JP2630500B2 - 施肥機 - Google Patents

施肥機

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JP2630500B2
JP2630500B2 JP2301794A JP30179490A JP2630500B2 JP 2630500 B2 JP2630500 B2 JP 2630500B2 JP 2301794 A JP2301794 A JP 2301794A JP 30179490 A JP30179490 A JP 30179490A JP 2630500 B2 JP2630500 B2 JP 2630500B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、肥料を圃場中に吐出する施肥機に係り、詳
しくは施肥ノズルに一定荷重以上の負荷が作用した際の
緩衝装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 一般に、施肥機は、肥料を圃場面に均等にばらまくも
の、圃場中に筋状に連続的に注入又は点線状に間欠的に
注入するもの、及び播種部分に点状に注入するものがあ
る。
一般に、肥料を圃場中に筋状に連続的に注入又は点線
状に間欠的に注入する施肥機は、一定の施肥深さに設定
された施肥ノズルにより施肥しており、また施肥ノズル
の施肥深さを調節する施肥深さ調節装置を備えたものも
ある。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 ところで、上述のような施肥機では、施肥ノズルが浅
い耕盤や土中の石等の障害物に接当した場合、施肥ノズ
ルが退避するように構成されておらず、施肥ノズルには
過大な負荷が作用してしまい、施肥ノズルを破損する虞
れがあると共に、施肥ノズルを取付けた施肥部も施肥ノ
ズルに連動して上昇したり、また左右不均衡な過大な負
荷がかかったりして、施肥部のローリング性能に支障を
来たした。
そこで、本発明は、施肥ノズルに一定荷重以上の負荷
が作用した時には施肥ノズル先端部を上方へ移動させる
ように構成し、もって上述した課題を解決した施肥機を
提供することを目的とするものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、例
えば第1図、第2図、第5図及び第6図を参照して示す
と、肥料を土中に吐出する施肥ノズル(15b,72b,79b)
を備えてなる施肥機(1)において、 前記施肥ノズル先端の施肥深さを調節すべく、複数の
係止部(36d)に選択的に係止可能な施肥深さ調節手段
(57)と、 前記施肥ノズルと該施肥深さ調節手段との間に介在す
る弾性部材(65)及び該弾性部材の付勢力に基づき前記
施肥ノズルと施肥深さ調節手段とを所定位置に規制する
ストッパ(61)を有し、該施肥ノズルに一定荷重以上の
負荷がかかると、前記弾性部材の付勢力に抗して該施肥
ノズル先端部を上方へ移動可能とするノズル緩衝手段
と、 前記弾性部材(65)に当接して該弾性部材の付勢力を
変更設定する調節手段(63)と、 を備えることを特徴とする施肥機にある。
(ホ) 作用 上述構成に基づき、施肥機(1)の前方への移動に伴
い、施肥深さ調節手段(57)により調節された施肥深さ
に基づき、肥料が施肥ノズル(51,72,79)の先端から土
中に吐出される。その際、施肥深さ調節手段(57)によ
り調節された施肥深さより耕盤が浅い部分がある場合、
又は土中に石等の固い障害物がある場合には、施肥ノズ
ル(51,72,79)先端部が耕盤又は石等に接当すると、ノ
ズル緩衝手段(61,65,57a)が弾性部材(65)の付勢力
に抗して施肥ノズル(51,72,79)先端部を上方へ移動さ
せる。
そして、施肥ノズル(51,72,79)先端部の耕盤及び石
等の障害物への接当が解除されると、弾性部材(65)の
付勢力により施肥ノズル(51,72,79)先端部が下方へ移
動させられ、ストッパ(61)が施肥ノズル(51,72,79)
と施肥深さ調節手段(57)とを所定位置に規制して、施
肥ノズル(51,72,79)先端部は施肥深さ調節手段(57)
で調節された施肥深さに復帰する。
また、予め、圃場の泥土の硬さに応じて調節手段(6
3)を調節して、弾性部材(65)の付勢力を設定する。
これにより、施肥機(1)の走行による泥土の抵抗によ
り、施肥ノズル(51bb,72b,79b)が不必要に動くことを
防止すると共に、各施肥ノズルの付勢力が均等になるよ
うに調節し得る。
(ヘ) 発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、施肥ノズル
(51,72,79)に一定荷重以上の負荷がかかると、ノズル
緩衝手段(61,65,57a)により施肥ノズル(51,72,79)
先端部が上方へ移動するので、施肥ノズル(51,72,79)
を損傷させることなくその安全性を確保できると共に、
施肥機(1)に左右不均衡な過大な負荷がかかることに
より施肥機(1)のローリング性能が阻害されるのを避
けることができる。
更に、調節手段(63)により、圃場の泥土の硬さに応
じて弾性部材(65)の付勢力を調節して、施肥ノズル
(51b,72b,79b)が泥土の抵抗により回動することを防
止して、正確な施肥作業を行うことができると共に、す
べての施肥ノズルに対する弾性部材の付勢力を均等にし
て、施肥機(1)のローリング性能を向上することがで
きる。
なお、カッコ内の符号は図面を参照するためのもので
あって、何等構成を限定するものではない。
(ト) 実施例 以下、図面に沿って、本発明による実施例について説
明する。
乗用田植機1は、第6図及び第7図に示すように、そ
の前方が牽引車2になっており、その後方に植付け部及
び浅層施肥作業部を備えた深層施肥作業部3が装着され
ている。該深層施肥作業部3は前記牽引車2から動力を
伝達されると共に、牽引されるように構成されている。
前記牽引車2は、前輪5,5及び後輪6,6により支持され
ている走行機体7を有しており、該走行機体7にはその
前輪5,5前方上部にエンジン9が搭載されている。ま
た、該エンジン9左右側方には浅層用肥料タンク10,10
が配置されており、該浅層用肥料タンク10,10にはサク
ションホース11が連結されている。該サクションホース
11は機体7後方に延設されて、機体7中央部に配置され
だ浅層用施肥ポンプ12へと連通・連結されている。該浅
層用施肥ポンプ12の下部にはサブタンク13が設けられて
いる。
また、機体7には、前記エンジン9後方に運転席15が
配設されており、該運転席15の右側方には深層用肥料タ
ンク16が配置されている。更に、機体7の該運転席15の
後方部位には深層用施肥ポンプ19が固定されており、該
深層用施肥ポンプ19は前記深層用肥料タンク16とサクシ
ョンホース20を介して連結されている。
そして、深層施肥作業部3の前方にはヒッチ22が設け
られており、該ヒッチ22と前記牽引車2は、昇降リンク
23のトップリンク23aとロアリンク23b,23bで昇降可能に
連結されている。該トップリンク23aとロアリンク23b,2
3bの間にはPTO軸が配設されている。更に、該ロアリン
ク23bの略々中央上方部位にはインジケータ25が固定さ
れており、該インジケータ25の多数の入口は前記浅層用
施肥ポンプ12及び深層用施肥ポンプ19とそれぞれチュー
ブ26,27で連結されている。該インジケータ25の多数の
出口にはそれぞれ切換弁29が連結・連通されており、該
切換弁29の出口の1つは戻しチューブ30を介して前記サ
ブタンク13に連結されている。
また、深層施肥作業部3下方には、左サイドフロート
32、センターフロート33、右サイドフロート35が配設さ
れている。そして、第2図及び第5図に示すように、該
左サイドフロート32の上面には、浅層施肥ノズル取り付
けベース32aを介してベース36が固定されている。該ベ
ース36はボルト36e,36e並びにナット36f,36fにより左サ
イドフロート32下面に設けられる補強プレート32dと共
に左サイドフロート32に装着固定されている。そして、
該浅層施肥ノズル取り付けベース32aの左右両側には浅
層施肥ノズル37,39が側面視において後方斜め下方に向
けて傾斜して突設されている。該浅層施肥ノズル37,39
は、浅層施肥ノズル取り付けベース32aに固定された円
筒状のブラケット40に軸41が貫挿され、該軸41の両端に
固定されたブラケット42,42と浅層施肥ノズル37,39の各
々に固定されたブラケット43,43とを固着して左右の浅
層施肥ノズル37,39を連結し、かつ調整機構45により上
下方向回動自在に連結調節することができるように構成
されている。該浅層施肥ノズル37,39は、平面視におい
て左サイドフロート32の左右側端より外側に張り出ない
ように配置されている。該浅層施肥ノズル37,39の基端
部には各々ジョイント37a,39aが連結・連通されてお
り、該ジョイント37a,39aと前記切換弁29の出口とはチ
ューブ46,46で接続されている。
また、第1図及び第2図に示すように、前記ベース36
の一方の立上り部36a側にはボス部材50が固定されてお
り、該ボス部材50には深層施肥ノズル51の基端軸部51a
がノズル回動支点51dを中心として上下回動自在に軸支
されている。該ベース36の底面の穴36bには該深層施肥
ノズル51の土中侵入部51bが後方斜め下方に向けて傾斜
して挿通されている。該深層施肥ノズルの土中侵入部51
bの先端は、平面視において左サイドフロート32の後端
より突出しないように配置されている。該基端軸部51a
にはジョイント51cが連結・連通されており、該ジョイ
ント51cと前記切換弁29の出口とはチューブ52で接続さ
れている。更に、該基端軸部51aのジョイント51c側の部
位にはブラケット53が前方に延出して固定されている。
また、ベース36の前記立上り部36aと反射側の立上り
部36cには長穴36d,36d,36d,36dが明けられている。そし
て、前記ブラケット53のノズル基端軸部51a側にはボル
ト55及びナット56,56により施肥深さ切換用レバー57の
一端が回動可能に抜止・固定されており、該施肥深さ切
換用レバー57の他端には突起ピン59が固定されており、
該突起ピン59は前記長穴36d,36d,36d,36dの内の1つに
接当している。該施肥深さ切換用レバー57のボルト55の
前方部位にはストッパ穴57aが開けられており、該スト
ッパ穴57aには前記ブラケット53にナット60で回動可能
に抜止・固定されたストッパ61が挿通されている。スト
ッパ穴57aは該ストッパ61の軸径より大径であり、スト
ッパ61は、ストッパ穴57aの範囲内で移動可能で、スト
ッパ穴57aより大径のボス部61aにより施肥深さ切換用レ
バー57から抜止めされている。そして、該ストッパ61
は、第4図に示すように、偏心軸部61bとネジ部61cを有
しており、該偏心軸部61bを回動させることによりスト
ッパ穴57aとの接当位置が調節可能であり、更に該ネジ
部61cには前記ナット60が螺着されている。
そして、第2図に示すように、ブラケット53の該スト
ッパ61の前方右側にはスプリングサポート62が横設され
ており、該スプリングサポート62には調節ボルト63を介
してスプリング65の一端66が受け止め支持されている。
また、該スプリング65は前記ブラケット53に横設された
スプリング支持軸53aに巻回支持され、その外端をワッ
シャ53bで抜出不能に支持されている。該スプリング65
の他端は前記施肥深さ切換用レバー57の上面に接当し、
該レバー57を下方向に付勢しており、該スプリング65の
付勢力により、ストッパ61の偏心軸61bがレバー57のス
トッパ穴57aの上端に接当すると共に、レバー57の突起
ピン59がベースの立上り部36cの長穴36d,36d,36d,36dの
1つに接当して、深層施肥ノズル51の施肥深さが設定さ
れて、更に、該突起ピン59と長穴36d,36d,36d,36dとの
組合わせを選択することにより、深層施肥ノズル51の施
肥深さが切換えられるように構成されている。更に、前
記調節ボルト63を回動させることにより、スプリング65
の付勢力が調節され、また前記ストッパ61の偏心軸61b
を回動させることにより、設定された施肥深さに基づい
て深層施肥ノズルの施肥深さ位置が調節される。
また、第5図に示すように、センターフロート33には
ベース70が固定されており、該ベース70の左側には浅層
施肥ノズル71が側面視において後方斜め下方に向けて傾
斜して突設されている。該浅層施肥ノズル71の基端部に
はジョイント71aが連結・連通されており、該ジョイン
ト71aと前記切換弁29の出口とはチューブ46で接続され
ている。更に、前記ベース70の右側には深層施肥ノズル
72が前記深層施肥ノズル51と同様に取付けられている。
該深層施肥ノズル72の基端軸部72aにはジョイント72cが
連結・連通されており、該ジョイント72cと前記切換弁2
9の出口とはチューブ52で接続されている。そして、浅
層施肥ノズル71と深層施肥ノズル72は、センターフロー
ト33中央の植付条の近傍でかつ該植付条に対して互に反
対側に配置されるように構成されている。更に、該深層
施肥ノズルの土中侵入部72b先端は、平面視において左
右サイドフロート32,35の後端より突出しないように配
置されている。
また、右サイドフロート35側も前記左サイドフロート
32側と同様に構成されており、ベース75、浅層施肥ノズ
ル76,77、及び深層施肥ノズル79が設けられている。該
浅層施肥ノズル76,77は、平面視において右サイドフロ
ート35の左右側端より外側に張り出ないように配置され
ており、該深層施肥ノズル79の先端は、平面視において
右サイドフロート35の後端より突出しないように配置さ
れている。
また、第6図及び第7図に示すように、深層施肥作業
部3後方でフロート32,33,35上方には機体左右方向に亘
って5基の植付装置80が等間隔で配置されており、苗を
5条植付けるように構成されている。更に、該植付装置
80の上方には苗のせ台82が斜め前方に向けて傾斜して配
設されている。
また、第8図に示すように、前記深層施肥ノズル72の
吐出量は他の深層施肥ノズル51,79の略々半分に設定さ
れている。そして、第9図に示すように、深層施肥ノズ
ル51,79先端のそれぞれの植付条からの距離をS1、地表
面からの深さをl1とし、深層施肥ノズル72先端の当該植
付条からの距離S2、地表面からの深さをl2とすると、S1
>S2,l1<l2の関係式が成立するように深層施肥ノズル5
1,72,79は配置されている。これにより、深層施肥ノズ
ル51,79は条間に施肥し、深層施肥ノズル72は当該植付
条の近傍で、かつ他の深層施肥ノズル51,79より深目に
施肥するように構成されている。
本実施例は、以上のような構成よりなるので、乗用田
植機1の前方への移動に伴い、フロート32,33,35が圃場
面を均平にして深層施肥作業部3を略々水平状態に保持
する。そして、苗のせ台82にセットされた苗が5基の植
付装置80により圃場面に5条植付けられる。
また、浅層用ペースト又は液状肥料は、浅層用肥料タ
ンク10,10からサクションホース11を経て浅層用施肥ポ
ンプ12へ送られ、該施肥ポンプ12の多数の吐出口から多
数のチューブ26を介してインジケータ25及び多数の切換
弁29へ圧送され、該切換弁29により浅層用施肥ノズル3
7,39,71,76,77へ通じるように切換えられる。該多数の
切換弁29をそれぞれ操作することにより、浅層用肥料を
戻しチューブ30を経てサブタンク13に圧送することもで
き、これにより条止めが可能となる。浅層施肥ノズルに
通じるように切換えられた肥料は、5本のチューブ46及
びジョイント37a,39a,71a,76a,77aを経て浅層施肥ノズ
ル37,39,71,76,77に圧送され、浅層施肥ノズル37,39,7
1,76,77の先端から地中に所定量吐出される。
一方、深層用ペースト又は液状肥料は、深層用肥料タ
ンク16からサクションホース20を経て深層用施肥ポンプ
19へ送られ、該施肥ポンプ19の多数の吐出口から多数の
チューブ27を介してインジケータ25及び多数の切換弁29
へ圧送され、該切換弁29により深層施肥ノズル51,72,79
へ通じるように切換えられる。該多数の切換弁29をそれ
ぞれ操作することにより条止めが可能である。深層施肥
ノズルに通じるように切換えられた肥料は、3本のチュ
ーブ52及びジョイント51c,72c,79cを経て深層施肥ノズ
ルの基端軸部51a,72a,79aに圧送され、施肥深さ切換用
レバー57により設定された施肥深さに基づき、深層施肥
ノズルの土中侵入部51b,72b,79bの先端から地中に所定
量吐出される。この際、深層施肥ノズル72の吐出量は他
の深層施肥ノズル51,79の略々半分である。
そして、乗用田植機1の前方への移動に伴い、苗が5
基の植付装置80により圃場に5条植付けられると共に、
浅層用肥料が浅層施肥ノズル37,39,71,76,77により植付
条に対して所定位置の地中の浅層に吐出され、深層用肥
料が深層施肥ノズル51,72,79により植付条に対して所定
位置の地中の深層に吐出される。
また、施肥深さ切換用レバー57で設定された施肥深さ
より耕盤が浅い部分がある場合、又は土中に石等の硬い
障害物がある場合には、深層施肥ノズルの土中侵入部51
b,72b,79bが耕盤又は石等に接当して上方向へ回動する
と、スプリング65の付勢力に抗して、深層施肥ノズル基
端軸部51a,72a,79a及びブラケット53,53,53が回動支点5
1d,72d,79dを中心として下方向へ回動する。ブラケット
53の下方向への回動に伴って、ボルト55及びストッパ61
も下方向へ回動し、ストッパの偏心軸61bはストッパ穴5
7aの上端への接当が解除されてストッパ穴57a内を下方
向へ回動すると共に、施肥深さ切換用レバー57がボルト
55にて下方向へ移動されかつレバー57の突起ピン59が長
穴36d内を下方向へ移動する。更に、深層施肥ノズルの
土中侵入部51b,72b,79bが一層上方向に回動すると、突
起ピン59が長穴36dの後端に接当して深層施肥ノズルの
土中侵入部51b,72b,79bの上方向への回動が停止され
る。
そして、深層施肥ノズルの土中侵入部51b,72b,79bの
耕盤の浅い部分及び石等の障害物への接当が解除される
と、スプリング65の付勢力により、該土中侵入部51b,72
b,79bは下方向に回動し、基端軸部51a,72a,79a及びブラ
ケット53,53,53が回動支点51d,72d,79dを中心として上
方向へ回動する。ブラケット53の上方向への回動に伴っ
て、ボルト55及びストッパ61も上方向へ回動し、ストッ
パの偏心軸61bがストッパ穴57aの上端へ接当して回動が
停止され、同時に施肥深さ切換用レバー57及び突起ピン
59がボルト55に連動して上方向に移動して、突起ピン59
が長穴36dの中央部位に復帰する。これにより、深層施
肥ノズルの土中侵入部51b,72b,79bの下方向への回動が
停止されて、施肥深さ切換用レバー57で設定された施肥
深さに復帰する。
また、深層施肥ノズル51,72,79が左右対称に配置され
ており、深層施肥作業部3には左右均等の地中抵抗が作
用するので、フロート32,33,35によるローリング性能を
向上させることができる。
また、深層施肥ノズル51,72,79が、左サイドフロート
32の左側端の内側でかつ右サイドフロート35の右側端の
内側にあり外側に張り出ていないので、補助車輪を支障
なく使用することができると共に、畦際の作業を効率よ
く遂行することができる。
また、深層施肥ノズルの土中侵入部51b,72b,79bに一
定荷重以上の負荷がかかると、スプリング65の付勢力に
抗して、深層施肥ノズルの土中侵入部51b,72b,79bが上
方向へ回動するので、深層施肥ノズル51,72,79を損傷さ
せることなくその安全性を確保できると共に、フロート
32,33,35も深層施肥ノズル51,72,79に連動して動くこと
はなく、深層施肥作業部3のローリング性能を向上させ
ることができる。
また、ストッパの偏心軸61bにより、施肥深さ切換用
レバー57で選択された施肥深さに基づき深層施肥ノズル
51,72,79の施肥深さを調節するので、施肥深さ調節装置
を極めてコンパクトにまとめることができる。更に、偏
心軸61bの取付ガタが微小のため、深層施肥ノズル51,7
2,79の施肥深さセット位置が大きくずれる虞れはない。
また、深層施肥ノズルの土中侵入部51b,72b,79bの上
方への退避の停止を施肥深さ切換用の突起ピン59及び長
穴36dにより行なうので、部品点数を増やすことなく、
しかもノズル緩衝装置をコンパクトに構成することがで
きる。
なお、上述実施例は深層施肥装置として肥料を圃場中
に筋状に連続的に注入する方式を用いているが、これに
限らず、肥料を点線状に間欠的に注入する方式を用いる
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による施肥深さ調節装置及びノズル緩衝
装置部分の平面図、第2図は深層施肥ノズルが通常状態
の施肥深さ調節装置及びノズル緩衝装置部分の側面図、
第3図は深層施肥ノズルが上方へ回動して退避した状態
の施肥深さ調節装置及びノズル緩衝装置部分の側面図、
第4図はストッパを示す図で、(a)はストッパの斜視
図、(b)はストッパの正面図、第5図は本発明による
浅層及び深層施肥ノズル部分の平面図、第6図は本発明
を適用した乗用田植機の側面図、第7図はその平面図、
第8図は本発明に係わる植付条と深層施肥位置との位置
関係を示す断面図、第9図は本発明に係わる植付条と深
層施肥位置との位置関係を示す詳細断面図である。 1……作業機(乗用田植機)、51……施肥ノズル(深層
施肥ノズル)、57……施肥深さ調節手段(施肥深さ切換
用レバー)、57a……ノズル緩衝手段(ストッパ穴)、6
1……ストッパ、63……調節手段(調節ボルト)、65…
…弾性部材(スプリング)、72……施肥ノズル(深層施
肥ノズル)、79……施肥ノズル(深層施肥ノズル)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】肥料を土中に吐出する施肥ノズルを備えて
    なる施肥機において、 前記施肥ノズル先端の施肥深さを調節すべく、複数の係
    止部に選択的に係止可能な施肥深さ調節手段と、 前記施肥ノズルと該施肥深さ調節手段との間に介在する
    弾性部材及び該弾性部材の付勢力に基づき前記施肥ノズ
    ルと施肥深さ調節手段とを所定位置に規制するストッパ
    を有し、該施肥ノズルに一定荷重以上の負荷がかかる
    と、前記弾性部材の付勢力に抗して該施肥ノズル先端部
    を上方へ移動可能とするノズル緩衝手段と、 前記弾性部材に当接して該弾性部材の付勢力を変更設定
    する調節手段と、 を備えることを特徴とする施肥機。
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