JPH10500665A - α−アミノホスホネートおよびそれらの製造法 - Google Patents

α−アミノホスホネートおよびそれらの製造法

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JPH10500665A JP7524176A JP52417695A JPH10500665A JP H10500665 A JPH10500665 A JP H10500665A JP 7524176 A JP7524176 A JP 7524176A JP 52417695 A JP52417695 A JP 52417695A JP H10500665 A JPH10500665 A JP H10500665A
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ザ・トラスティーズ・オブ・ザ・ユニバーシティ・オブ・ペンシルバニア
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Abstract

(57)【要約】 α−アミノホスホネート、ならびにそれらを製造するための方法と中間体について説明がなされている。好ましい実施態様においては、キラルイミンへの亜リン酸塩の立体選択的付加によって、エナンチオマー高含量のα−アミノホスホネートが製造される。これらの化合物は、タンパク質分解酵素の抑制やバクテリアの成長抑制を含めた顕著な生物学的活性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 α−アミノホスホネートおよびそれらの製造法 政府による支援 本発明の特定の態様は国立衛生研究所(National Institutes of Health)グ ラント(Grant)1F32CA60382-01 BIOM によって支援されている。 発明の分野 本発明は、α−アミノホスホン酸とそれらのエステル(一緒にしてα−アミノ ホスホネートと呼ぶ)、キラルイミンへの亜リン酸塩のジアステレオ選択的付加 (diastereoselective addition)によってこのような化合物を製造する方法、 およびこうしたプロセス時に形成される合成中間体に関する。 発明の背景 α−アミノホスホン酸は、α−アミノカルボン酸に類似していることから、重 要な種類の有機化合物である。実際、α−アミノホスホン酸の幾つかの合成誘導 体は、タンパク質分解酵素の抑制やバクテリアの成長抑制を含めた顕著な生物学 的活性を有する。α−アミノホスホン酸はさらに、その性質上、高血圧性の活性 トリペプチドの成分と見られている。それらの生物学的性質は、α−炭素での絶 対立体配座(absolute configuration)によって大きく影響されると考えられて いる。例えば、抗生物質アラフォスファリン(alafosfalin)のL,L−ジアステ レオマー(1種のα−アミノホスホネートである)は、他の3つの立体異性体よ りかなり効果的である。 α−アミノホスホネートのラセミ体の製造については幾つかの方法が考案され ている。しかしながら公知の不斉合成法は、エナンチオマー過剰量を低くないし は適量にすること、合成操作の数が多いこと、および絶対的立体化学(absolute stereochemistry)の選択がほとんどないこと、によりその使用が著しく制限さ れている(例えば、ダーワンら(Dhawan,et al.,)リンとイオウ(Phosphorous and Sulfur),32号,119頁(1987年)を参照)。したがって、側鎖と 絶対的立体化学の選択された高い光学純度を有するアミノホスホネートが得られ るようなより一般的な合成法が求められている。 発明の目的 本発明の1つの目的は、新規なα−アミノホスホネートを提供することにある 。 本発明の他の目的は、比較的高い光学純度を有するα−アミノホスホネートを 提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、新規でキラル高純度の(chirally pure)α−ア ミノホスホネートを製造するための方法と中間体を提供することにある。 発明の要約 本発明によれば、新規および/またはキラル高純度のα−アミノホスホネート 、ならびにそれらを製造するための方法と中間体が提供され、上記目的および他 の目的が達成される。特定の実施態様においては、本発明のα−アミノホスホネ ートは式I 〔式中、R5は、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個の炭素原 子を有するアリール、7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル、天然に産する アミノ酸側鎖、または−(CH2)n−(CH=CH)x−X(式中、nは1〜〜5で あり、xは0または1であり、Xは水素、1〜約10個の炭素原子を有するアルキ ル、または6〜約14個の炭素原子を有するアリールである)であり;そして R6とR7は、独立的にH、1〜約5個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14 個の炭素原子を有するアリール、または7〜約15個の炭素原子を有するアラルキ ルである〕を有する。 好ましい実施態様においては、このようなα−アミノホスホネートは、S−異 性体を実質的に含まないR−異性体の形態、またはR−異性体を実質的に含まな いS−異性体の形態をとっており、キラル高純度の形態であるのがさらに好まし い。 特定の実施態様においては、式IIの第一アミン化合物と式R5C(O)Hのアル デヒドとを、式IIIのイミンを形成させるのに効果的な条件下である時間接触さ せる、という方法によってα−アミノホスホネートが製造され、 このとき R1は1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、または7〜約15個の炭素原子 を有するアルカリールであり; R2とR3は独立的にH、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、または6〜 約14個の炭素原子を有するアリールであるか、あるいはR2とR3が一緒になって アリールまたはシクロアルキルであり;そして R4は6〜約14個の炭素原子を有するアリールである。 次いでこのイミン化合物と式IV(M=金属イオン)の亜リン酸塩とを反応させ て、式V(R8=H、1〜約5個の炭素原子を有するアルカノイル、または1〜 約5個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル)で示される第二アミノホスホ ネート(secondary aminophosphonates)を形成させる。式Vの化合物は、R,R −ジアステレオマーとして形成させるのが好ましい。次いでこの第二アミノホス ホネートの還元を行って、好ましくは高いエナンチオマー過剰率で高収率にて、 対応する式Iのα−アミノホスホネートを生成させる。 図面の簡単な説明 本発明の多くの目的および利点は、添付の図1(本発明による典型的な合成経 路、および表の形でまとめたデータを示している)を参照することによってより 理解が深まるであろう。 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明によれば、キラルイミンへの亜リン酸アニオンのジアステレオ選択的付 加によって、スケールミックな(scalemic)(すなわち、エナンチオマー高含量 の)α−アミノホスホネートを製造できることが見いだされた。本発明による典 型的な合成手順を図1に示す。好ましい実施態様においては、イミンのR−異性 体(例えば6a)が使用される。このような化合物に亜リン酸塩を付加させると 、R,R−ジアステレオマーまたはR,S−ジアステレオマーが有利な形にて、高 収率かつ高いジアステレオマー過剰率で第二アミノホスホネートであるR,R− ジアステレオマーおよびR,S−ジアステレオマー(例えば、それぞれ8aと9 a)が得られる。次いでこの第二アミノホスホネートジアステレオマーを還元す ると、実質的にキラル高純度のα−アミノホスホネートのR−異性体(例えば1 2)が得られる。 言うまでもないが、異性体の(例えばジアステレオマーまたはエナンチオマー の)純度は、ある1種の異性体が存在していて、その対応する異性体が存在しな いこと、すなわちある異性体が他の異性体より過剰に存在することで示される。 好ましい実施態様においては、異性体として存在する本発明の化合物が製造され 、他の異性体を実質的に含まない1種の異性体の形で単離される。周知のように 、 他の異性体の存在量が約20%以下の場合、ある異性体はこうした他の異性体を実 質的に含んでいないとされる。他の異性体の存在量が約10%以下であるのが好ま しく、約5%以下であるのがさらに好ましく、約2%以下であるのがさらに好ま しい。特に好ましい実施態様においては、他の異性体が全く存在しない。 何らかの特定の理論付けを行うつもりはないが、式IIIのキラルイミンと式IV の亜リン酸塩との反応は、例えば式VIの環状遷移状態を経て進行するものと考え られる。 このモデルにおいては、エーテル酸素とイミン窒素による金属カチオンのキレ ート化により剛性の5員環が形成され、このときフェニル基と亜リン酸基はトラ ンスの位置関係をとっている。亜リン酸アニオンがイミン二重結合のリフェース (re-face)に付加するよう空間配置をとるのが適切であり、これによって高度 に立体特異的な付加が行われ、したがってスケールミックな生成物が得られる。 式IIIのキラルイミンは、式IIの第一アミン化合物と、式R5C(O)Hのアルデ ヒドとを反応させることによって形成するのが好ましい。このような反応は一般 に、これら2つの成分を非極性炭化水素溶媒(例えば、ベンゼンやトルエン)に 約0℃にて溶解混合し、本混合物を、乾燥剤(例えば、無水硫酸ナトリウムや無 水硫酸マグネシウム)の存在下にて室温で約45分〜6時間攪拌することによって 行われる。 R1は、環状中間体VIにおけるエーテル酸素と金属カチオンとの内部二座配位 (internal,bidentatec coordination)を容易にする基であるのが好ましい。 好ましいR1は、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、または7〜約15個の 炭素原子を有するアルカリールである。本発明にしたがったアルキル基は、直鎖 、 枝分かれ鎖、および環状の炭化水素基(例えばメチル基、イソプロピル基、およ びシクロヘキシル基)を含む。1〜約5個の炭素原子を有するアルキル基が好ま しい。本発明にしたがったアルカリール基は、アルキル部分とアリール部分の両 方を含むが、このような基の結合箇所はアルキル部分である。ベンジル基はアル カリール基の1つの例である。アリールという用語は、単環式および多環式の芳 香族基を示しており、例えばフェニル基、ナフチル基、キシリル基、ピロール基 、およびフリル基を含む。アリール基はわずか3つの炭素原子を有するもの(例 えばイミダゾ基)も含むが、好ましいのは6〜約14個の炭素原子を有するアリー ル基であり、さらに好ましいのは6〜約10個の炭素原子を有するアリール基であ る。アルキル、アルカリール、およびアリールという用語は、置換された基(例 えば、ハロゲン化またはヒドロキシル化された基)と非置換基の両方を示すもの とする。 R2、R3、R4、およびR5は、上記の環状遷移状態を阻害しないものである限 り、種々の基から選ぶことができる。R2とR3は、好ましくはH、1〜約10個の 炭素原子を有するアルキル、または6〜約14個の炭素原子を有するアリールであ る。さらに、R2とR3が一緒になってアリール基またはシクロアルキル基を形成 してもよい。R2とR3の両方がHであること、あるいは両方ともHでないことが 好ましい。好ましいR4は6〜約14個の炭素原子を有するアリールである。 周知のように、本発明のα−アミノホスホネート化合物中に存在するR5基は 、対応するアルデヒド出発物質を選択・使用することにより導入される。したが って、よく知られたアルデヒドおよび/または市販のアルデヒドから、本発明に したがった種々の化合物を容易に製造することができる。好ましいR5は、1〜 約10個の炭素原子を有するアルキル;6〜約14個の炭素原子を有するアリール、 7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル;天然に存在するアミノ酸側鎖;また はー(CH2)n-(CH=CH)x−X(式中、nは1〜5であり、xは0または1で あり、そしてXは水素、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、または6〜約 14個の炭素原子を有るアリールである)である。代表的なアミノ酸側鎖を表1に 示す。 式III中のR5は、イミノ炭素原子に対してαの位置に三級炭素原子をもたない のが好ましい。さらに、nとxが両方とも1でないこと、そしてxが0であって Xがアリールであるときにnは1でないことが好ましい。式IIIの化合物は、イ ミン炭素とアリール基もしくはアルケニル基(例えば−CH=CH−X)との間 に孤立した4価炭素を含んではならないと考えられる。さらに、R5が2つ以上 の4価炭素を含む場合、イミン炭素に対してβ位置の4価炭素は電子吸引基を有 していてはならないと考えられる。 前述したように、第二アミノホスホネートは、式IIIのキラルイミンへの式IV の亜リン酸塩のジアステレオ選択的付加によって製造するのが好ましい。このよ うな反応は通常、厳密に無水の条件下の不活性雰囲気(例えば、アルゴンガスや 窒素ガス)において、極性の非プロトン溶媒中で室温にて行われる。好ましいR6 とR7は、1〜約5個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個の炭素原子を有 するアリール、または7〜約15個の炭素原子を有するアラルキルである。好まし い実施態様においては、R6とR7は同一である。しかしながら、説明するまでも ないが、R6とR7が同一でない場合は、リン原子がさらなるキラル中心を与える 。好ましいMはLiである。ナトリウム塩とカリウム塩は避けるべきである。な ぜならこれらの塩は、これまでの検討において検出可能な量の生成物が得られな いことが判明しているからである。亜リン酸塩は、当業界に公知の方法によって (例えば、n−ブチルリチウムと亜リン酸ジエチルとをその場で反応させること によって)製造することができる。 式Vの第二アミノホスホネートは、遊離のアミン(R8=H)として、あるい は保護された形で単離・保存することができる。したがって特定の実施態様にお いては、R8は、2〜5個の炭素原子を有するアルカノイル、または2〜5個の 炭素原子を有するアルコキシカルボニルである。説明するまでもないが、アルカ ノイル基とは、カルボニル基にアルキル基が繋がっているような基であり、アル コキシカルボニル基とは、カルボニル基に-O-アルキル基が繋がっているような 基である。 式Vの第二アミノホスホネートを直接還元して対応するα−アミノホスホネー トを得るのが好ましい。例えば、適切な触媒の存在下で第二アミノホスホネート を水素化することができる。驚くべきことに、R5がフェニルである場合、こう した水素化は高度の位置選択性を伴って進行し、例えば、式Vの対応するR,R −ジアステレオマーから式IのR−異性体が得られることが見いだされている。 好ましい水素化条件は、水素ガス1気圧にて極性のプロトン性溶媒とパラジウム 触媒〔例えばPd(OH)2〕とを使用することを含む。 本発明のさらなる目的、利点、および新規特徴は、下記の実施例および図1を 考察すれば、当業者には容易に明らかとなるであろう。特に明記しない限り、部 およびパーセントは重量基準である。ブルッカー(Brucker)AM500分光計 を使用して、H-NMRおよびC-NMRを記録した。プロトンスペクトルの場合 にはテトラメチルシラン(δ=0)を基準としたδ値にて、またカーボンスペク トルの場合にはクロロホルム−d(δ=77.0)またはアセトン−d6(δ=29.8) を基準としたδ値にて化学シフトを記録する。カップリング定数はヘルツ表示に て示してある。既知濃度のアミノホスホネートのクロロホルム溶液またはアセト ン溶液を使用して、パーキンエルマー偏光計により比旋光度を調べた。毛管ガス クロマトグラフィーまたは500MHzのプロトンNMRを使用して、ジアステ レオマー過剰率を調べた。いずれの場合も、ジアステレオマーの相対比はピーク 部分の積分によって得た。室温にてイミン6aのベンゼン溶液を亜リン酸ジエチ ルと無水ZnCl2で処理することによって、ジアステレオマー8aと9aの基 準混合物(一般には2:1の比率でR,R−ジアステレオマーのほうが多い)を 製造した。このようにして得た混合物をプロトンNMRと毛管気相クロマトグラ フィーによって分析し、またこうした混合物を使用して、分析評価時の個々のジ アステレオマーの保持時間を相関づけた。α−アミノホスホネートをその(R)-M osherアミドに転化させることによってエナンチオマー過剰率を求め(例えば、 デイル(Dale,etal.,)らによる“J.Org.Chem.1969,34,2543”を参照)、プ ロトンNMRによりジアステレオマーの比を測定した。実施例1 ホスホアラニン(式12、R=メチル)の製造 (R)-(−)-1-アミノ-1-フェニル-2-メトキシエタン(202mg,1.333ミリモ ル)を0℃にて乾燥ベンゼン(2ml)中に溶解して得られる溶液に、新たに蒸留 したアセトアルデヒド(0.3ml)を加えた。本混合物を周囲温度に自然加温し、 無水硫酸ナトリウムで処理した。室温にて1時間経過後、本混合物を濾過・濃縮 して、212mg(90%)のイミンを無色の油状物として得た。この油状物を、さら に精製することなく使用した。 火炎乾燥した丸底フラスコに、アルゴン雰囲気下にて、蒸留した亜リン酸ジエ チル(308μl,2.393ミリモル)と乾燥THFを加えた。本混合物を0℃に冷却 し、n−ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.59M,0.72ml,1.137ミリモル)を滴 下して処理した。0℃にて0.5時間攪拌した後、本混合物を室温に加温し、上記 イミン(212mg,1.197ミリモル)のテトラヒドロフラン(2.4ml)溶液中に注い だ。本混合物を室温で21時間攪拌し、水(5ml)で冷却し、THFを減圧にて除 去した。水相を塩化ナトリウムで飽和させ、酢酸エチルで抽出した(4×10ml) 。有機抽出液を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮して407mgの黄色油状物 を得た。フラッシュクロマトグラフィー(50〜67%酢酸エチルーヘキサン)によ り精製して、275mg(77%)の第二アミノホスホネート生成物を無色油状物とし て得た。 [α]25 D-1.5°(c 1.12,CHCl3);IR(CHCl3)3010(m),2920(s),2870(s),1 505(w),1455(s),1370(s),1180(s),1125(s),1075(s),910(w),695(m),595 (m),570(m)cm-11H-NMR(500MHz,CDCl3)δ 7.38(dd,J=1,7Hz,2H),7.32( dt,J=1,7Hz,2H),7.27(m,1H),4.40(dt,J=2,6Hz,1H),4.13(m,4H),3.3 8(d,J=6Hz,2H),3.37(s,3H),2.83(dq,JHH=7Hz,JHP=10Hz,1H),2.27(br s ,1H),1.33(q,J=7Hz,6H),1.23(dd,JHH=7Hz,JHP=17Hz,3H);13C-NMR(125 MHz,CDCl3)δ 140.5,128.3(2),127.7(2),127.5,77.8,61.9(d,JCP=7Hz) ,61.6(d,JCP=7Hz),60.3,58.4,47.9,46.8,17.4,16.54,16.52,16.50,1 6.4;高分解能質量スペクトル(Cl,CH4)m/z 316.1689[(M+H)+;C15H27NO4Pに 対する計算値 816.1677]。 上記の第二アミノホスホネート(86mg,0.273ミリモル)を絶対エタノール( 6ml)中に溶解し、水酸化パラジウム(86mg)で処理した。フラスコに水素化装 置を連結し、本混合物を充分に脱気し、そして水素ガスで裏込めした。本溶液を 水素雰囲気下(1気圧)にて室温で23時間攪拌し、次いでセライトを通した濾過 により触媒を除去した。溶媒を除去し、フラッシュクロマトグラフィー(5〜10 %メタノール−クロロホルム)によって残留物を精製して、49mg(99%)のα− アミノホスホネート生成物を無色油状物として得た。 [α]D 25-5.4°(c 1.8,CHCl3);IR(CHCl3)3009(s),2930(m),2860(m),145 0(w),1360(w),1200(s),1062(s),920(w),690(m)cm-11H-NMR(500MHz,CDC l3)δ 4.15(m,4H),3.12(m,1H),1.68(br s,2H),1.35(t,J=7.3Hz,6H),1 .34(q,JHH=7.2Hz,JHP=17.6Hz,3H);13C-NMR(125MHz,CDCl3)δ 62. 03(d,JCP=6.86Hz),61.98(d,JCP=6.82Hz),44.12(d,JCP=149.6Hz),17.19,1 6.48(d,Jcp=5.51Hz,2 C)。実施例2 α−アミノホスホネート(式12,R=シクロヘキシル)の製造 過剰のアセトアルデヒドの代わりに1当量のシクロヘキサンカルボキサルデヒ ド(cyclohexane carboxaldehyde)を使用して、実施例1に記載の手順を繰り返 した。得られた結果を図1に示す。実施例3 α−アミノホスホネート(式12,R=シクロヘキシルメチル)の製造 過剰のアセトアルデヒドの代わりに1当量のシクロヘキシルメチルカルボキサ ルデヒドを使用して、実施例1に記載の手順を繰り返した。得られた結果を図1 に示す。実施例4 α−アミノホスホネート(式12,R=イソプロピル)の製造 過剰のアセトアルデヒドの代わりに1当量のイソブチルアルデヒドを使用して 、実施例1に記載の手順を繰り返した。得られた結果を図1に示す。実施例5 α−アミノホスホネート(式12,R=イソバレリル)の製造 過剰のアセトアルデヒドの代わりに1当量のイソバレルアルデヒドを使用して 、実施例1に記載の手順を繰り返した。得られた結果を図1に示す。実施例6 α−アミノホスホネート(式12,R=n−ヘキシル)の製造 過剰のアセトアルデヒドの代わりに1当量のn−ヘプトアルデヒドを使用して 、 実施例1に記載の手順を繰り返した。得られた結果を図1に示す。実施例7 α−アミノホスホネート(式12,R=3−チオメチルエチル)の製造 過剰のアセトアルデヒドの代わりに1当量の3−チオメチルプロピオンアルデ ヒドを使用して、実施例1に記載の手順を繰り返した。得られた結果を図1に示 す。実施例8 α−アミノホスホネート(式12,R=ベンジルオキシメチル)の製造 過剰のアセトアルデヒドの代わりに1当量のベンジルオキシアセトアルデヒド を使用して、実施例1に記載の手順を繰り返した。得られた結果を図1に示す。実施例9 α−アミノホスホネート(式12,R=t−ブチルプロピオネート)の製造 過剰のアセトアルデヒドの代わりに1当量の4−オキソブタン酸t−ブチルエ ステルを使用して、実施例1に記載の手順を繰り返した。得られた結果を図1に 示す。実施例10 α−アミノホスホネート(式12,R=フェニル)の製造 過剰のアセトアルデヒドの代わりに1当量のベンズアルデヒドを使用して、実 施例1に記載の手順を繰り返した。亜リン酸リチウムの付加反応は48時間かけて 進行させた。得られた結果を図1に示す。実施例11 α−アミノホスホネート(式12,R=2−ナフチル)の製造 過剰のアセトアルデヒドの代わりに1当量の2−ナフトアルデヒドを使用して 、 実施例1に記載の手順を繰り返した。亜リン酸リチウムの付加反応は48時間かけ て進行させた。得られた結果を図1に示す。実施例12 α−アミノホスホネート(式12,R=フリル)の製造 過剰のアセトアルデヒドの代わりに1当量のフルフアルデヒドを使用して、実 施例1に記載の手順を繰り返した。亜リン酸リチウムの付加反応は48時間かけて 進行させた。得られた結果を図1に示す。 当業者にとって、本発明の精神を逸脱することなく、本発明の好ましい実施態 様に対する多くの変形や改良形が可能であることは言うまでもない。したがって 、添付した請求の範囲は、すべての等価な変形を本発明の精神と範囲内に含まれ るものとしてカバーしている。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年10月15日 【補正内容】差し替え用紙第14頁〜第15頁の翻訳文:原翻訳文第10頁第1行〜第11頁 最下行(請求の範囲・・・・・の化合物。)と差し替える。 請求の範囲 1. 式 (式中、 R1は、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、または7〜約15個の炭素原 子を有するアルカリールであり; R2とR3は独立的にH、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、または6〜 約14個の炭素原子を有するアリールであるか、あるいはR2とR3が一緒になって シクロアルキルであり; R4は6〜約14個の炭素原子を有するアリールであり; R5は、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個の炭素原子を有 するアリール、7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル、天然に存在するアミ ノ酸側鎖、あるいは-(CH2)n-(CH=CH)x-X(式中、nは1〜5であり、X は1であり、Xは水素、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、または6〜約 14個の炭素原子を有するアリールである)であるが、R5はフェニルでも置換フ ェニルでもないという条件付であり; R6とR7は独立的にH、1〜約5個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個 の炭素原子を有するアリール、または7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル であり;そして R8はH、2〜約5個の炭素原子を有するアルカノイル、または2〜約5個の 炭素原子を有するアルコキシカルボニルである)で示される化合物。 2. R,R−異性体を多く含んだ、請求の範囲第1項に記載の化合物。 3. R,S−異性体を実質的に含まないR,R−異性体の形の、請求の範囲第 1項に記載の化合物。 4. 前記R,S−異性体が約10%未満存在する、請求の範囲第1項に記載の 化合物。 5. 前記R,S−異性体が約5%未満存在する、請求の範囲第1項に記載の 化合物。 6. 前記R,S−異性体が約2%未満存在する、請求の範囲第1項に記載の 化合物。 7. R1がメチルである、請求の範囲第1項に記載の化合物。 8. R4がフェニルである、請求の範囲第1項に記載の化合物。 9. R5がシクロヘキシル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、イソ プロピル、イソバレリル、n−ヘキシル、3−チオメチルエチル、ベンジルオキ シメチル、t−ブチルプロピオネート、ナフチル、またはフリルである、請求の 範囲第1項に記載の化合物。 10. R6とR7がどちらもエチルである、請求の範囲第1項に記載の化合物。 11. R8が水素である、請求の範囲第8項に記載の化合物。 12. 式 (式中、 R5は、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個の炭素原子を有 するアリール、7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル、天然に存在するアミ ノ酸側鎖、あるいは-(CH2)n-(CH=CH)x-X(式中、nは1〜5であり、 Xは0または1であり、Xは水素、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、ま たは6〜約14個の炭素原子を有するアリールである)であり;そして R6とR7は独立的にH、1〜約5個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個 の炭素原子を有するアリール、または7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル である)で示され、S−異性体を実質的に含まないR−異性体の形の化合物。 【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イェーガー,クライグ・エム アメリカ合衆国ペンシルバニア州19020, ベンサレム,サンダー・サークル 348 (72)発明者 テイラー,キャロル・エム アメリカ合衆国ニュージャージー州08542, プリンストン,パイン・ストリート 12, アパートメント 1エイ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式 (式中、 R1は、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、または7〜約15個の炭素原 子を有するアルカリールであり; R2とR3は独立的にH、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、または6〜 約14個の炭素原子を有するアリールであるか、あるいはR2とR3が一緒になって アリールまたはシクロアルキルであり; R4は6〜約14個の炭素原子を有するアリールであり; R5は、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個の炭素原子を有 するアリール、7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル、天然に存在するアミ ノ酸側鎖、あるいは-(CH2)n-(CH=CH)x-Xであって、このときnは1〜5 であり、xは0または1であり、Xは水素、1〜約10個の炭素原子を有するアル キル、または6〜約14個の炭素原子を有するアリールであり; R6とR7は独立的にH、1〜約5個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個 の炭素原子を有するアリール、または7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル であり;そして R8はH、2〜約5個の炭素原子を有するアルカノイル、または2〜約5個の 炭素原子を有するアルコキシカルボニルである)で示される化合物。 2. R,R−異性体を多く含んだ、請求の範囲第1項に記載の化合物。 3. R,S−異性体を実質的に含まないR,R−異性体の形の、請求の範囲第 1項に記載の化合物。 4. 前記R,S−異性体が約10%未満存在する、請求の範囲第1項に記載の 化合物。 5. 前記R,S−異性体が約5%未満存在する、請求の範囲第1項に記載の 化合物。 6. 前記R,S−異性体が約2%未満存在する、請求の範囲第1項に記載の 化合物。 7. R1がメチルである、請求の範囲第1項に記載の化合物。 8. R4がフェニルである、請求の範囲第1項に記載の化合物。 9. R5がシクロヘキシル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、イソ プロピル、イソバレリル、n−ヘキシル、3−チオメチルエチル、ベンジルオキ シメチル、t−ブチルプロピオネート、フェニル、ナフチル、またはフリルであ る、請求の範囲第1項に記載の化合物。 10. R6とR7がどちらもエチルである、請求の範囲第1項に記載の化合物。 11. R8が水素である、請求の範囲第8項に記載の化合物。 12. 式 (式中、 R5は、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個の炭素原子を有 するアリール、7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル、天然に存在するアミ ノ酸側鎖、あるいは-(CH2)n-(CH=CH)x-Xであって、このときnは1〜5 であり、xは0または1であり、Xは水素、1〜約10個の炭素原子を有するアル キル、または6〜約14個の炭素原子を有するアリールであり;そして R6とR7は独立的にH、1〜約5個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個 の炭素原子を有するアリール、または7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル である)で示され、S−異性体を実質的に含まないR−異性体の形の、あるいは R−異性体を実質的に含まないS−異性体の形の化合物。 13. 前記S−異性体が約10%未満存在するようなR−異性体の形の、請求の 範囲第12項に記載の化合物。 14. S−異性体の形の前記化合物が約5%未満存在するようなR−異性体の 形の、請求の範囲第12項に記載の化合物。 15. 前記S−異性体が約2%未満存在するようなR−異性体の形の、請求の 範囲第12項に記載の化合物。 16. 式 (式中、 R1は、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、または7〜約15個の炭素原 子を有するアルカリールであり; R2とR3は独立的にH、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、または6〜 約14個の炭素原子を有するアリールであるか、あるいはR2とR3が一緒になって アリールまたはシクロアルキルであり;そして R4は6〜約14個の炭素原子を有するアリールである) で示される第一アミン化合物を供給する工程; 前記第1の化合物と式R3C(O)Hを有するアルデヒドとを、式 (式中、 R5は、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個の炭素原子を有 するアリール、7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル、天然に存在するアミ ノ酸側鎖、あるいは-(CH2)n-(CH=CH)x-Xであって、このときnは1〜5 であり、Xは0または1であり、Xは水素、1〜約10個の炭素原子を有するアル キル、または6〜約14個の炭素原子を有するアリールであり;そして R8はH、2〜約5個の炭素原子を有するアルカノイル、または2〜約5個の 炭素原子を有するアルコキシカルボニルである) で示されるイミン化合物を形成させるのに効果的な反応条件下にてある時間接触 させる工程;および 前記イミン化合物と式 で示される亜リン酸塩化合物とを、式 (式中、 MはLiであり; R6とR7は独立的にH、1〜約5個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個 の炭素原子を有するアリール、または7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル である) で示される第二アミノホスホネート化合物を形成させるのに効果的な反応条件下 にてある時間接触させる工程; を含む合成法。 17. 前記亜リン酸塩が亜リン酸ジアルキルリチウムである、請求の範囲第16 項に記載の合成法。 18. 前記第二アミノホスホネート化合物を、式 で示されるα−アミノホスホネート化合物を形成させるのに効果的な還元条件下 である時間接触させる工程をさらに含む、請求の範囲第16項に記載の合成法。 19. 前記還元条件が触媒存在下での水素化を含む、請求の範囲第18項に記載 の合成法。 20. 式 (式中、 R1は、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、または7〜約15個の炭素原 子を有するアルカリールであり; R2とR3は独立的にH、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、または6〜 約14個の炭素原子を有するアリールであるか、あるいはR2とR3が一緒になって アリールまたはシクロアルキルであり; R4は6〜約14個の炭素原子を有するアリールであり; R5は、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個の炭素原子を有 するアリール、7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル、天然に存在するアミ ノ酸側鎖、あるいは-(CH2)n-(CH=CH)x-X(式中、nは1〜5であり、x は0または1であり、Xは水素、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル、また は6〜約14個の炭素原子を有するアリールである)であり; R6とR7は独立的にH、1〜約5個の炭素原子を有するアルキル、6〜約14個 の炭素原子を有するアリール、または7〜約15個の炭素原子を有するアラルキル であり;そして R8はH、2〜約5個の炭素原子を有するアルカノイル、または2〜約5個の 炭素原子を有するアルコキシカルボニルである) で示される第二アミノホスホネート化合物を供給する工程;および 前記第二アミノホスホネート化合物を、式 で示されるα−アミノホスホネート化合物を形成させるのに効果的な還元条件下 にてある時間反応させる工程; を含む合成法。 21. 前記還元条件が、触媒存在下での水素化を含む、請求の範囲第20項に記 載の合成法。
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