【発明の詳細な説明】
平滑筋弛緩薬としてのシクロブタ−3−エン−1,2−ジオン誘導体
本発明は、平滑筋弛緩活性を有する新規なシクロブタ−3−エン−1,2−ジ
オン−3−イル置換のベンゾピラン、インダンおよびテトラヒドロナフタレノン
、それらを含有する医薬組成物、ならびに、高血圧症、末梢血管疾患、うっ血性
心不全、尿失禁、過敏性腸症候群、喘息、および毛髪喪失などの、心血管系、尿
管、肺系、または胃腸管における過剰な平滑筋の収縮を伴う疾患および障害の治
療のためのそれらの使用に関する。
高血圧症を治療するのに有用な6−置換−4−アミノベンゾピランは、公開さ
れたPCT特許出願WO92/19611およびWO92/20672、公開さ
れた欧州特許出願EP0158923およびEP0427606、および米国特
許第4,925,839号、第4,908,378号および第4,616,021号に
開示されている。抗高血圧症および気管支拡張活性を有する6−置換−4−アミ
ノテトラヒドロナフタレン−1−オンは、米国特許第5,208,246号および
公開された欧州特許出願EP0413438に開示されている。高血圧症および
気道障害を治療するのに有用な5−置換−3−アミノインダンは、公開された欧
州特許出願EP0413438およびEP0426379に開示されている。抗
高血圧性の6−置換−4−アミノベンゾピラン、テトラヒドロナフタレンまたは
テトラヒドロキノリンは、公開された欧州特許出願EP0376524に開示さ
れている。上記の特許または公開された特許出願のいずれも、縮合環のベンゼン
部分にシクロブタ−3−エン−1,2−ジオン−3−イル置換基を有するベンゾ
ピラン、ベンゾナフタレン−1−オン、またはインダンを開示していない。
発明の概要
本発明は、式(I):
[式中、
R1は、C1-6パーフルオロアルコキシ、C1-6パーフルオロアルキル、C1-6ア
ルキル、C3-10シクロアルキル、C2-6アルケニル、C6-10アリール、H、C1-6
アルコキシ、ヒドロキシ、C1-6アルコキシカルボニル、アミノ、ピロリジン、
ピペリジン、モルホリン、所望によりヒドロキシまたはアルコキシで置換されて
いてもよいC1-12モノまたはジ−アルキルアミノ、あるいは、N、O、またはS
から選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する単環式または二環式のヘテロア
リール;
aおよびbは共に−O−結合、C=O、または直接結合を形成し;
R2およびR3は、共に独立して、Hまたは所望によりフッ素で置換されていて
もよいC1-6アルキル;
R4は、水素、ヒドロキシ、C1-6アルカノイルオキシ、C7-11アロイルオキシ
カルバモイルオキシ、ホルミルオキシ、C1-6アルコキシカルボニルオキシ、モ
ノまたはジC1-12アルキルカルバモイルオキシ、R5は水素;またはR4およびR5
は共に結合であり;
R6およびR7は、互いに独立して、C1-6パーフルオロアルコキシ、C1-6パー
フルオロアルキル、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ヒドロキシ、C1-6アル
コキシカルボニル、ニトロ、シアノ、ハロゲノ、C1-6アルキルスルホンアミド
、C1-6パーフルオロアルキルスルホンアミド、アミノ、C1-C6アシルアミノ、
C1-6パーフルオロアシルアミノ、C1-12モノまたはジ−アルキルアミノ、C1-6
アルキルスルホニル、C6-10アリールスルホニル、カルボキシル、C1-12モノま
たはジアルキルアミノカルボニル、または水素;
および
n=1〜3である]
で示される化合物を開示する。
本発明のより好ましい化合物は、式I
[式中、
R1は、H、C1-6パーフルオロアルコキシ、C1-6パーフルオロアルキル、C1 -6
アルキル、C3-10シクロアルキル、C6-10アリール、N、OまたはSから選択
される1〜3個のヘテロ原子を含有する単環式または二環式のヘテロアリール;
C1-6アルコキシ、ヒドロキシ、C1-6アルコキシカルボニル、アミノ、ピロリジ
ン、ピペリジン、モルホリン、あるいは、所望によりヒドロキシまたはアルコキ
シで置換されていてもよいC1-12モノまたはジ−アルキルアミノ;
aおよびbは共に−O−結合を形成し;
R2およびR3は、互いに独立して、所望によりフッ素で置換されていてもよい
C1-6アルキル;
R4は、水素、ヒドロキシ、C1-6アルカノイルオキシ、またはC7-11アロイル
オキシ、R5は水素;またはR4およびR5は共に結合であり;
R6およびR7は、互いに独立して、トリフルオロメトキシ、メトキシ、クロロ
、ブロモ、フルオロ、メチル、トリフルオロメチルまたはH;
および
n=1である]
で示されるものである。
本発明の最も好ましい化合物は、式I
[式中、
R1は、イソプロポキシ、アミノ、ヒドロキシエチルアミノ、ピロリジニル、
メチルアミノ、ヒドロキシ、またはメチル;
R2およびR3はメチル;
R4はOH;
R5はH;
R6およびR7はH;
nは1;および
aおよびbは共に−O−結合を形成する]
で示されるものである。
「N、O、またはSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含有する単環式ま
たは二環式のヘテロアリール」という用語は、キノリン、ピリジン、インドール
、ピロール、キナゾリン、ピラジン、ピリミジン、チオフェン、フラン、ベンゾ
フラン、ベンズイミダゾール、ピラゾール、ベンズオキサゾール、およびベンゾ
チオフェンからなる群から選択される化合物を意味する。アルキルという用語は
、単独で、あるいは、カルボニル、スルホンアミド、アミノ、カルバモイル、ス
ルホニルまたはカルボキサミドなどの別の官能基と共に、炭素原子数記載された
範囲内で、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、デシルなどの直鎖および分枝鎖の炭化
水素を包含する。パーフルオロアルキルという用語は、すべての水素原子がフッ
素原子で置換されている上記のアルキル基を意味する。アルコキシという用語は
、アルキルが上記と同意義である−O−アルキルを意味し、パーフルオロアルコ
キシ基は、アルキル部分が上記のパーフルオロアルキル基であるアルコキシ基で
ある。C6-10アリールという用語は、所望によりハロゲン、シアノ、ニトロ、C1-6
アルキル、C1-6アルコキシ、C3-6シクロアルキルで置換されていてもよい
フェニルまたはナフチルを意味し、アミノ、スルホニル、またはオキシなどの官
能基と共に用いてもよい。単独で、あるいは、別の用語と共に用いられるC7-11
アロイルという語は、フェニルカルボニルまたはナフタレニルカルボニルを意味
する。C2-6アルケニルという用語は、ビニル、アリル、2−メチルアリル、n
−ブテニル、ペンテンおよびヘキサンなどの直鎖および分枝鎖のアルケンを包含
する。C3-10シクロアルキルという用語は、シクロプロパン、シクロブタン、シ
クロペンタン、シクロヘキサン、シクロオクタンおよびデカリンなどの単環式お
よび二環式のシクロアルキル基を包含する。ハロゲンという用語は、フッ素、塩
素、臭
素またはヨウ素を意味する。所望によりフッ素で置換されていてもよいC1-6ア
ルキルという用語は、C1-6アルキル基が置換によってC1-6パーフルオロアルキ
ル基となるのを上限として、その1個またはそれ以上の水素がフッ素で置換され
ていてもよいことを意味する。
式(I)で示される化合物の定義は、R4がヒドロキシでR5が水素である場合
には、以下で考察される活性を有するすべての可能な立体異性体およびその混合
物を包含するものと理解される。特に、必要な活性を有するラセミ体およびいか
なる光学異性体も包含する。光学異性体は、標準的な分離法によって純粋な形で
得ればよい。
式(I)で示される化合物は平滑筋弛緩薬である。それゆえ、それらは、高血
圧症の治療だけでなく、末梢血管疾患、うっ血性心不全、および尿路の過剰な平
滑筋収縮を伴う障害(尿失禁など)または胃腸管の過剰な平滑筋収縮を伴う障害
(過敏性腸症候群など)、喘息、ならびに毛髪喪失の治療にも有用である。
本発明は、従って、本発明の化合物および医薬上許容される担体からなる医薬
組成物を提供する。これらの組成物は、好ましくは経口投与用とされる。しかし
、それらは、例えば、心不全に罹患する患者に対する非経口投与用などの他の投
与様式にしてもよい。
本発明の化合物は、さらに、活性な治療物質として使用するための本発明の化
合物を提供する。式(I)で示される化合物は、特に高血圧症の治療および/ま
たは平滑筋弛緩に有用である。
発明の詳細な説明
本発明の化合物は、リーベスキント(Liebeskind)ら(ジャーナル・オブ・オ
ルガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)1990,55,5359)の方法によって
調製すればよい。さらに詳しくは、式(II):
[式中、Ra8はハロゲンまたはトリフルオロメタンスルホナート、Ra2、Ra3、
Ra4、Ra5、Ra6およびRa7は、それぞれ上記のR2、R3、R4、R5、R6およ
びR7であるか、あるいは、それに変換できる基または原子である]
で示される化合物を、パラジウム触媒下で、式III:
[式中、Ra1は、典型的には、O−アルキルまたはアルキル、R9はOまたはア
セタールである]
で示されるスタナンと反応させ、式IV:
[式中、Ra1はC1-6アルキルまたはO−C1-6アルキルである]
で示される化合物を得る。必要に応じて、R1Aは、次いでR1に変換してもよい
。
例えば、Ra1がO−C1-6アルキルである場合、Ra1は、6N HClで処理する
ことによってヒドロキシに変換するか、あるいは、アンモニアで処理することに
よってアミノに変換すればよい。
以下の特定の合成例は、本発明の化合物を調製する方法を例示するものである
。対応するテトラヒドロおよびジヒドロナフタレン−1−オン、インデンおよび
インダン類似体は、公表された方法に従って調製した、テトラヒドロおよびジヒ
ドロナフタレン−1−オン、インデンおよびインダン中間体を用いて、当業者が
調製することができる。
実施例1
トランス−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−ヨード−
2H−1−ベンゾピラン−3−オール
1.26mLの水を含有するジメチルスルホキシド(98mL)中における1
0.0g(35ミリモル)の2,2−ジメチル−6−ヨード−2H−ベンゾピラン
(ソル(Soll)ら(US4908378)によって調製された)の溶液に、12
.4g(70ミリモル)のN−ブロモスクシンイミドを添加した。この反応混合
物を1時間撹拌し、必要に応じて氷浴で冷却し、発熱を防止した。この反応混合
物を水(約250mL)でクエンチし、次いでEt2O中に抽出した。エーテル
性抽出物を水で(3回)洗浄し、MgSO4で乾燥させ、分取HPLC(20%
CH2Cl2:80%ヘキサン〜90%CH2Cl2:10%ヘキサン)によって精
製して、12.7g(95%)のトランス−3−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,
2−ジメチル−6−ヨード−2H−1−ベンゾピラン−4−オールを得た:1H
−NMR(DMSO−d6;300MHz)δ7.68(d,1H),7.48(
dd,1H),6.61(d,1H),6.21(d,1H),4.74(t,1
H),4.23(d,1H),1.51(s,3H),および1.35ppm(s
,3H)。
20%水−ジオキサン(67mL)中における12.7g(33.2ミリモル)
のこの化合物の溶液に、NaOH(1.46g、36.6ミリモル)を添加した。
この反応混合物を8時間撹拌し、tlcによって反応が完結していないと判断し
た。この反応に、さらに665mg(16.6ミリモル)のNaOHを添加した
。室温で3日間撹拌した後、この反応混合物を水(200mL)でクエンチし、
次いでエーテル中に抽出した。エーテル抽出物をK2CO3で乾燥させ、次いで濃
縮して、9.78g(収率98%)のシス−3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ
−2,2−ジメチル−6−ヨード−2H−1−ベンゾピランを黄色の油状物とし
て得た。これは、さらに精製することなく用いた:1H−NMR(DMSO−d6
;300MHz)δ7.83(d,1H),7.54(dd,1H),6.59(
d,1H),4.04(d,1H),3.70(d,1H),1.45(s,3H
),および1.18ppm(s,3H)。
エタノール(155mL)中における上で調製した5.18g(17.2ミリモ
ル)のエポキシドの溶液に、155mLのアンモニア水を添加した。室温で8時
間撹拌した後、さらに155mLのアンモニア水を添加した。この反応混合物を
室温で3日間撹拌した。この反応混合物を飽和NaCl溶液で希釈し、次いで2
0%THF/CH2Cl2中に抽出した。有機抽出物をK2CO3で乾燥させ、濃縮
して、5.48gの表題化合物を得た。これは、さらに精製することく用いた:1
H−NMR(DMSO−d6;300MHz)δ7.84(d,1H),7.37
(dd,1H),6.53(d,1H),5.44(br d,1H),3.49(
d,1H),3.32(br s,1H),3.16(dd,1H),2.5(br
s,2H),1.35(s,3H),および1.07ppm(s,3H)。
実施例2
トランス−2−[2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−3−ヒドロキシ−6
−ヨード−4H−1−ベンゾピラン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イ
ソインドール−1−オン
3.38g(20.6ミリモル)の2−カルボメトキシベンズアルデヒドを含有
するメタノール(34mL)中における実施例1で調製した5.48g(17.2
ミリモル)のトランス−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−
ヨード−2H−1−ベンゾピラン−3−オールの溶液に、キム(Kim)ら(ジャ
ーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)50(11),1927
(1985))の方法に従って調製した、メタノール中における68.7mL(34.4
ミリモル)の0.5M塩化亜鉛−修飾シアノホウ水素化ナトリウムを添加した。
この反応混合物を3時間還流し、室温に冷却し、水(375mL)でクエンチし
た。この反応混合物を20%THF/CH2Cl2中に抽出し、抽出物をMgSO4
で乾燥させた。フラッシュクロマトグラフィー(CH2Cl2:MeOH:NH4
OH(94.75:3.5:1.72))によって精製を行い、7.07gの表題化
合物を白色の固形物として得た。分析用試料(融点224〜228℃)は、(2
5%Et2O−CH2Cl2)を用いて、さらにフラッシュクロマトグラフィーを
行うことによって得た:1H−NMR(DMSO−d6;300MHz)δ7.7
9(d,1H),7.53−7.68(m,3H),7.46(dd,1H),7.
02(s,1H),6.67(d,1H),5.75(d,1H),5.1(bs
,1H),4.5(br d,1H),4.1(br d,1H),3.89(br
,1H),1.45(s,3H),および1.22ppm(s,3H);マススペ
クトル(CI),m/e 436,435,417,402。
元素分析の結果:
計算値(C19H18INO3・1H2Oとして):C,51.36;H,4.31;
N,3.15。
実測値:C,51.62;H,4.04;N,2.95。
実施例3
3−[トランス−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4−(1−オキソ−1
,3−ジヒドロイソインドール−2−イル)−クロマン−6−イル]−4−イソ
プロポキシ−シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン
DMF(620μL)中における、実施例2で調製した217mg(0.50
ミリモル)のトランス−2−[2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−3−ヒド
ロキシ−6−ヨード−4H−1−ベンゾピラン−4−イル]−2,3−ジヒドロ
−1H−イソインドール−1−オンおよびリーベスキント(Liebeskind)ら(ジ
ャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)55,5359(1990
))によって調製した235mg(0.55ミリモル)の3−(1−メチルエトキ
シ)
−4−(トリ−n−ブチルスタニル)−3−シクロブテン−1,2−ジオンの溶
液に、23mg(0.03ミリモル)のトランス−ベンジル(クロロ)ビス(ト
リフェニル−ホスフィン)パラジウム(II)および8.5mg(0.04ミリモル
)の塩化銅(I)を添加した。室温で1.5時間撹拌した後、この反応混合物を
熱CH3CN(200mL)に溶解し、ヘキサンで洗浄した。アセトニトリル相
をMgSO4で乾燥させ、濃縮して固形物とした。次いで、これを熱THF/C
H2Cl2に溶解し、シリカゲルに吸着させた。フラッシュクロマトグラフィー(
65%EtOAc/35%ヘキサン)によって精製し、36mg(収率16%)
の表題化合物を得た。繰り返して反応させ、CH3CN溶離液を用いる短いフラ
ッシュクロマトグラフィーで精製することによって、さらに化合物を収率52%
で得た。CH3CN/Et2O/ヘキサンから繰り返して結晶化させることによっ
て、分析的に純粋な試料を得た。融点>250℃。:1H−NMR(DMSO−
d6;400MHz)δ7.83(d,1H),7.78(dd,1H),7.54
−7.66(m,3H),7.38(s,1H),7.05(d,1H),5.86
(d,1H),5.32(br d,1H),5.24(7重線,1H),4.47
−4.48(br d,1H),3.9−4.1(br,2H),1.51(s,3
H),1.29(s,3H),1.25(d,3H),および1.02ppm(d
,3H);マススペクトル(DEI)m/e 447,429,414。
元素分析の結果:
計算値(C26H25NO6・0.5H2Oとして):C,68.41;H,5.74
;N,3.07
実測値:C,68.31;H,5.56;N,3.08。
実施例4
4−アミノ−3−[トランス−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4−(1
−オキソ−1,3−ジヒドロイソインドール−2−イル)−クロマン−6−イル
]シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン
CH3CN中における実施例3で調製した154mg(0.344ミリモル)の
3−[トランス−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4−(1−オキソ−1,3
−ジヒドロイソインドール−2−イル)−クロマン−6−イル]−4−イソプロ
ポキシ−シクロブタ−3−エン−1,2−ジオンの溶液に、アンモニアガスを3
0分間吹き込んだ。次いで、この反応混合物を密閉し、16時間撹拌した。この
反応混合物を濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(CH2Cl2:MeOH
:NH4OH(94.75/3.5/1.75))に付した後、THFおよび石油エ
ーテルからの結晶化させることによって、136mgの表題化合物を白色の固形
物として得た。融点>250℃:1H−NMR(DMSO−d6;400MHz)
δ8.90(br s,1H),8.76(br s,1H),7.7−7.8(m,
3H),7.51−7.63(m,3H),6.98(d,1H),1.48(s,
3H),および1.27ppm(s,3H);1R(KBr)1780,173
0,1670,および1640cm-1;マススペクトル(+CI),m/e 4
05。
元素分析の結果:
計算値(C23H20N2O5として):C,68.31;H,4.98;N,6.9
3
実測値:C,67.91;H,5.12;N,6.78。
実施例5
3−[トランス−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4−(1−オキソ−1,
3−ジヒドロイソインドール−2−イル)−クロマン−6−イル]−4−(2−
ヒドロキシ−エチルアミノ)−シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン
CH3CN(20mL)中における実施例3で調製した529mg(1.18ミ
リモル)の3−[トランス−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4−(1−オ
キソ−1,3−ジヒドロイソインドール−2−イル)−クロマン−6−イル]−
4−イソプロポキシ−シクロブタ−3−エン−1,2−ジオンの溶液およびエタ
ノールアミン(716μL、11.8ミリモル)を、室温で4日間撹拌した。こ
の反応混合物を50℃で1時間加熱し、室温に冷却し、H2Oで希釈し、20%
THF/CH2Cl2中に抽出した。有機抽出物をMgSO4で乾燥させ、フラッ
シュクロマトグラフィー(CH2Cl2:MeOH:NH4OH(93.25;4.
5;2.25))によって精製した後、MeOH/エーテルから摩砕することによ
って、124mgの表題化合物を黄褐色の固形物として得た。融点205〜21
5℃:1H−NMR(DMSO−d6;400MHz)δ8.93(t,1H),
7.79(dd,1H),7.74(s,1H),7.69(dd,1H),7.5
−7.64(m,3H),7.00(d,1H),5.75(d,1H),5.2−
5.5(br,1H),4.86(t,1H),4.4−4.5(br d,1H)
,3.67(m,2H),3.53(q,2H),1.48(s,3H),および
1.27ppm(s,3H);IR(KBr)1780,1710,1660,
および1600cm-1;マススペクトル(+FAB),m/e 449(M+H
),および471(M+Na)。
元素分析の結果:
計算値(C25H24N2O6・1H2Oとして):C,64.37;H,5.62;
N,6.01
実測値:C,64.32;H,5.83;N,6.18。
実施例6
3−[トランス−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4−(1−オキソ−1
,3−ジヒドロイソインドール−2−イル)−クロマン−6−イル]−4−ピロ
リジン−1−イル−シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン
CH3CN(9mL)中における実施例3で調製した413mg(0.922ミ
リモル)の3−[トランス−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4−(1−オ
キソ−1,3−ジヒドロイソインドール−2−イル)−クロマン−6−イル]−
4−イソプロポキシ−シクロブタ−3−エン−1,2−ジオンの溶液および38
5μL(4.61ミリモル)のピロリジンを室温で16時間撹拌した。この反応
混合物をpH7の緩衝液で希釈し、20%THF/CH2Cl2中に抽出した。有
機抽出物を(MgSO4で)乾燥させ、205mgの出発物質を用いた同様の実
験で得た粗製の生成物と合わせた。合わせた粗製の生成物を50%THF/Me
OHに溶解し、シリカゲルに吸着させ、フラッシュクロマトグラフィー(CH2
Cl2:MeOH:NH4OH(93.25/4.5/2.25))によって精製し、
次いで再びクロマトグラフィー(85%EtOAc/ヘキサン)に付して、32
3mgの表題化合物を得た。分析試料(融点>250℃)は、THF/石油エー
テルから再結晶させることによって、278mgの生成物を得た。1H−NMR
(DMSO−d6;400MHz)δ7.80(dd,1H),7.71(dd,
1H),7.54−7.67(m,3H),7.09(br s,1H),6.97
(d,1H),5.80(d,1H),5.3(br s,1H),3.75(t,
2H),3.14−3.19(m,1H),3.02−3.05(m,1H),1.
62−1.76(m,2H),1.49(s,3H),1.41−1.44(m,1
H),1.27(s,3H),および1.17−1.19ppm(m,1H):I
R(KBr)1770,1720,1665,および1595cm-1;マススペ
クトル(−FAB),m/e 457(M−H),324,および132。
元素分析の結果:
計算値(C27H26N2O5・0.25H2Oとして):C,70.04;H,5.7
7;N,6.05
実測値:C,69.95;H,5.84;N,5.85。
実施例7
3−[トランス−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4−(1−オキソ−1
,3−ジヒドロイソインドール−2−イル)−クロマン−6−イル]−4−メチ
ルアミノ−シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン
CH3CN(9mL)中における実施例3で調製した408mg(0.911ミ
リモル)の3−[トランス−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4−(1−オ
キソ−1,3−ジヒドロイソインドール−2−イル)−クロマン−6−イル]−
4−イソプロポキシ−シクロブタ−3−エン−1,2−ジオンの溶液およびエタ
ノール中における569μL(4.55ミリモル)の8.0Mメチルアミンを、室
温で6時間撹拌した。この反応混合物をpH7の緩衝液で希釈し、次いで20%
THF/CH2Cl2中に抽出した。粗製の生成物を少量のMeOHに溶解し、シ
リカゲルに吸着させ、フラッシュクロマトグラフィー(CH2Cl2:MeOH:
NH4OH(92.5/5/2.5))によって精製し、296mgの純粋な生成物
を得た。THF/石油エーテルから再結晶させることによって、187mgの表
題化合物を白色の固形物(融点>250℃)として得た。1H−NMR(DMS
O−d6;400MHz)δ8.84(q,1H),7.79(d,1H),7.7
1(s,1H),7.51−7.67(m,3H),6.99(d,1H),5.7
5(d,1H),3.22(d,3H),1.48(s,3H),および1.27
ppm(s,3H);1R(KBr)1770,1720,1670,および1
605cm-1;マススペクトル(+FAB),m/e 419(M+H),44
1(M+Na)。
元素分析の結果:
計算値(C24H22N2O5・0.25H2Oとして):C,68.16;H,5.3
6;N,6.62。
実測値:C,68.22;H,5.33;N,6.54。
実施例8
3−ヒドロキシ−4−[トランス−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4−
(1−オキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−クロマン−6
−イル]−シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン
1.13mL(6N HCl)を含有するTHF(5mL)中における303m
g(0.676ミリモル)の3−[トランス−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチ
ル−4−(1−オキシ−1,3−ジヒドロイソインドール−2−イル)−クロマ
ン−6−イル]−4−イソプロポキシ−シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン
の溶液を50℃で48時間加熱した。この反応混合物を2N HClで希釈し、
20%THF−CH2Cl2中に抽出した。合わせた有機抽出物を(MgSO4で
)乾燥させ、濃縮し、THFから再結晶させて、112mgの表題化合物を黄褐
色の固形物(融点>250℃)として得た。1H−NMR(DMSO−d6;40
0MHz)δ7.84(dd,1H),7.81(d,1H),7.52−7.64
(m,3H),7.51(s,1H),6.93(d,1H),5.3(br s,
1H),4.4−4.5(br d,1H),3.8−4.1(br,2H),1.4
7(s,3H),および1.26ppm(s,3H);IR(KBr)3400
,
1785,1720,1670,および1600cm-1;マススペクトル(DC
I+),m/e 406(M+H)。
元素分析の結果:
計算値(C23H19NO6・0.5H2Oとして):C,66.66;H,4.86
;N,3.38。
実測値:C,66.67;H,4.60;N,3.34。
実施例9
3−[トランス−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4−(1−オキソ−1
,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−クロマン−6−イル]−4−メ
チル−シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン
10.8mg(0.056ミリモル)のヨウ化銅(I)を含有するDMF800
μL中における実施例1で調製した275mg(0.631ミリモル)のトラン
ス−2−[2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−3−ヒドロキシ−6−ヨード
−4H−1−ベンゾピラン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1H−イソインド
ール−1−オン、28.7mg(0.038ミリモル)のトランス−ベンジル(ク
ロロ)ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)、およびリーベスキン
ト(Liebeskind)ら(ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org
.Chem.)55,5359(1990))によって調製した325mg(0.758ミリモル)
の3−(トリ−n−ブチルスタンニル)−4−メチル−3−シクロブテン−1,
2−ジオン2−(エチレンアセタール)の溶液をN2でパージし、次いで室温で
16時間撹拌した。この反応混合物を20%THF−CH2Cl2(50mL)で
希釈し、飽和NH4Cl水溶液、次いで10%KFで洗浄した。有機相をNa2S
O4で乾燥させ、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(CH2Cl2:MeO
H:NH4OH(94.75/3.5/1.75))によって精製して、298mg
の3−[トランス−3−ヒドロキシ−2,2−ジメチル−4−(1−オキソ−1
,3−ジヒドロ−イソインドール−2−イル)−クロマン−6−イル]−4−メ
チル−シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン2−(エチレンアセタール)を得
た。これは、次の反応混合物に直接用いた:部分的な1H−NMR(DMSO−
d6;
300MHz)δ7.83(d,1H),7.53−7.66(m,5H),5.8
9(d,1H),5.2−5.4(br d,1H),4.4−4.6(br d,1
H),1.89(s,3H),1.52(s,3H),および1.30ppm(s
,3H)。
THF(12mL)における276mg(0.616ミリモル)の3−[トラ
ンス−3−ヒドロキシ−[2,2−ジメチル−4−(1−オキソ−1,3−ジヒ
ドロ−イソインドール−2−イル)−クロマン−6−イル]−4−メチル−シク
ロブタ−3−エン−1,2−ジオン−2−(エチレンアセタール)の溶液に、9.
2mLの50%H2SO4水溶液を添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌
した。この反応混合物を50mLのH2Oで希釈し、次いで20%THF−CH2
Cl2中に抽出した。有機抽出物を(Na2SO4で)乾燥させ、濃縮し、264
mgの3−[トランス−3−ヒドロキシ−[2,2−ジメチル−4−(1−オキ
ソ−1,3−ジヒドロイソインドール−2−イル)−クロマン−6−イル]−4
−メチル−シクロブタ−3−エン−1,2−ジオン2−(エチレンアセタール)
を用いた同様の実験で得た粗製の生成物と合わせた。フラッシュクロマトグラフ
ィー(CH2Cl2:MeOH:NH4OH(95.5/3/1.5))によって精製
し、THF/石油エーテルから結晶化させることによって、268mgの表題化
合物を淡い黄色の固形物(融点>250℃)として得た。7.81−7.84(2
つの2重線,2H),7.53−7.66(m,4H),7.09(d,1H),
5.87(d,1H),5.3−5.4(br s,1H),4.5(br d,1H
),2.36(s,3H),1.52(s,3H),および1.29ppm(s,
3H);IR(KBr)1775,1760,1660,および1610cm-1
;マススペクトル(DCI+)m/e 404(M+H)。
元素分析の結果:
計算値(C24H21NO5として):C,71.45;H,5.25;N,3.47
実測値:C,71.21;H,5.23;N,3.26。
薬理学
本発明化合物の膀胱平滑筋弛緩活性は、代表的な化合物について標準的な薬学
上許容される試験法に従って、以下のように確立された。
スプラーグ-ドーリー(Sprague-Dawley)ラット(150〜200g)をCO2
で窒息させて無意識にし、次いで頚部脱臼によって安楽死させる。膀胱を取り出
し、以下の組成(mM)[NaCl、118.4;KCl、4.7;CaCl2、
2.5;MgSO4、4.7;H2O、1.2;NaHCO3、24.9;KH2PO4
、1.2;グルコース、11.1;EDTA、0.023;95%O2、2/5%C
O2をガス供給;pH7.4]を有する温かい(37℃)生理食塩水(PSS)に
入れる。この膀胱を切開した後、幅1〜2mm、長さ7〜10mmの細片に切断
する。これらの細片を引き続いて初期静止張力1.5gの組織浴10ml中に吊
り下げる。これらの細片を2つの手術用クリップによって適所に保持する。一方
のクリップは固定フックに取り付け、他方は等張力変換器に取り付ける。これら
の調製物は、通常、わずかな自発的収縮を示すが、0.1μMカルバコールで誘
発するまでの1時間で回復させる。次いで、カルバコールを洗い流し、この組織
をその静止活性レベルまで弛緩させる。それから再び30分間回復させた後、さ
らに15mMのKClを組織浴に入れる。このようなKCl濃度の上昇によって
、基本的な緊張がわずかに上昇するのに重なって、自発的収縮の振幅(および以
前は静止していた細片における収縮の開始)が大きく増大する。このような強化
レベルの収縮活性が安定化した後、組織浴中における試験化合物または賦形剤の
濃度を漸次上昇させる。収縮活性は、30分間の誘発における最後の1分間に、
各化合物または賦形剤の濃度について測定する。
膀胱細片によって発達した等張力は、プレドラッグ収縮活性の50%阻害を誘
発するのに必要な濃度(IC50濃度)を用いて測定し、この濃度-用量曲線から
計算する。試験化合物によって誘起される収縮活性の最大阻害率(%)を、30
μMまたはそれ以下の試験化合物濃度に対して記録する。
本発明化合物の大動脈平滑筋弛緩活性は、代表的な化合物について標準的な医
薬上許容される試験法に従って、以下のように確立された。
スプラーグ-ドーリー(Sprague-Dawley)ラット(150〜200g)をCO2
で窒息させて無意識にし、次いで頚部脱臼によって安楽死させる。胸部大動脈を
取り出し、暖かい(37℃)クレブス−ヘンゼライト(Krebs-Henseleit)溶液
に入れる。この大動脈から脂肪および剥離した外膜を除去し、幅3〜4mmの環
状物に切断する。これらの環状物を引き続いて10mlの組織浴中における二本
のステンレス鋼ワイヤー組織ホルダー間に吊り下げる。一方のワイヤー組織ホル
ダーは固定フックに取り付け、他方は等張力変換器に取り付ける。静止張力を1
.0gに合わせる。これらの組織を実験の開始前に60分間回復させる。これら
の組織を25mM KClで誘発して収縮を起こさせる。次いで、これらの組織
を新鮮なクレブス−ヘンゼライト(Krebs Henseleit)溶液で30分間にわたっ
て繰り返し洗浄し、ベースライン張力まで回復させる。次いで、25mM KC
lを組織浴に入れて収縮を起こさせ、これを45分間以上安定化させる。次いで
、組織浴中における試験化合物または賦形剤の濃度を漸次上昇させる。
大動脈環状物によって発達した等張力は力変換器を用いて測定し、ポリグラフ
に記録した。所定の試験化合物の各濃度によって誘起される収縮力の阻害率(%
)は、濃度−応答曲線を得るのに用いる。プレドラッグ収縮活性の50%阻害を
誘発するのに必要な濃度(IC50濃度)は、この濃度−応答曲線から計算する。
試験化合物によって誘起される収縮活性の最大阻害率(%)を、30μMまたは
それ以下の試験化合物濃度に対して記録する。
薬理学的な試験データを表Iに示す。
従って、本発明の化合物は、平滑筋の収縮性に対して顕著な効果を有し、高血
圧症、尿失禁、うっ血性の膀胱および腸の疾患、喘息、卒中および上記と同様の
疾患状態の治療に有用である。これらの疾患は、化合物を用いて、それを必要と
する患者に、経口的または非経口的に投与したり、吸入させたりする治療によっ
て改善される。
医薬組成物
本発明の化合物が、平滑筋収縮に関連した疾患または障害の治療に採用される
場合、これらは、錠剤、カプセル剤などの経口投与形態に処方することができる
。これらの化合物は、単独で投与するか、あるいは、炭酸マグネシウム、ステア
リン酸マグネシウム、タルク、砂糖、乳糖、ペクチン、デキストリン、デンプン
、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナ
トリウム、低融点ワックス、カカオバターなどの従来の担体と組み合わせること
によって投与することができる。希釈剤、香味剤、可溶化剤、滑沢剤、懸濁化剤
、結合剤、錠剤崩壊剤などを採用してもよい。これらの化合物は静脈内または非
経口的に注入してもよく、この場合、それらは他の溶質(例えば、溶液を等張性
にするのに充分な塩類またはグルコース)を含有する無菌液剤の形態で用いられ
る。吸入または吹入による投与の場合、これらの化合物は、水溶液または部分的
水溶液に処方すればよく、これらは次いでエアロゾルの形態で利用することがで
きる。これらの化合物は、乾燥エアロゾル吸入製剤に処方してもよい。
用量に関する必要条件は、採用する特定の組成物、投与の経路、見られる徴候
の重篤度、および治療中の特定の患者によって変化する。治療は、一般的には、
化合物の最適量より少ないわずかな用量で開始する。その後、用量は、この状況
下で最適な効果に達するまで増加させる。一般に、本発明の化合物は、有害また
は有毒な副作用を起こすことなく効果的な結果を一般的に与える濃度で投与する
のが最も望ましく、一回量で投与することもできるし、必要なら、この用量は、
一日に適当な回数だけ投与する便利なサブユニットに分割してもよい。
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(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
A61K 31/40 ADA 9454−4C A61K 31/40 ADA
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,C
Z,EE,FI,GE,HU,IS,JP,KE,KG
,KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LV,MD,
MG,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,RO,R
U,SD,SG,SI,SK,TJ,TM,TT,UA
,UG,UZ
(72)発明者 キニー,ウィリアム・アルビン
アメリカ合衆国18966ペンシルベニア州
チャーチビル、エルム・アベニュー115番