JPH1050350A - バッテリセルモニタ装置 - Google Patents

バッテリセルモニタ装置

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JPH1050350A
JPH1050350A JP8200172A JP20017296A JPH1050350A JP H1050350 A JPH1050350 A JP H1050350A JP 8200172 A JP8200172 A JP 8200172A JP 20017296 A JP20017296 A JP 20017296A JP H1050350 A JPH1050350 A JP H1050350A
Authority
JP
Japan
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transmitters
transmitter
cell
signals
battery
Prior art date
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Pending
Application number
JP8200172A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Sakurai
雅司 櫻井
Hiroyasu Sato
博保 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP8200172A priority Critical patent/JPH1050350A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【課題】発信タイミングのずれによる信号の重なりを有
無検出し、無用にモニタの継続を中止することがないバ
ッテリセルモニタ装置を提供する。 【解決手段】バッテリ6を構成する各セルC1 〜C25に
は、それぞれセル情報を検出するセンサ及び該センサが
検出した信号Dx1〜Dx25 を予め定めたタイミングにて
発信する送信機T1 〜T25が設けられている。モニタ装
置は、各セルC1〜C25に備えた送信機T1 〜T25から
発信される信号Dx1〜Dx25 を受信機11を介して受信
して各セルC1 〜C25の状態を監視する。そして、受信
マイコン31は、各送信機T1 〜T25が発信する信号D
x1〜Dx25 の発信タイミングを計時し発信タイミングが
ずれた送信機T1 〜T25を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバッテリを構成する
各セルの情報をモニタするモニタ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、クリーンな自動車として電気自動
車が注目されている。ところで、電気自動車の駆動電源
であるバッテリは、常にバッテリモニタ装置によりバッ
テリ容量がチェックされ、容量の減少等をチェックしド
ライバに知らせるようになっている。
【0003】このバッテリモニタ装置の容量チェックは
以下の方法で行われる。バッテリを構成する各セルに
は、容量を検出するセンサと該センサが検出した情報を
発信する発信機が備えられている。各セル毎に設けられ
た送信機から出力された情報はモニタ装置の本体に設け
た受信機で受信され、その情報がモニタ装置に備えられ
た受信用のワンチップマイクロコンピュータ(以下、受
信マイコンという)にて各セルの容量を逐次モニタす
る。
【0004】図5は、N個のセルに対する各送信機の情
報発信タイミングを示すタイミングチャートを示す。1
番目のセルの送信機は、tz1時間の間だけ自己の識別コ
ード(IDコード)とそのセルの状態に対応した状態識
別コードからなる信号Dx1を繰り返し複数回発信する。
発信終了後、tz2時間経過した後2番目の送信機が信号
Dx2をtz1時間発信する。以後、次の送信機も同じタイ
ミングで信号Dx3,Dx4,・・・・,Dxnを発信する。そし
て、最後のN番目の送信機の信号Dxnの発信が終了する
と、tz2時間経過に1番目の送信機が再び信号Dx1をt
z1時間発信する。以後上記したタイミングで各送信機の
信号が順番に発信され、モニタ装置本体に設けられた受
信機にて受信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各送信機か
ら発信する信号Dx1,Dx2,Dx3,・・・・,Dxnのタイミ
ングは、それぞれ送信機に備えたタイマによって決定さ
れている。そして、各タイマは他の送信機のタイマとは
独立に計時動作している。従って、タイマの計時動作に
誤差が生じた場合には、その発信タイミングは他の送信
機の発信タイミングとは無関のタイミングとなる。その
結果、隣り合う2つの送信機の信号が重なり合うことに
より、その重なり合った信号を受信機を介して受信した
受信マイコンは、該コードを判別することができなくな
る。
【0006】この時、モニタ装置の受信マイコンは単に
発信タイミングがずれて各セルの情報が読み取れなかっ
ただけにもかかわらずシステム全体が異常として処理す
る。システム異常と判断すると、モニタ装置は以後各セ
ルのモニタ装置の継続を中止する。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、発信タイミングのずれ
による信号の重なりを有無検出し、無用にモニタの継続
を中止することがないバッテリセルモニタ装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、バッテリを構成する複数
のセルにそれぞれセル情報を検出するセンサ及び該セン
サが検出したセル情報を予め定めたタイミングにて発信
する送信機を設け、各セルに備えた送信機から発信され
るセル情報を受信機を介して受信して各セルの状態を監
視するバッテリセルモニタ装置において、各送信機が発
信するセル情報の発信タイミングを計時し発信タイミン
グがずれた送信機を検出するずれ検出手段を備えた。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のバッテリセルモニタ装置において、前記ずれ検出手段
は、一つ前の送信機がセル情報を発信した後から次の送
信機がセル情報を発信までの時間間隔を計時する計時手
段と、前記計時手段が計時した今の時間間隔と、計時手
段が先に該二つの送信機との間で計時した先の時間間隔
とを比較する比較手段と、前記比較手段が二つの時間間
隔が相違するときずれと判断する判断手段とからなる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のバッテリセルモニタ装置において、各送信機が発信す
るセル情報が受信できなかった送信機を判別する判別手
段と、前記判別手段が受信できない送信機を判別したと
き、該受信できなかった送信機がずれの送信機であると
き、該送信機を発信タイミングの異常と判断するずれ異
常検出手段とを備えた。
【0011】従って、請求項1に記載の発明によれば、
送信機は、バッテリを構成する複数のセルにそれぞれセ
ル情報を検出するセンサ及び該センサが検出したセル情
報を予め定めたタイミングにて発信する。バッテリセル
モニタ装置は、各セルに備えた送信機から発信されるセ
ル情報を受信機を介して受信して各セルの状態を監視す
る。そして、ずれ検出手段は、各送信機が発信するセル
情報の発信タイミングを計時し発信タイミングがずれた
送信機を検出する。
【0012】又、請求項2に記載の発明によれば、計時
手段は、一つ前の送信機がセル情報を発信した後から次
の送信機がセル情報を発信までの時間間隔を計時する。
比較手段は、計時手段が計時した今の時間間隔と、計時
手段が先に該二つの送信機との間で計時した先の時間間
隔とを比較する。判断手段は、比較手段が二つの時間間
隔が相違するときずれと判断する。
【0013】又、請求項3に記載の発明によれば、判別
手段は、各送信機が発信するセル情報が受信できなかっ
た送信機を判別する。ずれ異常検出手段は、判別手段が
受信できない送信機を判別したとき、該受信できなかっ
た送信機がずれの送信機であるとき、該送信機を発信タ
イミングの異常と判断する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
一形態を図1〜図4に従って説明する。図1は、ハイブ
リッド方式の電気自動車の概略構成を示す。車両に設け
られたエンジン1は、トランスミッション2を介してホ
イール3を回転駆動し、そのホイール3の回転により車
両が走行するようになっている。エンジン1には主にデ
ィーゼルエンジンが用いられており、その他にガソリン
エンジン、ガスタービンエンジン等が用いられたものも
ある。又、ホイール3には、トランスミッション2を介
してモータ4の回転が伝達され、そのモータ4により回
転駆動されるようになっている。従って、ホイール3
は、エンジン1とモータ4とにより回転駆動される。
【0015】又、エンジン1の回転は発電機5に伝達さ
れ、その発電機5により発電された電力は、モータ4を
駆動するためのバッテリ6に供給され、バッテリ6が充
電されるようになっている。
【0016】又、車両には、コントローラ7が設けられ
ている。コントローラ7は、エンジン1、モータ4、及
び、発電機5を制御するために設けられている。即ち、
コントローラ7は、車両の走行状態に応じてエンジン1
とモータ4とを制御するようになっている。又、コント
ローラ7は、発電機5を制御してバッテリ6を充電する
ようになっている。
【0017】図2は、そのバッテリ6を示す。バッテリ
6は複数(本実施例では25個)のセルC1 〜C25によ
り構成されている。各セルC1 〜C25は所定の電圧(例
えば12V)の電池であって、直列に接続されている。
この各セルC1 〜C25には、送信機T1 〜T25がそれぞ
れ設けられている。送信機T1 〜T25は、セルC1 〜C
25の両電極間に接続されている。そして、各送信機T1
〜T25は、セルC1 〜C25に接続されると、電圧検出動
作を行うようになっている。本実施の形態では、電圧検
出動作とは、セルC1 〜C25の電圧を検出し、その電圧
と基準電圧とを比較する動作をいう。セルC1 〜C25の
電圧と比較する基準電圧は、劣化したセルの電圧に対応
して予め設定され送信機T1 〜T25に記憶されている。
即ち、セルC1 〜C25が正常な場合には、そのセルC1
〜C25の電圧は基準電圧以上となり、セルC1 〜C25が
劣化すると、その劣化したセルC1 〜C25の電圧は基準
電圧以下となる。従って、送信機T1 〜T25は、セルC
1 〜C25の電圧を基準電圧と比較することにより、セル
C1 〜C25が正常か劣化かを判断することができるよう
になっている。
【0018】又、各送信機T1 〜T25には、自己の識別
コード(IDコード)が記憶されている。識別コードは
各送信機T1 〜T25毎に設定されている。各送信機T1
〜T25は、上記の判断結果とともに記憶しておいた識別
コードを信号Dx1〜Dx25 として送信するようになって
いる。即ち、自己の識別コードにより、送信機T1 〜T
25から送信されたセルC1 〜C25の判断結果を区別する
ことができるようになっている。従って、判断結果に基
づいて、どのセルC1 〜C25が正常か劣化しているかを
容易に判断することができる。又、識別コードには、バ
ッテリ6が搭載された車両を示す車両コードが含まれて
いる。
【0019】又、車両には、受信部10が設けられてい
る。受信部10は、受信機11と表示器12とから構成
されている。受信機11は、受信アンテナANT を介して
バッテリ6を構成する各セルC1 〜C25に設けられた送
信機T1 〜T25からの信号Dx1〜Dx25 を受信する。そ
して、受信機11は、その受信した信号Dx1〜Dx25に
基づいて各セルC1 〜C25の状態を図示しない運転席に
設けられた表示器12に表示するようになっている。そ
して、送信機T1 〜T25、受信機11及び表示器12に
よりバッテリ6のモニタ装置が構成されている。
【0020】尚、各セルC1 〜C25の送信機T1 〜T25
は、同時に複数の送信機T1 〜T25が送信しないように
設定されている。即ち、ある時々には、ただ1つの送信
機T1 〜T25だけが信号Dx1〜Dx25 を送信するように
なっている。そして、受信機11は、その時々に1つの
受信した信号の識別コードと判断結果に基づいてそのセ
ルC1 〜C25が正常か劣化しているかを表示器12に表
示することができるようになっている。
【0021】図3は、モニタ装置の一部を構成する送信
機T1 と受信機11のブロック回路図である。尚、送信
機T2 〜T25の構成は送信機T1 と同じであるので、図
面を省略する。
【0022】送信機T1 には、送信用のワンチップマイ
クロコンピュータ(以下、単に送信マイコンという)2
1と送信アンテナ22とが設けられている。送信マイコ
ン21は、セルC1 の両端子に接続されている。送信マ
イコン21には、ROM(Read Only Memory)23とタ
イマ24とがそれぞれ備えられている。ROM23に
は、検出動作のために制御プログラムが記憶されてい
る。送信マイコン21は、セルC1 の電圧がそれぞれ供
給されると、制御プログラムに基づいて検出動作を行う
ようになっている。
【0023】又、ROM23には、各送信機T1 〜T25
を区別するための識別コード及びセルC1 の状態を示す
状態識別コードが記憶されている。送信マイコン21
は、検出動作により検出したセルC1 の状態を、その状
態に対応した状態識別コードと識別コードとに基づいて
信号Dx1を生成するようになっている。
【0024】タイマ24は、一定周期のパルス信号を生
成するようになっている。送信マイコン21は、そのタ
イマ24により生成されるパルス信号に基づいて、生成
した信号Dx1を送信アンテナ22を介して送信する。即
ち、送信マイコン21は、一定間隔毎に生成した信号D
x1を送信する送信動作を行うようになっている。
【0025】又、タイマ24は、各送信機T1 〜T25毎
にそれぞれ異なるタイミングのパルス信号を生成するよ
うになっている。各送信機T1 〜T25は、その異なるタ
イミングのパルス信号に基づいて送信動作を行うように
なっている。詳しくは、図5に示すように、1番目のセ
ルC1 の送信機T1 は、tz1時間の間だけ自己の識別コ
ード(IDコード)とそのセルC1 の状態に対応した状
態識別コードからなる信号Dx1を繰り返し複数回発信す
る。発信終了後、tz2時間経過した後2番目のセルC2
の送信機T2 が信号Dx2をtz1時間発信する。以後、次
の送信機も同じタイミングで信号Dx3,Dx4,・・・・,D
x25 を発信する。そして、最後の25番目のセルC25の
送信機T25の信号Dx25 の発信が終了すると、tz2時間
経過に1番目のセルC1 の送信機T1 が再び信号Dx1を
tz1時間発信する。以後上記したタイミングで各送信機
T1 〜T25の信号Dx1〜Dx25 が順番に発信される。
【0026】一方、受信機11には、図3に示すよう
に、ずれ検出手段、計時手段、比較手段、判断手段、判
別手段、及び、ずれ異常検出手段としての受信用のワン
チップマイクロコンピュータ(以下、受信マイコンとい
う)31が設けられている。受信マイコン31には、受
信アンテナANT が接続され、その受信アンテナANT を介
して前記各送信機T1 〜T25から発信された信号Dx1〜
Dx25 を入力するようになっている。又、受信マイコン
31には表示器12が接続されていて、受信マイコン3
1は表示器12にて表示を行うようになっている。
【0027】受信マイコン31には、ROM(Read Onl
y Memory)32、EEPROM(Electrically Erasabl
e Programmable Read Only Memory )33、及び、タイ
マ34が備えられている。又、受信マイコン31にはメ
インスイッチSWが接続され、そのメインスイッチSW
を介してバッテリ6の電圧に基づいて生成されたバッテ
リ電源+Bsが供給されるようになっている。受信マイ
コン31は、供給されたバッテリ電源+Bsに基づいて
受信動作を行うようになっている。
【0028】ROM32には、受信マイコン31が受信
動作を行うための制御プログラムが予め記憶されてい
る。受信マイコン31は、バッテリ電源+Bsが供給さ
れると、ROM32に記憶された制御プログラムに基づ
いて受信動作を行う。
【0029】EEPROM33には、各送信機T1 〜T
25の識別コードと同一の判別コードが記憶されている。
即ち、送信機T1 〜T25は25個あるので、EEPRO
M33には、25個の判別コードが記憶されている。受
信マイコン31は、入力した受信コードのうちの送信機
T1 〜T25の識別コードと、EEPROM33に記憶さ
れている判別コードとを順次比較する。そして、識別コ
ードが判別コードのうちの1つと一致する場合、受信し
た信号Dx1〜Dx25 に含まれる各セルC1 〜C25の状態
識別コードに基づいて「正常」又は「異常」を表示器1
2に表示させるようになっている。従って、運転者は、
表示器12を確認することにより、各セルC1 〜C25が
正常か劣化しているかを容易に確認することができるよ
うになっている。
【0030】タイマ34は、一定周期のパルス信号を生
成するようになっている。受信マイコン31は、そのタ
イマ34により生成されるパルス信号に基づいて、上記
した各送信機T1 〜T25から順次発信されてくる信号D
x1〜Dx25 の隣り合う2つの送信機からの信号の時間間
隔、即ち1つ前の送信機が信号を発信した後から次の送
信機が信号を発信した時間間隔tz2を常に計時してい
る。受信マイコン31は、今計時した時間間隔tz2と先
に計時した時間間隔tz2とを比較し、その比較した2つ
の時間間隔tz2に基づいて隣り合う2つの送信機からの
信号が近接傾向にあるか否かを判断するようになってい
る。そして、受信マイコン31は、今計時した時間間隔
tz2と先に計時した時間間隔tz2との比較結果に基づい
て「通常処理モード」及び「信号近接処理モード」とを
切り換えるようになっている。即ち、受信マイコン31
は、今計時した時間間隔tz2と先に計時した時間間隔t
z2とが等しい又は長い場合には「通常処理モード」にて
処理動作を行い、それら2つの時間間隔tz2が短い場合
には「信号近接処理モード」にて処理動作を行うように
なっている。
【0031】尚、「通常処理モード」とは、受信マイコ
ン31が各送信機T1 〜T25から順次発信されてくる信
号Dx1〜Dx25 を処理するとともに、隣り合う2つの送
信機からの信号の時間間隔tz2を計時し、今計時した時
間間隔tz2と先に計時した時間間隔tz2とを比較して、
その比較に基づいて隣り合う2つの送信機からの信号が
近接傾向にあるか否かを判断するという処理を行うモー
ドである。一方、「信号近接処理モード」とは、「通常
処理モード」の処理動作に加えて、前記受信マイコン3
1が各送信機T1 〜T25から順次発信されてくる信号D
x1〜Dx25 を受信できたか否かを判別し、さらに信号D
x1〜Dx25 を受信できなかったと判別すると、同マイコ
ン31のシステム異常か、又は、各送信機T1 〜T25か
ら発信される信号Dx1〜Dx25 のタイミングがずれたこ
とによるずれ異常かの検出を行うモードである。
【0032】上記したように、受信マイコン31は、隣
り合う2つの送信機からの信号が近接傾向にあるとき、
信号近接フラグをセットして「信号近接処理モード」に
て処理動作を行うようになっている。ここで、受信マイ
コン31が「信号近接処理モード」に切り換えて処理動
作を行っているときについて詳述する。
【0033】受信マイコン31は、各送信機T1 〜T25
から発信される信号Dx1〜Dx25 に含まれる識別コード
(IDコード)とEEPROM33に格納された識別コ
ードと同一の判別コードとをその都度照合する。その識
別コードと判別コードとの照合を一通り行った後、各信
号Dx1〜Dx25 の識別コードが全て識別できれば、受信
マイコン31は隣り合う2つの送信機からの信号が重な
っていない、即ち自身が正常動作していると認識し処理
動作を続行する。一方、識別コードと判別コードとの照
合を信号Dx1から信号Dx25 まで一通り行った後、各信
号Dx1〜Dx25の識別コードのうち一部が識別できれな
ければ、受信マイコン31は、認識できない識別コード
は1つであるか複数であるかを特定する。この時、認識
できない識別コードが複数であると特定すると、受信マ
イコン31は、識別できなかった識別コードを含む信号
Dx1〜Dx25 が存在しても隣り合う2つの送信機からの
信号が重なっているために信号が識別できなかった、即
ち自身が正常動作していると認識し処理動作を続行す
る。
【0034】一方、認識できない識別コードが1つであ
ると特定すると、受信マイコン31は自身が異常動作し
ていると認識する。上記したように、いま、受信マイコ
ン31は、「信号近接処理モード」で処理を行っている
ため認識できない識別コードが1つである場合は、複数
の送信機からの信号が重なって認識できなかったとは判
断できず何らかの異常が生じたと判断する。又、認識で
きない識別コードが複数であると特定し、その識別でき
なかった識別コードを含む信号Dx1〜Dx25 の時間間隔
tz2が短くなっていない、即ち前記信号近接フラグがセ
ットされていないと判断すると、受信マイコン31は自
身が異常動作していると認識する。このように受信マイ
コン31は、自身が異常動作していると認識すると、例
えば、処理動作を停止し表示器12にて異常表示を行う
ようになっている。
【0035】次に、上記のように構成された電気自動車
のバッテリ6のモニタ装置の作用を図4のフローチャー
トに従って説明する。各送信機T1 〜T25は、それぞれ
セルC1 〜C25からの電源供給に基づいて自己のセルC
1 〜C25の電圧検出動作を行い、その検出結果を信号D
x1〜Dx25 としてモニタ装置の受信機11に発信する。
【0036】一方、受信機11は、メインスイッチSW
の操作に基づいてバッテリ電源+Bs が供給されると、
受信マイコン31は、ROM32に格納された制御プロ
グラムに基づいて受信動作を行う。受信マイコン31
は、上記した「通常処理モード」にて処理動作を開始す
る。そして、受信マイコン31は、ステップ(以下、ス
テップをSという)S1〜S4に従って順次処理動作を
行うようになっている。
【0037】先ずS1において、受信マイコン31は、
各送信機T1 〜T25から順次発信されてくる信号Dx1〜
Dx25 をアンテナANT を介して入力し、各信号Dx1〜D
x25に含まれる識別コード(IDコード)とEEPRO
M33に格納された識別コードと同一の判別コードとの
照合を行う。識別コード(IDコード)と判別コードが
一致すると、その信号Dx1〜Dx25 に含まれるセルC1
〜C25の状態(電圧)を検出するべく状態識別コードを
読み取り、この状態識別コードに基づいて「正常」又は
「異常」を表示器12に表示する。同時に、受信マイコ
ン31は、各送信機T1 〜T25から順次発信されてくる
信号Dx1〜Dx25 の隣り合う2つの送信機からの信号の
時間間隔、即ち1つ前の送信機が信号を発信した後から
次の送信機が信号を発信した時間間隔tz2を計時する。
受信マイコン31は、それらの処理動作を一通り行う。
そして、受信マイコン31はS2に移る。
【0038】S2では、受信マイコン31は、今計時し
た時間間隔tz2と先に計時した時間間隔tz2とを比較
し、その比較した2つの時間間隔tz2に基づいて隣り合
う2つの送信機からの信号が近接傾向にあるか否かを判
断する。そして、隣り合う2つの信号が近接傾向にない
と判断すると、受信マイコン31はS1に戻る。一方、
隣り合う2つの信号が近接傾向にあると判断すると、受
信マイコン31はS3に移る。
【0039】次に、S3において、受信マイコン31
は、各送信機T1 〜T25から発信される信号Dx1〜Dx2
5 に含まれる識別コード(IDコード)とEEPROM
33に格納された識別コードと同一の判別コードとの照
合を一通り行った後、信号Dx1〜Dx25 のなかで受信で
きなかった信号があるかどうかを検索する。このとき、
各信号Dx1〜Dx25 の識別コードが全て識別できれば、
受信マイコン31は隣り合う2つの送信機からの信号が
重なっていない、即ち自身が正常動作していると認識
し、S1に戻る。一方、各信号Dx1〜Dx25 の識別コー
ドのうち一部が識別できれなければ、受信マイコン31
はS4に移る。
【0040】S4では、受信マイコン31は、認識でき
ない識別コードは1つであるか複数であるかを特定す
る。認識できない識別コードが1つであると特定する
と、受信マイコン31は自身が異常動作していると認識
する。受信マイコン31は、自身が異常動作していると
認識すると、例えば、処理動作を停止し表示器12にて
異常表示を行う。一方、認識できない識別コードが複数
であると特定すると、受信マイコン31は、識別できな
かった識別コードを含む信号Dx1〜Dx25 が存在しても
隣り合う2つの送信機からの信号が重なっているために
信号が識別できなかった、即ち自身が正常動作している
と認識し、S1に戻る。
【0041】上記したように、本実施の形態の特徴を以
下に述べる。 (1)受信マイコン31は、タイマ34により生成され
るパルス信号に基づいて、各送信機T1 〜T25から順次
発信されてくる信号Dx1〜Dx25 の隣り合う2つの送信
機からの信号の時間間隔tz2を常に計時し、今計時した
時間間隔tz2と先に計時した時間間隔tz2とを比較し、
その比較した2つの時間間隔tz2に基づいて隣り合う2
つの送信機からの信号が近接傾向にあるか否かを判断す
る。従って、各送信機T1 〜T25に備えられたタイマ2
4の計時動作に誤差が生じ、その誤差に基づいて隣り合
う2つの送信機の信号が近接傾向にあるか否かを受信マ
イコン31は検知できる。
【0042】(2)受信マイコン31は、隣り合う2つ
の送信機からの信号が近接傾向にあるとき、識別コード
と判別コードとの照合を信号Dx1から信号Dx25 まで一
通り行った後、各信号Dx1〜Dx25 の識別コードのうち
認識できない識別コードは1つであるか複数であるかを
特定し、認識できない識別コードが複数であると特定す
ると、識別できなかった識別コードを含む信号Dx1〜D
x25 が複数存在しても隣り合う2つの送信機からの信号
が重なっているために信号が識別できなかった、即ち自
身が正常動作していると認識する。従って、各送信機T
1 〜T25がタイマ24に基づいて発信する信号Dx1〜D
x25 の発信タイミングがずれて信号Dx1〜Dx25 が識別
できなくても、受信マイコン31は処理動作を中止する
ことなく正常動作を継続する。
【0043】尚、本発明は以下のように変更してもよ
く、その場合にも同様の作用及び効果が得られる。 (1)上記実施の形態では、ハイブリッド方式の電気自
動車のバッテリ6に実施したが、電気自動車のバッテリ
6に限定されるものではない。
【0044】(2)上記実施の形態では、受信マイコン
31は、今計時した時間間隔tz2と先に計時した時間間
隔tz2とを比較し、その比較した2つ時間間隔tz2に基
づいて隣り合う2つの送信機からの信号が近接傾向にあ
るか否かを判断したが、今計時した時間間隔tz2と先に
計時した時間間隔tz2の2つ時間間隔tz2だけで判断せ
ず、さらに先に計時した時間間隔tz2等を含めて2つ以
上の時間間隔tz2で判断するようにしてもよい。
【0045】(3)上記実施の形態では、各送信機T1
〜T25から受信機11へ電波により信号Dx1〜Dx25 を
送信したが、各送信機T1 〜T25と受信機11とをケー
ブルにて接続し、各送信機T1 〜T25からの信号Dx1〜
Dx25 を受信機11に入力するようにしてもよい。又、
光等を用いて各信号Dx1〜Dx25 を送信するようにして
もよい。
【0046】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、実施の形態から把握できる請求項以外の技術的
思想について、以下にそれらの効果とともに記載する。 (イ)請求項1〜3に記載のバッテリセルモニタ装置に
おいて、前記バッテリは、電気自動車に搭載されたバッ
テリであるバッテリセルモニタ装置。このように構成す
れば、電気自動車に搭載されたバッテリの各セルに備え
られた送信機からセル情報を受信機を介して受信して各
セルの状態を監視するとともに、各送信機から発信され
るセル情報の発信タイミングのずれによる信号の重なり
を有無検出し、無用にモニタの継続を中止することがな
い。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、発
信タイミングのずれによる信号の重なりを有無検出し、
無用にモニタの継続を中止することがないバッテリセル
モニタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における電気自動車の概略構成
図。
【図2】 バッテリのモニタ装置の概略構成図。
【図3】 送信機及び受信機の概略構成図。
【図4】 モニタ装置の処理を示すフローチャート。
【図5】 送信機の発信タイミングを示すタイミングチ
ャート。
【符号の説明】
6…バッテリ、11…受信機、31…ずれ検出手段、計
時手段、比較手段、判断手段、判別手段、及び、ずれ異
常検出手段としての受信マイコン、C1 〜C25…セル、
Dx1〜Dx25 …セル情報、T1 〜T25…送信機、tz2…
時間間隔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 9/04 H02P 9/04 M

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ(6)を構成する複数のセル
    (C1 〜C25)にそれぞれセル情報を検出するセンサ及
    び該センサが検出したセル情報(Dx1〜Dx25)を予め
    定めたタイミングにて発信する送信機(T1 〜T25)を
    設け、各セル(C1 〜C25)に備えた送信機(T1 〜T
    25)から発信されるセル情報(Dx1〜Dx25 )を受信機
    (11)を介して受信して各セル(C1 〜C25)の状態
    を監視するバッテリセルモニタ装置において、 各送信機(T1 〜T25)が発信するセル情報(Dx1〜D
    x25 )の発信タイミングを計時し発信タイミングがずれ
    た送信機(T1 〜T25)を検出するずれ検出手段(3
    1)を備えたバッテリセルモニタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のバッテリセルモニタ装
    置において、 前記ずれ検出手段(31)は、 一つ前の送信機(T1 〜T25)がセル情報(Dx1〜Dx2
    5 )を発信した後から次の送信機(T1 〜T25)がセル
    情報(Dx1〜Dx25 )を発信までの時間間隔(tz2)を
    計時する計時手段(31)と、 前記計時手段(31)が計時した今の時間間隔(tz2)
    と、計時手段(31)が先に該二つの送信機(T1 〜T
    25)との間で計時した先の時間間隔(tz2)とを比較す
    る比較手段(31)と、 前記比較手段(31)が二つの時間間隔(tz2)が相違
    するときずれと判断する判断手段(31)とからなるバ
    ッテリセルモニタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のバッテリセルモニタ装
    置において、 各送信機(T1 〜T25)が発信するセル情報(Dx1〜D
    x25 )が受信できなかった送信機(T1 〜T25)を判別
    する判別手段(31)と、 前記判別手段(31)が受信できない送信機(T1 〜T
    25)を判別したとき、該受信できなかった送信機(T1
    〜T25)がずれの送信機(T1 〜T25)であるとき、該
    送信機(T1 〜T25)を発信タイミングの異常と判断す
    るずれ異常検出手段(31)とを備えたバッテリセルモ
    ニタ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010135317A (ja) * 2008-11-12 2010-06-17 O2 Micro Inc 埋め込み型セルモニタを有する電池システム
JP2012170262A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Sony Corp 電池、電池パック、充電器、および充電システム
KR20150084271A (ko) * 2014-01-13 2015-07-22 주식회사 엘지화학 코일을 포함하는 배터리 관리 장치, 홀 센서를 포함하는 배터리 구동 장치 및 이들을 포함하는 배터리 구동 시스템

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KR20150084271A (ko) * 2014-01-13 2015-07-22 주식회사 엘지화학 코일을 포함하는 배터리 관리 장치, 홀 센서를 포함하는 배터리 구동 장치 및 이들을 포함하는 배터리 구동 시스템

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