JP3238450U - 地盤用サンプラー - Google Patents

地盤用サンプラー Download PDF

Info

Publication number
JP3238450U
JP3238450U JP2022001753U JP2022001753U JP3238450U JP 3238450 U JP3238450 U JP 3238450U JP 2022001753 U JP2022001753 U JP 2022001753U JP 2022001753 U JP2022001753 U JP 2022001753U JP 3238450 U JP3238450 U JP 3238450U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
core barrel
sampler
hole
investigation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022001753U
Other languages
English (en)
Inventor
善男 松永
Original Assignee
ジオ・フロント株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジオ・フロント株式会社 filed Critical ジオ・フロント株式会社
Priority to JP2022001753U priority Critical patent/JP3238450U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3238450U publication Critical patent/JP3238450U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

【課題】地盤調査等において、地盤の地質を判別するために、調査孔から地盤の試料を採取することができる地盤用サンプラーを提供する。【解決手段】地盤用サンプラー1は、外径が調査孔の内径よりも小さいコアバレル2と、コアバレル2中に挿入されている1本のインナーチューブ3と、コアバレル2の先端に着脱可能に取り付けられているシュー4と、コアバレル2の基端に着脱可能に取り付けられているコネクターヘッド5と、を備える。この結果、地盤用サンプラー1は、地盤調査等において、地盤の地質を判別するために、調査孔から地盤の試料を採取することができる。【選択図】図1

Description

この考案は、戸建住宅の地盤調査等の現場において、地盤の地質を判別するために、地盤の試料を採取する地盤用サンプラーに関するものである。
戸建住宅の地盤調査等は、地盤調査用のスクリューウェイト貫入試験機により敷地の地表から地盤中に複数本(たとえば、5本)の調査孔を掘削して敷地の地盤を調査するものである。この戸建住宅の地盤調査等においては、液状化調査を併せて行われる。
液状化調査は、地盤調査で得られたデータから液状化対象層を特定して、液状化対象層に採取孔を、調査孔と別個に調査孔の近傍に掘削し、特許文献1の試料採取用サンプラーを使用して、採取孔から規定量(200g以上)の砂試料を採取し、採取した砂試料に基づいて敷地の液状化の可能性を判定する。
特許文献1の試料採取用サンプラーは、内部に、試料採取用の同一の長さの4個の内管を挿入したコア部を構成し、コア部の先端にシュー部を取り付けると共に、コア部の後端に土砂類を排出するための排土孔が2ヶ所開けてあるコネクターヘッド部を取り付け、4個の内管で規定量(200g以上)の砂試料を採取する、ものである。
実用新案登録第3183846号公報
しかしながら、特許文献1の試料採取用サンプラーは、液状化調査において、敷地の液状化の可能性を判定するために、液状化対象層に調査孔と別個に調査孔の近傍に掘削した採取孔から規定量(200g以上)の砂試料を採取する、ものである。すなわち、特許文献1の試料採取用サンプラーは、地盤調査等において、地盤の地質を判別するために、調査孔から地盤の試料を採取する、ものではない。
この考案が解決しようとする課題は、地盤調査等において、地盤の地質を判別するために、調査孔から地盤の試料を採取することができる地盤用サンプラーを提供することにある。
この考案の地盤用サンプラーは、地盤調査用のスクリューウェイト貫入試験機により掘削した調査孔から地盤の試料を採取する地盤用サンプラーであって、外径が調査孔の内径よりも小さい円筒形状のコアバレルと、コアバレル中に抜き取り可能に挿入されていて、試料を収納する少なくとも1本のインナーチューブと、コアバレルの先端に着脱可能に取り付けられていてインナーチューブの一端を止め、調査孔の底から試料を採取してインナーチューブ中に送るシューと、コアバレルの基端に着脱可能に取り付けられていてインナーチューブの他端を止め、ボーリングバーを介してスクリューウェイト貫入試験機のロッドの先端に着脱可能に取り付けられるコネクターヘッドと、を備える、ことを特徴とする。
この考案の地盤用サンプラーにおいて、コアバレルの全長と、1本のインナーチューブの全長、または、複数本のインナーチューブの全長とは、同一であり、コネクターヘッドには、スライムを抜くための抜き孔が、設けられている、ことが好ましい。
この考案の地盤用サンプラーは、地盤調査等において、地盤の地質を判別するために、調査孔から地盤の試料を採取することができる。
図1は、この考案にかかる地盤用サンプラーの実施形態を示す説明図である。(A)は、シューの一部を切り欠いた構成部品を示す分解斜視図である。(B)は、構成部品を示す組み立てた状態の斜視図である。 図2は、地盤用サンプラーを示す断面図である。(A)は、構成部品を示す分解断面図である。(B)は、構成部品を示す組み立てた状態の断面図である。 図3は、地盤調査用のスクリューウェイト貫入試験機により調査孔を掘削している状態を示す説明図である。 図4は、掘削した調査孔を示す説明図である。 図5は、地盤用サンプラーを調査孔に挿入した状態を示す説明図である。 図6は、地盤用サンプラーで調査孔から試料を採取している状態を示す説明図である。 図7は、地盤用サンプラーの変形例を示す分解斜視図である。
以下、この考案にかかる地盤用サンプラーの実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面においては、概略図である。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる地盤用サンプラー1の構成について説明する。地盤用サンプラー1は、図1および図2に示すように、コアバレル2と、インナーチューブ3と、シュー4と、コネクターヘッド5と、を備える。地盤用サンプラー1は、地盤調査用のスクリューウェイト貫入試験機100により掘削した調査孔Hから地盤GSの試料を採取する。
コアバレル2は、鋼製で円筒形状をなしていて、先端(一端、下端)の外周面には、メスネジ部20が設けられていて、基端(他端、上端)の内周面には、メスネジ部21が設けられている。全長が約90mmであり、メスネジ部20の長さが約20mmであり、メスネジ部21の長さが約20mmであり、外径が調査孔Hの内径(約33mm)よりも小さい約28mmであり、内径が約21mmであり、肉厚が約3.5mmである。この例におけるコアバレル2は、両端のネジ部が同じメスネジ部20、21から構成されているので、中にインナーチューブ3が挿入されているコアバレル2を、シュー4とコネクターヘッド5とに、それぞれ、ネジで取り付ける時に、コアバレル2の両端の向きに囚われずに、素早く取り付けることができる。なお、コアバレル2の両端のネジ部は、同じオスネジ部であっても良いし、一方がメスネジ部で他方がオスネジ部であっても良い。
インナーチューブ3は、ステンレス製で円筒形状をなしていて、全長が約100mmであり、外径が約20mmであり、内径が約18mmであり、肉厚が約1mmである。インナーチューブ3は、コアバレル2中に抜き取り可能に挿入されていて、試料を収納する。コアバレル2の全長と、1本のインナーチューブ3の全長とは、同一である。
シュー4は、鋼製で円筒形状をなしていて、先端(一端、下端)の外周面には、傾斜面40が設けられていて、先端が地盤GS中に食い込みやすいように鋭角をなしていて、先端(一端、下端)の内周面には、段部42が設けられていて、基端(他端、上端)の外周面には、オスネジ部41が設けられている。全長が約40mmであり、傾斜面40の長さが約10mmであり、先端から段部42までの長さが約10mmであり、オスネジ部41の長さが約20mmであり、中間部分の外径が約28mmであり、中間部分の肉厚が約5mmであり、オスネジ部41側の基端から段部42までの内径が約21mmであり、先端から段部42までの内径が約18mmである。シュー4は、オスネジ部41がコアバレル2の先端のメスネジ部20に着脱可能に取り付けられていて、インナーチューブ3の一端(下端)を段部42で止め、調査孔Hの底Bから試料を採取してインナーチューブ3中に送る。
コネクターヘッド5は、鋼製で円筒形状をなしていて、先端(一端、下端)の外周面には、オスネジ部50が設けられていて、先端(一端、下端)は、端面51を有していて、先端部には、円形の抜き孔52が2個設けられていて、基端(他端、上端)には、オスネジ棒53が設けられている(固定されている)。全長が約90mmであり、オスネジ部50の長さが約20mmであり、抜き孔52の直径が約22mmであり、オスネジ棒53の突出長さが約23mmであり、外径が約28mmであり、内径が約18mmであり、肉厚が約5mmである。コネクターヘッド5は、オスネジ部50がコアバレル2の基端のメスネジ部21に着脱可能に取り付けられていて、インナーチューブ3の他端(上端)を端面51で止め、オスネジ棒53がボーリングバー200を介してスクリューウェイト貫入試験機100のロッド103の先端に着脱可能に取り付けられる。前記のコアバレル2と、インナーチューブ3と、シュー4と、コネクターヘッド5と、を組み合わせた地盤用サンプラー1の全長は、図2(B)に示すように、約200mmとなる。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態にかかる地盤用サンプラー1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について、試料採取の工程に基づいて、説明する。
(工程1)
図3に示すように、地盤調査用のスクリューウェイト貫入試験機100を、地盤GSの調査を行う敷地の地表GLに設置する。スクリューウェイト貫入試験機100は、回転装置101と、錘102と、ロッド103と、スクリュー104と、を有する。スクリューウェイト貫入試験機100により、調査孔Hを、地表GLから地盤GS中に、所定の深度まで掘削する。
(工程2)
図4に示すように、調査孔Hを所定の深度まで掘削した後、スクリューウェイト貫入試験機100を調査孔Hから抜き取る。
(工程3)
図5に示すように、ボーリングバー200およびスクリューウェイト貫入試験機100のロッド103により、地盤用サンプラー1を調査孔Hの中に挿入する。ボーリングバー200は、握り部201と、ロッド部202と、を有する。
(工程4)
図6に示すように、握り部201を手動で上下動させて、ロッド部202の上端を叩くことにより、スクリューウェイト貫入試験機100のロッド103に調査孔Hの底Bへの貫入力を与え、地盤用サンプラー1を貫入させて、調査孔Hの底Bから試料を採取する。
試料を採取してから、地盤用サンプラー1を調査孔Hの中から抜き取る。それから、コアバレル2からシュー4またはコネクターヘッド5のうち少なくともいずれか一方を取り外す。そして、コアバレル2の中から1本のインナーチューブ3を取り出す。インナーチューブ3中の試料をハンディドリルなどで取り出す。取り出した試料を目視することにより、調査孔Hの底Bすなわち地盤GSの地質を判別することができる。
地盤用サンプラー1を調査孔Hの中に挿入したり調査孔Hの中から抜き取ったりする時に、インナーチューブ3の両端がシュー4の段部42とコネクターヘッド5の端面51とで止められているので、インナーチューブ3がコアバレル2から抜けるようなことが無い。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態にかかる地盤用サンプラー1は、以上のごとき構成、作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態にかかる地盤用サンプラー1は、外径が調査孔Hの内径よりも小さいコアバレル2と、コアバレル2中に挿入されている1本のインナーチューブ3と、コアバレル2の先端に着脱可能に取り付けられているシュー4と、コアバレル2の基端に着脱可能に取り付けられているコネクターヘッド5と、を備えるものであるから、地盤調査等において、地盤GSの地質を判別するために、調査孔Hから地盤GSの試料を採取することができる。
この実施形態にかかる地盤用サンプラー1は、地盤調査用のスクリューウェイト貫入試験機100で掘削した調査孔Hから地盤GSの試料を採取するものであるから、前記の特許文献1の試料採取用サンプラーのように、調査孔Hと別個に採取孔を掘削する必要が無いので、試料採取作業を簡略することができる。
この実施形態にかかる地盤用サンプラー1は、調査孔Hの底Bから採取した地盤GSの試料を目視して地盤GSの地質を判別するものであるから、採取する試料を、前記の特許文献1の試料採取用サンプラー(液状化の可能性を判定するので、調査孔Hと別個の採取孔から規定量(200g以上)の砂試料を採取する必要がある前記の特許文献1の試料採取用サンプラー)と比較して、少量で済み、これにより、インナーチューブ3が1本でかつ前記の特許文献1の試料採取用サンプラーのインナーチューブよりも小型で済む。
(変形例の説明)
図7は、地盤用サンプラーの変形例を示す。図7中、図1から図6と同符号は、同一のものを示す。前記の図1から図6に示す地盤用サンプラー1は、1本のインナーチューブ3を使用するものである。これに対して、図7に示す地盤用サンプラーは、4本のインナーチューブ3を使用するものである。
図7に示す地盤用サンプラーは、以上のごとき構成からなるので、図1から図6に示す地盤用サンプラー1と同様の作用効果を達成することができる。図7に示す地盤用サンプラーは、図1から図6に示す地盤用サンプラー1よりも、大量の試料を採取することができる。なお、インナーチューブ3は、1本、4本以外に、2本、3本、5本以上であっても良い。
(実施形態および変形例以外の例の説明)
なお、この考案にかかる地盤用サンプラーは、前記の実施形態および変形例に限定されない。特に、構成部品の材料や寸法などは、限定しない。また、ネジ部におけるメスネジ部、オスネジ部は、相互にネジで取り付けられるものであれば、メスネジ部、オスネジ部に限定されない。
1 地盤用サンプラー
2 コアバレル
20 メスネジ部
21 メスネジ部
3 インナーチューブ
4 シュー
40 傾斜面
41 オスネジ部
42 段部
5 コネクターヘッド
50 オスネジ部
51 端面
52 抜き孔
53 オスネジ棒
100 スクリューウェイト貫入試験機
101 回転装置
102 錘
103 ロッド
104 スクリュー
200 ボーリングバー
201 握り部
202 ロッド部
B 底
GL 地表
GS 地盤
H 調査孔

Claims (2)

  1. 地盤調査用のスクリューウェイト貫入試験機により掘削した調査孔から地盤の試料を採取する地盤用サンプラーであって、
    外径が前記調査孔の内径よりも小さい円筒形状のコアバレルと、
    前記コアバレル中に抜き取り可能に挿入されていて、前記試料を収納する少なくとも1本のインナーチューブと、
    前記コアバレルの先端に着脱可能に取り付けられていて前記インナーチューブの一端を止め、前記調査孔の底から前記試料を採取して前記インナーチューブ中に送るシューと、
    前記コアバレルの基端に着脱可能に取り付けられていて前記インナーチューブの他端を止め、ボーリングバーを介して前記スクリューウェイト貫入試験機のロッドの先端に着脱可能に取り付けられ、スライムを抜くための抜き孔が、設けられているコネクターヘッドと、
    を備える、
    ことを特徴とする地盤用サンプラー。
  2. 前記コアバレルの全長と、1本の前記インナーチューブの全長、または、複数本の前記インナーチューブの全長とは、同一である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の地盤用サンプラー。
JP2022001753U 2022-05-27 2022-05-27 地盤用サンプラー Active JP3238450U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022001753U JP3238450U (ja) 2022-05-27 2022-05-27 地盤用サンプラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022001753U JP3238450U (ja) 2022-05-27 2022-05-27 地盤用サンプラー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3238450U true JP3238450U (ja) 2022-07-25

Family

ID=82550065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022001753U Active JP3238450U (ja) 2022-05-27 2022-05-27 地盤用サンプラー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3238450U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010121391A (ja) 土質サンプラー
JP2004293154A (ja) 土質試料採取器具
CN211954753U (zh) 岩土勘察取样装置
JPH11303055A (ja) 回転型土質試料サンプラ
JP2002286593A (ja) 土壌採取器
JPH11140858A (ja) 土質試料サンプラー及びそれを用いた地盤調査方法
JP3238450U (ja) 地盤用サンプラー
JPH1171744A (ja) 地質調査用試料サンプリング方法及びそのサンプラー
KR20100018972A (ko) 연약지반 전용 스플릿배럴 샘플러 및 이를 이용한 표준관입시험 방법
CN218823275U (zh) 便捷式土壤取样器
JP3183846U (ja) 試料採取用サンプラー
EP0305178B1 (en) Improvements in or relating to soil sampling
CN212134142U (zh) 一种深度取样的土壤采集器
CN217520757U (zh) 新型岩土工程勘察取样器
CN214584184U (zh) 环境试样采集装置
CN215767736U (zh) 一种用于土壤修复的样本采集机构
KR200220320Y1 (ko) 연질 퇴적물 시추용 바렐 시추기
CN219830371U (zh) 一种带取样器且可调深度的取土钻
KR100492191B1 (ko) 연약지반 시료채취기
KR200249913Y1 (ko) 연약지반 시료채취기
CN216811618U (zh) 一种钻探取芯装置
CN220912698U (zh) 一种取土器环刀结构
US20230375442A1 (en) Discrete Soil Sampler
CN221173919U (zh) 一种重金属污染农田土壤取样设备
CN211122083U (zh) 地质勘察取样装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3238450

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150