JPH10502204A - データカートリッジに使用するテープガイドモジュール - Google Patents

データカートリッジに使用するテープガイドモジュール

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JPH10502204A JP8503228A JP50322896A JPH10502204A JP H10502204 A JPH10502204 A JP H10502204A JP 8503228 A JP8503228 A JP 8503228A JP 50322896 A JP50322896 A JP 50322896A JP H10502204 A JPH10502204 A JP H10502204A
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    • G11B15/605Guiding record carrier without displacing the guiding means

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Abstract

(57)【要約】 リールからリールへとテープが搬送されるデータカートリッジに使用されるテープガイドモジュールである。このテープガイドモジュールは、データカートリッジの読取/書込領域の両側近傍に配置できるような構造とされた一対のテープガイドを備えている。テープ接触片は、一種の板ばねのように形成されており、頂部プレートと底部プレートとの間に組み入れられたときに負荷を受ける。頂部プレートと底部プレートとは、少なくとも1つのフランジを構成しており、テープの案内および位置合わせを行う。この結果、テープのトラッキングが改善される。

Description

【発明の詳細な説明】 データカートリッジに使用するテープガイドモジュール 発明の背景 発明の分野 本発明は、リールからリールへとテープを送るデータテープカートリッジにお いて、テープを案内するテープガイドに関する。さらに詳しくは、データカート リッジの読取/書込領域の両側近傍の位置に配置され得るように構成された一対 のテープガイドを備えるテープガイドモジュールに関する 関連技術の説明 米国特許第3692255号明細書(フォン・ベーレン)に開示された、ベルト駆動式の データテープカートリッジは、コンピュータにおける標準的なインターフェイス となった。コンピュータに使用されるテープは、急激に加速されたり減速された りすることが必要である。リールからリールへとテープが案内されるテープカー トリッジにおいては、弾性体でできた駆動ベルトが、テープリール近傍に配置さ れたコーナー案内ローラを通るベルト経路に沿って配置されており、リールに巻 かれているテープと接触し、そしてテープをリールからリールへと案内する。テ ープ経路は、カートリッジの一縁に沿って、当該一縁に設けられた切欠部を横断 してリールとリールの間に延びている。この切欠部において、読取りや書込みの ための磁気ヘッド等のトランスデューサによるテープへのアクセスが行なわれる 。磁気ヘッドは、該カートリッジを受け入れるテープ駆動機構の一部分である。 テープ経路は、ガイドピン、一対のテープガイド、および(ある種のカートリッ ジにおいては)一対のテープラップピンによって定まる。テープラップピンの1 つは、テープガイド近傍において各リールの間に配置されており、テープの向き を、リール上のテープとテープガイドとの間の直線状のテープ経路から変更せし める。これにより、リール上に巻き付けられるテープの量が増えると、テープと テープ ラップピンとの間の摩擦を伴う両者の係合が増大する。そして、磁気ヘッドの位 置において一定のテープテンションが維持される。 同様に、リールからリールへとテープを送るダイレクト駆動式のカートリッジ においても、カートリッジの切欠部を横断して延びるテープ経路が存在する。こ の切欠部は、テープがテープ駆動機構内の読取/書込ヘッドと結合する読取/書 込領域を定めている。 ベルト駆動式およびダイレクト駆動式のいずれのテープカートリッジにおいて も、テープが読取/書込ヘッドと結合する際の精度が増加するに伴って、許容テ ープ速度および記憶容量(すなわち、データ密度)も増加する。したがって、テー プガイドの位置合わせをさらに改善することによって、テープ駆動性能に対して 直接的かつ積極的な効果を及ぼすことができる。 ダイレクト駆動式およびベルト駆動式のいずれのテープカートリッジも、駆動 力を最低限度に維持すると同時に、最低限度のテープテンションを必要としてい る。テープがリールからリールへと移動するときテープテンションはある一定レ ベルよりも小さくなってはいけない。さもなければ、読取/書込ヘッドとテープ との間の接触が不十分となってしまう。達成される最低限度のテープテンション は、カートリッジの適切な作動を確保するために十分な大きさとすべきである。 同様に、最大限必要とされる摩擦駆動力は、駆動モータの出力限度内においてカ ートリッジの作動を確保するためにできるだけ小さくすべきである。このように 、摩擦駆動力については制限がある。摩擦駆動力は、駆動力の一部分であって、 テープ裏面とテープガイドとの間の境界における出力ロスに影響を及ぼすもので ある。摩擦駆動力を最小化すること、およびテープトラッキングを改善すること は、テープとテープガイドとの間の境界における摩擦(データカートリッジにお ける駆動力のほぼ1/3に相当する)を最小化することによって達成することが できる。 初期のテープガイドは、複数の別個の構成要素をリベットを使用して組み立て ることにより作られていた。上部および底部のフランジまたはワッシャが、テー プガイドのスペーサの端部に取り付けられていた。しかし、このような組立てシ ステムにおいては、時間が経過するにつれて、その作動の正確さが失われる。 射出成形されたプラスチック部品は、大量生産が可能であるが、耐久性が十分 ではなく、脱落の危険があり、範囲の狭い許容差を維持することができず、使用 に際して剛性を維持することが困難である。さらに、誘電的な作用によって、静 電気が発生し、塵が集まってしまう。 広く使用されているテープガイドは、一片の材料から作られており、例えば、 磁性を有しないステンレス鋼等の塊から、機械加工、研磨または鋳造される。こ のように単一片からなる構造においては、テープガイドは、フランジとその他の 部分との間の距離を正確に維持できるように機械加工される必要がある。正確な 寸法を有するテープガイドの金属材料としてステンレス鋼を使用することは、高 価な部品を必要とすることになる。それは、ステンレス鋼を加工するために利用 できる方法が限られているからである。 発明の概要 本発明は、データカートリッジの読取/書込領域の対向する両側の位置に配置 できるような構造とされた一対のテープガイドを備えるテープガイドモジュール に関する。 本発明のテープガイドモジュールは、頂部端縁および底部端縁を有する第1お よび第2のテープ接触片を備えている。複数のタブが頂部端縁および底部端縁に 沿って設けられている。各テープ接触片は、頂部プレートと底部プレートとの間 に保持される。各プレートには複数のタブスロットが形成されており、これらの タブスロットは、テープ接触片をデータカートリッジの読取/書込領域の対向す る両側に配置し得るように配列されている。第1および第2のテープ接触片は、 頂部プレートと底部プレートとを一定距離をおいて隔離する。他の支持部材が追 加採用されており、頂部プレートと底部プレートとの隔離状態を維持する。支持 部材はテープ接触片の幅よりも僅かに短く、したがって、頂部プレートは底部プ レートへ向けて付勢される。好ましい具体例においては、テープガイドモジュー ルは、テープカートリッジの基板に取り付けられる。底部プレートとカートリッ ジの基板との間には、底部プレートを頂部プレートへと向けて付勢する付勢機構 が挿入されている。 テープ接触片は、磁性を有していないステンレス鋼等の可撓性材料から構成さ れる。テープ接触片は、冷間圧延によって、頂部プレートおよび底部プレートに 形成されたタブスロットによって規定される曲率半径よりも大きな曲率半径を有 するように形成される。この結果、テープ接触片は、各プレートと係合したとき に板ばねのように機能する。 テープ接触片は、テープ搬送方向に直交する軸に沿って真直ぐであるか、また は僅かに凸状とされている。テープ接触片の真直ぐ、または凸状の形態に起因し て、テープとテープ接触片との間に空気層が形成され、その結果、テープとテー プガイドとの間の摩擦が低減される。 テープ接触片の平坦なブランクがカレンダー工程によって、テープ接触片とさ れる。カレンダー工程において使用されるダイは、僅かに凸状であって、テープ 接触片が横方向に凹状となってしまうことを防止している。さらに、カレンダー 工程によって、テープ接触片の表面仕上げおよび硬度が改善される。したがって 、研摩仕上げを必要としない。 好ましい具体例においては、頂部プレートの一部がテープ接触片の表面を縁取 るフランジを構成しており、テープガイドモジュールに対してテープを位置合わ せしている。 本発明のテープガイドモジュールは、ダイレクト駆動式やベルト駆動式のカー トリッジを含む多様なタイプのカートリッジ形態に対して使用可能であるという ことが理解できる。 他の具体例としてのハブ駆動式のテープカートリッジは、基板および該基板に 設けられた一対の回転テープリールを備えている。ハブは、テープリールを回転 させるトルクを伝達する駆動ホイールを備えている。磁気テープがテープリール に巻き付けられる。テープガイド構造体が基板に取り付けられており、読取/書 込領域を通過して長手方向にテープを案内する。好ましい具体例においては、読 取/書込領域は、基板の切欠部近傍に位置している。 図面の簡単な説明 図1は、ベルト駆動式のデータ・テープ・カートリッジの平面図である。カバー は図示されておらず、本発明のテープガイドが取り付けられている。 図2は、曲率半径が一様なテープガイドと曲率半径が変化するテープガイドと を比較して示す説明図である。 図3は、本発明のテープガイドの他の具体例を示す斜視図である。 図4は、図3に示されたテープガイドのテープ接触片を示す斜視図である。 図5は、図3に示されたテープガイドのフランジ片を示す斜視図である。 図6は、図3に示されたテープガイドのポストを示す斜視図である。 図7は、図3に示されたテープガイドの上面図である。 図8は、本発明のテープガイドの他の具体例の上面図である。 図9は、本発明のテープガイドの他の具体例を示す斜視図である。 図10は、図9に示されたテープガイドを他の方向から見た斜視図である。 図11は、図9に示されたテープガイドの側面図である。 図12は、図9に示されたテープガイドの変形例を示す斜視図である。 図13は、テープカートリッジの基板の斜視図である。好ましいテープガイドモ ジュールと磁気テープとの係合を示している。 図14は、好ましいテープ接触片を形成する平坦金属の形状を示している。 図15は、好ましいテープ接触片の側面図である。 図16は、好ましいテープ接触片の斜視図である。 図17は、テープガイドモジュールに好適な頂部プレートを示す斜視図である。 図18は、本発明のテープガイドモジュールを使用した例示的なテープカートリ ッジの分解図である。 図19は、テープガイドモジュールに好適な底部プレートを示す斜視図である。 好ましい具体例の詳細な説明 図面には、テープドライブ(図示せず)として知られる記録および(または)再生 機に使用される多様なデータカートリッジが示されている。一般的にテープドラ イブは支持フレームを有しており、支持フレームは、水平のカートリッジ支持デ ッキを有している。カートリッジ支持デッキは、磁気トランスデューサまたは記 録ヘッドを支持し、そして場合によっては反転駆動モータも支持する。駆動モー タのシャフトは、駆動ローラを貫通して延びていて該駆動ローラを支持デッキの 上方に保持している。ガイドは、カートリッジを支持デッキ上に位置せしめてい る。図1は、本発明のテープガイドを備えたテープカートリッジを上から見た図 である。カートリッジ10は、略長方形の薄い収容体である。 図1に示されているように、カートリッジ10は、基板12およびカバー(図示せ ず)を備えている。2つのテープリール14、16は、カートリッジ10内の基板12に 押し込まれた各テープリールピン18、20上で回転する。磁気テープ22が、駆動シ ステムによってリールからリールへと駆動される。駆動システムには、駆動ロー ラピン26上で自由に回転できるように保持されている駆動ローラ24が含まれる。 駆動ローラ24は、駆動ベルト28を駆動する。駆動ベルト28は、コーナー案内ロー ラ30、32およびテープリール14、16に沿って巻き付けるように配置されている。 案内ローラ30、32は、駆動ベルト28を案内するものであって、ピン34、36上で自 由に回転できるように取り付けられている。ピン34、36は、カートリッジ基板12 の前縁壁40に平行な後縁壁38の対向するコーナー部に取り付けられている。前縁 壁40には、磁気記録ヘッドが磁気テープ22にアクセスするための切欠部42が形成 されている。カートリッジ10の不使用時には、ドア(図示せず)が切欠部42を閉じ る。テープドライブの駆動ローラがアクセスするための開口部(図示せず)が、前 縁壁40に形成されている。 駆動ベルト28は、薄くて、連続的であって、柔軟で、そして弾性を有する。ベ ルト28は、駆動ローラ24およびコーナー案内ローラ30、32に沿うベルト経路上に 配置されており、テープリール14、16上のテープ22と接している。テンションを かけない状態での駆動ベルト28の長さは、ベルト経路の長さよりも短い。したが って、ベルト経路に沿って引っ張られたとき、ベルト28にはテンションが生じる 。このテンションにより、ベルト28とテープリール14、16との間や、案内ローラ 30、 32と各ピン34、36との間には、摩擦係合力または横荷重(side load)が生じる。 さらに、摩擦係合力によって、テープ層が互いに押圧されるため、テープリール 14、16に巻かれたテープの隣接するテープ層が相対的にずれることや供給リール からのテープ22がずれることが防止される。摩擦係合力の大きさはベルトのテン ションに依存するので、テープのテンションおよび駆動力もベルトのテンション に依存する。 案内ローラ30、32は、所定の摩擦係数を有しており、各案内ローラ30、32と各 ピン34、36との間に所定の摩擦係合を提供する。この摩擦係合により、駆動ベル ト28は、案内ローラ30、32を通過するときに所定量だけ遅れ、ベルト28のテンシ ョンが増加する。そして、テープリール14と16との間においてテンションが適切 に低下する。 テープガイド44、46が、基板12上に配置されていて、磁気テープ22をテープリ ール14から16へ、またはテープリール14から16へと案内する。ガイドピン48が基 板12上でテープガイド44と46との間に配置されていて、テープガイド44、46が磁 気テープ22をガイドするのを助ける。テープラップピンは必要ではないが、それ らを使用してもよい。 テープ22は、テープリール14と16に互いに反対方向に巻き付けられている。リ ール14と16との間でのテープ案内経路は、テープガイド44、46およびテープガイ ドピン48によって定められる。一方のテープガイド44は、カートリッジ10の前縁 壁40に沿って切欠部42の片側に配置されている。他方のテープガイド46およびガ イドピン48は、カートリッジ10の前縁壁40に沿って切欠部42の他方の側に配置さ れている。 本発明の発明者は、機械加工により大量生産された、一片からなる3次元構造 のステンレス鋼製テープガイドの欠点は、打抜き技術および剪断技術を使用して テープガイドを複数の構成要素から製造することによって大幅に減じ得ることを 発見した。各構成要素の加工を注意深く行えば、妥当な価格での大量生産は可能 である。従来の知識によれば、打抜きや剪断加工が施された金属部品は、カート リッジテープガイドのように非常に精密な製品には適さないと考えられてきたが 、 本発明の発明者は、特定のタイプの剪断された金属部品はある厚さを有する場合 には、精密な製品にも適用できるということを悟った。図4を参照すると、力が 矢印Aの方向に加わると、この構成要素は容易に湾曲して、以下に説明するよう に、湾曲部、角部、プレストレス部等を生じ、スプリング荷重として挙動する。 しかし、矢印Aに直交する矢印Bの方向に力が加わった場合には、この構成要素 はその面内における強度が高いので、その位置を固定して、許容誤差も固定され 、スプリング機能がロックされる。この原理が、打ち抜かれたテープガイドの案 内方法の設計において考慮された。 図3〜図8に示されているテープガイド45は、幾つかの別個の構成要素からな る。頂部と底部のフランジ片50と52は、テープ接触片54およびポスト56によって 隔てられている。頂部フランジ片50と底部フランジ片52とは同一のものではない 。各フランジ片は、略半円形であって片側が一様な曲率半径で湾曲していてもよ い。図示された具体例においては、湾曲した側部58の曲率半径は一様ではない。 各フランジ片50、52には、2つの半剪断部またはボタン部60、62が形成されて いる。底部フランジ片のボタン部60、62は、テープガイド45をカートリッジ10の 基板12上に位置決めする。頂部フランジ片のボタン部60、62は、テープガイド45 を組立て工具上に位置決めする。頂部フランジ片50上のボタン部60、62は、フラ ンジ片50の上側表面64から突出しており、底部フランジ片52上のボタン部60、62 は、フランジ片52の下側表面66から突出している。底部フランジ片52のボタン部 60、62は、基板12の開口部に受け入れられて、テープガイドがポスト56を中心と して回転するのを防止する。さらに、各フランジ片50、52は3つの切欠部68、70 、72を有する。そのうちの2つは、それぞれ、フランジ片の湾曲した側部58と真 直ぐな側部74との各境界部近傍に位置しており、残りの1つは、湾曲した側部58 の中央に位置している。切欠部68、70、72は、テープ接触片54を確実に保持固定 する。 ポスト56は、円筒状で、中央の大径部76を1つと端部の小径部78を2つ備えて いる。大径部76はフランジ片50と52の間に配置され、小径部78はフランジ片50、 52に形成された開口部79を通って外側に延びている。大径部76と小径部78との間 に形成された中径部77により、テープガイドの高さが決まる。ポスト56の中径部 77および小径部78は、開口部79に圧入されており、組み立てられたテープガイド 45の各構成要素を所定の位置に維持して、テープガイド45の一体性を高めている 。さらに、ポスト56は、主要な装着要素であり、テープガイド45を、カートリッ ジ10の基板12に取り付ける。 テープ接触片54は湾曲しており、テープガイド45に組み入れられたとき、テー プ支持面80を構成する。テープ支持面80の曲率半径は、フランジ片50、52の曲率 半径に実質的に等しい。テープ接触片54は、湾曲される前は略長方形であって、 外側に突出する3組のタブ82、84、86を備えている。テープガイド45が組み立て られたとき、タブ82、84、86は、フランジ片50、52の各切欠部68、70、72に受け 入れられる。テープ接触片54は一種の板ばねとして作用する。この板ばねは、フ ランジ片50と52の間に組み入れられたときに荷重を受けて、図7に示されるよう に、フランジ片50の表面部50Aと接触する。同様に、テープ接触片54はフランジ 片52の対応する表面部に接触する。テープ接触片54は、組込時よりも小さな曲率 半径で形成されていて(underformed)も、大きな曲率半径で形成されていて(over formed)もよい。いずれの場合にも、テープ接触片54は、フランジ片50と52との 間に組み入れられたときに、内的付勢力に抗して湾曲し、これによって、テープ 接触片54はフランジ片50と52との間に確実に保持される。 下側のタブ82、84、86は、カートリッジ10の基板12上に直接着座することがで き、各フランジ片を平行に保ち、テープガイドの高さを定める。このことは、ま た、底部フランジ片52と基板12との間の間隔を維持するという点からも有益であ る。このような形態は、フランジ片50、52を精密に製造しなければならないとい う制限を緩和する。つまり、各フランジ片はあまり精密でなくてもよい。組立時 にフランジ片50、52に荷重をかけると、底部フランジ片52が頂部フランジ片50へ 向けて付勢され、いかなる不正確さも排除され、フランジは平坦になる。 図3に示されているように、テープガイド45の支持面はフランジ96を形成する 。フランジ96は、フランジ片50、52で構成されており、テープ22をトラフ98内に 案内する。図8に示されているように、テープ接触片54は、フランジ片50と52と の 間で湾曲して保持されたときに、フランジ片50の表面部50A、50Bの両方と接触 するように構成することもできる。このとき、テープ接触片54は、フランジ片52 の両方の表面部とも接触する。 各構成要素からのテープガイド45の組み立ては、全体として自動化することが でき、いわゆる“ワッチプレート構造(watch plate construction)”の一種であ る。つまり、頂部および底部のフランジ片50、52は、タブ82、84、86と切欠部68 、70、72との係合を介してテープ接触片54によって互いに位置合わせされている 。この構造においては、各構成要素は打ち抜きにより形成され、しかも機械加工 およびグラインディングによる場合と同様の精度を有する。このようなテープガ イド45は、大量生産する場合には、現在流通している一片からなる一体的なテー プガイドのほぼ1/2のコストで生産し組み立てることができる。以上のことは 、後述する頂部および底部のプレート220、252、および左右のテープ接触片160 、164にもあてはまる。 図9〜図11は、他の具体例であるテープガイド100を示している。テープガイ ド100もまた、4つの個別の構成要素からなっており、以下に述べる点を除いて 、図3〜図8に示されたテープガイド45と同様のものである。頂部および底部の フランジ片102、104は、テープ接触片106およびポスト108によって隔てられてい る。頂部フランジ片102と底部フランジ片104とは同一のものではない。各フラン ジ片102、104は、概ね半円形であって側部110が湾曲している。側部110の曲率半 径は一様ではない。各フランジ片102、104は、腕部112および切欠部114を備えて いる。切欠部114は、湾曲した側部110の中央に位置している。腕部112と切欠部1 14とが、テープ接触片106を固定する。テープ接触片106は、タブ122、123、124 を備えている。タブ122は腕部112と当接して配置され、タブ123は切欠部114内に 受け入れられる。タブ124は、フランジ片102、104の真直ぐな側部118に当接して 配置される。図3〜図8に示された具体例の場合と同様に、テープ接触片106は 、テープ支持面として機能し、湾曲している。また、テープガイド100に組み入 れられたときに、フランジ片102、104の湾曲した側部と実質的に同一の湾曲形状 を有する表面120を構成する。頂部および底部のフランジ片102、104に、切欠部1 03、105 を形成してもよい。 ポスト108は、全体が平坦であって、真直ぐな側部118のほぼ半分の長さで延び ている。しかし、他の長さのものを使用することもできる。ポスト108は、中央 部126を備えており、頂部フランジ片102に重なる上方部128を有していてもよい 。ポスト108は2組の切欠部を備えている。ポスト108の上方部128に形成された 切欠部と上方部128とが、頂部フランジ片102の切欠部103内に受け入れられる。 ポスト108の中央部126の底部には、2つの脚部130、132が形成されている。各 脚部は、それぞれ、かえり部134、136を備えている。図示されているように、か えり部134、136は、互いに他方の脚部に形成されたかえり部に向かう向きとは反 対の方向を向いており、それぞれがテープガイド100の外側を向いている。ポス ト108の脚部130、132に形成された切欠部と脚部130、132とが、底部フランジ片1 04の切欠部105内に受け入れられる。テープガイド100がデータカートリッジに組 み入れられたとき、カートリッジ基板12に形成された大きな1つの開口部または 小さな2つの開口部内に、脚部130、132の端部が受け入れられる。そして、かえ り部134、136が開口部の壁部と係合して確実にテープガイドを支持する。ポスト 108は主要な装着要素であって、テープガイド100をカートリッジ10の基板12に装 着する。さらに、テープガイド100の組み付けにおいて、ポスト108は、組み立て られたテープガイド100をテープカートリッジ組立体上の所定位置に運ぶキャリ アとしても使用される。 テープガイド100が組み立てられたとき、フランジ片102と104との間の平坦な ポスト108に沿う直角方向の長さは、テープ接触片106の幅よりも小さい。このよ うな構成により、ポスト108がばね荷重を提供し、フランジ片102、104をテープ 接触片106に対して直角となる位置にロックする。そして、テープ接触片106とフ ランジ片102、104との接触を維持し、フランジ片102と104との間の間隔を定める 。さらに、ポスト108は、テープガイド100がポストの軸を中心として水平面内で 回転するのを防止する。このことが可能なのは、基板12に形成された1または2 の開口部内に脚部130、132が挿入されるからである。 テープガイド45のタブ82、84、86と同様に、タブ122、123、124は、テープガ イド100がカートリッジに取り付けられたときに基板12の表面に届くぐらい長く てもよい。その場合、タブは、テープガイド100を基板12に対して直角に維持す ること、テープ接触片106の高さを維持すること、そして、テープガイド100がぐ らつくことを防止することを助ける。 図12においては、ポスト108'と頂部フランジ片102'とが1つの要素として形成 されている。この要素は、上方部128'においてポスト108'とつながっており、そ の部分は頂部フランジ片102'に対して直角に曲がっている。さらに、底部フラン ジ片104'は、フランジ140を有している。フランジ140は、フランジ片104'と一体 成形されており、フランジ片104'に対して直角に曲がっている。フランジ140は 、ポスト108'の脚部130、132とともに、テープガイド100'がカートリッジ内に確 実に保持されることを助ける。 図1に示された具体例においては、テープガイドの本体88は扇形であり、湾曲 したテープ支持面90および長さの異なる2つの平面部92、94を有している。支持 面90と交わる平面部92は、カートリッジ内で隣接するテープリールに近接して配 置されるものであって、他方の平面部94よりも長い。このような構成により、製 造工程が改善され、テープガイドのテープカートリッジへの装着が容易になる。 図13は、基板152に取り付けられた他のテープガイドモジュール150を示す斜視 図である。磁気テープを装着した前方および後方のテープリール156、154が基板 152に回転可能に取り付けられている。テープ158は経路に沿って移動するが、こ の経路は、前方テープリール156から、右側のテープ接触片160を通って、読取/ 書込領域162を通過し、さらに左側のテープ接触片164を通って、そして、後方テ ープリール154へと戻るものである。読取/書込領域162は基板152の切欠部168の 近傍に設けられており、テープ158は、該切欠部168の近傍空間に支持されて、テ ープドライブ(図示せず)の読取/書込ヘッドと係合する。 テープガイドモジュール150は、後に詳しく説明するが、大量生産が可能な単 一構造を提供している。そして、読取/書込領域162の両側に配置された一対の テープ接触片160、164を備えている。テープ接触片160、164が単一モジュールま たは単一構造の部分として接続されているので、許容誤差を最小化することがで きる。特に、テープの頂部端縁および底部端縁に沿って測った経路長はほぼ同一 である。したがって、テープの横方向および縦方向のテンションはほぼ一定であ る。さらに、テープガイドモジュール150は、基板152に対する傾斜合わせ(tilt- alignment)が容易である。 テープガイドモジュール150は、基板152の端縁上の貫入基準170A、170B、170C および基板152の頂面および底面のガイド板基準172A、172B、172Cに対して位置 合わせされている。これらの基準点は、データカートリッジ(図18参照)をテープ ドライブ(図示せず)内に位置合わせするのにも使用される。全てのガイド板基準 点は基板152の頂面から測定することが好ましいが、データカートリッジのカバ ー(図18参照)がアクセスを妨害することが理解できるであろう。したがって、そ の代わりに基準点172Cは、基板152の底面上におけるテープリールピン180近傍の 位置において測定されている。 テープリールピン180、182(図18参照)は、テープガイドモジュール150の位置 および各基準点170A〜170C、172A〜172Cを基準として、基板152に挿入されてい る。好ましいテープガイドモジュール150は、テープリール154、156に対して、 ±0.0508mmの精度で位置合わせできるということが分かった。 図14は、好ましいテープ接触片160、164の金属板形状を示す正面図である。以 下に説明するように、テープ接触片160、164は、磁性を有しないステンレス鋼原 料から打ち抜き加工することが好ましい。しかしながら、この目的に対しては、 多様な材料が適しているということが理解できるであろう。頂部端縁190には、 3つのタブ192、194、196が形成されている。同様に、底部端縁198にも、3つの タブ200、202、204が形成されている。タブの数は変更することが可能であって 、ここに開示する具体例は本発明を制限するものではないということが理解でき るであろう。テープ158は、長手軸“L”に沿って移動するが、この方向は、テ ープ接触片160、164を構成する材料の目(grain)の方向である。底部端縁198は、 任意要素として、一連の肩部または隆起部206を備えていてもよい。隆起部206は 、後述のように、底部プレート252とテープ接触片160、164の底部端縁198との間 にスペースを作り出す。 図15および16は、タブ192、194、196、200、202、204を有するテープ接触片16 0、164を、冷間圧延によって半径“R”に湾曲させた後の状態で示している。テ ープ支持面208は、長手軸“L”に沿って延びている。好ましい具体例において は、テープ支持面208は、幅“d”を有しており、長手軸“L”に直交する軸に沿 って真直ぐであるか、または僅かに凸状である。テープ支持面208によって、テ ープ158と該支持面208との間に空気層が自己形成され、これによって、テープ15 8とテープ接触片160、164との間の摩擦に起因して生じる屑が低減される。 カレンダー工程においては、テープ接触片160、164が凹状になってしまう傾向 があるので、僅かに凸状のカレンダーローラを使用することが好ましい。この結 果、テープ支持面208の鉛直方向“d”における平坦度は、0.0000〜0.0004インチ となっている。しかし、0.0000インチであることが好ましい。さらに、カレンダ ー工程によって、表面仕上げおよび硬度が改善される。この結果、低グレードの 材料を使用することができ、研摩表面は不要である。 図17は、テープガイドモジュール150の好ましい頂部プレート220の斜視図であ る。右側のテープ接触片160に対応する頂部プレート220の部分には、3つのスロ ット222、224、226が形成されている。同様に、頂部プレート220には、左側のテ ープ接触片164のタブを受け入れる3つのスロット228、230、232が形成されてい る。スロット222、224、226、228、230、232は、頂部プレート220上において、 曲率半径“r”を有するように配置されている。この曲率半径“r”は、テープ接 触片160、164の半径“R”(図16参照)よりも僅かに小さい。したがって、テープ 接触片160、164が頂部プレート220と係合したとき、タブ192、196は、スロット2 22、226、228、232をそれぞれ外側へと押圧する。同時に、タブ194は、スロット 224、230を内側へと押圧する。テープ接触片160、164は、完成したテープガイド モジュール150に組み入れられたとき、頂部プレート220と底部プレート252との 間で圧縮された板ばねと同様に機能する。この結果、タブスロット222〜232に係 合した各片160、164のテンションが維持される。 図19に示した底部プレート252は、同じ形状のタブスロット222'、224'、226' 、228'、230'、232'を有している。好ましい具体例においては、タブスロット22 2 〜232および222'〜232'は、同じ工具を使用して、頂部プレート220および底部プ レート252の両方に形成される。頂部プレート220には、一連のリリーフ用切除開 口部234、236、238が形成されており、圧力がより均一に分配される。この結果 、テープ接触片160、164との良好な接触が確保される。底部プレート252には、 切除開口部240、242が形成されている。 図18は、好ましいテープガイドモジュール150を装着した例示的なテープカー トリッジ250の分解図である。カートリッジ250は単なる例示であって、テープガ イドモジュール150はベルト駆動式カートリッジや他の多様な磁気テープ収容機 器に対して使用されてもよいということ、およびここに開示したカートリッジ25 0が本発明の範囲を限定するものではないということが理解できるであろう。 テープガイドモジュール150は、テープ接触片160、164のタブと係合する頂部 プレート220および底部プレート252を有している。タブ200、202、204(図14〜16 参照)は、底部プレート252のスロットを貫通して延びており、基板152上に着座 している。これによって、テープガイドモジュール150が基板152に対して直角に 維持され、基板152に対するテープ接触片160、164の高さが維持され、そして、 テープガイドモジュール150が基板152に対してぐらつくことが防止される。肩部 206は、底部プレート252上に着座して、テープ接触片160、164の底部端縁198と 底部プレートとの間に隙間“G”(図14参照)を作り出す。この隙間“G”は、テ ープ158を頂部プレート220に向けて付勢する付勢部材を受け入れるのに使用され る。 図18は、テープ接触片160、164の底部端縁198と底部プレート252との間に挾み 込まれる薄片254および一連のテープ案内・付勢フィンガ256を示している。テー プ案内フィンガ256は薄片254に付勢力を生じさせ、この付勢力を利用してテープ (図示せず)が案内される。図13に示したように、頂部プレート220は、テープ接 触片160、164を越えて延在しており、フランジ258を形成している。このフラン ジ258が、テープガイドモジュール150およびリール154、156に対してテープを位 置合わせする。薄片254および付勢部材256は、任意要素として使用されて、対向 する迎合的な可変フランジ259を構成する。この可変フランジ259は、固定フラン ジ258に向けてテープ158を付勢する。迎合的フランジ259は本発明において必須 ではなく、底部プレート252が下方のフランジとして機能し得ることが理解でき るであろう。 再度図18を参照すると、テープガイドモジュール150は、頂部プレート220と底 部プレート252とを支持し両者間の間隔を保持する一対のポスト構造部260、262 を備えている。好ましいポスト構造部は、中央の大径部264と、小径の端部部分2 66、268とを有する。小径部266、268は、それぞれ、頂部プレート220および底部 プレート252に形成された開口部270、272を貫通して延びている。 ガイドスペーサ274およびスプリング276が底部プレート252と基板152との間に 配置されており、底部プレート252を頂部プレート220へと向けて付勢している。 好ましい具体例においては、各ポスト260、262は距離“d”(すなわち、図15に示 したように、テープ接触片160、164の幅)よりも短く、これによって、頂部プレ ート220もまた底部プレート252へと付勢されている。代わりの構成として、ガイ ドスペーサ274およびスプリング276は、底部プレート252に付勢手段を設けるこ とによって達成されてもよい。 スプリング276による付勢力は、ポスト260、262が頂部プレート220に及ぼす付 勢力よりも小さくなければならない。この結果、正味の付勢力によって、タブ20 0〜204が基板152に当接した状態で保持され得る。下向きの付勢力は、上向きの 付勢力の少なくとも2倍であることが好ましい。開口部270、272は、それぞれ、 スロット222〜226で規定される三角形およびスロット228〜232で規定される三角 形の中央に位置しており、この結果、テープ接触片160、164に作用する圧力がほ ぼ均等に分散される。 例示的なテープカートリッジ250は、ダイレクト駆動式であって、テープリー ル154、156がテープドライブ(図示せず)の駆動力を受ける駆動ホイール278を備 えている。カートリッジ250を包むカバー280が提供されている。カバー280は、 駆動ホイール278とテープドライブとの係合を許容する開口部284を備えているこ とが好ましい。ヒンジピン166によってカートリッジ250に取り付けられたドア28 2は、任意要素であって、カートリッジ250が駆動されないときにテープ158を保 護するものである。 テープガイドを製造してカートリッジの基板に組み込む方法は、幾つかの工程 からなる。最初に、連続するシート状の金属ブランク(この金属ブランクからテ ープガイドの構成要素の幾つかを製造することができる)が、例えばひずみ直し することによって平坦に維持される。金属ブランクが剪断されて、長方形のテー プ接触片が形成される。テープ接触片は、突出するタブが規則的に形成された頂 部端縁と底部端縁とを有しており、これによってテープガイドの鉛直方向の高さ が定まる。金属ブランクが剪断されて、頂部フランジ片と底部フランジ片とが形 成される。各フランジ片は、湾曲した端部および切欠部を備えている。テープ接 触片は、冷間圧延によって、テープガイドに組み込んだときの所定の曲率半径よ りも僅かに大きい曲率半径を有するように形成される。ポストが製造され、頂部 と底部のフランジ片に取り付けられる。テープ接触片の頂部端縁と底部端縁から 突出するタブが、頂部と底部のフランジ片の対応する切欠部と係合する。テープ 接触片は、スプリングとして作用し、テープガイドの形状を規定し維持する。テ ープ接触片の凸状の表面は、テープ支持面として平滑であることが望ましい。 ポストは、旋盤によって円筒状に形成されてもよい。その場合は、全体が円筒 状の本体と、それに続いて径が小さくなる円筒状の中径部および小径部が両側に 形成される。このテープガイドは、ポストの最も径の小さい小径部をカートリッ ジの基板に形成された開口部に挿入することによって当該基板に取り付けること ができる。 筒状のポストに代えて、金属ブランクを剪断加工して全体が平坦なポストを形 成してもよい。平坦なポストは、切欠部を有する上方部、切欠部を有する中央部 、および脚部を2つ有する下方部からなる。各脚部は外側にかえり部を有してい てもよい。かえり部は他方の脚部のかえり部に向かう向きとは反対の方向を向い ている。脚部はカートリッジ基板に形成された対応する開口部内に挿入されて、 テープガイドを基板平面内の所定の場所に位置決めして固定する。 平坦なポストは、金属ブランクを剪断加工して頂部フランジ片から連続する部 分として形成し、さらに頂部フランジ片に対して直角に折り曲げて、冷間加工に より形成して、頂部フランジ片として剪断加工された金属ブランクから延長され た部分として形成することができる。さらに、ポストの下方部分の少なくとも一 部分は、底部フランジから連続する部分として形成することができる。このこと は、ポストの下方部分の一部を底部フランジに対して直角に、頂部フランジから 延長された部分と同じ方向に折り曲げることにより、ポストを冷間加工によって 、底部フランジ用に剪断加工されたブランク片から延長された部分として形成す ることにより達成できる。両フランジの延長された部分は、それぞれ一対の脚部 を有している。各脚部の厚さは、組立後の脚部の厚さの半分である。半分の厚さ の脚部が合わされて脚部が完成する。 平坦なポスト108は、フランジ102、104に対して、テープ接触片106からの反力 に抗する垂直方向のばね荷重をかける。また、テープガイド100がポストの軸を 中心として水平面内で回転するのを防止する。このことにより、円筒状のポスト を形成する場合に比べて、以下に説明するように、旋盤で加工する工程、半剪断 加工によってフランジにボタン部を形成する工程、および基板に特別の開口部を 形成する工程が省略できる。ポスト108'が頂部フランジ片102'および底部フラン ジ片104'と一体的に形成される場合には、第4番目の構成要素としての別個のポ ストを省略できる。 テープガイド44、45、46、100、100'は、ガイドピン48に比べて非常に大きい 曲率半径を有している。曲率半径の大きなテープガイドにおける、表面積と表面 荒さとが、テープ22がテープ支持面と殆ど接触することなくテープガイドを通過 することを許容する。これは、テープ22が自己形成された空気層(self-acting a ir film)の上に乗るからである。実際、テープ22はガイド44、45、46の表面から 少なくとも1ミクロン持ち上げられる場合がある。これは、メカニカル・テクノ ロジー社の3808モジュールを使用するMTI1000フォトニック・センサ(MTI 1000 Fo tonic Sensor(Fotonicは登録商標))等のフォトニック・センサを使用して測定さ れる。曲率半径が大きいため、レイノルズの方程式から解るように、流体力学的 な持ち上げ作用が生じる。それは、テープ22とテープガイドとの間に空気層が形 成されるからである。この空気層は、既知のエアジェットシステムに頼ることな く形成することができる。これにより、テープ裏面とテープガイド表面との間の 摩擦を低減することができ、駆動力がほぼ25%軽減される。そして、エネルギー の浪費を抑えることができる。テープ22は、作動中にあるポイントにおいてはテ ープガイドと接触するが、まったく接触しないことが好ましい。上記の利点を達 成するためには、テープ22がテープガイドの周囲に沿うほとんどの部分において 該テープガイドと接触しなければ十分である。 同様に、テープのトラッキングがほぼ50%改善される。そして、直径2.5cmの テープガイドを使用して行ったテストに示されるように、テープガイド44、45、 46、100、100'を使用した場合には、テープ速度のランダムな変動もなくなる。 さらに、テープのテンションの範囲、つまりテープの始端から終端にかけての最 大テンションと最小テンションとの差が小さくなる。これにより、テープラップ ピンが不要になる。テストでは、一様な曲率半径(0.27cm)のテープガイドと、一 様な曲率半径(0.95cm)のテープガイドと、曲率半径が一様でなく1.27〜0.64cmま で変化するテープガイドと、一様な曲率半径(1.27cm)のテープガイドとにおいて 、摩擦駆動力が比較された。半径の大きいテープガイドは一律に、要求される摩 擦駆動力が小さい。前記4つのテープガイドを使用し、0.76m/s(30インチ/s) 、1.52m/s(60インチ/s)、2.29m/s(90インチ/s)、3.05m/s(120インチ/s)の 4種類のテープ速度において、以下の表に示される摩擦駆動力(ニュートン)が得 られた。 このような大きな曲率半径は、0.6cm〜1.27cmの範囲内で一様であってもよい 。 データカートリッジ内のスペースは限られているので、代わりの構成として、テ ープガイドの曲率半径を変化させてもよい。例えば、図1に示されているように 、両端部においては曲率半径を大きくして、中央部の曲率半径を0.6cmと小さく してもよい。図1に示されているように、2つのテープガイド44、46の形状を異 ならせて、カートリッジ内の異なる位置における異なる制限に対応することもで きる。曲率半径の変化するポイントには、表面仕上げが施される。表面仕上げに は、例えば、3ミクロン等級で1ミル(mil)のバッキングが施された3Mのブラ ンドのインペリアル・ラッピング・フィルムのような3ミクロンのラッピングフィ ルムが使用される。図2に示されているように、曲率半径が一様でないテープガ イド44Aは、曲率半径が一様なテープガイド44Bよりもかなり小さい。一様でな く変化する曲率半径は、3つの異なる曲率半径の単なる組み合わせであっても、 曲率半径が一様でない楕円または双曲線等であってもよい。図2において、テー プガイド44Bは、曲率半径が1.27cmで一様なテープガイドを示しており、テープ ガイド44Aは、両端部での曲率半径が1.27cmで、その間での曲率半径が0.6cmで あるテープガイドを示している。 両端部において曲率半径が大きいため、テープがどちらの方向に走行している 場合であっても、テープガイド44、45、46、100、100'への入口における曲率半 径が大きくなる。テープガイドの中間部における曲率半径は小さく、空気層が形 成されるには大きな曲率半径が必要であるが、大きな半径部により一旦空気層が 支持層として形成されると、その後に曲率半径の小さい部分が続いていても、空 気層は維持されるものと考えられる。このように、流体力学的な持ち上げ作用は 曲率半径が小さい部分においても得られ、テープ裏面とテープガイド表面との間 の摩擦を低減する。曲率半径が変化するテープガイドによっても、同様にテープ 裏面とテープガイド表面との間の摩擦損失を小さくできるということ、およびこ れらの摩擦損失は一様な曲率半径(0.25cm)の既知のテープガイドにおける摩擦損 失よりも小さいということがテストにより確かめられた。 さらに、曲率半径の大きなテープガイド44、45、46、100、100'(その曲率半径 が一様であるか変化するかは無関係)およびフランジ96が、テープ22がテープガ イドに導入されるための長いトラフを構成する。テープガイドは案内面として機 能し、長い形状に構成されると、テープを装着するときのミスを少なくする。ト ラフが長い場合には、磁気テープが読取/書込ヘッドを通過する前に、その走行 方向を定め、案内し、そして位置決めする。こうして、カートリッジ内でのテー プの不安定走行を防止し、リールへの巻き付きを改善し、そしてテープのトラッ キングが改善される。また、トラフは、トラッキング域においてテープハブの影 響を小さくする。 テープガイドの表面の平滑性を変えるとテープとテープガイドとの間における 空気層の形成に影響を及ぼすことができるので、テープガイド44、45、46、100 、100'に表面仕上げを施すことにより、カートリッジ10の性能に影響を及ぼすこ とができる。仕上げが荒すぎると空気層は形成されない。仕上げが平滑すぎると 、低いテープ走行速度における駆動力性能の低下を招いてしまう。タイプ303の ステンレス鋼から作られたテープガイドであって、その表面が3ミクロンのダイ アモンド粒を有するラッピングフィルムで研磨され、平均荒さが0.013〜0.038ミ クロン(0.5〜1.5マイクロインチ)の範囲で表面仕上げされたものは、良好に機能 することがテストにより解った。表面の計測は、テイラーホブソン・タリサーフ・ プロフィルメータ(Taylor-Hobson Talysurf profilometer)を使用して行なわれ た。このように、必要がある場合には、テープガイドの曲率半径や表面荒さを選 択して所望レベルの空気層を形成することにより、カートリッジの性能を変更す ることができる。 テープガイドモジュール150を製造して、カートリッジの基板152に組み込んで 取り付ける方法は、既に述べた製造方法と同様である。金属ブランクが剪断され て、頂部端縁190および底部端縁198を有する略長方形のテープ接触片160、164が 作られ、テープガイドの鉛直方向高さ“d”が定められる。テープ接触片160、16 4の頂部端縁190および底部端縁198には、突出するタブ192、194、196、200、202 、204が規則的に形成されている。金属ブランクが剪断されて、それぞれが湾曲 した端縁174と切欠部222〜232とを有する頂部プレート220および底部プレート25 2が作られる。テープ接触片160、164が冷間圧延によって曲率半径“R”に湾曲 され る。曲率半径“R”は、該テープ接触片160、164をテープガイドモジュール150 へ組み込んだ後における所定の最終的な曲率半径“r”よりもやや大きい。テー プ接触片160、164の冷間圧延に使用されるダイは、テープ支持面208がテープ搬 送方向に直交する軸に沿って真直ぐであるか、またはやや凸状となるように、や や凸状であることが好ましい。 カレンダー工程によって、テープ接触片160、164の表面仕上げが改善されるこ とが分かっている。したがって、テープ接触片160、164は研摩を必要とせず、低 コストの材料を使用することができる。比較的標準的なグレードの材料を使用し て、カレンダー処理が施された表面は高度に研摩された表面(N2)およびフラ イング(flyng)を維持することができる。 ポスト構造部260、262が作られて、基板152に取り付けられる。テープ接触片1 60、164の頂部端縁190および底部端縁198から突出するタブ192〜196および200〜 204が、頂部プレート220および底部プレート252の対応する切欠部222〜232およ び222'〜232'内に連結される。テープ接触片160、164はスプリングとして機能し 、テープガイドモジュール150を規定し維持する。そして、テープガイドモジュ ール150は、基板152上のポスト260、262に載せられて、通常の手段によって固定 される。ポストは、図9〜12に示したポスト108と同様に全体的に平坦な形状で あってもよいということが理解できる。その製造方法および組付けについては、 既に説明した。 テープ接触片160、164の表面積、平滑性、および横方向における真直ぐまたは やや凸状の形状のおかげで、テープ158は自己形成された空気層に乗ることがで きる。実際、テープ158がテープ接触片160、164から少なくとも1ミクロン持ち 上がる場合がある。この結果、テープとテープ接触片とが接触することによって 生じる屑(この屑は、テープドライブの動作を妨げてしまう)を少なくすることが でき、テープドライブを作動させるのに必要なパワーが低減される。しかしなが ら、このような効果を達成するために、テープがテープガイドに進むとき、また はテープガイドから離れるときに、該テープガイドに対する位置合わせが適正と なるように、テープガイド組立時に多大が注意が払われること、すなわち、組み 立てられたガイド、リール、リールピン、その他の要素がカートリッジ内に注意 深く配置されることが好ましい。 以上説明した例示的な具体例は、本発明の範囲を限定するものではないという ことを理解すべきである。この分野における当業者であれば、以上の説明を参考 にして、本発明に他の修正を加えることは容易である。以上の説明は、本発明を 明瞭に開示する具体的な例示を目的としたものである。したがって、本発明は、 ここに開示した具体例や、特定の要素、寸法、材料および形態に限定されるもの ではない。添付の請求の範囲の精神およびその広い範囲に包含される本発明のす べての修正および変更が含まれる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.テープカートリッジの読取/書込領域を通過して長手方向にテープを案内す るテープガイドモジュールであって、 頂部端縁および底部端縁を有しており、さらに自身のテープ支持面に沿 う長手軸を有する第1および第2のテープ接触片と、 第1および第2のテープ接触片の頂部端縁および底部端縁に沿って設け られた取付手段と、 第1および第2のテープ接触片の頂部端縁に設けられた取付手段と係合 するとともに、該第1および第2のテープ接触片を読取/書込領域の第1および 第2の対向する側方位置に凸状形態で保持する受入手段を複数備える頂部プレー トと、 第1および第2のテープ接触片の底部端縁に設けられた取付手段と係合 するとともに、該第1および第2のテープ接触片を読取/書込領域の第1および 第2の側方位置に凸状形態で保持する受入手段を複数備える底部プレートと、 頂部プレートと底部プレートとを隔離状態で支持する支持手段と、 テープガイドモジュールをテープカートリッジに固定する装着手段と、 を備えており、 第1および第2のテープ接触片は、頂部プレートと底部プレートとを一定距離 をおいて隔離しており、 支持手段は、該一定距離よりも僅かに小さい距離だけ頂部プレートと底部プレ ートとを隔離しており、この結果、第1および第2のテープ接触片が頂部プレー トと底部プレートとの間に保持されている、テープガイドモジュール。 2.前記支持手段が少なくとも2つのポスト構造部によって構成されており、各 ポスト構造部は、それぞれが第1および第2のテープ接触片の近傍に配置されて いる、請求項1記載のテープガイドモジュール。 3.前記少なくとも2つのポスト構造部がテープガイドモジュールをテープカー トリッジ上に装着し、 各ポスト構造部は、頂部プレートと底部プレートとの間に配置される中央の大 径部分と、該大径部分の両端に設けられており頂部プレートと底部プレートとの それぞれに設けられた開口部を貫通して延びる小径の端部部分とを含んでいる、 請求項2記載のテープガイドモジュール。 4.前記支持手段が凸状のテープ接触面の曲率半径よりも小さな曲率半径のポス ト構造部を備えている、請求項1〜3のいずれかに記載のテープガイドモジュー ル。 5.前記頂部プレートの一部がテープ接触面を縁取るフランジを構成しており、 リールに対してテープを位置合わせしている、請求項1〜4のいずれかに記載の テープガイドモジュール。 6.前記受入手段が、第1曲率半径を定めるように頂部プレートおよび底部プレ ートに配置・形成されたスロットで構成されており、 第1および第2のテープ接触片は、それぞれ上記第1曲率半径よりも大きい曲 率半径を有しており、その結果、各テープ接触片が受入スロットを有する表面に 対して付勢されている、請求項1〜5のいずれかに記載のテープガイドモジュー ル。 7.前記テープ支持面が長手軸に直交する軸に沿って凸状とされている、請求項 1〜6のいずれかに記載のテープガイドモジュール。 8.前記テープ支持面が長手軸に直交する軸に沿って真直ぐである、請求項1〜 7のいずれかに記載のテープガイドモジュール。 9.前記装着手段が底部プレートとテープカートリッジとの間に配置されたガイ ドスペーサを含んでいる、請求項1〜8のいずれかに記載のテープガイドモジュ ール。 10.前記装着手段がテープカートリッジと底部プレートとの間に配置された付勢 手段を含んでおり、該付勢手段は、底部プレートを頂部プレートに向けて付勢す る、請求項1〜9のいずれかに記載のテープガイドモジュール。
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