JPH1046459A - 組紐製造装置 - Google Patents

組紐製造装置

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Publication number
JPH1046459A
JPH1046459A JP19783096A JP19783096A JPH1046459A JP H1046459 A JPH1046459 A JP H1046459A JP 19783096 A JP19783096 A JP 19783096A JP 19783096 A JP19783096 A JP 19783096A JP H1046459 A JPH1046459 A JP H1046459A
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JP
Japan
Prior art keywords
warp yarn
braid
guide
mandrel
warp yarns
Prior art date
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Pending
Application number
JP19783096A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Uozumi
忠司 魚住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP19783096A priority Critical patent/JPH1046459A/ja
Publication of JPH1046459A publication Critical patent/JPH1046459A/ja
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  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タテ糸用ガイドが組成点からかなり離れた位
置に配置されていたので、マンドレル上の正確な位置に
タテ糸を配列させることができなかった。 【解決手段】 交絡する組糸30と同時にタテ糸50を
供給しながらマンドレル4上に組物を形成する組紐製造
装置であって、タテ糸50を組成点Pに案内するための
タテ糸用ガイド10を組成点近傍に配置した。タテ糸用
ガイド10は、組成点側の縁部が湾曲していると共に、
同一円周上に位置するように等間隔で形成された12個
のガイド孔13を有している。このガイド孔13は、テ
ープ型であるタテ糸50の形状に対応するように、円周
方向に沿う方向を長手方向とする長孔となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばゴルフシャ
フト,釣り竿及び自転車のスポーク等のパイプ形状の繊
維強化複合材料を製造する際に使用する装置であって、
交絡する組糸と同時にタテ糸を供給しながら管状体上に
組物を形成する組紐製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すように、水平な円盤2
0上を走行する複数のボビン21から組糸22をマンド
レル(管状体)23上に交絡させて配列させると同時
に、円盤20の中心孔24を通過するタテ糸25をマン
ドレル23の軸心方向に沿うように配列させていく組紐
製造装置が知られている。この組紐製造装置では、ボビ
ン21と略同じ高さに、タテ糸25を組成点に案内する
ためのタテ糸用ガイド26が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の組紐製造装置においては、タテ糸用ガイド2
6がボビン21と略同じ高さに設けられていたので、即
ち、タテ糸用ガイド26が組成点からかなり離れた位置
に設けられていたので、複数のタテ糸25の各々をマン
ドレル23上の所定の位置に正確に配列させることがで
きない場合があった。例えば、マンドレル23上の所定
位置から円周方向にずれた位置にタテ糸25が供給さ
れ、タテ糸25の間隔にずれを生じ、タテ糸25同士が
重なったり、タテ糸25間に隙間が生じたりして、円周
方向に等質な組紐を製造できない場合があった。
【0004】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、タテ糸をマンドレル上の所定の位置に
正確に案内することができる組紐製造装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、交絡する組糸と同時にタテ
糸を供給しながら管状体上に組物を形成する組紐製造装
置であって、タテ糸を組成点に案内するためのタテ糸用
ガイドを組成点近傍に設けた組紐製造装置とする。この
発明では、タテ糸用ガイドを正確に組成点、即ち管状体
上の所定の位置に案内することができる。
【0006】請求項2記載の発明は、タテ糸用ガイドの
組成点側の縁部が切り落とされているものとする。この
発明では、組成点に向かって走行する組糸がタテ糸用ガ
イドに接触しても、大きな抵抗を受けたり傷んだりする
ことがない。
【0007】請求項3記載の発明は、タテ糸用ガイドは
同一円周上に位置する複数のガイド孔を有し、該ガイド
孔は前記円周方向に沿う方向を長手方向とする長孔にな
っているものとする。この発明では、円形の管状体に対
して、ガイド孔の形状に対応するテープ型のタテ糸を、
円周方向に並べてねじれることなく正確に配列すること
ができる。
【0008】
【実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面を用い
て説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実
施の形態に限定されるものではない。尚、本明細書にお
いて、上とは図1の上側、下とは同図の下側をいい、右
とは図1の右側、左とは同図の左側をいう。
【0009】図1に示す組紐製造装置は、中心開口部2
を有する垂直な円盤1と、円盤1上を走行する組糸供給
用の複数のボビン3と、円盤1の中心線上において水平
方向に移動自在なマンドレル(管状体)4と、円盤1に
対して組成点Pと異なる側に配置されたタテ糸供給用の
パッケージ5とより主に構成されている。図5に示すよ
うに、円盤1には内側軌道6a及び外側軌道6bを有す
る鎖状の走行軌道6が形成されており、該走行軌道6上
を複数のボビン3が時計回り又は反時計回りに走行す
る。このようにボビン3が走行軌道6上を逆方向に走行
することにより、マンドレル4上に右上がり又は左上が
りとなるように組糸30を交絡させることができる。
尚、走行軌道6上を走行するボビン3の数は、1組の内
側軌道6a及び外側軌道6bに対して1個又は2個の割
合とされる。
【0010】タテ糸供給用のパッケージ5には断面形状
が長方形状となるテープ型のタテ糸50が巻回されてお
り、該パッケージ5から出たタテ糸50は、補助ガイド
7及びテンションローラー8を経て円盤1の中心開口部
2を通過し、複数のブラケット9により円盤1の内壁に
取り付けられたタテ糸用ガイド10を経て組成点Pに至
る。このように補強用として供給されるタテ糸50は、
マンドレル4の軸心方向(左右方向)に沿って組糸30
の内側に供給される。
【0011】タテ糸用ガイド10は円錐台形状をなして
おり、組成点近傍(組成点Pの直ぐ左側)に位置するよ
うに配置されている。図3,4に示すように、タテ糸用
ガイド10の頂壁部11には円形の中心孔12及びガイ
ド孔13が形成されていると共に、頂壁部11と側壁部
14との接続部分(組成点側の縁部)は湾曲している。
中心孔12の直径はマンドレル4の直径よりやや大きく
なっており、この中心孔12内をマンドレル4が左右方
向に通過する。ガイド孔13は中心孔12と同心円周上
に等間隔で12個形成されており、その円周方向を長手
方向とした長孔になっている。尚、このガイド孔13の
長孔形状は、テープ型であるタテ糸50の断面形状に対
応するものとなっている。
【0012】以上のように構成される組紐製造装置にお
いて、マンドレル4を右側に移動させつつ、複数のボビ
ン3から出た組糸30をマンドレル4上に交絡して組み
合わせると同時に、その内側にタテ糸用ガイド10のガ
イド孔13を通過した12本のタテ糸50を配列してい
くことにより、マンドレル4上に図6に示すような状態
の組物を形成することができる。マンドレル4上の組み
合わせが終了すると、合成樹脂を含浸・硬化させた後、
マンドレル4を抜き取ることによりパイプ形状の繊維複
合材料を製造することができる。
【0013】次に、タテ糸用ガイド10を配置する位置
について図2を用いて説明する。図2において、マンド
レル4の外径をd、タテ糸用ガイド10の組成点側の面
の直径をD、組成点Pに対する組糸30の入射角(組糸
30とマンドレル4の軸心との間の角度)をθとする
と、組成点Pとタテ糸用ガイド10の頂壁部11との距
離Yが、Y=(D−d)/2tanθ±αとなるように
設定される。但し、dは表面上に組物を有しない部分の
マンドレル4の外径であり、Dは頂壁部11及び側壁部
14の外側面を延ばした仮想線により定められる直径で
あり、θはボビン2が内側軌道6aと外側軌道6bとの
交点上にあるときのマンドレル4に対する組糸30の入
射角である。尚、タテ糸用ガイド10の組成点側の面の
直径Dは、マンドレル4の外径dの2倍以内とすること
が好ましい。
【0014】上記式におけるαは、タテ糸用ガイド10
が組成点近傍に位置すると見なせる範囲を規定するため
の極小さい値とし、タテ糸用ガイド10が組成点近傍に
位置するとは、ボビン3から供給される組糸30がタテ
糸用ガイド10に常に接触する位置、接触したり接触し
なかったりする位置或いは接触することがなくても実質
的に接触すると見なせる位置を言う。即ち、あと少し組
成点側(右側)に移動させると確実に組糸3に接触して
いる状態となる位置を組成点近傍という。
【0015】以上のように本実施の形態では、タテ糸用
ガイド10を組成点近傍に配置したので、組成点Pに向
かうタテ糸50をマンドレル4上の所定の位置に正確に
案内することができ、例えばマンドレル4上の円周方向
に隙間無く且つ重なることなくタテ糸50を並べること
ができる。タテ糸50の並べ方としては、上記例の他に
マンドレル4の円周方向の半分のみを隙間無く覆うよう
に配列する場合や、マンドレル4の円周方向の全域に渡
って間隔をおいて配列する場合等がある。
【0016】また、タテ糸用ガイド10の組成点側の縁
部が湾曲するように切り落とされているので、組成点P
に向かって走行する組糸30が接触して生じる不都合を
防止できる。尚、本実施の形態のように、タテ糸用ガイ
ド10の組成点側の縁部を湾曲するように切り落とすこ
とが好ましいが、その他種々の変更案が考えられ、例え
ば直線状に切り落とすようにしてもよい。
【0017】更に、テープ型のタテ糸50を使用してい
るので、直径をさほど大きくすることなくマンドレル4
の表面を容易に隙間が無い状態で覆うことができる。
尚、組糸30としては、断面形状がタテ糸50と同様の
長方形状のものの他、楕円形や円形となるものが使用さ
れる。
【0018】本実施の形態はマンドレル4上に組糸30
及びタテ糸50のみを組み合わせる例としたが、ボビン
2の走行軌道6の内側軌道6aと外側軌道6bとの間か
ら供給される中央糸も同時に組み合わせるようにしても
よい。また、組糸30を供給するボビン3が、水平に配
置した円盤上を走行するようにしたり、所定の曲率半径
を有する曲板から構成される円筒状部材の内壁面上を走
行するようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるので、
以下のような効果を奏する。 請求項1記載の発明によれば、タテ糸用ガイドを管
状体上の所定の位置に正確に配列させることができる。
従って、例えばタテ糸により管状体上を正確に隙間無く
覆うことにより、円周方向に等質な組紐を製造すること
ができる。 請求項2記載の発明によれば、組成点に向かう組糸
がタテ糸用ガイドの組成点側の縁部に擦れることにより
生じる不都合、例えば組み具合が乱れたり或いはタテ糸
が傷んだりすることを防止できる。 請求項3記載の発明によれば、管状体を薄く且つ隙
間無く覆い易いテープ型のタテ糸により、小さな直径の
等質な組紐を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の組紐製造装置を示す概略側面図
である。
【図2】タテ糸用ガイドの配置位置を説明するための説
明図である。
【図3】タテ糸用ガイドの平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】組糸用ボビンの走行軌道を示す側面図である。
【図6】マンドレル4に対する組糸及びタテ糸の組み合
わせ状態を示す斜視図である。
【図7】従来の組紐製造装置を示す概略側面図である。
【符号の説明】
P…組成点、3…ボビン、4…マンドレル(管状体)、
5…パッケージ、9…ブラケット、10…タテ糸用ガイ
ド、13…ガイド孔、30…組糸、50…タテ糸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交絡する組糸と同時にタテ糸を供給しな
    がら管状体上に組物を形成する組紐製造装置であって、
    タテ糸を組成点に案内するためのタテ糸用ガイドを組成
    点近傍に設けた組紐製造装置。
  2. 【請求項2】 タテ糸用ガイドの組成点側の縁部が切り
    落とされている請求項1記載の組紐製造装置。
  3. 【請求項3】 タテ糸用ガイドは同一円周上に位置する
    複数のガイド孔を有し、該ガイド孔は前記円周方向に沿
    う方向を長手方向とする長孔になっている請求項1又は
    2記載の組紐製造装置。
JP19783096A 1996-07-26 1996-07-26 組紐製造装置 Pending JPH1046459A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19783096A JPH1046459A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 組紐製造装置

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JP19783096A JPH1046459A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 組紐製造装置

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JPH1046459A true JPH1046459A (ja) 1998-02-17

Family

ID=16381059

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JP19783096A Pending JPH1046459A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 組紐製造装置

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JP (1) JPH1046459A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130043124A1 (en) * 2010-05-03 2013-02-21 Ilbong Kim Portable hydrogen-rich water generator
CN103614856A (zh) * 2013-12-06 2014-03-05 盛兴隆塑胶电子(深圳)有限公司 绕线装置及其绕线方法
KR101418573B1 (ko) * 2014-03-31 2014-07-11 최용현 이중구조로 이루어진 폴의 제조장치
KR20190056505A (ko) * 2017-11-17 2019-05-27 주식회사 케이티앤지 전자담배용 궐련의 필터를 제조하기 위한 장치 및 제조 방법

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