JPH10503857A - 弦楽器用ビブラート組立体 - Google Patents

弦楽器用ビブラート組立体

Info

Publication number
JPH10503857A
JPH10503857A JP8507418A JP50741896A JPH10503857A JP H10503857 A JPH10503857 A JP H10503857A JP 8507418 A JP8507418 A JP 8507418A JP 50741896 A JP50741896 A JP 50741896A JP H10503857 A JPH10503857 A JP H10503857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrato
assembly
armature
flex
pivot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8507418A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3248727B2 (ja
Inventor
ハフ、リチャード・イー
Original Assignee
ハフ、リチャード・イー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハフ、リチャード・イー filed Critical ハフ、リチャード・イー
Publication of JPH10503857A publication Critical patent/JPH10503857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3248727B2 publication Critical patent/JP3248727B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D3/00Details of, or accessories for, stringed musical instruments, e.g. slide-bars
    • G10D3/14Tuning devices, e.g. pegs, pins, friction discs or worm gears
    • G10D3/147Devices for altering the string tension during playing
    • G10D3/153Tremolo devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Stringed Musical Instruments (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 弦楽器用ビブラート組立体20は、弦楽器により生成される音の高さをわずかにかつ急速に変える。先に知られているビブラート組立体は、これらの変化を生成するためにナイフエッジヒンジ又は回転ボールベアリングを有する。本発明のビブラート組立体20は、弦の張力を変えるために屈曲ベアリング32を用い、それによって音の高さを変えている。これらの屈曲ベアリング32ビブラート組立体20は、高強度、零の操作雑音及びランブル並びにほぼ零の摩擦及びヒステリシスの点で有利である。さらに、屈曲ベアリング32ビブラート組立体20は、楽器と弦との間に頑強な路を与え、これが改良された音の品質、範囲及び持続性に帰着する。

Description

【発明の詳細な説明】 弦楽器用ビブラート組立体技術分野 本発明は弦楽器に関し、特に弦によって発生される音色を変える装置に関する 。背景技術 ビブラートは、暖かさや表情を加えるために楽器の音調に添えられるわずかに ふるえる効果であり、生成される音の高さのわずかな素早い変化から成る。ギタ ー、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、バンジョー、マンドリン等の 弦楽器は、トロンボーンのような他の少数のものと共に、演奏者が指の位置また は楽器の相対的配置をわずかに変えることによって、あらゆる連続する音調を生 成できる点で独特である。これが、弦楽器の中で、弦に沿って指の位置を変える ことによってビブラート音を生成する技術の発展及び効用につながった。 ビブラート音を生成する他の方法は、指を固定したままで弦の張力を変えるビ ブラート組立体を用いることである。従来のビブラート組立体(通常弦楽器では トレモロは音色の調子よりはむしろ振幅の変化をさすが、しばしばトレモロ緒止 め板と呼ばれる)は、弦楽器本体に関してナイフエッジヒンジ又は回転ボールベ アリングの回りを回転するブリッジを有し、弦の張力変化及びそれによる音色の 調子の変化を生成するようにされている。 これまで知られているブラート組立体には幾つかの欠点がある。ナイフエッジ ヒンジ及び回転ボールベアリングは摩擦を有し、枢軸回転面上に磨耗を生じかつ ヒステリシスを(すなわち、弦が正確に元の高さに戻るのを妨げる)起こす。ナ イフエッジヒンジ及び回転ボールベアリングは、望ましくないノイズ及びランブ ル生成し、近くの電気弦楽器上の電気音響ピックアップに検出されて増幅機に運 ばれる。ナイフエッジヒンジ及び回転ボールベアリングは、音響的に微小なスリ ップ(すなわち、弾性変形波伝達上の滑り摩擦)を許し、弦と楽器本体との間の 音響エネルギの有効な移転を妨げる。これは音質(すなわち、高調波の数及び相 対的強度)、周波数範囲及び持続性(すなわち、弦が自由に振動できるエネルギ 損失不在)の損失に帰着する。また、高い線接触又は点接触応力の存在のために 、わずかな過負荷でもナイフエッジ及びボールベアリングレースを損傷させて摩 擦、雑音及び音響的損失を増大させる。発明の開示 既に述べた理由で、磨耗又はヒステリシスを示さず、異質の雑音を生じること なく弦から楽器本体へ音響エネルギを伝達し、厳しい使用に耐える弦楽器用ビブ ラート組立体を提供することは有利であろう。 本発明は、部品間のすべての相対的動きが弾性屈曲部材によって達成されるビ ブラート組立体である。それは1又はそれ以上の弦を有する楽器に適用できる。 それは、楽器に取付けられるビブラート基部(例えば、楽器の共鳴部又は棹)、 弦を支持するビブラート接片手段及びビブラート基部とビブラートアーマチュア (可動素子)との間の相対的動きを許す、弦の張力を変える弾性屈曲ピボットを 有する。(「アーマチュア」の用語の現用法は、ワイヤひずみゲージ、電気機械 リレー等の移動部分の名称として用いられるものと一致する。)楽器は、すべて の弦の張力を変える単一ビブラートを持ち得るか又は各々が小組の弦の張力を変 える、弦当り1つの多重ビブラートを持つことができる。 本発明は、多くの利点を有する。滑り又は回転接触が全くないことは、摩擦及 び磨耗の問題をなくす。表面摩擦が無いことは屈曲ピボットの本来の回復モーメ ントと相俟って非常に低いヒステリシスに帰着する。もし適切な材料が用いられ るなら、ヒステリシスは実質的に零になり、弦は正確に元の高さに戻るであろう 。高品質屈曲ピボットの操作上の雑音は、ナイフエッジヒンジ及び回転ボールベ アリングのものと比較して無視できる程度で、従来の電気音響ピックアップでは 検出できない。このビブラート組立体は、最低の減衰(エネルギ損失)及びひず みで、音響波を振動する弦から楽器共鳴部へ伝えるしっかりした経路を与え、こ れは改良された音の質、範囲及び持続性に帰着する。また、突発事故に耐えるの に十分な頑丈さで造ることが可能で、性能の劣化なしに酷使できる。本発明のさ らなる利点は、異なった材料を用いることによって音の特性を変え得ることであ る。図面の簡単な説明 図1Aは、本発明の望ましい実施態様の等角投影図である。図1Bは、本発明 の望ましい実施態様の正面図である。 図2Aは、ビブラートアーマチュアの望ましい実施態様を示す。図2Bは、ビ ブラート基部の望ましい実施態様を示す。図2Cは、クロス・ストリップ屈曲ピ ボットを例示するビブラート組立体の側面図である。 図3は、本発明の望ましい実施態様の構成図で、回転軸が屈曲ピボットの交点 にある、「休止」位置及び「屈曲」位置を示す。 図4Aは、本発明の代わりの実施態様を示す等角投影図で、水平屈曲板がビブ ラート基部及びビブラートアーマチュアの中心に移動するクロス・ストリップ屈 曲ピボットを用いている。図4Bは、図4Aの代わりの実施態様の正面図である 。 図5Aは、単一屈曲を有する、本発明の代わりの実施態様を示す。図5Bは、 2つの屈曲体を有する、本発明の代わりの実施態様を示す。 図6Aは、非対称屈曲構成を有する、本発明の代わりの実施態様を示す。図6 Bは、組合わせ屈曲ピボット及びラジアルベアリングを有する、本発明の代わり の実施態様を示し、そこでは垂直屈曲体が軸及びベアリング構成と置換えられる 。図6Cは、図6Bと類似の本発明の代わりの実施態様を示すが、屈曲ベアリン グ及びラジアルベアリングが転換位置を有する点で異なる。 図7は、弦楽器の共鳴部の凹所に設けられ、引張りスプリングが水平位置にあ る、ビブラート組立体の構成図である。 図8は、120°Yクロス・ストリップ屈曲ピボットを有する代わりの実施態 様を示す。 図9は、一体形屈曲体を有する代わりの実施態様を示す。 図10は、単一屈曲板及びそれと関連する座標系を示す。 図11は、各弦の張力を独立して変える、個々に駆動されるビブラート組立体 を示す。 図12Aは、個々に駆動されるビブラートの望ましい実施態様を示す。図12 Bは、個々に駆動されるビブラートの望ましい実施態様の断面図を示す。発明を実施するモード 図面と共に本発明の詳細な説明を読めば、開示された本発明の利点及び特徴は 当業者にとって容易に理解されるであろう。 図1Aは、本発明の望ましい実施態様の等角投影図である。ビブラート組立体 20は、ビブラートアーマチュア24をビブラート基部22と連結する2つのク ロスストリップ屈曲ピボット小組立体を32を有する。各屈曲ピボット小組立体 32は、それぞれがビブラート基部22をビブラートアーマチュア24と連結す る、屈曲プレーと28及び第2屈曲プレーと30を有する。ビブラート基部22 は、弦楽器上に取付けられ、駆動力がビブラートアーマチュア24に作用すると き静止状態を保つ。ビブラートアーマチュア24は、駆動力に応答して弦を振ら せて張力を変化させる。図3は、望ましい実施態様において駆動力がビブラート アーマチュア24に作用することを示すが、駆動力がビブラート組立体20の任 意の部分に作用することは発明の範囲に含まれる。 駆動力がハンドル54に作用する場合、屈曲プレーと28及び第2屈曲プレー ト30が変形し、ビブラートアーマチュア24が弦52の有効長及び張力を変化 させることができるようにさせる。望ましい実施態様において、ハンドル54は 取り外し可能なレバーアームで、図1Aに示す取付台25に取付けられる。ハン ドル54には入力が加えられ、ビブラートアーマチュア24とビブラート基部2 2との間に相対的運動を与えるようにする。相対的運動を与えるすべての種類の ハンドル及び機械的アクチュエータの使用は本発明の範囲に含まれる。図1Bは 、ビブラート組立体20の正面図である。ビブラートアーマチュア24の底部は 、ビブラート基部22の底部より僅か上方に上げられる。クロスストリップ屈曲 ピボット小組立体32は、ビブラート組立体20の両側面に取付けられる。各弦 52用のサドル26は、ビブラートアーマチュア24に取付けられ、それと共に 動く。本発明の望ましい実施態様において、サドル26及びビブラートアーマチ ュア24は、弦52を支持すると共に固定する。各弦52の球端は、弦穴27を 通して降下し(図1A)、弦スロット29の下に滑り込む。本発明の範囲には各 弦52が他のものに固定される実施態様が含まれる。例えば、各弦52は、直接 楽器に固定され、ビブラートアーマチュア24が単に弦52を逸らせる(か つ伸長させる)ことも可能であろう。 ビブラートアーマチュア24を動かすことによって、各弦52はわずかに伸長 し、張力が変わってそれに相当する音の高さの変化が生じる。伸長スプリング3 8は、図2C、5A、5B及び7に示す通り、ビブラートアーマチュア24及び 楽器62間を連結すると共に弦52の張力に対抗する。 図1A、1B及び2Cに示す屈曲ピボット小組立体32は、組合わせスプリン グ及びベアリングのように作動するが、摩擦なしで行われる。先に知られている ナイフエッジヒンジ及び回転ボールベアリングを有するビブラート組立体は、一 方の面が他の面上を回転又は滑動する摩擦運動によって弦の張力を変化させる。 屈曲ピボット小組立体32を有するビブラート組立体が移動して弦の張力を変化 させる場合、一方の面が他の面に対して移動することはない。その代わり、屈曲 体28及び30内の原子結合体が伸長し、結果的に生じる動きは摩擦がなくかつ 静かである。さらに、本発明の屈曲ピボット小組立体を32は、中心を求めるス プリングのように作動し、実質的にヒステリシスは零になる。図3に示すハンド ル54への駆動力が終結した後、伸びた原子結合体及びスプリング38の回復力 は、ビブラートアーマチュア24を正確な元の位置に戻し、弦52が元の高さの 音を生成することになる。 屈曲プレーと(又はスプリング)が、撓みの作動範囲全体に亘って純粋に弾性 的な作動を示すことは重要である。あらゆる塑性(又は粘弾性等)変形がヒステ リシスを起こさせ、結局不十分な屈曲を生じさせるであろう。屈曲体は、大きな 純粋に弾性的な応力及び疲労に抵抗できる材料、すなわち、概して高強度材料( 例えば、硬化鍛練ばね鋼)で造るべきである。もし、屈曲体が固定スプリング形 なら、あらゆる滑りがヒステリシス、作動雑音及び音響的な損失の原因になるの で、屈曲体プレートは極めてしっかり固定するのが重要である。頑丈さに対して は、ビブラート基部及びビブラートアーマチュアの形状は、弾性限界を越えて屈 曲体が曲がるのを防止するようにすべきである。理想的には、屈曲体内の作動応 力は、降伏強度の約25%を越えるべきではないが、材料によっては30%まで 許容できる。 大きな弾性屈曲撓みに対しては、図10にTとして示す屈曲プレートの厚さが 、 その長さLより遥かに小さくなければならない。厚さ対有効長さの比は、特殊な 用途に依存し、そこでは抵抗対疲労、装荷比が問題である。図10は、プレート がx軸回りの曲りに対しては低抵抗を持つべきであるが、y軸の回りでは高抵抗 で、緊張下のz軸では伸長に対して高抵抗を持つべきであることを示す。このよ うな2つのプレートを用いるクロス・ストリップ屈曲ピボット組立体は、2プレ ートの平面の交点ラインに平行な(かつ近い)軸の回りに容易に回転するが、他 の方向のすべての動きに強く抵抗するであろう。もし、ビブラート組立体が、多 重屈曲ピボット小組立体を用い、屈曲ピボット小組立体が3以上のプレートを用 いるなら、全プレートの平面がほぼ単一軸で交差することが重要である。 屈曲ピボットのデザイン及び及び適用性の一般的議論については、以下の文献 を参考にされたい。すなわち、「屈曲ピボットのデザイン」(Journal of The A eronautical Science,Volume 5,Nomber 1937,pp.16-21; F.S. Eastman)、「 ナイフエッジ及びボールベアリングを置換する屈曲ピボット」(University of W ashington Engineering Experiment Station Bulletin No.86,Nomber35; Eastm an,and R.V. Jones)、「楽器デザインにおける弾性の効用」(journal of Scien tific Instument,Volume 39,May,1962,pp.193ー203)。 望ましい実施態様において屈曲プレート28及び30は(図1A)、硬化ベリ リウム銅製で、厚さが約.4mm、幅が9.5mmで、約13mmの有効曲げ長 さ(締付け端を除く)有する。回転軸90は、屈曲プレート28と屈曲プレート 30との交点で形成され、弦の張力を変えるために、ビブラートアーマチュア2 4はある方向に動き得るが、他のいかなる方向にも動けないように方向付けられ る。正常な作動において屈曲ピボット小組立体32は、約±8度の角度を通して 回転し、約5mmの弦長調節範囲を与える。機械的制御器は、両方向の回転角度 が降伏強度標準の25%以内の特定な角度を越えないように制限するであろう。 屈曲ピボット小組立体32の剛性の他の利点は、振動エネルギを弦52から楽器 62へ容易に移し、再び弦52へ戻すことにある。振動エネルギは、サドル26 、ビブラートアーマチュア24、屈曲プレート28及び30、ビブラート基部2 2を通して弦52から楽器内へ進み、同一路を経て弦52へ戻る。弦52及 び楽器62間での音響エネルギの自由かつ妨害のない移動は、音の改良された品 質、範囲及び持続性に帰着する。 図2Aはビブラートアーマチュア24を示し、図2Bはビブラート基部22を 示す。ビブラートアーマチュア24は、ビブラート基部22を全体に亘ってその 内部に適合する。図2Cはビブラート組立体20の側面図で、クロス・ストリッ プ屈曲ピボット小組立体32とビブラート基部22及びビブラートアーマチュア 24との連結状態を例示する。ファスナ36は、ファスナ穴46内へ捩じ込まれ 、屈曲体28及び30をビブラートアーマチュア24及びビブラート基部22へ 締付ける。本発明の望ましい実施態様は、サドル26に垂直に設けられる屈曲体 28及びサドル26と平行に設けられる屈曲体30を有するが、サドル26に関 して任意の方向に設けられる屈曲体28及び30は、本発明の範囲内に含まれる 。 図2Aに示すビブラートアーマチュア24は、それにサドル26を取付けるた めの穴を有する。イントネーション(抑揚)ねじ穴50は、弦52の長さを正確 に調節し、弦の張力に対抗し、弦を正しい位置に支持する、イントネーションね じ44を受入れる(図2C)。固定ねじは、図1Aに示す溝付き穴42を貫通し 、図2Aに示す固定穴48内に捩じ込まれ、サドル26をビブラートアーマチュ ア24に取付け、振動エネルギをアーマチュア24へ移す。止めねじは止めねじ 穴40内に入り、ビブラートアーマチュア24上で終結する。止めねじは、サド ル26及び弦52の高さをビブラートアーマチュア24に関して位置付けする。 図3は、ビブラート組立体20の運動学を示す構成図である。駆動力がハンド ル54に作用するとき、ビブラートアーマチュア24が移動し、屈曲体28及び 30が弾性変形を受け、弦52の張力が変化し、弦52によって生成する音の高 さが変化する。駆動力の終結と同時にビブラート組立体20は、実線によって示 される休止位置に戻る。 幾つかの種類の屈曲ピボットが存在する。これらは、単一屈曲体及び2つ又は それ以上の屈曲体を用いるクロス・ストリップ構成のものを含む。後者は、より 高度な複雑性を犠牲にして十分明確に定義された回転軸及び剛性の利点を与える 。屈曲体それ自体もまた各種の形から成る。これらは、屈曲プレート28及び3 0のような締付け・平坦・スプリング形及び図9に示す一体構造形を含む。後 者は、摩擦の可能性を一切排除しているが、概して製造には遥かに費用がかかる 。締付け・平坦・スプリング形に対する製造方法の範囲には、屈曲プレートをビ ブラート基部及びビブラートアーマチュアに半田付け、溶接、接着する方法等が 含まれる。望ましい実施態様は、各々が2つの締付け・平坦・スプリング屈曲体 を有する、2つのクロス・ストリップピボット小組立体を用いている。しかし、 本発明の範囲は、任意の形の屈曲体を有する任意の構成で任意の数の屈曲ピボッ ト小組立体を用いるビブラート組立体を含む。また、ビブラート組立体は、屈曲 ピボットと従来のベアリングとの組合わせを組入れたビブラート組立体が、代替 実施態様として以下で論じられる。 図4A及び4Bは、3屈曲プレートビブラート組立体34を示す。図1A、1 B及び2Cに示す、クロス・ストリップ屈曲ピボット小組立体32のこの変形体 は、ビブラートアーマチュア24及ビブラート基部22の中央に移動される、水 平に方向づけられた図1A及び1Bの屈曲体30を有し、そこでは屈曲体31を 形成するためにそれらが併合される。クロス・ストリップ屈曲ピボット小組立体 のこの構成は、再び図12A及び12Bに示され、そこではただ1本の弦又はす べての弦の小組の張力を変える、個々に駆動されるビブラート小組立体114が 用いられる。 図5Aは、単一曲曲ビブラート組立体58の構成図である。ビブラート基部2 2は、楽器62の凹所に取付けられ、単一屈曲体28がビブラート基部22とビ ブラートアーマチュア24とを結合する。ハンドル54に力が加えられるとき、 ビブラート組立体58が移動して弦52の張力が変化し、その音の高さの変化が 生成される。楽器62とビブラートアーマチュア24との間に連結される引張り ばね38は、弦52の張力と対抗する。本実施態様において屈曲体28は、圧縮 状態におかれ、加えられる負荷下において曲げ圧力に抗する充分な堅さを持たな ければならない。 図5Bは、2重屈曲ビブラート組立体60の構成図である。ビブラートアーマ チュア24とビブラート基部22を連結する2つの屈曲体を持つことを除けば、 単一曲曲ビブラート組立体58と同一である。この構成は、ビブラートアーマチ ュア24が回転運動の代わりに並進運動をするようにさせる。この実施態様にお いて屈曲体28及び30は、圧縮状態におかれ、加えられる負荷下において曲げ 圧力に抗する充分な堅さを持たなければならない。 図6Aは、非対称屈曲ピボットビブラート組立体64の構成図である。この代 わりの実施態様において非対称屈曲ピボット小組立体は、異なった長さの断面L 1、L2、L1´及びL2´を有する非対称屈曲体28´及び30´により造ら れる。非対称ビブラート基部22´及び非対称ビブラートアーマチュア24´は 、屈曲体28´及び30´を収容するためにわずかに異なった形状を有すること を除けば、ビブラートアーマチュア24及びビブラート基部22と同一である。 屈曲体28´及び30´の交点をわずかに変えることによって回転上の堅さが増 大し、回転軸の変位は減少する。この実施態様において屈曲体28´及び30´ は、圧縮状態におかれ、加えられる負荷下において曲げ圧力に抗する充分な堅さ を持たなければならない。 図6Bは、屈曲ピボットとラジアルベアリングとを結合するビブラート組立体 66の構成図である。ラジアルベアリング70は、ビブラートアーマチュア72 とビブラート基部70とを結合し、ビブラート基部74に関してビブラートアー マチュア72が移動できるようにさせる。この実施態様は、ビブラートアーマチ ュア72とビブラート基部74とを結合する少なくとも1つの屈曲体28を有す る。 図6Cは、ラジアルベアリング及び別の構成で連結される屈曲体28を有する 屈曲ピボットビブラート組立体60の構成図である。この実施態様には多くの構 成が有る。本発明の範囲には、1以上のラジアルベアリング70を有する実施態 様及びビブラート組立体66の中央若しくは他の位置に位置するラジアルベアリ ング70を有する実施態様が含まれる。 図7は、楽器62内に設置されたビブラート組立体の構成図である。ビブラー ト基部22は、楽器62の凹所底部に取付けられる。図7は、楽器62の頂部に おいて弦52と平行に取付けた引張りスプリング38を示すが、それは凹所内で 弦52と垂直に取付けることができる。 図8は、Yクロス・ストリップ屈曲ピボットビブラート組立体72の構成図で ある。Yクロス・ストリップ基部76及びYクロス・ストリップアーマチュア 74は紙面内方へ伸び、Yクロス・ストリップ基部76は、ビブラート組立体7 2の両端に位置する2つのYクロス・ストリップ屈曲ピボット小組立体77を経 てYクロス・ストリップアーマチュア74と連結される。図8は、Yクロス・ス トリップ屈曲ピボット組立体77の1つを示す。弦サドル26は、アーマチュア 74の頂部に取付けられる。ビブラートアーマチュア74の凹所内に基部76が 設けられる。Yクロス・ストリップ屈曲ピボット組立体77は、120°離れて 配置されかつビブラート基部76及び、逃げ穴78を通過後、ビブラートアーマ チュア74に取付けられる。3つの屈曲プレート79を含む。駆動力がハンドル 54に加えられときYクロス・ストリップアーマチュア74は、逃げ穴78によ り許される限り、Yクロス・ストリップ基部76の回りを移動する。図8では、 屈曲プレート79が交差しかつ共に連結されているように見えるが、各プレート は物理的に分離され、異なった軸位置を有する(すなわち、図の面に垂直な方向 で分離される)。さらに、屈曲ピボット組立体の屈曲プレート数は3つを越えて もよい。 図9は、一体構造80を有するビブラート組立体を示す。同組立体は、ビブラ ートアーマチュア82、一体形屈曲体84及びビブラート基部86を継目なしの 一構造体に組込んでいる。このデザインは摩擦の可能性を一切排除しているが、 概して製造費が高くなる。一体構造体80は、概して物質の単一片から切り出さ れる。図9に示すような簡単な形状体は、従来の機械加工操作を用いて製造する ことができる。より複雑な形状体は、化学的ばり取りを伴うワイヤEDM(電気 放電機械加工)のような代わりの工程を要するであろう。一体構造体80が機械 加工された後、屈曲体84は、所望の堅さを与えるためにレーザにより局部的に 熱処理を施すことができる。本発明の範囲には、すべての実施態様の締付け・平 坦・スプリング屈曲体を一体構造屈曲体で置換えることが含まれる。 本発明の範囲には、楽器のすべての弦の張力及びすべての弦の小組の張力を一 度に変えるビブラート組立体が含まれる。例えば、6弦楽器は、図2Cに示すビ ブラート組立体20と類似の6つの別個のビブラート組立体を持つことができる 。この実施態様においては、各ビブラート組立体が1つの弦を支持しかつ張力を 変える。さらに、この6弦楽器は、各ビブラート組立体が2つの弦52の張力を 変 える3つのビブラート組立体等を持つことができる。これらの個々の屈曲ピボッ トビブラート組立体は、レバーアーム(すなわち、ハンドル)、脚リンク機構、 機械アクチュエータにより別々に又は一緒に駆動できる。 図11は、上記概念の実施態様を示す。各弦の張力は、各弦52に対する単一 ビブラート組立体102を有する個々に駆動されるビブラート100の組立体に より、他の弦52の張力とは独立して変えられる。各単一ビブラート組立体10 2は、弦52を支持しかつ固定するサドル26が取付けられる単一アーマチュア 104と、楽器(図示せず)に固定して取り付けられる単一基部106と、単一 アーマチュア104と単一引張りスプリング連結プレート108との間に接続さ れるスプリング38と、アーマチュア104及び基部106と連結する、既に述 べたクランプ33及びファスナ36を有する弾性屈曲プレート28とを有する。 各単一ビブラートアーマチュア104は、連結ロッド110を通して脚ペダル1 12と連結する。脚ペダル112が押し下げられるとき連結ロッド110は、単 一アーマチュア104を引き下げ(又は、単一アーマチュア104を引上げ)、 屈曲プレート28がx軸(図10)の回りで曲がり、屈曲プレート28の頂部が スプリング38に向けて(又は遠ざかるように)曲がるようにされる。この単一 アーマチュア104の変位は、弦52の張力を増加(又は減少)させ、その音の 高さを高くする(低くする)。駆動力が脚ペダル112から除去されると、単一 アーマチュア104は、その元の位置に戻ると共に弦52の張力を回復してその 音の高さが元の値になる。図11は、2つの個々に駆動されるビブラート102 及び個々に駆動される第3のビブラート組立体102を想像線で示す。本発明の 範囲には、個々に駆動される任意の数のビブラート組立体102を有する楽器及 び2つ以上の弦の張力を一度に変える、個々に駆動されるビブラート組立体を有 する楽器が含まれる。さらに、本発明の範囲には、脚ペダルをハンドル又は機械 駆動装置と置換える楽器が含まれる。 図12A及び12Bは、クロス・ストリップ形状の3つの屈曲体を用いて個々 に駆動されるビブラート組立体114の望ましい実施態様を示す。既に述べた通 り、クロス・ストリップ構成は適切に定義された回転軸及びより高度の複雑さを 犠牲にした剛性の利点がある。サドル26は、単一アーマチュア116の望まし い実施態様に取り付けられる。図12Bは、2つの垂直屈曲プレート28の底部 及び水平屈曲体30の一端が、既に述べたクランプ33及びファスナ36を用い て、単一アーマチュア116と連結される。屈曲体28及び30の他端は、単一 基部118と連結される。先に述べた実施態様と同様に、スプリング38は、単 一アーマチュア116と単一基部118に固定される引張りスプリング連結プレ ート108との間に取り付けられる。水平に位置付けられたスプリング38は、 この実施態様及び図11に示す実施態様の弦52の張力を平衡させる。 単一基部118の望ましい実施態様は、楽器上に取り付けられて移動しない。 駆動力が連結ロッド110に加えられると、それが脚ペダル112、ハンドル又 は機械のいずれであっても、単一ビブラートアーマチュア116は、上方へ(又 は下方へ)移動し、図12Bの矢印で示す方向の一方に回転する。屈曲体28及 び30は、軸90の回りで曲り、屈曲体28の頂部がスプリング38に向かう( 又は遠ざかる)方向に回転する。図12A及び12Bは、図を簡単にするために 1つの個々に駆動されるビブラート組立体114を示す。実際の使用において楽 器は、弦と同じくらいの個々に駆動されるビブラート組立体114を有するか若 しくは個々に駆動されるビブラート組立体114は、一度に幾つかの弦を固定し 、支持し、張力を変えるように改変することができる。 ここで引用されたすべての出版物及び特許出願は、特定的に個々にその旨指摘 されたものとして参照により本明細書に組入れる。 本発明の上記望ましい実施態様は、例示を目的として記載されたものである。 網羅的であること又は開示された正確な形状に本発明を限定することを意図する ものではない。上記教示にかんがみて多くの改変が可能なことは明らかである。 したがって、本発明の範囲は添付の請求項によって定められることを意図する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1以上の弦を有する楽器のためのビブラート組立体であって、 楽器に取り付けられるビブラート基部と、 該1以上の弦に取り付けられるビブラートアーマチュアと、 該ビブラートアーマチュアと該ビブラート基部とを弾性的に連結する屈曲ピボ ットとから成るビブラート組立体。 2 該屈曲ピボットが屈曲プレートである、請求項1の組立体。 3 該屈曲ピボットが一体構造屈曲体である、請求項1の組立体。 4 該屈曲ピボットが、少なくとも2つの屈曲プレートを有するクロス・ストリ ップ屈曲ピボットである、請求項1の組立体。 5 該屈曲プレートが一体構造屈曲体で置換される、請求項4の組立体。 6 該クロス・ストリップ屈曲ピボットが、 該ビブラートアーマチュアの第1端と連結される第1垂直方位屈曲プレートと 、 該ビブラートアーマチュアの第2端と連結される第2垂直方位屈曲プレートと 、 該ビブラートアーマチュアのほぼ中央に連結されるだ3水平方位屈曲プレート とをさらに含む、請求項4の組立体。 7 該屈曲ピボットが、 該ビブラートアーマチュアの第1端と連結される第1クロス・ストリップ屈曲 ピボット小組立体と、 該ビブラートアーマチュアの第2端と連結される第2クロス・ストリップ屈曲 ピボット小組立体とをさらに含む、請求項1の組立体。 8 該屈曲ピボットが、少なくとも2つの屈曲プレートを有する非対称クロス・ ストリップ屈曲ピボットである、請求項1の組立体。 9 該屈曲プレートが一体構造屈曲体で置換される、請求項8の組立体。 10 該屈曲ピボットが、少なくとも3つの屈曲プレートを有するYクロス・ス トリップ屈曲ピボットである、請求項1の組立体。 11 該屈曲プレートが一体構造屈曲体で置換される、請求項10の組立体。 12 該ビブラート基部と該ビブラートアーマチュアとの間に連結される少なく とも1つのラジアルベアリングをさらに含む、請求項1の組立体。 13 各々が該弦の少なくとも1つに取り付けられる2以上のビブラートアーマ チュアと、 各々が1つのビブラートアーマチュアに取り付けられる2以上の脚ペダルとを さらに含む、請求項1の組立体。 14 1以上の弦を有する楽器のためのビブラート組立体であって、 該楽器に取り付けられるビブラート基部と、 該1以上の弦に取り付けられるビブラートアーマチュアと、 該ビブラートアーマチュアに取り付けられる、該ビブラートアーマチュアに駆 動力を伝えるアクチュエータと、 該ビブラートアーマチュアと該ビブラート基部とを連結する屈曲ピボットであ って、該アクチュエータが該ビブラートアーマチュアに該駆動力を伝えるとき弾 性的に変形し、該ビブラートアーマチュアに取り付けられる該1以上の弦の張力 を変えるために、該ビブラートアーマチュアが該ビブラート基部に関して移動で きるようにされる屈曲ピボットとから成るビブラート組立体。 15 該屈曲ピボットが屈曲プレートである、請求項14の組立体。 16 該屈曲ピボットが一体構造屈曲体である、請求項14の組立体。 17 該屈曲プレートが一体構造屈曲体で置換えられる、請求項14の組立体。 18 該屈曲プレートが一体構造屈曲体で置換えられる、請求項17の組立体。 19 該クロス・ストリップ屈曲ピボットが、 該ビブラートアーマチュアの第1端と連結される第1垂直方位屈曲プレートと 、 該ビブラートアーマチュアの第2端と連結される第2垂直方位屈曲プレートと 、 該ビブラートアーマチュアのほぼ中央に連結されるだ3水平方位屈曲プレート とをさらに含む、請求項4の組立体。 20 該屈曲ピボットが、 該ビブラートアーマチュアの第1端と連結される第1クロス・ストリップ屈曲 ピボット小組立体と、 該ビブラートアーマチュアの第2端と連結される第2クロス・ストリップ屈曲 ピボット小組立体とをさらに含む、請求項14の組立体。 21 該屈曲ピボットが、少なくとも2つの屈曲プレートを有する非対称クロス ・ストリップ屈曲ピボットである、請求項14の組立体。 22 該屈曲プレートが一体構造屈曲体で置換えられる、請求項21の組立体。 23 該屈曲ピボットが、少なくとも3つの屈曲プレートを有するYクロス・ス トリップ屈曲ピボットである、請求項14の組立体。 24 該屈曲プレートが一体構造屈曲体で置換えられる、請求項23の組立体。 25 該ビブラート基部と該ビブラートアーマチュアとの間に連結される少なく とも1つのラジアルベアリングをさらに含む、請求項14の組立体。 26 該アクチュエータが、連結ロッドで該ビブラートアーマチュアに取り付け られる脚ペダルをさらに含む、請求項14の組立体。 27 該アクチュエータが、該ビブラートアーマチュアと連結されるハンドルを さらに含む、請求項14の組立体。 28 各々が該弦の少なくとも1つに取り付けられる2以上のビブラートアーマ チュアと、 各々が1つのビブラートアーマチュアに取り付けられる2以上の脚ペダルとを さらに含む、請求項14の組立体。 29 弦を有する楽器内でビブラート効果を与える方法であって、 ビブラートアーマチュアとビブラート基部とを屈曲ピボットで連結し、 該ビブラートアーマチュアに力を加えることによって該屈曲ピボットを伸ばし 、 該ビブラート基部に関して該ビブラートアーマチュアを移動させ、 該弦の張力を変えることから成るビブラート効果付与方法。 30 該屈曲ピボットを延ばす駆動力を終結させ、 該ビブラートアーマチュアを該ビブラートアーマチュアの元の位置に戻すこと をさらに含む、請求項29の方法。
JP50741896A 1994-08-08 1995-08-04 弦楽器用ビブラート組立体 Expired - Fee Related JP3248727B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/287,119 US5435219A (en) 1994-08-08 1994-08-08 Vibrato assembly for stringed instruments
US287,119 1994-08-08
US08/287,119 1994-08-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10503857A true JPH10503857A (ja) 1998-04-07
JP3248727B2 JP3248727B2 (ja) 2002-01-21

Family

ID=23101541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50741896A Expired - Fee Related JP3248727B2 (ja) 1994-08-08 1995-08-04 弦楽器用ビブラート組立体

Country Status (6)

Country Link
US (2) US5435219A (ja)
EP (1) EP0775353B1 (ja)
JP (1) JP3248727B2 (ja)
CA (1) CA2197084C (ja)
DE (1) DE69531950T2 (ja)
WO (1) WO1996005590A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017505463A (ja) * 2014-02-07 2017-02-16 リェビナック・エセ・エレ 弦楽器の弦の張力変更装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10017872A1 (de) * 2000-04-11 2001-10-25 Harald Hoentsch Vorrichtung zum Erzeugen einer Rückstellkraft bei einem Tremolo für ein Saiteninstrument
GB9611084D0 (en) * 1995-10-10 1996-07-31 Hill James A tremolo effect unit
US6143967A (en) * 1999-03-29 2000-11-07 Smith; Alexander M. Tremolo for guitar
JP3513511B1 (ja) * 2003-09-05 2004-03-31 太陽楽器株式会社 弦楽器
US9812099B1 (en) * 2014-05-06 2017-11-07 Kevin Jason Nackard Non-floating tremolo
USD788211S1 (en) * 2014-06-05 2017-05-30 Stonefield International Limited Stringed instrument tailpiece tuner
US11100905B1 (en) 2020-10-20 2021-08-24 Daniel Swartz Tremolo device

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3424049A (en) * 1967-08-09 1969-01-28 Danelectro Corp Combined bridge,tailpiece and manual vibrato for guitars
US4171661A (en) * 1977-01-03 1979-10-23 Rose Floyd D Guitar tremolo method and apparatus
US4457201A (en) * 1981-05-06 1984-07-03 Storey David C Combined bridge and tailpiece assembly for a stringed musical instrument
JPS59106184U (ja) * 1982-12-31 1984-07-17 東海楽器製造株式会社 電気ギタ−
US4512232A (en) * 1983-01-13 1985-04-23 Schaller Helmut F K Tremolo tailpiece and bridge device
US4632005A (en) * 1984-10-01 1986-12-30 Steinberger Sound Corporation Tremolo mechanism for an electric guitar
US4768415A (en) * 1985-01-31 1988-09-06 Fender Musical Instruments Corporation Tremolo bridge for guitars
US4867031A (en) * 1988-05-13 1989-09-19 Fender C Leo Saddle assembly for guitar vibrato unit
US4928564A (en) * 1988-08-22 1990-05-29 Borisoff David J Apparatus and method for stabilizing a tremolo on a musical instrument such as a guitar
US5198601A (en) * 1990-10-31 1993-03-30 Mccabe Geoffrey Tuning means for stringed musical instrument
GB2256077B (en) * 1991-04-19 1994-11-02 John Glover Smith Combined bridge/vibrato system for guitar
US5196641A (en) * 1992-02-21 1993-03-23 Schaller Electronic Vibrato tailpiece for guitar

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017505463A (ja) * 2014-02-07 2017-02-16 リェビナック・エセ・エレ 弦楽器の弦の張力変更装置

Also Published As

Publication number Publication date
CA2197084A1 (en) 1996-02-22
WO1996005590A1 (en) 1996-02-22
EP0775353A4 (en) 1999-05-19
US5435219A (en) 1995-07-25
DE69531950D1 (de) 2003-11-20
CA2197084C (en) 2008-02-12
US5602352A (en) 1997-02-11
DE69531950T2 (de) 2004-07-29
EP0775353A1 (en) 1997-05-28
EP0775353B1 (en) 2003-10-15
JP3248727B2 (ja) 2002-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5986190A (en) String bearing and tremolo device method and apparatus for stringed musical instrument
KR101687455B1 (ko) 음향 변환기용 설치 구조
US5198601A (en) Tuning means for stringed musical instrument
US5880383A (en) Vibrato assembly and acoustic coupling system for stringed instruments
JP6823041B2 (ja) 定張力装置
US9269335B2 (en) Installation structure for acoustic transducer
JP3248727B2 (ja) 弦楽器用ビブラート組立体
US5477765A (en) Vibrato unit for a guitar
US6706957B1 (en) Intonation system for fretted instruments
Suzuki et al. Acoustics of pianos
CA2988426C (en) Recessed concave fingerboard
CN107919107B (zh) 变调夹
US4915009A (en) Stringed electric musical instrument with independently suspended set-up module
US20170278489A1 (en) Stringed Instrument With Vibrating Rear Diaphragm
US6031164A (en) Mute acoustic stringed musical instrument having damping bridge
JP3864847B2 (ja) 振動検出装置、駒および弦楽器
JP6960647B1 (ja) 振動増幅器
WO2022075379A1 (ja) 加振装置及び加振システム
JP7310913B2 (ja) ピアノ用アクチュエータ及びピアノ
US10818272B1 (en) Bridge mono-saddle for stringed musical instrument
US688893A (en) Soundboard of stringed musical instruments.
JP3836043B2 (ja) 弦鳴楽器
Mathews Pickups for the vibrations of violin and guitar strings using piezoelectric bimorphic bender elements
JP2018151555A (ja) 弦楽器用の駒、及び、弦楽器
JPWO2018074401A1 (ja) ピックアップ装置及び弦楽器

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091109

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101109

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111109

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121109

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131109

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees