JPH1046562A - コア導入装置 - Google Patents

コア導入装置

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JPH1046562A
JPH1046562A JP21778196A JP21778196A JPH1046562A JP H1046562 A JPH1046562 A JP H1046562A JP 21778196 A JP21778196 A JP 21778196A JP 21778196 A JP21778196 A JP 21778196A JP H1046562 A JPH1046562 A JP H1046562A
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JP
Japan
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core
inner ring
tip
trap
ring
Prior art date
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Pending
Application number
JP21778196A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Endo
藤 哲 哉 遠
Takeshi Banri
里 武 司 万
Masataka Uto
都 巨 貴 宇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Boring Machine Co Ltd
Original Assignee
Koken Boring Machine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Koken Boring Machine Co Ltd filed Critical Koken Boring Machine Co Ltd
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Publication of JPH1046562A publication Critical patent/JPH1046562A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来ワイヤラインコアサンプラで地盤の試料
のコアを採取する際、採取したコアが抜け出して落下す
る恐れがあったので、コアが脱落しないコア導入装置を
提供する。 【解決手段】 コアが収納されるコアインナチューブア
センブリ先端のインナリング63の基端側に、コアトラ
ップ64を内挿し、インナリング63の先端部分の先端
から軸方向に短い距離aが所定の内径で、その後方の距
離bは僅かに増径された構造とし、コアトラップ64
は、リング64aと、これから延設され、先端が軸方向
へカーブし、薄板状である少なくとも3枚のブレート6
4bとで形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボーリング機で地
盤に削孔し、ワイヤラインコアサンプラを用いてコアを
採取する際に、ワイヤラインコアサンプラの先端部分に
使用されるコア導入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコアが侵入する部分は、図9に示
すようにアウタチューブアセンブリ10に挿入されるコ
アインナチューブアセンブリ30先端のインナリング3
3の内径Dが全長に亘り同一径で、コアを導入する先端
の入口のみにテーパー面33aが設けられている。この
場合、コアはインナリング33と、これに続くインナチ
ューブ32の内径との摩擦で落下防止が図られている。
この構造は、打撃と回転で削孔するロータリパーカッシ
ョンドリル(以下RPDと称す)を使用する場合に多
い。
【0003】図10,図11はコアインナチューブアセ
ンブリ30先端のインナリング33には、内径側にコア
リフター34が挿入され、コアの落下防止がされてい
る。コアリフター34は図11に示すように外側にテー
パー面34aを有するリング状で、内側には多数の凸条
34bが形成され、1個所で切断されている。コアがイ
ンナリング33に侵入すると、コアリフター34はテー
パー面34aにそって奥(図の左方向)へ移動し、内径
が大きくなるので、コアの外径をこすらない。しかし、
コアが落下しようとすると(図の右方向へ動こうとする
と)コアリフター34はテーパー面34aにそって先端
方向(図の右方向)へ動くので、内径が小さくなり、コ
アの外側を把持するので落下が防止される。この構造
は、コアが侵入する際の抵抗が大きいので、削孔速度の
遅い主に回転のみ与えるボーリング機で使用される。
【0004】図9によって、ワイヤラインサンプラの構
造を説明する。先端部のコア導入装置を除いては本発明
の構造も同じである。10はアウタチューブアセンブリ
で、基端にはドリルロッド50が削孔深さに応じた本数
で接続されている。アウタチューブアセンブリ10にお
いて、11はガイドカップリング、12はアウタロッド
で先端にはリング状のコアビット13が螺着されてい
る。アウタチューブアセンブリ10には、コアインナチ
ューブアセンブリ30が挿入され、コアバレルヘッド3
1のラッチ31bが開いた状態でガイドカップリング1
1の内側の凹部と係合する。
【0005】コアバレルヘッド31の先端にはベアリン
グが内装された、ベアリングケース31cが設けられ、
これに接続されたインナチューブ32(この中へコアが
導入される)と、その先端にはコアが侵入するインナリ
ング33が螺着されており、ドリルロッド50を把持し
て削孔する際には、インナチューブ32及びインナリン
グ33は回転せず、従ってコアは軸方向に直線移動し、
インナチューブ32内に収納される。図において31a
はスピアで、図示しないオーバーショットにワイヤーを
つけて地上からドリルロッド50内に挿入し、スピア3
1aに係合して地上へ引き揚げて試料のコアを採取す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、図9の場合
は、RPDでのコア採取のための削孔(コア削孔)の場
合は勿論、回転のみの削孔の場合も採取したコアが落下
する恐れがある。
【0007】また、図10,図11のコアリフターが内
蔵されている構造の場合、RPDによるコア削孔には抵
抗が大きいので適さないので、回転のみの削孔にしか適
用できない。
【0008】さらに、図9に示すようにインナリング3
3の内径Dが同一で、先端にテーパー面33aが形成さ
れている場合には、サンプルのコアが圧密されやすい欠
点があった。
【0009】本発明は、前述した事情に鑑みてなされた
ものであり、回転のみの削孔によるコア採取にも適用で
き、削孔速度の速いRPDに最適のコア導入装置を提供
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、ワイヤラインコアサンプラのアウタチューブ
アセンブリに挿入されるコアインナチューブアセンブリ
において、その先端に接続されるインナリングの先端部
分は、先端から軸方向に短い距離が所定の内径で、その
後方は僅かに増径されていることを特徴とする。
【0011】また、前記インナリングは炭素鋼で形成さ
れ、全体が窒化処理されていることを特徴とする。
【0012】また、本発明は、ワイヤラインコアサンプ
ラのアウタチューブアセンブリにおいて、その先端に接
続されるインナリングの先端部分は、先端から軸方向に
短い距離が所定の内径で、その後方は僅かに増径されて
おり、かつ前記インナリングには基端側からコアトラッ
プが内挿され、このコアトラップはリング及びこれから
インナリングの基端側へ延設され、先端が軸方向へカー
ブし、薄板状である、少なくとも3枚のブレードで形成
されていることを特徴とする。
【0013】また、前記コアトラップは、ばね鋼材、ス
テンレス鋼材、ゴム材、樹脂材および鋼材にゴム被覆し
たものから選択されるいずれかの材料で形成されている
ことを特徴とする。
【0014】さらに、前記コアトラップは、インナリン
グとこの基端に接続されるインナチューブカップリング
との間に挾持されていることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図に基づいて本発明の
実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態を
示す断面図、図2は図1のインナリングの部分断面図、
図3は本発明のコア導入装置が取り付けられるコアイン
ナチューブアセンブリの断面図及び分解断面図、図4〜
図6は本発明のインナリングに取り付けられるコアトラ
ップの図、図7はダミーリングの図、図8は3ブレード
コアトラップの詳細図である。
【0016】図1に示すように、インナリング63の基
端側からはコアトラップ64が内挿され、図3に示すよ
うに、インナリング63の基端に螺着されたインナチュ
ーブカップリング14との間に挟持されて動かないよう
になっている。インナリング63の先端部分は、先端か
ら軸方向の入口が、短い距離aだけ所定の内径で、その
後方bの距離の内径は僅かに増径されている。例えばa
の距離の部分の内径が69mmの場合、bの距離の部分
は69.5mmとなっている。以上のように2段階に増
径したことで、コアの乱れが減少し現状維持ができる。
【0017】また、インナリング63は全体がガス軟窒
化処理されている。ガス軟窒化処理とは、炭素鋼材を5
50℃〜600℃程度の窒素ガス中で表面の15μ以上
を窒化処理するもので、表面がポーラスな窒化鉄にな
る。この窒化層は摩擦係数が低く、硬度が高いので、摩
耗に強く、かつさびにくい。
【0018】図3において32はインナチューブで、こ
の中に軸方向に2分割されたスプリットチューブ32a
が挿入されており、この中に採取されたコアが収納さ
れ、地上に引き揚げられた際にコアはスプリットチュー
ブ32aと共に抜かれ、2つ割にされて取り出されるの
で、コアの破損することが防げる。
【0019】コアトラップは、リングとこのリングから
延設され、先端が軸方向へカーブした少なくとも3枚の
薄板状のブレードとで形成されており、図4に3枚ブレ
ードコアトラップ64が、図5に6枚ブレードコアトラ
ップ65が、及び図6にフルブレードコアトラップ66
が示されている。図7はダミーリング67で、コアトラ
ップが不要な場合に使用されるものである。
【0020】図8の3枚ブレードコアトラップ64の例
で分るように、コアトラップ64は、リング64aに先
端が折り曲げられた少なくとも3枚の薄くて弾性のある
ブレード64bがスポット溶接して作られている。
【0021】前記ブレードのリングを除く部分をゴム状
の材料で被覆すると、液状化した軟らかいコアの試料も
採取可能である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したコア導入装置によると下記
のような効果を奏するものである。 (1) インナリングの先端部分の内径は、2段階に増径さ
れているので、削孔中のコアの乱れが減少し、コアの全
長で地層の部分と同じ状態が維持できる(請求項1)。
【0023】(2) また、インナリングは窒化処理されて
いるので、コアの侵入による摩耗が少なく、かつ摩擦が
少ないので、コアがこわれにくい。また、錆びにくいの
でメンテナンスが容易である(請求項2)。
【0024】(3) また、インナリングは先端部分の内径
が2段階に増径され、かつコアトラップが内装されてい
るので、コアが傷つかないだけでなく、引揚げ中に抜け
て落下することがない(請求項3)。
【0025】(4) さらに、コアトラップが、ばね鋼材、
ステンレス鋼材、ゴム材、樹脂材および鋼材にゴム被覆
したもの等から選択されると、地層の性状に合ったもの
を選択でき、いろいろの性状のコアを採取可能となる
(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1のインナリングの部分断面図である。
【図3】本発明のコア導入装置が取り付けられているコ
アインナチューブアセンブリの図で、(a) は断面図、
(b) は分解断面図である。
【図4】本発明の3ブレードコアトラップの図で、(a)
は正面を、(b) は断面を示す。
【図5】本発明の6ブレードコアトラップの図で、(a)
は正面を、(b) は断面を示す。
【図6】本発明のフルブレードコアトラップの図で、
(a) は正面を、(b) は断面を示す。
【図7】本発明のダミーリングの図で、(a) は正面を、
(b) は断面を示す。
【図8】本発明の3ブレードコアトラップの詳細図で、
(a)は断面を、(b)は正面を示す。
【図9】従来のコア導入装置を装着したワイヤラインサ
ンプラの図で、(a) は断面を、(b) は正面を示す。
【図10】従来のコア導入装置の1/2断面図である。
【図11】図10のコアリフターの図で、(a) は断面
を、(b) は正面を示す。
【符号の説明】
10 アウターチューブアセンブリ 14 インナチューブカップリング 30 コアインナチューブアセンブリ 63 インナリング 64,65,66 コアトラップ 64a,65a,66a リング 64b,65b,66b ブレード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤラインコアサンプラのアウタチュ
    ーブアセンブリに挿入されるコアインナチューブアセン
    ブリにおいて、その先端に接続されるインナリングの先
    端部分は、先端から軸方向に短い距離が所定の内径で、
    その後方は僅かに増径されていることを特徴とするコア
    導入装置。
  2. 【請求項2】 前記インナリングは炭素鋼で形成され、
    全体が窒化処理されていることを特徴とする請求項1記
    載のコア導入装置。
  3. 【請求項3】 ワイヤラインコアサンプラのアウタチュ
    ーブアセンブリにおいて、その先端に接続されるインナ
    リングの先端部分は、先端から軸方向に短い距離が所定
    の内径で、その後方は僅かに増径されており、かつ前記
    インナリングには基端側からコアトラップが内挿され、
    このコアトラップはリング及びこれからインナリングの
    基端側へ延設され、先端が軸方向へカーブし、薄板状で
    ある、少なくとも3枚のブレードで形成されていること
    を特徴とするコア導入装置。
  4. 【請求項4】 前記コアトラップは、ばね鋼材、ステン
    レス鋼材、ゴム材、樹脂材および鋼材にゴム被覆したも
    のから選択されるいずれかの材料で形成されていること
    を特徴とする請求項3記載のコア導入装置。
  5. 【請求項5】 前記コアトラップは、インナリングとこ
    の基端に接続されるインナチューブカップリングとの間
    に挾持されていることを特徴とする請求項3または4記
    載のコア導入装置。
JP21778196A 1996-07-31 1996-07-31 コア導入装置 Pending JPH1046562A (ja)

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JP21778196A JPH1046562A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 コア導入装置

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JP21778196A JPH1046562A (ja) 1996-07-31 1996-07-31 コア導入装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001234686A (ja) * 2000-02-22 2001-08-31 Koken Boring Mach Co Ltd ロータリパーカッションドリル用ワイヤラインコア採取装置
JP2011026824A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Corepack:Kk コア採取装置及びコア支持用バケット
CN102607224A (zh) * 2012-04-09 2012-07-25 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 冰箱
KR200474736Y1 (ko) * 2013-04-12 2014-10-13 지오텍컨설탄트 주식회사 채취 효율 개선을 위한 토양 샘플러

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CN102607224A (zh) * 2012-04-09 2012-07-25 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 冰箱
KR200474736Y1 (ko) * 2013-04-12 2014-10-13 지오텍컨설탄트 주식회사 채취 효율 개선을 위한 토양 샘플러

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