JPH10500820A - 定インピーダンスサンプリングスイッチ - Google Patents

定インピーダンスサンプリングスイッチ

Info

Publication number
JPH10500820A
JPH10500820A JP7530373A JP53037395A JPH10500820A JP H10500820 A JPH10500820 A JP H10500820A JP 7530373 A JP7530373 A JP 7530373A JP 53037395 A JP53037395 A JP 53037395A JP H10500820 A JPH10500820 A JP H10500820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
switch
switching
circuit
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7530373A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3715987B2 (ja
Inventor
ドナルド, ジェイ. サウアー,
Original Assignee
デイヴィッド サーノフ リサーチ センター, インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by デイヴィッド サーノフ リサーチ センター, インコーポレイテッド filed Critical デイヴィッド サーノフ リサーチ センター, インコーポレイテッド
Publication of JPH10500820A publication Critical patent/JPH10500820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3715987B2 publication Critical patent/JP3715987B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/06Modifications for ensuring a fully conducting state
    • H03K17/063Modifications for ensuring a fully conducting state in field-effect transistor switches
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C27/00Electric analogue stores, e.g. for storing instantaneous values
    • G11C27/02Sample-and-hold arrangements
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/16Modifications for eliminating interference voltages or currents
    • H03K17/161Modifications for eliminating interference voltages or currents in field-effect transistor switches
    • H03K17/165Modifications for eliminating interference voltages or currents in field-effect transistor switches by feedback from the output circuit to the control circuit

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 入力信号の瞬時レベルにかかわらず、実質的に一定のインピーダンスを入力信号(Vin)に与えるサンプリングスイッチは、入力信号(Vin)をサンプリング回路(Vout)に選択的に結合させるシングルMOSトランジスタ(326)を含んでいる。非サンプリングインタバル中は、このMOSトランジスタ(326)は、ある回路によって非導電性にされている。サンプリングインタバル中は、このMOSトランジスタへのゲート信号が入力信号(Vin)の瞬時電位によってブートストラップされ、MOSトランジスタ(326)を導電性にする。従って、入力信号(Vin)とMOSトランジスタ(326)のゲートとの電圧差は、比較的広範囲の振幅にわたって実質的に一定のままでいる。

Description

【発明の詳細な説明】 定インピーダンスサンプリングスイッチ 本発明は、高速で動作し、高い分解能をもたらすアナログ−ディジタル変換器 (ADC)に関し、特に、この様なADCに使用するのに好適で、アナログ入力 信号をサンプリングする定インピーダンスサンプリングスイッチに関する。 ディジタル信号処理を現実のデータに適用するために、アナログ信号をディジ タルフォーマットに変換することがしばしば必要となる。この変換において妥当 な忠実度(fidelity)を確保するため、アナログ信号の帯域幅よりも実質的に大 きな速度でアナログ信号をサンプリングすることが望ましい。これらのサンプル 信号値は、この後、“N”個の2進ビットにより表される等価ディジタル値に高 速で変換される。従来のADCは、通常、バイポーラトランジスタを使用してお り、高速(例えば、50MHz)かつ12ビット分解能で動作可能である。これ らのADCは、比較的大きな電力を必要とし、かなり費用がかかる。一方、MO S技術を用いた高速のマルチビットADCを実現する試みは、望まれているほど 成功していない。不十分なチップ歩留りのために費用が高くなったり、或いはバ イポーラトランジスタ技術を用いて得ることができるものよりもかなり性能が悪 くなる。 “Nフラッシュ”ADCと称される従来のADCは、サンプリングされたアナ ログ電圧から“N”個のデータビットを並行して同時に作成する。このADCは 、2N−1個の比較器を備えている。これらの比較器は、互いに精密にマッチン グされていて、各々が高分解能を実現することができる。このADCは、これら の比較器の全てを同時にアナログ入力サンプリング回路に瞬時接続する。この後 、全ての比較器に結合されたデコーダ回路は、その瞬間にサンプリングされた入 力信号のアナログ値に対応したN個のビットの値を求める。このタイプのADC の利点は、高速で動作可能なことである。重大な欠点は、入力回路に全ての比較 器を同時に接続することによって生じる比較的低いインピーダンス負荷(及びこ れに対応した大きなスイッチングトランジェント)である。一例を挙げると、1 個の 12ビットフラッシュADCは、4095個の比較器を使用している。 他のタイプのADCとしては、逐次比較デバイス(successivea pproximation device)がある。このタイプのADCのうち最も単純な形態のものは、サンプ リングされたアナログ電位から出力ディジタル値を最上位ビットから最下位ビッ トまで一度に1ビットずつ算出する。出力値の各ビットが作成されると、部分デ ィジタル値が内部ディジタル−アナログ変換器(DAC)によってアナログ値に 変換され、このアナログ値が、もとのサンプル値から減算される。この後、この 差値は、ディジタル出力値の次の最下位ビットを作成するために使用される。こ の形式では、Nビットのディジタル値を作成するために少なくともN個の比較処 理が必要となる。 より複雑な形態では、このタイプのADCは、N個以上の逐次比較(successi ve approximation)段階を並行して実行する。各段階は、それぞれ異なるスタガ クロック位相(staggered clocking phase)を処理する。この構成では、1個の Nビットディジタル出力値が各クロックサイクルに作成される。逐次比較ADC は、米国特許第5,272,481号で説明されている。 MOS技術で実現されるいかなるタイプのADCが有する一つの問題点は、サ ンプリング回路のインピーダンス中の線形性である。ADC用のサンプリング回 路は、通常、伝達ゲートを含んでいる。この伝達ゲートが開かれると、サンプリ ング容量がアナログ入力信号の瞬時電位まで充電され、この伝達ゲートが閉じら れると、充電レベルがサンプリング容量に保持される。 伝達ゲートは、通常、共通のソース及びドレイン接続を有するPMOSトラン ジスタ及びNMOSトランジスタとして形成される。相補制御電位(comlementa ry control potential)がPMOS及びNMOSデバイスのゲート電極に印加さ れており、双方のデバイスが駆動したときに、伝達されている信号についての導 電パスが瞬時信号電圧にかかわらず存在するようになっている。周知のように、 MOSトランジスタがこれ以下では導電性を有しないというゲート−ソース間電 圧(VGS)のしきい値が存在している。VGSがこのしきい電圧よりも十分に高い ときは、トランジスタは、線形インピーダンスを示す。しかしながら、VGSがこ のしきい電圧に近いときは、トランジスタは、非線形インピーダンスを示す。N MOS及びPMOSデバイス間のサイズ比を注意深く選択することにより、両デ バイスがこれらのしきい電圧以上であるときに、これら2個のデバイスの並列接 続による全インピーダンスを、比較的一定にすることができる。しかしながら、 この定インピーダンスは、一般に、比較的小さな範囲に制限されている。この範 囲外の信号については、上記のデバイス対は、非線形インピーダンスを示す場合 がある。この非線形インピーダンスは、伝達ゲートが通過させている信号内に高 調波ひずみを生じさせることがある。 本発明は、アナログ−ディジタル変換器用の定インピーダンスサンプリングス イッチとして実現されている。このスイッチは、入力信号の瞬時レベルに関係な く、実質的に一定のインピーダンスを提供する。本発明によれば、電圧制御抵抗 素子を使用して、入力信号をサンプリング回路に選択的に結合させる。この素子 用の制御電圧は、この素子が非導電状態にある間はこの素子から切断されている 回路によって生成される。サンプリングインタバル中、この電圧は、入力信号の 瞬時電位によって上昇させられ、電圧制御抵抗素子用の制御電圧として印加され る。従って、サンプリングされている信号と制御電位との電位差は、アナログ入 力信号についての比較的広範囲の振幅にわたって実質的に一定のままとなる。 図面において、 図1は、並列に配置され、スキュークロック信号により駆動する複数の同一A DCからなるアセンブリを備えた本発明の実施形態を含むADCシステムのブロ ック図である。 図2a、2b及び2cは、図1のADCの1個に使用するのに適した比較回路 の概略図であり、部分的に論理図形式が採用されている。 図3は、図2の比較回路に使用するのに適した定インピーダンスサンプリング スイッチの概略図である。 図4は、図1のフォーマット変換器として使用するのに適した回路の論理図で ある。 図5は、図1のADCシステム内で使用するのに適した基準電圧分割回路の概 略図である。 図1は、18個のADCを含むADCシステムのブロック図である。これらの ADCは、アナログ入力信号に対応するディジタル出力サンプルを比較的高速( 例えば、50MHz)で生成するため、位相スキュークロック信号(phase-skew ed clock signal)に応答して並列に動作する。これらのADCの各々は、アナ ログ信号VINを受け取る自動ゼロ比較器(auto-zero compatator)120を備 えている。図1のADCシステムは18個のADCを備えているが、詳細に示さ れているADCは1個だけである。各ADC110は、多重化(MUX)装置1 32の対応する入力端子に接続された1個の出力ポートを有している。本発明の 好適な実施形態では、各ADC110は、マルチプレクサ132に13ビットの 信号を供給する。このマルチプレクサ132は、その入力ポートに与えられた一 連の13ビット信号をフォーマット変換器134に供給する。マルチプレクサ1 32によって与えられた各13ビット値は、非標準バイナリフォーマットである 。フォーマット変換器134は、これらの語の各々を標準の12ビットフォーマ ットに変換して、図1のADCシステムの出力値を作成する。 各ADC110は、クロック及び位相タイミング装置(clock and phase timi ng unit)138によって駆動される。このクロック及び位相タイミング装置1 38は、図示のように、18個の位相P(0)〜P(17)、クロック信号CK 、進相クロック信号(phase-advanced clock signal)CKS、クランプパルス CLAMPNを生成する。このクロック位相P(0)〜P(17)は、信号CK の18個の連続クロックパルスから1個を選択することにより生成される。これ により、18個のクロック信号が生成される。これらのクロック信号の各々は、 個々に異なる位相と、信号CKの周波数の18分の1である周波数と、を有して いる。18個のADCの各々は、位相P(0)〜P(17)の全部によって駆動 されるが、第1のADC110に対してP(1)であるクロック位相は、第2の ADC110に対してはクロック位相P(0)であり、第3のADC110に対 してはクロック位相P(17)である。 このため、18個のADC110は、それぞれ、入力電圧VINを18個の連 続した瞬間に繰り返しサンプリングする。この構成によれば、図1のADCシス テムアセンブリ全体について、個々のADC110のサンプリング速度の18倍 の合成サンプリング速度を事実上実現することができる。このシステムは、様々 なサンプリング速度を達成するために、より少ない(或いは、より多くの)AD C110を用いて構成することもできる。 各ADC110は、自動ゼロ比較器(auto-zero comparator)120を備えて いる。この自動ゼロ比較器120は、12ビットの逐次比較レジスタ(successi ve approximation register)(SAR)122に与えられるビット直列出力信 号(bit-serial output signal)を作成する。比較器120は、入力電圧VIN を瞬時にサンプリングし、その後、SAR122とクロック同期されたシーケン スに、サンプル入力電圧のディジタル値をビット単位で求める。 SAR122は、その蓄積値の4個の最上位ビット(MSB)を第1の4ビッ トDAC124に供給する。第1の4ビットDAC124は、一対のアナログ電 圧DA1及びDA1Rを順次に比較器120に与える。同様に、SAR122は 、次の4個のMSB、及びこれに加えて1個のオフセットビットD06を、第2 の4ビットDAC126に供給する。このDACは、もう一対のアナログ電圧D A2及びDA2Rを生成する。これらのアナログ電圧は、比較器120に印加さ れる。SAR122内に保持された値の4個の最下位ビット(LBS)は、2ビ ットDAC128及び130によって、四対のアナログ信号DA3、DA3R、 DA4、DA4R、DA5、DA5R、DA6及びDA6Rに変換される。DA C124、126、128及び130は、私の特許の中のものと同じ設計である 。 全てのADC110は、シングルマスタ電圧基準源140に接続されている。 このマスター電圧基準源140は、図5を参照しながら後述する。基準電圧VA 0〜VA16、VAR0〜VAR16、VB0〜VB19及びVBR0〜VBR 19は、基準電圧低レベル信号VRLF及び基準電圧高レベル信号VRHFによ って画定される電圧の範囲を分割する。 電圧基準信号VRHF及びVRLFは、基準発生回路136によって生成され る。この回路は、バンドギャップ電圧基準源(図示せず)を用いて、これらの信 号、及び2.5ボルトの公称電位(nominal potential)を有する電圧基準信号 VREFを生成する。更に、基準発生器136は、基準グランド信号RGNDを 使用する。この信号は、公称的には基板グランド電位にあるが、基板から完全に ダイオード絶縁されている。この構成によれば、例えばADC110の他の1個 か ら基板中を伝播する基板グランド信号のノイズ成分が低減される。基準発生回路 136は、詳細には説明しない。基準発生器136として使用するのに適した回 路は、この分野の通常の当業者であれば、以下の説明と私の特許の中に提示され た説明とから容易に設計することができる。 20MHzの周波数を有する信号CLK INは、18個のクロック位相パル スP0〜P17と、3個の遅延クロック信号CK、CKS及びCLAMPNと、 を生成するため、クロック及び位相タイミング回路138によって使用される。 クロック位相信号P0〜P17の各々は、1.11MHzの周波数を有するパル スクロック信号である。これらのクロック位相信号のうちの1つの各パルスは、 信号CKの単一パルスであって、次のパルスから信号CKの18周期分だけ離れ たパルスである。これらのクロック信号の各々は、次のクロック信号から信号C Kの1周期分だけ離れている。信号P0〜P17の全18個が合成されると、信 号CKが得られることになる。 信号CKS及びCLAMPNは、信号CKの位相から進んだ位相を有している 。クロック及び位相タイミング回路では、これは、信号CLK INに対する遅 延が信号CKよりも少ないように信号CKS及びCLAMPNを作成することで 達成される。本発明の好適な実施形態では、信号CLAMPNは、信号CKSに 対して遅延している。通常の当業者であれば、以下及び私の特許の中でなされる 説明に基づいて適切な回路を作製することができるので、回路138は詳細には 説明しない。 図2は、図1の比較器110として使用するのに適した自動ゼロ比較器の概略 図であり、一部、論理図形式が採用されている。概略を述べると、アナログ入力 信号VINは、節点VSUMで入力値をDAC124、126、128及び13 0により生成された部分結果と合成する加算回路網に印加される。この節点にお ける信号と節点VSUMRにおける信号との差は、自己バイアス増幅器270と 差動増幅器285とのカスケード接続によって増幅される。増幅器285の出力 信号は、再生ラッチ(regenerating latch)290に印加される。この再生ラッ チは、ディジタル値の次のビットが論理的高レベル値となっている場合には論理 的高レベル状態に切り替わり、ディジタル値の次のビットが論理的低レベル値と なっている場合には論理的低レベル状態に切り替わる。自動ゼロ比較器の出力信 号は信号CPMNであり、これはラッチ290の瞬時状態の反転バージョンであ る。 増幅器270は、一方の入力端子で入力信号VINを受け取り、他方の入力端 子で信号VINRを受け取る差動増幅器である。信号VINRは、信号VINの リターンパス(reture path)である。例えば、信号VINが図1のADCへの 入力信号として接地平面(ground plane)に対して参照される場合、端子VIN Rは、この接地平面に結合される。このリターン信号は、ADCに印加され、信 号VINと干渉しうる任意の高周波同相モード信号(high frequency common mo de signal)をゼロにする。この信号までもがリターンパスに現れる程度まで、 これらの信号は、図2の回路により実行される差動増幅においてゼロにされる。 ほとんどの場合、信号VINR及び節点VSUMRに印加される他の信号は、論 理的0値である。比較的高周波のノイズ信号が基板から伝播しているときに限り 、節点VSUMRにおける信号はゼロでなくなる。しかしながら、この例では、 節点VSUMにもノイズ信号が存在している。増幅器270により増幅されるの は、節点VSUMでの電位と節点VSUMRでの電位との差であるため、これら のノイズ信号は相殺しやすく、最終結果に重大な影響を与えない場合が多い。 このADCは、図2の比較器用のリターンパス信号を生成する並列回路を有し ている。このリターンパス信号は、入力パス中の同様の信号に対応している。こ の並列回路は、DAC124、126、128及び130、並びに電圧基準分割 回路140内で生じる同相信号をゼロにするのに用いられる。以下では、“R” で終わる信号名は“R”を除いて同じ名前を有する信号に対応したリターンパス 信号を表すという規則を用いる。 同様に、文字“N”で終わるスイッチング信号は、“N”を除いて同じ名前を 有するスイッチング信号の反転バージョンである。簡単のため、相補スイッチン グ信号(complementary switching signal)を生成するために使用される逆変換 回路については説明しない。 図2の回路は、クロック信号CKの18周期にわたるディジタル化インタバル 中に、アナログ入力値VINを表す完全な12ビットディジタル値を生成する。 このインタバル中に実行される第1のステップは、校正ステップである。入力信 号VINのサンプルは、位相P4の正方向遷移(positive-going transition) までは供給されない。この校正ステップは、位相P0からP3の間に生じる。 位相P0の間、SAR122は、信号DA2、DA2、DA3、DA4、DA 5及びDA6、並びに対応するリターン信号DA1R、DA2R、DA3R、D A4R、DA5R及びDA6Rに関して論理的0の値を与えるようにリセットさ れる。 位相P1及びP2にわたる時間間隔の間、図2bの回路は、信号PSMP及び PSMPNを生成する。これらの信号は、対応する伝達ゲート236及び268 に印加され、対応する節点VSUM及びVSUMRを電位VREFまで事前充電 (precharge)する。VREFは、図1の基準発生回路136によって生成され る。この回路は、分圧回路(図示せず)を備えている。この分圧回路は、電位V REFを、動作電位源(例えば、VDD)及び基準電位源(例えば、グランド)に よって画定される範囲のほぼ中央に設定する。本発明の好適な実施形態では、VDD は+5ボルトである。従って、VREFの公称値は2.5ボルトである。節点 VSUM及びVSUMRを2.5ボルトまで事前充電するステップは、PMOS 入力トランジスタ274及び276をバイアスして、この2.5ボルト基準から の電位のわずかな変動を検出する。 前置増幅器270のバイアス点を正確に設定するために、節点VSUM及びV SUMRは、この電位に設定される。前置増幅器270は、差動PMOS入力段 (トランジスタ274及び276)を用いて実現することができる。これらの入 力段は、その負荷要素として、一対のNMOS電流源(トランジスタ278及び 280)を有している。トランジスタ278及び280のゲート電極は、電位V REFを受け取るように結合されている。このため、これらのトランジスタは、 トランジスタ274及び276のドレイン電極とグランドとの間に固定抵抗パス を出現させる。 増幅器270は、同相DC受動クランプ回路(トランジスタ284)も使用す る。この受動クランプ回路は、節点A1及びA2、すなわち対応するトランジス タ274及び276のドレイン電極、における電位を、いずれかの節点がPMO Sトランジスタ284のしきい電位を超えている場合に平均化する抵抗である。 受動クランプ回路に加えて、増幅器270は、能動クランプ回路(トランジスタ 282)を備えている。この回路は、比較の直前に、トランジスタ274及び2 76のドレイン電極間に低インピーダンスパスを形成する。この低インピーダン スは、差動増幅器を効果的にリセットし、この増幅器が信号VSUM及びVSU MR間の増幅された差を表す出力信号を節点A1及びA2間に生成する準備を行 う。 動作電力(operational power)は、トランジスタ272を介して前置増幅器 270に与えられる。以下で述べるように、このトランジスタ272は、カレン トミラー(current mirror)の出力段を形成しており、このトランジスタ272 の入力段は、利得調節回路214のトランジスタ215によって与えられる。理 想的には、増幅器270は、信号VSUM及びVSUMRの相対値にのみ基づい て、トランジスタ274及び276間の固定電流を分割する。増幅器の作用点は 、トランジスタ278及び280により定まる負荷抵抗によって設定される。更 に、増幅器270は、2個のトランジスタ279及び281を含んでいる。これ らのトランジスタは、対応する信号BIASN及びBIASによって制御される 。これらの信号は、増幅器270のバイアスポイントを調節して、電位VSUM 及びVSUMR間のいかなる差であっても確実に増幅されるようにする。本発明 の好適な実施形態では、増幅器270は、約10の利得を有している。 MOSデバイスであるトランジスタ274及び276は、電圧可変電流源とし て設計されていても良い。図2の回路では、トランジスタ274及び276の各 々のチャネル電流は、それらの対応するゲート電極に電位VREFを印加するこ とにより定められる。しかしながら、トランジスタ274か276のいずれかに よって供給された電流に差が生じる程度まで、比較器270が誤った結果を生み 出すような差動入力電位(differential input potential)の範囲があっても良 い。このバイアス回路は、トランジスタ274及び276がこれらのゲート電極 に電位VREFが印加されるときに同じ電流を確実に通すようにすることにより 、これらの誤りを自動的に訂正する動作を行う。自動バイアス回路のこの動作に ついては、後述する。 位相P1及びP2によって画定される時間間隔では、信号VREFがトランジ スタ274及び276のゲート電極に印加される。理想的には、トランジスタ2 74及び276の双方は、これらの導電領域において同じポイントでバイアスさ れるべきであり、従って、同じ量の電流を通すべきである。このようになってい ないと、節点A1及びA2間の差動出力信号はゼロにならない。この電位は、差 動増幅器285によって増幅され、再生ラッチ290によって検出される。この ラッチ290は、検出された信号を伝達ゲート296を介して通す。この伝達ゲ ート296では、この信号が反転され、第1の交換コンデンサフィルタ(switch ed capacitor filter)297に印加される。この信号は、再び反転され、第2 の交換コンデンサフィルタ298に印加される。フィルタ297及び298では 、これらの信号は、位相P2の間、節点Z1、Z2、Z3及びZ4で寄生コンデ ンサを充電する。この後、クロック位相P3の間、任意の蓄積電荷が寄生コンデ ンサからコンデンサ283及び277へ送られる。 トランジスタ274と276との間で平衡がとれていない場合、コンデンサ2 77及び283の一方は、他方のコンデンサよりも高い電位に充電される。これ らの電位BIASN及びBIASは、順次に、トランジスタ279及び281の ゲート電極に印加される。BIASNがBIASよりも大きい場合、トランジス タ278により与えられる負荷抵抗は、トランジスタ280により表される負荷 抵抗よりも大きな量だけ低減される。これにより、トランジスタ274及び27 6の相対バイアスポイントが変化する。この調節は、バイアス電位BIAS及び BIASNについて相対的に安定な値が確立されるまで、数回のディジタル化サ イクルを通じて継続する。これらの電位が確立されると、差動増幅器270がバ イアスされ、VSUMとVSUMRとの間の小さな差ですら適切に増幅されて、 第2の前置増幅器285へ送られるようになる。 更に、VSUM及びVSUMR間の差動信号が十分に大きい場合、受動クラン プトランジスタ284のON抵抗は、PMOS差動入力トランジスタ274及び 276に対する負荷として働く。この負荷抵抗は、前置増幅回路270の電圧利 得及び出力インピーダンスを低減し、これによって前置増幅器の時定数を低減し 、その過渡応答回復時間(transient response recovery time)を改善する。節 点 A1及びA2における信号電圧の差動性(即ち、反位相性)のため、トランジス タ284によって発生させられる平均電位は、小さな信号成分しか有しない。前 置増幅器270の出力信号A1及びA2は、前置増幅器285の対応する入力端 子A1及びA2に与えられる。 前置増幅器285は、動作電流の量が半分にされること、及び自動バイアス回 路がないこと、を除いて、前置増幅器270と本質的に同じである。従って、前 置増幅器285は詳細には説明しない。前置増幅器285の出力信号は、節点Y 1及びY2間の電位差として与えられる。本発明の好適な実施形態では、前置増 幅器285は約6の利得を有しており、従って、VINとVINRとの間のいか なる差も、それが差動ラッチ290に印加される前に、60の比率で増幅される 。 この電位差は、差動ラッチ290のトランジスタ295及び293のゲート電 極に印加される。このラッチ290は、複数のコンデンサ291が追加されてい ることを除いて、私の特許の中で説明されているものと本質的に同じである。こ れらのコンデンサは、ラッチのノイズ帯域幅を制限し、これによって、その感度 を高める。信号CKの各パルスの前に、進相クロック信号(phase leading cloc k signal)CKSNは、2個のトランジスタ292及び294のゲート電極に印 加される。これらのトランジスタは、導電状態となったときに、コンデンサ29 1を放電し、ラッチ290を効果的にリセットする。ラッチがリセットされた直 後、その次の状態が、増幅器285により与えられる電位Y1とY2との差によ って定められる。 ラッチ290の状態は反転され、ゲート回路に印加される。このゲート回路は 、信号CKによって状態信号をゲート制御し、有効な状態値のみが信号CKの正 方向パルスと同期して確実に提供されるようにする。ゲート制御されたこの信号 は、反転され、比較器CMPNの出力信号として供給される。 通常の動作では、校正ステップが上述のように位相P0〜P3で実行された後 、入力信号VIN及びリターン信号VINRが、定インピーダンスサンプリング スイッチ210及び240を用いて、対応するコンデンサ222及び252上へ サンプリングされる。これらのスイッチについては、図3を参照しながら後述す る。加算接続点VSUMへの他の入力信号は、アナログ電位DA2、DA3、D A4、 DA5及びDA6であり、加算接続点VSUMRへの他の入力信号は、アナログ 電位DA2R、DA3R、DA4R、DA5R及びDA6Rである。これらの電 位は、図1のDAC126、128及び130によって供給される。加算接続点 VSUMへの最終的な入力信号は信号BALであり、これは、コンデンサ918 を介して利得調節回路234により印加される。位相P4の間、電位DA2、D A2R、DA3、DA3R、DA4、DA4R、DA5、DA5R、DA6及び DA6Rは、VINのサンプリング中、これらの公称低レベルに固定される。こ の構成では、コンデンサ222の左側がVINに充電され、コンデンサ222の 右側はVREFに充電される。一方、コンデンサ252の右側及び左側は、それ ぞれVINR及びVREFに充電される。 次に、伝達ゲート236及び268が、信号PSMP及びPSMPNに応答し て閉じられ、節点VSUM及びVSUMRをVREFから切断する。これにより 、PSMPの負方向遷移(negative-going transition)からの容量結合クロッ ク成分とPSMPNの正方向遷移からの容量結合クロック成分との非平衡に起因 して、SUM上の電圧を小さな残留オフセット値(residual offset value)だ け変化させることが可能になる。 次に、定インピーダンスサンプリングスイッチ210及び240は、対応する コンデンサ222及び252を入力信号VIN及びVINRから切断する。伝達 ゲート220及び250は開かれ、コンデンサ222の左側をアナログ電位DA 1に接続し、コンデンサ252の右側をアナログ電位DA1Rに接続する。DA 1及びDA1Rの双方は、DAC124によって与えられる。定められた整定時 間(settling time)の後、節点VSUM及びVSUMRでの電圧は、等式(1 )及び(2)に従って定められる。 ここで、BAL及びBALRは、後述する回路214の出力端子に生じた電位 であり、Cxは、コンデンサXの静電容量を表しており、CT及びCTRは、節 点VSUM及びVSUMRでの対応する全静電容量であり、これらはそれぞれ等 式(3)及び(4)により定められる。 ここで、Cpsum及びCpsumRは、対応する節点VSUM及びVSUMRでの寄生 容量である。 節点VSUMでの電圧は、入力信号VINと、DAC124、126、128 及び130によって与えられる電位DA1〜DA6の合計と、の差に対応してい る。同様に、節点VSUMRでの電位は、リターン信号VINRと、電位DA1 R〜DA6Rの合計と、の差に対応している。コンデンサは、DAC124、1 26、128及び130によって供給される電荷を適切な割合で合計するように 大きさが調整されている。本発明の好適な実施形態では、コンデンサ222〜2 34及びコンデンサ252〜264は、表1に示される値を有している。なお、 ここでは、単位容量値をCとおいている。 本発明の好適な実施形態では、Cは50フェムトファラッド(fF)である。 コンデンサ224に対するコンデンサ222の精密容量比(exact capacitanc e ratio)の変動、及びコンデンサ254に対するコンデンサ252の同様の変 動は、自動校正ループ内で回路214により補償される。なお、比の公称値は2 である。 本発明の好適な実施形態では、全てのコンデンサは、蒸着層間誘導膜を用いて 作製される。周知のように、この様にして作製された複数のコンデンサは、通常 、小レイアウト範囲にわたって1%よりも好適にマッチングさせることができる 。マッチングされた複数のコンデンサの並列接続を用いることで、静電容量を効 果的に増倍することができる。自動ゼロ比較器120の各々で使用されるコンデ ンサの相対値は、12ビットADCについて±0.25LSBよりも優れた精度 を達成するように調節しても良い。 回路214は、電圧DA2及びDA2Rの高線形可変減衰(highly linear va riable attenuation)をもたらす。本発明の好適な実施形態では、この減衰は、 0〜250mvの入力信号範囲にわたって適用される。回路214の利得は、+ 0.2から−0.2まで調節することができる。回路214によって与えられる 出力信号BAL及びBALRのDCオフセットは、臨界ではない。これは、この 適用例では、これらの信号が節点VSUM及びVSUMRに容量結合されている ためである。しかしながら、回路214は、VDD及びVREFの変動に対して 好適な同相除去を与えるように設計されている。 回路214は、2個の同一回路212及び242を含んでいる。これらの回路 は、それぞれ信号BAL及びBALRを供給する。簡単のため、これらの回路の うちの一つである回路212のみを詳細に説明する。利得調節回路は、2個の交 換コンデンサフィルタ299及び300によって生成される校正電位CAL及び CALNを使用する。これらのフィルタは、上述の交換コンデンサフィルタ29 7及び298と同じように動作する。但し、フィルタ299及び300は、位相 P3の間にラッチ290により供給される出力信号を累積するように動作するの に対し、フィルタ297及び298は、位相P2の間に供給された出力信号を累 積するように動作する。位相P3の間のラッチ290の出力信号は、自動校正位 相P2の間に測定されたVSUM及びVSUMR間の増幅された差分である。VFS が、位相P2の自動校正サイクル中、ADC110によって変換可能なフルス ケール電圧である場合、DA1はVFS/16からゼロに切り替えられ、一方、D A2は、0からVFS/16(信号DA2に関して供給されうる最大の電位)に切 り替えられる。これらの変化後におけるVSUM及びVSUMRの正味の変化は 、ゼロとなるはずである。この差動信号がゼロでない範囲で、この信号は検出及 び累積されて、信号CAL及びCALNが形成される。このため、信号CAL及 びCALNは、差動増幅器270に与えられる入力値DA1及びDA2間の微差 を線形差動減衰器(linear differential attenuator)212及び242に補償 させる。これらの入力値は、所望の容量比からの変動によって生じる。 この線形差動減衰器212は、トランジスタ202、203、204、206 、207、208、209、211及び213によって構成されている。この減 衰器は、制御電位BALを生成する制御電圧CAL及びCALNに基づいて、D AC126の出力信号の一つである信号DA2から取り出される反転信号及び非 反転信号の一部を加算する。 この線形差動減衰器への入力信号は、DAC126によって供給される信号D A2である。減衰された後、加算接続点VSUMで信号に足し戻されて、コンデ ンサ222及び224間のコンデンサ比の変動を補償するのは、この信号である 。 線形差動減衰器212は、信号CAL及びCALNによって制御される。トラ ンジスタ206及び208は、トランジスタ202及び203によって供給され る電流を分割するPMOS差動対(differential pair)を形成している。これ らのトランジスタ202及び203は、カレントミラーの出力脚部(output leg )に位置している。カレントミラーの入力脚部(input legs)は、トランジスタ 215及び217である。トランジスタ217のゲート電極は、電位VREFを 受けとり、トランジスタ215を介して固定電流を引き出すように結合されてい る。トランジスタ215、202及び203は、カレントミラーとして構成され ているため、トランジスタ202及び203の各々のドレイン電流は、トランジ スタ215のドレイン電流と合致している。 PMOSトランジスタ206のゲート電極がVA(0)に結合されているため 、電位DA2が0ボルトに等しいとき、差動増幅器は平衡がとられる。この例で は、トランジスタ206及び208の双方を流れるドレイン電流は、トランジス タ217を通過して流れる電流に等しい。トランジスタ202及び203は、比 較的低いインピーダンスを有しており、比較的小さなドレイン−ソース間電圧降 下(Vds)を有した対応出力特性の線形部分で、抵抗器として動作する。節点 X1での信号は、トランジスタ208のゲート電極に印加される信号DA2と反 対の位相を有しており、一方、節点X2での信号は、信号DA2と位相がそろっ ている。 利得調節回路212の出力信号BALは、節点X1及びX2における電位の線 形和(linear summation)である。これらの電位は、抵抗器211と213との 抵抗比(CALとCALNとの比に比例)に応じて、信号DA2と位相がそろっ た状態となったり、位相がずれた状態となっても良い。この回路は、図1のDA C126内で、約−.02から+.02までの利得の調節範囲を与える。これに より、コンデンサ222及び224間の容量比やコンデンサ252及び254間 の容量比の予測変動が十分に補償される。 図3は、定インピーダンスサンプリングスイッチ(CISS)210として使 用するのに適した回路の図である。スイッチ240についても、同一の回路を使 用することができる。定インピーダンススイッチ210及び240は、入力信号 VIN及びVINRを対応する節点VSUM及びVSUMRに向けてゲート制御 する伝達ゲートに替わるものである。上述のように、単純な伝達ゲートを用いて 入力信号をサンプリングコンデンサに向けて選択的にゲート制御すると、VIN 及びVINRによって定められた高調波ひずみが伝達ゲート中の非線形抵抗によ って入力信号中に発生する。 図3の回路は、サンプリングされている信号の振幅に関係なく実質的に一定の インピーダンスを有する一対のサンプリングスイッチ210及び240を提供す ることにより、この高調波ひずみを防止する。これらのスイッチ210及び24 0は同一であり、従って、スイッチ210のみを詳細に説明する。要約すると、 信号VINは、NMOSトランジスタ326によって選択的に通過させられる( サンプリングされる)。接合型FET、バイポーラトランジスタ、真空管、4層 デバイス等の他のタイプの電気制御デバイスも、図3の残りの回路に適切な変形 を加えることで、トランジスタ326の代わりに使用することができるだろう。 本発明の好適な実施形態では、トランジスタ326のゲート電極は、トランジス タ326が通過させている信号VINの瞬時電位と関係なく、トランジスタの導 電状態時にVGSがVDDに近いほぼ一定値に保持されるように制御される。 このスイッチは、信号PVI、PCA、PCAN、PCB及びPCBNによっ て制御される。信号PVIは、図2aの回路によって生成される。信号PCAは 、PCAN、PCB及びPCBNは、図2cの回路によって信号PVIから生成 される。 図3では、制御信号PVIが論理的0(例えば0ボルト)であるとき、信号P CAは論理的1(例えば5ボルト)であり、信号PCBは論理的0である。この 状態で、トランジスタ310及び322は導電性であり、トランジスタ312は 非導電性であり、従って、トランジスタ316のゲート電極、及びトランジスタ 314により形成されるコンデンサは、VDD−Vtn(例えば、4ボルト。ここで 、VtnはNMOSトランジスタについてのしきい電圧である。)に実質的に等し い電位まで充電される。これにより、トランジスタ316は導電性となり、また 、PVIが論理的0であることから、トランジスタ318及び320によって形 成されるコンデンサ、及びトランジスタ326のゲート電極が放電して論理的0 状態になる。更に、PCBが論理的0であるため、伝達ゲート324は非導電性 であり、VINはVOUTから完全に絶縁されている。 PVIの正方向遷移によって、PVIが論理的0になってから2ns後にPC Aが論理的0になり、さらに2ns後にPCBが論理的1になるように時間調整 されたスイッチングシーケンスが開始する。PVIが論理的0になると、比較器 314は、トランジスタ316のゲート電極を約9ボルトの電位にし、トランジ スタ316を導電性に維持する。トランジスタ316が通過させる論理的1信号 は、トランジスタ318及び320により形成されたコンデンサ、並びにトラン ジスタ326のゲート電極を約5ボルトに充電する。2ns後、PCAが論理的 0になるとき、トランジスタ322は非導電性となり、トランジスタ318及び 320によって形成されるコンデンサの底部端子を絶縁する。同時に、トランジ スタ312は導電性となり、コンデンサ314は放電され、トランジスタ316 は非導電性にされる。さらに2ns後、信号PCBは論理的0になって、伝達ゲ ート324を導電性にし、コンデンサ318、320の底部を入力信号VINに 接続する。 コンデンサ318、320に蓄積された電荷のために、トランジスタ326の ゲート電極は、VIN+5ボルトにほぼ等しい電位まで“ブートストラップ”さ れる。トランジスタ326のゲート−ソース間電圧がコンデンサ318、320 の記憶容量によって固定値に保持されているため、スイッチングトランジスタ3 26のインピーダンスは、入力信号VINの値の広範囲にわたってほぼ一定に維 持される。 このため、定インピーダンスサンプリングスイッチ210及び240は、信号 PVIが論理的1であるとき、対応する信号VIN及びVINRを、クロック位 相P3の正方向遷移とクロック位相P4の正方向遷移との間の時間中に、高調波 ひずみが実質的にない状態で通過させる。 図4は、図2のADC内で使用するのに適したフォーマット変換器の論理図で ある。この回路では、SAR122の出力信号MD6〜MD11が6ビット加算 器410の一方の入力ポートに印加され、ゼロ値信号が他方の入力ポートに印加 される。SAR122によって供給されるこれらの信号D06及びMD06は、 私の特許の中で説明された信号D04及びMD04と同様にして使用されており 、オフセット電圧を補償する。このオフセット電圧は、ディジタル値の高位のビ ッ トが求められるときに、入力回路の整定時間を低減するために使用される。信号 MD06は、加算器410のキャリ・イン(carry-in)(CIN)入力端子に印 加される。加算器410の出力値の個々のビットは、異なる対応ORゲート41 4の第1の入力端子に与えられる。これらのゲートの第2の入力端子は、加算器 410のオーバフロー出力信号(OVFL)を受け取るように結合されている。 この信号OVFLも、4個のORゲート416の第2入力端子に結合されており 、これらのORゲートの第1入力端子は、SAR122の出力信号MD0〜MD 5を受け取るように結合されている。これらのORゲートの出力信号は、ADC の出力信号DOUTO〜DOUT11である。 図5は、2個の電圧分割回路網510及び512の概略図である。これらの回 路網は、電圧VA(0)〜VA(16)、VB(0)〜VB(19)、VAR( 0)〜VAR(16)及びVBR(0)〜VBR(19)を生成するために使用 される。これらの電圧は、信号DA1〜DA6及びDA1R〜DA6Rを生成す るために、図1のDAC124、126、128及び130によって使用される 。回路網510は、高基準電圧VRHFと低基準電圧VRLFとの差を分割して 基準電圧VA(0)〜VA(16)及びVB(0)〜VB(19)を生成するよ うに結合されている。回路網512は、基準電圧VAR(0)〜VAR(16) 及びVBR(0)〜VBR(19)を生成するように、コンデンサ514及び5 16を介して電圧源VRHF及びVRLFに容量結合されている。更に、基準電 圧VAR(0)を生成する回路網512中のタップは、基準電圧VA(0)を生 成する回路網510中のタップに接続されている。回路網512が高基準源及び 低基準源に容量結合されているため、これは直流(DC)電圧を供給しない。基 準電圧VAR(0)〜VAR(16)及びVBR(0)〜VBR(19)は、例 えばADCシステムが形成される集積回路の基板を通ってADCシステム中を伝 播する大きなノイズ信号があるときだけ、ゼロとならない。回路網512、信号 DAR0〜DAR6及び加算回路網VSUMRがなければ、これらの信号は、A DCシステムの微分回路の動作に同相信号として干渉するだろう。 高精度の抵抗分割器を得るため、抵抗器は、N+ポリシリコン等の高濃度ドー プされた材料で形成されているのが望ましく、また、底面の消耗を低減するため 、 厚い誘電体ガラス上に配置されているのが望ましい。更に、Nウェル抵抗器が基 準抵抗器の下に配置され、その両端に同じ電圧が印加されて駆動されると、基準 抵抗器の底部の局部通常電界(local normal electric field)は一定となる。 図5において、基準電圧VA(0)〜VA(16)は、一連の32Ω抵抗を含 む抵抗器はしご形回路網を用いて生成される。一方、電圧VB(0)〜VB(1 9)は、VA基準電圧を生成する回路網の副回路網を用いて生成される。この副 回路網は、4Ω抵抗器の直列接続である。これらの4Ω抵抗器の少なくとも一部 は、基準電圧VA(1)〜VA(3)を発生させるために使用される32Ω抵抗 を形成するために使用される。リターン基準信号VAR(0)〜VAR(19) 及びVBR(0)〜VBR(19)についても、同様の解析が当てはまる。 図1のSAR122の出力信号D(0)〜D(6)、D06及びD(7)〜D (11)は、DAC124、126、128及び130に加えられる。これらの DACは、本発明の好適な実施形態で使用されるこれらのDACの各々が、抵抗 器はしご形回路網510に一方が結合され、抵抗器はしご形回路網512に他方 が結合された一対のDACを有していることを除いて、私の特許の中の対応する DACと同様に動作する。回路網510から基準アナログ信号VA及びVBを受 け取るように結合されたDACは、出力信号DA1〜DA6を生成する。回路網 512から信号VAR及びVBRを受け取るように結合されたDACは、出力信 号DA1R〜DA6Rを生成する。 ここで説明した実施形態は、本発明の一般原理を例示したものである。当業者 であれば、本発明の趣旨と範囲を逸脱することなく変形例を容易に考案すること ができる。例えば、この定インピーダンススイッチング回路は、他のタイプのA DCや、比較的高周波の信号が伝達ゲートを通過するような他の任意の応用例で 、好適に使用することができる。このような回路の例は、交差点スイッチ(cros s-point switch)やゲート制御比較器である。これらの応用例でこの回路を使用 することにより、入力信号から高調波ひずみがほとんど無くなるようになる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 入力信号の瞬時レベルに実質的に関係なく、実質的に一定のインピーダン スを入力信号に与える定インピーダンスサンプリングスイッチであって、 制御信号に応答して入力信号をサンプリング回路に選択的に結合させる電気制 御スイッチと、 この定インピーダンスサンプリングスイッチによるサンプリングシーケンスを 開始するためのスイッチング信号を受け取る端子と、 前記スイッチング信号に応答して、蓄積電位を生成する事前充電回路と、 前記スイッチング信号に応答して前記蓄積電位を前記入力信号に結合させて、 前記電気制御スイッチ用の前記制御信号を生成するブートストラップ回路と、 を備える定インピーダンスサンプリングスイッチ。 2. 前記電気制御スイッチは、前記入力信号を受け取るように結合されたソー ス電極、前記サンプリング回路に連結されたドレイン電極、及び前記制御信号を 受け取るように結合されたゲート電極を有するシングルMOSトランジスタであ る請求項1記載のスイッチ。 3. 前記スイッチング信号に応答して第1及び第2遅延スイッチング信号を生 成するタイミング回路であって、前記第1及び第2遅延スイッチング信号が前記 スイッチング信号の対応する遷移に対して遅延された遷移を有しているタイミン グ回路を更に備え、 前記事前充電回路は、前記第1遅延スイッチング信号に応答して前記蓄積電位 を生成し、前記ブートストラップ回路は、前記第2遅延スイッチング信号に応答 して前記蓄積電位を前記入力信号に結合させる請求項2記載のスイッチ。 4. 入力信号を受け取る入力端子と、 出力信号を供給する出力端子と、 前記入力端子及び前記出力端子間に形成された導電チャネルを有するスイッチ ング手段であって、前記導電チャネルが、制御電極に加えられる制御信号と前記 入力信号との間の振幅の相対差に応答して制御されているスイッチング手段と、 前記スイッチング手段用の前記制御信号を生成する制御手段と、 前記スイッチが導電性となるべきときに所定の基準信号に対して第1の値を有 し、前記スイッチが非導電性となるべきときに前記所定基準信号に対して第2の 値を有する第1の信号を生成する事前充電手段と、 前記入力端子に結合され、前記第1信号を前記所定信号から前記入力信号まで 参照するするために使用される前記基準信号を変化させ、この変化させられた前 記基準信号とともに、前記第1信号を前記制御信号として供給するブートストラ ップ手段と、 を備える定インピーダンススイッチング回路。 5. 前記制御手段は、 前記スイッチが導電性となるべきときに第1の状態にあり、これ以外のときに 第2の状態にあるスイッチング信号、を受け取る手段と、 前記スイッチング信号の対応する遷移に対して第1及び第2の時間量だけ遅延 された遷移を有している第1及び第2遅延スイッチング信号を、前記スイッチン グ信号に応答して生成する手段と、 を備えており、 前記事前充電手段は、前記第2状態にある前記スイッチング信号に応答して前 記第1信号を生成し、前記第1遅延スイッチング信号に応答して前記第1信号を 前記所定基準信号から反結合(decoupling)し、前記ブートストラップ手段は、 前記第2遅延スイッチング信号に応答して前記第1信号を前記入力信号と結合さ せ、前記第1信号を前記スイッチング手段に加える請求項4記載の回路。 6. 前記スイッチング手段は、対応するソース及びドレイン電極間に形成され た導電チャネルを有し、かつ、前記制御電極としてゲート電極を有するNチャネ ル金属酸化膜半導体(NMOS)トランジスタであり、 前記事前充電手段は、 第1の端及び第2の端を有するコンデンサと、 前記コンデンサの前記第1端と相対的正電位源(source of relatively posit ive potential)との間に結合された第1のスイッチであって、前記第1遅延ス イッチング信号に応答して、前記コンデンサの前記第1端を、相対的正電位源、 及び前記NMOSトランジスタの前記ゲート電極、の一方に選択的に結合させる 第1のスイツチと、 前記コンデンサの前記第2端と相対的負電位源(source of relatively negat ive potential)との間に結合された第2のスイッチであって、前記第1遅延ス イッチング信号に応答して、前記コンデンサの第2端を、前記第1遅延スイッチ ング信号に応答して前記コンデンサの前記第1端を相対的負電位源に選択的に結 合させ、前記第2遅延スイッチング信号に応答して前記コンデンサの第2端を前 記入力端子に選択的に結合させる第2のスイッチと、 を含んでいる請求項5記載の回路。 7. 前記相対的正電位源が、前記スイッチング信号である請求項6記載の回路 。
JP53037395A 1994-05-20 1995-05-19 定インピーダンスサンプリングスイッチ Expired - Fee Related JP3715987B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/247,156 1994-05-20
US08/247,156 US5500612A (en) 1994-05-20 1994-05-20 Constant impedance sampling switch for an analog to digital converter
PCT/US1995/006134 WO1995032506A1 (en) 1994-05-20 1995-05-19 A constant impedance sampling switch

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10500820A true JPH10500820A (ja) 1998-01-20
JP3715987B2 JP3715987B2 (ja) 2005-11-16

Family

ID=22933804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53037395A Expired - Fee Related JP3715987B2 (ja) 1994-05-20 1995-05-19 定インピーダンスサンプリングスイッチ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5500612A (ja)
EP (1) EP0760156B1 (ja)
JP (1) JP3715987B2 (ja)
KR (1) KR100366270B1 (ja)
DE (1) DE69523911T2 (ja)
WO (1) WO1995032506A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6232804B1 (en) 1999-06-10 2001-05-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Sample hold circuit having a switch
JP2022545137A (ja) * 2020-07-21 2022-10-26 セミソリューション カンパニー,リミテッド ワイドサンプリングレートのための逐次比較型アナログデジタルコンバータ

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6215348B1 (en) 1997-10-01 2001-04-10 Jesper Steensgaard-Madsen Bootstrapped low-voltage switch
US5945872A (en) * 1997-11-06 1999-08-31 Analog Devices, Inc. Two-phase boosted CMOS switch drive technique and circuit
US6118326A (en) * 1997-11-06 2000-09-12 Analog Devices, Inc. Two-phase bootstrapped CMOS switch drive technique and circuit
US6072355A (en) * 1998-01-22 2000-06-06 Burr-Brown Corporation Bootstrapped CMOS sample and hold circuitry and method
FR2793970B1 (fr) * 1999-05-20 2001-08-31 St Microelectronics Sa Procede de commande d'un commutateur d'un dispositif de capacite commutee, et dispositif de capacite commutee correspondant
US6310565B1 (en) 2000-02-03 2001-10-30 Lucent Technologies Inc. Sampling switch having an independent “on” impedance
US6329848B1 (en) 2000-04-27 2001-12-11 Maxim Integrated Products, Inc. Sample and hold circuits and methods
EP1168619A1 (en) * 2000-06-19 2002-01-02 STMicroelectronics S.r.l. Boosted switch device for a sampler of an analogue/digital converter, and operating method thereof
US6956411B1 (en) 2003-03-27 2005-10-18 National Semiconductor Corporation Constant RON switch circuit with low distortion and reduction of pedestal errors
JP4128545B2 (ja) * 2004-05-20 2008-07-30 富士通株式会社 サンプリングスイッチ
KR100757431B1 (ko) * 2006-02-28 2007-09-11 엘지전자 주식회사 샘플링 스위치의 온-저항을 최소화하는 방법 및 아날로그스위치 회로
US7728650B2 (en) * 2007-06-15 2010-06-01 Qualcomm Incorporated Switches with passive bootstrap of control signal
US20090039924A1 (en) * 2007-08-09 2009-02-12 Alfio Zanchi Systems and methods for reducing distortion in semiconductor based sampling systems
US8604862B2 (en) 2009-11-16 2013-12-10 Analog Devices, Inc. Four-quadrant bootstrapped switch circuit
US7952419B1 (en) * 2009-11-16 2011-05-31 Analog Devices, Inc. Bootstrapped switch circuit
US8248282B2 (en) 2010-08-17 2012-08-21 Texas Instruments Incorporated Track and hold architecture with tunable bandwidth
US8482442B2 (en) 2011-06-08 2013-07-09 Linear Technology Corporation System and methods to improve the performance of semiconductor based sampling system
US8698522B2 (en) 2011-06-08 2014-04-15 Linear Technology Corporation System and methods to improve the performance of semiconductor based sampling system
US8786318B2 (en) 2011-06-08 2014-07-22 Linear Technology Corporation System and methods to improve the performance of semiconductor based sampling system
US8723556B2 (en) 2011-06-08 2014-05-13 Linear Technology Corporation System and methods to improve the performance of semiconductor based sampling system
US8525574B1 (en) * 2012-05-15 2013-09-03 Lsi Corporation Bootstrap switch circuit with over-voltage prevention
US8710896B2 (en) 2012-05-31 2014-04-29 Freescale Semiconductor, Inc. Sampling switch circuit that uses correlated level shifting
US9559713B1 (en) * 2016-02-23 2017-01-31 Broadcom Corporation Dynamic tracking nonlinearity correction
EP3413467A1 (en) * 2017-06-06 2018-12-12 Samsung SDI Co., Ltd Passive conjunction circuit and voltage measurement circuit
US10790817B2 (en) * 2019-02-08 2020-09-29 Qorvo Us, Inc. Power switch with bootstrap driver for continuous time operation
US20220197844A1 (en) * 2020-12-23 2022-06-23 Intel Corporation Bootstrapping circuit, sampling apparatuses, receiver, base station, mobile device and method of operating a bootstrapping circuit

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4527074A (en) * 1982-10-07 1985-07-02 Ncr Corporation High voltage pass circuit
US4734599A (en) * 1985-04-30 1988-03-29 Hughes Aircraft Company Circuit for multiplying a pump clock voltage
US4733159A (en) * 1986-10-28 1988-03-22 Motorola, Inc. Charge pump voltage regulator
US5084634A (en) * 1990-10-24 1992-01-28 Burr-Brown Corporation Dynamic input sampling switch for CDACS
JPH05174591A (ja) * 1991-12-25 1993-07-13 Sharp Corp チャージポンプ回路
US5172019A (en) * 1992-01-17 1992-12-15 Burr-Brown Corporation Bootstrapped FET sampling switch

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6232804B1 (en) 1999-06-10 2001-05-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Sample hold circuit having a switch
JP2022545137A (ja) * 2020-07-21 2022-10-26 セミソリューション カンパニー,リミテッド ワイドサンプリングレートのための逐次比較型アナログデジタルコンバータ

Also Published As

Publication number Publication date
DE69523911D1 (de) 2001-12-20
WO1995032506A1 (en) 1995-11-30
EP0760156A1 (en) 1997-03-05
DE69523911T2 (de) 2002-07-18
KR970703600A (ko) 1997-07-03
EP0760156A4 (en) 1998-05-13
US5500612A (en) 1996-03-19
KR100366270B1 (ko) 2003-03-06
EP0760156B1 (en) 2001-11-14
JP3715987B2 (ja) 2005-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3715987B2 (ja) 定インピーダンスサンプリングスイッチ
Li et al. A ratio-independent algorithmic analog-to-digital conversion technique
Song et al. A 12-bit 1-Msample/s capacitor error-averaging pipelined A/D converter
US6888483B2 (en) High speed analog to digital converter
US7126415B2 (en) Switched-capacitor circuits with reduced finite-gain effect
JP3888665B2 (ja) アナログ・ディジタル変換の方法とデバイス
US7250886B1 (en) Sigma-delta modulator
JPH10500821A (ja) アナログ−ディジタル変換器用の基準はしご自動校正回路
Colleran et al. A 10-b, 75-MHz two-stage pipelined bipolar A/D converter
US5638072A (en) Multiple channel analog to digital converter
US4471341A (en) Pipe-lined CCD analog-to-digital converter
CN101133556A (zh) 具有缩放参考电压的开关电容器电路
Ishikawa et al. An 8-bit 50-MHz CMOS subranging A/D converter with pipelined wide-band S/H
JPH098604A (ja) スイッチドキャパシタ利得段
US6194946B1 (en) Method and circuit for compensating the non-linearity of capacitors
EP3514952B1 (en) Comparator circuitry
US6972706B2 (en) Current folding cell and circuit comprising at least one folding cell
Bracey et al. A full Nyquist 15 MS/s 8-b differential switched-current A/D converter
Wu et al. A CMOS transistor-only 8-b 4.5-Ms/s pipelined analog-to-digital converter using fully-differential current-mode circuit techniques
US6642751B1 (en) Configurable track-and-hold circuit
EP0722632B1 (en) Folding stage for a folding analog-to-digital converter
US7019679B2 (en) Multiplexer with low parasitic capacitance effects
Chen et al. Design techniques for 1.5-V low-power CMOS current-mode cyclic analog-to-digital converters
Bracey et al. A 70 MS/s 8-bit differential switched-current CMOS A/D converter using parallel interleaved pipelines
Gustavsson et al. Overview of Circuit Techniques

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040706

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040927

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050629

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20050721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130902

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees