JPH10503631A - 電気通信サービスノードにおけるスイッチング - Google Patents

電気通信サービスノードにおけるスイッチング

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JPH10503631A
JPH10503631A JP8506322A JP50632296A JPH10503631A JP H10503631 A JPH10503631 A JP H10503631A JP 8506322 A JP8506322 A JP 8506322A JP 50632296 A JP50632296 A JP 50632296A JP H10503631 A JPH10503631 A JP H10503631A
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Abstract

(57)【要約】 電気通信網(図1)の一部を形成しているサービスノード用のスイッチで、スィッチングマトリックス(32)と複数のラインインターフェース回路(37)とを備えている。各ラインインターフェース回路(37)にはクロスポイントスイッチ(47)、ディジタル信号プロセッサ(52)のような第1の形式の処理手段、及びマイクロプロセッサ(38)のような第2の処理手段が備えられている。ディジタル信号プロセッサはディジタル化した信号を受信するのに適したシリアルインターフェース(56)によってクロスポイントスイッチ(47)に接続される。マイクロプロセッサは並列バス(57)を介してクロスポイントスイッチに接続されており、また、クロスポイントスイッチはディジタル信号プロセッサとクロスポイントスイッチとの間の通信に供するための手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】 電気通信サービスノードにおけるスイッチング この発明は、電話網に接続することができるサービスノードに関する。この網内 には複数に周辺装置があり、制御処理手段の制御下に外部通信手段と該周辺装置 とを接続する手段とを備えている。 近年、電話網がますます高度複雑なものとなり、提供できるサービスの数を増 すことが可能となり、第1の顧客を第2の顧客に接続できるようにするという基 本的な機能に加えてサービスを提供することが可能となった。 この形式の電話システムはしばしばインテリジェント網と呼ばれ、自動呼分配 、ストア・アンド・フォワード(記憶して送信)、ファックス・トゥ・スピーチ(ファ ックスから音声へ)、呼待ち行列、音声メニューシステム、呼迂回、フォロー・ オン・アンド・ボイス・プロンプト(世話を続けて音声助言を与える)などのよ うなサービスが提供される。 サービスノードは網内にあるユニットであり、そこではインテリジェントサー ビスが集中されていて、網内部に用意されたスイッチング機構を介して網に接続 された顧客に使用可能となっている。ノード自体には大型スイッチング装置があ り、顧客の呼が中央制御処理手段の制御下で周辺装置に接続できるようになって いる。既知のシステムでは、周辺装置が接続され、必要に応じて接続を解くため には、発呼者によって生成された信号を解析することが制御計算機に必要とされ ている。従って、一度サービスが確定されてしまうと、これが一般には特定の周 辺装置の制御下で駆動される。しかし、中央制御計算機は網全体の完全性の維持 を確実にするために、周辺装置と外部ラインとの間の接続の動作を観測する必要 がある。 既知のサービスノードでの問題は、ノードに大型スイッチを備えることが望ま しく、それによって多数の共用サービスから最大利益を得られるようにすること であった。しかし、共用サービスの数が増すと、接続用のスイッチの寸法も結果 として大きくなり、制御計算機の寸法と電力とは計算機とスイッチ間の通信用リ ンクの帯域幅とともに増加しなければならない。 この発明の第1の側面によると、サービスノード内部でチャンネルのルート形 成をするためのサービスノードスイッチング装置が提供される。この装置は、ス イッチングマトリックスと複数のライン・インターフェース手段とで成り、該ラ イン・インターフェース手段の各々は、クロスポイントスイッチと、複数の第1 の形式の処理手段と、1つの第2の形式の処理手段とを含み、該第1の形式の処 理手段は第1の形式のインターフェース手段により該クロスポイントスイッチに 接続され、該第2の形式の処理手段は第2の形式のインターフェース手段によっ て該クロスポイントスイッチに接続され、該クロスポイントスイッチは、該第1 の形式のインターフェース手段と該第2の形式のインターフェース手段との間の 通信を容易にするための手段を含むことを特徴とする。 好ましい実施例では、クロスポイントスイッチは分割された処理手段の1つ、 即ち第2の形式の処理手段によって構成することができ、該構成は該第2のイン ターフェース手段を介して達成される。好ましくは、該第1の形式の処理手段は 該第2の形式の処理手段によってプログラムすることができる。好ましい実施例 では、第1の形式の処理手段は第2の形式の処理手段から直接プログラムを受領 し、それにより該クロスポイントスイッチを回避するように構成されている。 この発明の第2の側面によると、サービスノードのためにラインインターフェ ースカード内で信号を処理する方法が提供される。この方法は、第2の形式の処 理手段から第1の形式のインターフェースを介して第1の形式の処理手段へプロ グラム指令を送ること、及びクロスポイントスイッチを介して該第1の形式の処 理手段と該第2の形式の処理手段との間で通信をすることを特徴とし、また、該 第1の処理手段は第2のインターフェースを介して該クロスポイントスイッチと 通信をし、かつ、該第2の処理手段は該第1のインターフェースを介してクロス ポイントスイッチと通信をする。 この発明を添付の図面を参照し、例を挙げて説明していく。 図1は公衆交換電話網を示し、複数の顧客端末装置、ローカル交換機、トラン ク交換機、及びサービスノードが含まれている。 図2は図1で示したサービスノードを示し、制御計算機、周辺装置、該周辺装 置へ外部ラインを接続するためのスイッチを含んでいる。 図3は図2に示したスイッチの詳細であり、スイッチングマトリックスと複数 のラインインターフェースカードを含んでいる。 図4は図3で示したラインインターフェースカードを示し、ラインインターフ ェース回路、ディジタル信号処理装置、マイクロプロセッサ、及びラインインタ ーフェース回路をディジタル信号処理装置に接続するためのクロスポイントスイ ッチを含んでいる。 図5は図4に示したラインインターフェースカード上で実行される動作の詳細 を示す。 図6はサービスノード用の制御動作の詳細を示す。 図7は図4に示したディジタル信号処理装置とマイクロプロセッサとの間の接 続の詳細を示す。 図1に示した電話網には複数の顧客端末装置11として電話やファックス機器 などを含むものがある。各顧客端末装置11はローカルライン12を経由してロ ーカル交換機14に接続され、それによって端末装置とローカル交換との間で双 方向通信が行われる。 ローカル交換機14はトランク交換機15に接続され、その間の双方向通信が トランクケーブル16上で行われるようにする。同様に、トランク交換機はトラ ンクライン17によって双方向に接続され、多重化された信号を伝送できるよう にされている。 好ましい網では、アナログ信号とディジタル信号との間の変換がローカル交換 機14で行われ、トランク網での通信がディジタル領域で実行される。このよう に、各トランクライン16には物理的通信リンクがあって、各々が2Mbit/sec多 重によって30の音声チャンネルを伝送するようにしている。さらに、光リンクを 用いてより高レベルの多重を達成することができ、光リンクは特にトランク交換 機15に接続するのに適している。 通常の電話接続ができることに加え、図1に示した網には複数の付加価値サー ビスがあり、それによって顧客が音声メニューを介して対話をしたり、記録され た情報を中央ソースから受領したり、メッセージを記録して記録されたメッセー ジを受領したり、また、高度な呼迂回過程を作り出したりすることができる。呼 迂回過程では、一日中、端末装置ではなく実際の顧客の位置を反映して呼が複数 の番号に迂回される。このような付加価値サービスは中央装置に置かれていて、 サービスノード18の形をとっている。サービスノード18は、複数の2Mbit/s ecディジタルリンクを経由して網の他部に接続されているから、この網に接続さ れているどの顧客も交換機の網を介して適切な接続をとることによって、中央サ ービスノードを経由してサービスを受けることができる。 サービスノード18は図2に詳細が示されており、複数の周辺装置がある。そ のうちの3つが参照番号21,22,23で示されている。各周辺装置は特定の 課題を実行するように構成されている。したがって、音声メニューサービスは言 語応用プラットホームで用意することができ、記録した音声メッセージ、音声認 識及びDTMFトーン認識を用いて双方向通信ができる。 別の周辺装置は、発呼顧客に対して記録した情報を供給するように構成するこ とができる。メッセージは周辺装置上に中央で記録され、ランダムアクセス可能 なメモリ記憶装置に書き込まれる。 こうして、同じメッセージが複数の発呼顧客に対して再生され、各呼に対して 個別にメモリ装置をアドレスすることによってメッセージは最初から各発呼顧客 に対して再生されるので、その呼用に専用のメッセージが記録されているという 印象を与える。 第3の周辺装置は顧客が残したメッセージを記録するように構成されている。 メッセージはサービスが作られた相手である特定の顧客によって収集され、その 顧客に仮想呼応答機のサービスを効果的に提供する。ここでは、ある顧客からの 命令を受けると全ての顧客がサービスノードに向けられ、制御計算機24の制御 下で音声データが例えば周辺装置23に送られて、その後、その顧客が発した呼 に応答して該記録された情報が再生されるようになっている。 サービスノードから提供される別なサービスは、呼を再度方向付けする(リデ ィレクティング)サービスである。これでは、特定の顧客に対する全ての呼がサ ービスノードに向けられ、制御計算機24の制御下で、呼が予めプログラムされ た指向地へ再方向付けされる。この場合、顧客は毎日プログラム用の指令を発効 して、一日の予め定めた時点で呼を別の番号に向け、それにより場所から場所へ 顧客に追従するようにする。 スイッチ25は256多重ラインを備える。各ラインは双方向通信用にそれぞ れ2つの同軸ケーブルを含み、各同軸ケーブルは、2Mbit/secで送信される32 チャンネルを伝送することができる。したがって、公衆交換電話網26には複数 の同軸通信が用意され、他の2Mbit/リンクにはそれぞれの周辺装置が供給され る。したがって、図2に示す例では、2Mbitリンク27は周辺装置21に接続さ れ、同様のリンク28は周辺装置22に、リンク29は周辺装置23に接続される 。こうして、各21〜23は2Mbit多重接続の形で音声チャンネルを受信するよ うに構成されている。さらに、周辺装置は制御計算機24からの制御指令を受領 するように構成されている。 好ましくは、CCITT C7勧告に合致する共通チャンネルシグナリングを 使用し、C7シグナリング情報を識別して生成するためのインターフェースを図 2の参照番号30で識別する。 C7インターフェース30、中央スイッチ25、周辺装置21,22,23は イーサネット(ethernet)接続を介して制御計算機24と通信し、最大10Mbit /secのバーストレートでデータを伝送することができる。 呼は、顧客が発したDTMFトーンに応答して始動される。呼をサービスノー ドに結ぶためには、共通チャンネル、すなわち参照番号26で示したチャンネル のうちの1つを介してシグナリングコマンドを伝送する。このチャンネルはスイ ッチ25でシグナリングインターフェース30に向けられる。シグナリングイン ターフェース30はイーサネット20を介して制御計算機24に発呼顧客がサー ビスを要求するということを通知する。シグナリング情報は、制御計算機24に 対して実際の発呼顧客の識別子、ある意味では該顧客により発呼された番号の識 別子を識別する。したがって、この情報を基に制御計算機24はスイッチ25に 指令して、所望の周辺装置に接続された特定のチャンネルをその呼に接続させる 。さらに制御計算機24は、同じ周辺装置に所望のサービスの性質(nature)につ いて通知する。 顧客がサービスを利用しているとき、顧客はシステムが認識可能な形式で信号 を発するのが普通である。このような信号は、正規のサービス動作の一部として 周辺装置で翻訳することができる。しかし、それに加えて顧客は制御計算機24 にも認識されるような信号を発する必要があり、特にこれがサービスを終了する という顧客指令に関する場合は、制御計算機はスイッチ25と等価の周辺装置と に指令を出してサービスがもう完了されたことを通知し、必要であれば、顧客が そのノードで別のサービスを利用できるようにする必要がある。 図1及び2に示した電話網では、サービスノードは複数の周辺装置に加え、該 周辺装置を外部通信用チャンネル26に接続するためのスイッチ25を含む。呼 を確立し、かつ呼の処理中にシグナリングを監視するために、ノード内部では相 当なレベルの処理能力が必要とされる。それ故サービスノードは制御計算機24 を備え、これが階層構造の形でシステム全体を制御するようにする。しかし、こ れに加えてスイッチ25自体も分割された処理装置を備える。これは、呼の処理 中に顧客が発するDTMF信号のような、外部で始動する信号に応答するもので ある。したがって、分割された処理装置は、該信号から得た情報を制御計算機2 4に供給するように構成されている。このようにすると、制御計算機24は顧客 の発したシグナリングを検出するために到来する呼を走査する必要がなくなる。 顧客始動信号が検出されると、シグナリングコマンドの検出及び識別はスイッチ 25でローカルに行われ、データはイーサネット20を介して制御計算機24に 供給されるだけである。つまり、スイッチ25は外部信号に応答するローカル処 理装置を含み、信号そのものよりもむしろ該信号から得た情報を制御計算機24 に供給できるようにしている。こうして、計算機24は顧客の始動した呼を走査 する役割から解放され、それによって2つの主要な利点を得る。1つには、所定 のスイッチサイズに対して、制御計算機24で必要とされる処理能力が少なくな ることである。言い換えれば、制御計算機24に存在する所定の処理能力に対し てより多くのスイッチを使用することができるということである。この利点は、 所定サイズの制御計算機24に対してそのノードでより多くの中央付加価値サー ビスを含むことができることであり、それによってより大きな規模の経済を効率 的に提供することができる。2つには、制御計算機24が走査をする必要がなく なると、スイッチ25と制御計算機24との間の通信が著しく減少することであ る。結果として、制御計算機24とスイッチ25とを接続している通信チャンネ ル部分(この例ではイーサネットの手段により実行されている)に必要な帯域幅 が大幅に減少することになる。こうして容易に理解できるように、イーサネット に利用できる帯域幅のレベルは、PSTNと周辺装置との間でスイッチ25を介 して通信を実行するのに使用される帯域幅のレベルよりも遥かに小さいものとな る。 スイッチ25はEMC19”シールド付きラック内部に収納される。このラッ クは高さ2mで、計7つの棚(シェルフ)を備えている。この棚の1つは、イー サネット・トランシーバ用の電源ユニットを収納するために使用され、残りの6 つの棚はスイッチ自身の部品カードに提供される。 スイッチ25内には、ラインインターフェース棚及びスイッチングマトリック ス棚として識別される2種類の棚を備える。好ましい実施例では、スイッチング マトリックス棚及びラインインターフェース棚は複製(デュープリケート)され て、信頼性を高めかつ計算機を強化するようにする。計算機自体も複写された棚 を有し、好ましくはシステムに接続されていて、全体的な信頼性を高めてシステ ムが単一のカードに依存しないようにしている。システムを完全に機能的に保っ た状態でこのカードはいずれをも取外することができる。 スイッチ25の中心部には、市販のMITEL SMX/PACから構成され たノンブロッキング・ディジタル・スイッチングマトリックスがある。スイッチ ングマトリックス32はST−BUS勧告に準拠した256 2Mbit/sec同軸ペ アを受領する。したがって、各ペアはスイッチングマトリックス32に情報を供 給するための32チャンネル多重、及び該スイッチングマトリックス32からの 情報を受信するための同様の32チャンネル多重で構成される。スイッチングマ トリックス32は、ある多重化ライン上のあるチャンネルを別の多重化ライン上 の別のチャンネルに切り換えることができるように構成されている。一般に、こ のような通信が双方向通信であり、第1のペアが位置Aから位置Bへデータを送 信するように構成されるとともに、他方のペアは逆方向、すなわち位置Bから位 置Aへ通信を送るようにされている。さらに、32チャンネルの2Mbit/s多重の うち30チャンネルは音声データを搬送するのに使用され、残りの2チャンネル のうち、1つは30の音声チャンネルに関するシグナリングデータを搬送するの に使われ、もう1つのチャンネルは、フレーム同期を提供して時間多重内で各 チャンネルの位置がチャンネルスイッチング回路によって定められるようにする ために使われる。 スイッチングマトリックス32はIntel社の80286マイクロプロセッサベ ースシステム(参照番号33)によって制御される。このマイクロプロセッサベ ースシステム33は、イーサネットライン20を介して受信したコマンドに応答 してスイッチングマトリックス32を制御するように構成されている。 スイッチングマトリックス33を通して送信された信号はST−BUS勧告に 準拠したもので、5ボルトのTTLコンパチブル信号を考えてよい。ライン26 を介してPSTN及び周辺装置に接続された他のラインに送られた信号はこの勧 告に準拠しておらず、アナログ型信号で相当な距離を介して通信しなければなら ない場合が多いと考えるとよい。したがって、スイッチングマトリックス32に 信号が送られる前、及び該スイッチングマトリックスから発した信号が外部網へ 供給される前に変換処理を実行する必要があり、この処理はラインインターフェ ース回路を介して実行される。 ラックは4つのラインインターフェース棚を備え、図3では参照番号34で示 す。各ラインインターフェース棚は計16個のラインインターフェースカードを 有し、各ラインインターフェースカードにはIntel社の80286マイクロプロ セッサの常駐システム38と4つの双方向ラインインターフェース回路とがある 。したがって、4つのラインインターフェース棚内には双方向インターフェース 回路256個分の容量があることになる。 この例では、呼の最中に顧客がシグナリングを開始すると、それはDTMFコ ードの形態で接続される。各DTMFコード(dual tone multi-frequency:二重 トーン多周波数)は2つの同期トーンで成り、各々可能な4つのトーンで成る異 なる組から選ばれたものである。つまり、2トーンの順列が4x4あり、システ ムが認識できる計16個の異なるコードを備えていることになる。 DTMFの検出は、常駐286計算機システム38の制御下で、各ラインイン ターフェース上で行われる。 特定のDTMF性質の検出は、特定の呼接続の際に行われる実際の応用による であろう。特定の応用に必要なDTMFコードの性質は制御計算機24が掌握し ており、システムオペレータによってアクセス可能である。特殊なDTMFコー ドに加えて、例えば1,2,3など何らかの数の後に##が続くといったような 簡単な論理結合を検出するように制御計算機をプログラムすることができる。こ れについては後に詳述する。特定の接続のためにこのタイプの検出シーケンスが 必要なときは、検出コマンドをそれぞれのラインインターフェースカードにダウ ンロードすることが必要である。これはイーサネット20を介して達成され、最 初は制御計算機24からスイッチの棚内に常駐している286マイクロプロセッ サシステム33へ高レベルの検出コードが供給される。スイッチ棚のマイクロプ ロセッサシステム33は特定のラインインターフェース回路を識別する責任を負 っていて、制御計算機24からイーサネット20を介してこのような情報を受領 すると、情報はそれぞれのラインインターフェースカード上に常駐しているそれ ぞれの286マイクロプロセッサシステム38へ中継される。こうして、制御計 算機24からラインインターフェースカード37へのDTMF伝送は、第1に制 御計算機24からスイッチ棚のマイクロプロセッサシステム33へ、第2に棚の セル・プロセッサ33からそれぞれのラインインターフェースカードマクロプロ セッサシステム38へと、2段階で行われる。したがって、制御計算機24はラ インインターフェース棚と直接通信することもできるが、制御計算機24がスイ ッチ棚のマイクロプロセッサ33と通信し、スイッチ棚のマイクロプロセッサシ ステム33がラインインターフェースカードマイクロプロセッサシステム38と 通信するという階層的なソフトウェア構造が存在するため、実際には行われない 。つまり、制御計算機24に関する限りスイッチ25への送信は全てスイッチ棚 のマイクロプロセッサシステム33への送信と見なされ、それによって制御計算 機24がスイッチ24と通信する行程が簡素化される。 図4はラインインターフェースカード37を詳細に示したものである。呼のカ ードは4つのインターフェース回路41,42,43,44を含み、それぞれ2 Mbit/sの入力トランクライン45、及び2Mbit/sの出力トランクライン46に接 続されている。ラインインターフェース回路は転送コンパチブル信号と32チャ ンネルの2Mbit/sST−BUS信号との間の変換を受け持つ。これらの信号は、 2Mbit/s入力ライン48及び2Mbit/s出力ライン49を介してクロスポイ ントスイッチ47との間で送受信される。 クロスポイントスイッチ47はMitel社のSMX/PACスイッチで成り、主 要スイッチングマトリックス32内に備えられたスイッチングチップと同様のも のである。ただし、クロスポイントスイッチ47はコール・バイ・コール(呼呼 出呼)に基づくスイッチングを行わないことを理解されたい。クロスポイントス イッチ47は通常動作中は恒久的に構成されるが、該構成はグレードアップや再 構成を考慮して変更することができる。 図3に示すように、ラインインターフェースボード37は286マイクロプロ セッサベースシステム38を含み、これがイーサネット20に接続されている。 マイクロプロセッサシステム38のアドレス及びデータバスはクロスポイントス イッチの構造インターフェース39に接続され、該クロスポイントスイッチ47 がマイクロプロセッサベースシステム38から供給された構造データに応答して 構成されるようになっている。これは既知の技術である。この構成に応答して、 ST−BUS出力ライン及び入力ライン(48,49)はそれぞれクロスポイン トスイッチ47のスイッチ棚側で同様のライン51に接続される。つまり、通常 動作では、クロスポイントスイッチからラインインターフェース回路を通って出 力ラインへ送られた各チャンネルは、クロスポイントスイッチのスイッチングマ トリックス側でST−BUSの特定多重の特定チャンネルに切り換えられること になる。同様に、クロスポイントスイッチを介して並列戻り経路が備えられてい る。これにより、全ての呼がラインインターフェースカードに常駐しているクロ スポイントスイッチを介してラインインターフェース回路を通って主要スイッチ ングマトリックス32へ導かれ、次に任意に選ばれたラインインターフェースカ ードに基づく別のクロスポイントスイッチを介して該ラインインターフェースカ ードへ戻され、予め定められたラインインターフェース回路を通って主スイッチ 25から出てゆくことができるようにされている。 クロスポイントスイッチのための構造コードを提供することに加え、286マ イクロプロセッサベースシステム38はまた、インターフェース51に接続され たアドレスバスに適切なアドレスコードを与えることによって、クロスポイント スイッチを通過している任意の通信チャンネルを監視することができる。 インターフェース回路側のチャンネルをスイッチ棚側のチャンネルに接続する ことに加え、クロスポイントスイッチ47はまた、ラインインターフェース回路 41〜44からの各入力ライン48をそれぞれのディジタル信号プロセッサ52 ,53,54,55へ接続することができる。すなわち、クロスポイントスイッ チ47はラインインターフェース回路41からの入力多重48をディジタル信号 プロセッサ52へ送られる出力多重56に接続することができる。他の3つの信 号プロセッサに対しても同様の接続が行われる。 各ディジタル信号プロセッサ51〜55はTexas Instruments社のTMS32 0C31デバイスで、32チャンネルの入力多重56にある30個の音声チャン ネル上のDTMFコードを検出することができるようにプログラムされている。 主要スイッチングマトリックス32を通して運ばれた信号にしたがってクロス ポイントスイッチ47を通って運ばれた信号は、ディジタル形式で搬送されるこ とが理解されよう。2Mbit/sのST−BUSは32個の時間多重化チャンネルを 搬送するように構成されている。すなわち、各チャンネルは各フレーム内に識別 可能な時間スロットを有し、この時間スロットの間に8ビットのデータを送信す ることができる。したがって、普通の言語信号を送信すると、この8ビット語の 各々がディジタル表示の音声サンプルを搬送する。 ディジタル信号プロセッサ51〜55はST−BUS形式内の情報を受領し、 同型式の出力を作る。しかし、各DSP(digital signal processor)からの出 力は音声信号を表示するのではなく、音声信号内に含まれる情報、特にDMTF トーンの存在及び識別を表示する。すなわち、前述の構造では、DSP52がラ インインターフェース回路41を介して受領した30個の言語チャンネルを調べ る一方で、これらのチャンネルはスイッチ側の通信ブース51を介してスイッチ ングマトリックス32へ送られている。ディジタル信号プロセッサ52は時間領 域内で受領した信号を周波数領域信号に効率的に変換し、次にこれらの周波数領 域信号が認識されたDTMFトーンと対応する時を表示するようにプログラムさ れている。つまり、ディジタル信号プロセッサはDTMFコードの存在を表示す る出力を作り出すのである。 DTMF信号は16の状態の1つをとることができ、したがってDSPでは検 出された特定のDTMFコードを識別するために各音声信号につき4出力ビット が作られる。これに加えて検出された有効なコード信号を提供するのに別の1ビ ットが使われるので、マイクロプロセッサ38は各DSPで調べられた30チャ ンネル上にそれぞれ各DSPから提供されたこれら5ビットのデータを調べるよ うに構成されている。 通信中は、ラインインターフェース回路41に送られたチャンネルを使用して いる顧客がキーを押すと、このチャンネルを介してDTMF信号が送られるよう になっている。音声信号はDTMFコードと一緒に音声情報を搬送することがで きるが、各DSPに送られた30個の音声チャンネルの各々上でフーリエ変換を 実行することによって、認識可能なDTMFトーンの存在を検出し、かつ、この 情報をマイクロプロセッサシステム38へ迅速に送り戻すことができる。すなわ ち、DTMFトーンコードが発生するとDSP52はこのDTMFトーンの存在 を検出し、ラインインターフェース41を通って送られた特定チャンネルと関係 するそれぞれのチャンネル上でこのDTMFトーンと等価の4ビット表示をクロ スポイントスイッチ47へ送り戻す。DSPは、DTMFトーンが認識されてい る時間にわたって5ビットのDTMF認識信号を生成する。 スプリアスノイズが誤ってDTMFコード認識をトリガしないようにするため に、DTMFトーンはシステムがこれを有効と見なす前の時間期間中に存在しな ければならない。そこで、DSPはDTMFトーンの組み合わせを認識すると一 時停止時間を十分にとり、それが故意に意図されたものだということを確認する 。その後、DSP52は各対応する音声サンプルにつき5ビットの認識コードを 生成し、これをクロスポイントスイッチ47へ供給する。したがって、DSPが 1つのトーンを認識すると、続いて認識信号を生成する間の時間期間が生ずるこ とになる。この時間期間内にマイクロプロセッサ38はクロスポイントスイッチ に信号を送り、DTMF認識信号の発生をリアルタイムに検索するように指令す る。 DTMFトーンをDSPで迅速に認識すると、結果として最小32ミリ秒間に 5ビットの信号が生成される。したがって、認識された全てのDTMFトーンを 確実に迅速に検索するためには、マイクロプロセッサは16ミリ秒ごとに1度D SP出力チャンネルをサンプリングしなければならない。DSPに接続された3 0チャンネルの全てにおいてDTMF認識を迅速に検索するためには、16ミリ 秒の時間フレーム内で30チャンネル全てがサンプリングされなければならない 。すなわち、そのラインインターフェースカード内の全てのDTMF認識を確実 に検索するためには、マイクロプロセッサ38は各16ミリ秒の時間フレーム内 で計120個の音声チャンネルをサンプリングしなければならないことになる。 そして、これがマイクロプロセッサ38の実質的な計算必要量に相当する。 好ましい実施例では、DSPからの出力チャンネルの各サンプルは図5に示し た流れ図で定められた規則に従って巡回バッファ内に置かれている。したがって 、全ての音声チャンネルをサンプリングするという厳格な役割は所望のレートで 実行されるが、結果のデータの処理はもっと複雑なソフトウェアによってもっと 長期間にわたって実行される。図5の流れ図は、16ミリ秒間隔で呼び出される マイクロプロセッサ上で実行している割り込みルーチンの動作を詳細に示す。マ イクロプロセッサが他にどのような機能を行っているかに関わらず、このルーチ ンは16ミリ秒毎に呼び出されることになる。 段階151は16ミリ秒の定期割り込みの発生を示す。これにより、マイクロ プロセッサ38は他の動作を停止して割り込みルーチンを実行するように強制さ れる。段階152では、チャンネルインデックスNがゼロにリセットされる。続 けてチャンネルインデックスが用いられ、DSPからのチャンネル出力のデータ を搬送するために使用されるクロスポイントスイッチ47内で特定のチャンネル へのアクセスが定義される。チャンネルインデックスはまた、特定の音声チャン ネルと関係する286マイクロプロセッサシステム38内で巡回バッファやその 他のメモリ位置にアクセスするために使用される。 段階153では、チャンネル(N)のビット5(妥当性ビット)が予め記録さ れた値と比較され、変化しているかどうかが検査される。ビット5が変化してい なければ、他の4つのDTMF認識コードビットは有効か無効かのどちらかであ る。いずれにしても、現チャンネルに対して何ら行動をとる必要はない。しかし 、ビット5が変化していれば、ビット5が有効信号又は無効信号のいずれを示し ているかを段階154で判断する。ビット5が無効信号を示していれば、認識さ れた有効なDTMFトーンが終了した直後なので、段階155を実行して前に有 効 であった4ビットのDTMF認識コードを該チャンネル用に巡回バッファ内に置 くことができる。つまり、有効なDTMFトーンはその継続時間の終了時点でマ イクロプロセッサ38によって記録されるに過ぎない。巡回バッファは、カウン タによって多数(例えば64)のメモリ位置の索引が編成されるところである。 このカウンタは、索引編成した位置にデータ項目が書き込まれるとその都度自動 的に増加する。カウンタが63以上増加することがないように、カウンタは所定 数のビットだけがインデックス用に使用されるという特性(プロパティ)を有す る。したがって、計算のオーバーヘッド及びメモリが抑制される。この欠点は、 バッファ内のデータ位置からの値をバッファ入力カウンタが超える前に読み出す ために別のカウンタを使用しなければならないことである。巡回バッファに適切 なサイズは、一連の妥当な動作状況においてこのようなことが生ずる見込みが極 めて薄いものと定義することができる。 段階156では、次のチャンネルと関係するデータを段階153,154,1 55で同様に取扱うことができるよう、チャンネルインデックスNが増加される 。しかし、その前に、処理されるべき音声チャンネルがまだ残っているというこ とを段階157で確認する。幾つかの音声チャンネルが残っていれば(N<12 0)、制御は段階153に戻る。120の音声チャンネル全てがサンプリング済 みであれば、制御は割り込みが呼ばれた時点で実行されていた処理へ戻る。 図5に示す割り込みルーチンは、多数のチャンネルからのDTMF認識コード をマイクロプロセッサ38を用いてリアルタイムでサンプリングし、信号を送信 し、かつ記憶する極めて効果的な方法である。 一度DTMFコードが巡回バッファ内に記憶されてしまうと、マイクロプロセ ッサ38は記憶されたコードを分析して、コードのパターンが走査パターンによ って定義された条件と合致するかどうかを調べる。つまり、ラインインターフェ ースカード上のマイクロプロセッサ38はDTMFパターンを記録し、かつ、ス イッチ棚内のマイクロプロセッサ33(制御計算機24からの制御指令と関係す る走査パターンを受領している)から送られた走査パターンと照らし合わせるこ とができる。さらに、走査パターンは可能な条件の範囲を詳細に指定して、マイ クロプロセッサ38が単にパターンと到来するDTMFコードとの間の一致整 合を検索するのではなく、到来するDTMFコードの多様なパターンを所望の条 件に見合うものとして認識できるようにする。すなわち、ラインインターフェー スカードプロセッサ38によって限定された形態のパターン認識を実行すること ができることになる。 図6に示す手続は、DTMF走査パターンを準備してこれに応答するためにサ ービスノードの異なる部分で実行される動作の略図である。段階161では、制 御計算機が特定の顧客呼に対してコマンドの流れを生成する。このコマンドの流 れは、文字を組み込んだ列である。このような文字は、顧客から到来するDTM Fシーケンスが特定のパターンと整合していると見なされる前に該シーケンスが 満たさなければならない一連の条件を定義するものである。走査パターンの形式 については後述する。コマンドの流れはイーサネットインターフェースを通過し てスイッチ棚のマイクロプロセッサ33へ送られる。段階162で、スイッチ棚 のマイクロプロセッサ33はコマンドの流れを逆流させて、再度イーサネットを 通してラインインターフェースカードへ送る。 段階163では、ラインインターフェースカードのマイクロプロセッサ38が コマンドを翻訳し、コマンドの流れからチャンネル番号などのシグナリング情報 を得る。 さらに段階163でマイクロプロセッサ38は走査列を異なる形式に変換して 、DTMFコードシーケンスとの整合を試行する処理(段階164で行われる) の際に最大速度効果を提供するようにする。段階164で、顧客チャンネルと関 係する巡回バッファ内に記憶されたDTMFコードは速度効果走査パターンと比 較され、条件に合致するかどうか判断される。条件に合致しなければ段階164 はまた最初に戻る。 巡回バッファ内のDTMFシーケンスが走査パターンと整合していれば、制御 は段階165へ転向され、ここでラインカードのマイクロプロセッサ38は整合 いているDTMFシーケンスを含む応答の流れを生成する。応答の流れはイーサ ネット20を経てスイッチ棚のマイクロプロセッサ33へ送られ、マイクロプロ セッサ33は段階166で応答の流れをイーサネット20を介して制御計算機2 4へ送る。段階167で、制御計算機は応答の流れ内に含まれた情報を用いて、 顧客サービスを完成するために必要な別の行動を指示する。 制御計算機24はスイッチ棚へのコマンドの流れを保持した状態で、遠隔のプ ロセッサが肯定的な応答の流れを返して来るまで他の役目に戻ることができる。 こうして、同様のサービスを求める呼者が同時に大勢かち合うことによって計算 資源が過剰になるという危険なしに高性能のDTMFパターン整合がもたらされ る。 前述のように、制御計算機は肯定的整合の条件を定義する走査パターンを含ん だコマンドの流れを送信する。この走査パターンは文字列であり、サービスソフ トウェアの書き込み及びデバッグ動作を促進するために比較的読み取りやすい形 式になっている。この形式は指定子を備え、次のように定義されている。 恒久的指定子を用いて特殊整合文字を定義することができる。恒久的指定子は 、0〜9、A〜D、#、*のいずれかとされる。この例は“##22”であるが 、これにより“##22”のDTMFシーケンスを発した顧客は肯定的整合(同 一整合でなければならない)を達成しなければならない。 イコール文字は、到来するDTMFの指定子が先行する指定子と同一であるこ とを定義する。例えば“#=2=”は“##22”に相当する。 変数指定子は形式%{n.{m}}p.に従う。ここでpは“a”,“n”,“m”,“[di gits]”のいずれか1つである。 “a”はDTMFディジットを指定する。 “n”は数字DTMFディジット0−9を指定する。 “m”は#で終わる数字ディジットを指定する。 “[digits]”は列“digits”内のDTMFディジットを指定する。ただし、最 初の文字が^のときを除く。この場合は列内の残りの文字以外のDTMFディジ ットを指定する。 オプション値n(%{n.{m}}p.内のもの)を用いて固定数のディジット検索を指 定することができる。nがテンプレート列として指定されさえすれば、呼者から のDTMFディジットのn番目の項目上で常に整合が達成される。オプション値 m(%{n.{m}}p.内のもの)を用いて顧客が入力できる最大数のディジットを指定 することができる。 例えば、“%5m”は、“#”で終わる5個の数字ディジットの入力が検出され たときに整合される。 “%3.5m”は、“#”で終わる3〜5個の数字ディジットの入力が検出された ときに整合される。 “%1[123]”は、単一のDTMFディジット“1”,“2”,“3”のいずれ かが検出されたときに整合される。 “#=%1[123]=”は、パターン“##11”,“##22”,“##33”のいずれかにより 整合される。 上記の指定方法に加え、論理OR文字(|)を用いて複数の整合条件を指定し 、列内に含まれる条件のうち1つでも合致すれば肯定的整合が達成されるように することができる。この文字は、ここでは“|”で示すが、単一の水平線として 表示される計算機もあり(文字I又は数字1と関係する通常の装飾はない)、A SCII値124を有する。 したがって、論理OR文字を用いると次のようなテンプレート定義を構成する ことができる。すなわち、 “#=%1[123]=|*%1[12345]|%10.20m|%1[^0]” これによって顧客は4種類の可能な応答のうち1つを発することができる。顧 客がどの応答を発してもそれは応答の流れの中で制御計算機へ送り戻されるので 、制御計算機24は顧客のDTMFシーケンスに対して4種類の可能な応答のう ちの1つを提示することができる。このようにして、呼者がメニュー駆動サービ スを通ることができるように呼者とのインテリジェント対話を構築することがで きる。 制御計算機によって生成されたコマンドの列内では、DTMF認識処理の多様 な特徴を定義するために変数とフラグとが用意される。“first dig to”及び“ inter dig to”として知られる2つの変数が、最初のディジットが受信される前 の最大時間と後続のディジット間の最大時間とをそれぞれ定義する。inter dig toの方が大きければ、DTMFコードは(呼者から送られたものでなくても)最 後のディジット“#”を定義する走査パターンとうまく整合していることになる 。first dig toの方が大きければ、以下に定義するCONTINUOUS SCAN フラグによって動作が定義される。コマンドの列の含まれるフラグは、 CLEAR BUFFER − 前に検出されたが未チェックのDTMFディジットを追加 のパターン認識の開始時に放棄させる。 FIRST DIGIT NOTIFY − パターン認識が開始されてから最初のDTMFディ ジットコードを受け取る際にラインインターフェースカードのマイクロプロセッ サ38に応答の流れを生成させる。 CONTINUOUS SCAN − パターン整合が成功した後、もしくは“first dig to ”で定義されたタイムアウトを超えた後、動作を自動的に再スタートさせる。 したがって、DTMF認識開始するためのコマンドの流れはテンプレート指定 列、変数とフラグ、関係するチャンネル、及びサービス識別データを含んでいる 。課題を指定されたラインインターフェースカードのマイクロプロセッサ38か らの応答の流れは、走査列と整合する実際のDTMFコード、及び関係するチャ ンネルとサービス識別データを含み、制御プロセッサが応答の流れとオリジナル コマンド列及び特定の接続呼者のための特定サービスとを関係付けることができ るようにしている。 図4に示すようなラインインターフェースカードの設計には、示される全ての 機能を実現するのに必要な回路の総数に繊細な注意を払わなければならない。特 に、回路の様々な素子を互いに接続するために必要な個別の集積回路の数は、ラ インインターフェースカードを単一の回路基盤上に組み込むことができるように 機能性を損なうことなく最小化しなければならない。 回路の素子が数回重複しているようなもの、例えばラインインターフェース回 路41、又は4つのディジタル信号プロセッサ52−54の各々と関係する回路 の場合は、ラインインターフェース回路上でこのような回路が使用される回数倍 だけ節約がされるから複雑さを減らすという特別な利益がある。 前に述べたように、各ディジタル信号処理装置52−55はTexas Instrument s製のTMS320C31であり、さらに特殊のTMS320C31チップでラ インインターフェースカード上で使われているものは33MHzのクロック速度で 動作し、この速度は各DSPで同時にDTMF認識機能が実行されるのを確かな ものとするのに必要なものである。 各TMS320C31ディジタル信号処理装置には同じチップダイ上にプログ ラムメモリとデータメモリとがあるのは主ディジタルシグナリング処理用部品と 同じである。したがって追加のRAMやROMの集積回路のようなDSP回路用 要素を除外してもなお、DTMF認識のような有用な機能を実現できるDSPを 持つことが可能である。 したがって、ラインインターフェースカードで使用される各DSPは有用な処 理動作を実行するために非常に僅かしか追加の論理を必要としない。 シリアル直列インターフェース56でDSPをクロスポイントスイッチ47に 接続するものは、追加のインターフェース論理を何も必要としない。並列(パレ レル)インターフェース57でマイクロプロセッサ38をクロスポイントスイッ チ47と各DSP52−55に接続するものも各DSPにプログラムデータをダ ウンロードするために使用されている。シリアルインターフェースとは違ってD SPに対する並列インターフェースはある程度のインターフェース回路を必要と する。 図7では、インターフェース回路がディジタル信号処理装置52−55の4つ の全てに対して示されており、プログラムはマイクロプロセッサ38から並列イ ンターフェース57を介してディジタル信号処理装置にダウンロードできる。 TMS320C31ディジタル信号処理装置はラインインターフェースカード で使用されていて、リセット信号を受領した後に外部ROMからプログラムを普 通はロードする。この回路では、各ディジタル信号処理装置に対してラッチが用 意されていて、ディジタル信号処理装置にプログラムを供給する外部ROMの特 性をシミュレートするためにあてられている。4つのラッチ272−275はD SP52−55の各々に対してプログラムデータを供給するために備えられてい る。外部ROMの動作をシミュレートするために、状態機械271はマイクロプ ロセッサ38によって用意された制御信号を各ディジタル信号処理装置への制御 信号に変換し、時間にクリティカルな制御シーケンスを含むROMの特性が正し くシミュレートできるのを確実なものとしている。状態機械は各ディジタル信号 処理装置に対して3つの制御ラインを提供している。ディジタル信号処理装置5 2へあるプログラムをダウンロードする事象のシーケンスをこれから述べる。 3つの制御ラインの各々は状態機械217によってディジタル信号処理装置5 2と、その関係するラッチ272とに送られるが、これはマイクロプロセッサ3 8のメモリ領域内のメモリがマップされた位置へアクセスすると、それに応答し て状態機械271からディジタル信号プロセッサ52へ送られた制御ラインの各 々とそれに関係するラッチ272とが生成される。プログラムがDSPへダウン ロードされるときは、ディジタル信号プロセッサ52のリセットピンに対して論 理レベル0ボルトを印加することによりDSPがリセットされなければならない 。完全なチップリセットが達成されたことを確認するために、リセット信号は数 ミリ秒間にわたってレベル0ボルトに維持される。この時間期間が終わるとリセ ット信号は前のレベル5ボルトに戻ることができ、その結果、ディジタル信号プ ロセッサがブートストラップ動作を実行する。ブートストラップ動作は、ディジ タル信号プロセッサのチップ・ダイ(chip die)の時のROMとして記億された ブートストラップコードの短い部分を実行することで構成される。ブートストラ ッププログラムには、外部メモリからのデータをディジタル信号処理チップ上の ランダムアクセスメモリ(RAM)に記憶するために取り出す(フェッチする) ことをディジタル信号プロセッサに指令することが含まれる。このようにしてデ ィジタル信号プロセッサへのプログラムはダウンロードされる。 ディジタル信号プロセッサで作動しているブートストラッププログラムは一連 の外部メモリ位置にアクセスし、これらの位置からのデータをDSPの内部メモ リに転送するという動作を実行する。したがって、状態機械271及びマイクロ プロセッサ38はデータのダウンロード動作を調整して外部ROMの特性がシュ ミレートされるようにしなければならない。 マイクロプロセッサ38は並列インターフェースを介してラッチ272へデー タを送る。このとき、ラッチのラッチイネーブルライン(LE)は0ボルトにセ ットされている。そのすぐ後にラッチイネーブルラインは5ボルトに戻り、もと もとラッチの出力にあるデータはそのままラッチの出力で安定に保たれるので、 ディジタル信号プロセッサに対して安定した8データバイトを提供することがで きる。この間ディジタル信号プロセッサへの準備入力はレベル+5ボルトに維持 されて、まだ外部メモリにはアクセスできないことをディジタル信号プロセツサ に示し、その結果、ブートストラッププログラムを続けて実行することが可能と なる。そのすぐ後、状態機械は次のデータがラッチ272に送るために再び準備 ラインを+5ボルトにセットする。 このようにしてROMの特性をシュミレートするためにマイクロプロセッサ3 8とディジタル信号プロセッサ52との間の通信は並列インターフェース57を 介して調整され、ROMの特性をディジタル信号処理用のソフトウェアをブート ストラップするために使用することができる。 状態機械271は各ディジタル信号プロセッサへの調整用信号ラインをメモリ マッピングする機能を備え、52−55の各ディジタル信号プロセッサが個別に リセットされ、かつ、いつでもダウンロードされた新しいソフトウェアを持つこ とができるようにする。 再び図4を参照すると、クロスポイントスイッチ47とマイクロプロセッサ3 8とに接続された4つのディジタル信号プロセッサ52−55の配置が極めて柔 軟性のあるトポロジイを提供していることが分かる。このトポロジイはDTMF 認識以外の機能を実行するために使用することができる。特に、各ディジタル信 号プロセッサはそれぞれ独立してリセット及びブートストラップすることができ るので、1つのDSPは他の3つがまだ動作中であっても別の課題を実行するこ とができる。ディジタル信号プロセッサの別の用途の一例はコンフェレンス・ブ リッジ(会議の橋絡)である。 コンフェレンス・ブリッジでは、3人以上の呼者が接続され、まるで3人全員 が同じ部屋にいるように互いに話し合うことができる。重要なことは、ある形式 のディジタル信号処理を用いなければコンフェレンス・ブリッジを実行すること は不可能だということである。 コンフェレンス・ブリッジの最小の構成では、3人の呼者が互いに話し合うこ とを要求するので6つの信号を発生してこれらを何らかの方法で結合しなければ ならない。呼者Aが到来信号RXAを受信して送出信号TXAを発生する。呼者 Bは到来信号RXBを受信して送出信号TXBを発生し、呼者Cは到来信号RX Cを受信して送出信号TXCを発生する。ディジタル交換では、音声信号のサン プルが数8ビットとして記憶される。高品質の信号を実現するために、8ビット のサンプルはA法則として知られる非線形関数を用いて符号化される。すなわち 、ディジタル音声サンプルはクロスポイントスイッチ47を通過して非線形形式 で記憶され、コンフェレンス・ブリッジを実行する前に非線形形式に変換されな ければならない。コンフェレンス・ブリッジの第1段階は3つの送出信号TXA ,TXB,TXCをそれぞれA法則形式から線形形式に変換することである。こ れは、DSPのコンフェレンスブリッジプログラムの一部として動作するルック アップテーブルアルゴリズムによって行われる。一度線形化されると、3つの到 来信号RXA,RXB,RXCは次のように計算される: R X A = T X B − T X C R X B = T X A − T X C R X C = T X A − T X B コンフェレンスブリッジ発生の第1段階は3つの到来信号RXA,RXB,R XCを網での基準である非線形形式に変換することである。すなわち、3つの各 信号RXA,RXB,RXCはルックアップテーブルアルゴリズムによって非線 形のA法則形式に変換される。ディジタル信号プロセッサ53−55がDTMF 認識や他の別の動作を実行しているときでも、ディジタル信号プロセッサ52で 上述したコンフェレンス・ブリッジのための全動作を実行するプログラムを実行 することができる。 コンフェレンス・ブリッジの例で述べたように、音声のディジタル電話信号は 非線形形式で搬送される。2つの異なる非線形形式が存在する。欧州ではA法則 が使用されているが、合衆国ではMu法則が使用されている。異なる非線形方式 を使用している2つの異なる電気通信網間での通信において、双方向の会話を要 求するときはMu法則からA法則への変換、及びその逆の変換が必要である。こ れはディジタル信号プロセッサ上で1つのルックアップテーブルを用いてA法則 をMu法則に、また別のルックアップテーブルを用いてMu法則をA法則にダイ レクトに変換することによって実行される。この処理は非常に迅速に行われる。 しかし、ディジタル信号プロセッサはこれを実現する便利な方法であり、特にデ ィ ジタル信号プロセッサが再構成可能な回路の一部を形成している場合には極めて 至便な方法となる。このような回路では、ディジタル信号プロセッサはその課題 に専属せず、Mu法則−A法則間の変換が不必要なときは別の動作を実行するよ うに再構成することができる。 ラインインターフェースカード内に4つのディジタル信号プロセッサを備えて いるので、一日のある時、例えばビジネスアワーの間、2つのディジタル信号プ ロセッサでMu法則−A法則変換を実行し、他の2つでDTMF認識を実行する とか、条件の指示に従って多数の異なる課題を実行するように再構成することで 、ダイナミックな顧客の要望を考慮することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1996年10月8日 【補正内容】 明細書 電気通信サービスノードにおけるスイッチング この発明は、電話網に接続することができるサービスノードに関する。この網 内には複数に周辺装置があり、制御処理手段の制御下に外部通信手段と該周辺装 置とを接続する手段とを備えている。 近年、電話網がますます高度複雑なものとなり、提供できるサービスの数を増 すことが可能となり、第1の顧客を第2の顧客に接続できるようにするという基 本的な機能に加えてサービスを提供することが可能となった。 この形式の電話システムはしばしばインテリジェント網と呼ばれ、自動呼分配 、ストア・アンド・フォワード(記憶して送信)、ファックス・トウ・スピーチ(ファ ックスから音声へ)、呼待ち行列、音声メニューシステム、呼迂回、フォロー・ オン・アンド・ボイス・プロンプト(世話を続けて音声助言を与える)などのよ うなサービスが提供される。 サービスノードは網内にあるユニットであり、そこではインテリジェントサー ビスが集中されていて、網内部に用意されたスイッチング機構を介して網に接続 された顧客に使用可能となっている。ノード自体には大型スイッチング装置があ り、顧客の呼が中央制御処理手段の制御下で周辺装置に接続できるようになって いる。既知のシステムでは、周辺装置が接続され、必要に応じて接続を解くため には、発呼者によって生成された信号を解析することが制御計算機に必要とされ ている。従って、一度サービスが確定されてしまうと、これが一般には特定の周 辺装置の制御下で駆動される。しかし、中央制御計算機は網全体の完全性の維持 を確実にするために、周辺装置と外部ラインとの間の接続の動作を観測する必要 がある。 既知のサービスノードでの問題は、ノードに大型スイッチを備えることが望ま しく、それによって多数の共用サービスから最大利益を得られるようにすること であった。しかし、共用サービスの数が増すと、接続用のスイッチの寸法も結果 として大きくなり、制御計算機の寸法と電力とは計算機とスイッチ間の通信用リ ンクの帯域幅とともに増加しなければならない。 UK特許出願No.GB−A−2 186 762は、PABXとして使用す るのに適した改良されたスイッチングシステムを開示している。このスイッチは 多数のベイで成り、各々が通信リンクによって主制御プロセッサによって制御さ れる回路スイッチングマトリックスに接続されている。各ベイはベイスイッチン グマトリックスと通常のインターフェース回路とで成り、各インターフェース回 路は端末装置、例えば電話機、データ機械及び端末、から到来する複数のライン とインターフェースをとり、また、音声信号をPCM信号に変換するようにされ 、また、状態信号を検出して、制御バスを経由してベイ制御プロセッサに対応し た制御信号を送るようにされている。 主制御プロセッサは、適当な接続メモリへ書き込みアクセスすることによって 、2つの回路スイッチングマトリックス間に伝送経路を確立するための回路スイ ッチングマトリックス構成をとり、かつまた、ベイスイッチングマトリックスが 特定通信に関与する端末それぞれへの伝送経路を延長する構成をとる。ベイ制御 プロセッサは類似の書き込みアクセスをして、メッセージ信号、例えばオフフッ クとか、リンギング信号を専用メッセージチャンネル内で主制御プロセッサに送 ることができ、そこでは回路スイッチングマトリックスでチャンネルを読むこと ができる。こうして、メッセージ信号を処理する先行技術の問題を回避している 。 UK特許出願No.GB−A−2 200 816は、スイッチングシステム であって、主制御器、回路スイッチマトリックス、回路スイッチマトリックスに 接続された複数のインターフェース回路、スイッチマトリックスに接続された複 数のプログラマブルディジタル信号処理モジュール(DSP)で成るものを開示 している。各DSPはブートストラッププログラムを含む2つのPROMと関係 しており、スイッチングマトリックスを経由して主制御器とDSP回路との間で メッセージ信号の転送を開始するために主制御器への割り込み信号を発生する。 所定のサービスの特徴、例えばDTMFトーン検出とかディジタル会議を実現す るための応用プログラムは主制御器から回路スイッチマトリックスを経由してD SPの1または複数にダウンロードされ、内部メモリ内に記憶される。 この発明の第1の観点でとらえると、あるサービスノード内部で4チャンネル のルート形成をするためのサービスノードスイッチング装置が提供されており、 その構成はスイッチングマトリックスと複数のラインインターフェース手段とで 成り、各ラインインターフェース手段には次のものが含まれている: クロスポイントスイッチ、第1の形式のディジタル信号処理手段、及び第2の 形式のディジタル信号処理手段。ここで 該第1の形式のディジタル信号処理手段は第1の形式のインターフェース手段 によって該クロスポイントスイッチに接続され、かつ第2の形式のディジタル信 号処理手段から直接にプログラムを受領し、したがって該クロスポイントスイッ チを避けるようにされており、 該第2のディジタル信号処理手段は第2の形式のインターフェース手段によっ て該クロスポイントスイッチに接続されており、 該クロスポイントスイッチは該第1の形式のインターフェース手段と、該第2 の形式のインターフェース手段との間の通信が行えるようにする手段を備え、該 第2のインターフェース手段を経由して該第2の形式のディジタル信号処理手段 によって構成がとられるようにされている。 この発明を第2の観点でとらえると、サービスノードスイッチ用のラインイン ターフェースカードにおける信号を処理する方法が提供されており、その構成は 次の段階で成る。 クロスポイントスイッチを経由して第1の形式のディジタル信号処理手段と、 第2の形式のディジタル信号処理手段との間で通信をする段階と; 第1の形式のインターフェースを経由して該第2の形式のディジタル信号処理 手段から該第1の形式のディジタル信号処理手段へ直接にプログラム指令を供給 して、それによって該クロスポイントスイッチを回避する段階とで成り; 該第1の形式のディジタル信号処理手段は第2の形式のインターフェースを介 してクロスポイントスイッチと通信し、また、該第2の形式のディジタル信号処 理手段は該第1の形式のインターフェースを経由して該クロスポイントスイッチ と通信するようにしている。 この発明を添付の図面を参照し、例を挙げて説明していく。 図1は公衆交換電話網を示し、複数の顧客端末装置、ローカル交換機、トラン ク交換機、及びサービスノードが含まれている。 図2は図1で示したサービスノードを示し、制御計算機、周辺装置、該周辺装 置へ外部ラインを接続するためのスイッチを含んでいる。 図3は図2に示したスイッチの詳細であり、スイッチングマトリックスと複数 のラインインターフェースカードを含んでいる。 図4は図3で示したラインインターフェースカードを示し、ラインインターフ ェース回路、ディジタル信号処理装置、マイクロプロセッサ、及びラインインタ ーフェース回路をディジタル信号処理装置に接続するためのクロスポイントスイ ッチを含んでいる。 図5は図4に示したラインインターフェースカード上で実行される動作の詳細 を示す。 図6はサービスノード用の制御動作の詳細を示す。 図7は図4に示したディジタル信号処理装置とマイクロプロセッサとの間の接 続の詳細を示す。 図1に示した電話網には複数の顧客端末装置11として電話やファックス機器 などを含むものがある。各顧客端末装置11はローカルライン12を経由してロ ーカル交換機14に接続され、それによって端末装置とローカル交換との間で双 方向通信が行われる。 ローカル交換機14はトランク交換機15に接続され、その間の双方向通信が トランクケーブル16上で行われるようにする。同様に、トランク交換機はトラ ンクライン17によって双方向に接続され、多重化された信号を伝送できるよう にされている。 好ましい網では、アナログ信号とディジタル信号との間の変換がローカル交換 機14で行われ、トランク網での通信がディジタル領域で実行される。このよう に、各トランクライン16には物理的通信リンクがあって、各々が2 Mbit/sec 多重によって30の音声チャンネルを伝送するようにしている。さらに、光リンク を用いてより高レベルの多重を達成することができ、光リンクは特にトランク交 換機15に接続するのに適している。 通常の電話接続ができることに加え、図1に示した網には複数の付加価値サー ビスがあり、それによって顧客が音声メニューを介して対話をしたり、記録され た情報を中央ソースから受領したり、メッセージを記録して記録されたメッセー ジを受領したり、また、高度な呼迂回過程を作り出したりすることができる。呼 迂回過程では、一日中、端末装置ではなく実際の顧客の位置を反映して呼が複数 の番号に迂回される。このような付加価値サービスは中央装置に置かれていて、 サービスノード18の形をとっている。サービスノード18は、複数の2Mbit/s ecディジタルリンクを経由して網の他部に接続されているから、この網に接続さ れているどの顧客も交換機の網を介して適切な接続をとることによって、中央サ ービスノードを経由してサービスを受けることができる。 サービスノード18は図2に詳細が示されており、複数の周辺装置がある。そ のうちの3つが参照番号21,22,23で示されている。各周辺装置は特定の 課題を実行するように構成されている。したがって、音声メニューサービスは言 語応用プラットホームで用意することができ、記録した音声メッセージ、音声認 識及びDTMFトーン認識を用いて双方向通信ができる。 別の周辺装置は、発呼顧客に対して記録した情報を供給するように構成するこ とができる。メッセージは周辺装置上に中央で記録され、ランダムアクセス可能 なメモリ記憶装置に書き込まれる。 こうして、同じメッセージが複数の発呼顧客に対して再生され、各呼に対して 個別にメモリ装置をアドレスすることによってメッセージは最初から各発呼顧客 に対して再生されるので、その呼用に専用のメッセージが記録されているという 印象を与える。 第3の周辺装置は顧客が残したメッセージを記録するように構成されている。 メッセージはサービスが作られた相手である特定の顧客によって収集され、その 顧客に仮想呼応答機のサービスを効果的に提供する。ここでは、ある顧客からの 命令を受けると全ての顧客がサービスノードに向けられ、制御計算機24の制御 下で音声データが例えば周辺装置23に送られて、その後、その顧客が発した呼 に応答して該記録された情報が再生されるようになっている。 サービスノードから提供される別なサービスは、呼を再度方向付けする(リデ ィレクティング)サービスである。これでは、特定の顧客に対する全ての呼がサ ービスノードに向けられ、制御計算機24の制御下で、呼が予めプログラムされ た 指向地へ再方向付けされる。この場合、顧客は毎日プログラム用の指令を発効し て、一日の予め定めた時点で呼を別の番号に向け、それにより場所から場所へ顧 客に追従するようにする。 スイッチ25は256多重ラインを備える。各ラインは双方向通信用にそれぞ れ2つの同軸ケーブルを含み、各同軸ケーブルは、2Mbit/secで送信される32 チャンネルを伝送することができる。したがって、公衆交換電話網26には複数 の同軸通信が用意され、他の2Mbit/リンクにはそれぞれの周辺装置が供給され る。したがって、図2に示す例では、2Mbitリンク27は周辺装置21に接続さ れ、同様のリンク28は周辺装置22に、リンク29は周辺装置23に接続される 。こうして、各21〜23は2Mbit多重接続の形で音声チャンネルを受信するよ うに構成されている。さらに、周辺装置は制御計算機24からの制御指令を受領 するように構成されている。 好ましくは、CCITT C7勧告に合致する共通チャンネルシグナリングを 使用し、C7シグナリング情報を識別して生成するためのインターフェースを図 2の参照番号30で識別する。 C7インターフェース30、中央スイッチ25、周辺装置21,22,23は イーサネット(ethernet)接続を介して制御計算機24と通信し、最大10Mbit /secのバーストレートでデータを伝送することができる。 呼は、顧客が発したDTMFトーンに応答して始動される。呼をサービスノー ドに結ぶためには、共通チャンネル、すなわち参照番号26で示したチャンネル のうちの1つを介してシグナリングコマンドを伝送する。このチャンネルはスイ ッチ25でシグナリングインターフェース30に向けられる。シグナリングイン ターフェース30はイーサネット20を介して制御計算機24に発呼顧客がサー ビスを要求するということを通知する。シグナリング情報は、制御計算機24に 対して実際の発呼顧客の識別子、ある意味では該顧客により発呼された番号の識 別子を識別する。したがって、この情報を基に制御計算機24はスイッチ25に 指令して、所望の周辺装置に接続された特定のチャンネルをその呼に接続させる 。さらに制御計算機24は、同じ周辺装置に所望のサービスの性質(nature)につ いて通知する。 顧客がサービスを利用しているとき、顧客はシステムが認識可能な形式で信号 を発するのが普通である。このような信号は、正規のサービス動作の一部として 周辺装置で翻訳することができる。しかし、それに加えて顧客は制御計算機24 にも認識されるような信号を発する必要があり、特にこれがサービスを終了する という顧客指令に関する場合は、制御計算機はスイッチ25と等価の周辺装置と に指令を出してサービスがもう完了されたことを通知し、必要であれば、顧客が そのノードで別のサービスを利用できるようにする必要がある。 図1及び2に示した電話網では、サービスノードは複数の周辺装置に加え、該 周辺装置を外部通信用チャンネル26に接続するためのスイッチ25を含む。呼 を確立し、かつ呼の処理中にシグナリングを監視するために、ノード内部では相 当なレベルの処理能力が必要とされる。それ故サービスノードは制御計算機24 を備え、これが階層構造の形でシステム全体を制御するようにする。しかし、こ れに加えてスイッチ25自体も分割された処理装置を備える。これは、呼の処理 中に顧客が発するDTMF信号のような、外部で始動する信号に応答するもので ある。したがって、分割された処理装置は、該信号から得た情報を制御計算機2 4に供給するように構成されている。このようにすると、制御計算機24は顧客 の発したシグナリングを検出するために到来する呼を走査する必要がなくなる。 顧客始動信号が検出されると、シグナリングコマンドの検出及び識別はスイッチ 25でローカルに行われ、データはイーサネット20を介して制御計算機24に 供給されるだけである。つまり、スイッチ25は外部信号に応答するローカル処 理装置を含み、信号そのものよりもむしろ該信号から得た情報を制御計算機24 に供給できるようにしている。こうして、計算機24は顧客の始動した呼を走査 する役割から解放され、それによって2つの主要な利点を得る。1つには、所定 のスイッチサイズに対して、制御計算機24で必要とされる処理能力が少なくな ることである。言い換えれば、制御計算機24に存在する所定の処理能力に対し てより多くのスイッチを使用することができるということである。この利点は、 所定サイズの制御計算機24に対してそのノードでより多くの中央付加価値サー ビスを含むことができることであり、それによってより大きな規模の経済を効率 的に提供することができる。2つには、制御計算機24が走査をする必要がなく なると、スイッチ25と制御計算機24との間の通信が著しく減少することであ る。結果として、制御計算機24とスイッチ25とを接続している通信チャンネ ル部分(この例ではイーサネットの手段により実行されている)に必要な帯域幅 が大幅に減少することになる。こうして容易に理解できるように、イーサネット に利用できる帯域幅のレベルは、PSTNと周辺装置との間でスイッチ25を介 して通信を実行するのに使用される帯域幅のレベルよりも遥かに小さいものとな る。 スイッチ25はEMC19”シールド付きラック内部に収納される。このラッ クは高さ2mで、計7つの棚(シェルフ)を備えている。この棚の1つは、イー サネット・トランシーバ用の電源ユニットを収納するために使用され、残りの6 つの棚はスイッチ自身の部品カードに提供される。 スイッチ25内には、ラインインターフェース棚及びスイッチングマトリック ス棚として識別される2種類の棚を備える。好ましい実施例では、スイッチング マトリックス棚及びラインインターフェース棚は複製(デュープリケート)され て、信頼性を高めかつ計算機を強化するようにする。計算機自体も複写された棚 を有し、好ましくはシステムに接続されていて、全体的な信頼性を高めてシステ ムが単一のカードに依存しないようにしている。システムを完全に機能的に保っ た状態でこのカードはいずれをも取外することができる。 スイッチ25の中心部には、市販のMITEL SMX/PACから構成され たノンブロッキング・ディジタル・スイッチングマトリックスがある。スイッチ ングマトリックス32はST−BUS勧告に準拠した256 2Mbit/sec同軸ペ アを受領する。したがって、各ペアはスイッチングマトリックス32に情報を供 給するための32チャンネル多重、及び該スイッチングマトリックス32からの 情報を受信するための同様の32チャンネル多重で構成される。スイッチングマ トリックス32は、ある多重化ライン上のあるチャンネルを別の多重化ライン上 の別のチャンネルに切り換えることができるように構成されている。一般に、こ のような通信が双方向通信であり、第1のペアが位置Aから位置Bへデータを送 信するように構成されるとともに、他方のペアは逆方向、すなわち位置Bから位 置Aへ通信を送るようにされている。さらに、32チャンネルの2Mbit/s多重 のうち30チャンネルは音声データを搬送するのに使用され、残りの2チャンネ ルのうち、1つは30の音声チャンネルに関するシグナリングデータを搬送する のに使われ、もう1つのチャンネルは、フレーム同期を提供して時間多重内で各 チャンネルの位置がチャンネルスイッチング回路によって定められるようにする ために使われる。 スイッチングマトリックス32はIntel社の80286マイクロプロセッサベ ースシステム(参照番号33)によって制御される。このマイクロプロセッサベ ースシステム33は、イーサネットライン20を介して受信したコマンドに応答 してスイッチングマトリックス32を制御するように構成されている。 スイッチングマトリックス33を通して送信された信号はST−BUS勧告に 準拠したもので、5ボルトのTTLコンパチブル信号を考えてよい。ライン26 を介してPSTN及び周辺装置に接続された他のラインに送られた信号はこの勧 告に準拠しておらず、アナログ型信号で相当な距離を介して通信しなければなら ない場合が多いと考えるとよい。したがって、スイッチングマトリックス32に 信号が送られる前、及び該スイッチングマトリックスから発した信号が外部網へ 供給される前に変換処理を実行する必要があり、この処理はラインインターフェ ース回路を介して実行される。 ラックは4つのラインインターフェース棚を備え、図3では参照番号34で示 す。各ラインインターフェース棚は計16個のラインインターフェースカードを 有し、各ラインインターフェースカードにはIntel社の80286マイクロプロ セッサの常駐システム38と4つの双方向ラインインターフェース回路とがある 。したがって、4つのラインインターフェース棚内には双方向インターフェース 回路256個分の容量があることになる。 この例では、呼の最中に顧客がシグナリングを開始すると、それはDTMFコ ードの形態で接続される。各DTMFコード(dual tone multi-frequency:二重 トーン多周波数)は2つの同期トーンで成り、各々可能な4つのトーンで成る異 なる組から選ばれたものである。つまり、2トーンの順列が4x4あり、システ ムが認識できる計16個の異なるコードを備えていることになる。 DTMFの検出は、常駐286計算機システム38の制御下で、各ラインイン ターフェース上で行われる。 特定のDTMF性質の検出は、特定の呼接続の際に行われる実際の応用による であろう。特定の応用に必要なDTMFコードの性質は制御計算機24が掌握し ており、システムオペレータによってアクセス可能である。特殊なDTMFコー ドに加えて、例えば1,2,3など何らかの数の後に##が続くといったような 簡単な論理結合を検出するように制御計算機をプログラムすることができる。こ れについては後に詳述する。特定の接続のためにこのタイプの検出シーケンスが 必要なときは、検出コマンドをそれぞれのラインインターフェースカードにダウ ンロードすることが必要である。これはイーサネット20を介して達成され、最 初は制御計算機24からスイッチの棚内に常駐している286マイクロプロセッ サシステム33へ高レベルの検出コードが供給される。スイッチ棚のマイクロプ ロセッサシステム33は特定のラインインターフェース回路を識別する責任を負 っていて、制御計算機24からイーサネット20を介してこのような情報を受領 すると、情報はそれぞれのラインインターフェースカード上に常駐しているそれ ぞれの286マイクロプロセッサシステム38へ中継される。こうして、制御計 算機24からラインインターフェースカード37へのDTMF伝送は、第1に制 御計算機24からスイッチ棚のマイクロプロセッサシステム33へ、第2に棚の セル・プロセッサ33からそれぞれのラインインターフェースカードマクロプロ セッサシステム38へと、2段階で行われる。したがって、制御計算機24はラ インインターフェース棚と直接通信することもできるが、制御計算機24がスイ ッチ棚のマイクロプロセッサ33と通信し、スイッチ棚のマイクロプロセッサシ ステム33がラインインターフェースカードマイクロプロセッサシステム38と 通信するという階層的なソフトウェア構造が存在するため、実際には行われない 。つまり、制御計算機24に関する限りスイッチ25への送信は全てスイッチ棚 のマイクロプロセッサシステム33への送信と見なされ、それによって制御計算 機24がスイッチ24と通信する行程が簡素化される。 図4はラインインターフェースカード37を詳細に示したものである。呼のカ ードは4つのインターフェース回路41,42,43,44を含み、それぞれ2 Mbit/sの入力トランクライン45、及び2Mbit/sの出力トランクライン46 に接続されている。ラインインターフェース回路は転送コンパチブル信号と32 チャンネルの2Mbit/sST−BUS信号との間の変換を受け持つ。これらの信号 は、2Mbit/s入力ライン48及び2Mbit/s出力ライン49を介してクロスポイン トスイッチ47との間で送受信される。 クロスポイントスイッチ47はMitel社のSMX/PACスイッチで成り、主 要スイッチングマトリックス32内に備えられたスイッチングチップと同様のも のである。ただし、クロスポイントスイッチ47はコール・バイ・コール(呼呼 出呼)に基づくスイッチングを行わないことを理解されたい。クロスポイントス イッチ47は通常動作中は恒久的に構成されるが、該構成はグレードアップや再 構成を考慮して変更することができる。 図3に示すように、ラインインターフェースボード37は286マイクロプロ セッサベースシステム38を含み、これがイーサネット20に接続されている。 マイクロプロセッサシステム38のアドレス及びデータバスはクロスポイントス イッチの構造インターフェース39に接続され、該クロスポイントスイッチ47 がマイクロプロセッサベースシステム38から供給された構造データに応答して 構成されるようになっている。これは既知の技術である。この構成に応答して、 ST−BUS出力ライン及び入力ライン(48,49)はそれぞれクロスポイン トスイッチ47のスイッチ棚側で同様のライン51に接続される。つまり、通常 動作では、クロスポイントスイッチからラインインターフェース回路を通って出 力ラインへ送られた各チャンネルは、クロスポイントスイッチのスイッチングマ トリックス側でST−BUSの特定多重の特定チャンネルに切り換えられること になる。同様に、クロスポイントスイッチを介して並列戻り経路が備えられてい る。これにより、全ての呼がラインインターフェースカードに常駐しているクロ スポイントスイッチを介してラインインターフェース回路を通って主要スイッチ ングマトリックス32へ導かれ、次に任意に選ばれたラインインターフェースカ ードに基づく別のクロスポイントスイッチを介して該ラインインターフェースカ ードへ戻され、予め定められたラインインターフェース回路を通って主スイッチ 25から出てゆくことができるようにされている。 クロスポイントスイッチのための構造コードを提供することに加え、286マ イクロプロセッサベースシステム38はまた、インターフェース51に接続され たアドレスバスに適切なアドレスコードを与えることによって、クロスポイント スイッチを通過している任意の通信チャンネルを監視することができる。 インターフェース回路側のチャンネルをスイッチ棚側のチャンネルに接続する ことに加え、クロスポイントスイッチ47はまた、ラインインターフェース回路 41〜44からの各入力ライン48をそれぞれのディジタル信号プロセッサ52 ,53,54,55へ接続することができる。すなわち、クロスポイントスイッ チ47はラインインターフェース回路41からの入力多重48をディジタル信号 プロセッサ52へ送られる出力多重56に接続することができる。他の3つの信 号プロセッサに対しても同様の接続が行われる。 各ディジタル信号プロセッサ51〜55はTexas Instruments社のTMS32 0C31デバイスで、32チャンネルの入力多重56にある30個の音声チャン ネル上のDTMFコードを検出することができるようにプログラムされている。 主要スイッチングマトリックス32を通して運ばれた信号にしたがってクロス ポイントスイッチ47を通って運ばれた信号は、ディジタル形式で搬送されるこ とが理解されよう。2Mbit/sのST−BUSは32個の時間多重化チャンネルを 搬送するように構成されている。すなわち、各チャンネルは各フレーム内に識別 可能な時間スロットを有し、この時間スロットの間に8ビットのデータを送信す ることができる。したがって、普通の言語信号を送信すると、この8ビット語の 各々がディジタル表示の音声サンプルを搬送する。 ディジタル信号プロセッサ51〜55はST−BUS形式内の情報を受領し、 同型式の出力を作る。しかし、各DSP(digital signal processor)からの出 力は音声信号を表示するのではなく、音声信号内に含まれる情報、特にDMTF トーンの存在及び識別を表示する。すなわち、前述の構造では、DSP52がラ インインターフェース回路41を介して受領した30個の言語チャンネルを調べ る一方で、これらのチャンネルはスイッチ側の通信ブース51を介してスイッチ ングマトリックス32へ送られている。ディジタル信号プロセッサ52は時間領 域内で受領した信号を周波数領域信号に効率的に変換し、次にこれらの周波数領 域信号が認識されたDTMFトーンと対応する時を表示するようにプログラムさ れている。つまり、ディジタル信号プロセッサはDTMFコードの存在を表示す る出力を作り出すのである。 DTMF信号は16の状態の1つをとることができ、したがってDSPでは検 出された特定のDTMFコードを識別するために各音声信号につき4出力ビット が作られる。これに加えて検出された有効なコード信号を提供するのに別の1ビ ットが使われるので、マイクロプロセッサ38は各DSPで調べられた30チャ ンネル上にそれぞれ各DSPから提供されたこれら5ビットのデータを調べるよ うに構成されている。 通信中は、ラインインターフェース回路41に送られたチャンネルを使用して いる顧客がキーを押すと、このチャンネルを介してDTMF信号が送られるよう になっている。音声信号はDTMFコードと一緒に音声情報を搬送することがで きるが、各DSPに送られた30個の音声チャンネルの各々上でフーリエ変換を 実行することによって、認識可能なDTMFトーンの存在を検出し、かつ、この 情報をマイクロプロセッサシステム38へ迅速に送り戻すことができる。すなわ ち、DTMFトーンコードが発生するとDSP52はこのDTMFトーンの存在 を検出し、ラインインターフェース41を通って送られた特定チャンネルと関係 するそれぞれのチャンネル上でこのDTMFトーンと等価の4ビット表示をクロ スポイントスイッチ47へ送り戻す。DSPは、DTMFトーンが認識されてい る時間にわたって5ビットのDTMF認識信号を生成する。 スプリアスノイズが誤ってDTMFコード認識をトリガしないようにするため に、DTMFトーンはシステムがこれを有効と見なす前の時間期間中に存在しな ければならない。そこで、DSPはDTMFトーンの組み合わせを認識すると一 時停止時間を十分にとり、それが故意に意図されたものだということを確認する 。その後、DSP52は各対応する音声サンプルにつき5ビットの認識コードを 生成し、これをクロスポイントスイッチ47へ供給する。したがって、DSPが 1つのトーンを認識すると、続いて認識信号を生成する間の時間期間が生ずるこ とになる。この時間期間内にマイクロプロセッサ38はクロスポイントスイッチ に信号を送り、DTMF認識信号の発生をリアルタイムに検索するように指令す る。 DTMFトーンをDSPで迅速に認識すると、結果として最小32ミリ秒間に 5ビットの信号が生成される。したがって、認識された全てのDTMFトーンを 確実に迅速に検索するためには、マイクロプロセッサは16ミリ秒ごとに1度D SP出力チャンネルをサンプリングしなければならない。DSPに接続された3 0チャンネルの全てにおいてDTMF認識を迅速に検索するためには、16ミリ 秒の時間フレーム内で30チャンネル全てがサンプリングされなければならない 。すなわち、そのラインインターフェースカード内の全てのDTMF認識を確実 に検索するためには、マイクロプロセッサ38は各16ミリ秒の時間フレーム内 で計120個の音声チャンネルをサンプリングしなければならないことになる。 そして、これがマイクロプロセッサ38の実質的な計算必要量に相当する。 好ましい実施例では、DSPからの出力チャンネルの各サンプルは図5に示し た流れ図で定められた規則に従って巡回バッファ内に置かれている。したがって 、全ての音声チャンネルをサンプリングするという厳格な役割は所望のレートで 実行されるが、結果のデータの処理はもっと複雑なソフトウェアによってもっと 長期間にわたって実行される。図5の流れ図は、16ミリ秒間隔で呼び出される マイクロプロセッサ上で実行している割り込みルーチンの動作を詳細に示す。マ イクロプロセッサが他にどのような機能を行っているかに関わらず、このルーチ ンは16ミリ秒毎に呼び出されることになる。 段階151は16ミリ秒の定期割り込みの発生を示す。これにより、マイクロ プロセッサ38は他の動作を停止して割り込みルーチンを実行するように強制さ れる。段階152では、チャンネルインデックスNがゼロにリセットされる。続 けてチャンネルインデックスが用いられ、DSPからのチャンネル出力のデータ を搬送するために使用されるクロスポイントスイッチ47内で特定のチャンネル へのアクセスが定義される。チャンネルインデックスはまた、特定の音声チャン ネルと関係する286マイクロプロセッサシステム38内で巡回バッファやその 他のメモリ位置にアクセスするために使用される。 段階153では、チャンネル(N)のビット5(妥当性ビット)が予め記録さ れた値と比較され、変化しているかどうかが検査される。ビット5が変化してい なければ、他の4つのDTMF認識コードビットは有効か無効かのどちらかであ る。いずれにしても、現チャンネルに対して何ら行動をとる必要はない。しかし 、 ビット5が変化していれば、ビット5が有効信号又は無効信号のいずれを示して いるかを段階154で判断する。ビット5が無効信号を示していれば、認識され た有効なDTMFトーンが終了した直後なので、段階155を実行して前に有効 であった4ビットのDTMF認識コードを該チャンネル用に巡回バッファ内に置 くことができる。つまり、有効なDTMFトーンはその継続時間の終了時点でマ イクロプロセッサ38によって記録されるに過ぎない。巡回バッファは、カウン タによって多数(例えば64)のメモリ位置の索引が編成されるところである。 このカウンタは、索引編成した位置にデータ項目が書き込まれるとその都度自動 的に増加する。カウンタが63以上増加することがないように、カウンタは所定 数のビットだけがインデックス用に使用されるという特性(プロパティ)を有す る。したがって、計算のオーバーヘッド及びメモリが抑制される。この欠点は、 バッファ内のデータ位置からの値をバッファ入力カウンタが超える前に読み出す ために別のカウンタを使用しなければならないことである。巡回バッファに適切 なサイズは、一連の妥当な動作状況においてこのようなことが生ずる見込みが極 めて薄いものと定義することができる。 段階156では、次のチャンネルと関係するデータを段階153,154,1 55で同様に取扱うことができるよう、チャンネルインデックスNが増加される 。しかし、その前に、処理されるべき音声チャンネルがまだ残っているというこ とを段階157で確認する。幾つかの音声チャンネルが残っていれば(N<12 0)、制御は段階153に戻る。120の音声チャンネル全てがサンプリング済 みであれば、制御は割り込みが呼ばれた時点で実行されていた処理へ戻る。 図5に示す割り込みルーチンは、多数のチャンネルからのDTMF認識コード をマイクロプロセッサ38を用いてリアルタイムでサンプリングし、信号を送信 し、かつ記憶する極めて効果的な方法である。 一度DTMFコードが巡回バッファ内に記憶されてしまうと、マイクロプロセ ッサ38は記憶されたコードを分析して、コードのパターンが走査パターンによ って定義された条件と合致するかどうかを調べる。つまり、ラインインターフェ ースカード上のマイクロプロセッサ38はDTMFパターンを記録し、かつ、ス イッチ棚内のマイクロプロセッサ33(制御計算機24からの制御指令と関係 する走査パターンを受領している)から送られた走査パターンと照らし合わせる ことができる。さらに、走査パターンは可能な条件の範囲を詳細に指定して、マ イクロプロセッサ38が単にパターンと到来するDTMFコードとの間の一致整 合を検索するのではなく、到来するDTMFコードの多様なパターンを所望の条 件に見合うものとして認識できるようにする。すなわち、ラインインターフェー スカードプロセッサ38によって限定された形態のパターン認識を実行すること ができることになる。 図6に示す手続は、DTMF走査パターンを準備してこれに応答するためにサ ービスノードの異なる部分で実行される動作の略図である。段階161では、制 御計算機が特定の顧客呼に対してコマンドの流れを生成する。このコマンドの流 れは、文字を組み込んだ列である。このような文字は、顧客から到来するDTM Fシーケンスが特定のパターンと整合していると見なされる前に該シーケンスが 満たさなければならない一連の条件を定義するものである。走査パターンの形式 については後述する。コマンドの流れはイーサネットインターフェースを通過し てスイッチ棚のマイクロプロセッサ33へ送られる。段階162で、スイッチ棚 のマイクロプロセッサ33はコマンドの流れを逆流させて、再度イーサネットを 通してラインインターフェースカードへ送る。 段階163では、ラインインターフェースカードのマイクロプロセッサ38が コマンドを翻訳し、コマンドの流れからチャンネル番号などのシグナリング情報 を得る。 さらに段階163でマイクロプロセッサ38は走査列を異なる形式に変換して 、DTMFコードシーケンスとの整合を試行する処理(段階164で行われる) の際に最大速度効果を提供するようにする。段階164で、顧客チャンネルと関 係する巡回バッファ内に記憶されたDTMFコードは速度効果走査パターンと比 較され、条件に合致するかどうか判断される。条件に合致しなければ段階164 はまた最初に戻る。 巡回バッフア内のDTMFシーケンスが走査パターンと整合していれば、制御 は段階165へ転向され、ここでラインカードのマイクロプロセッサ38は整合 いているDTMFシーケンスを含む応答の流れを生成する。応答の流れはイーサ ネット20を経てスイッチ棚のマイクロプロセッサ33へ送られ、マイクロプロ セッサ33は段階166で応答の流れをイーサネット20を介して制御計算機2 4へ送る。段階167で、制御計算機は応答の流れ内に含まれた情報を用いて、 顧客サービスを完成するために必要な別の行動を指示する。 制御計算機24はスイッチ棚へのコマンドの流れを保持した状態で、遠隔のプ ロセッサが肯定的な応答の流れを返して来るまで他の役目に戻ることができる。 こうして、同様のサービスを求める呼者が同時に大勢かち合うことによって計算 資源が過剰になるという危険なしに高性能のDTMFパターン整合がもたらされ る。 前述のように、制御計算機は肯定的整合の条件を定義する走査パターンを含ん だコマンドの流れを送信する。この走査パターンは文字列であり、サービスソフ トウェアの書き込み及びデバッグ動作を促進するために比較的読み取りやすい形 式になっている。この形式は指定子を備え、次のように定義されている。 恒久的指定子を用いて特殊整合文字を定義することができる。恒久的指定子は 、0〜9、A〜D、#、*のいずれかとされる。この例は“##22”であるが 、これにより“##22”のDTMFシーケンスを発した顧客は肯定的整合(同 一整合でなければならない)を達成しなければならない。 イコール文字は、到来するDTMFの指定子が先行する指定子と同一であるこ とを定義する。例えば“#=2=”は“##22”に相当する。 変数指定子は形式%{n.{m}}p.に従う。ここでpは“a”,“n”,“m”,“[di gits]”のいずれか1つである。 “a”はDTMFディジットを指定する。 “n”は数字DTMFディジット0−9を指定する。 “m”は#で終わる数字ディジットを指定する。 “[digits]”は列“digits”内のDTMFディジットを指定する。ただし、最 初の文字が^のときを除く。この場合は列内の残りの文字以外のDTMFディジ ットを指定する。 オプション値n(%{n.{m}}p.内のもの)を用いて固定数のディジット検索を指 定することができる。nがテンプレート列として指定されさえすれば、呼者から のDTMFディジットのn番目の項目上で常に整合が達成される。オプション値 m(%{n.{m}}p.内のもの)を用いて顧客が入力できる最大数のディジットを指定 することができる。 例えば、“%5m”は、“#”で終わる5個の数字ディジットの入力が検出され たときに整合される。 “%3.5m”は、“#”で終わる3〜5個の数字ディジットの入力が検出された ときに整合される。 “%1[123]”は、単一のDTMFディジット“1”,“2”,“3”のいずれ かが検出されたときに整合される。 “#:%1[123]=”は、パターン“##11”,“##22”,“##33”のいずれかにより 整合される。 上記の指定方法に加え、論理OR文字(|)を用いて複数の整合条件を指定し 、列内に含まれる条件のうち1つでも合致すれば肯定的整合が達成されるように することができる。この文字は、ここでは“|”で示すが、単一の水平線として 表示される計算機もあり(文字I又は数字1と関係する通常の装飾はない)、A SCII値124を有する。 したがって、論理OR文字を用いると次のようなテンプレート定義を構成する ことができる。すなわち、 “#=%1[123]=|*%1[12345]|%10.20m|%1[^0]” これによって顧客は4種類の可能な応答のうち1つを発することができる。顧 客がどの応答を発してもそれは応答の流れの中で制御計算機へ送り戻されるので 、制御計算機24は顧客のDTMFシーケンスに対して4種類の可能な応答のう ちの1つを提示することができる。このようにして、呼者がメニュー駆動サービ スを通ることができるように呼者とのインテリジェント対話を構築することがで きる。 制御計算機によって生成されたコマンドの列内では、DTMF認識処理の多様 な特徴を定義するために変数とフラグとが用意される。“first dig to”及び“ inter dig to”として知られる2つの変数が、最初のディジットが受信される前 の最大時間と後続のディジット間の最大時間とをそれぞれ定義する。 inter dig toの方が大きければ、DTMFコードは(呼者から送られたものでな くても)最後のディジット“#”を定義する走査パターンとうまく整合している ことになる。first dig toの方が大きければ、以下に定義するCONTINUOUS SCAN フラグによって動作が定義される。コマンドの列の含まれるフラグは、 CLEAR BUFFER − 前に検出されたが未チェックのDTMFディジットを追加 のパターン認識の開始時に放棄させる。 FIRST DIGIT NOTIFY − パターン認識が開始されてから最初のDTMFディ ジットコードを受け取る際にラインインターフェースカードのマイクロプロセッ サ38に応答の流れを生成させる。 CONTINUOUS SCAN − パターン整合が成功した後、もしくは“first dig to ”で定義されたタイムアウトを超えた後、動作を自動的に再スタートさせる。 したがって、DTMF認識開始するためのコマンドの流れはテンプレート指定 列、変数とフラグ、関係するチャンネル、及びサービス識別データを含んでいる 。課題を指定されたラインインターフェースカードのマイクロプロセッサ38か らの応答の流れは、走査列と整合する実際のDTMFコード、及び関係するチャ ンネルとサービス識別データを含み、制御プロセッサが応答の流れとオリジナル コマンド列及び特定の接続呼者のための特定サービスとを関係付けることができ るようにしている。 図4に示すようなラインインターフェースカードの設計には、示される全ての 機能を実現するのに必要な回路の総数に繊細な注意を払わなければならない。特 に、回路の様々な素子を互いに接続するために必要な個別の集積回路の数は、ラ インインターフェースカードを単一の回路基盤上に組み込むことができるように 機能性を損なうことなく最小化しなければならない。 回路の素子が数回重複しているようなもの、例えばラインインターフェース回 路41、又は4つのディジタル信号プロセッサ52−54の各々と関係する回路 の場合は、ラインインターフェース回路上でこのような回路が使用される回数倍 だけ節約がされるから複雑さを減らすという特別な利益がある。 前に述べたように、各ディジタル信号処理装置52−55はTexas Instrument s製のTMS320C31であり、さらに特殊のTMS320C31チップでラ イ ンインターフェースカード上で使われているものは33MHzのクロック速度で動 作し、この速度は各DSPで同時にDTMF認識機能が実行されるのを確かなも のとするのに必要なものである。 各TMS320C31ディジタル信号処理装置には同じチップダイ上にプログ ラムメモリとデータメモリとがあるのは主ディジタルシグナリング処理用部品と 同じである。したがって追加のRAMやROMの集積回路のようなDSP回路用 要素を除外してもなお、DTMF認識のような有用な機能を実現できるDSPを 持つことが可能である。 したがって、ラインインターフェースカードで使用される各DSPは有用な処 理動作を実行するために非常に僅かしか追加の論理を必要としない。 シリアル直列インターフェース56でDSPをクロスポイントスイッチ47に 接続するものは、追加のインターフェース論理を何も必要としない。並列(パレ レル)インターフェース57でマイクロプロセッサ38をクロスポイントスイッ チ47と各DSP52−55に接続するものも各DSPにプログラムデータをダ ウンロードするために使用されている。シリアルインターフェースとは違ってD SPに対する並列インターフェースはある程度のインターフェース回路を必要と する。 図7では、インターフェース回路がディジタル信号処理装置52−55の4つ の全てに対して示されており、プログラムはマイクロプロセッサ38から並列イ ンターフェース57を介してディジタル信号処理装置にダウンロードできる。 TMS320C31ディジタル信号処理装置はラインインターフェースカード で使用されていて、リセット信号を受領した後に外部ROMからプログラムを普 通はロードする。この回路では、各ディジタル信号処理装置に対してラッチが用 意されていて、ディジタル信号処理装置にプログラムを供給する外部ROMの特 性をシミュレートするためにあてられている。4つのラッチ272−275はD SP52−55の各々に対してプログラムデータを供給するために備えられてい る。外部ROMの動作をシミュレートするために、状態機械271はマイクロプ ロセッサ38によって用意された制御信号を各ディジタル信号処理装置への制御 信号に変換し、時間にクリティカルな制御シーケンスを含むROMの特性が正し くシミュレートできるのを確実なものとしている。状態機械は各ディジタル信号 処理装置に対して3つの制御ラインを提供している。ディジタル信号処理装置5 2へあるプログラムをダウンロードする事象のシーケンスをこれから述べる。 3つの制御ラインの各々は状態機械217によってディジタル信号処理装置5 2と、その関係するラッチ272とに送られるが、これはマイクロプロセッサ3 8のメモリ領域内のメモリがマップされた位置へアクセスすると、それに応答し て状態機械271からディジタル信号プロセッサ52へ送られた制御ラインの各 々とそれに関係するラッチ272とが生成される。プログラムがDSPへダウン ロードされるときは、ディジタル信号プロセッサ52のリセットピンに対して論 理レベル0ボルトを印加することによりDSPがリセットされなければならない 。完全なチップリセットが達成されたことを確認するために、リセット信号は数 ミリ秒間にわたってレベル0ボルトに維持される。この時間期間が終わるとリセ ット信号は前のレベル5ボルトに戻ることができ、その結果、ディジタル信号プ ロセッサがブートストラップ動作を実行する。ブートストラップ動作は、ディジ タル信号プロセッサのチップ・ダイ(chip die)の時のROMとして記憶された ブートストラップコードの短い部分を実行することで構成される。ブートストラ ッププログラムには、外部メモリからのデータをディジタル信号処理チップ上の ランダムアクセスメモリ(RAM)に記憶するために取り出す(フェッチする) ことをディジタル信号プロセッサに指令することが含まれる。このようにしてデ ィジタル信号プロセッサへのプログラムはダウンロードされる。 ディジタル信号プロセッサで作動しているブートストラッププログラムは一連 の外部メモリ位置にアクセスし、これらの位置からのデータをDSPの内部メモ リに転送するという動作を実行する。したがって、状態機械271及びマイクロ プロセッサ38はデータのダウンロード動作を調整して外部ROMの特性がシュ ミレートされるようにしなければならない。 マイクロプロセッサ38は並列インターフェースを介してラッチ272へデー タを送る。このとき、ラッチのラッチイネーブルライン(LE)は0ボルトにセッ トされている。そのすぐ後にラッチイネーブルラインは5ボルトに戻り、もとも とラッチの出力にあるデータはそのままラッチの出力で安定に保たれるので、 ディジタル信号プロセッサに対して安定した8データバイトを提供することがで きる。この間ディジタル信号プロセッサへの準備入力はレベル+5ボルトに維持 されて、まだ外部メモリにはアクセスできないことをディジタル信号プロセッサ に示し、その結果、ブートストラッププログラムを続けて実行することが可能と なる。そのすぐ後、状態機械は次のデータがラッチ272に送るために再び準備 ラインを+5ボルトにセットする。 このようにしてROMの特性をシュミレートするためにマイクロプロセッサ3 8とディジタル信号プロセッサ52との間の通信は並列インターフェース57を 介して調整され、ROMの特性をディジタル信号処理用のソフトウェアをブート ストラップするために使用することができる。 状態機械271は各ディジタル信号プロセッサへの調整用信号ラインをメモリ マッピングする機能を備え、52−55の各ディジタル信号プロセッサが個別に リセットされ、かつ、いつでもダウンロードされた新しいソフトウェアを持つこ とができるようにする。 再び図4を参照すると、クロスポイントスイッチ47とマイクロプロセッサ3 8とに接続された4つのディジタル信号プロセッサ52−55の配置が極めて柔 軟性のあるトポロジイを提供していることが分かる。このトポロジイはDTMF 認識以外の機能を実行するために使用することができる。特に、各ディジタル信 号プロセッサはそれぞれ独立してリセット及びブートストラップすることができ るので、1つのDSPは他の3つがまだ動作中であっても別の課題を実行するこ とができる。ディジタル信号プロセッサの別の用途の一例はコンフェレンス・ブ リッジ(会議の橋絡)である。 コンフェレンス・ブリッジでは、3人以上の呼者が接続され、まるで3人全員 が同じ部屋にいるように互いに話し合うことができる。重要なことは、ある形式 のディジタル信号処理を用いなければコンフェレンス・ブリッジを実行すること は不可能だということである。 コンフェレンス・ブリッジの最小の構成では、3人の呼者が互いに話し合うこ とを要求するので6つの信号を発生してこれらを何らかの方法で結合しなければ ならない。呼者Aが到来信号RXAを受信して送出信号TXAを発生する。呼者 Bは到来信号RXBを受信して送出信号TXBを発生し、呼者Cは到来信号RX Cを受信して送出信号TXCを発生する。ディジタル交換では、音声信号のサン プルが数8ビットとして記憶される。高品質の信号を実現するために、8ビット のサンプルはA法則として知られる非線形関数を用いて符号化される。すなわち 、ディジタル音声サンプルはクロスポイントスイッチ47を通過して非線形形式 で記憶され、コンフェレンス・ブリッジを実行する前に非線形形式に変換されな ければならない。コンフェレンス・ブリッジの第1段階は3つの送出信号TXA ,TXB,TXCをそれぞれA法則形式から線形形式に変換することである。こ れは、DSPのコンフェレンスブリッジプログラムの一部として動作するルック アップテーブルアルゴリズムによって行われる。一度線形化されると、3つの到 来信号RXA,RXB,RXCは次のように計算される: R X A = T X B − T X C R X B = T X A − T X C R X C = T X A − T X B コンフェレンスブリッジ発生の第1段階は3つの到来信号RXA,RXB,R XCを網での基準である非線形形式に変換することである。すなわち、3つの各 信号RXA,RXB,RXCはルックアップテーブルアルゴリズムによって非線 形のA法則形式に変換される。ディジタル信号プロセッサ53−55がDTMF 認識や他の別の動作を実行しているときでも、ディジタル信号プロセッサ52で 上述したコンフェレンス・ブリッジのための全動作を実行するプログラムを実行 することができる。 コンフェレンス・ブリッジの例で述べたように、音声のディジタル電話信号は 非線形形式で搬送される。2つの異なる非線形形式が存在する。欧州ではA法則 が使用されているが、合衆国ではMu法則が使用されている。異なる非線形方式 を使用している2つの異なる電気通信網間での通信において、双方向の会話を要 求するときはMu法則からA法則への変換、及びその逆の変換が必要である。こ れはディジタル信号プロセッサ上で1つのルックアップテーブルを用いてA法則 をMu法則に、また別のルックアップテーブルを用いてMu法則をA法則にダイ レクトに変換することによって実行される。この処理は非常に迅速に行われる。 しかし、ディジタル信号プロセッサはこれを実現する便利な方法であり、特にデ ィジタル信号プロセッサが再構成可能な回路の一部を形成している場合には極め て至便な方法となる。このような回路では、ディジタル信号プロセッサはその課 題に専属せず、Mu法則−A法則間の変換が不必要なときは別の動作を実行する ように再構成することができる。 ラインインターフェースカード内に4つのディジタル信号プロセッサを備えて いるので、一日のある時、例えばビジネスアワーの間、2つのディジタル信号プ ロセッサでMu法則−A法則変換を実行し、他の2つでDTMF認識を実行する とか、条件の指示に従って多数の異なる課題を実行するように再構成することで 、ダイナミックな顧客の要望を考慮することができる。 請求の範囲 1. スイッチングマトリックス(32)と複数のラインインターフェース手 段(34)とで成り、サービスノード内部でチャンネルのルートを形成するため のサービスノードスイッチング装置(25)であって、該ラインインターフェー ス手段の各々は、 クロスポイントスイッチ(47)と、第1の形式のディジタル信号処理手段(5 2,53,54,55)と、第2の形式のディジタル信号処理手段(38)とを 備え、 該第1の形式のディジタル信号処理手段(52,53,54,55)は第1の 形式のインターフェース手段(56)によって該クロスポイントスイッチ(47) に接続され、かつ、から直接にプログラムを受信して、該クロスポイントスイッ チを回避するようにされており、 該第2の形式のディジタル信号処理手段(38)は第2の形式のインターフェー ス手段(57)によって該クロスポイントスイッチ(47)に接続されており、 該クロスポイントスイッチ(47)は該第1の形式のインターフェース手段(5 6)と該第2の形式のインターフェース手段(57)との間の通信を行えるよう にし、かつ、該第2の形式のインターフェース手段(57)を経由して該第2の 形式のディジタル信号処理手段により構成されるようにされているスイッチング 装置。 2. 該第2の形式のディジタル信号処理手段(38)は第1の所定のアドレス 用信号を用いて直接に前記第1の形式のディジタル信号処理手段(52)にプロ グラムをダウンロードするようにされている請求項1に記載のスイッチング装置 。 3. 該第2の形式のディジタル信号処理手段(38)は該第1の形式のディジ タル信号処理手段(52,53,54,55)へそれぞれのラッチ手段(272 )を経由してプログラムをダウンロードする請求項2に記載のスイッチング装置 。 4. 該ラッチ手段(272)は該第2の形式のインターフェース手段(57) と該ラッチ手段(272)との間に接続されたデコード手段(272)によって エネーブルとされる請求項3に記載のスイッチング装置。 5. 該第2の形式のディジタル信号処理手段(38)は該第1の形式のディジ タル信号処理手段(52,53,54,55)と、該クロスポイントスイッチを 経由して、第2の所定のアドレス用信号を用いて通信する請求項2乃至4のいず れか1項に記載のスイッチング装置。 6. 該第1の形式のディジタル信号処理手段(52,53,54,55)は外 部通信チャンネル内に存在する信号を検出するようにされ、該第2の形式のディ ジタル信号処理手段(38)は該検出された信号から得られた情報を中央制御処 理手段に送るようにされている請求項1乃至5のいずれか1項に記載のスイッチ ング装置。 7. サービスノードスイッチ用のラインインターフェースカード内で信号を処 理する方法であって: 第1の形式のインターフェース(57)を介して第2の形式のディジタル信号 処理手段から第1の形式のディジタル信号処理手段へプログラム指令を供給し、 該第1の形式のディジタル信号処理手段(52,53,54,55)と該第2 の形式のディジタル信号処理手段(38)との間でクロスポイントスイッチ(4 7)を介してデータを通信する段階と; 該第1の形式のディジタル信号処理手段(52,53,54,55)に対して 該第2のディジタル信号処理手段(38)に該第1のインターフェース(57) を経由して該クロスポイントスイッチを避けて直接にプログラム命令を送る段階 とから成り; 該第1の形式のディジタル信号処理手段(52,53,54,55)は該クロ スポイントスイッチと第2の形式のインターフェース(56)を介して通信し、 また該第2のディジタル信号処理手段(38)は該クロスポイントスイッチと該 第1の形式のインターフェース(57)と通信する信号処理する方法。 8. 該クロスポイントスイッチ(47)は該第2の形式のディジタル信号処理 手段により該第2のインターフェース(57)を経由して形成されている請求項 7に記載の方法。 9. プログラムが第1の形式のディジタル信号処理手段(52,53,54, 55)に直接に第1の所定のアドレス用信号を用いてダウンロードされる請求項 7又は8に記載の方法。 10. 該第2の形式のディジタル信号処理手段(38)は該第1の形式のディ ジタル信号処理手段(52,53,54,55)にそれぞれのラッチ手段(27 2)を経由してプログラムをダウンロードする請求項9に記載の方法。 11. 該ラッチ手段(272)は該第2の形式のインターフェース(56)と 該ラッチ手段(272)との間に接続されたデコード手段(271)によってエ ネーブルとされる請求項10に記載の方法。 12. 第2の形式のディジタル信号処理手段(38)は第1の形式のディジタ ル信号処理手段(52,53,54,55)と該クロスポイントスイッチ(47 )を介して第2の所定のアドレス用信号を用いて通信する請求項9乃至11いず れか1項に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI H04Q 1/45 9566−5G H04Q 1/45 B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. サービスノード内部でチャンネルのルートを形成するためのサービスノ ードスイッチング装置(25)であって、スイッチングマトリックス(32)と 複数のラインインターフェース手段(34)とから成り、該ラインインターフェ ース手段の各々は、 クロスポイントスイッチ(47)と、第1の形式の処理手段(52)と、第2 の形式の処理手段(38)とから成り、 該第1の形式の処理手段(52)は第1の形式のインターフェース手段(56 )によって該クロスポイントスイッチ(47)に接続され、 該第2の形式の処理手段(38)は第2の形式のインターフェース手段(57 )によって該クロスポイントスイッチ(47)に接続され、 該クロスポイントスイッチ(47)は該第1の形式のインターフェース手段(5 6)と該第2の形式のインターフェース手段(57)との間の通信を促進するた めの手段を備えることを特徴とするサービスノードスイッチング装置。 2. 前記クロスポイントスイッチは、該スイッチを前記処理手段の1つによっ て構成できるようにするための手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の スイッチング装置。 3. 前記クロスポイントスイッチは前記第2のインターフェース手段(57) を介して前記第2の形式の処理手段(56)によって構成可能であることを特徴 とする請求項2に記載のスイッチング装置。 4. 前記第1の形式の処理手段(52)は前記第2の形式の処理手段(38) によってプログラムされるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至 3のいずれか1に記載のスイッチング装置。 5. 前記第1の形式の処理手段(52)は前記第2の形式の処理手段(38) からダイレクトにプログラムを受領するように構成され、それによって該クロス ポイントスイッチ(47)を迂回していることを特徴とする請求項4に記載のス イッチング装置。 6. 前記第2の形式の処理手段(38)は第1の所定のアドレス用信号を用い て前記第1の形式の処理手段(52)にダイレクトにプログラムをダウンロード することを特徴とする請求項5に記載のスイッチング装置。 7. 前記第2の形式の処理手段(38)はそれぞれのラッチ用手段(272) を介して前記第1の形式の処理手段(52)にプログラムをダウンロードするこ とを特徴とする請求項6に記載のスイッチング装置。 8. 前記ラッチ用手段(272)は前記第2の形式のインターフェース手段(5 7)と該ラッチ用手段(272)との間に接続されたデコーディング手段(27 1)によってエネーブルとされることを特徴とする請求項7に記載のスイッチン グ装置。 9. 前記第2の形式の処理手段(38)は前記クロスポイントスイッチを介し て第2の所定のアドレス用信号を用いて前記第1の形式の処理手段(52)と通 信することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のスイッチング装 置。 10. 前記第1の形式の処理手段はディジタル信号プロセッサ(52,53, 54,55)であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のス イッチング装置。 11. 前記第1の形式の処理手段は、外部通信チャンネル内に存在する信号を 検出するように構成され、前記第2の形式の処理手段は該検出された信号から得 た情報を中央の制御処理手段へ供給するように構成されていることを特徴とする 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のスイッチング装置。 12. サービスノードスイッチのためのラインインターフェースカード内で信 号を処理する方法であって、 第1の形式のインターフェース(57)を介して第2の形式の処理手段から第 1の形式の処理手段へプログラム指令を供給し、 該第1の形式の処理手段と該第2の形式の処理手段との間でクロスポイントス イッチを介してデータを通信し、 該第1の形式の処理手段は第2のインターフェースを介して該クロスポイント スイッチと通信し、該第2の形式の処理手段は該第1のインターフェースを介し て該クロスポイントスイッチを通信することを特徴とする方法。 13. 前記クロスポイントスイッチは前記処理手段の1つによって構成されて いることを特徴とする請求項12に記載の方法。 14. 前記クロスポイントスイッチは前記第2のインターフェース手段を介し て前記第2の形式の処理手段によって構成されていることを特徴とする請求項1 3に記載の方法。 15. 第1の形式の処理手段は前記第2の形式の処理手段によってプログラム されることを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載の方法。 16. 第1の形式の処理手段は第2の形式の処理手段からダイレクトにプログ ラムを受領し、それによりクロスポイントスイッチを迂回していることを特徴と する請求項15に記載の方法。 17. データは第1の所定のアドレス用信号を用いて第1の形式の処理手段へ ダイレクトにダウンロードされることを特徴とする請求項16に記載の方法。 18. 第2の形式の処理手段はそれぞれのラッチ用手段を介し前記第1の形式 の処理手段へプログラムをダウンロードすることを特徴とする請求項17に記載 の方法。 19. ラッチ用手段は第2の形式のインターフェースとラッチ用手段との間に 接続されたデコーディング手段によってエネーブルとされることを特徴とする請 求項18に記載の方法。 20. 第2の形式の処理手段は第2の所定のアドレス用信号を用いてクロスポ イントスイッチを介して第1の形式の処理手段と通信することを特徴とする請求 項12乃至19のいずれか1項に記載の方法。
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