JPH1047760A - 簡易風呂・シャワー装置 - Google Patents

簡易風呂・シャワー装置

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JPH1047760A
JPH1047760A JP8215972A JP21597296A JPH1047760A JP H1047760 A JPH1047760 A JP H1047760A JP 8215972 A JP8215972 A JP 8215972A JP 21597296 A JP21597296 A JP 21597296A JP H1047760 A JPH1047760 A JP H1047760A
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pipe
tap
heat exchanger
boiler
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宣久 菊地
Masao Nagasaki
雅雄 長崎
Michiaki Kobayashi
美智昭 小林
Masanobu Akiyama
政信 秋山
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Funayama Co Ltd
Nepon KK
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Funayama Co Ltd
Nepon KK
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Domestic Hot-Water Supply Systems And Details Of Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温水発生装置における温水発生機と熱交換器
相互間およびそれらと配管との連結を工具を用いない連
結手段で達成する。 【解決手段】 本発明においては、浴槽18の温水の戻り
と送り用の配管1bと1cはカムロック17を介して浴槽
18側に連結され、第1温水発生機11と熱交換器35との間
および第2温水発生機31と第1温水発生機11との間にカ
ムロック17を用いて配管をこれらの構成要素に連結し、
昇温した温水を運ぶ配管4aはカムロック17を介して第
1分岐管40に連結され、第1給水栓36aからの配管3a
はカプラ25を介して熱交換器35に、また第2給水栓36b
からの配管3dはカプラ25を介して第2分岐管41に連結
され、さらには、第1温水発生機11とオイルタンク30と
を1組としてキャスター付きの架台53上にまた第2温水
発生機31と熱交換器35を1組としてキャスター付きの架
台53上にそれぞれ載置し、次いでこれらの2組を連結し
1セットとして使用のために提供するが、これらの組の
組立てと連結は工具を必要としないカムロック17とカプ
ラ25を用いてなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は簡易風呂・シャワー装
置、特に災害時に容易に搬送・取付けができ、取付けに
は特に工具を必要としない多人数用の簡易風呂・シャワ
ー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】共同出願人であるネポン株式会社は家庭
用および営業用の温水発生機の製造・販売に従事してお
り、また共同出願人船山株式会社の東京支店は風呂・シ
ャワーの分野における製品および役務の提供に携わり、
平成7年の阪神大震災においては現地で災害救助用簡易
風呂の設営にかかわる経験をもった。ネポン株式会社は
簡易風呂・シャワーの給湯用の温水発生装置の開発に努
め、図1に示す温水発生装置のための出願を本出願と同
日付に提出することにした。当該温水発生装置は、「第
1温水発生機(11), 第2温水発生機(31), 熱交換器(35)
およびオイルタンク(30)を具備し、第1温水発生機(11)
内部で出湯部 (11f) と入湯部 (11g) との間には熱交
換部 (11c) を構成する配管 (1a) が配置され、出湯
部 (11f) に連結された配管 (1b) は浴槽(18)内に延
在し、浴槽(18)に連結された配管 (1c) は入湯部 (11
g) に連結され、第2温水発生機(31)の給水口 (31c)
は第1給水栓 (36a) に連結され、第2温水発生機(31)
の出湯口 (31a) は第1温水発生機(11)の入湯口 (11
b)に連結され、第1温水発生機(11)の出湯口 (11a)
は熱交換器(35)の入湯口 (35a) に連結され、熱交換器
(35)の出湯口 (35b) は第2温水発生機(31)の入湯口
(31b) に連結され、第1給水栓 (36a) は熱交換器(3
5)内の配管 (3c) に連結され、熱交換器(35)の出湯部
(35d) はシャワーヘッド(43)へ連結され、第2給水栓
(36b) はシャワーヘッド(43)へ連結されて成る温水発
生装置」である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実験の結果、図1の装
置は所望の給湯能力を有することが実証されたので、そ
れを一般的な成人であれば工具等を用いることなく容易
に取付け、次いで当該装置の運転を開始・続行すること
ができる配管と装置を提供することが次の課題となっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、第1温水発生機11, 第2温水発生機31, 熱交
換器35およびオイルタンク30を具備する簡易風呂とシャ
ワーのための装置において、浴槽18の送り口18aに第1
の型の連結器17により連結された配管1cは濾過器20と
風呂循環ポンプ22を介して濾過された温水の昇温のため
第1温水発生機11の熱交換部11cの配管1aに連結さ
れ、熱交換部11cにおいて昇温された温水は自動ミキシ
ングバルブ15を経て配管1bが第1の型の連結器17によ
り連結された浴槽18に供給され、それにより浴槽18の温
水の清浄化と昇温とがなされ、第2温水発生機31から第
1温水発生機11に供給される温水は循環ポンプ34に連結
された配管2aにより第1温水発生機11, 熱交換器35お
よび第2温水発生機31の間を循環され、第1給水栓36a
から配管3aを通る所定の水圧の水道水は熱交換器35に
より昇温され配管3cを出た後配管4aを通り第1の型
の連結器17を介して連結された第1分岐管40および第2
の型の連結器25を経てサーモスタット混合栓42に送ら
れ、第2給水栓36bから供給される同水圧の水道水は配
管3dを通り第2の型の連結器25を介して連結された第
2分岐管41を出て配管3eを通り第2の型の連結器25を
介してサーモスタット混合栓42に送られ、サーモスタッ
ト混合栓42において所定の水圧の温水と同水圧の水道水
とが混合されてシャワーヘッド43に供給されることを特
徴とする簡易風呂・シャワー装置を提供する。
【0005】
【作用】本発明によると、浴槽18内の温水は配管1cを
通り濾過器20と風呂循環ポンプ22により清浄にされて第
1ボイラ11の熱交換部11cへ送られそこで昇温され、昇
温された温水は30℃〜50℃可変の自動ミキシングバルブ
15により配管1bを通り浴槽に供給される一方で、熱交
換器35内で第1給水栓36aから供給される所定の水圧の
水道水は熱交換により昇温されサーモスタット混合弁42
へ送られ、また第2給水栓36bから供給される所定水圧
の水道水は加温されることなくサーモスタット混合栓42
へ供給され、そこで所定水圧の温水と所定水圧の水道水
が混合されてシャワーヘッド43に送られるので、1kgf
/cm2 以下の温水発生機を使用しながら1kgf /cm2
超える水圧のシャワー温水が使用可能になる。そして、
配管と2つの温水発生機および2つの分岐管との接続は
工具を必要としないで達成される。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して具体的に説明
する。図1は本発明実施例の全体を示す系統図で、図
中、11は温水発生機 (第1ボイラ11) ,12は風呂循環ポ
ンプ呼水用バルブ, 13は排水バルブ, 14は自動空気抜き
弁, 15は自動ミキシングバルブ,16は温度計,17は第1
の型の連結器 (以下、カムロックと略称する。),18は
浴槽,18aは送り口, 18bは戻り口, 19はフィルター,
20は濾過器,21は圧力計,22は風呂循環ポンプ,23は風
呂循環用ポンプ呼水/排水バルブ, 24はバルブ,25は第
2の型の連結器 (以下、カプラと略称する。),30はオ
イルタンク,31は第2温水発生機 (第2ボイラ) , 32は
排水バルブ, 33は逃し弁, 34は循環ポンプ,35は熱交換
器, 36aと36bはそれぞれ第1給水栓と第2給水栓, 37
は分岐点, 38は減圧弁, 39は安全弁, 40は第1分岐管,
41は第2分岐管, 42はサーモスタット混合栓, 43はシャ
ワーヘッドであり、1bは第1ボイラ11から浴槽18へ至
る昇温用の配管、1cは浴槽18から第1ボイラ11への送
り湯用の配管、2aは第2ボイラ31から第1ボイラ11,
循環ポンプ34, 熱交換器35を経て第2ボイラ31へ戻る循
環用の配管、3aは第1給水栓36aからカプラ25を経由
し、二又分岐点37を過ぎ熱交換器35へ至る配管、3bは
分岐点37から第2ボイラ31の入水部31cへ至る配管、3
cは配管3aに連結され熱交換器35内を通る熱交換用の
配管、3dは第2給水栓36bからカプラ25を介して第2
分岐管41へ至る配管、3eはサーモスタット混合栓42を
経てシャワーヘッド43へ至る第2給水用の配管、4aは
熱交換器35から第1分岐管40へ至る配管、4bは第1分
岐管40からサーモスタット混合栓42へ至る給湯用の配管
であり、温水および水道水の流れ方向はそれぞれの配管
に沿って矢印で示す。一点鎖線6と7aで区分する部分
は第1温水発生機系 (風呂系) を、一点鎖線6と7b
で区分する部分は第2温水発生機系 (シャワー系) で
ある。カムロック17としては、東京都品川区西五反田8
−2−8 小澤物産株式会社が製造販売するTYPE OZ-C
ホースシャンクカプラ (呼び径 25 mmまたは 32 mm) と
TYPE OZ-F 雄ネジ型アダプター (呼び径 25 mmまたは 3
2 mm) を用い、カプラ25には、茨城県取手市井野台4−
6−21 常磐デベロエンジニア株式会社が製造販売する
カムロックよりは簡易な構造の雄ネジ型SM、規格4−ST
とホースニップル型PH、規格4−STを用いた。
【0007】オイルタンク30からは燃料が第1給油配管
30aを通り給油口11dから第1ボイラ11へ、また第2給
油配管30bを通りカプラ25を経て給油口31dから第2ボ
イラ31へ供給される。
【0008】第1ボイラ11の下方の排水口11eは排水バ
ルブ13に、第2ボイラ31の下方の排水口31eは排水バル
ブ32にそれぞれ連結され、温水装置の操作が終わったと
きにボイラの缶体内の缶水を排出する。
【0009】本実施例は、第1ボイラ11, 自動ミキシン
グバルブ15, 濾過器20, 風呂循環ポンプ22およびオイル
タンク30をセット化した給湯風呂昇温用の2回路式の第
1温水発生機系 (または風呂系) と、第2ボイラ31,
熱交換器35, 熱交換用の循環ポンプ34, 缶水補給用の減
圧弁38をセット化した1回路式給湯用第2温水機系 (ま
たはシャワー系) との2構成である。風呂系とシャ
ワー系は運搬用の取手とキャスター付架台に各々取り
付け、2台のボイラ11と31は給湯回路を直列にワンタッ
チして接続配管で接続し、シャワー系の給湯を熱交換方
式とした。
【0010】本実施例は(i) 風呂用の浴槽18内の湯温の
維持と、(ii) シャワーヘッド43への給湯とを実現でき
る温水発生装置を第1ボイラ11と第2ボイラ31を中心に
構成する。温水発生装置としては多種類のものが使用可
能であるが、本実施例は災害時に例えば成人4名で容易
に搬送でき、取付けに工具を必要とせず、さらに操作に
関して行政上規定される免許を必要とせず、通常の成人
が法的にも実際的にも操作可能な2基の温水発生機を基
本に構成した。ボイラを法規上区分すると、簡易ボイラ
で伝熱面積4m2 以下、そのゲージ圧力 (または水頭
圧) が1kgf /cm2 (10m) 以下のものは規定されてい
ない。従って、第1ボイラ11と第2ボイラ31は簡易ボイ
ラでゲージ圧力が1kgf /cm2 以下のものにし、第1ボ
イラ11にオイルタンク30を加えた重量は約143 kgに、第
2ボイラ31に熱交換器を加えた重量は約117 kgに設定し
た。オイルタンク30は例えば容量95リットルのものと
し、燃料 (例えば、JIS 1号灯油) を第1ボイラ11と第
2ボイラ31に供給する。
【0011】さらに、第2温水発生機系の給湯のため
に熱交換器35を第2ボイラ31と組み合わせた。この組合
せを工具を用いることなく実現するために、配管1b,
1cと浴槽18の連結の場合と同様に、第2ボイラ31と第
1ボイラ11の連結、第1ボイラ11と熱交換器35の連結お
よび熱交換器35からの配管4aと第1分岐管40の連結に
カムロック37、第1分岐管40および第2分岐管41とサー
モスタット混合栓42の連結, 配管3dと第2分岐管41と
の連結にカプラ25を用いたので、これらの部分の連結に
工具は必要でない。
【0012】第1ボイラ11, 熱交換器35, 第2ボイラ31
はこの記載順に直列式に連結する。第1ボイラ11の出湯
口11aからは第1ボイラ11内で加温された温水が配管2
aを通り循環ポンプ34により熱交換器35の入湯口35aか
ら熱交換器35内に供給され、熱交換器内で第1給水栓36
aに連結された配管3aを通って入水部35cから配管3
cを通り供給される所定の水圧の水道水との熱交換によ
り降温した温水は熱交換器の出湯口35bから第2ボイラ
31の入湯口31bを介して第2ボイラ31へ送られ、第2ボ
イラ内で昇温された温水は第2ボイラの出湯口31aから
第1ボイラ11の入湯口11bを通り第1ボイラ11内へ送ら
れ加温される。温水は温水装置の可動中上記の経路を上
記した順に循環する。熱交換器35内で配管3cを通る間
に昇温した所定水圧の湯は出湯部35dを出た後配管4a
を通って第1分岐管40に供給される。出湯部35dと第1
分岐管40との間には、出湯部35dから順に安全弁39, 温
度計16が連結され、配管4aはカムロック17により第1
分岐管40に連結される。第1分岐管40は配管4bにより
バルブ24, カプラ25およびサーモスタット混合栓42を経
てシャワーヘッド43に連結される。この温水の循環を支
障なく行わせるために、第1ボイラ11と熱交換器35の間
には第1ボイラ側から逃し弁33, 自動空気抜き弁14, カ
ムロック17, 循環ポンプ34が、また第2ボイラ31と第1
ボイラ11との間には自動空気抜き弁14, カムロック17が
この順に配置される。
【0013】温水発生装置が操作を開始し、第1ボイラ
11と第2ボイラ31のバーナが燃焼を開始すると、それぞ
れのボイラ内の缶水は昇温し温水は上記したように循環
する。第1ボイラ11の上方部分には第1の目的、すなわ
ち風呂の温水の昇温のために、戻り湯用の配管1cを通
って浴槽18の出湯部18aからカムロック17, 濾過器20,
風呂循環ポンプ22, バルブ24を経て浴槽18へ温水が送ら
れ、この温水は入湯部11gにおいて配管1aにより構成
される第1ボイラの上方の熱交換部11cを通る間に昇温
され、次いで出湯部11fから配管1bを通り自動ミキシ
ングバルブ15,カムロック17を経て浴槽18に供給され
る。浴槽18の温水が支障なく送られるように、配管1b
には第1ボイラ11から順に自動空気抜き弁14, 自動ミキ
シングバルブ15, カムロック17が配置され、また温水の
温度を検出する温度計16が配置される。カムロック17に
より連結は工具を用いずになされる。
【0014】第2ボイラ31には水道水が第1給水栓36a
から配管3aを通り、カプラ25, 分岐点37に至り、分岐
点37から配管3aから分かれる配管3bに入り、減圧弁
38を経て給水口31cから供給される。減圧弁38は水頭圧
が1kgf /cm2 を超える水道水を0.8 〜0.85 kgf/cm2
に抑えるよう設計されている。この減圧により第2ボイ
ラ31および第1ボイラ11のそれぞれの缶体内の缶水の水
頭圧は1kgf /cm2 を超えることはなく、両ボイラとも
法規による免許を要せず操作することができる。減圧弁
38と入水口31cとの間の配管3bには安全のため安全弁
39が連結されている。
【0015】第1ボイラ11の出湯口11aから出される温
水は配管2aによりカムロック17,循環ポンプ34を経て
熱交換器35に入り、熱交換器35内で分岐点37から配管3
aを通り入水部35cから熱交換器35内の配管3cを通る
減圧されずに所定の圧力で供給される水道水と熱交換
し、昇温された水道水は出湯部35dを経て配管4aによ
り水道水の水頭圧でカムロック17を介して第1分岐管40
に供給され、次いで配管4bを通りバルブ24, 上段、下
段8個のカプラ25およびサーモスタット混合栓42を経て
シャワーヘッド43に供給される。配管4aには熱交換器
35から順に安全弁39, 温度計16が連結され温水が適正に
供給されることを保証する。
【0016】第2ボイラ31は減圧弁38により1kgf /cm
2 よりも低く減圧された水を供給されてそれを加温し、
加温した温水を第1ボイラ11へ供給することに加え、熱
交換器35内で熱交換により降温した温水を昇温させる働
きをなし、第1ボイラ11は第2ボイラ31から供給される
温水を加温しそれを熱交換器35に供給することに加え、
熱交換部11cにおいて浴槽18からの送り湯を加温する。
【0017】第2給水栓36bから供給される水道水は配
管3dを通りカプラ25を介して第2分岐管41へ供給さ
れ、次いで配管3eを通りバルブ24および上下二段で8
個のカプラ25およびサーモスタット混合栓42を経てシャ
ワーヘッド43へ供給される。サーモスタット混合栓42に
おいて水道水の水頭圧と同圧の温水と水道水そのものと
が混合され同じ圧力でシャワーヘッド43に送られるの
で、シャワーは快適に行われる。
【0018】サーモスタット混合栓42の1個 (図1にお
いて右端のもの)は破線で示す配管44とその先端の矢印
で示されるように浴槽18へ通じ、配管44から温水が浴槽
内へ供給される。
【0019】図2は浴槽18への給湯と加温された浴槽水
の戻り口部18bの図で、同図 (a)は平面図、同図 (b)
は側面図である。同図 (b) を参照すると、戻り口18
bはカムロックオス部となる風呂湯循環用戻り口26に連
通し、配管1bのカムロック17のメス部と結合される。
浴槽18には上方縁部にサーモスタット混合栓42が取り付
けられ、それには給湯部27から湯がまた給水部28から水
が供給される。図2および図3〜図9において矢印で示
す範囲に現れる数字はそれぞれの部分の距離をmmで示
す。
【0020】図3は第1分岐管40 (湯側) と第2分岐管
41 (水側) が合体した分岐管の図で、同図 (a) は平面
図、同図 (b) は正面図、同図 (c) は側面図である。
なお、図1では第1分岐管40と第2分岐管41を分解した
状態で示される。給湯入口40aはカムロックオス部, 給
湯出口40bはカプラメス部, 給水入口41aはカプラメス
部, および給水出口41bはカプラメス部で構成され、こ
れらの入口と出口のそれぞれと連結される配管には順に
カムロックメス部, カプラオス部, カプラオス部, カプ
ラオス部およびカプラオス部がそれぞれ配備される。
【0021】図4はシャワーヘッド43の取付部であるシ
ャワースタンド43aの図で、同図 (a) は平面図、同図
(b) は側面図で、図中、45は給湯口, 46は給水口であ
る。給湯口45はカプラメス部、給水口46はカプラメス部
により構成され、これらと連結する配管の連結部はカプ
ラオス部により構成される。なお、以上に説明した浴槽
とシャワーはテント (図示せず)で囲い、照明用に投光
器 (図示せず)を用意する。
【0022】本発明の装置は移動の容易さを考慮して第
1ボイラ11とオイルタンク30を1組に、また第2ボイラ
31と熱交換器35をもう1つの組とし、各組を架台にそれ
ぞれ積載し移動できるようにした。
【0023】図5および図6 (a) と(b) は第1ボイ
ラ11とオイルタンク30の1組をそれぞれ示す図で、図
中、図1〜図4に示した部分と同じ部分は同一符号を付
けて表示し、51は第1ボイラ11の排気口に取り付けられ
る排気トップ, 52は第1ボイラ11の操作部, 53は架台,
54は搬送取手, 55はキャスターで、その一方は固定車
型、他方はブレーキ付きの自在車型である。図の右下方
の矢印の上の8mは配管1cの浴槽までの長さが8mで
あることを示す。
【0024】図6 (a) は図5の1組の平面図、図6
(b) は図5に示される1組を図5の左から見た側面図
である。図6 (b) の左上方の8mは配管1bの長さが
8mであることを示す。
【0025】図7と図8は第2ボイラ31と熱交換器35の
1組を示す図で、図7はこの1組の正面図、図8 (a)
と(b) は同組の平面図と図7の組を左側から見た側面
図で、これらの図において図1〜図5で示した部分と同
じ部分は同じ符号を付けて表示し、56は第2ボイラ31の
操作部である。
【0026】連結された第1ボイラ11と第2ボイラ31は
図9 (a) の平面図、図9(b) の正面図および図9
(c) の側面図に示され、同図中、図1〜図8に示した
部分と同じ部分は同一符号で示す。
【0027】本発明にかかる温水発生装置の移動と取り
付けの容易化のため諸部品の使用は下記のとおり設定し
た。なお、下記において、は第1温水発生機系を、
は第2温水発生機系をそれぞれ示す。
【0028】1) 第1ボイラ11, 第2ボイラ31, オイル
タンク30, 熱交換器35のセットの寸法 高さ 1760mm 幅 2000mm 奥行 875mm , の2組を1セットとする。 の寸法 高さ 1760mm 幅 870mm 奥行 870mm の寸法 高さ 1760mm 幅 668mm 奥行 875mm 2) 重量 との合計 260kg の重量 約143kg の重量 約117kg 3) 架台部 両側面に搬送取手54を溶接し防錆メッキをかける。4)
は濾過器20, 風呂循環ポンプ22, 自動ミキシングバル
ブ15, オイルタンク30を第1ボイラ11とセットにする。
は熱交換器35, 循環ポンプ34を第2ボイラ31とセット
にする。なお、以上に説明した部品と配管の接続は工具
を必要としない部品を用い、互いに接続される部品と配
管は誤った接続を避けるためそれぞれ同じ色を付けた。
【0029】
【発明の効果】以上述べてきた装置は、 給湯圧力を高くとれる 2台の温水発生機で多人数の入浴・シャワーが可能
になる 分割移動ができるので移動・取付けが容易になる 2台の温水発生機連結が工具を要せず簡単にできる という効果が得られた。の給湯圧力が高くとれること
により、シャワー用の給湯は一定の圧力をもった水道水
を加温し、この加温された湯と一定の圧力の水道水とが
混合されてシャワーヘッドへ供給されることを可能にし
た。 浴槽の戻り湯の加温とシャワーヘッドへの湯の
供給を、1台の温水発生機で無理に実施することなく、
第2ボイラで加温した温水を第1ボイラへ供給しそこで
続けて加温することにより、浴槽からの戻り湯の加温と
熱交換器内での加温とが可能になった。の分割移動
は、一方の組に第1ボイラ11とオイルタンク30、他方の
組に第2ボイラ31と熱交換器35をそれぞれキャスター付
きの架台に載置しこれら2組を結合して1つのセットに
することを可能にすべく、これらの要素をコンパクトに
構成することにより実現された。に示す効果は、配管
と各部品との連結はカムロックとカプラとを用いること
によって得られ、温水発生装置は一般の成人が容易に移
動し、取り付け、そして運転することを可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体を示す系統図である。
【図2】図1の出湯部18aの構成を示す図である。
【図3】第1分岐管40と第2分岐管41から成る分岐管の
図である。
【図4】シャワーヘッド43を取り付けるシャワースタン
ド43aの図である。
【図5】架台に載置された第1ボイラとオイルタンクの
1組の正面図である。
【図6】図6(a)は図5の1組の平面図、同図(b)
は図5の1組を同図の左から見た側面図である。
【図7】架台に載置された第2ボイラと熱交換器の1組
の正面図である。
【図8】図8(a)は図7の1組の平面図、同図(b)
は図7の1組を同図の左から見た側面図である。
【図9】図9(a)は連結された図5の1組と図7の1
組のセットの平面図、同図(b)は同図(a)のセット
の正面図、同図(c)は同図(a)のセットの側面図で
ある。
【図面の簡単な説明】
1a,1b,1c,2a,3a,3b,3c,3d,3
e,4a,4b 配管 11 第1温水発生機 (第1ボイラ) 11a 出湯口 11b 入湯口 11c 熱交換部 11d 給油口 11e 排水口 11f 出湯部 11g 入湯部 12 風呂循環ポンプ呼水用バルブ 13 排水バルブ 14 自動空気抜き弁 15 自動ミキシングミルブ 16 温度計 17 第1の型の連結器 (カムロック) 18 浴槽 18a 送り口 18b 戻り口 19 フィルター 20 濾過器 21 圧力計 22 風呂循環ポンプ 23 風呂循環用ポンプ呼水/排水バルブ 24 バルブ 25 第2の型の連結器 (カプラ) 26 戻り口 27 給湯部 28 給水部 30 オイルタンク 30a 第1給油配管 30b 第2給油配管 31 第2温水発生機 (第2ボイラ) 31a 出湯口 31b 入湯口 31c 給水口 31d 給油口 31e 排水口 32 排水バルブ 33 逃し弁 34 循環ポンプ 35 熱交換器 35a 入湯口 35b 出湯口 35c 入水部 35d 出湯部 36a 第1給水栓 36b 第2給水栓 37 分岐点 38 減圧弁 39 安全弁 40 第1分岐管 40a 給湯入口 40b 給湯出口 41 第2分岐管 41a 給水入口 41b 給水出口 42 サーモスタット混合栓 43 シャワーヘッド 43a シャワースタンド 44 配管 45 給湯口 46 給水口 51 排気トップ 52 第1ボイラの操作部 53 架台 54 搬送取手 55 キャスター 56 第2ボイラの操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 美智昭 神奈川県厚木市上古沢411 ネポン株式会 社厚木工場内 (72)発明者 秋山 政信 東京都中央区新富2−4−12 船山株式会 社東京支店

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1温水発生機(11), 第2温水発生機(3
    1), 熱交換器(35)およびオイルタンク(30)を具備する簡
    易風呂とシャワーのための装置において、 浴槽(18)の送り口 (18a) に第1の型の連結器(17)によ
    り連結された配管 (1c) は濾過器(20)と風呂循環ポン
    プ(22)を介して濾過された温水の昇温のため第1温水発
    生機(11)の熱交換部 (11c) の配管 (1a) に連結さ
    れ、 熱交換部 (11c) において昇温された温水は自動ミキシ
    ングバルブ(15)を経て配管 (1b) が第1の型の連結器
    (17)により連結された浴槽(18)に供給され、それにより
    浴槽(18)の温水の清浄化と昇温とがなされ、 第2温水発生機(31)から第1温水発生機(11)に供給され
    る温水は循環ポンプ(34)に連結された配管 (2a) によ
    り第1温水発生機(11), 熱交換器(35)および第2温水発
    生機(31)の間を循環され、 第1給水栓 (36a) から配管 (3a) を通る所定の水圧
    の水道水は熱交換器(35)により昇温され配管 (3c) を
    出た後配管 (4a) を通り第1の型の連結器(17)を介し
    て連結された第1分岐管(40)および第2の型の連結器(2
    5)を経てサーモスタット混合栓(42)に送られ、 第2給水栓 (36b) から供給される所定水圧の水道水は
    配管 (3d) を通り第2の型の連結器(25)を介して連結
    された第2分岐管(41)を出て配管 (3e) を通り第2の
    型の連結器(25)を介してサーモスタット混合栓(42)に送
    られ、 サーモスタット混合栓(42)において所定の水圧の温水と
    同水圧の水道水とが混合されてシャワーヘッド(43)に供
    給されることを特徴とする簡易風呂・シャワー装置。
  2. 【請求項2】 第1温水発生機(11)とオイルタンク(30)
    は1組に結合されて架台(53)上に載置され、第2温水発
    生機(31)と熱交換器(35)は別の1組に結合されて架台(5
    3)上に載置され、この1組ずつは1つのセットに結合さ
    れて成る請求項1記載の簡易風呂・シャワー装置。
  3. 【請求項3】 第1温水発生機(11), オイルタンク(3
    0), 第2温水発生機(31), 熱交換器(35), 浴槽(18), 第
    1分岐管(40)および第2分岐管(41)と配管 (1b,1
    c,2a,3a,3d,4a)のそれぞれとは工具を必
    要としない第1の型の連結器(17)または第2の型の連結
    器(25)により連結されて成る請求項1記載の簡易風呂・
    シャワー装置。
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KR20220152727A (ko) * 2021-05-10 2022-11-17 배석환 건물용 열 회수 열 교환기 시스템

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