JP3506711B2 - データカートリッジに使用するテープガイドモジュール - Google Patents

データカートリッジに使用するテープガイドモジュール

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JP3506711B2 JP50322896A JP50322896A JP3506711B2 JP 3506711 B2 JP3506711 B2 JP 3506711B2 JP 50322896 A JP50322896 A JP 50322896A JP 50322896 A JP50322896 A JP 50322896A JP 3506711 B2 JP3506711 B2 JP 3506711B2
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    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
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    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/087Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using two different reels or cores
    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08757Guiding means
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/605Guiding record carrier without displacing the guiding means

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  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は、リールからリールへとテープを送るデータ
テープカートリッジにおいて、テープを案内するテープ
ガイドに関する。さらに詳しくは、データカートリッジ
の読取/書込領域の両側近傍の位置に配置され得るよう
に構成された一対のテープガイドを備えるテープガイド
モジュールに関する 関連技術の説明 米国特許第3692255号明細書(フォン・ベーレン)に
開示された、ベルト駆動式のデータテープカートリッジ
は、コンピュータにおける標準的なインターフェイスと
なった。コンピュータに使用されるテープは、急激に加
速されたり減速されたりすることが必要である。リール
からリールへとテープが案内されるテープカートリッジ
においては、弾性体でできた駆動ベルトが、テープリー
ル近傍に配置されたコーナー案内ローラを通るベルト経
路に沿って配置されており、リールに巻かれているテー
プと接触し、そしてテープをリールからリールへと案内
する。テープ経路は、カートリッジの一縁に沿って、当
該一縁に設けられた切欠部を横断してリールとリールの
間に延びている。この切欠部において、読取りや書込み
のための磁気ヘッド等のトランスデューサによるテープ
へのアクセスが行なわれる。磁気ヘッドは、該カートリ
ッジを受け入れるテープ駆動機構の一部分である。テー
プ経路は、ガイドピン、一対のテープガイド、および
(ある種のカートリッジにおいては)一対のテープラッ
プピンによって定まる。テープラップピンの1つは、テ
ープガイド近傍において各リールの間に配置されてお
り、テープの向きを、リール上のテープとテープガイド
との間の直線状のテープ経路から変更せしめる。これに
より、リール上に巻き付けられるテープの量が増える
と、テープとテープラップピンとの間の摩擦を伴う両者
の係合が増大する。そして、磁気ヘッドの位置において
一定のテープテンションが維持される。
同様に、リールからリールへとテープを送るダイレク
ト駆動式のカートリッジにおいても、カートリッジの切
欠部を横断して延びるテープ経路が存在する。この切欠
部は、テープがテープ駆動機構内の読取/書込ヘッドと
結合する読取/書込領域を定めている。
ベルト駆動式およびダイレクト駆動式のいずれのテー
プカートリッジにおいても、テープが読取/書込ヘッド
と結合する際の精度が増加するに伴って、許容テープ速
度および記憶容量(すなち、データ密度)も増加する。
したがって、テープガイドの位置合わせをさらに改善す
ることによって、テープ駆動性能に対して直接的かつ積
極的な効果を及ぼすことができる。
ダイレクト駆動式およびベルト駆動式のいずれのテー
プカートリッジも、駆動力を最低限度に維持すると同時
に、最低限度のテープテンションを必要としている。テ
ープがリールからリールへと移動するときテープテンシ
ョンはある一定レベルよりも小さくなってはいけない。
さもなければ、読取/書込ヘッドとテープとの間の接触
が不十分となってしまう。達成される最低限度のテープ
テンションは、カートリッジの適切な作動を確保するた
めに十分な大きさとすべきである。同様に、最大限必要
とされる摩擦駆動力は、駆動モータの出力限度内におい
てカートリッジの作動を確保するためにできるだけ小さ
くすべきである。このように、摩擦駆動力については制
限がある。摩擦駆動力は、駆動力の一部分であって、テ
ープ裏面とテープガイドとの間の境界における出力ロス
に影響を及ぼすものである。摩擦駆動力を最小化するこ
と、およびテープトラッキングを改善することは、テー
プとテープガイドとの間の境界における摩擦(データカ
ートリッジにおける駆動力のほぼ1/3に相当する)を最
小化することによって達成することができる。
初期のテープガイドは、複数の別個の構成要素をリベ
ットを使用して組み立てることにより作られていた。上
部および底部のフランジまたはワッシャが、テープガイ
ドのスペーサの端部に取り付けられていた。しかし、こ
のような組立てシステムにおいては、時間が経過するに
つれて、その作動の正確さが失われる。
射出成形されたプラスチック部品は、大量生産が可能
であるが、耐久性が十分ではなく、脱落の危険があり、
範囲の狭い許容差を維持することができず、使用に際し
て剛性を維持することが困難である。さらに、誘電的な
作用によって、静電気が発生し、塵が集まってしまう。
広く使用されているテープガイドは、一片の材料から
作られており、例えば、磁性を有しないステンレス鋼等
の塊から、機械加工、研磨または鋳造される。このよう
に単一片からなる構造においては、テープガイドは、フ
ランジとその他の部分との間の距離を正確に維持できる
ように機械加工される必要がある。正確な寸法を有する
テープガイドの金属材料としてステンレス鋼を使用する
ことは、高価な部品を必要とすることになる。それは、
ステンレス鋼を加工するために利用できる方法が限られ
ているからである。
発明の概要 本発明は、データカートリッジの読取/書込領域の対
向する両側の位置に配置できるような構造とされた一対
のテープガイドを備えるテープガイドモジュールに関す
る。
本発明のテープガイドモジュールは、頂部端縁および
底部端縁を有する第1および第2のテープ接触片を備え
ている。複数のタブが頂部端縁および底部端縁に沿って
設けられている。各テープ接触片は、頂部プレートと底
部プレートとの間に保持される。各プレートには複数の
タブスロットが形成されており、これらのタブスロット
は、テープ接触片をデータカートリッジの読取/書込領
域の対向する両側に配置し得るように配列されている。
第1および第2のテープ接触片は、頂部プレートと底部
プレートとを一定距離をおいて隔離する。他の支持部材
が追加採用されており、頂部プレートと底部プレートと
の隔離状態を維持する。支持部材はテープ接触片の幅よ
りも僅かに短く、したがって、頂部プレートは底部プレ
ートへ向けて付勢される。好ましい具体例においては、
テープガイドモジュールは、テープカートリッジの基板
に取り付けられる。底部プレートとカートリッジの基板
との間には、底部プレートを頂部プレートへと向けて付
勢する付勢機構が挿入されている。
テープ接触片は、磁性を有していないステンレス鋼等
の可撓性材料から構成される。テープ接触片は、冷間圧
延によって、頂部プレートおよび底部プレートに形成さ
れたタブスロットによって規定される曲率半径よりも大
きな曲率半径を有するように形成される。この結果、テ
ープ接触片は、各プレートと係合したときに板ばねのよ
うに機能する。
テープ接触片は、テープ搬送方向に直交する軸に沿っ
て真直ぐであるか、または僅かに凸状とされている。テ
ープ接触片の真直ぐ、または凸状の状態に起因して、テ
ープとテープ接触片との間に空気層が形成され、その結
果、テープとテープガイドとの間の摩擦が低減される。
テープ接触片の平坦なブランクがカレンダー工程によ
って、テープ接触片とされる。カレンダー工程において
使用されるダイは、僅かに凸状であって、テープ接触片
が横方向に凹状となってしまうことを防止している。さ
らに、カレンダー工程によって、テープ接触片の表面仕
上げおよび硬度が改善される。したがって、研摩仕上げ
を必要としない。
好ましい具体例においては、頂部プレートの一部がテ
ープ接触片の表面を縁取るフランジを構成しており、テ
ープガイドモジュールに対してテープを位置合わせして
いる。
本発明のテープガイドモジュールは、ダイレクト駆動
式やベルト駆動式のカートリッジを含む多様なタイプの
カートリッジ形態に対して使用可能であるということが
理解できる。
他の具体例としてのハブ駆動式のテープカートリッジ
は、基板および該基板に設けられた一対の回転テープリ
ールを備えている。ハブは、テープリールを回転させる
トルクを伝達する駆動ホイールを備えている。磁気テー
プがテープリールに巻き付けられる。テープガイド構造
体が基板に取り付けられており、読取/書込領域を通過
して長手方向にテープを案内する。好ましい具体例にお
いては、読取/書込領域は、基板の切欠部近傍に位置し
ている。
図面の簡単な説明 図1は、ベルト駆動式のデータ・テープ・カートリッ
ジの平面図である。カバーは図示されておらず、本発明
のテープガイドが取り付けられている。
図2は、曲率半径が一様なテープガイドと曲率半径が
変化するテープガイドとを比較して示す説明図である。
図3は、本発明のテープガイドの他の具体例を示す斜
視図である。
図4は、図3に示されたテープガイドのテープ接触片
を示す斜視図である。
図5は、図3に示されたテープガイドのフランジ片を
示す斜視図である。
図6は、図3に示されたテープガイドのポストを示す
斜視図である。
図7は、図3に示されたテープガイドの上面図であ
る。
図8は、本発明のテープガイドの他の具体例の上面図
である。
図9は、本発明のテープガイドの他の具体例を示す斜
視図である。
図10は、図9に示されたテープガイドを他の方向から
見た斜視図である。
図11は、図9に示されたテープガイドの側面図であ
る。
図12は、図9に示されたテープガイドの変形例を示す
斜視図である。
図13は、テープカートリッジの基板の斜視図である。
好ましいテープガイドモジュールと磁気テープとの係合
を示している。
図14は、好ましいテープ接触片を形成する平坦金属の
形状を示している。
図15は、好ましいテープ接触片の側面図である。
図16は、好ましいテープ接触片の斜視図である。
図17は、テープガイドモジュールに好適な頂部プレー
トを示す斜視図である。
図18は、本発明のテープガイドモジュールを使用した
例示的なテープカートリッジの分解図である。
図19は、テープガイドモジュールに好適な底部プレー
トを示す斜視図である。
好ましい具体例の詳細な説明 図面には、テープドライブ(図示せず)として知られ
る記録および(または)再生機に使用される多様なデー
タカートリッジが示されている。一般的にテープドライ
ブは支持フレームを有しており、支持フレームは、水平
のカートリッジ支持デッキを有している。カートリッジ
支持デッキは、磁気トランスデューサまたは記録ヘッド
を支持し、そして場合によっては反転駆動モータも支持
する。駆動モータのシャフトは、駆動ローラを貫通して
延びていて該駆動ローラを支持デッキの上方に保持して
いる。ガイドは、カートリッジを支持デッキ上に位置せ
しめている。図1は、本発明のテープガイドを備えたテ
ープカートリッジを上から見た図である。カートリッジ
10は、略長方形の薄い収容体である。
図1に示されているように、カートリッジ10は、基板
12およびカバー(図示せず)を備えている。2つのテー
プリール14、16は、カートリッジ10内の基板12に押し込
まれた各テープリールピン18、20上で回転する。磁気テ
ープ22が、駆動システムによってリールからリールへと
駆動される。駆動システムには、駆動ローラピン26上で
自由に回転できるように保持されている駆動ローラ24が
含まれる。駆動ローラ24は、駆動ベルト28を駆動する。
駆動ベルト28は、コーナー案内ローラ30、32およびテー
プリール14、16に沿って巻き付けるように配置されてい
る。案内ローラ30、32は、駆動ベルト28を案内するもの
であって、ピン34、36上で自由に回転できるように取り
付けられている。ピン34、36は、カートリッジ基板12の
前縁壁40に平行な後縁壁38の対向するコーナー部に取り
付けられている。前縁壁40には、磁気記録ヘッドが磁気
テープ22にアクセスするための切欠部42が形成されてい
る。カートリッジ10の不使用時には、ドア(図示せず)
が切欠部42を閉じる。テープドライブの駆動ローラがア
クセスするための開口部(図示せず)が、前縁壁40に形
成されている。
駆動ベルト28は、薄くて、連続的であって、柔軟で、
そして弾性を有する。ベルト28は、駆動ローラ24および
コーナー案内ローラ30、32に沿うベルト経路上に配置さ
れており、テープリール14、16上のテープ22と接してい
る。テンションをかけない状態での駆動ベルト28の長さ
は、ベルト経路の長さよりも短い。したがって、ベルト
経路に沿って引っ張られたとき、ベルト28にはテンショ
ンが生じる。このテンションにより、ベルト28とテープ
リール14、16との間や、案内ローラ30、32と各ピン34、
36との間には、摩擦係合力または横荷重(side load)
が生じる。さらに、摩擦係合力によって、テープ層が互
いに押圧されるため、テープリール14、16に巻かれたテ
ープの隣接するテープ層が相対的にずれることや供給リ
ールからのテープ22がずれることが防止される。摩擦係
合力の大きさはベルトのテンションに依存するので、テ
ープのテンションおよび駆動力もベルトのテンションに
依存する。
案内ローラ30、32は、所定の摩擦係数を有しており、
各案内ローラ30、32と各ピン34、36との間に所定の摩擦
係合を提供する。この摩擦係合により、駆動ベルト28
は、案内ローラ30、32を通過するときに所定量だけ遅
れ、ベルト28のテンションが増加する。そして、テープ
リール14と16との間においてテンションが適切に低下す
る。
テープガイド44、46が、基板12上に配置されていて、
磁気テープ22をテープリール14から16へ、またはテープ
リール14から16へと案内する。ガイドピン48が基板12上
でテープガイド44と46との間に配置されていて、テープ
ガイド44、46が磁気テープ22をガイドするのを助ける。
テープラップピンは必要ではないが、それらを使用して
もよい。
テープ22は、テープリール14と16に互いに反対方向に
巻き付けられている。リール14と16との間でのテープ案
内経路は、テープガイド44、46およびテープガイドピン
48によって定められる。一方のテープガイド44は、カー
トリッジ10の前縁壁40に沿って切欠部42の片側に配置さ
れている。他方のテープガイド46およびガイドピン48
は、カートリッジ10の前縁壁40に沿って切欠部42の他方
の側に配置されている。
本発明の発明者は、機械加工により大量生産された、
一片からなる3次元構造のステンレス鋼製テープガイド
の欠点は、打抜き技術および剪断技術を使用してテープ
ガイドを複数の構成要素から製造することによって大幅
に減じ得ることを発見した。各構成要素の加工を注意深
く行えば、妥当な価格での大量生産は可能である。従来
の知識によれば、打抜きや剪断加工が施された金属部品
は、カートリッジテープガイドのように非常に精密な製
品には適さないと考えられてきたが、本発明の発明者
は、特定のタイプの剪断された金属部品はある厚さを有
する場合には、精密な製品にも適用できるということを
悟った。図4を参照すると、力が矢印Aの方向に加わる
と、この構成要素は容易に湾曲して、以下に説明するよ
うに、湾曲部、角部、プレストレス部等を生じ、スプリ
ング荷重として挙動する。しかし、矢印Aに直交する矢
印Bの方向に力が加わった場合には、この構成要素はそ
の面内における強度が高いので、その位置を固定して、
許容誤差も固定され、スプリング機能がロックされる。
この原理が、打ち抜かれたテープガイドの案内方法の設
計において考慮された。
図3〜図8に示されているテープガイド45は、幾つか
の別個の構成要素からなる。頂部と底部のフランジ片50
と52は、テープ接触片54およびポスト56によって隔てら
れている。頂部フランジ片50と底部フランジ片52とは同
一のものではない。各フランジ片は、略半円形であって
片側が一様な曲率半径で湾曲していてもよい。図示され
た具体例においては、湾曲した側部58の曲率半径は一様
ではない。
各フランジ片50、52には、2つの半剪断部またはボタ
ン部60、62が形成されている。底部フランジ片のボタン
部60、62は、テープガイド45をカートリッジ10の基板12
上に位置決めする。頂部フランジ片のボタン部60、62
は、テープガイド45を組立て工具上に位置決めする。頂
部フランジ片50上のボタン部60、62は、フランジ片50の
上側表面64から突出しており、底部フランジ片52上のボ
タン部60、62は、フランジ片52の下側表面66から突出し
ている。底部フランジ片52のボタン部60、62は、基板12
の開口部に受け入れられて、テープガイドがポスト56を
中心として回転するのを防止する。さらに、各フランジ
片50、52は3つの切欠部68、70、72を有する。そのうち
の2つは、それぞれ、フランジ片の湾曲した側部58と真
直ぐな側部74との各境界部近傍に位置しており、残りの
1つは、湾曲した側部58の中央に位置している。切欠部
68、70、72は、テープ接触片54を確実に保持固定する。
ポスト56は、円筒状で、中央の大径部76を1つと端部
の小径部78を2つ備えている。大径部76はフランジ片50
と52の間に配置され、小径部78はフランジ片50、52に形
成された開口部79を通って外側に延びている。大径部76
と小径部78との間に形成された中径部77により、テープ
ガイドの高さが決まる。ポスト56の中径部77および小径
部78は、開口部79に圧入されており、組み立てられたテ
ープガイド45の各構成要素を所定の位置に維持して、テ
ープガイド45の一体性を高めている。さらに、ポスト56
は、主要な装着要素であり、テープガイド45を、カート
リッジ10の基板12に取り付ける。
テープ接触片54は湾曲しており、テープガイド45に組
み入れられたとき、テープ支持面80を構成する。テープ
支持面80の曲率半径は、フランジ片50、52の曲率半径に
実質的に等しい。テープ接触片54は、湾曲される前は略
長方形であって、外側に突出する3組のタブ82、84、86
を備えている。テープガイド45が組み立てられたとき、
タブ82、84、86は、フランジ片50、52の各切欠部68、7
0、72に受け入れられる。テープ接触片54は一種の板ば
ねとして作用する。この板ばねは、フランジ片50と52の
間に組み入れられたときに荷重を受けて、図7に示され
るように、フランジ片50の表面部50Aと接触する。同様
に、テープ接触片54はフランジ片52の対応する表面部に
接触する。テープ接触片54は、組込時よりも小さな曲率
半径で形成されていて(underformed)も、大きな曲率
半径で形成されていて(overformed)もよい。いずれの
場合にも、テープ接触片54は、フランジ片50と52との間
に組み入れられたときに、内的付勢力に抗して湾曲し、
これによって、テープ接触片54はフランジ片50と52との
間に確実に保持される。
下側のタブ82、84、86は、カートリッジ10の基板12上
に直接着座することができ、各フランジ片を平行に保
ち、テープガイドの高さを定める。このことは、また、
底部フランジ片52と基板12との間の間隔を維持するとい
う点からも有益である。このような形態は、フランジ片
50、52を精密に製造しなければならないという制限を緩
和する。つまり、各フランジ片はあまり精密でなくても
よい。組立時にフランジ片50、52に荷重をかけると、底
部フランジ片52が頂部フランジ片50へ向けて付勢され、
いかなる不正確さも排除され、フランジは平坦になる。
図3に示されているように、テープガイド45の支持面
はフランジ96を形成する。フランジ96は、フランジ片5
0、52で構成されており、テープ22をトラフ98内に案内
する。図8に示されているように、テープ接触片54は、
フランジ片50と52との間で湾曲して保持されたときに、
フランジ片50の表面部50A、50Bの両方と接触するように
構成することもできる。このとき、テープ接触片54は、
フランジ片52の両方の表面部とも接触する。
各構成要素からのテープガイド45の組み立ては、全体
として自動化することができ、いわゆる“ワッチプレー
ト構造(watch plate construction)”の一種である。
つまり、頂部および底部のフランジ片50、52は、タブ8
2、84、86と切欠部68、70、72との係合を介してテープ
接触片54によって互いに位置合わせされている。この構
造においては、各構成要素は打ち抜きにより形成され、
しかも機械加工およびグラインディングによる場合と同
様の精度を有する。このようなテープガイド45は、大量
生産する場合には、現在流通している一片からなる一体
的なテープガイドのほぼ1/2のコストで生産し組み立て
ることができる。以上のことは、後述する頂部および底
部のプレート220、252、および左右のテープ接触片16
0、164にもあてはまる。
図9〜図11は、他の具体例であるテープガイド100を
示している。テープガイド100もまた、4つの個別の構
成要素からなっており、以下に述べる点を除いて、図3
〜図8に示されたテープガイド45と同様のものである。
頂部および底部のフランジ片102、104は、テープ接触片
106およびポスト108によって隔てられている。頂部フラ
ンジ片102と底部フランジ片104とは同一のものではな
い。各フランジ片102、104は、概ね半円形であって側部
110が湾曲している。側部110の曲率半径は一様ではな
い。各フランジ片102、104は、腕部112および切欠部114
を備えている。切欠部114は、湾曲した側部110の中央に
位置している。腕部112と切欠部114とが、テープ接触片
106を固定する。テープ接触片106は、タブ122、123、12
4を備えている。タブ122は腕部112と当接して配置さ
れ、タブ123切欠部114内に受け入れられる。タブ124
は、フランジ片102、104の真直ぐな側部118に当接して
配置される。図3〜図8に示された具体例の場合と同様
に、テープ接触片106は、テープ支持面として機能し、
湾曲している。また、テープガイド100に組み入れられ
たときに、フランジ片102、104の湾曲した側部と実質的
に同一の湾曲形状を有する表面120を構成する。頂部お
よび底部のフランジ片102、104に、切欠部103、105を形
成してもよい。
ポスト108は、全体が平坦であって、真直ぐな側部118
のほぼ半分の長さで延びている。しかし、他の長さのも
のを使用することもできる。ポスト108は、中央部126を
備えており、頂部フランジ片102に重なる上方部128を有
していてもよい。ポスト108は2組の切欠部を備えてい
る。ポスト108の上方部128に形成された切欠部と上方部
128とが、頂部フランジ片102の切欠部103内に受け入れ
られる。
ポスト108の中央部126の底部には、2つの脚部130、1
32が形成されている。各脚部は、それぞれ、かえり部13
4、136を備えている。図示されているように、かえり部
134、136は、互いに他方の脚部に形成されたかえり部に
向かう向きとは反対の方向を向いており、それぞれがテ
ープガイド100の外側を向いている。ポスト108の脚部13
0、132に形成された切欠部と脚部130、132とが、底部フ
ランジ片104の切欠部105内に受け入れられる。テープガ
イド100がデータカートリッジに組み入れられたとき、
カートリッジ基板12に形成された大きな1つの開口部ま
たは小さな2つの開口部内に、脚部130、132の端部が受
け入れられる。そして、かえり部134、136が開口部の壁
部と係合して確実にテープガイドを支持する。ポスト10
8は主要な装着要素であって、テープガイド100をカート
リッジ10の基板12に装着する。さらに、テープガイド10
0の組み付けにおいて、ポスト108は、組み立てられたテ
ープガイド100をテープカートリッジ組立体上の所定位
置に運ぶキャリアとしても使用される。
テープガイド100が組み立てられたとき、フランジ片1
02と104との間の平坦なポスト108に沿う直角方向の長さ
は、テープ接触片106の幅よりも小さい。このような構
成により、ポスト108がばね荷重を提供し、フランジ片1
02、104をテープ接触片106に対して直角となる位置にロ
ックする。そして、テープ接触片106とフランジ片102、
104との接触を維持し、フランジ片102と104との間の間
隔を定める。さらに、ポスト108は、テープガイド100が
ポストの軸を中心として水平面内で回転するのを防止す
る。このことが可能なのは、基板12に形成された1また
は2の開口部内に脚部130、132が挿入されるからであ
る。
テープガイド45のタブ82、84、86と同様に、タブ12
2、123、124は、テープガイド100がカートリッジに取り
付けられたときに基板12の表面に届くぐらい長くてもよ
い。その場合、タブは、テープガイド100を基板12に対
して直角に維持すること、テープ接触片106の高さを維
持すること、そして、テープガイド100がぐらつくこと
を防止することを助ける。
図12においては、ポスト108'と頂部フランジ片102'と
が1つの要素として形成されている。この要素は、上方
部128'においてポスト108'とつながっており、その部分
は頂部フランジ片102'に対して直角に曲がっている。さ
らに、底部フランジ片104'は、フランジ140を有してい
る。フランジ140は、フランジ片104'と一体成形されて
おり、フランジ片104'に対して直角に曲がっている。フ
ランジ140は、ポスト108'の脚部130、132とともに、テ
ープガイド100'がカートリッジ内に確実に保持されるこ
とを助ける。
図1に示された具体例においては、テープガイドの本
体88は扇形であり、湾曲したテープ支持面90および長さ
の異なる2つの平面部92、94を有している。支持面90と
交わる平面部92は、カートリッジ内で隣接するテープリ
ールに近接して配置されるものであって、他方の平面部
94よりも長い。このような構成により、製造工程が改善
され、テープガイドのテープカートリッジへの装着が容
易になる。
図13は、基板152に取り付けられた他のテープガイド
モジュール150を示す斜視図である。磁気テープを装着
した前方および後方のテープリール156、154が基板152
に回転可能に取り付けられている。テープ158は経路に
沿って移動するが、この経路は、前方テープリール156
から、右側のテープ接触片160を通って、読取/書込領
域162を通過し、さらに左側のテープ接触片164を通っ
て、そして、後方テープリール154へと戻るものであ
る。読取/書込領域162は基板152の切欠部168の近傍に
設けられており、テープ158は、該切欠部168の近傍空間
に支持されて、テープドライブ(図示せず)の読取/書
込ヘッドと係合する。
テープガイドモジュール150は、後に詳しく説明する
が、大量生産が可能な単一構造を提供している。そし
て、読取/書込領域162の両側に配置された一対のテー
プ接触片160、164を備えている。テープ接触片160、164
が単一モジュールまたは単一構造の部分として接続され
ているので、許容誤差を最小化することができる。特
に、テープの頂部端縁および底部端縁に沿って測った経
路長はほぼ同一である。したがって、テープの横方向お
よび縦方向のテンションはほぼ一定である。さらに、テ
ープガイドモジュール150は、基板152に対する傾斜合わ
せ(tiltalignment)が容易である。
テープガイドモジュール150は、基板152の端縁上の貫
入基準170A、170B、170Cおよび基板152の頂面および底
面のガイド板基準172A、172B、172Cに対して位置合わせ
されている。これらの基準点は、データカートリッジ
(図18参照)をテープドライブ(図示せず)内に位置合
わせするのにも使用される。全てのガイド板基準点は基
板152の頂面から測定することが好ましいが、データカ
ートリッジのカバー(図18参照)がアクセスを妨害する
ことが理解できるであろう。したがって、その代わりに
基準点172Cは、基板152の底面上におけるテープリール
ピン180近傍の位置において測定されている。
テープリールピン180、182(図18参照)は、テープガ
イドモジュール150の位置および各基準点170A〜170C、1
72A〜172Cを基準として、基板152に挿入されている。好
ましいテープガイドモジュール150は、テープリール15
4、156に対して、±0.0508mmの精度で位置合わせできる
ということが分かった。
図14は、好ましいテープ接触片160、164の金属板形状
を示す正面図である。以下に説明するように、テープ接
触片160、164は、磁性を有しないステンレス鋼原料から
打ち抜き加工することが好ましい。しかしながら、この
目的に対しては、多様な材料が適しているということが
理解できるであろう。頂部端縁190には、3つのタブ19
2、194、196が形成されている。同様に、底部端縁198に
も、3つのタブ200、202、204が形成されている。タブ
の数は変更することが可能であって、ここに開示する具
体例は本発明を制限するものではないということが理解
できるであろう。テープ158は、長手軸“L"に沿って移
動するが、この方向は、テープ接触片160、164を構成す
る材料の目(grain)の方向である。底部端縁198は、任
意要素として、一連の肩部または隆起部206を備えてい
てもよい。隆起部206は、後述のように、底部プレート2
52とテープ接触片160、164の底部端縁198との間にスペ
ースを作り出す。
図15および16は、タブ192、194、196、200、202、204
を有するテープ接触片160、164を、冷間圧延によって半
径“R"に湾曲させた後の状態で示している。テープ支持
面208は、長手軸“L"に沿って延びている。好ましい具
体例においては、テープ支持面208は、幅“d"を有して
おり、長手軸“L"に直交する軸に沿って真直ぐである
か、または僅かに凸状である。テープ支持面208によっ
て、テープ158と該支持面208との間に空気層が自己形成
され、これによって、テープ158とテープ接触片160、16
4との間の摩擦に起因して生じる屑が低減される。
カレンダー工程においては、テープ接触片160、164が
凹状になってしまう傾向があるので、僅かに凸状のカレ
ンダーローラを使用することが好ましい。この結果、テ
ープ支持面208の鉛直方向“d"における平坦度は、0.000
0〜0.0004インチとなっている。しかし、0.0000インチ
であることが好ましい。さらに、カレンダー工程によっ
て、表面仕上げおよび硬度が改善される。この結果、低
グレードの材料を使用することができ、研摩表面は不要
である。
図17は、テープガイドモジュール150の好ましい頂部
プレート220の斜視図である。右側のテープ接触片160に
対応する頂部プレート220の部分には、3つのスロット2
22、224、226が形成されている。同様に、頂部プレート
220には、左側のテープ接触片164のタブを受け入れる3
つのスロット228、230、232が形成されている。スロッ
ト222、224、226、228、230、232は、頂部プレート220
上において、曲率半径“r"を有するように配置されてい
る。この曲率半径“r"は、テープ接触片160、164の半径
“R"(図16参照)よりも僅かに小さい。したがって、テ
ープ接触片160、164が頂部プレート220と係合したと
き、タブ192、196は、スロット222、226、228、232をそ
れぞれ外側へと押圧する。同時に、タブ194は、スロッ
ト224、230を内側へと押圧する。テープ接触片160、164
は、完成したテープガイドモジュール150に組み入れら
れたとき、頂部プレート220と底部プレート252との間で
圧縮された板ばねと同様に機能する。この結果、タブス
ロット222〜232に係合した各片160、164のテンションが
維持される。
図19に示した底部プレート252は、同じ形状のタブス
ロット222'、224'、226'、228'、230'、232'を有してい
る。好ましい具体例においては、タブスロット222〜232
および222'〜232'は、同じ工具を使用して、頂部プレー
ト220および底部プレート252の両方に形成される。頂部
プレート220には、一連のリリーフ用切除開口部234、23
6、238が形成されており、圧力がより均一に分配され
る。この結果、テープ接触片160、164との良好な接触が
確保される。底部プレート252には、切除開口部240、24
2が形成されている。
図18は、好ましいテープガイドモジュール150を装着
した例示的なテープカートリッジ250の分解図である。
カートリッジ250は単なる例示であって、テープガイド
モジュール150はベルト駆動式カートリッジや他の多様
な磁気テープ収容機器に対して使用されてもよいという
こと、およびここに開示したカートリッジ250が本発明
の範囲を限定するものではないということが理解できる
であろう。
テープガイドモジュール150は、テープ接触片160、16
4のタブと係合する頂部プレート220および底部プレート
252を有している。タブ200、202、204(図14〜16参照)
は、底部プレート252のスロットを貫通して延びてお
り、基板152上に着座している。これによって、テープ
ガイドモジュール150が基板152に対して直角に維持さ
れ、基板152に対するテープ接触片160、164の高さが維
持され、そして、テープガイドモジュール150が基板152
に対してぐらつくことが防止される。肩部206は、底部
プレート252上に着座して、テープ接触片160、164の底
部端縁198と底部プレートとの間に隙間“G"(図14参
照)を作り出す。この隙間“G"は、テープ158を頂部プ
レート220に向けて付勢する付勢部材を受け入れるのに
使用される。
図18は、テープ接触片160、164の底部端縁198と底部
プレート252との間に挟み込まれる薄片254および一連の
テープ案内・付勢フィンガ256を示している。テープ案
内フィンガ256は薄片254に付勢力を生じさせ、この付勢
力を利用してテープ(図示せず)が案内される。図13に
示したように、頂部プレート220は、テープ接触片160、
164を越えて延在しており、フランジ258を形成してい
る。このフランジ258が、テープガイドモジュール150お
よびリール154、156に対してテープを位置合わせする。
薄片254および付勢部材256は、任意要素として使用され
て、対向する迎合的な可変フランジ259を構成する。こ
の可変フランジ259は、固定フランジ258に向けてテープ
158を付勢する。迎合的フランジ259は本発明において必
須ではなく、底部プレート252が下方のフランジとして
機能し得ることが理解できるであろう。
再度図18を参照すると、テープガイドモジュール150
は、頂部プレート220と底部プレート252とを支持し両者
間の間隔を保持する一対のポスト構造部260、262を備え
ている。好ましいポスト構造部は、中央の大径部264
と、小径の端部部分266、268とを有する。小径部266、2
68は、それぞれ、頂部プレート220および底部プレート2
52に形成された開口部270、272を貫通して延びている。
ガイドスペーサ274およびスプリング276が底部プレー
ト252と基板152との間に配置されており、底部プレート
252を頂部プレート220へと向けて付勢している。好まし
い具体例においては、各ポスト260、262は距離“d"(す
なわち、図15に示したように、テープ接触片160、164の
幅)よりも短く、これによって、頂部プレート220もま
た底部プレート252へと付勢されている。代わりの構成
として、ガイドスペーサ274およびスプリング276は、底
部プレート252に付勢手段を設けることによって達成さ
れてもよい。
スプリング276による付勢力は、ポスト260、262が頂
部プレート220に及ぼす付勢力よりも小さくなければな
らない。この結果、正味の付勢力によって、タブ200〜2
04が基板152に当接した状態で保持され得る。下向きの
付勢力は、上向きの付勢力の少なくとも2倍であること
が好ましい。開口部270、272は、それぞれ、スロット22
2〜226で規定される三角形およびスロット228〜232で規
定される三角形の中央に位置しており、この結果、テー
プ接触片160、164に作用する圧力がほぼ均等に分散され
る。
例示的なテープカートリッジ250は、ダイレクト駆動
式であって、テープリール154、156がテープドライブ
(図示せず)の駆動力を受ける駆動ホイール278を備え
ている。カートリッジ250を包むカバー280が提供されて
いる。カバー280は、駆動ホイール278とテープドライブ
との係合を許容する開口部284を備えていることが好ま
しい。ヒンジピン166によってカートリッジ250に取り付
けられたドア282は、任意要素であって、カートリッジ2
50が駆動されないときにテープ158を保護するものであ
る。
テープガイドを製造してカートリッジの基板に組み込
む方法は、幾つかの工程からなる。最初に、連続するシ
ート状の金属ブランク(この金属ブランクからテープガ
イドの構成要素の幾つかを製造することができる)が、
例えばひずみ直しすることによって平坦に維持される。
金属ブランクが剪断されて、長方形のテープ接触片が形
成される。テープ接触片は、突出するタブが規則的に形
成された頂部端縁と底部端縁とを有しており、これによ
ってテープガイドの鉛直方向の高さが定まる。金属ブラ
ンクが剪断されて、頂部フランジ片と底部フランジ片と
が形成される。各フランジ片は、湾曲した端部および切
欠部を備えている。テープ接触片は、冷間圧延によっ
て、テープガイドに組み込んだときの所定の曲率半径よ
りも僅かに大きい曲率半径を有するように形成される。
ポストが製造され、頂部と底部のフランジ片に取り付け
られる。テープ接触片の頂部端縁と底部端縁から突出す
るタブが、頂部と底部のフランジ片の対応する切欠部と
係合する。テープ接触片は、スプリングとして作用し、
テープガイドの形状を規定し維持する。テープ接触片の
凸状の表面は、テープ支持面として平滑であることが望
ましい。
ポストは、旋盤によって円筒状に形成されてもよい。
その場合は、全体が円筒状の本体と、それに続いて径が
小さくなる円筒状の中径部および小径部が両側に形成さ
れる。このテープガイドは、ポストの最も径の小さい小
径部をカートリッジの基板に形成された開口部に挿入す
ることによって当該基板に取り付けることができる。
筒状のポストに代えて、金属ブランクを剪断加工して
全体が平坦なポストを形成してもよい。平坦なポスト
は、切欠部を有する上方部、切欠部を有する中央部、お
よび脚部を2つ有する下方部からなる。各脚部は外側に
かえり部を有していてもよい。かえり部は他方の脚部の
かえり部に向かう向きとは反対の方向を向いている。脚
部はカートリッジ基板に形成された対応する開口部内に
挿入されて、テープガイドを基板平面内の所定の場所に
位置決めして固定する。
平坦なポストは、金属ブランクを剪断加工して頂部フ
ランジ片から連続する部分として形成し、さらに頂部フ
ランジ片に対して直角に折り曲げて、冷間加工により形
成して、頂部フランジ片として剪断加工された金属ブラ
ンクから延長された部分として形成することができる。
さらに、ポストの下方部分の少なくとも一部分は、底部
フランジから連続する部分として形成することができ
る。このことは、ポストの下方部分の一部を底部フラン
ジに対して直角に、頂部フランジから延長された部分と
同じ方向に折り曲げることにより、ポストを冷間加工に
よって、底部フランジ用に剪断加工されたブランク片か
ら延長された部分として形成することにより達成でき
る。両フランジの延長された部分は、それぞれ一対の脚
部を有している。各脚部の厚さは、組立後の脚部の厚さ
の半分である。半分の厚さの脚部が合わされて脚部が完
成する。
平坦なポスト108は、フランジ102、104に対して、テ
ープ接触片106からの反力に抗する垂直方向のばね荷重
をかける。また、テープガイド100がポストの軸を中心
として水平面内で回転するのを防止する。このことによ
り、円筒状のポストを形成する場合に比べて、以下に説
明するように、旋盤で加工する工程、半剪断加工によっ
てフランジにボタン部を形成する工程、および基板に特
別の開口部を形成する工程が省略できる。ポスト108'が
頂部フランジ片102'および底部フランジ片104'と一体的
に形成される場合には、第4番目の構成要素としての別
個のポストを省略できる。
テープガイド44、45、46、100、100'は、ガイドピン4
8に比べて非常に大きい曲率半径を有している。曲率半
径の大きなテープガイドにおける、表面積と表面荒さと
が、テープ22がテープ支持面と殆ど接触することなくテ
ープガイドを通過することを許容する。これは、テープ
22が自己形成された空気層(self−acting air film)
の上に乗るからである。実際、テープ22はガイド44、4
5、46の表面から少なくとも1ミクロン持ち上げられる
場合がある。これは、メカニカル・テクノロジー社の38
08モジュールを使用するMTI1000フォトニック・センサ
(MTI 1000 Fotonic Sensor(Fotonicは登録商標))等
のフォトニック・センサを使用して測定される。曲率半
径が大きいため、レイノルズの方程式から解るように、
流体力学的な持ち上げ作用が生じる。それは、テープ22
とテープガイドとの間に空気層が形成されるからであ
る。この空気層は、既知のエアジェットシステムに頼る
ことなく形成することができる。これにより、テープ裏
面とテープガイド表面との間の摩擦を低減することがで
き、駆動力がほぼ25%軽減される。そして、エネルギー
の浪費を抑えることができる。テープ22は、作動中にあ
るポイントにおいてはテープガイドと接触するが、まっ
たく接触しないことが好ましい。上記の利点を達成する
ためには、テープ22がテープガイドの周囲に沿うほとん
どの部分において該テープガイドと接触しなければ十分
である。
同様に、テープのトラッキングがほぼ50%改善され
る。そして、直径2.5cmのテープガイドを使用して行っ
たテストに示されるように、テープガイド44、45、46、
100、100'を使用した場合には、テープ速度のランダム
な変動もなくなる。さらに、テープのテンションの範
囲、つまりテープの始端から終端にかけての最大テンシ
ョンと最小テンションとの差が小さくなる。これによ
り、テープラップピンが不要になる。テストでは、一様
な曲率半径(0.27cm)のテープガイドと、一様な曲率半
径(0.95cm)のテープガイドと、曲率半径が一様でなく
1.27〜0.64cmまで変化するテープガイドと、一様な曲率
半径(1.27cm)のテープガイドとにおいて、摩擦駆動力
が比較された。半径の大きいテープガイドは一律に、要
求される摩擦駆動力が小さい。前記4つのテープガイド
を使用し、0.76m/s(30インチ/s)、1.52m/s(60インチ
/s)、2.29m/s(90インチ/s)、3.05m/s(120インチ/
s)の4種類のテープ速度において、以下の表に示され
る摩擦駆動力(ニュートン)が得られた。
このような大きな曲率半径は、0.6cm〜1.27cmの範囲
内で一様であってもよい。データカートリッジ内のスペ
ースは限られているので、代わりの構成として、テープ
ガイドの曲率半径を変化させてもよい。例えば、図1に
示されているように、両端部においては曲率半径を大き
くして、中央部の曲率半径を0.6cmと小さくしてもよ
い。図1に示されているように、2つのテープガイド4
4、46の形状を異ならせて、カートリッジ内の異なる位
置における異なる制限に対応することもできる。曲率半
径の変化するポイントには、表面仕上げが施される。表
面仕上げには、例えば、3ミクロン等級で1ミル(mi
l)のバッキングが施された3Mのブランドのインペリア
ル・ラッピング・フィルムのような3ミクロンのラッピ
ングフィルムが使用される。図2に示されているよう
に、曲率半径が一様でないテープガイド44Aは、曲率半
径が一様なテープガイド44Bよりもかなり小さい。一様
でなく変化する曲率半径は、3つの異なる曲率半径の単
なる組み合わせであっても、曲率半径が一様でない楕円
または双曲線等であってもよい。図2において、テープ
ガイド44Bは、曲率半径が1.27cmで一様なテープガイド
を示しており、テープガイド44Aは、両端部での曲率半
径が1.27cmで、その間での曲率半径が0.6cmであるテー
プガイドを示している。
両端部において曲率半径が大きいため、テープがどち
らの方向に走行している場合であっても、テープガイド
44、45、46、100、100'への入口における曲率半径が大
きくなる。テープガイドの中間部における曲率半径は小
さく、空気層が形成されるには大きな曲率半径が必要で
あるが、大きな半径部により一旦空気層が支持層として
形成されると、その後に曲率半径の小さい部分が続いて
いても、空気層は維持されるものと考えられる。このよ
うに、流体力学的な持ち上げ作用は曲率半径が小さい部
分においても得られ、テープ裏面とテープガイド表面と
の間の摩擦を低減する。曲率半径が変化するテープガイ
ドによっても、同様にテープ裏面とテープガイド表面と
の間の摩擦損失を小さくできるということ、およびこれ
らの摩擦損失は一様な曲率半径(0.25cm)の既知のテー
プガイドにおける摩擦損失よりも小さいということがテ
ストにより確かめられた。
さらに、曲率半径の大きなテープガイド44、45、46、
100、100'(その曲率半径が一様であるか変化するかは
無関係)およびフランジ96が、テープ22がテープガイド
に導入されるための長いトラフを構成する。テープガイ
ドは案内面として機能し、長い形状に構成されると、テ
ープを装着するときのミスを少なくする。トラフが長い
場合には、磁気テープが読取/書込ヘッドを通過する前
に、その走行方向を定め、案内し、そして位置決めす
る。こうして、カートリッジ内でのテープの不安定走行
を防止し、リールへの巻き付きを改善し、そしてテープ
のトラッキングが改善される。また、トラフは、トラッ
キング域においてテープハブの影響を小さくする。
テープガイドの表面の平滑性を変えるとテープとテー
プガイドとの間における空気層の形成に影響を及ぼすこ
とができるので、テープガイド44、45、46、100、100'
に表面仕上げを施すことにより、カートリッジ10の性能
に影響を及ぼすことができる。仕上げが荒すぎると空気
層は形成されない。仕上げが平滑すぎると、低いテープ
走行速度における駆動力性能の低下を招いてしまう。タ
イプ303のステンレス鋼から作られたテープガイドであ
って、その表面が3ミクロンのダイアモンド粒を有する
ラッピングフィルムで研磨され、平均荒さが0.013〜0.0
38ミクロン(0.5〜1.5マイクロインチ)の範囲で表面仕
上げされたものは、良好に機能することがテストにより
解った。表面の計測は、テイラーホブソン・タリサーフ
・プロフィルメータ(Taylor−Hobson Talysurf profil
ometer)を使用して行なわれた。このように、必要があ
る場合には、テープガイドの曲率半径や表面荒さを選択
して所望レベルの空気層を形成することにより、カート
リッジの性能を変更することができる。
テープガイドモジュール150を製造して、カートリッ
ジの基板152に組み込んで取り付ける方法は、既に述べ
た製造方法と同様である。金属ブランクが剪断されて、
頂部端縁190および底部端縁198を有する略長方形のテー
プ接触片160、164が作られ、テープガイドの鉛直方向高
さ“d"が定められる。テープ接触片160、164の頂部端縁
190および底部端縁198には、突出するタブ192、194、19
6、200、202、204が規則的に形成されている。金属ブラ
ンクが剪断されて、それぞれが湾曲した端縁174と切欠
部222〜232とを有する頂部プレート220および底部プレ
ート252が作られる。テープ接触片160、164が冷間圧延
によって曲率半径“R"に湾曲される。曲率半径“R"は、
該テープ接触片160、164をテープガイドモジュール150
へ組み込んだ後における所定の最終的な曲率半径“r"よ
りもやや大きい。テープ接触片160、164の冷間圧延に使
用されるダイは、テープ支持面208がテープ搬送方向に
直交する軸に沿って真直ぐであるか、またはやや凸状と
なるように、やや凸状であることが好ましい。
カレンダー工程によって、テープ接触片160、164の表
面仕上げが改善されることが分かっている。したがっ
て、テープ接触片160、164は研摩を必要とせず、低コス
トの材料を使用することができる。比較的標準的なグレ
ードの材料を使用して、カレンダー処理が施された表面
は高度に研摩された表面(N2)およびフライング(flyn
g)を維持することができる。
ポスト構造部260、262が作られて、基板152に取り付
けられる。テープ接触片160、164の頂部端縁190および
底部端縁198から突出するタブ192〜196および200〜204
が、頂部プレート220および底部プレート252の対応する
切欠部222〜232および222'〜232'内に連結される。テー
プ接触片160、164はスプリングとして機能し、テープガ
イドモジュール150を規定し維持する。そして、テープ
ガイドモジュール150は、基板152上のポスト260、262に
載せられて、通常の手段によって固定される。ポスト
は、図9〜12に示したポスト108と同様に全体的に平坦
な形状であってもよいということが理解できる。その製
造方法および組付けについては、既に説明した。
テープ接触片160、164の表面積、平滑性、および横方
向における真直ぐまたはやや凸状の形状のおかけで、テ
ープ158は自己形成された空気層に乗ることができる。
実際、テープ158がテープ接触片160、164から少なくと
も1ミクロン持ち上がる場合がある。この結果、テープ
とテープ接触片とが接触することによって生じる屑(こ
の屑は、テープドライブの動作を妨げてしまう)を少な
くすることができ、テープドライブを作動させるのに必
要なパワーが低減される。しかしながら、このような効
果を達成するために、テープがテープガイドに進むと
き、またはテープガイドから離れるときに、該テープガ
イドに対する位置合わせが適正となるように、テープガ
イド組立時に多大が注意が払われること、すなわち、組
み立てられたガイド、リール、リールピン、その他の要
素がカートリッジ内に注意深く配置されることが好まし
い。
以上説明した例示的な具体例は、本発明の範囲を限定
するものではないということを理解すべきである。この
分野における当業者であれば、以上の説明を参考にし
て、本発明に他の修正を加えることは容易である。以上
の説明は、本発明を明瞭に開示する具体的な例示を目的
としたものである。したがって、本発明は、ここに開示
した具体例や、特定の要素、寸法、材料および形態に限
定されるものではない。添付の請求の範囲の精神および
その広い範囲に包含される本発明のすべての修正および
変更が含まれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−36672(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/087 501 G11B 23/087 511

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカートリッジの読取/書込領域を通
    過して長手方向にテープを案内するテープガイドモジュ
    ールであって、 頂部端縁および底部端縁を有しており、さらに自身のテ
    ープ支持面に沿う長手軸を有する第1および第2のテー
    プ接触片と、 第1および第2のテープ接触片の頂部端縁および底部端
    縁に沿って設けられた取付手段と、 第1および第2のテープ接触片の頂部端縁に設けられた
    取付手段と係合するとともに、該第1および第2のテー
    プ接触片を読取/書込領域の第1および第2の対向する
    側方位置に凸状形態で保持する受入手段を複数備える頂
    部プレートと、 第1および第2のテープ接触片の底部端縁に設けられた
    取付手段と係合するとともに、該第1および第2のテー
    プ接触片を読取/書込領域の第1および第2の側方位置
    に凸状形態で保持する受入手段を複数備える底部プレー
    トと、 頂部プレートと底部プレートとを隔離状態で支持する支
    持手段と、 テープガイドモジュールをテープカートリッジに固定す
    る装着手段と、を備えており、 第1および第2のテープ接触片は、頂部プレートと底部
    プレートとを一定距離をおいて隔離しており、 支持手段は、該一定距離よりも僅かに小さい距離だけ頂
    部プレートと底部プレートとを隔離しており、この結
    果、第1および第2のテープ接触片が頂部プレートと底
    部プレートとの間に保持されている、テープガイドモジ
    ュール。
  2. 【請求項2】前記支持手段が少なくとも2つのポスト構
    造部によって構成されており、各ポスト構造部は、それ
    ぞれが第1および第2のテープ接触片の近傍に配置され
    ている、請求項1記載のテープガイドモジュール。
  3. 【請求項3】前記少なくとも2つのポスト構造部がテー
    プガイドモジュールをテープカートリッジ上に装着し、 各ポスト構造部は、頂部プレートと底部プレートとの間
    に配置される中央の大径部分と、該大径部分の両端に設
    けられており頂部プレートと底部プレートとのそれぞれ
    に設けられた開口部を貫通して延びる小径の端部部分と
    を含んでいる、請求項2記載のテープガイドモジュー
    ル。
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