JPH1048774A - フォトサーモグラフィ及びサーモグラフィ用組成物及びフィルム並びにそれらの製造方法 - Google Patents

フォトサーモグラフィ及びサーモグラフィ用組成物及びフィルム並びにそれらの製造方法

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JPH1048774A
JPH1048774A JP9131371A JP13137197A JPH1048774A JP H1048774 A JPH1048774 A JP H1048774A JP 9131371 A JP9131371 A JP 9131371A JP 13137197 A JP13137197 A JP 13137197A JP H1048774 A JPH1048774 A JP H1048774A
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iodide
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Alfred J Alton
ジェイ.アルトン アルフレッド
James P Besse
ピー.ベッセ ジェイムズ
Peter J Cowdery-Corvan
ジェイ.コウデリー−コーバン ピーター
Leo J Magee Jr
ジェイ.マギー,ジュニア レオ
Michael W Martin
ダブリュ.マーティン マイケル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カブリ、黒色斑点等が低減した乾式レーザー
フォトサーモグラフィまたはサーモグラフィフィルムを
提供することである。 【解決手段】 フィルム中の乳剤1g当り約0.5μg
未満のホルメートを含有する、フォトサーモグラフィま
たはサーモグラフィフィルム、そのための組成物、およ
びそれらの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱現像可能感光性
材料、さらに詳細には、銀塩酸化剤および有機還元剤、
フォトサーモグラフィ組成物用合成ポリマー解膠化感光
性ハロゲン化銀、ポリマーバインダー中のトナー並びに
非銀ヨウ化物塩を含んでなるフォトサーモグラフィまた
はサーモグラフィ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真は、電子写真、ジアゾ
写真等と比較して、ハロゲン化銀写真の感度、グラデー
ション等のような優れた写真特性の故に、過去において
はるかに多く一般的に用いられている。しかしながらハ
ロゲン化銀写真は、この方法に用いられるハロゲン化銀
感光性材料を、数種の処理、例えば、画像露光、現像液
を用いる現像処理、現像画像を通常の室ルミネーション
の下で変色または退色させず、かつ非現像部分(以下バ
ックグラウンド)が黒化しないようにするための処理、
例えば、停止、定着、洗浄およびリンス、安定化並びに
他の同様の処理に付さなければならない故に、多くの時
間と労力を要する。さらに、この方法に用いる化学剤は
人体に対して危険であり、処理室、処理操作人の手およ
び衣服がこれらの化学剤に汚染されることが多い。した
がって、感光性材料を溶液処理の代りに乾燥状態で処理
できるように、そして処理画像を安定に維持するように
ハロゲン化銀写真を改良することが強く望まれている。
この課題を解決するために多くの努力がなされてきた。
【0003】今まで開発された第一の方法は、いわゆる
現像液法と定着液法を合体したもので、従来のハロゲン
化銀写真における二操作、すなわち現像操作と定着操作
を一操作とすることができるものであり、米国特許第
2,875,048号;英国特許第954,453号;
およびドイツ特許公開公報OLS第1,163,142
号に開示されている。第二の方法は、従来のハロゲン化
銀写真の湿式操作を乾式操作とする試みであり、ドイツ
特許公開公報OLS第1,174,159号;英国特許
第943,476号および第951,644号等に開示
されている。第三の方法は、主な感光性成分として長鎖
脂肪族カルボン酸、例えば、銀ベヘネート、銀サッカリ
ン、銀ベンゾトリアゾール等と、触媒量のハロゲン化銀
を同時に用いるもので、米国特許第3,152,904
号;第3,457,075号;第3,635,719
号;第3,645,739号;および第3,756,8
29号並びにカナダ特許第811,677号等に開示さ
れている。
【0004】しかしながら、今まで提案されてきた熱現
像化感光性材料の非露光部分、例えば、銀ベヘネート等
のような脂肪酸の銀塩、還元剤および触媒量のハロゲン
化銀を含有する組成物の非露光部分は、相当程度まで黒
色となり、そのため加熱による露光域に形成される黒色
画像(画像濃度)とカブラされた黒色バックグラウンド
間のコントラストがほとんどなくなるので、画像とバッ
クグラウンドの区別が困難になる。したがって、カブリ
の低減がこの技術分野における重要な課題となってい
る。さらに使用するまで、高温(30℃〜50℃)およ
び高湿度(50%より高い相対湿度)の条件下で長期間
に亘って感光性材料を保存すると、識別不能の画像が形
成される結果となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特に銀ベヘネート溶融
物を含有する乾式レーザーフィルムに伴う課題は特にカ
ブリ、例えば、ペパーカブリであり、このカブリは、フ
ィルム、例えば、マイクロフィルム上の非露光域中に黒
色斑点として現れる。特開平(JP)1−261,22
4号(1989年10月15日公開)には、還元剤とし
てギ酸を用いてヨウ素を還元することによる高純度ヨウ
化ナトリウムの製造方法が記載されている。
【0006】米国特許第3,871,887号は、フォ
トサーモグラフィ組成物の感光性を高めるためにハロゲ
ン化物塩を含むフォトサーモグラフィ組成物を開示して
いる。しかしながら、フォトサーモグラフィおよびサー
モグラフィ組成物中の多くの材料は、深刻なカブリ形成
を伴う。これらの状況下で、前記フォトサーモグラフィ
材料についてのさらなる改良が求められている。
【0007】したがって、本発明は前記課題を克服する
ことを目的とする。本発明の目的は、カブリ、黒色斑点
またはペパーカブリが低減した乾式レーザーフォトサー
モグラフィまたはサーモグラフィフィルムを提供するこ
とである。本発明の別の目的は、カブリを低減しながら
高濃度の画像を形成することができる写真材料を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によれば、前記課題は、フィルム中、もしく
は特にヨウ化物塩中またはフォトサーモグラフィ化合物
の溶融配合物に用いる他の原料からのホルメート(fo
rmate)の存在と関連づけることができるとの知見
を得た。フォトサーモグラフィまたはサーモグラフィフ
ィルムが、フィルム中の乳剤1g当り0.5μg未満の
ホルメートを含有する場合、またはヨウ化物塩中のホル
メート濃度がヨウ化物塩1g当り100μg未満のホル
メートである場合は、カブリ、黒色斑点またはペパーカ
ブリが大幅に低減または除去されるとの知見を得た。
【0009】したがって、ホルメートがヨウ化物塩によ
り存在する場合は、フォトサーモグラフィ組成物の調製
方法は、 A.a.i.銀塩酸化剤および ii.有機還元剤を含む酸化還元画像形成性組合せ物、 b.合成ポリマー解膠化感光性ハロゲン化銀、および c.トナーの、 d.非ゼラチンポリマーバインダー中の分散体を調製
し、次いで B.前記分散体と、増感濃度のヨウ化物塩を混合するこ
とを含んでなり、 C.前記ヨウ化物塩が、ヨウ化物塩1g当り約100μ
g未満のホルメートを含有する改良調製方法である。
【0010】ホルメートがヨウ化物塩により存在する場
合は、サーモグラフィ要素の製造方法は、 A.a.i.銀塩酸化剤および ii.有機還元剤、を含む酸化−還元画像形成性組合せ
物; b.トナー; c.非ゼラチンポリマーバインダーの分散体を調製し、
次いで B.前記分散体と増感濃度のヨウ化物塩を混合すること
を含んでなり、 C.前記ヨウ化物塩が、ヨウ化物塩1g当り約100μ
g未満のホルメートを含有する改良調製方法である。
【0011】さらに、サーモグラフィフィルムは、 A.a.i.銀塩酸化剤および ii.有機還元剤、を含んでなる酸化−還元画像形成性組
合せ物、 b.ポリマーバインダー中のトナー c.非ゼラチンポリマーバインダーの分散体を調製し、
次いで B.前記分散体と、増感濃度のヨウ化物塩を混合し、次
いで、 C.前記混合物からフィルムを形成することにより製造
され、 D.前記フィルムは、フィルム中の乳剤1g当り約0.
5μg未満のホルメートを含有するものである。
【0012】フォトサーモグラフィフィルムは、 A.a.i.銀塩酸化剤および ii.有機還元剤を含む酸化−還元画像形成性組合せ物、 b.合成ポリマー解膠化感光性ハロゲン化銀、および c.トナーの d.非ゼラチンポリマーバインダー中の分散体を調製
し、次いで B.前記分散体を増感濃度のヨウ化物塩と混合し、次い
で C.前記混合物からフィルム形成することにより製造す
ることができ、 D.前記フィルムが、フィルム中の乳剤1g当り約0.
5μg未満のホルメートを含有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】溶解性ヨウ化物塩は、像様露光の
ための所望波長の光に対する、前記フォトサーモグラフ
ィ材料の感光性を高める性質を有する。ヨウ化銀乳剤を
フォトサーモグラフィ材料に単に添加するのみでは所望
の感光度増加は得られない。したがって、本明細書で用
いられるものとしての用語“ヨウ化物化合物または塩”
とは、ヨウ化銀を排除することを意図する。ヨウ化物塩
の有効濃度は、フォトサーモグラフィ材料中の感光性ハ
ロゲン化銀1モル当り約0.01モル〜約0.50モル
の前記ヨウ化物塩である。本発明における許容可能なヨ
ウ化物塩は、例えば、ヨウ化リチウム、ヨウ化アンモニ
ウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウムおよびこれら
ヨウ化物の混合物である。最適の非銀ヨウ化物塩(non-
silver iodide salt)および最適の調製工程の選択は、
特定のサーモグラフィまたはフォトサーモグラフィ組成
物、所望画像、処理条件等に依り左右される。ヨウ化ナ
トリウムは、還元剤を、銀塩酸化剤、例えば、銀ベヘネ
ート、およびポリ(ビニルブチラール)のようなポリマ
ーバインダー中の、別途調製した、ポリ(ビニルブチラ
ール)解膠化感光性臭化銀と共に用いる場合に特に有用
である。
【0014】一定濃度範囲の前記ヨウ化物塩を用いるこ
とができる。この濃度は、前記フォトサーモグラフィ組
成物の感光性を所望程度まで増加させるのに十分でなけ
ればならない。典型的にヨウ化物塩濃度は、前記フォト
サーモグラフィ材料の感光性ハロゲン化銀1モル当り約
0.01モル〜約0.50モルの前記非銀ヨウ化物塩で
ある。非銀ヨウ化物塩濃度が、前記ハロゲン化銀1モル
当り約0.01モル〜約0.05モルのヨウ化物、典型
的にヨウ化ナトリウムであることが通常好ましい。
【0015】酸化還元画像形成性材料を、別途調製した
(ex situ )、合成ポリマー解膠感光性ハロゲン化銀、
およびポリマーバインダー中の環状イミドトナーと共に
含む前記のフォトサーモグラフィ組成物および要素の製
造方法は、特定のフォトサーモグラフィ材料、所望画
像、処理条件等に依り変動することがある。分散体の典
型的な調製方法は、前記成分を十分に撹拌することを含
む。任意の適切な装置、例えば、ボールミルまたは同様
の混合手段を用いて混合することができる。前記分散体
の調製方法およびその調製手段は、例えば、ベルギー特
許第774,436号(1971年11月12日発行)
に記載されている。
【0016】本発明のフォトサーモグラフィおよびサー
モグラフィ要素および組成物は、銀塩酸化剤を含む酸化
還元画像形成性材料を含んでなる。銀塩酸化剤は、有機
酸、例えば、イルミネーションの際の暗化に抵抗性を有
する脂肪酸の銀塩であることができる。特に有用な有機
酸の銀塩は、光に対して安定な長鎖脂肪酸の水不溶性銀
塩により代表される。適切な銀塩酸化剤である化合物と
しては、例えば、銀ベヘネート、銀ステアレート、銀オ
リエート、銀ラウリエート、銀ヒドロキシステアレー
ト、銀カプレート、銀ミリステートおよび銀パルミテー
トが挙げられ、銀ステアレートおよび銀ベヘネートが特
に有用である。ある場合には、長鎖脂肪酸の銀塩ではな
い銀塩を、銀塩酸化剤と用いることができる。有用なこ
のような銀塩酸化剤としては、例えば、銀ベンゾエー
ト、銀ベンゾトリアゾール、銀テレフタレート、銀フタ
レート等が挙げられる。しかしながら大部分の場合、銀
ベヘネートが最も有用である。
【0017】各種の有機還元剤を、前記の酸化−還元画
像形成性組合せ物に用いることができる。スルホンアミ
ドフェノール還元剤が、前記の酸化−還元画像形成組合
せ物に特に有用である。フォトサーモグラフィ材料中の
スルホンアミドフェノール還元剤は、Evans 等の米国特
許第3,801,321号(1974年4月2日発行)
に記載されている。本発明に有用なスルホンアミドフェ
ノール還元剤は、当該技術分野で知られている操作を用
いて製造することができ、Bardのカナダ特許第815,
526号(1969年6月17日発行)に記載されてい
るような化合物が挙げられる。本発明の有用な一群のス
ルホンアミドフェノール還元剤は、以下の構造式1によ
り表される:
【0018】
【化1】
【0019】式中、R1 およびR2 は各々、水素;塩
素;臭素;ヨウ素;炭素数1〜4のアルキル、例えば、
メチル、エチル、プロピルおよびブチル;炭素数6〜1
2のアリール、例えば、フェニルおよびトリル;炭素数
6〜12のアリールスルホニル、例えばフェニルスルホ
ニル;アミノ;ヒドロキシ;炭素数1〜4のアルコキ
シ、例えば、メトキシおよびエトキシ;並びにR1 とR
2 が一緒になってナフタレン核を完成するための原子か
らなる群より選ばれ;Z1 およびZ3 は各々、水素;臭
素;塩素;前記の炭素数1〜4のアルキル;炭素数6〜
10のアリール、例えば、フェニルおよびトリル;前記
の炭素数6〜12のアリールスルホニル;アミノ;ヒド
ロキシ;炭素数1〜4のアルコキシ、例えば、メトキシ
およびエトキシ;並びにR6 SO2 NH(式中、R6
炭素数1〜4のアルキル、例えば、メチル、エチル、プ
ロピルおよびブチル);炭素数6〜10のアリール、例
えば、フェニルおよびトリルおよびそれらへの環置換
基、例えば、チエニル、キノリニルおよびチアジル、
【0020】
【化2】
【0021】からなる群より選ばれ、Z2 は、R1 およ
びR2 がナフタレン核を完成する原子以外の場合は、水
素、炭素数1〜4のアルキル、例えば、メチル、エチ
ル、プロピルまたはブチル、塩素および臭素であり;Z
1 ,Z2 およびZ3 の少くとも1個はR6 SO2 NH−
である。
【0022】前記基、例えば、アルキル、アルコキシお
よびアリールは、前記のフォトサーモグラフィ要素およ
び組成物の還元性および所望のセンシトメトリー性に悪
影響を与えない置換基を含有する基を含む。存在するこ
とができる置換基の例は、炭素数1〜3のアルキル、例
えば、メチル、エチルおよびプロピル、塩素、臭素およ
びフェニルである。ある場合には、置換基としてアミノ
基を回避するのが望ましい。アミノ基は、ある場合は過
渡に活性の還元剤となる。
【0023】特に有用なスルホンアミドフェノール還元
剤の1つは以下の式の化合物である:
【0024】
【化3】
【0025】式中、R3 は、フェニル、ナフチル、メチ
ルフェニル、チエニル、キノリニル、チアジルまたは前
記の炭素数1〜4のアルキルであり;R4 は、水素、R
3 SO2 NHO、炭素数1〜4のアルコキシ、ヒドロキ
シ、炭素数1〜4のアルキル、臭素または塩素であり;
5 は、水素、臭素、塩素、炭素数1〜4のアルキル、
例えば、メチル、エチル、プロピルまたはブチル、また
は炭素数1〜4のアルコキシ、例えば、メトキシ、エト
キシおよびプロポキシである。R3 ,R4 および/また
はR5 は、前記スルホンアミドフェノール剤の還元性ま
たは本発明のフォトサーモグラフィ要素および材料の所
望のセンシトメトリー性に悪影響を与えない置換基を含
むことができる。これらの置換基は一般構造式1に述べ
たものと同一である。
【0026】本発明のフォトサーモグラフィ要素および
組成物に有用なスルホンアミドフェノール還元剤の別の
群は、以下の式のスルホンアミドナフトールである:
【0027】
【化4】
【0028】前記のスルホンアミドナフトール中のスル
ホンアミドフェノール基はオルソ、メタまたはパラに位
置することができる。スルホンアミドナフトールは、一
連のスルホンアミドフェノール還元剤の中でより活性な
化合物である。またこの群の中では、3個のスルホンア
ミドフェノール基を含むスルホンアミドフェノールがさ
らに活性である。これらのスルホンアミドフェノール
は、現像時間を短縮するために、または銀ベヘネートよ
り低い活性の重金属塩酸化剤と共に用いる。ある場合に
は、スルホンアミドナフトールおよび三官能性スルホン
アミドフェノールを含有するフォトサーモグラフィ材料
により得られる画像識別性は、他の前記スルホンアミド
フェノールによる得られるものより低い。
【0029】前記スルホンアミドフェノール還元剤を組
合せて、本発明のフォトサーモグラフィおよびサーモグ
ラフィ材料および要素に用いることができる。特に有用
なスルホンアミドフェノール還元剤としては、ベンゼン
スルホンアミドフェノール還元剤、例えば、2,6−ジ
クロロ−4−ベンゼンスルホンアミドフェノールおよび
/または4−ベンゼンスルホンアミドフェノールが挙げ
られる。
【0030】単独で、または前記のスルホンアミドフェ
ノール還元剤と組合せて用いることができる他の有機還
元剤としては、置換フェノールおよびナフトール、例え
ば、ビス−β−ナフトールが挙げられ、これらは例え
ば、Mauriac の米国特許第3,672,904号(19
72年6月27日)に記載されている。適切なビス−β
−ナフトールとしては、例えば、2,2′−ジヒドロキ
シ−1,1′−ビナフチル;6,6′−ジブロモ−2,
2′−ジヒドロキシ−1,1′−ビナフチル;6,6′
−ジニトロ−2,2′−ジヒドロキシ−1,1′−ビナ
フチルおよび/またはビス−(2−ヒドロキシ−1−ナ
フトール)メタンが挙げられる。本発明の前記フォトサ
ーモグラフィ材料に用いることができる他の還元剤とし
てはポリヒドロキシベンゼン、例えば、ハイドロキノ
ン、アルキル置換ハイドロキノン、例えば、tert−
ブチルハイドロキノン、メチルハイドロキノン、2,5
−ジメチルハイドロキノンおよび2,6−ジメチルハイ
ドロキノン;カテコールおよびピロガロール;アミノフ
ェノール還元剤、例えば、2,4−ジアミノフェノール
およびメチルアミノフェノール;アスコルビン酸現像
剤、例えば、アスコルビン酸およびアスコルビン酸誘導
体、例えば、アスコルビン酸ケタール;ヒドロキシアミ
ン現像剤;3−ピラゾリドン現像剤、例えば、1−フェ
ニル−3−ピラゾリドン等が挙げられる。望ましい場合
にはこれらの還元剤を組合せて用いることもできる。最
適の還元剤または還元剤組合せ物の選択は、特定のフォ
トサーモグラフィ材料、銀塩酸化剤、処理条件、所望画
像に依って変動する。
【0031】いわゆる活性剤−調整剤(activator-toni
ng agent)(促進剤調整剤、accelerator toning agent
としても知られている)もしくはトナーを、本発明のフ
ォトサーモグラフィおよびサーモグラフィ材料に用いて
所望画像を得ることができる。活性剤調整剤は環状イミ
ドであることができ、典型的にフォトサーモグラフィ材
料中の銀塩酸化剤1モル当り約0.10モル〜約1.1
モルの活性剤調整剤濃度のような濃度範囲が有用であ
る。典型的に適切な活性剤−調整剤はベルギー特許第7
66,590号(1971年6月15日発行)に記載さ
れている。典型的な活性剤調整剤としては、例えば、フ
タルイミド、N−ヒドロキシフタルイミド、N−ヒドロ
キシ−1,8−ナフタルイミド、N−カリウムフタルイ
ミド、N−水銀フタルイミド、スクシンイミドおよび/
またはN−ヒドロキシスクシンイミドが挙げられる。い
わゆる活性剤調整剤の組合せも望ましい場合には用いる
ことができる。使用できる他の活性剤調整剤としてはフ
タルアジノン、2−アセチル−フタルアジノン等が挙げ
られる。
【0032】本発明の前記フォトサーモグラフィまたは
サーモグラフィ要素は、非ゼラチン化合物を単独でまた
は組合せて、ビヒクル、結合剤として、そして各種層に
含有することができる。適切な材料は疎水性であっても
または親水性であってもよい。これらは透明であっても
半透明であってもよく、合成ポリマー物質、例えば、水
溶性ポリビニル化合物、例えば、ポリ(ビニルピロリド
ン)、アクリルアミドポリマー等が挙げられる。使用で
きる他の合成ポリマー化合物としては、例えば、ラテッ
クス形の分散ビニル化合物、特に写真材料の寸法安定性
を高めるものが挙げられる。有効なポリマーとしては、
水不溶性ポリマーのポリエステル、ポリカーボネート、
アルキルアクリレートおよびメタクリレート、アクリル
酸、スルホアルキルアクリレート、メタクリレート並び
に硬化またはキュアリングを容易にするための架橋部位
を有するもの、並びにカナダ特許第774,054号に
記載されているような反復性スルホベタイン単位を有す
るものが挙げられる。特に有用な高分子量材料および樹
脂としては、ポリ(ビニルブチラール)、セルロースア
セテートブチレート、ポリメチルメタクリレート、ポリ
(ビニルピロリドン)、エチルセルロース、ポリスチレ
ン、ポリビニルクロライド、塩素化ゴム、ポリイソブチ
レン、ブタジエン−スチレンコポリマー、ビニルクロラ
イド−ビニルアセテートコポリマー、ビニルアセテー
ト、ビニルクロライドおよびマレイン酸のコポリマー並
びにポリビニルアルコールが挙げられる。
【0033】前記のヨウ化物塩は、前記フォトサーモグ
ラフィ組成物と、種々の組成物調製方法で混合すること
ができる。したがって、本発明の一実施態様は、 A.ポリ(ビニルブチラール)中の銀ベヘネートの分散
体を調製し、 B.得られた銀ベヘネート分散体と、フォトサーモグラ
フィ組成物中のハロゲン化銀1モル当り約0.01〜約
0.05モルのヨウ化ナトリウムを混合し、 C.得られた組成物と、別途調製した、ポリ(ビニルブ
チラール)解膠化感光性ハロゲン化銀および D.ポリ(ビニルブチラール)バインダーを混合し、次
いで E.得られた組成物と、スクシンイミド、スルホンアミ
ドフェノール還元剤および分光増感剤を混合することを
それぞれ含んでなる、ハロゲン化銀フォトサーモグラフ
ィ組成物もしくは要素の調製方法を含む。
【0034】本発明の別の実施態様は、 A.ポリ(ビニルブチラール)解膠化感光性ハロゲン化
銀を調製し、 B.前記ハロゲン化銀と、前記ハロゲン化銀1モル当り
約0.01〜約0.50モルのヨウ化ナトリウムを混合
し、 C.得られた組成物と、ポリ(ビニルブチラール)中の
銀ベヘネートの分散体を混合し、次いで D.得られた組成物と、スクシンイミド、スルホンアミ
ドフェノール還元剤および分光増感剤を混合することを
含んでなる、ハロゲン化銀フォトサーモグラフィ組成物
もしくは要素の調製方法を含む。
【0035】本発明のフォトサーモグラフィ材料を製造
する際は、前記ヨウ化物塩をフォトサーモグラフィ材料
と混合し、その後、得られた組成物を、所望感度が得ら
れるまで、一定時間、例えば、約20℃〜約30℃の室
温で約10秒〜約48時間保持した後に次工程に移るこ
とが望ましい場合が多い。この保持工程により、感光性
が所望程度まで高まるために望ましい、ある相互反応が
起るようである。発生する反応の正確なメカニズムは十
分には判明していない。
【0036】保持時間後、フォトサーモグラフィ組成物
を適切な支持体上に塗布してフォトサーモグラフィ要素
を得る。したがって、本発明のさらなる実施態様は、
(A)(a)(i)銀塩酸化剤、典型的に銀ベヘネー
ト、および(ii)スルホンアミドフェノール還元剤と、
(b)別途調製した、合成ポリマー解膠化感光性ハロゲ
ン化銀の、(c)ポリ(ビニルブチラール)バインダー
中の分散体を調製し、次いで前記分散体調製後、(B)
前記分散体を、ハロゲン化銀1モル当り約0.01モル
〜約0.50モルの前記ヨウ化物塩、典型的にヨウ化ナ
トリウムと混合し、次に(C)得られた組成物を所望感
度が達成するまで、例えば約20℃〜約30℃で約10
秒〜約48時間の一定期間保持した後に次工程に移るこ
とを含んでなるフォトサーモグラフィ組成物の調製方法
を含む。
【0037】保持工程後、前記組成物を適切な支持体上
に塗布することによりフォトサーモグラフィ要素を製造
することができる。本発明のフォトサーモグラフィ要素
は広範囲の各種支持体を含む。典型的な支持体として
は、硝酸セルロースフィルム、セルロースエステルフィ
ルム、ポリ(ビニルアセタール)フィルム、ポリスチレ
ンフィルム、ポリ(エチレンテレフタレート)フィル
ム、ポリカーボネートフィルムおよび関連フィルムまた
は樹脂材料、並びにガラス、紙、金属等の支持体であっ
て、本発明に用いる処理温度に耐えうるものが挙げられ
る。典型的に、可撓性支持体を用いる。
【0038】ある場合には、本発明のフォトサーモグラ
フィまたはサーモグラフィ材料に、画像安定剤および/
または画像安定剤前駆体を用いることが望ましい。典型
的な画像安定剤または安定剤前駆体は、例えば、ベルギ
ー特許第768,071号(1971年7月30日発
行)に記載されている。典型的な安定剤前駆体として
は、例えば、アゾールチオエーテルおよびブロック化ア
ゾリンチオニン安定剤前駆体が挙げられ、これらは、前
記ベルギー特許およびYoungquistの米国特許第3,70
0,457号(1972年10月24日発行)に記載さ
れている。
【0039】本発明のフォトサーモグラフィおよびサー
モグラフィ組成物および要素は、組成物および要素を助
けるための各種添加物、例えば、さらなるスピード増加
性化合物として機能する現像改質剤、硬化剤、帯電防止
剤、可塑剤および潤滑剤、塗布助剤、増白剤、分光増感
色素、吸収色素およびフィルター色素を含有することが
でき、これらはProduct Licensing Index 、92巻、1971
年12月、publication9232、 107〜110 頁にも記載され
ている。
【0040】分光増感色素を、本発明の要素および組成
物にさらなる感度を与えるために、本発明のフォトサー
モグラフィおよびサーモグラフィ材料中に用いることが
できる。有用な増感色素は、例えば、Product Licensin
g Index 、92巻、1971年12月、publication 9232、 107
〜110 頁、パラグラフXV、およびベルギー特許第77
2,371号(1971年10月15日発行)に記載さ
れている。例えば、フォトサーモグラフィ材料をいわゆ
る赤色レーザーに像様露光する場合、スペクトルの赤色
域に感度を与える分光増感色素を、本発明のフォトサー
モグラフィ材料に用いる。
【0041】本発明のフォトサーモグラフィ組成物およ
び他の組成物を、適切な支持体上に、各種の塗布操作、
例えば、含浸塗布、エアナイフ塗布、カーテン塗布また
はホッパーを用いる射出塗布により塗布することがで
き、これらは米国特許第2,681,294号(195
4年6月15日発行)に記載されている。望ましい場合
は、米国特許第2,761,791号(1956年9月
4日発行)およびベルギー特許第837,095号に記
載されているように、2層以上の層を同時に塗布するこ
ともできる。
【0042】本発明によれば、一定範囲濃度の各種材料
成分を用いることができる。還元剤の有用濃度は、フォ
トサーモグラフィ材料中の感光性ハロゲン化銀1モル当
り、約0.25モル〜約4モルの還元剤、例えば、スル
ホンアミドフェノール還元剤である。用いられる銀塩酸
化剤との関係では、還元剤の有用濃度範囲は、銀塩酸化
剤、例えば、銀ベヘネートおよび/または銀ステアレー
ト1モル当り、典型的に約0.10モル〜約20.0モ
ルの還元剤である。還元剤を組合せて用いる場合、還元
剤の総濃度は典型的に前記濃度範囲内である。
【0043】像様露光の際、感光性ハロゲン化銀の潜像
銀は、酸化−還元像形成組合せ物にとって触媒として作
用すると信じられている。感光性ハロゲン化銀の典型的
濃度範囲は、銀塩酸化剤1モル当り、例えば、銀ベヘネ
ートおよび/または銀ステアレート1モル当り約0.0
1モル〜約20モルの感光性ハロゲン化銀である。好ま
しい感光性ハロゲン化銀は塩化銀、臭化銀、臭ヨウ化
銀、塩臭ヨウ化銀、これらの混合物である。感光性ハロ
ゲン化銀は、粗粒子、または微粒子であることができ、
極微粒子の感光性ハロゲン化銀が特に有用である。感光
性ハロゲン化銀を、化学的に増感し、カブリ発生に対し
保護し、そして/または保存中の感度低下に対して安定
化することができ、これらは先に引用したProduct Lice
nsing Index に記載されている。
【0044】前記の別途調製した、合成ポリマー解膠化
感光性ハロゲン化銀は、一定範囲の合成ポリマー解膠剤
を用いて調製することができる。有用な合成ポリマー解
膠剤としては、例えば、Lindholm等の米国特許第3,7
13,833号(1973年1月30日発行)、および
Ericson の米国特許第3,706,565号(1972
年12月19日発行)に記載されているもの:およびビ
ニルピリジンポリマー、例えば、2−ビニルピリジン、
4−ビニルピリジンおよび2−メチル−5−ビニルピリ
ジンが挙げられる。
【0045】ポリ(ビニルアセタール)、例えば、ポリ
(ビニルブチラール)は、別途調製した、ハロゲン化銀
の調製において解膠剤として特に有用である。この操作
は非水性媒体中で反応条件を制御しながら実施できる。
例えば、有機溶剤、例えば、アセトンまたはメチルイソ
ブチルケトンを、解膠剤、例えば、ポリ(ビニルブチラ
ール)と共に用いることができる。感光性ハロゲン化銀
の適切な調製例は以下のとおりである:臭化リチウム、
銀トリフルオロアセテートおよびポリ(ビニルブチラー
ル)をアセトン中で条件を制御しながら混合する。得ら
れた微粒子臭化銀を次に酸化−還元画像形成組合せ物、
例えば、スルホンアミドフェノールおよび銀ベヘネート
と混合してフォトサーモグラフィ材料を得る。
【0046】本発明の実施に用いるハロゲン化銀は、洗
浄しなくても、または溶解性塩を除去するために洗浄し
てもよい。後者の場合、溶解性塩は、冷却−沈降(chil
l-setting )およびデカンテーションにより除去するこ
とも、またはハロゲン化銀含有乳剤を凝集洗浄(coagul
ation washed)してもよい。ポリ(ビニルアセタール)
解膠化感光性ハロゲン化銀が有用であり、例えば、ベル
ギー特許第774,436号(1971年11月12日
発行)に記載されている。感光性ハロゲン化銀は、銀イ
オン原料をハロゲン化物イオン原料と、ポリ(ビニルア
セタール)、例えば、ポリ(ビニルブチラール)の存在
下で混合することによる本方法により調製する。このポ
リマー解膠化感光性ハロゲン化銀は、フォトサーモグラ
フィ材料が、ハロゲン化銀を解膠するために用いたポリ
マーと同一のポリマーバインダーを含む場合に特に有用
である。例えば、ポリマーバインダーは、感光性ハロゲ
ン化銀を解膠するために用いることができるポリ(ビニ
ルブチラール)であることができる。
【0047】本発明の特に有用な実施態様は、(a)
(i)銀ベヘネートおよび/または銀ステアレートと
(ii)前記のスルホンアミドフェノール還元剤を含んで
なる酸化−還元画像形成性組合せ物、および(b)ポリ
(ビニルブチラール)解膠化ハロゲン化銀の、(c)ポ
リ(ビニルブチラール)バインダー中の組合せ物を含ん
でなるフォトサーモグラフィ組成物であって、(d)ハ
ロゲン化銀1モル当り約0.01モル〜約0.50モ
ル、例えば、約0.01モル〜約0.15モルのヨウ化
ナトリウムを含む改良フォトサーモグラフィ組成物であ
る。この組成物では、特に有用な活性剤調整剤はスクシ
ンイミドである。
【0048】本発明のフォトサーモグラフィ要素を、典
型的に可視光に像様露光した後、得られた潜像を適度の
高温に要素全体を均一に単に加熱することにより現像す
ることができる。この操作には、単にフォトサーモグラ
フィ要素全体を約80℃〜約250℃まで、例えば、
0.5秒〜約60秒間加熱することが必要である。サー
モグラフィ要素では、望ましい加熱は、約0.001〜
60秒間、約60℃〜約225℃まで加熱することであ
る。所望画像、特定のフォトサーモグラフィ材料等に依
り、加熱時間の長さを増減することにより、所望範囲内
で温度を上下することができる。現像画像は典型的に数
秒間、例えば、約0.5秒〜約60秒内に形成される。
約100℃〜約165℃の処理温度が特に有用である。
【0049】可視光を用いて潜像を形成することができ
るが、他の電磁照射源を用いることもできる。例えば、
本発明のフォトサーモグラフィ要素は、高強度の像様露
光について有用である。レーザーを用いて前記のフォト
サーモグラフィ材料に画像を形成することができる。所
望の処理温度域を得るために、任意の適切な手段を用い
ることができる。加熱手段は単純なホットプレート、ア
イロン、ローラー等であることができる。
【0050】処理は、通常周囲状態の圧力および湿度で
実施する。通常の大気圧および湿度以外の条件も、望ま
しい場合には用いることができる。望ましい場合には、
フォトサーモグラフィ要素の1種以上の成分が、要素の
1層以上の層に存在することができる。例えば、ある場
合は、ある一定%の還元剤、活性剤トナー、画像安定剤
および/または安定剤前駆体をフォトサーモグラフィ要
素の上の保護層に包含することが望ましいことがある。
このことにより、フォトサーモグラフィ要素層中のある
種の添加物の遊動を低減することができる。
【0051】前記の調製物において、ヨウ化物中のホル
メートの含有量は、ヨウ化物塩1g当り100μg未満
でなければならないことに留意すべきである。したがっ
て、ヨウ化物塩はホルメート濃度について第一に試験
し、もしホルメート濃度が高い場合は、従来の精製操
作、例えば、蒸発および再結晶により低下させることが
できる。
【0052】ホルメート濃度は以下に述べるように高圧
液体クロマトグラフ(HPLC)により測定できる。ホ
ルメートがフィルム中の他の原料からであるフォトサー
モグラフィまたはサーモグラフィのフィルムの場合は、
フィルムは、フィルム中の乳剤1g当り0.5μgより
多くのホルメートを含有してはならない。
【0053】ホルメート濃度が、フィルム中の乳剤1g
当り0.5μgより高いホルメートの場合は、フィルム
を従来法によりホルメートについて精製する。以下の実
施例は本発明をさらに理解するために記載する。実施例1 A.分析法 試薬 本例において用いるすべての水は、Kodak
HP水が供給されるMili−Qplus精製システム
から得られる18メグオーム品質のものであった。イオ
ン交換溶出剤を、50wt%の水酸化ナトリウム(Fisher
Scientific, Fair Lawn, NJ)およびHPLC級メタノ
ール(J.T.Baker, Phillipsburg, NJ )から調製した。
イオン交換での再生剤を調製するためおよびイオン排除
の溶出剤を調製するために用いる硫酸は、J.T.Baker か
らのULTREXであった。ナトリウムホルメート(Al
drich Chemical Co., Milwaukee, WI )、ヨウ素酸カリ
ウムおよびスルファミン酸(Eastman Kodak Co., Roche
ster, NY)、標準は適当量の各化合物を100mL容量の
フラスコに秤量し、1000μg/mL濃度とすることに
より調製した。これを稀釈して使用標準濃度とした。
【0054】IC分離法1:使用器具は、AGPM少ボ
アポンプ(small bore pump )とCDM−II導電率検出
器を備えたDionex DX300(Dionex Corp.,
Sunnyvale, CA )システムであった。この方法は、10
容量%メタノール中の100mM水酸化ナトリウムを0.
25mL/分の流速で用いる2mm Dionex Ion
Pac AS10カラムを用いるイオン交換分離法であ
る。化学的圧縮導電率検出(Chemically suppressed co
nductivity detection)は、Dionex膜圧縮器(A
MMS 2mm)を再生するために25mMの硫酸を用いる
ことにより行った。データをPE/Nelson Tu
rbochromeソフトウェアバージョン3.2(PE
Nelson, Norwalk, CT)を用いて得た。
【0055】IC分離法2:使用器具は、GPMポンプ
およびKratos 783可変波長検出器を備えたD
ionex 4500システムであった。この方法は、
3.0mNの硫酸を0.60mL/分の流速で用いるSar
asep(Sarasep, Santa Calara, CA )WA1カラム
を用いるイオン排除法および210nmでのUV検出法で
あった。データはDionex AI450システムを
用いて得た。
【0056】試料調製:イオン交換のために、0.02
gの試料を、0.00001gまで近似させて秤量し
て、10mL容量のフラスコ中に入れた。低レベルのホル
メート、すなわち、試料1g当り100μg未満のホル
メートを含有する試料のイオン排除およびイオン交換の
ために、試料を0.0001gまで近似させて10mL容
量フラスコ中に入れた。この試料を水に溶解し、次いで
水で稀釈し、混合した。イオン交換のために、注射器で
水60mLを挿入することによりDionex OnGu
ard Agカートリッジをフラッシュした。水フラッ
シュに続いて、7〜8mLの試料をカートリッジに押し入
れ次いで廃棄した。最終の2〜3mlの一部をオートサン
プラーバイアル中に収集した。Ag+ 担持カチオン交換
カートリッジは、カートリッジ中でAgIを沈澱させる
ことによりヨウ化物を除去した。得られた水溶液はヨウ
化物を含まず(技術的には、ヨウ化物は、カートリッジ
中に存在する条件下でAgIの溶解度積定数により測定
された濃度まで低減する)、クロマトグラフィ分析時間
を短縮することができた。イオン交換のためには、Ag
カートリッジの調製は不要である。
【0057】IR条件:IRスペクトルは、Nicol
et 550スペクトロメーターを用いて得た。試料
は、Wig−L−Bug装置で約20秒間粉砕すること
により調製した。正味の試料を次に圧縮してペレットと
し、スペクトロメーター中に載置し、4000〜500
cm-1間のスペクトルを得た。NMR条件 :プロトンNMRスペクトルをVarian
300 Mhzスペクトロメーターを用いて得た。試
料約50mgを酸化重水素中に溶解した。標準プロトンN
MRスペクトルを得た。B.塗膜評価のためのナトリウムホルメート添加分散体
の調製 本実験の目的は、銀ベヘネート、ヨウ化ナトリウム、M
IBKおよびButvarの分散体にナトリウムホルメ
ートを意図的に添加すると黒色斑点の形成を引起すか否
かを調べることである。ナトリウムホルメートを、ヨウ
化ナトリウム中に0.0,0.01,0.1および1.
0重量%としてAgBe分散体に添加した。
【0058】斑点を含まないと証明された上記のAgB
e分散体86.2gに、1.0%ナトリウムホルメート
溶液の以下の4種のアリコットを添加した。 a.0.00g(チェック) b.0.021g c.0.21g d.2.13g 前記のAgBe分散体に添加した分散体を3時間撹拌し
た。各添加AgBe分散体に標準乳剤層配合物を添加し
た。この配合物は以下の添加物からなった: a.MIBKに分散した、別途調製したAgBr粒子1
6.7g、 b.スクシンイミドの10%Butvar/アセトン溶
液10.2g、 c.モノブロモカブリ防止剤の2.5%Butvar/
アセトン溶液9.2g、 d.17618写真漂白(ナフチルトリアジン)の2.
5%Butvar/アセトン溶液2.2g、 e.パルミチン酸の10%Butvar/アセトン溶液
3.5g、 f.Butvar/MIBK 26.7g これらの4種類の−01A溶融物を16時間混合し、そ
の各々に以下の溶液を添加した。
【0059】a.シアニン増感色素の0.20%メタノ
ール溶液9.6g、 b.スルホンアミドフェノール現像剤の10%Butv
ar/MIBK溶液37.3g。 各最終乳剤層を5.31g/ft2 湿潤塗布量で標準乾燥
法を用いて塗布した。最終的に、各乳剤層を通常のゾル
−ゲル層でオーバーコーティングした。これらのフィル
ムを125℃で処理した。
【0060】LCECによる分子状イオウ測定のための
ヨウ化ナトリウム試料を最初、水1mL当り20mgで調製
し、塩化メチレンで抽出した。この測定により試料につ
いて1ppm のイオウの定量が可能であった。いずれの試
料にもイオウは認められなかった。NaIは水溶性が高
いので、試料を再び水1mL当り1gで調製し、塩化メチ
レンで抽出した。この方法によれば、試料について約2
0ppb で定量が可能であった。試料中のイオウはすべて
20ppb 未満であった。しかしながら、1g/mLでは一
定時間後物理的外観に差があった。試料は黄変したが、
その強度は極めて強い色(試料6)から無色(試料7)
まで変動した。色の強度により、試料のランク付けを
し、第1表のデータの使用に合致するか否か比較した。
【0061】色の変化は、大部分ヨウ化物のヨウ素への
酸化に依るものであり、この酸化は酸性条件下では空気
の存在により促進されるものと考えられる。水1mL当り
0.5gで調製した3種類の試料のpHを試験した(第1
表)。問題のある第1ロットの試料6は最低pHを有し
た。斑点を全く示さない試料7は最高のpHを有した。黒
色斑点について最も結果が好ましくない試料1は中間の
pHを有した。
【0062】ヨウ化ナトリウムの5種類のロットを、前
記方法1の条件でイオンクロマトグラフィを用いてクロ
マトグラフィにかけた。早期の溶出ピークは、感知可能
レベル(約0.1wt%)で不良試料(すなわち1,3お
よび6)に認められたが、良好試料ロット(5および
7)(3)には認められなかった。この未知のピーク
は、ヨウ素酸塩またはアセテートと合致する保持時間を
示さなかった。アセテートは各種の無機試料および有機
試料に見られることが多い。
【0063】ヨウ素酸塩は、製造手段に依り、ヨウ化ナ
トリウム中の不純物となりやすいと考えられている。フ
ッ化物、ホルメートおよびサルファメートは、未知ピー
クの近傍に溶出するが、すべて個々にクロマトグラフ上
に現れる。前記三者のうち、ホルメートは、正確に合致
した保持時間およびピーク形を示した。フッ化物はあま
りに早期に溶出し、一方スルファメートの溶出は遅すぎ
た。
【0064】
【表1】
【0065】試料注入後ヨウ化物の溶出のために最終的
に1時間以上を要するので分離法1に先立ってヨウ化物
を除去する必要があった。いくつかの会社から市販され
ている銀担持カチオン交換カートリッジをこの目的のた
めに使用した。DionexOnGuard Ag+
ートリッジブランクは、水60mLでフラッシュした後も
前記の未知ピークの存在を示さなかった。また試料をカ
ートリッジを通過させずに注入したところ、カートリッ
ジ処理を施したものと同一の、未知ピークについての領
域応答(area response )を示した。このことは、カー
トリッジが未知ピークに対して寄与もせず、また試料か
ら除去もしないことを立証するものである。最終的に、
未知ピークを含む試料を溶解後、直ちに注入を行った。
未知ピークに対する領域応答は、カートリッジを通過さ
せても、またはカートリッジを通過させずに調製後直ち
に注入しても同じであった。このことは、分析の調製時
間スケールで酸化または分解が試料中に未知ピークを生
じさせるという説に相対するものである。
【0066】分離法1はDionex AS10カラム
を用いるアニオン交換分離である。未知ピークは、実験
法の説明において特定した条件下で早期(3.8分)に
溶出した。アニオン交換において早期に溶出する種は、
典型的に、一連の中で最も弱く保持される(the most w
eakly retained)。ハロゲン化物の中では保持時間はF
- <Cl- <Br- <I- の順であり、一方ハレート
(halate、ハロゲン酸塩)イオンの中では、IO
3 - <BrO3 - <ClO3 - である。極めて小さいR
基を有するスルホネートおよび最少のモノカルボン酸
も、イオン交換により弱い保持時間を有するであろう。
いくつかの他の弱い無機酸は早期に溶出するが、導電率
によっては十分に検出されず、この問題についての結論
は得られない。補足(Appendix)1に表示した
データは、明らかに、ある結果が良好でない、ヨウ化物
およびホルメートのロットにおいて認められる未知のピ
ークと正確に合致する保持時間を示す(第1表も参照さ
れたい)。この判断は、単一のクロマトグラフィ法と合
致する保持時間とピークの形状に基づく。ホルメートの
存在を立証するためには、特定技法または第二の分析技
法を要した。
【0067】理想的には、IC−MSにより分子量に関
する情報が得られるであろう。加熱キャピラリーを用い
るイオンスプレーを備えたVG20−250四組(qu
ardrupee)質量分析計は、今日までカルボン酸
に応用した場合成功しなかった。加えるに、バックグラ
ウンドノイズが元来m/e<100(4)であれば、低
質量のホルメートは問題があるであろう。しかしなが
ら、NMRおよびIRのデータによれば、ある試料中に
ホルメートの存在が確認され、またより少量のアセテー
ト(本実験では認められない)の存在をも示した。試料
34055413のNMRスペクトルは、ホルメートお
よびアセテートをそれぞれ8.5および1.9ppm の化
学シフトにおいて示した。第1表を参照すると、これは
イオンクロマトグラフィ法1により470μg/gホル
メートを含有すると測定された不良ロットであった。N
MRスペクトルを補足2に示す。IRデータは、ホルメ
ートおよびアセテートのO−H曲げ振動をそれぞれ13
70および1430cm-1に示した。Ag+ 担持カチオン
交換カートリッジを用いた試料調製は、低レベルのアセ
テート(またはアセテート干渉(interferin
g))ピークを示す。したがって、アセテートはクロマ
トグラフィによっては容易に確認されない。
【0068】最終的なホルメートの確認のために、第二
のクロマトグラフィ法が提案された。分離法および検出
法の両者共第一法とは異なる。もし、この方法で再びホ
ルメートとの合致性が認められれば、ヨウ化ナトリウム
中の未知成分の同定についての強力な証拠となる。クロ
マトグラフィ上では、標準と試料間で、保持時間および
ピーク形状が同等ならば合致性が認められることになる
であろう。
【0069】分離法2はSerasep WAカラムを
用い、イオン排除クロマトグラフィを用いる。実験法に
おいて特定した条件での分離によれば、未知成分は弱酸
であると推定された。酸溶出剤を用いて前記の酸をプロ
トン化し、カチオン交換剤は固定相として作用する。強
酸はプロトン化されず、いわゆるDonnan排除(e
xclusion)によりカチオン交換樹脂中に浸入し
ないように押し返される。弱酸は、それらのpKaに依
って各種程度までプロトン化され、固定相中に分配され
る(分配(partision)タイプの相互反応がこ
の保持機構(5)において役割を担うと考えられる)。
【0070】ホルメートについての保持時間およびピー
ク形状を両方法で確認した(3)。さらに次表は二方法
により同等の濃度が得られることを示している。
【0071】
【表2】
【0072】一連のレベルのナトリウムホルメート濃縮
物を銀ベヘネート分散体に添加し、適切な支持体上に塗
布乾燥した。一連の濃度を黒色斑点およびカブリのレベ
ルと関連づけた。黒色斑点の原因となる物質を含まない
と証明された溶融バッチをチェックとして用いた。デー
タを以下の第3表に示す。これらの結果はナトリウムホ
ルメートの濃度増加が黒色斑点とカブリの両者を劇的に
増加させることを示している。黒色斑点レベルは、ルー
ペを用いて観察した単位域当りの相対斑点濃度に基づい
ている。溶融物200g当り0.21mgのナトリウムホ
ルメートでは、斑点は不良であった。溶融物中のこのホ
ルメート濃度は、ヨウ化ナトリウム中に0.01wt%の
ナトリウムホルメートに相当する。
【0073】
【表3】
【0074】第3表のデータは、ホルメート濃度と、こ
れらのマイクロフィルム上の黒色斑点との関連を確証す
るものである。このように、ヨウ化ナトリウムのあるロ
ットは、乾式レーザーマイクロフィルム中の黒色斑点の
問題と関連づけられる。クロマトグラフィのデータは、
ヨウ化ナトリウムの不良ロット中に未知の不純物が存在
することを示す。このピークはホルメートであると確認
されている。先述の特開平1−26224号は、いかに
してこの化合物が、ヨウ化ナトリウムのあるロット中に
存在するかを確認したかについて述べている。斑点を含
まない溶融物に、各種濃度のナトリウムホルメートを添
加したものについての塗布実験は、黒色斑点生成とホル
メート濃度の増加との間に高い関連性があることを示し
ている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター ジェイ.コウデリー−コーバン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,フォレスト ローン ロー ド 558 (72)発明者 レオ ジェイ.マギー,ジュニア アメリカ合衆国,ニューヨーク 14216, バッファロー,ボーアヒーズ アベニュ 340 (72)発明者 マイケル ダブリュ.マーティン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14450, フェアポート,センター クロッシング 25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.a.i.銀塩酸化剤および ii.有機還元剤を含む酸化−還元画像形成性組合せ物、 b.合成ポリマー解膠化感光性ハロゲン化銀、並びに c.トナーの、 d.非ゼラチンポリマーバインダー中の分散体を調製
    し、次いで B.前記分散体と、増感濃度のヨウ化物塩を混合するこ
    とを含んでなるフォトサーモグラフィ組成物の調製方法
    であって、 C.前記ヨウ化物塩が、ヨウ化物塩1g当り約100μ
    g未満のホルメートを含有する改良調製方法。
  2. 【請求項2】 A.a.i.銀塩酸化剤および ii.有機還元剤、を含む酸化−還元画像形成性組合せ
    物; b.トナー; c.非ゼラチンポリマーバインダーの分散体を調製し、
    次いで B.前記分散体と、増感濃度のヨウ化物塩を混合するこ
    とを含んでなるサーモグラフィ組成物の調製方法であっ
    て、 C.前記ヨウ化物塩が、ヨウ化物塩1g当り約100μ
    g未満のホルメートを含有する改良方法。
  3. 【請求項3】 a.i.銀塩酸化剤および ii.有機還元剤を含む酸化−還元画像形成性組合せ物、 b.合成ポリマー解膠化感光性ハロゲン化銀、 c.ポリマーバインダー中のトナーおよび d.ヨウ化物塩1g当り約100μg未満のホルメート
    を含有するヨウ化物塩の組合せ物を含んでなるフォトサ
    ーモグラフィ組成物。
  4. 【請求項4】 a.i.銀塩酸化剤および ii.有機還元剤を含む酸化−還元画像形成性組合せ物、 b.ポリマーバインダー中のトナーおよび c.ヨウ化物塩1g当り約100μg未満のホルメート
    を含有するヨウ化物塩の組合せ物を含んでなるサーモグ
    ラフィ組成物。
  5. 【請求項5】 A.a.i.銀塩酸化剤および ii.有機還元剤を含む酸化−還元画像形成性組合せ物、 b.合成ポリマー解膠化感光性ハロゲン化銀、並びに c.トナーの、 d.非ゼラチンポリマーバインダー中の分散体を調製
    し、次いで B.前記分散体と、増感濃度のヨウ化物塩を混合し、次
    いで C.前記混合物からフィルムを形成することを含んでな
    るフォトサーモグラフィフィルムの製造方法であって、 D.前記フィルムが、フィルム中の乳剤1g当り約0.
    5μg未満のホルメートを含有する改良製造方法。
  6. 【請求項6】 A.a.i.銀塩酸化剤および ii.有機還元剤を含む酸化−還元画像形成性組合せ、 b.ポリマーバインダー中のトナー、 c.非ゼラチンポリマーバインダーの分散体を調製し、 B.前記分散体と、増感濃度のヨウ化物塩を混合し、次
    いで C.前記混合物からフィルムを形成することを含んでな
    るサーモグラフィフィルムの製造方法であって、 前記フィルムが、フィルム中の乳剤1g当り約0.5μ
    g未満のホルメートを含有する改良製造方法。
  7. 【請求項7】 a.i.銀塩酸化剤および ii.有機還元剤を含む酸化−還元画像形成性組合せ物、 b.合成ポリマー解膠化感光性ハロゲン化銀、 c.ポリマーバインダー中のトナーおよび d.ヨウ化物塩の組合せ物を含んでなるフォトサーモグ
    ラフィフィルムであって、 e.前記フィルムが、フィルム中の乳剤1g当り約0.
    5μg未満のホルメートを含有する改良フィルム。
  8. 【請求項8】 a.i.銀塩酸化剤および ii.有機還元剤を含む酸化−還元画像形成性組合せ物、 b.ポリマーバインダー中のトナーおよび c.ヨウ化物塩の組合せ物を含んでなるサーモグラフィ
    フィルムであって、 d.前記フィルムが、フィルム中の乳剤1g当り約0.
    5μg未満のホルメートを含有する改良フィルム。
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