JPH1047597A - 多管式蒸発器据付コンクリート基礎の冷却防止装置 - Google Patents

多管式蒸発器据付コンクリート基礎の冷却防止装置

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JPH1047597A
JPH1047597A JP20195596A JP20195596A JPH1047597A JP H1047597 A JPH1047597 A JP H1047597A JP 20195596 A JP20195596 A JP 20195596A JP 20195596 A JP20195596 A JP 20195596A JP H1047597 A JPH1047597 A JP H1047597A
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JP
Japan
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heat
evaporator
concrete foundation
cooling
concrete base
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JP20195596A
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Inventor
Masahiko Okamura
昌彦 岡村
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Showa Aluminum Can Corp
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Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートパイプを用いて、蒸発器据付コンクリ
ート基礎の冷却を防止するようにする。 【解決手段】 多管式蒸発器1における各脚2の下方に
位置するように、蒸発器据付コンクリート基礎3から地
盤4にわたって埋設された複数のヒートパイプ5と、ヒ
ートパイプ5の上端が固着された水平放熱板6とを備え
ており、放熱板6は上面が露出した状態でコンクリート
基礎3の上部に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多管式蒸発器据付コン
クリート基礎の冷却防止装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】多管式蒸発器は−18
0℃前後の極低温の液化ガスを常温で蒸発させるもので
あることから、上記液化ガスの冷熱が蒸発器の脚を介し
て蒸発器据付コンクリート基礎に伝わり、その結果、該
コンクリート基礎にひび割れが生じて、該コンクリート
基礎の損傷を招くおそれがあった。
【0003】そのため、かかるコンクリート基礎の損傷
を防止する手段として、コンクリート基礎の上面に撥水
性の塗料を塗布することも行われているが、十分な効果
が得られないのが実情であった。
【0004】本発明の目的は、ヒートパイプを用いて、
蒸発器据付コンクリート基礎の冷却を防止するようにし
た冷却防止装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の多管式蒸
発器据付コンクリート基礎の冷却防止装置は、多管式蒸
発器における各脚の下方に位置するように、蒸発器据付
コンクリート基礎から地盤にわたって埋設された複数の
ヒートパイプと、すべてのヒートパイプの上端が当接さ
れた水平放熱板とを備えており、放熱板は上面が露出し
た状態でコンクリート基礎の上部に配置されているもの
である。
【0006】請求項2記載の多管式蒸発器据付コンクリ
ート基礎の冷却防止装置は、多管式蒸発器における各脚
の下方に位置するように、蒸発器据付コンクリート基礎
から地盤にわたって埋設された複数のヒートパイプと、
これらのヒートパイプが一本ずつまたは複数本ずつ分か
れて、各パイプ上端が当接された複数の水平放熱板とを
備えており、各放熱板は上面が露出した状態でコンクリ
ート基礎の上部に配置されているものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。本実施形態において、前後、左右
は、図1を基準とし、前とは図1の図面紙葉の表側を、
後とが同図の裏側を指し、また左とは図1の左側を、右
とは同図の右側を指すものとする。
【0008】[実施形態1]図1〜図3において、冷却
防止装置は、多管式蒸発器(1) における4本の脚(2) の
各下方に位置するように、蒸発器据付コンクリート基礎
(3) から地盤(4) にわたって埋設された4本のヒートパ
イプ(5) と、すべてのヒートパイプ(5) の上端が当接さ
れた水平放熱板(6) とを備えており、放熱板(6) は上面
が露出した状態でコンクリート基礎(3) の上部に配置さ
れている。
【0009】多管式蒸発器(1) の脚(2) は、横断面H形
であって、すべての脚(2) の下端がベースプレート(7)
に固着されている。
【0010】ヒートパイプ(5) は、その下部に地熱が得
られるように、通常、5〜6m程度の長さとする。
【0011】水平放熱板(6) は、ベースプレート(7) と
同じ大きさであって、該ベースプレート(7) の下面に当
接されている。そして、コンクリート基礎(3) に埋設さ
れたアンカーボルト(8) およびナット(9) により、水平
放熱板(6) とベースプレート(7) とが重ね合わされた状
態でコンクリート基礎(3) の上部に固定され、その結
果、蒸発器(1) がコンクリート基礎(3) 上に据付られて
いる。
【0012】図3に示されているように、本実施形態の
冷却防止装置によれば、各ヒートパイプ(5) の下部にお
いて、液相の作動流体(11)が地盤(4) の地熱によって温
められて蒸発し、蒸気となってヒートパイプ(5) の上部
へ移動し、その熱が放熱板(6) に伝わる。一方、放熱板
(6) と重ね合わされたベースプレート(7) には、蒸発器
(1) 本体からの冷熱が伝わるが、同時に該ベースプレー
ト(7) は上記放熱板(6) からの熱によって加温されるこ
ととなる。そのため、ベースプレート(7) からの冷熱に
よってコンクリート基礎(3) が相当低い温度にまで冷却
されることがない。
【0013】図4および図5は、本実施形態の変形例で
あり。図4に示された冷却防止装置は、放熱板(6) の下
面にヒートパイプ(5) の上部を嵌め入れるためのアダプ
ター部(6a)が形成されたものである。この場合、放熱板
(6) へのヒートパイプ(5) 上端の当接がより安定的に行
えると共にヒートパイプ(5) と放熱板(6) との接触面積
が拡大されるため、ヒートパイプ(5) から放熱板(6) へ
の熱伝導が促進されることとなる。
【0014】図5に示された冷却防止装置は、ヒートパ
イプ(5) の径に見合う透孔(6b)を放熱板(6) に形成し、
透孔(6b)にヒートパイプ(5) の上端部を入れて、ヒート
パイプ(5) の上端部とベースプレート(7) とが直接接触
する構造としたものである。 [実施形態2]図6・図7に示されているように、冷却
防止装置は、多管式蒸発器(21)における8本の脚(22)の
各下方に位置するように、蒸発器据付コンクリート基礎
(3) から地盤(4) にわたって埋設された8本のヒートパ
イプ(25)と、これらのヒートパイプ(25)が4本ずつ分か
れて、各パイプ(25)上端が当接された2枚の水平放熱板
(26)とを備えており、各放熱板(26)は上面が露出した状
態でコンクリート基礎(3) の上部に配置されている。水
平放熱板(26)およびベースプレート(27)は、ともに左右
方向に長い矩形であり、各ベースプレート(27)上には左
右に一組ずつ蒸発器(21)の脚(22)が固着されている。そ
して、コンクリート基礎(3) の前後に埋設されたアンカ
ーボルト(8) およびナット(9) により、蒸発器(21)がコ
ンクリート基礎(3) に据付られている。
【0015】本実施形態の冷却防止装置も上記実施形態
1と同様、各ヒートパイプ(25)の上端における放熱板(2
6)を介して蒸発器(21)のベースプレート(27)が加温さ
れ、その結果、コンクリート基礎(3) の冷却が防止され
ることとなる。
【0016】[実施形態3]図8・図9に示されている
ように、冷却防止装置は、多管式蒸発器(31)における8
本の脚(32)の各下方に位置するように、蒸発器据付コン
クリート基礎(3) から地盤(4) にわたって埋設された8
本のヒートパイプ(35)と、これらのヒートパイプ(35)が
2本ずつ分かれて、各パイプ(35)上端が当接された4枚
の水平放熱板(36)とを備えており、各放熱板(36)は上面
が露出した状態でコンクリート基礎(3) の上部に配置さ
れている。水平放熱板(36)およびベースプレート(37)
は、ともに矩形であり、各ベースプレート(37)上には一
組ずつ蒸発器(31)の脚(32)が固着されている。そして、
各アンカーボルト(8) およびナット(9) により、蒸発器
(31)がコンクリート基礎(3) に据付られている。
【0017】上述した各実施形態の他、本発明では、多
管式蒸発器における各脚の下方に位置するように、蒸発
器据付コンクリート基礎から地盤にわたって埋設された
複数のヒートパイプと、これらのヒートパイプの上端が
一本ずつ当接された複数の水平放熱板とを備えるように
することもある。
【0018】また、上述したいずれの実施形態において
も、放熱板とベースプレートとが重ね合わされた構造と
したが、本発明はこれに限定されず、これら2枚のプレ
ートを1枚にすることもでき、この場合、その1枚のプ
レートは、放熱板の役割をすると共にベースプレートの
機能をも果たすこととなる。
【0019】
【発明の効果】本発明の多管式蒸発器据付コンクリート
基礎の冷却防止装置は、蒸発器における各脚の下方に位
置するように、蒸発器据付コンクリート基礎から地盤に
わたって複数のヒートパイプが埋設され、これらのヒー
トパイプ上端に当接された一または複数の放熱板を介し
て蒸発器の各脚が加温されることとなる。従って、従来
のように、蒸発器据付コンクリート基礎が、蒸発器から
の冷熱により、極低温状態になることがなく、そのた
め、コンクリート基礎のひび割れによる損傷が確実に防
止され得る。
【0020】また、本発明の場合、ヒートパイプによる
蒸発器の加温に伴って、該蒸発器における垂直蒸発管の
フィン表面の氷霜発生が抑制されるため、蒸発器自体の
性能も若干向上することとなる。また、ヒートパイプを
用いる本発明では、別途に熱源や材料等を必要としない
ため、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す冷却装置の正面図で
ある。
【図2】同実施形態における蒸発器の脚とベースプレー
トおよび放熱板との関係を示す平面図である。
【図3】同実施形態におけるヒートパイプによる加温状
態を示す垂直断面図である。
【図4】実施形態1の変形例を示す垂直断面図である。
【図5】実施形態1の他の変形例を示す垂直断面図であ
る。
【図6】実施形態2を示す冷却装置の正面図である。
【図7】同実施形態における蒸発器の脚とベースプレー
トおよび放熱板との関係を示す平面図である。
【図8】実施形態3を示す冷却装置の正面図である。
【図9】同実施形態における蒸発器の脚とベースプレー
トおよび放熱板との関係を示す平面図である。
【符号の説明】
(1) (21)(31): 蒸発器 (2) (22)(32): 脚 (3) : コンクリート基礎 (4) : 地盤 (5) (25)(35): ヒートパイプ (6) (26)(36): 水平放熱板 (7) (27)(37): ベースプレート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多管式蒸発器における各脚の下方に位置
    するように、蒸発器据付コンクリート基礎から地盤にわ
    たって埋設された複数のヒートパイプと、すべてのヒー
    トパイプの上端が当接された水平放熱板とを備えてお
    り、放熱板は上面が露出した状態でコンクリート基礎の
    上部に配置されている、多管式蒸発器据付コンクリート
    基礎の冷却防止装置。
  2. 【請求項2】 多管式蒸発器における各脚の下方に位置
    するように、蒸発器据付コンクリート基礎から地盤にわ
    たって埋設された複数のヒートパイプと、これらのヒー
    トパイプが一本ずつまたは複数本ずつ分かれて、各パイ
    プ上端が当接された複数の水平放熱板とを備えており、
    各放熱板は上面が露出した状態でコンクリート基礎の上
    部に配置されている、多管式蒸発器据付コンクリート基
    礎の冷却防止装置。
JP20195596A 1996-07-31 1996-07-31 多管式蒸発器据付コンクリート基礎の冷却防止装置 Withdrawn JPH1047597A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016217363A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 日本エア・リキード株式会社 基礎の断熱構造、コールドエバポレータ装置の基礎施工方法および低温液化ガス供給方法
JP2020139550A (ja) * 2019-02-27 2020-09-03 東北電力株式会社 ガス気化システム

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JP2016217363A (ja) * 2015-05-14 2016-12-22 日本エア・リキード株式会社 基礎の断熱構造、コールドエバポレータ装置の基礎施工方法および低温液化ガス供給方法
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Effective date: 20031007