JPH1048579A - コンタクトレンズメインテナンス方法及び装置 - Google Patents

コンタクトレンズメインテナンス方法及び装置

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JPH1048579A
JPH1048579A JP8217683A JP21768396A JPH1048579A JP H1048579 A JPH1048579 A JP H1048579A JP 8217683 A JP8217683 A JP 8217683A JP 21768396 A JP21768396 A JP 21768396A JP H1048579 A JPH1048579 A JP H1048579A
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cleaning
ultrasonic
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catalyst solution
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Kinzai Cho
金財 張
Bunki Gi
文喜 魏
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L12/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor
    • A61L12/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena, e.g. electricity, ultrasonics or ultrafiltration
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトレンズの洗浄と消毒の方法及びそ
の装置の提供。 【解決手段】 生理食塩水を全過程の触媒溶液とし、ま
ず、超音波ユニットで汚染されたコンタクトレンズに対
して洗浄を行い、その後、さらに加熱ユニットで触媒溶
液に高温を発生させそれにより清浄とした後のコンタク
トレンズに対して消毒、殺菌を行い、以上で洗浄と消毒
を完成した後、もともと用いている触媒溶液でコンタク
トレンズを保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一種のコンタクト
レンズの洗浄と消毒、及び保存方面の発明に関し、特に
超音波手段により洗浄し高温消毒によりコンタクトレン
ズをメインテナンスする方法、操作過程及びメインテナ
ンス装置で、操作が簡単で、構造がコンパクトであり、
保存、携帯に便利な個人用品であり、極めて良好な、清
潔、消毒及び保存の効果を有し、コントタクトレンズ使
用により引き起こされる病変を防ぐのに役立つものに関
する。
【0002】
【従来の技術】コンタクトレンズは近年、広く使用され
ており、それは着用後の行動に便利で自然な外観を提供
できる優れた点と、その他の医学的見地、例えば、高度
の視力偏差に対して良好な矯正効果を有し、視力偏差の
悪化のスピードを緩めることによる。しかし、コンタク
トレンズの使用には全く欠点ないし問題がない訳ではな
い。例えば、コンタクトレンズ着用期間には、極めて厳
しい衛生規定を遵守しなければならず、一般の人にとっ
ては正常な生活習慣に影響が現れ、不適感を覚えること
があり、また、日常的に、コンタクトレンズを着ける前
や、外した後にはコンタクトレンズの洗浄、消毒作業を
行わねばならず、またコンタクトレンズ不着用時の保存
には注意を払わなければ、目の健康を維持し、コンタク
トレンズの使用寿命が短くなった。
【0003】上述の問題の中、コンタクトレンズのメイ
ンテナンスは使用者にとって最も煩わしい。なぜならコ
ンタクトレンズ着用時には、涙中の分泌物、空気中の灰
塵及び手や顔上の異物などが、いずれもコンタクトレン
ズの使用期間に漸次コンタクトレンズに溜まり、目を刺
激して着用時の不快感を招いたり、視力に影響したりす
るためである。コンタクトレンズ上に累積した汚物及び
寄生した細菌を除去する最も有効な方法は、毎日コンタ
クトレンズを洗浄し、消毒することであった。
【0004】通常、完全なコンタクトレンズのメインテ
ナンス作業は、少なくとも、洗浄、消毒及び保存のステ
ップを含むが、このようなメインテナンスステップは各
種のメインテナンス方法或いは装置により異なってい
た。以下、各ステップで使用される方法について、説明
を行う。 1.従来のコンタクトレンズの洗浄方法 早期には、取り外したコンタクトレンズを洗浄液中で指
で柔らかくもみ洗いしていたが、この方式は面倒である
だけでなく、時間がかかり、またコンタクトレンズを傷
つけたり破損したりする場合があり、またその洗浄効果
は限られており、通常は、ただコンタクトレンズ表面の
油脂を取り除くことができるだけで、毛細孔中まで洗浄
することはできなかった。即ち、一般にコンタクトレン
ズの通気を行う毛細孔には異物が累積しやすく細菌が繁
殖しやすいが、それはもみ洗いの方式では除去できず、
却ってもむことで毛細孔が塞がるという逆効果が形成さ
れ、コンタクトレンズの混濁や白点現象、吸水率の低下
をまねき、着用時に眼球に痛みや不快感を与えるため、
着用できる時間が短縮された。現在、比較的進歩したコ
ンタクトレンズ洗浄方式では、機械式の回転或いは往復
運動により洗浄液を攪拌し、水流にコンタクトレンズ上
の汚物を削ぎ落とさせるものや、超音波の発生する空孔
現象(cavitation)により、コンタクトレン
ズを洗浄し汚れを除去するもの、及び、化学的な溶剤の
薬液により累積物を溶解させコンタクトレンズより離脱
させ洗浄作用を達成するものがあった。以上の三種の洗
浄方式と装置について以下説明する。機械式洗浄装置に
は、モータでコンタクトレンズを挟む回転軸を駆動し、
コンタクトレンズに一つのタンク中で攪拌運転を受けさ
せて汚れのそぎ取り効果を得るものが良く知られてい
る。この効果はコンタクトレンズとタンク中の洗浄液の
酸化或いは還元作用により加速され、並びに十分な液流
よりもみ効果を得られ、比較的良好な洗浄成果を得られ
た。ただし、この種の装置は洗浄効果上、不完全なとこ
ろがあり、且つ洗浄操作に30分以上を費やして始めて
許容の清潔レベルに達するため、毎日洗浄を必要とする
使用者にとって極めて不便であり、このほか、使用時に
回転軸上に正しくコンタクトレンズを設置しなければ、
このような攪拌旋回のもとでコンタクトレンズが破壊さ
れることがあった。また、超音波方式洗浄装置は、超音
波を洗浄液に発射して、洗浄液中に空孔現象を発生さ
せ、洗浄液中にマイクロジェット流を発生させ、コンタ
クトレンズ上に付着した雑物を除去するものであった。
一般には、それは確実で比較的速やかに優良な洗浄効果
を達成できるため、絶対多数の眼科医や或いは専業機構
ではコンタクトレンズ洗浄のためにこれを設置している
が、この洗浄装置は体積が膨大であり、質量は重たく、
且つ価格が高いため、一般のコンタクトレンズ使用者が
採用するには不利であり、ゆえに市販のこの種の装置は
専業使用のタイプであるといえよう。また、化学薬水を
使用した洗浄方式は、化学薬剤を利用してコンタクトレ
ンズに堆積した雑物、蛋白質の化学構造を破壊し、溶解
して除去し洗浄作用を達成するものである。該方式で
は、コンタクトレンズの物理性質を破壊しないために、
洗浄薬水の効果に制限があり、この種の洗浄手段は、コ
ンタクトレンズを薬剤溶液中に通常2から12時間も漬
けなければ汚物を溶解して洗浄効果を達することができ
なかった。ゆえに毎日必要な洗浄動作に対して極めて大
きな不便さを形成し、効率的な方式とはいえなかった。
このほか、一般に、この種の化学性の洗浄液は、油性物
質や無機物を有効に除去することができないため、多種
類の化学薬剤を混用するか或いはその他の比較的洗浄効
果の高い装置と併せて使用しなければ、清潔作業上極め
て大きな盲点が発生した。また、化学薬剤の毎日の使用
量を累積すると、長時間後の使用コストは極めて高くな
り、また、化学薬剤は汚垢を溶解すると同時に、コンタ
クトレンズの毛細孔中にしみこむが、このように腐食性
を有する化学薬剤は、洗浄後に、完全に中和ないし除去
しなければ、目に対して厳重な障害を与える恐れがあ
り、実際に薬水の中和不完全による目の化学的火傷の症
例も聞かれる。このほか、長期にわたり化学薬水を使用
するとコンタクトレンズに薬物が沈殿し、使用者の目の
過敏を引き起こす問題があり、今日に至まで以上の問題
は克服されていない。 2.従来のコンタクトレンズの消毒方式 コンタクトレンズ洗浄後のステップは消毒殺菌ステップ
である。コンタクトレンズの消毒は、通常、細菌がコン
タクトレンズ上に引き起こす酵素分解現象(Enzym
atic Degradation)が発生する不良な
後遺症を防ぐために行われる。一般には、このステップ
では物理式と化学式の二種の消毒方式が採用されてい
る。その中、物理式消毒方式には現在最もよく用いられ
ている加熱消毒及び紫外線消毒手段がある。また、いわ
ゆる化学式消毒方式はほとんどがコンタクトレンズを消
毒液中に浸漬させ、消毒薬水を利用して有機物を殺滅す
るものであった。以上の消毒手段について、以下に簡単
に説明する。以前には、加熱消毒の技術と装置が未だ十
分に発展していなかったため、加熱消毒器はの多くは専
業の眼鏡販売店やその他の専業サービス機構で採用され
ていたのみであった。現在一般のコンタクトレンズ加熱
消毒器を使用する時には、以下のような欠点が常見され
る。(1)未洗浄或いは洗浄不完全時に使用すると、コ
ンタクトレンズ上に累積した涙液の蛋白質が加熱後に変
質して固着し、極めて不良な影響、例えば変色、透光率
の低下などを発生する。(2)加熱温度制御が正しくな
されなかった場合、コンタクトレンズの使用寿命を短縮
する。(3)使用上及び外出時に携帯するのには極めて
不便である。なぜなら体積が膨大である以外に、その他
の洗浄及び保存用具と組み合わせなければ使用できない
ためである。(4)洗浄薬水が完全に洗い流されていな
い時、加熱によりその化学変化が激化し、コンタクトレ
ンズの材質に不利な影響を及ぼす恐れがある。また、も
う一種の物理式消毒方式として採用されている紫外線消
毒手段は、上述の加熱消毒手段より楽観できないもので
あり、それは加熱消毒方式における上述の欠点のほか、
消毒効果が不完全である問題を有していた。それは、ど
のようなコンタクトレンズの固定方式を用いても、紫外
線は死角に到達できないことによる。また、紫外線消毒
手段は消毒に消耗する時間が加熱消毒手段より長いとい
う欠点があった。コンタクトレンズの加熱消毒装置及び
紫外線消毒装置はいまだ一般のコンタクトレンズ使用者
に普及しておらず、現在、ほとんどのコンタクトレンズ
使用者は化学薬剤消毒法を採用している。この種の方法
は比較的便利ではあるが、欠点がないわけではない。即
ち、消毒薬水中には通常クロルヘキシヂン(CHLOR
HEXIDINE)、チメロサール(THIMEROS
AL)、ソルビン酸(SORBIC ACID)及び過
酸化水素(HYDROGEN PEROXIDE)等の
分子成分が含有されているが、コンタクトレンズの消毒
プロセスの後に消毒薬水が中和或いは完全に除去されな
ければ、これらの分子が目の細胞に対して強力な殺傷力
を有し、且つこれらの分子の大きさは約5〜32オング
ストロームであり、コンタクトレンズの毛細孔の大きさ
の約30〜50オングストロームより小さいため、分子
が消毒と同時にコンタクトレンズの毛細孔中に進入し、
コンタクトレンズの変色或いは使用者が着用する時の過
敏現象を形成しうる。このほか、経済的な面からも普遍
的な欠点を有しいた。即ち、毎日コンタクトレンズの消
毒に用いられる薬液はそう高価なものではないが、少量
の費用も長期的に累積されると相当大きな費用となり、
この消耗コストを無視することはできなかった。 3.従来のコンタクトレンズの保存方式 コンタクトレンズのメインテナンスの最後のステップ
は、保存作業である。コンタクトレンズは通常生理食塩
水(0.9% NaCl)を保存液として、密閉容器内
に保存されて、細菌の繁殖によるコンタクトレンズの再
汚染が防止され、また、外出時に携帯して随時使用する
のに便利なものとされる。
【0005】上述したように、すでに、コンタクトレン
ズのあるメインテナンス装置が製造され使用されてお
り、また不便さの特別な原因を防ぐために、特殊な機
能、効果を有するものが製造され使用されてはいるが、
ほとんどはメインテナンス作業の一部のステップのため
の装置であり、広く使用はされておらず、また、実際的
に効果がなく、このため前述の各種の従来のコンタクト
レンズの日常のメインテナンス手段及びその他の技術上
の欠点は、一般のコンタクトレンズ使用者にとって問題
であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の技術の問
題を鑑み、本発明は、超音波によりコンタクトレンズを
洗浄し、さらに高温でコンタクトレンズに対して消毒を
行い、それにより、コンタクトレンズのメインテナンス
作業を、効率的とし、且つ洗浄、消毒を徹底的に行え
る、一種の新たなコンタクトレンズのメインテナンス方
法を提供することを課題とする。
【0007】本発明は次に、前述のコンタクトレンズの
メインテナンス方法により設計したもので、コンタクト
レンズのメインテナンスプロセスの施工構造を一つのコ
ンパクトな装置内に凝縮してあり、一つの制御回路によ
り全自動でコンタクトレンズのメインテナンスの各ステ
ップの作業を操作し、コンタクトレンズのメインテナン
スに非常に容易で便利な、一種のコンタクトレンズメイ
ンテナンス用の装置を提供することを課題とする。
【0008】本発明は第3に、コンタクトレンズの保存
箱とされ、携帯に便利てコンタクトレンズを随時取り出
せ、コンタクトレンズメインテナンス装置と分離した、
一種のコンタクトレンズメインテナンスタンクを提供す
ることを課題とする。
【0009】本発明は第4に、廉価な生理食塩水を各メ
インテナンスステップの誘導体として用い、且つ一系列
のメインテナンス過程中で完成するまで、生理食塩水を
交換する必要がなく、各種の特殊な洗浄剤、消毒剤や、
保存液を購入する費用を節約でき、大幅にメインテナン
スコストを節約できる、コンタクトレンズのメインテナ
ンス方法と装置を提供することを課題とする。
【0010】本発明は第5に、コンタクトレンズ洗浄時
に時間の違いにより異なる周波数の超音波を発射でき、
超音波にコンタクトレンズ上に付着した各種の異なる大
きさの汚染物を有効に洗浄、除去させられる、一種の、
交流超音波エネルギーを出力可能なコンタクトレンズの
洗浄方法と装置を提供することを課題とする。
【0011】本発明は第6に、超音波ユニットが運転開
始すると同時に、加熱ユニットが触媒溶液を徐々に加熱
して一定の温度とし、触媒溶液に比較的大きな活性を付
与し、比較的良好で速やかな洗浄効果を上げることので
きる、一種の超音波ユニットと加熱ユニットが組み合わ
せられ同期に動作するコンタクトレンズの洗浄方法と装
置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一種
のコンタクトレンズメインテナンス方法であり、メイン
テナンスするコンタクトレンズを洗浄タンク中に固定
し、並びに該コンタクトレンズを浸す触媒溶液を添加す
ることで、コンタクトレンズに対して洗浄、消毒及び保
存作業を進行する方法であり、以下のa〜d、即ち、 a.洗浄タンク中で、コンタクトレンズの取りつけ位置
に照準を合わせて超音波エネルギー場を発射し、この超
音波エネルギー場は20〜30キロヘルツの周波数、1
平方センチメートル当たり1.5〜3ワットの超音波を
提供して、コンタクトレンズ付近に一つの小型で、境界
線の明確な強烈空孔区を形成させ、6〜10分間作用し
てコンタクトレンズ上に付着した雑物に対して洗浄作業
を進行する b.前述の洗浄作業の後、約3〜5分間の一つの静止期
を保持し、触媒溶液中に懸浮する雑物を沈殿させる c.前述の静止期の後、一つの加熱ユニットがゆっくり
と熱量を提供して触媒溶液の温度をゆっくりと上昇させ
90℃程度とし、並びにこの温度を約15〜20分間持
続して保持させてコンタクトレンズ上の有害細菌を殺滅
するか或いは毒素を分解する d.前述の消毒殺菌過程の後、触媒溶液を自然に徐々に
降温させて室温とし、該触媒溶液で、清浄とされたコン
タクトレンズを浸漬し、取り出して着用するまで保存す
る、 以上を包含する、コンタクトレンズメインテナンス方法
としている。
【0013】請求項2の発明は、請求項1のコンタクト
レンズメインテナンス方法で、その中、前述の触媒溶液
は、塩化ナトリウムを約0.9%含む生理食塩水とする
ことを特徴とする、コンタクトレンズメインテナンス方
法としている。
【0014】請求項3の発明は、請求項1のコンタクト
レンズメインテナンス方法で、その中、前述の超音波の
周波数は10キロヘルツより開始し、1.5分間を一階
段とし、階段毎に5キロヘルツずつ上げられ、最高周波
数の30キロヘルツとされて止まることを特徴とする、
コンタクトレンズメインテナンス方法としている。
【0015】請求項4の発明は、請求項1のコンタクト
レンズメインテナンス方法で、上述の超音波による洗浄
作業と同時に、該加熱ユニットが漸次触媒溶液の温度を
上昇させて約50℃とすることを特徴とする、コンタク
トレンズメインテナンス方法としている。
【0016】請求項5の発明は、一種のコンタクトレン
ズメインテナンス装置であり、メインテナンスするコン
タクトレンズを洗浄タンク中に固定し、並びに該コンタ
クトレンズを浸す触媒溶液を添加し、一つの制御回路に
より異なるコンタクトレンズメインテナンス作業モード
を選択によって執行するもので、一つの主機座とされ、
そのシェルに一組のコンタクトレンズメインテナンスモ
ードの選択制御キーが設けられ、該主機座の上方に一対
の信号伝導板が設けられているものと、一つの制御回路
とされ、その基板が前述の主機座内に固着され、電源処
理及び清流回路により工作電源と加熱電源とを提供し、
マイクロプロセッサの入力端に四つの選択スイッチが連
接し、出力端はLD1、LD2、LD3、LD4の四つ
の指示ランプ、超音波洗浄回路及び電熱器シリコン整流
器のトリガ端に連接し、超音波洗浄回路はIC2とQ4
より組成され、各個の作業タイムスケジュールの設定は
いずれもマイクロプロセッサ内部プログラムにより完成
され、並びに超音波ユニットと加熱器ユニットの運転と
作業タイムスケジュールを制御し、前述の選択制御キー
の指令により異なるコンタクトレンズメインテナンスモ
ードの作業を執行し、その中、洗浄ステップでは、超音
波ラッパに周波数が20〜30キロヘルツ、エネルギー
量が1平方センチメートル当たり1.5〜3ワットの超
音波を提供させ6〜10分間の洗浄作業を進行するよう
制御し、消毒ステップでは加熱器の提供する熱量を制御
して触媒溶液の温度をゆっくりと上昇させて90℃程度
とし、並びにこの温度を約15〜20分間持続して保持
させて消毒作業を進行するものと、一つの超音波伝導タ
ンクとされ、そのタンク底に一つの超音波ラッパが設置
されているものと、一つの洗浄カップとされ、透明材質
で製造され且つ高温に耐える特性を有し、そのカップ口
外周縁にねじ山が設けられ、カップの表面外周に容量を
指示するめもりが設けられているものと、一つのコンタ
クトレンズ固定部とされ、異なる色、柵網状構造を有し
て開閉可能な一対のレンズ懸掛構造と、一つの方形箱形
の中央延伸部より組成されるものと、一つの加熱棒とさ
れ、前述の中央延伸部の内に伸設され、2対の伝導板の
連結により制御回路の制御を受けるものと、一つの上蓋
とされ、その内環周縁にねじ山を有して前述の洗浄カッ
プのねじ山と螺合させられ固定されることができ、一つ
の漏れ止め用のゴムパッキンが組み合わされて前述の中
央延伸部のベースを凹室部分にねじ付けられ、該上蓋外
表をは対称に被包するように二つの伝導板が設置され、
該伝導板は前述の凹室内より上蓋表面へと貫通し延伸さ
れ、凹室内の加熱棒の二つの電極がそれぞれ該伝導板と
連結されているもの、以上を備えてなる、コンタクトレ
ンズメインテナンス装置としている。
【0017】請求項6の発明は、請求項5のコンタクト
レンズメインテナンス装置で、その中、上述の主機座、
制御回路及び超音波伝導タンクで組成する主機ユニット
と、上述の洗浄カップ、コンタクトレンズ固定部、加熱
棒及び上蓋で組成されるメインテナンス容器ユニットの
両者は、独立して分離可能であることを特徴とする、コ
ンタクトレンズメインテナンス装置としている。
【0018】請求項7の発明は、請求項5のコンタクト
レンズメインテナンス装置で、その中、該制御回路は、
全プロセス自動メインテナンスモードが選択されてそれ
を執行する時、超音波洗浄行程と加熱消毒行程の間で、
約3〜5分間の沈殿静止タイムスケジュールを執行する
ものとされることを特徴とする、コンタクトレンズメイ
ンテナンス装置としている。
【0019】請求項8の発明は、請求項5のコンタクト
レンズメインテナンス装置で、その中、上述の中央延伸
部の長さは上述のレンズ懸掛構造及び該加熱棒が触媒溶
液中に浸漬するに足るものとされ、上述の中央延伸部の
最下端は洗浄カップの底壁と一つの適当な距離を保持し
て雑物の沈殿を許容するものとされることを特徴とす
る、コンタクトレンズメインテナンス装置としている。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は一種のコンタクトレンズ
メインテナンス方法を提供し、それは生理食塩水を全過
程の触媒溶液とし、まず、一つの超音波ユニットで汚染
されたコンタクトレンズに対して洗浄を行い、その後、
さらに一つの加熱ユニットで触媒溶液に高温を発生させ
それにより清浄とした後のコンタクトレンズに対して消
毒、殺菌を行い、以上で洗浄と消毒を完成した後、もと
もと用いている触媒溶液でコンタクトレンズを保存する
ものである。
【0021】本発明では一系列のメインテナンスプロセ
ス執行中に、いずれも生理食塩水だけを触媒溶液とし、
且つ全体のメインテナンスプロセスの開始から完成ま
で、該生理食塩水を交換する必要がない。
【0022】本発明で特に優れていることは、超音波ラ
ッパ(振動子)を底部が封閉状態を呈する洗浄タンクの
底壁上に設置し、並びにそれにコンタクトレンズの取り
つけ位置に併せて上向きに超音波エネルギーを発射させ
ていることで、望ましくは、該超音波ラッパ(振動子)
は、超音波周波数が20〜30キロヘルツ程度で、並び
に1平方センチメートル当たり1.5〜3ワットの超音
波強度を提供することができるものとされ、及び、洗浄
タンク中に一つの小型の境界線が明確な強烈空孔区が形
成されていて、該強烈空孔区の発生するマイクロジェッ
ト流の洗浄するコンタクトレンズへの作用により、付着
した雑物を除去し、最良の洗浄効果を得ることができる
ことである。この超音波洗浄の動作は約6〜10分間執
行の後、停止する。
【0023】本発明では、洗浄動作停止後、約3〜5分
間の静止期が置かれる。この静止期は触媒溶液に懸浮し
ているコンタクトレンズより剥離、析出された雑物を堆
積させ、浄化して、後続のメインテナンスプロセスで二
次汚染が形成されるのを防ぐために設けられる。静止期
の次に、消毒プロセスに進入する。
【0024】本発明の消毒プロセスでは、一つの加熱ユ
ニットがゆっくりと熱量を提供することで触媒溶液の温
度が急速でなくゆっくりと上昇し、これは急速な温度の
上昇或いは下降では材料にひずみを発生する恐れがあ
り、コンタクトレンズの物理構造に不利な影響があるた
め避けなければならないためである。設定された最高温
度である約90℃程度になると、加熱ユニットは温度を
恒温状態に保持し、且つ約15〜20分間継続して維持
し、これは医学実験結果により90℃の高温環境下で約
10分間維持すると、コンタクトレンズの所有する有害
な細菌或いは毒素は滅菌或いは完全に分解され、且つこ
の温度は一般のコンタクトレンズ材質に対していかなる
構造の変化(物理的変化)を発生しえず、アクリル系列
の水ゾル(例えば、ポリ−2−ヒドリキシエチル メタ
クリレイ:略称PHEMA)或いは有機シリコーンゴム
(Organosilicon Rubber)を材質
としたソフトコンタクトレンズでもそうである。高温消
毒殺菌後の加熱ユニットは動作を停止し触媒溶液は自然
に徐々に温度が下がり室温となる。
【0025】上述の本発明のコンタクトレンズメインテ
ナンス方法では、コンタクトレンズの消毒殺菌プロセス
を完成した後、同様にこの触媒溶液も清浄とされ安全で
あり、交換を必要とせず、保存溶液として継続してこの
清浄な無毒のコンタクトレンズを浸漬するのに用いられ
て有毒な菌の増殖を防ぎ、このように、本発明では前述
の一般に使用される保存液の生理食塩水を、触媒溶液と
しても使用している。
【0026】本発明中で、触媒溶液として使用された生
理食塩水を交換せず保存液として使用することで起こる
二次汚染の問題については、以下の手段により克服して
いる。即ち、その一つは、前述の洗浄動作後にある静止
期を置いて、触媒溶液に懸浮している雑物を沈殿し浄化
することで、そのほかには、洗浄タンクの設計を比較的
深いものするか、或いはタンク中のコンタクトレンズ挟
持部の設置位置を高くし、レンズとタンク底に比較的大
きな空間、距離を保有させ、該空間、距離により、タン
ク底に沈殿した析出物によるコンタクトレンズの二次汚
染を防ぐことである。
【0027】全体的には、本発明は一貫性を以て持続的
に一通りの全メインテナンス過程を進行することで、コ
ンタクトレンズのメインテナンス作業を極めて効率的に
行え、且つ洗浄、消毒の機能を非常に徹底して行えるも
のであり、また、生理食塩水を洗浄及び保存の触媒溶液
となして全体の保養過程で交換する必要をなくしてお
り、ゆえに各種の特殊薬剤を購入する費用を大量に節約
できる。
【0028】さらに、本発明に掲載されている実行可能
な異なる具体的実施例によると、この超音波洗浄ユニッ
トは交流の超音波周波数を発射するものと設定可能であ
り、その超音波周波数は、1分半毎の間隔で漸次高い周
波数へと変化し、10キロヘルツから開始して各一階段
で5キロヘルツ高くなる階段を合計8つ経て、最後の5
0キロヘルツとなって上昇が止み、12分間でコンタク
トレンズに対する洗浄作業を執行し、また、異なる直径
の汚染物の粒子を取り除く効果を達成する。一方、通常
の高周波の超音波では比較的大きな汚染粒子を取り除く
ことはできず、低周波数の超音波では微細な粒子を取り
除くことはできず、且つ通常はこれら大きさの異なる顆
粒が相互に異なる大きさの粒子を妨害するため、超音波
による除去の効果を受けられず、表面が汚染されたまま
となり、これに対し、本発明の洗浄方法は洗浄効果の増
進に大きな助けとなることが分かる。
【0029】また、本発明の実行可能な異なる具体的実
施例によると、超音波洗浄ユニットと加熱消毒ユニット
が同期に組み合わされ動作し、超音波が動作開始すると
同時に、加熱装置も触媒溶液に対する加熱を漸次進行し
て触媒溶液が約50℃に達すると動作を加熱停止し、こ
の温度が触媒溶液に比較的大きな活性を保有させ、この
ため、超音波のこの温度の下でのコンタクトレンズ表面
の汚染物に対する洗浄効果は室温時に比べさらに速ま
る。且つこの温度では、コンタクトレンズ表面に付着し
た有機物が変質してコンタクトレンズに粘着して除去し
にくくなる事態は発生しない。このほか、この温度は高
温に耐えない有害細菌に対する殺菌効果を発生し、この
ためコンタクトレンズのメインテナンス効果全体に対し
補助となる。
【0030】本発明はまた、コンタクトレンズに対する
洗浄、消毒及び保存の一系列をなすメインテナンスプロ
セスの自動化に用いられるコンタクトレンズメインテナ
ンス装置を提供しており、それは、コンタクトレンズメ
インテナンスプロセスの施行構造を一つのコンパクトな
装置内に濃縮したものとされ、それは並びに一つの制御
回路により全自動でコンタクトレンズに対する各項の作
業の操作を行い、コンタクトレンズのメインテナンスを
非常に敏捷に、効率的に行うものである。このコンタク
トレンズメインテナンス装置は一つの主機ユニットと一
つのメインテナンス容器ユニットを包括し、このメイン
テナンス容器ユニットは単独で主機ユニットより分離可
能であり携帯に便利であり、その中に放置されている清
浄なコンタクトレンズを取り出すことができるものとさ
れている。
【0031】上述の主機ユニットは、一つの主機座、一
つの制御回路及び一つの超音波伝導タンクを備え、その
中、制御回路及び超音波伝導タンクは主機座の本体内に
設置され、主機座ハウジングの目につきやすいところ
に、装置全体の運転モード選択に使用される一組の操作
制御キーが設けられ、この制御キーは制御回路上に連接
し、この制御回路の基板は主機座の下方に固定され、一
つの電源入力コードが主機座の外に延伸されており、且
つ複数組の信号電送電線が各機能部材に連結され、その
中には主機座上方に設置された一対の信号伝導板上に連
結した一対の電線が含まれ、該超音波伝導タンクは一般
にステンレス鋼がその材質として選ばれ、このカップ形
の伝導タンクの底壁の下表面に一つの超音波ラッパ、即
ち振動子が設置され、該ラッパ上には制御回路と連結す
る一対の導線が設けられている。
【0032】本発明のメインテナンス容器ユニットは、
一つの洗浄カップ、一つのコンタクトレンズ固定部、一
つの加熱棒、及び一つの上蓋より構成され、該洗浄カッ
プは透明であり高温に耐える材料で製造され、それと超
音波伝導タンクとの嵌合時にはそれの底壁は該超音波伝
導タンクの底壁と全面で当接し、且つそのカップ口外周
縁に設けられたねじ山を以て上蓋と結合して密閉状態を
形成することができ、このほか、カップの外周には容量
指示めもりが設けられ、コンタクトレンズ固定部は一対
の異なる色を有する柵網状のレンズ懸掛構造と方形箱体
の中央延伸部を有し、該中央延伸部の上方のベースによ
り上蓋と固止めされ、上記加熱棒は、上述の中央延伸部
の方形箱体構造内の空間中に取りつけられ、上記上蓋の
内環周縁には前述の洗浄カップのねじ山と螺子合わされ
固定させられるねじ山が設けられ、また漏れ止め用の一
つのパッキングが組み合わされて前述の中央延伸部のベ
ースと凹室部分でねじ止めされ、また上蓋外表は対称に
二つの伝導板を被包するよう設けられ、該伝導板は、前
述の凹室内より上蓋表面に凸伸し、凹室内の加熱棒の二
つの電極がそれぞれ該二つの伝導板に連結している。
【0033】上述のメインテナンス容器ユニットの設計
で注意しなければならないことは、この加熱棒は前述の
中央延伸部の長さより短く設けられ、また前述の中央延
伸部の長さは前述のレンズ懸掛構造及び加熱棒が十分に
保養液中に浸漬できるものとされ、ただし、前述の中央
延伸部の最下端は洗浄カップの底壁と適当な距離を保持
し、且つ該距離部分の空間は、幅が広いほど不純物の沈
殿を許容するものとされる。このほか、上蓋の二つの伝
導板にあってメインテナンス容器ユニットと主機ユニッ
トを嵌合させる時、洗浄カップの底壁が超音波伝導タン
クの底壁と当接して密着するほか、上蓋の伝導板と主機
座上の信号伝導板とを接触させられ、それにより加熱棒
を動作させることができる。
【0034】上述の発明中、該制御回路は選択により他
の制御作業を執行可能であり、全プロセス自動メインテ
ナンスモードが選択される時の、制御動作プロセスは、
まず、一つの信号で超音波伝導タンクにコンタクトレン
ズに対する洗浄のための超音波の照射開始を命令し、ま
た一方でタイムスケジュールも計時を開始し、このタイ
ムスケジュールは本発明の具体的実施例中で8分間に設
定されている。所定の作業タイムスケジュールが完了し
た時、制御回路の中止信号により超音波ユニットの動作
は停止し、並びに別の一つの沈殿静止タイムスケジュー
ルの計時が開始され、この沈殿静止タイムスケジュール
は望ましくは4分間以上とされ、この時間は、触媒溶液
中の懸浮物が静止し並びに洗浄タンクの底部に沈殿する
のに十分な時間である。沈殿静止タイムスケジュールの
後に、制御回路は一つの明確な信号を以て、加熱ユニッ
トに、消毒作業の執行開始を命令し、並びに、この項の
作業タイムスケジュールに対して計時を開始し、この期
間に加熱ユニットはゆっくりと熱量を提供して触媒溶液
の温度をゆっくりと上昇させ、約90℃に達した時、こ
の加熱ユニットはこの温度を継続して約20分間維持
し、こうしてコンタクトレンズの消毒を完成し、さらに
この所定の作業タイムプロセスが完了すると、制御回路
は完全に作業を中止し、触媒溶液温度は徐々に降下して
室温となり、以上を以て全体の全自動コンタクトレンズ
メインテナンス作業が完成され、これと同時に、洗浄、
消毒された後のコンタクトレンズは洗浄カップの触媒溶
液中で密閉保存され、その汚染が防がれる。しかし、こ
の装置が選択によりそれぞれのステップのメインテナン
スモードを執行する時には、その進行は上述の各ステッ
プの作業プロセスと同じである。
【0035】本発明の具体的実施例は、また、超音波発
射ユニットと加熱ユニットがいずれも一つの伝導タンク
上に設置されたことで構造が簡易化されており、主機座
の伝導タンクの底壁に超音波発射器が設置され、これは
伝導タンクの周囲に環状に加熱線が環状に設けられたも
のと同じ作用、効果を有するが、一般には、本発明で採
用している超音波発射ユニットと加熱ユニットは取りつ
け時に相互に干渉して効果を減損するおそれがなく、却
って上述のコンタクトレンズメインテナンス装置の構造
を簡易化する効果を達成する。
【0036】
【実施例】図1、2に示されるのは、本発明のコンタク
トレンズメインテナンス装置であり、その中、主機ユニ
ットMは、一つの主機座1、一つの制御回路2及び一つ
の超音波伝導タンク3を包括している。該主機座1は比
較的大きな外径の底盤11を有し、該底盤11には内に
凹んだ凹室111が設けられ、該凹室111は制御回路
の基板21、相関する電子部品及び回路を収容するのに
用いられ、該凹室111の下方の周囲には階段状のリッ
プ112が設けられ、該リップ112は底蓋12を閉じ
合わせる時の位置決め部分とされ、並びに閉じ合わせ後
の底盤11と底蓋12は一つの平らで整った面を保持
し、この底盤と底蓋の閉じ合わせは複数のねじ121が
底蓋12と制御回路の基板21を貫穿させられた後に凹
室111の上壁113にねじこまれることによってなさ
れるが、当然両者の閉じ合わせ方式は、超音波を利用し
た溶合方法により底蓋12を凹室111の階段状のリッ
プ112に沿って接合させてもよい。底盤11の外表面
の上方の一側の適当な位置には、操作用の一組の制御ス
イッチ13が設けられ、このスイッチは底盤の凹室内の
制御回路2と連接し、且つこのスイッチには、望ましく
はLED圧触式の防水スイッチが採用され、この制御ス
イッチ13には少なくとも4つのプッシュキーが装置の
運転モード選択用に設けられ、該4つのプッシュキー
は、停止キー(stop)、自動サービスキー(aut
o service)、及び、単一機能モードの洗浄キ
ー(clean)、消毒キー(disinfect)を
含む。主機座1の上方には上から下に一つの階段状の筒
状の孔が設けられ、該孔の最底の凹室14の底壁141
には底盤凹室111と貫通する小孔142が設けられ、
最底の凹室14の上端開口の周縁15は超音波伝導タン
ク3との結合、位置決め部分とされる。前述の階段状の
筒状の孔の筒面の内側壁の適当な位置には対称に一対の
信号伝導板17が設けられ、該信号伝導板17は導線を
有して制御回路2と連結し、信号を転送するのに用いら
れ、且つ該信号伝導板17は、弾性変形能力を有する部
材とされる。
【0037】制御回路の基板21は、主機座下方の凹室
111内に固着され、主機座1の外に延伸された一つの
電源入力コード(図には表示せず)と、個別の機能部材
上に連結された複数組の信号伝送電線を備えている。
【0038】超音波伝導タンク3には、望ましくは超音
波伝導性が比較的良好であるステンレス鋼が材料として
選択され、それは、一つのカップ形の主体とされ、並び
に、カップ口に予め設けられた折り返し状のリップ31
1により、主機座の筒孔の凹室14内に位置決め、嵌着
されるが、この両者の固着方式は、接着剤で接着して
も、或いはその他の従来の接合技術、例えばねじどめや
リベットによる固定が応用可能である。固定後のこのカ
ップ形の超音波伝導タンク3の底壁31の下表面に、一
つの超音波ラッパ32、即ち振動子が溶接され、且つ該
超音波ラッパ32上には一対の導線33が設けられ、該
導線33は凹室底壁上の子孔142を貫通して下方の制
御回路2と連結し、且つ該超音波ラッパ32はその材料
に、望ましくは、フェライト或いはニッケル材質が選択
されて、使用に適した10〜50キロヘルツの周波数を
発生するものとされる。
【0039】このほか、このコンタクトレンズメインテ
ナンス装置のメインテナンス容器ユニットSは、一つの
洗浄カップ4、一つのコンタクトレンズ固定部5、一つ
の加熱棒6、及び一つの上蓋7より構成され、該洗浄カ
ップ4は透明で高温に耐える材料(少なくとも120℃
に耐えられるもの)で製造され、該洗浄カップ4は前述
の超音波伝導タンク3と精密に組み合わされ、両者の接
合時には、洗浄カップ4の底壁41が超音波伝導タンク
の底壁31と全面で貼着けられることが厳しく要求さ
れ、それは、超音波が有効に洗浄カップ4中に到達でき
るためであり、洗浄カップのカップ口の外周縁にはねじ
山42が設けられ、これは上蓋7との結合時に密接に結
合してシールし、洗浄カップ中の溶液の外漏れを防止す
るためであり、この外に、洗浄カップの外周に予め容量
を示すめもり43が刻まれて、触媒溶液の添加量の調整
に便利である。
【0040】コンタクトレンズ固定部5は、二つの対称
に設置されたレンズ懸掛構造51と一つの中央延伸部5
2を包括し、該中央延伸部52は一つの中空の方形箱体
とされ、その相対する広い二側面521の下端にそれぞ
れ一対のレンズ懸掛構造51が設けられ、該レンズ懸掛
構造51はそれぞれ異なる色とされて使用者が左右のレ
ンズを区別するのに便利なものとされ、そのほか、半球
面を有する一つの柵網部分511を有し、該柵網部分5
11の上方には二つの結合用の月形フック512が凸設
されており、柵網部分511の下方には止合わせ用の突
起513が設けられ、該止合わせ用の突起513は上記
中央延伸部の底縁522と嵌止め可能とされ、相対的
に、中央延伸部下方のレンズ懸掛構造取りつけ部分の面
上には貫通部分を有する柵網状構造523が形成され、
液体がその間を流動する時の障害を少なくしてあり、ま
た、該レンズ懸掛構造51が開閉式に取りつけられるよ
う、該中央延伸部の柵網状構造523の上方の適当な位
置には、一対の結合孔524が穿たれ、該結合孔524
の節径とレンズ懸掛構造51の月形フック512の長さ
はほぼ同じく設けられ、両者嵌合後にレンズ懸掛構造5
1は開閉自在とされる。中央延伸部52の中空方形箱形
構造内には上から下に一つの加熱棒6が差し込まれ、該
加熱棒6の長さは比較的中央延伸部52の長さより短く
設けられている。
【0041】上記上蓋7は一つの円形の蓋とされ、一つ
の漏れ止め用のゴムパッキン71が組み合わされ、前述
の中央延伸部52のベース525を上蓋凹室72内に固
定している。上蓋の内周にはネジ山73が設けられて、
前述の洗浄カップのねじ山42とねじ合わされて固着さ
れ、上蓋凹室72内では、加熱棒6の二つの電極61が
それぞれ二つの伝導板74と連結され、これら伝導板は
上蓋凹室72内に固定され並びに一つの延伸部741を
有し、該延伸部741は上蓋を貫通し上蓋外に露出して
おり、この上蓋の露出した延伸部741は上蓋表面周囲
に貼合されそれを被包する形態とされ、且つ二つの伝動
板が被包する範囲は交わったり連接していない。
【0042】このメインテナンス容器ユニットS中、前
述の中央延伸部52の長さは前述のレンズ懸掛構造51
と加熱棒6が触媒溶液8中に浸漬するのに十分なものと
され、且つ前述の中央延伸部52の最下端522は洗浄
カップの底壁41と適当な距離空間を保持している。こ
のほか、上蓋の二つの伝導板の延伸部741はメインテ
ナンス容器ユニットSと主機ユニットM嵌合時に、主機
座上の信号伝導板17と接触でき、それにより制御回路
2の信号を伝達して加熱棒6を動作させる。本発明を使
用する時には、まず汚染されたコンタクトレンズ9をそ
れぞれレンズ懸掛構造51に取りつけ、洗浄カップ4中
に触媒溶液8を洗浄カップのめもり43が示す位置まで
入れる。該触媒溶液8は生理食塩水(約0.9% Na
Cl)とする。洗浄カップ4と上蓋7を螺合して密閉
し、上述のメインテナンス容器ユニットSを構成し、メ
インテナンス容器ユニットSを主機ユニットMの超音波
伝導タンク中に置き入れ、洗浄カップの底壁41と超音
波伝導タンクの底壁31を全面で密着させ、且つ上蓋の
二つの伝導板の延伸部741と主機座上の信号伝導板1
7を有効に接触させる。電源コードがコンセント(図に
は表示せず)に連接しているかをチェックし、コンタク
トレンズメインテナンスの使用前の準備作業を完成す
る。
【0043】図3、4に示されるように、使用者は、制
御スイッチ13上で必要なメインテナンスモードを選択
する。その中、選択スイッチのSW1は停止キー、SW
2は単一機能モード洗浄キー、SW3は単一機能モード
消毒キー、SW4は全自動メインテナンスキーとされ、
それらにそれぞれ対応する指示ランプは、LD1が洗浄
消毒完成を指示し、LD2は洗浄中を指示し、LD3は
消毒中の指示ランプ、LD4は自動メインテナンスを指
示する。全プロセスを執行する自動メインテナンスモー
ドを選択する時には、SW4を押すと、IC1がQ5を
経て指令を発し、IC2がQ2を介して超音波振動回路
を動作させ、同時にIC1が計時開始し、さらにL1カ
プリングを経て超音波ラッパ32に至り、コンタクトレ
ンズに照準を合わせて30キロヘルツ程度、1平方セン
チメートル当たり3ワットの音場で超音波を発射し、洗
浄カップ4中に一つの小型の、境界線の明確な強烈空孔
区を形成し、該強烈空孔区が発生するマイクロジェット
流作用を洗浄するコンタクトレンズ9に至らせ、付着す
る雑物を除去する。一方、IC1中の超音波作業タイム
スケジュールの計時器321も計時を開始し、このタイ
ムスケジュールはこの段で8分間に設定されている。所
定の作業タイムスケジュールに到達すると、IC1中の
計時器321は信号を伝送してQ6をオフとし、IC2
は超音波ラッパ32の動作を停止し、並びにIC1は別
に一つの沈殿静止タイムスケジュールTの計時を開始
し、このタイムスケジュールは7分間に設定され、この
段の静止期Tは十分に触媒溶液中のコンタクトレンズよ
り剥離、析出され懸浮する雑物を洗浄カップ4の底部に
沈殿させるに十分な長さとされ、それにより後続の消毒
プロセス中にコンタクトレンズに二次汚染が形成される
のを防ぐ。沈殿静止タイムスケジュールTの後、IC1
は伝導板17、74を経てさらに一つの持続的信号を発
生し、シリコン整流器SCR1をトリガし、加熱棒6に
動作開始させ消毒作業を執行させ、並びに計時器69で
この部分の作業タイムスケジュールに対して計時を開始
する。この期間、加熱棒6はゆっくりと熱量を提供して
ゆっくりと触媒溶液8の温度を上昇させ、それが約90
℃に達すると、加熱棒6の検出器68(即ちサーミスタ
THR1)がIC1に向けて信号を発信し、IC1が受
け取るとシリコン整流器SCR1をオフとし、加熱棒6
をオフとして触媒溶液の温度をそれ以上上昇させずに9
0℃に保持し、コンタクトレンズに対する消毒殺菌を進
行させる。同時に、IC1がこの消毒プロセスに対して
計時を開始するが、この消毒プロセスのタイムスケジュ
ールは20分間に設定されている。さらに、この部分の
所定のタイムスケジュールが達成されると計時器69は
IC1に対して信号を発信し、IC1は加熱棒6に作業
を停止させ、温度を徐々に室温に回復させ、こうして全
体の全自動のコンタクトレンズメインテナンス作業が完
成する。
【0044】本発明でコンタクトレンズに対する消毒殺
菌プロセス完成後には、洗浄カップ4中の触媒溶液8も
同様に高温の作用を受けて清浄とされ無菌となり、ゆえ
にこの溶液を交換する必要はなく、保存液として継続し
てメインテナンス終了したコンタクトレンズ9を浸漬し
て、コンタクトレンズと外界とを隔絶して菌の増殖を防
止するのに用いることができる。
【0045】
【発明の効果】以下は、本発明と従来の化学薬剤を使用
したメインテナンス例の効果の比較表である。
【表1】 全体的には、本発明は一貫性を有して全系列のメインテ
ナンス過程を進行し、コンタクトレンズのメインテナン
ス作業を効率的に行うものであり、且つその洗浄、消毒
の効果は非常に徹底しており、また、生理食塩水を洗
浄、消毒及び保存用の触媒溶液として用いており、メイ
ンテナンス過程全体で交換不要としているため、大量に
特殊な薬剤を購入する費用を節約でき、及び化学薬剤の
誤用の危険及び後遺症を回避することができる。
【0046】このほか、本発明の主機ユニットMとメイ
ンテナンス容器ユニットSはそれぞれ独立した分離可能
なユニットとされて、メインテナンス容器ユニットSは
取り外して携帯するか、或いは独立したコンタクトレン
ズ保存箱として使用できる。
【0047】また、従来の機械式の渦流洗浄方法と比べ
ると、本発明ではレンズ懸掛構造51がメインテナンス
操作過程中で静止しているため、レンズ懸掛構造51が
外力により傷ついたり破壊されることがない。
【0048】本発明のその他の具体的実施例では、例え
ば交流の超音波周波数を発生する超音波洗浄ユニットを
提供してコンタクトレンズ上の異なる粒径の汚染物を除
去する効果を達成したり、また超音波洗浄ユニットと加
熱消毒ユニットを同期に組み合わせて動作させること
で、超音波が比較的高い温度の環境の下で、コンタクト
レンズ表面の汚物に対して室温の時より良好且つ速やか
な洗浄効果を達成している。また、本発明の望ましい実
施例中では、超音波発射ユニット及び加熱ユニットをい
ずれも一つの伝導タンク上に設置することで、構造を簡
易化することができる。このように、前出の望ましい実
施例は、本発明に対する形式上のいかなる制限をも行う
ものではないことを明記しておく。
【0049】以上述べたように、本発明は、多項目の異
なる組合せ変化を作成でき、且つそのいずれも優れたコ
ンタクトレンズのメインテナンス効果を達成できるもの
とされ、例えば超音波洗浄作業と加熱消毒作業を同時に
一緒に進行したり、或いは同じ効果を有する上述のコン
タクトレンズメインテナンス装置の構造上の改変のいず
れも、本発明の範疇に属する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の分解斜視図である。
【図2】図1の構成部材組合せ後の部分の断面図であ
り、各構成部材間の組合せ関係を示す。
【図3】本発明の実施例の制御回路のメインテナンスプ
ロセスフローチャートである。
【図4】本発明の実施例の制御回路図である。
【符号の説明】
M・・・主機ユニット 1・・・主機座 2・・・制御
回路 3・・・超音波伝導タンク 11・・・底盤 111・
・・凹室 21・・・基板 112・・・リップ 12・・・底蓋
121・・・ねじ 113・・・上壁 13・・・制御スイッチ 14・・
・凹室 141・・・底壁 142・・・小孔 15・・・周縁 17・・・信号伝導板 311・・・リップ 31・・
・底壁 32・・・超音波ラッパ 33・・・導線 S・・・メインテナンス容器ユニット 4・・・洗浄カ
ップ 5・・・コンタクトレンズ固定部 6・・・加熱棒 7
・・・上蓋 41・・・底壁 42・・・ねじ山 43・・・めもり 51・・・レンズ懸掛構造 52・・・中央延伸部 5
21・・・側面 511・・・柵網部分 512・・・月形フック 51
3・・・突起 522・・・底縁 523・・・柵網状構造 524・
・・結合孔 71・・・ゴムパッキン 525・・・ベース 73・
・・ネジ山 74・・・伝導板 72・・・凹室 741・・・延伸
部 8・・・触媒溶液 9・・・コンタクトレンズ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02C 7/04 G02C 7/04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一種のコンタクトレンズメインテナンス
    方法であり、メインテナンスするコンタクトレンズを洗
    浄タンク中に固定し、並びに該コンタクトレンズを浸す
    触媒溶液を添加することで、コンタクトレンズに対して
    洗浄、消毒及び保存作業を進行する方法であり、以下の
    a〜d、即ち、 a.洗浄タンク中で、コンタクトレンズの取りつけ位置
    に照準を合わせて超音波エネルギー場を発射し、この超
    音波エネルギー場は20〜30キロヘルツの周波数、1
    平方センチメートル当たり1.5〜3ワットの超音波を
    提供して、コンタクトレンズ付近に一つの小型で、境界
    線の明確な強烈空孔区を形成させ、6〜10分間作用し
    てコンタクトレンズ上に付着した雑物に対して洗浄作業
    を進行する b.前述の洗浄作業の後、約3〜5分間の一つの静止期
    を保持し、触媒溶液中に懸浮する雑物を沈殿させる c.前述の静止期の後、一つの加熱ユニットがゆっくり
    と熱量を提供して触媒溶液の温度をゆっくりと上昇させ
    90℃程度とし、並びにこの温度を約15〜20分間持
    続して保持させてコンタクトレンズ上の有害細菌を殺滅
    するか或いは毒素を分解する d.前述の消毒殺菌過程の後、触媒溶液を自然に徐々に
    降温させて室温とし、該触媒溶液で、清浄とされたコン
    タクトレンズを浸漬し、取り出して着用するまで保存す
    る、 以上を包含する、コンタクトレンズメインテナンス方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1のコンタクトレンズメインテナ
    ンス方法で、その中、前述の触媒溶液は、塩化ナトリウ
    ムを約0.9%含む生理食塩水とすることを特徴とす
    る、コンタクトレンズメインテナンス方法。
  3. 【請求項3】 請求項1のコンタクトレンズメインテナ
    ンス方法で、その中、前述の超音波の周波数は10キロ
    ヘルツより開始し、1.5分間を一階段とし、階段毎に
    5キロヘルツずつ上げられ、最高周波数の30キロヘル
    ツとされて止まることを特徴とする、コンタクトレンズ
    メインテナンス方法。
  4. 【請求項4】 請求項1のコンタクトレンズメインテナ
    ンス方法で、上述の超音波による洗浄作業と同時に、該
    加熱ユニットが漸次触媒溶液の温度を上昇させて約50
    ℃とすることを特徴とする、コンタクトレンズメインテ
    ナンス方法。
  5. 【請求項5】 一種のコンタクトレンズメインテナンス
    装置であり、メインテナンスするコンタクトレンズを洗
    浄タンク中に固定し、並びに該コンタクトレンズを浸す
    触媒溶液を添加し、一つの制御回路により異なるコンタ
    クトレンズメインテナンス作業モードを選択によって執
    行するもので、 一つの主機座とされ、そのシェルに一組のコンタクトレ
    ンズメインテナンスモードの選択制御キーが設けられ、
    該主機座の上方に一対の信号伝導板が設けられているも
    のと、 一つの制御回路とされ、その基板が前述の主機座内に固
    着され、電源処理及び清流回路により工作電源と加熱電
    源とを提供し、マイクロプロセッサの入力端に四つの選
    択スイッチが連接し、出力端はLD1、LD2、LD
    3、LD4の四つの指示ランプ、超音波洗浄回路及び電
    熱器シリコン整流器のトリガ端に連接し、超音波洗浄回
    路はIC2とQ4より組成され、各個の作業タイムスケ
    ジュールの設定はいずれもマイクロプロセッサ内部プロ
    グラムにより完成され、並びに超音波ユニットと加熱器
    ユニットの運転と作業タイムスケジュールを制御し、前
    述の選択制御キーの指令により異なるコンタクトレンズ
    メインテナンスモードの作業を執行し、その中、洗浄ス
    テップでは、超音波ラッパに周波数が20〜30キロヘ
    ルツ、エネルギー量が1平方センチメートル当たり1.
    5〜3ワットの超音波を提供させ6〜10分間の洗浄作
    業を進行するよう制御し、消毒ステップでは加熱器の提
    供する熱量を制御して触媒溶液の温度をゆっくりと上昇
    させて90℃程度とし、並びにこの温度を約15〜20
    分間持続して保持させて消毒作業を進行するものと、 一つの超音波伝導タンクとされ、そのタンク底に一つの
    超音波ラッパが設置されているものと、 一つの洗浄カップとされ、透明材質で製造され且つ高温
    に耐える特性を有し、そのカップ口外周縁にねじ山が設
    けられ、カップの表面外周に容量を指示するめもりが設
    けられているものと、 一つのコンタクトレンズ固定部とされ、異なる色、柵網
    状構造を有して開閉可能な一対のレンズ懸掛構造と、一
    つの方形箱形の中央延伸部より組成されるものと、 一つの加熱棒とされ、前述の中央延伸部の内に伸設さ
    れ、2対の伝導板の連結により制御回路の制御を受ける
    ものと、 一つの上蓋とされ、その内環周縁にねじ山を有して前述
    の洗浄カップのねじ山と螺合させられ固定されることが
    でき、一つの漏れ止め用のゴムパッキンが組み合わされ
    て前述の中央延伸部のベースを凹室部分にねじ付けら
    れ、該上蓋外表をは対称に被包するように二つの伝導板
    が設置され、該伝導板は前述の凹室内より上蓋表面へと
    貫通し延伸され、凹室内の加熱棒の二つの電極がそれぞ
    れ該伝導板と連結されているもの、 以上を備えてなる、コンタクトレンズメインテナンス装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5のコンタクトレンズメインテナ
    ンス装置で、その中、上述の主機座、制御回路及び超音
    波伝導タンクで組成する主機ユニットと、上述の洗浄カ
    ップ、コンタクトレンズ固定部、加熱棒及び上蓋で組成
    されるメインテナンス容器ユニットの両者は、独立して
    分離可能であることを特徴とする、コンタクトレンズメ
    インテナンス装置。
  7. 【請求項7】 請求項5のコンタクトレンズメインテナ
    ンス装置で、その中、該制御回路は、全プロセス自動メ
    インテナンスモードが選択されてそれを執行する時、超
    音波洗浄行程と加熱消毒行程の間で、約3〜5分間の沈
    殿静止タイムスケジュールを執行するものとされること
    を特徴とする、コンタクトレンズメインテナンス装置。
  8. 【請求項8】 請求項5のコンタクトレンズメインテナ
    ンス装置で、その中、上述の中央延伸部の長さは上述の
    レンズ懸掛構造及び該加熱棒が触媒溶液中に浸漬するに
    足るものとされ、上述の中央延伸部の最下端は洗浄カッ
    プの底壁と一つの適当な距離を保持して雑物の沈殿を許
    容するものとされることを特徴とする、コンタクトレン
    ズメインテナンス装置。
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