面を有する管 状壁と、前記内表面及び前記外表面の間の壁厚と、一方が基端部及び他方が先端 部であって、前記先端部は外傷を与えない先端を備えており、前記基端部及び前 記先端部の間が第1軸方向長さである、対抗する軸方向端部と、少なくとも1つ のセグメントが前記基端部に隣接した基端セグメントで、少なくとも1つの別の セグメントが前記先端部に隣接した先端セグメントである少なくとも2つのセグ メントとを有する管状体、及び、 前記管状体に軸方向圧縮力を加えることによって、前記管状体の少なくとも1 つのセグメントを第1断面積からそれより大きい少なくとも1つの第2断面積に 可逆的に拡張させると同時に、前記管状体の前記軸方向長さを前記第1軸方向長 さからそれより短い少なくとも1つの第2軸方向長さに縮めることによって前記 軸方向管腔を可逆的に拡張させる、前記基端セグメントに接続された操作部 を有していることを特徴とする外科用開創器。 2.前記管状体の前記外表面が生体適合性を備えて、ほぼ滑らかである請求の範 囲第1項に記載の外科用開創器。 3.前記管状体の第1長さから第2長さへの軸方向圧縮が、基端セグメント断面 積と先端セグメント断面積との間で異なった半径方向拡張を生じる請求の範囲第 1項に記載の外科用開創器。 4.前記基端セグメントと前記先端セグメントとの間に中間セグメントを更に有 し、前記管状体の第1長さから第2長さへの軸方向圧縮が、基端セグメント断面 積と中間セグメント断面積との間で異なった半径方向拡張を生じる請求の範囲第 1項に記載の外科用開創器。 5.前記基端セグメントと前記先端セグメントとの間に中間セグメントを更に有 し、前記管状体の第1長さから第2長さへの軸方向圧縮が、中間セグメント断面 積と先端セグメント断面積との間で異なった半径方向拡張を生じる請求の範囲第 1項に記載の外科用開創器。 6.前記管状体が織りメッシュを含む請求の範囲第1項に記載の外科用開創器。 7.前記メッシュが、スチール、ナイロン及びポリプロピレンから成る群から選 択される少なくとも1つの材料を含む請求の範囲第6項に記載の外科用開創器。 8.前記管状体が、その内表面を覆う少なくとも1つの被膜を備える請求の範囲 第1項に記載の外科用開創器。 9.前記の少なくとも1つの被膜がラテックス及びシリコーンから成る群から選 択される請求の範囲第8項に記載の外科用開創器。 10.前記管状体が、その外表面を覆う少なくとも1つの被膜を備える請求の範 囲第1項に記載の外科用開創器。 11.前記の少なくとも1つの被膜がラテックス及びシリコーンから成る群から 選択される請求の範囲第10項に記載の外科用開創器。 12.基端部と先端部とを有する少なくとも1本のプルワイヤを更に有し、該基 端部は前記操作部に連結され、該先端部は前記管状体の前記先端セグメントに連 結されている請求の範囲第6項に記載の外科用開創器。 13.4本のプルワイヤを有する請求の範囲第12項に記載の外科用開創器。 14.前記の少なくとも1本のプルワイヤが、前記操作部から前記メッシュに沿 って先端部方向へ進んで前記メッシュ内を通り、そして前記メッシュに沿って前 記操作部へ戻るように基端部方向へ延びる請求の範囲第12項に記載の外科用開 創器。 15.前記管状体の壁厚が、前記管状体が第1断面積からそれより大きい第2断 面積へ拡張した時にもほとんど変化しない請求の範囲第1項に記載の外科用開創 器。 16.前記管状体の外表面に隣接して配置された管状外装体を更に有する請求の 範囲第1項に記載の外科用開創器。 17.生体組織の切開部又は穿刺部を第1断面積からそれより大きい第2断面積 に拡張させる方法であって、 (a)請求の範囲第1項に記載の外科用開創器を準備する段階と、 (b)前記外科用開創器の少なくとも1つのセグメントを生体組織の切開部に はめ込む段階と、 (c)操作部を操作して、管状体を第1断面積からそれより大きい第2断面積 に拡張させると同時に、管状体の軸方向長さを縮めることによって軸方向管腔の 少なくとも一セグメントを拡張させ、それによって切開部を同様に拡張させる段 階と を含むことを特徴とする方法。 18.哺乳動物を処置する方法であって、 (a)請求の範囲第1項に記載の外科用開創器を準備する段階と、 (b)前記外科用開創器の少なくとも1つのセグメントを哺乳動物の生体組織 の開口にはめ込む段階と、 (c)操作部を操作して、管状体を第1断面積からそれより大きい第2断面積 に半径方向に拡張させると同時に、管状体の軸方向長さを縮めることによって軸 方向管腔の少なくとも一セグメントを半径方向に拡張させ、それによって開口を 同様に拡張させる段階と、 (d)処置を実施するために器具を軸方向管腔に挿入する段階と、 (e)器具を取り除く段階と、 (f)操作部を操作して、管状体を大きい第2断面積からそれより小さい断面 積に半径方向に収縮させると同時に、管状体の軸方向長さを伸ばすことによって 軸方向管腔の前記少なくとも一セグメントを半径方向に収縮させ、それによって 開口を同様に収縮させる段階と、 (g)外科用開創器を開口から取り除く段階と を有していることを特徴とする方法。 19.内部に半径方向に拡張可能な軸方向管腔を有する半径方向に拡張可能な管 状体であって、前記管状体は基端部と先端部を有し、前記先端部には前記軸方向 管腔と連通した、軸方向に面して半径方向に拡張可能な開口が設けられており、 前記軸方向管腔は、前記管状体の軸方向圧縮時に第1断面積からそれより大きい 第2断面積に拡張可能である前記管状体と、 前記管状体の前記基端部に取り付けられた操作部と、 前記操作部から先端部方向へ前記管状体への取り付け点まで延びる少なくとも 2本のプルワイヤとを有しており、 前記プルワイヤを軸方向基端部側へ前進させるように操作部を操作することに よって、前記管状体が軸方向に圧縮されて、前記軸方向管腔の少なくとも先端セ グメントが第1断面積から第2断面積に半径方向に拡張し、それによって前記管 状体の少なくとも前記先端部の軸方向に面した前記開口が同様に拡張するように したことを特徴とする調節自在の穿刺部拡張器。 20.前記管状体が拡張可能な管状メッシュを含む請求の範囲第19項に記載の 調節式開口拡張器。 21.前記プルワイヤの少なくとも1本が、前記操作部からメッシュに沿って先 端部方向へ進んでメッシュ内を通り、そしてメッシュに沿って前記操作部へ戻る ように基端部方向へ延びる請求の範囲第20項に記載の調節式開口拡張器。 22.前記管状メッシュを取り囲む管状弾性スリーブを有する請求の範囲第20 項に記載の調節式開口拡張器。 23.生体組織の切開部を第1断面積からそれより大きい第2断面積に可逆的に 拡張させることができる外科用開創器であって、 内部の半径方向に拡張可能な軸方向管腔と、前記軸方向管腔を取り囲む、前記 軸方向管腔に隣接する内表面及び前記管状壁の半径方向外側の外表面を有する管 状壁と、前記内表面及び前記外表面の間の壁厚と、一方が基端部及び他方が先端 部であって、前記先端部は外傷を与えない先端を備えており、前記基端部及び前 記先端部の間が第1軸方向長さである、対抗する軸方向端部と、少なくとも1つ のセグメントが前記基端部に隣接した基端セグメントで、少なくとも1つの別の セグメントが前記先端部に隣接した先端セグメントである少なくとも2つのセグ メントとを有し、織りメッシュを含む管状体、 前記管状体に軸方向圧縮力を加えることによって、前記管状体の少なくとも1 つのセグメントを第1断面積からそれより大きい少なくとも1つの第2断面積に 可逆的に拡張させると同時に、前記管状体の前記軸方向長さを前記第1軸方向長 さからそれより短い少なくとも1つの第2軸方向長さに縮めることによって前記 軸方向管腔を可逆的に拡張させる、前記基端セグメントに接続された操作部、及 び、 基端部と先端部とを有し、該基端部は前記操作部に連結され、該先端部は前記 管状体の前記先端セグメントに連結されている少なくとも一本のプルワイヤ を有することを特徴とする外科用開創器。 24.4本のプルワイヤを有する請求の範囲第23項に記載の外科用開創器。 25.前記の少なくとも1本のプルワイヤが、前記操作部からメッシュに沿って 先端部方向へ進んでメッシュ内を通り、そしてメッシュに沿って操作部へ戻るよ うに基端部方向へ延びる請求の範囲第23項に記載の外科用開創器。 26.拡張可能な管状メッシュを含み、基端部及び先端部を有し、軸方向圧縮時 に第1断面積からそれより大きい第2断面積に拡張可能である、半径方向に拡張 可能な管状体、 前記管状メッシュを取り囲む管状弾性スリーブ、 前記管状体の前記基端部に取り付けられた操作部、及び、 前記操作部から先端部方向へ前記管状体への取り付け点まで延びる少なくとも 2本のプルワイヤ とを有し、 前記プルワイヤを軸方向基端部側へ前進させるように操作部を操作することに よって、前記管状体が軸方向に圧縮されて、前記管状体の少なくとも一セグメン トが第1断面積から第2断面積に半径方向に拡張するようにしたことを特徴とす る調節自在の穿刺部拡張器。
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