JPH10504599A - 陰イオン交換樹脂を使用する、ノボラック樹脂溶液中の金属イオン低減 - Google Patents

陰イオン交換樹脂を使用する、ノボラック樹脂溶液中の金属イオン低減

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JPH10504599A JP8508094A JP50809496A JPH10504599A JP H10504599 A JPH10504599 A JP H10504599A JP 8508094 A JP8508094 A JP 8508094A JP 50809496 A JP50809496 A JP 50809496A JP H10504599 A JPH10504599 A JP H10504599A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、特別に処理した陰イオン交換樹脂を使用し、金属イオンのレベルが非常に低い、水に不溶で水性アルカリに可溶なノボラック樹脂を製造する方法を提供する。その様なノボラック樹脂から、金属イオンのレベルが非常に低いフォトレジスト組成物を製造する方法およびその様なフォトレジスト組成物を使用して半導体デバイスを製造する方法も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 陰イオン交換樹脂を使用する、ノボラック樹脂溶液中の金属イオン低減 発明の背景 本発明は、金属イオン、特にナトリウムおよび鉄、のレベルが非常に低いノボ ラック樹脂の製造法、およびその様なノボラック樹脂の感光性組成物への使用方 法に関するものである。また本発明は、ポジ型フォトレジスト組成物に有用な感 光性組成物の製造法にも関するものである。さらに本発明は、基材をこれらの感 光性組成物で被覆する方法、ならびに基材上にこれらの感光性混合物を塗布し、 画像形成させ、現像する方法にも関するものである。 フォトレジスト組成物は、小型の電子部品の製造、例えばコンピュータチップ および集積回路の製造、のためのマイクロ平版印刷に使用される。一般的に、こ れらの方法では、まずフォトレジスト組成物の薄い被膜が基材、例えば集積回路 の製造に使用するシリコンウエハー、に施される。次いで被覆された基材は焼き 付けられて、フォトレジスト組成物中の溶剤がすべて蒸発し、被覆は基材上に固 定される。次に、基材の焼き付けた被覆表面は、放射線で像様露光される。 この放射線露光により、被覆表面の露光区域で化学的な変換が起こる。可視光 、紫外(UV)光、電子線およびX線の放射エネルギーが、現在のマイクロ平版 印刷製法で一般的に使用されている種類の放射線である。この像様露光の後、被 覆された基材は現像剤溶液で処理され、基材の被覆表面の、放射線に露出された 、または露出されていない区域は溶解して除去される。 高密度集積回路およびコンピュータチップの製造では金属汚染が以前から問題 になっており、欠陥の増加、生産性の低下、劣化および性能低下を引き起こすこ とが多い。プラズマ製法では、金属、例えばナトリウムおよび鉄、がフォトレジ スト中に存在すると、特にプラズマ剥離の際に汚染を引き起こすことがある。し かし、これらの問題は製造工程中で大幅に改善されている。例えば高温アニール サイクルの際に汚染物のHClゲッタリングを使用することにより。 半導体デバイスがより高度化するにつれて、これらの問題は解決するのがより 困難になっている。シリコンウエハーを液体ポジ型フォトレジストで被覆し、続 いて、例えば酸素マイクロ波プラズマで、剥離する場合、半導体デバイスの性能 および安定性が低下することが多い。プラズマ剥離工程を繰り返すと、デバイス がさらに劣化することが多い。その様な問題の主な原因は、フォトレジスト中の 金属汚染、特にナトリウムおよび鉄イオン、であることが分かっている。フォト レジスト中0.1ppm未満の金属レベルがその様な半導体デバイスの特性に悪影 響を及ぼすことが分かっている。 ノボラック樹脂は、液体フォトレジスト組成物に使用されることが多い重合体 状バインダーである。これらの樹脂は一般的に、酸触媒、例えばシュウ酸、の存 在下で、ホルムアルデヒドおよび1種またはそれより多い多置換フェノール間の 縮合反応を行なうことにより製造される。複雑な半導体デバイスの製造では、分 子量が本質的に一定しており、金属汚染物のレベルが1.0ppmよりはるかに低 いノボラック樹脂を得ることが益々重要になっている。 2種類のフォトレジスト組成物、ネガ型およびポジ型がある。ネガ型フォトレ ジスト組成物は放射線で像様露光される場合、レジスト組成物の放射線に露出さ れた区域が現像剤溶液に対して難溶性になる(例えば架橋反応が起こる)のに対 し、フォトレジスト被覆の非露光区域はその様な溶液に対して比較的可溶性のま まである。そのため、露光されたネガ型レジストを現像剤で処理することにより 、フォトレジスト被覆の非露光区域が除去され、被覆中に陰画像が形成される。 それによって、フォトレジスト組成物が堆積していた下側基材表面の所望の部分 が表に出る。一方、ポジ型フォトレジスト組成物は放射線で像様露光される場合 、 フォトレジスト組成物の放射線に露出された区域が現像剤溶液に対してより可溶 性になる(例えば転位反応が起こる)のに対し、フォトレジスト被覆の非露光区 域は現像剤溶液に対して比較的不溶性のままである。そのため、露光されたポジ 型フォトレジストを現像剤で処理することにより、被覆の露光区域が除去され、 フォトレジスト被覆中に陽画像が形成される。やはり、下側基材表面の所望の部 分が表に出る。 この現像作業の後、部分的に保護されていない基材を基材エッチング剤溶液ま たはプラズマガス、およびその他で処理することができる。エッチング剤溶液ま たはプラズマガスは、基材の、現像の際にフォトレジスト被覆が除去された部分 を腐食させる。フォトレジスト被覆がまだ残っている基材区域は保護され、した がって放射線の像様露光に使用したフォトマスクに対応する、エッチングされた パターンが基材中に形成される。その後、フォトレジスト被覆の残留区域が剥離 作業の際に除去され、清浄なエッチングされた基材表面が残る。現像工程の後で 、エッチング工程の前に、残留するフォトレジスト層を加熱処理して、その基材 に対する密着性およびエッチング溶液に対する耐性を強化するのが望ましい場合 がある。 ポジ型フォトレジスト組成物は、一般的に解像度およびパターン転写特性がよ り優れているので、現時点ではネガ型レジストよりも好まれている。フォトレジ ストの解像度は、露光および現像の後に、レジスト組成物がフォトマスクから基 材に高度の画像縁部の鋭さをもって転写できる最小の特徴(feature)として定 義される。今日の多くの製造用途で、1ミクロン未満のオーダーのレジスト解像 度が必要である。その上、現像されたフォトレジスト壁の輪郭は基材に対して垂 直に近いことがほとんど常に望まれる。レジスト被覆の現像された区域と現像さ れていない区域のその様な境界により、マスク画像が基材上に精確にパターン転 写される。発明の概要 本発明は、非常に低いレベルの金属イオン、特にナトリウムおよび鉄、を含有 する、水に不溶で、水性アルカリに可溶なノボラック樹脂の製造法、およびそれ らの、フォトレジスト組成物における使用に関するものである。本発明はさらに これらのノボラック樹脂および光増感剤を含有するポジ型フォトレジストの製造 法、およびその様なフォトレジストを半導体デバイスの製造に使用する方法にも 関するものである。 得られるノボラック樹脂は、金属イオン、例えば鉄、ナトリウム、カリウム、 カルシウム、マグネシウム、銅および亜鉛、のレベルが非常に低い。ナトリウム および鉄は、最も一般的な金属イオン汚染物であり、最も容易に検出できる。こ れらの金属イオンのレベルは、他の金属イオンレベルの指針として役立つ。ナト リウムおよび鉄イオンのレベルは、それぞれ100ppb未満、好ましくは50ppb 未満、最も好ましくは20ppb未満、である。 金属イオンレベルが非常に低い、水に不溶で、水性アルカリに可溶なノボラッ ク樹脂は、金属イオンのレベルが非常に少ないホルムアルデヒドを、金属イオン の量が非常に少ない1種またはそれより多いフェノール性化合物、例えばm−ク レゾール、p−クレゾール、3,5ジメチルフェノールまたは3,5−キシレノ ール、と縮合させることにより得られる。縮合反応は、好ましくは触媒、例えば シュウ酸または無水マレイン酸、の存在下で行なう。 金属イオンレベルが非常に低い、水に不溶で、水性アルカリに可溶なノボラッ ク樹脂は、本発明により、陰イオン交換樹脂を使用し、その様なノボラック樹脂 を精製することにより得られる。本発明の方法において、陰イオン交換樹脂は、 予期せぬことに、陽イオンを除去するのに有効である。一般的に、陰イオン交換 樹脂は、陰イオン、特に酸性陰イオン、例えばCl-、SO4 -2、CH3COO-、 およびその他、を除去するのに使用する。 米国特許第5,073,622号明細書には、ノボラック樹脂を有機溶剤に溶 解させ、その溶液を酸性錯体形成化合物の水溶液と接触させることにより、ナト リウムおよび鉄イオンレベルが500ppb未満であるノボラック樹脂を製造する 方法が開示されている。 ここで特許請求される発明は、錯体形成剤の溶液の代わりに、a)水および鉱 酸溶液、b)脱イオン(DI)水、c)水酸化アンモニウム溶液、d)DI水、 およびe)ノボラック樹脂溶剤と同じであるか、または少なくともそれと相容性 がある溶剤で前処理して、ほとんどすべての水を除去し、陰イオン交換樹脂の金 属イオン、例えばナトリウムおよび鉄、のレベルをそれぞれ300ppb未満、好 ましくはそれぞれ200ppb未満、より好ましくはそれぞれ100ppb未満、最も 好ましくはそれぞれ50ppb以下、にした塩基性陰イオン交換樹脂を使用する点 でその方法とは異なっている。好ましい実施態様の詳細な説明 本発明は、金属イオン、特にナトリウムおよび鉄、のレベルが非常に低い、水 に不溶で、水性アルカリに可溶なノボラック樹脂の製造法を提供するものである 。本方法は、一実施態様で、塩基性陰イオン交換樹脂を使用し、ノボラック樹脂 溶液、例えばプロピレングリコールメチルエーテルアセテート(PGMEA)中 2〜50%溶液、を精製する。本方法は、下記のa)〜d)を含んでなる。 a)陰イオン交換樹脂を水、好ましくはDI水、で洗浄し、続いて鉱酸溶液(好 ましくは、硫酸、硝酸または塩酸の5〜98%溶液)で洗浄し、水、好ましくは DI水、で再度洗浄し、続いて水酸化アンモニウム溶液(好ましくは2〜28% 溶液)で洗浄し、続いてDI水で洗浄することにより、陰イオン交換樹脂中のナ トリウムおよび鉄イオンのレベルをそれぞれ200ppb未満、好ましくは100p pb未満、最も好ましくは50ppb以下、に下げること、 b)ノボラック樹脂を適当なノボラック樹脂溶剤に入れた溶液を製造すること、 c)ノボラック樹脂溶剤と同じであるか、または少なくともそれと相容性がある 溶剤で陰イオン交換樹脂を洗浄して、本質的にすべての水を除去すること、およ び d)ノボラック樹脂の溶液を洗浄した陰イオン交換樹脂床に、滞留時間が約10 分間を超える、好ましくは約60分間を超える、より好ましくは約100分間を 超える、最も好ましくは約200分間を超える、様な流量で通して、ノボラック 樹脂溶液中のナトリウムおよび鉄イオンのレベルをそれぞれ100ppb未満、好 ましくはそれぞれ50ppb未満、最も好ましくはそれぞれ20ppb未満、に下げる こと。 本発明は、ナトリウムおよび鉄イオンのレベルが非常に低いポジ型フォトレジ スト組成物の製造法をさらに提供する。本方法は、下記a)〜e)を含んでなる 。 a)陰イオン交換樹脂を水、好ましくはDI水で洗浄し、続いて鉱酸溶液(好ま しくは、硫酸、硝酸または塩酸の5〜98%溶液)で洗浄し、水、好ましくはD I水、で再度洗浄し、続いて水酸化アンモニウム溶液(好ましくは2〜28%溶 液)で洗浄し、続いてDI水で洗浄することにより、陰イオン交換樹脂中のナト リウムおよび鉄イオンのレベルをそれぞれ200ppb未満、好ましくは100ppb 未満、最も好ましくは50ppb以下、に下げること、 b)ノボラック樹脂を適当なノボラック樹脂溶剤に入れた溶液を製造すること、 c)ノボラック樹脂溶剤と同じであるか、または少なくともそれと相容性がある 溶剤で陰イオン交換樹脂を洗浄して、本質的にすべての水を除去すること、 d)ノボラック樹脂の溶液を洗浄した陰イオン交換樹脂床に、滞留時間が500 分間を超える、好ましくは約60分間を超える、最も好ましくは約100分間を 超える、様な流量で通して、溶液中のナトリウムおよび鉄イオンのレベルをそれ ぞれ100ppb未満、より好ましくはそれぞれ50ppb未満、最も好ましくはそれ ぞれ20ppb未満、に下げること、および e)1)フォトレジスト組成物を光増感させるのに十分な量の感光性成分、2) 金属イオンのレベルが低いノボラック樹脂および3)適当なフォトレジスト溶剤 の混合物を形成させることにより、フォトレジスト組成物を製造すること。 本発明は、適当な基材を下記a)〜f)によるポジ型フォトレジスト組成物で 被覆し、基材上に写真画像を形成することにより半導体デバイスを製造する方法 をさらに提供するものである。 a)陰イオン交換樹脂を水、好ましくはDI水で洗浄し、続いて鉱酸溶液(好ま しくは、硫酸、硝酸または塩酸の5〜98%溶液)で洗浄し、水、好ましくはD I水、で再度洗浄し、続いて水酸化アンモニウム溶液(好ましくは2〜28%溶 液)で洗浄し、続いてDI水で洗浄することにより、陰イオン交換樹脂中のナト リウムおよび鉄イオンのレベルをそれぞれ200ppb未満、好ましくは100ppb 未満、最も好ましくは50ppb以下、に下げること、 b)ノボラック樹脂を適当なノボラック樹脂溶剤に入れた溶液を製造すること、 c)ノボラック樹脂溶剤と同じであるか、または少なくともそれと相容性がある 溶剤で陰イオン交換樹脂を洗浄して、本質的にすべての水を除去すること、 d)ノボラック樹脂の溶液を洗浄した陰イオン交換樹脂床に、滞留時間が約10 分間を超える、好ましくは約60分間を超える、より好ましくは約100分間を 超える、最も好ましくは約100分間を超える、様な流量で通して、溶液中のナ トリウムおよび鉄イオンのレベルをそれぞれ100ppb未満、好ましくはそれぞ れ50ppb未満、最も好ましくはそれぞれ20ppb未満、に下げること、および e)1)フォトレジスト組成物を光増感させるのに十分な量の感光性成分、2) ナトリウムおよび鉄イオンのレベルが低いノボラック樹脂および3)適当なフォ トレジスト溶剤の混合物を形成させることにより、フォトレジスト組成物を製造 すること、 f)被覆された基材を、本質的にすべての溶剤が除去されるまで加熱処理し、感 光性組成物を像様露光し、その様な組成物の像様露光された区域を適当な現像剤 、例えば水性アルカリ現像剤、で除去し、必要に応じて、除去工程のすぐ前また は後に基材の焼付けを行なうこと。 酸触媒の存在下でホルムアルデヒドを1種またはそれより多いフェノール性化 合物と縮合させ、次いで陰イオン交換樹脂を使用して樹脂から金属イオンを除去 しても、1)適当な溶剤を使用してノボラック樹脂の溶液を形成させ、2)陰イ オン交換樹脂を上記の様に水および鉱酸溶液、水酸化アンモニウム溶液および水 で洗浄して、金属イオンのレベルを本質的に下げ、3)ノボラック樹脂溶剤と同 じであるか、または少なくとも相容性がある溶剤でイオン交換樹脂を洗浄して、 本質的にすべての水を除去し、4)次いでノボラック樹脂溶液を陰イオン交換樹 脂に非常に低い速度で通さない限り、金属イオン汚染物のレベルが非常に低いノ ボラック樹脂は得られないことが分かった。 本発明の方法では、陰イオン交換樹脂、例えばスチレン/ジビニルベンゼン陰 イオン交換樹脂、を使用する。その様な陰イオン交換樹脂には、例えばRohm and Haas社から市販のAMBERLYSTR21またはAMBERLYSTR26樹脂がある。これらの樹脂 は一般的に80,000〜200,000ppbものナトリウムおよび鉄を含有す る。本発明の方法に使用する前に、陰イオン交換樹脂は水、次いで鉱酸溶液で、 再度水、水酸化アンモニウム溶液、およびDI水で洗浄し、金属イオンレベルを 本質的に低くしなければならない。好ましくは、陰イオン交換樹脂を最初にDI 水で、続いて鉱酸溶液、例えば10%硫酸溶液、ですすぎ、再度DI水ですすぎ 、再度鉱酸溶液ですすぎ、もう一度DI水ですすぐ。次いで樹脂を水酸化アンモ ニウム溶液で洗浄し、続いてDI水で洗浄する。ノボラック樹脂溶液を精製する 際、ノボラック樹脂溶剤と同じであるか、または少なくとも相容性がある溶剤で イオン交換樹脂を洗浄し、本質的にすべての水を除去することが重要である。 ノボラック樹脂は、洗浄した陰イオン交換樹脂を含むカラムに、溶液として、 例えばPGMEA中約40%ノボラック樹脂の溶液として通すことができる。そ の様な溶液は一般的にそれぞれ250〜1000ppb以上のナトリウムおよび鉄 イオンを含有する。本発明の方法により、これらのレベルはそれぞれ10ppb程 度まで低くなる。 本発明では、ノボラック溶液は、陰イオン交換カラム中を、滞留時間(総床体 積を流量で割ったもの)が長く、すなわち約10分間〜200分間を超える位に なる様な流量で通過させる必要がある。 本発明は、フォトレジスト組成物の製造法およびその様なフォトレジスト組成 物を使用する半導体デバイスの製造法を提供する。フォトレジスト組成物は、光 増感剤、本発明のノボラック樹脂および適当な溶剤を混合することにより形成さ れる。その様なフォトレジストおよび水に不溶で、水性アルカリに可溶なノボラ ック樹脂に適当な溶剤には、プロピレングリコールモノーアルキルエーテル、プ ロピレングリコールアルキル(例えばメチル)エーテルアセテート、エチル−3 −エトキシプロピオネート、乳酸エチル、エチル−3−エトキシプロピオネート と乳酸エチルの混合物、酢酸ブチル、キシレン、ジグライム、2−ヘプタノン、 エチレングリコールモノエチルエーテルアセテートがある。好ましい溶剤は、プ ロピレングリコールメチルエーテルアセテート(PGMEA)、乳酸エチルおよ びエチル−3−エトキシプロピオネート(EEP)である。 フォトレジスト組成物を基材に塗布する前に、他の必要に応じて使用する成分 、例えば着色剤、染料、縞防止剤、レベリング剤、可塑剤、接着促進剤、速度増 加剤、溶剤、および界面活性剤、例えば非イオン系界面活性剤、をノボラック樹 脂、増感剤および溶剤の溶液に加えることができる。本発明のフォトレジスト組 成物と共に使用できる染料添加剤の例は、ノボラックおよび増感剤の合計重量に 対して1〜10重量%レベルの、メチルバイオレット2B(C.I.No.425 35)、クリスタルバイオレット(C.I.42555)、マラカイトグリーン (C. I.No.42000)、ビクトリアブル−B(C.I.No.44045およびニ ュートラルレッド(C.I.No.50040)である。染料添加剤は、基材によ る光の後方散乱を防止することにより、解像度を増加させるのに役立つ。 縞防止剤は、ノボラックと増感剤の合計重量に対して約5重量%レベルまで使 用することができる。可塑剤には、例えば、リン酸トリ−(ベータ−クロロエチ ル)−エステル、ステアリン酸、ジカンファー、ポリプロピレン、アセタール樹 脂、フェノキシ樹脂、およびアルキル樹脂があり、ノボラックと増感剤の合計重 量に対して約1〜10重量%のレベルで使用することができる。可塑剤は材料の 被覆特性を改良し、平滑で均一な厚さの被膜を基材に塗布できる様にする。 接着促進剤には、例えばベーター(3,4−エポキシ−シクロヘキシル)−エ チルトリメトキシシラン、p−メチル−ジシラン−メチルメタクリル酸エステル 、ビニルトリクロロシラン、およびガンマ−アミノ−プロピルトリエトキシシラ ンがあり、ノボラックと増感剤の合計重量に対して約4重量%レベルまで使用す ることができる。現像速度増加剤には、例えばピクリン酸、ニコチン酸またはニ トロケイ皮酸があり、ノボラックと増感剤の合計重量に対して約20重量%レベ ルまで使用することができる。これらの増加剤は、露光区域と非露光区域の両方 でフォトレジスト被覆の溶解性を増加させる傾向があり、したがって、コントラ ストをある程度犠牲にしても現像速度の方が重要である場合に使用され、すなわ ち現像剤により、フォトレジスト被覆の露光区域がより急速に溶解するが、速度 増加剤により、非露光区域からもフォトレジスト被覆が大量に失われる。 溶剤は組成物全体の中に、フォトレジスト組成物の95重量%レベルまで存在 することができる。溶剤は、無論、フォトレジストを基材上に塗布した後、乾燥 により実質的に除去される。 製造されたフォトレジスト組成物溶液は、浸し塗り、吹き付け、回転、および スピンコーティングを包含する、フォトレジスト分野で使用される通常の方法に より、基材に塗布することができる。例えば、スピンコーティングする場合、使 用するスピニング装置の種類およびスピニング工程に許される時間に対して、所 望の厚さの被覆を得るために、レジスト溶液を固体レベルの百分率に関して調整 することができる。適当な基材には、シリコン、アルミニウム、重合体状樹脂、 二酸化ケイ素、ドーピングされた二酸化ケイ素、窒化ケイ素、タンタル、銅、ポ リシリコン、セラミック、アルミニウム/銅混合物、ヒ化ガリウム、および他の 、III/V族化合物がある。 上記の手順により製造されたフォトレジスト組成物は、マイクロプロセッサー 、その他の小型集積回路部品の製造に使用されている様な、熱的に成長させたケ イ素/二酸化ケイ素被覆されたウエハーの被覆に特に適当である。アルミニウム /酸化アルミニウムウエハーも使用できる。基材は、各種の重合体状樹脂、特に 透明重合体、例えばポリエステル、でもよい。基材は適当な組成物、例えばヘキ サ−アルキルジシラザンを含む組成物、の接着促進層を有することができる。 次いで、フォトレジスト組成物溶液を基材上に塗布し、基材を約70℃〜約1 10℃の温度で、ホットプレート上で約30秒間から約180秒間、あるいは対 流加熱炉中で約15〜約90分間処理する。この温度処理は、フォトレジスト中 の残留溶剤の濃度を下げるが、光増感剤の著しい熱劣化を引き起こさない様に選 択する。一般的に、溶剤の濃度を最少にすることが望ましく、この最初の熱処理 は、実質的にすべての溶剤が蒸発し、厚さ1ミクロンのオーダーのフォトレジス ト組成物の薄い被覆が基材上に残るまで行なう。好ましい実施態様では、温度は 約85℃〜約95℃である。この処理は、溶剤除去の変化率が比較的問題になら なくなるまで行なう。温度と時間の選択は、使用者が望むフォトレジストの特性 、ならびに使用する装置および商業的に望ましい被覆時間により異なる。次いで 、被覆基材を化学放射線、例えば約300nm〜約450nmの波長の紫外放射線、 X線、電子線、イオン線またはレーザー放射線に、適当なマスク、ネガ、ステン シル、テンプレート、およびその他を使用して形成した所望のパターンで露光す ることができる。 次いで、フォトレジストに必要に応じて、現像の前または後に、露光後の第二 焼き付けまたは熱処理を行なう。加熱温度は約90℃〜約120℃、より好まし くは約100℃〜約110℃、である。加熱はホットプレート上で約30秒間〜 約2分間、より好ましくは約60秒間〜約90秒間、または対流加熱炉中で約3 0〜約45分間、行なう。 露光されたフォトレジスト被覆基材は、アルカリ性現像溶液に浸漬するか、あ るいはスプレー現像工程で現像して、像様露光した区域を除去する。溶液は、例 えば窒素噴流攪拌により攪拌するのが好ましい。基材は、露光区域からすべての 、または本質的にすべてのフォトレジスト被覆が溶解するまで、現像剤中に入れ ておく。現像剤は、アンモニウムまたはアルカリ金属の水酸化物の水溶液を含む ことができる。好ましい水酸化物は、水酸化テトラメチルアンモニウムである。 被覆したウエハーを現像溶液から取り出した後、必要に応じて現像後の熱処理ま たは焼付けを行ない、被覆の密着性、およびエッチング溶液、その他の物質に対 する耐薬品性を向上させることができる。現像後の熱処理は、被覆の軟化点より 低い温度で被覆および基材を加熱炉焼付けすることができる。工業用途、特にケ イ素/二酸化ケイ素型基材上の微小回路装置の製造では、現像された基材を、緩 衝したフッ化水素酸系のエッチング溶液で処理することができる。本発明のフォ トレジスト組成物は、酸を基剤とするエッチング溶液に耐性があり、基材の非露 光フォトレジスト被覆区域を効果的に保護する。 下記の諸例により、本発明の組成物を製造および使用する方法を詳細に説明す る。しかし、これらの例は、本発明の範囲を制限または限定するものではなく、 本発明を実行するために必ず使用しなければならない条件、パラメータ、または 値を与えるものではない。 例1 AMBERLYSTR21陰イオン交換樹脂ビーズ75グラムをコニカルフラスコに入れ、 すべてのビーズが水の下になる様にDI水を加えた。このフラスコを密封し、一 晩放置して樹脂ビーズを膨潤させた。次の朝、水をデカンテーションし、再度脱 イオン水を加えて樹脂ビーズを覆い、フラスコをゆっくり振とうした。水を再度 デカンテーションした。脱イオン水によるすすぎ、およびデカンテーションの工 程をさらに3回繰り返した。得られた陰イオン交換樹脂のスラリーを、多孔質の ディスクおよび止め栓を備えたガラスカラムの中に注ぎ込んだ。樹脂を底に沈降 させ、カラムを脱イオン水で25分間バックフラッシュした。樹脂を再度底に沈 降させた。 床の長さを測定し、床体積は120mlと計算された。樹脂床を通して10%硫 酸溶液を約10ml/分の速度で下方向に通過させた。6床体積の酸溶液を樹脂床 に通した。次いで十分な量のDI水をほぼ同じ流量で樹脂床を下方向に通過させ 、酸を除去した。次いで水酸化アンモニウム溶液(6%、6床体積)を同じ流量 で樹脂床を下方向に通過させ、続いてDI水(約60床体積)を通し、水酸化ア ンモニウムを除去した。溶出液のpHを測定し、新しい脱イオン水のpH約6に適合 していることを確認した。 ナトリウム約33ppbおよび鉄約232ppbを含む、m−クレゾール5,5−キ シレノールおよびホルムアルデヒド縮合したノボラック樹脂30%のPGMEA 溶液500グラムを、滞留時間が90分間になる様な流量で樹脂床に通した。得 られた樹脂溶液は、金属イオンレベルが非常に低く、ナトリウム19ppbおよび 鉄47ppbであった。 例2 例1を繰り返し、ナトリウム約33ppbおよび鉄311ppbを含有する例1のノ ボラック樹脂をPGMEAに溶解させた30%溶液300グラムを、例1で製造 した樹脂床に、滞留時間が90分間になる様な流量で通した。得られた樹脂溶液 は、金属イオンレベルが非常に低く、ナトリウム19ppbおよび鉄63ppbであっ た。 例3 例1を繰り返し、ナトリウム約33ppbおよび鉄311ppbを含有する例1のノ ボラック樹脂をPGMEAに溶解させた30%溶液300グラムを、例1で製造 した樹脂床に、滞留時間が180分間になる様な流量で通した。得られた樹脂溶 液は、金属イオンレベルが非常に低く、ナトリウム19ppbおよび鉄43ppbであ った。 例4 例1の精製したノボラック樹脂をPGMEA中に溶解させた樹脂溶液から、ト リヒドロキシフェニルエタンおよび2,1,4−および2,1,5−ジアゾナフ トキノンジスルホニルクロリド(RI 292)の混合エステルを、フォトレジ スト溶液がPGMEA76%および固体総量24%を含有し、その固体の18% がRI 292であり、82%がノボラック樹脂になる様に加えることにより、 フォトレジスト溶液を製造した。標準的な技術を使用し、フォトレジスト溶液を 石英板上に約4000rpmの一定速度でスピンコーティングして、初期厚さ1. 1マイクロメートル(1.1μm)を有するフォトレジスト層を得た。被膜を循 環空気加熱炉中、90℃で30分間焼き付けた。各フォトレジスト組成物につい て、RoおよびRを測定した。 Roは0.263N TMAH現像剤中で測定した(25±0.5℃)。Ro は未露光または暗被膜損失(dark film loss)であり、被膜を現像剤中に30分 間入れ、総被膜損失を測定することにより決定した。Roは、被膜損失速度オン グストローム/分で表示する。 完全に漂白された被膜の被膜損失速度であるRも、各フォトレジスト組成物に 対して、0.263N TMAH現像剤中で測定した(25±0.5℃)。各被 膜を完全に漂白させるのに必要な線量は、石英板上の1.5マイクロメートル( 1.5μm)被膜に対して、様々な量の放射線に露出した後、377ナノメート ル(nm)における吸収を測定することにより決定した。Rは1.1マイクロメート ル(1.1μm)の退色した被膜を完全に溶解させるのに必要な時間を測定する ことにより計算した。Rもオングストローム/分で表示する。 透明にする線量は、1.1マイクロメートル(1.1μm)の被膜を、Optolin eR階調度マスクの下で、狭い帯域365±10nmの放射線に露出し、最初の透明 または完全に現像されたステップを得るのに必要なエネルギーを計算することに より決定した。現像はすべて0.263N TMAH中、25±0.5℃で1分 間行なった。 透明にする線量 80mj/sq.cm プリントする線量 155mj/sq.cm 解像度 0.35μm 焦点深度 0.4μm

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記a)〜d)を含んでなる、塩基性陰イオン交換樹脂を使用してノボ ラック樹脂溶液を精製することにより、金属イオンレベルが非常に低い、水に不 溶で、アルカリに可溶なノボラック樹脂を製造する方法。 a)陰イオン交換樹脂を水で洗浄し、続いて鉱酸溶液で洗浄し、再度水で洗浄し 、続いて水酸化アンモニウム溶液で洗浄し、続いて脱イオン水で洗浄することに より、陰イオン交換樹脂中のナトリウムおよび鉄イオンのレベルをそれぞれ20 0ppb未満に下げること、 b)ノボラック樹脂を適当なノボラック樹脂溶剤に入れた溶液を製造すること、 c)ノボラック樹脂溶剤と同じであるか、または少なくともそれと相容性がある 溶剤で陰イオン交換樹脂を洗浄して、本質的にすべての水を除去すること、およ び d)ノボラック樹脂の溶液を洗浄した陰イオン交換樹脂床に、滞留時間が約10 分間を超える様な流量で通して、ノボラック樹脂溶液中のナトリウムおよび鉄イ オンのレベルをそれぞれ100ppb未満に下げること。 2. 前記イオン交換樹脂を洗浄して、ナトリウムおよび鉄イオンのレベルを それぞれ100ppb未満に下げる、請求項1に記載の方法。 3. 前記イオン交換樹脂を洗浄して、ナトリウムおよび鉄のレベルをそれぞ れ50ppb未満に下げる、請求項1に記載の方法。 4. 前記溶剤が、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、乳酸エ チルおよびエチル−3−エトキシプロピオネートからなる群から選択される、請 求項1に記載の方法。 5. 下記a)〜e)を含んでなる、ナトリウムおよび鉄イオンのレベルが非 常に低いポジ型フォトレジスト組成物の製造法。 a)陰イオン交換樹脂を水で洗浄し、続いて鉱酸溶液で洗浄し、再度水で洗浄し 、続いて水酸化アンモニウム溶液で洗浄し、続いて再度脱イオン水で洗浄するこ とにより、陰イオン交換樹脂中のナトリウムおよび鉄イオンのレベルをそれぞれ 200ppb未満に下げること、 b)ノボラック樹脂を適当なノボラック樹脂溶剤に入れた溶液を製造すること、 c)ノボラック樹脂溶剤と同じであるか、または少なくともそれと相容性がある 溶剤で陰イオン交換樹脂を洗浄して、本質的にすべての水を除去すること、 d)ノボラック樹脂の溶液を洗浄した陰イオン交換樹脂床に、滞留時間が20分 間を超える様な流量で通して、溶液中のナトリウムおよび鉄イオンのレベルをそ れぞれ100ppb未満に下げること、および e)1)フォトレジスト組成物を光増感させるのに十分な量の感光性成分、2) 金属イオンのレベルが低いノボラック樹脂および3)適当なフォトレジスト溶剤 の混合物を形成させることにより、フォトレジスト組成物を製造すること。 6. 前記イオン交換樹脂を洗浄して、ナトリウムおよび鉄のレベルをそれぞ れ100ppb未満に下げる、請求項5に記載の方法。 7. 前記溶剤が、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、乳酸エ チルおよびエチル−3−エトキシプロピオネートからなる群から選択される、請 求項5に記載の方法。 8. 適当な基材を下記a)〜h)によるポジ型フォトレジスト組成物で被覆 し、基材上に写真画像を形成することにより、半導体デバイスを製造する方法。 a)陰イオン交換樹脂を水で洗浄し、続いて鉱酸溶液で洗浄し、再度水で洗浄し 、続いて水酸化アンモニウム溶液で洗浄し、続いて脱イオン水で洗浄することに より、陰イオン交換樹脂中のナトリウムおよび鉄イオンのレベルをそれぞれ20 0ppb未満に下げること、 b)ノボラック樹脂を適当なノボラック樹脂溶剤に入れた溶液を製造すること、 c)ノボラック樹脂溶剤と同じであるか、または少なくともそれと相容性がある 溶剤で陰イオン交換樹脂を洗浄し、本質的にすべての水を除去すること、 d)ノボラック樹脂の溶液を洗浄した陰イオン交換樹脂床に、滞留時間が約20 分間を超える様な流量で通して、溶液中のナトリウムおよび鉄イオンのレベルを それぞれ100ppb未満に下げること、および e)1)フォトレジスト組成物を光増感させるのに十分な量の感光性成分、2) ナトリウムおよび鉄イオンのレベルが低いノボラック樹脂および3)適当な溶剤 の混合物を形成させることにより、フォトレジスト組成物を製造すること f)フォトレジスト組成物を基材上に塗布すること、 g)被覆された基材を、本質的にすべての溶剤が除去されるまで加熱処理するこ と、および h)感光性組成物を像様露光し、その様な組成物の像様露光された区域を適当な 現像剤で除去すること。 9. 前記現像剤が水性アルカリ現像剤を含んでなる、請求項8に記載の方法 。 10. 除去工程のすぐ前または後に、被覆された基材の焼付けをさらに行な う、請求項8に記載の方法。 11. ノボラック樹脂のナトリウムおよび鉄イオンのレベルをそれぞれ50 ppb未満に下げる、請求項8に記載の方法。 12. 前記イオン交換樹脂を洗浄して、ナトリウムおよび鉄のレベルをそれ ぞれ100ppb未満に下げる、請求項8に記載の方法。 13. 製造された前記ノボラック樹脂のナトリウムおよび鉄イオンのレベル がそれぞれ20ppb未満である、請求項8に記載の方法。 14. 前記溶剤が、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、乳酸 エチルおよびエチル−3−エトキシプロピオネートからなる群から選択される、 請求項8に記載の方法。 15. ノボラック樹脂溶剤および前記イオン交換樹脂の洗浄に使用される溶 剤が同一である、請求項8に記載の方法。 16. ノボラック樹脂溶剤、前記イオン交換樹脂の洗浄に使用される溶剤お よび前記フォトレジスト組成物用の溶剤がすべて同一である、請求項8に記載の 方法。
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