JPH1047956A - 受光位置検出装置 - Google Patents

受光位置検出装置

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JPH1047956A
JPH1047956A JP20998496A JP20998496A JPH1047956A JP H1047956 A JPH1047956 A JP H1047956A JP 20998496 A JP20998496 A JP 20998496A JP 20998496 A JP20998496 A JP 20998496A JP H1047956 A JPH1047956 A JP H1047956A
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    • G01C15/002Active optical surveying means
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受光位置検出装置による位置検出精度の向上
を図る。 【解決手段】 柱状に形成された器体1に対し、その軸
線方向に延びるように受光部2を配設する。直角三角形
状に形成された太陽電池パネル21a,21b,…を2
枚1組として、互いの斜辺が平行になるように器体の軸
線に直交する左右方向に隣接配置するとともに、この太
陽電池パネルの組を軸線方向に4組並設して受光部を構
成する。太陽電池パネルの各組に対応させるように演算
部80,80,…を設け、各組における一方の太陽電池
パネルの受光量と他方の太陽電池パネルの受光量との差
に対応する信号をマイクロプロセッサ84に入力する。
この信号値に基づいて、マイクロプロセッサにより、受
光部における実際の受光位置とこの受光部内に予め設定
された基準受光位置2aとの偏差量を検出する。I/O
インタフェース9により、偏差量の検出値を外部機器に
送信するようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物等の水平又
は垂直方向の変位量の計測、水準測量及び土木機械にお
けるレベリング制御等に用いられる受光位置検出装置に
関し、詳しくは、基準となるレーザ光線を受光してこの
受光位置を検出し、この受光位置を基準として測定対象
物の相対的な位置を計測等するための受光位置検出装置
に係る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の受光位置検出装置とし
て、ブルドーザ等の土木機械に載置され、ブレードのレ
ベリング制御のために用いられるものが知られている
(例えば、特公平3−18122号公報参照)。上記の
レベリング制御においては、レーザ光線を水準面内で回
転走査させる回転レーザ装置を用い、この回転レーザ装
置から投光されたレーザ光線をブルドーザ等の土木機械
に載置された受光位置検出装置により受光してこの受光
位置を基準レベルとしてブレードの位置制御を行うよう
になっている。そして、上記受光位置検出装置は、本体
部が円柱状に形成され、受光部としての光ファイバが、
上記本体部の周面において上下方向に受光面積が漸増又
は漸減するように配設されており、上記本体部内に配設
された光電変換素子が上記光ファイバを介して受光する
受光量が、上記本体部の周面における受光位置の上下に
対応して変化するようになっている。このため、上記光
電変換素子が受光する受光量の変化に基づいて上記本体
部における上下方向の受光位置を検出することができる
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
受光位置検出装置においては、受光部としての光ファイ
バが本体部の周面上に上下方向に断続的に配置されてい
てその受光面積の上下方向の変化が比較的ラフなもので
あり、受光位置の変化が微小である場合には受光量が変
化しないため、高精度の位置検出が出来ないという不都
合がある。その上、受光位置の検出が単一の受光部にお
ける受光量の変化に基づいて行われるようになっている
ため、上記受光位置の変化に対応する受光量の変化量が
十分でなく、位置検出の精度が低くならざるを得ないと
いう不都合がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、受光位置検出
装置による位置検出精度の向上を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、測定対象物の位置検出を行
う位置検出方向に延びるよう配設され、基準となる光線
を受光する受光部と、この受光部における実際の受光位
置とこの受光部に予め設定された基準受光位置との上記
位置検出方向の偏差量を検出する検出手段とを備えた受
光位置検出装置を前提とする。このものにおいて、上記
受光部として、第1の光電変換パネルを上記位置検出方
向の一側から他側に向かって単位長さ当りの受光面積が
漸増するように形成し、かつ、第2の光電変換パネルを
上記一側から他側に向かって単位長さ当りの受光面積が
漸減するよう形成するとともに、上記第1の光電変換パ
ネルと第2の光電変換パネルとを上記位置検出方向に直
交する方向に互いに隣接配置させた光電変換パネルの組
を備えるものとする。さらに、上記検出手段を、上記第
1の光電変換パネルから出力される信号と上記第2の光
電変換パネルから出力される信号とに基づいて、上記実
際の受光位置と上記基準受光位置との上記位置検出方向
の偏差量を検出する構成とするものである。
【0006】上記の構成の場合、第1の光電変換パネル
が受光する受光量と第2の光電変換パネルが受光する受
光量とが実際の受光位置に対応してそれぞれ変化するた
め、この変化に基づいて上記実際の受光位置を従来より
も高精度に検出することが可能になる。すなわち、例え
ば、上記実際の受光位置が位置検出方向の一側から他側
に向かって変化する場合、第1の光電変換パネルの受光
量が漸増してこの光電変換パネルから出力される信号が
漸増する一方、第2の光電変換パネルの受光量が漸減し
てこの光電変換パネルから出力される信号が漸減する。
そして、これらの各信号値に基づいて、検出手段によ
り、上記光電変換パネルの組における上記実際の受光位
置の変化が検出される。この際、上記受光位置の変化に
対する上記各信号値のそれぞれの変化が比較的小さくて
も、それら2つの信号値に基づいて例えば減算若しくは
除算等の演算をすることにより、それらの演算値の変化
を十分に大きなものとして上記実際の受光位置の変化を
従来よりも高精度に検出することが可能になる。従っ
て、上記受光位置と基準受光位置との位置検出方向の偏
差量を従来よりも高精度に検出することが可能になる。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明における受光部として、位置検出方向に配設された少
なくとも2組の光電変換パネルの組を備える構成とする
ものである。
【0008】上記の構成の場合、請求項1記載の発明に
よる作用に加えて、受光部を位置検出方向に長く形成し
ても、光電変換パネルの上記位置検出方向に対する単位
長さ当りの受光面積の変化量は変化しない。このため、
位置検出の精度を落とすことなく、受光部を上記位置検
出方向に一層長く形成することが可能になり、これによ
り、受光位置の検出を高精度かつ容易に行うことが可能
になる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明における第1及び第2の光電変換パネルを、直角三角
形状に形成し、かつ、互いの斜辺が平行になるように隣
接して配置する構成とするものである。
【0010】上記の構成の場合、請求項1記載の発明に
おける光電変換パネルの形状が具体的に特定され、実際
の受光位置の位置検出方向での変化に応じて、隣接する
2枚の光電変換パネルのうちの一方の光電変換パネルの
受光面積が確実に漸増し、かつ、他方の光電変換パネル
の受光面積が確実に漸減するため、上記一方の光電変換
パネルが受光する受光量が確実に漸増し、かつ、上記他
方の光電変換パネルが受光する受光量が確実に漸減す
る。これにより、上記請求項1記載の発明による作用を
確実に得ることが可能になる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明における光電変換パネルを、その受光面が遮光性材料
によってマスキングされることにより、位置検出方向の
一側から他側に向かって単位長さ当りの受光面積が漸増
又は漸減するように形成するものである。
【0012】上記の構成の場合、請求項1記載の発明に
よる作用に加えて、光電変換パネルの受光面を任意の形
状に容易に形成することが可能になり、これにより、受
光部の製造における容易化を図ることが可能になる。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明における検出手段を、第1の光電変換パネルから出力
される信号と第2の光電変換パネルから出力される信号
との差に基づいて、実際の受光位置と基準受光位置との
位置検出方向の偏差量を検出する構成とするものであ
る。
【0014】上記の構成の場合、請求項1記載の発明に
おける検出手段の構成が具体的に特定され、この検出手
段により、第1の光電変換パネルから出力される信号と
第2の光電変換パネルから出力される信号との信号値の
差に基づいて実際の受光位置の変化が検出される。この
際、上記受光位置の変化に対する上記各信号値のそれぞ
れの変化が比較的小さくても、それらの差の変化は十分
に大きくなるため、上記実際の受光位置の変化を高精度
に検出することが可能になり、これにより、上記請求項
1記載の発明による作用を確実に得ることが可能にな
る。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、基準受光位置に対応するよう位置付けられ
た基準位置表示線と、この基準位置表示線を中心に位置
検出方向の両側に延びるよう設けられたスケールと、検
出手段により検出された偏差量の検出値を数値で表示す
る表示手段とを備える構成とするものである。
【0016】上記の構成の場合、請求項1記載の発明に
おける作用に加えて、実際の受光位置と基準受光位置と
の偏差量が表示手段に数値で表示されるため、この数値
を読んで基準位置表示線とスケールとを目安にマーキン
グを行うことが可能になる。従って、受光位置検出装置
を基準となるレーザ光線に対して合わせ込む作業が不要
になり、これにより、マーキング作業の容易性が向上す
る。このため、作業者が上記合わせこみを行う際の作業
誤差が解消され、これにより、マーキングの精度が向上
する。
【0017】請求項7記載の発明は、請求項1記載の発
明において、検出手段により検出された偏差量の検出値
を外部機器に対して送信するための送信手段を備える構
成とするものである。
【0018】上記の構成の場合、請求項1記載の発明に
よる作用に加えて、実際の受光位置と基準受光位置との
偏差量が送信手段によって外部機器に送信されるため、
測定者が上記偏差量を読み取る必要がなく、受光位置の
検出を容易かつ確実に行うことが可能になる。また、上
記受光位置検出装置を振動する測定対象物に取り付けて
上記偏差量の検出値を外部機器に送信することが可能に
なり、これにより、上記振動の振幅を直接的に計測する
ことが可能になる。さらに、受光位置検出装置を測定対
象物に取り付けて上記偏差量の検出値を外部記憶装置に
送信して記憶させることが可能になり、これにより、上
記測定対象物の変位を無人で記録することが可能にな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0020】図1は、本発明に係る受光位置検出装置を
水準測量等に用いられる光線検知器に適用した例を示
し、1は器体、2は図示省略の回転レーザ装置から投光
されるレーザ光線を受光する受光部、3は上記受光部2
に予め設定された基準受光位置2aと上記レーザ光線の
実際の受光位置との偏差量を数値で表示する表示部であ
る。また、4,4は測定対象面にマーキングを行うため
のスケール、5は上記器体1の鉛直方向に対する傾斜状
態を示す気泡管である。なお、6は上記表示部3におけ
る表示値を零にリセットするためのリセットスイッチ、
7は上記受光位置検出装置の作動スイッチである。
【0021】上記器体1は樹脂により台形の横断面を有
する柱状に形成されており、同図において裏側に配置さ
れ、上記台形の下底辺に対応する基準面1aと、同図に
おいて正面に配置され、上記台形の上底辺に対応する第
1面1bと、上記台形の斜辺に対応する第2面1c及び
第3面1dとの4面により、上記器体1の側周面が構成
されている。
【0022】上記受光部2は、上記器体1の第1面1b
において位置検出方向としての器体1の軸線方向(図1
における上下方向:以下、単に上下方向という)に延び
るよう配設されており、上下方向の中心位置に基準受光
位置2aが設定されている。上記受光部2は、互いに同
一な直角三角形状に形成された第1及び第2の光電変換
パネルとしての太陽電池パネル21a,21b,22
a,22b,…により構成されており、これらの太陽電
池パネル21a,21b,22a,22b,…は、2枚
1組として、互いの斜辺が平行になるよう図1における
左右(以下、単に左右という)に隣接して配置され、上
記基準受光位置2aを境に上方に2組と下方に2組の合
計4組が配設されている。そして、上記太陽電池パネル
21a,21b,22a,22b,…のそれぞれから、
受光量に応じた信号としての電流が後述の検出手段8に
対して入力されるように構成されている。
【0023】上記表示部3は、バックライトを備えた液
晶表示パネルにより構成されており、上記受光部2内に
おける実際の受光位置と上記基準受光位置2aとの上下
方向の偏差量を、高精度に(例えば、0.1mm単位
で)数値表示するようになっている。また、上記各スケ
ール4は、上記器体1の第2面と第3面とに設けられて
おり、上記基準受光位置2aの左右に位置付けられた基
準位置表示線41,41と、この各基準位置表示線41
を中心に、それぞれ、上下方向に延びるように設けら
れ、上記各基準位置表示線41からのの偏差量を1mm
単位で表示する目盛りとにより構成されている。
【0024】なお、上記気泡管5は、透明容器の内部に
アルコール等の液体とともに封入された少量の空気が気
泡として観察されるようになっており、この気泡が器体
1の傾斜とともに上記透明容器内で移動することによ
り、上記器体1の傾斜状態が表示されるようになってい
る。
【0025】図2は、受光部2から入力される電流に基
づいてこの受光部2における実際の受光位置と上記基準
受光位置2aとの上下方向の偏差量を検出するように構
成された検出手段8を示し、80,80,…は、太陽電
池パネルの組21,22,…に対応して設けられた演算
部である。また、81,81,…は上記各太陽電池パネ
ル21a,21b,…からの信号が入力されるフィルタ
アンプ、82,82,…はA/D変換器、83,83,
…は減算器、84はマイクロプロセッサである。
【0026】上記各演算部80は、それぞれ、対応する
太陽電池パネルの組21,22,…における左側の太陽
電池パネル21a,22a,…の受光量と右側の太陽電
池パネル21b,22b,…の受光量との差に対応する
信号を上記マイクロプロセッサ84に入力するようにな
っており、これらの入力に基づいて上記マイクロプロセ
ッサ84により受光部2におけるレーザ光線の実際の受
光位置と基準受光位置2aとの上下方向の偏差量が検出
されるようになっている。すなわち、例えば、図3に仮
想線Aで示すように、回転レーザ装置から投光されたレ
ーザ光線のビームスポットBが、太陽電池パネルの組2
1を、上からa:bに内分する位置において左側から右
側に水平に通過する場合、上記の組21を構成する左右
の太陽電池パネル21a,21bのそれぞれが受光する
受光量の比率は、a:bとなる。そして、これらの受光
量に比例する電流Ia,Ibが、上記各太陽電池パネル
21a,21bから出力されて上記フィルタアンプ8
1,81により増幅され、上記A/D変換器82,82
によりディジタル信号に変換された後に、減算器83に
より減算されてマイクロプロセッサ84に入力される。
そして、この減算値に基づいて上記太陽電池パネルの組
21内における上下方向の受光位置が正確に検出され、
これにより、上記受光部2におけるレーザ光線の実際の
受光位置と基準受光位置2aとの偏差量が正確に検出さ
れるようになっている。
【0027】なお、同図において9は送信手段としての
I/Oインタフェース部であり、このI/Oインタフェ
ース部と通信ケーブルとを介して、上記実際の受光位置
と基準受光位置2aとの偏差量の検出値を外部機器(例
えば、パーソナルコンピュータや記憶装置等)に対して
送信することができるように構成されている。
【0028】つぎに、上記実施形態に係る光線検知器を
水準測量に使用する場合の使用方法と作用・効果につい
て説明する。
【0029】まず、測定者は、光線検知器の器体1を縦
向きに保持してその基準面1aを測定対象面に当接させ
る。そして、作動スイッチ7を押して上記光線検知器を
作動状態にした後に、上記器体1を上記測定対象面に沿
って上下に移動させ、表示部3に数値表示が表れたとこ
ろでこの器体1を停止させる。そして、気泡管5内の気
泡の位置を確認しながら、上記器体1をその基準受光位
置2aの回りに微小回転させて軸線を正確に鉛直方向に
合わせる。次に、上記測定者は、器体1を測定対象面に
しっかりと押し付けて確実に保持しつつ、スケール4の
目盛りを目安にして、表示部3の表示値の分だけ基準位
置表示線41,41から変位した位置で上記測定対象面
にマーキングする。これにより、上記測定者は、上記測
定対象面に水準レベルの位置を正確に記すことができ
る。
【0030】この際、受光部2における実際の受光位置
と基準受光位置2aとの偏差量の検出にあたり、各太陽
電池パネルの組21,22,…を構成する2枚の太陽電
池パネル21a,21b,…のそれぞれから上記実際の
受光位置に応じて出力される電流の差に基づいて上記検
出を行うようになっているため、上記各組21,22,
…における受光位置の検出を高精度に行うことができ、
これにより、上記受光部2内における受光位置と上記基
準受光位置2aとの偏差量を高精度に検出することがで
きる。また、受光部2が、器体1の軸線方向に配設され
た4組の太陽電池パネル21,22,…により比較的長
く構成されているため、受光範囲が比較的広くなり、こ
れにより、受光位置の検出を高精度かつ容易に行うこと
ができる。。さらに、光線検知器の表示部3に基準受光
位置2aと実際の受光位置との偏差量が数値表示される
ため、上記光線検知器の基準受光位置2aを基準レベル
に対して正確に合わせ込む作業が不要になり、容易にマ
ーキングを行うことができる。また、作業者の読取り誤
差や上記合わせ込みを行う際の誤差がなくなるため、受
光位置の検出精度が一層向上する。
【0031】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
太陽電池パネル21a,21b,…を直角三角形状に形
成しているが、これに限らず、例えば、2次曲線等に沿
って受光面積が非線形に変化するようにする等、種々の
形状に形成することが可能である。この場合、マイクロ
プロセッサ84において、受光面積の非線形の変化に対
応した信号処理をするように構成すればよい。
【0032】上記実施形態では、太陽電池パネルの組2
1,22,…を器体1の軸線方向に4組並設している
が、太陽電池パネルの組を何組配設してもよい。
【0033】上記実施形態では、左側の太陽電池21
a,22a,…の受光量と右側の太陽電池21b,22
b,…の受光量との差に基づいて受光位置の検出を行う
ために、これらの太陽電池21a,21b,22a,2
2b…から出力される電流に対応する信号どうしを減算
するようにしているが、これに限らず、例えば、上記の
信号同士を除算するようにしてもよい。
【0034】上記実施形態では、光電変換パネルとして
直角三角形状に形成された太陽電池パネル21a,21
b,…を用いているが、これに限らず、例えば、図4に
示すように、長方形の太陽電池パネル26,27の各表
面を遮光性の樹脂フィルム28,29等によってマスキ
ングすることにより受光面26a,27aを三角形状に
形成してもよい。
【0035】上記実施形態では、受光位置検出装置を水
準測量等に用いる光線検知器に適用しているが、これに
限らず、例えば、建築物の歪みの計測、機械の据付作業
時における水平及び垂直方向の歪みの計測、建築物の基
礎の勾配の計測等にも適用することが可能である。ま
た、ブルドーザ等の土木機械に載置してブレードの位置
制御の基準レベルを検出するために用いることも可能で
あり、この場合には、検出値をI/Oインタフェース部
9と通信ケーブルとを介して上記ブレードの制御装置に
送信するようにすればよい。
【0036】さらに、受光位置検出装置を用いて、例え
ば、橋梁等の大型構造物が振動する際の振幅等を計測す
ることも可能である。この場合、検出手段8による検出
値をI/Oインタフェース部9と通信ケーブルとを介し
て外部記憶手段等に送信して自動的に記録させるととも
に、基準となる光線として、光の強度を上記振動の周波
数よりも高い周波数で変調させるようにした変調レーザ
を用いればよい。加えて、上記受光位置検出装置を、例
えば、地盤沈下の計測等の長期間にわたる変位計測に適
用することも可能であり、この場合にも、上記検出値を
外部記憶手段等に送信して自動的に記録させるようにす
ればよい。
【0037】上記実施形態では、検出手段8による検出
値を通信ケーブルを用いて送信するようにしているが、
これに限らず、例えば、モデム等を用いるようにしても
よい。
【0038】上記実施形態では、受光位置検出装置を、
光線検知器に適用して箱尺として用いているが、これに
限らず、例えば、図5に示すように電子標尺10,10
に適用してもよい。この場合には、器体11を十分に長
く(例えば1mから2m程度)形成するとともに受光部
12も十分に長く形成すればよく、この際、上記受光部
12を構成する太陽電池パネルの組を、位置検出精度に
応じて多数設けるようにすればよい。そして、上記電子
標尺10,10を用いることにより、床の凸凹の計測や
床の傾斜の計測等を一層容易に行うことができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における受光位置検出装置によれば、受光部2におけ
る実際の受光位置を、この受光位置の変化に応じて受光
面積が漸増する第1の光電変換パネルと、上記受光位置
の変化に応じて受光面積が漸減する第2の光電変換パネ
ルとのそれぞれから出力される信号に基づいて検出する
ことにより、上記受光位置と基準受光位置との偏差量を
従来より高精度に検出することができる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明による効果に加えて、受光部に位置検出方向に
列状に配設された少なくとも2組以上の光電変換パネル
の組を備えることにより、位置検出の精度を落とすこと
なく受光範囲を拡大することができ、これにより、受光
位置の検出を高精度かつ容易に行うことができる。
【0041】請求項3記載のの発明によれば、光電変換
パネルを直角三角形状に形成することにより、受光位置
の位置検出方向での変化に応じて上記各光電変換パネル
が受光する受光量を確実に漸増又は漸減させることがで
き、これにより、上記請求項1記載の発明による効果を
確実に得ることができる。
【0042】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、受光面を遮光性材料
によってマスキングして形成することにより、受光面の
形状を任意の形状に容易に形成することができ、これに
より、受光部の製造における容易化を図ることができ
る。
【0043】請求項5記載の発明によれば、第1の光電
変換パネルから出力される信号と第2の光電変換パネル
から出力される信号との差に基づいて実際の受光位置と
基準受光位置との位置検出方向の偏差量を検出すること
により、上記実際の受光位置の変化を高精度に検出する
ことができ、これにより、上記請求項1記載の発明によ
る効果を確実に得ることができる。
【0044】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、実際の受光位置と基
準受光位置との偏差量を数値で表示することにより、マ
ーキング作業の容易性の向上及び測定精度の向上を図る
ことができる。
【0045】請求項7記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、実際の受光位置と基
準受光位置との偏差量を送信手段によって外部機器に送
信することにより、受光位置の検出を容易かつ確実に行
うことができる。また、受光位置検出装置を振動する測
定対象物に取り付けて上記偏差量の検出値を外部機器に
送信することにより、上記振動の振幅を直接的に計測す
ることができる。さらに、受光位置検出装置を測定対象
物に取り付けて上記偏差量の検出値を外部記憶装置に送
信することにより、上記測定対象物の変位を自動的に記
録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す正面図である。
【図2】検出手段の構成を示すブロック図である。
【図3】位置検出の原理を示す概念図である。
【図4】光電変換パネルの他の実施形態を示す図であ
る。
【図5】電子標尺に適用した例を示す図である。
【符号の説明】
2,12 受光部 2a 基準受光位置 3 表示部(表示手段) 4 スケール 8 検出手段 9 I/Oインタフェース(送信手
段) 21a,21b,…26,27 太陽電池パ
ネル(光電変換パネル) 28,29 樹脂フィルム(遮光性材料) 41,41 基準位置表示線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象物の位置検出を行う位置検出方
    向に延びるよう配設され、基準となる光線を受光する受
    光部と、 上記受光部における実際の受光位置とこの受光部に予め
    設定された基準受光位置との上記位置検出方向の偏差量
    を検出する検出手段とを備えた受光位置検出装置におい
    て、 上記受光部は、上記位置検出方向の一側から他側に向か
    って単位長さ当りの受光面積が漸増するように形成され
    た第1の光電変換パネルと、上記一側から他側に向かっ
    て単位長さ当りの受光面積が漸減するよう形成され、上
    記第1の光電変換パネルに対して上記位置検出方向と直
    交する方向に隣接して配置された第2の光電変換パネル
    とにより構成された光電変換パネルの組を備えており、 上記検出手段は、上記第1の光電変換パネルから出力さ
    れる信号と上記第2の光電変換パネルから出力される信
    号とに基づいて、上記実際の受光位置と上記基準受光位
    置との上記位置検出方向の偏差量を検出するように構成
    されていることを特徴とする受光位置検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 受光部は、位置検出方向に配設された少なくとも2組の
    光電変換パネルの組を備えていることを特徴とする受光
    位置検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 光電変換パネルは、直角三角形状に形成され、かつ、互
    いの斜辺が平行になるように隣接して配置されているこ
    とを特徴とする受光位置検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 光電変換パネルは、その受光面が遮光性材料によってマ
    スキングされることにより、位置検出方向の一側から他
    側に向かって単位長さ当りの受光面積が漸増又は漸減す
    るように形成されていることを特徴とする受光位置検出
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 検出手段は、第1の光電変換パネルから出力される信号
    と第2の光電変換パネルから出力される信号との差に基
    づいて、実際の受光位置と基準受光位置との位置検出方
    向の偏差量を検出するように構成されていることを特徴
    とする受光位置検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 基準受光位置に対応するよう位置付けられた基準位置表
    示線と、 上記基準位置表示線を中心に位置検出方向の両側に延び
    るよう設けられたスケールと、 検出手段により検出された偏差量の検出値を数値で表示
    する表示手段とを備えることを特徴とする受光位置検出
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 検出手段により検出された偏差量の検出値を外部機器に
    対して送信するための送信手段を備えることを特徴とす
    る受光位置検出装置。
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