JPH10504334A - 非イオン界面活性剤を含んでなる粒状洗剤および洗剤組成物の製造方法 - Google Patents

非イオン界面活性剤を含んでなる粒状洗剤および洗剤組成物の製造方法

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JPH10504334A JP8505775A JP50577595A JPH10504334A JP H10504334 A JPH10504334 A JP H10504334A JP 8505775 A JP8505775 A JP 8505775A JP 50577595 A JP50577595 A JP 50577595A JP H10504334 A JPH10504334 A JP H10504334A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、工程、(a)構造化剤を非イオン界面活性剤中に溶解してポンプ輸送可能なプレミックスを形成し、前記構造化剤はグリセリドを含んでなり、そして前記非イオン界面活性剤は少なくとも3%(粒状洗濯洗剤の成分または組成物の重量に基づく)のレベルにおいてポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含んでなり、(b)前記プレミックスを造粒する、ことを含んでなる、少なくとも650g/lの嵩密度を有する粒状洗濯洗剤の成分または組成物を製造する方法を提供する。また、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドおよびグリセリド脂肪を含んでなる粒状洗濯洗剤の組成物および成分を開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 非イオン界面活性剤を含んでなる粒状洗剤および洗剤組成物の製造方法 技術分野 本発明は、非イオン界面活性剤に富んだ粒状洗剤の貯蔵安定性および物理的性 質を改良する方法に関する。特に、本発明は、特定のクラスの非イオン界面活性 剤、すなわち、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを粒状洗剤組成物の中に混入する方 法に関する。 背景技術 粒状洗剤における非イオン界面活性剤の使用は、先行技術において広く論じら れてきている。特に、エトキシル化非イオン界面活性剤およびポリヒドロキシ脂 肪酸アミドを含んでなる洗剤組成物は、WO9206160(1992年4月1 6日公開)に記載されている。WO9206160は、エトキシル化非イオン界 面活性剤およびポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含んでなる組成物、およびそれら を製造するための造粒方法を開示している(実施例14、15、20)。混合さ れた非イオン系を、ゼオライト、炭酸塩および、必要に応じて、クエン酸塩を使 用して造粒する。水は、また、造粒工程の間に存在することができるが、有機構 造化剤の使用は示唆されてはいない。 同時継続出願欧州特許EP93870075.4(1993年4月30日出願 )は、非イオン界面活性剤を造粒する方法を記載しており、この方法において造 粒前にポリマーを非イオン界面活性剤とプレミックスしてその粘度を増加する。 有機ポリマー、例えば、PVPは好ましい。また、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド は、構造化作用を有することもできる任意の成分として開示されている。 前の出願は、特にグリース/油性の汚れに対する、きわめてすぐれた汚れ除去 性能を提供することに関する。貯蔵の間にすぐれた取扱い性質を保持しかつ水と 接触したとき急速に溶解して、活性成分を汚れ部位に解放する粒子は、商業的目 的のために要求される。すぐれた取扱い性質と急速な溶解速度のニーズは、配合 者に相反する要件を付与する傾向があることがわかった。 本発明は、有機構造化剤を混入することによって、これらの相反する要件の問 題を処理する。有機構造化剤は、要求される取扱い性質を与えるために十分な構 造を非イオン界面活性剤粒に提供し、そしてなお急速な溶解速度を可能とする、 グリセリド脂肪のファミリーから選択される。 本発明は、効率よい汚れ除去剤である非イオン界面活性剤の高い活性を有する 、高い嵩密度の洗剤粒子を提供することによって、きわめてすぐれた汚れ除去性 能を有する非イオン界面活性剤粒子を製造する方法を提供する。 本発明は、また、貯蔵の間に安定であり、かつ特に貯蔵するとき容器の中に液 状非イオン界面活性剤を「漏ら」さない、非イオン界面活性剤粒子を製造する方 法を提供する。非イオン界面活性剤の「漏れ」は、防止しない場合、厚紙の汚れ が引き起こされ、また、製品のケーキングが引き起こされる。これらの望ましく ない結果は共に本発明により回避される。 本発明は、また、重量およびコストの両面において効率よい有機構造化剤を使 用して、非イオン界面活性剤系を構造化する手段を提供する。 発明の開示 本発明は、工程、 (a)構造化剤を非イオン界面活性剤中に溶解してポンプ輸送可能なプレミッ クスを形成し、前記非イオン界面活性剤は少なくとも3重量%(粒状洗濯洗剤の 成分または組成物の重量に基づいて)のレベルにおいてポリヒドロキシ脂肪酸ア ミドを含んでなり、そして構造化剤はグリセリドを含んでなり、そして (b)前記プレミックスを造粒する、 を含んでなる、少なくとも650g/lの嵩密度を有する粒状洗濯洗剤の成分ま たは組成物を製造する方法を提供する。 グリセリド構造化剤はトリグリセリド、特にグリセロールトリステアレートで あることが好ましい。 非イオン界面活性剤は、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含んでなり、必要に応 じてさらにエトキシル化非イオン界面活性剤を含んでなり、ポリヒドロキシ脂肪 酸アミド/エトキシル化非イオン界面活性剤の比が少なくとも1:4であり、好 ましくは1:4〜4:1である。 好ましいポンプ輸送可能なプレミックスは、 (a)10〜70重量%のエトキシル化非イオン界面活性剤、 (b)10〜70重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミド、 (c)0.1〜20重量%のグリセリド、 (d)0〜20重量%の脂肪酸、および 任意の水、 を含んでなる。 プレミックスは、引き続いて、粉末と共に造粒することができ、前記粉末はア ルミノケイ酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩、硫酸塩、クエン酸塩およびそれ らの混合物から成る群より選択され、そしてプレミックス/粉末の比は少なくと も1:4であり、好ましくは1:4〜4:1の間である。 本発明の粒状洗濯洗剤の組成物または成分は、典型的には、 (a)35重量%まで(好ましくは10〜35重量%、より好ましくは15〜 25重量%)のエトキシル化非イオン界面活性剤、 (b)3〜80重量%(好ましくは3〜35重量%、より好ましくは5〜15 重量%)のポリヒドロキシ脂肪酸アミド、 (c)0.01〜10重量%(好ましくは0.5〜8重量%)のグリセリド、 (d)10重量%まで(好ましくは0.1〜5重量%)の脂肪酸、および (e)10〜90重量%(好ましくは25〜86.99重量%、より好ましく は50〜79.4重量%)の粉末、 を含んでなり、前記粉末はアルミノケイ酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩、硫 酸塩、クエン酸塩およびそれらの混合物から成る群より選択される。 発明を実施するための最良の形態 本発明の方法は、2つの必須工程を含んでなる。第1工程は、構造化剤を含ん でなる非イオン界面活性剤プレミックスの形成である。第2工程は、界面活性剤 のプレミックスを嵩密度、流れ特性および貯蔵特性について、所望の物理的性質 を有する粒状洗剤の形態に加工することである。 本発明の第1工程は、構造化非イオン界面活性剤プレミックスの製造である。 このプレミックスは、以下に詳細に説明する2つの必須成分を含んでなる。これ らの成分は、非イオン界面活性剤(ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含んでなる) およびグリセリドの構造化剤である。第1工程において、グリセリド構造化剤を 非イオン界面活性剤の中に溶解またはスラリー化する。 第2工程は、当業者に知られている粒子を形成する技術の任意のものに基づく ことができる。しかしながら、本発明において使用するために最も好ましい造粒 技術は、粉末の存在下に構造化非イオン界面活性剤のペーストのプレミックスを 微細に分散させることである。このような方法の1つの例は、界面活性剤ペース トのプレミックスを高剪断ミキサーの中にポンピングまたは噴霧することである 。ミキサー中の高剪断条件は、界面活性剤ペーストのプレミックスを小さい液体 粒子に破壊し、それらの液体粒子を粉末の上およびその回りに分布させる。この 方法は「凝集」としてしばしば記載される。このような方法の他の例は、低い剪 断 条件(例えば、回転ドラム)下に粉末上に界面活性剤ペーストのプレミックスを 噴霧することである。この場合において、ペーストを微細な液体粒子に破壊する ためのエネルギーは噴霧ノズルに発生し、低剪断ミキサーにおいて、液体粒子は 粉末の表面上に、または粉末の孔の中に吸収される。好ましい凝集方法を以下に 詳細に説明する。 非イオン界面活性剤 ポリヒドロキシ脂肪酸アミド ポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、脂肪酸エステルをN−アルキルポリヒドロキ シアミンと反応させることによって製造することができる。本発明において使用 するために好ましいアミンは、N−(R1)−CH2(CH2OH)4−CH2−O Hであり、そして好ましいエステルはC12−C20脂肪酸メチルエステルである。 N−メチルグルカミン(これはグルコースから誘導することができる)とC12− C20脂肪酸メチルエステルとの反応生成物は最も好ましい。 ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの製造方法は、WO9206073(1992年 4月16日公開)に記載されている。この出願には、溶媒の存在下のポリヒドロ キシ脂肪酸アミドの製造が記載されている。本発明の高度に好ましい態様におい ては、N−メチルグルカミンをC12−C14脂肪酸メチルエステルと反応させる。 また、粒状洗剤組成物の配合者は、アルコキシル化、特にエトキシル化(EO3 −8)C12−C14アルコールを含んでなる溶媒の存在下に、アミド化反応を実施 することは便利であることがわかったであろうと、この出願には記載されている (第15ページ、第22〜27行)。これは本発明において好ましい非イオン界 面活性剤系、例えば、N−メチルグルカミンと、1分子あたり平均3個のエトキ シレート基を有するC12−C14アルコールとを含んでなる非イ オン界面活性剤系を直接生成する。 他の非イオン界面活性剤 適当な非イオン界面活性剤には、アルキレンオキシド基(特質が親水性である )と有機疎水性化合物(特質が脂肪族またはアルキル芳香族であることができる )との縮合により製造された化合物が包含される。任意の特定の疎水性基と縮合 するポリオキシアルキレン基の長さは容易に調節でき、親水性および疎水性の要 素の間の所望のバランスを有する水溶性化合物を生成することができる。 アルキルフェノールのポリエチレンオキシド縮合物、例えば、直鎖状または分 枝鎖状の立体配置において、約6〜16個の炭素原子を含有するアルキル基を有 するアルキルフェノールと、アルキルフェノール1モルあたり約1〜25モルの エチレンオキシドとの縮合生成物のような非イオン界面活性剤は、本発明におい て使用するために特に好ましい。 直鎖状または分枝鎖状の立体配置において、8〜20個の炭素原子を含有する 脂肪族アルコールと、アルコール1モルあたり平均1〜25モルのエチレンオキ シドとの水溶性縮合生成物は、好ましい非イオン物質である。約9〜15個の炭 素原子を含有するアルキル基を有するアルコールとアルコール1モルあたり約2 〜10モルのエチレンオキシドとの縮合生成物、およびポリプロピレングリコー ルとエチレンオキシドとの縮合生成物は特に好ましい。約12〜15個の炭素原 子を含有するアルキル基を有するアルコールとアルコール1モルあたり平均約3 モルのエチレンオキシドとの縮合生成物は最も好ましい。 上記の定義の範囲内に入る非イオン界面活性剤の多数は、40℃以下の温度に おいて液体である(すなわち、固化温度は40℃以下である)。本発明は、この ような非イオン界面活性剤に対して特に有効であることが発見された。 構造化剤 本発明の構造化剤は、好ましくは少なくとも40℃、より好ましくは少なくと も60℃の融点を有するべきである。本発明において構造化剤として使用するた めに適当なグリセリドは、トリ−、ジ−およびモノ−グリセリドである。 トリグリセリドは、Kirk−Othmer、Encyclopedia o f Chemical Technology、3rd Edition、Wi ley、Volume 9、p.795以降に記載されている。トリグリセリド は、植物、動物および海洋源から誘導することができる脂肪である。一般化され たトリグリセリドは、下記の構造式を有する。 好ましくはR、R’およびR”は1〜26個の炭素原子、より好ましくは12〜 22個の炭素原子を有するアルキル鎖である。例えば、R=R’=R”がC1735 であるとき、トリグリセリドはトリステアリンまたはグリセロールトリステア レートと呼ばれる。R=R’=R”がCH3であるとき、トリグリセリドはグリ セロールトリアセテートと呼ばれる。硬化タロートリグリセリドは、本発明にお いて使用するための構造化剤としての使用に特に好ましい。好ましくは、グリセ リドは1より小さいヨウ素価を有する。 ジグリセリドおよびモノグリセリドはトリグリセリドから下記の化合物を生成 する加水分解により誘導することができる。 構造化ペーストのプレミックスの加工 構造化剤を包含するペーストのプレミックスは任意の適当な方法で製造するこ とができるが、典型的には簡単な混合による方法であろう。任意の型のミキサー 、特にダイナミックミキサーを使用してプレミックスを製造することができる。 ミキサー装置は、構造化ペーストのプレミックスが到達する比較的高い粘度を取 扱うように選択することが必要であろう。正確な粘度は、構造化ペーストのプレ ミックスの組成、および加工温度に依存するであろう。好ましくは、加工温度は 50℃より高く、より好ましくは60℃より高く、最も好ましくは70℃より高 い。 本発明の特に好ましい態様において、このペーストのプレミックスの温度は、 引き続く造粒工程の前に、スクレイプト・サーフェス(scraped sur face)熱交換器、例えば、ケメテイター(ChemetatorR)にそれ を通過させることによって、要求される加工温度(および粘度)にコントロール される。 構造化ペーストのプレミックスは、引き続いて、種々の手段により造粒するこ とができる。好ましい手段を下記にいっそう詳しく説明する。 微細な分散混合および造粒 本発明の微細な分散混合または造粒を実施するために適当な装置は、フカエ・ ポウテク・コウギョウ・カンパニー(日本国)製のフカエ(FukaeR)FS −Gシリーズのミキサーである。この装置は本質的にボウル型容器の形態であり 、上部の口を経てアクセス可能であり、その基部付近に実質的に垂直軸を有する 撹拌機を有し、そして側壁に位置するカッターを有する。撹拌機およびカッター は互いに独立してかつ別々に速度を変化させて作動させることができる。容器は 冷却ジャケットまたは、必要に応じて、極低温ユニットを装備することがで きる。 本発明の方法において使用するために適当であることが見出された他の同様な (ドイツ国)からのディオスナ(DiosnaR)Vシリーズ;およびT K フィールダー・リミテッド(Fielder Ltd.)(英国)からのファー マ・マトリックス(Pharma MatrixR)を包含する。本発明の方法 において使用するために適当であると考えられる他のミキサーは、フジ・サンギ ョウ・カンパニー(日本国)からのフジ(FujiR)VG−Cシリーズ、およ びザンテェッタ・アンド・カンパニー(Zanchetta & Co.)sr l(イタリー)からのロト(RotoR)である。 他の好ましい適当な装置は下記のものを包含することができる。グスタウ・エ イリヒ・ハルドヘイム(Gustau Eirich Hardheim)(ド イツ国)製のエイリヒ(EirichR)シリーズRV;レディゲ・マチネンバ または連続的混合/凝集のための別々の、または直列の、シリーズCBおよびK M;ドライス・ヴェルケ社(Drais Werke GmbH)(マンヘイム 、ドイツ国)製のドライス(DraisR)T160シリーズ;およびウィンク ワース・マシーナリ・リミテッド(Winkworth Machinary Ltd.)(バークシャイアー、英国)製のウィンクワース(Winkwort hR)RT25シリーズ。 内部の細断ブレードを有するリトルフォード・ミキサー(Littlefor d Mixer)#FM−130−D−12型、および7.75インチ(19. 7cm)ブレードを有するクイシナート・フード・プロセッサー(Cuisin art Food Processor)、#DCX− Plus型は、適当なミキサーの2つの例である。微細な分散混合能力および造 粒能力をもちかつ0.1〜10分程度の滞留時間を有する任意の他のミキサーを 使用することができる。回転軸上にいくつかのブレードを有する「タービン型」 羽根車ミキサーは好ましい。本発明はバッチ式または連続的方法として実施する ことができる。 他の工程 本明細書において記載する方法により得られる粒状成分または組成物は、好適 には直接使用してもよいが、またはそれらを追加の工程により処理してもよい。 普通に使用されている工程は、乾燥、冷却および/または微細な流れ助剤による 粒子のダスチングを包含する。さらに、粒子は他の成分とブレンドして、所望の 最終用途に対し適当な組成物を調製することができる。任意の型のミキサーまた は乾燥器(例えば、流動床乾燥器)は、この目的に適当であることが発見された 。微細な流れ助剤は、使用する場合、広範な種類の適当な成分、例えば、ゼオラ イト、シリカ、タルク、粘土またはこれらの混合物から選択することができる。 通常、本発明に従い製造された洗剤組成物は、洗浄プロセスにおいて機能を有 することが当業者に知られている広範な種類の他の成分を包含することができる 。洗剤組成物において使用することができるこのような成分の典型的な例を下に 記載する。これらの任意の成分は、本発明の方法により非イオン界面活性剤と共 造粒することができるか、または別の手段により造粒し、引き続いて本発明の非 イオン界面活性剤の粒子と乾式混合、噴霧などにより組み合わせることができる 。 アニオン界面活性剤 アルキルエステルスルホネート界面活性剤 本発明におけるアルキルエステルスルホネート界面活性剤は、¨The Jo urnal of the American Oil Chemists S ociety¨、52(1975)、pp.323−329に従い気体のSO3 でスルホン化される、C8−C20カルボン酸(すなわち、脂肪酸)の線状エステ ルを包含する。適当な出発物質は、タロー油、パーム油などから誘導される天然 の脂肪物質を包含するであろう。 特に洗濯への適用に対して、好ましいアルキルエステルスルホネート界面活性 剤は、下記の構造式のアルキルエステルスルホネート界面活性剤を含んでなる。 式中R3はC8−C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそれらの組み 合わせであり、R4はC1−C6ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそ れらの組み合わせであり、そしてMはアルキルエステルスルホネートと水溶性塩 を形成するカチオンである。適当な塩形成カチオンは、金属、例えば、ナトリウ ム、カリウム、およびリチウム、および置換または非置換のアンモニウムカチオ ン、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、およびトリエタノー ルアミンを包含する。好ましくは、R3はC10−C16アルキルであり、そしてR4 はメチル、エチルまたはイソプロピルである。R3がC14−C16アルキルである 、メチルエステルスルホネートは特に好ましい。 アルキルサルフェート界面活性剤 本発明におけるアルキルサルフェート界面活性剤は、式ROSO3Mの水溶性 塩または酸であり、式中Rは好ましくはC10−C24ヒドロカルビル、好ましくは C10−C20アルキル成分を有するアルキルまたはヒドロキシアルキル、より好ま しくはC12−C18アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、そしてMはHまた はカチオン、例えば、アルカリ金属のカチオン(例えば、ナトリウム、カリウム 、リチウム)、またはアンモニウムまたは置換アンモニウム(例えば、メチル− 、ジメチル−、およびトリメチルアンモニウムのカチオンおよび第四級アンモニ ウムのカチオン、例えば、テトラメチル−アンモニウムおよびジメチルピペリジ ニウムのカチオン、およびアルキルアミン、例えば、エチルアミン、ジエチルア ミン、トリエチルアミン、およびそれらの混合物などから誘導される第四級アン モニウムのカチオン)である。典型的には、C12-16のアルキル鎖は低い洗浄温 度(例えば、約50℃以下)について好ましく、そしてC16-18アルキル鎖は高 い洗浄温度(例えば、約50℃以上)について好ましい。 アルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤 本発明におけるアルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤は、式RO( A)mSO3Mの水溶性塩または酸であり、式中Rは非置換C10−C24アルキルま たはC10−C24アルキル成分を有するヒドロキシアルキル基、好ましくはC12− C20アルキルまたはヒドロキシアルキル、より好ましくはC12−C18アルキルま たはヒドロキシアルキルであり、Aはエトキシまたはプロポキシ単位であり、m は0より大きく、典型的には約0.5〜約6、より好ましくは約0.5〜約3で あり、そしてMはHまたはカチオンであり、ここでカチオンは金属のカチオン( 例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)、 アンモニウムまたは置換アンモニウムのカチオンであることが できる。アルキルエトキシル化サルフェートならびにアルキルプロポキシル化サ ルフェートは本発明において考えられる。置換アンモニウムの特定の例は、メチ ル−、ジメチル−、トリメチル−アンモニウムおよび第四級アンモニウムのカチ オン、例えば、テトラメチル−アンモニウム、ジメチルピペリジニウム、および アルカノールアミン、例えば、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミ ン、それらの混合物などから誘導されるカチオンなどである。典型的な界面活性 剤は、C12−C18アルキルポリエトキシレート(1.0)サルフェート、C12− C18E(1.0)M)、C12−C18アルキルポリエトキシレート(2.25)サ ルフェート、C12−C18E(2.25)M)、C12−C18アルキルポリエトキシ レート(3.0)サルフェートC12−C18E(3.0)、およびC12−C18アル キルポリエトキシレート(4.0)サルフェート、C12−C18E(4.0)M) であり、ここでMは好都合にはナトリウムおよびカリウムから選択される。 他のアニオン界面活性剤 洗浄性の目的に有用である他のアニオン界面活性剤を、また、本発明の洗濯洗 剤組成物の中に含めることができる。これらは下記のものを包含することができ る。石鹸の塩(例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、および置換アン モニウムの塩、例えば、モノ−、ジ−およびトリエタノールアミン塩)、C9− C20線状アルキルベンゼンスルホネート、C8−C22第一または第二アルカンス ルホネート、C8−C24オレフィンスルホネート、アルカリ土類金属クエン酸塩 の熱分解生成物のスルホン化により製造されたスルホン化ポリカルボン酸、例え ば、英国特許明細書第1,082,179号に記載されているもの、C8−C24 アルキルポリグリコールエーテルスルホネート(10モルまでのエチレンオキシ ドを含有する);アシルグリセロールスルホネート、脂肪族オレイルグリセロー ルスルホネート、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテルサルフェート、 パラフィンスルホネート、アルキルホスフェート、イセチオネート、例えば、ア シルイセチオネート、N−アシルタウレート、アルキルスクシナメートおよびス ルホスクシネート、スルホスクシネートのモノエステル(特に飽和および不飽和 のC12−C18モノエステル)、スルホスクシネートのジエステル(特に飽和およ び不飽和のC6−C14ジエステル)、アシルサルコシネート、アルキル多糖類の サルフェート、例えば、アルキルポリグリコシドのサルフェート、分枝鎖状第一 アルキルサルフェート、アルキルポリエトキシカルボキレート、例えば、式RO (CH2CH2O)kCH2COO−M+のもの、式中RはC8−C22アルキルであり 、kは0〜10の整数であり、そしてMは適当な塩形成カチオンである。また、 樹脂酸および水素化樹脂酸、例えば、ロジン、水素化ロジン、およびタル油の中 に存在するか、またはそれから誘導された樹脂酸および水素化樹脂酸は適当であ る。他の例は下記の文献に記載されている。¨Surface−Active Agents and Detergents¨(Vol.IおよびII、Sc hwartz、PerryおよびBerch)。また、種々のこのような界面活 性剤は一般に米国特許第3,929,678号(Laughlin、et al .、1975年12月30日発行)、第23欄、第58行〜第29欄、第23行 (引用することによって本明細書の一部とされる)に記載されている。 その中に含めるとき、本発明の洗濯洗剤組成物は典型的には約1〜約40重量 %、好ましくは約3〜約20重量%のこのようなアニオン界面活性剤を含んでな る。 他の界面活性剤 本発明の洗濯洗剤組成物は、また、カチオン、両性、双性イオン、および半極 性の界面活性剤、ならびに既に本明細書において記載したもの以外の非イオン界 面活性剤、例えば、後述する半極性非イオン性アミンオキシドを含有することが できる。 本発明の洗濯洗剤組成物において使用するために適当なカチオン洗浄性界面活 性剤は、1つの長鎖ヒドロカルビル基を有するものである。このようなカチオン 界面活性剤の例は、アンモニウム界面活性剤、例えば、アルキルジメチルアンモ ニウムハロゲニド、および下記式を有する界面活性剤を包含する。 R1234+- 式中R1はアルキル鎖中に約8〜約18個の炭素原子を有するアルキルまたはア ルキルベンジル基であり、R2、R3、R4の各々は独立してC1−C4アルキル、 C1−C4ヒドロキシアルキル、ベンジル、および−(C24xHであり、ここ でxは2〜5の値を有し、そしてX-はアニオンである。R2、R3、R4の1個以 下はベンジルであるべきである。 R1の好ましいアルキル鎖はC12−C15であり、特にアルキル基はココナツま たはヤシ仁脂肪から誘導される鎖長の混合物であるか、またはオレフィンのビル ドアップまたはオキソアルコール合成により合成的に誘導される。R2、R3、R4 について好ましい基はメチルおよびヒドロキシエチル基であり、そしてアニオ ンXはハライド、メトサルフェート、アセテートおよびホスフェートのイオンで ある。本発明において使用するために適当な第四級アンモニウム化合物の例は、 下記の通りである。 ココナツトリメチルアンモニウムクロライドまたはブロミド、 ココナツメチルジヒドロキシエチルアンモニウムクロライドまたはブロミド、 デシルトリエチルアンモニウムクロライドまたはブロミド、 デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロライドまたはブロミド、 C12-14ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロライドまたはブロミド、 ミリスチルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、 ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライドまたはブロミド、 ラウリルメチル(エテノキシ)4アンモニウムクロライドまたはブロミド。 本発明の組成物の上記水溶性カチオン成分は、pH10において0.1%水溶 液中にカチオンの形態で存在することができる。 本発明において有用な他のカチオン界面活性剤は、また、米国特許第4,22 8,044号(Cambre、1980年10月14日発行)(参考文献として ここに引用する)に記載されている。 その中に含めるとき、本発明の洗濯洗剤組成物は典型的には約0〜約25重量 %、好ましくは約3〜約15重量%のこのようなカチオン界面活性剤を含んでな る。 両性界面活性剤は、また、本発明の洗濯洗剤組成物における使用に適当である 。これらの界面活性剤は、第二級または第三級アミンの脂肪族誘導体、または脂 肪族基が直鎖状または分枝鎖状であることができる、複素環式第二級および第三 級アミンの脂肪族誘導体として広く記載することができる。脂肪族置換基の1つ は、少なくとも8個の炭素原子、典型的には約8〜約18個の炭素原子を含有し 、そして少なくとも1つはアニオン水可溶化基、例えば、カルボキシ、スルホネ ート、サルフェートを含有する。両性界面活性剤の例については、下記の文献を 参照のこと。米国特許第3,929,678号(Laughlin et al .、1975年12月30日、第19欄、第18〜35行(参考文献としてここ に引用する)。 その中に含めるとき、本発明の洗濯洗剤組成物は典型的には約0〜約15重量 %、好ましくは約1〜約10重量%のこのような両性界面活性剤性剤を含んでな る。 双性イオン界面活性剤は、また、本発明の洗濯洗剤組成物において使用するた めに適当である。これらの界面活性剤は、第二級および第三級アミンの誘導体、 複素環式第二級および第三級アミン、または第四級アンモニウム、第四級ホスホ ニウムまたは第三級スルホニウム化合物の誘導体として広く記載することができ る。両性界面活性剤の例については、下記の文献を参照のこと。米国特許第3, 929,678号(Laughlin et al.、1975年12月30日 、第19欄、第38行〜第22欄、第48行(参考文献としてここに引用する) 。 その中に含めるとき、本発明の洗濯洗剤組成物は典型的には0〜約15重量% 、好ましくは約1〜約10重量%のこのような双性イオン界面活性剤性剤を含ん でなる。 半極性非イオン界面活性剤は非イオン界面活性剤の特別のカテゴリーであり、 約10〜約18個の炭素原子の1つのアルキル部分と、約1〜約3個の炭素原子 を含有するアルキル基およびヒドロキシアルキル基から成る群より選択される2 つの部分とを含有する水溶性アミンオキシド;約10〜約18個の炭素原子の1 つのアルキル部分と、約1〜約3個の炭素原子を含有するアルキル基およびヒド ロキシアルキル基から成る群より選択される2つの部分とを含有する水溶性ホス フィンオキシドを包含する。 半極性非イオン洗浄性界面活性剤は、下記式を有するアミンオキシド界面活性 剤を包含する。 式中R3はアルキル、ヒドロキシアルキル、またはアルキルフェニル基または約 8〜約22個の炭素原子を含有するまたはそれらの混合物であり、R4は約2〜 約3個の炭素原子を含有するアルキレンまたはヒドロキシアルキレン基またはそ れらの混合物であり、xは0〜約3であり、そして各R5は約1〜約3個の炭素 原子を含有するアルキルまたはヒドロキシアルキル基または約1〜約3つのエチ レンオキシド基を含有するポリエチレンオキシドである。R5基は、例えば、酸 素または窒素原子を通して、互いに結合して環構造を形成することができる。 これらのアミンオキシド界面活性剤は、特に、C10−C18アルキルジメチルア ミンオキシド、およびC8−C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオ キシドを包含する。 その中に含めるとき、本発明の洗濯洗剤組成物は典型的には0〜約15重量% 、好ましくは約1〜約10重量%のこのような半極性界面活性剤性剤を含んでな る。 ビルダー アルミノケイ酸ナトリウムは多数の形態を取ることができる。1つの例は、下 記式の結晶質アルミノケイ酸塩のイオン交換物質である。 Naz[(AlO2z(SiO2y]xH2O 式中zおよびyは少なくとも6であり、z/yのモル比は1.0〜0.4であり 、そしてzは約10〜約264である。本発明において有用な非晶質水和アルミ ノケイ酸塩物質は、下記実験式を有する。 Mz(zAlO2・ySiO2) 式中Mはナトリウム、カリウム、アンモニウムまたは置換アンモニウムであり、 zは約0.5〜約2であり、そしてyは1であり、前記物質は無水アルミノケイ 酸塩の1当たり少なくとも50mg当量のCaCO3硬度のマグネシウムイオン 交換容量を有する。約1〜10ミクロンの粒度を有する水和ナトリウムゼオラ イトAは好ましい。 本発明におけるアルミノケイ酸塩イオン交換ビルダー物質は水和された形態で あり、そして結晶質である場合、約10〜約28重量%の水を含有し、そして非 晶質である場合、潜在的になおより多い量の水を含有する。高度に好ましいアル ミノケイ酸塩イオン交換物質は、それらの結晶質マトリックス中に約18〜約2 2%の水を含有する。結晶質アルミノケイ酸塩イオン交換物質は、さらに、約0 .1ミクロン〜約10ミクロンの粒度直径により特徴づけられる。非晶質物質は しばしばより小さく、例えば、約0.01ミクロン未満まで小さい。好ましいイ オン交換物質は、約0.2ミクロン〜約4ミクロンの粒度直径を有する。本発明 における用語「粒度直径」は、慣用の分析技術、例えば、走査型電子顕微鏡を使 用する顕微鏡的決定により決定された、所定のイオン交換物質の重量により平均 粒度直径を表す。本発明における結晶質アルミノケイ酸塩イオン交換物質は、通 常、カルシウムイオン交換容量によりさらに特徴づけられ、そのイオン交換容量 は、無水基準で計算され、少なくとも1gのアルミノケイ酸塩あたり約200m g当量のCaCO3水硬度であり、一般に約300mg当量/g〜約352mg 当量/gの範囲である。本発明におけるアルミノケイ酸塩イオン交換物質は、な おさらに、カルシウムイオン交換速度により特徴づけられ、そのイオン交換速度 は少なくとも2グレインCa++/ガロン/分/g/ガロンのアルミノケイ酸塩( 無水基準)であり、一般にカルシウムイオン硬度に基づいて約2グレイン/ガロ ン/分/g/ガロン〜約6グレイン/ガロン/分/g/ガロンの範囲である。結 合剤の目的に最適なアルミノケイ酸塩は、少なくとも約4グレイン/ガロン/分 /g/ガロンのカルシウムイオン交換速度を示す。 非晶質アルミノケイ酸塩イオン交換物質は、通常、少なくとも約50mg当量 のCaCO3g(12mgのMg++/g)のMg++交換および少なくとも約1グ レイン/ガロン/分/g/ガロンのMg++交換速度を有する。非晶質物質は、 Cu放射(1.54オングストローム単位)により検査したとき、観察可能な回 折図形を示さない。 本発明の実施において有用なアルミノケイ酸塩イオン交換物質は商業的に入手 可能である。本発明におけるアルミノケイ酸塩は構造が結晶質または非晶質であ ることができ、そして天然に見出されるアルミノケイ酸塩または合成的に誘導す ることができる。アルミノケイ酸塩イオン交換物質の製造方法は米国特許第3, 985,669号(Krummel et al.、1976年10月12日発 行、参考文献としてここに引用する)において論じられている。本発明において 有用な好ましい合成の結晶質アルミノケイ酸塩イオン交換物質は、名称ゼオライ トA、ゼオライトB、ゼオライトMAPおよびゼオライトXで入手可能である。 特に好ましい態様において、結晶質アルミノケイ酸塩イオン交換物質は下記式、 Na12[(AlO212(SiO212]・xH2O (式中xは約20〜約30、特に約27である)を有し、そして一般に約5μm より小さい粒度を有する。 成分および組成物において使用するために既知の他の成分は、また、本発明に おける任意の成分として使用することができる。 本発明の粒状洗剤は、溶液中で7またはそれより大きいpHを有する中性また はアルカリ性の塩を含有することができ、そして特質が有機または無機であるこ とができる。ビルダー塩は、所望の密度および嵩を本発明における洗剤粒子に与 えることを促進する。塩のあるものは不活性であるが、それらの多くは、また、 洗濯溶液中で洗浄性ビルダー物質として機能することができる。 中性の水溶性塩の例は、アルカリ金属、アンモニウムまたは置換アンモニウム クロライド、フルオライドおよびサルフェートを包含する。上記の中でアルカリ 金属、特にナトリウムの塩は好ましい。硫酸ナトリウムは典型的には洗剤粒子に おいて使用され、そして特に好ましい塩である。クエン酸および、一般に、任意 の他の有機または無機の酸は、凝集組成物の残部と化学的に相容性であるかぎり 、本発明の粒状洗剤の中に混入することができる。 他の有用な水溶性塩は、洗浄性ビルダー物質として商業的に知られている化合 物を包含する。ビルダーは、一般に、種々の水溶性アルカリ金属、アンモニウム または置換アンモニウムのリン酸塩、ポリリン酸塩、ホスホネート、ポリホスホ ネート、炭酸塩、ケイ酸塩、ホウ酸塩、およびポリヒドロキシスルホネートから 選択される。上記の中でアルカリ金属、特にナトリウムの塩は好ましい。 無機リン酸塩ビルダーの特定の例は、ナトリウムおよびカリウムのトリポリリ ン酸塩、ピロリン酸塩、約6〜21の重合度を有するポリマーのメタリン酸塩、 およびオルトリン酸塩である。ポリリン酸塩ビルダーの例は、エチレンジホスホ ン酸のナトリウム塩およびカリウム塩、エタン1−ヒドロキシ−1,1−ジホス ホン酸のナトリウム塩およびカリウム塩、およびエタン1,1,2−トリホスホ ン酸のナトリウム塩およびカリウム塩である。他のリン系ビルダー化合物は、米 国特許第3,159,581号、米国特許第3,213,030号、米国特許第 3,422,021号、米国特許第3,422,137号、米国特許第3,40 0,176号および米国特許第3,400,148号(参考文献としてここに引 用する)に開示されている。 非リン系無機ビルダーの例は、ナトリウムおよびカリウムの炭酸塩、重炭酸塩 、セスキ炭酸塩、テトラホウ酸塩10水和物、および約0.5〜約4.0、好ま しくは約1.0〜約2.4のSiO2/アルカリ金属酸化物のモル比を有するケ イ酸塩である。また、層状結晶質ケイ酸塩、例えば、商品名SKS−6Rでヘキ スト(Hoechst)により供給されるものを使用することができる。 前述したように、洗剤において通常使用される粉末、例えば、ゼオライト、炭 酸塩、重炭酸塩、シリカ、ケイ酸塩、クエン酸塩、リン酸塩、過ホウ酸塩など、 およびプロセス酸、例えば、澱粉を本発明の好ましい態様において使用すること ができる。 ポリマー また、種々の有機ポリマーは有用であり、それらのいくつかは、また、洗浄力 を改良するビルダーとして機能することができる。このようなポリマーの例は下 記の通りである。ナトリウムカルボキシ−低級アルキルセルロース、ナトリウム 低級アルキルセルロースおよびナトリウムヒドロキシ−低級アルキルセルロース 、例えば、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、ナトリウムメチルセルロー スおよびナトリウムヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール(こ れはしばしば多少のポリ酢酸ビニルも含む)、ポリビニルピロリドン、ポリアク リルアミド、ポリアクリレートおよび種々のコポリマー、例えば、マレイン酸と アクリル酸とのコポリマー。このようなポリマーの分子量は広く変化するが、大 部分は2,000〜100,000の範囲内である。 ポリマーのポリカルボキレートは米国特許第3,308,067号(Dieh l、1967年3月7日発行)に記載されている。このような物質は、脂肪族カ ルボン酸、例えば、マレイン酸、イタコン酸、メサコン酸、フマル酸、アコニッ ト酸、シトラコン酸およびメチレンマロン酸のホモポリマーおよびコポリマーの 水溶性塩を包含する。 他の任意の成分 洗剤組成物において普通に使用されている他の成分を、本発明の成分および組 成物の中に含めることができる。これらは、着色小斑点、漂白剤および漂白活性 剤、増泡剤または泡抑制剤、曇り防止剤および腐蝕防止剤、汚れ沈殿防止剤、再 付着防止剤、染料、充填剤、蛍光増白剤、殺菌剤、pH調節剤、非ビルダーのア ルカリ性源、ハイドロトロープ、酵素、酵素安定剤、および香料を包含する。 実施例 これらの実施例において、下記の略号を使用した。 グルコースアミド: ポリヒドロキシ脂肪酸アミド(C16−C18 アルキルN−メチルグルコースアミド C25E5: 平均5エトキシ基/分子でエトキシル化された C12−C15アルコール グリセリド: グリセロールトリステアレート Hyfac: 水素化C16−C18脂肪酸 ゼオライト: ゼオライトA(水和) 実施例1〜7 実施例1〜7の各々において、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドとエトキシル化非 イオン界面活性剤との混合物を要求される比率において調製した。次いでグリセ リドおよびHyfacを連続的に添加し、混合して構造化プレミックスを形成し 、75℃に維持した。 次いで構造化プレミックスを高剪断バッチ式ミキサー(EirichR)中に ゼオライトと一緒に要求される比率においてポンプ輸送した。高剪断ミキサー内 で造粒を起した。 引き続いて追加の3部のゼオライト(最終生成物の重量に基づく)を添加した 低剪断ミキサー(回転ドラム)に粒子を通して処理し、次いで冷却した。 実施例8 実施例1の組成物を連続的方法で調製した。構造化プレミックス(35重量部 )を高剪断ミキサー(Loedige CBR)の中に55℃の温度において6 0部のゼオライトAとともに噴霧し、高剪断ミキサーの出口からの生成物を引き 続いて低剪断ミキサー(Loedige KMR)の中に供給した。最後に、5 部のゼオライト(最終生成物の重量に基づく)を低剪断ミキサー添加した。 実施例9 60部のゼオライトAの代わりに6.5部の炭酸ナトリウムおよび53.5部 のゼオライトAを含んでなる混合物を使用して、実施例8の連続的方法を反復し た。形成した粒状生成物を、5部のゼオライトA(最終生成物の重量に基づく) でダスチングすることによって、再び処理した。 実施例10〜16 各場合において、成分(e)、すなわち、ゼオライトAの代わりに、ゼオライ トAおよび炭酸ナトリウムの1:2の比の混合物を使用することによって、実施 例1〜7を反復した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 工程、 (a)構造化剤を非イオン界面活性剤中に溶解してポンプ輸送可能なプレミッ クスを形成し、前記非イオン界面活性剤は前記成分または組成物の少なくとも3 重量%のレベルにおいてポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含んでなり、かつ (b)前記プレミックスを造粒する、 を含んでなり前記構造化剤がグリセリドを含んでなる、少なくとも650g/l の嵩密度を有する粒状洗濯洗剤の成分または組成物を製造する、ことを特徴とす る、方法。 2. 前記グリセリドがトリグリセリドである、請求項1に記載の方法。 3. トリグリセリドがグリセロールトリステアレートである、請求項2に記 載の方法。 4. 非イオン界面活性剤がさらにエトキシル化非イオン界面活性剤を含んで なり、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド/エトキシル化非イオン界面活性剤の比が少 なくとも1:4、好ましくは1:4〜4:1である、請求項1に記載の方法。 5. プレミックスが、 (a)10〜70重量%のエトキシル化非イオン界面活性剤、 (b)10〜70重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミド、 (c)0.1〜20重量%のグリセリド、 (d)0〜20重量%の脂肪酸、および 任意の水、 を含んでなる、請求項4に記載の方法。 6. 前記プレミックスを粉末の存在下に微細に分散させかつ造粒することに よって前記プレミックスを粉末と共に造粒する方法であって、前記粉末はアルミ ノケイ酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩、硫酸塩、クエン酸塩およびそれらの 混合物から成る群より選択され、そしてプレミックス/粉末の比は少なくとも1 :4である、請求項5に記載の方法。 7. (a)0〜35重量%のエトキシル化非イオン界面活性剤、 (b)3〜80重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミド、 (c)0.01〜10重量%のグリセリド、および (e)10〜90重量%の粉末、 を含んでなり、前記粉末はアルミノケイ酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩、硫 酸塩、クエン酸塩およびそれらの混合物から成る群より選択される、粒状洗濯洗 剤の組成物または成分。 8. (a)10〜35重量%のエトキシル化非イオン界面活性剤、 (b)3〜35重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミド、 (c)0.01〜10重量%のグリセリド、 (d)0〜10重量%の脂肪酸、および (e)25〜86.99重量%の粉末、 を含んでなり、前記粉末はアルミノケイ酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩、硫 酸塩、クエン酸塩およびそれらの混合物から成る群より選択される、請求項7に 記載の粒状洗濯洗剤の組成物または成分。 9. (a)15〜25重量%のエトキシル化非イオン界面活性剤、 (b)5〜15重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミド、 (c)0.5〜8重量%のグリセリド、 (d)0.1〜5重量%の脂肪酸、および (e)50〜79.4重量%の粉末、 を含んでなり、前記粉末はアルミノケイ酸塩、炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩、硫 酸塩、クエン酸塩およびそれらの混合物から成る群より選択される、請求項8に 記載の粒状洗濯洗剤の組成物または成分。
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