JP2016127164A - 音響調節機器の筐体構造 - Google Patents

音響調節機器の筐体構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016127164A
JP2016127164A JP2015000385A JP2015000385A JP2016127164A JP 2016127164 A JP2016127164 A JP 2016127164A JP 2015000385 A JP2015000385 A JP 2015000385A JP 2015000385 A JP2015000385 A JP 2015000385A JP 2016127164 A JP2016127164 A JP 2016127164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
side plate
casing
plate
upper side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015000385A
Other languages
English (en)
Inventor
理史 郷木
Satoshi Gogi
理史 郷木
尚 永井
Takashi Nagai
尚 永井
則次 草場
Noritsugu Kusaba
則次 草場
西澤 和彦
Kazuhiko Nishizawa
和彦 西澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2015000385A priority Critical patent/JP2016127164A/ja
Priority to CN201511009660.7A priority patent/CN105764277A/zh
Publication of JP2016127164A publication Critical patent/JP2016127164A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • H05K5/0004Casings, cabinets or drawers for electric apparatus comprising several parts forming a closed casing
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K5/00Casings, cabinets or drawers for electric apparatus
    • H05K5/02Details
    • H05K5/0217Mechanical details of casings

Abstract

【課題】高いメンテナンス性を維持しつつも、安定して筐体の内部装置を保持する音響調節機器の筐体構造を提供する。
【解決手段】表示部(50)及び操作部(60)を配する表面板(11)を有する上部筐体(10)と、内部基板(70)を配する底面板(21)を有し上部筐体(10)と一体に組みつけられる下部筐体(20)とにより、函型の筐体を構成する音響調節機器(1)の筐体構造であって、上部筐体(10)の表面板(11)の端部から下方に連設される上部側面板(31)と、下部筐体(20)の底面板(21)の端部から上方に連設される下部側面板(32)とにより、表面板(11)と底面板(21)の間の側面を囲う側面板(30)が構成され、上部筐体(10)を下部筐体(20)から離間させる開状態で、上部側面板(31)と下部側面板(32)とが分割するように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、ミキサー装置など内部に基板を有する音響調節機器の筐体構造に関する。
従来、例えば特許文献1に示すように、ミキサー装置など音響調節機器の筐体構造がある。この種の音響調節機器の筐体構造は、ディスプレイや多数の操作子を配した上面部と、側面部と、設置場所などに載置される底面部とで囲まれた函型の筐体を備えている。
特許文献1における音響調節機器の上面部は、操作パネルと表示パネルが境界部を挟んで構成された筐体構造である。そして、メンテナンス時に、上面部を底面部から離間させると、上面部のうち境界部より前方の操作パネルが、操作子基板を下面に取り付けた状態で底面部から離間したまま保持される。このように、メンテナンス時に操作パネルが底面部から離間した状態で保持されることにより、操作者が操作子基板にアクセスしやすくなるため、メンテナンス性が向上する。
特開2010−171226号公報
しかしながら、操作パネルは一般的に薄い構造体であるため、強度が弱く、操作子基板を付帯した状態のまま操作パネルを固定していると、操作子基板等の内部装置を安全に保持できないおそれがあった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、高いメンテナンス性を維持しつつも、安定して筐体の内部装置を保持する音響調節機器の筐体構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明にかかる音響調節機器(1)の筐体構造は、表面板(11)を有する上部筐体(10)と、底面板(21)を有し上部筐体(10)と一体に組みつけられる下部筐体(20)とにより、函型の筐体を構成する音響調節機器(1)の筐体構造であって、上部筐体(10)の表面板(11)の端部から下方に連設される上部側面板(31)と、下部筐体(20)の底面板(21)の端部から上方に連設される下部側面板(32)とにより、表面板(11)と底面板(21)の間の側面を囲う側面板(30)が構成され、下部筐体(20)の支持部(25)が上部筐体(10)の上部側面板(31)を支持しつつ上部筐体(10)を下部筐体(20)から離間させる開状態で、上部側面板(31)と下部側面板(32)とが分割するように構成したことを特徴とする。
このように、側面板(30)を、上部筐体(10)の上部側面板(31)と下部筐体(20)の下部側面板(32)との2部材から構成し、上部筐体(10)を下部筐体(20)から離間させた場合に、側面板(30)の上部側面板(31)と下部側面板(32)とが分割する構成とすると、上部側面板(31)が表面板(11)の側面の姿勢を保持することとなる。このように、筐体の開状態において、上部側面板(31)が表面板(11)の左右側面を支持する構成であると、上部筐体(10)の側面の剛性が高まり、上部筐体(10)が下部筐体(20)から離間して支持された状態であっても上部筐体(10)が安定的に保持される。これにより、操作者が筐体の内部にアクセスしやすくなり、高いメンテナンス性を維持することができる。また、上部筐体(10)の剛性が高まったことで、上部筐体(10)に設置される表示部(50)や操作部(60)に関連する基板をも安定して保持することができる。よって、高いメンテナンス性を維持しつつも、安定して筐体の内部装置を保持することができる。
また、上記構成の音響調節機器(1)の筐体構造において、上部側面板(31)には、断面形状において、下部側面板(32)の第一受部(32A)に当接する第一当接部(31A)と、第一当接部(31A)よりも上部筐体(10)の内側に形成され下部側面板(32)の第二受部(32B)に当接する第二当接部(31B)と、を有することが好ましい。このように、上部側面板(31)が、下部側面板(32)に対して、2箇所で当接するように構成することで、確実に側面板(30)の姿勢を保ち、安定して筐体の内部装置を保持することができる。
また、上記構成の音響調節機器(1)の筐体構造において、上部側面板(31)の下端には、内側に傾斜するガイド部(31C)を有することとしてもよい。このように構成すると、筐体を開状態から閉状態にする際、上部側面板31の下端と下部側面板32の上端が当接する場合に、ガイド部(31C)が、上部側面板(31)を下部側面板(32)の内側に確実に案内するため、上部筐体(10)を下部筐体(20)に対して円滑に組み付けることができる。
また、上記構成の音響調節機器(1)の筐体構造において、上部側面板(31)には、支持部(25)に対して回動させるための軸受溝(31X)が形成されることとしてもよい。これにより、上部筐体(10)を下部筐体(20)から離間させる際に、軸受溝(31X)を支持部(25)に当接させて支持部(25)を回転中心として移動させれば、上部筐体(10)を回動させることのみの動作で、上部筐体(10)を下部筐体(20)から離間させることができる。すると、上部筐体(10)に重量がある場合でも、上部筐体(10)を少ない操作力で開状態にすることができる。すると、操作者が筐体内部にアクセスしやすくなり、メンテナンス性がさらに向上する。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態の対応する構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかる音響調節機器の筐体構造によれば、高いメンテナンス性を維持しつつも、安定して筐体の内部装置を保持する音響調節機器の筐体構造を提供することができる。
ミキサー装置の閉状態の全体斜視図である。 ミキサー装置の開状態の全体斜視図である。 ミキサー装置の開状態の側面図である。 ミキサー装置の閉状態の側面図である。 ミキサー装置の閉状態の側面板の拡大断面図で、(a)は図4のX−X断面図、(b)は図4のY−Y断面図である。 ミキサー装置を閉状態から開状態にする場合の手順を説明する側面図であり、(a)は閉状態の図、(b)は上部筐体を手前側に動かした状態の図、(c)は開状態の図である。 ミキサー装置の変形例を示す図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。まず、図1及び図2を用いて全体の概略構成を説明する。図1は、ミキサー装置1の閉状態の全体斜視図である。図2は、ミキサー装置1の開状態の全体斜視図である。図3は、ミキサー装置1の開状態の側面図である。なお、ミキサー装置1の閉状態とは、口述する側面板30の上部側面板31が下部側面板32に対して当接した状態であり、ミキサー装置1の開状態とは、側面板30の上部側面板31が下部側面板32から離間して側面板30が分割された状態のことをいう。また、以下の説明では、ミキサー装置1の操作者側を手前側、その反対側を奥側という。また、ミキサー装置1の手前側からみた両側を左右あるいは横方向という。また、各部品における方向を示す場合は、各部品をミキサー装置1に取り付けた状態での方向で示す。
図1に示すように、ミキサー装置1(音響調節機器)の筐体は、上部筐体10と下部筐体20とから構成され、上部筐体10と下部筐体20とを一体に組みつけることで函型に構成される。具体的には、上部筐体10の表面板11と下部筐体20の底面板21との間の側面を側面板30で囲うことで、函型になる。側面板30は、上部筐体10の表面板11の端部から下方に連設される上部側面板31と、下部筐体20の底面板21の端部から上方に連設される下部側面板32とにより構成される。上部筐体10の表面板11は、奥側で上方に配設される表示パネル部51と手前側で下方に配設される操作パネル部61から構成される。
上部筐体10の上方には表示部50が形成される。表示部50の表面をなす表示パネル部51は、ディスプレイ52が操作者に向くように、操作部60よりも立ち上がるように構成される。表示部50は、表示パネル部51と、表示パネル部51の裏側に設置された不図示のディスプレイ基板と、当該ディスプレイ基板に設置されたディスプレイ52と、ディスプレイ52の表示を操作するための各種の操作子を有する。ここでの各種の操作子は、スイッチ類53、ロータリーボリューム54が含まれる。
上部筐体10における表示部50より手前側には操作部60が形成される。操作部60の表面をなす操作パネル部61は、表示パネル部51よりも傾斜角度が緩くなるように形成される。操作部60は、操作パネル部61と、操作パネル部61の裏側に設置された不図示の操作子基板と、当該操作子基板に取り付けられる各種の操作子とを有する。各種の操作子は、操作パネル部61に設けられる小孔を貫通して操作パネル部61の表面に露出している。ここでの各種の操作子は、スイッチ類62、フェーダ操作子63が含まれる。また、操作パネル部61には、液晶表示部64などの電子機器類も設置される。操作パネル部61上のフェーダ操作子63は、ミキサー装置1の前後方向に沿って直線状にスライド移動が可能である。なお、フェーダ操作子63は手動操作で移動するように構成されているが、電気的に駆動するためのモータ(図示せず)を併設してよい。
なお、上部筐体10の内部に付帯される内部装置として、ディスプレイ基板と操作子基板を例示したが、これに限るものではない。上部筐体10の強度の範囲内であれば、上部筐体10の表面側の機器を操作又は制御するその他の基板類、ケーブル類等を、上部筐体10の内部装置として付帯することとしてもよい。
図2に示すように、ミキサー装置1の上部筐体10と下部筐体20とは、側面板30において分割可能であり、操作者がメンテナンスを行う場合には、上部筐体10を下部筐体20から離間させた開状態にする。開状態において、上部側面板31と下部側面板32とが分割すると、下部筐体20の下部側面板32に付帯された回動支持軸25(支持部)に対して、上部筐体10の上部側面板31の軸受溝31Xが係合する。これにより、上部筐体10は下部筐体20に対して支持される。
下部筐体20には、ミキサー装置1全体を制御する回路基板70が、底面板21上の奥側に配置される。底面板21の奥側には、回路基板70のほか、各種端子が付帯される拡張ボードを装着する拡張ボード装着部や、電源ユニット、電源コードの端子を接続するための電源端子部、送風ファンなどの内部装置が設けられる。
また、図2及び図3に示すように、ミキサー装置1の開状態では、側面板30の表面積において所定の割合で上部側面板31と下部側面板32とに分離する。このとき、上部側面板31の表面積と下部側面板32の表面積の比率が約1対1の関係になるように構成すると、上部筐体10の剛性が高くなる一方で、下部筐体20の剛性をも高く維持し、装置としての安定性もまるので、好ましい。なお、側面板30の分割割合は必ずしもこれ限定されるものではなく、回動して開く方の上部筐体10の上部側面板31に十分な強度があればよく、例えば、上部側面板31側の表面積と下部側面板32の表面積とが、1対2、1対3、2対3等の他の関係になるようにしてもよい。なお、これに限るものではなく、上部筐体10が安定的に開状態になる範囲であれば、上部側面板31の表面積を下部側面板32の表面積よりも大きくしてもかまわない。また、本実施形態と同様、上部側面板31と下部側面板32のそれぞれの形状について、手前側から奥側まで一定の幅でなくともよい。
上部側面板31のうち、下部側面板32と対向する下方側の側面全域には、上部側面板31が内側方向に一段折れ曲がることで段差が形成され、これが第一当接部31Aとなる。また、上部側面板31の下端部の数箇所が後述の下部側面板32の第二受部32Bに当接する第二当接部31Bとなる。上部側面板31の下端部のうち、第二当接部31Bが形成されない部分は、筐体の内側に傾斜するように折り曲げられることでガイド部31Cとなる。ガイド部31Cの具体的な構成は後述する。
一方、下部側面板32のうち、上部側面板31と対向する上端全域が第一当接部31Aを下方で受ける第一受部32Aとなる。さらに、下部側面板32の第一受部32Aよりも下方の数箇所には第二受部32Bが形成される。第二受部32Bは、下部側面板32の一部を内側へ水平方向に折って形成され、第二当接部31Bを受ける。なお、本実施形態においては、上部側面板31の第二当接部31B及び第二受部32Bが3箇所ずつ形成されるが、これに限るものではなく、第二当接部31B及び第二受部32Bの数は装置の大きさにより適宜設定し得る。
また、上部側面板31の手前側には、手前側に開口した半円状の係合溝である軸受溝31Xが形成される一方、下部側面板32には、筐体の内側方向に突設した軸形状の回動支持軸25を有する。この構成により、図2及び図3に示す開状態においては、上部筐体10の軸受溝31Xが、下部筐体20の回動支持軸25の上で保持される。
次に、ミキサー装置1の側面板30の係合構造について、図4乃び図5を用いて説明する。図4は、ミキサー装置1の閉状態の側面図である。図5は、ミキサー装置1の閉状態の側面板30の拡大断面図で、(a)は図4のX−X断面図、(b)は図4のY−Y断面図である。
ミキサー装置1の閉状態において、図4の破線で示すように、上部側面板31の下方が、下部側面板32の内側に入り込むことで、上部筐体10の下部筐体20に対する位置決めがなされる。より具体的には、断面形状を示す図5(b)に示すように、上部側面板31の第一当接部31Aが下部側面板32の第一受部32Aに当接する一方、図5(a)に示すように、第一当接部31Aよりも上部筐体10の内側に形成される第二当接部31Bは、下部側面板32の第二受部32Bに当接する。これにより、上部筐体10の上部側面板31の下端が、下部筐体20の下部側面板32に対して鉛直方向の位置決めがなされるため、上部筐体10が下部筐体20に対して位置決めされる。
また、図5に示すように、ガイド部31Cは、上述のように上部側面板31に対して傾斜して折り曲げられ、第一当接部31Aや第二当接部31Bよりも下方にまで延設される。この構成により、上部筐体10を下部筐体20に対して閉じる動作の際、ガイド部31Cの表面が第一当接部31Aや第二当接部31Bに先行して第一受部32Aや第二受部32Bに当接する。この際、ガイド部31Cは内側に傾斜しているため、上部側面板31が下部側面板32よりも内部側に案内される。
以上の構成のミキサー装置1のメンテナンス時には、上部筐体10を下部筐体20に対して上方に動かして、閉状態から開状態にする。図6は、ミキサー装置1を閉状態から開状態にする場合の手順を説明する側面図であり、(a)は閉状態の図、(b)は上部筐体10を手前側に動かした状態の図、(c)は開状態の図である。
図6(a)に示すように、ミキサー装置1の背面には、上部筐体10の固定部18と、下部筐体20の固定部28とが互いに係合または嵌合するように構成される。このため、操作者がメンテナンスを行う際には、固定部18と固定部28との固定構造を解除する。この状態において、上部筐体10の手前側に形成される軸受溝31Xと、下部筐体20の手前側に配置される回動支持軸25とは当接していない状態である。
図6(b)に示すように、操作者が上部筐体10を手前側に水平にスライドさせる。すると、軸受溝31Xが回動支持軸25に当接して止まる。軸受溝31Xと回動支持軸25とが当接した状態で、図6(c)に示すように、操作者が上部筐体10を上方に持ち上げると、側面板30の上部側面板31と下部側面板32とが分離し、上部筐体10は下部筐体20から離間する。これにより、上部筐体10と下部筐体20との間に配置される回路基板70などの内部装置に操作者がアクセスしやすくなる。特に、本実施形態では、上部筐体10の内部の配線と下部筐体20の内部の配線とは互いにミキサー装置1の内部の手前側でつながっているため、開状態において、配線がミキサー装置1の手前側に集中する。このように構成すると、開状態において、ミキサー装置1の側面や奥側から内部装置にアクセスしやすくなる。
以上説明したように、本実施形態のミキサー装置1の筐体構造は、側面板30が上部筐体10の表面板11に連設される上部側面板31と下部筐体20の底面板21から連設される下部側面板32とから構成される。そして、下部筐体20の回動支持軸25が上部筐体10の上部側面板31を支持した状態で、上部筐体10を下部筐体20から離間させると、上部側面板31と下部側面板32とが分割するように構成している。
このように、筐体の開状態において、上部筐体10に上部側面板31が付帯し、上部側面板31が表面板11の側面の姿勢を保持する構成であると、上部筐体10の側面の剛性が高まり、上部筐体10が下部筐体20から離間して支持された状態であっても上部筐体10が安定的に保持される。このように、下部側面板32の上方が安定的に開放されるため、操作者が筐体の内部、特に装置内部に設置されている内部基板や各種部品にアクセスしやすくなる。また、下部側面板32は下部筐体20の側方にあるため、操作者の筐体の内部へのアクセスの際に邪魔になりにくい。このため、高いメンテナンス性を維持することができる。また、上部筐体10の剛性が高まったことで、筐体の開状態において、上部筐体10に設置される表示部50や操作部60に関連する内部装置をも安定して保持することができる。よって、高いメンテナンス性を維持しつつも、安定して筐体の内部装置を保持することができる。
また、上記構成のミキサー装置1の筐体構造において、上部側面板31には、断面形状において、下部側面板32の第一受部32Aに当接する第一当接部31Aと、第一当接部31Aよりも上部筐体10の内側に形成され下部側面板32の第二受部32Bに当接する第二当接部31Bと、を有する。このように、上部側面板31が、下部側面板32に対して2箇所で当接するように構成することで、確実に側面板30の姿勢を保ち、安定して筐体の内部基板を保持することができる。
また、上記構成のミキサー装置1の筐体構造において、上部側面板31の下端には、内側に傾斜するガイド部31Cを有する。このように構成すると、筐体を開状態から閉状態にする際、上部側面板31の下端と下部側面板32の上端が当接する場合に、ガイド部31Cが、上部側面板31を下部側面板32の内側に確実に案内するため、上部筐体10を円滑に下部筐体20に対して組み付けることができる。
また、上記構成のミキサー装置1の筐体構造において、上部側面板31には、回動支持軸25に対して回動させるための軸受溝31Xが形成される。これにより、上部筐体10を下部筐体20から離間させる際に、軸受溝31Xを回動支持軸25に当接させて回動支持軸25を回転中心として移動させれば、上部筐体10を回動させることのみの動作で、上部筐体10を下部筐体20から離間させることができる。すると、上部筐体10に重量がある場合でも、上部筐体10を少ない操作力で開状態にすることができる。これにより、操作者が筐体内部にアクセスしやすくなり、メンテナンス性がさらに向上する。
なお、上述の実施形態では、ミキサー装置1の手前側に回動支持軸25とこれに係合する軸受溝31Xが構成され、開状態となる場合に、上部筐体10が手前側に開くこととしたが、これに限るものではない。例えば、上部筐体10が奥側に開く構成としてもよい。図7は、ミキサー装置1の変形例を示す図である。図7に示すように、下部筐体20の下部側面板32の奥側の上部に回動支持軸26を配設する一方、上部筐体10の上部側面板31の奥側の下部に回動支持軸26と係合する軸受溝31Yを形成してもよい。
また、上述の実施形態では、上部筐体10を下部筐体20に対して固定支持する構成として、回動支持軸25と軸受溝31Xや、回動支持軸26と軸受溝31Yというヒンジ構成としたが、少なくとも開状態において上部筐体10が下部筐体20に対して固定支持されればよく、上部筐体10を下部筐体20に固定支持する構造は、ヒンジ構成に限るものではない。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
1…ミキサー装置、10…上部筐体、11…表面板、18…固定部、20…下部筐体、21…底面板、25…回動支持軸、26…回動支持軸、28…固定部、30…側面板、31…上部側面板、31A…第一当接部、31B…第二当接部、31C…ガイド部、31X…軸受溝、31Y…軸受溝、32…下部側面板、32A…第一受部、32B…第二受部、50…表示部、51…表示パネル部、52…ディスプレイ、53…スイッチ類、54…ロータリーボリューム、60…操作部、61…操作パネル部、62…スイッチ類、63…フェーダ操作子、64…液晶表示部、70…回路基板

Claims (4)

  1. 表面板を有する上部筐体と、底面板を有し前記上部筐体と一体に組みつけられる下部筐体とにより、函型の筐体を構成する音響調節機器の筐体構造であって、
    前記上部筐体の前記表面板の端部から下方に連設される上部側面板と、前記下部筐体の前記底面板の端部から上方に連設される下部側面板とにより、前記表面板と前記底面板の間の側面を囲う側面板が構成され、
    前記下部筐体の支持部が前記上部筐体の前記上部側面板を支持しつつ前記上部筐体を前記下部筐体から離間させる開状態で、前記上部側面板と前記下部側面板とが分割するように構成した
    ことを特徴とする音響調節機器の筐体構造。
  2. 前記上部側面板には、断面形状において、
    前記下部側面板の第一受部に当接する第一当接部と、
    前記第一当接部よりも上部筐体の内側に形成され前記下部側面板の第二受部に当接する第二当接部と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の音響調節機器の筐体構造。
  3. 前記上部側面板の下端には、内側に傾斜するガイド部を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の音響調節機器の筐体構造。
  4. 前記支持部は軸形状であり、
    前記上部側面板には、前記支持部に対して回動させるための軸受溝が形成される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の音響調節機器の筐体構造。
JP2015000385A 2015-01-05 2015-01-05 音響調節機器の筐体構造 Pending JP2016127164A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015000385A JP2016127164A (ja) 2015-01-05 2015-01-05 音響調節機器の筐体構造
CN201511009660.7A CN105764277A (zh) 2015-01-05 2015-12-29 电子装置的壳体结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015000385A JP2016127164A (ja) 2015-01-05 2015-01-05 音響調節機器の筐体構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016127164A true JP2016127164A (ja) 2016-07-11

Family

ID=56342229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015000385A Pending JP2016127164A (ja) 2015-01-05 2015-01-05 音響調節機器の筐体構造

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2016127164A (ja)
CN (1) CN105764277A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113530022A (zh) * 2021-07-23 2021-10-22 中铁四局集团建筑工程有限公司 一种装配式建筑内隔墙体及其安装固定方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6867205B2 (ja) * 2017-03-22 2021-04-28 シャープ株式会社 カバー取付け構造及び表示装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5978362U (ja) * 1982-11-15 1984-05-26 三菱電機株式会社 エレベ−タ用器具箱
JPH06113412A (ja) * 1992-09-25 1994-04-22 Matsushita Electric Works Ltd 盤用ボックス
JPH07129075A (ja) * 1993-11-08 1995-05-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 操作卓装置
JP2010103679A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Yamaha Corp 電気操作装置のパネル開閉構造

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1049497A (ja) * 1996-08-07 1998-02-20 Casio Comput Co Ltd 電子機器
CN2807706Y (zh) * 2005-07-20 2006-08-16 环隆电气股份有限公司 无螺丝化的机壳
JP5092045B1 (ja) * 2011-07-11 2012-12-05 株式会社東芝 電子機器、映像表示装置
DE102011116696B3 (de) * 2011-10-24 2012-12-20 Bopla Gehäuse Systeme GmbH Gehäuse mit einem Unterteil und einem Deckel

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5978362U (ja) * 1982-11-15 1984-05-26 三菱電機株式会社 エレベ−タ用器具箱
JPH06113412A (ja) * 1992-09-25 1994-04-22 Matsushita Electric Works Ltd 盤用ボックス
JPH07129075A (ja) * 1993-11-08 1995-05-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 操作卓装置
JP2010103679A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Yamaha Corp 電気操作装置のパネル開閉構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113530022A (zh) * 2021-07-23 2021-10-22 中铁四局集团建筑工程有限公司 一种装配式建筑内隔墙体及其安装固定方法
CN113530022B (zh) * 2021-07-23 2022-08-05 中铁四局集团建筑工程有限公司 一种装配式建筑内隔墙体及其安装固定方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN105764277A (zh) 2016-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4373882B2 (ja) 電子機器用筐体構造、及び通信機器
EP3242281A1 (en) Supporting structure having variable form and electronic device having supporting structure
JP2016127164A (ja) 音響調節機器の筐体構造
JP2010000303A (ja) デスクパーテーションへの配線ダクト組み込みによる電源供給システム
JP6125287B2 (ja) モータ駆動装置
JP2009162811A (ja) 表示装置
KR102036887B1 (ko) 지지프레임 및 이를 갖춘 디스플레이 장치 및 텔레비전
US20150000436A1 (en) Electronic device with display support apparatus
TWM627337U (zh) 遊戲控制器
JP4154389B2 (ja) 電子装置
KR101049120B1 (ko) 건조기의 pcb 고정 인슐레이터
US6226535B1 (en) Cellular telephone with an improved LCD supporting frame
JP2016092151A (ja) 筐体
JP6758049B2 (ja) 壁掛け電気機器および壁掛け電気機器の組み立て方法
JP6738082B2 (ja) 化粧パネル
JPWO2013129331A1 (ja) 電動日射遮蔽装置のモーターユニット及び電動日射遮蔽装置のモーターユニット組み立て方法
JP2018166977A (ja) 遊技機
JP2007124299A (ja) 携帯電子機器
JP2007151036A (ja) 表示装置
JP6210072B2 (ja) 音響調整コンソール
UA155303U (uk) Сенсорний перемикач для керування щонайменше двома електроприладами
JP2006054342A (ja) 回路基板固定機構
KR100640793B1 (ko) 영상표시기기를 위한 pcb 및 브래킷의 고정구조
JP2014053187A (ja) プログラマブルコントローラ
KR20240041460A (ko) 투사기능을 갖춘 lcd조립체 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180717

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180914

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190212