JPH10464A - 逆浸透海水淡水化装置 - Google Patents
逆浸透海水淡水化装置Info
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- JPH10464A JPH10464A JP8156747A JP15674796A JPH10464A JP H10464 A JPH10464 A JP H10464A JP 8156747 A JP8156747 A JP 8156747A JP 15674796 A JP15674796 A JP 15674796A JP H10464 A JPH10464 A JP H10464A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/124—Water desalination
- Y02A20/131—Reverse-osmosis
Abstract
(57)【要約】
【課題】 逆浸透膜を効果的に洗浄できる逆透過膜洗浄
装置を備えた逆浸透海水淡水化装置を提供する。 【解決手段】 逆浸透膜モジュール５には高圧ポンプ４
によって原水タンク１から原水が供給され脱塩される。
逆浸透膜モジュール５で脱塩された透過水は透過水出口
配管７から送水され、濃縮水は濃縮水出口配管６から排
出される。透過水出口配管７には、パルスコントロール
付電磁弁１０を介して空気貯槽１１が連絡されていて、
膜洗浄時に空気を前記逆浸透膜の透過水側から周期的に
供給し逆浸透膜に付着した濁質を剥離させ効率良く洗浄
を行わせる。
装置を備えた逆浸透海水淡水化装置を提供する。 【解決手段】 逆浸透膜モジュール５には高圧ポンプ４
によって原水タンク１から原水が供給され脱塩される。
逆浸透膜モジュール５で脱塩された透過水は透過水出口
配管７から送水され、濃縮水は濃縮水出口配管６から排
出される。透過水出口配管７には、パルスコントロール
付電磁弁１０を介して空気貯槽１１が連絡されていて、
膜洗浄時に空気を前記逆浸透膜の透過水側から周期的に
供給し逆浸透膜に付着した濁質を剥離させ効率良く洗浄
を行わせる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆浸透海水淡水化
装置に関し、特に逆浸透膜を効率よく洗浄することがで
きるように構成した逆浸透海水淡水化装置に関する。
装置に関し、特に逆浸透膜を効率よく洗浄することがで
きるように構成した逆浸透海水淡水化装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２に従来の逆浸透膜の洗浄装置を備え
た逆浸透海水淡水化装置の系統図を示してある。図２に
おいて、１は原水タンク、２は原水ポンプ、３は砂ろ過
器、４は高圧ポンプ、５は逆浸透膜モジュールである。
９は洗浄タンク、８は洗浄ポンプを示している。
た逆浸透海水淡水化装置の系統図を示してある。図２に
おいて、１は原水タンク、２は原水ポンプ、３は砂ろ過
器、４は高圧ポンプ、５は逆浸透膜モジュールである。
９は洗浄タンク、８は洗浄ポンプを示している。
【０００３】逆浸透海水淡水化装置では、長時間運転す
ると、逆浸透膜の圧密化や逆浸透膜表面への濁質の付着
により生産水の水量及び水質の低下が発生する。これを
防止するため前処理を行った清澄な海水を逆浸透膜に供
給するとともに、定期的に膜洗浄を行い膜性能の回復を
はかる必要がある。
ると、逆浸透膜の圧密化や逆浸透膜表面への濁質の付着
により生産水の水量及び水質の低下が発生する。これを
防止するため前処理を行った清澄な海水を逆浸透膜に供
給するとともに、定期的に膜洗浄を行い膜性能の回復を
はかる必要がある。
【０００４】図２に示した従来の逆浸透海水淡水化装置
では、図２に示すように洗浄タンク９に酸やアルカリ、
界面活性剤などの薬液を貯め、洗浄ポンプ８によって逆
浸透膜モジュール５に薬液を供給して逆浸透膜の洗浄を
行っていた。
では、図２に示すように洗浄タンク９に酸やアルカリ、
界面活性剤などの薬液を貯め、洗浄ポンプ８によって逆
浸透膜モジュール５に薬液を供給して逆浸透膜の洗浄を
行っていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
の逆浸透海水淡水化装置における膜洗浄装置では、酸や
アルカリを使用した薬品洗浄や膜面の水流によるフラッ
シングを行うのであるが、いずれも膜面を完全に洗浄す
ることは困難であった。
の逆浸透海水淡水化装置における膜洗浄装置では、酸や
アルカリを使用した薬品洗浄や膜面の水流によるフラッ
シングを行うのであるが、いずれも膜面を完全に洗浄す
ることは困難であった。
【０００６】本発明は、逆浸透膜を効果的に洗浄できる
逆浸透膜洗浄装置を備えた逆浸透海水淡水化装置を提供
することを課題としている。
逆浸透膜洗浄装置を備えた逆浸透海水淡水化装置を提供
することを課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は逆浸透膜を用い
た海水淡水化装置における前記課題を解決するため、膜
洗浄時に空気を前記逆浸透膜の透過水側から周期的に供
給する手段を備えた逆浸透海水淡水化装置を提供する。
た海水淡水化装置における前記課題を解決するため、膜
洗浄時に空気を前記逆浸透膜の透過水側から周期的に供
給する手段を備えた逆浸透海水淡水化装置を提供する。
【０００８】本発明による逆浸透海水淡水化装置に用い
る前記周期的に空気を供給する手段としては、パルスコ
ントロール付電磁弁と、空気貯槽と、空気圧縮機とを備
えた構成のものとすることができる。
る前記周期的に空気を供給する手段としては、パルスコ
ントロール付電磁弁と、空気貯槽と、空気圧縮機とを備
えた構成のものとすることができる。
【０００９】逆浸透海水淡水化装置の運転中には、濁質
が逆浸透膜を通過できない為、逆浸透膜原水側には多く
の濁質が付着する。
が逆浸透膜を通過できない為、逆浸透膜原水側には多く
の濁質が付着する。
【００１０】本発明による逆浸透海水淡水化装置では、
逆浸透膜の透過水側から空気を周期的に供給する手段に
よって空気を運転時の逆方向、すなわち透過水側から原
水側に周期的に流入させ、濁質を剥離して効率よく洗浄
を行うことができる。
逆浸透膜の透過水側から空気を周期的に供給する手段に
よって空気を運転時の逆方向、すなわち透過水側から原
水側に周期的に流入させ、濁質を剥離して効率よく洗浄
を行うことができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明による逆浸透海水淡
水化装置について図１に示した実施の形態に基づいて具
体的に説明する。なお、以下の実施の形態において、図
２に示した従来の装置と同じ構成の部分には説明を簡単
にするため同じ符号を付してある。
水化装置について図１に示した実施の形態に基づいて具
体的に説明する。なお、以下の実施の形態において、図
２に示した従来の装置と同じ構成の部分には説明を簡単
にするため同じ符号を付してある。
【００１２】図１の装置では、透過水出口配管７にパル
スコントロール付電磁弁１０を介して空気貯槽１１が連
結されている。１２は空気貯槽１１に加圧空気を供給す
る空気圧縮機である。その他の構成は図２に示した装置
と実質同一でありその説明を省略する。
スコントロール付電磁弁１０を介して空気貯槽１１が連
結されている。１２は空気貯槽１１に加圧空気を供給す
る空気圧縮機である。その他の構成は図２に示した装置
と実質同一でありその説明を省略する。
【００１３】このように構成された図１の逆浸透海水淡
水化装置において、原水は原水タンク１に貯えられてお
り、脱塩時は原水ポンプ２により砂ろ過器３を経て高圧
ポンプ４に送られ、原水の塩分濃度に応じた圧力まで加
圧され逆浸透膜モジュール５に供給される。そして逆浸
透膜モジュール５で脱塩された透過水は透過水出口配管
７から送水され、濃縮水は濃縮水出口配管６より排出さ
れる。
水化装置において、原水は原水タンク１に貯えられてお
り、脱塩時は原水ポンプ２により砂ろ過器３を経て高圧
ポンプ４に送られ、原水の塩分濃度に応じた圧力まで加
圧され逆浸透膜モジュール５に供給される。そして逆浸
透膜モジュール５で脱塩された透過水は透過水出口配管
７から送水され、濃縮水は濃縮水出口配管６より排出さ
れる。
【００１４】また、洗浄装置としては、洗浄タンク９に
貯えられた酸やアルカリ、界面活性剤などの洗浄水を洗
浄ポンプ８により逆浸透膜モジュール５に供給して洗浄
を行う。
貯えられた酸やアルカリ、界面活性剤などの洗浄水を洗
浄ポンプ８により逆浸透膜モジュール５に供給して洗浄
を行う。
【００１５】本装置の特徴は、この洗浄系統に加えて逆
浸透膜モジュール５の後流に設けられた透過水出口配管
７に空気貯槽１１、空気圧縮機１２とパルスコントロー
ル付電磁弁１０を備えた配管を接続した点である。
浸透膜モジュール５の後流に設けられた透過水出口配管
７に空気貯槽１１、空気圧縮機１２とパルスコントロー
ル付電磁弁１０を備えた配管を接続した点である。
【００１６】以上の構成をもつ本装置においては、膜洗
浄時に、空気圧縮機１２によって空気貯槽１１の圧力を
高く保ち、パルスコントロール付電磁弁１０を周期的に
開閉させることで、逆浸透膜の透過水側から原水側に空
気を周期的に流出させる。
浄時に、空気圧縮機１２によって空気貯槽１１の圧力を
高く保ち、パルスコントロール付電磁弁１０を周期的に
開閉させることで、逆浸透膜の透過水側から原水側に空
気を周期的に流出させる。
【００１７】この場合、加圧空気の加圧の程度及び空気
流出の周期の程度は各設備に応じて適宜選定してよい
が、一例として加圧空気の加圧を０．５〜２．０kg／cm
2Ｇ、空気流出の周期を１０〜３０回／分とする。この
ように透過水側から原水側に周期的に流入される空気に
よって逆浸透膜に付着した濁質を剥離して効率良く逆浸
透膜の洗浄を行うことができる。
流出の周期の程度は各設備に応じて適宜選定してよい
が、一例として加圧空気の加圧を０．５〜２．０kg／cm
2Ｇ、空気流出の周期を１０〜３０回／分とする。この
ように透過水側から原水側に周期的に流入される空気に
よって逆浸透膜に付着した濁質を剥離して効率良く逆浸
透膜の洗浄を行うことができる。
【００１８】
【発明の効果】逆浸透膜の原水側に付着した濁質を完全
に排除するには洗浄水の通水だけでは不十分である。本
発明では、逆浸透膜の透過水側から周期的に空気を供給
する手段を備えたいるので、膜洗浄時に、逆浸透膜表側
に付着した濁質を透過水側から周期的に流入させる空気
の攪拌力及び振動により強力に剥離させる。
に排除するには洗浄水の通水だけでは不十分である。本
発明では、逆浸透膜の透過水側から周期的に空気を供給
する手段を備えたいるので、膜洗浄時に、逆浸透膜表側
に付着した濁質を透過水側から周期的に流入させる空気
の攪拌力及び振動により強力に剥離させる。
【００１９】このようにして本発明による逆浸透海水淡
水化装置では、長時間の運転により圧密化していた逆浸
透膜を元通りの状態に回復させることが可能となる。こ
の濁質の排出及び圧密化の回復により、本発明の逆浸透
海水淡水化装置では、膜性能を長期に維持でき膜交換費
を低減することができる。
水化装置では、長時間の運転により圧密化していた逆浸
透膜を元通りの状態に回復させることが可能となる。こ
の濁質の排出及び圧密化の回復により、本発明の逆浸透
海水淡水化装置では、膜性能を長期に維持でき膜交換費
を低減することができる。
【図１】本発明の実施の一形態に係る逆浸透海水淡水化
装置におけるフロー図。
装置におけるフロー図。
【図２】従来の逆浸透海水淡水化装置を示すフロー図。
【符号の説明】 １ 原水タンク ２ 原水ポンプ ３ 砂ろ過器 ４ 高圧ポンプ ５ 逆浸透膜モジュール ６ 濃縮水出口配管 ７ 透過水出口配管 ８ 洗浄ポンプ ９ 洗浄タンク １０ パルスコントロール付電磁弁 １１ 空気貯槽 １２ 空気圧縮機
Claims (2)
- 【請求項１】 逆浸透膜を用いた海水淡水化装置におい
て、膜洗浄時に空気を前記逆浸透膜の透過水側から周期
的に供給する手段を備えたことを特徴とする逆浸透海水
淡水化装置。 - 【請求項２】 前記周期的に空気を供給する手段が、パ
ルスコントロール付電磁弁と、空気貯槽と、空気圧縮機
とを有している請求項１記載の逆浸透海水淡水化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8156747A JPH10464A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 逆浸透海水淡水化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8156747A JPH10464A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 逆浸透海水淡水化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10464A true JPH10464A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15634440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8156747A Withdrawn JPH10464A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 逆浸透海水淡水化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10464A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005028086A1 (en) | 2003-09-22 | 2005-03-31 | U.S. Filter Wastewater Group, Inc. | Backwash and cleaning method |
| JP2007528290A (ja) * | 2004-03-10 | 2007-10-11 | デグレマン | 膜フィルタ洗浄方法および同方法を実施するための装置 |
| CN100420509C (zh) * | 2005-09-16 | 2008-09-24 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种膜分离技术中的膜清洗装置、清洗方法及其应用 |
| JP2010503850A (ja) * | 2006-09-19 | 2010-02-04 | エクストラソリューション エス．アール．エル． | フィルム体および容器の壁部を通過するガスの透過度測定方法並びに装置 |
| WO2012099074A1 (ja) * | 2011-01-19 | 2012-07-26 | 東レ株式会社 | 塩水淡水化装置 |
| KR101206618B1 (ko) | 2010-06-28 | 2012-11-29 | 효성굿스프링스 주식회사 | 해수담수화용 역삼투막의 세정 장치 및 방법 |
| US8834712B2 (en) | 2010-03-12 | 2014-09-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Seawater desalination system |
| WO2022014537A1 (ja) * | 2020-07-13 | 2022-01-20 | メタウォーター株式会社 | 膜ろ過システム、制御装置、膜ろ過方法及びプログラム |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP8156747A patent/JPH10464A/ja not_active Withdrawn
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005028086A1 (en) | 2003-09-22 | 2005-03-31 | U.S. Filter Wastewater Group, Inc. | Backwash and cleaning method |
| JP2007505728A (ja) * | 2003-09-22 | 2007-03-15 | ユー・エス・フィルター・ウェイストウォーター・グループ・インコーポレイテッド | 逆洗および洗浄方法 |
| EP1680211A4 (en) * | 2003-09-22 | 2007-10-17 | Siemens Water Tech Corp | METHOD OF CLEANING AND CONCEALING CLEANING |
| JP2007528290A (ja) * | 2004-03-10 | 2007-10-11 | デグレマン | 膜フィルタ洗浄方法および同方法を実施するための装置 |
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| KR101206618B1 (ko) | 2010-06-28 | 2012-11-29 | 효성굿스프링스 주식회사 | 해수담수화용 역삼투막의 세정 장치 및 방법 |
| WO2012099074A1 (ja) * | 2011-01-19 | 2012-07-26 | 東レ株式会社 | 塩水淡水化装置 |
| CN103339069A (zh) * | 2011-01-19 | 2013-10-02 | 东丽株式会社 | 盐水淡化装置 |
| JP5880432B2 (ja) * | 2011-01-19 | 2016-03-09 | 東レ株式会社 | 塩水淡水化装置 |
| WO2022014537A1 (ja) * | 2020-07-13 | 2022-01-20 | メタウォーター株式会社 | 膜ろ過システム、制御装置、膜ろ過方法及びプログラム |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |