JPH1049481A - 情報処理装置及びそのデータ転送方法 - Google Patents

情報処理装置及びそのデータ転送方法

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JPH1049481A
JPH1049481A JP20590996A JP20590996A JPH1049481A JP H1049481 A JPH1049481 A JP H1049481A JP 20590996 A JP20590996 A JP 20590996A JP 20590996 A JP20590996 A JP 20590996A JP H1049481 A JPH1049481 A JP H1049481A
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JP
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burst
data
address
peripheral device
transfer
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Application number
JP20590996A
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English (en)
Inventor
Koyo Nakagawa
幸洋 中川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バースト転送による高速なデータ転送をより効
率的に行えるようにすること。 【解決手段】中央処理装置2aから周辺デバイス5aへ
データをバースト転送する情報処理装置において、前記
バースト転送されるデータを分割するバースト分割手段
1を設け、該バースト分割手段1は、前記中央処理装置
2aからバースト転送されるデータを分割し、該分割し
たデータにアドレスを付与して前記周辺デバイス5aに
バースト転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中央処理装置(C
PU)からレンダリングプロセッサ等の周辺デバイス
(装置)へ、より高速にデータを供給できるようにする
情報処理装置及びデータ転送方法に関する。
【0002】近年、コンピュータのハードウェアの進歩
により、フレームメモリに描画を行うレンダリングプロ
セッサの性能が飛躍的に向上している。そのレンダリン
グプロセッサの性能を最大限に引き出すためには、それ
に見合うだけのデータ供給が必要となる。
【0003】例えば、3次元グラフィックで三角形を描
画する場合、1頂点当たりのデータ量を32バイト(プ
リミティブヘッダ、R、G、B、A、X、Y、Zの各4
バイト、ここで、プリミティブヘッダは三角形、線等の
データの種類を示しパラメータ数も含む)とすると、1
00万三角形/秒を達成するためには、1秒間に96メ
ガバイト(MB)(32MB×3頂点)のデータ供給が
必要である。
【0004】主記憶にある3次元座標で与えられた図形
データをCPUで人の視点から見た2次元の図形に合う
ように座標変換するいわゆる幾何変換をして、幾何変換
後の頂点パラメータをレンダリングプロセッサに与える
場合、主記憶からCPUへのデータ転送と、CPUから
レンダリングプロセッサへのデータ転送でバスを共有す
ることになる。そのため、バスに要求されるバンド幅は
さらに広く(前記の例では96MB×2)なる。
【0005】
【従来の技術】従来、データの転送速度を上げるための
技術として、複数のデータをまとめて転送するバースト
転送方式がある。近年、業界標準となりつつあるPCI
(Peripheral Component Interconnect )バスなどは、
バースト転送を基本としたバスである。
【0006】図10は従来例の説明図である。以下、図
面を参照して従来のデータ転送の説明をする。図10に
おいて、CPU2は、主記憶3からの図形データをプロ
セッサローカルバスで取り込み、幾何変換をして、幾何
変換後の頂点パラメータをプロセッサローカルバスから
バスブリッジ4でバス変換を行い周辺バスでレンダリン
グプロセッサ5に与える。
【0007】レンダリングプロセッサ5は、フレームメ
モリ6に描画(ピクセル値を設定)を行う。D/A変換
器(RAMDAC)7は、フレームメモリ6のピクセル
値(ディジタル値)をアナログに変換してディスプレイ
に与えるものである。
【0008】このような、CPU2からレンダリングプ
ロセッサ5に複数のデータをまとめて転送するバースト
転送では、一般的に、最初のデータに対してアドレス
「A」が与えられ、後続のデータに対しては、そのアド
レスを順次インクリメントしたもの(例えば、「A+
4」「A+8」・・・)と解釈されるものであった。
【0009】したがって、この方式では、連続したアド
レスについてはバースト転送が可能であるものの、アド
レスが連続していない場合はバースト転送が不可能であ
った。そのため、連続したアドレスごとにデータを分割
して転送することになる。
【0010】例えば、各頂点パラメータが不連続の場
合、ある頂点パラメータの格納レジスタが、あるベース
アドレスBASEから32バイトの領域にマップされて
いるとすると、最大でも1頂点データしかバースト転送
することができなかった。
【0011】また、バースト転送サイズに制約条件があ
る場合(例えば、2のべき乗、固定長で64バイトな
ど)には、パラメータが制約条件に合致しなければバー
スト転送が使えないといった問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては次のような課題があった。 、従来の方式では、連続したアドレスについてはバー
スト転送が可能であるものの、アドレスが連続していな
い場合はバースト転送が不可能であった。
【0013】、また、バースト転送サイズに制約条件
がある場合には、パラメータが制約条件に合致しなけれ
ばバースト転送が使えないといった問題があった。本発
明は、このような従来の課題を解決し、バースト転送に
よる高速なデータ転送をより効率的に行えるようにする
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。図1中、1はバースト分割手段、2aは中央
処理装置、3aは主記憶、4はバス変換、5aは周辺デ
バイスを示している。
【0015】本発明は前記従来の課題を解決するため次
のように構成した。 (1):中央処理装置2aから周辺デバイス5aへデー
タをバースト転送する情報処理装置において、前記バー
スト転送されるデータを分割するバースト分割手段1を
設け、該バースト分割手段1は、前記中央処理装置2a
からバースト転送されるデータを分割し、該分割したデ
ータにアドレスを付与して前記周辺デバイス5aにバー
スト転送する。
【0016】(2):前記(1)の情報処理装置におい
て、前記中央処理装置2aからバースト転送されるデー
タの先頭に、前記バースト分割手段1がアドレスを付与
するための情報を付加する。
【0017】(3):前記(1)の情報処理装置におい
て、前記中央処理装置2aのアドレス空間を複数のウイ
ンドウに分割し、前記アドレスを付与するための情報を
前記ウインドウに対応して前記バースト分割手段1に設
定する。
【0018】(4):前記(2)又は(3)の情報処理
装置において、前記アドレスを付与するための情報は、
初期アドレスに加算するための増分値を含むようにす
る。 (5):前記(1)の情報処理装置において、前記バー
スト分割手段1は、前記周辺デバイス5aへのバースト
転送に先だって、前記周辺デバイス5aのステータスを
チェックする。
【0019】(6):前記(5)の情報処理装置におい
て、前記周辺デバイス5aのステータスのチェックは、
前記周辺デバイス5a内にあるステータスレジスタをリ
ードする、あるいは、前記周辺デバイス5aのステータ
スのチェックは、前記周辺デバイス5aから出力される
ビジー信号を検出する。
【0020】(7):中央処理装置2aから周辺デバイ
ス5aへデータをバースト転送する情報処理装置のデー
タ転送方法において、前記中央処理装置2aからバース
ト転送されるデータをバースト分割手段1で分割し、該
分割したデータに前記バースト分割手段1でアドレスを
付与して前記周辺デバイス5aにバースト転送する。
【0021】(作用)前記構成に基づく作用を図1に基
づいて説明する。バースト分割手段1で、中央処理装置
2aからバースト転送されるデータを分割し、該分割し
たデータにアドレスを付与して前記周辺デバイス5aに
バースト転送する。このため、中央処理装置2aからの
複数頂点データ等をまとめて効率よくバースト転送する
ことができるため、高速なグラフィクスを実現すること
ができる。
【0022】また、前記中央処理装置2aからバースト
転送されるデータの先頭に、前記バースト分割手段1が
アドレスを付与するための情報を付加する。このため、
例えば、三角形の3つの頂点データが別々のアドレス領
域にマッピングされている場合でも、それぞれに対し
て、中央処理装置2aから複数頂点データをまとめて効
率よくバースト転送することができ、高速なグラフィク
スを実現することができる。
【0023】さらに、中央処理装置2aのアドレス空間
を複数のウインドウに分割し、アドレスを付与するため
の情報を前記ウインドウに対応してバースト分割手段1
に設定する。このため、中央処理装置2aは必要なウイ
ンドウにアクセスするだけで、アドレス制御情報をいち
いち設定あるいは転送し直すことがなくなるので転送効
率を上げることができる。
【0024】また、前記アドレスを付与するための情報
は、初期アドレスに加算するための増分値を含むように
する。このため、初期アドレスと増分値アドレスのデー
タとをまとめて効率よくバースト転送することができ
る。
【0025】さらに、前記バースト分割手段1は、前記
周辺デバイス5aへのバースト転送に先だって、前記周
辺デバイス5aのステータスをチェックする。このた
め、バースト分割手段1は、周辺デバイス5aがビジー
の時、無駄なリトライを繰り返すことを防止でき、効率
よくバースト転送することができる。
【0026】また、前記周辺デバイス5aのステータス
のチェックは、前記周辺デバイス5a内にあるステータ
スレジスタをリードする。このため、バースト分割手段
1は、周辺デバイス5aのビジー状態を容易に認識する
ことができる。
【0027】さらに、前記周辺デバイス5aのステータ
スのチェックは、前記周辺デバイス5aから出力される
ビジー信号を検出する。このため、バースト分割手段1
は、ステータスレジスタをリードすることなく周辺デバ
イス5aのビジー状態を容易に認識することができる。
【0028】また、情報処理装置のデータ転送方法にお
いて、中央処理装置2aからバースト転送されるデータ
をバースト分割手段1で分割し、該分割したデータに前
記バースト分割手段1でアドレスを付与して前記周辺デ
バイス5aにバースト転送する。このため、中央処理装
置2aからの複数頂点データ等をまとめて効率よくバー
スト転送することができるため、高速なグラフィクスを
実現することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】図2〜図9は本発明の実施の形態
を示した図であり、以下、図面に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。 (1):アドレスマッピングの説明 図2は本発明の実施の形態におけるアドレスマッピング
の説明図(その1)、図3は本発明の実施の形態におけ
るアドレスマッピングの説明図(その2)である。以
下、図2、図3に基づいてアドレスマッピングの説明を
する。
【0030】図2(a)は三角形の頂点の説明であり、
頂点A、頂点B、頂点Cの3つの頂点を示している。図
2(b)は頂点Aのパラメータレジスタの説明である。
図2(b)において、頂点Aのパラメータレジスタのプ
リミティブヘッダHeaderは、頂点Aのベースアド
レスBASE_Aから4バイトの領域に格納されてい
る。ここでは、このヘッダHeaderは、三角形(デ
ータの種類)を示しており後に続くR、G、B・・・等
のパラメータ数も含んでいる。
【0031】R(レッド)、G(グリーン)、B(ブル
ー)は、色の3原色であり、ベースアドレスBASE_
Aに夫々+4バイト、+8バイト、+12バイトした4
バイトごとの領域に格納されている。
【0032】Aは透明度、つまり下の色との混合の度合
いを示しており、透明度Aが大きいと下の色が透けて見
えることになる。この透明度Aは、ベースアドレスBA
SE_Aから+16バイトしたアドレスから4バイトの
領域に格納されている。
【0033】X、Y、Zは、三次元の座標を示してお
り、ベースアドレスBASE_Aに夫々+20バイト、
+24バイト、+28バイトした4バイトごとの領域に
格納されている。
【0034】図3(a)は頂点Bのパラメータレジスタ
の説明である。図3(a)において、頂点Bのパラメー
タレジスタは、32バイトの領域があり、頂点Bのベー
スアドレスBASE_Bから4バイトごとに、プリミテ
ィブヘッダHeader、R(レッド)、G(グリー
ン)、B(ブルー)、A(透明度)、X(座標)、Y
(座標)、Z(座標)が格納されている。
【0035】図3(b)は頂点Cのパラメータレジスタ
の説明である。図3(b)において、頂点Cのパラメー
タレジスタは、32バイトの領域があり、頂点Cのベー
スアドレスBASE_Cから4バイトごとに、プリミテ
ィブヘッダHeader、R(レッド)、G(グリー
ン)、B(ブルー)、A(透明度)、X(座標)、Y
(座標)、Z(座標)が格納されている。
【0036】本発明では、パソコン等の情報処理装置の
CPUからバースト転送されたデータをバースト分割手
段で分割し、さらに、分割したデータに適切なアドレス
を付与して周辺デバイス(レンダリングプロセッサ、通
信用LSI等)にバースト転送することを特徴とするも
のである。
【0037】前記の適切なアドレスを付与する方式とし
て、CPUからバースト転送するデータにアドレスの制
御情報を付加する方式とアドレス空間に対応してアドレ
ス変換のための属性を設定する方式を提案するものであ
る。以下、前者の方式をヘッダ型アドレスコントロール
方式と呼び、後者の方式をウインドウ型アドレスコント
ロール方式と呼ぶ。
【0038】(2):ヘッダ型アドレスコントロール方
式の説明 図4はヘッダ型アドレスコントロール方式の説明図であ
る。ヘッダ型アドレスコントロール方式では、バースト
転送するデータの先頭にアドレスを制御するための情報
を含むヘッダ(アドレスコントロールヘッダ)を付け
る。ここで、アドレスを制御するための情報(アドレス
制御情報)とは、連続領域分のデータ転送後のアドレス
指定であり、オフセットOFFSETとモードmodが
設けてある。
【0039】図4の上図はバースト分割手段で分割前の
バースト転送するデータ例(プロセッサローカルバス)
であり、アドレス制御情報、BASE_A(頂点Aのベ
ースアドレス)、H(プリミティブヘッダ)、R、G、
B、A、X、Y、Z、H(プリミティブヘッダ)、R、
G、B、A、X、Y、Zが設けてある。
【0040】図4の下図は、バースト分割手段で分割後
のバースト転送するデータ例(周辺デバイスの内部バ
ス)であり、BASE_A(頂点Aのベースアドレ
ス)、H(プリミティブヘッダ)、R、G、B、A、
X、Y、ZとBASE_B(頂点Bのベースアドレ
ス)、H(プリミティブヘッダ)、R、G、B、A、
X、Y、Zが設けてある。
【0041】ここで、BASE_B=BASE_A+O
FFSETとなる。例えば、アドレス制御情報でOFF
SETが「0」の場合は、初期アドレス(ベースアドレ
ス)から連続した領域に32バイトの頂点データ(プリ
ミティブヘッダ、R、G、B、A、X、Y、Z)を転送
後、繰り返して初期アドレスから32バイトの頂点デー
タを転送することになる。
【0042】また、三角形の3つの頂点に対して別々の
アドレス領域にレジスタがマッピングされている場合で
も、アドレス制御情報でOFFSETを三角形の3つの
頂点のアドレス間隔としモード(mod)を「3」とす
ることにより、バースト分割手段でそれぞれに対してバ
ースト転送させることもできる。即ち、nを複数の三角
形の頂点の数とすると、n(mod3)個目の頂点はア
ドレスAからの連続領域にバースト転送し、n+1(m
od3)個目の頂点にはアドレスBからの連続領域にバ
ースト転送し、n+2(mod3)個目の頂点にはアド
レスCからの連続領域にバースト転送することができ
る。
【0043】これにより、CPUからは、複数の頂点デ
ータをまとめて転送することができるので転送効率を上
げることができる。
【0044】(3):ウインドウ型アドレスコントロー
ル方式の説明 図5はウインドウ型アドレスコントロール方式の説明図
である。ウインドウ型アドレスコントロール方式では、
バースト転送するデータにアドレスを制御するためのヘ
ッダ(アドレス制御情報)を付加するのではなく、CP
Uのアドレス空間を複数のウインドウに分割する。そし
て、このウインドウに対してアドレスの制御属性を設定
するものである。
【0045】図5(a)は転送データの説明であり、図
5(a)において、上図はプロセッサローカルバスのバ
ースト分割手段で分割前のバースト転送するデータ例で
あり、ウインドウアドレス、BASE_A(頂点Aのベ
ースアドレス)、H(プリミティブヘッダ)、R、G、
B、A、X、Y、Z、H(プリミティブヘッダ)、R、
G、B、A、X、Y、Zが設けてある。
【0046】図5(a)の下図は、バースト分割手段で
分割後のバースト転送するデータ例(周辺デバイスの内
部バス)であり、BASE_A(頂点Aのベースアドレ
ス)、H(プリミティブヘッダ)、R、G、B、A、
X、Y、ZとBASE_B(頂点Bのベースアドレ
ス)、H(プリミティブヘッダ)、R、G、B、A、
X、Y、Zが設けてある。ここで、BASE_B=BA
SE_A+OFFSETとなり、このOFFSETはウ
インドウごとに設定されるものである。
【0047】図5(b)はメモリマップの説明であり、
バースト分割手段にウインドウごとにアドレスの制御属
性が設定される。これにより、バースト分割手段は、C
PUからウインドウを指示してバースト転送されたデー
タを、頂点Aパラメータ、頂点Bパラメータ、頂点Cパ
ラメータに分割して周辺デバイスにバースト転送するも
のである。
【0048】例えば、ウインドウ1のアドレスの制御属
性の設定により、ウインドウ1をアクセスすると初期ア
ドレスから32バイトの頂点データを繰り返してバース
ト転送することができる。
【0049】また、例えば、ウインドウ2のアドレスの
制御属性の設定により、ウインドウ2をアクセスすると
初期アドレスから32バイトの頂点データをバースト転
送し、次の32バイトを初期アドレス+64にバースト
転送し、次の32バイトを初期アドレス+128にバー
スト転送し、次の32バイトはまた初期アドレスからバ
ースト転送するというようにアドレス及びデータ転送を
制御することができる。
【0050】これにより、アドレス制御情報をいちいち
設定あるいは転送し直すことがなくなるので転送効率を
上げることができる。また、CPUからのバースト転送
に転送サイズ等の制約があり、例えば、64バイトでし
かバースト転送できない場合でも、バースト分割手段で
分割を行うことによりバースト転送が可能となり、転送
効率を高めることができる。
【0051】以上の各方式により、CPUからの複数頂
点データをまとめてバースト転送することができるた
め、転送効率の向上を図ることができる。
【0052】(4):システム構成の説明 図6は実施の形態におけるシステム構成の説明図であ
る。以下、図面を参照してシステム構成の説明をする。
【0053】図6において、CPU2と主記憶3とバス
ブリッジ4がプロセッサローカルバスで接続され、バス
ブリッジ4はバースト分割手段1と周辺バスで接続さ
れ、更にバースト分割手段1はレンダリングプロセッサ
5と、レンダリングプロセッサ5はフレームメモリ6
と、フレームメモリ6はD/A変換器(RAMDAC)
7と、D/A変換器7はディスプレイと夫々接続されて
いる。
【0054】CPU2は、主記憶3の図形データをプロ
セッサローカルバスで取り込み、幾何変換をして、幾何
変換後の頂点パラメータをプロセッサローカルバスから
バスブリッジ4に与えるものである。主記憶3は、図形
(グラフィック)データを記憶するメモリである。バス
ブリッジ4は、プロセッサローカルバスと周辺バスとの
バス変換を行うものである。
【0055】バースト分割手段1は、CPU2からバー
スト転送されるデータを分割し、適切なアドレスを付加
してレンダリングプロセッサ5にバースト転送するもの
である。
【0056】レンダリングプロセッサ5は、フレームメ
モリ6に描画(ピクセル値を設定)を行うものである。
例えば、レンダリングプロセッサ5は三角形の各頂点に
対して夫々パラメータレジスタを備え、3個の頂点パラ
メータがそろったところで描画処理(3個の頂点で記述
された三角形内部の面塗り処理および隠面消去処理)を
開始するものである。
【0057】D/A変換器(RAMDAC)7は、フレ
ームメモリ6のピクセル値(ディジタル値)をアナログ
に変換してディスプレイに与えるものである。
【0058】(5):バースト分割手段の説明 図7は実施の形態におけるバースト分割手段の説明図で
ある。以下、図面を参照してバースト分割手段の説明を
する。
【0059】図7において、バースト分割手段1には、
アドレスデコード11、データバッファ12、ステータ
スレジスタ13、バーストコントロールレジスタ14、
バーストコントロールレジスタ15、ベースアドレスバ
ッファ16、インクリメンタ17、マルチプレクサ1
8、マルチプレクサ19、コントローラ20が設けてあ
る。
【0060】アドレスデコード11は、CPU2からの
アクセスのアドレスを解釈するものであり、各レジスタ
への書き込み信号、アクセスウインドウの信号等を出力
するものである。データバッファ12は、バーストデー
タを蓄える64ワードのバッファ(FIFO:first-in
first-out)である。
【0061】ステータスレジスタ13は、ステータスを
示す内部レジスタであり、レンダリングプロセッサ5で
ある描画LSIがパラメータデータを受けられる状態に
あるかどうかを示すビジービットBUSIが設けられる
ものである。
【0062】バーストコントロールレジスタ14、15
は、夫々ベースアドレスの増分値と増分値を加算する回
数を示す内部レジスタである。ベースアドレスバッファ
16は、バーストアクセスの最初のアドレスを保持する
ものである。インクリメンタ17は、バーストコントロ
ールレジスタ14、15に格納された増分値と加算回数
をもとに次のベースアドレスを計算するものである。
【0063】マルチプレクサ18は、バーストコントロ
ールレジスタ14とバーストコントロールレジスタ15
の何れかを選択してインクリメンタ17に出力するもの
である。マルチプレクサ19は、データバッファ12と
ベースアドレスバッファ16の何れかを選択して描画L
SIに出力するものである。コントローラ20は、全体
の制御を司るものである。
【0064】(6):アドレスマッピングの説明 図8は実施の形態におけるアドレスマッピングの説明図
である。以下、図面を参照してアドレスマッピングの説
明をする。なお、図のhは16進を示している。
【0065】図8において、レジスタ域は、CPUメモ
リアドレス000000〜00000f(16進)まで
の16バイト(B)であり、バースト分割手段内部のレ
ジスタ域である。ウインドウ1の空間は、001000
〜001fff(16進)までの4キロバイト(KB)
であり、描画LSI内のパラメータレジスタがマッピン
グされている。ウインドウ2の空間は、002000〜
002fff(16進)までの4キロバイト(KB)で
あり、描画LSI内のパラメータレジスタがマッピング
されている。
【0066】頂点Aパラメータは、描画LSI内のパラ
メータレジスタのアドレス0000〜0020(16
進)の32Bである。Header、R、G、B、A、
X、Y、Zの各4バイトは、頂点Aパラメータレジスタ
の内部の詳細である。
【0067】頂点Bパラメータは、描画LSI内のパラ
メータレジスタのアドレス0040〜0060(16
進)の32B(Header、R、G、B、A、X、
Y、Zの各4バイト(図示省略))である。
【0068】頂点Cパラメータは、描画LSI内のパラ
メータレジスタのアドレス0080〜00a0(16
進)の32B(Header、R、G、B、A、X、
Y、Zの各4バイト(図示省略))である。
【0069】(7):内部レジスタの説明 図9は実施の形態における内部レジスタの説明図であ
る。以下、図9に基づいて内部レジスタの定義の説明を
する。
【0070】図9(a)はステータスレジスタの説明で
ある。バースト分割手段1内のステータスレジスタ13
は、32ビットであり、「0」ビットの位置にBUSY
ビットが設けられている。このBUSYビットは、描画
LSI(レンダリングプロセッサ5)がパラメータデー
タを受けられる状態にあるかどうかを示している。
【0071】描画LSIには、パラメータデータを受け
とるレジスタ51と描画処理を行う描画エンジンが設け
てあり、描画エンジンにもレジスタ52が設けてある
(図7参照)。描画LSIは、描画に必要な頂点パラメ
ータがレジスタ51にセットされたら、まず、ビジー
(BUSY)信号をオンにして、次に、内部の描画エン
ジンがアイドルになるのを待って、レジスタ51のパラ
メータを描画エンジンのレジスタ52にコピーする。こ
のコピーが完了すると、描画LSIは、描画エンジンで
描画処理を開始するとともに次のパラメータを受けられ
るようにビジー信号をオフする。
【0072】なお、描画LSI内にBUSYビット(ス
テータスレジスタ)を設け、バースト分割手段1が、描
画LSI内にあるBUSYビット(ステータスレジス
タ)をリードするようにしてもよい。
【0073】図9(b)はバーストコントロールレジス
タ14の説明である。バーストコントロールレジスタ1
4は、32ビットであり、「0」〜「15」ビットの位
置にベースアドレスへの増分値INCが、「16」〜
「31」ビットの位置に増分値を加算する回数である加
算回数INC_COUNTが設けてある。このバースト
コントロールレジスタ14は、ウインドウ1に対応する
ものである。
【0074】図9(c)はバーストコントロールレジス
タ15の説明である。バーストコントロールレジスタ1
5は、32ビットであり、「0」〜「15」ビットの位
置にベースアドレスへの増分値INCが、「16」〜
「31」ビットの位置に増分値を加算する回数である加
算回数INC_COUNTが設けてある。このバースト
コントロールレジスタ15は、ウインドウ2に対応する
ものである。
【0075】(8):バースト転送動作の説明 まず最初に、CPU2は、各ウインドウに対してアドレ
スを制御するための属性(図9の増分値INCと加算回
数INC_COUNT)を設定する。
【0076】ここでは、ウインドウ1に対しては、増分
値INC=0、加算回数INC_COUNT=0、すな
わち、バースト分割手段1を、ベースアドレスから1頂
点分のパラメータを転送した後、また、ベースアドレス
に戻って、次の1頂点分のパラメータを転送することを
繰り返すように設定する。
【0077】ウインドウ2に対しては、増分値INC=
64、加算回数INC_COUNT=2、すなわち、バ
ースト分割手段1を、ベースアドレスから1頂点分のパ
ラメータを転送した後、ベースアドレスに64を加算
し、加算回数を−1(INC_COUNT=1)してか
ら1頂点分のパラメータを転送する。次に、ベースアド
レスにさらに64を加算し、加算回数を−1(INC_
COUNT=0)してから1頂点分のパラメータを転送
する。その次は、加算回数が0となっているので、加算
回数を2にリセットして初期のベースアドレスから頂点
パラメータを転送することを繰り返すように設定する。
【0078】上記の設定をした後、複数の三角形の1頂
点だけを変更したいので有れば、ウインドウ1の空間に
CPU2から変更する複数頂点のパラメータをバースト
転送する。また、三角形の3頂点とも順次変更したいの
であればウインドウ2の空間に複数頂点のパラメータを
バースト転送する。
【0079】バースト分割手段1は、バーストコントロ
ールレジスタ14又はバーストコントロールレジスタ1
5の属性に応じて、バーストデータを分割するとともに
アドレスを付与して、BUSY信号の状態を監視しなが
ら、描画LSIへ頂点パラメータをバースト転送するも
のである。
【0080】このように、バースト分割手段1は、CP
U2からバースト転送されたデータを分割し、さらに、
分割したデータに適切なアドレスを付与して周辺デバイ
スにバースト転送することにより、CPU2からの複数
頂点データをまとめて効率よくバースト転送することが
できるため、高速なグラフィックスを実現することがで
きる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1):バースト分割手段で、中央処理装置からバース
ト転送されるデータを分割し、該分割したデータにアド
レスを付与して周辺デバイスにバースト転送するため、
中央処理装置からの複数頂点データ等をまとめて効率よ
くバースト転送することができ、高速なグラフィクスを
実現することができる。
【0082】(2):中央処理装置からバースト転送さ
れるデータの先頭に、バースト分割手段がアドレスを付
与するための情報を付加するため、例えば、三角形の3
つの頂点データが別々のアドレス領域にマッピングされ
ている場合でも、それぞれに対して、中央処理装置から
複数頂点データをまとめて効率よくバースト転送するこ
とができ、高速なグラフィクスを実現することができ
る。
【0083】(3):中央処理装置のアドレス空間を複
数のウインドウに分割し、アドレスを付与するための情
報を前記ウインドウに対応してバースト分割手段に設定
するため、中央処理装置は必要なウインドウにアクセス
するだけで、アドレス制御情報をいちいち設定あるいは
転送し直すことがなくなるので転送効率を上げることが
できる。
【0084】(4):アドレスを付与するための情報
は、初期アドレスに加算するための増分値を含むように
するため、初期アドレスと増分値アドレスのデータとを
まとめて効率よくバースト転送することができる。
【0085】(5):バースト分割手段は、周辺デバイ
スへのバースト転送に先だって、前記周辺デバイスのス
テータスをチェックするため、バースト分割手段は、周
辺デバイスがビジーの時、無駄なリトライを繰り返すこ
とを防止でき、効率よくバースト転送することができ
る。
【0086】(6):周辺デバイスのステータスのチェ
ックは、周辺デバイス内にあるステータスレジスタをリ
ードするため、バースト分割手段は、周辺デバイスのビ
ジー状態を容易に認識することができる。また、周辺デ
バイスのステータスのチェックは、周辺デバイスから出
力されるビジー信号を検出するため、バースト分割手段
は、ステータスレジスタをリードすることなく周辺デバ
イスのビジー状態を容易に認識することができる。
【0087】(7):情報処理装置のデータ転送方法に
おいて、中央処理装置からバースト転送されるデータを
バースト分割手段で分割し、該分割したデータに前記バ
ースト分割手段でアドレスを付与して前記周辺デバイス
にバースト転送するため、中央処理装置からの複数頂点
データ等をまとめて効率よくバースト転送することがで
き、高速なグラフィクスを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施の形態におけるアドレスマッピングの説明
図(その1)である。
【図3】実施の形態におけるアドレスマッピングの説明
図(その2)である。
【図4】実施の形態におけるヘッダ型アドレスコントロ
ール方式の説明図である。
【図5】実施の形態におけるウインドウ型アドレスコン
トロール方式の説明図である。
【図6】実施の形態におけるシステム構成の説明図であ
る。
【図7】実施の形態におけるバースト分割手段の説明図
である。
【図8】実施の形態におけるアドレスマッピングの説明
図である。
【図9】実施の形態における内部レジスタの説明図であ
る。
【図10】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 バースト分割手段 2a 中央処理装置 3a 主記憶 4 バス変換 5a 周辺デバイス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央処理装置から周辺デバイスへデータを
    バースト転送する情報処理装置において、 前記バースト転送されるデータを分割するバースト分割
    手段を設け、 該バースト分割手段は、前記中央処理装置からバースト
    転送されるデータを分割し、該分割したデータにアドレ
    スを付与して前記周辺デバイスにバースト転送すること
    を特徴とした情報処理装置。
  2. 【請求項2】前記中央処理装置からバースト転送される
    データの先頭に、前記バースト分割手段がアドレスを付
    与するための情報を付加することを特徴とした請求項1
    記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】前記中央処理装置のアドレス空間を複数の
    ウインドウに分割し、前記アドレスを付与するための情
    報を前記ウインドウに対応して前記バースト分割手段に
    設定することを特徴とした請求項1記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】前記アドレスを付与するための情報は、初
    期アドレスに加算するための増分値を含むことを特徴と
    した請求項2又は3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】前記バースト分割手段は、前記周辺デバイ
    スへのバースト転送に先だって、前記周辺デバイスのス
    テータスをチェックすることを特徴とした請求項1記載
    の情報処理装置。
  6. 【請求項6】前記周辺デバイスのステータスのチェック
    は、前記周辺デバイス内にあるステータスレジスタをリ
    ードすること、あるいは、前記周辺デバイスから出力さ
    れるビジー信号を検出することを特徴とした請求項5記
    載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】中央処理装置から周辺デバイスへデータを
    バースト転送する情報処理装置のデータ転送方法におい
    て、 前記中央処理装置からバースト転送されるデータをバー
    スト分割手段で分割し、該分割したデータに前記バース
    ト分割手段でアドレスを付与して前記周辺デバイスにバ
    ースト転送することを特徴とした情報処理装置のデータ
    転送方法。
JP20590996A 1996-08-05 1996-08-05 情報処理装置及びそのデータ転送方法 Withdrawn JPH1049481A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009512919A (ja) * 2005-10-07 2009-03-26 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 改良されたdmac変換メカニズムのためのシステム及び方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009512919A (ja) * 2005-10-07 2009-03-26 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 改良されたdmac変換メカニズムのためのシステム及び方法

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