JPH10503111A - パワーリングをもつスポーツラケット - Google Patents

パワーリングをもつスポーツラケット

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JPH10503111A JP8534253A JP53425396A JPH10503111A JP H10503111 A JPH10503111 A JP H10503111A JP 8534253 A JP8534253 A JP 8534253A JP 53425396 A JP53425396 A JP 53425396A JP H10503111 A JPH10503111 A JP H10503111A
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Abstract

(57)【要約】 スポーツラケット(10)がヘッドのスロート領域(14)に張り渡されるパワーリング(20)をもち、このリングはラケット(10)の外部ヘッド部分(12)から遠ざかる方を向いた弓形支承面(24)をもつ。支承面(24)は糸張り区域(22)の方向に曲がっている。主糸の下端はパワーリングの支承面の回りに巻き付き、それらの糸は扇形輪郭をなして外方にフレームまで延在する。パワーリング(20)は中心糸を短縮し、外側にある主糸を長くする効果をもち、従って、糸によって生じるパワーが糸ベッド全域にわたり一層均等となる。

Description

【発明の詳細な説明】 パワーリングをもつスポーツラケット発明の技術分野 本発明はラケットボール、スカッシュ及びテニスラケットの如きスポーツラケ ットに関するものである。発明の背景 スポーツラケットフレームはヘッド、ボール打撃用の織り合わせた主糸及び横 糸及びプレイヤーが握るハンドルを含む。糸の配置と支持の慣例の方法はラケッ トフレームに孔をきりもみ加工し、主糸が長手方向軸線に平行に延びそして横糸 がラケット軸線に直角に延びるように糸をその糸孔に定着することである。 慣例のスポーツラケットの問題の1つは、復元パワー又は係数が糸ベッド上の 色々な場所で変わることである。例えば、典型的なラケットヘッドはほぼ楕円形 状をもつことに起因して、横に片寄って外側に位置する主糸はラケットヘッドの 中心により近い位置にある主糸よりずっと短くなる。その結果、ラケットは長手 方向軸線の近くでは横に片寄った場所より大きなパワーをもつことになる。 しかし、このことは正確には好ましいことではない。ボールを打つと、糸ベッ ドは中心が横に片寄り、ラケットはプレイヤーの手の中で捩じれようとし、その 結果、リターンストロークのパワーにロスが生じる。更に、糸ベッドは、捩じれ 運動の一部を相殺する可能性のあるこれらの領域でより大きなパワーを与えるよ りはむしろ、主糸長さがより短いことに起因して、より小さいパワーを与えるこ とになる。 また、ラケットのパワーはラケットの長さに沿って不均等になり、ラケットの外 側先端に向かうにつれて減少する傾向がある。このことは2つの理由による。第 1には、ボールを打つ位置が糸ベッドの外側になる程、ハンドルに加わる曲げモ ーメントは次第に大きくなる。第2に、ボールが重心から離れた場所でラケット に当たったとき、回転がラケットに与えられ、この回転はエネルギーを吸収し、 パワーを、即ちボールに戻されるエネルギーの量を減少させる。更にボールを打 つ位置がラケットの外側になる程、ラケットに加わる回転はより大きくなる。 ラケットスポーツでは、ボールが毎回正確に同じ箇所でラケット糸に当たるこ とを確実ならしめることは困難である。従って、2回の同じスゥイングでは、ボ ールはボールが糸に接触する場所に依存して異なる速度ではね返ることになる。 これはコートに当たる前にボールが移動する距離が変化することを意味し、それ 故、プレイヤーはエラーの余地が大きいことについて、リターンショットの不正 確さを原因としなければならない。 ヘッドの共有の米国特許第3,999,756号は糸間の間隔を変えることに よって糸ベッドを横切る方向で不均等なパワー分配を補償する糸パターンを開示 している。ヘッドは、糸の長さが短いことに起因して、糸はラケットフレームに 近い程糸ベッドの中央の糸例えば、中心の主糸より硬くなるということを開示し ている。ヘッドはラケット中心の近くで糸密度を増すことによって糸ベッドの均 等感覚がより増大するということを開示している。 以前、“サンバースト(sunburst)”又は扇形糸パターンをもつラケットボール ラケットが提供されたが、これは隣接する主糸間の距離がラケット上端に向かう につれて増大していくものである。これは外側にある主糸を僅かに長くする効果 があり、それ故糸面を横切る方向でのパワーの変動を幾分減少させる働きをする 。しかし糸の下端を収斂させ得る距離は下記の事実によって制限される、即ち、 プレイ中にラケットが失敗する箇所のフレームを弱化させることなしには、それ 相応の数しか限定された区域内でフレームに穿孔できないという事実によって制 限される。従って、既知のサンバーストパターンは不均等な主糸長さを補償する 効果が比較的小さい。 また、ラケット軸線に沿ってのパワー変動を補償する提案が少なくとも1つあ った。デイビスの共有の米国特許第5,037,098号は、糸ベッドに対して 直角な方向でのフレームの横断面高さが頂部で最大になり、ハンドルに向かって 連続的に減少していくようなスポーツラケットフレームを開示している。この構 造の結果、頂部に向かうにつれて硬さが次第に増していき、増大した曲げモーメ ントを補償するのを助けるようなフレームとなる。 糸ベッドを横切る方向とラケット軸線に沿う方向の両者においてより均等なパ ワー特性を同時に生じるような糸ベッドパターンを提供するのが望ましい。発明の要約 本発明はほぼ楕円形外部ヘッド部分を含むフレーム部材を備え、前記フレーム 部材の対向端部がスロート領域で収斂している型式の短形ラケット、例えばテニ ス、スカッシュ、又はラケットボールラケットに係わる。パワーリングがスロー ト領域で前記フレームに張り渡されていて、フレーム部材とパワーリングが糸受 入れのための糸張り区域を画成している。 パワーリングは糸張り区域から離れる方を向いた弓形支承面をもち、この支承 面は糸張り区域の方向へ曲がっている。好適には、パワーリングは断面が円形又 は楕円形をなしていて、支承面横断面はほぼ半円形をなす。複数の織り合わせた 主糸と横糸は糸張り区域に配置される。少なくとも大部分の主糸の下端はパワー リングの支承面の回りに巻き付けられる。主糸は末広がり状をなす角度でパワー リングから延在してほぼ扇形輪郭をなす場所で外部ヘッド部分に定着される。 好適には、主糸の上端はフレームの糸孔に定着され、前記糸孔は主糸が実質上 すべての糸張り区域を横切って配列されるような場所に配置される。好適には、 このことは糸孔を外部ヘッド部分上でほぼ9時位置から3時位置まで分配するこ とによって達成される。 ラケットが糸張りされるとき、主糸に掛かる張力が各主糸下端を夫々の糸の対 向端部間に最小距離を与える支承面の領域に当てて引張る。かかる領域は糸張力 の方向に対して直角をなす位置にある。支承面は、隣接の主糸下端が互いに予定 距離だけ離間した支承面領域に当接して支持されるように曲がっている。好適に は、支承面はフレームの対向側部間に少なくとも主糸の直径の合計となる張り渡 し長さをもちかつ隣接する糸間に予定間隔を維持する曲率をもつ。最も好適には 、パワーリングの張り渡し長さを最小に保って、パワーリングをスロート継手の 直ぐ上に置くことができるようになす。これによって糸長さは最大になる。 好適実施例では、楕円形外部ヘッド部分をスロートと連結するフレームの側部 は比較的小さい曲率をもち、即ちほぼ真っ直ぐである。ラケット両側で最外側の 主糸はフレーム側部から離間し、かつこれらの側部とほぼ平行である。1実施例 では、最外側主糸はパワーリングから外部ヘッド部分まで延在する。しかし、所 望に応じて、最外側主糸はベッドの下端で終端することができる。この場合、最 外側主糸の下端はフレームの糸孔に定着するのがより望ましい。 本発明は外側にある主糸の長さを増し、そうすることによって、糸ベッドの横 に片寄った区域でのパワーリスポンスを増大させる。パワーリングもまた、その 曲率に起因して、中心主糸の長さを短縮し、そうすることによってその区域に与 えられるパワーを減少させるという効果を奏する。その結果、糸ベッド面を横切 る方向でのパワー変動はサンバーストパターンを有する慣例の糸張りパターンに 比して、減少する。 本発明は、糸密度が糸ベッドの外側領域に向かって減少していきそしてスロー ト領域に向かって増大していくという他の利点をもつ。その結果、主糸によって 生じるパワーはボールが糸ベッドのより外側に当たる程、増大し、そしてスロー ト領域の上では糸密度が高いことに起因して、糸ベッドの下部領域で減少する。 従って、本発明は糸ベッドを横切る方向のみならず、糸ベッドの軸線に沿う方向 においても、即ち糸ベッド全域において、パワーをより均等になす効果を有する 。 パワーリングの回りに巻き付く主糸の下端が狭い間隔をもつという事実はまた 、糸の動き量を減少させるという望ましい効果をもつ。 ラケットボールラケットと幾つかのスカッシュラケットでは、すべての主糸下 端はフレーム側部にきりもみ加工された糸孔に支持される。テニスラケットでは 、幾つかの下部主糸孔はフレーム側部にきりもみ加工され、他のもの(中心主糸 用糸孔)はスロート区域に張り渡されるスロートブリッジ部にきりもみ加工され る。 糸孔をフレーム側部にきりもみ加工することはフレームを弱化させる。主糸下 端用の糸孔は特に望ましくない。というのはそれらがフレームの曲げ応力が大き い領域に位置するからである。しかし、慣例のラケットでは、糸端部を定着する 実際的方法は他にはない。 パワーリング支承面の曲率に起因して、糸下端は支承面の幾何学的形状に関連 して作用する糸自身の張力を用いて所望場所に着座する。従って、主糸下端用の 糸孔の必要性は排除される。下部糸孔を排除する結果、ラケットヘッドの下部領 域のフレームは強化され、この領域でフレームが損傷する可能性は減少する。 付随する糸溝を同時に排除することになるラケット側部の下部主糸孔の排除は 、化粧的デザイン、シンボルマーク、その他の情報を表示することができるラケ ット側部の平面区域の大きさを増すという他の利点をもつ。 好適には、主糸の下端は糸孔なしのパワーリング支承面の回りに巻き付き、支 承面の曲率に起因して所定位置にしっかり保持される。しかし、所望に応じて、 下部糸端を更に定着するために糸孔又は糸案内溝をパワーリングに形成してもよ い。 糸をグロメットペッグ(grommet pegs)に通さなければならない慣例のラケット に比して、本発明のラケットは糸下端をパワーリングの回りに巻き付けるだけで あるため、糸張りが簡単である。 慣例の糸張り機械でラケットに糸張りする場合、もし糸張り機械の張力ヘッド がフレーム面を擦れば、ヘッド下端を傷つけるかも知れない。本発明によれば、 ラケットヘッド頂部から一度に2つの主糸を同時に引張ることによってラケット に糸張りするための方法が開示され、この方法は糸張り機械がヘッド下端に掛合 する必要性を排除する。 以下、本発明の好適実施例を図に基づき詳述する。図面の簡単な説明 図1は本発明のラケットボールラケットの正面図である; 図2はラケットのスロートセクションの現尺図である; 図3はパワーリングの図2の線3−3上の断面図である; 図4aと4bは糸張りの2つの段階中の図1のラケットの正面図である。好適実施例の詳細な説明 図1はほぼ楕円形の外部ヘッド部分12を形成するフレームをもつラケットボ ールラケット10を示し、前記フレームの対向端部19はスロート領域14に収 斂してスロート継手16で相接している。スロート継手16の下にラケットは慣 例の手法でハンドル18を備える。図示の実施例では、フレームの対向端部19 は楕円形の外部ヘッド部分12からスロート継手16まで、ほんの僅かだけ湾曲 して、即ち概して直線状に延在している。 フレーム部材12、19と共に糸を受入れるための糸張り区域22を囲うよう 、パワーリング20がスロート領域のスロート継手16の直ぐ上でフレームに張 り渡されている。図2、3を参照すれば、パワーリング20は外部ヘッド部分1 2から遠ざかる方を向いた(即ちハンドル18に向かった)弓形の支承面24を もつ。湾曲した支承面24はフレームの2つの側部間に張り渡されており、糸張 り区域22に向かって内方に曲がっている。図3に示す如く、リング20の横断 面は円形をなし、従って支承面24は半円形をなすが、他の形状を使用してもよ い。 複数の織り合わせた主糸30と横糸32が糸張り区域22に配置される。フレ ームの外部ヘッド部分12は主糸30の上端を受入れるために複数の上部主糸孔 25をもつ。図示の如く、主糸孔25はほぼ9時位置から3時位置まで設けられ て、主糸30が糸張り区域22の実質上すべてを横切って、即ち正規の打撃区域 を横切って設けられる。 図1を参照すれば、この実施例では、フレームの端部19は楕円形の外部ヘッ ド部分12からスロート継手16までラケット軸線に対してほぼ32°の中間角 度をなして延在する。最外側の主糸40、40aはパワーリング20から、フレ ームの端部19から離間してしかしこれらの端部にほぼ平行に、ほぼ29°の角 度をなして延在する。かくして、図1に示す如く、主糸は糸張り区域22を実質 上満たすような角度をなして扇形に広がる。図1に示すラケットボールの例では 、外側にある主糸とスロート継手の上のフレーム側部はラケット軸線から約±3 0°の角度をなして末広がり状に延びるが、他の角度を使用してもよく、そして 更に好適にはその角度は所望の打撃寸法に依存して、又はラケット型式(例えば 、テニス又はスカッシュ)に依存して決定してもよい。 外部ヘッド部分12と端部19もまた横糸32の対向端部を受入れるために複 数の横糸孔28を備える。図示の如く、或る場合には、糸孔26は横糸32と主 糸30の両方を受入れてもよい。横糸32は慣例の手法でラケットフレームに定 着される。 主糸は糸孔25からパワーリング20まで延在し、パワーリング20の回りに 巻き付き、そしてフレームの外部ヘッド部分12へ戻る。隣接する糸の対、例え ば40、42(図2、3)は糸端44によって連結され、前記糸端はパワーリン グ20の湾曲した支承面の回りに巻き付く。ラケットは複数の主糸対を張られて もよいが、好適には1本の連続した主糸を張られる。 図4a、4bは十分な長さの単一糸50を用いて主糸を張る好適方法を示す。 糸50の一端が中心主糸孔52の1つに挿入され、パワーリング20の回りにル ープをなして通され、そして2つの孔52、54の各々を出る糸長さが等しくな るまで、他の中心主糸孔を通して引張られる。 図4bを参照すれば、次いで、最初の2つの主糸56、58が例えばラケット 糸張り機械を用いてぴんと引張られ、そして素子60によって概略示す如く、締 め付けられる。その後、糸50の2つの自由端が次の外側にある1対の主糸孔6 2を通され、パワーリング20を巡って通され、そしてその外側にある第3の対 の主糸孔64を通され、再び両側に或る長さ66の糸を残す。 一旦このようになされると、糸68は糸張り機械によって緊張させられ、締め 付けられ、そしてすべての主糸30が図1に示す手法で糸張りされるまで、この プロセスは繰り返される。横糸32は主糸30の糸張りの前か又は後に張ること ができる。 図1、2を参照すれば、主糸30が張力を加えられると、糸端44は支承面2 4に当って引張られ、そして支承面の曲率によって決まる夫々の糸の対向端部間 に最小距離を与える領域へ移動する。換言すれば、糸は糸張力の方向に対して直 角をなす支承面部分に着座することになる。従って、糸対40、42の場合には 、もし糸端44aが最初、図2に示す位置の右又は左に位置するならば、糸40 、42が張力を加わえられると直ちに糸端44aは図示の位置に滑っていくこと になる。というのは、それは、糸40、42ではパワーリング20から糸孔26 a、26bまでの距離が最小になるからである。 図2に示す如く、主糸30が外方へ扇形に広がるという事実に起因して、また パワーリング20の距離に起因して、各糸端44は隣接する糸連結セクションに 対して変位した領域に置かれる。好適には、糸20の曲率は糸端44が互いに接 触せずに又は少なくとも実質上接触せずに、支承面に当って着座するよう選択さ れる。 図示の実施例では、パワーリング20の対向端部はスロート継手16の頂部よ りほぼ3/4インチ上に置かれ、パワーリング20の支承面24はほぼ1インチの 曲率半径をもつ。しかし、上述の如く、支承面24の曲率半径は糸端44間に予 定の間隔を維持するよう選択され、糸間の連結部分は比較的互いに接近するが( 例えば1mm)、重ならないようになす。このことは糸端44が互いに集中し過ぎ ないようパワーリング20の中心で曲率半径を増し(即ち曲率を減らす)、糸端 があまり離れ過ぎないよう該リングの外側に向かうにつれて曲率半径を小さくし ていく(即ち鋭い曲がりを与える)ことを意味する。 そうすることによって、糸端44は横に最小間隔をもち、パワーリング20は 長さを最小に保ち、スロート継手の直ぐ上に置くことができる。パワーリング2 0をスロート継手16の直ぐ上に置くことによって、主糸30は実質上すべての 糸張り区域22を占めることができる。 本発明は任意の適切な材料、例えば繊維強化複合材又は金属中空チューブ形材 からなるスポーツラケットに使用することができる、前者の場合、フレームは慣 例法によってモールド成型され、パワーリング20はテニスラケットのスロート ブリッジ部と同じ手法によって同時にモールド成型される。もしフレーム部材が 金属チューブからなるものであれば、金属スロートブリッジ部と同等の手法で中 空管状の金属パワーリングをフレーム側部に定着してもよい。かかるラケット成 形方法は周知であり、これ以上の説明は省略する。代案として、ラケットフレー ムは金属から作り、グラファイトパワーリングを備えることができる。グラファ イトパワーリングの端部は、融着したグラファイトスロートブリッジ部をもつ金 属テニスラケットをつくるために最近使用されている手法と同じ手法で金属フレ ームの側部に定着される。 所望に応じて、本発明はデイビスの共有の米国特許第5、037、098号に 開示されている定勾配フレームに使用してもよい。こうすれば、フレームと糸張 りシステムの両者はラケット全長に沿ってパワー分配を均等にするよう作用する 。 複合材料からなるフレームの場合、主糸の上端は慣例のバンパー(bumper)スト リップに定着され、横糸は糸孔の縁で糸とフレームに損傷を与えないよう、慣例 の硬質ナイロン又はその他の適切な材料からなるグロメット(grommet)ストリッ プに定着される。パワーリング支承面と各糸間に最大接触面積をもつこと及び糸 孔の縁の如き高応力区域がないことによって、保護用硬質プラスチックストリッ プはパワーリングの回りに必要とされない。しかし、所望に応じて、アセタール 樹脂(例えば、デルリン)又はテフロンの如き摩擦減少材料を下部糸端と支承面 間に配置してもよい。糸が引張られると、摩擦減少材料は隣接した主糸間に均等 な糸張力を確実に与えるのを助ける。 以上、本発明の好適実施例を説明したが、本発明は上述した処に限定されるこ となく,本発明の範囲内で種々の変形、変更を加えることができるのは当業者に は明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ジェーンズ リチャード アメリカ合衆国 ニュージャージー州 08016 バーリントン タウンシップ リ ッジウッド ウェイ 169

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.外部ヘッド部分を含むフレーム部材を備え、フレーム部材の対向端部はスロ ート領域で収斂すると共にスロート継手で相接しており; スロート領域で前記対向端部間に張り渡されるパワーリングを備え、前記フ レーム部材とパワーリングは糸を受入れるための糸張り区域を画成しており、パ ワーリングは前記外部ヘッド部分から遠ざかる方を向いた少なくともほぼ弓形の 内部リング支承面をもち、前記支承面は糸張り区域に向かって曲がっており; 複数の織り合わせた主糸と横糸を備え、前記主糸は上端と下端をもち、少な くとも大部分の主糸の下端は支承面の回りに巻き付きかつ隣接する主糸と繋がる 連結セクションを含み、かかる主糸は最初に夫々の糸の方向に対して少なくとも ほぼ接線関係をなす支承面部分に沿って支承面と接触し、前記連結セクションは 内部リング支承面に沿って動くことができて、主糸に与えた張力が各連結セクシ ョンを連結セクションとこの連結セクションに関連する主糸の上端との間に最小 距離を与える支承面領域に当てて引張り、これによって糸は張力が加えられたと き自己着座し、主糸の上端はほぼ扇形輪郭をなす場所で外部ヘッド部分に定着さ れることを特徴とするスポーツラケット。 2.前記パワーリングはスロート継手の直ぐ上に置かれ、すべての主糸の下端は パワーリングの回りに巻き付く連結セクションを含み、外部ヘッド部分は主糸が 実質上すべての開口を横切って設けられるよう上端を定着するための糸孔を含む ことを特徴とする請求項1に記載のスポーツラケット。 3.主糸に加えられる張力は各下端を夫々の主糸の対向端部間に最小距離を与え る支承面領域に当てて引張り、前記支承面は隣接する主糸連結セクションが少な くとも実質上重ならない支承面上の領域に当接するような曲率をもつことを特徴 とする請求項2に記載のスポーツラケット。 4.支承面が少なくとも主糸下端の直径の合計である長さと、隣接する主糸の連 結セクション間に比較的小さい予定の間隔が存在するような曲率とをもつことを 特徴とする項1に記載のスポーツラケット。 5.パワーリングの長さとスロート継手からのその距離はかかる予定の間隔を保 つのに必要な比較的最小の距離に保たれることを特徴とする請求項4に記載のス ポーツラケット。 6.主糸孔は実質上9時位置と3時位置の間で外部ヘッド部分に分配されること を特徴とする請求項5に記載のスポーツラケット。 7.ラケットは長手方向軸線をもち、主糸は前記軸線の反対側に前記軸線に対し てほぼ±30°の角度をなして延びる1対の外側に位置する主糸を含むことを特 徴とする請求項6に記載のスポーツラケット。 8.内部リング支承面はほぼ1インチの曲率半径で曲がっていることを特徴とす る請求項5に記載のスポーツラケット。 9.支承面は断面がほぼ半円形であることを特徴とする請求項1に記載のスポー ツラケット。 10.ラケットが長手方向軸線をもち、更に複数の主糸と連結セクションを形成す る単一の主糸を備え、外部ヘッド部分が逐次外側に位置する上部主糸孔の対を含 み、前記孔は前記軸線の反対側に位置する各対を形成し、前記ラケットが(a) 乃至(f)の工程によって、即ち: (a)主糸を前記軸線に隣接した対をなす上部主糸孔のうちの1つに通し、パ ワーリングを巡らせ、そして前記対の他方の上部主糸孔を外方へ通し、それによ って第1主糸、第2主糸、及び上部主糸孔の夫々の対に存在する1対の主糸自由 端を形成し; (b)第1と第2の主糸に張力をかけ; (c)各主糸自由端を次の外側位置にある上部主糸孔に通し; (d)各自由端をパワーリングに差し向けてそれを巡らせそして次に隣接した 上部主糸孔に戻してそれに通して、第3主糸、第4主糸、及び残りの主糸自由端 を前記軸線の両側に形成し; (e)第4主糸に張力をかけ;そして (f)主糸がすべての上部主糸孔を通るまで前記(d)と(e)の工程を繰り 返す工程によって糸張りされることを特徴とする請求項2に記載のスポーツラケ ット。
JP8534253A 1995-05-11 1996-05-09 パワーリングをもつスポーツラケット Pending JPH10503111A (ja)

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