JPH10504169A - 符号分割多元接続通信システムにおいてサービス・オプションを変更するための方法および装置 - Google Patents

符号分割多元接続通信システムにおいてサービス・オプションを変更するための方法および装置

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JPH10504169A JP9503044A JP50304496A JPH10504169A JP H10504169 A JPH10504169 A JP H10504169A JP 9503044 A JP9503044 A JP 9503044A JP 50304496 A JP50304496 A JP 50304496A JP H10504169 A JPH10504169 A JP H10504169A
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    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • H04B7/2628Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using code-division multiple access [CDMA] or spread spectrum multiple access [SSMA]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]

Abstract

(57)【要約】 符号分割多元接続(CDMA)通信システム(100)は、基地局(102)から移動局(106)に送信されるハンドオフ・メッセージ(500)内に採用されるサービス・オプションを表すデータを含めることにより、移動局(106)においてサービス・オプション変更を実施する。サービス・オプションを変更するための媒体としてハンドオフ・メッセージ(500)を利用することにより、第1カバー・エリア(104)から第2カバー・エリア(110)へ、あるいはあるカバー・エリア(104)内の第1チャネルから第2チャネルヘ移動局(106)をハンドオフする前に、サービス・オプション変更を実行するために従来必要であった面倒なニゴシエーション方法が省かれる。

Description

【発明の詳細な説明】 符号分割多元接続通信システムにおいて サービス・オプションを変更するための方法および装置 発明の分野 本発明は、一般に、符号分割多元接続(code divisionmultiple access)通信シ ステムに関し、さらに詳しくは、符号分割多元接続通信システムにおいてサービ ス・オプション割り当てを変更することに関する。 発明の背景 符号分割多元接続(CDMA)通信システムは周知である。CDMA通信シス テムにおいて、2つの通信ユニット(例えば、中央通信サイトおよび移動通信ユ ニット)間の通信は、通信チャネルの周波数バンド上の各送信信号を固有のユー ザ拡散符号(spreading code)で拡散することによって達成される。この拡散のた め、送信信号は通信チャネルの同一周波数バンドにあり、固有ユーザ拡散符号に よってのみ分離される。これらの固有ユーザ拡散符号は、好ましくは、拡散符号 間の相互相関がほぼゼロとなるように互いに直交する。そのため、ユーザ拡散符 号が互いに直交 する場合、(特定の拡散符号に関連する)所望のユーザ信号のみが逆拡散(despr ead)されるように、受信信号は特定のユーザ符号と相関できる。 CDMA通信システムにおいてデータ信号を互いに分離するために利用できる いくつかの異なる拡散符号が存在することが当業者に理解される。これらの拡散 符号には、疑似雑音(PN:pseudo noise)符号およびウォルシュ符号(Walsh co des)が含まれるが、それらに限定されない。ウォルシュ符号は、アダマール行列 の単一の行または列に対応する。例えば、64チャネルのCDMAスペクトル拡 散システムでは、64x64アダマール行列内の64個のウォルシュ符号のセッ トから、特定の相互に直交するウォルシュ符号を選択できる。また、特定のウォ ルシュ符号を利用して特定のデータ信号を拡散することにより、特定のデータ信 号を他のデータ信号から分離できる。 さらに、拡散符号を利用して、データ信号をチャネル符号化できることが当業 者に理解される。雑音,フェージングおよびジャミングなどのさまざまな無線電 話チャネル不具合の影響に対する送信信号の耐久性を向上させることにより、デ ータ信号をチャネル符号化して、通信システム、特に、無線電話通信システムの 性能を改善する。一般に、チャネル符号化は、ビット誤りの可能性を低減し、お よび/またはビット・エネルギ/雑音密度(Eb/N0)として一般に表される所 要信号対雑音比を低減して、データ信号 を送信するために本来必要である以上に帯域幅を費やして、信号を復元する。例 えば、以降の送信のためにデータ信号を変調する前に、ウォルシュ符号を利用し てデータ信号をチャネル符号化できる。同様に、疑似雑音(PN)拡散符号を利 用して、データ信号をチャネル符号化できる。 一般的なCDMA送信では、情報信号の帯域幅を拡大し、この拡大された信号 を送信し、受信した拡散スペクトルを元の情報信号帯域幅に再マッピングするこ とにより所望の情報信号を復元する。CDMA送信で用いられるこの一連の帯域 幅のやり取りにより、CDMA通信システムは雑音の多い信号環境または通信チ ャネルでも比較的雑音のない情報信号を伝達できる。通信チャネルからの送信信 号の復元の品質は、あるEb/E0の誤り率(すなわち、特定の時間期間または受 信ビット期間における送信信号の復元における誤りの数)によって測定される。 誤り率が増加すると、受信側で受信される信号の品質は低下する。その結果、通 信システムは、受信信号の品質の劣化が制限されるように、誤り率を上限または 最大値に制限すべく設計される。 デジタル・セルラ・システム(DCS)についてIS−95Aによって定義さ れるシステム(EIA(Electronic Industries Association),2001 Eye St reet,N.W.,Washington,D.C.20006によって出版されたMobile Statio n-Base Station Compatibility,Standard for Dual-Mode Wideband Sp read Spectrum Cellular System)や、パーソナル通信システム(PCS)について ANSI−J−STD−8によって定義されるシステムなど、現在のCDMA通 信システムでは、基地局および移動局の機能はそのソフトウェアおよびハードウ ェア構成に基づいて異なる場合がある。そのような一例は、利用可能なサービス ・オプションの分野にあり、IS−95AについてはTSB58によって定義さ れる。各サービス・オプションは、サービス・オプションを表すデータによって 定義され、またIS−95AについてTSB58にて定義されるように、このデ ータはサービス・オプションを表す16ビット・フィールドである。 あらゆるサービス・オプションをDCS/PCSのあらゆるオペレータがサポ ートしなければならないという必要はない。そのため、ホーム基地局と通信する 移動局がホームDCS/PCSによってサポートされるサービス・オプションを サポートしないDCS/PCSに入ると、ホーム基地局はターゲットDCS/P CSによってサポートされるサービス・オプションに変更するため移動局にメッ セージを送信する必要がある。サービス・オプションを変更する現在のプロセス は面倒で時間のかかるネゴシエーション方法であり、DCS/PCSにおいて実 施する場合には、透過的な移動局ハンドオフの目的と整合性がない方法である。 注意すべき点は、この方法自体が面倒なことであり、ハンドオフを含めると、全 体的なサービス・オプション変 更/ハンドオフ作業はDCS/PCSで完全に整合性がないことである。 例えば、サービス・オプションを変更するために必要な現在の方法は、サービ ス・オプションの変更を提案する移動局に基地局が「サービス要求メッセージ( Service Request Message)」を送信するときに開始する。IS−95Aでは 、移動局がこのメッセージに応答するために5秒の最大時間期間を許す。次に、 移動局は、サービス・オプションの提案された変更を承認する「サービス応答メ ッセージ(Service Response Message)」で応答する。基地局は、このメッセ ージについて最大0.2秒待つことができる。次に、基地局は、採用すべきサー ビス・オプションのデータ表現を含む「サービス接続メッセージ(Service Con nect Message)」を送信する。移動局は、このメッセージについて最大0.4秒 待つことができる。最後に、移動局は、サービス・オプションの変更が完了した ことを基地局に通知する「サービス接続完了メッセージ(Service Connect Co mpletion Message)」で応答する。この時点で、基地局は、「拡張ハンドオフ方 向メッセージ(Extended Handoff Direction Message)」を移動局に送信する 。ハンドオフは最大0.4秒要することがあるので、サービス・オプション変更 からハンドオフまでの全体のネゴシエーション方法では、空中で最大6秒の「不 感時間(dead time)」が生じることがある。空中のこ の「不感時間」の量により、移動局はソフト・ハンドオフに入ることが遅れ、こ れはシステム干渉を増加させ、それに伴いシステム容量を低下させる影響を有す る。 従って、システム容量に影響を及ぼさずに、CDMA通信システムにおいてサ ービス・オプションを効率的に変更する方法および装置が必要とされる。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明によるサービス・オプション変更を有利に採用できるCDM A通信システムを概略的に示す。 第2図は、本発明を有利に実施できるように、基地局の受信機とCDMA通信 する移動局の送信機を概略的に示す。 第3図は、本発明を有利に実施できるように、移動局の受信機とCDMA通信 する基地局の送信機を概略的に示す。 第4図は、CDMA通信システムのプロトコル階層構造を概略的に示す。 第5図は、本発明によるサービス・オプション・データ表現を有する「拡張ハ ンドオフ方向メッセージ(Extended Handoff Direction Message)」を示す。 好適な実施例の詳細な説明 符号分割多元接続(CDMA)通信システムは、基地局 から移動局に送信されるハンドオフ・メッセージ内に採用すべきサービス・オプ ションを表すデータを含めることにより、移動局においてサービス・オプション 変更を実施する。サービス・オプションを変更するための媒体としてハンドオフ ・メッセージを利用することにより、第1カバー・エリアから第2カバー・エリ ア、あるいはあるカバー・エリア内の第1チャネルから第2チャネルへの移動局 のハンドオフの前に、サービス・オプション変更を実施するために現在必要とさ れる面倒なニゴシエーション方法が省かれる。 概略的にいうと、符号分割多元接続(CDMA)通信システムにおけるサービ ス・オプションは、まず移動局によって採用されるサービス・オプションを判定 し、あらかじめ存在するメッセージ内でこのサービス・オプションを表すデータ を移動局に送信することにより、移動局において変更される。好適な実施例では 、サービス・オプションを表すデータは、複数のサービス・オプションのうち一 つを表す16ビット・フィールドであり、あらかじめ存在するメッセージは、ハ ンドオフ・メッセージ、特に、拡張ハンドオフ方向メッセージ(Extended Hand off Direction Message)である。また、好適な実施例では、あらかじめ存在す るメッセージにおいてサービス・オプションのデータ表現を送信することは、送 信が行われる物理層に対して透過的である。 ここで、第1図を参照して、本発明によりサービス・オプション変更を有利に 採用できるCDMA通信システム100を示す。第1基地局は第1カバー・エリ ア104に位置し、移動局106と通信する。通信は、IS−95Aによって定 義されるようにCDMA通信システムと整合性のあるデータ情報を収容するデジ タル無線チャネル108を介して行われる。移動局106は、移動局106が第 2カバー・エリア110に近づくまで、第1基地局102との通信を維持する。 移動局106が第2カバー・エリア110に近づくと、第1基地局102から 第2基地局112へのセルラ・ハンドオフが必要になる。CDMAでは、「ソフ ト・ハンドオフ(soft handoff)」と呼ばれる機能がサポートされる。ソフト・ハ ンドオフ中に、第2基地局110は、セルラ・ハンドオフのターゲットであるこ とをあらかじめ通知され、そのため移動局106が第1基地局102と通信する ために利用する送信パターンが通知される。第2基地局112は、この同じ送信 パターンで移動局106への送信を開始し、移動局106は、両方の基地局10 2,112からの送信を検出/復調する。第2基地局112が良好な品質を与え ると(閾値に基づいて)移動局が判断すると、基地局102,112は、CDM A基地局コントローラ(CBSC:CDMA Base Site Controller)114 を介してその旨通知される。第1基地局102から移動局106への 通信は終了され、第2基地局112が通信負担を担う。このハンドオフは「ソフ ト・ハンドオフ」と呼ばれるが、これは移動局106の視点から見て、通信の中 断が生じないためである。 (サービス・オプション変更/ハンドオフ手順の長い組み合わせを有すること により)ソフト・ハンドオフの開始が遅延された場合、移動局106がソフト・ ハンドオフを開始する閾値は増加される。この閾値の増加の結果、移動局106 によって送信されるために必要な電力量が高くなる。あらゆる通信システムと同 様に、送信される電力量が高くなると、通信システムが受ける干渉が多くなる。 CDMA通信システムでは、システム干渉の増加の結果、システム容量、すなわ ち任意の一つの基地局102,112によって担当できる移動局106の数が減 少する。 第2図は、本発明を有利に実施できるように、基地局102の受信機203と CDMA通信する移動局106の送信機200を概略的に示す。通信システムの 符号化部分201において、トラヒック・チャネル・データ・ビット202はマ イクロプロセッサ(μP)から発生し、特定のビット・レート(例えば、9.6 キロビット/秒)でエンコーダ204に入力される。μP205は、ブロック指 定の関連機能207に結合され、ここで呼処理、リンク確立およびセルラ通信を 確立・維持することに関連する他の一般的な機能を含む機能が実行される。トラ ヒック・チャネル・ データ・ビット202は、ボコーダによってデータに変換された音声,純粋なデ ータあるいはこれら2種類のデータの組み合わせを含むことができる。エンコー ダ204は、以降でデータ・シンボルをデータ・ビットに最尤復号することを容 易にする符号化アルゴリズム(例えば、畳み込みまたはブロック符号化アルゴリ ズム)により、固定符号化レート(1/r)にてトラヒック・チャネル・データ ・ビット202をデータ・シンボル206に符号化する。例えば、エンコーダ2 04は、データ・シンボル206(例えば、28.8キロシンボル/秒のレート で出力される576個のデータ・シンボル)を出力するように、3データ・シン ボルに対して1データ・ビット(すなわち、1/3)の固定符号化レートにて、 トラヒック・チャネル・データ・ビット202(例えば、9.6キロビット/秒 のレートにて受信された192個の入力データ・ビット)を符号化する。 次に、データ・シンボル206はインタリーバ(interleaver)208に入力さ れる。インタリーバ208は、データ・シンボル206をブロック(すなわち、 フレーム)に整理して、シンボル・レベルで入力データ・シンボル206をブロ ック・インタリーブする。インタリーバ208では、データ・シンボルは、デー タ・シンボルの所定のサイズ・ブロックを定める行列に個別に入力される。デー タ・シンボルは、行列が列(column)毎に埋められるよ うに、行列内の位置に入力される。データ・シンボルは、行列が行(row)毎に空 になるように、行列内の位置から個別に出力される。一般に、行列は、列の数に 等しい行を有する方形行列であるが、連続して入力される非インタリーブ・デー タ・シンボル間の出力インタリーブ距離を増加するために他の行列形式も選ぶこ とができる。インタリーブされたデータ・シンボル110は、入力されたのと同 じデータ・シンボル・レート(例えば、28.8キロシンボル/秒)でインタリ ーバ208によって出力される。行列によって定められるデータ・シンボルのブ ロックの所定のサイズは、所定長の送信ブロック内で符号化ビット・レートにて 送信できるデータ・シンボルの最大数から導出される。例えば、データ・シンボ ルが28.8キロシンボル/秒のレートでエンコーダ204から出力され、かつ 送信ブロックの所定の長さが20ミリ秒である場合、データ・シンボルのブロッ クの所定のサイズは、28.8キロシンボル/秒と、20ミリ秒(ms)との積 で、576データ・シンボルに等しく、これは18x32行列を定める。 符号化されインタリーブされたデータ・シンボル210は、通信システムの符 号化部分201から出力され、通信システムの送信部分216に入力される。デ ータ・シンボル210は、変調器217により通信チャネル上で送信するために 準備される。次に、変調された信号は、デジタル無線チャネル108上で送信す るためアンテナ218に与 えられる。 変調器217は、拡散プロセスにおいて符号化インタリーブ・データ・シンボ ル210から固定長符号のシーケンスを導出することにより、直接シーケンス符 号分割スペクトル拡散送信のためにデータ・シンボル210を準備する。例えば 、基準符号化データ・シンボル210のストリーム内のデータ・シンボルは、6 個のデータ・シンボルのグループが一つの64ビット長符号によって表されるよ うに、固有の固定長符号に拡散できる。6個のデータ・シンボルのグループを表 す符号は、好ましくは合成され、一つの64ビット長符号を形成する。この拡散 プロセスの結果、固定レート(例えば、28.8キロシンボル/秒)にて符号化 インタリーブ・データ・シンボル210を受けた変調器217は、より高い固定 シンボル・レート(例えば、307.2キロシンボル/秒)を有する64ビット 長符号の拡散シーケンスを有する。符号化インタリーブ・データ・ビット210 のストリーム内のデータ・シンボルは、本発明の範囲および精神から逸脱せずに 、多くの他のアルゴリズムに基づいてより大きな長さの符号のシーケンスに拡散 できることが当業者に理解される。 拡散シーケンスは、この拡散シーケンスを長拡散符号(例えば、PN符号)で さらに拡散することにより、直接シーケンス符号分割スペクトル拡散送信のため にさらに準備される。拡散符号は、固定チップ・レート(例えば、1. 228メガチップ/秒)で出力されるシンボルのユーザ固有シーケンスまたは固 有のユーザ符号である。固有ユーザ符号は、どのユーザが符号化トラヒック・チ ャネル・データ・ビット202をデジタル無線チャネル108上で送信したかに ついての識別を与えるだけでなく、符号化トラヒック・チャネル・データ・ビッ ト202をスクランブルすることにより、通信チャネルにおける通信の機密性を 向上させる。さらに、ユーザ符号拡散符号化データ・ビット(すなわち、データ ・シンボル)は、シヌソイド(sinusoid)の位相制御を駆動することによりシヌソ イドを双位相変調(bi-phase modulate)するために用いられる。シヌソイド出力 信号は、帯域通過濾波され、RF周波数に変換され、増幅され、濾波されて、ア ンテナ218によって放射されて、BPSK(Binary Phase Shift Keyed)変 調によりデジタル無線チャネル108におけるトラヒック・チャネル・データ・ ビット202の送信を完了する。 基地局受信機203の受信部分222は、アンテナ224を介してデジタル無 線チャネル108から送信スペクトル拡散信号を受信する。受信信号は、逆拡散 器(despreader)およびサンプラ226によってデータ・サンプルにサンプリング される。次に、データ・サンプル242は、通信システムの復号部分254に出 力される。 逆拡散器およびサンプラ226は、好ましくは、濾波,復調,RF周波数から の変換および所定のレート(例えば、 1.2288メガサンプル/秒)でのサンプリングにより、受信スペクトル拡散 信号をBPSKサンプリングする。次に、BPSKサンプリングされた信号は、 受信サンプリング信号を長拡散符号で相関することにより逆拡散される。この逆 拡散されたサンプリング信号228は、所定のレート(例えば、受信スペクトル 拡散信号の4つのサンプルのシーケンスが一つのデータ・サンプルによって逆拡 散および/または表現されるように、307.2キロサンプル/秒)でサンプリ ングされ、非コヒーレント検出器240に出力され、その後データ・サンプル2 42の非コヒーレント検出が行われる。 当業者に理解されるように、複数の受信部分222,223およびアンテナ2 24,225を利用して、スペース・ダイバーシチを行うことができる。N番目 の受信機部分は、上記の受信部分222と実質的に同様に、デジタル無線チャネ ル108において受信スペクトル拡散信号からデータ・サンプルを取り出すべく 動作する。N個の受信部分の出力242〜252は、好ましくは、加算器250 に入力され、この加算器250は入力データ・サンプルをコヒーレント検出デー タ・サンプル260の合成ストリームにダイバーシチ合成する。 次に、ソフト判定データを形成する個別のデータ・サンプル260は、個別の データ・レベルにて入力ソフト判定データ260をデインタリーブするデインタ リーバ262 を含む復号部分254に入力される。デインタリーバ262では、ソフト判定デ ータ260は、ソフト判定データの所定のサイズのブロックを定める行列に個別 に入力される。ソフト判定データは、行列が行毎に埋められるように、行列内の 位置に入力される。デインタリーブされたソフト判定データ264は、行列が列 毎に空になるように、行列内の位置から個別に出力される。デインタリーブされ たソフト判定データ264は、入力されたのと同じレート(例えば、28.8キ ロメトリック/秒)でデインタリーバ262によって出力される。 行列によって定められるソフト判定データのブロックの所定のサイズは、所定 長の送信ブロック内で受信されるスペクトル拡散信号からデータ・サンプルをサ ンプリングする最大レートから導出される。 デインタリーブされたソフト判定データ264は、デコーダ266に入力され 、このデコーダ266は、最尤復号方法を利用して、被推定トラヒック・チャネ ル・データ・ビット268を生成する。最尤復号方法は、ビタビ復号アルゴリズ ムに実質的に類似するアルゴリズムを利用することにより補強できる。デコーダ 266は、個別のソフト判定データ264のグループを利用して、最尤シーケン ス推定デコーダ266の各特定の時間状態において用いられるソフト判定遷移メ トリックのセットを形成する。ソフト判定遷移メトリックの各セットを形成する ために用いられる グループ内のソフト判定データ264の数は、各入力データ・ビット202から 生成される畳み込みエンコーダ204の出力におけるデータ・シンボル206の 数に対応する。各セット内のソフト判定遷移メトリックの数は、各グループ内の ソフト判定データ264の数で2を累乗したものに等しい。例えば、送信機にお いて1/3畳み込みエンコーダを利用する場合、各入力データ・ビット202か ら3つのデータ・シンボル106が生成される。従って、デコーダ266は、3 つの個別ソフト判定データ264のグループを用いて、最尤シーケンス推定デコ ーダ266における各時間状態で用いられる8つのソフト判定遷移メトリックを 形成する。被推定トラヒック・チャネル・データ・ビット268は、ソフト判定 データ264がデコーダ266に入力されるレートと、入力データ・ビット20 2を元来符号化するために用いられる固定レートとに関連するレートで生成され る(例えば、ソフト判定データが28.8キロメトリック/秒で入力され、元の 符号化レートが1/3である場合、被推定トラヒック・チャネル・データ・ビッ ト268は9600ビット/秒のレートで出力される)。 被推定トラヒック・チャネル・データ・ビット268は、μP207と同様な μP270に入力される。μP207の場合と同様に、μP270はブロック指 定された関連機能272に結合され、このブロックも呼処理,リンク確立および セルラ通信を確立・維持することに関連する他の一 般的な機能を含む機能を実行する。また、μP270はインタフェース274に も結合され、このインタフェース274により、基地局102の受信機203は CBSC114と通信できる。 第3図は、本発明を有利に実施できるように、移動局106の受信機303と CDMA通信する基地局102の送信機300を概略的に示す。通信システムの 符号化部分301において、トラヒック・チャネル・データ・ビット302は、 μP305から出力され、特定のビット・レート(例えば、9.6キロビット/ 秒)でエンコーダ304に入力される。μP305は、第2図のブロック207 ,272と同様なセルラ関連機能を実行するブロック指定の関連機能307に結 合される。また、μP305は、基地局102の送信機300がCBSC114 と通信するのを可能にするインタフェース309にも結合される。 トラヒック・チャネル・データ・ビット302は、ボコーダによってデータに 変換された音声,純粋なデータあるいはこれら2種類のデータの組み合わせを含 むことができる。エンコーダ304は、以降でデータ・シンボルをデータ・ビッ トに最尤復号することを容易にする符号化アルゴリズム(例えば、畳み込みまた はブロック符号化アルゴリズム)により、固定符号化レート(1/r)にてトラ ヒック・チャネル・データ・ビット302をデータ・シンボル306に符号化す る。例えば、エンコーダ304は、デー タ・シンボル306(例えば、19.2キロシンボル/秒のレートで出力された 384個のデータ・シンボル)を出力するように、2データ・シンボルに対して 1データ・ビット(すなわち、1/2)の固定符号化レートにて、トラヒック・ チャネル・データ・ビット302(例えば、9.6キロビット/秒のレートで受 信した192個の入力データ・ビット)を符号化する。 次に、データ・シンボル306は、インタリーバ308に入力される。インタ リーバ308は、データ・シンボル306をブロック(すなわち、フレーム)に 整理して、シンボル・レベルで入力データ・シンボル306をブロック・インタ リーブする。インタリーバ308では、データ・シンボルは、データ・シンボル の所定のサイズ・ブロックを定める行列に個別に入力される。データ・シンボル は、行列が列毎に埋められるように、行列内の位置に入力される。データ・シン ボルは、行列が行毎に空になるように、行列内の位置から個別に出力される。一 般に、行列は、列の数に等しい行を有する方形行列であるが、連続して入力され る非インタリーブ・データ・シンボル間の出力インタリーブ距離を増加するため に他の行列形式も選ぶことができる。インタリーブされたデータ・シンボル31 0は、入力されたのと同じデータ・シンボル・レート(例えば、19.2キロシ ンボル/秒)でインタリーバ308によって出力される。行列によって定められ るデータ・シンボルのブロッ クの所定のサイズは、所定長の送信ブロック内で符号化ビット・レートにて送信 できるデータ・シンボルの最大数から導出される。例えば、データ・シンボル3 06が19.2キロシンボル/秒のレートでエンコーダ304から出力され、か つ送信ブロックの所定の長さが20ミリ秒である場合、データ・シンボルのブロ ックの所定のサイズは、19.2キロシンボル/秒と、20ミリ秒(ms)との 積で、384データ・シンボルに等しく、これは18x32行列を定める。 符号化されインタリーブされたデータ・シンボル310は、通信システムの符 号化部分301から出力され、通信システムの送信部分316に入力される。デ ータ・シンボル310は、変調器317により通信チャネル上で送信するために 準備される。次に、変調された信号は、デジタル無線チャネル108上で送信す るためアンテナ318に与えられる。 変調器317は、符号化インタリーブされたデータ・シンボル310に対して データ・スクランブルを行うことにより、直接シーケンス符号分割スペクトル拡 散送信のためにデータ・シンボル310を準備する。データ・スクランブルは、 インタリーバ出力シンボル310と、このシンボルについて送信期間の開始にて 有効な長符号疑似雑音PNチップの二進値との法2の加算(modulo-2 addition) を実行することによって達成される。この疑似雑音PNシー ケンスは、1.2288MHzクロック・レートで動作する長符号と同等であり 、ここで各64の最初の出力のみがデータ・スクランブルのために(すなわち、 19200サンプル/秒のレートで)用いられる。 スクランブルの後、スクランブルされたデータ・シンボルからの固定長符号の シーケンスは、拡散プロセスにおいて導出される。例えば、スクランブルされた データ・シンボルのストリーム内の各データ・シンボルは、各データ・シンボル が一つの64ビット長符号によって表されるように、好ましくは固有の固定長符 号に拡散してもよい。データ・シンボルを表すこの符号は、好ましくは、各デー タ・シンボルに対して法2の加算される。この拡散プロセスの結果、固定長レー ト(例えば、19.2キロシンボル/秒)で符号化インタリーブされたデータ・ シンボル310を受けた変調器317は、より高い固定シンボル・レート(例え ば、1228.8キロシンボル/秒)を有する64ビット長符号の拡散シーケン スを有する。符号化インタリーブされたデータ・ビット310のストリーム内の データ・シンボルは、本発明の範囲および精神から逸脱せずに、多くの他のアル ゴリズムに基づいてより大きな長さの符号のシーケンスに拡散できることが当業 者に理解される。 拡散シーケンスは、この拡散シーケンスを長拡散符号(例えば、PN符号)で さらに拡散することにより、直接シーケンス符号分割スペクトル拡散送信のため にさらに準 備される。拡散符号は、固定チップ・レート(例えば、1.228メガチップ/ 秒)で出力されるシンボルのユーザ固有シーケンスまたは固有のユーザ符号であ る。固有ユーザ符号は、どのユーザが符号化トラヒック・チャネル・データ・ビ ット302をデジタル無線チャネル108上で送信したかについての識別を与え るだけでなく、符号化トラヒック・チャネル・データ・ビット202をスクラン ブルすることにより、通信チャネルにおける通信の機密性を向上させる。さらに 、ユーザ符号拡散符号化データ・ビット(すなわち、データ・シンボル)は、シ ヌソイド(sinusoid)の位相制御を駆動することによりシヌソイドを双位相変調(b i-phase modulate)するために用いられる。シヌソイド出力信号は、帯域通過濾 波され、RF周波数に変換され、増幅され、濾波されて、アンテナ318によっ て放射されて、BPSK変調によりデジタル無線チャネル108におけるトラヒ ック・チャネル・データ・ビット302の送信を完了する。 基地局受信機303の受信部分322は、アンテナ324を介してデジタル無 線チャネル108から送信スペクトル拡散信号を受信する。受信信号は、逆拡散 器およびサンプラ326によってデータ・サンプルにサンプリングされる。次に 、データ・サンプル342は、通信システムの復号部分354に出力される。 逆拡散器およびサンプラ326は、好ましくは、濾波, 復調,RF周波数からの変換および所定のレート(例えば、1.2288メガサ ンプル/秒)でのサンプリングにより、受信スペクトル拡散信号をBPSKサン プリングする。次に、BPSKサンプリングされた信号は、受信サンプリング信 号を長拡散符号で相関することにより逆拡散される。この逆拡散されたサンプリ ング信号328は、所定のレート(例えば、受信スペクトル拡散信号の64個の サンプルのシーケンスが一つのデータ・サンプルによって逆拡散および/または 表現されるように、19.2キロサンプル/秒)でサンプリングされ、非コヒー レント検出器340に出力され、データ・サンプル342の非コヒーレント検出 が行われる。 当業者に理解されるように、複数の受信部分322,323およびアンテナ3 24,325を利用して、スペース・ダイバーシチを行うことができる。N番目 の受信機部分は、上記の受信部分322と実質的に同様に、デジタル無線チャネ ル108において受信スペクトル拡散信号からデータ・サンプルを取り出すべく 動作する。N個の受信部分の出力342〜352は、好ましくは、加算器350 に入力され、この加算器350は入力データ・サンプルをコヒーレント検出デー タ・サンプル360の合成ストリームにダイバーシチ合成する。 次に、ソフト判定データを形成する個別のデータ・サンプル360は、個別の データ・レベルにて入力ソフト判定 データ360をデインタリーブするデインタリーバ362を含む復号部分354 に入力される。デインタリーバ362では、ソフト判定データ360は、ソフト 判定データの所定のサイズのブロックを定める行列に個別に入力される。ソフト 判定データは、行列が行毎に埋められるように、行列内の位置に入力される。デ インタリーブされたソフト判定データ364は、行列が列毎に空になるように、 行列内の位置から個別に出力される。デインタリーブされたソフト判定データ3 64は、入力されたのと同じレート(例えば、19.2キロメトリック/秒)で デインタリーバ362によって出力される。 行列によって定められるソフト判定データのブロックの所定のサイズは、所定 長の送信ブロック内で受信されるスペクトル拡散信号からデータ・サンプルをサ ンプリングする最大レートから導出される。 デインタリーブされたソフト判定データ364は、デコーダ366に入力され 、このデコーダ366は、最尤復号方法を利用して、被推定トラヒック・チャネ ル・データ・ビット368を生成する。最尤復号方法は、ビタビ復号アルゴリズ ムに実質的に類似するアルゴリズムを利用することにより補強できる。デコーダ 366は、個別のソフト判定データ364のグループを利用して、最尤シーケン ス推定デコーダ366の各特定の時間状態において用いられるソフト判定遷移メ トリックのセットを形成する。ソフト判 定遷移メトリックの各セットを形成するために用いられるグループ内のソフト判 定データ364の数は、各入力データ・ビット302から生成される畳み込みエ ンコーダ304の出力におけるデータ・シンボル306の数に対応する。各セッ ト内のソフト判定遷移メトリックの数は、各グループ内のソフト判定データ36 4の数で2を累乗したものに等しい。例えば、送信機において1/2畳み込みエ ンコーダを利用する場合、各入力データ・ビット302から2つのデータ・シン ボル106が生成される。従って、デコーダ366は、2つの個別ソフト判定デ ータ364のグループを用いて、最尤シーケンス推定デコーダ366における各 時間状態で用いられる4つのソフト判定遷移メトリックを形成する。被推定トラ ヒック・チャネル・データ・ビット368は、ソフト判定データ364がデコー ダ366に入力されるレートと、入力データ・ビット302を元来符号化するた めに用いられる固定レートとに関連するレートで生成される(例えば、ソフト判 定データが19.2キロメトリック/秒で入力され、元の符号化レートが1/2 である場合、被推定トラヒック・チャネル・データ・ビット368は9600ビ ット/秒のレートで出力される)。被推定トラヒック・チャネル・データ・ビッ ト368は、μP370に入力され、このμP370は、デジタル無線チャネル 108において送信される被推定トラヒック・チャネル・データ・ビット368 と、拡張ハンドオフ方向メッ セージのフィールドを含む他のフィールドを解釈する。μP370は、ブロック 207,272,307によって実行されるものと同様なセルラ関連機能を実行 する関連機能372に結合される。 第4図は、CDMA通信システムのプロトコル階層構造を概略的に示す。第4 図に示すように、プロトコルは概念上の層に論理的に分割される。層1 400 、すなわちデジタル無線チャネル108の物理層は、ビットの送信に関係する機 能を含む。これらの機能は、無線波を介する変調,符号化,フレーミングおよび チャネル化を含む。マルチプレクス・サブ層402は、ユーザ・データおよびシ グナリング・プロセスのためにデジタル無線チャネル108の共有を可能にする 多重化機能を提供する。シグナリング・プロトコル層2は、主トラヒック層2 404と副トラヒック層2 406とに分割され、基地局102と移動局106 との間のシグナリング上位層メッセージ(例えば、上位層408,410から) の確実な伝達に関係するプロトコルである。このような上位層シグナリング・メ ッセージは、メッセージ再送信および重複検出を含む。 前述のように、IS−95Aのサービス・オプションは、TSB58によって 定義され、現時点で基本可変レート音声サービス(8kbps),移動局ループ バック,エンハンスド可変レート音声サービス(8kbps),非同期データ・ サービス,グループ3ファクシミリ,ショート・メ ッセージ・サービス,送信制御プロトコル/インターネット・プロトコル・パケ ット・データ・サービスおよびポイント・ツー・ポイント(PPP)パケット・ データ・サービス上のセルラ・デジタル・パケット・データ(CDPD)が含ま れる。マルチプレクス・サブ層402より上のすべてのプロトコル階層は、サー ビス・オプションに依存する。すなわち、サービス・オプションを変更するため の基地局102から移動局106へのシグナリングは、層2 404,406ま たはそれより上で行われる。 基地局102により移動局106に送信される別のパラメータは、レート・セ ット(rate set)と呼ばれるパラメータで、このパラメータは、デジタル無線チャ ネル108上で用いられるデータ・レートを定義するために用いられる。現在、 IS−95Aは、レート・セット1およびレート・セット2の2つのレート・セ ット・パラメータを定義し、各レート・セットは独自のサービス・オプションの セットを有する。レート・セットの変更は、(チャネル上のボコーディング・レ ートおよびチャネルの帯域幅を変更することにより)デジタル音声チャネル10 8を変更するので、レート・セット変更は、デジタル無線チャネル108をサポ ートする物理層である層1 400に対して透過的でない。しかし、レート・セ ット・パラメータが設定されると、物理層を変更せずにサービス・オプションを 変更できる。すなわち、与えられたレート・セットの任意のサービス・ オプション変更は、デジタル無線チャネル108をサポートする物理層である層 1 400に対して透過的となる。 前述のように、符号分割多元接続(CDMA)通信システム100におけるサ ービス・オプションは、本発明に従って、まず移動局106によって採用される サービス・オプションを判定し、あらかじめ存在するメッセージ内でこのサービ ス・オプションを表すデータを移動局106に送信することによって、移動局1 06において変更される。好適な実施例では、サービス・オプションを表すデー タは、複数のサービス・オプションのうち一つを表す16ビット・フィールドで あり、あらかじめ存在するメッセージは、拡張ハンドオフ方向メッセージ(Exte nded Handoff Direction Message)である。第5図は、ハンドオフ・メッセー ジを、特に、本発明により、ハンドオフに関するデータとサービス・オプション ・データ表現の両方を有する拡張ハンドオフ方向メッセージ(Extended Handof f Direction Message)500を示す。第5図に示すように、メッセージ500 は、必要に応じて基地局/移動局メーカ用に確保され、16ビット長のAdditio nal Fieldsフィールド502を有する。本発明の好適な実施例では、メッセー ジ500のフィールド502は、移動局においてサービス・オプションを変更す るために用いられる16ビットのサービス・オプション・データ表現を収容する 。サービス・オプションの変更は(第4図から最もよく分かるように) 層2およびそれより上で行われるので、Additional Fieldsフィールド502 は、主トラヒック層2 404(データ・フィールド504によって表される) または副トラヒック層2 406(データ・フィールド506によって表される )のいずれかのサービス・オプションを収容してもよい。 欧州デジタル・セルラ・システム(GSM:Global System for Mobile Co mmunication)や、日本デジタル・セルラ・システム(PDC:Personal Digit al Cellular)などの特定の時分割多元接続(TDMA)通信システムは、ハン ドオフ・メッセージを利用して、特定の層1の特性、すなわち、デジタル無線チ ャネル108に関する特性を変更する。しかし、上記のように、与えられたレー ト・セットについて、CDMA通信システムにおけるサービス・オプション変更 は、サービス・オプション変更に関するすべてのシグナリングが層2 404, 406またはそれより上で行われるため、デジタル無線チャネル108に対して 完全に透過的となる。 移動局においてサービス・オプションを変更する典型的な例を、第1図を参照 して以下で説明する。移動局106が第1カバー・エリア104内に位置し、第 1セットのサービス・オプションをサポートする第1基地局102と通信してお り、第2セットのサービス・オプションをサポートする第2基地局112が担当 する第2カバー・エリア1 10に入ると想定すると、第1基地局102は、まず最初に、セルラ・ハンドオ フが必要なことを識別する。サービス・オプション条件に拘わらず、移動局10 6が第1カバー・エリア104から第2カバー・エリア110への通信を維持す ることを可能にするためには、セルラ・ハンドオフが必要となる。 この時点で、第1基地局102はセルラ・ハンドオフが必要なことを認識して いるので、第1基地局102は採用すべきサービス・オプションを判定して、第 2基地局112がこの判定されたサービス・オプションをサポートするかどうか を調べることができる。この段階は、第2基地局112が異なるサービス・オプ ションをサポートすることを選んだ異なるオペレータの基地局かもしれないので 必要となる。当業者に理解されるように、利用可能なサービス・オプション情報 は、第1基地局102またはCBSC114にあってもよい。また、この判定に 基づいて、第1基地局102は、判定したサービス・オプションのデータ表現を 拡張ハンドオフ方向メッセージ500のAdditional Fieldsフィールド502 に挿入し、この拡張ハンドオフ方向メッセージ500を移動局106に送信する 。移動局106は、拡張ハンドオフ方向メッセージ500を受信し、このメッセ ージ内のデータをμP370に送って、解釈させる。μP370は、受信したデ ータを解釈し、Additional Fieldsフィールド502内のデータ表現に基 づいてサービス・オプションを変更し、本発明に従ってセルラ・ハンドオフを実 行するように移動局106の受信機303を変更する。 当業者に理解されるように、本発明によるサービス・オプション変更は、上記 のセル間ハンドオフに限定されない。例えば、本発明によるサービス・オプショ ン変更は、セル内ハンドオフにも有利に適用できる。第1図を参照して、移動局 106は、システムに課せられた制約のためにセル内ハンドオフを必要とするこ とがある。一例として、容量上の制約は、ある基地局102によってサポートさ れるサービス・オプションを制限することがある。高システム容量のとき(日中 のピーク時間)、基地局102は、グループ3ファクシミリなどの特定のチャネ ル時間を消費するサービス・オプションをサポートしないように設計できる。シ ステム容量が軽減すると(日中のオフピーク時間)、基地局102はすべてのサ ービス・オプションをサポートできるようにする。これらのシステム制約は、層 1 400のプロトコルによってサポートされるデジタル無線チャネル108に 対して透過的な方法で施すことができる。 従来の面倒なネゴシエーション・プロセスを実行するために余分な時間を必要 としないので、本発明によるCDMA通信システムは、欠落呼(dropped calls) のレートを増加せずにサービス・オプション変更を実行する。さらに、すべての シグナリングは層2 404,406またはそれ より上で行われるので、本発明によるサービス・オプション変更は層1 400 のプロトコルによってサポートされるデジタル無線チャネル108に対して透過 的である。最後に、移動局106はソフト・ハンドオフに入る際に遅れないので 、システム干渉は低減され、その結果、従来のサービス・オプション変更方法に 比べてシステム容量が増加する。 本発明について特定の実施例を参照して具体的に図説してきたが、発明の精神 および範囲から逸脱せずに、形式および詳細のさまざまな変更が可能なことが当 業者に理解される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.符号分割多元接続(CDMA)通信システムにおいてサービス・オプション を変更する方法であって: 移動局によって採用されるサービス・オプションを判定する段階;および あらかじめ存在するメッセージ内で、前記サービス・オプションを表すデータ を前記移動局に送信する段階; によって構成されることを特徴とする方法。 2.前記サービス・オプションを表す前記データは、複数のサービス・オプショ ンのうち一つを表す16ビット・フィールドをさらに含んで構成されることを特 徴とする請求項1記載の方法。 3.前記あらかじめ存在するメッセージは、ハンドオフ・メッセージをさらに含 んで構成されることを特徴とする請求項1記載の方法。 4.あらかじめ存在するメッセージ内で、前記サービス・オプションのデータ表 現を送信する前記段階は、前記送信する段階が行われる物理層に対して透過的で あることを特徴とする請求項1記載の方法。 5.CDMA通信システムの基地局と通信する移動局において、サービス・オプ ションを変更する方法であって: 前記基地局から送信されるハンドオフ・メッセージにおいて、採用されるサー ビス・オプションを表すデータを受 信する段階;および 前記ハンドオフ・メッセージにおいて受信した前記データに基づいて、前記移 動局において前記サービス・オプションを変更する段階; によって構成されることを特徴とする方法。 6.前記サービス・オプションを変更する前記段階は、前記ハンドオフ・メッセ ージが送信される物理資源に対して透過的であることを特徴とする請求項5記載 の方法。 7.移動局においてサービス・オプションを変更する方法であって、前記移動局 はCDMA通信システムと整合性があり、前記移動局は第1基地局と通信し、か つ前記第1基地局から第2基地局へのハンドオフを必要とし、前記移動局は前記 第1基地局によってサポートされる現在のサービス・オプションを実施する方法 は: 前記第1基地局において: 前記第2基地局によって採用されるサービス・オプションを判定する段階 ; 前記判定されたサービス・オプションのデータ表現をハンドオフ・メッセ ージに挿入する段階;および 前記ハンドオフが必要なときに、前記ハンドオフ・メッセージを前記移動 局に送信する段階; 前記移動局において: 前記第1基地局から前記ハンドオフ・メッセージを受信する段階; 前記データ表現に基づいて前記サービス・オプションを変更する段階;お よび 前記ハンドオフ・メッセージに基づいて、前記第1基地局から前記第2基 地局に通信を変更する段階; によって構成されることを特徴とする方法。 8.前記CDMA通信の前記第1基地局および前記第2基地局は、ソフト・ハン ドオフをサポートすることを特徴とする請求項7記載の方法。 9.複数のサービス・オプションをサポートし、符号分割多元接続(CDMA) 通信システムと整合性がある移動局であって: サービス・オプションのデータ表現と、通信ハンドオフに関するデータとを収 容するハンドオフ・メッセージを受信する受信機;および 前記データ表現に対応する前記サービス・オプションを実施するように前記ハ ンドオフ・メッセージを解釈し、前記通信ハンドオフを実行するように前記移動 局の受信機を変更するマイクロプロセッサ; によって構成されることを特徴とする移動局。 10.前記ハンドオフ・メッセージは、セル間ハンドオフまたはセル内ハンドオ フに関するハンドオフ・メッセージであることを特徴とする請求項9記載の移動 局。
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