JPH1049497A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH1049497A
JPH1049497A JP8223262A JP22326296A JPH1049497A JP H1049497 A JPH1049497 A JP H1049497A JP 8223262 A JP8223262 A JP 8223262A JP 22326296 A JP22326296 A JP 22326296A JP H1049497 A JPH1049497 A JP H1049497A
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JP
Japan
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lid
main body
key input
cover
opened
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JP8223262A
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Inventor
Tadahisa Sawano
忠久 沢野
Hideaki Yamabe
英明 山部
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体を必要最小限に小さく形成し、低価格化
を図るようにする。 【解決手段】 連結ピン7によって機器本体1に回動自
在に連結された蓋体6がキー入力部2の第1入力部を露
出させた状態で液晶表示パネル3を覆う構造となってい
る。液晶表示パネル3が衝撃を受けたり傷が付いたりし
ないように、蓋体6で液晶表示パネル3は保護されるこ
ととなる。蓋体6は必要最小限の大きさに小さく形成さ
れている。蓋体6の基端部にその蓋体6を開いた際に機
器本体1の下方に突出する脚部13が設けられている。
蓋体6を開いて使用する際、脚部13は機器本体1を載
置面上に傾斜させて配置することとなる。これによりキ
ー入力部2の操作性が向上されることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、卓上型の小型電
子式計算機、電子手帳または携帯型の情報端末処理機な
どに適用して有用な電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、卓上型の小型電子式計算機などの
電子機器には、機器本体の上面にテンキーや四則演算キ
ーなどの多数のキーが配列されたキー入力部および液晶
表示パネルなどの表示部が設けられ、この機器本体にそ
の上面全体を開閉自在に覆ってキー入力部および表示部
を保護する蓋体が回動自在に取り付けられたものがあ
る。この電子機器では、キー入力部および表示部を蓋体
で覆うことにより、携帯時にキー入力部および表示部に
直接衝撃が加わったり、またキー入力部の各キーおよび
表示部の各表面に傷が付いたりするのを防いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような電子機器で
は、低価格化が要望されているが、蓋体が機器本体の上
面全体を覆う構造になっているため、蓋体としての材料
が多くなり、コストが高くなるという問題がある。一般
に、液晶表示装置などの表示部の表面は、ガラスや透明
なフィルムなどからなっているため、衝撃を受けると破
損しやすく、また表面に傷が付くと、表示された情報が
見えにくくなるが、キー入力部の各キーは押圧操作され
るものであるから、ある程度衝撃を受けても破損しにく
く、またキーの表面に傷が付いても操作性にほとんど影
響が生じないため、必ずしもキー入力部を蓋体で保護す
る必要はない。
【0004】この発明の課題は、蓋体を必要最小限に小
さく形成し、低価格化を図るようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上面に多数のキーが配列されたキー入力部および表示部
が設けられた機器本体と、少なくともキー入力部の一部
を露出させた状態で表示部を覆う蓋体と、この蓋体を機
器本体に回動自在に連結する連結部とを備え、蓋体の基
端部には、蓋体を回動させて開いた際に、機器本体の下
方に突出する脚部が設けられていることを特徴とする。
したがって、この請求項1記載の発明によれば、連結部
によって機器本体に回動自在に連結された蓋体が少なく
ともキー入力部の一部を露出させた状態で表示部を覆う
構造であるから、表示部が衝撃を受けたり傷が付いたり
しないように、蓋体で表示部を保護することができる。
また、蓋体を必要最小限の大きさに小さく形成すること
ができ、これにより低価格化を図ることができる。この
ほか、蓋体の基端部に機器本体の下方に突出する脚部が
設けられているので、蓋体を開いて使用する際、機器本
体を載置面上に傾斜させて配置することができ、これに
よりキー入力部の操作性を向上させることができる。
【0006】また、請求項3記載の発明は、上面に多数
のキーが配列されたキー入力部および表示部が設けられ
た機器本体と、少なくともキー入力部の一部を露出させ
た状態で表示部を覆う蓋体と、この蓋体を機器本体に回
動自在に連結する連結部とを備え、蓋体の基端部には、
蓋体を回動させて開いた際に、機器本体の下方に突出す
る脚部が設けられており、機器本体の下面には、蓋体を
所定角度に開いた際に、その蓋体の端部が当接して蓋体
の開き角度を規制するストッパ溝が設けられていること
を特徴とする。したがって、この請求項3記載の発明に
よれば、請求項1記載の発明と同様、連結部によって機
器本体に回動自在に連結された蓋体が少なくともキー入
力部の一部を露出させた状態で表示部を覆う構造である
から、表示部が衝撃を受けたり傷が付いたりしないよう
に、蓋体で表示部を保護することができる。また、蓋体
を必要最小限の大きさに小さく形成することができ、こ
れにより低価格化を図ることができる。さらに、蓋体の
基端部に機器本体の下方に突出する脚部が設けられてい
るので、蓋体を開いて使用する際、機器本体を載置面上
に傾斜させて配置することができ、キー入力部の操作性
を向上させることができるほか、ストッパ溝によって蓋
体の開き角度を規制しているので、使用時に蓋体が邪魔
になったり勝手に回動したりせず、使い勝手のよいもの
を得ることができる。
【0007】この場合、請求項4に記載のごとく、脚部
がゴムなどの合成樹脂からなり、この脚部に蓋体が所定
角度に開いた際に載置面に平行な状態で当接する当接面
が設けられていれば、機器本体を載置面に載置して使用
する際、ゴムなどの合成樹脂からなる脚部の摩擦によっ
て機器本体が載置面上でずれたりするのを防ぐことがで
き、しかも脚部の当接面が載置面に平行な状態で当接す
るので、摩擦面を大きくすることができるとともに、機
器本体を安定した状態で支持でき、これにより安定した
状態でキー入力部を操作することができる。
【0008】さらに、請求項5記載の発明は、上面に多
数のキーが配列されたキー入力部および表示部が設けら
れた機器本体と、少なくともキー入力部の一部を露出さ
せた状態で表示部を覆う蓋体と、この蓋体を機器本体に
回動自在に連結する連結部とを備え、蓋体には開口部が
表示部に対応して設けられていることを特徴とする。し
たがって、この請求項5記載の発明によれば、連結部に
よって機器本体に回動自在に連結された蓋体が少なくと
もキー入力部の一部を露出させた状態で表示部を覆う構
造であるから、蓋体を必要最小限の大きさに小さく形成
することができ、これにより低価格化を図ることができ
る。また、表示部が衝撃を受けたり傷が付いたりしない
ように、蓋体で表示部をある程度保護することができ
る。このほか、蓋体を閉じても蓋体の開口部を通して表
示部が見えるので、露出したキー入力部の一部を操作す
ることにより、蓋体を閉じた状態でも使用することがで
きる。
【0009】この場合、請求項6に記載のごとく、開口
部の周縁部に、蓋体を閉じた際に、表示部の縁部の機器
本体に向けて傾斜する傾斜部が設けられていれば、傾斜
部によって表示部の周縁部に対応する個所の蓋体を確実
に支持することができ、このため蓋体に衝撃が加わって
も、表示部を良好に保護することができる。また、請求
項7に記載のごとく、蓋体の少なくとも先端部に、蓋体
を閉じた際に機器本体の上面に当接し、その蓋体によっ
て覆われるキー入力部のキーの上方に隙間をもって蓋体
を支持する支持突起が設けられていれば、蓋体によって
覆われるキー入力部のキーを保護することができる。ま
た、請求項8に記載のごとく、蓋体が透明な合成樹脂か
らなっていれば、蓋体に開口部が設けられていなくて
も、蓋体を閉じた状態で表示部を見ることができるの
で、露出したキー入力部の一部を操作することにより、
蓋体を閉じた状態でも使用することができる。さらに、
請求項9に記載のごとく、蓋体を閉じた際に露出するキ
ー入力部のうち、少なくとも蓋体に接近する複数のキー
が蓋体の縁に沿って配列されていれば、キーの設置面積
を広くすることができ、キーを効率良く有効に配置する
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、図1〜図7を参照して、この発
明の電子機器の第1実施形態について説明する。図1は
電子機器の蓋体を開けて使用している状態での外観斜視
図であり、図2は電子機器の蓋体を閉じて非使用の時の
平面図であり、図3は図1の平面図である。これらの図
において、卓上型の小型電子式計算機などの電子機器の
本体を構成する機器本体1は上ケース1aと下ケース1
bとを接合した薄い箱形状のものであり、その上面つま
り上ケース1aの上部にはキー入力部2および液晶表示
パネル(表示部)3が設けられている。キー入力部2
は、図1および図3に示すように、第1入力部4と第2
入力部5とからなっている。第1入力部4は、テンキー
や四則演算キーなどの多数のキー4aが配列されたもの
であり、機器本体1の上面における手前側(同図では下
側)ほぼ半分に設けられている。第2入力部5は、アル
ファベットキー、カーソルキー、ファンクションキーな
どの多数のキー5aが配列されたものであり、機器本体
1の上面のほぼ中央より後側、つまり第1入力部4の後
側(同図では上側)に設けられている。この場合、第1
入力部4のキー4aは、第2入力部のキー5aよりもキ
ートップが比較的大きく形成されている。また、液晶表
示パネル3は、細長い長方形状の平板であり、機器本体
1の上面の後端部側(同図では上部側)に設けられてい
る。
【0011】また、機器本体1には、キー入力部2の一
部つまり第2入力部5および液晶表示パネル3を開閉自
在に覆う合成樹脂製の蓋体6が連結ピン(連結部)7に
よって回動可能に取り付けられている。すなわち、蓋体
6の基端部には、機器本体1の後端面に対向する脚取付
部8、および後端部の両側面に対向するピン取付部9が
設けられいる。そして、両側のピン取付部9は、機器本
体1の後端部の両側面に設けられた切欠凹部10内に配
置された状態で連結ピン7によって回動可能に取り付け
られている。この場合、機器本体1の後部側の下面に
は、蓋体6が回動して所定角度、例えばほぼ135°に
開いた際、その蓋体6の脚取付部8の縁部が当接して蓋
体6の開き角度を規制する断面「v」字状のストッパ溝
11が形成されている(図4および図5参照)。また、
機器本体1の後端部における両側の切欠凹部10には、
図7に示すように、蓋体6が所定角度に開いた際に蓋体
6のピン取付部9の縁部が当接するストッパ部12が形
成されている。
【0012】蓋体6の脚取付部8には、図6および図7
に示すように、蓋体6を回動させて開いた際に、機器本
体1の下方に突出する脚部13が接着剤などによって取
り付けられている。この脚部13はゴムなどの摩擦係数
の高い弾性部材または合成樹脂からなり、その先端面に
は、蓋体6を所定角度に開いた際に、機器本体1を載置
する載置面14に平行な状態で当接する当接面15が設
けられている。この当接面15は、蓋体6の外面に対
し、蓋体6の開き角度とほぼ同じ角度に形成されてい
る。また、蓋体6には、図5に示すように、開口部16
が液晶表示パネル3に対応して設けられている。この開
口部16の周縁部には、蓋体6を閉じた際に、液晶表示
パネル3の縁部に対応する個所の機器本体1に向けて傾
斜する傾斜部17が設けられいる。したがって、開口部
16の縁は傾斜部17の下端縁に相当し、この傾斜部1
7の下端縁が蓋体6を閉じた際に液晶表示パネル3の縁
部に当接する。
【0013】さらに、蓋体6の先端縁は、図2に示すよ
うに、蓋体6を閉じた際に第1入力部4に向けて凸とな
る円弧状に湾曲形成されている。この蓋体6の下面周縁
部には、図1および図5に示すように、蓋体6を閉じた
際に機器本体1の上面に当接して蓋体6を支持する支持
突起18が連続して形成されている。この支持突起18
は、機器本体1の上面に当接した際に、蓋体6によって
覆われる第2入力部5のキー5aの上方に隙間をもって
蓋体6を支持する高さに形成されている。また、蓋体6
によって覆われないキー入力部2の第1入力部4の各キ
ー4aのうち、蓋体6の先端縁に接近する複数のキー4
aは、図2に示すように、それぞれ細長い形状に形成さ
れ、蓋体6の先端縁に沿って配列されている。この場
合、蓋体6の先端縁に接近する複数のキー4aの蓋体6
側の各長辺は、蓋体6の先端縁と平行な円弧状に形成さ
れている。なお、この蓋体6は、透明な合成樹脂製であ
ることが望ましいが、不透明な合成樹脂製であっても良
い。
【0014】このような電子機器では、連結ピン7を中
心に蓋体6を回動させて所定角度に開くと、機器本体1
の上面にキー入力部2および液晶表示パネル3が露出す
るので、良好に使用することができる。すなわち、蓋体
6を所定角度に開くと、蓋体6の脚取付部8の縁部が機
器本体1の下面のストッパ溝11に当接するとともに、
蓋体6のピン取付部9の縁部が切欠凹部10のストッパ
部12に当接し、これらストッパ溝11およびストッパ
部12によって蓋体6の開き角度が規制されているの
で、使用時に蓋体6が邪魔になったり勝手に回動したり
しないように蓋体6を保持することができる。この状態
では、蓋体6の基端部に取り付けられた脚部13が機器
本体1の下方に突出して載置面14に当接するので、図
6に示すように、機器本体1を載置面14上に傾斜させ
て配置することができ、これによりキー入力部2の操作
性を向上させることができる。この場合には、脚部13
がゴムなどの摩擦係数の高い弾性部材または合成樹脂か
らなっているので、脚部13の摩擦によって機器本体1
が載置面14上でずれたりするのを防ぐことができる。
また、脚部13に設けられた当接面15が載置面14に
平行な状態で当接することとなるので、摩擦面を大きく
することができるとともに、機器本体1を安定した状態
で支持でき、これにより安定した状態でキー入力部2を
操作することができる。
【0015】また、蓋体6を回動させて閉じると、蓋体
6がキー入力部2の第1入力部4を露出させた状態で第
2入力部5と液晶表示パネル3とを覆うので、蓋体6に
よって液晶表示パネル3が外部から衝撃を受けたり傷が
付いたりしないように液晶表示パネル3を保護すること
ができる。このときには、開口部16の周縁部に設けら
れた傾斜部17の下端縁が図5に示すように液晶表示パ
ネル3の縁部に当接するので、傾斜部17によって液晶
表示パネル3の周縁部に対応する個所の蓋体6を確実に
支持することができ、このため蓋体6に衝撃が加わって
も、その衝撃が液晶表示パネル3に加わることがなく、
良好に液晶表示パネル3を保護することができる。ま
た、蓋体6の下面周端部に連続して設けられた支持突起
18が機器本体1の上面に当接し、その蓋体6によって
覆われる第2入力部5のキー5aの上方に隙間をもって
蓋体6を支持するので、第2入力部5の各キー5aを良
好に保護することができる。しかも、このように蓋体6
を閉じた状態でも、蓋体6の開口部16を通して液晶表
示パネル3を見ることができるので、露出した第1入力
部4の各キー4aを操作することにより、蓋体6を閉じ
た状態でも使用することができる。
【0016】このように、この電子機器では、連結ピン
7によって機器本体1に回動自在に連結された蓋体6が
キー入力部2の第1入力部4を露出させた状態で液晶表
示パネル3を覆う構造であるから、蓋体6によって液晶
表示パネル3が衝撃を受けたり傷が付いたりしないよう
に液晶表示パネル3を保護することができるほか、蓋体
6を必要最小限の大きさに小さく形成することができ、
これにより低価格化を図ることができる。また、蓋体6
を閉じた際に露出する第1入力部4のうち、蓋体6の先
端縁に接近する複数のキー4aが蓋体の縁に沿って配列
されていれば、キー4aの設置面積を広くすることがで
き、キー4aを効率良く有効に配置することができる。
【0017】なお、上記第1実施形態では、蓋体6の下
面周縁部に支持突起18を連続して設け、蓋体6を閉じ
た際にその支持突起18で蓋体6を支持するようにした
が、これに限らず、蓋体6の先端縁のみに支持突起を形
成しただけでもよい。
【0018】[第2実施形態]次に、図8〜図11を参
照して、この発明の電子機器の第2実施形態について説
明する。なお、図1〜図7に示された第1実施形態と同
一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。この
電子機器の機器本体1の上面には、キー入力部20、液
晶表示パネル3、および太陽電池パネル21が設けられ
ている。太陽電池パネル21は、機器全体の電源の一部
であり、液晶表示パネル3の右後側に配置されている。
この場合、機器本体1の上面における後側ほぼ半分に
は、そのほぼ全域に亘って凹部1cが設けられ、この凹
部1c内に液晶表示パネル3および太陽電池パネル21
が設けられており、この凹部1cの周縁部には、液晶表
示パネル3および太陽電池パネル21の上方に隙間をも
って蓋体22を支持する支持部24が設けられている。
また、この機器本体1には蓋体22が回動自在に取り付
けられており、この蓋体22には脚部23が取り付けら
れている。なお、これら以外は第1実施形態とほぼ同様
の構造になっている。すなわち、キー入力部20は、テ
ンキーや四則演算キーなどの多数のキー20aが配列さ
れたものであり、機器本体1の上面における手前側(同
図では下側)ほぼ半分に設けられている。液晶表示パネ
ル3は、細長い長方形状の平板であり、機器本体1の上
面における後側(同図では上部側)ほぼ半分の中央部に
設けられている。
【0019】蓋体22は、液晶表示パネル3および太陽
電池パネル21を含む機器本体1の後側ほぼ半分を開閉
自在に覆うように形成され、第1実施形態と同様に、機
器本体1に連結ピン7によって回動可能に取り付けられ
ている。すなわち、蓋体22の基端部には、機器本体1
の後端面に対向する脚取付部25、および後端部の両側
面に対向するピン取付部26が設けられいる。そして、
両側のピン取付部26は、機器本体1の後端部の両側面
に設けられた切欠凹部10内に配置された状態で連結ピ
ン7によって回動可能に取り付けられている。この場
合、蓋体22の脚取付部25は、蓋体22が回動して所
定角度、例えばほぼ135°に開いた際、脚取付部25
の縁部が機器本体1の後部側の下面に当接することによ
り、蓋体22の開き角度を規制している。また、機器本
体1の後端部における両側の切欠凹部10には、第1実
施形態と同様、蓋体22が所定角度に開いた際に蓋体2
2のピン取付部26の縁部が当接するストッパ部12が
形成されている。
【0020】脚部23は、蓋体22の脚取付部25に接
着剤などによって取り付けられ、蓋体22を回動させて
開いた際に、機器本体1の下方に突出する構造になって
いる。この脚部23は第1実施形態と同様、ゴムなどの
摩擦係数の高い合成樹脂からなり、その先端面には蓋体
22を所定角度に開いた際に、機器本体1を載置する載
置面14に当接するほぼ円弧状の当接面27が設けられ
ている。なお、この蓋体22は、透明な合成樹脂製であ
ることが望ましいが、不透明な合成樹脂製であっても良
い。
【0021】このような電子機器では、第1実施形態と
同様、連結ピン7によって機器本体1に回動自在に連結
された蓋体22がキー入力部20を露出させた状態で液
晶表示パネル3を覆う構造であるから、液晶表示パネル
3が衝撃を受けたり傷が付いたりしないように、蓋体2
2で液晶表示パネル3を保護することができるととも
に、蓋体22を必要最小限の大きさに小さく形成するこ
とができ、これにより低価格化を図ることができる。ま
た、蓋体22の脚取付部25にその蓋体22を開いた際
に機器本体1の下方に突出する脚部23が設けられてい
るので、蓋体を開いて使用する際、機器本体1を載置面
14上に傾斜させて配置することができ、キー入力部2
0の操作性を向上させることができる。さらに、脚部2
3がゴムなどの摩擦係数の高い合成樹脂からなっている
ので、脚部23の摩擦によって機器本体1が載置面14
上でずれたりするのを防ぐことができ、これにより安定
した状態でキー入力部20を操作することができる。
【0022】また、この電子機器では、蓋体22を所定
角度に開くと、蓋体22の脚取付部25の縁部が機器本
体1の下面に当接するとともに、蓋体22のピン取付部
26の縁部が機器本体1の切欠凹部10のストッパ部1
2に当接し、これらによって蓋体22の開き角度を規制
するので、使用時に蓋体22が邪魔になったり勝手に回
動したりせず、良好に使用することができる。また、蓋
体22が透明な合成樹脂製であれば、蓋体22に第1実
施形態のような開口部16が設けられていなくても、蓋
体22を閉じた状態で液晶表示パネル3を見ることがで
きるとともに、太陽電池パネル21が外部光を受光して
起電力を発生するので、蓋体22を閉じた状態でも、キ
ー入力部20を操作して使用できる。
【0023】なお、第2実施形態では、蓋体22を閉じ
た際に蓋体22の先端縁に接近する複数のキー20aを
直線的に配列したが、これに限らず、第1実施形態と同
様、蓋体22の先端縁に接近する複数のキー20aを蓋
体22の先端縁に沿って配列されてもよい。このように
すれば、第1実施形態と同様、キー20aの設置面積を
広くすることができ、キー20aを効率良く有効に配置
することができる。また、上記第1、第2実施形態で
は、表示部として液晶表示パネル3を用いた場合につい
て述べたが、これに限らず、エレクトロルミネッセンス
パネル、プラズマディスプレイなどの平板状の表示パネ
ルを用いてもよい。さらに、この発明は、卓上型の小型
電子式計算機に限らず、電子手帳や携帯型の情報端末処
理機などの各種の電子機器に広く適用することができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、キー入力部の少なくとも一部および表示部
の全体を覆うための蓋体の基端部に機器本体の下方に突
出する脚部が設けられているので、この脚部が機器本体
を載置面上に対し予め定められた角度分、傾斜させて載
置させるスタンドとしての機能を発揮することとなる。
このため、キー入力部を操作するために、蓋体を開いて
使用する際、機器本体を載置面上に予め定められた角度
分、傾斜させて載置することができる。このため、機器
本体を載置面上に対し水平に載置する場合に比べて、キ
ー入力部の操作性を大幅に向上させることができる。こ
のほか、連結部によって機器本体に回動自在に連結され
た蓋体がキー入力部の少なくとも一部を露出させた状態
で表示部を覆う構造としているので、表示部が外部から
衝撃を受けたり傷が付いたりしないように、蓋体で表示
部を保護することができるとともに、蓋体を必要最小限
の大きさに小さく形成することができ、これにより低価
格化を図ることができる。
【0025】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1記載の発明と同様、連結部によって機器本体に回動
自在に連結された蓋体が少なくともキー入力部の一部を
露出させた状態で表示部を覆う構造であるから、表示部
が衝撃を受けたり傷が付いたりしないように、蓋体で表
示部を保護することができるとともに、蓋体を必要最小
限の大きさに小さく形成することができ、これにより低
価格化を図ることができる。また蓋体の基端部に機器本
体の下方に突出する脚部が設けられているので、蓋体を
開いて使用する際、機器本体を載置面上に傾斜させて配
置することができ、キー入力部の操作性を向上させるこ
とができるほか、ストッパ溝によって蓋体の開き角度を
規制しているので、使用時に蓋体が邪魔になったり勝手
に回動したりせず、使い勝手のよいものを得ることがで
きる。
【0026】さらに、請求項5記載の発明によれば、連
結部によって機器本体に回動自在に連結された蓋体が少
なくともキー入力部の一部を露出させた状態で表示部を
覆う構造であるから、蓋体を必要最小限の大きさに小さ
く形成することができ、これにより低価格化を図ること
ができるとともに、表示部が衝撃を受けたり傷が付いた
りしないように、蓋体で表示部をある程度保護すること
ができる。このほか、蓋体を閉じても蓋体の開口部を通
して表示部が見えるので、露出したキー入力部の一部を
操作することにより、蓋体を閉じた状態でも使用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電子機器の第1実施形態を示した使
用時の外観斜視図。
【図2】図1の非使用時の平面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図2の要部側面図。
【図5】図2のA−A拡大断面図。
【図6】図1の側面図。
【図7】図6の要部の拡大図。
【図8】この発明の電子機器の第2実施形態を示した非
使用時の平面図。
【図9】図8の電子機器の蓋体を開いた使用時の平面
図。
【図10】図8のB−B断面図。
【図11】図9の要部側面図。
【符号の説明】
1 機器本体 2、20 キー入力部 3 液晶表示パネル 4 第1入力部 5 第2入力部 4a、5a、20a キー 6、22 蓋体 7 連結ピン 11 ストッパ溝 13、23 脚部 14 載置面 16 開口部 17 傾斜部 18 支持突起

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に多数のキーが配列されたキー入力部
    および表示部が設けられた機器本体と、 少なくとも前記キー入力部の一部を露出させた状態で前
    記表示部を覆う蓋体と、 この蓋体を前記機器本体に回動自在に連結する連結部と
    を備え、 前記蓋体の基端部には、前記蓋体を回動させて開いた際
    に、前記機器本体の下方に突出する脚部が設けられてい
    ることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】前記機器本体の下面には、前記蓋体を所定
    角度に開いた際に、その蓋体の端部が当接して前記蓋体
    の開き角度を規制するストッパ溝が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】上面に多数のキーが配列されたキー入力部
    および表示部が設けられた機器本体と、 少なくとも前記キー入力部の一部を露出させた状態で前
    記表示部を覆う蓋体と、 この蓋体を前記機器本体に回動自在に連結する連結部と
    を備え、 前記蓋体の基端部には、前記蓋体を回動させて開いた際
    に、前記機器本体の下方に突出する脚部が設けられてお
    り、 前記機器本体の下面には、前記蓋体を所定角度に開いた
    際に、その蓋体の端部が当接して前記蓋体の開き角度を
    規制するストッパ溝が設けられている、 ことを特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】前記脚部はゴムなどの合成樹脂からなり、
    この脚部には前記蓋体が所定角度に開いた際に載置面に
    平行な状態で当接する当接面が設けられていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 【請求項5】上面に多数のキーが配列されたキー入力部
    および表示部が設けられた機器本体と、 少なくとも前記キー入力部の一部を露出させた状態で前
    記表示部を覆う蓋体と、 この蓋体を前記機器本体に回動自在に連結する連結部と
    を備え、 前記蓋体には開口部が前記表示部に対応して設けられて
    いることを特徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】前記開口部の周縁部には、前記蓋体を閉じ
    た際に、前記表示部の縁部の前記機器本体に向けて傾斜
    する傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項5
    記載の電子機器。
  7. 【請求項7】前記蓋体の少なくとも先端部には、前記蓋
    体を閉じた際に前記機器本体の上面に当接し、その蓋体
    によって覆われる前記キー入力部のキーの上方に隙間を
    もって前記蓋体を支持する支持突起が設けられているこ
    とを特徴とする請求項5または6記載の電子機器。
  8. 【請求項8】前記蓋体は透明な合成樹脂からなることを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の電子機器。
  9. 【請求項9】前記蓋体を閉じた際に露出する前記キー入
    力部のうち、少なくとも前記蓋体に接近する複数のキー
    は、前記蓋体の縁に沿って配列されていることを特徴と
    する請求項1〜8のいずれかに記載の電子機器。
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