JPH0834A - 農用作業機における施肥装置 - Google Patents
農用作業機における施肥装置Info
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- JPH0834A JPH0834A JP16600994A JP16600994A JPH0834A JP H0834 A JPH0834 A JP H0834A JP 16600994 A JP16600994 A JP 16600994A JP 16600994 A JP16600994 A JP 16600994A JP H0834 A JPH0834 A JP H0834A
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- JP
- Japan
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- fertilizer
- fertilizer application
- soil
- machine body
- nozzles
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- Fertilizing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 前後輪を備えた走行機体に、肥料タンクに連
結される施肥ノズルを設けて、農作業と同時に土中施肥
するようにした農用作業機において、走行機体が曲って
走行しても所定の施肥位置に適確に施肥できるように
し、また土中に進入した施肥ノズルが耕盤等に当接して
も折れ曲ったりしないようにし、さらに土中に施肥する
施肥配列を容易に変更できるようにする。 【構成】 施肥ノズル8を回動支軸16に軸支して土中
に進入する施肥ノズル8を左右回動自在とし、また施肥
ノズル8の下段ノズル8cを下方の作業位置に搖動させ
る付勢弾機42を設けて、施肥ノズル8を付勢に抗して
上動可能とし、さらに施肥ノズル8への肥料配管を、連
結具を介して付替え自在として、土中に施肥する施肥配
列を変更可能とした。
結される施肥ノズルを設けて、農作業と同時に土中施肥
するようにした農用作業機において、走行機体が曲って
走行しても所定の施肥位置に適確に施肥できるように
し、また土中に進入した施肥ノズルが耕盤等に当接して
も折れ曲ったりしないようにし、さらに土中に施肥する
施肥配列を容易に変更できるようにする。 【構成】 施肥ノズル8を回動支軸16に軸支して土中
に進入する施肥ノズル8を左右回動自在とし、また施肥
ノズル8の下段ノズル8cを下方の作業位置に搖動させ
る付勢弾機42を設けて、施肥ノズル8を付勢に抗して
上動可能とし、さらに施肥ノズル8への肥料配管を、連
結具を介して付替え自在として、土中に施肥する施肥配
列を変更可能とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、苗移植等の農作業と同
時に土中に施肥できるようにした農用作業機における施
肥装置に係るものである。
時に土中に施肥できるようにした農用作業機における施
肥装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に苗移植等を行う農用作業機には、
前後輪を備えた走行機体に、肥料タンクに連結される施
肥ノズルを設けて、苗移植等の農作業と同時に土中に施
肥できるようにしたものが知られている。
前後輪を備えた走行機体に、肥料タンクに連結される施
肥ノズルを設けて、苗移植等の農作業と同時に土中に施
肥できるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の農用
作業機では、後方下方に開孔する施肥ノズルを機体側に
一体状に固定するのが一般的であるため、走行中、機体
が曲ったりすることがあると、施肥ノズルも機体ととも
に曲った方向にそのまま施肥するので、施肥状態が不安
定になって確実性がないという問題がありまた、土中に
進入している施肥ノズルが、硬い耕盤等に当接すると、
施肥ノズルが折れ曲って破損する惧れがあった。さら
に、このような施肥装置は、施肥深さの異る複数の施肥
ノズルを配置して、上下複数段の施肥配列で施肥できる
ようにしているが、作物の種類によって適正な施肥配列
が異るため、移植する作物の種類が変るたびに、その作
物に適した施肥装置を取付けなければならないという問
題があった。本発明は、上記の如き問題点を解消すべく
創作されたものであって、走行中、機体が曲ったりして
も、所定の施肥位置に正確に施肥することができ、また
施肥ノズルが硬い耕盤等に当接しても、施肥ノズルが折
れ曲ることはなく、さらにまた、複数の施肥ノズルによ
る施肥配列を自由に切換えて、常に作物の種類に合せて
適正な深さに施肥することができる農用作業機における
施肥装置を提供することを目的としたものである。
作業機では、後方下方に開孔する施肥ノズルを機体側に
一体状に固定するのが一般的であるため、走行中、機体
が曲ったりすることがあると、施肥ノズルも機体ととも
に曲った方向にそのまま施肥するので、施肥状態が不安
定になって確実性がないという問題がありまた、土中に
進入している施肥ノズルが、硬い耕盤等に当接すると、
施肥ノズルが折れ曲って破損する惧れがあった。さら
に、このような施肥装置は、施肥深さの異る複数の施肥
ノズルを配置して、上下複数段の施肥配列で施肥できる
ようにしているが、作物の種類によって適正な施肥配列
が異るため、移植する作物の種類が変るたびに、その作
物に適した施肥装置を取付けなければならないという問
題があった。本発明は、上記の如き問題点を解消すべく
創作されたものであって、走行中、機体が曲ったりして
も、所定の施肥位置に正確に施肥することができ、また
施肥ノズルが硬い耕盤等に当接しても、施肥ノズルが折
れ曲ることはなく、さらにまた、複数の施肥ノズルによ
る施肥配列を自由に切換えて、常に作物の種類に合せて
適正な深さに施肥することができる農用作業機における
施肥装置を提供することを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、前後輪を備えた走行
機体に、肥料タンクに連結される施肥ノズルを設けて、
農作業と同時に土中施肥するようにした農用作業機にお
いて、上記施肥ノズルの前端部を走行機体に設けた上下
方向の回動支軸に軸支して、後方下方に延出した土中に
進入する施肥ノズルを、その前端側を軸心として左右回
動自在としたことを特徴とし、また上記施肥ノズルの支
持板を走行機体に設けた取付プレートに上下搖動自在に
取付けると共に、上記施肥ノズルを下方の作業位置に搖
動させる付勢弾機を設けて、作業位置で過負荷が生じた
ときの施肥ノズルを、付勢に抗して上動可能としたこと
を特徴とし、さらにまた、走行機体に設けた複数の施肥
ノズルを、施肥深さの異なる上下複数の列に配設すると
共に、上記施肥ノズルに連結される肥料タンクからの肥
料配管を、異なる列の施肥ノズルに連結具を介して付替
え自在に構成して、土中に施肥する施肥配列を作業条件
に応じて変更可能としたことを特徴とするものである。
め、本発明が講じた技術的手段は、前後輪を備えた走行
機体に、肥料タンクに連結される施肥ノズルを設けて、
農作業と同時に土中施肥するようにした農用作業機にお
いて、上記施肥ノズルの前端部を走行機体に設けた上下
方向の回動支軸に軸支して、後方下方に延出した土中に
進入する施肥ノズルを、その前端側を軸心として左右回
動自在としたことを特徴とし、また上記施肥ノズルの支
持板を走行機体に設けた取付プレートに上下搖動自在に
取付けると共に、上記施肥ノズルを下方の作業位置に搖
動させる付勢弾機を設けて、作業位置で過負荷が生じた
ときの施肥ノズルを、付勢に抗して上動可能としたこと
を特徴とし、さらにまた、走行機体に設けた複数の施肥
ノズルを、施肥深さの異なる上下複数の列に配設すると
共に、上記施肥ノズルに連結される肥料タンクからの肥
料配管を、異なる列の施肥ノズルに連結具を介して付替
え自在に構成して、土中に施肥する施肥配列を作業条件
に応じて変更可能としたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】したがって、本発明によれば、走行中、機体が
曲っても、回動支軸に軸支された施肥ノズルは、その前
端側を軸心として機体に対して左右に回動するので、土
中に進入した施肥ノズルはそのまま直進して、所定の施
肥位置に確実に土中施肥する。また施肥ノズルが硬い耕
盤等に当接しても、下方の作業位置に搖動付勢された施
肥ノズルが、付勢に抗して上動するので、施肥ノズルが
折れ曲って破損することはない。さらにまた、移植する
作物の種類が変っても、施肥深さの異る上下複数の列に
配設された施肥ノズルは、肥料タンクからの肥料配管を
付替えるのみで、土中に施肥する施肥配列を作物の種類
に応じた作業条件に容易に変更できるので、殊更別の施
肥装置を取付ける必要はない。
曲っても、回動支軸に軸支された施肥ノズルは、その前
端側を軸心として機体に対して左右に回動するので、土
中に進入した施肥ノズルはそのまま直進して、所定の施
肥位置に確実に土中施肥する。また施肥ノズルが硬い耕
盤等に当接しても、下方の作業位置に搖動付勢された施
肥ノズルが、付勢に抗して上動するので、施肥ノズルが
折れ曲って破損することはない。さらにまた、移植する
作物の種類が変っても、施肥深さの異る上下複数の列に
配設された施肥ノズルは、肥料タンクからの肥料配管を
付替えるのみで、土中に施肥する施肥配列を作物の種類
に応じた作業条件に容易に変更できるので、殊更別の施
肥装置を取付ける必要はない。
【0006】
【実施例】つぎに本発明の一実施例を添付した図面に基
いて詳細に説明する。まず図1において、1は前輪2お
よび後輪3を備えた走行機体4の機体フレームであっ
て、該機体フレーム1の略中央部に苗供給円板5等から
なる苗移植装置6が設けられ、その後方に運転席7が配
設されている。そして上記走行機体4の前部には、後方
下方に延出されて土中に進入する施肥ノズル8、該施肥
ノズル8を作業位置と非作業位置とに昇降させる切換レ
バー9および肥料の流れを確認するインジケータ10等
によって施肥装置が形成されており、走行機体4の後部
にはエンジン11、肥料ポンプ12および上記エンジン
11からの動力を肥料ポンプ12に伝達する動力伝動装
置13が配置されている。14は肥料タンク、15は苗
載台である。
いて詳細に説明する。まず図1において、1は前輪2お
よび後輪3を備えた走行機体4の機体フレームであっ
て、該機体フレーム1の略中央部に苗供給円板5等から
なる苗移植装置6が設けられ、その後方に運転席7が配
設されている。そして上記走行機体4の前部には、後方
下方に延出されて土中に進入する施肥ノズル8、該施肥
ノズル8を作業位置と非作業位置とに昇降させる切換レ
バー9および肥料の流れを確認するインジケータ10等
によって施肥装置が形成されており、走行機体4の後部
にはエンジン11、肥料ポンプ12および上記エンジン
11からの動力を肥料ポンプ12に伝達する動力伝動装
置13が配置されている。14は肥料タンク、15は苗
載台である。
【0007】上記施肥ノズル8は、左右の上段ノズル8
a,中段ノズル8bおよび単一の下段ノズル8cで構成
されていて、該施肥ノズル8の先端部が機体側に設けた
上下方向の取付ボス16を回動支軸として左右ローリン
グ自在となっている。すなわち図2〜図5に示すよう
に、上記取付ボス16は、機体フレーム1に固定したブ
ラケット17に支軸18を介して前後搖動自在に支持さ
れており、該取付ボス16には、前方に向けて突出する
取付プレート19が、その後端に形成された筒部20を
介して回動自在に嵌着されている。上記筒部20の下端
には所定範囲に切込み部21が形成され、該切込み部2
1に突出するロールピン22が取付ボス16に打込まれ
ていて、切込み部21の範囲で取付プレート19が回動
可能となっている。そして上記取付プレート19の筒部
20後面に左右方向の支持バー23が固定され、該支持
バー23の両端側に、上段ノズル8aを固定した支持板
24と中段ノズル8bを固定した支持板25とが固定板
26を介して取付支持されている。なお上記固定板26
は支持バー23に沿って取付位置調節可能となってい
る。27は中段ノズル8bに設けた土切り板、28は下
段ノズル8cの土切板である。また前記下段ノズル8c
を固定した支持板29がL字状の連結プレート30を介
して取付プレート19に支持されていて、施肥ノズル8
全体が図8〜図10に示すように、前端側の取付ボス1
6を軸心として左右ローリング自在となっている。
a,中段ノズル8bおよび単一の下段ノズル8cで構成
されていて、該施肥ノズル8の先端部が機体側に設けた
上下方向の取付ボス16を回動支軸として左右ローリン
グ自在となっている。すなわち図2〜図5に示すよう
に、上記取付ボス16は、機体フレーム1に固定したブ
ラケット17に支軸18を介して前後搖動自在に支持さ
れており、該取付ボス16には、前方に向けて突出する
取付プレート19が、その後端に形成された筒部20を
介して回動自在に嵌着されている。上記筒部20の下端
には所定範囲に切込み部21が形成され、該切込み部2
1に突出するロールピン22が取付ボス16に打込まれ
ていて、切込み部21の範囲で取付プレート19が回動
可能となっている。そして上記取付プレート19の筒部
20後面に左右方向の支持バー23が固定され、該支持
バー23の両端側に、上段ノズル8aを固定した支持板
24と中段ノズル8bを固定した支持板25とが固定板
26を介して取付支持されている。なお上記固定板26
は支持バー23に沿って取付位置調節可能となってい
る。27は中段ノズル8bに設けた土切り板、28は下
段ノズル8cの土切板である。また前記下段ノズル8c
を固定した支持板29がL字状の連結プレート30を介
して取付プレート19に支持されていて、施肥ノズル8
全体が図8〜図10に示すように、前端側の取付ボス1
6を軸心として左右ローリング自在となっている。
【0008】さらに上記下段ノズル8cは、下方に付勢
された作業位置から付勢に抗して上動可能となってい
る。すなわち、図6に示すように下段ノズル8cの支持
板29が、取付孔31,32に挿通したボルト33,3
4を介して連結プレート30に固定されている。一方取
付プレート19に設けたバカ孔状の取付孔35,36に
シャフト37,38を挿通し、下方のシャフト38は、
連結プレート30と支持板29とを挿通させ、上方のシ
ャフト37は連結プレート30の長孔39を挿通させて
ナットで固定して、一体状に連結された取付板29と連
結プレート30とが下方のシャフト38を軸心として上
下搖動自在となっている。そして上方のシャフト37に
ネジ杆40を嵌着し、連結プレート30の貫通孔41か
ら前方に突出させた上記ネジ杆40にスプリング42を
挿入してナット43で固定することにより、搖動自在の
下段ノズル8cを下方の作業位置に付勢弾持しており、
作業位置の下段ノズル8cに過負荷が生じたときには付
勢に抗して上動するようになっている。
された作業位置から付勢に抗して上動可能となってい
る。すなわち、図6に示すように下段ノズル8cの支持
板29が、取付孔31,32に挿通したボルト33,3
4を介して連結プレート30に固定されている。一方取
付プレート19に設けたバカ孔状の取付孔35,36に
シャフト37,38を挿通し、下方のシャフト38は、
連結プレート30と支持板29とを挿通させ、上方のシ
ャフト37は連結プレート30の長孔39を挿通させて
ナットで固定して、一体状に連結された取付板29と連
結プレート30とが下方のシャフト38を軸心として上
下搖動自在となっている。そして上方のシャフト37に
ネジ杆40を嵌着し、連結プレート30の貫通孔41か
ら前方に突出させた上記ネジ杆40にスプリング42を
挿入してナット43で固定することにより、搖動自在の
下段ノズル8cを下方の作業位置に付勢弾持しており、
作業位置の下段ノズル8cに過負荷が生じたときには付
勢に抗して上動するようになっている。
【0009】前記切換レバー9は、取付ボス16の上端
側に設けた後方に向うブラケット44に固定され、その
下端部には係止ピン45が設けられている。そして上記
係止ピン45が係止する上下二段の溝46a,46bを
形成した係止板46が機体フレーム1に固定されてい
て、切換レバー9の上下操作により、係止ピン45を下
段の溝46aに係止すれば、施肥ノズル8が支軸18を
軸心として下方の作業位置に下降し、係止ピン45を上
段の溝46bに切換係止すれば、施肥ノズル8は上方の
非作業位置に上昇する。
側に設けた後方に向うブラケット44に固定され、その
下端部には係止ピン45が設けられている。そして上記
係止ピン45が係止する上下二段の溝46a,46bを
形成した係止板46が機体フレーム1に固定されてい
て、切換レバー9の上下操作により、係止ピン45を下
段の溝46aに係止すれば、施肥ノズル8が支軸18を
軸心として下方の作業位置に下降し、係止ピン45を上
段の溝46bに切換係止すれば、施肥ノズル8は上方の
非作業位置に上昇する。
【0010】前記インジケータ10は、上流側が肥料配
管47を介して肥料ポンプ12に連結され、下流側が肥
料配管48を介して上段ノズル8aと中段ノズル8bに
連結されている。そしてレバー49を前方に回動操作し
た位置では、肥料ポンプ12から圧送された肥料がイン
ジケータ10を経て上段ノズル8aと中段ノズル8bか
ら上下二段の施肥配列に土中施肥され、レバー49を上
方に回動すれば肥料はサブタンクに還流して土中施肥が
停止される。なおレバー49を下方に回動してサブタン
クへの経路に水道ホース等を連結すれば、肥料配管48
を洗浄することができる。
管47を介して肥料ポンプ12に連結され、下流側が肥
料配管48を介して上段ノズル8aと中段ノズル8bに
連結されている。そしてレバー49を前方に回動操作し
た位置では、肥料ポンプ12から圧送された肥料がイン
ジケータ10を経て上段ノズル8aと中段ノズル8bか
ら上下二段の施肥配列に土中施肥され、レバー49を上
方に回動すれば肥料はサブタンクに還流して土中施肥が
停止される。なおレバー49を下方に回動してサブタン
クへの経路に水道ホース等を連結すれば、肥料配管48
を洗浄することができる。
【0011】そして下段ノズル8cには二叉状の連結具
50が装着されていて、肥料配管48を上段ノズル8a
あるいは中段ノズル8bから、下段ノズル8cの連結具
50に付替えれば、上段と中段の施肥配列を上段と下
段、あるいは中段と下段の施肥配列に変更できるように
なっている。
50が装着されていて、肥料配管48を上段ノズル8a
あるいは中段ノズル8bから、下段ノズル8cの連結具
50に付替えれば、上段と中段の施肥配列を上段と下
段、あるいは中段と下段の施肥配列に変更できるように
なっている。
【0012】前記動力伝動装置13はエンジン11から
取出した動力を、ギヤ伝動機構51、スプロケット伝動
機構52を介して肥料ポンプ12に伝達するものであっ
て、ギヤ、スプロケット等の組換えにより肥料ポンプの
回転速度を変更して施肥料を調整できるようになってい
る。また肥料ポンプ12に連結される前記肥料タンク1
4はステー53を介して後輪3の車軸中心3aよりも後
方上部に支持されている。
取出した動力を、ギヤ伝動機構51、スプロケット伝動
機構52を介して肥料ポンプ12に伝達するものであっ
て、ギヤ、スプロケット等の組換えにより肥料ポンプの
回転速度を変更して施肥料を調整できるようになってい
る。また肥料ポンプ12に連結される前記肥料タンク1
4はステー53を介して後輪3の車軸中心3aよりも後
方上部に支持されている。
【0013】上記の如き構成において、いま機体を走行
させて苗移植作業を行うに当り、施肥ノズル8を作業位
置としておけば、上段ノズル8aと中段ノズル8bから
上下二段の施肥配列に土中施肥する。このとき走行機体
4が曲って蛇行することがあっても、後方下方に延出し
た施肥ノズル8は、前端側の取付ボス16を回動支軸と
して左右にローリングするので、機体とともに曲ること
なく直進して所定の施肥位置に確実に土中施肥すること
ができる。また下段ノズル8cが硬い耕盤等に当接して
過負荷が生じたときには、スプリング42で下方に付勢
弾持された上下搖動自在の下段ノズル8cが付勢に抗し
て上動するので、下段ノズル8cが折れ曲って破損する
ようなことはない。そしてインジケータ10からの施肥
配管48を下段ノズル8cの連結具50に付替えるのみ
で、上段と下段、または中段と下段の施肥配列に変更す
ることができるので、移植する作物の種類が変っても適
正な施肥配列として土中施肥を行うことができる。
させて苗移植作業を行うに当り、施肥ノズル8を作業位
置としておけば、上段ノズル8aと中段ノズル8bから
上下二段の施肥配列に土中施肥する。このとき走行機体
4が曲って蛇行することがあっても、後方下方に延出し
た施肥ノズル8は、前端側の取付ボス16を回動支軸と
して左右にローリングするので、機体とともに曲ること
なく直進して所定の施肥位置に確実に土中施肥すること
ができる。また下段ノズル8cが硬い耕盤等に当接して
過負荷が生じたときには、スプリング42で下方に付勢
弾持された上下搖動自在の下段ノズル8cが付勢に抗し
て上動するので、下段ノズル8cが折れ曲って破損する
ようなことはない。そしてインジケータ10からの施肥
配管48を下段ノズル8cの連結具50に付替えるのみ
で、上段と下段、または中段と下段の施肥配列に変更す
ることができるので、移植する作物の種類が変っても適
正な施肥配列として土中施肥を行うことができる。
【0014】
【発明の効果】これを要するに本発明は、前後輪を備え
た走行機体に、肥料タンクに連結される施肥ノズルを設
けて、農作業と同時に土中施肥するようにした農用作業
機において、上記施肥ノズルの前端部を走行機体に設け
た上下方向の回動支軸に軸支して、後方下方に延出した
土中に進入する施肥ノズルを、その前端側を軸心として
左右回動自在とし、また上記施肥ノズルの支持板を走行
機体に設けた取付プレートに上下搖動自在に取付けると
共に、上記施肥ノズルを下方の作業位置に搖動させる付
勢弾機を設けて、作業位置で過負荷が生じたときの施肥
ノズルを、付勢に抗して上動可能とし、さらにまた、走
行機体に設けた複数の施肥ノズルを、施肥深さの異なる
上下複数の列に配設すると共に、上記施肥ノズルに連結
される肥料タンクからの肥料配管を、異なる列の施肥ノ
ズルに連結具を介して付替え自在に構成して、土中に施
肥する施肥配列を作業条件に応じて変更可能としたか
ら、作業中、走行機体が曲って走行しても、走行機体に
設けた回動支軸で前端部を軸支された施肥ノズルは、前
端側を軸心として機体に対して左右にローリングするの
で、走行機体とともに曲ることなくそのまま直進して、
所定の施肥位置に確実に土中施肥することができる。ま
た土中に進入した作業位置の施肥ノズルが硬い耕盤等に
当接して過負荷が生じたときには、作業位置に付勢弾持
された施肥ノズルが付勢に抗して上動するので、折れ曲
って破損することはない。さらにまた、複数の施肥ノズ
ルで施肥深さの異る上下複数の施肥配列で土中施肥でき
るものでありながら、肥料タンクからの肥料配管を異る
列の施肥ノズルに連結具を介して付替えて施肥配列を変
更できるので、常に作業条件に応じた適正な施肥配列と
して円滑に農作業を行うことができるものである。
た走行機体に、肥料タンクに連結される施肥ノズルを設
けて、農作業と同時に土中施肥するようにした農用作業
機において、上記施肥ノズルの前端部を走行機体に設け
た上下方向の回動支軸に軸支して、後方下方に延出した
土中に進入する施肥ノズルを、その前端側を軸心として
左右回動自在とし、また上記施肥ノズルの支持板を走行
機体に設けた取付プレートに上下搖動自在に取付けると
共に、上記施肥ノズルを下方の作業位置に搖動させる付
勢弾機を設けて、作業位置で過負荷が生じたときの施肥
ノズルを、付勢に抗して上動可能とし、さらにまた、走
行機体に設けた複数の施肥ノズルを、施肥深さの異なる
上下複数の列に配設すると共に、上記施肥ノズルに連結
される肥料タンクからの肥料配管を、異なる列の施肥ノ
ズルに連結具を介して付替え自在に構成して、土中に施
肥する施肥配列を作業条件に応じて変更可能としたか
ら、作業中、走行機体が曲って走行しても、走行機体に
設けた回動支軸で前端部を軸支された施肥ノズルは、前
端側を軸心として機体に対して左右にローリングするの
で、走行機体とともに曲ることなくそのまま直進して、
所定の施肥位置に確実に土中施肥することができる。ま
た土中に進入した作業位置の施肥ノズルが硬い耕盤等に
当接して過負荷が生じたときには、作業位置に付勢弾持
された施肥ノズルが付勢に抗して上動するので、折れ曲
って破損することはない。さらにまた、複数の施肥ノズ
ルで施肥深さの異る上下複数の施肥配列で土中施肥でき
るものでありながら、肥料タンクからの肥料配管を異る
列の施肥ノズルに連結具を介して付替えて施肥配列を変
更できるので、常に作業条件に応じた適正な施肥配列と
して円滑に農作業を行うことができるものである。
【図1】農用作業機の全体側面図である。
【図2】施肥装置の拡大側面図である。
【図3】同上斜視図である。
【図4】同上一部の拡大斜視図である。
【図5】図4のA矢視図である。
【図6】一部の分解斜視図である。
【図7】機体後部の平面図である。
【図8】作用説明図である。
【図9】作用説明図である。
【図10】作用説明図である。
2 前輪 3 後輪 4 走行機体 8 施肥ノズル 14 肥料タンク 16 取付ボス 19 取付プレート 29 支持板 42 スプリング
Claims (3)
- 【請求項1】 前後輪を備えた走行機体に、肥料タンク
に連結される施肥ノズルを設けて、農作業と同時に土中
施肥するようにした農用作業機において、上記施肥ノズ
ルの前端部を走行機体に設けた上下方向の回動支軸に軸
支して、後方下方に延出した土中に進入する施肥ノズル
を、その前端側を軸心として左右回動自在としたことを
特徴とする農用作業機における施肥装置。 - 【請求項2】 前後輪を備えた走行機体に、肥料タンク
に連結される施肥ノズルを設けて、農作業と同時に土中
施肥するようにした農用作業機において、上記施肥ノズ
ルの支持板を走行機体に設けた取付プレートに上下搖動
自在に取付けると共に、上記施肥ノズルを下方の作業位
置に搖動させる付勢弾機を設けて、作業位置で過負荷が
生じたときの施肥ノズルを、付勢に抗して上動可能とし
たことを特徴とする農用作業機における施肥装置。 - 【請求項3】 前後輪を備えた走行機体に、肥料タンク
に連結される施肥ノズルを設けて、農作業と同時に土中
施肥するようにした農用作業機において、上記走行機体
に設けた複数の施肥ノズルを、施肥深さの異なる上下複
数の列に配設すると共に、上記施肥ノズルに連結される
肥料タンクからの肥料配管を、異なる列の施肥ノズルに
連結具を介して付替え自在に構成して、土中に施肥する
施肥配列を作業条件に応じて変更可能としたことを特徴
とする農用作業機における施肥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16600994A JPH0834A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 農用作業機における施肥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16600994A JPH0834A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 農用作業機における施肥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0834A true JPH0834A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15823208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16600994A Pending JPH0834A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 農用作業機における施肥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0834A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5460170A (en) * | 1994-08-23 | 1995-10-24 | Hammerslag; Julius G. | Adjustable surgical retractor |
JP2015149900A (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-24 | 株式会社クボタ | 作業機 |
CN109429595A (zh) * | 2018-12-24 | 2019-03-08 | 重庆市万盛区夜郎水稻种植专业合作社 | 稻田起垄施肥装置 |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP16600994A patent/JPH0834A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5460170A (en) * | 1994-08-23 | 1995-10-24 | Hammerslag; Julius G. | Adjustable surgical retractor |
JP2015149900A (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-24 | 株式会社クボタ | 作業機 |
CN109429595A (zh) * | 2018-12-24 | 2019-03-08 | 重庆市万盛区夜郎水稻种植专业合作社 | 稻田起垄施肥装置 |
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