JPH1049494A - 作業装置及びプログラムのプロテクト方法 - Google Patents

作業装置及びプログラムのプロテクト方法

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JPH1049494A
JPH1049494A JP8199297A JP19929796A JPH1049494A JP H1049494 A JPH1049494 A JP H1049494A JP 8199297 A JP8199297 A JP 8199297A JP 19929796 A JP19929796 A JP 19929796A JP H1049494 A JPH1049494 A JP H1049494A
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Shigeo Katsuta
重男 勝田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の機能のプログラムのうち許可されたも
の以外の使用の禁止を確実に行えるようにする。 【解決手段】 装置キーワード及びオプション許可デー
タから生成されたオプションキーワードが予め記憶され
ていたオプションキーワードと一致しなければ標準設定
として運転を行い、無断で許可されていない機能のプロ
グラムが使用されることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラムに従っ
た制御により所定の機能の作業をする作業装置及び、作
業装置の機能のプログラムが無断使用されることを防止
するプログラムのプロテクト方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種、プログラムに従った作業をする
作業装置では、種々の機能の動作が行え、作業装置を使
用するユーザの求めに応じて、複数ある機能のうちから
選択された機能のみが使用できるようにしてユーザに引
き渡される。また、その後のユーザが追加して使用した
い機能があれば、その求めに応じてその機能を追加する
ことがなされてきた。これら、各機能にはその機能を実
現するプログラムが用意され、その作業装置中にインス
トールされた各プログラムに従って各機能毎の作業動作
がなされる。
【0003】この各機能の使用に対しては対価が支払わ
れるべきものであり、許可されていない機能のプログラ
ムが使用されることがないようにプログラムの無断使用
の防止を行わなう必要がある。
【0004】また、作業装置には標準となる動作のため
のプログラムの他に必要な機能のプログラムのみをイン
ストールするようにしてもよいが、インストールの作業
が繁雑になるため、オプションとして選択可能な複数の
機能のプログラム自体は一括して装置内の記憶部に記憶
しておき、その機能のうち使用が許可されたプログラム
だけが使用できるようにオプション許可データを設定す
るようにすることが考えられる。
【0005】しかし、このデータはフロッピーディスク
等に格納されて供給されることが多く、簡単にコピーが
できてしまうため、許可されていないプログラムの使用
ができるオプション許可データの入手がされ易い欠点が
ある。また、装置にインストールする機能のプログラム
自体もフロッピーディスク等に格納したものをインスト
ールすることが行われており、簡単にコピーされてしま
い、機能のプログラム自体のコピーを防止(プロテク
ト)することも難しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は複数
の機能のプログラムのうち許可されたもの以外の使用の
禁止を確実に行えるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、プロ
グラムに従った制御により所定の機能の作業をする作業
装置において、装置固有の装置キーワードを記憶する記
憶装置と、作業装置の各機能のうちのどの機能の使用を
許可するかを設定するオプション許可データを記憶する
許可データ記憶装置と、前記装置キーワード及び前記許
可データからオプションキーワードを生成するための生
成プログラムを記憶するキーワード生成プログラム記憶
装置と、予め当該装置に設定されたオプションキーワー
ドを記憶するオプションキーワード記憶装置と、該記憶
装置に予め記憶されたオプションキーワードと前記生成
されたオプションキーワードを比較して一致した場合に
のみオプション許可データに設定した機能を有効として
装置の動作を制御する制御装置を設けたものである。
【0008】また本発明は、作業装置の機能のプログラ
ムが無断使用されることを防止するプログラムのプロテ
クト方法において、装置固有のキーワードを作成して装
置に記憶させる装置キーワード記憶工程と、作業装置の
各機能のうちのどの機能を有効とするかを設定するオプ
ション設定データを装置に記憶させるオプション設定デ
ータ記憶工程と、前記キーワード及び前記オプション設
定データから生成されたオプションキーワードをを装置
内に設定する設定工程と、該設定工程の終了後に作業装
置の運転が開始されることとなった場合に前記装置キー
ワード記憶工程及びオプション設定データ記憶工程でそ
れぞれ記憶された装置キーワード及びオプション設定デ
ータからオプションキーワードを生成するオプションキ
ーワード生成工程と、該生成工程で生成されたオプショ
ンキーワードと予め前記設定工程で設定されたオプショ
ンキーワードが一致しているかどうかを判断する判断工
程と、該判断工程で一致していると判断された場合にの
みオプション設定データに設定した機能のプログラムの
使用を可能とすることを決定する決定工程とを設けたも
のである。
【0009】また、請求項1に記載の作業装置にては前
記制御手段は生成されたキーワードと予め記憶されたキ
ーワードとが一致しない場合には標準に設定された機能
のプログラムに従って動作の制御を行うことが好まし
い。
【0010】また、請求項2に記載のプロテクト方法に
ては前記決定工程では判断工程で一致していると判断さ
れない場合には標準に設定された機能のプログラムの使
用のみを可能とすることを決定することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図に基
づき詳述する。
【0012】先ず、作業装置の例として、図2に示すよ
うな電子部品自動装着装置1があるが、該装置1はプリ
ント基板にチップ状電子部品を装着する作業をNCプロ
グラムに従って行う数値制御装置である。コンベア10
が上流装置から供給搬送されてきたプリント基板にNC
プログラムに従って所定の位置に所定の種類の電子部品
が装着ヘッド2の移動により行われる。装着ヘッド2は
図示しない部品供給部からプログラムに指示された種類
の部品を取り出し、指示された位置に装着していくもの
である。装着が終了した基板はコンベア10により下流
の装置に搬送される。
【0013】該装置1には操作をするための操作部3及
び操作に伴い種々のデータを表示するためのディスプレ
イ4が備えられている。
【0014】また、該装置1には種々のデータ及びプロ
グラムをインストールするためあるいは、装置1内の情
報を記録するためのフロッピーディスクドライブ5が設
けられている。
【0015】装置1内には、図3に示すように装置1の
種々の動作を統括制御するCPU7が内蔵されており、
該CPU7は記憶装置8内に格納されたNCプログラム
などの動作プログラムに従って種々の作業を制御する。
【0016】これら、記憶装置8等はバスライン9に接
続されている。また、バスライン9には、他の装置ある
いはコンピュータシステムとのデータの通信を行うため
の通信インターフェース11も接続されている。
【0017】該装置の標準的な機能は先に述べた如く、
NCプログラムに従って部品を装着していくものである
とする。このような装置では、動作プログラムの追加に
より新たな機能(いわゆるオプション機能)を追加する
ことができ、新たな機能の作業をすることが可能にな
る。新たな機能としては例えば、標準機能が、部品の吸
着ミス(装着ヘッド2が部品を吸着できなかった場合等
の異常状態をいう。)が検出された場合にそのまま、部
品装着動作を停止してしまうものとすると、当該基板に
対する部品装着を停止することなく、再度同一部品を吸
着しなおして装着する動作を行う、いわゆるリカバリ機
能が考えられる。また、同一の部品を供給する供給ユニ
ットが部品切れとなった場合に装着動作を停止してしま
うという機能が、標準であったとして、新たな機能が、
同じ部品を供給するユニットが他にも用意してある場合
に、1つのユニットが部品切れとなったことが検出され
た場合に他のユニットから部品の取り出しを行うという
いわゆるオルタネート機能であること等が考えられる。
【0018】電子部品装着装置1では、これらの機能を
実現できるプログラムをフロッピーディスクに記憶させ
ておき、ディスクドライブ5から装置1内即ち記憶装置
8内に書き込むことにより、このような追加された機能
の作業か可能となる。
【0019】この場合に、装置1のユーザは必要とする
機能を注文時に要望することにより、装置1の出荷時に
最初から追加する機能がインストールされた装置1をそ
の機能分の代金と引換に購入することができ、また購入
後であっても機能の追加を注文することが可能となる。
【0020】この場合に、機能毎にプログラムをインス
トールすることも考えられるが、ある程度の機能につい
ては一括して取り扱ったほうが効率的であるため、複数
のプログラムをまとめてインストールするようにして、
そのうちユーザが注文したプログラムのみを有効とす
る、即ち使用が可能となるようにしている。
【0021】そのため、どの機能のプログラムの使用を
許可するかを指定したオプション許可データをフロッピ
ーディスクドライブ5から記憶装置8にインストールし
て、そのデータに従って許可されるプログラムのみを有
効とするよう制御される。
【0022】しかしながら、このオプション許可データ
もフロッピーディスクに格納されたものが持ち運びでき
るため、注文した機能より多くの機能を有効とするもの
が無断でコピーされ、使用されることが可能となる。
【0023】これを防止すべく、記憶装置8にはその装
置1だけに固有の装置キーワードが格納され、該装置キ
ーワードと前記オプション許可データから所定のアルゴ
リズムでオプションキーワードを生成するオプションキ
ーワード生成プログラムがさらに格納されている。この
装置キーワードは例えば装置出荷前に所定のデータのク
リアを行った日付及び時刻を使用することが考えられ
(時刻のみでもよい)、このようにすれば一々キーワー
ドの設定を作業者が入力等する必要がなく、しかもその
時刻をミリ秒単位等まで細かくすれば装置1毎に同じキ
ーワードとなる可能性はほとんどなくなる。
【0024】記憶装置8には予め、メーカー側にあるオ
プションキーワード生成プログラムにより装置1の個々
のオプションキーワードが生成され、所定領域に書き込
まれている。
【0025】この予め書き込まれたオプションキーワー
ドと記憶装置8内の生成プログラムで生成されたオプシ
ョンキーワードが一致したときに、追加する機能のプロ
グラムでオプション許可データに許可されたものが使用
可能になるようになされオプション許可データの無断使
用が防止されるようになされている。
【0026】次に、装置1が出荷後に実際に運転される
場合の動作について説明する。
【0027】装置1の電源が投入されると、図1のフロ
ーチャートに示す如く、CPU7が記憶装置8内の装置
キーワードを読み込み、さらにオプション許可データを
読み込み、オプションキーワード生成プログラムに従っ
て、オプションキーワードの生成を行う。
【0028】次に、生成されたオプションキーワードと
記憶装置8の所定領域に格納されているオプションキー
ワードを比較し、一致していると判断すれば、オプショ
ン許可データで許可された機能のプログラムを使用可能
とすることを決定し、この設定動作(フローチャートの
「オプション設定」)を行う。その後は、制御装置とし
てのCPU7は通常処理動作に移行し設定された機能の
プログラムに従って、その動作を行うよう電子部品自動
装着装置1の動作の制御を行う。
【0029】例えば、オプション許可データで許可され
ていたのが、前述するリカバリ機能であったとすると、
装着動作を行っていて、部品の吸着ミスが発生した場合
には再度そのミスをした部品を取り出して装着する動作
が行われることとなる。そして、前述するオルタネート
機能がオプション許可データでは許可されていない場
合、この機能の動作は行われない。
【0030】また、オプションキーワード生成プログラ
ムに従って生成されたオプションキーワードが予め記憶
されているオプションキーワードと異なると判断された
場合には、標準機能として設定されている機能のプログ
ラムの使用のみを可能とすることを決定し、その設定が
行われる(フローチャートの「標準設定」)。その後
は、制御装置としてのCPU7は通常処理動作に移行
し、設定された標準機能のプログラムに従って、その動
作を行うよう電子部品自動装着装置1の動作の制御を行
う。
【0031】例えば、注文を受けた機能が前記リカバリ
機能のみで前記オルタネート機能は許可されていないに
もかかわらず、両機能が可能なオプション許可データが
記憶装置に記憶されていた場合には、この許可データと
装置キーワードによって生成されるオプションキーワー
ドは予め記憶装置内に格納されているオプションキーワ
ードと異なってしまうため、標準設定がなされ、リカバ
リ機能もオルタネート機能も禁止され、標準の機能で動
作することとなり、部品の吸着ミスが発生した場合に
は、装置の運転が停止されることとなる。
【0032】また、出荷後に機能の追加が注文された場
合には、注文を受けたメーカーの作業者が装置の設置場
所まで出向き、対応するオプション許可データをインス
トールすると共に、オプションキーワード生成プログラ
ムで生成されたオプションキーワードを記憶装置8内に
インストールすればよい。
【0033】または、通信インターフェース11を介し
て、オプション許可データ及びオプションキーワードを
通信により転送して記憶装置8内にインストールしても
よい。
【0034】尚、オプション許可データ及びオプション
キーワードを別の装置にインストールしてしまった場合
には、装置キーワードが異なるため、生成されたオプシ
ョンキーワードはその装置に予め記憶されているオプシ
ョンキーワードと異なりオプション許可データで許可さ
れた機能は無効となり使用できないこととなる。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、許可され
てない機能のプログラムの使用が簡単・確実に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置における機能のプログラムの無断使用の防
止を図るフローチャートを示す図である。
【図2】電子部品自動装着装置の正面図である。
【図3】電子部品自動装着装置の制御ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 電子部品自動装着装置 7 CPU 8 記憶装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムに従った制御により所定の機
    能の作業をする作業装置において、 装置固有の装置キーワードを記憶する記憶装置と、作業
    装置の各機能のうちのどの機能の使用を許可するかを設
    定するオプション許可データを記憶する許可データ記憶
    装置と、前記装置キーワード及び前記許可データからオ
    プションキーワードを生成するための生成プログラムを
    記憶するキーワード生成プログラム記憶装置と、予め当
    該装置に設定されたオプションキーワードを記憶するオ
    プションキーワード記憶装置と、該記憶装置に予め記憶
    されたオプションキーワードと前記生成されたオプショ
    ンキーワードを比較して一致した場合にのみオプション
    許可データに設定した機能を有効として装置の動作を制
    御する制御装置を設けたことを特徴とする作業装置。
  2. 【請求項2】 作業装置の機能のプログラムが無断使用
    されることを防止するプログラムのプロテクト方法にお
    いて、 装置固有のキーワードを作成して装置に記憶させる装置
    キーワード記憶工程と、作業装置の各機能のうちのどの
    機能を有効とするかを設定するオプション設定データを
    装置に記憶させるオプション設定データ記憶工程と、前
    記キーワード及び前記オプション設定データから生成さ
    れたオプションキーワードをを装置内に設定する設定工
    程と、該設定工程の終了後に作業装置の運転が開始され
    ることとなった場合に前記装置キーワード記憶工程及び
    オプション設定データ記憶工程でそれぞれ記憶された装
    置キーワード及びオプション設定データからオプション
    キーワードを生成するオプションキーワード生成工程
    と、該生成工程で生成されたオプションキーワードと予
    め前記設定工程で設定されたオプションキーワードが一
    致しているかどうかを判断する判断工程と、該判断工程
    で一致していると判断された場合にのみオプション設定
    データに設定した機能のプログラムの使用を可能とする
    ことを決定する決定工程とを設けたことを特徴とするプ
    ログラムのプロテクト方法。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は生成されたキーワードと
    予め記憶されたキーワードとが一致しない場合には標準
    に設定された機能のプログラムに従って動作の制御を行
    うことを特徴とした請求項1に記載の作業装置。
  4. 【請求項4】 前記決定工程では判断工程で一致してい
    ると判断されない場合には標準に設定された機能のプロ
    グラムの使用のみを可能とすることを決定することを特
    徴とした請求項2に記載のプログラムのプロテクト方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016194236A1 (ja) * 2015-06-05 2016-12-08 富士機械製造株式会社 部品実装ラインの生産管理システム
JPWO2015019492A1 (ja) * 2013-08-09 2017-03-02 富士機械製造株式会社 電子部品装着機が用いるデータを表示する装置
JP2017175156A (ja) * 2017-05-25 2017-09-28 富士機械製造株式会社 電子部品装着機が用いるデータを表示する装置
JP2017183746A (ja) * 2017-05-25 2017-10-05 富士機械製造株式会社 電子部品装着機が用いるデータを表示する装置

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