JPH1047242A - 可変容量型圧縮機 - Google Patents

可変容量型圧縮機

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JPH1047242A
JPH1047242A JP8205811A JP20581196A JPH1047242A JP H1047242 A JPH1047242 A JP H1047242A JP 8205811 A JP8205811 A JP 8205811A JP 20581196 A JP20581196 A JP 20581196A JP H1047242 A JPH1047242 A JP H1047242A
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隆宏 星田
Shigeki Kanzaki
繁樹 神崎
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和重 村尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最大吐出容量の異なる可変容量型圧縮機を安
価に提供すること。 【解決手段】 回転支持体19Aが組み込まれた圧縮機
より最大吐出容量が少ない圧縮機を製作する場合、同回
転支持体19Aに代えて回転支持体19Bを組み込むこ
とで対応される。前記回転支持体19Aの当接部29A
は高さが零であるが、回転支持体19Bの当接部29B
は斜板21側に突出されている。従って、斜板21は、
回転支持体19Aが組み込まれた場合と比較して少ない
傾角でそれ以上の最大傾角側への傾動が阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜板の傾角を調節
してピストンのストローク量を変更することで、吐出容
量を変更可能な可変容量型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】この種
の圧縮機においては、駆動軸がハウジングによって回転
可能に支持されており、同ハウジング内において駆動軸
には斜板が傾動可能に支持されている。ピストンは、ハ
ウジングを構成するシリンダブロックに形成されたシリ
ンダボア内に往復動可能に収容されており、前記斜板は
同ピストンに連結されている。回転支持体は、ハウジン
グ内において駆動軸に一体回転可能に支持されている。
ヒンジ機構は斜板と回転支持体との間に介在され、両者
を相対回転不能に連結するとともに斜板の傾動を案内す
る。そして、斜板の傾角を調節してピストンのストロー
ク量を変更することで、吐出容量が最大吐出容量と最小
吐出容量との間で変更される。この最大吐出容量は、前
記斜板が回転支持体に当接してそれ以上の傾動が阻止さ
れ、最大傾角状態となることでもたらされる。
【0003】ところが従来は、最大吐出容量の異なる圧
縮機を得る場合、各最大吐出容量に応じて別個に圧縮機
を製作していた。従って、製作費が嵩んで圧縮機の単価
を引き上げる結果となっていた。
【0004】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、最大吐
出容量の異なる可変容量型圧縮機を安価に提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、斜板と回転支持体との間に、同
斜板の最大傾角側への傾動を制限してその最大傾角を変
更するための最大傾角変更手段を介在させた可変容量型
圧縮機である。
【0006】請求項2の発明では、前記最大傾角変更手
段は、斜板或いは回転支持体の一方に一体形成され、他
方が当接される当接部であり、同当接部の高さに応じて
斜板の最大傾角が変更されるものである。
【0007】請求項3の発明では、前記当接部が形成さ
れた斜板或いは回転支持体には、同当接部の高さに応じ
て回転バランスを調節するバランス調節手段が設けられ
たものである。
【0008】請求項4の発明では、前記最大傾角変更手
段は斜板及び回転支持体とは別体の治具により構成さ
れ、同治具が有する当接部の高さに応じて斜板の最大傾
角が変更されるものである。
【0009】請求項5の発明では、前記治具と斜板或い
は回転支持体との間には、両者を係合して当接部の位置
決めを行う位置決め手段が介在されている。請求項6の
発明では、前記治具、同治具が係合される斜板或いは回
転支持体には、同治具が有する当接部の高さに応じて回
転バランスを調節するバランス調節手段が設けられてい
る。
【0010】請求項7の発明では、前記ヒンジ機構は、
斜板或いは回転支持体の一方に設けられたガイド孔に、
他方に設けられたガイドピンをスライド移動可能に嵌合
することで構成され、同ガイドピン側或いはガイド孔側
には両者間のスライド移動を制限する制限部材が設けら
れ、同制限部材及びヒンジ機構によって前記最大傾角変
更手段が構成されている。
【0011】請求項8の発明では、前記制限部材が設け
られる斜板或いは回転支持体には、その回転バランスを
調節するバランス調節手段が設けられている。請求項9
の発明では、前記最大傾角変更手段は、斜板と回転支持
体との間に介在され、その伸長によって同斜板を最小傾
角側に付勢する傾角減少バネであり、同傾角減少バネの
最小収縮状態における斜板と回転支持体との間での介在
高さを変更することで、同斜板の最大傾角が変更され
る。
【0012】請求項10の発明では、前記傾角減少バネ
の最小収縮状態における高さを変更することで、斜板の
最大傾角が変更される。請求項11の発明では、前記傾
角減少バネはコイルスプリングであって、同コイルスプ
リングは前記駆動軸に巻装されて同駆動軸と軸線が一致
されたものである。
【0013】(作用)上記構成の請求項1の発明におい
ては、斜板の最大傾角側への傾動が、同斜板と回転支持
体との間に介在された最大傾角変更手段により制限され
て、同斜板の最大傾角が変更される。
【0014】請求項2の発明においては、斜板或いは回
転支持体の一方に一体形成された当接部に他方が当接さ
れることで同斜板の最大傾角が規定される。また、同当
接部の高さを変更することで、同斜板の最大傾角が変更
される。
【0015】請求項3の発明においては、当接部の高さ
が変更されたとしても、同当接部が設けられた斜板或い
は回転支持体の回転バランスは、バランス調節手段によ
り確保される。
【0016】請求項4の発明においては、斜板及び回転
支持体とは別体の治具が有する当接部が、回転支持体或
いは斜板に当接されることで、同斜板の最大傾角が規定
される。そして、同当接部の高さを変更することで、同
最大傾角が変更される。
【0017】請求項5の発明においては、位置決め手段
により治具と斜板或いは回転支持体とが係合され、同治
具が有する当接部の位置決めがなされる。請求項6の発
明においては、当接部の高さが変更されたとしても、バ
ランス調節手段によって、同治具が係合される斜板或い
は回転支持体の回転バランスが確保される。
【0018】請求項7の発明においては、斜板の傾動
が、ガイドピンとガイド孔とのスライドガイド関係によ
って案内される。そして、ガイドピン側或いはガイド孔
側に設けられた制限部材により両者のスライド移動が制
限されて、斜板の最大傾角が変更される。
【0019】請求項8の発明においては、制限部材が設
けられた斜板或いは回転支持体の回転バランスは、バラ
ンス調節手段により確保される。請求項9の発明におい
ては、傾角減少バネの最小収縮状態における斜板と回転
支持体との間での介在高さを変更することで、同斜板の
最大傾角が変更される。
【0020】請求項10の発明においては、傾角減少バ
ネの最小収縮状態における高さを変更することで、同傾
角減少バネの最小収縮状態における斜板と回転支持体と
の間での介在高さが変更される。
【0021】請求項11の発明においては、前記傾角減
少バネはコイルスプリングであって、同コイルスプリン
グは前記駆動軸に巻装されて同駆動軸と軸線が一致され
ている。従って、例えば、最小収縮状態における高さの
異なる傾角減少バネに変更することにより、同バネの重
量が変化されたとしても、回転部材の回転バランスを調
節する必要がなくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態について説明する。なお、第2〜第4実施形態におい
ては第1実施形態との相違点についてのみ説明し、同一
又は相当部材には同じ部材番号を付して説明を省略す
る。
【0023】(第1実施形態)図1及び図2(a)に示
すように、フロントハウジング11はシリンダブロック
12の前端に接合されている。リヤハウジング13は、
シリンダブロック12の後端にバルブプレート14を介
して接合固定されている。クランク室15は、フロント
ハウジング11とシリンダブロック12とに囲まれて空
間形成されている。駆動軸16は、同クランク室15内
を通るようにフロントハウジング11とシリンダブロッ
ク12との間にラジアルベアリング17を介して回転可
能に架設支持されている。同駆動軸16は、図示しない
外部駆動源としての車両エンジンに電磁クラッチ等のク
ラッチ機構を介して連結されている。従って、同駆動軸
16は、車両エンジンの起動状態において電磁クラッチ
が接続されることで回転駆動される。
【0024】リップシール18は、駆動軸16の前端側
とフロントハウジング11との間に介在され、クランク
室15を圧縮機外部よりシールしている。概略円盤状を
なす回転支持体19Aは、クランク室15内において前
記駆動軸16に止着されている。カウンタウエイト20
Aは回転支持体19Aの外周部の一部に一体形成され、
駆動軸16と一体回転される同回転支持体19Aの回転
バランスを調節する。斜板21は駆動軸16に対して、
同駆動軸16の軸線L方向へスライド可能かつ傾動可能
に支持されている。ヒンジ機構を構成する一対の支持ア
ーム24は、回転支持体19Aの裏面外周部において、
前記カウンタウエイト20Aとは駆動軸16の軸線Lを
介した反対側に突設されている。つまり、カウンタウエ
イト20Aは、主には回転支持体19Aの偏心位置にお
ける支持アーム24の重量分を相殺するために設けられ
ている。
【0025】同じくヒンジ機構を構成する一対のガイド
ピン25は、斜板21の前面側に突設されている。そし
て、各ガイドピン25の先端部に設けられた球状部25
aが、各支持アーム24に設けられたガイド孔24aに
スライド移動可能に嵌入されている。
【0026】そして、前記斜板21は、支持アーム24
とガイドピン25との連係により、駆動軸16の軸線L
方向へ傾動可能かつ同駆動軸16と一体的に回転可能と
なっている。同斜板21の傾動は、ガイド孔24aと球
状部25aとの間のスライドガイド関係、駆動軸16の
スライド支持作用により案内される。斜板21の半径中
心部がシリンダブロック12側に移動されると、同斜板
21の傾角が減少される。
【0027】傾角減少バネとしてのコイルスプリング2
6は、前記回転支持体19Aと斜板21との間において
駆動軸16上に巻装されており、その軸線を軸線Lに一
致させている。同コイルスプリング26は、その伸長に
よって斜板21を傾角の減少方向に付勢する。リング状
をなすストッパ27は、斜板21とシリンダブロック1
2との間において駆動軸16に外嵌固定されている。前
記斜板21が同ストッパ27に当接されることで、同斜
板21の最小傾角が規定される。
【0028】傾角規制突部28は、斜板21の前面側内
周部に一体形成されている。前記斜板21の最大傾角
は、同傾角規制突部28が回転支持体19Aの裏面側内
周部に当接することで規定され、同回転支持体19Aに
おいて傾角規制突部28が当接される部位が本実施形態
における当接部29Aとなっている。同回転支持体19
Aの当接部29Aは、図1からも明らかなように周囲の
面と面一に構成されている。つまり、同当接部29Aの
高さ(斜板21側への突出度合い)は零となっている。
そして、前述したように、この回転支持体19Aを圧縮
機に組み込むことにより、斜板21の最大傾角はθ1 に
規定される。
【0029】複数(図面中には一個所のみ表れる)のシ
リンダボア31は前記シリンダブロック12に貫設形成
され、同数の片頭ピストン(以下、単にピストンとす
る)32は同シリンダボア31内に収容されている。前
記斜板21はシュー33を介してピストン32に係合さ
れており、同斜板21の回転運動がピストン32の前後
往復運動に変換される。
【0030】吸入圧領域を構成する吸入室38及び吐出
圧領域を構成する吐出室39は、前記リヤハウジング1
3内にぞれぞれ区画形成されている。吸入孔40、同吸
入孔40を開閉する吸入弁41、吐出孔42、同吐出孔
42を開閉する吐出弁43は、それぞれ前記バルブプレ
ート14に形成されている。そして、吸入室38内の冷
媒ガスは、ピストン32の復動動作により吸入孔40及
び吸入弁41を介してシリンダボア31内に吸入され
る。同シリンダボア31内に流入された冷媒ガスは、ピ
ストン32の往動動作により吐出孔42及び吐出弁43
を介して吐出室39に吐出される。なお、同吐出弁43
の開度は、バルブプレート14に重合固定されたリテー
ナ44により規定される。
【0031】スラストベアリング45は、前記回転支持
体19とフロントハウジング11の内壁面との間に介在
されている。同スラストベアリング45は、ピストン3
2及び斜板21を介して回転支持体19に作用される、
冷媒圧縮時の圧縮反力を受け止める。
【0032】圧力供給通路48は前記吐出室39とクラ
ンク室15とを接続し、同通路48上には容量制御弁4
9が介在されている。同容量制御弁49は、そのソレノ
イド49aが励磁されることによりスプール49bがポ
ート49cを閉鎖し、また、ソレノイド49aが消磁さ
れることによりスプール49bがポート49cを開放す
るように構成されている。放圧通路47は、クランク室
15と吸入室38とを接続している。
【0033】前記吸入室38に接続される吸入口50と
吐出室39に接続される吐出口51とは、外部冷媒回路
52により接続されている。凝縮器53、膨張弁54及
び蒸発器55は、同外部冷媒回路52上に介在されてい
る。そして、前記ピストン32の前後に作用される、ク
ランク室15内の圧力とシリンダボア31内の圧力との
差圧を調整して、斜板21の傾斜角を制御してピストン
32のストロークを変更することにより、吐出容量が調
整されるようになっている。
【0034】前記クランク室15内の圧力は、容量制御
弁49の励磁・消磁による圧力供給通路48の閉・開動
作により制御される。同容量制御弁49の励磁・消磁
は、例えば、蒸発器55における冷房負荷等に応じて図
示しない制御コンピュータにより制御される。
【0035】そして、圧力供給通路48が閉鎖された状
態においてクランク室15内の圧力は、放圧通路47を
介して吸入室38に放圧されるのみで、従って、同吸入
室38の低圧力に近づいていく。よって、斜板21の傾
角が最大傾角に保持され、ピストン32のストローク量
が大きくなって吐出容量は最大となる。また、圧力供給
通路48が開放された状態においては、吐出室39内の
高圧力がクランク室15に導入され、同クランク室15
内の圧力が上昇される。従って、斜板21の傾角が最小
傾角に移行され、ピストン32のストローク量が小さく
なって吐出容量は最小となる。
【0036】次に、上記構成の可変容量型圧縮機とは最
大吐出容量の異なる可変容量型圧縮機を製作する場合に
ついて説明する。さて、例えば、前記回転支持体19A
が組み込まれた圧縮機より、最大吐出容量が少ない圧縮
機を製作する場合、同回転支持体19Aに代えて図2
(b)に示す回転支持体19Bを組み込むことのみで対
応される。つまり、同回転支持体19B以外の他の部材
は同一構成のものが用いられ、異なる最大吐出容量の圧
縮機間での部材の共通化が図られている。
【0037】前記回転支持体19Bにおける回転支持体
19Aとの構成上の相違点は、先ず、当接部29Bの高
さが零ではない点である。つまり、図3に示すように、
同当接部29Bが回転支持体19Bから斜板21(傾角
規制突部28)に向かって突出されており、同斜板21
の最大傾角側への傾動を、前記回転支持体19Aよりも
小さい角度で制限するようになっている。従って、同回
転支持体19Bが組み込まれた圧縮機は斜板21の最大
傾角がθ2 (<θ1 )となって、ピストン32の最大ス
トローク量が減少される。その結果、最大吐出容量は回
転支持体19Aを組み込んだ場合と比較して減少され
る。
【0038】ここで、前記回転支持体19Bは、当接部
29Bが斜板21側へ突出されることで同部位が肉厚と
なっている。つまり、同回転支持体19Bは、回転支持
体19Aと比較して当接部29Bが肉厚となった分だけ
軸線Lの偏心位置において重量増となっている。従っ
て、回転支持体19Bのカウンタウエイト20Bは、そ
の周方向の両端部付近に肉盗み20aが施されており、
同肉盗み20a によって当接部29Bの重量増が相殺さ
れて、回転支持体19Bの回転バランスが良好となるよ
うに調整されている。
【0039】以上の様に、両回転支持体19A,19B
は、当接部29A,29Bの高さ及びカウンタウエイト
20A,20Bによるバランス調整量(肉盗み20aの
有無)が異なるのみであり、他の部位の寸法・形状は同
一となっている。従って、例えば両回転支持体19A,
19Bを鋳造により構成した場合、それぞれを別個の金
型により成形しても、寸法・形状が略同じであるため、
同金型の設計・加工が容易となる。或いは、同一の金型
により成形された部材に研磨加工等を施して、当接部2
9A,29Bの高さ及びカウンタウエイト20A,20
Bの肉盗み度合いを異ならせることで対応すれば、高価
な金型を共通化することができる。
【0040】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)回転支持体19A,19Bにおける当接部29
A,29Bの高さを異ならせるのみで、最大吐出容量を
変更可能である。従って、他の構成部材を共通化するこ
とができ、異なる最大吐出容量の圧縮機を簡単かつ安価
に製作することが可能である。
【0041】(2)前記当接部29A,29Bは、回転
支持体19A,19Bと一体に成形されている。従っ
て、同当接部29A,29Bを回転支持体19A,19
Bと別部材により構成する場合と比較して、圧縮機の構
成部品点数を低減できる。
【0042】(3)前記回転支持体19A,19Bは、
当接部29A,29Bの高さに応じてカウンタウエイト
20A,20Bによる回転バランスの調整量を異ならせ
ている。つまり、本実施形態においては、回転支持体1
9A,19Bにおける当接部29A,29Bの高さを異
ならせた場合、その高さに応じて回転バランスを調節す
ることが必要である点にまで言及されている。従って、
最大吐出容量を変更した場合においても、回転支持体1
9A,19Bの回転バランスを良好に保つことができ、
スムーズな圧縮動作がなされる。
【0043】(第2実施形態)図4においては第2実施
形態を示す。本実施形態において、図1に示す回転支持
体19Aが組み込まれた圧縮機より、例えば最大吐出容
量が少ない圧縮機を製作する場合、同回転支持体19A
に代えて回転支持体19Cを組み込むことで対応され
る。同回転支持体19Cにおける回転支持体19Aとの
相違点は、先ず、規制部材としての蓋部58が、ガイド
孔24aの上方側開口を閉塞するようにして支持アーム
24に一体形成されていることである。
【0044】そして、前記斜板21が最大傾角側へ傾動
されると、その傾角規制突部28が回転支持体19Cに
当接される前に、ガイドピン25の球状部25aの先端
が同蓋部58の内面に当接されるようになっている。従
って、斜板21の最大傾角側への傾動が、前記回転支持
体19Aよりも小さい角度で制限される。その結果、回
転支持体19Cが組み込まれた圧縮機の最大吐出容量
は、回転支持体19Aが組み込まれた圧縮機と比較して
減少される。
【0045】また、本実施形態の回転支持体19Cにお
いても上記第1実施形態の回転支持体19Bと同様に、
回転支持体19Aと比較して蓋部58の肉分だけ軸線L
の偏心位置において重量増となっている。従って、同回
転支持体19Cのカウンタウエイト20Cには、前記回
転支持体19Bと同様に肉盗み20aが施されて回転バ
ランスが調整されている。
【0046】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)回転支持体19A,19Cの支持アーム24にお
ける蓋部58の有無により、最大吐出容量を変更可能で
ある。従って、回転支持体19A,19C以外の他の構
成部材を共通化することができ、異なる最大吐出容量の
圧縮機を簡単かつ安価に製作することが可能である。
【0047】(2)前記蓋部58は回転支持体19Cと
一体に成形されている。従って、同蓋部58を回転支持
体19Cと別部材により構成する場合と比較して、圧縮
機の部品点数を低減できる。
【0048】(3)前記回転支持体19A,19Cは、
蓋部58の肉量に応じてカウンタウエイト20A,20
Cによる回転バランスの調整量を異ならせている。つま
り、本実施形態においては、回転支持体19Aに蓋部5
8を設ける構成の場合、その肉量増に応じて回転バラン
スを調節することが必要である点にまで言及されてい
る。従って、最大吐出容量を変更した場合においても、
回転支持体19Cの回転バランスが良好に保たれてお
り、スムーズな圧縮動作がなされる。
【0049】(第3実施形態)図5においては第3実施
形態を示す。本実施形態において、図1に示す圧縮機よ
り、例えば最大吐出容量が少ない圧縮機を製作する場
合、コイルスプリング26に代えてコイルスプリング6
7を組み込むことで対応される。すなわち、同コイルス
プリング67は、コイルスプリング26より巻き数を多
くしたり太い線材を用いる等して、最小収縮時の高さが
同コイルスプリング26より高くなるように構成されて
いる。
【0050】そして、前記コイルスプリング67が組み
込まれることにより、同コイルスプリング67の最小収
縮状態における斜板21と回転支持体19Aとの間での
介在高さが変更される。従って、斜板21の傾角規制突
部28が当接部29Aに当接される前に、コイルスプリ
ング67の収縮高さが最小となり、斜板21のそれ以上
の最大傾角側への傾動が制限される。その結果、コイル
スプリング67が組み込まれた圧縮機は、コイルスプリ
ング26が組み込まれた圧縮機と比較して最大吐出容量
が減少される。
【0051】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)最小収縮時の高さが異なるコイルスプリング2
6、67に変更するのみで、最大吐出容量を変更可能で
ある。従って、異なる最大吐出容量の圧縮機を簡単かつ
安価に製作することが可能である。
【0052】(2)前記コイルスプリング26、67は
駆動軸16に巻装されており、その軸線が駆動軸16の
軸線Lに一致されている。従って、コイルスプリング2
6(67)を、それとは異なる重量のコイルスプリング
67(26)に代えたとしても回転部材(19A,2
1)の回転バランスが崩れることはなく、例えば、上記
第1及び第2実施形態のように回転支持体19A〜19
Cの回転バランスを調節する構成(肉盗み20a)が不
要となる。その結果、回転支持体19Aをも共通化で
き、異なる最大吐出容量の圧縮機をさらに簡単かつ安価
に製作することが可能となる。
【0053】(第4実施形態)図6及び図7においては
第4実施形態を示す。本実施形態において上記第1実施
形態との相違点は、回転支持体19Aとは別体の治具6
0を、斜板21と回転支持体19Aとの当接部位間に介
装することで斜板21の最大傾角の変更を行う点であ
る。
【0054】前記治具60は、駆動軸16が挿通されて
コイルスプリング26の前端部を受けるリング状のバネ
受け部61と、同バネ受け部61に一体形成され、前記
斜板21の傾角規制突部28を受ける当接部62と、同
じくバネ受け部61に一体形成され、回転支持体19A
の裏面に凹設された位置決め孔65に係合される位置決
め突起63と、偏心位置にある当接部62や位置決め突
起63に対応して、治具60の軸線L周りで重量バラン
スを調節するためのカウンタウエイト64とを備えてい
る。
【0055】そして、前記治具60は、バネ受け部61
に駆動軸16が挿通されることで、同駆動軸16に支持
されている。また、位置決め突起63が位置決め孔65
に係合されることで、当接部62が回転支持体19Aの
当接部29Aと斜板21の傾角規制突部28との間で位
置決め保持されている。従って、同当接部62が前記回
転支持体19Bの当接部29Bと同様な作用を奏し、同
治具60が組み込まれた圧縮機は、組み込まれない圧縮
機と比較して最大吐出容量が減少される。
【0056】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)治具60を回転支持体19Aと斜板21との間に
介在させるのみで、最大吐出容量を変更可能である。従
って、異なる最大吐出容量の圧縮機を簡単かつ安価に製
作することが可能である。
【0057】(2)前記治具60はバネ受け部61を以
って駆動軸16に支持され、位置決め突起63が位置決
め孔65に係合されることで所定の介在位置に位置決め
されている。従って、同治具60の当接部62が所定の
介在位置からずれることはなく、斜板21の最大傾角を
規定する作用を安定して奏することができる。
【0058】(3)前記治具60は、カウンタウエイト
64を備えている。従って、同治具60と一体的に回転
される回転支持体19Aの回転バランスが、同治具60
が係合されることで崩れることはなく、圧縮動作が安定
して行われる。また、回転支持体19Aに対して治具6
0の有無により肉盗み20aを施す必要がなく、同回転
支持体19Aを共通部材とすることができる。従って、
異なる最大吐出容量の圧縮機をさらに簡単かつ安価に製
作することが可能である。
【0059】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲
で、以下の態様でも実施できる。 (1)上記第1実施形態において、当接部29A,29
Bを斜板21側に一体形成すること。このように構成し
ても、上記第1実施形態と同様な効果を奏する。
【0060】(2)上記第1実施形態において、三種類
以上の高さの当接部を有する複数の回転支持体を準備
し、その中から適宜選択して三種類以上の異なる最大吐
出容量の圧縮機を製作可能とすること。
【0061】(3)上記第1実施形態において、当接部
を凹設すること。つまり、同当接部の深さ(高さ)に応
じて斜板21の最大傾角を変更するように構成するこ
と。 (4)上記第2実施形態において、ガイドピン25側に
支持アーム24の移動を規制する規制部材を設けるこ
と。このように構成しても、上記第2実施形態と同様な
効果を奏する。
【0062】(5)上記第2実施形態において、回転支
持体19C以外に、蓋部58のガイド孔24a内への没
入量を調節した回転支持体を準備し、その中から適宜選
択して三種類以上の異なる最大吐出容量の圧縮機を製作
可能とすること。
【0063】(6)上記第2実施形態において、蓋部5
8を回転支持体19Cとは別部材により構成すること。 (7)上記第3実施形態において、コイルスプリング2
6と斜板21或いは回転支持体19Aとの当接部位間に
スペーサを介在させることで、同コイルスプリング26
の最小収縮時における斜板21と回転支持体19Aとの
間での介在高さを変更すること。つまり、コイルスプリ
ング26はそのままに、スペーサの有無或いは同スペー
サの厚さによって、最大吐出容量を変更すること。この
ようにすれば、異なる最大吐出容量の圧縮機間でコイル
スプリング26をも共通化できる。
【0064】(8)上記第4実施形態において、コイル
スプリング26の後端部と斜板21との間に治具60の
バネ受け部61を介在させるように配置すること。この
場合、位置決め孔65を斜板21の前面側に設ける。
【0065】(9)上記第4実施形態において、治具6
0のカウンタウエイト64を削除して、回転支持体19
Aに肉盗みを施すことにより同回転支持体19Aの回転
バランスを調節すること。
【0066】(10)駆動軸16と外部駆動源との間
に、動力を伝達・遮断するためのクラッチ機構が介在さ
れない、所謂、クラッチレスタイプの可変容量型圧縮機
において具体化すること。
【0067】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載する。 (1)駆動軸16上に傾動可能に支持されピストン32
を往復動させるための斜板21と、駆動軸16に一体回
転可能に支持された回転支持体19A,19Bと、斜板
21と回転支持体19A,19Bとの間に介在され両者
21,19A,19Bを相対回転不能に連結するととも
に、同斜板21の傾動を案内するヒンジ機構24,25
とを備え、斜板21の傾角を調節してピストン32のス
トローク量を変更することで吐出容量を変更可能である
とともに、斜板21と回転支持体19A,19Bとの当
接により同斜板21の最大傾角を規定して最大吐出容量
を設定する可変容量型圧縮機において、前記斜板21或
いは回転支持体19A,19Bにおいて他方との当接部
位に当接部29A,29Bが一体形成され、同当接部2
9A,29Bの高さが異なる複数の斜板21或いは回転
支持体19A,19B群の中から、適宜選択して圧縮機
に組み込むことにより、最大吐出容量の異なる圧縮機を
得るようにした製作方法。
【0068】このようにすれば、簡単かつ安価に最大吐
出容量の異なる圧縮機を製作することが可能となる。 (2)前記当接部29A,29Bの高さが異なる斜板2
1或いは回転支持体19A,19B間では、回転バラン
スの調節量(肉盗み20a)が異なる付記(1)に記載
の製造方法。
【0069】このようにすれば、圧縮機の圧縮動作が安
定してなされる。
【0070】
【発明の効果】上記構成の請求項1の発明によれば、斜
板と回転支持体との間に最大傾角変更手段を介在させる
ことで、同斜板の最大傾角を変更可能である。従って、
最大吐出容量の異なる圧縮機を簡単かつ安価に製作こと
が可能となる。
【0071】請求項2の発明によれば、当接部の高さを
変更するのみで簡単に斜板の最大傾角を変更でき、最大
吐出容量の異なる圧縮機を簡単かつ安価に製作ことが可
能となる。また、同当接部が斜板或いは回転支持体に一
体形成されているため、圧縮機の構成部品点数を低減す
ることができる。
【0072】請求項3の発明によれば、当接部の高さが
変更されたとしても、同当接部が設けられた斜板或いは
回転支持体の回転バランスが崩れることはなく、圧縮動
作が安定して行われる。
【0073】請求項4の発明によれば、斜板と回転支持
体との間に治具を介在させることで簡単に斜板の最大傾
角を変更でき、最大吐出容量の異なる圧縮機を簡単かつ
安価に製作ことが可能となる。
【0074】請求項5の発明によれば、位置決め手段に
より治具と斜板或いは回転支持体とが係合され、同治具
の当接部が所定の介在位置からずれることはない。従っ
て、同治具による斜板の最大傾角の規定が確実になされ
る。
【0075】請求項6の発明によれば、当接部の高さが
変更されたとしても、バランス調節手段によって、同治
具が係合される斜板或いは回転支持体の回転バランスが
崩れることはなく、圧縮動作が安定して行われる。
【0076】請求項7の発明によれば、ガイドピン側或
いはガイド孔側に設けられた制限部材により両者のスラ
イド移動が制限されて、斜板の最大傾角が変更される。
従って、制限量を変更するのみで最大吐出容量の異なる
圧縮機を簡単かつ安価に製作ことが可能となる。
【0077】請求項8の発明によれば、斜板或いは回転
支持体に制限部材が設けられたとしても、バランス調節
手段により回転バランスが調節されて崩れることはな
い。従って、圧縮動作が安定してなされる。
【0078】請求項9の発明によれば、傾角減少バネの
最小収縮状態における斜板と回転支持体との間での介在
高さを変更するのみで簡単に斜板の最大傾角を変更で
き、最大吐出容量の異なる圧縮機を簡単かつ安価に製作
ことが可能となる。
【0079】請求項10の発明によれば、傾角減少バネ
の最小収縮状態における高さを変更するのみで簡単に斜
板の最大傾角を変更でき、最大吐出容量の異なる圧縮機
を簡単かつ安価に製作ことが可能となる。
【0080】請求項11の発明によれば、コイルスプリ
ングと駆動軸の軸線を一致させることができ、例えば同
傾角減少バネの最小収縮状態における高さを変更したと
しても、回転部材の回転バランスを調節する必要がなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 可変容量型圧縮機の縦断面図。
【図2】 (a),(b)は回転支持体の背面図。
【図3】 図2(b)の回転支持体が組み込まれた圧縮
機の要部拡大図。
【図4】 第2実施形態を示す要部拡大図。
【図5】 第3実施形態を示す要部拡大図。
【図6】 第4実施形態を示す図であり、治具の斜視
図。
【図7】 治具が組み込まれた圧縮機の要部拡大図。
【符号の説明】
15…駆動軸、21…斜板、19A…回転支持体、19
B…回転支持体、24…ヒンジ機構を構成する支持アー
ム、25…同じくガイドピン、29A…最大傾角変更手
段を構成する当接部、29B…同じく当接部、32…ピ
ストン。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸上に傾動可能に支持され、ピスト
    ンを往復動させるための斜板と、駆動軸に一体回転可能
    に支持された回転支持体と、斜板と回転支持体との間に
    介在され両者を相対回転不能に連結するとともに、同斜
    板の傾動を案内するヒンジ機構とを備え、斜板の傾角を
    調節してピストンのストローク量を変更することで吐出
    容量を変更可能な可変容量型圧縮機において、 前記斜板と回転支持体との間に、同斜板の最大傾角側へ
    の傾動を制限してその最大傾角を変更するための最大傾
    角変更手段を介在させた可変容量型圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記最大傾角変更手段は、斜板或いは回
    転支持体の一方に一体形成され、他方が当接される当接
    部であって、同当接部の高さに応じて斜板の最大傾角が
    変更される請求項1に記載の可変容量型圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記当接部が形成された斜板或いは回転
    支持体には、同当接部の高さに応じて回転バランスを調
    節するバランス調節手段が設けられた請求項2に記載の
    可変容量型圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記最大傾角変更手段は斜板及び回転支
    持体とは別体の治具により構成され、同治具が有する当
    接部の高さに応じて斜板の最大傾角が変更される請求項
    1に記載の可変容量型圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記治具と斜板或いは回転支持体との間
    には、両者を係合して当接部の位置決めを行う位置決め
    手段が介在されている請求項4に記載の可変容量型圧縮
    機。
  6. 【請求項6】 前記治具、同治具が係合される斜板或い
    は回転支持体には、同治具が有する当接部の高さに応じ
    て回転バランスを調節するバランス調節手段が設けられ
    た請求項5に記載の可変容量型圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記ヒンジ機構は、斜板或いは回転支持
    体の一方に設けられたガイド孔に、他方に設けられたガ
    イドピンをスライド移動可能に嵌合することで構成さ
    れ、同ガイドピン側或いはガイド孔側には両者間のスラ
    イド移動を制限する制限部材が設けられ、同制限部材及
    びヒンジ機構によって前記最大傾角変更手段が構成され
    た請求項1に記載の可変容量型圧縮機。
  8. 【請求項8】 前記制限部材が設けられる斜板或いは回
    転支持体には、その回転バランスを調節するバランス調
    節手段が設けられた請求項7に記載の可変容量型圧縮
    機。
  9. 【請求項9】 前記最大傾角変更手段は、斜板と回転支
    持体との間に介在され、その伸長によって同斜板を最小
    傾角側に付勢する傾角減少バネであり、同傾角減少バネ
    の最小収縮状態における斜板と回転支持体との間での介
    在高さを変更することで、同斜板の最大傾角が変更され
    る請求項1に記載の可変容量型圧縮機。
  10. 【請求項10】 前記傾角減少バネの最小収縮状態にお
    ける高さを変更することで、斜板の最大最大傾角が変更
    される請求項9に記載の可変容量型圧縮機。
  11. 【請求項11】 前記傾角減少バネはコイルスプリング
    であって、同コイルスプリングは前記駆動軸に巻装され
    て同駆動軸と軸線が一致されている請求項9又は10に
    記載の可変容量型圧縮機。
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